稽古日誌:2011年3月

 昨年末2ヶ月間の「不要贅肉削減運動」期間が終了した後も、 ほそぼそと同運動を続けておりまして、左のグラフが現在までの状況であります。 正月太りとバレンタイン太りを颯爽と乗り越えて、 当初の「64kg以下」って目標を大きくクリアし現状は概ね60kg台(2/27朝は瞬間最小59.8kg)です。 身長が173.5cmくらいなんで、体重60.5kg以下だとBMIの値は20を切って、 「やせ気味」判定のレベルまで来ました。

 で、別にやせたからって誰かに見せるわけでも褒められるわけでもないんだけど、 運動を止めちゃうと、落ちた「脂肪+筋肉」が「脂肪」のみになって帰ってくるようで、 なんとなく止められないんですな。 あと、やせることで師範の健康上で最大の課題である肝臓の数値が改善しないか、 という淡い期待もあったりして。

 ともあれ、酒飲みながらでも意思があればやせられる、ということで。 世の酒飲みな方々の参考になると思い、自慢の念を込めてグラフを掲載させて頂きました。

翌月分

30日(水)

Escudo Rojo Chardonnay 2009
エスクード・ロホ シャルドネ 2009
Baron Philippe de Rothschild (Maipo Chile)
バロン・フィリップ・ド・ロートシルド (マイポ・チリ)
Blanco
Maipo (Chile)
マイポ (チリ)
\1,305 (単品価格:\1,995)2011/03/22 エノテカ シャトー蔵出しワイン エノテカ
 ここんとこイレギュラーだった飲酒生活を改め、 今週から平常通りの飲酒量(月火木は休肝日で水金で一本)に戻します。 とはいえいきなりだといろいろアレなんで、ワインの前に缶ビールを頂いちゃってますが。 そして、選んだのはフランスの名門造り手がチリで造る「エスクード・ロホ」のシャルドネで、 この銘柄の赤とは稽古したことがあります (ココココ)。 ちなみに本日の夕食は、ツボ鯛の干物、麻婆茄子&ピーマン&人参であります。
 さて抜栓。色は、明らかに普通の安白ワインとは異なる、 きちんとした濃さのあるレモン色。 香りは、ボリュームこそそれほどでもないけど、 アカシアの蜂蜜(の香りを知ってるわけじゃなくイメージですが)みたいな蜜香と、 品の良い樽香があって、なかなか高級感のある香りです。 味は、香りをはるかに凌駕する濃さがあって、 コッテリとした飲み心地とやや攻撃的な存在感もあります。 好き嫌いはあるかもだけど、チビチビ飲めば滋味深さが楽しめるワインです。
 やはり名門の腕の面目躍如ですか。 今日のメニューだと、干物よりも麻婆茄子みたいな濃い味付けの料理とのほうが相性良いみたい。 一口にチリワインといってもいろいろバリエーションのある時代になりましたな。

 半分以上残して翌々日稽古。 抜栓初日はやや閉じている感じがしたんだけど、 想像通り二日後はかなり開いていました。 ちょっと南ブルゴーニュはマコンあたりで気合の入った白ワインのような感じ。 なんか得した気分で+2点です。
76(+2)道場にて

27日(日)

 ここんとこ週末天気が悪かったり、 地震の影響でゴタゴタしていたりで、週末のウォーキング&ジョギングを中断しておりましたが、 満を持して再開であります。 本日のコースは師範的には定番な、大岡川沿いからみなとみらいに入って国道1号側で帰ってくる1周13km、 のんびり走って1時間30分のコース。

 道場を出たのは朝の5:30前だったんだけど、赤レンガ倉庫に着いた頃には既に日が昇ってました。 いつの間にか日の出が早くなってますなぁ。

 ちなみに体重はというと、月初より若干下がって概ね59kg台をキープできております(今朝は69.4kg)。 次の人間ドックまではこの状態を維持したいんだけど、果たして上手くいきますかどうか。

Sileni "Celler Selection" Hawke's Bay Syrah 2008
シレーニ "セラー・セレクション" ホークス・ベイ シラー 2008
Sileni Estate
シレーニ・エステート
Red
Hawke's Bay (New Zealand)
ホークス・ベイ (ニュージーランド)
\1,271 (単品価格:\1,942)2011/03/22 エノテカ シャトー蔵出しワイン エノテカ
 本日の夕食は、骨付き鶏モモ肉のオーブン焼きとか。 ワインは、先週買ったエノテカ12本セットの中から。 エノテカのセット、昨年までは12本で1万円弱の「パーティパック12」というのがあったんだけど、 今は9本で9,450円に実質値上げされちゃいました。 そして、同じく12本セットの「エヴァーグリーンボックス」が 18,900円から15,750円に値下げされていたので、コチラに鞍替え。 その中からトップバッターに選んだのがこのニュージーランド産シラーであります。
 色は、キッチリとした紫色だけど、いわゆる豪州産のシラーズと比べるとやや明るめのような。 香りも色の印象と同じで、豪州のシラーズとは違います。 "Shiraz"ではなく"Syrah"と名乗っているのもその理由かと思うけど、 シラーというよりグルナッシュみたいな、煮詰めたイチゴジャムみたいな香りがメインです。 もちろん、シラーらしいスパイシーさもあるけどね。 そして、多分木樽による醸造は行われていないか、あっても軽くだと思われます。 味わいはというと、基本的に甘酸っぱい感じでそれなりにバランスは悪くないです。
 ニュージーランドというと、いつもオーストラリアと似たワインを想像してしまうけど、 実はもっとクールなワインが多いんですな。 このワインもそうで、オーストラリア産にありがちなグジュッと濃くて樽バッチリな赤ワインではなくて、 サクッとした果実味がメインのやや涼やかなワインです。
75点道場にて

25日(金)

Basitide de Garille "Cuvee Fruitee" Viognier 2009
バスティード・ド・ガリーユ "キュヴェ・フリュイテ" ヴィオニエ 2009
Miren de Lorgeril
ミルン・ド・ロージュリユ
Blanc
Oc (VdP)
オック (ヴァン・ド・ペイ)
Languedoc Rousillon (France)
ラングドック・ルーション (フランス)
\1,1902011/03/19 信濃屋 横浜駅シァル店 田地商店
 本日の夕食は、イカのミンチを巻いたエビフライ(by生協)、豚バラ肉と白菜の煮物。 豚バラ&白菜の取り合わせは、いわゆる「常夜鍋」といわれる鍋と同じですな。 これが美味いんだよね。まるでアンパンと牛乳のような、1+1が3にも4にもなる感じ。 比較的最近メジャーになった取り合わせだと思うけど、 美味しさの可能性は無限大ですな。 さてワインは、南仏産のヴィオニエであります。
 色は、普通に薄くなく濃くなくな白ワインの色です。 香りは、ヴィオニエらしい花のような華やかな香りに加えて、 甘い蜜入りリンゴみたいな香りがあります。 味は、酸味は弱めでコクと甘味、それにブドウの皮めをガシガシ噛んだみたいな渋味があります。 パワーという意味では十分なんだけど、ちょっと険しくてグイグイとは飲めない雰囲気です。
 濃いワインを造りたくて頑張って抽出を強くしちゃいました、という感じ。 ヴィオニエらしさもあるにはあるんだけど、もう少し軽くても良いんじゃ・・・と思っちゃいました。

 3杯分くらい残した翌日再稽古。 そんなに落ちた感じは無いけど、 やはり全体的なユルさというか締まりの無さは否めません。 「惜しいなぁ」というワインでありました。
70点道場にて

24日(木)

 本日は次女が通う保育園の卒園式。 2001年、長女が0歳の時から(途中転園を含めて)まる10年の長きに渡って 保育園児の保護者な師範と師範代でしたが、これでようやくお役御免となりました。

 で、保育園の卒園式の面白いところは、 式ではみんな「さようなら~」ってお別れするわけだけど、 保育自体は3月31日まで続くので、明日はまたみんな「おはようございま~す」なんですな。 なのであまり悲壮感?はありません。

 そして夕食は「家族でお疲れ様&お祝い会」ということで 昨年末にも行った磯子のお寿司屋さん、 鮨処なかので食事。
 今回も、前回と同じく 師範と師範代が5,000円のおまかせ月コース、子供らが3,500円のおまかせ雪コース。 月コースの内容は下記。

前菜2品:ホタルイカとワケギのぬた
お造り3品:お造り(ガス海老、真鯛、赤貝)(左写真)
炊き合わせ:タコの柔らか煮、筍、人参、菜の花
焼き物:サザエの壷焼き
揚げ物:春の山菜3品(コゴミ、タラの芽、ふきのとう)
握り:中トロ、カンパチ、赤身、サヨリ、コハダ、イクラ、アナゴ(下写真)
お椀:海老の味噌汁
デザート:わらび餅

その後追加で下記の握りを師範/師範代で2貫ずつ、長女が1貫注文。
真鯛、真アジ、トビコ(by長女)

 やっぱり美味いよね。前回同様、コースのままだと量的にはちょっと不足感があったりするんだけど、 質的には申し分ありません。 そして、同じコースを注文しても季節が違えば内容が全く変わるので、 毎度このコースで良さそうな感じです。

 あと、ここの魚類には産地が書かれているんだけど、 残念ながら本日は東北地方産の魚は一切ありませんでした。 この状況だと当然なんだろうけど、やはり寂しいよね。 一日も早い復興を心よりお祈りしております。
 アルコールも当然飲んでおります。

生ビール×2:(グラス) \600[\0]×2
上喜元 翁:(方口) \1,100
グラス 白ワイン(ジャンジャン ソーヴィニョン・ブラン) :(グラス) \450

 今回は、上記のうちのビール2杯と子どもら用のソフトドリンクは、 「ぐるなび」のサイトについている「飲み物一杯無料クーポン」が利用できたので、 大変安く付きました。 清酒は、最初は福島産の「天明」というのを注文したんだけど、 あいにく売り切れ。皆さん考えることは同じなのかな? 替わりに注文した「上喜元 翁」は前回も頼んだ銘柄で、納得の美味しさでした。

 そして、今回話のタネに思い切って頼んだグラス白ワインに関しては、正直良いほうに裏切られました。 こういう店なんで、ワインの注文なんてほとんど無いだろうから状態を心配したんだけど、 思いのほか香りも生きているし、キリリと酸味の立った味わいはこういう料理に良く合いそうでした。

 家族四人で飲んで食べて、 お会計はトータルで21,000円強。 絶対額的には決して安くはないけど、たまの贅沢を満足させてくれるお店であります。

23日(水)

Chianti 2009
キアンティ 2009
Melini
メリーニ
Rosso
Chianti
キアンティ
Toscana (Italia)
トスカーナ (イタリア)
\810 (単品価格:\1,029)2011/02/16 金沢マル源酒店 モンテ物産
 本日のワインは「赤ワイン5本セット」、税送料込み3,980円からの1本で、 イタリアで最も知名度の高い原産地呼称と思われるキアンティ。 このメリーニ社が、キアンティのフィアスコ・ボトル(藁に包まれた丸めのボトル)を考案したらしい。 それは輸送性の向上に貢献したでしょうなぁ、と感心する一方、 『あぁコレがいわゆる安キアンティの発祥なんだな』と、 ヒネクレた見方をしてしまう師範であります。
 色は、思ったよりも濃い目の紫色・・・って、師範がどう思ったか判らないと情報ゼロですが。 香りは、ボリューム弱めながらイタリアらしいスミレっぽい感じの香りがします。 味は、酸味メインで軽めの味わい。 でも、慣れてくるとその中に若干の甘味が感じ取れるようになります。
 ・・・というわけで、いわゆる「安キアンティ」であるけど、 これはこれでアリだとは思います。 なんとなく「安ブルゴーニュ」に通じる、伝統芸というか独自の世界があるような。 やっぱり、『キアンティ=安酒』なイメージは、 与えられているDOCGという最高の格付けとの落差にあるような気がします。

 1/3ほど残した翌日再稽古。 香りはボリュームも要素もほとんど変わり無いんだけど、 味は明らかに薄っぺらになってます。 こういうワインはレストランとかのハウスワインには向かないよね。 でも、一般に気軽なイタリアンのハウスワインにはこういうのが使われていて、 そしてグラスの中にはヘタリ切ったワインが注がれていたりするような。
68点道場にて

21日(月祝)

Bourgogne Pinot Noir 2008
ブルゴーニュ ピノ・ノワール 2008
Dom. Chevalier Pere & Fils
ドメーヌ・シュヴァリエ・ペール・エ・フィス
Rouge
Bourgogne
ブルゴーニュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\1,450 (単品価格:\1,800)2010/10/18 ヴェリタス ワインプレスインターナショナル
 連休最終日の夕食は、ちょっと贅沢してすき焼き。 肉は茨城産であります。 そしてワインは、かなり以前に買った「職人蔵ブルゴーニュ+極上ボルドー赤6セット!≪第50弾≫」税&送料込み9,980円から。 ちなみにこの銘柄は半年前に稽古済み。 飲んだことあるワインがセットに含まれていると普通はガッカリするんだけど、 このワインに関してはかなり好印象だったので、 どちらかというと嬉しいダブりであります。
 さて抜栓。色は、ホントにこの値段のブルゴーニュとは思えないくらい、 キレイに澄んで赤みのハッキリした紫色です。 香りは、果実っぽさ3割/ケモノっぽさ7割で、 ちょっと一般ウケは難しいのかもわからないけど、 安ブルゴーニュ・ファンにとっては申し分ない香りの要素とボリュームです。 味も、こぢんまりとしていつつも酸のキレイさや深みがあって、 物足りないとか飲み飽きとかとは別次元、サクッと良い感じに一本空きます。
 再度の稽古ではっきり認識、やっぱりこのワインは美味いです。 ブルゴーニュ判官贔屓といわれようが、やっぱり80点台をあげたくなるクオリティを感じます。 でも、正直それ以上ではありません。 ちなみにこの造り手のワインは、特級畑「コルトン・ロニェ」の2006年も買ってます。 それも楽しみ (販売店のコルトン・ロニェの ページ)。
80点道場にて

20日(日)

Cono Sur Riesling 2009
コノ・スル リースリング 2009
Vina Cono Sur (Adolfo Hurtado)
ビーニャ・コノ・スル (アドルフォ・フルタード)
Blanco
Bio-Bio Valley (Chile)
ビオ・ビオ・ヴァレー (チリ)
\7882011/02/16 金沢マル源酒店 スマイル
 本日の夕食は手巻き寿司。寿司種はマグロとかヒラメとか玉子焼きとか。 ワインは、安ワイン者の必修銘柄「コノ・スル」のスタンダード・レンジ、 いわゆる「ヴァラエタル」という言われているシリーズからで、品種はリースリング。 コノ・スルは一通り押さえていたつもりだったけど、調べたところリースリングとは初稽古みたい。
 さて抜栓。色は普通に薄めの白ワインな色だけど、 グラスの内側にちょっと泡が付くので、炭酸が残っていそうなことが見て取れます。 香りは、柑橘類の花の香りに(師範の生まれはミカンの産地のそばでした)、 リースリングらしいジッポのオイルみたいな揮発油香があります。 味は、ドイツのリースリングみたいな甘口じゃなくて、 アルザスのリースリングみたいな辛口。 それなりに膨らみとコクとがあって、良い塩梅に仕上がっています。 ただ、抽出が強いのか後味にちょっと苦味が感じられるのが画竜点睛を欠いていますが。
 とはいえちゃんとリースリングの特徴が感じられて、バランスも良くて、 この値段はやっぱりお見事。 ホント最近のコノ・スルはハズさないよね。 赤も白もいろいろな品種があって銘柄も多いんで、 コノ・スルだけでローテーションを組んでも良いくらい。 もちろん「安ワイン道場師範」の立場としてはそうもいきませんが。
ショップへのリンク: Cono Sur Riesling 2009
75点道場にて

19日(土)

Salice Salentino "Terredelgrico" 2004
サリーチェ・サレンティーノ "テッレデルグリコ" 2004
Terre del Grico
テッレ・デル・グリコ
Rosso
Salice Salentino
サリーチェ・サレンティーノ
Puglia (France)
プーリア (フランス)
\1,4852011/01/08 関内 サンタムール カツミ商会
 三連休初日は自宅です。というか、さすがにこの三連休は遠出する予定はありませんが。 夕食のメニューは鶏の唐揚げにナスの揚げびたし、海草サラダとかです。 そしてワインは、イタリア産のちょっと良さげな1,000円台中盤のワインを持ってきました。 品種は、80%がネグロアマーロ、20%がマルヴァジーア・ネラという、 なんだか映画に出てくる悪役俳優コンビみたいな名前の品種です。 また、この造り手の廉価版?2000年産は以前(といっても7年前)に稽古しております。
 色は、まるでちょっと古いボルドーみたいな、静脈血を澄ませて凝縮させた感じの、 サラミの血の部分のような色合い。 香りは、最初に感じるのはさくら餅とかスミレみたいなイタリアらしい香りだけど、 深く嗅ぐとニューワールド産の赤みたいなインクとか樽の香りがします。 この値段としてはかなり複雑な香りです。 味は、しっかりとした味わいがありながらも重すぎずギスギスせず、 良い感じに熟成して丸まった味わいが感じられます。
 というわけで、この値段とは思えないくらい充実した内容のワインでした。 やっぱり南イタリア産みたいな、そもそもパワフルなワインは、ある程度熟成させて飲んだほうが美味いんでしょうな。 なかなかそういうのに出会えないのが残念ですが。
81点道場にて

18日(金)

Portale d'Aspla Bianco 2009
ポルターレ・ダスプラ ビアンコ 2009
Duca di Salparuta
ドゥーカ・ディ・サルパルータ
Bianco
Sicilia (IGP)
シチリア (IGP)
Sicilia (Italia)
シチリア (イタリア)
\7882011/02/16 金沢マル源酒店 モンテ物産
 本日のワインは、イタリアはシチリア島産の白で、品種はインツォリア。 このワイン、販売店のサイトでは「定価税抜き1000円のところ、750円」書かれて売られていたんだけど、 計算されたメールでは900円になってました。 調べてみると、買い物かごに入れた時点で900円だったようなので、 どちらが正しいのか販売店にメールで確認したところ、『記載されていた税抜き750円(税込788円)に致します』との回答。 実際は一時的なセール価格の消し忘れだったんでしょうね。 たかが150円くらいの差なんだけど、こういう対応をして頂けると嬉しいものです。
 ちなみに料理は、ラビオリとブロッコリーのホワイトソース、ラビオリとブロッコリーのトマトソースです。 同じ食材で二皿の料理にする魔法のテクニック(笑)です。
 さてワインの中身はというと、色は普通に薄めの白ワインの色です。 香りは、柑橘類とリンゴのフルーツっぽい香りがパッと香ります。 シチリア産の白ワインって、こういう明るい香りのワインが多いよね。 品種の個性なのか土地の個性なのかは判りませんが。 味は、甘からず酸っぱからず、軽めながらなかなかのバランス。
 というわけで、明るく軽快な白ワインでありました。 もちろん、それ以上の深みは無いんだけど、通常でも3桁という値段を考えれば十分でしょう。 やっぱりシチリア産はハズさないワインが多いような気がします。
ショップへのリンク: Portale d'Aspla Bianco 2009 [Duca di Salparuta]
73点道場にて

16日(水)

Congress Springs Pinot Noir "LODI" 2008
コングレス・スプリングス ピノ・ノワール "ロディ" 2008
Congress Springs Wines
コングレス・スプリングス・ワインズ
Red

Napa (USA)
ナパ (アメリカ合衆国)
\1,0802011/01/20 QUEEN'S ISETAN 品川店 東亜商事
 本日もまた夕食の調理担当は師範で、 メニューはモヤシ&キャベツと豚挽肉の炒め物、先日の残りのギョウザと青梗菜とニラを使った水餃子スープ。 道場は本日夕方18:20から輪番停電がある地区となっているので、早めの食事スタートです (結局道場のある地域では停電は実施されませんでしたが)。 そしてワインは、カリフォルニア産のお手軽ピノ・ノワールをチョイスしました。
 色は薄めの赤紫で、「ガーネット」と言うんでしょうか、いかにもピノ・ノワールらしい色合い。 香りは、アメリカン・チェリーみたいなフルーツ香に、革っぽい雰囲気があり、 加えて樽香まであってなかなか本格派。 味は、まるで熟成したワインみたいに渋味がこなれていて、後は甘味が結構あります。 こういう味の雰囲気はブルゴーニュとはずいぶん違う雰囲気です。
 色と香りはいかにもピノ・ノワールだけど、 味はいかにも米国産、という感じのワイン。 サービス精神旺盛というか、とても一般ウケしそうな雰囲気。 これが1,000円ちょっとなのはお買い得であります。
78点道場にて

14日(月)

Dom Potier Brut Nature N.V.
ドム・ポティエ ブリュット・ナチュレ (ヴィンテージ無し)
Dom Potier
ドム・ポティエ
Espumoso
発泡
Cava
カバ
(Espana)
(スペイン)
\9242011/01/08 関内 サンタムール カツミ商会
 本日はホワイト・デーであります。 それ以前に、本日は東京電力の輪番停電に伴う列車運休の影響を受けて、 師範は勤務先へは出勤せずに自宅でぼちぼち仕事をしておりました。 よって、夕食のメニューは師範が調理担当です。 メニューは、豪州牛の和風サイコロステーキ、アサリのバター炒め、 トマトのサラダ、玉子スープであります。 そしてワインは、スペイン産のカバをチョイスしました。
 さて抜栓。 泡立ちはシャンパーニュに比べるとかなり控えめです。 色は、カバとしては赤めというか黄金色に近い色合いで、 なんとなく良さげな雰囲気が漂います。 香りは、鼻で嗅ぐ分には完熟リンゴと飴っぽさがあってなかなかナイスなんだけど、 口に含むといわゆる安カバっぽい金属的な雰囲気が鼻に向けます。 味も、悪くは無いけどやっぱりちょっと寂しいかな。 なにより金属を舐めるような感じが残念。それさえなければとてもとてもシャンパーニュっぽいんだけど。
 というわけで、特段なにか優れたポイントがあるわけじゃないんだけど、 これはこれで美味いです。 師範の場合、スパークリング・ワインに関しては良いも悪いもクリップされるというか、 とても良いワインにめぐり合う可能性は低いのと同様、 とても悪いワインにもめったに出会わないんですな。
70点道場にて

13日(日)

Morey-Saint-Denis 2001
モレ・サン・ドニ 2001
Georges Lignier et Fils
ジョルジュ・リニエ・エ・フィス
Rouge
Morey Saint Denis
モレ・サン・ドニ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\2,9802011/01/20 QUEEN'S ISETAN 品川店 ヴィノラム
 本日の夕食は、自家製ギョウザ、青梗菜と玉子のスープ。 道場のギョウザは、豚肩ロースを自分で叩いたミンチと、キャベツ、ニラ、長ネギ、生姜、ニンニクを使います。 で、これが美味いのよ。挽肉じゃなくて粗く叩いた肉を使うのがキモです。
 さてワインは、久しぶりにちょっと良いワインを開けたくなって、 ブルゴーニュの村名畑、2001年産をチョイス。 造り手のジョルジュ・リニエは、 比較的手頃な価格ながらクラッシックなブルゴーニュが味わえるんで、 好きな造り手の一人です。 このワインも、道場稽古範囲ぎりぎりの2,980円。これでちゃんとした熟成ブルゴーニュ感が味わえればめっけもん、と。
 さて抜栓。色は、10年前のワインということでそれなりにオレンジがかった感じはあるけど、 まだ「枯れた」とかいうレベルまでは至っていない、それなりに若さを感じる色合い。 香りは、非常にナイスです。アプリコット・ジャムみたいな果実香に、 奈良漬みたいな熟成感。ボリュームもなかなかのもので、 熟成ブルゴーニュに期待する香りがバッチリ。 味は、最初はなぜか炭酸みたいなジリジリ感を感じで、 以降も思いのほか渋味が目立って固い感じ。 もちろんスジの通った酸味や甘味もあるんだけど、 それらがちょっと痩せて渋味の頂だけがちょっと顔を出している、って感じ。
 香りはこの値段とは思えない素晴らしさ。 味がちょっと残念ではあるけど、それでもそこそこナイスな感じかと。 ブルゴーニュ判官贔屓な師範にとっては、 稽古範囲内でこういう熟成ブルゴーニュが味わえるのは大変幸せなことでございます。
82点道場にて

12日(土)

Lupo Nero 2009
ルポ・ネロ 2009
Rocca
ロッカ
Rosso
Rosso Puglia (IGT)
ロッソ・プーリア (インディカッツィオーネ・ジェオグラフィカ・ティピカ)
Puglia (Italia)
プーリア (イタリア)
\545 (単品価格:\693)2011/02/16 金沢マル源酒店 飯田
 幸い道場は震災による被害は全く何もありませんでした。 被災された方には心よりお見舞い申し上げます。
 さて一週間ぶりの自宅でワインであります。 選んだのは「赤ワイン5本セット」税送料込み3,980円からの1本で、先週と同じくイタリアはプーリア州の産。 というか、この赤ワインセットは全てイタリア産でした。 ちなみにこのワイン、通常の単品価格でも693円と、非常にお手軽な販売価格。 これで内容がマトモだったら嬉しいな、と思いつつ抜栓。
 色は、この値段のワインとは思えないちゃんとした濃さのある紫色。 香りも、イタリア産らしい桜餅っぽい果実香に加えて、 なんとなくミルクっぽい雰囲気もあってなかなかナイス。 ただ、残念ながら味が薄いのよ。色や香りがマトモな分、 味の薄さが悪目立ちしてしまう感じ。
 抜栓して30分くらい経つと、当初は薄く感じられた味わいに甘味と厚みが乗ってきて、 それほど頼りない感じではなくなります。 空気に触れて開いた、というより温度が上がったことによる影響のような感じですが。
 というわけで、700円のワインとしては十分イケてます。でも2,000円ではないな、というレベルです。 あまりフルーツフルーツしていない香りがあって軽いワインなんで、 和食なんかにも合わせやすそうでもあります。
71点道場にて

11日(土)

Concha y Toro "Sunrise" Cabernet Sauvignon 2009
コンチャ・イ・トロ "サンライズ" カベルネ・ソーヴィニョン 2009
Concha y Toro
コンチャ・イ・トロ
Tinto
(Chile)
(チリ)
\1,0682011/03/11 ファミリーマート 新馬場サクセス通り店 メルシャン
 午後に発生した東日本大震災の影響で、首都圏の鉄道は全て運行取りやめ。 よって師範はいわゆる「帰宅難民」になってしまいました。 こういう時に頼りになるのは近くに住む友人、 ということで師範の勤務先からほど近い所にお住まいのバンドのキーボードMz氏宅にお邪魔することに。 難民のくせして夜8時前にはビールを飲み始め。 いやー、大渋滞の中歩いて帰宅するのに比べれば天国、大変ラッキーでした。 そしてこのワインは、Mz氏宅の近所のコンビニで買い求めたもの。 おにぎりとかはガンガン飛ぶように売れてましたが、 さすがに長距離徒歩帰宅のお供にワインを選ぶサムライはいないようでした。
 さて中身はというと、しっかりと濃い色に、煮詰めたベリーのような濃い果実香。 ちゃんと樽香もあってなかなかの香りです。 味も、甘さしっかり渋味しっかりで、飲み応えのある味わいです。
 いやー、やっぱりハズさないよね、この銘柄は。 普通にコンビニで買える流通量で1,000円程度の値段なのにこのクオリティはさすがだと思います。 師範とMz氏と二人で飲んでたんだけど、ほどんど師範一人で空けちゃったような感じでした。
(75点)Mz氏宅にて

Chateau Tour Sauvalade 2009
シャトー・トゥール・ソーヴァラード 2009
Ch. Tour Sauvalade (Union de Producteurs a Lugon)
シャトー・トゥール・ソーヴァラード (ルゴン生産者組合)
Rouge
Bordeaux
ボルドー
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
(Mz氏から) 大丸産業
 夜も遅くなってMz氏の奥様帰宅。 バスに乗ったり歩いたりでかなり難儀して帰宅されたとのこと。 コチラはすでに出来上がっててスミマセン。 そして、お疲れでしょうに師範らのために鍋を作って頂きました。ありがたやありがたや。 さらに、出して頂いたのがこのワインであります。ますますありがたやありがたや。
 色は・・・どうだったっけ?師範はビールと前のチリ産ですでにかなりメートルが上がっておりましたゆえ、 あちこち記憶にございません。 香りは、抜栓してすぐは冷蔵庫に保管されてたためか冷えすぎててボリューム弱めだったけど、 温まるとそれなりに香ってきたような。 味は、重い軽いで言えば前のチリ産よりかなり軽いんだけど、 結構バランスが良くて品の良い味わいだったような。
 ・・・と、わざわざ出して頂いたにも関わらずあまり覚えてなくてスミマセン。 そして、Mz氏の部屋にベッドまで用意して頂いてホントにスミマセン。 大変助かりました、震災の日の夜でありました。
(70点)Mz氏宅にて


9日(水)

 ここんとこ外飲みが続いております。 下に書いた回転寿司の翌日の日曜も外飲みでした。 そして本日は、師範中学時代の同級生ら9人で、 参加者のTn君が異動で地元に帰る送別会を兼ねた飲み会 (前回の記録はココ)。 場所は、赤坂にある鉄板焼き屋、神戸・ネギ焼 MARUYOSHIという店で。 大都会東京の真ん中の、 暗めの照明に黒を基調としたシックな店で、 熊本弁バリバリの会話をする異様なオッサン集団であります。

 注文したのは、2時間飲み放題付きで一人3,900円のコース。 いやー、こんな赤坂みたいなシャレた街にある店でも、 今はこれくらいの値段で飲めるんですな。 そして料理の内容は以下。
お通し(根菜類の煮物)
サラダ
焼いたキャベツとホルモン
砂肝マヨネーズ焼き
豚キムチ
お好み焼き(左写真)
そばめし
 基本的にはジャンキーな味の濃い料理がほとんどだけど、 ビールのアテにはこういうのがなんとも美味いんですな。 また、お好み焼きの上には送別されるTn君の名前を書いてくれたりしてました (一部個人情報ゆえモザイク処理)。

 酒は、最初ビールをジョッキで3杯ほど飲んだあと、飲み放題に含まれていたワイン↓を頂きました。

B&G Chardonnay Reserve 2009
B&G シャルドネ レゼルヴ 2009
Balton & Guestier
バルトン&ゲスティエ
Blanc
Oc (VdP)
オック (ヴァン・ド・ペイ)
Languedoc Roussillon (France)
ラングドック・ルーション (フランス)
\0 (飲み放題コース内) メルシャン
 というわけでまずは白から注文。 一般的な認識としては、「飲み放題のワインに美味いもの無し」が定説なんだけど、 この店はちゃんとしてそうなワインの空き瓶が入り口に飾ってあったり (メニュー見て無いので実際なにがあったかはわかりません)、 グラスやカラフェじゃなくボトルで出されるということなので、 思い切って注文してみました。 そうしたら出されたのは、フランスの大手ネゴシアン「バルトン&ゲスティエ」のものでした。 『もしかすると国内大メーカー系の激安なヤツかも・・・』と不安はあったんで、 比較的マトモな銘柄でホッとしました。 また、白はちゃんとワインクーラーに入れて出してくれます。
 さて中身はというと、照明が暗いので色はよくわかりません。 香りは、ボリューム弱めではあるけど、 柑橘類やリンゴやモモのフルーツ香が親しみやすい雰囲気です。 味も、変に甘かったり出所不明なコクがあったりはせず、 素直に薄めでストレートな味わいに好感が持てます。
 この銘柄、確かANAのエコノミーとかでも出されるヤツで、 あまり面白みはないんだけど、 飲み放題でこれなら十分じゃないかと。 ただ、料理は味の濃いメニューが多いんで、 フランス産じゃなくてチリとかオーストラリアあたりの安ワインを持ってきた方が、 より相性が良いんじゃないかとは思いますけどね。
69点「神戸・ネギ焼 MARUYOSHI」にて

B&G Cabernet Sauvignon Reserve 2009
B&G カベルネ・ソーヴィニョン レゼルヴ 2009
Balton & Guestier
バルトン&ゲスティエ
Rouge
Oc (VdP)
オック (ヴァン・ド・ペイ)
Languedoc Roussillon (France)
ラングドック・ルーション (フランス)
\0 (飲み放題コース内) メルシャン
 4人くらいで白一本サクッと飲み干して、次は赤を注文。 おおかた想像される通り、銘柄は白と同じで「バルトン&ゲスティエ」のものでした。 ちなみにワイン以外は皆さんビールとか焼酎とかを飲んでます。 ワインなんてなこジャレた酒は、九州率100%なこの席の中では浮いた存在であります。
 さてワインの中身はというと、 こちらも想像通りというか無難なワインでありました。 香り弱めだけどベリーっぽい果実と青っぽい感じがあって、 味も渋からず甘からずの軽めだけど軽すぎず、で。 裏ラベルに書かれている"Opulent full-bodied, with intense black fruit aromas and an oaky finish."に関しては、 "black fruit"以外はちょっと違うかな、です。
 ともあれ赤坂で、酒料理込みの3,900円の飲み放題で、 このワインが飲めるんだったらお買い得でしょう。 だって、このワインだけ1本注文したって3,000円くらいは取られるんじゃないかな? ただ、こちらもニューワールド産の方が合いそうなのは白同様です。
68点「神戸・ネギ焼 MARUYOSHI」にて

 ・・・と、飲んで食べてしゃべってしゃべって、な2時間でありました。 終了がまだ10時前だったんで、この後はバー的な二軒目(店失念)に行き、 例によって飲み過ぎな夜でありました。ちゃんちゃん。
 ともあれ皆さんお疲れ様でした。地元でも頑張ってちょーだい>Tn君

5日(土)

 本日は、長女・次女とも習い事のレギュレーションが一つ上がったということで、お祝いの外食。 どこに行きたいか聞いたところ、普段は全く意見の一致しない二人が「おしどり寿司!」と珍しく一致。 というわけで、ジャンボおしどり寿司 希望ヶ丘店まで遠出(と言っても車で片道20分くらい)。

 彼女らにとってなぜココが良いのかというと、 (想像だけど)あまり待たないことと、掘りごたつ式の座敷があることなんですかね。 それにしても、子どもは回転寿司好きだよね。 回転しない寿司の選択肢もあるんだけど、彼女らのチョイスは迷わずコチラでした。

 で、本日は白身魚が大ヒット。 真鯛とヒラメとスズキの「春の活魚三昧」がとても美味しくて2皿頼んだほか、 単品で真鯛、ヒラメ、タチウオなんかをバクバクと。 白身はいわゆる〆たてのコリコリした歯応えが味わえるもので、 江戸っ子のグルメな方にとってはイマイチなのかもだけど、 田舎モンの師範一家にはとてもナイスな状態です。

 ちなみに左写真は、炙ったエンガワ、炙ったサーモン、炙ったシメ鯖の「炙り物三昧」。 こういう、普通お寿司屋さんでは頼まないメニューがあったりするのも回転寿司の楽しさですな。

 アルコールは、最初生ビールを頂いた後、今日は熱燗(二合)を頂きました。 この店の清酒は、この熱燗と前回注文した冷酒、 あとは地酒が一種類。 もう少し清酒含めたアルコールのバリエーションを増やしてくれれば良いのになぁ。

 さてお会計は、寿司のほかに茶碗蒸しやお酒も含めて皿数にして34皿、 お支払いはお店のサイトの10%割引券を利用して9,000円弱。 家族四人がおなかいっぱい寿司を食べて、 それなりに満足度の高い魚で酒まで飲んでこの値段は嬉しいですな。

4日(金)

Black Opal Shiraz 2009
ブラック・オパール シラーズ 2009
Black Opal Wines
ブラック・オパール・ワインズ
Red
South Eastern (Australia)
サウス・イースタン (オーストラリア)
\1,3902010/11/10 ドラジェ ヴィレッジ・セラーズ
 本日の夕食は、ハムとブロッコリーのサラダ、八宝菜。 どちらかというと白っぽいワインが合いそうなメニューなんだけど、 今日は昼のうちからなんとなく濃い赤が飲みたかったんですな。 というわけで食事との相性は置いといて濃そうな豪州産シラーズをチョイス。 この銘柄は昨年12月にシャルドネと稽古済み。 ちょっと残念な結果っぽかったけど、さて赤はどうでしょうか、と。
 色は、想像通りのパリッとした青黒い濃さ。 香りは、プラムのドライフルーツみたいな甘く濃い果実香がピシッと。 樽香はあまり感じません。この銘柄はあまり樽を効かせないのかも。 味は、とにかく果実味タップリで、馥郁たる甘味と旺盛だけどカドの取れた渋味。 酸味もきちんとあってバランスも悪くなく、シッカリ感は申し分ないです。
 シャルドネに感じたようなユルさ(酸の不足)は感じなくて、 ストレートに果実っぽさが味わえる判りやすい赤ワインであります。 これくらいの内容があれば、1,000円を大きく越える価格帯としても納得感があります。

 1/3くらい残した翌日再稽古。 香りのボリュームは明らかに増していて、昨日は弱かった樽香も前に出てきた感じ。 味わいなんかも全くヘタッた感じはありません。 このワインは明らかに翌日の方が美味いよね、ということで+2点。
77(+2)道場にて

2日(水)

Carraia Primitivo 2009
カッライア プリミティーヴォ 2009
Castellani
カステラーニ
Rosso
Puglia (IGT)
プーリア (インディカッツィオーネ・ジェオグラフィカ・ティピカ)
Puglia (Italia)
プーリア (イタリア)
\703 (単品価格:\893)2011/02/16 金沢マル源酒店 オーバーシーズ
 本日の夕食はモツ鍋。 こういうちょっとジャンキーな味わいの料理には、 甘めの豪州産あたりかイタリアのパリッとしたヤツか、って気分だけど、 手元にイタリアの在庫が多かったのでこのワインをチョイス。 モノは「赤ワイン5本セット」、税送料込み3,980円からの1本で、プーリア州産のプリミティーヴォ。 ちなみにこの造り手のワインとは、 白の2007産ヴィオニエと稽古済みで、カッチリしたワインだった印象。 ただ、品種もヴィンテージも産地(ヴィオニエはシチリア産)も違うんで、全く別物と思ったほうが良さそうだけど。
 さて抜栓。色は、南イタリアの産らしくきちんと濃い紫色。 当然グラデーションとかは無くてストレートな色合い。 香りは、ボリューム的にはやや弱め、ブドウの香りに加えて柑橘類、それに野菜っぽい感じが加わった香り。 味は、渋味の固さがやや残る感じだけど、 酸味や甘味も感じられて、小さめながら良い感じにまとまってます。
 プリミティーヴォって、米国のジンファンデルと同じ品種らしいけど、そんな感じはあまり受けません。 ジンファンデルって、良くも悪くもユルくて社交的な雰囲気だけど、 このプリミティーヴォはカチッと小さく締まった雰囲気です。 そのあたりは以前のヴィオニエと似た傾向かな? ともあれこの値段であることを考えれば、そこそこコスト・パフォーマンスは高いと思います。

 翌日はひな祭り、清酒で食事を頂いたあと、食後酒的にひなあられを肴に残りと稽古。 色は当然変わり無いんだけど、香りも味も昨日よりややショボくなっております。 やはりこのクラスは翌日開く体力は無いのかもね。
71点道場にて

前月分

by 師範