今回の旅で、師範が一番期待していたのがこの町、サン・セバスチャンです。
なんたって世界一の呑み歩きの町、「スペインの野毛か蒲田か赤羽か」と言われていますからね(自分調べ)。
この町に関しては、事前に「サン・セバスチャン戦略会議」を開いて、
十分な情報収集をした上で訪問に臨みました。
それでは聖地での飲み歩き、スタート致します!
結構頑張って廻り、二日間で11軒。
下記の目次で、アルファベットだけで表記している部分がバルやカフェです。
| 16日 | ビルバオ空港(到着) |
| 16日 | サン・セバスチャン バスセンター |
| 16日 | アパルタメント (Airbnb) |
| 16日 | Gorriti Taberna |
| 16日 | KBZÓN Txiki |
| 16日 | Bar La Cepa |
| 16日 | La Zaragozana |
| 16日 | 体調不良 |
| 17日 | 朝 |
| 17日 | サン・マルティン市場 |
| 17日 | SM Kafe |
| 17日 | スーパー Amara |
| 17日 | サン・セバスチャン大聖堂 |
| 17日 | Bar Sport |
| 17日 | Beti-Jai |
| 17日 | GOÑI Ardoteka(ワイン屋) |
| 17日 | サン・セバスチャン水族館 |
| 17日 | スペインの食卓(疑似) |
| 17日 | Kamal |
| 17日 | Chocolatieria el Puerto |
| 17日 | Femin Calbetón |
| 17日 | Bar Iturrioz |
| 18日 | 朝 |
| 18日 | ビルバオ空港(出発) |
| 18日 | ブエリング航空 VY6633 |
飛行機は、地中海沿いのバルセロナからピレネー山脈を越えて大西洋ビスケー湾沿いの町ビルバオへ。 こういう、地理の授業でしか聞いたことが無い地名をリアルに感じられるのが旅の醍醐味ですな。 上空からはチャコリを造るブドウの産地「ゲタリアコ・チャコリナ」の畑が見えます。待ってろよ!チャコリ!
小雨が降るビルバオ空港にほぼ定刻で到着。
ここからサン・セバスチャンまでは高速バスで向かいます。片道13.65€、日本円で2,500円くらいです。
行先表示には、サン・セバスチャンのバスク語表記"DONOSTIA"と書かれています。
ここでも券売機がなかなかクレジット・カードを読みこまず難儀しましたが(海外の接触式カードリーダーあるある)、
担当のお姉さんの頑張りでなんとかチケットを買うことが出来ました。
バスに揺られること1時間30分弱、目的地のサン・セバスチャン バスセンターに到着。 このバス、車体が長いんですよ。日本の観光バスの1.5倍くらい車長があると思います。 なので結構な人数乗車できるんですね。ビルバオ空港に降り立つ人の半分以上がサン・セバスチャンに向かうんだと思いますが、 その需要に耐えられるようです。
バスセンターを出たらいきなりこの景色。見てください、ここが憧れのサン・セバスチャンですよ。 ウルメア川にかかる橋の下にはお魚さんが泳いでいます。待ってろよ、いま喰ってやる!
サン・セバスチャンでの宿は、バスセンターから歩いて7分ほど、 バルが密集する旧市街からは歩いて15分ほどの距離にあるアパルタメントをAirbnbで借りました。 Airbnb、次女はよく使っているみたいですが、師範と師範代は初めて使います。 事前にオーナーの方とネットでやりとりするわけですが、お互いの言語に自動翻訳されるので言語の壁が無いんですね。 世の中進んでいるなぁ。
室内は、リビングダイニングがあって、ベッドルームが2つ、トイレ付きのバスルームも2つ。 バスルームが2つはありがたいですね。だってほら、女子って洗面所を長く使うじゃないですか。 そして朝のトイレ渋滞も避けられますし、大きな用事をした後の気配に気を遣わずに済みますし。
キッチンには洗濯機や乾燥機もあります。 申し分ない広さですし、長旅の途中で洗濯と乾燥ができるのは大変助かるんですよ。 Airbnb、一気に好きになりました。
部屋でひと心地ついたら、いよいよ飲み歩きに出発します。 サン・セバスチャンの街並みは、古い建物や街路樹・植え込みがキレイに整備されていて、歩いているだけでウキウキします。
地図上の名前をクリックすると記載部分に飛びます(スマホはゴメン)
一軒目に突撃したのは、旧市街に入ってすぐのところにあるGorriti Tabernaというバル。 店内に席は無く、カウンターと立席用のテーブルがあるだけのお店です。 まだお昼過ぎですが、たくさんの人がカウンターに向かっていました。
ショーケースの中には、ピンチョスがずらり。もちろん名前なんかわかりませんから、指で差して注文します。 並べられたピンチョスの数は、伺った中ではこの店が一番多かったかも知れません。もう目移りしちゃって大変です。
地元のワイン、チャコリはこんな風に高いところから注がれます。 要するに空気に触れさせているんでしょうね。もちろんショー的な意味合いもあると思います。
こちらが、注文したピンチョス2個とチャコリ2杯。チャコリをグラスじゃなくてコップで出されたのはこのお店だけでした。
グラスより安定性はありますね。安っぽく感じられますけどね。
このお店のお会計は11.30€(2,026円)でした。
どんどん行きます。次のお店はKBZÓN Txikiというところ。旧市街でもかなり北側にあります。 っていうか、店の名前が読めないですね。「カブゾン・チキ」と読むのかな?
どのお店もだいたいそうですが、バック・カウンターにはたくさんのお酒が並べられています。 このお店の棚には招きネコやスーパーマリオの人形なんかも並べられていて、もしかすると日本のアニメファンの方かも知れません。
店の黒板に、調理して出す温かい料理のメニューが書かれています。 もちろん何と書いてあるのかなんて分からないのですが、今の私たちにはスマホという武器があるから強いですね。 グーグルさんが翻訳してくれるのですが、食材の名詞とかはそのままなので、必ずしも理解できるわけではありません。
先ほどの店でチャコリが美味しかったので、このお店でも注文しました。
こちらでは写真右側のようなちゃんとしたグラスで提供して頂けたので嬉しさ2割増ではありますが、
正直チャコリってあまり店の差/銘柄の差は無いように感じましたね。
写真左側は師範代が注文したモスト、簡単に言えばぶどうジュースです。
飲めない人はこれを楽しむ、という選択肢があります(料理に合わせるにはやや甘いですけど)
サン・セバスチャン戦略会議で、『サン・セバスチャンでは必ず注文すべき』と言われたのが
「ピミエントス・パドロン」という、小さなピーマンを揚げた料理。
この店にそれが無いか聞いたところ、『近い物ならある』とのこと。それがこちらです。
・Racion Guindillas 12.00€
「青唐辛子のオイル焼き」ですね。ピミエントスよりは小ぶりの青唐辛子ということでしょう。
確かにこれは酒の肴にピッタリですな・・・というわけで、追加でワインを注文しています。
| 名称 | Ondalan KBZÓN Crianza オンダラン カブツォン クリアンサ |
|---|---|
| 生産者 | N.A. (不明) |
| 価格 | 2.50€ (Glass) |
| 購入店 | KBZON Txiki |
料理がそこそこしっかりした量ありましたので、追加で赤ワインも注文しました。
このお店はテーブルにワインリストがあって、赤が3種/白がチャコリを含めて7種/ロゼが1種/スパークリングが3種。
いずれもグラスでオーダー出来ます。その中から選んだのが、リオハの赤。
安ワイン道場では、基本的に銘柄がわかったものだけ勘定しますので、
サン・セバスチャンでの稽古はこれが1本目になります。
外観はかなりしっかりした紫色で、香りのボリュームもしっかりしています。
リオハのテンプラニーヨらしい、濃い果実の香りがしっかりで、リオハにありがちなヤニっぽさは控えめです。
味わいは、外観や香りから想像されるよりもやや軽め、魚介類の料理に合わせてもしっくりきました。
チャコリも良いけど赤も良いですね。何が良いって、スイスイ飲み干せないしっかり感があるのが良いです。
合計13種類もワインがあって、どれも4€以下なので、時間があればずっとこの店に腰を据えて飲みたい感じでした。
| 点数 | 80点 |
|---|
こちらの料理が大変おいしゅうございました。
・Media Pulpo 16.00€
「タコのガリシア風」のハーフサイズです。バルの料理、見た目的には雑な感じのものが多いのですが、
ここのは見た目に美して味もナイスです。ちょっとお高めで3,000円近くするのですが、頼む価値があります。
もう一皿注文しています。
・Pintxo Merluza 7.00€
「メルルーサ(白身魚)のピンチョス」です。小さいながら、これも見た目に手が込んでいます。
この店のお会計は39,80€(7,133円)
バルの料理、意外と安くないんです。だからこそ、「一軒で一品と一杯」が許されているんでしょうね。
さらにハシゴ酒していきます。次に伺ったのは、Bar La Cepaというお店。KBZÓN Txikiから近い場所にあります。 生ハムが美味しい店だそうです。もちろん生ハム目当てで伺いました。
カウンターの上には、写真のように生ハムの原木がぶら下がっています。 こういうのってイミテーションの場合も多いようですが、このお店のは本物のような感じがしました。
こちらで注文したのがこちら。
・イベリコ豚の生ハム(手前)
・赤ワインと白ワイン(奥)
見てくださいこの生ハムのツヤ、優勝間違いなしです。
ある程度厚みもあって、食べ応えのある生ハムでした。
生ハムが有名なお店ですが、店先には鮮魚もディスプレイされています。お魚も美味しいのかな?
他に何を注文したか忘れちゃってますが、お会計は22.5€(4,031円)でした。
3人で廻っているということもありますが、これくらいのお値段が30分ごとに飛んでいくのは覚悟した方が良さそうです。
食事でお腹が膨らんできましたが、やっぱりデザートは別腹らしいです。 ということでチーズケーキの有名店、La Zaragozanaに向かいました。 この店もLa Cepaからすぐのところにあります。
チーズケーキ以外にも、ジェラートもいろいろ種類があります。 バルセロナと違って、ちょっと寒いくらいのサン・セバスチャンでしたが、やっぱりジェラートを見ると食べたくなるわけですよ。
というわけでアイスクリームとバスクチーズケーキを注文しております。
このバスクチーズケーキが凄かったな。とにかくチーズが濃厚です。
日本のバスクチーズケーキとは別物、バスクチーズチーズチーズケーキでした。
お会計は13.00€(2,328円)、レシートが無いのでどちらがいくらだったかはわかりません。
お腹も満たされたし、ひとまず宿に帰ることに。途中のスーパー"TODOTODO"という店で、
宿飲み用の500mlのワインとサラミ、そして水とティッシュを購入しました。
夜にもまた飲みに出る予定ではあったのですが、張り切り過ぎたのか、師範はちょっと熱っぽくて体調を崩しちゃったんですね。
そのため無理をせず今日は早めに寝ることにしました。次女も師範同様夕方過ぎから寝ちゃって、
師範代だけ「腹が減ったのだが二人とも寝ているので出られない」状態だったそう。スマン、師範代!
そして我が妻の生命力の強さにひれ伏しております。
しっかり寝たおかげで翌朝には体調回復致しました。良かったぁ。
せっかくのサン・セバスチャンを寝て過ごすことになったら何をしに来たんだ?って話ですからね。気力で直した師範エライ!です。
こちらが宿の前の風景、ヨーロッパですねぇ
写真は全てクリックで拡大(かつ左上のボタンで更に拡大)しますので、気になる写真はぜひ隅々まで見ちゃってください。
体調も回復したので、朝からサン・マルティン市場に出向きました。 スーパーや市場は、その町の食生活のリアルがわかって楽しいんですよ。 ここサン・セバスチャンの市場は、オシャレなファッションビルの地下にあります。日本だとデパ地下みたいな場所なんですが、 入っているのはガチの個人店みたいです。
まずこちらが肉屋です。一店舗だけじゃなく、2~3くらいの店が軒を並べています。 肉の種類もさることながら、ハムやソーセージと言ったシャルキュトリーの多さが特徴ですね。 照明が良いのか、とても美味そうに見えます。
そして、「あぁ確かにここは美食の街だな」と感じるのが八百屋に並んだ新鮮な野菜の数々です。 ヨーロッパって、意外と生野菜が貧相なんですよね。ところがここは彩り豊かでピチピチした野菜が大量に並んでいます。 間違いなく美味しい料理の根源となるはずです。
フルーツの並べ方も、きちんと整理してあって大切に扱われていることがわかります。
こちらの店は日本で言う「千疋屋」みたいな高級フルーツ店だったので、
別の店でブドウを買いました。後ほど登場します。
魚屋の前に来ても魚臭くない、新鮮であることがわかります。
『♩魚屋の店先に並んだ いろんな魚を見ていた ひとそれぞれ好みはあるけど どれもみんな美味そうだね♩』
市場見学の後に朝食を頂いたのが、市場の入口にあるSM Kafeというお店です。 そこのお父さん!勘違いしないでください。"SM"はそっち方面の話では無くて、San Martinの頭文字ですよ。
ここで頂いたのがコチラ。
・Tortilla Rellena 3.40€
「ハムを挟んだスパニッシュオムレツ」ですな。日本人の師範は、朝から固い料理を食べるのが苦手です。
こんな時、トルティーヤ(オムレツ)は顎と胃に優しい料理でナイスです。
次女が注文したのがコチラ。
・Croqueta Jamon 2.75€
「生ハムのクリームコロッケ」です。市場の前のこの店は、旧市街のバルより総じてお安いですね。
朝からビールが飲みたくなる料理です。
「総じて安い」を安々と裏切ってくれるのが、師範代が注文したこちら。
・Raviolis 13.90€
いわゆる「ラビオリ」です。詳細は忘れましたが、イカ墨が練り込まれた皮に、
エビと何かが入っていたと思います。
朝食一皿に2,000円以上、やっぱり個別に調理が必要な料理はそれなりのお値段しますね。
その他にコーヒーや紅茶を注文して、お会計は28.70€(5,133円)でした。
朝食の後、サン・マルティン市場の地下にあるスーパー"Amara"でお買い物。 市場とスーパーが一度に楽しめて、ここはサン・セバスチャンの中でも必ず訪問する価値がある場所です。
店内には、いたるところにチャコリのボトルが置かれています。ホント日常酒なんですね。
この店で、ワイン友だち向けのお土産を調達しました。
どこにでもありそうな安っぽい品物ですが、このお土産は大西洋を越えて更に太平洋も超えて日本に持ち帰りますので、
モノ自体以上の価値があるとお考えいただければ幸甚です。
朝食&お買い物のあと、軽く市内観光しました。 こちらがサン・セバスチャン大聖堂です。中までは入りませんでしたが、なかなか威厳のある教会ですね。 師範もこういう地域に生まれ育ったら、きっと教会の檀家になるんだろうな・・・って檀家じゃなくて信徒か。
こちらが、サン・マルティン市場の八百屋で買ってきたブドウと、
スーパーAmaraで買ってきた戦利品です。
このブドウがめっちゃ美味しかったんですよ。この量でお値段5.27€(943円)、白も黒も梗の色が真緑でとっても新鮮。
ザクザクした歯ごたえで皮まで食べられます。
日本の場合、生食用ブドウは巨峰&ピオーネ、シャインマスカットだらけなのが残念です。もっといろんな品種を作りましょうよ。
宿で軽く休憩した後、また意気揚々と旧市街へ繰り出して、バル巡りとシャレ込みます。 昨日と同じ公園、今日は噴水が稼働しておりました。
本日の1軒目は、サン・セバスチャン随一の人気店Bar Sport。 実は昨日も最初に伺ったんだけど、あいにく定休日でした。 こういう時に日程が二日に渡っていると、バックアップが出来て良いですね。
さすがは人気店、店内は大混雑しております。日本のガイドブックにも載っているのか、 これまであまり見かけなかった日本人の方々も集団で来られています。
ここで食べるべきはやっぱりコレでしょう。
・Erizo 4.60€
・Foie 5.90€
Erizoはウニのスープ仕立てで、Foieはフォアグラですね。
こういうのを食べてこそサン・セバスチャンというか、この店が人気である理由がわかります。
お値段も思いのほかお手頃です。
この料理に合わせるワインは↓に致しました。
| 名称 | Pazo Cilleiro Albariño 2025 パソ・チレイロ アルバリーニョ 2025 |
|---|---|
| 生産者 | Muriel Wines ムリエル・ワインズ |
| 価格 | 3.80€ (Glass) |
| 購入店 | Bar Sport |
もちろんこの店にもチャコリはあるわけですが、
黒板には13種類もの白ワインが書かれているので、
せっかくなら違うワインもトライしてみたいわけです。
そこで選んだのがリアス・バイシャス産のアルバリーニョ。
本場で頂く初アルバリーニョです。
外観は、濁りの無い澄んだレモン色です。
香りはやっぱり良いですね。チャコリはどちらかというと柑橘系で涼しい感じなのですが、
アルバリーニョはよりフローラルな香りが楽しめます。
味わいも、ほんのり甘さがあって落ち着く感じです。
ご当地で、ウニやフォアグラに合わせてアルバリーニョ、最高じゃないですか。
そういう気分の良い点もプラスに作用して美味しく感じられるワインでした。
| 点数 | 77点 |
|---|
次女はサングリアを注文、師範代はモスト。お会計に頼んでいないチャコリも加算されていて、 トータルのお支払いは24.50€(4,410円)でした。
今回、サン・セバスチャンの飲み歩きで大変重宝したのが、 サン・セバスチャン戦略会議の時に頂いた、あいさん謹製の地図付きお薦めショップリスト。 ほとんどこのリストに書かれた店から選んでいました。 スマホがあればなんでもできる昨今ですが、やっぱり閲覧性に関しては紙に勝るものはないですね。 素晴らしいものを作成して頂き、ありがとうございました!>あいさん
Bar Sportの混雑ぶりにちょっと怖気づいて、次の店はぱっと見空いている店を選びました。 そこがこちらのBeti-Jaiというバルです。飲んでいる人のグラスがブルゴーニュタイプの大きなグラスだった、 というのも選んだ理由です。
店内にはこんな風にワインのボトルがディスプレイされています。 グラスといいこのディスプレイといい、ワイン推しの店みたいですね。師範にとっては好都合です。
頼んだのは、師範はまたチャコリ、次女はサングリア。 作り置きのピンチョスを3品選びました。お値段は21.90€(3,917円)です。
チャコリも、こういうグラスに入れて頂くと、かなり香りがしっかり感じられますね。 ホント、グラスは大切です。確認しなかったので1種類にカウントできませんでしたが、 銘柄は黒板に書かれた"Ameztoi"か"Gañeta"だと思われます。
お腹も肝臓も落ち着いたので、次なる目的地であるワインショップ"GOÑI Ardotekaに向かいます。 ワインに興味が無いのに付き合ってくれる師範代と次女、ありがたやありがたや。
店内は、スペイン産のワインを中心に、大量のワインがズラリと並んでいます。せっかくなのでお店の女性にお薦めを聞きましたが、
帰ってくる返事は全て"It depends"。日本だと『それならこれがお薦めです!』とか言われるんですけど、
こちらのお店の方の対応は、逆にとても誠実に感じられました。
・・・というわけで、お薦めでは無いけれと特徴をお聞きして、美味しそうだと思ったワインを1本調達致しました。
ワインも買って心も満たされて、散歩がてら港の方へ向かいます。 この港もあまり潮の匂いはしません。遊覧船がのんびりと進む、湾奥で穏やかな海でした。
こちらがサン・セバスチャンの海でございます。
海岸沿いにホテルっぽい建物が並んでいる光景は、ニースやモナコみたいです。
ちなみに、このあたりのホテルはかな~りお高いです。
なのでちょっと離れたアパルタメントに泊まることにした次第です。
富豪の御曹司として生まれるはずの来世は、こういうところに泊まることにします。
時間つぶしに行くべきはご当地の水族館です。なぜなら、付近を泳ぐ魚を知ることが出来るからです。
そして、水族館のある街は魚が美味しいということが統計的に証明されています(師範調べ)
サン・セバスチャンの水族館は、岬の先のちょうど良い距離にあります。
入館料は一人16€。3人分は日本円で8.588円。決して安くないですが、水族館って日本でもだいたいちょっとお高めですよね。
この水族館に入ってまず驚くのが、なかなか水槽が現れないんですよ。 写真みたいなクジラの骨とか、このあたりで使われた船の模型とか、そういうのばかりが2フロア続きます。 「うーん、これはハズレ水族館か・・・」と思ったのですが・・・
後半に立派な水槽が現れて、そこからは普通に水族館です。 大水槽を悠々と泳ぐこの魚が、メニューで見かけるメルルーサですかね? 違ったら教えてください!>お魚に詳しい方
水族館のハイライトがこちら、トンネル水槽でございます。 小さなお子さんがはしゃいでおられました。 師範家も、長女や次女が小さい頃はこういう所が好きだったなぁ。壁にペタッと張り付いたり、居なくなったり(笑) そんなだったのが今や通訳してくれるほどになりました。
水族館を後にして、また旧市街に戻ります。
海岸は大きく弧を描いて、ビーチが続いています。
バルセロナと比べるとはるかに寒いのに、ここでも泳いでいる人がいましたよ。
せっかくビーチに来たんだから意地でも泳ぐ、その気持ちは師範にもわからないではありません。
でもだいたい凍えるほど寒いです。
今回いろいろと写真を撮ったのですが、ベストショットと思える一枚がこちらです。 スペインの食卓そのものですよね!・・・自己満足なのでそういうことにしておいて下さい。
| 名称 | El Coto Crianza 2022 エル・コト クリアンサ 2022 |
|---|---|
| 生産者 | El Coto エル・コト |
| 価格 | 3.99€ (500ml) |
| 購入店 | Todotodo Boulevard |
アペロ(こっちで使うと本場っぽい言葉っすね)に、昨日買ったけど体調不良で飲まなかったワインを頂きます。
500mlのちょっと小さめボトルに入ったリオハの赤、お値段3,99€なので720円くらいです。
ちなみにサラミの方は11.49€、2,000円くらいします。
色はしっかりと濃い紫。安くても立派なリオハの外観です。
香りは、濃いベリーと焦がした木の香り。ちゃんとクリアンサっぽさが感じられます。
味わいは、まだ若い感じで渋味先行、「ベビー・リオハ」な感じです。
お店で出されるリオハは、結構こなれた感じのが多いイメージなんですが、普通にお店で買うとやっぱり固くて渋いんですね。
皆さんセラーで熟成させるのかな?この値段のワインにそんな手はかけないと思いますが。
| 点数 | 78点 |
|---|
本日は体調万全、夕方からまた旧市街に繰り出して飲み歩きを再開します。
最初に向かったのはKamalという魚料理が中心のバル。
実はこのお店、昼にも伺ったんですがまだ営業開始前(店は開いていた)でした。
普通に注文しようとしたら、なんとなく困った表情でダメと言われたんですよ。
スペイン語だったので理由かわからなかったんだけど、スマホで音声翻訳して貰ったら『開店は13:30から』
とのことでした。全く英語が通じなかったのは(旧市街のお店では)ここだけだったと思います。
店内に観光客風の方は居なくて、常連さんがカウンターで飲んでおられました。 人で溢れるバルも活気があって良いのですが、こういう店は落ち着きますね。
注文したのは下記です。
・Caña(生ビール) : 3.20€
・Cocacola(多分ファンタ) : 2.50€
・Ostra Especial N1(大きな生牡蠣) : 4.00€×2
・Varios(その他=イミテーションしらす?) : 4.00€
師範は生牡蠣アレルギーなので食べませんでしたが、女性陣によれば大変美味しかったそうです。
あー、これを書いている今(早朝です)、またビールが飲みたくなってきました。
こちらも頂いております。
・Txangurro(カニのグラタン) : 2.50€
・Erizo Mar(ウニのグラタン) : 4.00€
お会計は、トータルで30.70€(5,502円)。日本ではあまり食べられないような変わったメニューもあって、
混雑もしていないのでお勧めのお店です。英語が通じない点はご注意下さい。
旅をしながらツイートをしていたわけですが、 お知り合いの方から「チュロテリアの揚げたてチュロスが美味しい」 旨のアドバイスを頂いておりました。探しましたよ、チュロテリア。 そして見つけたのがこのお店、Chocolatieria el Puertoです。 チュロテリアじゃないけど、チョコラテリアですね。
で、ありました!ありました!!、揚げたてのチュロス。 そしてそれをホットチョコレートに浸して食べるのがこちら流らしいです。もちろんやりますよ~!
ほーら、美味しそうでしょ!念願が叶って大満足でございます。女性陣も喜んでいらっしゃました。お父さんの面目躍如です。
お会計は、チュロスとチョコレートが5.90€、カフェラテが1.90€、合計で7.80€(1,400円)でした。
そろそろしっかりしたものをちゃんと座って食べたいなぁ、と考えておりました。 あいさんにお薦めショップリストを見ると、このFemin Calbetónという店が良さげです。 バルの部分は混雑していましたが、奥のレストラン部分には空席があったので、そちらに着席させて頂きました。
店内には、熟成肉がドドーン!とケースの中にディスプレイされています。
「よーし、お父さん頑張って美味しい肉を注文しちゃうぞ!」という気分になっております。
で、頑張って注文しました。「頑張って」の意味は、ステーキは1kgからなんですよ。1kgて。
値段は置いといて、3人でそんなに食べられるかしら?なわけです。
注文したお肉のスペックがこちらです。
・肉の品種:Limusina(リムーザン種)
・熟成期間:50~60日
・年齢:8~12歳
・体重:600kg
・生産国:スペイン
一番安いクラスでしたが、お値段は1kgで75.00€(約13,500円)です。
やや歯ごたえのある赤身肉で、『肉喰ってます』感が右脳にビシバシ伝わります。
結果、ほとんど食べてしまうことができました。
飲み物は、赤ワインが3.50€で、サン・ペレグリーノ 2.90€が2本。
トータルのお会計は84.30€(15.110円)。当初の目論見通り、ちゃんとしたものを座って食べることができました。
あ~、おなかいっぱいだ!
おなかいっぱいなので、デザートをこのお店で頂くことはせず、
これまたお薦めショップリストに書かれていたLa Viñaというチーズケーキの有名店で買って帰ることにしました。
更に、Oiartzunというお菓子屋さんで焼き菓子も買っています。あいさんリストに頼りっきりのご一行です。
で、おなかはいっぱいですが、まだ肝臓がいっぱいになっておりません。 ちょっと旧市街の喧騒を離れて、落ち着いたワインバーなんてのはないかな?とスマホのAIに尋ねたところ、 例のお調子者な感じで『ぴったりのお店があります!』と教えて頂いたのがこちら、Bar Iturriozです。 お店の場所は大聖堂の目の前、宿のアパルタメントに向かう方向なのでたいへん好都合です。
生成AI氏が「ワインバー」なんて言うもんだから、暗めの照明なカウンターだけの店かと思ったら、普通に賑やかなバルでした。
ただ、旧市街から離れているので、客層はほとんど地元の方みたいで、英語は聞こえてきませんでした。
それでは、今日一日の締めくくりに乾杯!
師範代が飲んでいるのはAgua con Gas(ガス入りの水) 2.40€、師範と次女が頂いたのは下記のワインです。
| 名称 | Lusco Albariño ルスコ アルバリーニョ |
|---|---|
| 生産者 | Lusco ルスコ |
| 価格 | 3.70€ (Glass) |
| 購入店 | Iturrioz |
店の雰囲気はいわゆるワインバーっぽくは無いのですが、
リストには赤が10種類/白も10種類/ロゼが2種類/スパークリングが2種類/甘口と酒精強化が5種類書かれています。
黒板にも、別の赤が4種類/白が6種類、トータルでは39種類。
これだけの種類をグラスで提供しているとなると、立派にワインバーですね。
リストにはそれぞれ造り手や品種の情報も書かれていました。
その中からの1杯目は白で、昼に稽古して印象の良かったアルバリーニョの別銘柄を選びました。
色は昼の銘柄よりちょっと濃い気がしましたが、照明のせいかもしれません。
香りは昼のものと同じくフローラル系、そしてめいかくにちがうのは 味わいで、かなりしっかりした甘さを感じます。
ただ、酸味もあるので甘ったるくはなくて、とてもリラックスできる味わいです。
いやー、やっぱりバスク地方で頂くアルバリーニョは良いですよ。
日本で飲むよりシャキッとしている気がします。長い船旅をしていないのが良いのかも知れません。
| 点数 | 79点 |
|---|
甘口と酒精強化ワインのリストがあったので、その中から次女が選んだのはこちらでした。
・Lustau Pedro Ximénez San Emilio 5.50€
ところがこれが全く甘くない、辛口のシェリーなんですよ。
次女がAIに聞いたところ、この銘柄は本来はもっと色の濃い酒精強化ワインとのこと。
きっとお店の方が間違えた(他にもシェリーがありました)んでしょうけど、
シェリーには全く知見が無く「これ違うよ」と言えずじまいでした。
まぁそれもまた旅の楽しみ、ということで。ハイ。
おつまみも注文しております。
・右:Media Jamon(生ハム:中サイズ) 14.00€
左側は注文していないんですよね。間違って出されたのか、コペルトなのかわかりませんが、
トーストにトマト主体のペーストが塗られていて、大変美味しいおつまみでした。
| 名称 | Brarte Crianza "ecológico" バラルテ クリアンサ "エコロジコ" |
|---|---|
| 生産者 | Bararte バラルテ |
| 価格 | 2.80€ (Glass) |
| 購入店 | Iturrioz |
赤も、昨日稽古したリオハが好印象だったので同じくリオハから。
リオハだけでも6種類あったのですが、その中で"Crianza"の表記があって、お手頃価格だったこの銘柄を選びました。
ちなみにリオハ以外に書かれていた赤の産地は、リベラ・デル・デュエロ、エストレマドゥラ、テッラ・アルタです。
外観は、向こうが見えないくらい濃い紫色です。
香りは、リオハにありがちなちょっと青っぽい松脂みたいな香りが感じられます。
味わいはガチっと固くて若い印象です。クリアンサって熟成年月がある程度以上必要だったと思うのですが、
このワインは出来立てのような若々しさでした。
ボトルで頼んでも18€(3,500円くらい)、決して高いワインでは無いと思うのですが、
もっと熟成させたら本領を発揮するワインだと感じました。
説明を受けずに注文しているので、そういうのに当たることもありますね。
| 点数 | 72点 |
|---|
お会計は、トータルで27.20€(4,875円)。 甘くないシェリーは残念だったけど、楽しかったサン・セバスチャンでの飲み歩きを家族で話しながら、 良い時間を過ごさせて頂きました。
アパルタメントに帰って、昼のアペロの残りを頂きながらツイッターの更新などを。 皆さんからいいね!やコメントを頂けるので、楽しく旅を続けることが出来ています。感謝!
翌朝です。サン・セバスチャンはあいにくの雨。バスセンターまではそう遠くは無いのですが、
大きなスーツケースを雨のなか運ぶのは億劫ですね~
こちらのAirbnb、2泊のお値段は76,058円でした。
ホテル代が高いサン・セバスチャン、普通に部屋に泊ってもこの倍くらいすると思います。
室内はとてもキレイで対応の良いホストさん、お薦めの民泊です。
(場所は冒頭に示した地図からお探しください)
サン・セバスチャンからまたビルバオ空港へ向かいます。
発車時刻は午前9:00、車内は満席でした。
空港からサン・セバスチャンへの行きは、時間が読めないので予約が難しいのですが、
時間が確定している帰りはネット予約しておくのが無難です(なぜか日本からはアクセスできなかったのでバルセロナに着いてから予約しました)
バスはほぼ定刻の10:15頃ビルバオ空港に到着。 朝からなにも食べていませんので腹減り御一行様です。 スマホのAIに、空港内でバスク地方の料理を簡単に食べられる店を聞いたら、このCafe Iruna Berriaを推薦してくれました。 ビルバオに本店があるお店の空港支店らしいですね。推薦もなにも、空港内にレストラン的な店はここしかありませんでしたが。
注文した食べ物がこちらです。
・Tosta Pan Maiz Pal.(トウモロコシパンのオープンサンド 生ハム乗せ) 5.25€
・Boc. Ventresca Pipar(ツナと青唐辛子のサンドイッチ) 9.95€
・Pintxo Tortilla(スパニッシュオムレツのピンチョス) 5.20€
注文通り、一応バスク料理が食べられました。空港にしては、お値段含め結構いい線いっていると思いましたよ。
| 名称 | Cune Verdejo 2025 クネ ベルデホ 2025 |
|---|---|
| 生産者 | Compania Vinicola del Norte de España コンパニーア・ヴィニコーラ・デル・ノルテ・エスパーニャ |
| 価格 | 6.90€ (180ml) |
| 購入店 | Iruña Berria |
ツイッターで、「朝から飲まぬは酒呑みの恥」的なご意見を頂いたので、朝っぱらからワインを頂いております。
小瓶のワインは、クネの赤と白がありました。赤は日本でもよく見かけますが、白は珍しいと思ったのでこちらをチョイス致しました。
外観は普通に白ワインの色です。香りは「ベルデホってこんなだっけ?」な普通の白ワイン香り。
まるでマカベオみたいです。味わいも、「普通に白ワインだよね」な、甘さも酸味も控えめなバランス。
白ワインを飲んだという印象しか残りませんでした。
もちろん、こういうところのこういうワインに対して過大な期待を掛けるのは野暮ってもんでございますよ。
ただ、6.90€は日本円だと1,300円くらいするわけで、だったら普通に美味しワインが飲めるよね、とか考えてしまいます。
| 点数 | 71点 |
|---|
それでは、今回のサン・セバスチャンのバル巡りを総括します。
・廻った軒数:11軒
・使ったお金:311.70€(約56,000円)
初日夕方に体調を崩したのでちょっと少なめでしょうか。
良く飲む1人+ちょっと飲む1人+全く飲めない1人の3人でこれくらい、
今後サン・セバスチャンでバル巡りを考えている方の参考になれば幸いです。
次のフライトは、ビルバオ13:25発ロンドン・ガトウィック行ブエリング航空VY6633便。 フライト費用は3人分で54,856円。 イギリス海峡を越えてロンドンへ向かいます。
タラップを使って飛行機に乗るのは久しぶりですね。機材はバルセロナから飛んできた時と同じくエアバスA320です。
楽しかったスペインさようなら、そして待ってろよ英国!
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