3月、もう季節は春であります。
この時期、目のかゆみと鼻のムズムズ感さえ無ければとっても良い季節なんだけどなぁ。
その点で良い季節グランプリとしては秋に1位の座をゆずります。
ちなみに3位は夏、4位が冬。冬って別に嫌いじゃないけど、
ヴィンタースポーツの類はやらない師範家的にはあまりメリットが無い季節だから。 左写真は春を待つジューンベリーのつぼみ。 あと1ヶ月くらいで白くて可憐な花を木いっぱいに咲かせてくれるはず。 そうしたら花見酒ですなぁ。 |
Gloria Ferrer Sonoma Brut N.V. グロリア・フェラー ソノマ ブリュット (ヴィンテージ無し) | Gloria Ferrer Vineyards グロリア・フェラー・ヴィンヤーズ | |||
Sparkling 発泡 | Sonoma County (USA) ソノマ・カウンティ (アメリカ合衆国) | |||
\1,880 | 2008/03/20 | やまや洋光台店 | コルドンヴェール | |
全員で師範家に集合、簡単に食べられる料理、ってことで夕食は鍋。
鍋の具は、鶏モモ肉/豚ロース肉/タラ/ソーセージ/水菜/長ネギ/人参/豆腐と、
要はなんでもアリな鍋。
ワインは、夕食に合わせて、というよりも飲みたいから、という理由でスパークリングを。
やまやで売られているこのスパークリング、以前は良く買っていた銘柄。
ちなみに飲む人は師範と義姉、師範母は舐める程度。 色は、かなり赤みが強い。ピノ・ノワールの比率が高いのかな? 熟成による色というより、ブドウの色に影響されている感じ。 泡立ちは全くシャンパーニュと変わらず、 香りや味もホントにシャンパーニュそのもの。 というより、3,000円くらいで買えるシャンパーニュよりもよっぽどイイかもしれない。 華やかな香りと蜜入りリンゴのような甘味があって。 久しぶりにやまやへ行ったんでコレを買ってみたんだけど、 やっぱりいいね、このスパークリング。 経営はスペインの大手「フレシネ」だった思うけど、 米国産はスペインのカバなんかと違って真正面からシャンパーニュを真似てる感じがして、 良い意味で「なんちゃってシャンパーニュ」として安心感があるね。 | ||||
82点 | 道場にて |
by
師範
Bourgogne les Bons Batons 2003
ブルゴーニュ レ・ボン・バトン 2003
Philippe Leclerc
フィリップ・ルクレール
Rouge
赤
Bourgogne
ブルゴーニュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\2,387 (単品価格 : \3,885) 2008/02/19
エノテカ(楽天市場店)
エノテカ
飲む人2人なんで2本目に突入、今度は赤を。
このワインは「ピノ・ノワール6本セット」送料別10,000円からの最後の1本。
フィリップ・ルクレールのACブルゴーニュ"レ・ボン・バトン"、
1000円台後半で楽しめ、比較的入手が容易なブルゴーニュの筆頭株で、
以前は頻繁に稽古していたんだけど(直近はコレ)、
ここんとこすっかりご無沙汰。
というのも、今や稽古範囲内の値段では買えなかったりするからね。
このワインも40% Off近いセットの割引をもってしてもこの値段だし。
さて抜栓。コルクとラベルには若干噴いた跡がある。
ぴっちり詰める造り手なんで仕方の無いところかも。
色は、ACブルゴーニュとしてはかなり濃い感じの赤紫色。
造り手の気合とビンテージの恩恵の両方に影響された色って感じ。
で、香りは素晴らしい。およそこのランクのブルゴーニュとは思えない、
ピュアな木イチゴとカラメルな樽を感じる香り。
これで味もそうだということ無いんだけど、
ややギスギスした感じがあったり、香りと比べるとちょっと出涸らし感があったりで、
大満足というレベルには至らない。
買値相当額の2,000円ちょっとであれば高コスト・パフォーマンスだけど、
元値の4,000円弱だとあまり魅力は無いかも。
やっぱりこのワインは2,000円前後で楽しめるブルゴーニュであって欲しいなぁ。
79点 道場にて
・・・というような年度末の2日間でありました。
30日(日)
本日と明日、
田舎から師範母、師範義姉、その子3人が東京ディズニーリゾートに遊びに来ているってんで、
師範家も合流。8:30頃家を出て、
近所のコンビニで買い物をして湾岸線は全く渋滞知らずで宿泊先であるベイホテル東急に着いたのは9:30頃。
ホテルでパスポート等受け取った後、東京ディズニーランドに入場したのは10:30頃。
現地ではまず「プーさんのハニーハント」のファストチケットを取りに行ったけど、
入場できるのは最終の20:40~21:40。どんだけ~って感じ。
その後
とまわったくらいで雨が降り出し、15:00前にはいったん退散。
そもそもディズニーランド自体にあまり気合の入ってない師範家的にはこれくらいが限界であります。
ホテルに戻って、子供らはホテル内のキッズスペースで遊んでる間、
もう既に一仕事終えた気分の師範は缶ビールを2缶。ふぅ~。
夕食は、ホテル内の中華料理店孔雀庁にて。
料理は、3,500円くらい(宿泊者は優待で3,000円弱)のお手軽コース料理を注文。
味もまずまず、量も結構あってホテルの中華としてはお得感があったような。
アルコールはプレミアム・モルツのジョッキを2杯。
これが大き目のグラスぐらいのサイズなのに1杯1,100円。高いっす。
ファーストパスが夜しか取れなかったこともあって、食事後もまたディズニーランドへ。
時間は20:30過ぎからで、もう花火も終わっております。
遅い時間&雨ってことで人も少なく、どのアトラクションもほぼ待ち時間無し。
昼間丸一日と同じくらいの分量をたった1時間で消化。
(右写真はホテルから見た夜の東京ディズニーリゾート)
Hardy's "Nottage Hill" Cabernet Shiraz 2005
ハーディーズ "ノッテージ・ヒル" カベルネ シラーズ 2005
Thomas Hardy & Sons
トーマス・ハーディ&サンズ
Red
赤
(Australia)
(オーストラリア)
\580 (Half) 2008/03/20
やまや洋光台店
コルドンヴェール
・・・というわけで、ようやく部屋で落ち着いたのはもう22:00過ぎ。
親には強い忍耐力と、子には強い体力が要求される一日でありました。
宿にお泊りということになると、ハーフワインを持参するのが師範の流儀であります。
またその際には豪州産みたいな安くてもコッテリタップリ系が良かろうと考えております。
部屋に備え付けのグラスは、とっても小さいお猪口みたいなヤツだったんだけど、
それでも向こうが見えないくらいに濃い紫色。
香りはなかなかイイです。豪州産のこれらの品種らしい、濃い果実香とミルクっぽい樽香がいっぱいな香りで。
味も濃い。
きっと単調ではあるんだろうけど、ハーフをチビチビだったらそれを感じる前に飲み終わり。
栓もスクリューキャップだし、まさに旅のお供にバッチリのワイン。
先月のユネッサンに持って行ったのも同じ感じだったけど、
こういうのもっと増えないかなぁ。なによりハーフをもっと増やして欲しいと、
ややアルコールに弱い師範は思います。
75点 ベイホテル東急の部屋にて
29日(土)
天気が良くて桜も見頃、ってことで近所(といっても歩いて行くにはちょっと遠い)の県立公園に花見に。
時間は正午頃からでまだ早かったためか、
十分なキャパがあるためか、
花見のお客さんはまばら。のんびりとした雰囲気。やっぱり良いよね、日本人ならお花見であります。
Muscat Nouveau Sec 2007
ミュスカ ヌーヴォー セック 2007
Cave de Frontignan
カーヴ・ド・フロンティニャン
Blanc
白
Oc (VdP)
オック (ヴァン・ド・ペイ)
Languedoc Roussillon (France)
ラングドック・ルーション (フランス)
\990 2008/03/09
カルフール南町田店
ローヤル オブ ジャパン
花見の料理は、スーパーで買ったお寿司とかお惣菜とか。
酒は、これまたスーパーで買った缶ビール(よなよなエール)を飲んだ後、
わざわざ持参したこのワインを。
花見といえば華やか狙いでこれまではアルザス産やドイツ産を飲むことが多かったけど、
本日は南仏産でマスカット種の新種。
ジュースみたいな見た目なんで、ジュースみたいに判りやすいワインを期待して。
色は非常に薄い。香りは、花見の現場では相当弱く感じた。
というのも、その前に飲んだ「よなよなエール」って、
ゲヴュルツみたいなフルーティな香りがとても強いビールなんだよね。
だから相対的に。味は、"Sec"と書かれている通り、ほとんど甘さはなくてスッキリ系。
半分残して、夕食(カニクリーム・スパゲティ)のお供に。
香りは実際はそこそこあって、品種であるマスカットらしい香りがパッと。
味は花見の現場で感じたとおりスッキリ系。
想像通りといえばそうなんだけど、もうちょっとジュースっぽくあって欲しかったというか、
香りと甘味があった方が花見には良かったかな。
お値段的にはもう200円くらい安いのが妥当かも。
67点 H公園にて
28日(金)
Curios de Susana Balbo Cabernet Sauvignon 2004
クリオス・デ・スザーナ・バルボ カベルネ・ソーヴィニョン 2004
Dominio del Plata
ドミニオ・デル・プラタ
Tinto
赤
Mendoza (Argentina)
メンドーサ (アルゼンチン)
\1,029 (単品価格:不明) 2008/03/24
お手軽ワイン館
中部貿易
夕食は鶏の衣焼き、鶏肝の煮物、ブロッコリーのサラダ。
ワインは、水曜に届いた「世界のカベルネセット」送料込み5本5,775円から。
一部のワインは単品価格不明なんできちんと相当額で割ることができず、
価格の1,029円は、単純に5,775円から送料630円を引いて本数の5で割った値。
これも単品価格不明だけど、ヘビーボトルでなかなか高級げな外観。
"Crios de Susana Balbo"とは、「スザーナ・バルボの子供たち」という意味で、
スザーナ・バルボは女性醸造家の名前らしい。
ボトルは高級品なんだけど、コルクは固いスポンジのような人造モノ。
でも刺しやすく抜きやすいし、色が黒なんでそれはそれで良い感じ。
ワインの色は、コルクの色と同じくかなり黒々とした紫色。
香りは、ボリュームはまぁ普通かな。
傾向もいわゆる南米のカベルネのそれで、カシスのような濃い果実香とインクの香りがメイン。
樽香はあまり強くは感じない。
味も香りの印象と同じく、しっかりとして重めの味わい。
まず甘味があって、渋味もタップリで、相対的に酸味が控えめ。
良くも悪くも思いっきり想像通りのワイン。
でも、たかだか1,000円くらいでこういうワインを造っちゃうのはやっぱり凄いな。
このワイン1本に、小指の先くらいの小さな葡萄の粒が500個くらい入ってるよ、きっと。
75点 道場にて
27日(木)
Les Grantiers 2006
レ・グランティエール 2006
V.R.?
ヴィニュロン・ド・ラパスタン?
Blanc
白
Cotes du Tarn (VdP)
コート・デュ・タルン (ヴァン・ドゥ・ペイ)
Sud Ouest (France)
南西地区 (フランス)
\980 2008/03/09
カルフール南町田店
ローヤル・オブ・ジャパン
本日の夕食は、ブリの照り焼きとちらし寿司。
寿司種は(スーパーの刺身盛り合わせに入っていた)マグロ、真鯛、甘エビ、イカ。
例によって寿司を含む和風な料理に果実バンバンは避けるべし、ってことで、
選んだのは南仏の軽そうな白。
買うときは気づかなかったんだけど、家に帰ってラベルを見て、なんか見たことあるなぁ、
と思ったら1年前に2005産と稽古済み。
軽いながらもちゃんとしたワインだった模様。
さて抜栓。色は極めて薄めの麦わら色で、粘性は低くてサラリとした見た目。
香りは、マスカットみたいなストレートに白葡萄っぽい香り。
品種は昨年と同じくモーザック、ランドゥレル、ソーヴィニョンらしいけど、
特段の個性がない品種なのかな。
味は、とっても軽め。甘くなく酸っぱくなく。
何の変哲もない味わいなんだけど、和風な食事にはコレでも良かったり。
とっても普通、軽くてサッパリした安白ワイン。
これはこれでアリだとは思うし、和食なんかにはちょうど良い。
でもちょっと不思議なのはこのワインがヴァン・ド・ペイのコンクールで金賞を受賞していること。
そういうワインじゃないと思うんだけどね。
70点 道場にて
26日(水)
Expression du Terroir Syrah 2003
エクスプレション・デュ・テロワール シラー 2003
CDSO
CDSO
Rouge
赤
Comte Tolosan (VdP)
コント・トロサン (ヴァン・ド・ペイ)
Languedoc Roussillon (France)
ラングドック・ルーション (フランス)
\924 2008/01/22
Yoshiya
よしや
本日の夕食はトンカツ+野菜(インゲン、ピーマン、ナス)の揚げ物。
師範家のトンカツは基本的に一口カツ、部位は大抵ヒレ。
一口カツの理由は量の加減が出来ること、ヒレの理由は脂身の部分が好きじゃないこと。
行儀悪いけど店で食べるロースカツとか、脂の部分は外しちゃったりします。
別にヘルシー志向なわけじゃないけど、なんかあの「脂+衣」があまりにヘビーで。
そんでもってワインは南仏産のシラー。
カベルネやメルローもあったけど、"Expression du Terror"って言うくらいだから
このあたりの土地を反映した品種だったらシラーでしょ、と。
ちなみにシャルドネとは先月稽古済み。
残念ながらさっぱりイケて無かった印象。
色は普通に濃い青紫。2003年ってぇとそこそこ年期が入ってる年だけど、
見た目上は熟成感はあまりない。
香りは、「これってシラーだっけ?」な感じの、青っぽさの強い果実香。
ラベルを見なければ師範的にはカベルネだと思ってしまいそう。
味は軽め。こっちはちょっと熟成入っているのかな?
渋味がメインではあるけどそこそこ角が取れていてスムーズな飲み口。
値段相応に軽くて、ヴィンテージ相応に柔らかさのある南仏赤。
物足りないと言えばそうだけど、「まぁこういうのもアリでしょう」というレベル。
アルコール度数が12%と、この手のワインとしては低いこともあって、サクサクッと飲み終わり。
68点 道場にて
25日(火)
今日はプチ師範代が通う小学校の終業式。
そこで、プチ師範代がすばらしい賞を頂いて帰って来ました。
その名も「けっせきゼロ賞」、その名の通り小学校に一年間皆勤だったという賞。
いまどきそういう風に皆勤を褒める風潮があるのもビックリだったんだけど
(師範らが子供の頃には既に皆勤賞って無かったような)、
なんといっても共働き家庭としては心から祝福したい賞であります。
今年の春に引っ越して、(近所とは言え)知らない土地、友達はゼロ、
おまけに学校から学童まで毎日路線バスで移動と言う、
6歳の子供には大きなストレスがかかりそうな環境をよくぞ乗り切ってくれました。
ちなみに引っ越して以降の一年、師範も病気で寝込むことはゼロでした。
師範代に至っては、近くの職場に異動して以降10年、
自分の体調不良で休んだことはゼロとのこと(二度の産休除く)。
つくづく健康な一家であります。
Norton "Cosecha Especial" Extra Brut N.V.
ノートン "コセッチャ・エスペシアル" エクストラ・ブリュット (ヴィンテージ無し)
Bodega Norton
ボデガ・ノートン
Espumante
発泡
(Argentina)
(アルゼンチン)
\1,050 (単品価格 : \2,100) 2008/02/19
エノテカ(楽天市場店)
エノテカ
・・・というわけで今日はお祝い、休肝日を返上してスパークリングを抜栓であります。
このワインは「ぴったり半額上質白ワイン6本セット」、送料込み6,000円から。
以前稽古して、大変好印象なアルゼンチン産スパークリング。
ちなみに料理は、本来休肝日のはずだったんで牛丼が用意してあったんだけど、
それじゃツマミになりにくい、ってことで牛皿(焼肉のタレ風味)に変更して貰いました。
色はごく薄めの麦わら色で、いわゆるスパークリングによくある色合い。
泡立ちのキメ細かさは良し。
香りもなかなかすばらしい。まずボリュームがあって、それはシャンパーニュにも遜色が無い。
香りの傾向は、レモンと洋ナシのフルーツ香に、ほんのり熟成香がプラスされた感じ。
味は、まろやかで柔らかなのはとてもいいんだけど、なんかひとつ要素が足りない感じ。
と思って冷静に味わうと、なんとなく酸味が欠けてるかな?
全体に雰囲気は悪くないんで、敢えてアラを探せば、ってレベルだけど。
というわけで、やっぱり良く出来たスパークリングだと思う。
これが、今回の買値相当額である1,000円ってのはちょっとありえないくらいにお買い得。
単品価格の2,100円でも安いと思う。
シャンパーニュと言えば3,000円以上となってしまった昨今においては特に。
唯一の難点は、ヘンテコなボトル形状なんで、ラピッドアイスで気軽に冷やせないってことくらいか。
23日(日)
Vire-Clesse 2005
ヴィレ・クレッセ 2005
Vincent de Vignaud
ヴァンサン・ド・ヴィニョー
Blanc
白
Vire Clesse
ヴィレ・クレッセ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\1,565 2007/12/22
関内 サンタムール
カツミ商会
今日も天気の良い一日。
子供らはクッキーを焼いたり、裏のおばあちゃんちへ遊びに行ったり、
スーパーで無料のビンゴ大会に参加したり、慌しくのんびりした週末でありました。
で、夕食は手巻き寿司。寿司種は、マグロ中トロ、アジ、ヤリイカ、玉子焼き。
それだけじゃ野菜が無いんで、庭の小松菜のおひたしと焼きナスも作って。
という和風なメニューなんで、ワインはあまり果実バリバリではなさそうな白をチョイス。
南ブルゴーニュ産なんだけどブルゴーニュっぽくないラベルで、マコン・ワインコンクールで銀賞らしい。
色はパリッとした黄色、照りというかトロリ感があってなかなか良い感じ。
香りは、残念ながらボリューム弱め。ただ、狙いは当たっていて、
あまりフルーツっぽさは無くて蜜香がメイン、いかにもマコンあたりのシャルドネって感じ。
味は、濃くなく薄くなく、甘くなく酸っぱくなく。
しっかりめに感じるのは旨味とアルコール感。
とりわけどうということは無いんだけど、
引っかかるものも無くてスルスルスルーっと。
最近ヒットしたチリのソーヴィニョン・ブランなんか
(コレとコレ)
と比べると、地味といえば地味。
でも、「滋味」でもあるんだよね。派手さはないけどしっとりと美味しくて。
今日みたいな純和風なメニューにはこういうのがピッタリ。
74点 道場にて
22日(土)
Kendall-Jackson "Vintner's Reserve" Pinot Noir 2005
ケンダル・ジャクソン "ヴィントナーズ・リザーヴ" ピノ・ノワール 2005
Kendall-Jackson Vineyards
ケンダル・ジャクソン・ヴィンヤーズ
Red
赤
California (USA)
カリフォルニア (アメリカ合衆国)
\2,258 (単品価格 : \3,675) 2008/02/19
エノテカ(楽天市場店)
エノテカ
天気が良くてとっても春らしい一日、
庭のジューンベリーとか近所の桜の蕾も今日一日でずいぶん膨らんできたような。
そんな気分の良い日ってことで、花粉が治まるのを待たずしてウッドデッキで鉄板焼き
(実際はまだ寒くて焼く人は外/食べる人は中だったけど)。
とはいえ「なんちゃってバーベキュー」なんで、
そういうのに合うワインといえばもちろんカリフォルニア産で、
「ピノ・ノワール6本セット」送料別10,000円から(残念ながらこのセットは無くなったみたい)。
販売店の紹介文によれば、「いかにも『カリフォルニアのピノ・ノワール』という味わい」だそう。
良いじゃあないですか、ピッタリじゃないですか。
ちょっとお高いけど(単品だと稽古範囲を遥かにオーバー)、
本年初のアウトドア稽古ってことで気張って投入。
色は、真っ黒かと思ったけど意外とそうでもなくて、
ブルゴーニュで言えばモダンな造り手の良年1級畑、ってくらいの濃さかな。
香りは、もう思いっきりカリフォルニアのピノ。
アメリカンチェリーの香りにゴム革っぽさが加わって、とっても元気の良い香りの立ち方。
ただ、思ったより樽香は控えめみたいで、鼻では感じず口に含んでフワッと。
味もカリフォルニアだなぁ。渋味が控えめで甘酸っぱくて、
後味にカラメルのような甘香ばしい感じが残って。
紹介文どおり、「いかにもカリフォルニアのピノ・ノワール」。
でも、結構いい値段することもあって、雑味が無くて飲み飽きしないし、
純粋に華やかなままクイクイと楽しめる。
3,675円の価値があるかはちょいと悩むけど、買値相当額の2,258円なら安いと思う。
81点 道場にて
21日(金)
Salice Salentino Riserva 2004
サリーチェ・サレンティーノ・リゼルヴァ 2004
Rione dei Dogi
リオーネ・デイ・ドージ
Rosso
赤
Salice Salentino
サリーチェ・サレンティーノ
Puglia (Italia)
サリーチェ・サレンティーノ (プーリア)
\980 2008/03/09
カルフール南町田店
日欧商事
今朝はとっても風が強かった。
強い風が吹くと、玄関前に置いている鉢植えの木(フイリサカキ)が倒れるんだよなぁ。
今朝もそう。この1年で3~4回倒れたような。これって植物にはストレスだよねぇ。
なんか良い方法は無いものか、と。
さてさて夕食は豚のしょうが焼き、玉こんにゃくの炒めもの、冷奴。
例によってバランバランなメニューの相手に選んだのはイタリア産の赤。
3桁の安イタリアながら、リゼルヴァの表記があってスラッと背の高いボトルで、なかなか高級げ。
色は、やや熟成が入ってそうな感じで、エッジあたりにオレンジ色が見て取れるレンガっぽい紫色。
香りは、ツーンと酸っぱい感じの向こうに、イタリアらしい油粘土のような膏薬のような香りがある。
師範的にはあまり好きな香りではなかったりするけど。
味はどちらかというと軽め。でも、甘味があって柔らかで、なかなか雰囲気良く仕上がっている。
プチ熟成イタリアンって感じで、料理なんかには合わせやすそうなワイン。
見た目ほど「高級ワイン」って感じじゃないけど、これはこれでアリだと思うです。
73点 道場にて
20日(木祝)
Baron Philippe de Rothschild Sauvignon Blanc 2006
バロン・フィリップ・ド・ロートシルド ソーヴィニョン・ブラン 2006
Baron Philippe de Rothschild
バロン・フィリップ・ド・ロートシルド
Blanco
白
Valle del Mulchen / Maipo (Chile)
バレ・デル・ミュルヘン / マイポ (チリ)
\787 (単品価格 : \1,575) 2008/02/19
エノテカ(楽天市場店)
エノテカ
本日のディナーは、前菜が焼きズワイガニ、サラダがレタスの韓国風、メインがカレーライス。
バラッバラな取り合わせだけど、昨日の赤がちょっぴり残っているので今日は白を。
選んだのはチリ産のソーヴィニョン・ブランで、「ぴったり半額上質白ワイン6本セット」、送料込み6,000円から。
シャルドネとは同じ2006産と昨年稽古済み。
ちなみにカベルネ2004とも稽古済み、
メルロー2004とも稽古済み。
色は、先週稽古したモンテスのよりレモン色が強めかも。
香りは、先週のソレと同じくボリューム満点。
香りの傾向は、よりソーヴィニョン・ブランらしくて、
ハーブや草っぽい香りとパイナップルのような雰囲気。
樽香は無い。
ソーヴィニョン・ブランには樽香を効かせないのが最近のチリの傾向なのかな。
味は、旨味がしっかり、酸味がそこそこ、苦味がちょっぴりで甘味はほとんど感じない。
存在感のある辛口白ワインな味わい。
やっぱり「チリ恐るべし」でありますなぁ。
並べて比較したわけじゃないけど、先週のモンテスと甲乙つけがたい感じ。
傾向的にはコチラはいわゆる普通のソーヴィニョン・ブラン、
アチラはその純粋培養、といった感じか。
19日(水)
Concha y Toro "Sunrise" Carmenere 2005
コンチャ・イ・トロ "サンライズ" カルメネール 2005
Concha y Toro
コンチャ・イ・トロ
Tinto
赤
Valle Central (Chile)
バレ・セントラル (チリ)
\980 2008/03/07
QUEEN'S ISETAN 品川店
メルシャン
本日の夕食はハンバーグ。
ワインは、とっても久しぶりに買った、
チリの大手コンチャ・イ・トロのエントリー・レンジ、サンライズ。
裏ラベルによれば『チリでしか成功していない希少なぶどう「カルメネール」を100%使って・・・』らしい。
ものは言いようですな。
確かにカルメネールってチリでしか見ないけど、
成功もなにも、そもそも他地域は栽培に挑戦していないような。
色は、赤紫色の墨汁を想わせるような濃さ。
香りは、グラスに顔を近づけるとパーっと来るくらい香りタップリ。
凄いよなぁ、どこでも売ってる1,000円以下のワインなのにこの香りのボリューム。
香りの中身は、ボルドーなんかによくあるような、
消し炭みたいなイガラッぽい感じの香りと、カシスみたいな果実香。
裏ラベルには『完熟したプラムやチョコレートのような・・・』と書かれているけど、
それも納得。
師範的にはこれを「ミシェル・ロランがプロデュースした右岸のボルドーです」
といわれたらあっさり信じます。
味は、香り相応にガツンと濃い味わい。
でも、渋くて飲めない、ってほどでは無かったり。
アルコール度数は13.5%と表記されているけど、実際はもっとありそうな感じ。
カルメネールだけど中身は重め・・・なんてダジャレは何万回も言われているんだろうけど、
やっぱり頭が下がるっすよ、この値段でこの内容は。
もちろん、単調で一本調子だったりはするわけだけど、
基本的なレベルは間違いなく高いと思う。
チリ恐るべし、コンチャ・イ・トロ侮るべからず。
78点 道場にて
16日(日)
Cote de Nuits-Villages 2005
コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ 2005
Vincent et Denis Berthaut
ヴァンサン・エ・ドニ・ベルトー
Rouge
赤
Cote de Nuits-Villages
コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\2,667 2008/01/09
ヴェリタス
ワインプレス・インターナショナル
昨日今日はまさに春の陽気であります。
こういう日は屋外で食べると気分良いだろうな、とも思ったけど、
外には黄色い悪魔が飛びまわってそうなので止めときました。
で、夕食のメニューはお安い豪州産ビーフの肩ロース肉を使ったステーキ。
ワインは、ブルゴーニュの北部、フィクザンに本拠あるドニ・ベルトー。
大昔に1996と稽古経験あり。
今回のヴィンテージは良年との噂の2005年。間違いなく美味いはず、と抜栓。
色は、このアペラシオンとしては濃く感じる赤紫。やっぱり2005年はよく熟れた年だったのかな?
香りは、残念ながらあまり強くは無い。
でも、キュッと締まった果実香はいかにも北のブルゴーニュといった感じで好印象。
味は、おだやかな渋味と上品な酸味で構成。
甘味はほとんど感じずややストイックな雰囲気。
キレイで上品、でもやや愛想の無いブルゴーニュ。
悪くは無いんだけどこの値段だからねぇ。
もう少し愛想良くしてくれれば、とも思うけど、
そうなっちゃうとブルゴーニュのアデンティティが崩れて
ニューワールドっぽくなっちゃう気がしないでもなかったり。
73点 道場にて
15日(土)
Montes "Limited Selection" Pinot Noir 2007
モンテス "リミテッド・セレクション" ピノ・ノワール 2007
Montes S.A.
モンテス S.A.
Tinto
赤
Casablanca & San Antonio Valleys
カサブランカ&サン・アオトニオ・ヴァレーズ
Casablanca & San Antonio Valleys (Chile)
カサブランカ&サン・アオトニオ・ヴァレーズ (チリ)
\1,161 (単品価格 : \1,890) 2008/02/19
エノテカ(楽天市場店)
エノテカ
今日は、プチ師範代が通う学童保育の退所式があったんで、
夕食はそこでお弁当を。
1年前までは一緒にお弁当を食べてたプチ師範代も、
ココでは「友達と食べるから」と別行動、成長を感じますなぁ。
で、その場では飲まなかったんで、道場に帰ってワインを抜栓。
モノは「ピノ・ノワール6本セット」、送料別10,000円から。
昨年、2006年産と稽古済み、結構好印象だった模様。
既に夕食は済ませているんで、乾き物的なつまみを相手のワインなんで、
こういうワインが良さそうと思ったわけですが・・・
色はかなり濃い目の紫色。ブルゴーニュのピノ・ノワールとは全く趣を異にする色合い。
香りは、イチゴジャムのようなフルーツ香りと温泉のような硫黄香。
こちらもブルゴーニュの香りとは違うけどソレはソレで良い香り。
味は、甘酸っぱくて柔らか渋い。乾き物なんかを相手にするにはちょうど良い感じ。
高級感は無いけど、使い勝手の良さそうなワイン。
いわゆるツマミ相手に飲むとか、大人数で飲むとか、そういう場面では良いパフォーマンスを発揮すると思う。
反面、料理相手にジックリ、って感じでは無いけど。
13日(木)
Montes "Classic Series" Sauvignon Blanc 2007
モンテス "クラシック・シリーズ" ソーヴィニョン・ブラン 2007
Montes S.A.
モンテス S.A.
Blanco
白
Casablnca Valley (Chile)
カサブランカ・ヴァレー (チリ)
\787 (単品価格 : \1,575) 2008/02/19
エノテカ(楽天市場店)
エノテカ
夕食のメニューが白に合いそうなブリ大根と冷奴なんで、
昨日飲み残したワインとの再稽古は明日に延期、今日は新しく白を抜栓
(これも飲み残して明日は白&赤のプチ・コースとする算段)。
モノは「ぴったり半額上質白ワイン6本セット」送料込み6,000円から。
この銘柄のシャルドネとは昨年夏に2006産と稽古済み。
この造り手のワインは、この店のみならずエノテカ輸入のワインを扱うスーパーなんかでも
非常によく見かけますな。かなり大量生産されているワインだと思われます。
栓はスクリューキャップ、楽で良いです。
色はほとんど無色。清酒か、わずかばかり赤みがあるあたりは国産の甲州種のような色合い。
香り・・・これがビックリ。
およそこのクラスのワインとは思えない香りのボリュームで、
ソーヴィニョン・ブランらしいハーブとかミネラルとかみたいな香りと、
柑橘類やまるでアルザスのゲビュルツトラミネールみたいな果実香がいっぱい。
味は、グレープフルーツの皮目の白いとこみたいな苦味がしっかり。
他には酸味がそこそこ甘味はごくわずか、偏ってはいるけど案外悪くないバランス。
純粋培養したソーヴィニョン・ブラン、といった感じで、なかなか個性的。
かつ美味いんだよね、これが。
単品価格の1,575円だったとしても十分お買い得。
やっぱり数をこなしてテクニックを身に着けたニューワールドは強いですな。
一杯分だけ残して翌日稽古、上のコメントはどれもその通り。
やっぱり品質高いです、コレ。
12日(水)
Faugeres 2003
フォジェール 2003
Dom. de l'Auster
ドメーヌ・ド・ロステ
Rouge
赤
Faugeres
フォジェール
Languedoc Roussillon (France)
ラングドック・ルーション (フランス)
\1,080 2008/03/07
QUEEN'S ISETAN 品川店
キッコーマン
本日の夕食は、豚スペアリブの照り焼きワイン風味、鶏抜き棒々鶏、レタスのサラダ。
ワインは、南仏フォジェール産の赤。
裏ラベルによれば、『1986年度世界最優秀ソムリエのジャン・クロード・ジャンボン氏が厳選したワイン』らしい。
このジャンボン氏ってのはフランスの田崎真也氏みたいな方かな?
それにしても1986年度ってのはまた大昔ですが。
ま、よくある「金賞受賞」なんかよりは信頼置けそうな気がしたのと、
値段が手頃かつラベルがシャレてたんで購入。
色は、しっかりと濃い紫色だけどほんの少しレンガ色がかった感じもあって、
2003年はもう5年も前なんだなぁ、と改めて認識。
香りは、ボリュームはなかなかで、鼻を近づけるとブワッと来る。
傾向的にはいかにも南仏な、やや垢抜けない感じの大柄な果実香。
味は、まだまだ渋味が強くて若々しい、というか若干トゲトゲしい感じ。
最初は良かったんだけど、だんだんと杯が進まなくなる。
うーん、値段を考えればまずまずな内容だとは思うんだけど、
なんとなく粗野な感じは否めない。
飲みきれなかったことと好転する可能性もあって、1/3ほど明日or明後日に持ち越し。
一日空けて二日後、やたら老成したワインに感じた。
なんだかなぁ。昨日が一番良い日だったってこと?
そんなん言ってもらわなきゃです。
70点 道場にて
9日(日)
Novellum Chardonnay 2006
ノヴェラム シャルドネ 2006
Dom. Lafage
ドメーヌ・ラファージュ
Blanc
白
Cotes Catalanes (VdP)
コート・カタラーヌ (ヴァン・ドゥ・ペイ)
Languedoc Roussillon (France)
ラングドック・ルーション (フランス)
\1,501 2008/02/02
信濃屋横浜駅シァル店
JSRトレーディング
本日の夕食料理担当は師範。
メニューはエビ/カキ/タマネギのフライ、
レタス/セロリ/ルッコラの韓国風サラダ、セロリスティック。
ワインは白、かつ揚げ物に合わせてオイリーな感じのしそうなヤツをチョイス。
昨日同様ヘビーボトルに入った南仏産ワインで、品種はシャルドネ。
以前稽古したイル・ラ・フォルジュや
ヴィニウス、ドメーヌ・ポール・マスみたいな感じと勝手に想像、
きっと蜜香バンバン樽香バンバンじゃないかと予想しつつ。
色はそれほど濃くなく、あまり黄色くも無く、どちらかというとフレッシュ系のワインの色。
香りは、蜜香はあるけど樽香はあまり感じず。あとはリンゴのようなフルーツ香がそれなりに。
味は、南のシャルドネらしく酸は弱めで甘味がややハッキリ。
でも甘ったるいってほどじゃなくて、厚みがあるなぁ、ってくらい。
予想とは違って意外と素直、というかあまり特徴の無いワイン。
でもそれくらいのほうが食事には合わせやすいし、
一人で一本飲むのには都合が良かったりするわけであります。
74点 道場にて
8日(土)
Domaine de L'Aigle Pinot Noir 2006
ドメーヌ・ド・レイグル ピノ・ノワール 2006
Gerard Bertrand
ジェラール・ベルトラン
Rouge
赤
Oc (VdP)
オック (ヴァン・ド・ペイ)
Languedoc Roussillon (France)
ラングドック・ルーション (フランス)
\1,613 (単品価格 : \2,625) 2008/02/19
エノテカ(楽天市場店)
エノテカ
春らしくなってきた土曜、夕食は簡単ローストビーフ。
ワインは、二日続けての南仏産ピノ・ノワール。
このワインは、今回買った「ピノ・ノワール6本セット」送料別10,000円の中で一番期待していた1本。
畑はラングドックでもっとも標高の高いところ(450m)に位置して冷涼な気候、
収穫はすべて手摘み、発酵は100%オーク樽(50%は新樽)とのこと。
そんな能書きよりなにより、なんたってボトルが重いのね。
名門造り手の特級畑のワインにしか使われないようなヘビーボトル。
ボトルが重きゃ必ず美味いってわけでもないけど、
造り手の意気込みが伝わってくるじゃぁないですか。
さて抜栓。ボトルは重いけどコルクは短めでちょっと拍子抜け。
色は昨日のワインと変わりなく濃い目の赤紫。
香りは、煮詰めたイチゴ+ふかした饅頭+焦がした砂糖。
複雑さもあってボリュームもまずまずで、なかなか良い感じの香り。
味も、甘酸っぱさをベースにしている点は昨日のワイン同様なんだけど、
樽の風味と丸っこさがある点で勝っていて、意外と飲み飽きせずにスルスル入る。
昨日のワインと比べると、味も香りもこっちのほうがずいぶん上手。
五割増し以上のお値段もさもありなん、という感じ。
ただ、ブルゴーニュの良いヤツと比べるとなんとなく生真面目というか、妖艶さが無いように感じるんだよなぁ。
もちろんそういうのがあるヤツとはまだ倍くらいの値段の開きがあるわけだけど。
というわけでなかなか美味しゅうございました。単品価格の2,625円でも納得の内容であります。
7日(金)
High Vines Pinot Noir 2005
ハイ・ヴァインズ ピノ・ノワール 2005
Dom. Magellan
ドメーヌ・マゼラン
Rouge
赤
Oc (VdP)
オック (ヴァン・ド・ペイ)
Languedoc Roussillon (France)
ラングドック・ルーション (フランス)
\968 (単品価格 : \1,575) 2008/02/19
エノテカ(楽天市場店)
エノテカ
夕食は、鶏肉と野菜のトマト煮、ブロッコリーのサラダ。
ワインは「ピノ・ノワール6本セット」送料別10,000円から。
セットの中で値段的にはコレが一番安い。
造り手は、ブルーノ・ラフォン氏という方で、かの有名なコント・ラフォンの当主ドミニク・ラフォン氏の実弟にあたる方らしく、
以前はコント・ラフォンでワインを造っていた方だとか。
なんでわざわざ、って気はするけどね。兄ちゃんとケンカでもしたのかな?
栓はコルクではなくてスクリューキャップ。
色は、もしブルゴーニュだったら1級以上じゃないとありえないような濃い色合い。
これで香りがガーンと来れば・・・なんだけど、残念ながら香りはおとなしめ。
煮詰めたイチゴジャムのような(ってかイチゴジャムってのは煮詰めてますが)、
いかにも南のピノといった雰囲気。
味は、渋味おだやかで甘酸っぱくて人懐っこくてなかなか良い感じ。
香りの弱さはいかんともしがたいけど、全体の雰囲気としてはまずまずよく出来ていると思う。
ここんとこ香りが弱いと感じるワインが多いけど、
師範の鼻がややバカになっているという可能性もあるかも。
6日(木)
Kari Bay Chardonnay 2006
カリ・ベイ シャルドネ 2006
The Arh Australian Wine Company (David & Dena Hickinbotham)
ジ・アール・オーストラリアン・ワイン・カンパニー (デイヴィッド&ディナ・ヒッキンボーサム)
White
白
South Australia (Australia)
サウス・オーストラリア (オーストラリア)
\683 (単品価格 : \1,365) 2008/02/19
エノテカ(楽天市場店)
エノテカ
本日の夕食は、豚とジャガイモのカレー炒め、ソーセージ入りニラ玉。
赤でも白でも良さそうなメニューなんで、在庫がダブつき気味な白を。
選んだのは、エノテカの「ぴったり半額上質白ワイン6本セット」、送料込み6,000円から。
日曜に稽古したピノ・ノワールのセットが欲しかったんだけど、
そのセットは送料別だったんで、送料込みのこのセットも合わせて買った次第。
確かに通常売価合計の半額で、割引率は高い。
「安物買いの銭失い」にならないことを期待しつつ、
通常売価の一番安い豪州産シャルドネから稽古スタート。
色は濃くなく薄くなく、普通の白ワインの色。
香りのボリュームは弱め。シャルドネらしい蜜っぽさがほんのり香る感じ。
味は、特にベッタリしてたり重かったりすることもなく、スムーズな味わい。
飲み飽きしがちなこの手の白だけど、このワインに関しては特にそういうことも無かった。
反面、個性や存在感も薄い感じ。
単品価格の1,365円だとちょっと・・・だけど、半額の683円だったらお得感アリですな。
5日(水)
Juan Francisco Reserva 2000
フアン・フランシスコ レセルバ 2000
Felix Solis (Cruzares)
フェリックス・ソリス (クリュザレス)
Tinto
赤
Valdepenas
バルデペーニャス
Valdepenas (Espana)
バルデペーニャス (スペイン)
\888 2008/01/20
サミット 権太坂スクエア店
メルシャン
本日の料理はラザニア。ちゃんとカタカナにすると「ラザーニャ」か?。
ワインは、近所(といってもあまり近くないけど)のスーパーで売られていた赤ワイン。
ラザニアだとイタリア産が良さそうだけど、あいにく無いんでスペイン産で。
造り手はスペインの最大手フェリックス・ソリス。世界でも米国のガロに次いで2位の規模だとか。
ちなみに、以前稽古した「ディエゴ・ディ・アルマグロ」なんかもココ。
大手の強みか、針金なんか巻かれちゃったりしているような高級感のある2000年産のレセルバが普通のスーパーでこんな値段ですよ奥さん!
良い時代になったもんであります。もちろん「中身が伴えば」だけど。
あと、針金は邪魔くさいだけでメリット感じないけど。
さて抜栓。色は、良い感じに赤錆色がかって熟成感が出始めた頃合の紫色。
それでも2000年ってもう8年も前であることを考えると、まだまだ若いと言える色合い。
香りは、ボリューム中程度、雰囲気はまさにスペイン産のソレで、
タバコのヤニっぽさと過熟したフルーツがいっしょくたになったワルな香り。
口に含むと、いきなり強い樽香に襲われるのもスペインっぽい。
と、香りはワルなんだけど味は案外おとなしくて良いバランス。
ちょっとイゴイゴした感じが残念だけど、なんたって888円だからねぇ。
ちょいワルだけど芯は真面目な初老のオッサン的なワイン。
なーんて人物を想像したりできるようなワインが普通のスーパーでこの値段。
やっぱり良い時代になったと思う。
74点 道場にて
2日(日)
本日は一日早くひな祭り。
以前の道場では圧倒的な存在感(というかかなりジャマ)だった雛人形も、
新道場に持ってきたら意外とこぢんまり。
ま、これくらいで良いんですけどね。
ともあれこんなのを飾ったりして、子供らの健やかなる成長を願うわけであります。
Sileni "Satyr" Hawkes Bay Pinot Noir 2007
シレニ "サティール" ホークス・ベイ ピノ・ノワール 2007
Sileni Estate
シレニ・エステート
Red
赤
Hawkes Bay (New Zealand)
ホークス・ベイ (ニュージーランド)
\1,613 (単品価格 : \2,625) 2008/02/19
エノテカ(楽天市場店)
エノテカ
本日の料理は、まずおやつにかき餅を揚げて(その時からワインを抜栓)、
夕食は昆布〆した鯛の刺身とマグロの刺身、鶏の唐揚げ、ハマグリの吸い物、ちらし寿司といったひな祭りらしいメニューで。
ワインは、エノテカの「ピノ・ノワール6本セット」、送料別10,000円から。
世界各国のピノ・ノワールを集めたセットってのはなかなか興味深くて購入。
まず1本目はニュージーランド産で。
色はピノ・ノワールとしてはやや濃いめで暗め。
香りは、イチゴとアメリカン・チェリーみたいな若い果実香がメインで、
なんとなくピノ・ノワールというよりガメイ、ボージョレ産みたいな香り。
この手のワインには珍しく樽香を感じない。
味は、甘く過ぎず渋く過ぎず酸っぱ過ぎず、バランスは悪くない。
でも、こちらもなんとなくボージョレっぽい味わい。
ピュアなフルーツがダイレクトに感じられて、これはこれで美味いんだけど、
なんだかピノ・ノワールっぽくは無いんだよね。
割引後の1,600円だったら納得なんだけど、
単品価格の2,600円はちょっとね、って感じ。
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