2月です。左写真は道場近所の神社に咲く梅。今年は開花が遅れているそうですね。桜はどうなるのかな?
さて安ワイン道場師範に於きましては、本年4月からちょっと生活が変わります。
第二の人生を考えるお年頃になっちゃいましたからね。
合わせて、このサイトももう少し活用しようかなぁ、なんて考えています。
もうすぐ1万本の記録を有効に使いたいところですが、どうするかは全く未定です。
広告がウザくなくて、押し売りっぽくなくて、読者な方に嘘もつかずに済んで有益
・・・なんて都合の良いなマネタイズ手段は無いですかね?
いずれにせよ、サイト自体は今まで通り続けていく所存ですので今後ともよろしくお願いします。
今日はプレミアムフライデーだぜ!みんな忘れちまったか?さっさと仕事終わらせてプシュッと行こうぜ!
というわけで食前酒に選んだのは、ちょっと贅沢なビール、サントリーのプレミアム・モルツ「マスターズ・ドリーム」。
濃くてしっかりした味わいなので、ちょっと小さめグラスで温度を上げながらチビチビ飲むのが良い気がしております。
名称 | Montepulciano d'Abruzzo 2022 モンテプルチアーノ・ダブルッツォ 2022 |
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生産者 | Masciarelli マシャレッリ |
価格 | 1,410円 (単品価格:1,749円) |
購入店 | トスカニー イタリアワイン専門店 |
本日の夕食メニューは、鶏手羽のグリル焼き(ガーリック味、カレー味)、茄子と挽肉のトマトチーズ焼き、空心菜のガーリック炒め。
選んだワインは、南イタリアはアブルッツォ州の良心「マシャレッリ」のモンテプルチアーノ・ダブルッツォ。
この銘柄は6年前に2016年産と稽古済み。
インポーターの説明には「リネア・クラシカ」という銘柄が書かれているけど、ラベルには無いのが不思議。
色はとてもしっかりした紫色だけど、清澄度が高く向こうはきっちり透けます。
香りは、抜栓してすぐは温泉っぽい香り満載、いわゆる「還元臭」ですね。その向こう側にダークチェリーやカシスのフルーツを感じます。
味わいは「モンプルといえば甘い」という認識とは異なるスッキリ感。甘さ控えめ酸味と渋味がカチッとした味わいです。
以前の稽古を見返すと「どことなくピノ・ノワールのようなプラムっぽい雰囲気がある」なんて書いていて、確かにそういう感じです。
もちろん不味くはないけど、南イタリアの赤にはガツン!を期待したいのね。そういうワインではありませんでした。
小瓶保存した翌日再稽古。やっぱりこのワイン、ピノ・ノワール的な美味しさがありますよ。 冷えてた方がカチッとして好印象です。+2点差し上げます。
点数 | 75(+2)点 |
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リンク |
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名称 | Soave Classico "Aquila" 2023 ソアヴェ・クラッシコ "アクイラ" 2023 |
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生産者 | San Rocco サン・ロッコ |
価格 | 1,099円 |
購入店 | オーケー みなとみらい店 |
本日の稽古相手は、オーケーで買ったソアヴェ・クラッシコ。お値段税別999円、インポーターは重松貿易。
オーケーって独自輸入は無いけど、各インポーターで動きの悪い商品が安く販売されている印象があります。
合わせた料理は天ぷら、天種は鶏のササミw/梅肉、舞茸、人参、茄子、ピーマン。あとは揚げ出し豆腐です。
色は、レモンみたいな緑色感は無く、ちょっと日焼けした白木っぽいというかベージュ色みを感じます。
香りは「良い」です。ガルガーネガに期待する黄桃っぽさと蜜っぽさ、加えてナッツっぽい香ばしさをちゃんと持っています。
味わいは、エキス分が多そうで、甘くないけど甘く感じます。酸味もあるのでダレた印象はありません。
イタリアの銘醸地から日本に運んで税別999円、なにか欠点があるかと思えば特になく、
真っ当なこのクオリティはさすがです。
税込みだと1,000円超えるけど、税別で良ければ「1,000円以下安うまワイン会」に推薦したい銘柄です。
小瓶保存した翌々日再稽古。開けた日よりは香りがおとなしく感じられ、味わいも一般的なソアヴェらしいスッキリ系に変化しました。 開けた日に飲み切っちゃった方が良いワインかも知れません。
点数 | 80点 |
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本日は、飲み友だちで"WSET Diploma"という大層な資格をお持ちのKohさんにお誘い頂いて、
「シャトー・ラグランジュの会」に参加させて頂いております。
サントリーが経営参加しているシャトー・ラグランジュ、
安ワイン道場師範にとっては親も同然(以前セミナーに参加しただけですが)、
二つ返事で「行きま~す!」でした。
会場はビズガーデン南青山というレンタルスペース。表参道駅から8分(渋谷からだと15分くらい)です。
音楽の趣味が近い層にわかりやすい説明をすると、ブルーノート東京と同じ並び、南青山6丁目の交差点にあります。
参加者は下記の皆さんです。
・Kohさん(主催:WSET Diploma)
・ななさん(WSET Level3:ディプロマの弟子)
・米柱さん(JSA ワインエキスパート)
・ayucowさん(JSA ワイン検定ブロンズクラス)
・kinokoさん(きっとワインの資格隠し持ってます)
・安ワイン道場師範(日本安ワイン愛好家協会不名誉総裁)
総勢6名、1本のワインをじっくり楽しむにはちょうど良い人数です。
まずはシャンパーニュで乾杯。Kohさんにご提供頂きました。 訳あって銘柄は公開できませんが、黒ブドウ比率が高そうなオレンジっぽい色合いで、 適度な熟成香があり、ブリュットだけどやや甘めのバランス。師範が好きな系のシャンパーニュでした。
名称 | Les Fleurs du Lac 2021 レ・フルール・デュ・ラック 2021 |
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生産者 | Ch. Lagrange シャトー・ラグランジュ |
価格 | (会費に含む) |
購入店 |
白1本目は初稽古の銘柄。レ・ザルム・ド・ラグランジュのセカンドワインとのことです。
この銘柄はセミナーを受けた2017年にはありませんでした。
品種はソーヴィニョン・ブラン80%、ソーヴィニョン・グリ20%。新樽比率50%で6ヶ月樽熟させているようです。
外観は薄めのレモン色です。香りは「めっちゃ樽」です。
ものによっては2021年のこの銘柄の新樽比率は20%と書かれているところもあるようですが、
「こりゃ50%が正解だよね」という反応でした。
味わいは、グレープフルーツのような酸味がしっかりしていてミネラルっぽさも感じます。かなり硬派な味わいです。
強い樽香に固い味わい、いかにもボルドーの名門ドコロが造る白、と言う印象です。
セカンドラベルでも手を抜かないシャトー・ラグランジュの心意気を感じましたよ。
点数 | 81点 |
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名称 | Les Arums de Lagrange 2021 レ・ザルム・ド・ラグランジュ 2021 |
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生産者 | Ch. Lagrange シャトー・ラグランジュ |
価格 | (会費に含む) |
購入店 |
もう1本の白は、上級銘柄のレ・ザルムです。
この銘柄は、前述したセミナーの際に2015年産と稽古済みです。
ヴィンテージは前のワインと同じ2021年。
新樽比率と樽熟期間は前のワインと同じですが、品種はソーヴィニョン・ブラン62%、ソーヴィニョン・グリ11%、セミヨン20%で、
セミヨンが含まれている点が異なります。
外観は、前のワインとほぼ同じ、見分けが付きません(並べた写真をクリックで拡大してご確認ください)。
香りは、こちらの方が樽香は控えめで、桃のようなフルーツ香とわずかに漬物の熟成香があって奥行きを感じます。
味わいも、香りの印象と同じくこちらの方が柔らかく熟成感があります。落ち着いた印象を受ける香味です。
セミヨンが含まれているからか、こちらの方がより複雑みがあるように感じました。
でも、2021年というヴィンテージの割にこの熟成感はちょっと早い気がするんですよ。
インポーターが違うので(前のは正規でこちらは並行)、流通過程で差が出たのかも知れません。
点数 | 80点 |
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比較写真がこちらです。こういう場合、全く同じフォルムのグラスを持参すると、比較がしやすくなります。 難点は「どっちがどっちだっけ?」ってなるところですが、そういう際にはグラスマーカーの持参をお勧めします。 100均のモールを切った物でも構わないと思います。
それではイケてるみんなが持ち寄ってくれたお料理を紹介していくぜ!
奥の2つは、師範がデパ地下で買ってきたハーブチキンのプロテインサラダ(左)と1/2日分野菜旨みまろやか海老マヨサラダです。
サラダがあるとテーブルが映えるよね。
手前は、ayucowさんお手製のキノコのソテーと、kinokoさんご持参のキャロット・ラべ。
キノコもkinokoさん持参かと思ったけど違いました。
こちらが、kinokoさんご持参のテリーヌ2種。 奥の野菜のミルフィーユ的なやつ、酸味がしっかりしていて白ワインにピッタリだったと思います。
こちらはayucowさんご謹製の長ネギの焼き浸し。 これも白ワインに、特にボルドーの白に合うメニューですよ。 こういう料理とチャチャッと作れる人がうらやましい。
毎度「米」にこだわった料理を持参して頂く米柱さん、今回はキンパです。 巻かれた沢庵が、香りと食感の両面で良い仕事してますね。
名称 | Les Fiefs de Lagrange 2017 レ・フィエフ・ド・ラグランジュ 2017 |
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生産者 | Ch. Lagrange シャトー・ラグランジュ |
価格 | (会費に含む) |
購入店 |
次は赤のセカンド、レ・フィエフ・ド・ラグランジュの垂直(ヴィンテージ違いの飲み比べ)です。
ちなみにこの銘柄とは、6年前に2012年産と稽古しております。
2017年ヴィンテージのブドウ比率は、メルロ 50%、カベルネ・ソーヴィニョン47%、プティ・ヴェルド 3%。
新樽比率20%で14ヶ月熟成されているとのことです。
外観はエッジまでしっかりと濃い紫色です。
香りはいかにもボルドー、カシスのような果実の香りに消し炭のような焦げ感のある香りを感じます。
味わいは、タンニンしっかり果実味たっぷり。まだまだ若い味わいです。
ヴィンテージチャートを確認すると、2017年のボルドー左岸は「かなり良い年」らしいです。
だからなのか、セカンドでもまだ若くて硬い印象がありました。
「かなり厳しい年」の2013年と比較したので、余計にそう感じたのかも知れません。
点数 | 82点 |
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名称 | Les Fiefs de Lagrange 2013 レ・フィエフ・ド・ラグランジュ 2013 |
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生産者 | Ch. Lagrange シャトー・ラグランジュ |
価格 | (会費に含む) |
購入店 |
そしてこちらが2013年です。
レ・フィエフ・ド・ラグランジュ、今やセカンドとはいえ道場の稽古範囲内では到底買えなくなったわけですが、
以前はどうだったかと言うと、23年前に買った1998年産は1,667円でした・・・と遠い目。
ちなみにこのヴィンテージの品種はカベルネ・ソーヴィニョン 61%、メルロ 30%、プティ・ヴェルド 9%だそうです。
外観は、2017年と比較すると、濃さに大きな違いはないのですが、エッジにオレンジのグラデーションが見えるあたりに熟成を感じます。
香りは、果実がやや落ち着いて、黒豆のような香ばしさが感じられるようになっています。
味わいは熟成感が顕著で、渋味はしっかりしていますが果実味はやや落ち着いた感じ。どことなく熟成ネッビオーロのような雰囲気です。
参加者で「2017と2013」どっちが好きか聞いたところ、男性3人と米柱さんは2013、
ななさんは2017、kinokoさんはどっちも(だったけど強引に2017に引きずり込まれ)でした。
ホント、ワインの好みは人それぞれですよ。
点数 | 83点 |
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光が右側から差す条件なので、いまいち正確な色比較は難しいのですが、 クリックして拡大すると左の2013の方がエッジの紫が淡くなっているのがわかると思います。
それではお肉料理も紹介していくぜ!
真ん中が、ななさん持参のパテ・ド・カンパーニュ、周りがkinokoさん持参の生ハム。
わんぱく全開、「ザ・肉!」でございます。
こちらが、Kohさんご謹製のローストビーフ寿司。 良い牛肉が手に入ったときは、生肉の状態では無くローストビーフにして冷凍しておくそうです。 溶けるように柔らかいお肉が最高でした。
ローストビーフ単体でも出して頂いております。
ちなみに、前日の釣果があればアカムツの寿司というプランもあったそうですが、自然が相手だとそううまくはいきませんよね。
ボルドーの赤に合わせるならやっぱり肉で正解ですよ。
そしてこちらがayucowさん謹製バックリブのワイン煮込み。 見てくださいこの色つや。手で持ってしゃぶるように食すのが流儀でございます。
名称 | Chateau Lagrange 2013 シャトー・ラグランジュ 2013 |
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生産者 | Ch. Lagrange シャトー・ラグランジュ |
価格 | (会費に含む) |
購入店 |
いよいよご本尊、メドック3級格付けシャトー・ラグランジュの登場です。
まずは↑のレ・フィエフと同じ2013年から。
このヴィンテージのこの銘柄は、8年前のセミナーでも稽古しております。
葡萄の比率はカベルネ・ソーヴィニョン 75%、メルロ 21%、プティ・ヴェルド 4%。
新樽比率60%で21ヶ月熟成されております。
外観は、レ・フィエフ同様エッジにオレンジは見えますが、濃さの点ではよりこちらの方が深い紫色です。
香りは、お約束のカシスや消し炭や黒豆に加えて、クローヴのようなスパイスっぽい香りも感じます。
味わいは、レ・フィエフの2013と傾向は同じですが、より太さがあるというか「あんこ型」な丸っこさを感じます。
やっぱりファーストは威厳がありますね。でも、倍近い値段差に見合う違いがあるかというと、そんなには違いません。
ヘタすりゃどっちがセカンドかわからない可能性もあります。
厳しい年でのセカンドでもきっちりクオリティを保つあたり、さすが格付けシャトー&さすが日本の技術力です。
点数 | 85点 |
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名称 | Chateau Lagrange 2012 シャトー・ラグランジュ 2012 |
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生産者 | Ch. Lagrange シャトー・ラグランジュ |
価格 | (会費に含む) |
購入店 |
もう一本はさらに1年前、2012ヴィンテージのシャトー・ラグランジュです。
この歳の葡萄比率はカベルネ・ソーヴィニョン 67%、メルロ 30%、プティ・ヴェルド 3%。
2013年よりメルローの比率がやや高めですね。
熟成は新樽比率60%で21ヶ月という点は同じのようです。
まず外観は、「えっ?」と思うくらいこちらの方が若い紫色です。
香りも、まだ果実の香りがしっかりしているというか、若い印象を受けます。
味わいも若いんですよ。渋味しっかりで固さを感じるくらい。
12年も前のワインとは思えない若々しい香りや味わいです。
この差が、ヴィンテージの違いなのかセパージュの違いなのかは判りませんが(インポーターはどちらも正規のファインズ)、
「古い方が若い」というワインマジックを体験致しました。面白いねぇ、ワインって。
点数 | 84点 |
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なんでもアリの持ち寄りワイン会も楽しいですが、こうやってテーマがあるワイン会は己の解像度が上がる感じがして良いですね。
ラグランジュのことなら何でも聞いてください。良い本を紹介しますから。
リンク:新版 シャトー ラグランジュ物語 (amazonに飛びます)
飲み足りない人のために、米柱さんがキャンペーンで1年分当たったチューハイ レモンを持参して頂きました。
既に酔っぱらいですから、「〆シャン」な気分で飲ませて頂きました。
そんな「ラグランジュの会」、ワイン代や会場費用含めて一人6,500円という驚きの低価格でした。
ありがとうございます!>Kohさん、またよろしくお願いします>皆さま
稽古したラグランジュご一行様。
会は午後4時に撤収完了。まだ日が高いじゃないですか、ということで有志(ayucowさんとkinokoさんと師範)で二次会へ。 青山からフラフラ渋谷方面に歩いて、ayucowさんに見つけて頂いたのがこちらのもつ焼酒場 てけてけ 渋谷宮益坂店。 昼から開いている嬉しいお店です。
師範とkinokoさんはビールで、ayucowさんは緑茶ハイで乾杯しております。 ayucowさんはいつも緑茶ハイっすね。さすがはタンニンの先生です。
写真によると、料理は
・茄子の山椒揚げ 429円
とか、明太クリームチーズ(だっけ?)(※)とか頼んでいたみたいです。
(※)「サバとクリームチーズのカナッペ」だったそうです。
そしてなぜか
・グラスワイン(白) 385円
なんかも飲んでいるみたいです。銘柄当てとかしていたと思いますが、結果は全く記憶にございません。
お会計は、財布の中の減り方から判断して、一人2,000円くらいだったと思われます。 飲みに出かける前に、財布にいくら入っているか確認しておくと「えーっと、私お支払いしたっけ?」の疑問が解消するのでお勧めです。
この週末、家族は帰省して不在なので連休中日の昼はボッチ飯。
横浜まで楽器関連の備品を買いに行って、うっかり買わずに帰ってきて、なんだかボケ老人化しています。
昼食は道場近所のサイゼリヤ 横浜ビジネスパーク店。時間は午後1時過ぎ、実はこのお店の前にサイゼリヤ 横浜岡野店に寄ったのですが、待つ人が多かったのでこちらに切り替えました。
ビジネス街の休日は穴場ですね。
サイゼリヤ、ちょっと前まではバンドの練習場所が恵比寿だったので、毎月のように訪問していたのですが、
練習場所を都立大前に変えて以来ご無沙汰です。でも勝手知ったるサイゼリヤ、鉄壁のマリアージュを組んでいきます。
・柔らか青豆の温サラダ 200円
・白ワイン(250ml) 200円
青豆の温サラダは、サイゼリヤでは必ず頼むべきメニューです。
そして、トレッビアーノ種主体と思われる軽い白ワインとの相性が絶妙です。
豆一粒ずつをつまみにすれば、白ワインが無限に飲めます。
前菜と白ワインを頂いたところで、セコンド・ピアットと赤ワインを注文します。
・若鶏のディアボラ風 500円
・と赤ワイン(250ml) 200円
鶏よりもハンバーグがお好きな方はそちらでも良いのですが、やっぱり基本は若鶏です。
付け合わせのポテトで主食も賄えます。
そんなボッチランチ、ワイン赤白それぞれ250mlと前菜+メインでトータル1,100円ですよ。
「メニュー改悪された」とか「昔のサイゼは...」とか言われますが、こんな楽しみ方が出来る飲食店を私は他には知りません。
名称 | Florence Sauvignon Blanc / Chardonnay 2023 フローレンス ソーヴィニョン・ブラン/シャルドネ 2023 |
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生産者 | Aaldering アルダリン |
価格 | 1,434円 (単品価格:3,190円) |
購入店 | 銘醸ワイン専門 CAVE de L NAOTAKA |
おひとりさまですが、なんとなく夕食は優雅にしたくて、
横浜駅前まで散歩して神戸屋で買ってきた明太フランスとほうれん草とベーコンのパン、
それに松原商店街で買ってきた刺身とベビーリーフをカルパッチョにしました。
それに合わせて選んだワインは、「鬼コスパ9本セット」15,999円から、南アフリカ産の白。
2年前に2020年産と、3年前に2018年産と稽古していますが、その時まではステレンボッシュ産でした。
今回はウェスタン・ケープ産です。
色はほぼ無色。ほんのりレモンの果肉色くらいの色合いです。
香りは、草原に生えたパッションフルーツ的な、ニューワールドと旧ワールドの中間くらいなソーヴィニョン・ブランの香りが主体です。
それに加えて、蜜入りリンゴ的なシャルドネの要素も感じられます。
味わいはかなりしっかり。甘味と酸味、それに軽い収れん性を伴う旨味もあって、飲みごたえを感じます。
やっぱり南アフリカのワインはそんじょそこらの安ワインとは(元値は3,000円を超えるけど)格が違います。
ブレンドの妙も相まって、複雑みと奥行きが感じられる白ワインです。
昼間に500mlのワインを飲んできたのに、小瓶保存分を除いた650mlをスルッと飲み干しちゃいました。
小瓶保存した3日後、当日明けたソアヴェと比較しながら稽古。 樽香しっかり果実味たっぷり、ソアヴェとは全く異なる芳香性ですけど、みんな違ってみんな良いです。
点数 | 80点 |
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リンク |
【送料無料】鬼コスパワイン9本セット 52弾 15,999円(現在はこのワインは含まれません) Florence Sauvignon Blanc / Chardonnay 2023 [Aaldering Estate] 3,190円 |
1年ぶりに、師範が所属するバンド"SKG"のライブの日です。 会場は前回同様の戸塚ファーストアヴェニュー。 戸塚という都心から離れた街にあるのが難点ですが、駅からは徒歩3分くらい、そして音が良くてスタッフが親切なライブハウスです。
こちらがそのステージ。客席は着席だと20人くらいかな。ステージを広く取ってあるし演奏者用のモニターもあるので、
演奏する側はとても楽です。
また、練習スタジオも併設されているので、ステージ前にスタジオでリハすることができます。
今回も、朝11時からリハして本番に臨みました。
リハも終えて、本番前の腹ごしらえに向かったのは、日高屋 戸塚西口店。 困ったときの日高屋ですよ。 ライブハウスからは駅側に戻ったところにあります。
師範の注文は、天津飯 600円也。 それと瓶ビール 520円。本番前に麦ジュースで意識を高揚させて行きます ・・・なんてことをするから本番で間違えるんですけどね。
瓶ビールだけでは不完全燃焼だったので、生ビール 390円も頂きました。 キーボードのMz氏と乾杯。今日は頑張りましょう!
今回のセットリストは下記です。
・憂、燦々 [クリープハイプ]
・6月の夢 [Blue Peppers]
・金星<オリジナル>
・Take Me [Casiopea]
・Feel Like Makin' Love<スタンダード>
・Jigsaw Puzzle<オリジナル>
・真夜中のドア [松原みき / Ms.OOJA カバーver.]
・Down Town [EPO / オレたちひょうきん族ver.]
バンドのYouTubeにアップされたら動画をリンクします。
動画Upされました。音質は良いんだけど・・・あとは演奏内容の向上、特に「間違えないこと」ですな。
演奏の出来はおいといて、まずは「お疲れさま!」ということでライブハウスの生ビール 700円でヴォーカルのK子さんと乾杯。 普通に生ビールを注文するとプラカップで600円ですが、+100円でキンキンに冷えたジョッキに注いで頂けます。 そりゃジョッキ一択でしょう。
誰とはなく買ってくれた100円~200円のスナック菓子を摘まみながら、
緑茶サワー 400円。
ワイン好き&大酒呑みの間では、シメに緑茶サワーを飲むとそれまで摂取したアルコールが分解されると言い伝えられています。
そんなライヴな一日、大変楽しゅうございました。
名称 | Cabernet Sauvignon Red Wine N.V. カベルネ・ソーヴィニョン 赤ワイン N.V. |
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生産者 | モンデ酒造 |
価格 | 152円 (300ml) |
購入店 | ドン・キホーテ MEGA狩場インター店 |
夕暮れ時間のライブ、ウチのバンドがトリだったのですが終了したのは午後6時半。
そのあとそこそこ飲んで、午後8時過ぎにはお開きになりました。甚だ健全ですね。
もちろん飲み足りないので自宅で一人二次会。
この週末は師範代と子供たちは実家に帰っているので(愛想を尽かされたわけではないと思います)、師範独酌です。
アテは、近所のセブンイレブンで買ってきた冷凍餃子とキャベツの浅漬け。両方で362円。
ワインもそれに合わせるように、ドンキで値引き販売されていた缶ワイン。
造り手は、この手のものはたいていモンデ酒造ですね。
以前には成城石井ブランドのものとも稽古しております。
色は結構しっかりとした紫色。向こうが透けない濃さがあります。
香りは、ブルーベリー的な果実香はあるのですが、ちょっと酸化したニュアンスを感じます。「酸化防止剤無添加」だからかもしれません。
味わいは、甘さや渋味は控えめ、酸味はもっと控えめ、軽~い感じですね。
極めて普通、安価なチリワインの代表みたいな香味ですが、300ml缶というパッケージに優位性がありますよ。
軽いし持ち運びが楽。値引き販売された理由は不明ですが、こういう選択肢が増えることは歓迎したいと思います。
点数 | 69点 |
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華金なので早めにプシュッ!と。
大事に飲んできたふるさと納税返礼品のオラホビールも、そろそろ賞味期限が近いんで積極的に開けます。
ま、期限切れても美味しく飲めるけどね。今の時点でもフレッシュなグレープフルーツ香りがしっかり楽しめますよ。
やっぱり美味しいな、オラホビール。
名称 | Cono Sur "Bicicleta" Reserva Pinot Noir 2022 コノ・スル "ビシクレタ" レゼルバ ピノ・ノワール 2022 |
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生産者 | Viña Cono Sur ビーニャ・コノ・スル |
価格 | 803円 (単品価格:938円) |
購入店 | カクヤス保土ヶ谷店 |
本日の夕食メニューは、がめ煮(筑前煮)、豚ロースの味噌漬け焼き、竹輪のチーズ焼き。
ワインは、「安ワイン者の酒護神」コノスルのビシクレタ、品種はピノ・ノワール。
一連のG7との比較のために買ったコノスルですが、この品種はG7には無いので単体で稽古します。
ちなみに前回の稽古は2019年産。一気に2VT飛ばしました。
色はかなり薄めの赤紫色。昔はチリピノといえば「カベルネ?」ってくらい青く濃かったんですけど、最近はちゃんとピノらしい色をしているですね。
香りは、チェリー、ラズベリー。シンプルな赤いフルーツの香りを感じます。
それに加えて革みたいなケモノっぽさもあります。さすがに樽熟はしていないようで、樽香は感じません。
味わいは、甘さ控えめ酸味しっかり。この品種らしい軽い感じも、以前のチリピノからはだいぶ変わりましたね。
品種の特徴が良く表れた、ピノ・ノワールらしいワインだと思います。
ただ、ワインを飲みなれない方がこれを飲んで美味しいと感じるかは疑問、「酸っぱい」って思うんじゃないかなぁ、と危惧します。
上位銘柄との差別化なのか品種の個性を際立たせているのかわかりませんし、余計なお世話ではありますが、
「自転車選んでおけば安心」とは言えない気がしました。
小瓶保存して5日後、南のピノ・ノワールらしいゴムっぽさが顕著に出てきました。 そういう変化も含めて、やっぱりワインをあまり飲みなれない方に薦めるのは難しいのかなぁ、と思いました。
点数 | 74点 |
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名称 | Mosaico de Portugal Reserva 2021 モサイコ・デ・ポルトガル レセルバ 2021 |
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生産者 | Casa Santos Lima カーサ・サントス・リマ |
価格 | 1,127円 (単品価格:2,508円) |
購入店 | 銘醸ワイン専門 CAVE de L NAOTAKA |
本日の稽古相手は、ポルトガルの首都リスボン近郊のワイン。実に5日ぶりの自宅稽古です。
選んだのは、「鬼コスパ9本セット」15,999円から。
合わせた料理は、豚ロースのトンテキ、サラダほうれん草とトマトのサラダ、カニカマのオムレツ、
サラダ大根のピクルスです。
色は、とてもしっかりした紫色。普通のグラスでも向こうは透けません。
香りは、南仏とスペインの両方を感じます。ベリーとほんのりバニラ、アメリカンオーク的な雰囲気があります。
品種はシラー、ティンタ ロリス、アリカント ブーシェ、トウリガナショナルらしいので、なるほどそういうことかな、と思います。
味わいは、渋味カッチリ甘味と酸味もしっかり。ポテンシャルのある若い赤、という感じです。
南の地中海な明るいワインの感じ、
ポルトガルらしさはわかりませんが、汎地中海的な赤のイメージは伝わります。
面白いよねぇ、世界のワイン。
点数 | 77点 |
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リンク |
【送料無料】鬼コスパワイン9本セット 49弾 15,999円 Mosaico de Portugal Reserva 2021 [Casa Santos Lima] 2,508 |
火曜日は本来休肝日ですが、酒呑み隊長のとおるリーダーから由緒ある五反田会に誘われたとあっては参加しないわけには参りません。 五反田会、今回で第14回らしいです。どうでも良い情報ですけど。 そしてお店は、もつ焼き 五反田 ふじ屋というところ。 記念すべき五反田会第一回で使われたお店とのこと。これまたどうでも良い情報ですね。
そんな五反田会に参加した暇人は下記の皆さんです。
結構なメンバーが日曜のイタチト&サカナ会と被っています。
・とおるの安ワインさん(リーダー:2日ぶり)
・Mayumiさん(2日ぶり)
・あいさん(2日ぶり)
・ayucowさん(2日ぶり)
・ななさん(ちょっと久しぶり)
・りゅじめしさん(かなり久しぶり)
・安ワイン道場師範(わざわざ隣県から参加)
乾杯は、銅製のコップで瓶ビール 768円。なぜかワイン好きは瓶ビール派が多いんですよ。
やっぱり瓶って安心感があるじゃないですか。中身と銘柄が必ず一致するので。
瓶ビールの銘柄はサッポロとアサヒが選べて、生ビールはサントリーです。
複数のビールメーカーのものを仕入れているお店だと、後述する「居酒屋ワイン・ブラインド当て」が難しくなります。
いつもだったら、ビールのメーカーからワインの銘柄が推測できるんですよ。
最初に頂いた料理が、こちらのねぎれば、1本319円。 結構良い値段するんですね、たから「値切れば」なのかな?・・・「葱レバー」でしょうね。当たり前ですけどね。
こちらがハツ刺し、759円。 内臓肉の刺身って美味いっすよね。そしてどこかエロスというか背徳感というか、「イケナイことをしている雰囲気」がありますね。 厨二病ですかね。
こちらは、多分こめかみ(頬上肉)です。しっかり美味しくて、1本176円はリーズナブルだと思いました。
その他にもいろいろモツ焼きやら一品料理やら注文したのですが、紙面の都合上割愛させて頂きます。
名称 | Bistro (White) N.V. ビストロ (白) N.V. |
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生産者 | メルシャン |
価格 | 548円 (Glass) |
購入店 | もつ焼き 五反田 ふじ屋 |
安ワイン道場師範の肩書は「居酒屋ワイン評論家」ですから(この場で決めました)、
ワインとも稽古しなければならないのです。
そしてもちろん銘柄当てのブラインドテイスティングですよ。
写真のようなちゃんとしたボウルのグラスで出されましたので、テイスティング環境としては十分です。
まず外観は、非常に薄くて緑みを感じるレモン色です・・・って、光の加減で良くわかりませんでしたが。
香りは、極めてニュートラルな白ワインの香りがします。なんとも例えようがない、敢えて言うと「白ワインの香り」です。
味わいは、思いのほか甘さ控えめでスッキリ系。最近は居酒屋の白ワインもあまり甘いのは出さなくなりましたね。
師範の回答は、「品種はペドロヒメネス主体、銘柄はわかんないけど箱ワイン」でした。
ななさんは「シャルドネ?」とか言われてましたが、そんな高級なものは主体にしないんじゃないかな?
混ぜてはいるかも知れませんが。
点数 | 67点 |
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名称 | Bistro (Red) N.V. ビストロ (赤) N.V. |
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生産者 | メルシャン |
価格 | 548円 (Glass) |
購入店 | もつ焼き 五反田 ふじ屋 |
お次は赤です。色は写真のように、薄くなく濃くなく、清澄度の高い紫色です。
香りは・・・弱いんだよなぁ。少なくともラブルスカ種っぽい香りはしないので、欧州系の品種が主体と思われます。
味わいは、渋味控えめ、甘さはちょっと多め。赤はやっぱりやや甘めにするんですね。
結局答えは出ずじまいでしたが、お店の方に確認したところどちらも銘柄はメルシャンのビストロ、箱ワインでした。
いろいろ調べましたが、品種はどこにも書いてありませんね。
きっと、その時々で入手しやすい葡萄ジュースや海外のワインを仕入れて、良い感じにブレンドされているんでしょうね。
答えを知って「ビストロもそこそこちゃんとしたワインになったなぁ」なんて言ってましたが、
前回の稽古はなんと1998年です。そりゃ内容も変わるよね。
そしてその時の点数はなんと25点!、若き師範はかなり辛口なようです。
点数 | 65点 |
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ワインの銘柄を尋ねたら、お店の方がわざわざ箱ワインを持ってきて見せて頂きました。
手間のかかる客でスミマセン、ありがとうございました!
そんな第14回五反田会、お支払いは一人当たり5,200円でした。
モツ焼き食べられてビールも飲めて、(激安銘柄だけど)ワインとも稽古できる、良いお店です。
五反田会恒例、1次会のあとの「こさんじゅっぷん会」は
前回も利用したトラットリア ロマーノ 五反田にて。
毎度「エシェゾー」というワインバーに入店を試みるのですが、
だいたい満席なので、次善の策でキャパの大きいこのお店になりがちです。
どれくらいキャパがあるかとというと、「着席時72人」だそうです(「食べログ」調べ)。
あらかじめ予約して伺うんじゃない場合、こういうお店は助かります。
名称 | Larus Spumante Cuvée Brut N.V. ラルス スプマンテ・キュヴェ ブリュット N.V. |
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生産者 | Terre Cevico テッレ・チェヴィコ |
価格 | 3,300円 (お店価格) |
購入店 | トラットリア ロマーノ 五反田 |
最初はもちろんスパークリングなのですが、シャンパーニュは5桁の数字が並んでいたので、
それより下の方に目を移します。
お手頃価格で表示されていたのは、ランブルスコとこのスプマンテ。
ランブルスコは低アルコールの場合があるので、自然とこのワインが選ばれることになりました。
ちなみにこの銘柄、昨年も稽古しております。
色は無色に近くて、泡立ちは立派ですが泡の粒は大きめです。
香りは、フレッシュな柑橘と白桃・・・以上!って感じです。
味わいはスッキリさっぱり、キューッと飲めてしまいます。
ま、お店で3,000円のスパークリングですからね、多くを求めるのは無粋ってことでしょう。
安ワイン道場的には、乾杯に頂く泡はこれで十分という気がします。
点数 | 73点 |
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オシャレなグラスで乾杯!
ちなみに注いでくれるのは、最近ソムリエ協会の重職に就かれたMayumiさんです。
本職なわけでもないのに、注ぎ方が上手でカッコイイっすよ。
名称 | Dr. Franz Grüner Veltliner 2021 ドクター・フランツ グリューナー・ヴェルトリーナー 2021 |
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生産者 | Holler Wine ホーラー・ワイン |
価格 | 6,380円 (お店価格) |
購入店 | トラットリア ロマーノ 五反田 |
次は白です。白も手ごろな価格帯から選びます。
ちなみにこちらのお店、メニューは各自のスマホで見るモバイル・オーダー方式が採用されています。
ラベル等を見て選べるのは良いのですが、いかんせん老眼には文字が小さいので、いちいち拡大しなきゃいけないのが難点です。
さてそんなメニューから、まだ目が良いお若い女子たちが選んだのがオーストリアのグリューナー・ヴェルトリーナー。
お値段はスプマンテと同じく税別1本3,000円(と後でりゅじめしさんが教えてくれました)です。
更に後日、こっちが高い方だと教えて頂きました。
色は・・・どうでしたっけ?覚えておりません。
香りは、この品種らしい爽やかさのある緑色のフルーツを感じます。
「グリューナー」という品種名の印象が強いからかも知れません。
味わいもすっきり系ですが、ただすっきりなだけでなく、旨味も感じるあたりが好印象です。
これも悪くないと思いますよ。こうやってワイン単体で飲むと少し寂しい気もしますが、
料理に合わせると本領を発揮するタイプだと思います。
点数 | 76点 |
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食べ物はチーズ盛り合わせを2つ。 安ワインばっか飲んで料理は食べない、単価の低い集団で申し訳ありません!
名称 | Castelli di Severino Sangiovese Cabernet 2022 カステッリ・ディ・セヴェリーノ サンジョヴェーゼ カベルネ 2022 |
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生産者 | Cantine Teanum カンティーネ・テアナム |
価格 | 3,300円 (お店価格) |
購入店 | トラットリア ロマーノ 五反田 |
どなたが選んだのかは不明ですが、最後の赤はちょっとお値段のグレードが上がりました(※)。
産地はプーリア州ですが、品種がサンジョヴェーゼとカベルネのブレンドなので、
いわゆる「スーパー・トスカーナ」的なところを狙ったワインだと思われます。
(※)後ほどりゅじめしさんに「こっちは3,000円のやつです」と教えて頂きました。ありがとうございます!
色は濃いめの紫ですが、プーリア州で一般的な赤品種、プリミティーボとかネグロアマーロとかよりは明るめです。
香りは、確かにスーパー・トスカーナ的な要素がありますね。スミレとカシス、イタリアとフランスがシームレスにつながっている感じです。
味わいは、甘酸っぱさがメインではありますが、タンニンもしっかりあります。
とおる氏は『タンニンは感じない』などと申されておりましたが、酔っぱらいの言うことは聞き流しておきましょう。
目立ったところはないのですが、しっかりとしていて濃すぎない、良いバランスのワインだと思いました。
トラットリアではこういうのが飲みたいですね。料理は食べてませんけどね。
点数 | 78点 |
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7人で3本、一人ボトル半分弱なのでアルコールの摂取量としては適量です。
1次会で飲んだ分を忘れれば、の話ですが。
そんな感じの「こさんじゅっぷん会」(実際は1時間半弱居ました)、お会計は一人3,600円でした。
これくらいのお値段で楽しめるトラットリア、ありがたいお店であります。
紳士淑女の集まりですから、3次会までは行きません。
五反田で解散して、道場最寄り駅に着いたのが午後10時30分ごろ。
アルコール的には十分なはずなんだけど、なんとなくもう一軒行きたくなったんですよ。
ということで扉を開けたのが、保土ヶ谷駅西口商店街に昨年できたBar Wandaというラムとカクテルのバー。
出来てすぐに一度お伺いしています。
この日はたまたま、1周年記念のサービスをされていて、希少なラムが非常にお手頃なお値段で提供されていました。
その中から、マスターのお薦めだったのがこちらです。
・Ron Zacapa XO 800円
「スペイン系ラム」とのことです。濃い琥珀色で、飲んだ感じは熟成コニャックそのまんまですね。
ちょっと砂糖を焦がしたような甘い香りがありますが、黙って飲まされれば「良いブランデーっすね」と答えます。
こういうのが800円で頂けたのはラッキーでした。
次も、周年サービスのリストの中から
「さっきのと傾向が違うものをお願いします」との注文で選んで頂いたのがこちら。
・El Dorado "Special Reserve" Aged 21 years 800円
こちらは「イギリス系ラム」だそうです。なるほどスコッチ・ウィスキーっぽいシャープな香りを感じます。
樽の使い方に違いがあるんだとか。ラムも深いっすね~。
1杯くらいは正規のお値段の物を頂きます、ということで、また違うキャラクターのラムを選んで頂きました。
・Clément V.S.O.P. 1,500円
こちらは「フランス系ラム」だそうです。スペイン系やイギリス系は糖蜜を使うんだけど、フランス系はサトウの搾りかすを使う、
というお話だったような。なるほどマールみたいな感じなんですね。
確かになんとなくマールっぽく、原料の特徴(サトウキビ感)が残っていたような気がします。
そんなお一人様3次会、お支払いは3杯の足し算をした明朗会計の3,100円でした。
また何かの後にフラッとお伺いすると思います。
本日は、お友だちのましゅまおさんのお店
イタリア料理と千歳烏山(お店のアカウント)にて、
これまたお友だちのサカナさんのお寿司と料理が食べられる機会に恵まれました。
こちらのお店に伺うのは昨年6月以来なので、かなりご無沙汰してしまいました。
今回は貸し切りでのイベントです。
参加者は、提供側も含めて下記16名の皆さんです。
・ましゅまおさん(店長:主催)
・イタリアワインのアライさん(オーナー)
・サカナさん(料理担当)
・米柱さん
・よわ美さん
・Mayumiさん
・あいさん
・2bさん
・樹龍(じゅろ)さん
・鉄アレンさん
・とおるの安ワインさん
・ayucowさん
・いさみさん
・ひろくんさん
・moritanさん
・安ワイン道場師範
名称 | Marie Demets "Tradition" Brut N.V. マリー・ドゥメ "トラディション" ブリュット N.V. |
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生産者 | Dom. Marie Demets ドメーヌ・マリー・ドゥメ |
価格 | (ましゅまおさんから) |
購入店 |
乾杯の1杯目は、今回の主催者でありお店の店長でありソムリエールでもあるましゅまおさんからのご提供。
もちろんシャンパーニュでございます。
道場で過去に経験があるかと調べてみましたが、初稽古の銘柄でした。
ホント世の中には星の数ほどワインが、そしてシャンパーニュがありますね。
外観は薄い黄金色、泡のキメはとても細かく泡立ちも立派です。
見た目からしていいシャンパーニュ感があります。
香りは、黒ブドウ比率が高そうなほんのりベリー香と(調べたらピノ・ノワール100%みたいです)、
ナッツやクロワッサンの香ばしさ、熟成感もあります。
味わいはしっかり重め。Brutですが、エキス分が多いのか甘味を感じます。
これは良いシャンパーニュですね。じっくり1本飲みたい香りと味わいでした。
ご提供ありがとうございます!>ましゅまおさん
点数 | 83点 |
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魚料理担当のサカナさんと、ましゅまおさんの開会宣言で乾杯!本日はよろしくお願いします。
名称 | Garzon Albariño Reserva 2023 ガルゾン アルバリーニョ レセルバ 2023 |
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生産者 | Bodega Garzon ボデガ・ガルゾン |
価格 | (樹龍(じゅろ)さんから) |
購入店 |
ワインを含めた飲み物は、オーナーのアライさんのご提供なのですが、
このワインは「初めまして」の樹龍(じゅろ)さんから提供して頂きました。
樹龍さん、翌日が健康診断ということでノンアルで参加されています。
偉いよね、師範はそういう意志の強さは全く持ち合わせておりません。
ちなみにこのワイン、昨年の「ヴィノスやまざき 蔵の祭典」の際に稽古しております。
ウルグアイのアルバリーニョって珍しいですよね。ボトルには、"Enjoy!"と書かれた造り手さんのサインがありました。
色はかなりはっきりしたレモン色で、香りに洋梨の雰囲気がしっかりあって、味わいはやや甘め。
分かりやすく美味しい白ワインです。ありがとうございました!>樹龍さん
点数 | 77点 |
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こんな感じで、カウンターにフリーフローのお酒が並べてあります。 もちろん全部頂くとか不可能ですので、師範はワインを中心に稽古させて頂きました。 それでも全種類制覇は無理でしたよ。
名称 | Feudo Disisa Grillo 2022 フェウド・ディシーサ グリッロ 2022 |
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生産者 | Feudo Disisa フェウド・ディシーサ |
価格 | (会費に含む) |
購入店 | イタリア料理と千歳烏山 |
開いているワインから順に稽古を付けて参ります。
白やオレンジが数種類あったので、まずは軽そうな方からということで選んだのがシチリアのグリッロ。
これも初稽古の造り手かなぁ、と思って調べたら、
前回この店に伺った際にペッリコーネという品種のワインと稽古しておりました。
イタリアワインの造り手、ほんと覚えられないんっすよ。
色は薄めでサラリとした感じです。
香りは、まず感じるのが「海の香り」です。それに加えてシチリア・レモンのようなフレッシュな柑橘香を感じます。
味わいは、ミネラリーというかこれまた海っぽいというか、ちょっと塩味みたいな収れん性がありました。
海に近いところにあるワイナリーかな?と思って調べたら、農園はティレニア海が見渡せる海抜350m~500mのところにあるようです。
ワインって、葡萄を洗って醸造するわけじゃないので、海風が吹く場所だと塩味が付いてもおかしくないんですよね。
点数 | 76点 |
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サカナさん謹製の1品目:
・天草産ブリの洋風なめろう
いつも豊洲で魚を仕入れるサカナさん、今回は天草のブリの質が良かったそうです。
香草の複雑な香りでワインが進む一皿です。
名称 | Lupinella Bianca 2020 ルピネッラ・ビアンカ 2020 |
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生産者 | La Lupinella ラ・ルピネッラ |
価格 | (会費に含む) |
購入店 | イタリア料理と千歳烏山 |
基本的に魚料理に合うようなものを選んでいただいているようです。
こちらのワインも、ラベルに魚の絵が描かれています。
品種はトレッビアーノ、トスカーナ地方でアンフォラを使って醸造された白ワインとのことです。
色はこれも薄いレモン色です。
香りは、アンフォラ醸造だからかちょっと自然派っぽい、石鹸みたいな香りを感じます。
でも、いわゆる「激しい自然派」にある不潔な感じは無くてきれいな香りです。
味わいには、濃さというかパワーを感じます。大地の力でしょうか。
トレッビアーノというと、スッキリサッパリなワインが多いイメージがありますが、
これは結構力強いワインでした。ワインって醸造法で変わるんですね。
点数 | 78点 |
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サカナさん謹製の2品目:
・北海道産ホタテの冷燻
とても独特な薫香があって、テーブルがご一緒だった米柱さん、よわ美さん、鉄アレンさんと「何だろう?」と頭を捻ってましたが、
サカナさんにお聞きしたところ『コーヒー(を淹れた後の粉)』だそうです。なるほど甘く香ばしい感じはコーヒーだったんですね。
樽香のあるワインに合いそうです。
名称 | Sfera Macerato N.V. スフェラ マセラート N.V. |
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生産者 | Polvanera ポルヴァネーラ |
価格 | (会費に含む) |
購入店 | イタリア料理と千歳烏山 |
こちらのワインは、ましゅまおさんが『飲んでみたくて買いました』というワインです。
1000mlの大きめボトルに詰められています。
葡萄はプーリアの土着品種であるヴェルデガで、王冠で栓がされていましたが発泡性は無いようです。
色は薄めの琥珀色、ロゼのようにも見えますがオレンジワイン(醸し工程のある白ワイン)みたいです。
香りはなんとも例えがたく、ayucowさんは「筑前煮」、よわ美さんは「ウーロン茶」、アライさんは「昆布」などと言われていました。
味わいにははっきりと渋味があるので、タンニン好きの方にはウケそうです。
なかなか興味深いワインでしたね。『お茶代わりに飲める』とか言われていたような。
多分、本国イタリアはプーリア州の田舎あたりではほんとにお茶代わりに飲まれているタイプのワインという印象を受けました。
点数 | 75点 |
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サカナさん謹製の3品目:
・天草産ブリの握り
姿カタチが美しい握りですよね。サカナさんにはそれぞれの寿司種をこのお皿2つ分を握って貰ってます。
全部で160貫くらい、握るだけでも大変だったと思います。
名称 | Nero d'Avola 2020 ネロ・ダーヴォラ 2020 |
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生産者 | Feudo Disisa フェウド・ディシーサ |
価格 | (会費に含む) |
購入店 | イタリア料理と千歳烏山 |
白やオレンジはひとまず置いといて、ここから赤ワインと稽古します。
軽い赤から行くべきで、この前にジョセフ・ドルーアンのブルゴーニュ・ピノ・ノワールが開いていたのですが、あいにく稽古しそびれました。
というわけでいきなり濃そうなネロ・ダーヴォラからスタートです。
色はしっかりと濃い紫色です。
香りは、赤黒交じったベリーの香りがしっかりと感じらえます。
味わいは、甘味と渋味と酸味のバランスが良くて、とても整った印象を受けました。
シチリア島って暑い産地なイメージがありますが、標高によっていろいろあるんですね。
このワインは思いのほか暑さは感じず、クリアなイメージがありましたよ。
点数 | 81点 |
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サカナさん謹製の4品目:
・和歌山産マカジキのパテ
赤に合う魚料理です。
サカナさん曰く、今回のマカジキは脂の乗りが多くなかったので、良く言えばしっかり感があり、悪く言えばややパサつく仕上がりなんだとか。
なるほど確かに以前のものよりテクスチャがしっかりしているように感じられました。
名称 | Raro 2021 ラロ 2021 |
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生産者 | Radovic ラドヴィッチ |
価格 | (会費に含む) |
購入店 | イタリア料理と千歳烏山 |
お次も赤で、あいさんやayucowさんのお知り合いの方が"Vin Ami(ヴァン・アミ)"というインポーターを興されて、
そこが輸入しているワインです。
あまり情報が無かったので、アライさん含めたテーブルのみんなでどんなワインか想像しながら頂きました。
色はかなりしっかりした、そして青味を感じる紫色です。
香りはトーンの高い、やや冷涼な感じの果実香を感じます。
味わいで一番特徴的なのは強い酸味ですね。「綺麗な酸」と「酸っぱい酸」のぎりぎりくらいを攻めてきています。
師範の予想は北イタリアで、品種はツヴァイゲルト的な北方系品種。
答え合わせをすると、産地はフリウーリなので北イタリアは正解で、品種はテッラーノ主体らしいです。
知らない品種ですが、とても酸が強いのが特徴とのこと。
アライさん曰く『小粒で、自然派のドルチェット的な感じ』とのこと、なるほどそういう感じもありますね。
点数 | 76点 |
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サカナさん謹製の5品目:
・塩釜産本マグロ中トロの握り
「そんなの知ってるよ」かも知れませんが、やっぱり東北で捕れる本マグロは別格です。
特に今回のマグロは脂の乗りもちょうど良く、大変美味しゅうございました。
名称 | Abruzzo Pecorino 2023 アブルッツォ・ペコリーノ 2023 |
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生産者 | Fosso Corno フォッソ・コルノ |
価格 | (会費に含む) |
購入店 | イタリア料理と千歳烏山 |
ここで一旦白に戻ります。
頂いたのは、ペコリーノという品種が使われたアブルッツォ州の白ワイン。
ペコリーノもあまり馴染みのない品種ですね。
道場トップページの検索機能で"Pecorino"で検索しましたが一致はありませんでした。
チーズだと良く聞く名前なんですけどね。
このあたりからメモもかなりいい加減になってきますので、正しく伝えられるかは疑問ですが、
まず色は「ほぼ無色」と書いています。そうでしたっけね?
香りは「これも海」と書いています。まぁ確かに塩っぽい雰囲気はあったかもです。
味わいは「濃い」とだけ。無色で海の香りで濃いワイン・・・ちょっと想像が付きませんがそういうワインだったようです。
会の前半に稽古すればもっとまともなコメントが書けたような気もしますが、
この頃は「ベルサイユの薔薇」とかのお話が盛り上がっていて、ワインどころじゃない感じでした。
点数 | 78点 |
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サカナさん謹製の6品目:
・塩釜産本マグロ中トロの漬け握り
見てくださいこのキレイな握り!
漬けにすることでより味わいに深みが加わるような気がします。いやー、至福ですよ。
名称 | Bianco del Camül 2020 ビアンコ・デル・カムール 2020 |
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生産者 | Vini Tonon ヴィーニ・トノン |
価格 | (会費に含む) |
購入店 | イタリア料理と千歳烏山 |
このワインはもしかしたらとおるの安ワインさんが購入追加されたのかも知れません。
経緯は良くわかりませんが、当初予定に無かった良いワインを投入して頂きました。
ちなみにこのワインは、前回伺った際に2019年産と稽古しており、大変好印象だった銘柄です。
外観は、これまでのワインとはうって変わってしっかりしたレモン色を感じます。
香りは「本気のシャルドネ」ですね。熟したリンゴの香りに蜜の香り、もちろん樽の香ばしさも感じます。
味わいも、甘味と酸味がしっかりあって旨味もたっぷり。飲み応えがありますよ。
やっぱり美味しいなぁ、このワイン。陳腐な例えで恐縮ですが、まるでマコン当たりのブルゴーニュ・シャルドネみたいな雰囲気です。
料理に合わせるというより、単体で美味しいワインですね。
点数 | 84点 |
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パスタはお店のシェフに作って頂いています。
・ムール貝のジェノヴェーゼ リングイネ
バジルの香りって、ほんと食欲を刺激しますよね。それにムール貝とチーズ、ワインに合わないはずがありません。
赤でも白でもドンと来い!です。
名称 | Contadi Castaldi Brut N.V. コンタディ・カスタルディ ブリュット N.V. |
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生産者 | Contadi Castaldi コンタディ・カスタルディ |
価格 | (会費に含む) |
購入店 | イタリア料理と千歳烏山 |
このワインも多分当初予定には無くて、オーナーのアライさんから追加で出して頂いたんだと思います。
このお店のハウス・スパークリングのようで、グラスにはこの銘柄と同じマークが入っています。
ちなみに前回伺った時に出して頂いたのはリミテッド・エディションなボトルでした。
会も後半、記憶もあやふやではあるのですが、このワインの香りはしっかり覚えています。
イタリアはミラノのデパートの一階、化粧品売り場の香りがするんですよ。
もちろんそんな場所に何度も行ったわけではないのですが、そう言わざるを得ない華やかな香りがします。
味わいは、最初のシャンパーニュほどの熟成感はありませんが、スッキリとして美味しい甘さのある味わいでした。
良いっすよねぇ、後半に頂くスパークリングワイン。
普通のスパークリングでも悪くないのですが、
それがシャンパーニュだったりフランチャコルタだったりアルタランガだったりすると別格です。
点数 | 82点 |
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パスタをもう一品出して頂いています。
桜海老とアスパラ&フレッシュトマトを使ったイカスミ手打ち麺のアーリオオーリオ・スパゲッティ
食べるのが遅い師範なのですっかり出遅れて、お皿にはスパゲティはほとんど残っておらず、ほぼ具だけを頂きました
(写真は出された時点で撮っています)。
桜海老の風味がアクセント、このパスタに合わせるなら赤より白でしょうね。
名称 | Montepulciano d'Abruzzo 2022 モンテプルチアーノ・ダブルッツォ 2022 |
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生産者 | Terra d'Aligi テッラ・ダリージ |
価格 | (会費に含む) |
購入店 | イタリア料理と千歳烏山 |
このワインで11種類目、もうかなり脳みそも怪しくなっております。
白のペコリーノと同じアブルッツォ州のワインで、品種はもちろんモンテプルチアーノ種。
別の地域であるトスカーナ州には、「ヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチアーノ」
というサンジョヴェーゼで造られるワインがあったりするからイタリアワインはややこしいっす。
ようやく読めるメモを見返すと、色は「しっかり濃い」と書かれています。そりゃまぁそうでしょうね。
香りは「立派、イタリア、膏薬」らしいです。師範はよくイタリアの赤の香りを「膏薬」と表現しますが、多分伝わらないでしょうね。
味わいは「甘い、濃い、ストレート」みたいです。それもだいだい想像が付きます。
やっぱり南イタリアの赤は濃くてしっかりなのが多いんですよね。
そしてだいたい美味しいです。ルカ・マローニ氏が高得点を付けがちなワインだと思います。
点数 | 79点 |
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サカナさん謹製の7品目:
・ニタリクジラの漬け握り
クジラ肉、ものによってはやや臭みがあったりしますが、サカナさんのクジラはそういうことは一切ありません。
大変美味しく頂きました。
名称 | Alagna Orange Wine N.V. アラーニャ オレンジ・ワイン N.V. |
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生産者 | Baglio Baiata Alagna バッリョ・バイアータ・アラーニャ |
価格 | (会費に含む) |
購入店 | イタリア料理と千歳烏山 |
最後に、こういうワインも頂いているようです。
シチリア島のオレンジワインで、表ラベルにはしっかり"Orange Wine"と書かれ、
裏ラベルには"Orange Wine / Vino Bianco / White Wine"と書かれています。いったいどっちやねん!って感じです。
日本ではブームと言っても良いほど一般的になったオレンジワインですが、イタリアではどうなんでしょうね?
自国向けだと"Vino Arancione"とか"Vino Ambrato"とか"Vino Ramato"とか呼ばれているそうですから(Gemini調べ)、
輸出仕様のワインのような気がします。
・・・と、どうでも良いことをつらつら書いているのは、このワインのことはほとんど覚えておらず、メモにもコメントが無いからです。
安ワイン道場師範失格ではございますが、ここまで書くだけまだマシでしょう、と自分に甘い師範であります。
点数 | ??点 |
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会は午後6時にスタートして、終了したのは午後10時過ぎ、長々とお世話になりました。 会費は、料理とワイン全てを含めて10,000円ポッキリでした。ましゅまお店長とオーナーのアライさん(写真)、 そしてサカナさん&参加者の皆さん、ありがとうございました!
稽古したワインたち(稽古していないものも含みます&写真に無いものも稽古しています)
長女が割引クーポンを持っているということで、
家族で「人生最後になるかもしれないな」とか言いながら、超久しぶりに東京ディズニーランドへ行って参りました。
いつ以来かと調べたら、前回は2008年にディズニーシーの方に行って以来なので、17年ぶりですわ。
今回、もちろんワインは飲んでませんし、飲食情報もちょこっとなんですけど、
周ったアトラクションの雑感を備忘録として書いておきます。読者な皆さんの参考になれば幸いです(ならないと思うけど)
道場を出発したのが午前7時30分。
湾岸線は渋滞知らずで、東京ディズニーリゾートの立体駐車場に着いたのが午前8時30分過ぎ。
ここまではスムーズですね。開門時間は午前9時なので、10分前くらいから並んで、約40分待ちで入場。
まずは「夢と魔法と修行の国」らしい洗礼を受けました。
写真は、入園待ちしている間に撮ったリゾートライン(モノレール)と東京ディズニーランドホテル。
モノレールには乗ってませんし、もちろんホテルにも泊まってません。
最初に周ったのはホーンテッドマンション、待ち時間は30分くらい。
ライドに乗って屋敷内を巡るソフトなお化け屋敷ですね。
最初に入った小部屋で、目の錯覚を利用して天井がすり上がっていくようなところがあったんですけど、
それがどういう仕組みなのかわからず不思議でした。
次に周ったのはイッツ・ア・スモールワールド。
以前は一番待ち時間が少なく乗れるライドという印象がありましたが、今回は30分くらい待ちました。小さいお子さんが多かったからかな?
このアトラクション、舟に乗って世界中の人形たちが動く中を進むわけですが、
このデジタル全盛の時代にすべてメカで人形を動かすのは大したものだな、メンテナンスが大変だろうな・・・
などとどうでも良いところに感心しておりました。
お次はピノキオの冒険旅行。
これもライド系ですね。待ち時間は20分くらいでした。
ピノキオと言えばクジラに飲み込まれる話が有名ですが、
最近カヤックごとクジラに飲み込まれ、吐き出されて無事だったニュースがありましたね
(こちらの記事)。
背中の鼻から出てくれば面白かったのにな。
まだまだいけます、お次はカリブの海賊。
こちらの待ち時間は15分くらいでした。今回、全体的に待ち時間が短かったですね。
このライドに乗る場所から、ディズニーランド内の高級レストラン「ブルーバイユー」が見えます。
コース料理が7,000円。ここではグラスワイン(赤/白/泡)が一杯1,250円で飲めるようですよ。
お金持ちの方はトライしてどんな感じか教えて下さい。
正午を過ぎて、小腹が空いたのでポップコーン バターしょうゆ味 400円をつまみました。
師範代と次女はクリームブリュレ風チュロス(ストロベリー)を召し上がっておりました。
ポップコーン、この状態だとまだ穏当なお値段なんですが、立派なケースに入れて頂くと2,000円以上するんですね。
猛烈な利益率、さすがは現実を忘れさせてくれる夢の国です。
ポップコーンを食べていると、お昼のパレード「ディズニー・ハーモニー・イン・カラー」が始まりました。
この日は天気が良くて風も無く、修行感がマイルドだったのが幸いです。
あと、この日は席取りしてパレード待ちする(「地蔵する」と言うそうです)人がとても多かったように思います。
推しのダンサーとかが出演する日だったのかな?
こちらがディズニーランドのご本尊氏です。 シンデレラ城をバックに目線が貰えた、良い写真なのでこうやって大きく表示していますが、著作権的に大丈夫かな? 怒られたら目の所に黒い帯を入れます。
パレードのあとはスターツアーズへ。ファストパス取り放題だったので取得して向かいましたが、
それもそのはず一般の方も10分待ちくらいで入れる感じでした。
このアトラクション、3Dメガネをかけて疑似的に飛行体験をするわけですが、
歳のせいかこういう三半規管が揺すられる系に弱くなってしまい、乗り物酔いする寸前でした。
午後2時過ぎ、遅い昼食は、次女がモバイル・オーダーしてくれたお店キャンプ・ウッドチャック・キッチンへ。 このお店選択の主な理由は「スモークターキーレッグが食べられること」でした。
ピーク時間を外していたからか、店内はそれほど混雑しておらず、普通に座れました。
ディズニーランドって、昼食難民になるイメージがあったのですが、最近は改善されているみたいですね。
とはいえお値段の方はなかなか強気で、スモークターキーレッグとポテトと飲み物のセットが1,400円です。
イベント性を考えればまぁそんなもんかとは思いますが。
このお店をチョイスする際に、師範のことをちょっとだけ考慮に入れてくれたのが「生ビールが飲めること」でした。 以前はアルコールが飲めるのはディズニーシーだけだったんですけど、最近ではディズニーランドも飲める店があるんですね。 お値段は紙コップ1杯800円也。安くは無いんで、器はジョッキか、せめてプラスチックのカップで出して欲しいところです。
食事のあと、またアトラクション巡りを再開します。
次に向かったのがウェスタンリバー鉄道。待ち時間は10分くらい。
この写真は上記のレストランから撮りました。
この列車、ランド内の西側のエリアを時計回りに周るので、進行方向右側(乗る順番が後)の方が見どころが多いです。
左側は『ジャングルの中を進んでます!』って時に竹林なのが笑えます。
今回、一番待ち時間が長かったのがモンスターズ・インク "ライド&ゴーシーク!"というアトラクション。
60分くらい待ちました。
でもね、それくらい待つのがディズニーランドの醍醐味ってやつですよ。
あまりにすんなり入れると、せっかくの「修行感」が味わえませんから。
この日は「40周年記念プライオリティパス」というのがありまして、いわゆる無料のファストパスなんですが、
それを行使して利用したのがこちらのビッグサンダー・マウンテン。
この日はディスニーランドにあるジェットコースター系のライド3種類のうち2種類が営業しておらず、
唯一のジェットコだったので大人気。通常待ち時間は120分とかでしたが、ファストパス利用だと10分待ちくらいでした。
師範の三半規管の弱さはだいぶ進んでおりまして、以前はジェットコースター大好きだったんですが、
今やこれくらいが限度です。お年寄りらしく、地味に楽しませて頂きました。
子供たちはまたスターツアーズに行くというので、三半規管の弱い師範と師範代はパン・ギャラクティック・ピザ・ポートで休憩。 ホット・コーヒーは360円、結構たっぷりの量があります。
休憩していると子供たちもライドを終えて帰ってきて、次女が手にしていたのがリトルグリーンまんというスイーツ。 お値段400円也。3つ入りでしたが1つ食べた後の写真です。こういうの、小さい子は買っちゃうよね。次女はもう20歳ですけどね。
日も暮れて向かったのがプーさんのハニーハント、待ち時間は40分くらいでした。
「美女と野獣」と迷ったけど、こちらの方が終わった後パレードに間に合う可能性があるということでこちらへ。
このライド、レールが無いのですが、床下から磁石で引っ張っているのかなぁ。
複雑な動きが実現されていてなかなか興味深いシステムです。
ディズニーランドのメインイベントが、夜のエレクトリカルパレード。
スタート時間を過ぎていましたが、プーさんの前はルートの後半なのでバッチリ間に合いました。
このパレード、以前よりかなり華やかになっている気がしました。やっぱり発光ダイオードが普及した影響は大きいなぁ。
そして真冬の夜のパレードは冷えます。年寄りには若干堪えます。
フロート車にはディズニーの動物キャラクターも乗っていますが、着ぐるみを着ていない方は日本人または白人の方です。 ダイバーシティを標榜するディズニーがそんなことで良いんでしょうか?!
・・・でも最近その考えを一部改めるニュースが流れてましたね(こちらの記事)。 多様性も大切だと思いますが、キャラクターにあった人選は必要だと師範は思います。
パレードの後、閉園まで多少時間があるのでもう少し周ります。
向かったのはピーターパン空の旅、この時間でも30分くらい待ちました。
このアトラクションも揺すられ系ですが、さすがにこれくらいは大丈夫です。
そして、写真を撮るのがだんだん雑になってきています。
最後に向かったのがミッキーのフィルハーマジック、待ち時間は前のショーが終了する間の10分くらいでした。
ショー(3D映画)自体は楽しいものですが、ちょっと気になったのがコチラ。
ウェイティングのエリアにスパークリングワインが抜染された瞬間を表した展示物があります。
そのボトルのラベルに堂々と"Champagne"と書かれているんですよ(クリックで拡大します)。
名称の無断使用に敏感なディズニーさん、ちゃんと許可取ってますか?・・・なんてね。
・・・ってなヒネクレ者の戯言は抜きにして、家族で丸一日楽しんだディズニーランドでした。
「修行」なんて書いていますが、ディズニーリゾート、やっぱりエンターテイメントとしては大変優秀だと思うのですよ。
にこやかでフレンドリーなキャスト、行き届いた清掃、バックヤードを見せない工夫、とても美しく手入れされた植栽・・・
「夢の国」という世界観がきちんと統一されていて、さすがだと思いました。
さ~て、ここをまた訪問することもありますかね?あるとすれば孫を連れて、でしょうね。
ディズニーランドを出たのが午後9時過ぎ、駐車場からはすんなり出られたんだけど、その後高速に入るまでの一般道が大渋滞、
1時間半くらいかけて午後11時頃に横浜まで戻って参りました。
お昼にビールを頂いているので帰りの運転は師範代、いつもお世話になっております。
そんな時間に食事が出来るところはそう多くなくて、選んだのはココス 阪東橋店というファミリーレストラン。
記録にある前回の訪問記録がコチラですが、その時もテーマパーク帰りですね。
記録していないところでもたまに訪問しています。
まずは4人でシェアしましょうということ、注文したのがチキンとナッツの11種野菜サラダ, お値段869円。 結構いろいろ入ってて美味しかったですよ。↓のビールに合わせてもナイスでした。
お疲れさまなので、とりあえず生ビール(中ジョッキ)。お値段は539円、銘柄はキリンの一番搾りです。 普通に美味いです。でも、世の中の「中ジョッキ」ってサイズが小さくなった気がしませんか?師範が大きくなったのかな?
メインの料理は、ココスのハンバーグ 759円にしました。
いつもはビーフハンバーグにするんだけど、なんとなくサイゼリヤの「ディアボラ風」みたいなソースが美味しそうに見えたんですよ。
結果、ココスでハンバーグを食べるならビーフハンバーグ一択です。不味くはないけどこっちは普通のハンバーグでした。
ワインがデカンタで頂けるのがこのお店の魅力の一つです。
デカンタワイン 赤(375ml) 715円、キンキンに冷えた状態で提供されました。
テイスティングして、チリのカベルネ・ソーヴィニョンだろうなと感じたんですが、
9年前と同じであれば多分正解ですね。
そんな、日をまたいで深夜までの昼食、4人分トータルの金額は8,000円弱でした。
こんな時間にちゃんとした食事が摂れること自体がありがてぇです。
名称 | G7 Cabernet Sauvignon Gran Reserva 2019 ジーセブン カベルネ・ソーヴィニョン グラン・レセルバ 2019 |
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生産者 | Viña del Pedregal ビーニャ・デル・ペドレガル |
価格 | 1,264円 (単品価格:1,518円) |
購入店 | セイコーマート オンライン |
本日はバレンタインデーなので料理は豪華版、
牛すね肉のシチューと、フルーツトマトとレタスと新玉ねぎのサラダ、菜花のごま油炒め。
ワインは、「自分へのバレンタイン・プレゼント」として高級ワインを頂きます
というわけでG7ではプレミアムな銘柄、カベルネ・ソーヴィニョン グラン・レセルバ。
12ヶ月フレンチオーク樽で熟成されているそうです。
色は、しっかりと濃さのある紫色で、アシも長く粘性があります。
香りは、いわゆるカベルネのピーマンっぽさは控えめで、カシス(リキュール)っぽい果実香と、樽由来であろうビスケットの香ばしさ。
味わいは、渋味しっかり甘さもたっぷり。ヴィンテージは2019年ですが、まだ出来立てみたいな感じです。
確かにプレミアム感はあります。でもこのタンニンのギシギシした味わいは、ワインを飲みなれない人にはウケない気もします。
500円のスタンダード品の方がコスト・パフォーマンスが高いかもですね。
抜栓から5日後、小瓶保存した100mlと再稽古します。 抜栓当日と比較すると、カシスっぽさがより顕著になりました。香りだけだとルジェのカシスリキュールみたいです。 味わいはやっぱりまだ固いですね。小瓶に移し替えず、ボトルのままだともっと変化したかもしれません。
点数 | 78点 |
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リンク |
ジーセブン 飲みくらべ9本セット 5,580円 (@セイコーマート・オンライン) G7 Cabernet Sauvignon Gran Reserva 1,518円 (@セイコーマート・オンライン) |
バレンタインデーなので、家族に頂いたチョコレートにワインを合わせます。 甘味と渋味がしっかりの赤だと、チョコレートに負けない感じはありました。もちろん無理に合わせる必要は無いけどね。
本日のお昼は、昨日の残りのイタリア産ロゼをちょっとだけ。お好み焼きにはロゼ一択だぜ!
・・・ウソです、赤でも色でも泡でもビールでも良いと思います。お好み焼きのこと良く知らないのに出過ぎたマネをしました。
個人的4連休最終日、ちょっと早めの時間から食前酒に選んだのはサントリーのプレミアムモルツ「醸造家の贈り物」と
「マスターズドリーム」の飲み比べ。年末にも同じようなことをやっておりました。
今回の比較はマスターズドリーム(右側)の方がちょっとお高いのね。その差が師範に感じ取れますかどうか。
写真でもわかるように、色は明らかに右のマスターズドリームが濃い小麦色です。
香りは、左はライチっぽいフレッシュな香りで、右は穀物を炒った香ばしい香り。
味わいも、香りの印象通り左は爽やか、右はしっかり。
ワインもビールも飲み比べは楽しいっすよね。
名称 | Bougrier "Première Idylle" Vouvray Brut N.V. ブーグリエ "プルミエール・イディル" ヴーヴレイ ブリュット N.V. |
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生産者 | Famille Bougrier ファミーユ・ブーグリエ |
価格 | 1,731円 (単品価格:3,850円) |
購入店 | 銘醸ワイン専門 CAVE de L NAOTAKA |
本日の夕食メニューは、長女が北海道弟子屈町へのふるさと納税の返礼品として頂いたズワイガニと、
師範が大分県宇佐市へのふるさと納税の返礼品として頂いた鱧の鍋。
ちなみに北海道は大好きだし師範母の出身は大分県なので正しいふるさと納税です。
そんな料理に合わせたのは、「鬼コスパ9本セット」15,999円から、ヴーヴレー産のスパークリング。単品価格は3,000円を超える高級ワインです。
品種はシュナン・ブラン主体で瓶内二次発酵、熟成期間は最低12ヶ月とのことです。
色は薄めではあるけど、泡立ちは結構しっかりしています。さすが瓶内二次発酵です。
香りは、柚子ピールのような甘めの柑橘香が主体です。熟成期間は短そうで、イーストっぽさとかは感じません。
味わいは、一般的なシャンパーニュよりは酸味控えめで、Brutなんだけどそれなりに甘め。
一般受けするバランスだと思います。
わかりやすい美味しさで、ちゃんとした感じを受けるスパークリングです。
でも、ブラインドだとこれがシュナン・ブラン主体だとはきっと気付かないよな。
スパークリングはホント奥が深いっす。
抜栓から8日後、この小瓶の存在をすっかり忘れていて、白ワインだと思って開けたらスパークリングでビックリ!でした。 当然泡は弱めになりましたが、甘い香りが抜栓当日より増した感じがしました。やっぱり美味しいですよ、このワイン。
点数 | 81点 |
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【送料無料】鬼コスパワイン9本セット 49弾 15,999円 Bougrier Vouvray Brut N.V. [Famille Bougrier] 2,695円 |
飛び石連休の谷間は積極的に埋めていくスタイルです。いつまでそんなこと言ってられるかわからないけど。
アペロに登用したサッポロの「ウィズビア アンバーエール」、美味しいんだけど、
缶に書かれている
『じぶんらしく一歩ずつ。成長って、そういうことかも。やるじゃん、じぶん。』
という意識高い系の文言を読むたびに「ビールに求めているのはそういうんじゃないんだよな」と思います。
この後メルロー対決もしておりまして、それぞれのところ(G7とコノ・スル)
に追記しています。
名称 | Cerasuolo d'Abruzzo "Casanova" 2023 チェラスオーロ・ダブルッツォ "カーサノヴァ" 2023 |
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生産者 | Barone Cornacchia バローネ・コルナッキア |
価格 | 1,445円 (単品価格:1,793円) |
購入店 | トスカニー イタリアワイン専門店 |
本日の夕食当番は、もちろんお休みを取得した師範でございます。
用意したメニューは、回鍋肉(w/CookDo)、スケソウダラのフライ(冷凍揚げるだけ)、ふかひれスープ(byニチレイ)。
ドヤ顔するのもアレな献立ですが、それでも美味しいから無問題です。
そんな料理に合わせて選んだのは、トスカニーの「2月のスペシャルワインセット赤2本ロゼ1本白2本泡1本」からの1本目、
南イタリアはアブルッツォ州産のロゼ。中華といったらやっぱりロゼでしょ。
色は結構濃くて、「薄い赤です」と言われても良いくらいのブラッド・オレンジ色です。
香りは「チェラズオーロ」の名前の通り、チェリーっぽい香りがします。めっちゃキュートっすね。
味わいは、チェリーというよりイチゴっぽい雰囲気。
これまたキュートなんですが、案外渋味もあって「可愛いだけじゃないのよ」感があります。
キレイな色でチェリーっぽい香り、イチゴの味わいに仄かな渋味。
「ツンデレ」ならぬ「デレツン」なワインですが、骨のあるロゼとしてお薦めできると思います。
翌日のお昼、お好み焼きに合わせて頂きました。 前日同様、ピリッと張りのある美味しいロゼでしたよ。
点数 | 79点 |
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【送料無料】 2月のスペシャルワインセット赤2本ロゼ1本白2本泡1本 9,900円 Cerasuolo d'Abruzzo "Casanova" 2023 [Barone Cornacchia] 1,793円 |
お正月に伺った際に家族の一部が気に入ったみたいで、 本日もお昼は横浜みなとみらいの万葉倶楽部で温泉三昧。今回は岩盤浴無しのシンプルプラン。 師範的には露天風呂とサウナと水風呂があれば一日居られます。 普段水風呂に入ったり素っ裸で冬の屋外に出るなんて冗談じゃないくらい寒いんだけど、 風呂に入った後だと大丈夫なのはなんなんでしょうね?
こちらが万葉倶楽部のロビーから見える夕景の横浜。師範の横浜市民歴もずいぶん長くなりました。心は未だ九州人ですが。
この銭湯、食事もまあまあだったんだけど、同じものを食べてもつまらないので本日は風呂上りに別のお店に伺うことにしました。
選んだお店がこちら、京急線戸部駅のそばにある藍屋 戸部店。 すかいらーく系列の和食居酒屋ですね。 街の中心にありながら駐車場があるので、子供たちが小さい時とかたまに利用していたんですけど、道場に書くのは初めてです。
もちろん1杯目は瓶ビール 715円です。 生ビール(プレミアムモルツ) 660円もありましたが、師範のチョイスは瓶。量あたりのお値段で決めています。 ちなみに生ビールの方は平日14時~18時だと396円だそうです。その値段だったら生にしているはずです。
頼んだ料理はあじさいというセット、税込み1,980円。内容は以下です。
握り寿司と天ぷらとうどん、訪日客が喜ぶ和食のフルコースですよ。これがたったの12ドル、ニッポン安いよね。
そしてワインも頂いております。
名称 | Vieux Papes "Cuvée Réservée" Blanc N.V. ヴュー・パープ "キュヴェ・レゼルヴェ" ブラン N.V. |
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生産者 | Vieux Papes ヴュー・パープ |
価格 | 649円 (250ml / お店価格) |
購入店 | 藍屋 横浜戸部店 |
メニューには「ワイン(フランス産)赤・白 649円」とだけあったので、
多分箱ワインからのカラフェで提供だと思っていたわけですよ。
実際はヴュー・パープ、250mlの小瓶での提供でした。
ありがたいっすよね。何がありがたいって、銘柄が分かるのが道場的にはナイスです。
ワインもグラスもきっちり冷えた状態で提供されました(赤だとどうなんだろ?)
色は無色に近いレモン色です。アルコール度数は11%、粘性は低くサラッとしています。
香りはほぼ無臭です。生魚だろうがなんでも来い!の包容力を感じます。
味わいも、甘くなく酸っぱくなく、あらゆる料理の邪魔をしない感じでございます。
裏ラベルには「やや辛口」と書かれていますが、どちらかというと「無口」なワインです。
でも、和食のファミレスだったらこういうのが良いかもですね。変に甘かったりするよりは好印象です。
点数 | 68点 |
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師範代も師範と同じセット+デザート、子供たちは「霧島ちゃんこ」などを食しておりまして、
長女が探し出したクーポンを利用して合計金額は9,000円くらい。案外安いと感じましたよ。
というような家族レジャーな日でございました。
道場に返ってからは、昨日に引き続きチリ産のメルロー対決。
G7はよりピュアで明るい方向に、コノスルはより複雑で落ち着いた方向に変化しています。さながら陽キャと陰キャです。
面白いなぁ。
本日は、先週に引き続き「G7とコノスル、どっちが美味いの対決」パート2。 本日の稽古品種はメルローです。『え、一般的なカベルネ・ソーヴィニョンじゃないの?』という声も聞こえてくるようですが、 G7のカベルネはもう飲んじゃったんでしかたがありません。 主力品種以外をどれだけ手抜きせずに造っているか、というあたりに焦点を置きたいと思います。
名称 | G7 Merlot 2023 ジーセブン メルロー 2023 |
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生産者 | Viña del Pedregal ビーニャ・デル・ペドレガル |
価格 | 467円 (単品価格:561円) |
購入店 | セイコーマート オンライン |
まずこちらは北海道のコンビニチェーンである「セイコーマート」が輸入しているジーセブン
ヴィンテージは2023年、畑はマウレ・ヴァレーにあるようです。
裏ラベルに"Vegan"のマークがあるので、清澄に生卵とかは使われていないんでしょうね。
色は、メルローらしく暗めで濃いめ、でもきちんとフィルターが掛かっているらしく清澄感のある青紫色。
香りは「ザ・メルロー」っすね。トーン低めの果実の香りにほんのり古い蔵と消し炭の香り。
果実香バリバリって感じじゃないあたりがメルローです。
味わいは、「これが500円以下で良いの?」ってくらい本格派。
酸味も甘味も渋味もしっかりしていて、それぞれが個別に感じられはするけどポテンシャルは十分です。
「G7は美味い」という世間の評判は正しいと思います。
ややマイナー品種のメルローでも手抜きは無く、しっかり品種の個性が伝わる仕上がりになっていると思います。
再度「これが500円以下で良いの?」です。
翌日の評価はザックリ書いたので、翌々日の結果を。
やはりG7の方がよりフレッシュ感が前面に出ていると思います。
3日経ってもヘタった感じはせず、終始この値段のワインとは思えないクオリティでした。
点数 | 77点 |
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リンク |
ジーセブン 飲みくらべ9本セット 5,580円 (@セイコーマート・オンライン) G7 Merlot 561円 (@セイコーマート・オンライン) |
名称 | Cono Sur "Bicicleta" Reserva Merlot 2022 コノ・スル "ビシクレタ" レゼルバ メルロー 2022 |
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生産者 | Viña Cono Sur ビーニャ・コノ・スル |
価格 | 803円 (単品価格:938円) |
購入店 | カクヤス保土ヶ谷店 |
対するこちらはみんな大好きコノ・スルです。
もちろん何度も稽古していまして、前回の稽古は2020年産だけどほとんど情報無し。
正直なところ雑に飲まれがちな銘柄ではあると思いますね。
色は、G7とほぼ同じ、ちょっとだけ気のせいレベルで濃い気はします。
香りは、G7と同様のメルローらしさに加えて、樽熟しているかは不明ですがなんとなくチョコレートっぽい香ばしさを感じます。
味わいは、甘渋酸のバランスはほぼ同じですが、1年熟成している分ややまとまりが出ている気がします。
やっぱりコノスル、侮れないっすよ。
日本中ちょっと大きめの酒屋にはだいたい置いてあるくらいの流通量がありながらこのクオリティ。
「安くて美味しいワインを教えてください!」と無邪気&無報酬で聞かれたら『自転車ラベルを買いなさい』と今後も言うことにします。
こちらも翌日の評価ではなく翌々日の結果です。
エクスキューズ無しに普通に美味しいメルローです。
しっとり落ち着いた蔵の中の感じが更に増して、よりメルローらしいとも言えます。
凄えなぁ、コノ・スル。
点数 | 78点 |
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合わせた料理は手作りギョウザ。豚肉は豚バラのブロックから叩くと肉々しくて美味しゅうございます。
それはそうとこれらのワイン、1,000円以下で、ホントどちらも良く出来ています。
この円安の折でもこういう価格で供給して頂いているインポーター各社には頭の下がる思いです。
半分近く残っていそうなので、後日に再稽古の結果を公表します。
あと、次の対決相手が無くなったので、これで終わりにするかどうするか思案中です。ロゼも買うかな?
名称 | Beau Geste Pinot Noir 2022 ボー・ジェスト ピノ・ノワール 2022 |
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生産者 | Maison Gabriel メゾン・ガブリエル |
価格 | 879円 |
購入店 | オーケー みなとみらい店 |
本日の夕食は、ポークチャップ、玉ねぎ&ベーコン入りオムレツ、レタスとトマトとクリームチーズのサラダ。
ワインは、オーケーストアで879円で買った安ピノ・ノワール。
実はこのワイン、同じものを稽古済み、完全に忘れていてまた買っちゃいました。
なんか美味しそうに感じたんですよね。以前の稽古の際は高評価だったので一安心して稽古します。
色は、ピノ・ノワールとしては結構濃いめ。"Vin de France"格付けですが、もちろん南仏産だと思われます。
香りもいかにも南仏のピノ。果実っぽさに加えて革のようなケモノ感がしっかり感じられます。
残念ながら前回言及した樽っぽさは気のせいだったように思われます。
味わいは、普通に甘酸っぱくて軽い渋味。こちらもいかにも南仏のピノって感じです。
この手のワインは若い方が美味いからか、一度経験した先入観からか、前回ほどのイケてる感はないのですが、
それでも値段の割には美味しいピノだと思いますよ。なんたってこのお値段ですからね。
点数 | 78点 |
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本日は、お知り合いでインポーター「モトックス」の中の人である
中塚 龍雄さんにお誘い頂いて、
モトックスさんが取り扱いを始めたシャンパーニュの造り手
Lanson (ランソン)のテイスティング・イベントにお呼ばれしております。
会場は、前回のハッティングヴァレーの時と同じ、
東京エディション虎ノ門の31階にあるジェイド・ルームというところ。
前回はガーデン・テラスでしたが、外は寒いので今回はロビー・バーにての開催です。
バーエリアに足を踏み入れると、さすがはシャンパーニュのイベント、と~っても華やかな感じでございます。 師範みたいな理系の陰キャな田舎者が参加するのはおこがましく、まさに「港区女子パリピの集い」ですな。 それでもお声掛け頂いた以上はきっちり拡散すべく、カメラマンに徹しておりました。
乾杯のご発声は、ランソンの中の人マリアン・ジョフロワさん。 月曜に来日して日本各地を廻って明日帰国されるというハードスケジュール。 それでも笑顔を絶やさないイケメンなフランス紳士でございます。ランソンに関しての説明をサラリと。
・・・というようなことを話されていたんだと思います(撮影に集中していてほとんど聞いてませんでした)
それでは乾杯!Votre Sante!
ちなみにランソンに関しては、ネットショップ「葡萄畑ココス」さんのブログでとても詳しく説明されています。
ぜひ↓コチラもご確認ください。
英国王室御用達「ランソン」違いを感じるシャンパンの楽しみ方
名称 | Lanson "Le Black Création 258" N.V. ランソン "ル・ブラック・クリエイション 258" N.V. |
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生産者 | Lanson ランソン |
価格 | (希望小売価格:9,000円) |
購入店 | モトックス |
まずは一番スタンダードなブラック・クリエイションから頂きます。以前の名称はブラック・ラベルでした。 ラベルには番号が記されていて、このボトルは258、ベースヴィンテージの2018年は創業から数えて258番目の収穫年だったからだそうです。 最近、こういうエディション番号を付与するメゾンが増えていますね。 ベースヴィンテージの特定が容易になるとともに、新しいエディションは飲んでみたくなるという消費者の購買意欲を刺激する作戦でもあると思います。
照明が暗めなので色は良くわかりませんが、泡のキメの細かさと泡のボリュームはさすがシャンパーニュです。
香りは、スタンダード・レンジながらかなり複雑で、リンゴのようなフルーツにクロワッサンっぽい香ばしさも感じます。
味わいは、ノン・マロラクティック発酵らしく酸味がしっかりしていますが、酸っぱいって感じではありません。
旨味が酸味をうまく包み込んでくれています。
いきなり美味いっすね。師範はどちらかというと木樽発酵あり&マロラクティック発酵ありなシャンパーニュが好きだと思っていたのですが、
これも良いっすね。ほんっとシャンパーニュは奥が深くて困ります。
点数 | 83点 |
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リンク |
Lanson "Le Black Creation" NV 9,000円 |
おつまみは、オシャレなフィンガーフードをいろいろと用意して頂いております。 最初写真ばっか撮っていたら、これらが全部無くなって「すわ!出遅れたか!」と思ったのですが、 幸い後からも追加されていました。美味しかったです(語彙力)
名称 | Lanson "Le Rosé Création 67" N.V. ランソン "ル・ロゼ・クリエイション 67" N.V. |
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生産者 | Lanson ランソン |
価格 | (希望小売価格:13,500円) |
購入店 | モトックス |
お次はロゼでございます。お値段はグンっ!と上がって希望小売価格は5桁円です。 仕方ないことですけど高くなったよなぁ、シャンパーニュ。 ホントこういう機会でも無ければ、 師範みたいな庶民には縁遠い存在になってしましました・・・なんてネガティブな話はやめておきましょう。
こちらも、照明の加減でワインの色はあまりよくわかりませんが、やや薄めのサーモンピンクだったような気がします。
ほんのり香りにベリーの雰囲気を感じるような気がしますが、正直師範のレベルではあまりその差を鼻で感じ取ることはできません。
品種構成はブラック・コレクションとほぼ同じですから、香りの要素はそんなに違わないのかも知れません。
味わいは、こちらの方がよりフレッシュというか、若い印象がありました。ベースワインのヴィンテージが1年若いからかも知れません。
こちらも美味しいシャンパーニュですよ。
ただ、ロゼ・シャンパーニュの付加価値はその色にあると思うのですが、暗めの照明下ではそれが発揮できずにちょっと残念でした。
せっかくのプレミアム感を演出するには、明るい時間の方が良いかもですね。
点数 | 82点 |
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リンク |
Lanson "Le Rose Creation" NV 13,500円 |
こちらがマリアンさんと有名ソムリエ田邉さんのツーショット。 やっぱイケメンは絵になるわ、畜生め!来世はイケメンに生まれて浴びるようにシャンパンが飲める人生を掴んでやるゼ(笑)
名称 | Lanson "Le Blanc de Blancs" N.V. ランソン "ル・ブラン・ド・ブラン" N.V. |
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生産者 | Lanson ランソン |
価格 | (希望小売価格:15,500円) |
購入店 | モトックス |
個人的な負け惜しみは置いといて、お次はブラン・ド・ブランです。 ブラン・ド・ブランにはエディション番号が付かないんですね。なぜ?ってなことを聞けば良かったですね。 ただ、フランス語で流暢にコミュニケーションをとっておられる婦女子に紛れて質問するのは、 ノミの心臓を持つ師範には無理なことでした(泣)
さすがに5年の熟成期間を経ているだけあって、香りに複雑さがあります。
リンゴの香りもより熟れた感じになって、わずかに高菜漬っぽい香りも感じられ、味わいも柔らかさが増したように感じます。
田邉さんに感想をお聞きしたら『ハッキリしていますね』とのこと。
何がはっきりしているのかは良くわからないのですが、なんとなく納得させられるものがありました。
皆さんの反応を見ていると、このブラン・ド・ブランが一番人気だったように思います。
師範も、今回の4種類の中ではこの銘柄が一番好印象でした。
普段は「黒ブドウ比率が高い方が好き」なんて言っているのに自分の味覚なんてアテにならないものです。
点数 | 85点 |
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リンク |
Lanson "Le Blanc de Blancs" NV 15,500円 |
こちらが、シャンパーニュを華麗にサービスされているソムリエの矢田部さん。 なにが凄いって、グラスを持っていくと「次は3番目ですよね」とか、 20人以上いる参加者それぞれがどこまで飲んだか覚えていらっしゃるんですよ。 人の顔や名前を覚えるのが苦手な師範には全く無理な芸当です。
名称 | Lanson "Le Vintage" Brut 2013 ランソン "ル・ヴィンテージ" ブリュット 2013 |
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生産者 | Lanson ランソン |
価格 | (希望小売価格:16,000円) |
購入店 | モトックス |
いよいよ今回のメインたる1本、「ル・ヴィンテージ」でございます。 ラベルの真ん中にでかでかとヴィンテージが記されています("2013"のフォントはちょっと安っぽい感じなのが残念) ブドウが収穫された年である2013年は、過去30年の中で最も遅い収穫となった年だそうです。
色は、ブラック・コレクションやブラン・ド・ブランと比べると明らかに濃い、薄い黄金色な感じでした。
香りはなんとなく栗の甘露煮みたいな「高いシャンパーニュの香り」がします。温度が上がると特に顕著になってきます。
味わいは、甘くは無いんだけど甘味を感じるんですね。濃いエキス分を甘さとしてとらえているのだろうと思います。
やっぱり高いシャンパーニュは美味いっすわ。でも、どこかリテラシーが必要な美味しさというか、左脳で味わっているような感じはあります。
ダイレクトに美味しいのはブラン・ド・ブランかなぁ。シャンパーニュを飲みなれた方にはもちろんこっちだと思いますが。
点数 | 84点 |
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リンク |
Lanson "Le Vintage" Brut 2013 16,000円 |
こちらが、今回ご招待頂いたモトックスの中塚さん(ツイッターのアカウント)。 招待客のうち、男性はソムリエの田邊さんと師範だけ、という異業?をやってのける方です。 「インフルエンサー」なんてガラではありませんが、微力ながら精一杯拡散させるよう努力しますので、今後ともよろしくお願い申し上げます!
東京タワーをバックに乾杯。東京タワーと照明の反射が重なって、
ちょうどランソンのシンボルマークである「ランソン・クロス」みたいに見えませんか?
見えなくても見えてください!
そんな感じのシャンパーニュ「ランソン」のイベント。午後6時から8時までの2時間、しっかり楽しませて頂きました!
頂いたランソン4種類。やっぱりシャンパーニュは美味しいっすね。
イベントが終了したのは午後8時過ぎ、まだ夜は長いな、ということで一人二次会へ。 向かったのは、神楽坂にあるTROMBAというお店。 以前は六本木のWine Bar 310というお店のマスターだったサトウさんが12月にオープンされたお店です。 年始にお年玉として1,000円のクーポン券を頂いたので、それを使うべく向かいました。
店内は、カウンター6席と4席のテーブル一つ。ワンオペで廻すにはちょうど良いくらいのサイズですね。 この日は『予約無しです!』とツイートされていましたが、伺ってみると空きはあと一席、師範が入ると満席でした。 繁盛店のようなので、予約した方が良いと思います(もちろんも師範も神谷町を出る際に連絡入れました)
名称 | Lahnhof Kerner 2012 ラーンホフ ケルナー 2012 |
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生産者 | Lahnhof (Tenute Costa) ラーンホフ (テヌーテ・コスタ) |
価格 | 1,200円 (Glass) |
購入店 | TROMBA |
『何から始めますか』と聞かれて「泡はすでにたっぷり飲んできたので白からお願いします」と返答、
『白はサッパリ系ですか?シッカリ系ですか?』と聞かれて「まずはサッパリ系でお願いします」と返答。
2本の選択肢を提示して頂き、まだ抜栓してなかった方をお願いしたのですが、開けてみたら軽いブショネだったとのこと。
代替案として抜栓して頂いたのがこちら、北イタリアのケルナーです。もちろん初稽古の銘柄です。
グラスに注いで頂いて、まずその色にちょっとビックリ、かなり琥珀色に近い濃い色合いになっています。
「え~?ケルナーってこんな色だっけ?」と思って改めてラベルを見ると、ヴィンテージが2012年とかなり年季が入っているですな。
そういうワインがサラリと出てくるのが嬉しいですね。
香りは弱めに感じました、というか、オープンキッチンのカウンターだとどうしても調理の香りに惑わされますね。仕方ないところだと思います。
深く嗅ぐと、マーマレードのような甘めの柑橘香が感じられます。
そういう香りに反して、味わいはしっかりと辛口でキリッとしています。コントラストがはっきりした味わいです。
造り手もインポーターも知らないところですが、サトウさん曰く
『せっかくお店で飲んで頂けるのですから、家では飲まないようなものをお出ししたいと考えています』とのこと。
そのお考え、全く同意させて頂きます。
点数 | 81点 |
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名称 | Andata E Rritorno 2022 アンダーダ・エ・リトルノ 2022 |
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生産者 | Ancarani アンカラーニ |
価格 | 1,200円 (Glass) |
購入店 | TROMBA |
2杯目は、「しっかりした白か、ロゼか、オレンジをお願いします」と注文させて頂きました。
ハイ、ココ重要、不自然派を自任する師範の口から「オレンジを」なんて言い出すのは大変珍しいわけですよ。
そこで出して頂いたのがこちらのオレンジ。
イタリアのエミリア・ロマーニャ州のワインで、品種はアルバーナ、ファモーゾ、グレケットジェンティーレ・・・全部知らない品種です。
色は、そんなに濃くないけどちゃんとオレンジなオレンジ色です。
香りは、前述したように拾いづらくはあるのですが、しっかり嗅ぐとグレープフルーツの皮のような柑橘香と、
良い自然派によくある高級石鹸の香りがします。
味わいは、酸味しっかりで旨味もたっぷり、軽い渋味もあってオレンジらしい味わいです。
良いですねぇ、オレンジワインも美味しいんですよ。
ただ、「オレンジワイン」というカテゴリーの中での解像度が一向に上がりません。
いつまで経っても「これは美味しいオレンジですね」止まりです。
点数 | 79点 |
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名称 | Portugieser Feinherb 2020 ポルトギーザー ファインハーブ 2020 |
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生産者 | Winzergehossenschaft Herxheim am Berg ヴィンツァーゲホッセンシャフト・ヘルクスハイム・アム・ベルク |
価格 | 1,000円 (Glass) |
購入店 | TROMBA |
3杯目は「軽めの赤をお願いします」と注文させて頂きました。
そうしたら『※△○×◇◎▽にしますね』と言われましたが、聞きなれない単語だったので聞き取れません。
もう一度確認すると『ポルトギーザー』という品種名だったんですね。初耳の品種です。
産地はドイツのファルツ地方、ドイツでは結構多く栽培されている品種のようです。まだまだ知らないこと多いなぁ、を実感します。
色は、どちらかというと薄めなのですが、青みを感じるあたりに北の品種らしさがあります。
香りには、サクランボやザクロといった酸を感じる赤い果実の香りがあります。どことなくピノ・ノワールっぽい香りですね。
味わいは、赤ワインですが渋味はとても軽めで、甘酸っぱさがしっかりしています。沁み入るような味わいです。
これは大変気に入りました。香りは穏やかですが味吟醸、しみじみ美味しいワインです。
ポルトギーザー、また一つ覚えておくべき品種が増えましたよ。
点数 | 84点 |
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料理は軽い前菜盛り合わせ(1,100円)を出して頂きました。内容は下記です(奥から手前左から右に)
ぱっと見は地味な感じですが、とても手の込んだ美味しいおつまみです。 タマネギは酸味のしっかりしたワインに合うし、パテカンはデザートワインまで守備範囲に入ると思います。
名称 | Montepulciano d'Abruzzo "Colle Maggio" 2021 モンテプルチアーノ・ダブルッツォ "コッレ・マッジョ" 2021 |
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生産者 | Torre Zambra トッレ・ザンブラ |
価格 | 不明 (Glass) |
購入店 | TROMBA |
次は「濃いめの赤をお願いします」と注文したところ、『果実味たっぷりにしますか?タンニンしっかりにしますか?』
と聞かれました。なるほどそういう選択肢もあるんですね。
多分両方頂くだろうなぁと思いつつ、「ではまず果実味たっぷりの方からで」とお願いしたところ、
出して頂いたのはこちらのモンテプルチアーノ・ダブルッツォです。
初稽古の銘柄だと思っていましたが、調べたら19年前に2001年産と稽古しておりました。
さすがにそこまでは覚えてませんわ。
色は、しっかりと濃くて黒に近い紫色です。
香りは、口のすぼまった大きめのもの(シュピゲラウのディフィニション・ブルゴーニュ?)にして頂いたので、
しっかりと甘いベリーを感じ取ることができます。
味わいも、渋味しっかり甘味もしっかり。仰る通り果実味たっぷりの味わいです。
「これぞモンテプルチアーノ・ダブルッツォ!」ですな。
1本飲むとちょっと飽きちゃうかもですが、1杯だけだとしっかりスタートダッシュを決めてくれると思います。
点数 | 80点 |
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名称 | Toscana Syrah 2019 トスカーナ シラー 2019 |
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生産者 | Perazzeta ペラッツェータ |
価格 | 1,400円 (Glass) |
購入店 | TROMBA |
もちろん、もう一方の「タンニンしっかり」の方も頂きました。
出して頂いたのは、"Toscana Syrah"というトスカーナのシラー、名前のまんまですね。
トスカーナで造るフランス品種、ということで「スーパー・タスカン」の部類に入るんですかね?
そのあたりの定義は良く分かっていませんが。
色は、濃さの点では前のモンプルと同程度ですが、やや赤みを感じる気がしました・・・ってあまり覚えていません。
香りはこちらもとてもフルーツ感たっぷりですね。シラーって感じじゃ無くて、それこそプリミティーヴォとかみたいな香りです。
口に含むと、たしかにタンニンがしっかりしています。でも、「渋ッシブ!」って感じじゃ無くて、美味しいレベルの渋味です。
良いっすね、トスカーナのシラー。
シラーやシラーズって、セイボリーな北イタリア産とフルーティなオーストラリア産という認識がありますが、
これはその中間くらいで良いとこ取りをしていると感じました。
点数 | 82点 |
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名称 | Riesling 2004 リースリング 2004 |
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生産者 | St. Urbans-hof ザンクト・アーバンホフ |
価格 | 1,600円 (Glass) |
購入店 | TROMBA |
品性に欠ける気がしたので、ランソンのイベントのところには書いていなかったんですけど、
実はそこではグラス9杯分頂いています(4品種を二回通して最後にブラン・ド・ブラン)。
なので、このワインで実は15杯目です。多いよね。でも飲みたいんだから仕方がありません。
翌日の更新が大変になるのを憂いながら(実際は翌々日になっちゃいましたが)、「デザートワイン的なものを」とお願いしました。
2004年産のリースリング、色はかなりしっかりしたオレンジ色です。
香りにはリースリングらしいペトロールと、ちょっと貴腐香みたいな雰囲気を感じます。そして味わいはしっかり甘いんです。
裏ラベルには『しっかりと完熟させ、遅摘みされたブドウ』と書かれていますのでなるほど!と思うのですが、
格付けはトロッケンベーレンアウスレーゼはおろか、シュペトレーゼでもないQ.b.A(クーベーアー)なのが不思議です。
残念ながらワイン自体のことはあまり覚えちゃいないわけですが、
1日を締めるのにふさわしいしっかり熟してしっかり熟成した甘口ワインだったと思います。ごちそうさまでした。
点数 | 83点 |
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そんなお店の初訪問、お会計は1,000円のお年玉クーポンを使ってトータルは6,500円・・・ 「安いなぁ」と思って帰宅途中でレシートを確認したら、 モンテプルチアーノのお勘定が抜けていたようです。ありがとうございます!そのうちなにかで埋め合わせします>サトウさん
名称 | Berger des Abeilles Rosé 2022 ベルジェ・デ・ザベイユ ロゼ 2022 |
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生産者 | Amédée アメデ |
価格 | 990円 |
購入店 | ワイン&WINE |
「水曜は休肝日明けなので残業禁止」を座右の銘としてきたのに、諸般の事情により飲み始めが遅くなりました。
本日の夕食は寄せ鍋で、家族は既に食べ終わるころに師範が参加しております。
そういうご家庭は多いと思いますが、やっぱり家族一緒に夕飯は食べたいですよね。
そんな夕食に合わせて、おっとり刀で選んだのは南仏産のロゼ。
「鍋=ワインを選ばない」&「ロゼ=料理を選ばない」ということで超無難なチョイスです。
色は、ロゼというより薄いオレンジ、かなり白ワイン寄りの色合いです。
ところが香りはちょっと赤ワインっぽいんですよ。ベリー感がちゃんとあって、目を瞑ったら赤だと思うかもです。
味わいは、甘さ控えめ薄い酸味と軽い苦味。特段の主張がない、ニュートラルな味わいです。
色は白みたいに淡いけど、香りは赤っぽいロゼです。
めっちゃ美味しいわけじゃないけど、1,000円以下っすからね。
日本の普通の食卓に合うワインだと思いますよ。
点数 | 72点 |
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リンク |
Berger des Abeilles Rose 2022 [Les Caves Amedee] 990円 |
あいにくの雨模様でしたが、本日は朝から地元町内会の餅つきに伺いました。
以前はお爺お婆ばかりで搗き手が足りない状況でしたが、町内に比較的大規模なマンションが出来て、
そこの自治会も共同での開催となったみたいで、一気に若返りが図られました。
普通にお餅を頂いて帰る予定でしたが、途中で地元選出の国会議員さんは挨拶に来るし、
次女は突然成人の挨拶させられるし、なんだかカオスな状態になっておりました。
ともあれ搗きたての餅は美味いっすね。いそべ餅、きなこ餅、あんころ餅、どれも秀逸でした。 搗きたて餅が食べられる飲食業態、きっと次に来ると思います。
お昼は、昨日の比較稽古の残りでアペロしております。
稽古日誌には「それぞれに半分弱残った」なんて書いていましたが、嘘つけ!それぞれ1/3も残っとらんぞ!と怒り心頭>To 昨日の師範
ともあれ明るいうちに頂く白ワインは美味いっすね。
名称 | Jacob's Creek Sparkling Rosé N.V. ジェイコブス・クリーク スパークリング・ロゼ N.V. |
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生産者 | Jacob's Creek ジェイコブス・クリーク |
価格 | 1,307円 |
購入店 | オーケー みなとみらい店 |
本日は節分なので、世の流行に乗って道場でも「なんちゃって恵方巻」を食すことにしております。
「なんちゃって」の理由は、太巻きじゃなくて細巻きの手巻き寿司だからです。
そんな料理に合わせたのは、豪州のロゼ・スパークリング。節分だから華やかに、ですね。
ちなみにこの銘柄とは、10年以上前にピッコロサイズと稽古しております。
泡の強さは、シャンパーニュあたりと比較するとかなり弱め、強めのペティアンくらいな感じです。
色は、写真からもわかるようにやや濃いめのオレンジピンクです。
香りは、シャルドネ由来のグレープフルーツのような柑橘香と、ピノ・ノワール由来のベリーっぽさが感じられます。
熟成期間は短めなのか、イーストっぽさとかは無くてストレートにフルーツの香りですね。
味わいは、甘さそこそこで酸味しっかり。標準的なスパークリングのバランスだと思います。
特段の個性は無いけど、普通に美味しいロゼ・スパークリングだと思います。
裏ラベルには『どのような機会にもお楽しみ頂けます』と書かれていますが、確かにそうだろうなぁ、とも思います。
小瓶保存して翌々日再稽古。色はやっぱりキレイですが、泡立ちは弱くなりました。 香りや味わいは大きな変わりなく、グレープフルーツとほのかなベリーの香りと味わいです。
点数 | 73点 |
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細巻きの手巻き寿司、魚はオーケーの手巻き用の魚+α、でもお米は寿司桶に入れてます。 やっぱり寿司桶は大事っすよ。米がベチャベチャしないし。気分はアガる。みんなサワラ材の寿司桶買おうぜ!
2月になって、春デザインのビールがスーパーの棚に咲き始めました・・・
ってことで本日のアペロはサッポロのサクラビール。大正時代に北九州のビール工場で造られていたものを現代風にアレンジしたそうです。
色はちょっと濃いめ、泡立ちと泡持ちは控えめ。
雰囲気としては赤星に似ているかも、昔のキリンラガーみたいな、懐かしさを感じるビールです。
ラベルの雰囲気に合っていますね。
それでは、肝臓も温まったところで「G7とコノスル、どっちが美味いの対決」をしめやかに開催いたします。本日は白の定番シャルドネ。 ヴィンテージが揃わなかったのが残念ですが、まぁ細けぇこたぁ気にせんといてください。
名称 | G7 Chardonnay 2024 ジーセブン シャルドネ 2024 |
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生産者 | Viña del Pedregal ビーニャ・デル・ペドレガル |
価格 | 467円 (単品価格:561円) |
購入店 | セイコーマート オンライン |
まず上の写真左側が、北海道のコンビニチェーン「セイコーマート」が輸入するG7のシャルドネ。
"G7"とは「7代目」という意味らしいです。結構歴史があるんですな。
ちなみにこの銘柄、2023年産のミニボトルと北海道旅行の際に稽古済み、
かなり好印象でした。
色はかなり薄め、澄んだレモンの果汁みたいな外観です。
香りは・・・これシャルドネ100%じゃないよね、絶対ソーヴィニョン・ブランが入っているよね~なハーブ香。
白桃に加えてトロピカルな感じがあるのもシャルドネ単体ではない感じです。
味わいは、甘さ控えめでかなりシャープな感じ。そんなあたりもソーヴィニョン・ブランっぽいのよね。
「どちらが一般ウケする入門編白ワインか」というKPIだと、こちらに軍配を上げます。華やかでわかりやすい白ワインです。
もしこれがシャルドネ単一だったとしたら、かなり若摘みしてフレッシュ感を出したのかな?
良く考えられたマーケティングだと思います。
翌日昼から、1/3弱残った分(スクリューキャップを戻してセラーに立てて保存)と再稽古。 大きな変化はないのですが、昨日の方が香りにフレッシュ感があったようにも思います。 気のせいかも知れません。
点数 | 77点 |
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リンク |
ジーセブン 飲みくらべ9本セット 5,580円 (@セイコーマート・オンライン) G7 Chardonnay 561円 (@セイコーマート・オンライン) |
名称 | Cono Sur "Bicicleta" Reserva Unoaked Chardonnay 2023 コノ・スル "ビシクレタ" レゼルバ アンオークド・シャルドネ 2023 |
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生産者 | Viña Cono Sur ビーニャ・コノ・スル |
価格 | 803円 (単品価格:938円) |
購入店 | カクヤス保土ヶ谷店 |
「安ワイン道場師範」を名乗る以上、安ワインの入門銘柄コノ・スルとの定期的な稽古で定点観測は怠れません。
一番ベーシックな自転車印「ビシクレタ」シリーズのシャルドネ、
前回の稽古は2021年産です。ラベルのデザインが変わりましたね。
稽古が1年開いちゃってゴメンナサイ。
外観は、薄めのレモン色ではあるけどG7より相対的に濃いめに感じます。ヴィンテージのせいかどうかはわかりません。
香りは「これぞシャルドネ!」ですね。熟れたリンゴに蜂蜜。"Unoaked"なので樽熟はしていないみたいなのですが、
種由来かどことなく香ばしさも感じます。
味わいは、明確にこちらの方が甘さがあります。でも、まだ辛口の範囲内というか、アクセントとしての甘味。
良くわかってるなぁ、って感じです。
「どちらが美味しいシャルドネか」というKPIだと、やはりコノ・スルに軍配を上げざるを得ません。
上手だよなぁ、コノ・スル。安くて美味しくてどこでも買えて、もはや社会のインフラと言っても過言ではないと思います。
こちらも、↑のワインと同等の量を同様の保存状態で再稽古。 ここでやっぱりお値段の差が出るわけですよ。こちらは明らかに香りが開きました。 特に香ばしさが増して、高級感が出ています。"Unoaked"なのに不思議よね。 数日に分けるのであればやっぱりコノ・スルですわ。
点数 | 78点 |
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ちなみに本日の夕食は、
豚ヒレ肉のソテー(ハーブ風味と照り焼き風味)、茄子とトマトの揚げびたし、ほうれん草とトマトのサラダ、オニオンスープ、昨日の残りのコロッケです。
安いけどそこそこしっかりしたシャルドネたちだったので、料理に負けずに健闘してくれました。
明日は節分、メニューは「セルフ恵方巻」の予定ですので、それぞれに半分弱残った分をそれにも合わせたいと思います。