これから2月3月にかけて、プチ師範代の卒園やら何やらで、
甚だ忙しい時期が続きます。というわけで、更新が滞ったり、
頂いたメールに対するリアクションも遅れがちになったりすると思われますが、
読者の皆様におかれましてはご理解ご協力のほど、ソコんとこ夜露死苦! |
Bourgogne 2003 ブルゴーニュ 2003 | Dom. Sylvain Pataille ドメーヌ・シルヴァン・パタイエ | |||
Rouge 赤 | Bourgogne ブルゴーニュ | Bourgogne (France) ブルゴーニュ (フランス) | ||
\2,289 | 2007/02/07 | お手軽ワイン館 | エクセラ | |
本日は平日ながら、プライベートでちょっとお祝いしたいことがあり、
そこそこ良いワインを抜栓。
このワイン、販売店のサイトによれば、この造り手は2001年がファースト・ヴィンテージの若いドメーヌで、
本拠地はマルサネ、ボルドーで勉強した方だとか。
ACブルゴーニュなのに凝縮感のある味わい、とのこと。
ちなみに料理は、エビとキノコと小松菜の中華風炒め、エビまんじゅう。 色はなかなか濃い赤紫。ACブルゴーニュとしては結構濃い方だけど、 2003年って酷暑のせいで下級アペラシオンに恩恵のあった年だから、 これくらいはありがち。 香りは、木イチゴっぽいフルーティさと革っぽい妖艶さのバランスが、なんとも高級ワイン風。 ただ、香りのボリューム自体はACブルゴーニュ風。 味も香りの印象と同じく、雰囲気は高級感あるんだけど、 なんとなく薄くて酸っぱくて、安ブルゴーニュの範疇から逃れられていないような。 普通に美味しいACブルゴーニュだけど、凝縮間とかボルドーでの修行の成果とか、 そういう雰囲気はあまり感じられない。 もちろん不味くはないけど、過度の期待は禁物であります。 | ||||
73点 | 自宅にて |
Abbazia Prosecco Brut (N.V.) アッバツィア プロセッコ ブリュット (ヴィンテージ無し) | Casa Vinicola Abbazia カーサ・ヴィニコーラ・アッバツィア | |||
Spumante 発泡 | (Italia) (イタリア) | |||
\1,134 (送料込み) | 2007/02/07 | お手軽ワイン館 | 二葉屋 | |
本日も、今月頭の6日と同様、
休肝日に華々しくスパークリングを。理由も6日と全く同じ、
プチプチ師範代が熱発のため師範が会社を休んで看病の一日。
普段は丈夫な子供たちが、ここんとこかなり不調。
理由は判っていて、ここ最近は土日を含めプライベートな予定が目白押しで、
なかなかゆっくりできる時間が取れず、それで疲れが溜まっている模様。
かわいそうだとは思うけど、あと一息、頑張って頂戴。
というわけでこのスパークリング、
昨年秋に飲んだものの別(安?)銘柄。
送料込みでこの値段なんで、送料分(630円)を引けば504円。
きっと相当安いんだと思われますが。 さて抜栓。抜栓時の「シュッ」という勢いは普通のスパークリング・ワインだけど、 飲んでみると泡の勢いは若干弱めかな? 香りは、想像より、というより想像をはるかに超えたボリューム。 イーストっぽさとか熟成感とかは無いけど、フレッシュ&フルーティで判りやすい香り。 ただ、なんとなくわざとらしいというか、後で付加されたような感じがしないでもない ("Vino Spumante Aromatico di Qualita"って書かれているけど、 これって「香りの良いワインだよ~」っていう意味?)。 味は、特段の個性も無い代わり特段の汚点もない、極めて中庸な味わい。 (本来の)値段から考えると、なかなかしっかりした味わいではある。 というわけで、普通に1,000円強のスプマンテだとしても十分通用しそうな雰囲気。 スパークリングワインって、安いのでも大きくハズさないのが多いですな。 これってやっぱり炭酸の存在が大きいんだと思う。 だって、100円くらいの缶チューハイなんかを飲んでも、 そこそこどれも飲めたりするからね。 | ||||
69点 | 自宅にて |
Chianti Classico 2002 キアンティ・クラッシコ 2002 | San Pietro in Avenano (Viticola Toscana) サン・ピエトロ・イン・アヴェナーノ (ヴィティコーラ・トスカーナ) | |||
Rosso 赤 | Chianti Classico キアンティ・クラッシコ | Toscana (Italia) トスカーナ(イタリア) | ||
\1,500 (単品価格 \1,659) | 2007/02/07 | お手軽ワイン館 | 東京実業貿易 | |
本日もまたバタバタと慌しい日曜日。
料理は、「困ったときの簡単ローストビーフ」(師範代談)と昨日の夕食の残りがちょっと。
ワインは、金曜と同じ送料別イタリアセット(\7,119)の中の1本。
ちなみに、輸入元のステッカーはまた裏ラベル隠し。うむー。 色は、いわゆる安キアンティなんかと比べると別物に感じられる濃さ。 香りは、鼻で嗅ぐ分には特段の個性は感じられない、どちらかというと弱めの香り。 口に含むと、ボルドーっぽい、ってほどでもないけど、 こちらもいわゆる安キアンティなんかと比べると浮ついた感じのない、 充実感のある香り。 味は、酸味がおだやかで甘味も感じられて、なかなか良いバランス。 1,000円前後のキアンティっつったら「軽くて酸っぱくてスイスイ」って感じのワインが多いけど、 このワインに関してはそれから一皮剥けている印象。 でも、やっぱりキアンティはキアンティだっつーか、 品種や製法上の制約があって、スーパー・タスカンみたいなのと比べると、 おとなしさは否めないかなぁ、と。 | ||||
74点 | 自宅にて |
Chateau de Lescaneaut 1993 シャトー・ド・レスキャノー 1993 | Ch. de Lescaneaut (F. Faytout Garamond) シャトー・ド・レスキャノー (F.フェイトゥ・ギャラモン) | |||
Rouge 赤 | Cote de Castillon コート・ド・カスティヨン | Bordeaux (France) ボルドー (フランス) | ||
\1,417 | 2007/02/07 | お手軽ワイン館 | 東京実業貿易 | |
いろいろバタバタと慌しい週末、料理は鶏の唐揚げと筑前煮。
ワインは、ちょっと前に光弘さんが飲んでいて(ココの21日)、
かなり好印象だった模様のボルドー産。
すっかり忘れてたんだけど、自分も昨年秋に稽古しておりました。
今回のは、通常価格1,449円のものがラベル不良で1,417円の37円引き。
このお店の「ラベル不良」品は、以前こんなのに当たったんで、
今回はどんな不良か不安でもあり楽しみでもあったけど、
正直どこが不良なのか全く判らないレベル。 さて抜栓。コルクにはヴィンテージと造り手の名前、それに"Cotes de Castillon"というAOC名、 さらには"Bordeaux Superieur"の文字も印字たもの。 コルク自体の品質は高く、液面と触れていた部分はキッチリとベルベット状の良い雰囲気。 色は、14年前のワインと思えば案外しっかりした紫色。 もちろん、ややオレンジ/レンガ色がかった感じがありはするけど、 この程度だったらモノによっては2000年産とかでもありそうなレベル。 香りは、そこそこのクラスのボルドーが上手に熟成しました、 って感じの、奈良漬っぽい熟成香をメインとした香り。 味も香りの印象同様で、スケールは小さめながらも上手に熟成し、 渋味が丸くなって甘酸っぱい感じに仕上がっている。 1,000円台半ばで買える熟成ボルドーとしてはやはりなかなかの出来、 特に今日のは味の頼りなさを感じることもなく、なかなか良いバランス。 熟成の仕方もキレイで、きっと造り手のカーヴでずっと寝てたんだろうな、というワイン。 お寝覚めも良かったようでございます。 | ||||
76点 | 自宅にて |
Promessa Negroamaro 2005 プロメッサ ネグロアマーロ 2005 | Mark S.Channon & Elvezia Sbalchiero マーク・S・シャノン & エルヴェツィア・スバルキエロ | |||
Rosso 赤 | (IGT) (インディカッツィオーネ・ジェオグラフィカ・ティピカ) | Puglia (Italia) プーリア(イタリア) | ||
\1,215 (単品価格 \1,344) | 2007/02/07 | お手軽ワイン館 | 三国ワイン | |
本日の夕食は、鳥の手羽先焼き(塩味/カレー味)。
このメニュー、プチ師範代がいたくお気に入り。
師範夫婦は、師範が酒好き/師範代は飲めない、なんだけど、
少なくとも料理の趣味で言えばプチ師範代も飲める口。
飲めない師範代も酒の肴っぽいメニューが好きなんで油断ならないけど、
プチorプチプチ、どちらかは少しは飲めるようになって欲しいんだよね。
愛する女性とゆっくり酒を飲む、というのが師範の儚い夢であります。 閑話休題、鶏に合わせたのは送料別イタリア5本セット(\7,119)の中の1本。 雑誌のブラインドテイスティング企画で1位に選ばれたらしい。 また、造り手のマーク・S・シャノンって人はアメリカ人らしい。 きっとマーケティング上手なんで、売れる要素を持ってるものと期待して。 色は、「ネグロなんとか」という割にはそれほど黒くない。 ま、ピノ・ノワールも「ノワール」という割には明るい色なわけですが。 香りは、鼻で嗅ぐ分にはかなりおとなしめ。 ただ、口に含むと堰を切ったように香りが沸いてくる。 それが、沈丁花のようなちょっと日本的な甘い花の香りがして、なかなか良い感じ。 味は、渋味もあるけど印象的には軽めで、甘酸っぱい雰囲気満載な人懐っこい味わい。 「なるほどねぇ、こりゃウケするわ」と一人感心。 特に、鼻で嗅いでも香りが上がってこないのに口に含むとパーっとくるあたりや、 ちょっぴり飲みでも美味しく感じられる甘酸っぱさは、 いかにも試飲会ウケしそうな感じ。 もちろん、一人で1本飲んでもなかなか美味いです。 | ||||
76点 | 自宅にて |
Divinum 2005 ディヴィナム 2005 | Vignerons Catalans en Roussillon ヴィニェロン・カタラン・ゾン・ルーション | |||
Rouge 赤 | Oc (VdP) オック (ヴァン・ド・ペイ) | Languedoc Roussillon (France) ラングドック・ルーション (フランス) | ||
\1,029 | 2007/02/07 | お手軽ワイン館 | 東京実業貿易 | |
本日の夕食はチンジャオロースー。
料理が中華ってことで、まずはビールから。
その後飲んだワインは南仏ラングドックのヴァン・ド・ペイで、
品種はカベルネ・ソーヴィニョン40%/グルナッシュ30%/メルロー20%/シラー10%らしい。
ま、先にビールを飲んだのは、
このワインを今日中に飲み干すつもりはなく、半分は明日に残したかったこともあって、
それゆえこういう強そうなワインを選んだ次第で。
で、このワイン、
「ヴァン・ド・ペイのコンクールで金賞」という、なんとも微妙な賞を受けているし、
ちょっと前に光弘さんが飲んでいて(ココの6日)
かなり好印象だった模様だしで、性懲りもなく期待して抜栓。 色は濃い。香りのボリュームは中程度だけど、1,000円のワインと思えば十分。 傾向的には、フランス産というより南米産のカベルネなんかの雰囲気に近い香り。 こういう雰囲気だと味もガシガシに固そうなもんだけど、 意外や意外、案外柔らかくて丸みを帯びた雰囲気。 グルナッシュなんかを混醸しているのが良いのかな? なんとなく複雑さがあってそれが奏功している気がする。 一見南米産のようなワインだけど、飲んでみると南仏の雰囲気を湛えた、なかなか面白みのあるワイン。 1,000円だったら十分合格でしょう。1,500円だったとしてもさもありなん、 2,000円だったらちょっと考えるかも、ってくらいの価値を感じるワイン。 ちなみに、インポーターは先週飲んだワインと同じところだけど、 このワインの裏ラベルはちゃんと造り手のものと被らないように貼ってある。 それも、ボトルの下のほうのヘンテコなカーブがある部分で、明らかに貼りにくそう/剥がれやすそうなところに。 アッパレであります。 翌日も、前日とほぼ変わらない雰囲気。なかなか強いワインであります。 | ||||
75点 | 自宅にて |
Jacques Picard Brut N.V. ジャック・ピカール ブリュット (ヴィンテージ無し) | Jacques Picard ジャック・ピカール | |||
Champagne 発泡 | Champagne シャンパーニュ | Champagne (France) シャンパーニュ (フランス) | ||
\2,980 | 2006/12/18 | カーヴドリラックス | リラックス | |
まずは久しぶりの再会を祝してシャンパーニュで乾杯。
少ない在庫で回転の良さがウリ?の当道場だけど、
まぁシャンパーニュの1本くらいはあるわけですよ
(昨年末にショップのセールで購入、ギリギリ稽古範囲価格)。
モノ的には、モンターニュ・ド・ランス地区のプルミエクリュ格付けベルー産のRM(レコルタン・マニュピラン)で、
品種はピノ・ノワール75%、シャルドネ25%らしい。
ちなみに料理は、O氏がデパートで買ってきてくれたタコとヒラメのサラダ仕立てとか、
牛肉と水菜?の前菜とか。 さて抜栓。コルクの抜きやすさ具合は一般的(モノによってはやたら固いのがあったりするからね)。 色は、ピノ・ノワールの比率が高いからかやや濃い目の色合い。 香りは、ボリュームもしっかり、イーストっぽさや蜜っぽさもあったりで、 なかなか良さげなシャンパーニュの香り。 味も、濃すぎず甘すぎず酸っぱすぎず、バランスが良くてクイクイ入る。 この店(カーヴ・ド・リラックス)以外ではあまり見かけない銘柄だけど、 なかなかどうしてちゃんとしたシャンパーニュでありました。 普段でもこれくらいの値段で売られていれば良いのになぁ。 | ||||
80点 | 自宅にて |
赤ワインが無くなった後、冷蔵庫に一旦戻した白をまた飲み出して、
少し残ったところで二人とも早めに沈没。
Macon "Aux Bois d'Allier" 2005
マコン "オー・ボワ・ダリエ" 2005
Dom. Cordier Pere & Fils
ドメーヌ・コルディエ・ペール&フィス
Blanc
白
Macon
マコン
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\2,247 2007/01/17
ヴェリタス
ワインプレスインターナショナル
飲む人二人なんで、我々の酒量だと2本じゃ少なく3本じゃ多い。
そんなわけで、2本目は白にするか、O氏に持参して貰った↓を開けるか悩むトコロ。
でもまぁ料理が刺身(マダイ、ヒラメ、マグロ中トロ)だし、ってことで白を抜栓。
Webショップのサイト情報によれば、まだ無名ながら最近頭角を現している造り手らしい。
ボルドーで良く見かける酒商の"Cordier"とは無関係っぽい。
色は、普通一般のマコンと比べるとやや赤みが強くて、
新品の10円硬貨と5円硬貨の中間くらいの色合い。
こういう色のワインだと、さぞかし樽香が強かろうと思ったけど、
嗅いでみるとそれほどでもなく、
普通にブルゴーニュのシャルドネっぽい熟したリンゴのような香りの傾向。
香りのボリュームも、値段から期待したほどのものはない。
味も比較的普通。サイトには「濃度まったり」とか書いてあったと思うけど、
あまりそういう風には感じない。
冷やしすぎたのが良くなかったか、と思い、途中からワインクーラーの外に出したけど、
それでもそんなに好転した風ではなかった。
このまま1本飲んじゃうと(体が)勿体ないんで、半分程度で冷蔵庫行き。
それなりに美味いマコンだけど、正直「それなり」止まり。
まぁバランスは悪くないし、刺身とかの和風料理の相手としてはこれくらいがちょうど良いのかも知れないけど、
なんとなくもっとガツンと来るやつを想像していたわけで。
75点 自宅にて
Gevrey-Chambertin 2002
ジュヴレ・シャンベルタン 2002
Dom. Harmand-Geoffroy
ドメーヌ・アルマン・ジョフロワ
Rouge
赤
Gevrey-Chambertin
ジュヴレ・シャンベルタン
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
(O氏から)
成城石井
本日のメイン料理はトンカツ&チキンカツ。
海外に住んでると、こういう普通の料理がなかなか食べられんのだそうな。
で、O氏に持参して頂いたのは、
横浜のルミネ地下にある成城石井で買ってきたというジュヴレ・シャンベルタン。
買値は5,000円くらいだったらしい(右写真はもう飲んじゃった後の姿)。
O氏、久しぶりに日本のワイン売り場を覗いて、その値上がりぶりにビックリしたそうな。
ニューヨークの倍近い値段を付けている銘柄もあるとか。
ブルゴーニュの値上がりは師範含め読者の皆さんも肌で感じていることだと思うけど、
特に日本はヒドいみたいですぞ!
こりゃ一時不買運動でもしたほうが良いかも・・・でも飲みたくなるんだよね、ブルゴーニュ。
色はどうだったっけ?村名のブルゴーニュとしてはややしっかりした紫色だったような(自信無し)。
香りは覚えております。これは素晴らしかった。
華やかでボリュームがあって複雑さもあって、およそ村名とは思えない高貴な香り。
で、香りと同じくらいのクオリティが味わいにもあれば万々歳だったんだけど、
残念ながらちょっとスレンダーな印象。
特に甘味が不足しているように感じられるのが惜しいなぁ、と。
「天は村名に二物を与えず」ですかなぁ。砂糖でも入れて飲んじゃおうか、
と思ったくらい、ピンポイントで味わいのバランスを保っていなくて、
まさに画竜点睛を欠いた感じ。というわけで「あとちょっとで・・・」な得点。
79点 自宅にて
ともあれお疲れ様でした。また帰国した際には連絡下さい>O氏。
17日(土)
Montepulciano d'Abruzzo "Villarey" 2003
モンテプルチアーノ・ダブルッツォ "ヴィッラレイ" 2003
De Angelis
デ・アンジェリス
Rosso
赤
Montepulciano d'Abruzzo
モンテプルチアーノ・ダブルッツォ
Abruzzo (Italia)
アブルッツォ(イタリア)
\1,215 (単品価格 \1,344) 2007/02/07
お手軽ワイン館
東京実業貿易
夕食は寄せ鍋。ワインは、送料別イタリア5本セット(\7,119)の中の1本。
裏ラベルに書かれたヴィンテージ表記や造り手の名前が、インポーターが貼ったラベルのせいで見えなくなっている。
非常に注意深く時間をかけて剥がしてようやく確認。
ワインにとってヴィンテージや造り手の名はクダラナイ宣伝文句よりはるかに重要なはず、
ご再考をお願いしたい>インポーター殿。
色は、この地域の赤ワインらしくストレートに濃い青紫で、
2003年という気持ち古めの年齢ながら熟成から来る退色は全く見られない。
香りは、ちょっぴり膏薬っぽいケミカル感と、ちょっぴり桜餅っぽい和菓子感がありつつ、
全体としてはイタリアの赤らしい酸味が強そうな果実香。
口に含むと、確かに酸味はそこそこ強いんだけど、それなりに甘味もあるし、
渋味は良い感じこなれているしで、なかなか良い感じ。
とびっきり感は無いものの、これくらいの値段のワインとすれば十分合格レベル。
だからこそこういう造り手やヴィンテージの情報を邪険に扱うようなラベルの貼り方はやめて欲しい。
貼るんだったら、せめてもう少し剥がしやすい糊を使ったラベルにして欲しい。
日本人は「謙譲の美徳」を心得た民族であるはずです。
74点 自宅にて
16日(金)
Sylvaner 2003
シルヴァナー 2003
Paul Buecher (J.J.Mortie Selection)
ポール・ブッシェール (J.J.モルチェ・セレクション)
Blanc
白
Alsace Sylvaner
アルザス・シルヴァナー
Alsace (France)
アルザス (フランス)
\1,029 2007/02/07
お手軽ワイン館
明治屋
今度はまたプチ師範代が風邪でダウン。
普段は元気な一家だけど、今年の風邪はなかなか手ごわいようで。
そんな中、師範代だけは一切風邪をひかず頑張っております。
持つべきものは健康な妻であります。
閑話休題、本日のワインは「決算セール」で税込み1,029円のアルザス産。
同じ造り手の同じ銘柄が同じ値段で2001年/2002年/2003年とあったけど、
「安い白ワインは若いのが吉」という己の経験に従って、一番若かった2003年を購入。
ヴィンテージ・チャートを調べるという手もあったけど、
アルザスの最近のヴィンテージ・チャートが載っているサイトを見つけられず。
というか、あちこちのサイトに載っているヴィンテージ・チャートって、
だいたい2000年くらいで終わってるんですな。
ワイン・ブームの頃にこぞって皆さん掲載して、
ブームが去った今はそのまんま、ってとこなのかな?
さて抜栓。色は思いのほか濃い黄色。
シルヴァナーってこういう色だっけ?思ったよりも熟成入ってるのかな?
香りは、アルザスらしい華やかさや灯油っぽさが弱めで、
どちらかというと普通の白ワインの香り。
で、味がイケマセン。甘くもなく酸っぱくも無くだけど、
とにかく余韻が短くストンと落ちる。
一番若いのを買ったんだけど、それでもこのクラスとしてはもう落ち始めだったのかも。
やっぱりアルザスなんかは若くてフレッシュでピッチピチなのが良いですな。
あのあたりの女性って、年取るとだいたい太るし(って関係ないです)。
67点 自宅にて
14日(水)
Les Creisses 1999
レ・クレイス 1999
Philippe Chesnelong
フィリップ・シュヌロン
Rouge
赤
Oc (VdP)
オック (ヴァン・ド・ペイ)
Languedoc Roussillon (France)
ラングドック・ルーション (フランス)
\1,449 2007/02/07
お手軽ワイン館
重松貿易
本日はバレンタインデー。師範には師範のことを愛して止まない女性が3人もいて、
その娘らからチョコレートを貰って、ホワイトデーのお返しを約束させられて。
というわけで夕食もちょっと豪華版で、シーフードのスープとか牛タタキとか。
ワインは、そこそこ評判の良いワインを、ってことでコレをチョイス。
ちょっと前に門下生の光弘さんが飲んでいて(ココの12日)、
またへんさんも飲んでいて(ココの2007年1月23日)、かなり好印象だった模様。
品種はカベルネ・ソーヴィニョン/シラー/グルナッシュらしい。
さて抜栓。コルクは8年経っていても側面はツルツルのピカピカ、ワインに触れた面だけみっちり紫色。
ワインの色は、8年生とは思えないシッカリした濃紫で、熟成間はあまり感じられない
(ただ、蛍光灯下に置くとキッチリレンガ色)。
香りのボリュームは中程度、熟成ワインにありがちな奈良漬香はあまりなく、
落ち着いた果実香、といった感じ。
味は、香りの印象と同じく落ち着いている。
アルコール度数は14%と書かれているけど、それほど突出したアルコール感は無い。
上手に熟成し始めた南仏産、といった感じ。
値段を超えた存在感があるし、柔らかさもあってお買い得。
ただ、想像したような超ハイクオリティ・ワインでは無かった。
前評判が良いと、かえってワインに不利になることも多かったり。
77点 自宅にて
13日(月)
Castillo de Alhambra Tinto Tempranillo 2004
カスティーヨ・デ・アルハンブラ ティント テンプラニーヨ 2004
Vinicola de Castilla
ビニコーラ・デ・カスティーヤ
Tinto
赤
La Mancha
ラ・マンチャ
La Mancha (Espana)
ラ・マンチャ (スペイン)
\942 2007/01/17
ヴェリタス
ワインプレスインターナショナル
月曜日は基本的に休肝日だけど、
本日の夕食はロールキャベツとパン、サラダ。
飲まずに食べるのは惜しいメニューだし、先週は木金土と飲まなかったので、「良いか!」
ってことで飲むことに。
選んだのは、どちらかというと師範は不得意系のスペイン産テンプラニーヨ。
でも、古い上級品とは稽古済みで、大変好印象だった模様。
アルハンブラといえばクラッシックギターの名曲「アルハンブラ宮殿の思い出」ですな。
師範はガラにもなく高校3年間クラッシックギターを習ってたりしたんで、
この曲も良く弾いたもんです。
「トロロロトロロロ・・・」ってな旋律のトレモロ自体は慣れればそれほど難しくなかったけど、
下側のアルペジオの押さえが甘くてブチブチペケペケ鳴ってた。
今でも弾けるのかなぁ。爪も短いしクラッシックギターは持ってないしで確認不能であります。
ちなみに、クラッシックギターの名曲といえばコレと「愛のロマンス(禁じられた遊び)」が双璧だと思うけど、
どちらも・旋律とアルペジオが組み合わさったシンプルなリズムだったり、
最初マイナーで始まるテーマが後半似た旋律でメジャーに展開したり、
という点で共通ですな。・・・なんて、ワインには全く関係ない無駄話を。
色はかなり濃いけど、香りはかなり弱い。
味は・・・強い。口の中のあちこちを刺すツンツンした味わい。
キンキンギャンギャン吼えまくってる愛想の無い犬のような感じ。
「アルハンブラ宮殿の思い出」の曲とはまるで雰囲気の違うおおらかさの無い狭量なワイン。
裏ラベルによれば、製法はボージョレ・ヌーボーと同じマセラシオン・カルボニック法(炭酸ガス浸漬法)らしい。
どうも師範はこのワイン促成醸造法と相性が悪い。
テンプラニーヨとの相性の悪さも相まって、かなりイマイチ評価。
59点 自宅にて
12日(月祝)
本日は、午後から買い物にでも出かけようと思ってたけど、
イマイチ体調の優れないプチプチ師範代が大昼寝、午後0時過ぎから寝始めておきたのは午後5時前、
さすがにそれから買い物して料理作って、ってやってると時間が掛かるので、
買い物だけ済ませて食事は外食とすることに。 店は、あまりアテなく新規開拓ということで、相鉄線天王町駅近辺を物色するも、 休日の夕方に開いている店もあまりなく、 結局入ったのは窓から見て小上がりが空いていた、駅から程近いところにある武丸という焼き鳥屋さん。 ジャズが流れてハロゲンのダウンライトで、っていう今風の焼き鳥屋さんじゃなくて、 TVが流れて昼光色蛍光灯で、という昔ながらっぽい焼き鳥屋さん。 頼んだ料理は、焼き鳥を数種10本くらいとか(一部は右写真)、地鶏のタタキとか、 いわゆる居酒屋料理をモロモロと。ここんとこご機嫌ナナメのプチプチ師範代はほとんど何も食べなかったけど、 プチ師範代は初体験が連続の居酒屋料理、喜んでいたようでございます。 |
Barokes "Bubbly Wine" BIN242 Chardonnay Semillon (N.V.) バロークス "バブリー・ワイン" BIN242 シャルドネ セミヨン (ヴィンテージ無し) | Barokes バロークス | |||
Sparkling 発泡 | (Austoralia) (オーストラリア) | |||
\398 (250ml) | 2007/02/12 | 天王町サティ | 日本酒類販売 | |
こういう形態の夕食状況になることは、夕方買い物に出た時点で判っていたので、
外食後家で飲む分のワインをスーパーで調達しようと物色。
で、目に留まったのがコレ、250mlの缶に入ったスパークリング・ワイン。
そういえばK氏かどこかのサイトで見たなぁ、と思いつつ、
250mlという外食後に飲むにはちょうど良い量に惹かれて購入。 さて抜栓(というのかな、リングプルをプシュッと)。 色は、ある意味想像をはるかに超えたちゃんとしたレモン+黄金色。 泡立ちはさすがに荒々だけど、製法はシャルマー方式でしょうな (というか、缶内二次発酵なんて出来っこないし)。 香りは、スパークリングというより普通に白ワインのソレ。 味は、白ワインなのに青くて渋い雰囲気が一杯。それを複雑といえばそうだし、 なんとなくカバあたりで力が入りすぎたスパークリングな雰囲気も無いではない。 と、正直な印象としては普通に安スパークリング、250mlで400円とすれば750mlで1200円なんで、 高くも安くもない感じ。 でも、全くジュースと同じカンカンから、 こういうそこそこちゃんとしたワインが出てくるってのはとても意外。もちろん良い意味で。 スクリューキャップの導入に熱心な豪州のことだから、 こういう開発も素直に出来るんでしょうな。 | ||||
69点 | 自宅にて |
Narkoojee "Lily Grace" Chardonnay 2003 ナークージー "リリー・グレース" シャルドネ 2003 | Narkoojee ナークージー | |||
White 白 | Gippsland / Victoria (Austoralia) ギップスランド/ヴィクトリア (オーストラリア) | |||
\2,032 (単品価格:\2,499) | 2007/01/17 | ヴェリタス | ワインプレスインターナショナル | |
木曜から怪しくなった師範の体調、金曜の午後には熱が出始め、
金曜夜には39.5℃まで上がった。
猛烈な悪寒と倦怠感に、「こりゃ悪性のインフルエンザか?」「あぁもう師範も最期かも・・・」と思ったけど、
土曜朝に医者に行って検査してもらったところインフルエンザは陰性の判定。
あぁ良かった良かったと帰ってきて、医者に処方された薬(オースギ葛根湯エキスT錠、ロキソニン錠、フロモックス錠)
を飲んだところ、これがまたテキメンに効いて、土曜の午後には平熱に。
いやー、これほどまでに急激に熱が上がって下がったのは成人してから初めてかも。
ともあれ昨日は様子を見て休肝日にして、平熱が24時間以上続いた今日晴れて解肝日。
木金土と飲んでなかったんで、4日ぶりのオサケ。 というわけで選んだのは、豪州産4本セット税抜き5,980円の中の1本。 オーストラリアのブティック・ワイナリー、「ナークージー」が造るワインで、 初孫にちなんで「リリー・グレース」と名づけられたスペシャル・キュヴェのシャルドネ。 ちなみに料理は、プチプチ師範代向けにタコのサラダ、師範代向けに鶏手羽先のグリル焼き、 師範向けに牡蠣フライ。 色は結構しっかりした黄色で、熟成が入ってるか樽の色を拾っているか、そもそもブドウの色が濃かったか。 香りは、いわゆるニューワールド産のシャルドネって感じで、 樽香バッチリ蜜香シッカリで、米国版プレイボーイの金髪モデル的雰囲気。 とは言いながら「コレは名門ドメーヌのムルソーです」と言われりゃアッサリ信じてしまいそうでもあったり。 で、味は、香りの印象から遠くない、コッテリとしていて甘味もある味わい。 口に含んだ後味には、なんとなくの熟成感が感じられる。 まぁこれくらいだったら4年の歳月相応な熟成だと思うけど。 樽が効いてて甘味があって濃厚な感じもして、ステレオタイプな「気合の入ったニューワールドのシャルドネ」な雰囲気。 ちょっと熟成感はあるんだけど、コレくらいだったら普通な感じ。 | ||||
76点 | 自宅にて |
Hillbille Shiraz 2003 ヒルビレ シラーズ 2003 | Blackwood Valley Estate ブラックウッド・ヴァレー・エステート | |||
Red 赤 | (Austoralia) (オーストラリア) | |||
\1,519 (単品価格:\1,869) | 2007/01/17 | ヴェリタス | ワインプレスインターナショナル | |
プチプチ師範代の熱は下がらず、本日は師範代が会社をお休み。
めったに病気をしない子供たちなんだけどね~。明日には熱が下がってくれれば良いけど。
というわけで本日のワインは、オーストラリア産4本セット税抜き5,980円の中の1本。
このワインは1年半前に稽古済み。
非常に好印象だった模様。ヴィンテージも同じ2003年なんで、
1年半の歳月がワインをどう変えたか興味深いところ。
ちなみに料理は、ハンバーグ、モヤシの炒め物、キャロットグラッセ。 色は、濃い目ではあるけどややレンガ色がかった感じが見て取れて、 前回とはちょっと違った印象。 香りにビックリ、「ホントに2003年?」と思うくらいの熟成香。 果実も衰えミントは消え果て樽香さえもどっかへ行って、奈良漬っぽい香りに支配されている。 味は、その熟成感が良い方に出ていて、全体にまろやかでカドの取れたワインに仕上がっている。 1年半前に飲んだときとはまるで別物。面白いといえば面白い。 でもこんなに変化するもんなのかなぁ。熟成の仕方もちょっと「強引」な感じがしないでもないし。 3ヶ月前に稽古した、同じヴィンテージのメルローはそんなこと無かったのに。 いずれにせよ、正直グッと来なくて違和感もあるんで、前回のポイントより大幅ダウン。 | ||||
70点 | 自宅にて |
Gran Castellflorit Brut N.V. グラン・カステルフロリット ブリュット (ヴィンテージ無し) | Covides コヴィデス | |||
Espumoso 発泡 | Cava カバ | (Espana) (スペイン) | ||
\890 | 2007/01/17 | ヴェリタス | ワインプレスインターナショナル | |
本日のワインは、休肝日にもかかわらず華々しくスパークリングで。
と言ってもなにかお祝い事があったってわけじゃなくて、
どちらかと言えばその逆。
朝からプチプチ師範代が発熱、プチ師範代も週末から喉に痛みを訴えていて、
彼女ら二人を医者に連れて行き、静養させるため師範が勤務先を休んだ次第。
で、セルフ・ハッピーマンデー法である『休んだら飲む』の旗印の下、
このワインを抜栓した、ということ。
別にスパークリングで無くとも良かったんだけど、
料理がアジのタタキ、タコとパプリカとエリンギの炒め物、(市販の)焼きギョウザと、
どちらかというと白が合いそうなメニューであったにもかかわらず、
昨今の在庫が少なめな状況から、白or泡で手頃なのはこれしかなかった、ってことで。 色は、カバとしてはまぁ普通な、薄めだけども無色ってわけじゃないくらいの色合い。 香りは、ボリューム的には890円と思えば合格点。 イーストっぽさとかは無くて、ほぼストレートに柑橘系な香りの内容。 味はやっぱり安カバ。かなり金属的な印象は否めず、 良く言えばスッキリシャッキリだけど、悪く言えばとっても平板。 "Metodo Tradicional"なんて書かれていて、 製法的にはシャンパーニュと同じ瓶内二次発酵なんだろうけど、 やっぱり根本的にシャンパーニュとは違う感じ。 それが熟成期間によるものか、ブドウ品種によるものか、 その他収量等の影響によるものかは判らないけど、やっぱり何か違います。 | ||||
69点 | 自宅にて |
Muscadet Sevre et Maine Sur Lie "Prestige" 2005 ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ シュール・リー "プレスティージュ" 2005 | Chateau La Tarciere (Bonnet-Huteau) シャトー・ラ・タルシエール (ボネ・ユトー) | |||
Blanc 白 | Muscadet Sevre et Maine ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ | Loire (France) ロワール (フランス) | ||
\1,092 | 2007/01/17 | ヴェリタス | ワインプレスインターナショナル | |
本日の夕食は、まず前菜として昨日の残りの筑前煮、今朝の残りのアジ味醂干し。
メインはナマコ、ヒイカと大根の煮物。
どっからどう見てもチャッキチャキの和食で、
ワインの出番なんて無さそうなところに強引にねじ込んだのがコレ。
一般にミュスカデって思いっきりシャープだから、
上記のような魚のクセが強い料理にも合わないことは無いと信じて。
またこのワイン、今流行り?のリュット・レゾネ(減農薬農法)で造られているらしい。 さて抜栓。色はほとんど無色。ワインの前に普通の清酒を一杯飲んでたんだけど、 それとほとんど変わらない程度に思える色の濃さ。 香りは、素直に柑橘系、プラスほんのり蜜っぽさがあるかな、って感じ。 味は全く想像通りで、とにかくシャープ。 ステンレスやガラスのように冷たく鋭利な味わいで、 このAOCに対して想像する雰囲気を1ミリたりとも外さない。 というわけで、合わせるのが非常に難しげな和風魚料理にも合う、 ある意味稀有なフランスワイン。 特に味醂干しやナマコとも違和感が無いのは嬉しい誤算。 もしかしたら長年の懸案だった、「正月のカズノコ」でもコレならイケるかも! ・・・と美辞麗句を並べておりますが、要はほとんどクセの無いワインってことで、 あくまで料理の引き立て役、 ワイン単体としてのクオリティはまぁそこそこな感じであります。 | ||||
72点 | 自宅にて |
Bourgogne Pinot Noir "La Vignee" 2003 ブルゴーニュ ピノ・ノワール "ラ・ヴィニェ" 2003 | Bouchard Pere & Fils ブシャール・ペール・エ・フィス | |||
Rouge 赤 | Bourgogne ブルゴーニュ | Bourgogne (France) ブルゴーニュ (フランス) | ||
\1,764 | 2007/01/17 | ヴェリタス | サントリー | |
本日の夕食は、我が家の人気メニューである筑前煮(筑前方面ではガメ煮)、
豚ロースの和風ステーキ、ちらし寿司。
なんだかウチの子らって、筑前煮が好きなんだよね。
普通は子供より年寄りが好きなおかずだと思うんだけど。
というわけで、料理が軽めなんでワインも軽め狙いで、ACブルゴーニュを。
造り手は、最近品質が向上したと言われるネゴシアン「ブシャール」。
ヴィンテージは、ヘタクソでも美味く造れる2003年産。
そこそこ軽快、そこそこ存在感があれば御の字かな、と思いつつ抜栓したわけですが・・・ 色は、ACブルゴーニュとしてはかなり濃く感じる色合い。 このあたりは良年2003年の恩恵を受けてるのかな? 香りは、値段を考えればかなりビックリするくらいのボリューム。 ギュッと締まったフルーツ香と、ブルゴーニュに定番な革の香りがフワーッと。 味も、酸味と甘味と渋味が良い感じにまとまっていて、スイスイ入る雰囲気。 いやー、当初は「ブシャールなんて大手さんは・・・」なんて思ってた部分もあるけど、 いざ飲んでみるとACブルゴーニュとしてはかなりイケてる印象。 ヘタレな一級、普通の村名、イケてるACブル、そのレベルには十分あると思う。 | ||||
78点 | 自宅にて |
Cotes du Rhone "Les Peyrouses" 2004 コート・デュ・ローヌ "レ・ペイルーズ" 2004 | Alain Voge アラン・ヴォージュ | |||
Rouge 赤 | Cotes du Rhone コート・デュ・ローヌ | Cotes du Rhone (France) コート・デュ・ローヌ (フランス) | ||
\1,512 | 2007/01/17 | ヴェリタス | ワインプレスインターナショナル | |
本日の夕食は、タコとブロッコリーとトマトのサラダ、ラビオリ、恵方巻
・・・って恵方巻て。
「あんなもん、ボージョレ・ヌーボーと同じく業界が仕組んだ一過性のブームじゃ!」
な~んて思ってたわけです。
昨今の納豆騒動と同じく、そういうのを食べる層から師範は一番遠い存在だと。
でも、業界圧力はなかなか手ごわく、
師範代の職場がこういうのを扱う得意先に買わされたらしく、
それで余って持ってかえって来た、って次第。
で、食べてみるとまぁ普通に太巻きなんで美味いっちゃ美味いんですがね。 ・・・閑話休題、ワインはローヌ産。造り手は「アラン・ヴォージュ」という方。 師範は知らない造り手だけど、 販売店のページによれば、「ロバート・パーカー大絶賛」「ミシュランの星付きレストランでオンリスト」 なんてな方らしい。へぇ~。 色はまぁ濃くなく薄くなくだけど、ちょっと照りがあってなかなかキレイ。 香りは弱め。ローヌに良くあるすっトボケた感じもあまりなく、 かといって何の香りもしないわけでもなく、おとなしくて自然体な香り。 ・・・と、そこまではどうということのないワインだったんだけど、 味はなかなか素晴らしい。この若さにして非常に柔らかく、 味わいのまとまりが良く、大変上品な雰囲気を醸し出している。 「ロバート・パーカー大絶賛」(あくまで「造り手を」だけど)なんて書かれると、 濃くて甘くて渋くてってワインを想像しちゃうんだけど、 このワインはそういうんじゃなくてまとまりの良いタイプ。 なかなかよろしゅうございます。「安ワイン道場師範プチ賛」。 | ||||
74点 | 自宅にて |
by 師範