ゴールデンウィーク後半の5月3日から5月6日までの三泊四日、
師範と師範代の出身地である九州に家族4人で帰省しました。
ベースとしては師範代実家に逗留、そこから近辺にちょこっと足を伸ばしました。
師範の郷里熊本へは訳あって師範単身での訪問。それでは例によってダラダラと駄文を連ねて参ります。
5月7日:初日分を更新
5月8日:二日目分を更新
5月10日:三日目分を更新
5月11日:四日目分を更新して全編更新完了
3日:羽田空港→福岡→鳥栖 |
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4日:熊本 |
5日:久留米→鳥栖 |
6日:鳥栖→福岡→横浜 |
総括 |
既掲載分は地図上の名前をクリックすると記事に飛びます(スマホはゴメン)
行きのフライトは、クソ高いこの日の航空運賃で、比較的値段の安い午後の便。 だってほら、家族4人だと飛行機代はバカにならんわけですよ。 更に、まだ安かったずいぶん早い時期に師範代が予約していました。 直前だとスカイマークとかが安いけど、超早割だと2大メジャーが安かったりしますね。
羽田空港でのランチは、丸亀製麺かてんやと決めています。 今回、空港までは家族と別行動で師範ひとりだったので、選んだお店はてんや 羽田空港第2ターミナル店。 ちなみに女性陣は丸亀製麺で食べてました。
選んだメニューはAP天丼 820円。街中のてんやよりお値段の高めですね。 でも、師範の知る限り世界中の主要な空港を見渡しても、 1,000円以下でちゃんと美味しい料理が食べられるのは日本くらいしかない気がします。
昼食の後に家族と合流し、保安検査場を通過した後エアポートラウンジ(南)でコーヒー飲んでます。 たしか500円くらいでビールも飲めるのですが、無料の選択肢があるのに有料のものを選ぶような甲斐性は師範にはございません。
フライトは、羽田空港15:00発ANA259便、機材はボーイング777-200。 使用機到着遅れ&整備遅れで出発時刻が15:15になりました。 でもそれくらいで済むから日本の航空会社は立派だよね。
最近の機内サービスでは、国内線でも映画が見られたりするんですね。
選んだチャンネルは「劇場版ドクターX」。片道では全編見切れないのでフラストレーションが溜まりますが、
(モニター付きの機材であれば)後半は帰りのフライトで見ることにします。
空のお供はサッポロ黒ラベル。本日初のアルコールです。
飛行機は定刻よりちょっと遅れて福岡空港に到着、そこから地下鉄で中洲川端まで。
中洲側から地上に出る際は、ドン・キホーテの中を通るとエスカレーターが使えて、荷物が多い際には便利です・・・と豆知識。
時刻は午後6時を過ぎていましたが、周りはまだ明るくて、あぁ九州に来たなぁ、と感じます。
夕食場所に選んだのは、中洲の那珂川沿いにあるふじけん 中洲店。 前回、飲み友だちと訪問したのはもう3年近く前なんですね。 でも、その時の美味しかった旨をを家族に話したので、師範不在の帰省の際に女性陣が2回も利用しています。 お酒を飲まないグループにも優しいお店です。
お通しは、このお店の名物、七輪で焼く車海老。
サービス良いなぁ、と思うところですが、お通しが一人770円なのでまぁそれくらいするよね、という感じです。
そしてこの海老、ちょい半生くらいで頂くとプリップリでたいそう美味しいのね。
770円が惜しくないと思えるほどでございます。
本日2銘柄めのアルコールは、キリンのクラシックラガー中瓶 720円。 生ビールは一番搾りでした。こういうお店では師範は瓶ビール派です。 決め手は量です。クラシックラガーはいつもと変わらぬ美味しさでした。
最初に注文したのがこちら。
・うにまみれとうふ 990円
自家製の豆腐の上に雲丹が乗せられています。
貧乏孝行舌を白状しますが、師範はウニやイクラの類の善し悪しがイマイチわかっていません。
やたらミョウバン臭いウニや、プッチプチに固いイクラは別にして、その先の解像度が低いのです。
長女がとても好きで頼むらしいのがこちら。
・明太だしまき 850円×2
2つ頼んだうちの1つはまるまる長女が食したと思います。
父親にはその萌えポイントはわかりませんが、美味しい出汁巻き玉子ではあります。
このお店の本命料理がこちら。
・刺身盛り合わせ 7,000円
見てくださいこの美味しいそうな魚たちの姿を!
この日の魚は以下の7種類でした。
・ヒラメ (平戸産)
・シマアジ (対馬産)
・イサキの炙り (志ヶ枝産)
・甘鯛 (鐘崎産)
・カンパチ (鹿児島産)
・石鯛 (対馬産)
・サザエ (対馬産)
九州出身者としてはこういうのが食べたかったんですよ。7,000円はそれなりのお値段ですが、
その金額を超えて大満足であります。
刺身には日本酒ですよねぇ~というわけでこちら。
・白糸 純米 880円
福岡のお酒です。良く言えばしっかりした酒質の、悪く言えば普通酒っぽいお酒でしたが、
キレイキレイな大吟醸より、これくらいパンチのあるお酒の方が九州の甘いお醤油には合うと思います。
九州に来たら必ず食べなきゃいかんのがこちら。
・ゴマ鯖 950円
ゴマ醤油で和えた真鯖です。紛らわしいですが、魚種としてのゴマサバではありません。
東シナ海&日本海側の鯖は、太平洋側よりはるかにアニサキスが少ないと聞いたことがあります。
宿主であるクジラの数の関係ですかね?
季節を感じるつまみとして。
・ホタルイカ 酢味噌 880円
どこのホタルイカか聞き忘れましたが、身の太り方からして富山産のような気がします。
これまた美味しゅうございました。
もう一合、日本酒を頂いております。
・九曜正宗 純米 1,500円
香露で有名な、熊本県酒造研究所のお酒です。リストには無く、「本日のお酒」的に壁に貼られていました。
これが、酸味がしっかりしていてフルーティな香りでめっちゃワインなんですよ。
美味いなぁ、と思ってレシートを見たら一合1,500円。それくらいするよね。
身体を気遣ってサラダも注文。
・豚しゃぶサラダ 850円
豚しゃぶたっぷり、胡麻ドレッシングたっぷり。美味しいっすけど、身体を気遣ったのはどこへやら。
これもこのお店のスペシャリテですね。
・サザエパン 950円
要するにバゲットと食べる和製エスカルゴです。エスカルゴよりクセが無い感じ。
これはワインが欲しくなります。
・・・というわけで、グラスワイン白 720円も頂きました。 多分ですけど、チリあたりのソーヴィニョン・ブランだと思います。違うかも知れません。 スッキリとしていつつ酒質の強さを感じるワインでした。75点くらいかな。
〆のごはんものがこちらです。
・ふじけん巻 950円
・本まぐろトロ押し寿司 1,500円
ふじけん巻は、お刺身の切れっぱしを集めて巻いてあります。これがゴリゴリで美味いっす。
このお値段は絶対にお得です。
鮪は・・・美味しいけどこういうのは東京でも食べられますね。
最後に
・貝汁 500円
です。貝の旨味がしっかり出た美味しい味噌汁でした。
そんな感じのお魚満喫ディナー、お会計は4人分トータルで24,000円くらいでした。
一人6,000円くらいでこんなに楽しめるのはとてもありがたいです(飲む人が一人半なので安いのもありますが)
ちなみにこのお店、すべて掘りごたつ式ではない板張りの座敷で、たばこOKです。
椅子じゃないと長居できない方や、たばこが苦手な方はご注意ください。
■note 24本目。リンク先のカードが表示される場合とされない場合があるの、違いが判らないのよね。
博多で新鮮な魚を満喫・・・ふじけん 中洲店
食べ終わって外に出たのはまだ午後8時頃。 中洲の夜はこれからな感じですが、家族連れなのでおとなしく師範代実家に向かいます。
師範代実家のある鳥栖までは、JR九州の在来線で向かいます。 新幹線もありますが、わざわざ使う距離じゃないんですよね。 在来線特急列車もありますが、コスト・コンシャスな一家なので普通列車(快速)で向かいました。
電車に揺らること30分、鳥栖駅に到着しました。 明日の朝全景を載せますが、比較的本数の多い駅としてはビックリするくらいクラシックな駅舎ですよ。
師範代実家に到着、義妹(師範代妹)が用意してくれていたビールヱビスを頂きます。 本日の3ビール目ですね。ビールはなんでも美味いです。
風呂上がりに更に4ビール目、プレミアムモルツです。
知らないうちに缶のデザインが変わったんですかね?見慣れない缶でした。
そんな感じの九州帰省初日でございました。
今回の帰省の目的は、師範母の米寿のお祝いを熊本で行う予定だったのですが、
あいにく都合が悪くなり会はお流れ。でもその決定がなされる前に熊本の飲み友だちと飲む約束をしていたので、
師範単身熊本へ向かいます。時間はあり過ぎるほどあるので、利用するのは鈍行列車です。
こちらが鳥栖駅。今どき平屋の木造建築です。いつまでもこの姿を維持して欲しい気がします。
鈍行列車は大牟田駅で乗り換え。
JR九州の田舎の在来線って、全部ボックスシートで乗客はガラガラで・・・というイメージでした。
ところが実際はほぼロングシートの2両編成、乗客も多く常に立席乗車な方がいました。
経営厳しいんだろうなぁ。
大牟田からの電車で、幸い車両の端っこにあるクロスシート窓側に座ることが出来たので、改めてプシュッといきます。
銘柄は、ファミリーマート限定のサッポロ至福の香り。
シトラスポップは確かに柑橘類が香ります。長閑な車窓を眺めながらのビール美味ぁ、です。
これをロングシートでプシュッとやっていたら完全にヤバいオッサンなところでした。
鈍行列車に揺られること2時間弱、熊本駅に到着しました。
熊本駅は、新幹線開業に合わせて大変モダンにリニューアルされております。
この日はピーカンの快晴、師範の普段の行いの良さが反映されています。
お昼を食べに向かったのは、市内中心部にある桂花ラーメン 本店。 熊本ラーメンの店は、2年前に黒亭 本店、 6年前に大黒ラーメンを訪問しています。 桂花ラーメン、以前横浜ビブレの地下にあった頃、 幼い長女の習い事に付き合う際によく訪問していました。
こちらが一番ベーシックな桂花ラーメン 850円。
このお店は太肉麺(ターローメン)が有名なのですが、この後食事が待っているし、
この手の店では一番ベーシックなものを注文することを常としておりますので。
ラーメンのお味は、馬油とニンニクの香りがしっかりしていて、安定の熊本ラーメン風味。
懐かしさもあって、大変美味しく頂きました。
ラーメンを堪能した後、熊本ナンバーワンのデパート「鶴屋」を物色して、 その裏の蔦屋書店で知り合いの知り合いの個展を眺めて、いざ向かったのは通町筋手取天満宮の前にある ワインバー タナカ。前回の訪問は2年前、 今日は併設のワインショップでの角打ちに伺いました。明るいうちからワイン、良いっすよね~。
角打ちというと、普通はカウンターで立ち飲みで頂くわけですが、このお店はテラスにテーブル席があって、 そこを利用できます。なんと素晴らしいのでしょう。 特に今回は、このお店を0次会の待ち合わせ場所にしていましたし、 暑くなく寒くなくの気候だったので、最高のシチュエーションです。
名称 | Arabella Chenin Blanc 2023 アラベラ シュナン・ブラン 2023 |
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生産者 | Arabella (DeWet) アラベラ (デ・ウェット) |
価格 | 500円 (Glass 50ml / 3杯セット1,500円 ) |
購入店 | ワインバー タナカ |
グラスワインは600円から(80ml)。この日のラインナップは白3種/赤3種。
それに加えて「3種飲み比べセット:各50ml」というのがあります。
グラスワインから3種自由に選べるとのこと。
もちろん師範はその飲み比べセットにして、『白1種/赤2種で、銘柄はお任せします。』にしました。
だってほら、どれが美味しいかはお店の方が一番知っているでしょ。
選んで頂いた白がこちら、南アフリカのシュナン・ブランです。
インポーターは「ENEOS マテリアルトレーディング」。ここから合流した
こめだわらびーむさんと、「なぜ石油元売りがワインを?」
と話題にしておりました。
色は薄めのレモン色、香りは柑橘系の香りがしっかりしています。
樽熟はしていなさそうで、ストレートにフレッシュな果実の香りです。
味わいは、思いのほか酸がしっかりしていて、旨味も感じます。
シンプルですが、おいしいシュナン・ブランです。
ちょっとだけオイリーな感じがしますが、決して石油タンカーで運んでいるわけではないと思います。
点数 | 77点 |
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名称 | Famille Gras Heritage 2021 ファミーユ・グラ エリタージュ 2021 |
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生産者 | Familles Gras (Dom. Santa Duc) ファミーユ・グラ (ドメーヌ・サンタ・デュック) |
価格 | 500円 (Glass 50ml / 3杯セット1,500円 ) |
購入店 | ワインバー タナカ |
赤の1本目に選んで頂いたのは、南仏の赤でグルナッシュ主体。
造り手は、有名な「サンタ・デュック」の中の人「イヴ・グラ」さんという方。
この銘柄とはずいぶん以前に稽古しています。
当時はサンタ・デュック銘柄だったんですけど、別ブランドにしたんですね。
まずびっくりしたのはその色です。まるでピノ・ノワールのような明るい赤紫色で、
これがグルナッシュだとはちょっと想像できません。
香りもピノ・ノワールみたいな華やか系。ただ、青畳感があるというか、南仏らしい田舎っぽさがあるのが玉に傷かな。
味わいは、外観の割には渋味がしっかりしているあたりも南仏っぽいですね。
香り華やかで味わいしっかり、上手な造り手がコストを抑えながら造ったワイン、という感じです。
今日みたいな日に屋外で頂く赤としてはナイスなチョイスでした。
点数 | 78点 |
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名称 | Love Rosso 2021 ラヴ・ロッソ 2021 |
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生産者 | Natale Verga ナターレ・ヴェルガ |
価格 | 500円 (Glass 50ml / 3杯セット1,500円 ) |
購入店 | ワインバー タナカ |
選んでいただいたもう1本の赤がこちら、イタリアはヴェネト州にて陰干し葡萄を使われたワインです。
この銘柄名でこのラベル、自分だったらまず選ばないですね。
ヒトサマに選んでいただくと、こういう思いがけない出会い、セレンディピティがあって楽しいです。
色は、前の南仏とはうって変わってしっかり濃い紫色。外観だけで「どっちが南仏でどっちがヴェネトでしょう?」
と聞かれたら絶対間違うやつです。
香りは、陰干しブドウに共通するレーズンのような乾いたフルーツと、
一緒に梗や葉っぱも混ぜちゃったような青っぽさを感じます。
味わいは、甘さしっかりで苦味もしっかり。廉価版アマローネな感じです。
美味しいんですけど、あまりお昼向きではなかったかも知れません。
こんなラベルですから、もっとしっとりとしたシチュエーション、深夜にカップルが酌み交わすワインだと思いました。
点数 | 76点 |
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この3種類と稽古して、このシチュエーションで1,500円ですよ。熊本良いなぁ。 住んでいたら通い詰めてしまいそうな感じのお店でした。
角打ちで6人が揃って、予約時間の午後4時前に次のお店に向かいます。
会場としてくまべさんに予約して頂いたのは、
T-LAB/ポムドテールというお店。熊本市の中心街、上通にあります。
熊本のワイン関連の方が良く使われるお店、とのことでした。
店は、まるで京都の町屋みたいな、間口が狭く奥行きのあるビルの二階。フロア自体もどんどん広げていったらしく、
かなり複雑な造りになっています。そのうち、一番奥?の個室っぽくなっている場所を使わせて頂きました。
今回の参加者は下記の皆さんです。
・くまべ ゆみさん(幹事役ありがとうです)
・chat_et_vinさん&奥様(高校の先輩 from 熊本)
・ぐぇすさん(お久しぶり from 福岡)
・こめだわらびーむさん(初めまして from 福岡)
・jinichiさん&aikoさん(先週お誘いしたら「行きます!」のフッ軽ペア)
・安ワイン道場師範(言い出しっぺ)
名称 | Aurèlia Brut Nature Reserva N.V. オーレリア ブリュット・ナチュレ レセルバ N.V. |
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生産者 | Castel d'Age カステル・ダージュ |
価格 | 3,630円 (お店価格) |
購入店 | T-LAB/ポムドテール |
ワインのチョイスは、くまべさんがまるでお店の人みたいに何本か並べて、その中から皆で選ぶ、というスタイルです。
初めの1本はもちろん泡で、スペイン産のカバ。ブリュット・ナチュレなのでドザージュ無しみたいですね。
キリっと行きたい気分で選ばさせて頂きました。
泡のキメは細かくさすが瓶内二次発酵なのですが、泡のボリュームはややおとなしい感じです。
香りも、熟れたリンゴや甘めの柑橘、それにほんのり熟成感もあって複雑さはあるのですが、ボリューム自体は小さめです。
味わいは、泡が少なめなこともあって柔らかい印象で、酸味もそんなに鋭くはありません。
カバなのでどこか金属っぽさがあって、もっとカッチリ&キリっとした泡を想像していましたが、
意外と柔らかなスパークリングでした。
シャンパーニュとは系統が異なりますが、料理に合わせやすい良いスパークリングだと思います。
点数 | 78点 |
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熊本城見物のあとに参加されたjinichi&aikoペアも揃って、改めて乾杯。 熊本から3名、福岡から2名、関東から3名の飲み会、本日はよろしくお願いします。
名称 | Langlois Crémant de Loire N.V. ラングロワ クレマン・ド・ロワール N.V. |
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生産者 | Langlois ラングロワ |
価格 | 3,740円 (お店価格) |
購入店 | T-LAB/ポムドテール |
スパークリングをもう1本頂きます。
こちらはフランス中部ロワール地方のクレマンで、
造り手のラングロワは、シャンパーニュのボランジェが経営に参加しているようです。
前の泡がブランでしたから次はロゼでしょう、ということで選ばせて頂きました。
色は、かなり薄めのオレンジ・ピンクです。
香りは、ロゼらしくほんのりベリーの香りを感じますが、
品種はピノ・ノワールじゃなくてカベルネ・フランとのこと。
確かに、ピーマンっぽいような香草の風味があるような気がします。
味わいは、泡は弱めで甘さ控えめ、酸味も穏やかでまろやかな感じです。
あまり強い主張はなくて、こちらも料理に合わせやすいスパークリングのロゼ、といった感じでした。
こんなんで良いんですよ。ロゼの泡というだけでテーブルが華やかになりますからね。
点数 | 77点 |
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料理もくまべさんにお任せで。
・豚肉のリエット
こういうのがあると、チビチビ食べていくらでもワインが飲める気がします。
名称 | Randersacker Ewig Leben "Klassiker" Trocken Silvaner 2023 ランダースアッカー・エーヴィヒ・レーベン "クラッシカー" トロッケン シルヴァーナ― 2023 |
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生産者 | Trockene Schmitts トロッケーネ・シュミッツ |
価格 | 3,050円 (お店価格) |
購入店 | T-LAB/ポムドテール |
白の1本目に選んだのがこちら。ドイツはフランケン地方のシルヴァーナーです。
こういうボックスボイテル型のボトル、置き場所に困るんですよね。
なので自分ではめったに買わないのですが、こういうお店にあると興味が湧く対象ではあります。
色は無色に近い感じです。
香りは、北の白ワインらしく、野バラみたいな小さくて白い花の香りがします。
味わいに甘さはほぼ感じず、酸味がしっかりしていて、とてもクリアな印象です。
シンプルながらキレイなシルヴァーナー、という感じのワインでした。
このボトル形状じゃなければもっと購入機会も増えるんでしょうけど、
それはそれで文化的要素を失うようで、難しいところですね。
点数 | 79点 |
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魚をドドーン!と出して頂きました。
・天草産石鯛のカルパッチョ
ネットリしたテクスチャで、
昨日の刺身盛り合わせの石鯛みたいなゴリゴリ感は無くて、
関東風に旨味を重視した感じでした。確かにカルパッチョでゴリゴリだと食べづらいよね。
参加者は基本的にこちら側出身(一番東が広島)なので、ゴリゴリ礼賛の話題でもちきりでした。
名称 | Langhe Arneis "Sirena" 2023 ランゲ・アルネイズ "シレナ" 2023 |
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生産者 | Ca'Viola カ・ヴィオラ |
価格 | 3,850円 (お店価格) |
購入店 | T-LAB/ポムドテール |
白の2本目はこちら。皆さんワインにお詳しくていろいろ飲まれてはいるのですが、
「アルネイスってあまり飲まないよね」ということでこのワインが選ばれました。
師範の経験から、アルネイズってまるでエーデルワイスみたいな優しい印象の品種名ですが、
飲んでみるとカッチカチなワインが多い印象があります。
外観は、やや緑っぽさがあって若さを感じるレモン色です。
香りのボリュームは控えめで、このワインも小さな白い花系の雰囲気ですね。
味わいは、思いのほか酸味控えめで柔らかい印象です。これはちょっと意外でした。
師範が記憶しているアルネイズとはちょっと違う傾向な気がします。
ちなみに、アルネイスじゃなくてアルネイズと書いていますが、
イタリアワインに詳しい界隈でそっちが正解、みたいなことを言われている旨お聞きしたので、
世間一般の流れに逆らってそう記載しています。
点数 | 76点 |
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くまべさんお気に入りの料理がこちら。
・十勝産マッシュルームのオーブン焼き
ベーコンの脂を吸ったマッシュルームが、後を引く美味しさでした。
あと、バゲットが添えられがちなのもワインのこと良くわかっているなあ、という感じです。
名称 | Vézelay "Galerne" 2022 ヴェズレィ "ガレルヌ" 2022 |
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生産者 | Montanet-Thoden モンタネ・トダン |
価格 | 4,980円 (お店価格) |
購入店 | T-LAB/ポムドテール |
次も白ですが、前の白2本は軽めのものが続いたので、しっかりしていそうな気配を感じてチョイスされました。
ヴェズレィというAOCは初耳でしたが、ブルゴーニュのコート・ドールの北、シャブリに近いあたりにあるみたいです。
一瞬Volnay(ヴォルネィ)かと思いました。
最初、どこのワインかわからなかったので品種当てをしていたわけですが、これはわかりやすくシャルドネでしたね。
それも、ミネラルっぽさを強く感じるシャブリ地区のシャルドネ的な感じです。
軽く樽が使われているようで、ほんのり香ばしさも感じます。
味わいは軽めですが、スーッと入ってくる感じがあってとてもスムーズです。
ブラインドだったら「シャブリ」というでしょうね。
分かりやすくしみじみ美味いワインです。やっぱり師範は保守的なのかな、こういうのが良いと感じがちです。
点数 | 80点 |
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料理が続きます。
・豚肩ロースの自家製ハム
お皿一杯のハム、見ただけでニッコリします。
更に料理が続きます。
・砂肝のスモーク
九州人は砂肝を「すなずり」って言うよね。そっちの方が食感と語感が近い気がするのよね。
名称 | Cage Wine Rosé 2023 ケージ・ワイン ロゼ 2023 |
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生産者 | Cage Wine ケージ・ワイン |
価格 | (jinichiさん&aikoさんから) |
購入店 | T-LAB/ポムドテール |
この会の前日に、南アフリカでワインを造られている佐藤圭史さんのセミナーに参加されたjinichi&aikoペアから、
彼のワイン"Cage Wine"のロゼが提供されました。
この造り手のワインは以前スパークリングと稽古しています。
ご本人が積極的に日本でプロモーションをされていて、
最近ご自分でインポーターを立ち上げられたとのことみたいです。
外観はかなり濃いめのピンク色です。
香りを嗅ぐと、まるで赤ワインのようなベリーの雰囲気を感じます。目をつぶれば全く赤ワインですね。
味わいにも赤っぽい渋味があって、とてもしっかりした味わいのロゼ、という印象です。
個人的な嗜好として、師範は白に近いさっぱりしたロゼより、赤に近いしっかりしたロゼが好きみたいです。
このワインも後者でした。貴重なワインのご提供、ありがとうです!>jinichi&aikoさん
点数 | 81点 |
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サラダもドドーン!といきます。
マッシュルームとナッツのサラダ
マッシュルームのサクッとした歯ごたえと、ナッツの香ばしさが楽しいサラダです。良いなぁ、これ。
料理どんどんいきます。
・イワシとトマトのチーズ焼き
熊本らしいメニューをと考えて、「イワシが天草産かな」と思ってこれを注文したのですが、
chat et vinさん曰く『最近天草ではイワシはほとんど獲れない』とのこと。そうなんですね。
イワシは大阪の「金太郎いわし」が逸品、という話になっていました。大阪に食べに行かなきゃ!です。
この料理は・・・
・グラタン・パルマンティエ
かな?写真にはあるけど食べたことをあまり覚えておりません。
名称 | Rinklin Spätburgunder 2022 リンクリン シュペートブルグンダー 2022 |
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生産者 | Linklin リンクリン |
価格 | 3,080円 (お店価格) |
購入店 | T-LAB/ポムドテール |
「赤も3本くらいは飲むでしょう」ということで、まずは軽めのシュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)から。
産地はドイツのバーデン地方。
何度か書いていると思いますが、若かりし頃の師範はバーデン・バーデンのスパへ行って衝撃を受けました。
なので「バーデン」と聞くと心穏やかではありません。
外観は、北のピノらしくかなり薄めの赤紫色です。グラスの内側に細かな気泡が付くくらいに微発泡しています。
香りは、期待通りの華やかさですね。ピュアなサクランボやキイチゴっぽい香りで、樽熟はしていないと思います。
味わいも軽め、すっぴんの甘酸っぱさですね。
バーデン・バーデンと同じく、素っ裸のブドウ感が味わえるワインでした。
こういうの、最近は好きなんですよ。厚く樽で着飾ったピノも良いですが、こういうすっぴんのピノも良いです。
ただし、値段次第ではあります。
点数 | 82点 |
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チーズの盛り合わせを頂きました。
・タカラのタカラ(タカラ工房/日本):まるでコンテです。美味しい。
・イエトスト(ノルウェー):まるでキャラメルです。ビックリ。
・カマンベール(吉田牧場/日本):まるでカマンベールです。当たり前か。
・ミモレット 6ヵ月(フランス):これくらいの熟成感が食べやすいですね。
個性豊かで楽しめるチーズたちでした。
名称 | Rosso del Veronese 2021 ロッソ・デル・ヴェロネーゼ 2021 |
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生産者 | L'Arco ラルコ |
価格 | 4,290円 (お店価格) |
購入店 | T-LAB/ポムドテール |
赤の2本目は、みんな大好きラルコのワイン。
この銘柄の2018年産とは3年前に稽古しておりますが、
お値段を考えると大変好印象だった記憶があります。
なので、このワインを見た時も「ラルコ!ラルコ!!」と内心盛り上がっておりました。
品種は「コルヴィーナ55%、ロンディネッラ15%、モリナーラ10%、サンジョヴェーゼ/テロルデゴ計20%」とのこと。
あまり単体では飲まない品種ばかりです。
色は、キレイな紫色ですが、濃さはそれほどでもありません。ヴェネト州はイタリアでもかなり北ですからね。
香りのボリュームはとても立派で、イチゴジャムのような甘く熟したベリーの香りを感じます。
味わいは、明らかにこれまでのワインとは一線を画す甘さです。
でも、甘ったるくは感じさせないあたりがさすがラルコです。
やっぱり美味いな、このワイン。甘さしっかりなので、あまりワインを飲みなれない方にも美味しく感じられると思います。
安ワインじゃないのですが、ラルコは安ワイン道場師範お薦めの生産者です。
点数 | 85点 |
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パスタも頂いております。
・トマトとチーズとバジルのパスタ
ですかね?正式名称はわかりません。テーブルに届けられた時にはこのような状態でした。
それを・・・
くまべさんが攪拌してくれます。その手際の良さはまるでお店の人みたいです。
そして各人のお皿に盛られたのがこの姿です。パスタが乗っていない部分を汚さないあたり、プロの所業ですね。
パスタ自体も、茹で加減もちょうど良く味わいしっかりで、大変美味しゅうございました。
名称 | Aglianico del Vulture "Pipoli" 2021 アリアニコ・デル・ヴルトゥーレ "ピポリ" 2021 |
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生産者 | Vigneti del Vulture ヴィニエティ・デル・ヴルトゥーレ |
価格 | 2,640円 (お店価格) |
購入店 | T-LAB/ポムドテール |
最後の赤がこちら。イタリアのワイン産地としてはややマイナーなバジリカータ州で、
イタリア全土で美味しいワインを造る「ファルネーゼ」が経営するワイナリーによるアリアニコ種のワインです。
この銘柄の2015年産とは7年前に稽古しておりますが、
あの当時とはラベルのデザインが変わっていますね。
さてこちらのワイン、以前同様大変重いボトルに入っています。
色はしっかりと濃い紫色で、香りのボリュームもしっかり。黒系果実の香りに加えて、スパイスのような雰囲気もあります。
そんなボトルや外観の印象に反して、味わいはやや軽めで柔らかなんですね。
「薄い」の一歩手前「エレガント」くらいの重さです。
順番的にラルコの後に飲んだこともあるとは思いますが、見た目よりは軽い印象のワインでした。
それにしても、この値段は安いですよね。さすがファルネーゼ一門です。
点数 | 81点 |
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さらに料理があります。
・チーズたっぷりのピザ
すでに料理名を書き留める努力を放棄しております。見た目通りチーズたっぷりで美味しゅうございました。
名称 | Stellenrust "Noble Late Harvest" Chenin d'Muscat 2022 ステレンラスト "ノーブル・レイト・ハーベスト" シュナン・ド・ミュスカ 2022 |
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生産者 | Stellenrust Wines ステレンラスト・ワインズ |
価格 | 3,410円 (お店価格) |
購入店 | T-LAB/ポムドテール |
最後にデザートワインを頂きます。
参加者のうち、くまべさんとjinichi&aikoさんは、昨年南アフリカのワイナリーをめぐるツアーに参加されたとのことで、
最後のワインも南アフリカ産が選ばれました。
この銘柄の2021年産は、1年半前にドイツワインの試飲会の席に
飲み比べたくて敢えて持参したことがあります。
0次会を除いても8人で10本目、細かいことは覚えていないわけですが、
メモには「甘いけど酸しっかり」と書いています。
前述した2021年産の時も同じようなことを書いていますね。
多分、毎年同じようにクオリティの高い甘口ワインが出来る産地なんだと思います。
やっぱり良いっすね、このワイン。明確にマスカットの香りがする、わかりやすく美味しいデザートワインでした。
点数 | 83点 |
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最後のデザートに
・アイス
も頂いているようです。ナッツが入っていて、ソルベとミントの葉が乗せられていて・・・ということが写真からわかります。
記憶にはありませんけど。
そんな熊本でのワイン会、お会計は一人分12,800円ではなかったかと思います。そのあたりも記憶おぼろげでスミマセン。
「T-LAB/ポムドテール」で稽古したワインたち。日本中どこでも人数+α本。
盛り上がっておりまして、参加者全員で二次会へ。
なんと、師範以外の遠方参加組は皆さん熊本に宿を取っておられるみたい。
みんな気合入り過ぎ!
師範は残念ながら鳥栖まで帰らなければならないので、新幹線で帰れる時間いっぱいまでお付き合いすることにしました。
そんなみんなで向かったのは、カフェ・ラフカディオというカフェ&ワインバー。
近頃熊本で熱いエリア、上通の裏の「かみのうら」というあたりにあるオシャレなお店です。
名称 | Passo de Gigante "Moda Velha" 2023 パッソ・デ・ジガンテ "モーダ・ベーリャ" 2023 |
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生産者 | Passo de Gigante (João Pedro da Mota Pires) パッソ・デ・ジガンテ (ホアン・ペドロ・ダ・モタ・パイレス) |
価格 | |
購入店 | カフェ・ラフカディオ |
やっぱりまた泡から飲みなおすわけです。
お店の方に数本持ってきて頂いたのですが、そのなかでこのポルトガル産の泡はだれも見たことが無くて、
インポーターも「ペドリンハム奈津子」さんという個人輸入っぽいのも気になって、これをチョイスさせていただきました。
外観は、かなり濁りのある、やや濃いめのレモン色です。この時初めてこのワインが自然派であることに気が付きました。
香りはめっちゃナチュナチュしています。手洗い所にレモン石鹸がぶら下がっている田舎の無人駅のトイレ感があります。
味わいも「ザ・自然派」ですね。かなり酸味がしっかりしていて、舌がギュッとなる収斂感があります。
典型的な自然派のペットナットでした。あるニッチな層にはぶっ刺さるワインだとは思いますが、
今回の参加者にはそこまで極右の自然派はいませんでしたので、皆さん微妙な反応をされていました。
グラス1杯分は飲めない方もいましたよ。
点数 | 69点 |
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そんなワインとは知らずに、皆さんでにこやかに乾杯しております。あはは。
名称 | Pol Roger Blanc de Blancs Brut 2015 ポル・ロジェ ブラン・ド・ブラン ブリュット 2015 |
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生産者 | Pol Roger ポル・ロジェ |
価格 | 22,000円 (お店価格) |
購入店 | カフェ・ラフカディオ |
口直しに、というわけではありませんが、ぐぇすさんがお店の棚だったかリストだったかからこのワインを見つけて、
『これ絶対安いっすよね』ってことを主張されておりました(22,000円です)。
このクラスのシャンパーニュの高い/安いには全く知見の無い師範ですから、反対する理由などないですし、
気持ちも大きくなっておりますので「いきましょ~!」ということになりました。
泡のボリュームは、この日に稽古したスパークリング4本の中で一番たっぷりで、一番キメが細かかったと思います。
香りは「これぞシャンパーニュ」ですね。アップルパイの香りにブリオッシュの香ばしさ、それにほんのり漬物的な熟成香を感じます。
味わいは、正直まだ若かったかもしれません。シャンパーニュ特有の、
そしてブラン・ド・ブランに顕著な酸の強さがダイレクトに感じられ、享楽的な味わいになる一歩手前でした。
あと10年くらい置いとくと大化けするシャンパーニュ、という気がしました。
とはいえこういう機会でもなければそれも確かめられないわけで、シャンパーニュ解像度の向上に貢献して頂きありがとうございます!
点数 | 82点 |
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そんな感じの二次会、まだ盛り上がっておりましたが師範は泣く泣く9時半過ぎにドロンしました。
お会計は・・・くまべさんに「あとでPayPayします」とお伝えして置いたのですが、
『次に関東に行った時にアテンドしてください』ということで、(無職だけど)出世払いとさせて頂くことになりました。
みなさま同席頂きありがとうございました!
帰りは、まず通町筋から熊本駅までは熊本市電で。 久しぶりにチンチン電車に乗ったなぁ。ちなみにSuica/Pasmo等には対応しておりませんのでご注意ください。
熊本駅からは新幹線、30分くらいで久留米まで着いちゃうのね。早いなぁ。 鳥栖-熊本間の料金は、在来線普通電車だと1,930円、新幹線利用だと3,940円。 時給の高い人は後者でしょうね・・・ってか鈍行選ぶ人は少ないか。
久留米駅で在来線に乗り換えて、無事師範代実家に到着することができました。お疲れさまでした>自分。
そんな感じの九州帰省2日目でした。
■note 25本目。書いている内容はこのページと似たようなものだけど、グラスも含めて撮ったものを使っています。
熊本でワイン三昧・・・ワインバー タナカ、T-LAB/ポムドテール、カフェ・ラフカディオ
本日は師範代実家近辺の移動が多いので、「カースレンタカー」というところで車をレンタルしました。
車種はダイハツのロッキー、半日借りてお値段は5,000円ちょっとだったと思います。
それでは、本日の食事場所へ向かいます。
義妹(師範代の妹)一家とのランチは、久留米市の西、筑後川沿いにあるうなぎ処 柳栄館というお店。 この地方特有の、鰻のせいろ蒸しが食べられるお店です。 鰻、絶滅危惧種ですからめったに食べることはありませんが、子供の日プレミアム&こういう文化を維持するための食事は例外に (という言い訳を)しております。
店内は、いくつもの個室に分かれていて、落ち着いた良い感じです。 一番奥の、庭が見える良い部屋に案内して頂きました。 座敷ですが椅子なのも良いですね。
料理の到着を待つ間、 アサヒのスーパードライ 600円を義弟(だけど師範より年上)と頂きました。 まだ午前中ですが、ビールはいつ飲んでも美味いのです。たとえそれがスーパードライだったとしても、です。
師範が頼んだ料理は、上せいろ蒸し御膳 4,700円です。 ちょっとひつまぶし的な食べ方ができるようになっていて、後半はお出汁をかけて頂きます。 九州の鰻はタレの味が濃いめな印象がありますが、ここのは比較的さっぱりしていて、いくらでも食べられる感じでした。
お酒のリストには、鍋島が800円と書かれていたのですが、そうそうに食べ終わっちゃったので頼みそびれました。
女性陣は食後にパフェなんぞを食べておられました。鰻とパフェ、盆と正月が一緒に来たみたいな感じですね。
お会計は、7人分トータルで32,000円くらいだったようです。
たまの贅沢、次に鰻を食べるのはまた1年後くらいかな?
■note 26本目。早く鰻の完全養殖が成功すると良いですね。
筑後名物 鰻のせいろ蒸し・・・うなぎ処 柳栄館
食事の後は、義父のお墓参り。みんな健康で楽しく暮らしております。今後も見守って頂きますよう、よろしくお願いします。
お墓参りの後、新鳥栖駅近くにあるアンジェ ココというケーキ屋さんでケーキを調達。 ゴールデンウィーク中だからかいつもそうなのかは分かりませんが、お店の外にも列ができるほど混雑しておりました。
買ってきたケーキで、師範代実家にてお茶会。皆さんコーヒーや紅茶をお召し上がりでしたが、 もちろん師範はというと・・・
アサヒのビタリストです。これも多分義妹が買ってきてくれていたものだと思います。 (師範には珍しく)本日2ビールともアサヒですね。 しっかり苦くて美味いので、ロングセラー商品になって欲しい銘柄です。
名称 | Georgian Sun "9 Bunches" 2023 ジョージアン・サン "9 バンチェス" 2023 |
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生産者 | Vazisubani Estate ヴァジスバニ・エステート |
価格 | (義妹から) |
購入店 |
師範代実家で頂いたこのワインは、義妹がカルディのワインくじで買ってきて頂いたもの。
いつもありがとうございます。
本人は末等で残念そうでしたが、いやいやこういう珍しいワインは嬉しいんですよ。
くじにジョージア産のワイン入れるなんてカルディもなかなか尖ってますね。
品種は、キシ40%/ムツヴァネ25%/ヒフヴィ20%/ルカツィテリ15%、ジョージアの白品種の詰め合わせセットみたいな感じ。
合わせた料理は、スーパーで買ってきたお寿司です。
色は薄めですが、やや赤みがあって若干オレンジがかった色合いに感じます。
香りはいかにもジョージアです。グレープフルーツ的な酸を感じる柑橘香にハーブ香、
加えて自然派っぽいセメダインのような揮発香があります。
味わいは、ほんのり甘めで酸味もそこそこ。カチッとした固い旨味が全体を引き締めています。
美味しいワインですよ。ただ、いわゆる自然派ではありませんが、ジョージアはどれも自然派と地続きのような気がして、
このワインからもそういう気配を感じ取ってしまいます。味覚は経験に引きずられますねぇ。
点数 | 75点 |
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食後酒はブランデーを頂きました。
師範代実家の棚の奥に眠っていた、少なくとも7年以上前に開けられたサントリーのVSOPです。
全く傷んだ様子はなく、普通に飲めました。ハードリカーは管理が楽で良いですね。
ちょっともったいないですが、後半は氷と炭酸で割ってブランデー・ハイボールにして頂きました。
そんな九州滞在3日目でございました。
一家の大黒柱が無職の師範家ですから、正規のお店で商品を買うなどといった贅沢は許されません。
というわけで、売れ残り商品を集めた商店街に家族4人で繰り出しました。
ゴールデンウィーク最終日、きっと人でいっぱい・・・かと思ったけどそれほどでもなかったっすね。
雨がぱらつく天気だったからか、あるいはもうアウトレットのブームも終わったのかな?
ここで買いたかったのが、師範の財布です。
これまで財布は多分30年くらい使っていたと思います。
自分のものだと経年劣化がわからないので、それほど古さは気にならなかったのですが、
第三者が見れば「これぞ無職の財布」って感じだったと思います。
この財布は、長女と次女からの父の日のプレゼントとして買って貰いました。ありがとうね。早速使います。
鳥栖のプレミアムアウトレットには、エノテカのワインショップが入っているのですが、 どうやら撤退するらしく閉店セールが行われていました。 でも、あまり安くは無かったかな?売れ残っても別のお店に移せば良いだけですからね。
もう1店舗だけ、ワインが売られているお店があります。
久世福商店が運営しているサンクゼールという食品店です。
ここが運営するワイナリーのワインや、輸入されたワインが少量売られています。
目についたのは、北海道のナイアガラが使われたワインのハーフボトル。
ヴィンテージの入れ替えで20%オフ、試飲もありました。
かなり甘めのワインでしたが、無料試飲したら極力買う主義です(チキンとも言います)
プレミアム・アウトレットへの行き帰りは西鉄バスを利用しました。 福岡の交通手段といえば西鉄バスですよね(ここは佐賀だけど)。車体は40年前と同じカラーリング、懐かしいなぁ。
お昼過ぎ、鳥栖から福岡へ移動します。もちろん在来線です。
JR九州普通電車の車両、JR東日本のものよりも席間が広く感じるんだけど、3つドアだからですかね?
座席の向きを変えられたりするし、乗り心地が良い気がします。
午後2時半過ぎ、遅い時間のランチは博多やりうどん 別邸 空港店にて。
長女がここのうどんが好きみたいです。家族で移動する時も、友だちと来た時も、必ずここで食べるみたい。
時間が時間なので、並ぶこと無く入店することができました。
それでも、もつ鍋の店「おおやま」は並んでいましたよ。「こんな時間にもつ鍋?」って思うけどね(みなとみらいにも店舗があるそうです)
こちらが、師範が注文した博多やりうどん 890円。 細長いゴボウの天ぷらを槍に見立てているそうです。あと、丸天(さつま揚げ的な練り物)も浮かんでいます。 うどんの麺は、九州のうどんらしいソフトでしなやかなテクスチャ。出汁は、鰹節主体の香りが良くて澄んだ汁。 美味しゅうございました。
うどんだけじゃさみしいので、鍋島 山田錦 純米吟醸 950円も頂きました。
九州の甘い醤油に張り合えるような、しっかりした甘さのあるお酒。
美味しいんだけど、半合も無いようなこの量で950円はちょっと残念です。
女性陣も思い思いのうどんを食べて、食後に梅が枝餅なども楽しんで、お会計は5,000円弱でした。
うどん屋でビールを頼まなかったのは、福岡空港エアポートラウンジで缶ビールが無料だからです。 一番搾りとスーパードライが選べましたが、スーパードライは前日に飲んでいるので、ここは一番搾りをチョイス。 これでこの旅8本目のビールです。
帰りのフライトは、福岡16:20発ANA260便。機材はボーイング787。
昔語りっぽくなってきますが、
大型旅客機のメーカーって、師範が若いころから米国のボーイング、欧州のエアバスの2社寡占になっちゃいましたね。
ロッキードやダグラスは淘汰され、ここに破壊的なイノベーションは起こりませんでした。
日本メーカー、自動車では強いんだけど航空機では勝てなかったなぁ。このB787なんて、かなりの部品は日本製なのにね。
この新しいB787にも個別に映画が楽しめるモニターがあります。
幸い行きのフライトで半分見た映画「劇場版ドクターX」の続きを見ることが出来ました。
映画のお供はパーフェクト サントリービール。
そんなに好きな銘柄ではないのですが、ここは「飲んでない銘柄」優先でチョイス致しました。
西から東だと偏西風に乗って飛行機は早く着きます。機材到着遅れと羽田空港の混雑で出発がかなり遅れた割には、 定刻+αくらいの遅延で羽田に到着しました。
羽田空港からは京急線で横浜へ向かいます。 車内に家族4人近いところに座ったのですが、直接会話せずにLINEで今宵のお店の相談をするあたりが今どきだなぁ、と。
そんな相談の後、今夜の夕食場所に選んだのはTGI Fridays 横浜西口店。
なんとなくアメリカンな料理が食べたくなったので提案したら、家族のOKを頂きました。
店は、横浜駅西口のロータリー沿い。バス停から見えるので気になっていた店です。
アメリカン風な女性の制服がかわらしいですね(オッサン目線)
まずは旅行の無事を祝して乾杯(金額は全て税別です)
・師範代:St Lemonade Slush 550円
・長女:Mango Peach Slush 550円
・次女:Strawberry Daiquiri 790円
師範は↓のワインを頂きました。
名称 | Angeaile Blanc Semi Seco N.V. アンジュエール ブラン セミ・セコ N.V. |
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生産者 | Fleixenet フレシネ |
価格 | 1,650円 (Half : お店価格・税込) |
購入店 | TGI Fridays 横浜西口店 |
ワインリストには、白が3種、赤が5種、ロゼが1種、泡が2種。
お値段は、泡のローラン・ペリエが15,000円である以外は、すべてボトル3,000円以下(税別)の手ごろなものが並んでいます。
ただ、ハーフはこのスパークリングだけだったんですね。グラスだと少ない/フルだと多いので、
ハーフか、デキャンタを増やして頂けると良いんだけどなぁ。
そんなリストなので、正直あまり気乗りはしなかったけど注文したのがこちらのスパークリングです。
産地はスペイン産ですね。米国産だともう少し心が躍ったんですけどね。
ちなみにこの銘柄は、大昔にも稽古しておりました。
色は薄めで、泡はかなり粗い感じです。この感じはガス添加ですね。
香りは、マスカットのようなブドウの香りがほんのり程度です。
味わいは・・・甘いっす。聞いてないよ~リストに甘口って書いといてよ~・・・というわけであまり口に合いませんでした。
点数 | 67点 |
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料理はこんなものを頼んでいます。
・Chicken & Waffles 1,290円
文字通り、甘いワッフルの上にフライドチキンが乗っています。
だれが考えた組み合わせなのかは分かりませんが、アメリカンっぽくはありますね。
次女が留学中に好きだったメニューらしいです。
次の料理がこちら。
・Tableside Guacamole 1,090円
お店の女性にテーブルで調理して頂きました。
混ぜるものを指定できるし(辛いの苦手な家族がいるのでハラペーニョは少しに)、エンターテイメント性があって楽しゅうございます。
メインの料理がこちら。
・NY Steak 300g 3,990円
米国らしい赤身肉のステーキですね。
ミディアム・レアでお願いしましたが、日本の感覚だとミディアムくらいの焼き加減でした。
次女曰く『ウェルダンとか言ったら黒焦げのが出てくる』らしいです。
スパークリングはアルコール度数が8.5%しかなく、あっという間に蒸発しましたので追加でグラスワインを。
・Glass Gallo Chardonay 590円
アメリカンオークのバニラやココナッツの香りがバリバリです。まるで「ジェネリック・ブレッド&バター」ですが、
こういう香りはきっとこのガロの方が先だったんでしょうね。59点です。
お会計には10%のサービス料と10%消費税がかかって、合計は12,523円でした。 うちは小食ですが、普通の量食べるご家庭だったらこの倍はいくでしょうね。
■note 27本目。良くも悪くもアメリカンな雰囲気を感じたい方にお薦め。
横浜でアメリカンダイナー・・・TGI Fridays 横浜西口店
道場に帰り着いて、荷解きをしてホッと一息、の見直しはサントリー -196℃ 桃スパークリング。
うーん、わざとらしくピーチの香りで、化学的な香料っぽさを感じます。
やっぱチューハイは本搾りしか勝たんわ。
以上、3泊4日の九州帰省旅行でした。ワイン16種類(銘柄不明なものを除く)と稽古して、
缶ビール9種類を飲んで、友人8人&親戚4人と会えました。楽しかったなぁ。
師範が無職のうちにあちこち行きたいとは考えていますが、案外出不精なので重い腰を上げるのにきっかけが必要だったりします。
『こっちにも来い!』って方はぜひお知らせください。旅費は自己負担、飲み代は割り勘で伺います!