まずは9月13日と14日、西回りの移動なので長い長い初日の様子から。
南回りでヨーロッパに行くのは初めてです。日本を含む西側諸国の航空機がシベリア上空を飛べずに北極回りにせざるを得なくなり、
昔より時間もお金もかかるようになってしまいました。
そのため、相対的にドバイやシンガポールを経由する南回りの選択肢が浮上し、一度は行ってみたい(といってもトランジットするだけですが)
ドバイ経由のフライトを選んだ次第です。
地理的に、現在戦争中の国から飛行機が撃ち落されないか、ちょっとだけ心配はしましたけどね。
ドバイまでは真夜中のフライトだったのでほぼ何も見えませんでしたが、
ドバイからバルセロナでは砂漠や地中海の上を飛ぶという、あまり見たことの無い景色が楽しめました。
それにしても初日からクソ長い稽古日誌なってしまい恐縮です。
| ・13日 | :羽田空港 |
| ・13日 | :魚がし日本一 |
| ・14日 | :エミレーツ航空 EK313 |
| ・14日 | :ドバイ空港 |
| ・14日 | :エミレーツ航空 EK185 |
フライトはエミレーツ航空の羽田発ドバイ行き、出発は深夜の0:05。 それに向けて夕方遅くに道場を出発し、京急線で20:00前に羽田空港第3ターミナルに到着。 羽田空港、24時間離着陸可能になったんですね~。でもアクセスする交通機関は夜中は止まるわけで、 深夜に到着した人とか早朝に出発する人とかどうするんですかね?空港の椅子で寝て待つのかな?
飛行機に乗ったら多分すぐに夕食が出されるだろう(※)から、空港では軽く済ませることに。 やっぱり出国前は寿司でしょう、ということで魚がし日本一 羽田空港国際線ターミナルTOKYO SKY KITCHEN店。 国内線側だったら「丸亀製麺」か「てんや」んの二択なんだけど、第3ターミナルにはそういう廉価なお店が無さそうなので、 ここがベストと考えた次第でございます。
(※)ちょっと見込み違いでした。エミレーツめ!
店は、保安検査場を通過した後のエリア、フードコート的なゾーンにあります。 時間は午後9時過ぎなので、さすがにお客さんはそう多くなくて、サクッと席を確保することができました。 フードコートって、席の争奪戦が嫌いなんですよ。食べている人の横に立って待っていたりするのはとても申し訳ない気分になりません? そして意地でも席を空けない人とかもいてイラっとしません?
さて注文したのがこちら。
・6貫にぎり 1,200円(師範代)
・小肌 200円、つぶ貝 250円、炙りトロサーモン 230円、はまち 270円、えんがわ 300円(次女)
・小肌 200円、つぶ貝 250円、真鯛 280円、あじ 270円、生ビール 800円(師範)
3人分トータルで4,250円也です。
もちろん空港価格でお高めだとは思いますが、空港の食事はなんでも高いので、寿司だと相対的にお安く感じます。
魚もけっこうちゃんとしていて、軽くお腹を満たすにはちょうど良い感じでした。
食事の後は免税店などをぶらぶらしていたのですが、若干ショックな発見がありまして・・・
このヨックモックのセット、次女のホストマザーへのお土産に、事前にラゾーナ川崎で買っちゃっているんですよ。消費税込み4,320円で。
ところが全く同じものが4,000円売られていました。
免税だから当然なんですけど、なんかそういうのって損した気するんですよね、しませんか?そうですか。
こういう貧乏人根性は日本に置いていく予定です!
フライトまでたっぷり時間があるので、カードで使えるスカイラウンジでお茶しております。 飛行機に乗っちゃえばすぐに機内でワインが待ってます(※)から、ここはガマン、ガマンです。
(※)これもちょっと見込み違い。エミレーツめ!
利用した航空会社は、充実したサービスが有名なUAE(アラブ首長国連邦)のエミレーツ航空。 初めての利用ですが、一度乗ってみたかったんですよ。 乗り継ぎの1本目は、羽田0:05発ドバイ行きEK313便。 予定変更で、出発時刻は0:20に変更になりましたが、実際に搭乗が始まったのは0:10くらいから。 もちろん師範一家の搭乗は一番安い席なので最後の方です。
機材はBoeing 777-300。真夜中のフライトだと写真に収めるのが難しいですね。
離陸後に東京の夜景も撮ったんだけど、まるで酔っぱらいがスマホで撮ったみたいな画になっちゃって掲載不採用です。
日本発のフライトですが、乗客に日本人はほとんどいませんでした。深夜便だからですかね?
それともやはり南回りは時間が掛かるから敬遠されているんでしょうか。
出発したのは結局定刻の30分遅れ、0:30過ぎでした。 離陸後、アメニティグッズが配られ、中には耳栓やアイマスク、歯磨きセット、靴下なんかが入っていました。 ちょっと気が利いている(※)けど、こんなものよりまずは飲み物を持って来てくれた方が良かったです。
(※) 結局歯磨きセット以外は使わず捨てました。
飛び立ってから2時間近く経過して、ようやく配られた本日の機内食がこちら。
・フジッリのボロネーゼ パルメザンチーズをトッピング
・枝豆とコーンのサラダ
・ゴマのブランマンジェ ブラウンシュガーのゼリーと抹茶チョコレートを添えて
不味くはないですけど特に美味しくもありません。ちなみに他の選択肢としてチキンのマッシュルーム煮込みがあったのですが、
たまたま師範らの席の時に品切れになっていました。そっちのが良かったよな、きっと。
っつーか、エミレーツのエコノミー食ってこんな程度なの?
さて食事のお供に選んだのはこちらのワインです。
| 名称 | Picpoul de Pinet "Cuvée Sabourin" 2024 ピクプール・ド・ピネ "キュヴェ・サブラン" 2024 |
|---|---|
| 生産者 | Dom. Sabourin ドメーヌ・サブラン |
| 価格 | (航空運賃に含む) |
| 購入店 | エミレーツ航空 |
旅の直前に、エミレーツ航空から今年後半のワインリストが公開されていましたので、
エコノミークラスで提供されるワインが何であるかは知っていました。
白は南仏のピクプール・ド・ピネですね。気前よく結構たっぷりの量を注いで頂けました。
色は普通に白ワインの色です。
香りは、白桃とリンゴのような香り。樽香はあるかないか、くらいです。
味わいは、結構ボディがあってしっかり系。エコノミークラスのワインとしては十分なんじゃないでしょうか。
かなりしっかり感のある白で、
飲んだ印象は「え?これ、チリあたりのシャルドネ?」って感じでした。
注いで頂く時にラベルが見えなかったので、てっきり発表されているワインとは別のものが積まれていると思っちゃいました。
| 点数 | 75点 |
|---|
機内で見た映画は「秒速5センチメートル」という日本映画。 切ないラブストーリーですね。 若き師範も人に気持ちを伝えるのが苦手な方だったので(今でもそうかも)年甲斐もなく感情移入しておりました。
到着の2時間前くらいに朝食が出ました。
・チーズオムレツ チキン・ソーセージ、トマトのラグー、じゃがいも揚げを添えて
・季節のフレッシュフルーツ
・ヨーグルト フルーツコンポートを添えて
もう一方はさばのグリルでしたが、朝からさばは・・・ということでこちらに。
残念ながら中東っぽいメニューはありませんでしたね。エミレーツ航空、期待した割にはかなり残念だったかも。
満足度が高いのは上のクラスなんでしょうね。そりゃオイルマネーじゃぶじゃぶの国ですからね(僻みです)
そうこうしておりますうちに、飛行機はホットなエリアであるホルムズ海峡近くを飛行します。 アメリカさんイランさん、どうか今日だけは停戦をお願いします。
師範の願いが通じたのか、無事撃ち落されることも無くアラブ首長国連邦(UAE)の上空に到達しました。 初めて降り立つ中東の街の空からの景色は、砂漠の中に忽然と現れた大都市という感じです。 こういう場所での生活、ちょっと想像がつきませんね。水とかどうしているんだろう? 油は地面を掘れば出てくるんでしょうけど。
そんな感じで中継地のドバイ空港に到着したのはは、現地時間の14日早朝6:00過ぎ。 この空港、とにかくエミレーツ航空の飛行機だらけです。それも最新型の総二階建てエアバスA380がズラリ。 金持ってんなぁ、って感じですよ。
そんな「金持ってんなぁ」感は空港の中に入ると更に痛感します。とにかく歩いても歩いてもブランドショップや免税店が途切れません。 細長いドーム状の建物の真ん中に通路、両脇に免税店、その外側が搭乗口という、分かりやすく効率的なレイアウトの空港です。
とにかく物価を知りたくて、飲み物類が売られているショップの写真を取りました。1AEDは約20円弱なので、 330mlの瓶ビールが約2,000円、250mlのワインのミニボトルがそれよりちょっと高くて、モエの小瓶はなんと8,000円くらい。 羽田の生ビールが高いなんて言ってられませんね。
もちろんちゃんとしたワインショップもありました。店内にはボルドーやブルゴーニュをはじめとして、 イタリアや米国などの有名銘柄がずらりと揃っています。 お値段は、5大シャトーがだいたい1本1,000米ドルくらいだったので、やはりちょっとお高めですかね? このあたりは全然相場観が無いのでわかりません。少なくとも師範クラスが買えるようなワインはありませんでした。
そんな貨幣感覚なので、もちろんアルコール以外もなかなかのお値段です。
とはいえ何も買わないのもアレだということで、次女がドバイチョコを買っていました。お財布は師範代です。
板チョコ1枚が2,000円ですよ奥さん!大丈夫ですか!!
・・・なんて貧乏人根性は日本に置いてきたはずなんだけどなぁ。
ドバイ空港でのトランジットは2時間強、次のフライトは同じくエミレーツ航空で8:25発バルセロナ行 EK185便です。 このあたりになるとほぼ日本人は見かけませんね。東洋系の顔立ちもちらほら見かけましたが、中国韓国の方だったように思います。
機材は、駐機場でたくさん見かけたエアバスA380。フルに2階建ての巨大な旅客機です。 これ、乗ってみたかったんだよな。 師範は別に飛行機オタクというわけではありませんが、 若き頃にパイロットを夢見て航空大学校を受験(※)したので、 なんとなく憧れが残っていたりするんですよ。
(※)昔は高校在学中で受験資格がありました。学力試験は合格しましたが、身体検査で落ちました。 リウマチ熱の既往歴があると、心臓病のリスクが高いので不採用なのだとか。還暦を迎えた今でもピンピン生きてますがね。
このフライトも、ほぼ定刻に搭乗案内があったにも関わらず、機内と滑走路のアプローチでかなり長い時間待たされて、
実際に飛んだのは定刻から1時間近くも遅れていたと思います。エミレーツ、遅れます。
飛行機の窓からは、ドバイの高層ビル群が見えるかなぁと思ったんですが、
あいにくガスっていてあまり鮮明には撮れませんでした。
まだ朝なので、最初に出されたのは"Continental Breakfast"です。もちろんメニューに日本語はないので、英語のまま書き写させて頂きます。
・Mango Brioche
・Fresh Season Fruit
・Fruit Yoghurt
・Apple Cinnamon Muffin
マンゴー・ブリオッシュじゃない方は、"Toasted Egg Sandwitch with Cheddar"でした。
聞き取れなかったんでブリオッシュにしたんですが、ビールのつまみだったらサンドイッチが良かったかもです
(結局つまみのタイミングではビールは来ませんでしたが)
このフライトで見た映画はこれまた日本映画で堺雅人主演の「平場の月」。
最初は英語の映画「プラダを着た悪魔2」にトライしたんだけど、さすがに聞き取れずに断念しました。
「平場の月」は、前のフライトで観た「秒速5センチメートル」の熟年版って感じでしょうか。
同世代として共感できる部分がいろいろありつつ、師範もまた大腸の内視鏡検査行かないとなぁ、と思いました。
食事の時にお願いしたビール、『後で持って来るから5分ほど待ってね』ってことだったんですが、
待てど暮らせど来ないので持って来るようにお願いしました(次女が)。
銘柄を聞かれて、3種類くらいあったらしいのですが、唯一聞き取れたのが「タイガー」だったのでタイガービールを。
師範の語学能力なんてそんなもんです。
で、タイガービールは南国(シンガポール)のビールらしく軽くて薄いビールでした。
朝食からまだあまり時間も経っていないけど昼食です。適切なタイミングでの提供はもっと上のクラスなんでしょうね(僻み)。
Lunchのメニューがこちら。
・Chicken Meatballs With Creamy Herb Sauce Served with Fusilli, Green Beans and Peas
・Quinoa Salad With Lettuce and Soy Beans
・Salted Caramel Milk Cake
頼まなかった、というかまたまた品切れで頼めなかった選択肢は、ビーフストロガノフ。
ソーセージもチキンだしミートボールもチキンのは、やっぱり豚は使わないんですね。
今回の4回の食事の中で、唯一中東っぽさがあったのはキネア・サラダでした。
そして、課題の赤ワインと稽古します。
| 名称 | La Baume Tautavel 2023 ラ・ボーム・トータヴェル 2023 |
|---|---|
| 生産者 | Vignobles la Baume Tautavel ヴィニョーブル・ラ・ボーム・トータヴェル |
| 価格 | (航空運賃に含む) |
| 購入店 | エミレーツ航空 |
このワインも、エミレーツ航空のニュースリリースに書かれていました。
白と同じく南仏産、ラングドック・ルーションの赤ですね。
白の時はマイグラスに移し替えて稽古したのですが、もう面倒になってこの赤はプラカップのまま稽古しました。
色は、向こうが透けないくらい濃い紫色です。さすが南仏の赤ですね。
香りは、冷えていたこととプラカップを使ったことももあってか、あまり香りが上がって来ません。
味わいも同様で、かなり酸味と渋味を強く感じます。これはかなり赤ワインに対するリテラシーを求められる香味です。
「リテラシー」なんて偉そうに書いちゃいましたが、平たく言えば一般ウケしなさそうなわけですよ。なんせ酸っぱくて渋いんです。
こういうワインこそグラスに移し替えて、ちょっと空気に触れさせて温度を上げれば良かったですね。
| 点数 | 68点 |
|---|
1時間の遅れをもって出発したものの、その後のフライトは順調で、目的地のバルセロナに向かってほぼ一直線でした。
サウジアラビアの砂漠や地中海の島々が見えましたよ。
ちなみにエアバスのA380、機体が大きいからか、揺れも少なくて音もうるさくなく、
シートピッチが狭め(エミレーツのエコノミー席の仕様?)な以外は快適です。
一方、エミレーツ航空のサービス自体がとうだったかというと、
残念ながら期待したほどではなくて正直「普通かそれ以下」だった印象です。
食事も普通、酒類も普通、WiFiは(通常使用したければ)有料、提供は明らかに上席優先。
一番残念のだったのは、エコノミーの席数に対してトイレが少ないので、常に待たなければならなかったことです。
3人分のフライト費用は409,900円。
結果的に、少なくともエコノミー席に関しては、
平等を重んじる日本人だからか、やっぱり日系のエアラインの方が痒いところに手が届いている気がしましたよ。
そんなこんなで飛行機は30分以上遅れてバルセロナに到着。さぁいよいよ旅が始まります!
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