稽古日誌:2010年12月

 12月、飲み会やら何やらでお忙しい月であります。

 先月から始めた「不要贅肉削減運動」、設定期間2ヶ月の半分を経過した現在、 それなりに順調に推移しております。 ま、正直言うと、始めた当初のユルユルなやり方じゃ思うように落ちなかったんで、 もう少し摂取カロリーを減らしたり運動を増やしたりして実現しています。 公言した以上減らないとカッコ悪いからね。 誰に言われずともそういうことしたくなるあたりが『見られて美しくなるダイエット』のメリットであります。

 というわけで、左写真はそのダイエット運動(朝散歩)中に撮った、横浜は関内日本大通(にほんおおどおり)の銀杏並木。 良い具合に空気が冷えていて、散歩には丁度良い気候の昨今であります。

翌月分

31日(金)

 師範実家三日目。全国を襲っている寒波は、 この師範実家近辺にも到来していて朝から10cmくらいの積雪。 でも、子供らに「プールに連れて行く」と約束していた手前、 近所の公共プールに子供2人と甥っ子を連れて行きました。

 プールの後の昼食は、 国道57号線沿いにある尺間らーめんという熊本ラーメンの店へ。 右写真は、師範が注文したしゃくまラーメン\550也。 「尺間」が漢字になったりひらがなになったり、 「ラーメン」がひらがなになったりカタカナになったり落ち着き無いけど、 美味しいよね、熊本ラーメン。 ちなみに師範代はチャンポン\650を食べてました。 美味しいよね、長崎チャンポンも。

Ernest Rapeneau "Selection" Brut N.V.
エルネス・ラペノー "セレクション" ブリュット (ヴィンテージ無し)
Ernest Rapeneau (La Maison du Champagne / G.H.Martel)
エルネス・ラペノー (ラ・メゾン・デュ・シャンパーニュ / G.H.マーテル)
Champagne
発泡
Champagne
シャンパーニュ
Champagne (France)
シャンパーニュ (フランス)
\2,7302010/12/22 かわばた酒店 Online Wine Shop ローヤル オブ ジャパン
 大晦日の晩、飲む人が一人(師範弟)が増えて4人に。 夕食のメニューは、スーパーで買った握り寿司に年越しそば。 日本の一般的な家庭らしく、紅白歌合戦を見ながらの宵であります。 さてワインはというと、やっぱりシャンパーニュの登場で、 9年前に稽古済みの銘柄。 その時とほぼ変わらない値段、価格の優等生ですなぁ。
 色は・・・どうだっけ、あまり覚えてません。 香りは、雰囲気といいボリュームといい、ちゃんとシャンパーニュであります ・・・なんて書いても全く伝わらないと思うけど、とにかく「ちゃんとシャンパーニュ」な香りなのよ。 味は、義姉曰く「バランスが良い」と。確かに結構丸っこくて甘味があって酸味もカドが取れていて、 全体にバランスの良い味わいを呈してくれております。
 というわけで、お手軽価格のシャンパーニュな割にはなかなか上等な雰囲気を出してくれておりました。 これくらいの価格でシャンパーニュもいろいろと選べると楽しくなりますな。
ショップへのリンク: Ernest Rapeneau "Selection" Brut N.V.
80点師範実家にて

Clos Vougeot Cuvee Vieilles Vignes "Sui generis" 2007
クロ・ヴージョ キュヴェ・ヴィエイユ・ヴィーニュ "スイ・ジュヌリ" 2007
Dominique Laurent
ドミニク・ローラン
Rouge
Clos Vougeot (Vougeot Grand Cru)
クロ・ヴージョ (ヴージョ特級畑)
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\8,2742010/12/22 かわばた酒店 Online Wine Shop 合同酒精/山信商事
 そして、この赤が今回の「実家送りつけワイン」の目玉であります。 豪腕造り手ドミニク・ローランの特級畑クロ・ヴージョ、それのヴィエイユ・ヴィーニュ。 不味かろうはずがありません。 ちなみにこのショップ、「2万円以上で送料無料」だったんで、 前日のスペイン産あたりで数合わせしながら2万円ちょいオーバーにしました。 こんなん買わなきゃ2万円なんて普通届かないんだけど、 安いと思ったのね、相対的に。
 さて気合を込めて抜栓。 色は、ブルゴーニュも特級クラスであればこんな感じでしょうといった、やや濃い目の赤紫色。 香りはボリューム/雰囲気ともベリーナイスです。 師範兄曰く「キルシュヴァッサー(チェリーの蒸留酒)の香りがする」と。 確かにありますな、チェリーの雰囲気が。 そして、抜栓後すぐは香りも味もやや固い雰囲気だったんで、 皆さんに時間を掛けて飲むよう制して、 抜栓後1時間くらい経ったときには香りに甘いカラメルの雰囲気が出てきて、 味わいも渋味がこなれて更にナイスになっておりました。
 いやー、予想通りこれはアタリなワインです。 もちろん、もう少し熟成させて、もっと丸く柔らかくしてから飲めば更にナイスなんだろうけど、 まぁこういう場合は仕方ありませんわな。
87点師範実家にて

30日(木)

 師範実家二日目、天気はぼちぼち雪が降り出して、特になにもせずダラダラした一日。

 夕食は、師範実家近所の阿蘇いこいの村という施設で。 昨年と同じ施設です。 料理も去年と同じでしゃぶしゃぶのコース。 右写真はその前菜、上手に撮れました。 メインのシャブシャブも、今年は肉が解けててそこそこオッケー。 不要な脂肪分を摂取したくない師範としては、 赤身と脂肪の分離が比較的容易な肉で好都合でありました。
McManis Family Vineyards Viognier 2009
マクマニス・ファミリー・ヴィンヤーズ ヴィオニエ 2009
McManis Family Vineyards
マクマニス・ファミリー・ヴィンヤーズ
White
California (USA)
カリフォルニア (アメリカ合衆国)
\1,5542010/12/22 かわばた酒店 Online Wine Shop ヴィノラム
 夕食を食べた場所での酒は、ビールだけに留めておいて、 自宅に帰ってから改めてワインを抜栓。 飲む人は師範と師範兄と師範義姉の3人で。 ちなみに今回も、ワインはネットで買って実家に送りつけております。 さて最初のワインは、カリフォルニア産のヴィオニエ。 この銘柄は、カベルネの2007年産と稽古済み、 かなり好印象だったもの。 カリフォルニアのヴィオニエという品種の珍しさもあって買ってみたわけですが・・・
 色は、透明な中にもやや赤みが感じられて、ネットリ感もあってなかなか良さげな外観。 香りは、ヴィオニエらしい花のような甘い感じのフルーツ香。 甥っ子に言わせると『ラ・フランスの香り』だそうな。そう言われればそうかも。 味は、甘味もコクもあって厚みを感じる味わいで、悪くは無いんだけど酸味が弱いのが玉にキズ。 どうしてもボケたような印象になっちゃいます。
 というわけで、いかにもカリフォルニアな白でありました。 ツマミも食べずにワインだけで飲むには丁度良いというか、 何かと合わせるより単体でチビチビが似合うワインだったように思います。
ショップへのリンク: McManis Family Vineyards Viognier 2009
73点師範実家にて

Casa de la Ermita "Organic / Culutivo Ecologico" Monastrell 2008
カーサ・デ・ラ・エルミータ "オーガニック/クルティーボ・エコロジコ" モナストレル 2008
Bodegas Casa de la Ermita
ボデガス・カーサ・デ・ラ・エルミータ
Tinto
Jumilla
フミーヤ
Jumilla (Espana)
フミーヤ (スペイン)
\8402010/12/22 かわばた酒店 Online Wine Shop モトックス
 食後のお酒ではありますが、3人で1本ではちと物足りない、ということで赤も抜栓。 このワインは、5年前の夏に同じく師範実家で稽古したものの廉価版。 この造り手「カーサ・デ・ラ・エルミータ」ってところは確かロバート・パーカー氏が推奨していたところ。 オーガニック栽培のブドウで造られたワインがこの値段ってのはなかなか良心的ではありますが。
 色は、かなり青みの強さが感じられる紫色。色の濃さは問題ありません。 香りもとても青い感じ。生のアスパラガスを齧った時に鼻に抜ける香りのような、 若々しくも青々しい香りがいっぱい。 なんだか茎も葉っぱも枝も一緒くたに醸造したんじゃ?って感じ。 義姉曰く『薬みたい』だそうな。 香りがそんな感じなところ、味わいも青くて渋味たっぷりでガッシガシ。 うむー。
 ・・・というわけで、ポテンシャル自体はあるんだろうけど、なんだかとても荒削りな感じのワイン。 今日飲んでもちょっと厳しく感じられたんで、 半分を明日に残しました。

 さて、前日残した分を翌日再稽古。 全体的に多少カドが取れて飲みやすくなったかな、というのは師範兄も同意見。 でもやっぱり青いよね。師範弟はこういうの嫌いじゃないみたいでしたが、 都会派(笑)の師範にはちょっとイマイチです。
65(+2)師範実家にて

29日(水)

 年末年始、親孝行な師範一家は毎年九州の実家に帰省します。

 朝9:30に道場を出て、タクシー&リムジンバスで羽田空港へ。 11:30のANA福岡行きのフライトは、新しい滑走路から定刻よりちょっと遅れて出発。 右写真は、空港で買った弁当「野菜たっぷり和心弁当」730円也。 やっぱり無意識のうちにカロリーが低そうな弁当を選んじゃいます。
 ANAの機内サービスは、水とお茶以外は有料になってます。 世知辛い世の中ですなぁ。 リストにはワインにもあって、 銘柄不明(写真ではブルゴーニュの白とボルドーの赤)のワインが187mlがおつまみ付きで1,000円なのにはちっとも惹かれないけど、 シャンパーニュ(ポメリー)のベビーボトル187mlが1,200円なのにはちょっと惹かれます。 フルボトル換算で4,800円、まぁそんなに高くないからね。 とはいえ後で運転があるので飲んでませんが。

 福岡空港に付いたのが午後2時前、 たった二駅なのに250円もかかる福岡市営地下鉄で博多駅まで出て、 快速電車で師範代実家へ。 そこでお茶を頂いて車を受け取って、師範実家に着いたのは午後6時過ぎでした・・・と備忘録。

28日(火)

 月曜は定例の体重報告日ですが、昨日は報告できなかったのと本日火曜日報告。

 本日朝の計量で、なんと本人未踏の61kg台を達成して、体重61.7kg/体脂肪率12.5%となりました。 最初が67.6kgだったんで、結局6kg弱の体重削減。やればできるじゃない!>自分。 ま、本日朝の計量は、深酒した翌朝ということでかなりの脱水症状状態にあったんで、 「追風参考記録」的ではあるけどね。 それでもここんとこ63kgを越えたことが無いので、 『年末までに64kg』という目標は十分以上に達成したことになりますな。
 右のグラフは、上のグラフを7日間(前後3日間)の移動平均で見たもの。 これを見ると、非常にコンスタントに体重も体脂肪率も落ちていることがわかります。 特に、前半にやっていた程度のアクションではあまり減らないことに11月後半気付いて、 カロリー摂取量を減らしたのと運動量を増やしたので顕著に下がり始めたことが見て取れますな。

 このグラフをベースに減らした脂肪の量を計算すると、当初が67.6kgの18.0%だから12.2kg、 現在が62.2kgの13.5%だから8.4kg、その差は3.8kg。落とした体重が5.4kgなんで、 その70%が脂肪だった、ということになりますかね。 落ちたのが全部脂肪だったら嬉しいんだけど、どうもそうはいかないらしいですな。

 というわけで、不要贅肉削減運動はこれでひとまず終わりなんだけど、 脂肪だけ増えてまた元の体重に戻るの(いわゆるリバウンド)はイヤなんで、 少なくとも体重計に毎日乗るのだけは続けていく所存でございます。

 「不要贅肉削減目標達成」のお祝い、というわけではないんだけど、 本日は家族で寿司を食べに行きました。 店は、磯子駅のそばにある鮨処なかのというところ。 ココで「寿司屋開拓の余地アリ」と書いたら、 親切な読者な方に教えて頂いた店であります。

 店内は、カウンターに小上がり、奥に個室という感じで、寿司屋さんとしてはちょっと大きめ。 子連れの我々は奥の個室を使わせて頂きました。 カウンターも個室もピシッとした空気が伝わってきて、 師範が求める寿司屋のたたずまいであります。
 初めて伺うお店なんで、まずはコースを頂くことにしました。 師範と師範代が5,000円のおまかせ月コース、子供らが3,500円のおまかせ雪コース。 月コースの内容は下記。

前菜2品:タコの酢の物、あん肝
お造り3品:甘エビ、赤貝、ヒラメの昆布締め(左写真)
酢の物:生ガキ
焼き物:焼き貝、きぬかつぎ、白身の西京焼き
鍋物:あんこう鍋
握り:中トロ、赤身、マダイ、イカ、コハダ、マルコバン、アナゴ
お椀:海苔の赤出汁
デザート:わらび餅

その後追加で下記の握りを師範/師範代で2貫ずつ注文。
松輪サバ、真アジ、本ツブ貝、ヒラスズキ(下写真)

 今日のマグロは大間の本マグロ、その他の魚も近海天然モノとのこと。 確かにどれも美味しゅうございました。 特にセットの中トロと、追加で頼んだ松輪サバと本ツブ貝がベリーナイスでありました。 ただ、惜しむらくは(追加を頼んだことでも分かるように)量が少なめ。 子供らでもぺろりと平らげられる一人前コースでしたから。
 アルコールも当然飲んでおります。

生ビール \600
上喜元 翁 \600
天明 中取り弐号 純米吟醸 夢&美山 \700
浪乃音 純米酒 無濾過 \650

 「本日のおすすめ地酒」と書かれた中(の安い方)から頼んでいったんだけど、 さすがに美味いっすね。ワインもあったけど、やっぱり寿司には清酒ですな。 特に、一番安かった「上喜元 翁」ってのが、すっきり端麗で師範好みでありました。 ただ、こちらも量が少なめなのがちょっと残念。

 最後に、デザートに出されたわらび餅がとても美味しかったのでお土産に2つ買って(\800×2)、 お会計はトータルで25,000円弱。 それなりのお値段するわけだけど、それに見合った満足度があります。 近いところでは、量の多さで上大岡の「鹿島」、素材の質でここ「なかの」という使い分けかな。

27日(月)

 世間様ではまだ平日ではありますが、 もう休み入っちゃってる師範とバンドのメンバー二人を招いて、昼過ぎから道場で忘年会。

 師範代は普通に会社なんで、師範が調理担当。 作ったのが、マグロとヒラメとサーモンのカルパッチョ、牛スネ肉のシチュー、レタスのサラダ。 買ってきたのが、ハムいろいろ、パテいろいろ、チキン南蛮、パン。 買ってきて頂いたのが、合ガモのパストラミ、牡蛎フライ、アンパン、餃子、串カツ、白菜漬、 ・・・と備忘録。

Desire Dourdan Premier Cru Brut N.V.
デジレ・ドゥルダン プルミエ・クリュ ブリュット (ヴィンテージ無し)
Desire Dourdan
デジレ・ドゥルダン
Champagne
発泡
Champagne
シャンパーニュ
Champagne (France)
シャンパーニュ (フランス)
\2,468 (単品価格 \2,780)2010/12/08 お手軽ワイン館 重松貿易
 一本はやはりシャンパーニュであります。 12月に入ってから、というかここ1週間強の間に4本目のシャンパーニュ。 なんかプチ・バブルでありますなぁ、泡モノだけに。 選んだのは、「クリスマス限定!スペシャルシャンパンセット」4本で10,500円からの一本 (「クリスマス限定」なのに12月28日現在まだ売られてますが)。 ちなみにこの銘柄は、今年の夏の「高ワイン道場」で稽古済みであります。
 色は黄金色っぽくて、泡立ちもタップリで、シャンパーニュらしい見た目でナイス。 香りは、KbのMz氏曰く『汗臭い』とな。 忌憚の無いご意見ありがとうございます。 軽い熟成香とイーストっぽさがそういう風に感じられたのかな? 味は、酸味がしっかりしていて、2,000円台のスパークリングとしてはまずまず合格レベルです。
 夏に稽古したときより若干熟成が入って、よりシャンパーニュらしい雰囲気になっていたような。 ま、どちらもサクッと飲んじゃったんで、ちゃんと記憶しているわけじゃありませんが。
78点道場にて

Cono Sur Gewurztraminer Reserva 2009
コノ・スル ゲヴュルツトラミネール レセルバ 2009
Vina Cono Sur
ビーニャ・コノ・スル
Blanco
Casablanca Valley (Chile)
カサブランカ・ヴァレー(チリ)
\1,1802010/07/21 ドラジェ スマイル
 続いての白は、人が来たりするとしばしば稽古している、コノ・スルが造るゲビュルツトラミネールのリゼルバ(直近はココ)。 ヴィンテージが変わって2009年になったけど、 チリって基本的にヴィンテージに左右されない気候らしいんで、変わりなく美味しいはず、と。
 色は・・・どうだったっけ?あまり覚えてませんが。 香りは、とにかくライチっぽいピュアッピュアなフルーツの香りがバンバン出てきます。 ホント典型的なゲビュルツトラミネールの香りで嬉しくなります。 そして、香りはとっても甘いんだけど味わいは甘くなく、 それなりに酸味とかもあってバランスが良くて、とてもナイスであります。
 いやー、やっぱりこの銘柄は裏切られませんね。 これが1,000円ちょっとなのは非常にお買い得。 ご家庭に一本は常備したいワインでありますな。
ショップへのリンク: Cono Sur Gewurztraminer Reserva 2009
82点道場にて

Corton Grand Cru "Le Rognet" 2007
コルトン グラン・クリュ "ル・ロニェ" 2007
Maison Ambroise (Bertrand Ambroise)
メゾン・アンブロワーズ (ベルトラン・アンブロワーズ)
Rouge
Corton Le Rognet (Aloxe-Corton Grand Cru)
コルトン ル・ロニェ (アロース・コルトン特級畑)
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\6,2792010/10/18 ヴェリタス ラック・コーポレーション
 そしてこの赤が本日のメインであります。 比較的価格が手頃で、モダンな造りのブルゴーニュが味わえる造り手「ベルトラン・アンブロワーズ」の特級畑ル・ロニェ。 この銘柄は2001年産と昨年夏の「高ワイン道場」で稽古済み、 大変好印象だった模様。 それよりずいぶんと若いけど、きっとナイスなパフォーマンスを見せてくれるはず、と。
 色は・・・どうだったっけ?これまたあまり覚えてませんが。 香りは、木イチゴっぽいフルーツ香と甘い樽香がパーッと。 前のゲヴュルツが相当香りのボリュームがあるワインだったけど、 それに負けない大ボリュームです。 味は、酸味がキレイで甘味もあって、ちゃんと美味しいワインに仕上がってはいるけど、 欲を言えばちょっと若すぎたかな? このワインのポテンシャルだともう数年置いといた方が良さそうです。
 ともあれ大変アタリなワインでした。 もう数年置いとくために買い増そうと思って検索したら、 もう一年ヴィンテージの若い2008年産が更に安く売られていたので、そっちを2本追加購入しました。
85点道場にて

Boland Celler Shiraz 2007
ボーランド・セラー シラーズ 2007
Boland Celler
ボーランド・セラー
Red
Paarl (South Africa)
パール (南アフリカ)
\7802010/11/23 大丸ららぽーと横浜店 ピーロート・ジャパン
 3人で4本目、こうなると良いワインを出してももったいないし、 さりとてあまりヘタレなワインだと大きな落差が感じられるし・・・ ということで選んだのが、南アフリカ産のシラーズ。 同じ造り手のシャルドネと以前稽古していて、 とても強いワインだった印象があるから、 これなら少なくとも頼りなく感じることは無いでしょう、と。
 色は・・・少なくとも前のコルトンよりは濃かったような・・。って当たり前か。 香りは、やっぱりかなりボリュームダウンではあるけど、 物足りないってほどではありません。 味も、相対的に単調にはなったけど、そもそも既に酔っぱらい連中なんで、 差が気になるのなんて最初の一杯目だけ。 というか、最初の一杯目以降は記憶がありません。
 点数付けられるほど覚えちゃいないけど、それなりまずまずなワインだったような。 翌朝見たらキッチリ4本とも空になっておりました。めでたしめでたし。
??点道場にて

 食事のあと、リビングにコタツを持ってきてライヴの映像見て・・・ なんてしてたらそりゃ寝ちゃいますな。 片付けその他、大変お世話になりました>師範代

26日(日)

Viejo Vinedo Tinto 2010
ヴィエホ・ヴィニェド ティント 2010
Ruffino Pablo Baggio
ルフィーノ・パブロ・バッジオ
Tinto
(Argentina)
(アルゼンチン)
\4502010/10/18 ヴェリタス ワインプレスインターナショナル
 明日、客人を道場に招いて忘年会をやるんで、今日からシチューを仕込んでおります。 師範が作るシチューは赤ワインを丸1本使うんで、その料理用に使ったのがコレ。 今年の夏ごろ、同じくシチューの煮込み用に使ったカベルネ・ソーヴィニョンの更に廉価版。 ま、料理用なんで、そこそこ濃ければ良いかな、と思って使ったわけではありますが・・・
 色は、いわゆるブルゴーニュよりちょいと濃い目くらいな赤紫色。 濃いワインを想像していたんで若干想像とは違うけど、キレイな色ではあります。 香りは、いかにも安ワインの赤でございますと言わんばかりの、 薄い果実香と生乾きの雑巾のような蒸れた匂い。 ま、料理に使うんだったら香りはあまり関係ないけど。 そして味はと言うと、渋味なんかほとんどなくて、なんとなく酸味があるかな、って感じの薄っぺらい味わい。 いかに料理用といえどもこれはちょっとねぇ。
 以前使った同じ造り手の500円のワインは「恐ろしく充実」していたみたいだけど、 コレはたった50円安くなっただけなのに恐ろしく薄っぺら。 ちょっと料理用に使うのも躊躇われたけど、開けちゃったモノは使わないとねぇ。
ショップへのリンク: Viejo Vinedo Tinto 2010 [Ruffino Pablo Baggio]
44点道場にて

25日(土)

 本日の朝散歩は、先月のコースのほぼ逆周り、 根岸から本牧を廻り山下公園(右写真)へ入って境之谷を通って帰ってくる、 朝5時30分に出て8時45分に到着の3時間15分、歩数23,000歩のコース。

 この距離の散歩にももう身体が慣れたのか、特にどこかが痛くなるってことはないんだけど、 なんたって今朝は寒かった。 いつも通りTシャツにフリース程度の軽装で出てきたら、 寒くって寒くって時々走らざるを得ない感じでした。 でも走るのはしんどいから未だにキライです。

Casa Milani Blanco 2009
カーサ・ミラーニ ブランコ 2009
Angelo Rocca & Figli
アンジェロ・ロッカ・エ・フィーリ
Blanco
Sicilia (IGT)
シチリア (インディカッツィオーネ・ジェオグラフィカ・ティピカ)
Sicilia (Italia)
シチリア (イタリア)
\625 (単品価格:不明)2010/11/10 ドラジェ 東京実業貿易
 夕食は、マグロの中落ちを買ってきてネギトロ丼とネギマ鍋。 こういう料理にはやっぱりサッパリ系の白ですな、ということで、 いかにも軽そうなイタリア産の白をチョイス。 「<第7弾>お気軽テーブルワイン4本セット」税・送料込み2,980円からの最後の1本で、 先日稽古したと同じ銘柄。 赤と同じように社交的な感じを期待しつつ。
 栓は堅い樹脂製の人工モノ。こういう栓にするくらいならスクリュー・キャップの方が良いのに。 色はかなり薄い。透明ボトルなんで右写真の外観そのまんまな印象の色合い。 香りは、フルーツっぽさはほとんど無いのに蜜っぽさだけがある、 なんだか過熟したような印象の香り。 味も、甘味も酸味もほとんど無いのになんだかコクだけがあって、 とてもヘンテコなバランス。
 正直趣味じゃないです。2009年産とまだ若いのに、やけに老成したような香りと味わいのワイン。 どっか流通の過程で辛い目に会ったのかなぁ? もちろんこの値段なんで、そもそもこういうワインだという可能性もあるわけですが。 今回のこのセット、前半の2本は好印象だったんだけど、後半2本はかなり残念な結果。 ま、そんなこともありますわ。
42点道場にて

24日(金)

 本日より師範は年末休暇を取っておりまして、 道場一家の女性陣は会社・小学校・保育園へ行く中、師範は「健康オタク月間」の集大成として、 道場から歩いて30分ほどの清水ヶ丘公園プール(右写真)へ。 公営のプールで、12月と1月は1日300円(通常月は1時間300円/1日500円)と利用料が安く、 天蓋が全面ガラス張りで開放感があるナイスな施設です。 今日は、クロールと平泳ぎを交互に泳いで1,000m、1本約30分。 それをを3本の合計3,000m泳いで、合間と最後に計500mの水中歩行。 朝10時からおよそ2時間強プールにいました。

 ちなみに、 会社を早めに上がった日は、隣駅から歩いて帰ってくる途中にある西区スポーツセンターのプールを利用してます (週に1~2回、1時間弱)。 そっちは22:30まで使えるのが便利です。

 ・・・と、贅肉削減のためにはそれなりに努力していたわけであります。

 さて本日はクリスマス・イヴであります。 ちょいと豪華な料理を作るわけですが、調理担当は当然お休みを取っている師範の役回りです。 今年用意したメニューは、鶏モモ肉のオーブン焼き(って先週末の土曜にもやったな)、 ヒラメとサーモンのカルパッチョ(左写真)、ほうれん草とベーコンとコーンの炒め物、 レタスの韓国風サラダ、ベーコンとレタスとニンジンのスープであります。 そして食後には師範代が買ってきたクリスマス・ケーキを。 こんだけ食べりゃ、3,000mくらい泳いだってすぐ取り返しちゃうような気がしますが。

Philippe Lamarliere "Grand Reserve" Brut N.V.
フィリップ・ラマリエール "グランド・レゼルヴ" ブリュット (ヴィンテージ無し)
Philippe Lamarliere (Tribaut-Schloesser)
フィリップ・ラマリエール (トリボー・シュローセール)
Champagne
発泡
Champagne
シャンパーニュ
Champagne (France)
シャンパーニュ (フランス)
\1,9902010/08/04 ノムリエ ザ・ネット 徳岡
 クリスマスといえば当然シャンパーニュであります。 選んだのは、なんだかんだ言って昨年末から今年にかけて一番多く飲んだ (ココココココココで稽古)銘柄と思われる、 フィリップ・ラマリエールであります。 さすがにもう売り切れているだろうと思って販売店のサイトを見に行くと、 なんとまた再入荷して売られてます。それもかなりの本数、凄いなぁ。
 色は、以前の印象よりはちょっと赤みが強めというか、わずかに熟成した感じなような。 とはいえ、相対的な比較なんて出来っこないから、気のせいな可能性が大ですが。 香りはキュッと甘い感じのちゃんとしたシャンパーニュな香りがして、 やっぱりコレはアタリかも、と。 ただ、味は思いのほか苦味が強めに感じられたかな。 もちろんそれもシャンパーニュの特徴の一つだけど、 以前感じたような「こりゃ掘り出し物」的な感じが無くて残念。
 依然として悪くはないというか、2,000円以下のシャンパーニュだったらこれで十分な感じはあるわけだけど、 ちょっと今日はバランス悪く感じられたかな? こういうワインはフレッシュな方が良いのかも。とすれば、再入荷した今のヤツの方が良いかもです。
ショップへのリンク: Philippe Lamarliere "Grand Reserve" Brut N.V.
77点道場にて

22日(水)

 本日、
門下生の従兄弟が、 東京方面へコンサートを聴きに来た帰りに道場へ寄ってます。

Charles du Roy Brut N.V.
シャルル・デュ・ロワ ブリュット (ヴィンテージ無し)
Charles de Cazanove
シャルル・ド・カザノヴ
Champagne
発泡
Champagne
シャンパーニュ
Champagne (France)
シャンパーニュ (フランス)
\2,468 (単品価格 \2,780)2010/12/08 お手軽ワイン館 東京実業貿易
 というわけで、まずはビールで乾杯。 そして、歓迎の意味と、先日買った「クリスマス限定!スペシャルシャンパンセット」4本で10,500円を試す意味で、その中からシャンパーニュをチョイス。 通常価格でも稽古範囲のシャンパーニュ、最近はちょこちょこと見かけるようになったけど、 ロゼも入ったいろいろ4本セットで10,500円ってのはこれからの季節使い勝手が良いよね、と。
 さて抜栓。色は結構シッカリしていて、麦わら色というよりレモン色に近い色調。 それほど熟成期間が長くないのかな?と想像。 泡立ちの量とかキメ細かさはさすがシャンパーニュであります。 香りのボリュームもなかなかのもので、焼きリンゴ的なフルーツ感のある香りでナイス。 味は重からず軽からず、シャンパーニュに期待する味わいをキッチリ持ってます。
 とりあえずこれくらいの香りと味わいがあれば最初の泡としては十分です。 やっぱりシャンパーニュはハズさない、 というか、シャンパーニュでありさえすればそれなりに満足できますね。 そういうブランド・バリューがあるからそもそも高い地域なんだとは思いますが。
80点道場にて

Pommard 1er Cru "Les Saussilles" 2005
ポマール・プルミエ・クリュ "レ・ソシーユ" 2005
Lou Dumont
ルー・デュモン
Rouge
Pommard 1er Cru
ポマール1級畑
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\4,9802010/05/22 信濃屋 横浜駅シャル店 ヌーヴェル・セレクション
 従兄弟はブルゴーニュが飲みたいということだったんで、 まぁクリスマス前でもあるし景気よく行きましょうと稽古範囲オーバー価格のモノをチョイス。 日本人生産者の仲田さんという方が手がけるルー・デュモンのポマール1級畑です。 ただ、師範はこれまでルー・デュモンのワインであまり良い思いをしていないんで、 抜栓前はちょっと不安ではあったわけですが・・・
 抜栓してコルクの匂いを嗅いで、「こりゃオッケー」と確信しました。 そこからだけでも梅とバニラが香ってきます。 色はややくすんだ赤紫で、濃さもまぁ中程度という感じです。 味は、酸味がキレイで甘味もほんのりあってなかなか良いバランスなんだけど、 ちょっと渋味がまだ強めだったかな? 1級クラスになると2005年でもまだ若いのかも知れません。
 というわけで、師範的にはかなり「アタリ」のワインでした。 ただ、従兄弟的には『5,000円だったらもうちょっと・・・』との評価。 厳しいなぁ、この門下生は。 もうちょっとゆっくり飲むか、 もうちょっと置いておくかすれば更にもっと印象が良くなるワインだったような気がします。
85点道場にて

Les Pelerins de Lafon-Rochet 2007
レ・ペルラン・ド・ラフォン・ロシェ 2007
Ch. Lafon-Rochet
シャトー・ラフォン・ロシェ
Rouge
Saint-Estephe
サンテステフ
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
(従兄弟から) コルドンヴェール
 で、やっぱり3本目にいっちゃうわけですな。 先日頂いた報告にもあったように、 最近ボルドーで良いヤツに当たって気を良くしたらしく、 従兄弟はボルドーを持参してくれました。 ただ、残念ながら?このワインは先日稽古済みだったりします。 侮れないのよ、「安ワイン道場師範」の安ワイン網羅率は。
 せっかくなんで、前のブルゴーニュと並べて出しました。 色は確実にこちらのほうが濃くて、確実に青いです。 香りは典型的なボルドーっぽさで、カシスみたいな濃い果実香と、燻したような消し炭のような香り。 香りのボリュームも結構あったりします。 味も、教科書的なボルドーの味わいと言うか、きっちり渋くてカチッと固いです。
 というわけで、前回の印象同様、非常に教科書的なボルドー、という感じ。 さすがに3本全部は飲めなくて、半分弱翌日に残りました。 この感じだと、翌日の方が美味しいかも。

 ・・・というわけで翌日再稽古。 香りのボリューム/雰囲気とも全然衰えてません、というかボリュームに関してはかえって増えたくらい。 味は、依然としてカタブツ。そう簡単には心を開いてくれません、というか開いた結果がコレなのかもです。
75点道場にて

20日(月)

 月曜は定例の体重報告日。

 11月頭に立てた当初の目標である、「年末までに64.0kgの達成」を大きくクリアして、 20日の体重は63.0kg、体脂肪率も14.5%まで下がりました。 おめでとうございます>自分。 それにしても金曜の飲み会では一切太らなかったな。 魚メインだったことに加えて、ワインは良い(ビールやサワーがイカン)ような気がします。

 というわけで、目標達成という意味では来週までこの体重(+1.0kgまで)を維持すればいいわけですが、 それじゃなんとなく面白くないので、今の食事量と運動量を変えず、 どこまでいけるか挑戦してみましょう。 もちろん、クリスマスとかあるんで、先週のようには減らないと予想されるけどね。

19日(日)

 毎週休日朝は散歩したりしているわけですが、 どうも最近散歩ぐらいじゃ心拍数が上がらなくなってきたんで、 今日は軽く走ってみました。でもやっぱりしんどいよね、走ると。 歩くのと大差ないダラダラ速度で走るんで、 息が上がったりはしないけど、なんか足が重くなってイケマセン。 やっぱり走るのは向いてないな。

 というわけで、みなとみらい地区まで朝6時前に出発、 行きは走って帰りは歩いて約2時間13,000歩。 歩くだけだと2時間半くらいかかるコースなんで、ちょっとだけ時間短縮。 先日の飲み会で、「赤レンガ倉庫にはグラスワインがたくさんある店がある」等の情報を入手したけど、 師範が行くのはいつも早朝。店なんてどこも開いてません。

Black Opal Chardonnay 2009
ブラック・オパール シャルドネ 2009
Black Opal Wines
ブラック・オパール・ワインズ
White
South Eastern (Australia)
サウス・イースタン (オーストラリア)
\1,3902010/11/10 ドラジェ ヴィレッジ・セラーズ
 昨日のワインは大ハズシしたんで(結局最後は炭酸飲料で割って頑張って飲み干し)、 今日は確実にイケてそうなワインをチョイス。 先週金曜の飲み会で、カリフォルニアとかニュージーランドの美味しい白を頂いたんで、 アレと同じような感じが得られれば!と期待して開けたオーストラリア産のシャルドネ。 ちなみに料理は、子供ら謹製セルフ握り寿司、酢ガキ、小松菜と油揚げのお吸い物でございます。
 色は普通、というか期待したよりは薄めだけど、若くてパキッとした感じのレモン色です。 香りは、裏ラベルによれば"Hints of peach and melon flavors balanced against a touch of toasty oak"とのことだけど、 確かに前半(ピーチとメロン)は納得、後半(焦がした樫樽)はもうひとつ、という感じ。 味は、コクがあって甘さほどほど、この地方のこのクラスにありがちな弱い酸味が画竜点睛を欠いています。
 というわけで値段相応、濃すぎず軽すぎずな感じのオーストラリア産白。 先週末のものと比べるとそりゃ1ランク2ランク落ちるわけだけど、 まぁお値段的に向こうは2倍とか4倍とかでしょうから。 樽の効きが弱い点がちょっと残念だったけど、 そもそも魚メインの和食と合わせるんだったらこれくらいで良かったのかもです。
ショップへのリンク: Black Opal Chardonnay 2009
72点道場にて

18日(土)

Don Opas (Tinto) 2008
ドン・オーパス (赤) 2008
Bodegas Los Llanos
ボデガス・ロス・ヤーノス
Tinto
Valdepenas
バルデペーニャス
Valdepenas (Espana)
バルデペーニャス (スペイン)
\625 (単品価格:不明)2010/11/10 ドラジェ ダイセイワールド
 昨日は良いワインをシコタマ飲んだんで、本日はまた気を引き締め直して安ワインと稽古して参ります。 ということで選んだのが、「<第7弾>お気軽テーブルワイン4本セット」税・送料込み2,980円からの1本。 産地は、師範の苦手なスペイン産。 あのヤニっぽさというか夏みかんの皮っぽさというか、 粗野な感じが前面に出てなきゃ良いな、と思いつつ稽古。 ちなみに料理は一足早く骨付き鶏モモ肉のオーブン焼きです。
 色は、この値段のワインとしてはかなりしっかりしていると思われる紫色。 香りは・・・フルーツっぽさはほとんど無くて、なんだか埃っぽいような香りがほとんど。 粗野な感じは無いけど、なんか退廃的でかなりイケてない感じ。 味も、甘味があるでなくコクがあるでなく薄っぺらな味わい。 飲んでてちっとも楽しくありません。
 というわけで、そのまま飲むのは2杯でギブアップ。 4杯ほどはオレンジ・ジュースで割って飲んだけど、まだ3分の1ほど残っています。 こういうワインに当たっちゃうと凹むよなぁ。 スペイン産安ワインに対して更にマイナスイメージを成長させる結果となっちゃいました。
32点道場にて

17日(金)

 本日は、勤務先のワイン好きな方と持ち寄りワイン会。 参加者は、男性5名に女性3名の計8名。 場所は、品川駅から高輪方面にちょっといったところにあるそあらまという店。 普通は持ち込みとか出来ない店らしいけど、 参加された方が親しくされているので今回お願いしてOKにして頂いた、とのこと。

 店内は、テーブルが2つとカウンター。我々はテーブルを利用。 マスターが釣りをされる(そしてその釣果が料理として出される)ということで、 カウンターでは釣り談義が花咲いておりました。

 というわけで、料理は基本的に魚料理がメイン。 ちょっとワイルドな感じのマスターのイメージとは裏腹に、 見た目も味付けも量も、とても繊細な感じの料理。 左写真はアオリイカとマグロのお造り、 右写真は焼いた天然ブリと小さなアサリの上に焼いたミニ・ブロッコリーが乗ったもの。 こういうオシャレな感じはやっぱり高級住宅街たる高輪の店だなぁ、という感じであります。

 さてさてそういう料理を肴に、ズラズラーッと持ち込みワインを頂いて参ります。

Gerard Gratiot Brut "Maison" N.V.
ジェラール・グラシオ ブリュット "メゾン" (ヴィンテージ無し)
Gerard Gratiot
ジェラール・グラシオ
Champagne
発泡
Champagne
シャンパーニュ
Champagne (France)
シャンパーニュ (フランス)
\2,4802010/10/18 ヴェリタス ワインプレスインターナショナル
 最初のシャンパーニュは師範の持込み。 過去2度ほど稽古済み(ココココ)、 結構好印象だったシャンパーニュが「円高還元」ということでお安くなって道場の稽古範囲内に。 そりゃ嬉しいですなぁ、と2本同時購入、そのうち一本を今回持参。 ま、乾杯の1杯目ですから、どうせ皆さんキューッと一気に飲んじゃうだろうから、 そんなに気張らなくて良いかと(貧)。
 色は、シャンパーニュらしい麦わら色で、泡もきちんと多めに出てます。 香りは、こちらもシャンパーニュらしいリンゴっぽいフルーツ香にパンみたいなイースト香。 味は、グラスが小さいヤツだからか、これまでの記憶より酸味と苦味が強めに感じられるのがちょっと残念。
 とはいえ2,000円台半ばのシャンパーニュだから、 これくらいの内容があれば十分でしょう。 残るもう一本は、すぐに飲んでも面白みが無いんで、 数年寝かせてみましょうかね。
ショップへのリンク: Gerard Gratiot Brut "Maison" N.V.
(78点)高輪「そあらま」にて

Millton "Opou Vineyard" Chardonnay 2007
ミルトン "オポウ・ヴィンヤード" シャルドネ 2007
The Millton Vineyard
ザ・ミルトン・ヴィンヤード
White
Gisborne (New Zealand)
ジスボルン (ニュージーランド)
(Ysさんから) アプレヴ・トレーディング
 白の一本目は、Ysさんお持込みのニュージーランド産シャルドネ。 どこだったかのレストランでグラスで飲んだら美味しかったんで探して買ったワインとのこと。 師範はあまりそういうの無いなぁ、 というか、店でグラスワインを注文する機会自体がほとんど無いし。 最近雑誌なんかを参考にすることも無いんで、 ワイン選びはもっぱらネットショップの売り文句だけが頼りだったりします。
 抜栓はお店のマスターにやって頂いていたんだけど、 コルクが瓶の内側に張り付いていて、上手く抜けなかったみたい。 だもんで必然的にカラフェに移して出されました。 色は普通かなぁ。グラスと照明が普段と違うから、良く判りません。 香りは、桃みたいな蜜っぽい感じと甘く焦げた樽香とがあって、 なんだかカリフォルニア産のシャルドネみたい。 味は、軽すぎずしつこすぎず、なかなか良いバランスであります。
 ニュージーランドというと、もう少しスレンダー感じのワインを想像するけど、 この白は結構厚め。 お値段は3,000円以下とのこと。であればかなり優秀なのではないかと。
(80点)高輪「そあらま」にて

Cremant de Bourgogne "Georges Blanc" N.V.
クレマン・ド・ブルゴーニュ "ジョルジュ・ブラン" (ヴィンテージ無し)
Dom. d'Azenay
ドメーヌ・ダズネイ
Mousseux
発泡
Cremant de Bourgogne
クレマン・ド・ブルゴーニュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
(そあらまさんから) 合同酒精
 ここで、「開いているから」ということで、お店からクレマン・ド・ブルゴーニュを差し入れて頂きました。 ありがたやありがたや。 造り手は「ドメーヌ・ダズネイ」と書かれているけど、知らない造り手。 クレマンだけ造っている方なんですかね?
 出して頂いた時は3分の2くらい入った状態だったかな? いつ抜栓されたかは聞いていません。 ってか、頂き物に『いつ開けました?』なんて聞けないっすよね。 というわけで、泡の立ち方は控えめ。 そもそもクレマン・ド・ブルゴーニュって泡がそんなに強くないのもあるけど。 香りや味は、やっぱりシャンパーニュとは違って、 よく言えばフルーティ、悪く言えば薄くて金属的。
 順番的にやや損をしたというか、 シャンパーニュの後、さらにしっかりしたニューワールドの白の後、 ということで、ちょっと軽さが目立っちゃった感じ。 最初にキューッと飲むんだったらなんの問題も無いと思います、ハイ。
(72点)高輪「そあらま」にて

Au Bon Climat Santa Maria Valley "Hildegard" 2005
オー・ボン・クリマ サンタ・マリア・ヴァレー "ヒルデガード" 2005
Au Bon Climat
オー・ボン・クリマ
White
Santa Maria Valley (USA)
サンタ・マリア・ヴァレー (アメリカ合衆国)
(Ktさんから) ヴィノラム
 もう一本の白は、Ktさんお持込みのカリフォルニア産で、造り手はオー・ボン・クリマ。 このワイン、『シャルドネです』って出されて、 「ほー、なるほどシャルドネですねぇ」なんて飲んでたけど、 良く見ると品種はピノ・グリが55%、ピノ・ブランが40%、アリゴテが5%とのこと。 そんなん言われないと判らない、というかその程度なワイン力の師範であります。
 さて飲んだ感じはというと、色は前のニュージーランド産よりちょっと濃い目だったかな? 香りは非常に似た傾向でした。タップリした蜜の感じと樽香があったんで、 そこでシャルドネと信じちゃいました。 味も、ピノ・グリというとシャキッとしたイメージがあるけど、 このワインはかなりふくよかな感じで、そこでもシャルドネと信じちゃました。
 ピノ・グリ&ピノ・ブランと知った後だと、 後味のキレが品種由来かなぁなんて感じもしたけどね。 ともあれ、パーンとしたハリと存在感があって、美味しいワインでした。
(83点)高輪「そあらま」にて

Monthelie 2005
モンテリー 2005
Dom. Bouchard Pere & Fils
ドメーヌ・ブシャール・ペール・エ・フィス
Rouge
Monthelie
モンテリー
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
(Tmさんから) ファインズ
 ここから赤に入ります。まず赤の一本目は、今回初参加のTmさんがお持込みのブルゴーニュ産モンテリー。 造り手は、最近評価を向上させているらしいブシャール・ペール・エ・フィス。 このワインを飲んでいる時は、料理は牡蛎の春巻きとか食べている頃だったかな?
 色は、案外濃い感じの赤紫色。 モンテリーってブルゴーニュでも南のほうの村なんで、 色の濃いぶどうが採れるのかな?と想像。アルコール度数も13.5%と高めだし。 香りは、いかにもブルゴーニュ的な、ちょいとヤラシい感じの皮っぽい香り。 味は、酸味がメインで軽めだけどスーッと鼻筋が通っていて、 なかなか上品な感じであります。
 ブルゴーニュらしく上品な感じで、よろしいんじゃないでしょうか。 ただ、カリフォルニアとかニューワールドいっぱいな中で飲んじゃうと、 どうしても不利というか小さく感じちゃうのは否めませんな。 どちらかというと一人でじっくり飲んだほうが良さそうなワインでありました。
(75点)高輪「そあらま」にて

Calera Pinot Noir Central Coast "Cuvee V" 2008
カレラ ピノ・ノワール セントラル・コースト "キュヴェ・V" 2008
Calera Wine Company
カレラ・ワイン・カンパニー
Red
Central Coast (France)
セントラル・コースト (アメリカ合衆国)
(Fjさんから) ヴィノラム
 今回はもう一本ピノ・ノワールがあって、こちらはカリフォルニア産。 造り手は、お手軽レンジのワインでもキッチリ美味いワインを造り出すカレラ。 この銘柄は、2007年産とは1年半前に稽古済み、 かなり好印象だった記憶があります。 カリフォルニアって(特にこういう大手造り手のモノは) ヴィンテージにあまり左右されないみたいなんで、きっとこれも美味いはず、と。
 色は、前のモンテリーよりやや薄め。 カリフォルニアのピノって濃そうなイメージがあるんで、ちょっと意外でした。 香りは、煮詰めたイチゴジャムに軽いバニラ。ボリュームもあってとてもナイスな雰囲気。 味は、甘酸っぱくてカドの取れた渋味がアクセントになっていて、 柔らかく美味しく飲めます。
 ホント美味いというか上手いよね、この造り手。 誰が飲んでも美味しく感じるんじゃないかと。 きちんとしたマーケット・リサーチと管理されたブドウ栽培&醸造、 そういうアメリカ的な手法が上手にワインを美味しくしている、という感じですな。
(85点)高輪「そあらま」にて

Brunello di Montalcino "Sugarille" 2004
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ "スガリーレ" 2004
Pieve Santa Restituta (Gaja)
ピエヴェ・サンタ・レスティトゥータ (ガヤ)
Rosso
Brunello di Montalcino
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ
Toscana (Italia)
トスカーナ (イタリア)
(Stさんから) エノテカ
 続いての赤は、Stさんお持込みのイタリア産赤。 Stさんはこのワインを飲むちょっと前くらいに遅れて到着。 このブルネッロと、別のイタリア産赤(確かバルバレスコ)と、南仏の白をお持ちでしたが、 皆で「おー、ガヤだガヤだ、ガヤが飲みたい!」ってことでコレを頂くことに。 既にほろ酔い連中で、もう遠慮もなにもあったもんじゃありません。
 色は、まるでニューワールド産みたいにしっかりした紫色で、ネットリ感も十分。 イタリア産って、同じブドウ/DOCでも全然感じが違うワインがあるんで気を抜けないんだけど、 このワインは見た目からしてオッケーな雰囲気を漂わせてます。 香りは、強めの樽香にも負けないくらいの果実香がビシッと。 「パーッと」ってんじゃなくて「ビシッと」って感じの、ギュッと締まった香りの雰囲気です。 味も香り同様締まっていて集中力があります。 ヴィンテージは2004年とそれほど若くもないんだけど、 飲んだ感じはまだ若すぎるくらいの印象。
 いやー、やっぱりガヤは大した造り手ですな。 全然知らない銘柄だったんだけど、 ビックリするくらいクオリティの高いワインでありました。 あと10年くらい平気で持ちそうでしたね。
(88点)高輪「そあらま」にて

Ramey Cabernet Sauvignon Napa Valley 2005
レミイ カベルネ・ソーヴィニョン ナパ・ヴァレー 2005
Ramey Wine Cellers
レミイ・ワイン・セラーズ
Red
Napa Valley (USA)
ナパ・ヴァレー (アメリカ合衆国)
(Ksさんから) (ハンドキャリー)
 最後の赤は、Ksさんお持込みのカリフォルニア産カベルネ・ソーヴィニョン。 Ksさんは仕事柄ひんぱんにカリフォルニア方面へ行かれるそうで、 このワインもその際に調達されたそう。 毎度スーツケースに10本くらい詰め込んで帰って来られるんだとか。 昔みたいに機内持ち込みが出来ればもっといけるんだろうけどね。
 色は、前のブルネッロと比べるとやや落ち着いているというか、 色だけ見たらこちらがヨーロッパ産であちらがカリフォルニア産みたいな印象 (そういえば前のピノ2本もそんな感じでした)。 香りも、かなりボルドーっぽいというかフルーツを押し出しすぎない抑制の効いた雰囲気。 これで味もボルドーっぽいのかな?と思いつつ口に含むと、 こちらはいかにもカリフォルニア。 甘味と渋味が柔らかく友好的な感じで、まだ若いとかそういうことは一切感じさせません。
 これまた良く出来たワインでありました。 買われた時の価格は3,000円くらいだったとのこと。 それくらいでこういうワインが飲めれば良いよねぇ。 やっぱりまだ(特にカリフォルニア・ワインは)内外価格差があるみたいですな。
(86点)高輪「そあらま」にて

Muscat de Rivesaltes N.V.
ミュスカ・ド・リヴザルト (ヴィンテージ無し)
Ch. l'Hospitales
シャトー・ロピタレ
Blanc
Muscat de Rivesaltes
ミュスカ・ド・リヴザルト
Languedoc Roussillon (France)
ラングドック・ルーション (フランス)
(Mtさんから)
 最後の1本は、Mtさんお持込みのデザートワインで、南仏のミュスカ・ド・リヴザルト。 ヴィンテージは書かれてないんだけど、なんと15年くらい前に買われたんだとか。 普通こういうワインをそう長くとっておこうとは思わないんで、 Mtさんの持ち込みは油断が出来ません。 以前は10年前のスプマンテとか20年前のサンセールとか持参されたし。
 色は、右写真からも判るように、かなり琥珀色になっていて、まるでウイスキーみたいな感じ。 香りは、このお歳になってもちゃんと元のブドウがマスカットであることを主張していたような(自信なし)。 味も、タップリの熟成感の向こうに、いかにもマスカットな甘さとフルーツ感があったような(自信なし)。
 ・・・と、かなり記憶が怪しくて自信の無い部分だらけなんだけど、 シメにはぴったりのワインであったことは確かです。 こういう甘口ワインだと15年くらい全然平気みたいですな。
(75点)高輪「そあらま」にて

 ・・・というような会でありました。帰りはいつも終電車、皆様お疲れ様でございました。

15日(水)

Rigol Rose Brut N.V.
リゴル ロゼ・ブリュット (ヴィンテージ無し)
EMB
EMB
Espmoso
発泡
Cava
カバ
(Espana)
(スペイン)
\580 (Half)2010/11/27 天王町サティ コルドンヴェール
 クリスマス直前特別企画、「このスパークリングをクリスマスに飲むってどうよ」検証第一弾! (といっても多分第一弾で終了)。 本日は全国津々浦々まで販売網を敷いている巨大スーパー・チェーン「イオン」グループ取り扱いの、 スペイン産カバのロゼ。 今や「フレシネ」に次いで、誰でも簡単に買える銘柄の一つでは無いかと。 お値段は、ハーフで580円/フルボトルでも980円というお手頃価格(師範が買ったのはハーフ)。 色もロゼでステキだし、 『コレってどうなのよ/どうかしら?』とお悩みの諸兄/奥様方のお毒見役として、 まずは師範が稽古してみましょう、と。 ちなみに料理は生協のカニグラタンと根菜の煮物なんで、あまりクリスマスっぽくは無いですが。
 色は、ややオレンジがかった濃い目のピンク色で、なかなかちゃんとしてます。 シャンメリーなんかとは明らかに違う色調で、 「なんちゃってロゼ・シャンパーニュ」として十分通用しそうな色合いです。 ただ、泡立ちはちょっと弱めかも。 香りも、シャンパーニュとは傾向が違うけど、 それなりにボリュームもあって落ち着いたフルーツ感で、なかなか侮れません。 ただ味が・・・ 酸味がシッカリしていて、その上を苦味ともエグ味ともつかない収斂姓のある味わいが覆っています。 なんかえらくカタブツだなぁ、という印象であります。
 というわけで、それなりに悪くは無いんだけど、 普段スパークリング・ワインなんか口にしない一般人な方々がクリスマスに開けるワインとしては、 ちょっとカタブツ過ぎる気がしないでもありません。 もう酸いも甘いも噛み分けた燻し銀カップルとか、 ゴルゴ13一家のような苦みばしったご家庭であれば、 クリスマスにコレでも違和感無いかもですが。
66点道場にて

13日(月)

 月曜は定例の体重報告日。

 例によって、週の前半はドンドコ体重が落ちて、週末に若干戻す、というサイクルになっております。 しかしながら、今週は前半の減りが激しかったおかげで、今朝の計量では64.5kgと先週頭に立てた目標である64.8kgをクリアしました。 また、瞬間最大ながら11日土曜の朝は63.5kgと、最終目標をクリアした日もあります。順調順調。

 というわけで、今週の目標は、64.0kgに極めて近いところまで持っていくこと。 それで最終週の12/27に64.0kgを切る、というストーリーで参りましょう。

12日(日)

 休日恒例の朝散歩。昨日は早めにコタツで沈没しちゃったため、今朝目が覚めたのが午前3時。 というわけで、以前から一度やってみたかった品川までの長距離散歩を敢行、距離は約30km キョリ測というサイトでちゃんと調べたら27.7kmでした)。 もう「散歩」というのもアレですが。

 道場を出たのが午前3時30分、国道一号線をズズーッと上っていき、 ほとんど休憩無しで品川到着は午前8時。時間にして4時間30分、歩数は約33,000歩。

 これだけ長距離だと、体のどこかに支障が出るかと心配したけど、 ちょっと腿がこわばってちょっと肩が凝った以外は特に問題なし。 というわけで、災害等があった時に徒歩で帰らなければならない場合でも、 およそどんな感じか想像できるようになりました。 もちろん、そういう場合って靴や荷物の有無や道路の状況が今日とは違うんだろうから、 同じ疲労度では無いだろうけど。

Cosecha Tarapaca Chardonnay N.V.
コセチャ・タラパカ シャルドネ (ヴィンテージ無し)
Vina Tarapaca
ビーニャ・タラパカ
Blanco
Valle Central (Chile)
バッレ・セントラル (チリ)
\625 (単品価格:不明)2010/11/10 ドラジェ リードオブジャパン
 お手軽3桁ワインとの稽古はまだまだ続いております。 本日のチョイスは「<第7弾>お気軽テーブルワイン4本セット」税・送料込み2,980円からの1本で、 チリ産のシャルドネ。 「コセッチャ」って、スペイン語で「ヴィンテージ」という意味だったと思ったけど、 なぜかこのワインは銘柄がコセッチャなのにヴィンテージ表記無しなんで、 調べたら「収穫」という意味らしいですな。なるほどなるほど、勉強になりますなぁ。 ちなみに料理は鶏と豚と牡蛎の鍋です。
 さて抜栓。色は、薄めで若めなレモン色。 スワリングしてもサラリとしていてあまり濃くは無さそう。 香りは、リンゴと柑橘類とパイナップルがバシッと香る、いわゆるとってもフルーティな雰囲気。 若々しくてピチピチしててかなり良い感じ。 これで味がバッチリだったら掘り出し物発見!だったんだけど、 そうは問屋が卸してくれません。 甘味とコクはそれなりにあるんだけど、惜しむらくは酸味が弱くてややダレた感じがして残念。
 とはいえワンコイン+αな価格のワインだからね。 これくらい香りが良かったら、味わいで酸味が無い分はキッチリ冷やせば対処できます。 やっぱりチリ産のワインは侮れませんな。
72点道場にて

11日(土)

 本日は、次女が通う保育園の発表会。 この保育園はどちらかというと文科系(師範調べ、というか以前の保育園と比較して)なんで、 劇とか合奏とか、結構楽しめる仕上がりになっております。 そのかわり運動会はユルユルだけどね。 以前の保育園は、発表会なんてのは無い代わり運動会はとても気合が入ってました。 どちらも公立の保育園だけど、それぞれの園にはそれなりの文化があるみたいです。

 というわけで、発表会も無事終了。 あとの大きなイベントは卒園式だけかな。 それが終われば長女から数えて10年間通い続けた保育園生活も卒業です。

 発表会の後、昼食は保育園近くのお好み焼き屋あまんじゃくという店へ。 系統的には広島風のお好み焼きの店で、 先日行ったインド料理屋のすぐそば。

 店の雰囲気は、いかにも街場のお好み焼き屋という感じで、 一言で言えばかなりラフな感じ。 中は座敷が1つに6人掛けのテーブルと4人掛けのテーブル、あとはカウンター。

さて、家族4人分として注文したのが、
お好み焼き(餅入りスタミナ焼き) \1,200 (左写真)
お好み焼き(ミックス:エビ・タコ・そば入り) \1,200
やきそば \800
の3品。 かなりジャンキーな味わいだけど、お好み焼きとはこういうものでしょうね、 コレはコレでどれも美味いです。 っていうか、美味くないお好み焼き屋ってあまり記憶にないから、 師範はこの分野に対してフリーパスな感性しか持ち合わせていないのだと思われます。

Rakuen Wine 楽園ワイン[赤] N.V. 清洲桜醸造
輸入ぶどう果汁・輸入ワイン使用(日本)
\952010/11/21 天王町サティ
 そんなこんなな一日、夕食のメニューはピーマンの肉詰めとか。 ワインは、昨日のイタリア産が半分弱残っているんで、新しく一本開けるのもなぁ、 かといって残った量じゃたりないしなぁ、ということでチョイスしたのがコレ、 先日稽古した白と同じ銘柄の赤。 ま、なんと言いましょうか、若気の至りで買ってしまったワインだけに、 早々に手元から無くしてしまいたいわけですよ。
 とはいえ、もしかするとちゃんとした赤かも知れないんで、襟を正して稽古開始。 今回はストローで飲むのは止めました。 グラスに注いで見て取れる色は、非常にちゃんとしたもので、 やや薄めながらキレイに済んだ赤紫。 香りは・・・なんというか、あまり他のワインでは感じられない、 まるで古い蔵の中のような埃っぽい?感じの香りがメイン。 果実っぽさが無いわけじゃないけど、それより葉っぱや茎っぽさの方が強く感じられるような。 味は、渋味軽め、甘味と酸味はそこそこ。 なにかが特に変なわけじゃないけど、なんとなく喉を通っていかないんだよね。
 白ワインほどのアレな感じはないけど、これも「また買おう」とはちょっと思わないワイン。 でも、最近いわゆる国産メーカーの激安ワインとは稽古していないんで、 とりわけこの銘柄がナニってわけじゃないのかもだけど。 ともあれ後半(って、180mlの後半って何?ですが)は氷を入れて飲み干しました。
40点道場にて

10日(金)

Casa Milani Rosso 2009
カーサ・ミラーニ ロッソ 2009
Angelo Rocca & Figli
アンジェロ・ロッカ・エ・フィーリ
Rosso
Puglia (IGT)
プーリア (インディカッツィオーネ・ジェオグラフィカ・ティピカ)
Puglia (Italia)
プーリア (イタリア)
\625 (単品価格:不明)2010/11/10 ドラジェ 東京実業貿易
 本日の夕食は豚味噌漬けのソテーとか。 ワインは、「<第7弾>お気軽テーブルワイン4本セット」税・送料込み2,980円からの1本で、 南イタリアはプーリア産のお手軽赤。 プーリア州というのは長靴のかかとにあたる部分の州でありますのよ皆さん・・・ って、毎回わかんなくなって調べてます。 ちなみにこのワイン、赤ワインとしてはかなり低めの11.5%というアルコール度数。 良い感じに軽いワインだったら良いけど、単に軽いだけのワインだったらイヤだなぁ (ちなみに白だと単に軽いだけでもまぁイケる)、と心配しつつ抜栓。
 色は、決して薄いわけじゃなくて、南イタリアの赤らしい濃さと赤みとを兼ね備えた色合い。 香りも、イチゴを潰したような果実香にちょっとシップ薬みたいな雰囲気もあって、 こちらも南イタリア的。 味は、軽いっちゃ軽いけど軽すぎず、渋味こそ非常に控えめながらそれなりに酸味とほんのり甘味があって、 これはこれで悪くないバランス。
 想像通り軽いけど、想像と違って軽いだけじゃない点が好印象。 ワンコイン+αの値段を考えれば、これくらいパフォーマンスを発揮してくれれば十分かと。 同じく軽いワインの代表格であるヘタなACブルゴーニュなんかより、 こちらの方が外交的な面で得をしています。

 半分弱残した翌日再稽古。軽いワインではあったけど、意外と酸化に対してはタフで、 昨日の印象とほとんど変わりません。 気軽なパスタ屋さんのハウスワインなんかに、結構良いんじゃないですかね? これが100ml 280円くらいで出されたらちょっと嬉しいです。
73点道場にて

8日(水)

Rakuen Wine 楽園ワイン[白] N.V. 清洲桜醸造
輸入ぶどう果汁・輸入ワイン使用(日本)
\95 (180ml)2010/11/21 天王町サティ
 料理は、すき焼き風の鍋。 ワインは、先週の土曜に飲み残した赤ワインが半分近く残ってるんで、新たにフルボトル1本は無いな、と。 そこで、「チョビッとだけ白を飲みたいな」という要求にピタリとはまるワインと稽古。 コレ、1つ95円の紙パック入りワインで、なんとストロー付き。 正規で100円以下のワインと稽古するのも、 ストローで紙パックからワインを飲むのも初体験。 世の中にはまだまだ知らない世界がございます。
 まず、このワインの流儀?に従って、ストローで飲み始め。 口に含んで、ちょっと空気を含んで香りと味を感じ取って、 「あぁ~コレコレ、国内メーカー製の激安白ワインの味は」と久しぶりに思い出しました。 ストローだとちょーっとアレなんで、ワイングラスに注いできちんと稽古。 色の濃さは普通です。香りはとっても弱くて、辛うじて感じるのは輪ゴムっぽい香り。 味は、のっぺりと甘くてベタッと単調。 安~い清酒みたいな感じで、正直「うへぇ~」って気分。
 パッケージ的にもお値段的にも、他に類を見ない手軽さは評価できるんだけど、 中身のワインは師範的にはもう二度と稽古は結構、って感じ。 パッケージには『天国にいるような至福の酔い心地を楽しんで頂こうと「楽園ワイン」と名付けました』 と書かれてます。これが本心から書かれているんだとすれば、 この造り手の醸造担当の方と師範とは全く嗜好のベクトルが違うとしか思えません。
20点道場にて

6日(月)

 月曜は定例の体重報告日。

 先週の前半、「なんかヤバいクスリでもやってんじゃね?」ってくらいスルスルと体重が落ちて、 ほぼ65.0kg前後をキープ。 こりゃ先週目標の65.3kgの達成は楽勝と考え、 昨日の回転寿司で食べたいだけ食べて飲みたいだけ飲んだら、 結局先週と同じ65.8kgに戻っちゃいました。あちゃー。 どうも、週の前半は体重が落ちて、土日で安心して増えてしまう、という傾向が続いております。

 とはいえ、たぶんコレは今日だけの上ブレした数字で、 基本的な体の状態としては先週目標の65.3kgは実現できているんでしょうと考え、 今週の目標はそれマイナス0.5kgの64.8kgの達成。 ってか残すところあと3週間ちょっと、 そろそろ64kg台に入ってないとその後の1kg減は厳しいかもです。

5日(日)

 飽きずにまた朝散歩、本日の行き先は黄金町方面からみなとみらい地区に入って、 赤レンガ倉庫(右写真)まで行き横浜駅を廻ってくるコース。 朝5時に出発、約2時間30分で17.000歩、昨日同様の所要時間と歩数。

 散歩の途中、パシフィコ横浜の前で高校生のものと思われる通学定期(SUICA定期)を拾ったんで、 横浜駅の事務室に届けました。こういうのって駅側から本人に連絡が行くのかな? ともあれ一日一善。今日は良いことあるでしょう・・・だったんですが。
 午前中は、昨日から始めた生垣(ヒイラギモクセイ)の剪定作業の続き。 左写真はその途中の姿で、手前側が選定前、奥側が剪定後。 高さを20cmほど下げて、適宜すいて形を整えた程度なのに、 大きなゴミ袋14袋分の枝と葉っぱが出ました。 剪定ばさみでかなり太い枝まで切ったんで、 かなりの握力トレーニングになったでしょう。 ただ、握力に使う筋肉って小さいんで、 体全体の基礎代謝量を増やすほどではないのが残念。

 午後からは子供らを連れて、近所の子供ログハウス(市営の遊戯施設)へ。 悲しいことに、そこで車のドアをぶつけて凹ませちゃいました。 今日は一日一善したはずなのに、師範とこには神も仏もございません。
 さて本日は、師範代の誕生日であります。 というわけで、家族で協議した結果、夕食は希望ヶ丘の回転寿司、ジャンボおしどり寿司へ。 誕生日なのに回転寿司ってのもちょっと悲しいものがあるけど、 あんまり適当なとこ知らないんだよね。 鹿島には先日の結婚記念日に行ったし。 そろそろ子供も普通の店に連れて行けるようになって来たんで、 開拓の余地アリです。
 食事中は、現在ダイエット中であることも今日車のドアをぶつけたことも一時忘れて、 食べたいものを食べたいだけ。 左写真は「いか三昧」だったかな、確かヤリイカとスルメイカと甲イカの三貫で180円だったか。 ほかに白身もマダイ、ヒラメ、ホウボウとか種類も豊富。 そこそこ手頃でいろんな週類を食べられるのが回転寿司の魅力ですな。

 アルコールは、生ビールを2杯飲んだあと、右写真の清酒(沢の鶴 本醸造 生)を頂いたけど、 まぁ普通の清酒です。300mlもあると結構効きます。 もう少しアルコールの種類を増やしてくれたらなぁ、と思うところであります。 ちなみにお会計は4人でたっぷり食べて10,000円弱でした。

 家に帰り着いたら、今日から出したコタツで寝ちゃいました。 昨日開けたワインの続きと稽古するはずだったのになぁ。 やっぱり師範は清酒を飲むとてきめんに酔うみたいです。


4日(土)

 本日の朝散歩は、ちょいと遠出して川崎まで。 朝4時30分に出発して現地到着は7時前。所要時間2時間20分程度、歩数は17,000歩強。 以前歩いた時はえらく遠いような気がしていたけど、 2時間ちょっとだったら最近では普通ですな。 右写真は川崎駅前の道路・・・なんだけどコレじゃわかりませんて。

 散歩の後は生垣の剪定をして、午後は長女の習い事に付き合って横浜まで出かけて・・・ なんてしてたら今日一日歩いた歩数は30,000歩弱。 かなり消費カロリーの多い一日だったと信じております。
Mapu Reserva Merlot 2008
マプ レセルバ メルロー 2008
Baron Philippe de Rothschild
バロン・フィリップ・ド・ロートシルド
Tinto
Maipo Valley (Chile)
マイポ・ヴァレー(チリ)
\756 (単品価格:\1,638)2010/08/26 エノテカ シャトー蔵出しワイン エノテカ
 というわけで、結構体力を使った一日。 そういう日の最初のアルコールはとりあえずビールでしょう、ということで缶ビールからスタート。 そんでワインを丸1本、ってのは一人家飲みとしては多過ぎなんで、いくらかは明日に残すことに。 ちなみにこのワインは、ほぼ1年前に稽古済み (奇しくも?今日と同じく川崎まで歩いた日)。 セットなんで同じワインがあるのは仕方が無いけど、稽古する側としては若干消化試合的な気分は拭えないけど、 ここは発想を変えて1年間の熟成具合を見ることにしましょう。
 色は、未だ若く健全な青紫。ま、1年くらいじゃ当然か。 香りは、チリのワインとしてはかなりボリューム控えめ。 強い樽があるでなし、インクっぽさもあるでなし、良く言えば抑制の効いた、悪く言えば没個性な香り。 味は、正直「これがチリの2008年産?」とビックリするくらい柔らかい。 渋味なんてほとんど感じなくて甘酸っぱさいっぱい。 ややもすれば弱いようにも感じる雰囲気。
 前回も、チリワインとしてはかなり異質な、派手さのないワインな印象だったけど、 一年経ってその傾向をより強めたみたい。 コレは熟成させて飲むワインじゃないですな。出来てすぐ飲んで吉なワインのようであります。

 外食や休肝日の都合で、4日後の再稽古となってしまいました。 普通のチリ産ならそれでも大丈夫と予想されるけど、 なんだか弱めなワインだったから、もしかしたら落ちきってるかも、と心配したわけですが・・・
 この前に飲んだ
紙パックワインがあまりにアレだったんで、 4日後でも十分美味しいと感じます。 当然、抜栓直後より平たくて、より酸味が目立つ感じにはなっているけど、 それでもちゃんとワインなだけ有難いってもんです。
72点道場にて

1日(水)

Cono Sur Carmenere 2008
コノ・スル カルメネール 2008
Vina Cono Sur
ビーニャ・コノ・スル
Tinto
Colchagua Valley (Chile)
コルチャグア・ヴァレー (チリ)
\7982010/07/21 ドラジェ スマイル
 本日の夕食は、牛サイコロステーキ、ニラ玉、巾着の煮物。 師範代曰く『師範のためにローカロリーにしている』んですって。 さてワインはというと、安ワイン者御用達銘柄の筆頭、 スーパーでもコンビニでも見かけて、 『いったいどれだけ生産量多いんだ?それでこのクオリティの高さはナニ?』ってな造り手「コノ・スル」の赤。 コノ・スルのワインとの稽古経験は数あれど、カルメネールの単一品種とは初稽古。
 キュキュッとスクリューキャップを捻って抜栓。 色はシッカリと濃くて、やや赤みを感じる良さげな色合い。 香りは、一般に「スパイシー」というのかな?シラーに似たツンッとした雰囲気を感じる果実香がメイン。 裏ラベルには『プラムやブラックベリーの果実香と、チョコレートやスモーキーなフレーバーを感じる・・』 なんて書かれているけど、言われてみりゃ確かにそんな感じの香りです。 味は、険しさの無い渋味と中庸な甘味があって、酸味もなんとなくあって、悪くないバランス。 それぞれにやや独立した感じはあるんだけど、まぁこの若さ/値段だとしょうがないかと。
 やっぱりハズさないねぇ、コノ・スルは。 単調ではあるけど、十分美味いっすよ、コレ。 風流を解さない野暮を承知で言えば、 ボージョレ・ヌーヴォーなんか飲むくらいだったらコレ飲んだ方がずっと満足感があるんじゃないかと。

 ・・・と、一昨日の印象はこの値段のワインとしてはかなり高いものだったけど、 半分残して二日経った今日再稽古。 一昨日同様悪くは無いんだけど、ちょっとツンツンした感じが強くて、 それほどのクオリティは無いかな。というわけで3点減点。
78(-3)点道場にて

前月分

by 師範