8月です。関東地方、今年の梅雨は長かったですねぇ~。そして明けていきなりの猛暑。うへぇ。
さて、先月の人間ドックを目指して体重を落としてきた「ディスクロージング・ダイエット」のその後ですが、
『どうせまた太って元の木阿弥でしょ』って思われているかと想像します。ところがどっこい
増えるどころかさらに減っている
わけですね。その後一度も目標値を上回ったことはない、という結果です。
やっぱり、運動によって代謝を上げて減らした体重はそうそうすぐにはリバウンドはしない、ってことですね。
もちろん、これから先またじわじわと増えていくとは思います。そうしたらまた同じことをやって減らせば良いわけで。
要するに「運動量で自分で体重をコントロールできる」ことが大切っすね。
・・・ってな感じで、ささやかな自慢話ではありますが、今後も長く楽しく飲み続けるために健康維持に気を遣っていく所存です。
本日の食前酒はサントリーのプレモル「秋<香る>エール」。
先週、「秋限定ビールにサントリーが無い」とか「サッポロがイチオシ」とか書いていたけど、
手のひらクルーでコレがイチオシ。
「芳醇でフルーティ」のうち、芳醇さはその通り、フルーティさはもうひと頑張り。でも秋らしくて良いビールですよ。
しまったなぁ、500mlを買えば良かったかな。パストラミビーフとごぼう天をアテに飲んだら一瞬で蒸発しました。
名称 | ST52 Grauburgunder Trocken 2017 ST52 グラウブルグンダー トロッケン 2017 |
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生産者 | Weinhaus Gebrüder Steffen ヴァインハウス・ゲブリューダー・ステフェン |
価格 | 1,313円 |
購入店 | サンタムール |
本日の夕食は、鶏のグリル3種(手羽中、セセリ、ハツ)、マグロとアボカドのアヒポキ風、大根ツナサラダ。
ワインは、久しぶりにドイツ産の白が飲みたくなって、モーゼル産のグラウブルグンダー(フランスではピノ・グリ、イタリアではピノ・グリージョ)をチョイス。
アルコール12%のトロッケン(辛口)です。最近は日本に入ってくるドイツワインも、こういう辛口が多くなってきた感がありますな。
栓はコルクではなくスクリューキャップです。いかにも合理的なドイツらしい仕様ですね。
ワインの色は結構しっかりしたレモン色。2017年産なんで熟成色では無さそうだし、樽熟もしていないだろうからそもそものブドウの色だと思われます。
香りは「ぺトロールの無いリースリング」といった感じ。涼しげな白い花の雰囲気と、緑色の柑橘香が結構なボリュームで香ります。
味わいはとてもカッチリした印象。甘くなく酸っぱくなく、要素を絞って「ワインの骨組みが出来上がりました!」って感じ。
もちろん今でも飲めるけど、なんかいろいろMissing Pieceがある状態な気がしないでもありません。
ドイツワインらしく、骨格はしっかりした印象を受けます。
ただ、少なくとも現時点ではあまり享楽的ではなくて、骨格標本に萌えている感じ。
この先変化していくのかな?ドイツ産には暗いので良ぅ判らんとです。
点数 | 72点 |
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名称 | Real Compañía de Vinos Tempranillo "Vendimia Seleccionada" 2014 レアル・コンパニーア・デ・ビノス テンプラニーヨ "ベンディミア・セレクシオナダ" 2014 |
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生産者 | Real Compañía de Vinos レアル・コンパニーア・デ・ビノス |
価格 | 972円 |
購入店 | トスカニー イタリアワイン専門店 |
本日の夕食担当は師範、メニューは鶏モモ肉のオーヴン焼き、空心菜のガーリック炒め、ピーマンバター醤油(ツイッターで見かけたレシピ)、アジフライ(お惣菜)。
ワインは、ツイッターで「1000円以下で買えるワインとしたら最上級では?」
との情報を入手したスペイン産のテンプラニーヨ。
ラベル下部にある"Aged in Oak Barrels"の文字が誇らしげであります。
色は、いわゆるボルドーやニューワールドのカベルネ&メルロー系ほど濃くは無くて、大きめグラスでも向こうが透けます。
そして、2014年とそれなりにお歳を召しているからか、エッジには若干オレンジのグラデーションが見えます。
香りは、この品種にありがちなヤニっぽさは弱くて、さりとてボルドー的でもなくて、なんとなく南仏のシラーやグルナッシュみたいな感じ。
ツンっと来る果実香とほのかな樽の香ばしさ、ボリュームはそれほどでもないけどなかなか複雑な香りです。
味わいも、適度な甘味と柔らかい渋味がなかなかいい感じ。
酸なのかタンニンなのか、ちょっとピリッと来る刺激が玉にキズではあるけどね。
とりわけ個性的な何かがあるわけでもないけど、バランスが良くて「良く出来た」ワインだと思います。
これが「最上級」かどうかは判りませんが、確かに1,000円以下でこの内容は立派なものですね。スペイン恐るべし。
この地域のワインにありがちな、やたらと濃い側に振ってないのも好印象ですな。
普段の食事のお供に、使い勝手の良い赤だと思います。
点数 | 77点 |
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Real Compania De Vinos Tempranillo Vendimia Seleccionada 2015 972円 |
名称 | Louise Dubois "1885" Chardonnay 2017 ルイーズ・デュボワ "1885" シャルドネ 2017 |
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生産者 | Louise Dubois ルイーズ・デュボワ |
価格 | 690円 |
購入店 | リカオー |
本日の夕食は、フェイスブックのお知り合いがクックパッドに上げていた
レシピを参考にして作ったナスの煮びたし、
それと刺身(真鯛とマグロ)、ブリの照り焼き。ブリ照りは師範代、それ以外は師範が調理担当です。
ワインは、サッパリ系の白が良いと思い、Vin de France格付けのシャルドネを。お値段は1コイン+αの税込み690円です。
この銘柄は、門下生第百十二号の「庶民のワイン研究所殿」が高く評価しておられたのでゲットしたもの。
同じシリーズでカベルネ・ソーヴィニョンとピノ・ノワールも買っています。まずは一本目、ここでコケて欲しくないところです。
まずは注ぐ前の印象から。栓はちゃんとコルク材、ボトルもこのクラスとは思えないヘビーボトルが使われています。
恭しくグラスに注いで、色は普通に薄めの麦わら色。ややサラッとした感じの外観です。
香りのボリュームも弱めです。深く嗅げばリンゴと蜂蜜トローリ溶けてる感じと、2017と若い割にはちょっと熟成した感のある埃っぽさを感じます。
味わいは、甘さ控えめで酸味も控えめ。
数値がそれを如実に物語っていて、糖度6.0でpH3.9。
旨味はあるので薄っぺらな感じはしないけど、締まりのなさは如何ともしがたい感じです。
改めてワンコイン強であることを考えれば、こういう「ちゃんとフランスのシャルドネ」がこの値段で頂けるのは立派だと思います。
変な甘ったるさや薬品っぽさが無い、ってのも納得ポイントです。
ただ、やけに老成した感じから醸造or流通で辛い目にあった可能性が想起されるし、
好き嫌いで言えば師範的にはあまりパッとせんなぁ、という感じです。
もちろんこういうワインなので、ボトル差はあると思います。それも含めての値段ですね。
点数 | 69点 |
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Louise Dubois "1885" Chardonnay 2016 690円 |
本日は、師範父実家の菩提寺である光尊寺にて伯父の告別式。
今どきお寺での葬式は珍しい気がするね。坊さんたちの入場時に雅楽のテープ(正にカセットテープ)が流されてちょっとビックリ。
雅楽って神道のイメージがあるよね。
そして、このお寺常設のサラウンド・スピーカーはさすがのBOSE製でした。
やっぱりお寺だけにボーズ(坊主)なのかな・・・(この項オヤジギャグ)
・・・なんてどうでも良いことをを考えながら、そして亡き伯父に想いを馳せながら一連の法事は滞りなく終了。
伯父夫妻には師範&師範代の結婚式の仲人を務めて頂いたんだよな。本当にありがとうございました。
あっちで兄弟三人仲良く孫自慢でもしてね。
法事が終了したのが午後2時30分頃、でも余裕を持って取った帰りのフライトは熊本空港午後6時45分発。
た~ぷり時間があるわけなので、保有しているカードの関係で無料利用できる空港ラウンジ"ASO"へ。
ビール1本は無料、ということで、定番のアサヒ/キリン/サッポロ/サントリーがある中で、本日のチョイスはサントリー。
並べてみると、赤銅色の缶が美味しそうに見えたのね。実際飲んでも旨味シッカリでホッとする味わい。
でも最近プレミアムじゃないモルツってあまり見かけなくなった気がするなぁ。
そして、ビール以外にも無料で「球磨焼酎 飲み比べ」ってのがありました。
ボトルが3本置かれていて、グラスも普通サイズだし氷もあるし、実質フリーフローです。
そんなお得なものを師範が見逃すはずがありません・・・というわけで、がっつりテイスティングして参ります。
純米焼酎 川辺(写真左)は「これぞ米焼酎」なスッキリした味わい。関東から見たら一緒くただと思いますが、
熊本人は元来芋焼酎みたいなクセのある焼酎は好きじゃなくて、米焼酎が好きなんだと思います。
熟成古酒 琥珀 樽神輿(写真中)は、外観通り樽熟させて淡い琥珀色を呈しています。
でもワインの樽香とはかなり雰囲気が違って、いい意味で「アクリルのぬいぐるみ」みたいな香りがするのね。これは面白い。
かめ壺手造り 文蔵(写真右)は。米焼酎としてはかなりクセの強い部類だと思います。
芋焼酎ファンにはこういうのがグッとくるかもですね。
ちゃんとした量を1杯ずつ頂いたら、いい感じに出来上がりました。ナイスサービスだよ熊本空港ラウンジ!
帰りのフライトはソラシドエア熊本発羽田行022便。出発10分遅れのアナウンスを聞くと、
「いい感じに出来上がった」と言いながらアルコールを追加したくなるものです。
ところがですよ、熊本空港は保安検査場を通過した後の売店に缶ビールがありません。
生ビールへ誘導しているのだと思いますが、ケチな師範はより安いハイボール(中) 410円を頂きました。
ところが結果オーライ、これが量たっぷりでしっかり仕上がり直しました。
・・・ってな感じの九州帰省。たった丸一日ちょっとの短時間滞在だったけど、
やっぱり故郷は良いな。心の拠りドコロですよ。
大変可愛がってくれた伯父が他界、お通夜と告別式に参列するために単身熊本へ。
直前の予約だとLCCが安かろうと思い、全く比較もせずに取ったのがソラシドエア。
3列+3列の小さい飛行機ですが、飛びやぁ良いんだよ飛びやぁ。
っていうかソラシドエア、予約時点で(師範側の責任で)ちょいとミスがあったんだけど、
大変誠意を持って対応して頂けたので印象良いです。
機内サービスでちゃんと飲み物(あご柚子スープ)も出たし。
ちなみに右写真は、ソラシドエアが使う搭乗口(羽田空港第二ターミナルの一番北側)の3階にあるラウンジ。
アルコール有料ですが、広くて景色が良くて快適です。
熊本は大津町の古刹、光尊寺でお通夜の終了後、親族で直会(なおらい)。仕出しの料理はガチで精進料理でした。
今どき珍しいような気がするのは、関東での生活が長いからでしょうか?
ビールは安定のサッポロ黒ラベルです。
お通夜も終了、今宵の宿は師範母の住まいに泊めてもらうことに。
エビスと黒エビスを頂いた後、料理用に買ったらしいミニチュアボトルのブランデーを。
久しぶりにたっぷり母と話しました。
そんな感じの突然の帰省初日。明日はもう帰るんですけどね。
昨日は「ぼちぼち稽古する」などと嘯いていた秋限定ビール、
やっぱりこういうのはハシリの時期に飲んでナンボでしょう、ということで残り2種を一気に。
銘柄は「サッポロ 焙煎生ビール」と「アサヒ 紅(くれない)」。
そういえばサントリーは(ビールとしては)出してないですね。
サッポロの焙煎生は黒ビール風の焦がした香りと甘さがあって、まさに秋らしい味わい。もう少し涼しくなってからの方が良いかもだけど、今でも美味いです。
対する紅は・・・やっぱりベースはアサヒ節。スーパードライの酸味と金属味を引いて旨味を足しました、って感じ。
昨日のキリン秋味を含め、秋限定対決はサッポロに軍配を上げます。
名称 | Elgin Vintners Pinot Noir 2015 エルギン・ヴィントナーズ ピノ・ノワール 2015 |
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生産者 | Elgin Vintners エルギン・ヴィントナーズ |
価格 | 2,970円 |
購入店 | アフリカー |
先週の日曜、南アフリカ産の稽古して、やや不本意な結果に終わったので、本日はそのリベンジ。
同じく南アフリカ産のピノ・ノワールで、ヴィンテージは1年古い2015年産。
輸入元の"Humming bird(ハミング・バード)"というところは道場では初稽古ですが、富山県にあるインポーターのようです。
ちなみに本日の料理は、最初にビールと合わせたのが茶豆の枝豆、前菜はレタスと地物ワカメのサラダ&カツオの和風カルパッチョ&キュウリとクラゲの酢の物、
メインが米国産豚肩ロースのローストポーク。
主食は横浜のベイ・クォーターにある「デリフランス」というパン屋のバゲットです。
さて抜栓。この値段なのに?シール材は蜜蝋です。高級感はあるけど、抜栓が面倒なんだよな、コレ。
そしてボトルもめっちゃ重いヘビーなヤツです。
すったもんだして栓を抜いて、グラスに注がれた色はピノ・ノワールとしてはかなり濃い感じ。
エッジまでキレイな赤紫色です。
香りのボリュームは結構立派で、「おぉ!」っと思います。
ブルゴーニュで言えばボーヌ側、イチゴやラズベリーなんかの果実香に加えて、革やワキガっぽい動物的な香りを感じます。
味わいは、香りの「おぉ!」感に比べれば相対的に軽め。特に渋味が穏やかです。
このあたりは2015年産なんで若干熟成入っているのかな、と思います。
結果的に「リベンジ成功」、やや野暮ったいけどこんなに香りの深みがあるピノ・ノワールが稽古範囲内のお値段で買えるのはめっけもんです。
やっぱり南アは「残された宝箱」感がありますな。
ちなみにこのワインを含む南アのピノ・ノワールがまとめて安く買えるセットがアフリカーさんで売り出し中。
「この項PR」なステマのようですが(笑)、ガチで南アのピノの美味しいところが揃っていると思いますのでお薦めっす。
点数 | 83点 |
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リンク |
Elgin Vintners Pinot Noir 2015 2,970円 定番美味ピノ6本セット【送料無料】【南アフリカワイン】 16,740円 |
本日の食前酒は、季節限定 キリンの『秋味』。毎年「もうそんな季節かぁ」と思うビール。
『麦芽たっぷり1.3本分』らしく、『秋だけの贅沢な味わい』の謳い文句通り味わいは濃いっすね。
でも香りは弱いんだよなぁ。そこがねぇ、ワイン党だとやっぱり香りを重視してしまうよねぇ。
秋限定のビール、この他にもサッポロの『焙煎生ビール』、アサヒの『紅(くれない)』も調達済み。
ぼちぼち稽古して参ります。
名称 | Magnitud "Especial Seleccion" N.V. マグニチュード "エスペシアル・セレクシオン" (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | Bodegas Verdúguez ボデガス・ベルドゥゲス |
価格 | 520円 (単品価格:1,382円) |
購入店 | MyWineCLUB(マイワインクラブ) |
秋味が出てくるとそろそろ秋だな、そして夏に備えて大人買いした安いスパークリングも若干ピッチを上げて稽古しないとだな、
ということで本日のワインは「世界の選りすぐり辛口スパークリング9本セット」、税送料込み通常6,458円からの1本。
産地はスペインだけど、"Cava"の表記が無いのでシャルマー方式なんですかね?
ちなみに料理は、真鯛の刺身、地ダコと地ワカメの酢味噌和え、イワシの蒲焼、トマトのスープ、チョレギサラダ。
泡を選びたくなるメニューでしょ?
色は普通に薄めの黄金色ですが、泡立ちは弱い感じですね。
香りも弱めです。スパークリングって、そもそも泡が香りを運んでくるから安いヤツでもそこそこ香るんだけど、こいつはかなりだんまりを決め込んでくれています。
そして味わいは・・・甘いっす。泡立ちも酸味も弱いので、ダイレクトに甘い。一番近い例は、イタリアのアスティですかね。
甘いスパークリングが受け入れられない層には絶対無理なヤツです。
それこそストロングゼロの方がよっぽど甘くないと思います。
仕方がないんで、後半はタピオカを入れて「タピオカ・シャンパンだぁ~!」にしてましたが、これが未知の味わい。
太いストローでワインを吸う、ってこと自体が新しい・・・ってか食べ物で遊んではイケマセン。
点数 | 53点 |
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リンク |
【 特別 送料無料 】【ストッパー付】世界の選りすぐり辛口スパークリング9本セット 6,458円 Magnitud "Especial Seleccion" N.V. 1,382円 |
本日は職場(※1)の夏祭り(※2)のイベントで、
日本ワインの老舗「岩の原葡萄園」のマスカット・ベーリーA垂直試飲会。
普通だったら聞いたことをガンガン書きたいところだけど、
「SNSへの写真投稿はご遠慮ください」とのことなので、
『個人ホームページ(死語)とSNSとは違うよね』と勝手に判断し、控えめに載せて参ります。
試飲会の内容は、ウェルカム・ドリンクのスパークリングとマスカット・ ベーリーAのヴィンテージ違いが3種頂けて、
更に日本のチーズも3種付いて参加費1,000円。当然安すぎなんだけど、もちろん勤務先から補助が出ているのでしょう。
「同じことをウチでもやってくれ!」と言われたくないからSNSへのアップ禁止なのかな?
あるいは肖像権に配慮したのか・・・よくわかりませんけど個人ホームページ(再度死語)なら良しとします。
名称 | 岩の原 スパークリング・ロゼ マスカット・ベーリーA N.V. |
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生産者 | 岩の原葡萄園 |
価格 | (テイスティング1,000円) |
購入店 | 岩の原葡萄園 |
最初ウェルカム・ドリンクとして着席と同時に頂いたのがこのスパークリング・ワイン。
ウェルカムドリンクって、普通一杯だけと思うじゃないですか。なのでセミナーを拝聴する間もたせようと思ってチビチビ飲んでいたんだけど、
実は「無くなった方はお注ぎします」というフリー・フロー・スタイルだったわけですよ。
早く言ってよ~・・・ってケチ度満開ですネ、スミマセン。
ちなみにこのワイン、品種はマスカット・ベーリーA100%だそうです。赤のセニエ果汁から造られたのかな、と想像します。
色は薄ピンクで、泡はちょっと弱め。瓶内二次発酵らしいですけど、シャンパーニュみたいなイースト香りは感じません。
そのかわり、いかにもマスカット・ベーリーA的なイチゴとココナッツの香りがしっかりあります。
味わいも泡の刺激は少なめ。甘さ控えめで軽い苦みがあって、ややストイックな味わいです。
見た目も香りも可愛らしいんだけど、飲むと結構カタブツな感じ。
ちなみにここで小ネタを一つ。今ではマスカット・ベーリーAだけが残ってますが、
川上善兵衛氏は「ベーリーE」まで造ったとのこと。ここソムリエ試験に出ますよ!(出ません)
点数 | 74点 |
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名称 | 岩の原葡萄園 マスカット・ベーリーA 2016 2016 |
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生産者 | 岩の原葡萄園 |
価格 | (テイスティング1,000円) |
購入店 | 岩の原葡萄園 |
今回師範がこの企画に応募した理由は(一応抽選でした)、「マスカット・ベーリーAの垂直試飲なんてなかなか無いんじゃ無いの?」って理由です。
それもわざわざワイナリーの方がいらっしゃって直々に説明して頂ける、これはワインの中身がどうあれ「コト消費」という観点でもお得でございますよ。
そんな感じで一通りの説明も受けて、テイスティングスタート。最初は一番若い2016年産から。
現行のヴィンテージですな(ワイナリーのオンラインストア。
お値段は4,860円もするようです。そんなクラスのワインが「ひとりハーフくらいご用意しました」で1,000円。ありがたやありがたや。
色は、この品種らしく薄めの紫色です。香りは、ストレートにイチゴ・キャンディの香り。
樽熟は100%らしいですけど、新樽比率は約7%と低めなので、樽はあまり主張しません。
味わいは・・・軽いなぁコレ。甘くもなく酸っぱくもなくで、全体に薄い感じ。うーむ。
香りは結構イケてるんだけど、味わいの軽さがなんとも・・・って感じです。
でも、同じテーブルに同席した方の4人のうち2人は「2016がイチオシ」らしいいです。
人の好みというものは多様性がありますなぁ。
点数 | 72点 |
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名称 | 岩の原葡萄園 マスカット・ベーリーA 2015 2015 |
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生産者 | 岩の原葡萄園 |
価格 | (テイスティング1,000円) |
購入店 | 岩の原葡萄園 |
そして次のヴィンテージは2015年。岩井原葡萄園のこの銘柄には、樽はアリエ産とトロンセ産(ハード・ローストとミディアム・ロースト)が使われているそうです。
造り手側としては『樽を使いすぎると没個性になるんだけど、ついつい使いたくなっちゃうんです』とのこと。判るなぁ。
樽=コストなわけだから、高品質=コストって考えはきっとあるんだろうな。
そしてこの2015年産、色は2016年より明らかに濃い紫色です。
そしてなにより特筆すべきは、バリっとした樽の香ばしさがあること。
新樽比率は16.8%らしいけど、明らかに2016年産とは異質の香ばしさです。
味わいは、2016年産同様軽めの感じではあるけど、色と香りの充実感があるからか、「薄い」ってイメージはありません。
今回の3ヴィンテージだと、師範はこの2015年産がイチオシでした。
やっぱりマスカット・ベーリーAと樽って相性良いと思うんだよね。
そもそもがココナッツみたいな香ばしい香りを持っているからね。
点数 | 78点 |
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名称 | 岩の原葡萄園 マスカット・ベーリーA 2014 2014 |
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生産者 | 岩の原葡萄園 |
価格 | (テイスティング1,000円) |
購入店 | 岩の原葡萄園 |
もう一本のヴィンテージが2014年産。ちなみに2015と2014は既にメーカー終売らしいです。
ちなみに今回のイベント、ワインに合わせるチーズも凝ってまして、全て日本産。
わざわざチーズプロフェッショナルな方に来て頂いて、「茶臼岳」というシェーブル的な山羊乳チーズ、
大分の「なっち」というモッツアレラタイプを紫蘇にくるんだもの、「タカラのタカラ」というコンテタイプ。
方向性としてどれもマイルドで、日本ワインに合わせやすいという意味では首肯します。
さて2014年産にこのワインはというと、色は3種の中で一番濃いように見受けられます。
香りは「え?これがマスカット・ベーリーAなの?」な感じ。
しっかり熟成香があって、「田舎のおばあちゃんちのじゅうたん」と言われる日本のメルローにも近い感じ。
口に含んでも、びっくりするくらい熟成感があります・・・ってか既に下り坂じゃね?このワイン。
基本的に「若いもん好き」な師範にとっては、このワインはちょっと進み過ぎてます。
ただ、テーブルに居合わせた4名のうち1名は「これが一番美味い」とおっしゃるのね。
やっぱりワインって嗜好品ですなぁ。どれが美味かろうとそれは人の勝手です。
点数 | 69点 |
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そんな感じの社内イベントでした。
ちなみに、岩の原葡萄園はサントリーの100%子会社なので、ワインづくりにいろいろ口出ししてきたりしないのか尋ねたところ、
「経営状況は口出しされますがワイン造りは完全に独自でやってます」だそうです。
そういう話、シャトー・ラグランジュの時も聞いたな。
サントリーの多角経営に対するアプローチってそんな感じなんですねぇ、と理解を深めました。
名称 | Viña Olabarri Tempranillo 2016 ビーニャ・オラバリ テンプラニーヨ 2016 |
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生産者 | Viña Olabarri ビーニャ・オラバリ |
価格 | 1,045円 (単品価格:1,180円) |
購入店 | ヴェリタス?輸入直販ワイン専門店 |
本日の夕食当番は長女。夏休み期間中なので当番ローテーションに入ってくれていて、親としては助かります。
メニューは、バーベキューチキン、トマトクリームスープ、レタスとトマトのサラダ。
「我が子が作った」バイアスがあるにしても美味いです。
そんな料理に選んだワインは、ヴェリタスの「BIOワイン極上赤だけ5本セット」 税送料込み5,780円からの最後の1本。
スペインはリオハのテンプラニーヨ、こういう老舗産地でもBIOとかあるんですね。
さて抜栓。日曜に引き続き、このワインもコルクに酒石がビッシリ。
続くときは続くもんですな。幸い今回は注ぐ前に気づいたんんで、グラスの中には入りませんでした。
色は、リオハらしいしっかりした紫色。外観では全くボルドーあたりと見分けはつきませんね。
香りは、テンプラニーヨ、それもリオハのソレらしいツンっとした刺激のある果実香とヤニっぽさ。
焦げた感じの樽香以外、ボルドーとは香りの傾向は全く異なります。
口に含むと、意外とスムーズで柔らかい味わい。
酸は結構あるように思うけど数値は3,9???ぼちぼち測定器の校正が必要かな?
後味にちょっと厠臭というかアンモニアっぽさがあるのが自然派っぽい部分かもです・・・ってこれは程なく飛びましたが。
リオハらしいクセと自然派らしいクセが重なって、やや強い個性で飲み手を選ぶ感じではありますが、品質的には悪くないと思います。
今回のこのBIOセット、いわゆる「ドBIO」なワインは少なくて、一般人にも馴染める範囲内でした。
5本で6,000円弱という値段もリーズナブルだと思いましたよ。
点数 | 74点 |
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リンク |
【送料無料】 BIOワイン極上赤だけ5本セット 5,780円 Vina Orabarri Tempranillo 2016 1,180円 |
師範は本日から渡世の業務を再開しておりますが、 師範代は今日まで夏休み、ということで本日は夏休みの打ち上げ・・・といってもほとんど何もしない夏休みでしたけどね。 店は、横浜駅西口を出て15分ほど歩いたところにあるアリラン飯店 浅間町店。 昨年もほぼこの時期に利用しております。 今回の席も、店の横にある小道を通って行った離れにある個室を使わせて頂いております。
料理は例によって皆で好きなものをいろいろ頼んでおります。左写真手前から右回りに、タン塩 1,590円、カルビ 990円、黒豚焼 990円(いずれも税別)。
他にもホルモンなんかの内臓系とかセンマイ刺や豚足みたいなツマミ系とか、チョレギやスタミナサラダといったサラダ系、
そしてチャプチェやテグタンや冷麺なんかの炭水化物系も食べております。
このお店、お値段は決して「激安」ではありません。このタン塩が1,590円は高いと感じる人も居るでしょう。
でも師範家は、せっかくの家族焼肉はゆっくりした環境でそこそこ良い肉を食べたいのね。
そして「そこそこ」で良いんです。だから「特上カルビ」とかは頼みません。
超高級な肉は師範にはちょっと脂っこすぎるのよね。
名称 | Nederburg "The Winemasters" Cabernet Sauvignon 2017 ネダバーグ "ザ・ワインマスターズ" カベルネ・ソーヴィニョン 2017 |
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生産者 | Nederburg Wines ネダバーグ・ワインズ |
価格 | 2,250円 (税別) |
購入店 | アリラン飯店 浅間町店 |
本来月曜日は休肝日なんですが、焼肉を目の前にして酒を飲まないのはかえって身体に毒というものです。
焼肉にはビールが定番ですが、そしてビールも飲みたかったわけですが、この店はボトルワインが魅力的なんですな。
泡1種、白3種、赤8種がリストされていて、そのほとんどが3,000円以下です。
ここはビールをカマンしてでもワインに行くべきでしょう。もちろん飲む人が2人以上いれば、ビール→ワインの組み立てが出来るんだけどね。
そんなリストから選んだのは、昨年同様、南アフリカ産でネダバーグのカベルネ・ソーヴィニョン。
ビンテージは昨年より進んで2017年です。一番安かったデル・スールが2,150円だし、ラ・パッション・グルナッシュが同じ2,550円なのも悩んだけど、
やっぱり焼肉にはコレでしょう。
色はとても濃い紫色、エッジまでピシーっと真紫です。粘性も高くて、グラスの内側をタラーリタラリです。
香りのボリュームも立派なもので、カベルネ・ソーヴィニョンらしいベリーとピーマンの香りがしっかりあります。
味わいは、ガチで甘くて渋い。まだまだめっちゃ若い感じでギシギシしているけど、
相手が焼肉だとこういう荒っぽさも悪くない感じです。
やっぱハズさないな、コレ。まだガチガチに若いけど悪くない。日本中の全焼肉屋において頂きたい銘柄です。
そして、昨年は提供温度に難があった(ほぼ常温でした)んだけど、今年は良い感じに冷えてました。
明らかにビールの温度帯とは違うので、そういう設備を入れたのかな?だとすればアッパレです。
願わくばハーフもラインナップして頂きたいところです。
点数 | 77点 |
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お会計は、家族4人好きなものを飲み食いしてトータル20,000円円弱。
このお店、ワイン目線でも使えます。本日注文したネダバーグ以外にも2,000円台で魅力的なボトルワインが選べますんで、
横浜在住の安ワイン者はぜひ一度足を運んで頂きたい。
そして「ワインって売れるんだな」という事実を積み上げて、もっと選択肢が広がることを期待したい。
そうすれば次回の師範が喜びます。
ダラダラ過ごした夏休みも本日最終日。名残惜しゅうございますわねぇ。
こうやって明るいうちからの食前酒も当面おあずけになりますなぁ。
その最終日の食前酒に選んだ銘柄は、アサヒのゴールド・ラベル。クソ暑い昼下がり、スッキリ系も良いかなぁと思ったんだけど・・・
コレ、スッキリを通り越して薄っすいっすね。泡持ちも悪いしビールじゃないみたい。
やっぱり「スーパードライ」のアサヒビールと「スーパー地雷」っぽいTOKYO2020のコラボ商品だからかな。
・・・と、上手いこと言った気になっております。
名称 | B Vintners "Black Bream" Pinot Noir 2016 B・ヴィントナーズ "ブラック・ブリーム" ピノ・ノワール 2016 |
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生産者 | B Vintners B・ヴィントナーズ |
価格 | 3,229円 (セール品) |
購入店 | アフリカー |
夏休み最終日の夕食は、アンガス牛モモ肉のローストビーフ、シーフード(インドマグロ中トロ、ヒラメ、マダイ、サーモン)とブロッコリー&キュウリのサラダ。
主食はガーリック・トーストのブルスケッタ。
どう考えてもワインが合いそうなメニューだし、夏休み最後でもあるのでワインもちょっといいヤツをチョイスしました。
モノは、4月に「アフリカー」のセールで買った南アフリカ産のピノ・ノワール。
お値段は税別でぎりぎり稽古範囲内でした。今は扱いが無いみたいですが、通常価格は5,000円弱のワインのようです。
抜栓の際にプチ・トラブル発生。ボトルの内壁とコルクが触れる部分に酒石があり、ボトル内壁に貼りついて残ったそれが注いだ時にグラスに入ってしまいました。
酒石は別に悪いもんじゃないとは判ってますが、こうなるとやっぱり若干ブルー入りますね(グラスの中を一旦流しました)。
注いだ液体は、ピノ・ノワールらしい明るめの紫色で、エッジ部分にグラデーションが見えます。液体自体は澄んでいてキレイなものです。
香りは、ブルゴーニュで言えばボーヌからシャロネーズあたりの南部の雰囲気、梅やプラムというより革やイチゴなどの妖艶系の香りが主体です。
甘香ばしい樽香もありますし、どこか薬草(甘草?)のような香りもあって、ボリュームは弱めながら複雑さがあります。
味わいは、まず感じるのがしっかりした酸。甘さ控えめで渋味も軽いので、やや酸が目立ちます。
数値を計ると、糖度が6.5でpHが3.8。甘くないのは数値通りですが、酸味に関しては不思議と体感ほどの数値ではありません。
香りはボーヌやシャロネーズなのに味わいはフィサンやマルサネなどの北部、いやもっと北でドイツあたりかな?それにちょっぴり南仏がプラスされたっ感じ。
ニューワールド的なユルさのない、キュッと締まったピノ・ノワールですが、ぶっちゃけ地味ではあります。
セール価格の3,000円強なら「まぁそんなもんかな」ですが、元値の5.000円弱で買ったとすると正直ガッカリしたでしょう。
もしかするとハズレなボトルだったのかも。あるいは師範自身が南アフリカのクオリティを過信し過ぎているのかも知れません。
点数 | 73点 |
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名称 | Hanamizuki blanc "La Florette" 2018 ハナミズキ・ブラン "ラ・フロレット" 2018 |
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生産者 | Okunota Winery 奥野田葡萄酒醸造 |
価格 | 2,376円 |
購入店 | 奥野田ワイナリー |
昨日あれだけワイン飲んどいて今日も飲むのか!って感じですが、意外と今朝のお目覚めは爽やかだったのね。
ただ、ここんとこ肝臓10連勤なので、本日は若干軽めのアルコール度数(11.5%)のワインをチョイスしました
(食前に清酒を飲んでいることは内緒です)
このワインは、6月の勝沼ワイン巡り 2019の際に購入したもので、品種は甲州。
試飲ではミネラル感がバッチリだった記憶と記録があります。
ちなみに本日の夕食は、長女が作ったチーズ入り鶏つくね、カリカリじゃこと水菜のサラダ。
そしてタコのカルパッチョ(キユーピーの冷凍)とツブ貝のアヒージョ(カルディのレトルト)、主食は神戸屋のハード系パン3種。
なんか毎日良いモン喰ってんなぁ、って風に見えると思いますが、その通りなので仕方ありません。食べるのが楽しみな一家です。
色は、ほぼ無色に感じるくらい薄めだけど、ほんのり赤みを感じる黄金色。
香りは「ザ・甲州」ですな。残念なことにボリュームは非常に弱い。でも、酢橘のような和柑橘の香りと甘酒のような酵母の香りがあって、香りを引き出す努力の跡が伺えます。
味わいは、試飲の時に感じたのと同様、ミネラル感がバッチリ。甘くもなくて酸味も弱くて、普通だったらヘタレなワインに感じられそうなバランスだけど、
このミネラルを想わせる旨味が全体を引き締めています。
ワイナリーの説明によれば、
『マセラシオンにより甲州種が持つ果実本来の味わいを最大限に引き出した後、
丹念なバトナージュにより豊かな香り、奥行きのある味わいに仕上げています。』
とのことのなので、オレンジワインに近い醸造法なのかな。抽出の強い白ワイン、といった感じです。
ただ、これで2,000円超えるのはやっぱりキツイなぁ。真面目な造りだとは思うけど、もう一段内容の充実を期待したいところです。
点数 | 70点 |
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暇な連休、一日くらいは外でワインと稽古したいな、ということで伺ったのが、亀戸にあるシャンパーニュスタンド デゴルジュマン
(お店のアカウント)。
前回訪問したのが6月、その前のゴールデンウィーク中にも伺っています。
ちなみに今回、ツイッターで「一緒に飲みませんか」と募集したところ、
下記8名の老若男女に手を挙げて頂きました。定員7名の店に9名、大盛況であります。
・MAMIさん
・Angeloさん
・アングラさん
・ミケさん
・Ÿんさん
・かしたくさん
・TZKさん
・Ksさん
最初は、このお店の名物?シャンパーニュ3種飲み比べから始めます。
1種類(一番右)のポワルヴェール・ジャックは固定だけど、あとの2種類は2ヵ月くらいで入れ替わるみたいなので、
毎度これが楽しみなんですな。己のテイスティング能力の無さを思い知らされますけどね。
名称 | Poilvert-Jacques Brut N.V. ポワルヴェール・ジャック ブリュット (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | Poilvert-Jacques ポワルヴェール・ジャック |
価格 | 680円 (Glass /飲み比べ3種1,500円) |
購入店 | デゴルジュマン |
まず最初は固定アイテムのポワルヴェール・ジャックから。2,000円前後で買えるシャンパーニュの中では、
頭一つ半くらい抜け出た品質を持つシャンパーニュだと思っています。
ダイセイワールドが輸入するこのラベルデザインのものと、
ヴェリタス(ワインプレスインターナショナル)が輸入するこのデザインのものの中身が同じかどうかは判りませんが、
ヴェリタスのサイトには「6年熟成」と書かれています。
色は、今回の飲み比べ3種類の中では一番薄めなように感じはしましたが、極く僅かな差ではあります。
香りは、「おー!コレよコレ!!」の勝手知ったるリンゴと高菜漬けの香り。
味わいは、いつもよりは若い感じがしました。気のせいかも・・・ってレベルではありますけど。
やっぱり美味いな、このシャンパーニュ。
本日はこの後ズラズラーッと(高~いヤツまで)シャンパーニュを飲んでいくわけですが、
大変遺憾ながら師範は「これで十分」だったりします。
持ち主孝行な安ワイン舌を持って幸せではありますが、やっぱり違いが鮮明に判った方が楽しいんだろうね。
点数 | (80点) |
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名称 | Royer Réserve Brut N.V. ロワイエ レゼルヴ ブリュット (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | Royer Pére et Fils ロワイエ・ペール・エ・フィス |
価格 | 900円 (Glass /飲み比べ3種1,500円) |
購入店 | デゴルジュマン |
飲み比べの2種類目がコレ、「ロワイエ」という道場初稽古の銘柄です。
調べたところ、歴史のある造り手ではあるけどフランス国内での消費が多いから海外への輸出は少ないそう。
なるほどだから22年の歴史を持つ安ワイン道場でも初見なんですな。
色は、前のポワルヴェール・ジャックよりやや赤みを強めに感じます。
「ブラン・ド・ノワールですか?」と聞いたけど違うみたい(ピノ・ノワール75%/シャルドネ25%)。
口に含むと、3種類の中では一番甘さが強いように感じました。
「ドザージュ多めですか?」と聞いたけどこれも違うみたい(6~8g/l)、
師範の感覚なんて全然アテにならんですな。
結局、この甘さはブドウの熟度が高かった、ということなんですかね?
次回から糖度計を持参するかな。カウンターで糖度計りながら飲むのはかな~り変人っぽいですが。
点数 | (78点) |
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名称 | Nicolas Maillart "Platine" Brut N.V. 二コラ・マイヤール "プラティーヌ" ブリュット (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | Nicolas Maillart 二コラ・マイヤール |
価格 | 1,200円 (Glass /飲み比べ3種1,500円) |
購入店 | デゴルジュマン |
3種類目も道場初稽古の銘柄です。
ちなみに、飲み比べじゃなくて普通にグラスの値段だと、ポワルヴェール・ジャックが1杯680円、ロワイエが1杯900円、二コラ・マイヤールが1,200円ということで、
これが一番お高い銘柄です。
でも、「お高い」と言っても1,200円だからね。ちょっとしたレストランでモエあたりをグラスで頼んでも1,500円とかすることを考えると、
非常に良心的な値付けだと思います。
色は、1番目と2番目のちょうど中間くらいの色合いだったように思います。
香りのボリュームに関しては、これが一番おとなしい感じだったような。
もちろん相対的な話なんで、安スパークリングなんかよりは香りは出ているんでしょうけど。
味わいも、良く言えば上品、悪く言えば地味な感じ。ただ、これまた飲み比べだから判る程度の微妙な差ではあります。
今回の3種飲み比べ、結果的に師範の印象はお値段とは逆の順番でした。あはは。
師範が「上品」一言で片づけちゃっている中の要素を、きっちり拾える方が世の中にはいるんでしょうな。
点数 | (77点) |
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名称 | Bollinger "Special Cuvée" Brut N.V. ボランジェ "スペシャル・キュヴェ" ブリュット (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | Bollinger ボランジェ |
価格 | |
購入店 | TZKさんから |
本日のスタート時間は18時ということにしていたんだけど、
今回人数オーバーで入れなかった、というか入れないはずだったけど結局ずっと居た(笑)TZKさんと、
スタート時間前に0次会。TZKさんお持ち込みのハーフのボランジェをご相伴に預かることになりました。
結構古めのキュヴェ、ということだったと思います。
それでね、やっぱり「さすがにこれが違うのは判る」って感じなんですよ。
まず色が濃い。レモン色というより黄色に近い感じ。
香りも、リンゴのバターソテーのような香りに加えて漬物のような熟成感がバリバリ。
味わいにもコクがしっかりあって、「高級なシャンパーニュでございます」が伝わります。
この日に飲んだ全9種のスパークリング・ワインの中で、これが一番熟成感があったような。
やっぱりハーフって熟成が早いんですかね?同じ銘柄を飲んだわけではないんであくまで印象としては、ですが。
点数 | (85点) |
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このお店でいつも注文するのが、このシャンピニオンのテリーヌです。 まずキノコの香りがシャンパーニュの香りと相性が良いんです。 そして、ピリッとした塩と胡椒が酒の肴として好適です。 そして一番重要なのは、テリーヌなんでチビチビ食べられるから、ツマミとして長持ちするんですな。 1時間くらいこれで粘ったような気がします・・・ってかもっと料理注文したまえ>師範
名称 | Crémant de Bourgogne Brut Blanc de Blancs N.V. クレマン・ド・ブルゴーニュ ブリュット ブラン・ド・ブラン (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | Lou Dumont ルー・デュモン |
価格 | 500円 (Glass) |
購入店 | かしたくさん持ち込み |
今回、同席させて頂いた「かしたく」さんが、いろいろとワインを持ち込んでおられました。
それらは、全部「1杯500円」という、ちょっと頭おかしい感じの値付けで提供して頂いております。
人の御恩は素直に受けるのを身上としている安ワイン道場ですので、ここはありがたく頂戴することにしました。
その1杯目がこれ、日本人醸造家「仲田」さんがブルゴーニュで運営するワイナリー「ルー・デュモン」のクレマンです。
ブラン・ド・ブランなんで品種はシャルドネ100%のようです。
色は、前のシャンパーニュ連中と比べると明らかに薄い感じ。熟成期間はそんなに長くないんですかね。
香りも、若いシャルドネらしい柑橘系のフルーツっぽさが主体です。
そんな感じなので軽いのかなぁと思いつつ口に含むと、これが意外と濃い味わいなのね。
おじさんビックリしたわよ(なぜおネェ言葉)。
やっぱりシャンパーニュとクレマン・ド・ブルゴーニュは違います。
でも、どちらが好きかは人それぞれだと思うのね。
そして、「シャンパーニュ=高いから美味いはず」という固定観念が、
長い年月で師範にも沁みついてしまっているようです。
点数 | (75点) |
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名称 | Crémant de Bourgogne Brut Rosé Blanc de Noirs N.V. クレマン・ド・ブルゴーニュ ブリュット ロゼ ブラン・ド・ノワール (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | Lou Dumont ルー・デュモン |
価格 | 500円 (Glass) |
購入店 | かしたくさん持ち込み |
同じ造り手「ルー・デュモン」のクレマン・ド・ブルゴーニュ、ブラン・ド・ノワールのロゼも持ち込まれておりました。
ちなみにこの銘柄は、今年の春のワイン会でも稽古しております。
品種は、ブラン・ド・ノワールなのでピノ・ノワール100%か、もしかするとガメイも入っている?なんて話をしておりましたが、
後で調べたらピノ・ノワール100%らしいですね。
色は、かなり薄めのピンク色で、「ロゼ」と書かれていますがそう書かないブラン・ド・ノワールでもこれくらいの色のがある気がします。
香りは、確かにピノ・ノワールらしいチェリーと革の香りがあります。
口に含むと、こちらにも黒ブドウの皮に由来するであろう苦味を感じはしますが、色の印象通りあまりロゼロゼはしてないですね。
ブルゴーニュってセニエするのかな?
するのであれば、赤ワインの副産物からこのクレマンを作ったのかな?なんて考えておりました。
そのあたりをご存じの方がいらっしゃれば、ご教示頂ければ幸いです。
点数 | (76点) |
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名称 | Grace Kerner Traditional Method N.V. グレイス ケルナー トラディショナル・メソッド (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | 中央葡萄酒 |
価格 | 500円 (Glass) |
購入店 | かしたくさん持ち込み |
そしてこの泡も「かしたく」さんのお持ち込み。
山梨のワイナリー「中央葡萄酒(グレイス)」が、北海道の余市で取れたケルナーを使って仕込んだスパークリングだそうです。
こういう場合、産地表示はどうすれば良いんですかね?とりあえず道場ではブドウの産地である北海道余市町で書いていますが。
ちなみにデゴルジュマンは2015年6月、生産本数1,480本の限定品みたいです。
色は、クレマン・ド・ブルゴーニュのブラン・ド・ブランよりさらに薄いレモン色です。
香りは、かしたくさんは「リースリングみたいだ」と言われていましたが、
師範には「なんか涼しい地域で採れたブドウっぽい」という以外にはなんとも捉えづらい感じでした。
味わいは、日本ワインらしいシュッとしたキレがあって、複雑さとか余韻とかは控えめです。
これを飲んで、「北海道余市町のケルナーを使ったスパークリングだな」と言える人がいたら尊敬します。
少なくともスパークリングに関しては、日本ワインはまだその個性を確立する前の段階なのかも知れません。
点数 | (74点) |
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今回の参加者、上は師範よりご年配の方から下は学生さんまで、非常に幅広い年齢層が同席しています。
そこで、「シニア割り増し制度」を導入することに致しました。お会計は基本的にそれぞれが注文したものを支払うんだけど、
シニアを自覚している人はボトルで買って「振る舞い酒」をするわけです。
師範がまだ若かった頃、年配の方に良いワインをいろいろと飲ませて頂いたわけですよ(今でもそういう機会がありますが)。
それは自分の「ワイン観」を形成するうえでとても役に立った記憶があります。
「安ワイン道場」なんてやっているくらいだから、本質的に師範は貧乏性でケチなやつなんだけど、
やっぱりこういう席ではそれじゃイカン!と思うに至ったわけです。
名称 | Pol Roger Extra Cuvée de Réserve Brut N.V. ポル・ロジェ エクストラ・キュヴェ・ド・レゼルヴ ブリュット (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | Pol Roger ポル・ロジェ |
価格 | 9,000円 (お店価格) |
購入店 | デゴルジュマン |
・・・というわけで、師範からの「振る舞い酒」がコレです。
デゴ店長に「ちょうどいいくらいの値段のヤツを」という、なんともアバウトで対応に困る相談をしたところ、
このポル・ロジェを提案して頂きました。
この日の「週末シャンパーニュ」は、ポル・ロジェのエクストラ・キュヴェ・ド・レゼルヴ 1999年だったので、
お好きな方はそれと飲み比べして頂くのが良かろう、ということでのチョイスです。
お値段ボトルで9,000円、ちょうど良いです!
そして、お詳しい方ならラベルデザインからわかると思いますが、このポル・ロジェも現行品じゃなくて結構古いやつです。
なので色も若干飴色っぽくなっています。香りや味わいも、前のボランジェほどではないにしても熟成感があります。
ただ、思ったよりは若いかな?クターっとした感じは無くて、まだシャキッとしています。
熟成しすぎていなくて、良い感じに美味しいシャンパーニュでしたよ
・・・なんて、とっても底の浅いコメントしかできなくて甚だ残念な感じではありますが、
皆さんにも喜んでいただけたようでなによりであります。
点数 | (84点) |
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本日の店長お薦めの一品が、フランス・モンサンミッシェル産AOPムール貝のクリーム煮。 ムール貝って、独特の癖というか磯臭さがある印象があるけど、 この貝に関しては一切それがなくて大変美味しい一皿です。 サイズも小ぶりで、まるでアサリとかみたいな感じです。 「じゃあアサリで良いじゃねぇか」って話ですが、それはやっぱり違うんですよ。 ヨーロッパのワインにはヨーロッパの食材、それが「粋」というものです。
名称 | Vitovska 2011 ヴィトフスカ 2011 |
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生産者 | Vodopivec ヴォドピーヴェッツ |
価格 | 500円 (Glass) |
購入店 | かしたくさん持ち込み |
かしたくさん、泡もの以外にもこんなワインをお持ち込みでありました。
イタリアはフリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州の自然派ワイン。
この地の自然派ワインといえばラディコンが有名ですね~なんて話をしながら頂いていたら、
なんとそのラディコンと飲み比べが出来ることに相成りました。
色は、濃い白ワインというか薄いオレンジワインというか、ピンクグレープフルーツの果皮の色くらいな感じです。
香りは、まだこちらは白ワインの範疇だな。もちろん香りのボリュームは強めで、特有のシェリーのようなヒネた香りが無いわけじゃないけど、
相対的に「まだ白ワイン領域に留まっている」感があります。
なかなか面白いワインでありました。ちなみに師範の「自然派」に対するスタンスはニュートラルです。
別に美味ければ良いし、不味ければ悪い。
明らかに酸化していて「醸造上の失敗じゃね?」って自然派とか、亜硫酸塩どころかアカシアとか酸味料まで入れた不自然派とか、極端なのは苦手です。
点数 | (79点) |
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名称 | Radikon Jakot 2011 ラディコン ヤーコット 2011 |
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生産者 | Radikon ラディコン |
価格 | (Ksさんから振る舞い酒) |
購入店 | デゴルジュマン |
そしてこちらが、1リットル入りの太めのボトルに細い瓶口が特徴的なラディコンです。
リボッラとは昨年稽古しております。
このワイン、まだお若そうで全然シニアとは言えないKsさんに振る舞い酒して頂きました。
ありがとうございます!なんかそういう「無言の圧力」を感じられたのであればスミマセン。
外観は「あぁまさしくこれがオレンジワイン」なオレンジ色ですね。
香りは、笑っちゃうほどセメダインです。それもセメダイン社が年に1度だけ製造する厳選された材料を使って圧倒的な接着力を誇る超高級セメダインです
・・・ってウソですそんなの無いです。閑話休題、セメダイン以外にはソーテルヌのような甘い香りもあって、ちょっとクラっと来るというかトランスしそうな香りですね。
そして、香りは甘いのに味は甘くないんですわ。旨味の塊、といった感じの味わいです。
ここに至ってはもう「白ワイン」の範疇を超えています。いわゆる普通のワインとは異質の香りと味わい、異次元に踏み込んでいる感じを受けます。
こういうワイン、好き嫌いが分かれるでしょうね、ハマる人はハマるけど受け入れられない人も居そう。
師範はというと、ハマるほどでもないけどガッチリ受け入れる八方美人なポジションです。
ともあれ大変興味深いワイン、ありがとうございました>Ksさん
点数 | (86点) |
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これが上2本のワインの色の差。こういう飲み比べはね~、やっぱり人が集まらないと出来ないよねぇ。
名称 | Ataraxia Sauvignon Blanc 2017 アタラクシア ソーヴィニョン・ブラン 2017 |
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生産者 | Ataraxia Wines アタラクシア・ワインズ |
価格 | 900円 (Glass) |
購入店 | デゴルジュマン |
宴もたけなわ、メートル上がりまくっておりますが、なんとなく普通の白が飲みたくなったんですな。
こちらのお店、グラスワインは白も赤も南アフリカ産です。その中から店長に選んで頂いたのが、アタラクシアのソーヴィニョン・ブラン。
この造り手のワインとは以前ピノ・ノワールと稽古していて、
たいへん好印象だった記憶があります。
色は・・・どうでしたっけね?グラスを撮った写真を見る限り、薄めでグリーンを感じる色合いだったようです。
香りは、とてもソーヴィニョン・ブランらしいハーブの香りと桃の香り・・・だったような気がします。
味わいは、甘さ控えめでシュッとしていて・・・じゃなかったかな?
というわけで、かなり記憶はおぼろげです。すでにメモも取っておりません。
これはどこかで再稽古するべきですかね。お値段も道場の稽古範囲で買えそうですし。
点数 | ??点 |
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名称 | Jacques Selosse "Initial" Brut N.V. ジャック・セロス "イニシャル" ブリュット (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | Jacques Selosse ジャック・セロス |
価格 | (Angeloさんから振る舞い酒) |
購入店 | デゴルジュマン |
そして最後を飾るワインがコレ、泣く子も黙る気鋭の造り手「ジャック・セロス」の「イニシャル」です。
いつも偉そうなこと言ってますが、師範はセロスは未体験、「セロス童貞」でした。
そんな高級シャンパーニュを振る舞い酒してくれたのは謎の紳士Angeloさんです。
いやー、ゴチになります・・・というか「嵌められたな」とお感じでしょうが・・・まぁそういうことですよ。
そんなわけで、ようやくセロス童貞を解消することが出来たわけですが、
大変遺憾ながらどんなワインだったかここに書き記すことが出来るほどの脳ミソは持ち合わせておりませんでした。
ただただ美味かったということ、そしてきっちり会が締まったということ、
そして「お若い方に良い経験をして頂く」ということが他力本願ながらできたということ、
その感慨にふけっておりました。
コレ、おいくらだったんですかね?後学のために後でこっそり教えて頂ければ幸いです(※)。
そして、「いやいやセロスにはシュプスタンスってのもあってだな・・・」と語って頂ける方がおられましたら、
ぜひご一緒させて頂きご相伴に預かりたく・・・って結局奢ってもらう側に回るんかい!です。
(※)
「35,000円でのご提供」だったらしいです。ひぇ~!
・・・でも、市価を考えれば激安だよね。ダブルでありがたや!です。
点数 | ??点 |
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左写真がセロスが振舞われる様子です。スタイルの良いグラスが並ぶとキレイだよね~。
そんな感じの「デゴる!会」、師範のお支払いは15,000円弱でした。
9,000円のシャンパーニュを振る舞い酒したのにこのお値段ですよ。ありがたやありがたや。
「デゴる会」がはねたのは午後9時過ぎ、皆さんほぼ初対面なのに積る話がありまくりな感じで、TZKさんの先導で二次会へ。
店は餃子専門店 藤井屋というところ。有名な「亀戸餃子」とは別の店です。「専門店」と言いながら餃子以外もありました。
最初はお店が満席で入れませんでしたが、外のテーブルでも飲むことはできる、というので、みんなで店の前でジョッキを持って乾杯。
なんか学生のようなノリ、久しぶりだなぁこういうの。
店に入ったらもちろん餃子も食べました。美味しかったと思います(語彙力)。左写真はパリパリ餃子かな?
お値段は一皿390円みたいですよ・・・とレシート見ながら書いてます。
・・・そんな感じの2次会、お値段は参加した7人分トータルで16,000円強でした(ここでも師範は若干シニア割り増し)。
皆さまお疲れさまでした。その後のツイートを見るとそれぞれ楽しんで頂けたようで何よりであります。またやりましょうね~
蒸し暑いっすね~ってことで、本日のおやつはサッポロビールの飲み比べ。
左の「黒ラベル エクストラブリュー」は、軽めの琥珀色で、普通の黒ラベルより穀物っぽい旨味が少ないかも。スーパードライっぽい側に寄せたのかな?
右の「サッポロラガー」は、色に関してはエクストラブリューと全く同じなんだけど、香りは弱くて旨味が強い感じがします。
結果、師範的には「普通の黒ラベル」が好きかも。でも新しいのを見かけるとつい買っちゃうのよね。
名称 | Peter Bott Riesling 2016 ピーター・ボット リースリング 2016 |
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生産者 | Peter Bott (Einig - Zenzen) ピーター・ボット (アイニッヒ・ツェンツェン) |
価格 | 538円 |
購入店 | MEGAドン・キホーテ狩場店 |
本日の夕食は、昨日のバーベキューで余ったカルビ焼き、大分の叔父から頂いた天然鮎の煮付け、ニラ玉、もやしとキュウリのナムル、冷奴。
合わせるワインはちょっと悩んだけど、終戦記念日ということで同盟国だったドイツのワインを選んでみました。
このワイン、ツイッターでフォローしている方によればどうやら「地雷ワイン」みたい。
別に露悪趣味は無いんだけど、その情報を知る前に既に買っちゃってたわけですな。
ちなみに同じ造り手のピノ・ノワールとは今年の2月に稽古しています。
見返してみると確かにほんのり地雷風味を感じますな。
色は普通に薄めのレモン色。2016年とちょっと古めではあるけど、外観から熟成感は見て取れません。
香りも普通にリースリングだな。白い花の香りに若干のぺトロール(灯油みたいな香り)。香りのボリュームも普通です。
味わいは・・・「なるほど地雷の理由はコレか!」なうすら甘さ。
別にイヤな甘さじゃないんだけど、嫌いな人は嫌いでしょうな。
確かに、昔ながらの「安リープラウミルヒ」とか「安シュヴァルツカッツ」みたいな、
うすら甘くて軽い雰囲気です。一人で一本はかなり飲み飽きします。
でも、地雷呼ばわりはちょっと可愛そうな気がするなぁ。好きな人はいると思いますよ、こういうの。
なんたってワンコイン+αの値段だし。師範も別に嫌いじゃないですよ、好きでもないけど
・・・ってか後半は氷ぶち込んで消費しました。
点数 | 65点 |
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本日は、長女の保育園時代の保護者OBが集まってのバーベキュー。場所は
小菅ヶ谷北公園 バーベキュー広場。
参加したのは、大人と子供と先生合わせて21名。
ゴールデンウィークに集まったメンバー+αです。
子供たちは見違えるほど成長したけど、
大人はあまりお変わりなく、だな。
先生は既に園長先生で、来春でご退職とのこと。お疲れ様でございます。
本日は時々スコールのような雨の降る一日だったけど、このバーベキュー場はターフがあって濡れません。
バーベキューの道具も借りて1卓2,500円とのこと。21人で2卓はちょうどいい感じでした。
バーベキューの火をおこしたり肉を焼いたりするのはまだお父さんたちの仕事。
子供たちは童心に帰って遊んでおりました。みんな大学生なんだけどな。
朝10時からスタートして、10時30分ごろにはオトナは早くも乾杯。
朝から外で飲むビールは美味くて効くなぁ。
器は紙コップです。この後飲んだワインも紙コップ。
これはね~、少なくともプラコップを持参すれば良かったな、と思います。
紙コップ、色や残量が見えないし、長く液体を入れておくとフニャってきて持ちづらいよね。
名称 | Maison Jean Becue N.V. メゾン・ジャン・べキュー (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | |
価格 | 439円 (単品価格:1,166円) |
購入店 | MyWineCLUB(マイワインクラブ) |
今回、ワインの持参は師範が担当しました。最初飲む人は10人くらいと聞いていたんだけど、結果的には飲む人は5人。
かかった費用は割り勘にするということで、すべて1,000円以下でチョイスしました。
最初のワインは、「世界の選りすぐり辛口スパークリング9本セット」からの1本。
フランス産ではあるんだけど、ヴィンテージはもちろんのこと産地も造り手の名前さえも書かれていない、「どこの馬の骨か判らん」スパークリングです。
後で気づいたけど、「ジャン・べキュー」ってバーベキューに語感が似ているよね。
前述したように、器が紙コップなので色や泡立ちは判りません。
香りは柑橘類のようなリンゴのようなフルーツ香があって、案外悪くない感じです。
味わいも、ストレートに果実の雰囲気を感じる甘酸っぱい味わいで、こちらも案外悪くないんだな。
シャンパーニュのような深みや複雑さはありません。でも、屋外でバーベキューで飲むような「がぶ飲みスパークリング」はこれでいい気がしましたよ。
特に紙コップだしねぇ。
点数 | (70点) |
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リンク |
【 特別 送料無料 】【ストッパー付】世界の選りすぐり辛口スパークリング9本セット 6,458円 Maison Jean Becue N.V. 1,166円 |
名称 | Aldridge "Twinham" Chardonnay 2016 アルドリッジ "トゥイナム" シャルドネ 2016 |
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生産者 | Cranswick Wines クランズウィック・ワインズ |
価格 | 848円 |
購入店 | ヴェリタス?輸入直販ワイン専門店 |
白ワインは、今回のために注文しております。最初10人と聞いていたんで2本ずつ買ったんだけど、
結果的には1本で良かったんたな。というわけで、同じものを道場に1本残しております。
さてこのオーストラリア産の白を選んだ理由は、2年前に稽古して、安い割に雑味の少ないシャルドネで気に入ったから。
その時と同じ2016ヴィンテージ、(少なくとも師範の嗜好では)安い白の場合は若い方が美味い気がするので、この2年の歳月が吉と出るか凶と出るか、
若干不安に思いつつ持参しました。
色は、紙コップでも明らかに判るくらい濃いめのレモン色をしています。
香りも、柑橘系というよりは桃やパイナップルみたいなトロピカルな感じの香り。香りのボリュームも結構あります。
味わいは,雑味の無い甘酸っぱい味わい。なんとなく飴っぽいコクを感じるあたり、2年前より熟成感が出ていると思います。
2年の歳月は吉だったようで、前回稽古した時より深みが出ている感じです。
ただ、バーベキューの席でその良さが伝わるかというと、ちょっと難しいかもだな。
ってか「飲めりゃ何でもいい」モードだよね、こういう時って。
点数 | (75点) |
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リンク |
Aldridge "Twinham" Chardonnay 2016 [Cranswick Wines] 848円 |
↑の白と比べても、圧倒的な存在感を放ってくれたのが先生が持参された梅ワイン。 焼酎やブランデーじゃなくワインを使い、砂糖などを入れず青梅を漬けたものらしいです。 要は甘くない梅酒なんだけど、脳みそをキューっと絞り上げられるような酸味があって、瞳孔が開きます。 ワイン自体の酸味なんて甘っちょろいんだな、と気づかされますな。
名称 | Old Hands Organic Wine Roble 2016 オールド・ハンズ オーガニック・ワイン ロブレ 2016 |
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生産者 | Bodegas la Purísima ボデガス・ラ・プリシマ |
価格 | 999円 |
購入店 | ヴェリタス?輸入直販ワイン専門店 |
赤も、白と同時に2本ずつ手配したものの中から持参しております。
このワインは先月稽古済み。
複数人で&屋外で、というシチュエーションにうってつけと感じたスペイン産。多分冷えた状態で飲むから、
濃いけど渋味が穏やかという点も今回選んだポイントです。
一ヵ月で内容が変わるわけでもないから、ワインの詳細な印象は先月の稽古を見てください、なんだけど、狙いはアタリだったと思いますよ。
冷えた状態でも美味しく頂けるワインです。
それにしても、21人いて飲む人5人ってのは少ないよね。
子供たちはまだ未成年だから飲めないし、車で来ている方は運転があるから飲めないし、そもそも飲まない人もいるのでそうなったわけですが、
なんとも健全な感じがするバーベキューですよ。
点数 | (75点) |
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Old Hands Organic Wine Roble 2016 [Bodegas La Purisima] 999円 |
名称 | Happy Dragon Pinotage / Shiraz 2016 ハッピー・ドラゴン ピノタージュ/シラーズ 2016 |
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生産者 | Cloof クルーフ |
価格 | 848円 |
購入店 | ヴェリタス?輸入直販ワイン専門店 |
もう一本の赤もヴェリタスで調達したものです。
南アフリカのピノタージュ&シラーズ、1年前に稽古済みです。
この「クルーフ」という造り手のワインは、安くてもしっかりしている印象があります。欧州的なエレガントさはないけど、バーベキューだからね。
色は、前のスペイン産より明るい色合いだったように思います。
香りもこちらの方が複雑というか、ピノ由来の華やかさとバニラのような樽の香りがあったように思います。
味は単純に甘酸っぱい。一人でじっくりだと飽きが来そうだけど、バーベキューだからね。
やっぱりこういう席での飲み物は「甘いが正義」だと思いましたね。
ブルゴーニュのピノ・ノワールなんて持ってきたら絶対にもったいない感じになったでしょう。
ホントはもう一本泡を用意していたんだけど、飲む人5人だしビールもあるし、ってことでそこまで捗りませんでした。
点数 | (77点) |
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Happy Dragon Pinotage / Shiraz 2016 [Cloof] 848円 |
朝10時から始めて、午後4時にはお開きに。子供たちはこの後みんなで遊びに出かけたようです。楽しそうで良いな。
・・・というような保育園保護者OBのバーベキュー。また皆さんで集まれれば良いなぁなんだけど、
こういうのって幹事役を買って出てくれるKwさんみたいな人が居るから成立するんだよな。
ありがたい話であります。
特に遠出もせずお暇な夏休み、せっかく時間があるからってんで最近重くて仕方なかった道場のメインPCの交換作業。 いろいろ検討するのも面倒なんでメーカーは同じデル製。これまで使っていたマシンが奥側で、新しく買った方が手前側。 スペック的にはずいぶん向上しているんだけど、なにより違うのはサイズですな。 今のデスクトップってすっげー小さいのね。要はノートPCを筐体に入れた、って感じなのかな。
そして、「なぜ今時デスクトップ?」かというと、道場ではPCをリビングに置いているため、
机(造り付けのテーブル)の上はモニターとキーボードとマウスだけにしたいのよ。
そして、本体と周辺機器を机の脇下の戸棚に収納しています。プリンタも外付けHDDも全部ココに入れて、
戸を閉めてしまえばほらスッキリ。
この設置方法の問題は空気が籠るのでPCの熱が逃がしづらい点にあるんだけど、
新しく買ったPCはこれまでのより発熱量も小さいみたいなので快適です。
ショップへのリンク:
Dell プレミアム・SSDデュアルドライブi5 8GB 1TB HDD 128SSD inspiron-3470 デスクトップ 68,830円
名称 | Pezole "Golden Label" Vino Rosso N.V. ペツォーレ "ゴールデン・ラベル" ヴィーノ・ロッソ (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | Roberto Sarotto ロベルト・サロット |
価格 | 2,289円 |
購入店 | トスカニー イタリアワイン専門店 |
本日の夕食は長女が調理を担当してくれました。メニューは、「こんがりチキンのねぎ塩だれ」と「もりもり野菜の五目サラダ」。
どちらも「MIZUKIの簡単時短CAFEレシピ」という本を参考にしたようです。今どきはCookPadをはじめ料理のレシピなんて巷にあふれているけど、
自分ちの味覚に合ったレシピ(を書く料理研究家)を探すのは大切な作業だよね。この本のレシピはアタリだと思います。
他には、牛タンの塩焼きとレンチン・トウモロコシ。こちらは師範が作りました。
そして本日のワインは、門下生からご報告頂いたイタリア産の赤。
品種はネッビオーロ、畑はバローロのエリア。
法定の熟成期間を満たさないためVdT格付けだからヴィンテージは書かれていないけど、
2013年に収穫されたブドウが使われているとのこと。
異形ボトルに金色のラベル、見るからに高級そうであります。
色は、濃いには濃いけど清澄度が高くて、大きめグラスでもキッチリ向こうが透けて見えます。
香りは・・・全くもってバローロです。スミレのような華やかな香りにほのかな樽香、そして奈良漬けのような熟成感。
変な安バローロよりずっとバローロなんですよ。
味わいも、渋味がとても柔らかくて人懐っこい感じでナイスです。
数値を計ると糖度は7.8でpHが4.0、糖度は納得の値ですがpHはそんなに酸が緩くは感じないんですよ。
南イタリアの濃くて甘くて・・・ってワインとは一線を画す味わいです。
このボトルの外観と味わいですから「おいくらだと思います?」と聞かれたら『5,000円はしますよね?』と答えます。
なので2倍強お買い得。イタリアワイン・フリークにはぜひ試して頂きたいワインです。いやホント美味いわコレ。
点数 | 82点 |
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Pezole Vino Rosso N.V. [Roberto Sarotto] 2,289円 |
「どうせ秒で蒸発するから」と、本日のおやつはイオンのバーリアル・リッチテイスト。ロング缶でお値段税別110円也。
これ、多少の違和感はあるけど普通に飲めるというか、積極的な不味さは無いんだよね。
バーリアルの製造委託先、以前は韓国のメーカーだったと思うけど、今は国内のキリンビールだそうです。
こういうのの受託生産って、自分で自分の首絞めたりしないんですかね?
国内の飲酒人口も飲酒量も限られているわけで、こういう安いビール風飲料とかストロング系チューハイとか、
造れば造るほどアルコール飲料市場の金額規模は小さくなっていくような。余計なお世話かもですが。
名称 | Laborie Chardonnay 2015 ラボリー シャルドネ 2015 |
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生産者 | KWV KWV |
価格 | 538円 |
購入店 |
昨日に引き続き、ラゾーナ川崎の中にあるスーパー「サンワ」で投げ売られていた南アフリカ産ワインとの緊急稽古。
このシャルドネも定価1,500円のものが税別498円でたたき売り状態。
もし問題ないのであれば、ちゃんとしたワインが破格の値段で買える読者な皆様にもメリットがあり、
在庫をクリアにしたいショップ&インポーターにもメリットがあり、稽古している師範にもメリットがある、という「三方一両得」なのであります。
ちなみに本日の夕食は、モウカザメのフライ、水ダコの塩レモン、クラゲとキュウリの酢の物、なすの揚げびたし&オクラの煮びたしです。
色は、結構しっかりした感じのレモン色です。そもそもこういう色だったのか、4年の熟成でそうなったのかは判りません。
香りは、グレープフルーツの柑橘香、桃のような甘いフルーツ香、それにミネラルっぽさや生ゴムっぽい香りもあります。樽香はほとんど感じません。
香りだけだと軽く熟成したシャブリ、って雰囲気です。
味わいは、甘さそこそこで酸味も控えめ。悪くないけど、若干酸味が弱めで浮ついた感じかな、って印象を受けます。
・・・といろいろ言ってますが、全体的には500円とは思えない、ちゃんと美味いシャルドネです。
この値段なら絶対買って損はありません。
ただ、道場の座右の銘として「安い白は若さを旨とす」というのがあったりするわけですが、
このワインもその例に漏れない感じかも。
もっと若い時期に飲んだ方がこのワインのパフォーマンスが感じられたような気がするんですね。
点数 | 73点 |
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本日の食前酒は、キリンのハートランド。
普段は濃いビールが好きなんだけど、暑い夏の夕方キューっと!ってシチュエーションだと軽いのを飲みたいわけで。
そんな時に重要な選択肢の一つとなるのがこの銘柄。味わいは軽いけど甲州種のような香りがしっかりで美味ぁです。
暑さゆえか500mlがあっという間に蒸発しました、ハイ。
ちなみに肴は枝豆です。さっぱり系のビールには茶豆じゃなくて普通の枝豆の方が合うと思います。
名称 | Laborie Shiraz 2014 ラボリー シラーズ 2014 |
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生産者 | KWV KWV |
価格 | 538円 |
購入店 | サンワ ラゾーナ川崎店 |
本日の夕食は、佐賀牛の和風ステーキ、加えて米国産牛肩ロースの和風ステーキ。サイドメニューが枝豆と焼きナス、主食はガーリックライス。
和の雰囲気漂う軽い赤が合いそうなメニューではありますが、本日のチョイスは南アフリカ産のシラーズ。
なぜならば、このワインは木曜にラゾーナ川崎の中にあるスーパー「サンワ」で投げ売られていたモノなのね。
定価1,500円のものがなんと税別498円だったわけですよ。もしこれが普通にイケているワインであれば、
「安ワイン道場」の読者な皆様には是非ともご紹介したい!ということで緊急稽古と相成った次第であります。
色は普通に濃い紫色で、エッジにはわずかにグラデーションが見て取れます。
ヴィンテージは2014年で、南半球なので丸5年、良い感じに熟成している気がします。
香りのボリュームはややおとなしめ。シラーズらしい白胡椒のスパイシーさは確かにあって、その後ろに濃いベリーのフルーツ香、
さらにその後ろに樽由来のバニラを感じます。ボリュームはアレだけど、この要素の多さはワンコインではあり得ません。
味わいは、このクラスとしては古めのヴィンテージが奏功してか、丸っこいのよ。
渋味のカドが取れてスムーズな味わい。いやこれアリっすわ。
ラゾーナ川崎のサンワにまだあるかどうかは判りませんし、他のチェーン店にあるかも判りません。
でも、この値段(税別498円)だったら絶対買い!です。
過大に期待するワインじゃないけど、ワンコインではあり得ないレベルということには太鼓判を押します。
同じ状態で売られていた白(シャルドネ)もゲットしているのね。そちらも近日中に稽古します。
点数 | 77点 |
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夏休み初日、夕食は家族で外食。伺ったのははれ晴れ 横浜店。「はればれ」と読む、おでんと地鶏料理の店です。 「このクソ暑い日におでん!」ではありますが、試験勉強中の次女がおでん食べたいらしいので行ってみることにしました。 そういえば先日もお多幸に行ったんだったな。
店は、横浜駅西口の鶴屋町側、ラブホ街の中にあって1階は18禁の店という、なかなかエッジの効いたロケーション。
入口の階段もめっちゃ急で、フラッと入るには激しく抵抗がありそうな感じです。
でも、店内に入ると木が多用されて落ち着いた雰囲気。「隠れ家」っぽい店って感じですかね。
とりあえずビール、ということでプレミアムモルツ、中ジョッキのお値段は550円。
ちゃんとプレモルで美味いです。でも、このプレモルのジョッキって、普通のジョッキよりさらに入る量が少ない気がするんだよね?
缶ビール1本分(350ml)くらいしか入らないんじゃないか、って気がしてます。意地汚くてスミマセン。
料理は、まずはこのお店の看板メニューらしい庭先地鶏のたたき、単品だと780円で庭先地鶏の炭火焼きとセットで2,620円。 コレは美味いね。胸身だと思うけどパサつかず、シンプルな味わいでグッドです。 やっぱり看板メニューは頼むべきだな。
ビールを2杯ほど頂いたあと、例によってワインにスイッチ。こういうお店ですから、赤ワインもきっちり冷えていると思ったので、
白ワインと赤ワインを同時に持ってきてもらいました。そうすると白を飲み終わるくらいに赤がちょうどいい温度になるからね。
お値段はグラス1杯480円でございます。
まぁね、こういうお店だからね、フランジアとかカルロロッシだと思ったんだけど、
飲んでみるとそういうニューワールド的な甘さは感じません。
旧ワールドの安い箱ワインかな?ビールがサントリーなんで、イタリアのタヴェルネッロじゃないかと思いましたがいかがでしょう?
・・・ま、一杯で十分です。
そして、もう一方の看板メニューがおでん、10品盛り合わせで1,980円。 先日のお多幸のおでんとは全然違って、 淡くて澄んだ色合いのおでん出汁です。 九州出身の師範&師範代にしてみれば、こういうおでんの方が美味しく感じるね。 でもまぁそこは人それぞれでしょうな。
このお店、いわゆるプレミアム清酒やプレミアム焼酎の品揃えが立派です。
というわけで注文したのは田酒 特別純米酒 一合1,100円也。
ちょっとドクダミを想わせるようなハーブっぽい香りが特徴的ですな。
好き嫌いで言えば獺祭のようなシンプルに吟醸香のある清酒の方が好きですが、
勉強にはなりました。
そんな感じの家族宴会、ぐるなびの10%オフクーポンを使って、お会計は4人分トータルで17,000円強でした。
皆「また来たいねぇ」なんて言ってましたよ。
名称 | Kumamotowine Farm Muscat Bailey A "Barrel Aged" 2016 熊本ワインファーム マスカットベーリーA [樽熟成] 2016 |
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生産者 | 熊本ワインファーム |
価格 | 1,960円 |
購入店 | カーヴ・ド・リラックス |
師範は明日から一週間強の夏休みなわけですが、いろいろあって今年は帰省せずにこっちで過ごします。
お休み期間の予定は、14日に保育園保護者OBでバーベキュー、16日に亀戸に飲みに行く以外は特に予定なしの暇人生活です。
なにしようかなぁ~。
ってなわけで「師範 盆に帰らず」なわけですが、郷里熊本への郷愁はちょっぴりあるわけで、
本日開けたのは熊本産のワイン。最近メキメキとメジャーになりつつある「熊本ワイン」の樽熟マスカット・ベーリーAです。
合わせた料理は、棒棒鶏(w/CookDo)、自家製ピクルス、シシャモフライとアジフライと揚げ春巻き(お惣菜)、ふかひれスープ(w/Knorr)です。
なんか合わせ調味料&お惣菜万歳!なメニューだな。
さて抜栓。コルクは短いDIAMですが、浸み込みはほとんどなくて安心感があります。
色は、「これが1,000円台のマスカット・ベーリーA?」ってくらいしっかりした紫色です。
エッジに僅かにオレンジ色のグラデーションが見えます。
香りは、マスカット・ベーリーAらしいキャンディのような甘いフルーツ香にほんのり青い野菜の香り、加えてほのかに樽の香ばしさが乗っています。
香りのボリュームもなかなかのものです。
味わいは、甘さもあるけど酸味も渋味もしっかりです。
南国熊本のブドウだからもっとユルい感じかと想像したけど、意外や意外カチッと締まった味わいです。
いやー、普通に美味いっす、ってか普通に2,000円のクオリティはあります。
品種特有の甘いキャンディ香は好き嫌いが分かれるポイントだとは思うけど、
少なくとも「安い日本ワインの赤は薄っぺらい」というイメージは確実に払拭してくれます。
そして渋味の感じがまだ若い。もう少し熟成させればビックリするようなワインになる気がします。
点数 | 78点 |
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リンク |
熊本ワイン マスカットベリーA 樽熟成 [2016] 1,926円 (楽天 ふじまつ) |
名称 | Caminéro Brut N.V. カミネロ ブリュット (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | Caminéro カミネロ |
価格 | 561円 (単品価格:1,490円) |
購入店 | MyWineCLUB(マイワインクラブ) |
本日の夕食メニューは、メヌケの西京焼き、ミナミマグロ赤身のカルパッチョ、レタスとパプリカのサラダ、野菜スープ。師範が調理担当です。
ミナミマグロは豪州産。脂の少ない部位だけどカルパッチョにすればオリーブオイルで油分を足せるので良いわけです。
ワインは、夏始めの頃に買った安スパークリングをそろそろ積極消化していかないと、
ということで「世界の選りすぐり辛口スパークリング9本セット」からチリ産の泡を。
このワイン、ラベルには造り手の記載もなければ品種も製法も不明です。安スパークリングとはいえヤッツケ過ぎるなぁ、と感じるところはあります。
ショップのサイトを見に行くと、品種はソーヴィニョン・ブラン100%だそうです。
色は普通です。ソーヴィニョン・ブランって色の薄い品種だと思うけど、このワインからはそういう印象は受けません。
香りは結構ボリュームがあります。確かにシャルドネやピノ系とは違う、マスカットっぽいダイレクトなフルーツ香を感じます。
品種を聞かれたら「リースリング?」って答えそうな香りです。
口に含むと、泡のキメは細かいけど泡立ちは弱いな。
でも味わいに関しては、甘酸っぱくて軽く苦い、食事のお供には良い感じのバランスです。
ちょっと普通じゃない感じだけど、案外悪くないですよ。単品価格の1,000円超えだとちょっと考えるけど、
買値相当額のワンコイン程度だと十分アリです。
ただ、シャンパーニュとは全く異なる雰囲気なのよ。
口の悪い人には「チューハイだな」と言われそうではあります。
点数 | 70点 |
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リンク |
【 特別 送料無料 】【ストッパー付】世界の選りすぐり辛口スパークリング9本セット 6,458円 Caminero Brut N.V. 1,490円 |
九州在住の姪っ子(師範代妹の娘さん)が、部活の試合でこっちに来ているということで、
横浜中華街にて会食。店は萬珍樓點心舗(まんちんろうてんしんぽ)。
ちなみに前回利用したのはこの時、
点心含め好きなものをいろいろ食べたい、というニーズにぴったりのお店なんで、道場ではよく利用しております。
今回案内された席は、窓に近くて明るいソファー席。
「一人その日が誕生日の者がおります」と伝えていたんで、良い席を用意して頂いたんだんと思います。
いわゆる「名店」は、こういうサービスが嬉しいですね。
注文した料理は以下です。
クラゲの冷製 | 3,300円(左写真) |
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小籠包(5個) | 1,200円 |
大根餅(5個) | 1,340円 |
海鮮彩サラダ | 1,900円(下写真) |
牛モツ黒豆ソース蒸し | 700円 |
アスパラの蟹肉トロミがけ | 3,500円 |
五目蒸し三日月餃子(5個) | 1,130円 |
鶏肉蓮の葉ちまき(3個) | 1,050円 |
蟹肉入りとうもろこしスープ | 2,200円 |
いやね、庶民の感覚だと「クラゲの冷製に3,300円は高くね?」なんだけど、これが美味いのね。 師範が棒棒鶏を作るときに使う塩蔵クラゲとは全く別物のコリコリ感。 あと、左写真のサラダも、「この葉っぱ美味いなぁ」と唸る美味しさなんですよ。 やっぱ家で作るのとは何かが違うんだな。それを味わうのが外食の楽しみですな。
名称 | KWV Cuvee Brut N.V. KWV キュヴェ・ブリュット (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | KWV KWV |
価格 | 3,300円 (税込みサービス料別) |
購入店 | 萬珍樓點心舗 |
大学四年生の姪っ子に「何が飲みたいですか?」と聴いたところなんでも良さそうだったんで、
ここは師範の趣味に突っ走ります。飲み物リストには、ちゃんとワインもいろいろ書かれています。
例によって安い方から眺めていくと、「カフェ・ド・パリ」の次に書かれていたこのスパークリングにいきなり視線が引っ掛かりました。
南アフリカのスパークリングが3,300円、昼飲みにはピッタリじゃないですか!
・・・というわけで、他にどんな選択肢があったか見てません。安ワイン道場師範失格であります。
抜栓はお店の方にして頂きました。色は非常に薄めのレモン~麦わらっぽい感じで、泡立ちもあまり強くなさそうです。
香りの印象は、クチナシや沈丁花のような花の香りと、ちょっと揮発油的な雰囲気も感じます。
少なくとも黒ブドウではなく、シャルドネでもないとなると、南アフリカなんでシュナン・ブランですかね?
味わいは、やや甘めで軽い感じ。点心に合わせて昼からクイクイ飲むんだったらこれで十分です。
一言でいえば「普通の安スパークリング」です。
でも、中華料理の名店で、ワインクーラーとともに持ってきて恭しく抜栓してくれて、お値段3,300円なら文句ないです。
そしてやっぱり泡モノの適応範囲は広いね。おなかが膨れないのでビールよりも良いかもです。
点数 | 70点 |
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今日が長女の誕生日であることは予約時に伝えてありました。
そうしたらなんと誕生日プレゼントとしてお尻デザインの桃の饅頭と飴細工を頂けました。
嬉しいなぁ、こういうサービス。長女にとってはきっといい思い出になったでしょう・・・ってかなってください。
そんな感じの食事会。お会計は5人で23,000円弱でしたよ。ワインも飲んで一人5,000円いかないなんてお得だよね。
食事の後は中華街を散策。
まずは鼎雲茶倉というところでタピオカミルクティーとかき氷。
かき氷が950円もするんですよビックリです。
そのあと、縁占館というところで子供たちは占いを初経験。
両手の手相を見て頂いて500円というバーゲン価格。
途中で『もうすこし詳しく知りたければ1,000円です』なんて言われてて
「アプリ内課金かよ!」と心の中で叫んでおりました。
そんな感じの姪っ子来浜&長女の誕生日。従妹同士これからも仲良くね。
名称 | Valpolicella Classico 2013 ヴァルポリチェッラ・クラッシコ 2013 |
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生産者 | Cantina di Negrar カンティーナ・ディ・ネグラール |
価格 | 324円 (Half) |
購入店 | MEGAドン・キホーテ狩場店 |
昼過ぎに姪っ子とはお別れして、道場に帰って飲み直し。
ここからフルボトル1本開けると廃人同様になることが想像されたため、
まずはビール(よなよなエール)で一息ついて、改めて開けたのがこのワイン。イタリア産はヴェネト州の赤、ヴァルポリチェッラです。
買ったのはなんと2年以上前、「ハーフが飲みたい時のために」と思って買ったんだけど、
案外そういう機会ってないのね。だもんでずっと道場のセラーで寝てました。
色は・・・かなり熟成感を感じるレンガ色がかった紫色です。
香りは・・・バルサミコ酢っぽいな。ドライフルーツと酢の香りがおとなしく香ります。
味わいは・・・「酢」ってほど酸っぱくは無いんだけど、ボディは痩せきっていて細い感じです。
「ワインは熟成させ過ぎると酢になる」というのはウソだと思っています。
でもこのワインに関しては『確かに酢に近づいたかも』と言えそうです。
2013年というヴィンテージはそれほど古いってわけじゃないですが、
ハーフのこのワインにとってはやや重荷の熟成期間だったのでしょう。南無。
点数 | 51点 |
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本日の食前酒はビールではなくてリキュール類の似非ビール。
「いよいよ師範も金策尽きた!?」ってわけじゃなくて、
こんなクソ暑い夏なんかにはスカッと白ビールが飲みたい時ってあるじゃないですか。
以前飲んだ時に結構イケてる印象があったので、久しぶりに買ってみたわけです。
注いだ感じは、別に色がとりわけ薄いわけでは無いようです。
口に含んだ感想は「あれ?こんなだっけ?白ビールっぽさが弱くなった?」です。
以前はもっとオレンジピールやコリアンダーシードに由来する爽快感が強かったような記憶があるんだけどなぁ。
ま、一缶税別110円の飲み物に多くを求めるのも野暮ではあるし、
真夏の食前酒としては未だ選択肢になりうると思うんですけどね。
でもやっぱ普通にビールが良いか。
名称 | Father's Eyes Chardonnay 2018 ファーザーズ・アイズ シャルドネ 2018 |
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生産者 | Azienda Agricola di Lenardo アジエンダ・アグリコーラ・ディ・レナルド |
価格 | 2,181円 |
購入店 | トスカニー イタリアワイン専門店 |
本日の夕食は、メバルのアクアパッツァ、真鯛のカルパッチョ、水ダコの塩レモン、メカブの韓国風酢の物、叩きキュウリ。
主食はお気に入りのブーランジェリーのバゲットとチーズパン。
メカブとキュウリを除けばいかにもイタリアあたりで食べられていそうな料理なんで、ワインもイタリアンなヤツをチョイスしました。
銘柄と外観はなんだかカリフォルニアのワインみたいですけど、北イタリアのフリウーリ・ヴェネツィア・ジュ―リアで造られている白です。
イタリアの雑誌で評判が高いってんで買ってみました。
昨年の同じ時期に稽古したすっぴんのシャルドネも結構好印象でしたから。
さて抜栓。コルクはDIAM10、10年熟成が可能なのに1年もしないうちに開けちゃてスミマセン。
グラスに注いでちょっとビックリ、2018年産なんで出来てまだ1年も経たないワインなのにめっちゃ濃いレモン色です。
香りは、いかにもたこにも「樽ドネ」です。甘く香ばしいバニラのような樽香がブワッと、そしてその後ろにシャルドネらしい蜜の香り、その二つがグイグイ来ます。
こりゃ凄そうだぞ!と口に含むと、味わいは案外軽いのね。
甘さ控えめ酸味も弱め、旨味やシャルドネにありがちな後味の苦味もそれほどでもなく、スルッと喉の奥に入っていく感じ。
悪く言えば「羊頭狗肉」というか「狼の皮を被った羊」というか、スッゴイ香りなのに味わいはこぢんまりした感じなんだけど、
そもそもこの値段でこの香りってのは立派です。
「仏国のムルソーっぽいかな?」「いやいや加州のセントラルコースト風?」「じゃなくて南アのコースタル地域みたい?」と逡巡したけど、
それらどれともちょっと違うのがイタリアたる所以かも。
北イタリアの冷涼な畑で採れたシャルドネにめいっぱい樽効かせてみました!って感じかしらね、
なんか小さい子がお祭りの時に頑張ってお化粧しました!って雰囲気でお父さんは目を細めます・・・あ、だから"Father's Eye"なのか。
ともあれ意表を突かれて面白いし、ワイン会ウケもすると思いますよ。
点数 | 81点 |
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リンク |
Father's Eyes 2018 [Azienda Agricola di Lenardo] 2,181円 |
名称 | Rawson's Retreat "Collection" Shiraz 2016 ローソンズ・リトリート "コレクション" シラーズ 2016 |
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生産者 | Rawson's Retreat Wines ローソンズ・リトリート・ワインズ |
価格 | 753円 |
購入店 | ワイズマート アトレ川崎店 |
本日の夕食は、鶏もも肉のオーブン焼き、アジフライとメンチカツ(お惣菜)、レタスとトマトのサラダ、野菜の中華スープ。料理番は師範であります。
こういう典型的な一般家庭の夕食メニューに合わせたのが、川崎のワイズマートに「半額セール」で売られていた豪州産のシラーズ。
「ローソンズ・リトリート」って、豪州の大手「ペンフォールズ」のエントリー銘柄だったと思うんだけど、
このワインの生産者は「ローソンズ・リトリート・ワインズ」になっています。
ブランドを明確化するために分社化したのかな?そのへんちょっと調べたけど判りませんでした。
色は、しっかりと濃い紫色で、大きめグラスだともう向こうは透けません。
アルコール度数は14%、ねっとり感もあって高級そうな液体の外観です。
ところが香りのボリュームはおとなしめ、このあたりは「値段に正直」かなぁ。
シラーズらしい、白コショウのようなスパイシーさはあるものの、肝心の果実の香りが弱い感じがします。
味わいは、口に含んですぐはたっぷりした甘味を感じますが、後から来る渋味がものすごくスパイシー、口から喉までチリッチリの刺激を受けます。
ポテンシャルは凄くあるみたいなんだけど、いかんせんそれを使う方向が師範の嗜好とは異なる感じ。
香りはおとなしいのに口に含むとグサッと刺される、「そ、そう来ます?!」ってワインです。
とにかくスパイシー、『ワインがスパイシーってどんな感じなん?』って人も多いと思いますが、コレ飲めば納得すると思います。
というわけで結構一人で一本飲み干すのはしんどいです。やっぱり「安さのヒミツは内容にアリ」だなぁ。
点数 | 69点 |
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