謹賀新年。
昨年末、自分へのご褒美としてカメラを買いました。モノは"Sony ILCE-7K"、
ちょっと前の機種だけどフルサイズセンサー搭載のミラーレス機です。
レンズは、キットのSEL2870(FE 28-70mm)に加えて、フルサイズ用のマクロレンズSEL50M28(FE 50mm F2.8 Macro)も購入。
物撮りに対しては十分な布陣でしょう。
ここ数日使って見て、「良い写真」を撮るには技術が必要なのでアレですが、
カメラのおかげで「雰囲気のある写真」は誰でも撮れます。
そうでもないワインをいかにも美味そうに撮って読者な皆さまを騙していく所存でございますので、
今年もよろしくお願いします。
29日は「肉の日」ということで、近所の焼肉屋さかい天王町店では飲食代金の半額分のクーポンをくれます。
そういうお得感に長女は非常に弱いんだなぁ・・・というわけで、昨年末も食べに行ったのに、
二ヵ月連続で訪問しました。
いつもは掘りごたつ式の個室が使えるんだけど、
今回は「肉の日」かつ前日予約ということで、普通のテーブル席でした。
さらに、入店して1時間半でラストオーダーというシステム。
やっぱり回転を速めたいんでしょうね。
注文は、いつものごとく好きな肉を好きなだけ。高級焼肉店じゃないんで、
それでもリーズナブルな額に収まります。激安焼肉店みたいに「がっかり肉」があったりもしないので、
これくらいがウチには丁度良いんだな。ちなみに左写真は特製冷麺、746円也。
炭水化物系はその他にも石焼チーズビビンバ854円也なども注文しております。
飲み物は、ぐるなびのクーポンで「乾杯のお飲み物無料」サービスがあるので、
子供たちはソフトドリンクを、師範&師範代は生ビールを。
もちろん師範代は飲めませんので、2杯分を師範が頂きます。
ビールがプレミアム・モルツってところもポイント高いです。
そして、性懲りもなく↓のワインを頂きます。
名称 | Fortant de France Caberent Sauvignon 2015 フォルタン・ド・フランス カベルネ・ソーヴィニョン 2015 |
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生産者 | Skalli スカリ |
価格 | \530 (187ml) |
購入店 | 焼肉屋さかい 天王町店 |
この店のワインは、530円のミニボトル赤白と、フルボトルで2,160円のイタリア産赤(ヴァルポリチェッラ)、同じく2,160円のドイツ産白(ピースポーター)。
いつかはフルボトルのも稽古してみようとは考えているんだけど、
前述したように生ビールが無料で、しかも師範の場合2杯分飲めるんで、
さすがにそこからフルボトルを頂くガッツは無いわけです。
よってもって注文するのはいつもこのミニボトルの赤。
前回も稽古しております。
以前白を注文したこともあったけど、
相性に無頓着な師範にあって「やっぱ焼肉には赤でしょ」ということを確信したので、
以降こればかりです。
先月にも稽古した銘柄なんで、どんなワインかはそちらをご参照頂くとして(って手抜き)、
どうしてこのお店はミニボトルでの提供なんだろう?といつも不思議に感じます。
どう考えても大量箱入りワインからグラスにジャー、で提供した方が安くつくよね。
最底辺クラスのワインを小さなグラスで500円、なんて店はザラにあるのにね。
消費者目線で言えば、ミニボトル187mlで530円というのは案外悪くないんですよ。
ただ、なぜそういう提供方法にしているかが不思議なだけで。
そして、(毎度書いているけど)いつも同じ銘柄ってのが残念なんだよなぁ。
師範的には他の店にも行って、別のワインも飲みたかったりするんだけど、
いかんせん子供らがこの店を気に入っているのでなかなか浮気できません。
点数 | 70点 |
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ワインの後は、ビームハイボール(レモン)540円を頂いて、酔っ払いの出来上がりでございます。
女性陣はそれぞれデザートなんぞを食べておられました。
お会計は、家族4人分トータルで13,000円強。一人分にすれば3,000円ちょっと。
「焼肉美味いねぇ」などとニコニコ顔で食事が出来ることを考えると、
月一それくらいの贅沢は許されますかね。
名称 | Natale Verga Montepulciano d'Abruzzo 2014 ナターレ・ヴェルガ モンテプルチアーノ・ダブルッツォ 2014 |
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生産者 | Natale Verga ナターレ・ヴェルガ |
価格 | 823円 (単品価格 1,188円) |
購入店 | Amazon.co.jp |
昨日良いワインをシコタマ頂いたんで、本日は質素に参ります。
選んだのは、アマゾンで買った「イタリアワイン飲み比べ6本セット」からの3本目。
今回はイタリア南部のモンテプルチアーノ・ダブルッツォ。
ちなみに料理はモツ鍋です。料理の方も質素に参ります。
色は、青みの強い紫色ではあるけど、この地域のこの品種としてはやや薄めに感じる紫色です。
香りのボリュームは中程度。ちょっとツンッとしていて生臭いような汗臭いような雰囲気と、
イチゴとブルーベリーを煮詰めてジャムにしてサロンパスに塗ったような雰囲気、そういう感じ(ってどういう感じだ?)の香りです。
味は、想像以上に軽いです。モンテプルチアーノ・ダブルッツォ史上最も軽い(師範調べ)といっても過言ではないくらい。
甘味はほとんど感じず渋味も控えめ、唯一酸味だけはそこそこしっかりしていて、もっとずーっと北の方のワインのような味わいです。
そういうワインだと思えばそんなに悪くは無いんです。
食中酒としては、こういう控えめな味わいもアリです。
でも、「モンテプルチアーノ・ダブルッツォってもっとしっかり系じゃなかったっけ?」なわけで、
そういうイメージからするとやっぱり物足りない。
そしてラベルの感じがご立派なので、余計に肩透かし感を感じます。
点数 | 70点 |
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リンク |
【Amazonバイヤー厳選】イタリア パーティワイン 赤・白・泡 飲み比べ 750ml×6本セット 5,647円 (Amazon FB Japan) Natale Verga Montepulciano d'Abruzzo 2014 988円 (Amazon オンラインワインストア Wassy's) |
本日は、勤務先メンバーの持ちよりワイン会。
ほぼ四半期に一度の頻度で開催されています(前回は昨年10月)。
今回の参加者は8名(そのうち女性が3名)です。
今回会場として利用させて頂いたのは、
麻布にあるCraft WINE N (クラフトワイン エヌ)というお店。
昨年末にオープンした新しいお店ですが、参加者がオーナーとお知り合いということでいろいろご配慮頂き、
今回は持ち込み料などもろもろ込み一人7,000円で、事前にお送りしたワインのリストに合わせてコースを組み立てて頂きました
(確認したところ、お知り合いで無くとも対応可能だそうです)
店内は、入ってすぐにテーブル二つ、奥にカウンターとテーブル席。
こぢんまりとした温かみのある店内ですが、装飾品その他オーナーの意向が色濃く反映されているようです。
名称 | Ferrari Brut N.V. フェラーリ ブリュット (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | Ferrari フェラーリ |
価格 | -- |
購入店 | (Ktさんから) |
一本目のワインは、Ktさんにご持参頂いたイタリアのスプマンテ。
この銘柄は昨年夏に稽古しております。
その時は「シャンパーニュと何ら違わない感じ」などというテキトーな感想でしたが、
果たして今回はどうでしょうか、と。
まず外観ですが、色は薄めのゴールド、そして泡のボリュームは非常にしっかりしていてコンコンと立ち昇る感じです。
香りは、リンゴっぽいフレッシュなフルーツ香と若干のパンっぽさ(「ブリオッシュ」って言うんですかね?)があり、
味わいは酸味がしっかりしていて、カチッとした味わいの印象を受けます。
結局やっぱり「シャンパーニュと何ら違わない感じ」ですな。
イタリアらしさが無いことを良しとするかで評価が分かれると思いますが、
「美味けりゃ何でもいいじゃん」な師範的には、使い勝手が良くてグッドなスパークリングという印象です。
点数 | (80点) |
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乾杯の泡に合わせて出して頂いたアミューズがこちら。
イトヨリ鯛のコンフィ ピザラディエール風
口に含んだ瞬間はイトヨリの風味を感じで、そのあとにタマネギ、続いてパイの香ばしさ、最後に粒胡椒のアフター。
小さいながらもなかなか複雑な味わいです。
パイの香ばしさとワインのブリオッシュ感が合うあたりが狙いなんだろうな、と想像しておりました。
なかなか楽しいアミューズですね。
名称 | Rodelsberg 2010 ローデルスベルグ 2010 |
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生産者 | Marc Tempé マルク・テンペ |
価格 | -- |
購入店 | (Fjさんから) |
ニ本目は白で、Fjさんにご持参頂いたアルザス産。
造り手のマルク・テンペは道場初登場。品種が何か話題になっておりましたが、
調べたところ品種はゲヴュルツトラミネールとピノ・グリが使われているそうです。
どちらかというと単品種でリリースすることが多いアルザスにあって、こういう混醸ものは珍しいですね。
色は軽めの琥珀色。自然派ワインとのことですが、濁ったような感じはありません。
香りのボリュームは非常に立派。そして抜栓してすぐは「ゲヴュルツ?ピノ・グリ?リースリング?」と、
品種の個性と捉えづらい感じでしたが、
時間が経って温度が上がってくると花やライチと言ったゲヴュルツトラミネールの個性が強く出てきます。
こういう色でこういう香りだと「甘いんだろうな」と身構えましたが、
案外甘さは控えめ。特筆すべきは非常に強いミネラル感で、甘くは無いけど存在感はしっかりとあります。
アルザスは好きで良く飲むんだけど、この雰囲気は初めて経験しました。
会の終了前、ボトルの底で常温になった部分も飲んだけど、それでも香りは衰えてませんでした。
コレは美味いな。マルク・テンペ、覚えておきましょう。
点数 | (85点) |
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前菜は、それぞれのワインに合わせてちょっとずつ出して頂いております。
まずアルザスに合わせて頂いたのがこちら。
オーロラサーモンの燻製 ビーツとリンゴのコンポート添え
ネットリしたサーモンとシャクシャクしたリンゴの食感、複雑な甘さが面白い一皿。
華やかな香りのアルザス産との相性もナイスです。
もっと甘いワインだったとしても(多分そう想定されたんじゃないかな?)バッチリ合いそうに思えました。
名称 | Yarden Chardonnay 2015 ヤルデン シャルドネ 2015 |
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生産者 | Golan Heights Winery ゴラン・ハイツ・ワイナリー |
価格 | 2,780円 |
購入店 | 葡萄屋 関内店 |
三本目は師範が持参した白、次の次くらいにブームが来ると読んでいるイスラエル産、
そのイスラエルでもメジャーどころ"ヤルデン"のシャルドネです。
このワインは散歩の途中で立ち寄った「葡萄屋 関内店」で買ったもの。
イスラエルに限らず珍しい国のワインがとても豊富な店です。
お値段は「安ワイン」範囲内の2,780円、
この時は「ヤルデン・フェアー」ということでディスカウントされていたんでウキウキして買ったんだけど、
後で調べたらこの店のネット・ショップでは更に200円安で売られてました。
そういうのって地味に凹むんだよなぁ・・・って、んなことはどうでも良いですが。
ちなみに、師範的には珍しいワインを持参したつもりだったんだけど、参加者・お店の方とも結構ご存知でした。
次回はもっとマイナーな国のを持参します(笑)
さてワインはというと、外観は特に個性は無くて、普通に若いシャルドネの色です。
ただ香りが変わっています。ブルゴーニュでもない、カリフォルニアでもない、はたまた南半球でもない、
ちょっとお香を想わせるような独特の香りがあります。
ただ、口に含むと樽の雰囲気を強く感じて、一気にカリフォルニアっぽい印象になりますが。
味も、いわゆるちょっと前に流行った「カリ・シャル」なバランス。
樽の香ばしさ、甘さ、そういうのがガツーンと来る味わいです。
「カリフォルニアっぽいんじゃないかな?」と思って持参したんだけど、半分アタリで半分ハズレ。
もう少し香りにボリュームがあっても良いんじゃないかな?とも感じたんだんだけど、
この値段ですからね。まずまず健闘してくれた方だと思います。
点数 | (78点) |
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仔牛のタンと洋ナシのサラダ
牛タンと洋ナシですよ、奥さん!。
そんな組み合わせを自宅でやったとしたら「食べ物で遊んじゃイケマセン」と言われそうですが、
これが美味いんだな。牛タンとても柔らかいし。
そして、ややヘビーな味わいの白に牛タンというのが合うんですな。
なかなかシロウトではできない発想です。
名称 | Gevrey Chambertin 1997 ジュヴレ・シャンベルタン 1997 |
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生産者 | Pierre Boureé Fils ピエール・ブレ・フィス |
価格 | -- |
購入店 | (Ngさんから) |
四本目からは赤です。今回は泡1本/白2本/赤4本/デザート1本、非常にバランスよく揃いました。
そして、その赤の一本目がこれ、Ngさんに持参して頂いたジュヴレ・シャンベルタン。
過去を調べると15年前に1996年産と稽古しております。
その時のと1年しかヴィンテージが違わないわけで、かなりな古酒になりますな。
正直言って、そこまで古い村名にあまり良い想い出は無かったりするわけですが・・・
色はキレイなガーネットで、エッジははっきりとオレンジ色。
20年も経ったとは思えない、しっかりとした赤紫色を感じます。
香りも立派です。熟成ブルゴーニュらしい、革やキノコっぽさが前面に出た複雑な香り。
「サンテミリオンの古いヤツみたいな香りだ」という意見にも首肯するところです。
そして味わいは、スッキリした酸とほのかな甘み。
渋味がまだ生きているというか若干ザラつく感じはありますが、
20年前の村名ブルゴーニュとは想像がつかないくらい元気な味わいです。
お店の方曰く『コルクも大変キレイで澱も無いのでリコルクしての蔵出しだと思います』だそうです。
なるほどそういうことですか。
上手に熟成させると、弱い年の村名でもここまでキレイな香りと味わいになるんですな。
勉強になりました。
点数 | (86点) |
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↑と↓、2本のブルゴーニュ産ピノ・ノワールに合わせて出して頂いた、一皿目のメインがこちら。
青森県産フィレ・ド・キャネットのロティ イチジクと赤ワインのソース
青森県の雌鴨を、窒息させて締めて血を身に回したものだそうです。
それを、塩だけとソース付きと2種類の食べ方で。
これが美味い。特に鉄っぽい血の香りと味わいが、ピノ・ノワールの鉄っぽさ・ケモノっぽさにバッチリ合います。
この組み合わせは鉄板ですな。
名称 | Chambolle-Musigny 1er Cru "Les Amoureuses" 2007 シャンボール・ミュジニー・プルミエ・クリュ "レザムールーズ" 2007 |
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生産者 | Dom. Bernard Serveau et Fils ドメーヌ・ベルナール・セルヴォ―・エ・フィス |
価格 | -- |
購入店 | (Nkさんから) |
そして次なるワインもブルゴーニュの赤で、なんと泣く子も黙るシャンボール・ミュジニーの"超"一級畑レ・ザムールーズ。
造り手は名門ベルナール・セルヴォ―。
貧乏道場ではありますが、(造り手は別ながら)この畑のワインとは10年前に稽古しています。
ただ、その時の感想としては「無かったこと」にしたので、気持ち的には初稽古であります。
色は、前のジュヴレ・シャンベルタンよりもこちらの方が薄めに感じます。
エッジにオレンジ色っぽさがあるのは前のと同様です。
香りは、ボリューム・雰囲気とも本当に素晴らしい。
アプリコットのようなフルーツがまだ活き活きといていて、その上にお約束のケモノっぽさ、さらにその奥に紅茶のような芳香があります。
そしてそれらの香りが混然一体(※)、エロティックな雰囲気を醸し出してくれています。
味も、酸味の芯がツーッとの通った凛とした味わいで、とてもナイスです。
もったいなくてグラスにずっと取っておいたんだけど、最後まで香りの良さは衰えませんでした。
いやー、これがちゃんとしたレザムールーズかぁ。
「安ワイン道場」的は、世に良いと言われるワインを礼賛することに若干の抵抗があったりするわけですが、
やっぱりコレは美味いと言わざるを得ません。
美味いワインを飲むために必要なのは「カネ」、あるいは気前のいい友人ですよ
・・・というわけで次はリシュブールでお願いします(笑)>Nkさん
(※)関係ないけど、「こんぜんいったい」を変換したら婚前一体と変換されました。 それでエロティックなのはまずいでしょ。
点数 | (93点) |
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名称 | Newton "Unfiltered" Cabernet Sauvignon Napa Valley 2005 ニュートン "アンフィルタード" カベルネ・ソーヴィニョン ナパ・ヴァレー 2005 |
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生産者 | Newton Vineyard ニュートン・ヴィンヤード |
価格 | -- |
購入店 | (Ksさんから) |
ブルゴーニュのピノ・ノワール対決の後は、カベルネ・メインの米仏対決。
一方は以前米国に赴任されていたKsさん持参のナパ・ヴァレー産カベルネ・ソーヴィニョン。
この造り手のワインは、5年前にもKsさんがシャルドネを持参されていますな、
と有能な書記ぶりを発揮しております。
当然ながら色は濃い、でも青黒い感じは無くて赤みを感じる濃さです。
香りは、いかにもタコにもカリフォルニアのカベルネ・ソーヴィニョン。
ギュッと凝縮した果実香、甘く焦がした香ばしい樽香、ボリュームたっぷりで横綱相撲な香りです。
味も横綱級。糖度計は持って来てませんが、多分糖度8台後半、下手すれば糖度9を超えるんじゃないかという甘さ。
でもそれを「甘ったるい」と感じさせないくらい他の要素もしっかりしています。
改めてヴィンテージを確認すると、なんと2005年産。もう12年も前のワインなんですな。
そんなことは一切感じさせない若々しさ、エクスキューズのない美味さです。
というか、カリフォルニアの赤って、若い時から飲める&年をとっても変化が少ない気がしますな。
点数 | (85点) |
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↑と↓に合わせて出された二皿目のメインがコチラ。
牛ホホ肉の赤ワイン煮込み
このお店のスペシャリテだそうですが、とろけるような柔らかさの牛ホホ肉、でも型崩れしていないのはさすがです。
これがボルドー・ブレンドの赤ワインに合わないはずはないですね。
名称 | Château Cantemerle 2007 シャトー・カントメルル 2007 |
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生産者 | Ch. Cantemerle シャトー・カントメルル |
価格 | -- |
購入店 | (Yjさんから) |
もう一方の濃い赤、フランス産の方がコレ、Yjさんが持参されたメドック5級格付けのシャトー・カントメルル。
100%カベルネ・ソーヴィニョンじゃなくて、メルローやカベルネ・フランがブレンドされています。
道場では約15年前に1999年産と稽古しております。
さすがにそんなに昔だと(記録はあるものの)記憶には残っちゃいませんが。
色は、前のカリ・カベ同様に濃いわけですが、こちらの方がより青黒さがあって、いかにもボルドーといった感じです。
香りも、消し炭のような煙たさやアーシーな感じがあって、
前のカリフォルニアみたいなフルーツ感バリバリではない複雑さがあります。
味も同様に、甘いだけじゃなくて酸がしっかりでバランスの良いタイプ。
相対的にやや小ぶりな印象は否めないけど、さすがはボルドー産といった感じです。
こういうワイン会みたいな席だと、前のカリフォルニアの方が派手だし強い印象が残ったりするわけですが、
一人で一本だとこちらの方が好印象かもですね。
そして、これまた10年前のワインとは思えない若々しさがありました。
点数 | (82点) |
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最後に、デザートワインに合わせて出して頂いたのがコレ。
ガトー フロマージュ
・・・ん~、あんまり覚えてないです。あはははは・・・スミマセン。
名称 | Bric du Liun 2007 ブリック・デュ・リウン 2007 |
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生産者 | Deltetto デルテット |
価格 | -- |
購入店 | (Mnさんから) |
おしまいのワインは、イタリアに赴任経験のあるMnさん持参の甘口ワイン。
"Vino Passito"という葡萄を陰干しして糖度を高める方法で造られているそうです。
イタリアからのハンドキャリー品、
この造り手のワインがお好きで、わざわざワイナリーまで行って買ってこられたとのこと。
なんかそういうのを聞くとそれだけで有り難く感じますな。
色は、甘口ワインらしいしっかりとした黄金色。ネットリ感も強くて、エキス分の高さを感じます。
香りは最初「???魚???」というあり得ない雰囲気を感じたんだけど、それは最初の一瞬でその後は飛んでいきました。
その感じ、師範以外のメンバーも感じたみたいなんで、気のせいでは無さそうです。
その後は甘い感じとハチミツっぽさがバンバン香ります。
味は、しっかりした甘さと軽い渋味。
ちびちび頂くデザートワインにふさわしい味わいです。
やっぱり最後に甘いのがあると会がしまりますね。
そして、このワインにはソーテルヌのような貴腐香は無く、純粋に甘いフルーツの香りですから、
飲み手を選ばない良さがあると思いましたよ。
点数 | (84点) |
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それぞれのワインに合ったグラスを使わせて頂いて、
「サーモン+リンゴ」「牛タン+洋ナシ」といった攻めた取り合わせの前菜、
「鴨のロティ」「牛ホホ肉の赤ワイン煮」といった安定の主菜。非常に楽しめました。
欲を言えば、脇にパンと、食後にお茶があれば更にナイスです。多少会費はアップするとは思いますが。
そんな感じで、お開きになったのはもう11時前、長々とお世話になりました。
またよろしくお願いします>お店の皆様&参加者の皆様
名称 | Tesoro de Bullas "Selección" 2008 テソロ・デ・ブージャス "セレクシオン" 2008 |
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生産者 | Bodegas del Rosario ボデガス・デル・ロザリオ |
価格 | 1,057円 (単品価格 1,382円) |
購入店 | 京橋ワイン |
本日の夕食は、師範代が昨日から仕込んでいたラタトゥイユ、
それに近所の「ヴァイスブルスト」という店で買ってきたシャルキュトリー(パストラミビーフ、ロシアソー)
あとは品川の駅ナカで買ってきたパン(バゲット&チーズブレッド)と洋風お惣菜(イカと野菜のマリネ)。ガチで洋風な食卓です。
こういう料理だと、平日ながら濃い赤をじっくり飲みたくなるもんです。
そこで選んだのが、先週買った京橋ワインの「すべてパーカー90点以上 6本セット」からの一本で、
スペインのムルシア州ブージャス産の赤。
この銘柄のベーシックなラインとは既に二回稽古していて
(一回目、ニ回目)安定して濃くしっかりしたワインの印象。
これは更にその上級銘柄なんで期待が高まります。
ちなみに師範は全く「パーカー信奉者」ではなくて、特に「パーカー100点ワイン」なんてのにはまず縁が無いので興味もないけど、
彼の得点は参考にしています。
というのも、安ワイン・レンジにおいてパーカーポイントとワインの濃さとは強い正の相関があると思うので、
好き嫌いは別にして濃いワインが飲みたい時、彼のポイントは十分その指標になるからです。
さて抜栓。コルクはとてもキレイなもので、液面に触れていた部分の染み方も浅く期待が持てます。
色は、期待通り?濃くて、グラスの向こうは一切透けません。
香りのボリュームは想像したほどでも無いけれど、凝縮感のある果実香とほのかに香ばしい樽の雰囲気を感じます。
(パーカーさん曰く"pain grille, underbush, minerals, lavender and blueberry"の香りらしいですが、
pain grilleって何だ?)
口に含むと、熟成のおかげか渋味が柔らかく、それに加えてしっかりした甘さを感じて、期待通りのパワフルな味わい。
ただ、若干酸が弱くて重心が高く、やや浮ついた感じがするのが玉にキズですが。
アルコール度数は14.5%、さすがにクイクイとは飲めない雰囲気です。
あと、(「安定剤(アカシア)」が添加されているからか)良くも悪くも時間が経ってもほぼ変化しません。
そういう素性をご理解頂いた上であれば、この値段でこのクオリティはとてもお買い得、と言えると思います。
点数 | 78点 |
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リンク |
すべてパーカー90点以上 6本セット 7,106円 Tesoro de Bullas "Seleccion" 2008 1,382円 |
本日の食前酒は、イオンで安売りされていた"Kwik White Beer(クイック・ホワイト・ビール)"というベルギー産のビール。
330ml1本100円、日本の税法上は発泡酒に分類されているようです。
色は薄く濁ったレモン色、香りはオレンジピールの雰囲気を強く感じます。
それもそのはず、原材料にオレンジピールやコリアンダーシードが使われています。
飲んでみると、ビールの特徴たる苦味は非常に軽くて、まるでチューハイのような甘酸っぱさ。
これはこれで美味しいんだけど、ビールっぽくは無いなぁ。
それにしても、ベルギーから輸入して、酒税も払って末端価格が100円。
安いよねぇ。
名称 | Sierra Salinas Brut 2014 シエラ・サリナス ブルット 2014 |
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生産者 | Coviñas Coop コビニャス・コープ |
価格 | 739円 |
購入店 | ヴェリタス |
本日の夕食は、赤魚の干物、ヤリイカとブロッコリーのガーリック炒め、きんぴらゴボウ。
和洋折衷、なかなかワイン選びに悩むメニューですが、
そういう時に「どんと来い」なのが泡モノです。
ってなわけで本日のチョイスはスペイン産のカバ。
このクラスのスパークリングには珍しく2014年のヴィンテージが表記されています。
色は、特にコレといった特色はないけど、キレイに見えるゴールドっぽいレモン色。
泡立ちはちょっと弱めなような気がします。
香りは、シャンパーニュみたいな深みはないけど、
リンゴみたいなフルーツ香がそこそこしっかりしていて、物足りなさは感じません。
口に含むと、見た目同様炭酸のガス圧はやや弱め。
味わい的には苦味があったりするけど、それなりに甘さもあって酸もあって、普通に楽しめるバランスです。
特段に特徴のないスパークリングではあるけど、700円超でこれだったら十分でしょう。
やはり「泡の出るのは七難隠す」の格言は正しいですな・・・って、そんな格言師範以外に使う人はいませんが。
点数 | 72点 |
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リンク | Sierra Saliñas Brut 2014 739円 |
※1/23追記
この写真、TwitterやFacebookにはアップしたけど、本宅であるこのページには載せてなかったので追加で更新。
これが700円超の安スパークリングと、一匹398円の赤魚の干物を家族四人で突っつく食卓には見えないでしょう。
正月に増えた体重がなかなか落ちません。
ということでちょっと長距離めの朝散歩、行先は川崎大師。
道場を出たのが朝5時15分、現地到着は8時過ぎなんで3時間弱ですな。
そんな時間でも参道のお店はほぼ開いておりました。
皆さん商売熱心ですなぁ。流石は商売繁盛の神様・・・
で、お参りする段になって「川崎大師って神社だっけ?お寺だっけ?」って分からなくなって、
柏手打つべきかどうか判らず他の参拝客を見てマネをする、というおトボケを演じておりました。
皆さん川崎大師はお寺です。ほら今日は一つ勉強になりました。
その後川崎大師名物「久寿餅」を買って家族へのお土産に。
帰りは電車を使って道場到着は朝9時過ぎ、ちったぁ脂肪は燃焼したかな?
名称 | Flagstone "Longitude" Shiraz / Cabernet Sauvignon / Malbec 2014 フラッグストーン "ロンギチュード" シラーズ/カベルネ・ソーヴィニョン/マルベック 2014 |
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生産者 | Flagstone Wines フラッグストーン・ワインズ |
価格 | £9.49 (約1,330円) |
購入店 | World Duty Free Heathrow |
本日の夕食はすき焼き。
ステーキなんかは豪州牛や米州牛の赤身が良かったりもするけど、
すき焼きはやっぱりしっかりとサシの入った和牛だなぁ。
もちろん脂質たっぷりでカロリーもしっかりでしょう。朝消費したカロリーを夜に取り返しています。
すき焼きに合わせるワインとなると、南アフリカ産を置いて他には考えられません(※個人の感想です)。
このワインは、昨年秋に英国へ出張に行った際にヒースロー空港の免税店で購入したもの。
一本10ポンド弱、日本円にして1,300円くらいで買ったけど、
「2本よりどり15ポンド」と書かれていたんで、実際は1,000円程度で買えるワインだと思います。
その程度のワインをわざわざ英国で調達するなんて、
「安ワイン道場師範」とは因果な商売?だなぁ、と常々思います。
色は非常にしっかりとした濃い紫色。リーデルのボルドーグラスに適量注いで、ようやく向こうが透けるくらいの濃さです。
香りを嗅ぐと、濃い色のベリーっぽい甘そうな香りがしっかり。
若干のミントっぽさもあって、「あぁ南半球だな」と想わせます。
口に含むと、そのミントをより強く感じて、シラーズがメインということもあり豪州産みたいな感じです。
味わいは、しっかりした甘さがあって、渋味も酸味もあるけど、全体にややガチャガチャした雰囲気なのが残念。
複数の品種を使って、香りと味わいのバランスを取って、「はい出来ました」って感じのワインです。
悪くは無いけど深みや奥行きがなくて、やや単調。
それでもまぁこの値段だからね、っていうかせっかく買って来たんだからね、
とやや力技でポジティブに捉えようとする師範がいました。
点数 | 73点 |
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名称 | La Passion Grenache 2014 ラ・パッション グルナッシュ 2014 |
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生産者 | Jean PLA Selection ジャン・PLA・セレクシオン |
価格 | \1,300 |
購入店 | 紀ノ国屋アントレ ルミネ・ザ・キッチン品川店 |
師範がフォローさせて頂いているツイッターの方々の間でこのワインがちょっと話題になっていたんで、
帰りに購入してきて即稽古。
師範も『美味いっすよね』なんてツイートした手前、ホントに美味かったか確認する必要性を感じたわけです。
「安ワイン道場」は現場・現物主義だからね。想像とか受け売りでモノを言いたくないのよね。
ちなみに以前のヴィンテージだと、
2012年産、
2011年産、
2005年産と稽古しております。
ちなみに本日の夕食は鶏の唐揚げ、ポトフです。
色は、南仏産らしい、というかグルナッシュらしい、赤みのある濃紫色。
粘性もあって高級っぽい見た目です。
香りのボリュームはそこそこあって、イチゴジャム的なグジュッと甘く煮詰めた赤系ベリーの香りがメインです。
その他には、これまた南仏らしい青畳のようなとぼけた雰囲気もあるんだけど、樽香は感じません。
味は、口に含んですぐは案外スムーズなんだけど、その後が重い。
14.5%のアルコール度数はダテじゃなくて、旺盛な渋味と結構な甘味と相まって、とても強い味わいです。
数値的にはそこそこ酸もあるんだけど(pH 3.3)、渋味と甘味に隠れて目立ちません。
一番最初に稽古した2005年産と稽古した時の印象に近いかな。
かなり強くてジャジャ馬、普通の料理に合わせるとややバランスを欠く感じ。
ただ、グラスワインで出すとか、複数人で飲むとか、(2011年産や2012年産みたいに)焼肉屋で、
ってなるとちょうど良いのかも知れない。
ま、今日献血したから、こういう血の気たっぷりなワインで良かったのかも。
・・・と、現場からは以上です。
点数 | 74点 |
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名称 | Natale Verga Barbera d'Asti 2014 ナターレ・ヴェルガ バルベーラ・ダスティ 2014 |
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生産者 | Natale Verga ナターレ・ヴェルガ |
価格 | 823円 (単品価格 1,188円) |
購入店 | Amazon.co.jp |
本日のお食事当番は師範で、メニューは豚ロースの照り焼き風ソテーwithモヤシ炒め、
トマトとレタスと生ハムのサラダ、ベーコンとレタスとトマトと玉ねぎのスープ。
メインの豚のソテーは、照り焼きの絡み方がイマイチ。結果的にはステーキソースを掛けて食べることに。
味が薄いのは濃すぎるよりリカバーが効くんで良いけど、正直プチ失敗作。
照り焼き風にする際には片栗粉を絡めたほうが良い、という知見を得ました。
そしてワインは、Amazonで買ったイタリアワインのセット。
下記リンクを叩いてもらうと判るけど、サイトの表記上このワインは含まれてなくて、
プリミティーヴォが入っている旨書かれて言います。
そのことをカスタマー・レヴューで指摘したけど、指摘から2週間近く経った今も訂正されていません。
超巨大企業のAmazonですが、ワイン販売に関しては「『正しい情報を伝える』という姿勢を欠いたWebショップ」という印象です。
・・・んなことは置いといて、このワインのことを。
色は、暗めの紫色ではあるけど向こうは透けて、ガツンと濃いわけでは無いけどそこそこしっかりしてそうな色合いです。
香りのボリュームは中程度。とてもイタリアらしい、桜餅とかスミレっぽい香りフワッと香ります。
さすがにこのクラスなんで、樽の要素は感じられません。
味わいはかなり軽めです。軽い渋味としっかりめの酸味、甘味はあまり感じません。
ピエモンテというイタリアでも北の産地の赤らしい、
ユルさが無くてカチッとしたワインです。
別にこれがヤダってわけじゃないけど、プーリア州のプリミティーヴォとは全然違う内容だろうことは想像つきます。
要は「『バイヤー厳選』を謳うんだったらちゃんとメンテしろよ!」ってことです。
点数 | 70点 |
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リンク |
【Amazonバイヤー厳選】イタリア パーティワイン 赤・白・泡 飲み比べ 750ml×6本セット 5,647円 (Amazon FB Japan) Natale Verga Barbera d'Asti 2014 1,026円 (Amazon オンラインワインストア Wassy's) |
本日は、職場の新年会&歓迎会で品川駅港南口出てすぐの芋蔵 品川本店へ。 九州地方の料理と、焼酎の種類がたくさんある居酒屋のようです。
料理は、飲み放題付き税込み一人4,500円のコースで、その内容は以下でした。
鰤の刺身 |
ざく切りきゅうりのおろし黒ポン酢 |
季節野菜と黒豚のせいろ蒸し(左写真) |
黒豚生ハムと3種のチーズのシーザーサラダ |
桜島鶏のゴロゴロ炭火焼き |
ゴボウチップス マキシマム塩で |
初代チキン南蛮 九州本場ムネ肉仕立て |
華やか稲荷(左下写真) |
アイス |
それぞれの皿に個性が感じられ、居酒屋のコース料理としては結構イケているのではないかと思います。 ただ、途中全然料理が出てこない時間があったのが残念。ってかホントに出てこなくて「もしかしてこれで終わり?」と心配したほど。 「100分飲み放題」というシステムだったんだけど、 開始から100分経っても上記メニューのうち後ろ4品くらいはまだ出されてませんでした。 忘れられちゃってたのかな?明らかに謎なオペレーションでした。
飲み物は、上述のように「100分飲み放題」ながら特に100分でオーダーストップということはありませんでした。
そりゃまぁ料理来てないのに飲み物無しってのは無いと思いますが。
師範の注文は最初2杯ほど生ビールを頂いて、その後白ワインと赤ワインを2杯ずつ。
ゴブレットに結構タップリだったんで、量的には満足します。
ワインの銘柄は、ビールがキリンだったんできっとフランジアだろうと想像していたんだけど、
フランジアにしては甘ったるくなくて別の銘柄かも、という印象。
もちろん最近ちゃんとフランジアを飲んでないんで、傾向変わっている可能性はありますが。
そんな感じなんで白はスッキリしていて結構ナイスでした。赤は薄くて「赤い色の安ロゼ」的。まぁ居酒屋の飲み放題ワインですから。
どちらか選ぶなら白です。
その後、焼酎(富乃宝山)を2杯ほど頂いて終了。
今年一年よろしくお願いします。>参加者の皆様
本日は、本年最初のバンドの練習。
場所はStudio NOAH代々木店・・・なんて書いてもワインと関係ないっすね。
そして、本年最初の課題曲はハービー・ハンコックの"Chameleon"という曲。
後半の譜割の難解さといったらもう・・・なんてこともワインとは関係ないっすね。
ともあれ今年も細々ダラダラあてもなくバンド活動していければ良いな、と思っております。
練習の後はいつも飲み会、そして店もおなじみ喰しん坊 つちや。
代々木駅西口出てすぐ、徒歩1分もかからないところにある生粋のオヤジ系居酒屋です。
いつもは陽気なオヤジさんが店内を切り盛りしているんだけど、本日は(同じく年配ながら)別の方。
前のオヤジさんはどうしちゃったんだろうね?新しい人はちょっと無口な方でした。
そして、料理は適当にいろいろと注文。左写真は豚串。
健康がどうの糖質制限がどうのと話しつつの脂肪たっぷり料理、背徳の味がよろしゅうございます。
飲み物は、生ビール(中)(確か450円くらい)を3杯ほど飲んだ後、
ボトルでいいちこを。「下町のナポレオン」じゃない方の4合瓶が1,800円でした。
ワインもハーフで900円ってのがあるけど、多分昔と変わってないと思われるのでパスしました。
最近の飲み会はあまり長っ尻せず、2時間くらいでお開きに。
お会計は、4人分トータルで14,000円弱だったか。安定の内容&値段であります。
ワインを美味しく飲むための一番簡単な健康維持は歩くこと、というわけで本年初のみなとみらい散歩。
道場からは行って帰って2時間30分程度。
万国橋に差し掛かったあたりでちょうど日の出を迎えました。
左写真は、その朝日に照らし出されたランドマークタワー。
このビル群はやっぱり万国橋からの姿が一番堂々として見えるな。
高さでは大阪のビルに抜かれちゃいましたが、ランドマークタワーは富士山みたいな独立峰の美しさがありますな。
ちなみに、左側のビルの左上に見えるのは月です。イメージセンサ―上のゴミではありません
・・・なんてことを説明しなきゃ心配だってのは写真の技術がまだまだってことでしょう。
当サイトは「安ワイン道場」ではありますが、まだお屠蘇気分の抜けない一月、久しぶりに清酒を開けました。
先週弘明寺まで散歩に行った際買ってきた、「八海山 "越後で候 純米吟醸2016」という銘柄。
お値段1,944円也。この前に開けてまだ残っている「獺祭 純米大吟醸 50」と比較して頂きます。
色は、獺祭と比べると若干黄色みがあるように感じます。
香りは、獺祭がメロンのような吟醸香であるのに対し、こちらは柚子のような和柑の香りがあり、
同じようなスッキリ系ながら若干方向が異なります。
味は、こちらの方がやや甘さも旨味も強いかな。
スッキリなだけでない、清酒らしい飲み応えがあります。
飲み比べると結構違いが判るもんですな。
ワイン派からするとやっぱり獺祭の方が嗜好に近い感じ。だからヨーロッパあたりでもウケが良いんだろうな。
名称 | La Ballisque N.V. (2014) ラ・バリスク (ヴィンテージ無し:2014) |
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生産者 | INRA (Instuit National de la Recherche Agronomique) INRA (国立農学研究所) |
価格 | 1,280円 |
購入店 | ヴェリタス |
本日の夕食は揚げ物シリーズで、肉が豚ヒレカツと鶏モモカツ、野菜がインゲンとナスの天ぷら、ナスの素揚げ、あとは新じゃがのバターコンソメ。
選んだワインはボルドー産の赤。
ちょっと変わったこのワイン、
ボルドーの「シャトー・クーアン」の畑のうち、一部をリュルトン家が所有、残りはフランス国立農業研究所(INRA)が所有しており、
このワインはその農業研究所側で造られているものとのこと。
だからどうかは判りませんが、格付け的には"Vin de France"です。
まず数値から。アルコール度数の11.5%は、
以前は版を押したようにどれでも12.5%だったけど最近は13%以上もしばしば見かけるボルドー産としてはかなり低め。
「残糖があって甘いのか?」と思ったら糖度6.8もどちらかというと低め。
農学研究所のくせに糖度の高いブドウを栽培する技術が無いのか、
あるいは他のボルドーは糖度を高めるために何らかの手段を講じているのか、どちらでしょうね?
香りも、ボルドーというより南仏です。グルナッシュとかっぽいやや荒っぽい果実香がメインだけど、
香りのボリュームはなかなかしっかりしています。
味は、数値が示す通り甘さ控えめで、渋味もそんなに強くなく(でもちょっとザラつく)酸味がしっかり。
南仏というよりロワールのような味わいだったりします。
前情報が無ければ、ラベルの情報からも飲んだ感じからも、これがボルドー産であることは気づかないと思われます。
あれですかね、農学研究所だからいろいろ品種・栽培方法・醸造方法の試行錯誤をしていて、
特に「美味いワインを造る」という目的じゃなく造られたワインなんですかね?
興味深いワインではありますが、美味しさの物差しで見ると首を傾げざるを得ないワインです。
点数 | 68点 |
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リンク | La Ballisque "Resistant" 2014 1,490円 |
名称 | Natale Verga Nero d'Avola 2015 ナターレ・ヴェルガ ネロ・ダヴォーラ 2015 |
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生産者 | Natale Verga ナターレ・ヴェルガ |
価格 | 733円 (単品価格 1,058円) |
購入店 | Amazon.co.jp |
本日の夕食も師範が調理担当で、メニューは鶏モモ肉のソテー(バジル味、ガーリック味、山賊焼)、モヤシのナムル、根菜のスープ。
ワインは、久しぶりにアマゾン経由で買ったワインで、イタリアの赤白泡6本セット。
アマゾンのワイン販売に関してはいろいろ言いたいこともありますが
(多分おいおい書いていきますが・・・っていうかamazonの販売ページの「カスタマーレビュー」に書いちゃってますが)、
今回のセットに関しては「同じ造り手」「イタリア各地」「品種いろいろ」ということで、
品種と土地の個性を知る興味もあってポチりました。
その中から一本目に選んだのが、シチリア島のネロ・ダヴォーラ。
シチリア産って、気候が良いのかイタリアの中でも特にイケてる安ワインが多い気がするので、
まずはあいさつ代わりにチョイスしました。
色は、かなりしっかりと濃い紫色。イタリア的な明るさは無く、まるでボルドーのような暗い色合いです。
ところが香りはイタリアらしさ全開。
プラムっぽいトーンの高い果実香に加えて、
ヒト臭いというか塗り薬っぽいというか、真にイタリアらしい人懐っこい香りがあります。
味は、まだまだ渋味がカッチリしてはいるけど、甘さも酸味もあって飲み応えがあります。
単調な感じなんで次第に飲み飽きはするけど、物足りない感じはありません。
産地と品種をダイレクトに反映した上級テーブルワインって感じで、結構いい雰囲気です。
こういうのをシチリア島で飲んだら美味いだろうなぁ。
多分一番安いテーブルワインの一つ上のクラスにリストされているような気がします(妄想)
点数 | 75点 |
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リンク |
【Amazonバイヤー厳選】イタリア パーティワイン 赤・白・泡 飲み比べ 750ml×6本セット 5,647円 (Amazon FB Japan) Natale Verga Nero d'Avola 2015 1,036円 (Amazon オンラインワインストア Wassy's) |
名称 | Neil's Pick Colombar 2016 ニールズ・ピック コロンバール 2016 |
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生産者 | Van Loveren Family Vineyards ファン・ローファラン・ファミリー・ヴィンヤーズ |
価格 | 658円 |
購入店 | コストコホールセール金沢シーサイド店 |
本日の夕食は、今年最初の師範当番日で、メニューは鯖の味噌煮、刺身(鰹たたき、ソデイカ、マダイ)、
アナゴの天ぷら(お惣菜)、ブロッコリーとトマトとクリームチーズのサラダ。
鯖の味噌煮はクックパッドにあったレシピで一番最初に目についたのを再現してみたけど、
ちょっと甘すぎ。やっぱりクックパッドは野良レシピの集合体だからなぁ。
さてワインは、「南アフリカ強化期間」継続中で、昨年末にコストコで買ってきた3桁の白ワイン。
品種はコロンバールが主体。
ユニブランとかコロンバールって、フランス南西地区のワインでしばしば使われているけど、
基本的にはブランデーのベースになる原料ワイン用品種だと思っていて、あまり良い印象はありません。
とはいえこの値段、「当たればラッキー」な気分で稽古に望みます。
色は、ほぼ無色と言える薄レモン色。色に関してはこれまでのこの品種に対する印象と同様です。
ただ、香りが違います。言われなければ「ヴィオニエ?」と答えそうな甘いフルーツ&花の香り。
それ以外は無くてストレートだけど、普通にフレッシュで良い香りです。
味も、甘さがあって酸味控えめで軽い苦味があって、フレッシュな白ワインそのものな味わいです。
値段を考えるとかなり健闘しているワインです。
極めて単純な感じの美味しさではあるけど、
師範がこれまで抱いていた「香りも味も素っ気もないヘタレ品種」な印象は見事に払拭してくれました。
フランスのコロンバール"Colombard"とは綴りが若干違うけど(最後の"d"が無い)、同じ品種なんだよね?
実は違ったりして。
点数 | 73点 |
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三連休最終日。本日のランチは師範代が焼いた自家製パンとか、 師範代父謹製のビーフシチュー(の余り)とか、 同じく師範代謹製のミートボール(の余り)、それにチーズ入りの野菜サラダ・・・ やけにワインに合いそうな食卓になっちまったんで、ここはワインも開けざるを得ません、という状況に。
名称 | Sangre de Toro (Tinto) 2014 サングレ・デ・トロ (赤) 2014 |
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生産者 | Miguel Torres ミゲール・トーレス |
価格 | 540円 (Half) |
購入店 | エノテカ&ケーシーズ御殿場プレミアム・アウトレット店 |
・・・というわけで開けたのは、昨年御殿場のアウトレットに行った際に買ってきた、
スペインの大手「ミゲール・トーレス」のハーフボトル。
こういう時にスクリューキャップのハーフは便利ですなぁ。
ちなみに同時に買ったロゼとは稽古済みです。
色は、太陽光の下なんでいつもと違って比較が難しいけど、それなりの濃さと清澄度のある紫色のようです。
香りは、濃い色のベリー系の香りと胡椒のようなスパイシーさ。
スペインというより南仏っぽいかなぁ。でもそれなりの存在感はあって良い感じです。
味も、甘酸っぱくて渋味そこそこ、昼から飲むのにちょうど良いんじゃないかと思われます。
「昼酒ポジティブバイアス」もあるとは思うけど、案外ちゃんとしていてイケるワインでした。
それにしても酒はシチュエーションだな。この状況だと何飲んでも美味いと感じた可能性は大です。
点数 | 73点 |
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昼から飲んでいるばっかりじゃ太る一方、ということで、午後はそこそこ近所の「弘明寺」まで散歩。
京浜急行や横浜市営地下鉄の駅も近く、初詣客で賑わっておりました。
弘明寺商店街近辺には、晴着を着た新成人の方々がちらほら。
華やかでよろしいですなぁ。写真を撮らせて貰おうかとも思ったけど、
怪しいオッサンと思われるのは間違いないんで止めときました。
首から下だけ撮るってのもアレだしね。
名称 | Sanlor 2009 サンロール 2009 |
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生産者 | Cavalierino カヴァリエリーノ |
価格 | 1,590円 |
購入店 | ヴェリタス |
夕食のメニューは米国産牛の和風ステーキ。
そいつに合わせて、禁断の「一日二本目」を開けちゃいます。
選んだのは、昨年末に門下生からご推薦を頂いたイタリア産のサンジョヴェーゼ。
奇しくも昨日稽古した日本ワインと同じ2009年ヴィンテージです。
ちなみにこのワインの兄弟銘柄とは稽古済みで、そこそこ好印象だったようです。
さて抜栓。まずコルクが見事です。長さは50mm、組成も密でスベスベしており造り手の良心が伺えます。
ボトルも重くて立派です。
色は、7年も前のワインとは思えないくらい若々しく黒々とした色合い。ネットリ感もあって高級サンジョヴェーゼ風な見た目です。
香りはいかにもイタリア風。膏薬っぽい感じがまず前面に出てますが、その奥にはスミレみたいな花っぽさや明るめの果実香、
更にはブラバスみたいな男性用化粧品の香り、
そして軽く煙たい感じの香ばしさがあります。
味は、酸味も渋味もしっかりしていますが熟成の効果でそれぞれが溶け合い、ツンツンした刺激はありません。
惜しむらくはもう一声甘味をベースにした丸っこさがあれば極楽なんだけど、
この値段のワインにそこまで求めるのは多くを望み過ぎでしょう。
やはり持つべきは頼りになる門下生ですな。
良い感じに熟成したお手軽サンジョヴェーゼって、案外見つけるのが難しい気がしています。
キアンティで古いのは時々ありますが、そういうのは大抵スカスカになってますからね。
熟成初期のピークといった感じで、イタリア好きな安ワイン者には安心してお薦めできる一本です。
点数 | 80点 |
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リンク | Sanlor 2009 [Cavalierino] 1,590円 |
名称 | Soleil "Hikumo Rouge" Syrah & Merlot 2009 ソレイユ "ヒクモ・ルージュ" シラー&メルロ 2009 |
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生産者 | 旭洋酒 |
価格 | 2,483円 |
購入店 | ワイン商人 ドゥアッシュ |
本日の夕食は、最初にカワハギの姿造りを前菜として頂いたあと、メインは水炊き。
鍋種は、肉が豚ロースと鶏モモ、魚がアンコウ。
その他野菜いろいろなんだけど、ちょっと毛色が変わっているのが生のキクラゲ。
こういうのも流通するようになったんですな。
そしてワインは、日本ワインの赤をチョイスしました。
品種にシラーが入っているのは日本ワインとしては珍しいし、
2009年産というちょっと古めのヴィンテージも珍しい。
ちょっとリスキーかとも思ったけど、好奇心が勝って南アフリカのセットを買ったときにポチりました。
ちなみに「甲州市産シラー56%/甲州市産メルロ44%、生産本数930本」らしいです。
色は、決して濃くは無いけど薄くもなく、それなりにしっかりとした紫色。エッジに若干のオレンジが見て取れて、熟成が感じられます。
香りは、抜栓してすぐは極めて弱めで「こりゃハズしたか?」だったけど、
時間が経つにつれ熟成ボルドー的なドライフルーツや煮豆のような雰囲気が出てきます。
この雰囲気からメルローは認識できるんだけど、正直シラーは判りません。
味はとてもスムーズで、さすがは日本ワインといった感じ。
決して濃さや強さがあるわけじゃ無いけど、旨味たっぷりで物足りない印象はありません。
抜栓当初の香りの弱さ以外はネガティブな点が無く、「日本ワインも向上したなぁ」という印象を補強してくれるワインです。
結構名門ドコロの熟成ボルドーでもこの程度のワインっていっぱいあるような気がします。
そういった意味では、積極的に「美味い!」ってワインじゃ無いけど、
「悪くない」ワインですね。ただ、その印象に対して2,500円という値段は気持ち残念な気がします。
点数 | 74点 |
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リンク | ソレイユ "ヒクモ・ルージュ" シラー&メルロ 2009 2,483円 |
年末に目標を達成した「インスタント減量作戦」、その後がどうなったかと言いますと、
帰省先でのダラダラ生活&鯨飲馬食を経て・・・
・・・とまではいかないけどかなり戻っちまいました。 今朝の体重減は飲み会明けの脱水状態によるボーナスだと思うので、6日で概ね1kgくらい増えた、ということでしょう。 こういう状態の時に筋肉を付ける運動をすれば効率が良いんだろうけど、しんどいのは嫌いだからなぁ。 水泳でもしてまたぼちぼち減らしていくとします。
そんな体重増を気にして、というわけでは無く、一月七日の本日の朝は七草がゆ。 飲み会明けでアルコールの残った身体にはたいそう美味しく感じられます。 昔の人も飲み過ぎたんだろうなぁ・・・って違うか。
体重コントロールには水泳が一番、散歩が二番、ということで午後から近所の神社三つへ「勝手に三社詣」。 各神社、そこそこ参拝客おられました。 霊験も中程度だけど、そのご利益の分け前も中程度、といったところでしょうか。
三社詣の途中で近くの運動公園を通ったら、梅が結構開花していました。 もうすぐ春ですねぇ。恋をしてみませんかぁ♪・・・って古いな。
名称 | Pinot Noir "Les Murieres" 2013 ピノ・ノワール "レ・ミュリエール" 2013 |
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生産者 | Dom. de Castelnau ドメーヌ・ド・カストルノー |
価格 | 1,890円 |
購入店 | たむらワイン店 |
小学校の家庭科の宿題で「料理を作るべし」というのがあったらしく、
本日の夕食は次女が作ったハンバーグ、トマトとブロッコリーと生ハムのサラダ、豆腐とワカメの味噌汁、ごはん。
ハンバーグのソースに赤ワインが必要ということで、
本来だったらニューワールド系の濃いヤツを開けるべきなんだろうけど、
師範が飲みたいのはピノ・ノワールだったもんだから仕方ありません
・・・というわけでチョイスしたのは、南仏ラングドック産のピノ・ノワール。
試飲販売の「たむらワイン店」で買ったんだけど、このワインは試飲対象ではなく、
ショップで一緒になった見ず知らずの方の『これイイですよ』というお薦めに従って購入したものです。
色は、ブルゴーニュのピノっぽい=南仏のピノっぽくない、薄めの赤紫色。
これは期待できる色合いです。
香りは、ブルゴーニュで言えば南の方、ボージョレに近いあたりのピノにありそうなムンムンとしたケモノ香を感じます。
梅っぽい雰囲気もあって確かにこの品種らしい香りではあるけど、なんだか「妖艶」を通り越してちょっと「お下品」ですな。
長女的には「甘いパンの香り」というので感じ方は人によるのかも。
味は、渋味が控えめでスーッと口の中に流れ込んでくる感じは良いんだけど、
南のピノらしく酸味が不足している感じがします。
悪くないけど、ブルゴーニュとはちょっと別物ですな。
薄めの色合いに似合わず、かなり肉食系というか過剰な艶っぽさが感じられ、
ある意味「私脱いだら凄いんです」系のワインです。
そういうのって大変興味深いんだけど、惜しむらくはダイレクトに「美味い」には繋がらないのが残念。
点数 | 75点 |
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本日は、中学時代の生徒会長が海外赴任から一時帰国中、ということで中学時代に仲が良かった仲間で飲み会。
参加者は7名(生徒会長、野球部、テニス部、剣道部(小)、卓球部、西高、師範)・・・本人達にしか判らぬ備忘録。
店は、昨年職場の送別会で利用したニッポンまぐろ漁業団 新橋店というところ。
全員九州出身なんで、どちらかというとマグロにはあまり価値を見出さない御一行様ではあるのですが、
普通の居酒屋ってのは更に芸が無いので、幹事氏に提案した次第です。
本日の注文は、コースではなくオンデマンドのアラカルト、居酒屋スタイルで。
左写真は天然まぐろ尽くし 五点 食べ比べ 890円(これ含め価格は全て税別)を二人前。
盛り付けのベースサイズに対して二人前だと貧相に見えますな。
今回の注文で評判が良かったのが肉味噌もやし 390円。
まぐろ関係ないじゃん!ですが、皆さん師範と同い年のナイスミドルなんで、野菜が良かったりするわけですわ。
飲み物は、まず最初は生ビール 490円(右写真左)を数杯、そして角ハイボール290円を数杯。
ビールがプレミアム・モルツなのはポイント高いし、ハイボールが290円なのも好印象。
ですがワインがイケマセン。
まず頼んだのがなみなみ~スパークリング 540円。
「ワイングラスになみなみだとそりゃ嬉しいでしょ」と期待していたんだけど、右写真右みたいに清酒用のグラスになみなみでした。
量も少なく飲みづらい。
この提供形態はスパークリングだけかと思ったら、なみなみ~ワイン白 540円も同じスタイルでした。
中身はタヴェルネッロ。750ml1本500円程度のワインを、100ml程度の量で540円は取り過ぎでしょう。
さすがに赤は止めときました。そしてまた角ハイボールを延々ガブガブと。
そんな感じの飲み会で、7時始まり10時過ぎまで居て一人5,000円程度。
師範的にはワインの改善を期待したいところです。
その後富士そばへ行って、皆がそばやかつ丼を注文する中、師範はまた生ビール。
カロリーが気になるお年頃ですから・・・てビールのカロリーは気にしないんですか?って話ですな。
ともあれ皆さんお疲れさまでした。また飲みましょう。
5泊6日の九州帰省も本日最終日。
帰りのフライトは、福岡12:40発羽田行きANA252便。今回は狙い通りの席が取れて、41,42の窓側2列。
ここだと3列だった座席が2列に変わる部分なんで通路幅に余裕があるし、
なぜか41はシートピッチも広いので快適です。
欲を言えば、進行方向向かって右側じゃなくて左側だったら富士山が見えたんだけどね。
ちなみに左の飛行機の写真、行きに撮った時は機首を左にして西行き、
帰りは機種を右にして東行きを意識しております・・・ってそんなことはどうでも良いですか、そうですか。
お昼のフライトなんで、機内に弁当を買って持ち込んでの昼食。
チョイスしたのは、たまたま搭乗口前の売店で見つけた師範代地元の鳥栖駅名物中央軒のかしわめし、
お値段670円也。師範代の実家では家でも食べるほどの懐かしの味らしいです。
中身は、味がしっかり染みたご飯と鶏そぼろは冷めても美味しくて大変ナイスでしたが、
シューマイに関しては横浜は崎陽軒のシウマイの方が上だな。
師範家ももう横浜に住んで20年以上、意識として「故郷は九州・地元は横浜」になったのかなぁ。
快晴の中飛行機は順調に飛んで、右写真は途中に見えた富士山。 わざわざ席を立って非常口の小窓から撮りました。なんか見えると嬉しいよね、富士山って。
名称 | La Purísima Rosado 2014 ラ・プリシマ ロサード 2014 |
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生産者 | Bodegas La Purísima ボデガス・ラ・プリシマ |
価格 | 777円 |
購入店 | ヴェリタス |
そんな感じの帰省を終えて道場に帰って参りました。
年末年始の鯨飲馬食で胃腸はお疲れ気味、夕食は豚肉と水菜のハリハリうどん、モッツァレラトマトという胃にやさしそうなメニュー。
ワインも、あまりガッツリなのは受け付けなさそうなので、
これまた胃にやさしそうなロゼを。
このワインの赤とは先月のクリスマス会で稽古していて、かなり濃いワインだった印象があります。
そこが造るロゼ、値段も手ごろだしちょっと興味があって買ってみました。
色は、ロゼとしてはかなりしっかりとした朱色。純粋にキレイな色に見えます。
香りはちょっと不思議な感じ。生ブドウの皮目のようなブドウそのものの香りがして、
なんとなく日本ワインの赤の新酒みたいな雰囲気。
味も、いかにも「元は赤ワインでした」って感じの味わいで、いわゆるロゼにありがちなユルさがありません。
ただ、ちょっとストイック過ぎるかも。いわゆる「細マッチョ」なワインです。
このロゼ、品種が先月稽古した赤と同じ(モナストレル60%、シラー40%)。
もしかするとセニエで造られたロゼなのかも知れません。
ロゼって薄ら甘くて柔らかで・・・ってのを期待すると思いっきりハズされます。
見た目はキレイだけど中身は硬派、そういう女性居ますよねぇ。
今日はもうちょっと「癒し系」の相手を求めておりました。
点数 | 69点 |
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リンク | La Purísima Rosado 2014 777円 |
本日もまた師範代実家にて。
今日は師範代妹一家が集まって賑やかな正月の食卓。
双子の姪っ子たちも今年から大学一年生。それぞれの道を歩み始めております。
そりゃ私ら世代やその上の世代も老いていくよね。
子供を育てるのは大変だけど、こういう「世代交代」感が実感できるので、
ただ自分が老いるのを感じるより納得感があります。
そして左写真は、師範代父が作った茶碗蒸し。
師範代父ももうすぐ御年八十歳。いつまでも元気でいて欲しいと願うと共に、
料理ってのはいくつになっても楽しめる良い趣味(※)だなぁ、と感じております。
(※) 師範代父は八百屋だったので、趣味と言うより半ば仕事でしたが。
名称 | Moët & Chandon "Moët Impérial" Brut N.V. モエ・エ・シャンドン "モエ・アンペリアル" ブリュット (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | Champagne Moët & Chandon シャンパーニュ・モエ・エ・シャンドン |
価格 | (師範代父から) |
購入店 |
師範代妹一家も集まって、
飲む人は師範と義弟(といっても師範より年配)だけだけど師範代父に用意して頂いたワインを開けます。
まず最初は「天下の大定番シャンパーニュ」であるモエ&シャンドン。
「シャンパーニュ」より「シャンパン」と呼ばれる機会の方が多いワインかも知れません。
こういうのと定期的に稽古できて、定点観測としては大変ありがたいと思っております。
色は薄めの麦わら色で、泡立ちもしっかりでさすがシャンパーニュといった感じです。
香りのボリュームはスパークリングとしては控えめ。
リンゴみたいなフルーツ香はありますが、蜜香とかイースト香とか、シャンパーニュのシャンパーニュたる要素は控えめな感じ。
味も、酸がしっかりしているのは良いだけど、主として感じるのは酸と苦味で、あまりゆったりした感じはありません。
頂きモノにケチをつけるのもアレだけど、これってシャンパーニュかなぁ、って感じ。
「泡は良し悪しが判りづらい」ってのが持論ではありますが、こんなんだったらちょっと良く出来たカバの方が良いかも。
特に、お値段を考えるとコイツは3,000円以上するわけだからね。
点数 | 72点 |
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名称 | Château Mont-Pérat 2012 シャトー・モン・ペラ 2012 |
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生産者 | Château Mont-Pérat (Despagne) シャトー・モン・ペラ (デスパーニュ) |
価格 | (師範代父から) |
購入店 |
そして、師範代父に用意して頂いたもう一本、今回の帰省での最後の一本も有名銘柄。
このワインが推奨された漫画の存在は、特にワインに興味があるわけでもなさそうな義弟も知っていたから、
メディアの力ってのは凄いですな。
ちなみにこの銘柄のこのヴィンテージは、2015年秋に帰省した際にも出して頂きました。
やっぱり売りやすいだろうな、こういうプロフィールのあるワインは。
色は、ややこげ茶色っぽさを感じるあたりがミシェル・ロラン・プロデュースの特徴でしょうか。
香りのボリュームは大したことないけど、ベリー系の果実香と甘く焦がした樽香があるあたりがやっぱりミシェル・ロラン風味。
味は、いわゆるボルドーよりマイルドで、そういう使い易さも好評判の理由かもです。
こういう「極めて判りやすくて鉄板なボルドー」で、かつ潤沢な生産量を持っている造り手を世に知らしめた、
というのはワイン漫画の功績ですな。ショップによっては2,000円程度でも買える値段も、
この造り手(と流通業者)の良心を感じます。ただ、大騒ぎするほど美味いワインでも無いと思います。
点数 | 76点 |
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そして食事の後は師範代妹と子供たち手造りのケーキ。 これにて正月の行事は全て終了でございます。 また来年も同じようにつつがなく、となることを願って止みません。
本日は、師範代実家からほど近いところにある鳥栖プレミアムアウトレットへ。
2日が初売りということで、周辺の道路は大渋滞。
師範は散歩で向かったんでその状況を師範代に通知、現地の道路状況を熟知する師範代父の運転する車で彼女らは送って貰いましたとさ。
名称 | St. Cousair Nagano Chardonnay 2014 サンクゼール 長野 シャルドネ 2014 |
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生産者 | St. Cousair サンクゼール |
価格 | 2,513円 |
購入店 | サンクゼール ファクトリーアウトレット鳥栖店 |
そんなアウトレットで、師範が買うものと言えばワインに限ります。
でも、あまり無いんだよね、この手のアウトレット店にワインって。
案外アウトレットと相性が良いと思うんだけどね、ワインという商品は。
で、この三菱地所の「プレミアム・アウトレット」系の場所に必ず入っているのがサンクゼールという食材&ワイン屋さん。
そこで、「30%オフ」にて売られていたのがこの日本ワインのシャルドネ。
2013年産も2014年産もほとんど同じ値段だったけど、「白は若い方が吉」という師範の信念に従い2014年産をチョイスしました。
それと買った当日稽古します。
このワイン、極めてキッチリとテクニカル・データが記されているのが好感持てます。
品種はシャルドネ100%で、産地は長野県高山村産が63%、飯綱町産が37%。
収穫日は2014年9月24日。その時の糖度は22.7度で酸は9.9g/l。
樽熟成は11ヵ月とのことです。
色は、ネットリ感のある薄黄金色で、ムルソーあたりのワインみたいな感じのする外観です。
香りのボリュームは控えめだけど、その内容は外観と同様ムルソーみたいです。
リンゴのような果実香に蜜香、それとビスケットのような甘香ばしい樽香。
長女曰く「オリーブとリンゴジュース」らしい。
こんな香りがこの値段の日本ワインで得られるなんて・・・と素直に驚きです。
味もホントにムルソーです。ややボディがスレンダーな印象を受けるのが日本ワインっぽいですが、
それでも旨味たっぷりで「日本ワイン、美味くなったなぁ」です。
ちなみに料理はガチで美味い牛肉のしゃぶしゃぶでした。
しゃぶしゃぶって、肉料理だけどポン酢で食べるんで白ワインの方が相性が良いと思います。
特に、このワインみたいな旨味タップリ樽香しっかりなワインが合うわけですが、
その座に日本ワインが座るなんて思ってもみなかった、というのが正直な感想です。
いやホントに日本ワインはこのクラス(3,000円前後)だと世界に太刀打ちできる時代になったようです。
師範の主戦場である1,000円前後では、固定費の高さゆえ本質的に難しいとは思いますが。
点数 | 82点 |
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明けましておめでとうございます。
例年正月は師範実家のあった阿蘇方面へ帰省していたのですが、
熊本震災の影響を受けて、主に交通インフラ的に80歳近い師範母が一人で阿蘇に住むのは厳しくなりました。
そのためそちらの実家は引き払い、師範兄の家族が住む熊本市内にある旧実家(実際に師範が幼少の折に過ごした場所)へ転居、
今年の正月はそちらで迎えます。
元旦朝9時に師範代実家を出発、さすがに元旦は道もスムーズで10時30分頃には師範父の墓参り、
目的地到着は11時頃でした・・・と備忘録。
名称 | Charles de Monrency Réserve Brut N.V. シャルル・ド・モンランシー レゼルヴ ブリュット (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | Paul Laurent ポール・ローラン |
価格 | 2,138円 |
購入店 | うきうきワインの玉手箱 |
師範実家には、甥や姪も含めて飲める人間が結構集まっています。
というわけで、「4本くらいは飲んじゃうだろう」と考えて、ワインは師範がネットで調達、前もって送付しておりました。
その中から本年最初のワインに選んだのがコレ、税別1,980円のお手頃シャンパーニュ。
やっぱり「安ワイン道場」だからね、ここで高級なのを持ってきても「らしく」無いからね。
そして、クリスマスの際にも書いたけど、
シャンパーニュって値段の差を見つけづらいカテゴリーだと思うわけですよ。
・・・などとケチの言い訳をしつつ抜栓。
色はかなり薄めのレモン色。ほんのわずかにピンク色が見て取れるのは、
ピノ・ノワールやピノ・ムニエといった黒ブドウ主体の品種構成だからかも。
香りは、十分にシャンパーニュらしい焼きリンゴっぽさがあります。
味も十分にシャンパーニュ。全体に軽めではあるけど、
一般的なモエなんかと比べてどう違うかと言われてもどうも違わんような気がします。
良いんじゃないですかね、2,000円のシャンパーニュですからこれで。
ちょっとめでたい席で開けるんだったらこれで十分です。
名前を気にしなければ、高めのカバでも良いのかもしれませんが。
点数 | 76点 |
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リンク | Charles de Monrency Reserve Brut N.V. 2,138円 |
名称 | サントリー ジャパンプレミアム 津軽 ソーヴィニョン・ブラン 2014 |
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生産者 | サントリーワインインターナショナル 塩尻ワイナリー |
価格 | 2,678円 |
購入店 | うきうきワインの玉手箱 |
日本のお正月ですから、やはり日本ワインは欠かせません。
この銘柄の2015年産は登美の丘ワイナリーで試飲して、
大変素晴らしいと感じたので2014年産を購入しました。
この手の白は若い方が良い、というのが師範の定説になっているわけですが、
出来れば違うヴィンテージも押さえたいというのが師範ゴコロというものであります。
ちなみに2015年産は登美の丘ワイナリーで醸造されていましたが、
2014年産は塩尻ワイナリーで醸造されたようです。
色はほぼ無色。清酒と言われても「そうですか?」って感じの色合い。
香りはとても良い感じ。北のソーヴィニョン・ブランらしいハーブっぽい香りに加えて、
南のソーヴィニョン・ブランみたいなトロピカル・フルーツの香りもあります。
味は、とにかく旨味タップリ。酸味も甘味もアルコール感もしっかりしていて、充実感のある味わいです。
2015年産のような溌剌としたフレッシュさとは違いますが、
ちょっと落ち着いたしっかり感があって満足感の高い白に仕上がってます。
さすがに数の子に合わせるのは難しかったりしますが、
日本料理との相性も良いように思われます。
3,000円以下という稽古範囲内にお値段もナイスです。
点数 | 80点 |
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リンク | サントリー ジャパンプレミアム 津軽 ソーヴィニョン・ブラン 2014 2,678円 |
名称 | Marsannay "Champs Perdrix" Vieilles Vignes 2013 マルサネ "シャン・ペルドリ" ヴィエイユ・ヴィーニュ 2013 |
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生産者 | Dominique Laurent ドミニク・ローラン |
価格 | 3,434円 |
購入店 | うきうきワインの玉手箱 |
ブルゴーニュ好きの安ワイン者にとって、ありがたい存在なのがこのドミニク・ローランという造り手です。
それなりに著名人なのに、稽古範囲を大きく逸脱しないレベルで買えますからね。
というわけで今回実家に送り付けたワインの中でのささやかなメインがコレです。
このお値段で畑名付きでヴィエイユ・ヴィーニュ。ありがたいじゃぁありませぬか。
色は、ブルゴーニュでも北の方にあるマルサネ村らしく、やや薄めで明るめの赤紫色。
香りも、北のブルゴーニュらしい木イチゴっぽいフルーツ感が前面に出たバランス。
この造り手お得意の甘い樽香も感じられますが、ケモノっぽさとか妖艶さとか、そっち系の雰囲気はあまりありません。
味は、提供温度が低かったこともあってか、抜栓してすぐはやや固い感じ。
徐々に開いては来ましたが、複数人で飲む席では開く頃には飲み終わり、でありました。
このお値段でキッチリとブルゴーニュらしさが感じられるのはナイスだと思います。
ただ、ちょっとまだ固かったかな?
一人で一本飲んだらもう少し良い印象が感じられたのかも知れません。
点数 | 78点 |
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リンク | Marsannay "Champs Perdrix" Vieilles Vignes 2013 [Dominique Laurent] 3,434円 |
名称 | Rupert & Rothschild Classique 2013 ルパート&ロートシルド クラシック 2013 |
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生産者 | Anthonij Rupert & Benjamin de Rothschild アントン・ルパート&ベンジャミン・ド・ロートシルド |
価格 | 2,030円 |
購入店 | うきうきワインの玉手箱 |
元旦ワインに選んだ最後の一本がコレ、ボルドーの名門ロスチャイルド家が南アフリカの地で合弁で作っている赤。
このワインも将来は「オーパス・ワン」みたいに大メジャーになるかも・・・ならないか。
ちなみにコンサルタントはあのミシェル・ロラン氏らしいです。
少なくとも条件的にハズす可能性はかなり低いと考えてチョイスしました。
色は、当然と言えば当然ですがブルゴーニュのピノよりははるかに濃くて、紫色から若干ガーネットがかった雰囲気を感じます。
香りは、ミシェル・ロラン氏のプロデュースらしい甘香ばしいモダン・ボルドー感。
でもボルドーとは違い、果実っぽさがストレートなあたりはやっぱりニューワールドだなぁ、と感じます。
味わいも、ボルドーとは違って若いのに渋みがまろやかで、今飲んでも早すぎる感じは受けません。
さすがは名門ドコロの監修、非常に良く出来た優等生的なワインだと思います。
ただ、優等生過ぎてあまり強い印象は残らないんだよなぁ。
4本目なので師範の脳ミソ自体が印象を残しづらい状態にあったことも否めないけどね。
点数 | 80点 |
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リンク | Rupert & Rothschild Classique 2013 2,030円 |
そんな感じで実家を後にしたのが午後7時30分過ぎ、
帰路途中で無性に九州ラーメンが食べたくなり、ロードサイドに無いかと探していたけどさすがに元旦から営業している店は無くて、
結局高速に乗って広川インターのサービスエリアで久留米ラーメンをゲット。
これが意外と美味しくてビックリ。やっぱり美味いなぁ、九州のラーメンは。
・・・というような2017年最初の一日でありました。