元号が令和に変わりました。
語り尽くされた話だと思いますが、こういう風に明るくて計画された感じの改元は良いですな。
昭和から平成の時の、歌舞音曲禁止やらの自粛モード、突然発表される新元号と比べたら雲泥の差です。
さて「安ワイン道場」は5月で23年目に入ります。
この22年間、始めた頃こそ積極的にいろんな方とお会いしていたりしましたが、
以降は『孤高の陰キャ』として淡々と続けて参りました。
でも、ここ1年くらいまたいろんな方とお会いする機会が増えてきています。
やっぱり楽しいっすね、いろんな人とお会いするのは。
というわけで「師範」の退位はまだ先だな。後継者もいないし。
名称 | Logodaj "Selection" Shiraz & Cabernet Sauvignon 2015 ロゴダジ "セレクション" シラーズ&カベルネ・ソーヴィニョン 2015 |
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生産者 | Winery Logodaj ワイナリー・ロゴダジ |
価格 | 1,045円 |
購入店 | ローソン南浅間町店 |
「安ワイン道場」を名乗っていながら、普段コンビニで売られているワインに手を出すことはほとんどありません。
というのも、コンビニの利益率を考えるとあまりお得感は無いように思えるからね。
ところが最近、ツイッターで立て続けにこのローソンで売られている「ロゴダジ」なるブルガリアのワインが美味い、との情報が流れて参りました。
ならば、ということで、急ぎ購入してきたのがこのワインです。
お値段は税別968円、コンビニの置かれているワインとしてはミドルクラスの価格帯でしょうか。
ちなみに合わせた料理は、豚ヒレ肉のソテーなどです。
色はかなりシッカリとした青みのある紫色ですが、大きめ(リーデルのヴィノム・ボルドー)に適量注いでもぎりぎり向こうが透ける清澄度があります。
液体の粘性も高く、エキス分が多そうな外観です。
香りのボリュームは、そんなにブワーッて感じではありません。
スワリングすると、明るめだけどやや青い感じの果実香と、ローズマリーのようなハーブの雰囲気を感じます。
いわゆるシラーズの熱いイメージとはちょっと違うかなぁ。日本のシラーやロワールのカベルネ・フランなんかと共通する、ちょっと涼しい感じです。
味わいは、渋味柔らか、酸もそんなに強くなく、顕著なのは甘味。数値的には、糖度8.3/pH3.4で、やはり糖度がかなり高めですね。
でも、「甘ったるい」ってほどじゃなくて、一般には「飲みやすい」って言われるバランスのような気がします。
なるほどね~、と感心しました。感心の理由は、「アルパカとかのファンを上手く上位に誘導できるだろうなぁ」ということ。
コンビニと言う販売チャネルでワインを買う層の嗜好が十分反映されている気がします。
甘さしっかりで渋味は柔らかで、ワンコインの雰囲気を纏いながらも複雑さなんかでは一枚も二枚も上手です。
『チリのは重くて・・・』という顧客の受け皿になっていると見ました。
やっぱコンビニのマーケティング力は流石だわ・・・でもアルコール度数14%でこの甘さ、結構補糖してるよねコレ。
点数 | 72点 |
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名称 | Puente de la Vega Arcilla 2016 プエンテ・デ・ラ・ベガ アルシージャ 2016 |
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生産者 | Bodegas Y Viñedos Venta la Vega ボデガス・イ・ビニェードス・ベンタ・ラ・ベガ |
価格 | 841円 (単品価格:948円) |
購入店 | ヴェリタス?輸入直販ワイン専門店 |
水曜の夕食当番は師範で、本日のメニューは棒棒鶏(w/CookDo)、春巻(お惣菜)、フカヒレの中華スープ(w/Knorr)。
CookDoの棒棒鶏ソースのレシピには鶏肉とキュウリしか書かれていませんが、トマトとクラゲは必須です。
そしてフカヒレスープのベースには棒棒鶏用の鶏モモ肉を茹でた汁を使ったので標準レシピより旨味がタップリ、
それをマイルドにするために水の量は1.5倍にしました。
そんな中華っぽい料理に合わせて選んだワインは、
ヴェリタスの「BIOワイン極上赤だけ5本セット」のスペイン産赤。 税送料込み5,780円のセットの中で一番単価の安かったヤツです。
産地のアルマンサ地区、もちろんどこかなんて知らないんで調べました。
場所は、スペインの地中海側、バレンシア南西のやや海から離れた山の中にあります。
スペイン全体を九州に例えると宮崎の都農の山側あたり、
伊豆半島に例えると伊豆高原の大室山あたり・・・って判りますかね?
品種はガルナッチャ・ティントレラ80%とシラー20%のブレンド、フランス産オーク樽で3ヵ月熟成したらしいですよ。
色は非常にしっかりした紫色。粘性も高く、およそ3桁ワインの外観ではありません。
香りのボリュームもそこそこ立派です。色の割には明るい香りというか、
ガルナッチャ(=グルナッシュ)にありがちなオレンジの皮のツンッとした感じがまずあって、背後にシラー由来と思われる白胡椒の香りがあります。
オーク樽熟成の影響は、香りにはあまり出ていないですね。
口に含むと、かなりしっかりした酸味と、チリチリっと小さなトゲのある渋味を感じます。
味わいにも、オレンジの皮を齧った時のような刺激がありますね。
アルマンサ地区、バレンシアに近いのでオレンジの風味があるのかな?
結構荒っぽい仕上がりではありますが、ポテンシャルはあります。
軽く冷やして明るいうちに屋外で、ってのが良さそうな感じ。
オレンジ風味繋がりで、サングリアのベースなんかにしても良いかもですね。
点数 | 72点 |
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リンク |
【送料無料】 BIOワイン極上赤だけ5本セット 5,780円 Puente de la Vega Arcilla 2016 [Bodegas Venta la Vega] 948円 |
『ダイエット中の回転寿司はやめとけ』とあれほど・・・
でも手軽だし結構美味いのね、最近の100円回転寿司。というわけで本日の昼ははま寿司 横浜岡野店。
時々行くスーパーの2階にある手軽さに惹かれて、しばしば伺っています。前回の訪問は3月です。
今回のヒットは・・・特に無し。
左写真は活〆はまち。まぁこれで100円なら文句ないところですな。
休みなのでお昼だけどビールも頂きます。銘柄はアサヒ スーパードライ、中瓶が税別で480円也。
前にも同じこと書いたけど、100円寿司にスーパードライは悪くないと思います。
他にピピッと来る選択肢も無かったので、これを2本頂きました。
そんな感じで家族4人のお会計は6,000円弱。手軽だよなぁ。
もちろんちゃんとした寿司屋には全く別の良さがあることも判るけど、師範含め「人は安きに流れる」からなぁ。
そして夕方には食前酒を頂きます。
本日の癒しアイテムは、お気に入りのビール「よなよなエール」の造り手、ヤッホーブルーイングの「僕ビール、君ビール。満天クライマー」。
先週発売が開始されたもので、"Brut IPA"というスタイルのビールらしいです。
ツイッターで新発売の情報が流れて来て、なんか買わなきゃいけない気になったんですよね。
色は、普通の大メーカーのビールよりも薄いくらいの色合いで、泡の持ちも弱くて頼りない感じ。
でも香りは立派です。レモンピールのような柑橘系の香りがスパーっと香ります。これがビール?っていうくらいに。
口に含むと、やぱりIPA、しっかりした苦味を感じます。
レモンの皮の内側、白い部分の苦味にも通じる味わいです。
爽やか系に振り切ったIPA、この時期に上市するにはバッチリの商品ですな。
好き嫌いで言えば普通の「インドの青鬼」の方が好きだけど、
こういう機を見すえたマーケティングはさすがだと思います。
名称 | Château Mercian Aiakane 2016 シャトー・メルシャン 藍茜 2016 |
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生産者 | メルシャン |
価格 | 1,396円 |
購入店 | サミット横浜岡野店 |
昼間っから飲みっぱなしのようですが、もちろん夕食時にはワインを開けます。
本日の夕食は、エビ蒸し餃子、ヒラタケのガーリック炒め、トマトとブロッコリーとヤングコーンのサラダ。
昼にガッツリ食べたので、夜は軽めのメニューです。
そんな料理に合わせたのは、門下生からご推薦頂いた日本ワイン。
今日行った「サミット横浜岡野店」がワイン全品15%オフだったので、税込み1,400円以下で買えました。
門下生より安く買わないと「安ワイン道場師範」の名折れですからね(笑)
色は濃くなく薄くなく、フレッシュなブドウジュース的な感じの色合い。粘性は低め、サラリとしています。
香りは・・・正直スマンかった、ビックリしました。
まずボリュームが立派なものです。エェ!と思います。
その雰囲気も、メルローのしっとりした蔵の中みたいな香りと、マスカット・ベーリーAの甘い香りが良い感じに共存しています。
そして樽由来であろうバニラの香りもあったりして、なかなか複雑さのある香りです。
味わいは・・・チョー軽い。甘味も酸味も渋味も無いに等しくて、アルコールも11.5%と弱いので、芯から軽い味わいです(糖度とpHのグラフにも如実に現れています)
いやー、評価に悩むワインだな。香りは本当に立派なんですよ、ただ味わいがあまりに軽い。
門下生のご報告にある『メルローとマスカット・ベーリーAから造られたピノ・ノワール』は言い得て妙です。
こんな感じだと、普段チリワインとかを飲みなれている方には全く物足りないと思う。
でも普段飲まない師範代の評価は「これは美味しい」なんだな。
結果、日本に対する判官贔屓もあって、「頑張れ!」と応援したくなるワインということになります。
少なくともただ薄いだけじゃないので、アルコールに弱くて香りフェチな方にはお薦めです。
点数 | 75点 |
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さてさて「ディスクロージング・ダイエット」3週目の結果です。
減ってい・・・ないなぁ。
というか、火曜日にダイエット開始後の最高値(赤○部分)をたたき出していますが、全く理由がわかりません。
以前は同じようなダイエット活動でも、まるで水面に浮かぶウキが水中にスーッと消し込むように体重が落ちて行ったんだけど、
今回は勝手が違っています。やっぱり歳なのかなぁ。「わがままボディ」に磨きがかかった感があります。
・・・とはいえこれ以上やれることも思いつかないので、とりあえず現状のまま継続してみます。 なんとか5月末には61kg以下が見えるようになれば良いんですけど。 このまま続けて変化が無ければ、最後の手段は・・・ギブアップだな。だってほら、無理は身体に悪いから。
名称 | Poilvert-aJacques Brut N.V. ポワルヴェール・ジャック ブリュット (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | Poilvert-Jacques ポワルヴェール・ジャック |
価格 | 1,841円 (単品価格:1,976円) |
購入店 | ヴェリタス?輸入直販ワイン専門店 |
本日の夕食は、神奈川県産の鯖が美味しそうだったので自家製鯖寿司、
そして鰹が安くなって来たので鰹のカルパッチョ、それに空芯菜のガーリック炒め、トマトとアボカドのサラダ。
初夏らしいメニュであります。
そして本日は、何を隠そう「安ワイン道場 公開22周年記念日」です。おめでとうございます>自分。
家族もその事実を知らない(興味無さそうなので知ってもしょうがない)ので、一人こっそりお祝いします。
折角のお祝いの日なんで、何か良いワインを開けようかとも思ったけど、
どう転んでも昨日のワインの数々には敵いっこないので、
選んだのは安シャンパーニュ。ほら、だってお祝いといえばシャンパーニュでしょ。
銘柄はポワルヴェール・ジャック、超豪華シャンパン 4本セット 9,180円からの一本。
「超豪華」の根拠は問わないとして、先月も(ラベルデザイン違いを)稽古しております。
安ワイン者にとって「心のふるさと」とも言える、安定して供給されている安シャンパーニュです。
色は濃くなく薄くなく。やや赤みが強いように感じるのは、ピノ・ムニエ50%、ピノ・ノワール30%、シャルドネ20%という黒ブドウ主体のバランスが故でしょうか。
香りは熟したリンゴと高菜の古漬け、はっきりとした酸化熟成香があります。
これ、2,000円以下で売られているのに6年もの熟成期間を経ているみたいなんですな。
この香りはその長めの熟成期間が故だと思われます。
口に含むと、泡のキメは十分に細かくて、甘酸っぱさと熟成感がふわっと広がる感じ。美味しいなぁ。
正直言ってね、これで十分ですよ。
もちろんもっとずーっとお高いシャンパーニュだと違う景色も見られるんだけど、
スパークリング・ワインにおけるコスト対パフォーマンス比のカーブではここがある意味極大点だと思われます。
師範が買ったヴェリタスでは単品でも常に2,000円くらいで売られていますが、
ビックカメラなんかでも(ラベル違いが)同じ程度の値段で売られています。
安ワイン者の定番シャンパーニュとして、今後も活用していきたい銘柄です。
点数 | 80点 |
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リンク |
【送料無料】 超豪華シャンパン4本セット 9,180円 Poilvert-Jacques Brut N.V. 1,976円 |
本日は、定期的に開催されている職場のワイン会。
今回のお店は、3月に下見に伺った(この時)、池尻大橋にあるフランス料理店calme(カルム)というところ。
ここのお店でこのワイン会をさせて頂くのは初めて、
持ち込み料込み8,000円(税別)でやって頂きました。
今回の参加者は過去最大人数、女性3名&男性6名の計9名、というわけで持ち込みワインも9本。
記録に残すのも大変ですよ。
(※)一人80m程度しか飲めていないので、点数は全てカッコ付きにしています。
名称 | Crémant de Bourgogne Rosé Blanc de Noirs N.V. クレマン・ド・ブルゴーニュ・ロゼ ブラン・ド・ノワール (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | Lou Dumont ルー・デュモン |
価格 | |
購入店 | (Ksさんから) |
一本目の泡は、今回実質的な幹事役を務めて頂いたKsさんが持参されたクレマン・ド・ブルゴーニュ。
造り手の「ルー・デュモン」は、日本人の仲田さんが運営されているドメーヌですね。
泡の経験はありませんが、ポマールの一級畑とかとの稽古経験があります。
泡モノは当日持参だと温度面でも振動面でも問題があるので、前もってお店に送付されておりました。
色は、ピンクというよりもオレンジ、いわゆる「タマネギの皮の色」的な感じです。
泡のボリュームはシャンパーニュと比べると大人しめかな、でもグラスがフルート型ではないのでそう感じるのかもです。
香りは、ピノ・ノワールの雰囲気が残っていて、チェリーと革っぽい感じ。
味わいには酸味と軽い苦味があります。
やや軽めの印象ですけど、苦味が全体をキュッと引き締めているので浮ついた感じはありません。
5月とは思えないほど暖かい日だったので、下手に重いシャンパーニュよりもこういうクレマンの方が合っていたような気がします。
点数 | (77点) |
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最初にアミューズが出されました。
豚肉のパテ、チーズと黒コショウのサブレ
パテが非常に肉々しくて、なかなかガツンと来ます。
なのでポーションは小さいのですが、結構酒の肴として長持ちしますな。
サブレの方は・・・ブリオッシュ感のあるシャンパーニュだともっと合ったかもです。
名称 | Funky Château Pinot Gris 2017 ファンキー・シャトー ピノ・グリ 2017 |
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生産者 | Funky Château ファンキー・シャトー |
価格 | |
購入店 | (Ktさんから) |
白の一本目は、ワインスクールに通ったりしてとてもワインにお詳しいKtさんが持参された日本ワイン。
「ファンキー・シャトー」って、聞いたことはありますが稽古経験はありません。
日本ワインって、話題になっても数が少ない場合が多いし、
それを追いかける気力は無い安ワイン道場ですから、こうやって経験させて頂けるのは大変ありがたかったりします。
色はほぼ無色・・・というか照明が暗めなので白の外観に関してはほぼ判別不能です。
香りは、「あぁ日本ワインだなぁ」と感じる湿った蔵の中のような匂い。
それに、ちょっとウォッシュチーズみたいな、アンモニアっぽい雰囲気が混じります。
不快なレベルではないけど、好き嫌いはありそうな香りです。
味わいはとてもストイック。甘さはほぼ感じなくて酸味もあまり強くないんだけど、旨味がしっかりしているので飲み応えはあります。
香りにちょっと雑な感じはあるけど、日本ワインらしさをしっかり持ったワインですな。
というか、このワインからピノ・グリという品種は想起できなくて、ブラインドだったら「甲州」と答えそうです。
この日本の個性って、土壌の影響?あるいは酵母の影響なんですかね?
点数 | (74点) |
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名称 | Gewurztraminer 2017 ゲヴュルツトラミネール 2017 |
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生産者 | Domaine Mersiol ドメーヌ・メルシオル |
価格 | |
購入店 | (Mnさんから) |
2本目の白はMnさんが持参されたアルザスのゲヴュルツトラミネール。裏ラベルに"Vin Bio"と書かれているんで、いわゆる「ビオ」なワインみたいです。
今回、なぜか女性陣3人の持参は白、そしてドイツ系品種のオンパレードとなっております・・・ってピノ・グリはドイツ系じゃ無いか。
そのあたりは不勉強なので良く判りません。
前述したように色はわかりません。
香りは、間違いなくこれはゲヴュルツ!な甘いライチの香り。
それに加えてハーブのような感じもあるのはビオだからでしょうか。
で、「香りは甘いけど味わいは甘くないのがアルザスなんだよな」と思いつつ口に含むと・・・かなり甘いです。
確かにゲヴュルツだとこういうのもあるよねぇ。もちろん、スッキリとした甘さなんで、ネガティブな印象はありません。
フルーティで甘いワインなんで、食中酒というよりも食前や食後に頂いた方が良かったかも。
ちなみに今回のワインは、事前に持ち込むリストをお店に送付して、出す順番はこちらのソムリエさんに一任しております。
お店の方も悩むよね、持ち込まれるワインがこんなにバラバラだと。
点数 | (76点) |
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白の2本に合わせて出された前菜ががコレです。
岐阜産野菜のシンフォニー 2種類のソース
やっぱり今の季節は野菜が美味しいよね。
特にヒットだったのは小タマネギ。
とても甘味があって、ゲヴュルツの甘さとしっかり合っておりました。
名称 | Kanonkop "Paul Sauer" 2015 カノンコップ "ポール・サウアー" 2015 |
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生産者 | Kanonkop Estate Wine カノンコップ・エステート・ワイン |
価格 | 7,236円 |
購入店 | タカムラ ワイン ハウス |
満を持して師範が持参したのがこのワイン。南アフリカの名門「カノンコップ」のフラッグシップ銘柄、ポール・サウアー。
それも、南アフリカワイン界の権威、ティム アトキンMWが初めて100点を与えた2015年産。
売り出されてすぐに瞬殺されるワインだったわけですが、
ツイッターで売り出し情報を教えて頂いたタイミングが良かったのでたまたま買えたものです。
普段はこういう人気アイテムを狙って買ったりはしないんだけどね。
そして、この造り手のワインと稽古するのは実は初めてではなくて、10年前にピノタージュと稽古しております。
その頃はまだ安ワインの範疇、2,000円ちょっとのお値段だったんだけど、「南アフリカ産にしては異例の高価格」なんて書いちゃってます。隔世の感がありますな。
このワインに関しては、飲む1時間ちょっと前に抜栓して頂いておりました。
色はとても濃い、そして若々しい紫色です。
香りはなによりボリュームが凄いです。鼻を近づけなくともブワーッと来ます。
香りの雰囲気は、確かにボルドー・ブレンドらしい複雑さはありますが、根底にあるのはニューワールドの健康に熟した果実の香りですね。
そういうニューワールドっぽい香りを嗅ぎながら口に含むと、まず特徴的なのは酸の強さです。
そしてがっしりとしたタンニンの骨格、更には飲み応えのある甘さとアルコール感。
全てにおいて「強さと太さ」を感じる香りや味わいです。
いやー、確かにコレは凄いや。
もちろん、現時点ではそれぞれの要素がバラバラに主張している感じはあるし、
飲み干したグラスからバンバン香りが出て来ていたんで、飲み頃はまだまだ先なんだろうと思います。
でも、今飲んだら不味いかと言われればそんなことは全然なくて十分美味いです。
参加者の皆さんも『こんな南アフリカ産は初めて』とのことで、大層気に入って頂けました。
実はこのワイン、もう一本買ってセラーに保管してあります。 そっちの開け時を悩むなぁ。普通に考えたら5~10年後くらいかな? でもその頃元気に飲める保証はないし(笑)
点数 | (91点) |
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そんな赤ワインに合わせて出されたスープがコレです。
ジャガイモの冷製ポタージュ トリュフ載せ
ジャガイモの甘味とトリュフの妖艶な香り。
これ単体としては非常に美味しいんだけど、本来合わせるべきワインはブルゴーニュあたりのピノ・ノワールなんじゃないかと思います。
ポール・サウアーじゃちょっと強すぎましたね。
名称 | Schloss Johannisberg "Silberlack" Riesling Trocken GG 2015 シュロス・ヨハニスベルク "ジルバーラック" リースリング トロッケン GG 2015 |
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生産者 | Weingut Schloss Johannisberg ワイングート・シュロス・ヨハニスベルク |
価格 | |
購入店 | (Ngさんから) |
赤の後にまた白に戻るのは、次が魚料理だからだと思います。
そしてこのワインは、Ngさんが持参された白。独逸連邦共和国でお買い求め頂きハンドキャリーされたとのこと。
造り手の「シュロス・ヨハニスベルク」さんは有名ドコロですな。
奇しくも、師範も4年前にこの会にドイツからハンドキャリーした別の銘柄(ゲルブラック)を持参しております。
色はわかりません。香りは結構意外です。
リースリングと言うと灯油みたいな香り(ぺトロール)が強めなのを想像するけど、
このワインで一番顕著なのはモモのような甘いフルーツの香りです。もちろんぺトロールもあるけど、「オイリー」ではなく「フルーティ」な香りですな。
そんな甘い香りを嗅ぎつつ口に含むと、チリっとした残留炭酸と収斂性のある硬質な味わい。『甘夏ミカンみたい』という意見もありました。
そのギャップがなかなか新鮮です。
香りは甘いけど味わいは甘くない、「ツンデレ」の逆で「デレツン」なワインです。
でも、こういうバランスの方が食中酒としては良い気がしますね。
ドイツもどんどんそういう方向に合わせて来ている気がします・・・って、判ったようなこと書いてますが、ドイツはほとんど稽古してないので「知らんけど」です。
点数 | (78点) |
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メインの魚料理がコレです。
オナガ鯛のポワレ トマトのコンソメスープ 豆いろいろ
初夏の空気を感じる、とても爽やかな一皿でした。
なぜ初夏か・・・やっぱ空豆ですな。
それと、スープに仕込まれたトマトの酸味がこれまた初夏感を演出してくれていました。
名称 | Les Granières de la Nerthe 2007 レ・グラニエール・ド・ラ・ネルト 2007 |
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生産者 | Château la Nerthe シャトー・ラ・ネルト |
価格 | |
購入店 | (Yjさんから) |
次の赤は、名目上の幹事Yjさんが持参されたシャトーヌフ・デュ・パプ。
これもフランスで購入されたハンドキャリー品らしいです。
造り手の「シャトー・ラ・ネルト」は、先日引退を発表したロバート・パーカー氏が絶賛していたんだとか。
ローヌの良いヤツってなかなか買う機会が無いんで、これまた有り難く稽古させて頂きました。
色はそれほど濃くは無くて、エッジにはオレンジのグラデーションが見て取れました。
香りは、いかにもグルナッシュ主体な雰囲気で、オレンジの皮のようなツンッと刺激的な香りがあります。
口に含むと、さすがに12年の時を経ている感じで、渋味はこなれていて甘さと酸味が溶け合い混然一体とした味わいになっております。
ローヌのワインに思い描く雰囲気そのまんま、ちょっとスパイシーで刺激的な香りに丸い味わいのワインでした。
好きな人は好きだろうねぇ、この雰囲気。大変勉強になりました。
点数 | (80点) |
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メインの肉料理がコレです。
牛サガリ肉のソテー ズッキーニとシイタケを添えて
「肉!肉!!肉!!!」って感じです。思いっきり食べ応えがあります。
こういうしっかりしたポーションの牛肉は、
サシが入った霜降りよりも赤身の方が好き・・・というのは皆さんの一致した意見でした。
みんな歳取ったんでしょうなぁ。
名称 | Chateau Mouton Rothschild 1999 シャトー・ムートン・ロートシルド 1999 |
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生産者 | Château Mouton Rothschild (Baronne Philippine de Rothschild) シャトー・ムートン・ロートシルド (バロンヌ・フィリピーヌ・ド・ロートシルド) |
価格 | |
購入店 | (Ysさんから) |
そして、なんといっても本日のメインはコレ、泣く子も黙るメドック1級、シャトー・ムートン・ロートシルドの1999年産であります。
ムートンなんて初めて!(はぁと)~ではなくて、前回稽古は2年前の1996年産(コレ)、
もっと以前の14年前には1989年産(コレ)と稽古しております。
もちろんどちらも自分で買ったわけではありません。こういうのを気前よく飲ませて頂けるお知り合いがいて、
師範は大変恵まれているなぁと自覚せざるを得ませんな。
ちなみに、このワインと↓のワインの時は、料理には合わせずワイン単体で頂きました。
ソムリエさんの賢明な判断だと思います。
色は、「これが20年も経っているの?」って感じの若々しい紫色。エッジのグラデーションもあまりなくて、
濃~いガーネットといった感じの色合いです。
香りは・・・やっぱ凄いです。「参りました」です。
濃いベリーの香りとバニラやスパイスの香りに加えて、
なんというか「ムートン節」というか、ラム肉を想起させるような妖艶な香りがあります。
口に含んでも、香りと強い一貫性のある妖艶な味わい。
とてもしっかりした味わいなんですが、それがスイスイ入っていっちゃいます。
やっぱり名門は名門の風格がありますな、「これぞボルドーの一級シャトー!」感ハンパ無いです。
でも、いまでこそ庶民には買えないお値段になっちゃってますが、
Ysさんがプリムールでこのワインを買った時には1本1万円くらいだったそうなんですね。
もうそういう良い時代は二度と帰って来ないんだろうなぁ~(遠い目)
点数 | (93点) |
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名称 | Chateau Mouton Rothschild 1974 シャトー・ムートン・ロートシルド 1974 |
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生産者 | Château Mouton Rothschild (Le Baron Philippe) シャトー・ムートン・ロートシルド (ル・バロン・フィリップ) |
価格 | |
購入店 | (Mtさんから) |
久々に参加されたMtさんが持参されたのがこのワインなんですが、 これだけは銘柄が事前に公表されていなくて『ボルドーの古酒を持っていきます』とだけ伝えられておりました。 そして、ワインを見ると厳重にラベルが隠されており、まさかのブラインド大会。師範の判断は・・・
色は結構オレンジがかっていて、前のムートンと比べると明るめ。
香りはいかにも熟成ボルドーで、ドライフルーツみたいな、やや乾いた感じの果実香。
口に含んでも、果実の甘さと酸味はしっかり残っているものの、やっぱりどこか乾いた感じ。
ならば・・・
産地は左岸の「サンテステフ」でしょう。なぜなら語感が乾いているから。
ヴィンテージは、かなりお年寄りな感じなので「1978年」。これでどうだ!
・・・でした。結果はなんと同じくムートン、そしてヴィンテージは1974年。
いやー参りました。そして、参加者の中にはムートンであることを当てた方もいました。
ダブルで参りました。
今回、職場のワイン会なのになぜこんな超ド級のワインが並んだかと言うと、
1999を持参されたYsさんも1974を持参されたMtさんも、実はもうすぐ退職されるんですね。
その記念に、ということでこんな大判振舞いをして頂いた、というわけです。
ムートンの垂直(&片方はブラインド)なんて、この先体験することは無いだろうな。
大変素晴らしい機会を設けて頂いてありがとうございます>Ysさん&Mtさん
点数 | (89点) |
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怒涛のムートン対決も終わり、デザートがコレです。
ナボナみたいなクッキー?に挟まれた抹茶アイス
デザートの内容も説明して頂いたんですが・・・覚えてないですね。
「メモに書いとけよ」って話ですが、ムートン垂直の衝撃の後ではねぇ。
名称 | Wehelener Sonnenuhr Riesling Auslese 2015 ヴェーレナー・ゾンネンウーア リースリング アウスレーゼ 2015 |
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生産者 | Joh.Jos.Prüm ヨハン・ヨゼフ・プリュム |
価格 | |
購入店 | (Nkさんから) |
デザートの際に飲んだ本日の締めは、Nkさんが持参されたドイツ産のアウスレーゼ。
造り手の「ヨハン・ジョセフ・プリュム」も大変な一流ドコロ、
なんと道場では初稽古の造り手になります。ドイツはめったに飲まないからなぁ。
嫌いじゃないけど良く判らん、という意識があるのね、ドイツ産に対しては。
アウスレーゼというと濃い色を想像しますが、コレはまだ若いからかそんな濃さは出てなかったように思います。
香りは桃のような甘いフルーツとぺトロール・・・ってそれじゃ魚の時の白と同じだな。
違うのは味わいです。こちらはしっかり甘いんですね。
でも、酸もしっかりしているので爽やかな甘さです。
食後にこういうワインを頂くのは心が豊かになります・・・ってのんびりしていたら時間は既に11時過ぎ。
下手すりゃ終電を逃しちゃう時間ってことで、サクサクっと飲ませて頂きました。
点数 | (80点) |
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そんな感じのワイン会。7時30分過ぎにスタートして、最終的にお店を出たのは11時30分過ぎ。長々とお世話になりました>お店の方。
やっぱりワインが大好きなお店の方にサポートして頂けると、こういう会の満足度は格段に上がります。
それでは、次は秋口あたりですかね。またイケてる持参ワインを検討しておきます。
よろしくお願いします!>皆様
名称 | Cono Sur Cabernet Sauvignon Reserva Especial 2017 コノ・スル カベルネ・ソーヴィニョン レゼルバ・エスペシアル 2017 |
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生産者 | Viña Cono Sur ビーニャ・コノ・スル |
価格 | 1,015円 |
購入店 | 酒類の総合専門店 フェリシティー |
本日の夕食は、豚ヒレカツ&チキンカツ、ナスとオクラの揚げびたし、自家製ピクルス。
昨日のうちに師範代が下ごしらえしててくれたので、師範は揚げるだけで楽ちんです。
そして、ダイエット中でも揚げ物は美味いですな。
さてそんな料理に合わせて選んだワインは、今年の1月に買ったコノ・スル12本(コレ)からの最後の1本。
銘柄はレゼルバ・エスペシアルのカベルネ・ソーヴィニョンで、この銘柄との前回稽古は2012年産(コレ)。
そもそもコノ・スル自体が安定している上に、安定品種のカベルネ・ソーヴィニョン。大舟に乗った気分で稽古します。
色は、非常にしっかりした、そしてエッジにやや赤みを感じる紫色。フランスだともっと青いイメージがありますな。
香りのボリュームはそんなにブワーッて感じじゃないけど、干しブドウのような凝縮したベリーの果実香にバニラの樽香、
そしてミントとタバコの葉ような複雑さがあります。
味わいは、甘さたっぷり渋味もどっさり、酸味もそこそこあります。
要素的には十分重いんだけど、重さを感じさせない仕上がりはさすがです。
やっぱりハズさないな、この銘柄。やや単調ではあるけど、1,000円ちょっとでこの内容なら文句の付けようがありません。
安定の品質、そして安定の美味さ。やっぱりコノ・スルのレゼルバ飲んどきゃ間違いないっすね。
味覚嗅覚をイニシャライズするために常備しておいても良いくらい。脱帽です。
点数 | 78点 |
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リンク |
Cono Sur Cabernet Sauvignon Reserva Especial 2017 1,015円 |
減量の促進も兼ねて、本日午前中は師範代と二人でタカナシ乳業横浜工場のバラ園一般開放を訪問。
なんでも、創業者がバラを植えたことに端を発するそうです。
今年の開園期間は5月10日(金)~5月22日(水)とのことなので、週末は今日が最後でした
(サイトはコチラ)
場所は相鉄線の二俣川駅と鶴ヶ峰駅の中間くらい、電車からも見えるので相鉄民は良くご存じなのではないでしょうか。
工場敷地の入り口脇に結構な広さのバラ園があって、足を踏み入れるとフワーッとバラの香りがします。
良いですねぇ、バラ。目でも鼻でも楽しめるから。手入れは大変でしょうけど。
右写真は咲き誇る大輪のバラ(品種名不明)。こんなのが一面に咲いております。
今日は暑くなく寒くなく花曇りの天気で絶好のカメラ日和、師範も「カメラ爺」となって写真撮りまくってました。
でもあまり一眼で写真撮っている人は居なかったな。今やお年寄りも撮影はスマホのようです。
そして、本数限定で牛乳の無料試飲もありました。入場無料な上に、こんなのまで頂いて至れり尽くせりです。 試飲のボトルは何も書かれてない透明の瓶だったんですが、写真を撮っていたらこのダミーボトルを貸して頂きました。 モノは「タカナシ 北海道40牛乳」です。 ご恩に感謝して、こうやってツイッターやサイトで宣伝させて頂きます。
バラを見たあと、二俣川駅まで歩いてランチ。
いろいろ考えたけど、ここはやっぱり「安ワイン者のベースキャンプ」たるサイゼリヤで、ということに相成りました。
ドンキホーテの入るビルの5階にあります。
師範代と二人でシェアする感じで注文したのは、ミラノ風ドリア 299円、スパゲティ タラコソース シシリー風 399円、若鶏のグリル ディアボラ風 499円。
この値段、税込みだからねぇ。安いよねえ。
そしてもちろんワインもいっちゃいます。白ワインの250mlのデキャンタ、お値段200円ポッキリ。
器はプラスチックだし、美味い/不味いで言えば「そんなに美味くない」なんですが、なんたってたっぷり250mlが税込み200円で飲めるなんて、
安ワイン者にとっては夢のようなお店ではありませんか!(力説)
そんな感じでトータルのお支払いは1,400円弱でした。安いなぁ。
そして他所と同じく、このお店も人手が足りない感じでした。ホントこれからの日本、人手不足はどうなっていくですかねぇ。
名称 | Charles de Marques Brut N.V. シャルル・ド・マルケス ブリュット (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | Charles de Marques シャルル・ド・マルケス |
価格 | 2,311円 (単品価格:2,480円) |
購入店 | ヴェリタス?輸入直販ワイン専門店 |
夕食のメニューは、大分産天然鮎の塩焼き、牛タンのネギ塩焼き、大根とツナのサラダ、トマトと新玉ねぎのサラダ。
ワインは、先日買った「超豪華シャンパン 4本セット 9,180円」からの一本。
「超豪華」なんて書かれてますが、1本あたりは2,000円ちょっとなんで気軽に開けられます。
ちなみにこのワイン、ピノ・ムニエが60%でピノ・ノワールが50%、5年の瓶内熟成を施した贅沢仕様だそうです。
道場では2年前にも稽古しています。
グラスに注いで、色は結構しっかりした麦わら色。確かに長めの熟成期間が見た目からも感じられます。
泡立ちは、ボリュームはそれほどでもないけどキメ細やかな泡がコンコンと立ち上ります(動画はツイッターを参照してください)
香りは結構キテます。シャンパーニュらしい熟したリンゴとバゲットの固い部分の香りが顕著。
それに加えて高菜の古漬けのような熟成感がしっかりで、香りからも熟成期間の長さが感じ取れます。
味わいも、ベッコウ飴のような甘味と柔らかな酸味。これぞシャンパーニュな味わいですなぁ。
ハッキリとした熟成感が感じられて、そんじょそこらの安泡とは一線を画す存在感、
2年前の稽古とは別物の雰囲気になっています。
こういうシャンパーニュが通常価格でも2,000円台で買えるのはありがたいですな。
点数 | 80点 |
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【送料無料】 超豪華シャンパン4本セット 9,180円 Charles de Marques Brut N.V. 2,480円 |
さて「ディスクロージング・ダイエット」の2週目の結果です。 傾向的には右肩下がりなんだけど、以前みたいには減らないなぁ~。 特に今週月曜なんて開始当初よりも重い62.1kg。回転寿司は体重に効きますなぁ ・・・というわけで本日は水泳(850m泳いで900m歩行)とウォーキング(15,000歩)。
グラフ的にはぼんやり右肩下がりではあるけど、果たして今のやり方で目標達成が可能か、ちょっと計算してみました。
減らしたい体重(脂肪)=2.5kg
脂肪1kgを消費するのに必要なカロリー=7,200kcal
⇒ 目標達成に必要なカロリー減=18,000kcal
減らすアクションの方は、
45分の水泳×週3回×8週間=500kcal×45/60×3×8=9,000kcal
・・・たった半分ですな。これだと1.25kgしか減らせない。
かといって水泳週6回は非現実的だし、1回2時間だとしんどくてやめるだろうし。
9,000kcalを60日に分散すると1日あたり150kcal。
歩く量を1日30分増やすかなぁ。
あるいは摂取側もちょっと減らすか。
派手に何かする必要(昼飯を抜くとか)はない量だと思われるので、
昼食ブッフェで取る量を減らすかな。
・・・って、酒を減らすことは現状一切検討要素に入っておりません(笑)
午前中にダイエット業はほぼ終えて、夕方明るい時間から飲み始めます・・・って、ダイエットするならこのビールやめればって?、
いやいや我慢は身体に良くないですからね。摂取する方を我慢して一時は痩せても後でリバウンドしますよ。
閑話休題、本日の食前酒はGRAND KIRIN IPA。今日の散歩の途中に買って来ました。
お値段は一缶税別248円、一般的なプレミアム・ビールの値段ですな。
飲んでみると美味いっすね、コレ。ちゃんとフルーティで苦味もそこそこしっかりで。
ただ、IPA(インディア・ペール・エール)らしいかと問われると、
「普通のペール・エールくらいですね」って感じです。キリンってやっぱり冒険しない会社だなぁ、と思いますな。
名称 | Vin d'Alsace "Cuvée Gyotaku" Gentil 2016 ヴァン・ダルザス ”キュヴェ・ギョタク" ジョンティ 2016 |
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生産者 | Dom. Mittnacht ドメーヌ・ミットナット |
価格 | 2,765円 |
購入店 | Wine Place |
そしてこちらが稽古本番。夕食のメニューはヒラメの刺身、豚ロースの冷しゃぶ、ナスの揚げびたしといった和風メニュー。
合わせたワインは、昨年末(この時)に伺った自由が丘ワインスクール併設のショップ「Wine Place」で買ったアルザスの白。
対応して頂いた柳田由香校長先生によれば『日本人の女性(由佳さん)と結婚された造り手なんです』とのこと。
なるほどそれで"Gyotaku(魚拓)"なんて名前が付いているんですな。
なんでも、寿司や生魚に合うように造られたワインなんだとか。とっても興味深いじゃぁないですか。
色は、アルザスのこのクラスにしてはしっかりとした若い感じの麦わら色。ネットリ感はあまりなくサラッとしています。
香りはちょっと意外。ボリュームは立派なものですけど、あまりアルザスっぽくないというか、
シャルドネのような熟したリンゴと、南のソーヴィニョン・ブランのような黄桃のような香りを感じます。
スワリングすると、石鹸やシャンプーのような香りもあったりで、なかなか要素いろいろな香りです。
味わいはかなりシッカリ系です。甘味は控えめで酸味はそこそこ、旨味と軽い苦味がグイッと主張します。
なんか「なるほど」と思いました。
樽ガンガンとか果実味バンバンじゃなくて、
(思いっきり乱暴に例えると)ビールに近い立ち位置を目指したようにも思えます。
そういう雰囲気は正に寿司や生魚に合うように造られた結果なんでしょうね。
なかなか興味深いワインを紹介して頂きました。
点数 | 78点 |
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名称 | Régis Boucabeille "Les Terrasses" 2016 レジ・ブーカベイユ "レ・テラス" 2016 |
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生産者 | SARL Boucabeille SARL ブーカベイユ |
価格 | 1,186円 (単品価格:1,339円) |
購入店 | ヴェリタス?輸入直販ワイン専門店 |
ここんとこ外食と休肝日が続いたので、道場での稽古は久しぶり。
料理は、鶏のバジルソテーとポトフです。
なんとなく南仏な感じの料理でもあるので、選んだのは南仏産の赤。
ヴェリタスの「BIOワイン極上赤だけ5本セット」 税送料込み5,780円からの1本目。
品種はグルナッシュ・ノワール50%、シラー50%とのことです。
全く記憶になかったけど、6年前に2011年産と稽古しているようです。
色は、濃いっちゃ濃いけど暗くないというか、やや赤みを強めに感じる紫色です。液体がグラスの内側をタラリと下りてきて、ネットリ感もありますね。
香りのボリュームはそれほどでも無いですが、シラーのスパイシーさとグルナッシュの熟したイチゴ感が凝縮している感じです。
口に含むと、BIOにありがちな温泉っぽさを最初は感じますが、飛んじゃうのか身体が慣れるのか、そのうち気にならなくなります。
味わいは、スムーズだけど強い、甘渋酸それぞれがそれぞれの主張をしている感じです。
あと、舌にピリピリッとした刺激(炭酸?)を感じます。ちょっとやんちゃなイメージの味わいです。
1,000円台前半でこのポテンシャルは立派なものですし、ローヌあたりの雰囲気が好きな方にはしっくり来ると思われます。
ただ、現時点ではまだ若いというか荒っぽい感じはしますな。「ぶうかべいゆ」ってひらがなで書くと可愛らしい名前なんだけどね。
点数 | 75点 |
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【送料無料】 BIOワイン極上赤だけ5本セット 5,780円 Regis Boucabeille Les Terrasses 2016 [Dom. Boucabeille] 1,339円 |
本日は、中学時代の友人と『ちょこっと飲もうバイ』ということで、オッサン3人で飲み会。
iいつも幹事役を引き受けてくれるMz氏に予約して頂いた店は、
ガチで昭和レトロな建物「ニュー新橋ビル」の二階にあるしんばし初藤というオヤジ居酒屋。
店自体はそんなにレトロ感はなく普通に平成な雰囲気なんですが、
店の周囲は怪しげなアジア系マッサージ店に包囲されております。
店内には焼酎のボトルが多く飾られていて、店のウリとしては焼酎なんでしょうな。
ただ、熊本出身の「肥後もっこす」三人、
焼酎は酔うための酒であって味わうものではないという古い価値観に捕らわれている・・・わけでもないでしょうけど、
なんとなく焼酎は飲みませんでした。
・・・というわけでまずは生ビールから。お値段不明。 良く冷えたジョッキには墨痕鮮やかにこの店の名前がプリントされています。 銘柄は・・・どこなんですかね?↓のワインのインポーターがサッポロビールなのでサッポロなのかな? 少なくともスーパードライでは無かったように思います。 ちゃんと美味しい生ビールだったので、まずはコレを2杯ほど頂きました。
料理は適当に注文。左写真は桜ユッケ、お値段980円也。
量少なめでちょいと割高ですが、馬肉は熊本県民のソウルフードですから頼まざるを得ません。
そして、性懲りもなくワインを飲んでみるわけです。
名称 | Yellow Tail Cabernet Sauvignon 2017 イエロー・テイル カベルネ・ソーヴィニョン 2017 |
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生産者 | The Casella Family ザ・カセラ・ファミリー |
価格 | 2,400円 (お店価格) |
購入店 | しんばし初藤 |
メニューには、「ワイン (赤・白) グラス510円, ボトル2,400円 銘柄はお尋ねください」と書かれておりました。
えぇもちろんお尋ねしましたとも。そうしたら『イエローテイルです』とのお答え。
それを聞いて、「では結構です」とお断りしちゃいました。
だってMt氏が『甘いワインは好きじゃない』って言うんですもん。
イエローテイルといえば甘いワイン(特に赤)の代表的な銘柄な印象がありましたから。
でも、最後にイエローテイルと稽古したのって実は14年も前(この時)だったりするわけで、
もしかすると最近は傾向変わっているかも?という期待と、
安ワイン道場師範を名乗る以上ここで逃げちゃイカン!という使命感で、やっぱりお願いすることにしました。
持ってきて頂いた状態は、瓶ビールと同じ冷蔵ケースに入れられていたと思われるきっちり冷えた温度。
まぁぬるいよりは良いですけど、「居酒屋あるある」ですね。
小さなグラスに注いで色を見ると、意外としっかりした紫色であるように感じられます。
香りは、ベリー系のフルーティな香りが(低い温度であるにも関わらず)そこそこちゃんと香ります。
そして肝心の味は・・・やっぱり甘いです。でも、冷えているので甘ったるくは感じません。
裏ラベルには
『果実味豊かな味わいなので冷やしてもおいしくお飲みいただけます』
と書かれています。なるほどそういう戦略なんですな。
普通に赤ワインとして考えると、渋味は弱いし甘いしで、あまり歓迎される雰囲気じゃないんですが、
居酒屋で冷えた状態で出されることを想定すると「これもアリ」だと思えます。
そういえばこの時飲んだ「お好み焼きワイン」もそうだったな。
このワインに関して言えば主たるマーケットは米国のようなので、
居酒屋需要を狙ったというより「ケチャップたっぷりのホットドッグに合うワイン」という位置づけなんだと思います。
点数 | 65点 |
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三人でワイン1本をサクッと飲み終えて、また生ビールに戻りました。
左写真は焼き鳥 盛合せ、お値段不明。それ以外にはシシャモや串カツなども注文。
でもそれくらいだったかな?注文した料理は。
あまり食べない連中です。
・・・ってな感じで、2時間ちょっとでサクッと終了、お会計は一人4,500円くらいでした。
絶対額としてはそんなに高くないけど、飲み食いした量から考えればちょっと割高かなぁ。
まぁ新橋の一等地にあるビルなんで、造りは古くても賃料は高いのかもですね。
昨晩は早く(10時前に)寝たためお目覚め爽やか、朝4時30分に道場を出て横浜の中心部をぐるっと一周、約2時間半の朝散歩。
今朝の横浜は暑くなく寒くなく、絶好のお散歩日和。
赤レンガ倉庫前では、なにやら車の展示会が行われておりました。
この時間に行くと人も少なく見放題。仕切りの内側には入れませんが。
歩数計のカウントは2万歩弱。「ディスクロージング・ダイエット」、今日はこれくらいにしとてやるわ!
そして本日は母の日。子供たちの母親である師範代の希望は「夕食の準備も片付けもしなくて良いこと」なので、外食と相成りました。
伺ったのは、かなり久しぶりになるジャンボおしどり寿司 希望ヶ丘店。
前回伺ったのは1年前(この時)ですな。
師範家同様にお考えのご家庭が多いと推測され、回転寿司需要が高まる日であると予測したため、
かなり早めの午後5時半前にはお店に到着。ところがその時点でなんと7組待ち。
そこそこキャパもあるし、回転寿司なんてそんなに長居もしないだろうから・・・と楽観視していたんだけど、
席に着いたのは1時間以上経った6時半ごろでした。
席に着いたら、なにはともあれまずは瓶ビール 580円。
このお店、当然生ビールもありますが、量的にやや少なめなのと、以前頂いてあまりパッとしなかったので瓶にしました。
ビールのアテに最初に注文したのが小田原ざんまい、値段は忘れました。
小田原漁港に揚がったイサキ、目鯛、白鯛らしいです。
鮮度の良さが感じられて美味しかったんだけど、白鯛ってのは初めて聞いたな。
調べたところ、フエフキダイの仲間で熱帯・亜熱帯域に生息しているらしい。でもそんなのが小田原漁港に揚がるのかね?
そして本日のヒットはこの本マグロ中トロ 480円。地中海産らしいです。血のにじみもほとんど無くキレイな外観、
そして店名に「ジャンボ」と付いているように、大きめサイズが嬉しゅうございますな。
こんなお寿司が二貫で480円はやっぱり安いなぁ。
お隣のテーブルはアジア系外国人のご家族だったけど、
やっぱり今の日本の外食って安いよね。
ビールを飲み終えたら清酒に切り替えます。300mlのラインナップがいくつかある中で、本日のチョイスは一番安い沢の鶴 本醸造 生 680円。 他の選択肢は、八海山(180ml)、菊水辛口本醸造、初孫純米本辛口、真澄辛口ゴールド、出羽桜吟醸桜花、獺祭純米大吟醸50。 八海山は頼んだこと無いけど、他は既に経験済みで、獺祭はさすがの美味しさだけど他はあまりピンとこなかったんですよ。 であれば一番安いヤツで良いかと。飲んだ感じは「酒臭さが抑えられた普通酒」といった感じでした。 ワインを置けとまでは言わないけど、清酒のラインナップを定期的に入れ替えてくれれば楽しみが増えるんだけどな。
そして、ポテトフライ 180円なんかも頼んじゃうのね。原価率が最も低い料理の1つだと思うけど、やっぱり美味い。
ジャガイモは正義ですな。お店の利益率アップにも貢献します。
そんな感じの母の日外食。お会計は5%オフのWebクーポンを使って4人分で11,000円強でした。安いねぇ。
・・・と、安いのは良いんだけど、こちらのお店、オペレーションが廻っていない印象がありました。
板前さんもフロア担当の方も一生懸命に働いておられるけど、明らかに人手が足りていない様子。
10組以上の待ちグループがある状態でも片付けされてなくて案内出来ないテーブルがあったり、
注文した料理も来たり来なかったり。
入り口にはアルバイト募集のポスターがあって、時給は1,100円(土日は1,150円)と決して安くないと思うんだけど、
それでも人が集まらないんだなぁ。日本の人手不足を目の当たりにした感じでした。
道場に帰っての飲み直しは「伝説のホップ SORACHI 1984」というビールで、造り手はサッポロビール。
コレ「かなり風変りだよ」と聞いてはいたけど、確かにそうだな。
鼻で嗅ぐ分には普通にエールなんだけど、口に含むとコパトーンのようなココナッツ感。慣れりゃ旨いかもだけど最初はめんくらいます。
締めは「こだわり酒場レモンサワー」。ドライな味わいでまずまずだけど、沢山氷を入れると炭酸は弱くなっちゃいますな。
今日いろんな酒をチャンポンして感じるんだけど、やっぱりワインは優秀だな。それだけで通しても飽きないからね。特にスパークリングなんて秀逸だよ。
この歳になると、放っておくとじわじわ体重が増えてしまう「わがままボディ」になってしまっております。
昨年末くらいから増え続けた体重は、連休の帰省にトドメを刺されて禁断の62kgに到達。
師範の場合は60kgを若干下回るくらいが一番心地よいので、7月10日の人間ドックを目標にそのレベル(59.5kg)まで体重を落とすことにしました。
名付けてディスクロージング・ダイエット 2019。
要は「レコーディング・ダイエット」を一歩進めて、減量の進捗状況を公開することにより退路を断つダイエットです。
そのために取るアクションは、まずは水泳ですね。週に2~3回・1時間程度泳ごうと思います(左写真は今日行った近所の公営プール)。
飲み食いを制限すると代謝が落ちてイマイチな減量になるので敢えてはしませんが、
こういうことをやると無意識のうちに食べる量と内容を気にするようになるので、
若干脂質糖質の摂取は抑えられるかと。
このプランでも1kg/月くらいの減量は楽勝でしょう。
・・・というわけで、本日より毎週土曜に進捗状況を公開して参ります。
安ワインの情報を見に来た読者な方には全く無関係な情報で恐縮ですが、
(データを)「見られて痩せる」のがポイントなので、ご笑覧頂ければ幸いです。
そしてお疲れさまのビールは、ヤッホーブルーイングが出している僕ビール、君ビール。。 夏みかんみたいな柑橘系の香りが心地よい、白ビール系統の爽やかな香りと味わい。 これからの季節にピッタリだとは思うけど、飲兵衛にピッタリなのはやっぱりインドの青鬼だな。
名称 | Delmotte Brut N.V. デルモット ブリュット (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | Fourrier-Delmotte フーリエ・デルモット |
価格 | 1,644円 (単品価格:5,184円) |
購入店 | MyWineCLUB(マイワインクラブ) |
本日の夕食は、連休前に最後のコストコで買ってきた冷凍焼き鳥、師範代実家から送られてきたソラマメ、豚タンと新玉ねぎのサラダ、ほうれん草のお浸し。
ワインは、マイワインクラブ(ベルーナ)の「金賞受賞シャンパーニュ5本セット 9,999円」からの3本目。
クーポン利用で1本2,000円弱で飲めるとなると、気軽に開けられます。
そしてこのシャンパーニュ、「デルモット(Delmotte)」ですよ。皆さん「ドラモット(Delamotte)」じゃないんですよ。
もっと、もーっと、デルモット!です・・・失礼しました。
品種はピノ・ノワール100%のブラン・ド・ノワールのようです。
色は、ブラン・ド・ノワールにしては赤みのない、どちらかといえば薄めの色合い。泡立ちはさすがシャンパーニュ、
細かい泡がコンコンと沸いてきます。香りはちゃんとシャンパーニュ、そしてやっぱりピノ・ノワールの雰囲気があるな。
熟したリンゴに加えて若いイチゴのようなフルーツの香りに、バゲット固い部分にある香ばしさを感じます。
味わいは、ブリュットとしてはやや甘め。ドサージュの量が多めなのかな?そのあたりは調べてないのでわかりません。
香りは豊かだし、甘めな味わいのバランスも人懐っこい感じのシャンパーニュです。
酒飲みにはちと甘すぎかもだけど、このワインだったら連休中に師範代実家で飲んだロジャー・グラートみたいなことにならず、
普段お酒を飲まない人でも『コレ良いんじゃない?』と言ってもらえた感があります。値段ほぼ変わらないのにね。
それでは皆さんご一緒に!「もっと、もーっと、デルモット!」、みんな飲もうぜ安シャンパン!
・・・閑話休題、やっぱりガンガン開けられるシャンパーニュがあると心が豊かになるな、ということで別のショップのセットも買い足しました↓。ご参考まで。
リンク:【送料無料】 超豪華シャンパン4本セット 9,180円
(ヴェリタス)
点数 | 78点 |
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リンク |
【 送料無料 】 すべて 金賞 ! 高級 辛口 シャンパーニュ 飲み比べ 豪華 5本 セット 第4弾 9,999円 Delmotte Brut N.V. 5,184円 |
名称 | Chateau Blaignan 2013 シャトー・ブレニャン 2013 |
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生産者 | Ch. Blaignan シャトー・ブレニャン |
価格 | 1,077円 |
購入店 | ワイズマート アトレ川崎店 |
本日の夕食は、ナスと豚肩ロースのトマトソース炒め、レタスとトマトとチーズのサラダ。
合わせたワインはボルドー産の赤。
お知り合いに「この店は安ワインが豊富です」と教えて頂いた、
アトレ川崎の地下にある「ワイズマート」というスーパーで購入した物。
確かにあまり見慣れないインポーターのワインがあって(これも石川県加賀市の「ヴォガ・インターナショナル」というところが輸入)
結構お手頃価格のワインが多かったように思います。
さて抜栓。まずコルクが立派です。"MÉDOC"の文字とヴィンテージが印字された50mm。1,000円のワインにはなかなか贅沢仕様です。
そしてコルクの状態は、液面に触れていた部分はビロードのような質感で、僅かにキラキラした酒石が見られます。
グラスに注ぐと、メドックのブルジョワ級にしてはやや薄めかな?青みの少ない紫色で、結構透明感があります。
味わいは、まず最初に感じるのが甘味です。「え~、これニューワールド?」と一瞬思いますが、
ほどなくカチッとした渋味と酸味が現れます(2杯目以降は最初のニューワールドは感じ無いので幻想かもです)
2013年産ということで出来てから5年以上経つんですが、まだまだ若くカチッと硬派なバランスで、甘渋酸それぞれが独立しているようです。
最初のニューワールド感は置いといて、1,000円で買える本格派ボルドーと言えるのではないでしょうか。
包容力とか面白みを感じるワインではないですけど、値段以上の仕事をしてくれていると思います。
ネットで検索したら、造り手は「コーディア(Cordier)」で、サッポロビールが税抜小売価格2,500円で売っているみたい。
だとすれば相当安く買えたみたいですな。
点数 | 76点 |
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名称 | Mâcon-Villages 2016 マコン・ヴィラージュ 2016 |
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生産者 | Jaffelin ジャフラン |
価格 | 1,098円 |
購入店 | コストコ 金沢シーサイド倉庫店 |
本日の夕食担当は久しぶりに師範。メニューは、アジのフライ(お惣菜)、ガリバタチキン(w/ダイショー)、フカヒレスープ(w/ニチレイ)、レタスとトマトのサラダ。
それと、食前酒のビール(アサヒの富士山)の時点から、明日の漬け丼用の刺身(キハダマグロ、サーモントラウト、イサキ)を頂いております。
そんな料理に合わせて選んだワインは、コストコで買ったマコン・ヴィラージュ。この銘柄の2014年産とは稽古済みです。
色は、この値段のブルゴーニュ白にしては結構しっかりした黄色みを感じます。やっぱりマコンくらい南だとしっかり熟すんでしょうか。
香りは、いい意味で「これシャルドネ?」ってくらい別な雰囲気。
クチナシの花みたいな華やかさは、まるでヴィオニエのような印象を受けます。
口に含むと、良く熟したシャルドネらしい蜜っぽさを感じて、樽香は無いけどなかなかの香りのボリュームです。
味わいは、甘さ控えめ旨味しっかり酸はほどほどなバランス。
やや単調ながら南のシャルドネらしい、厚みのある味わいです。
結果、良く出来たマコンだと思います。これが1,000円ちょっとなのはさすがコストコですな。
ただ、ちょっとクドい感じは否めません。
そして、改めて前回の稽古を見返すと・・・2014年産は「まるでシャブリのよう」なんて書いちゃってます。
いやー、2016年は全くそんな印象は受けないっすね。
この"Jaffelin"というネゴシアンはコストコ御用達のような気がするけど、
ブランドの一貫性を求めちゃいけないのかもです。
点数 | 75点 |
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本日の食前酒はアサヒの「富士山」、スーパーの陳列コーナーで本日見つけたものです。
ソラマメが季節なのでそれを肴に頂きました。
缶に書かれた説明は、『富士山の伏流水で育った米100%使用』という、まさかの副原料推し、というか「副原料が採れた産地の水」推し。
なんとかして富士山に結び付けて改元お祝い需要を取りたい、という涙ぐましい企業努力の跡が見えます。
飲んだ感じは、スーパードライよりは金属的なキンキンした感じは控えめだけど、
これを『ジャパニーズ プレミアムエール』と言われると・・・製法上はエールなのかも知れませんけどねぇ。
マーケティング先行型のビールと見ました。でももう一缶買っちゃってるのねぇ。
名称 | Glenelly "Glass Collection" Cabernet Franc 2016 グレネリー "グラス・コレクション" カベルネ・フラン 2016 |
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生産者 | Glenelly グレネリー |
価格 | 1,595円 |
購入店 | ワインブティックヴァンヴァン |
連休最後の日、若干の寂しさはありますが、年末年始は16連休だったので特段ショックはありません。
でもこういう時はしみじみゆっくりハズさないワインを飲みたいわけで、
選んだのは南アフリカの名門「グレネリー」のカベルネ・フラン。
この銘柄は、2015年産と1年半前に稽古済み。
かなり好印象だったようです。「天然醗酵後、フレンチオークで12ヶ月熟成」とのことです。
ちなみに料理は、キュウリとミミガーのサラダ、エビとマッシュルームとチーズとジャガイモの包み焼き、鶏セセリの胡椒焼き。
昨日の夕食は実家から持ち帰った義父の唐揚げだったので、久しぶりの純師範代手料理です。
色は、非常にしっかりした濃紫で、大き目グラスに適量注ぐとほぼ向こうは透けません。
そしてエキス分も多そうで、グラスの内側を伝い降りるスピードは非常にゆっくりです。
香りは、最初にいかにもこの品種らしい針葉樹とピーマンと乾いた土の香りを感じます。
その後スワリングすると、ベリー系の果実と樽の甘香ばしさがブワッと出てきます。
口に含むと、香りにもある針葉樹っぽいクールな味わいが先導して、後から柔らかい甘味と渋味がじわじわ広がります。
2015年産と比べると、よりカベルネ・フランの涼し気な感じが際立つというか、
ボルドーというよりロワールみたいな印象を受けるように感じました・・・
って、なんせ1年半前の記憶との比較、ウソだったらゴメン。
いずれにせよ、品種の個性を軸に美味しく飲めるよう上手に纏め上げられたワインと言う印象は同じです。
これが1,000円台、チリじゃカベルネ・フランなんて作ってないみたいだから向かうところ敵無しじゃないっすかね。
点数 | 80点 |
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リンク |
Glenelly "Glass Collection" Cabernet Franc 2016 1,815円 |
5泊6日の九州帰省も本日が最終日。九州の皆様いろいろとお世話になりました。
帰りのフライトは、福岡初羽田行JAL310便。機材はBoeing777-200。
快晴の中のフライトでしたが、残念ながら席は内側4列しか取れなかったので、
富士山の写真はありません。
今回もお昼時のフライトなんで、昼食は空港で弁当を買って乗り込みます。
本日の師範のチョイスは炭火焼鳥とはかた地どりめし弁当 税込み750円也。
「はかた」感がどこにあるのかは不明でしたが、普通に美味しい弁当でした。
ちなみにビールは買ってません。
この弁当を買ったANA FESTAにはスーパードライの350ml缶しかなかったのと(JALの"Blue Sky"にはエビスや一番搾りの500ml缶もありました)、
自宅に着いてから運転出来た方が良さそうでしたから。
名称 | Silène des Peyrals Pinot Noir 2017 シレーヌ・デ・ペラル ピノ・ノワール 2017 |
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生産者 | Silène des Peyrals シレーヌ・デ・ペラル |
価格 | 755円 |
購入店 | オーケー みなとみらい店 |
・・・ってな感じで九州から帰って参りました。なんか「九州へ帰る」「横浜へ帰る」、どっちも正しい気分だな。
帰宅後荷物を一旦整理して、お疲れさま!のビールはインドの青鬼。
やっぱり美味いな、このビール。ツマミ要らずの味の濃さでしみじみ美味い。空港で銀色のヤツなんて飲んでる場合じゃないです。
そして本日の夕食は、師範代父が朝から揚げて手土産に戴いて来た鶏の唐揚げ。
なんかもうあまりガッツリ系のワインはちょっと・・・って感じだったのと、
普段の道場の味覚嗅覚にリセットする意味も込めて、オーケーで買った南仏のピノ・ノワールをチョイスしました。
色はさすが南仏、ピノ・ノワールにしてはかなり濃く青い感じです。
香りのボリュームは結構立派です。ただ、いかんせん野暮ったいな。
裏ラベルには『チェリーやラズベリーの繊細な香り』と書かれていますが、
それに加えてグルナッシュのような青畳と、ガメイのような腐りかけイチゴの香りがあります。
味わいは、ほぼ渋味は感じられないくらいに弱くて、甘酸っぱさのみを感じます。
目をつぶって飲めば「これロゼ?」な軽さです。
良くも悪くも「1,000円以下の南仏のピノ」だなぁ。香りは頑張ってますよ。雰囲気はともかくこんだけ香れば合格です。
ただ、味わいが弱いのね。飲んでも飲んでも飲んだ気にならないんだな。そういうバランスの悪さが、頼りなくもあり可愛らしくもあり、です。
更に残念なのは、軽いくせに飲み飽きるのね。後半に俄然ポイント下がります。
点数 | 66点 |
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今回の帰省にあたり、1日何も予定が無い日があることが判明しておりました。
ならば、ということで、ツイッターで「誰か飲みませんか」と募集したところ、
3名の方に手を挙げて頂きました。残念ながらそのうちお一人はキャンセルになっちゃいましたが、
若かりし頃過ごした福岡で(師範代と知り合ったのも福岡です)、
新たなお知り合いが出来るなんて楽しすぎるじゃありませんか。
そんな「プチ・ツイッターオフ」に選んだお店は、警固にあるル・マルシャン・ド・ボヌールというフレンチ・レストラン。
こちらもツイッターで別のお二人の方から推薦して頂いた店です。
なんか凄いぞツイッターってヤツは。
そして、今回ご一緒させて頂いた方のアカウントはこちらです。
filisさん
ぐぇすさん
あいにくご参加頂けなかった方がこちら。
くまべゆみさん
右写真が三人での乾杯風景。
別にプライバシーを意識してボカシているわけではなく、単にフォーカスが合わなかっただけです。
難しいなぁ、一瞬を切り取るのは。
お願いした料理は、お昼のショートコース(税サ別3,800円)。 ありがたいことに、ちゃんとメニューを印刷した紙を頂いています。 これは師範にとってはピンポイントで非常にうれしいサービスです。 というわけで、料理の内容はその紙の丸写しで参ります。
ケークサレ 桜海老 アンチョビ パルメザンチーズ | |
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有明海 イソギンチャクのフリット ブルサンアイユ ラディッシュ | (左写真) |
佐賀県産 新玉ねぎの冷製ポタージュ 黒オリーブ クルトン レモンタイムオイル |
ケークサレは見た目ケーキなのに桜海老の魚感がビンビンでびっくりします。 イソギンチャクはこのお店のスペシャリテだそう。 初めて食べたけど、貝の水管みたいな食感と味なんですね。 もっとホヤとかナマコみたいな磯っぽさを想像したけど、それよりかなりマイルドでした。 新玉ねぎのスープは甘くて安定のおいしさでしたが、スプーンが小さくて食べにくかったのがちょっとだけ残念です。
名称 | Guy Thibaut Brut Nature Grand Cru N.V. ギィ・ティボー ブリュット ナチュレ グラン・クリュ (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | Guy Thibaut ギィ・ティボー |
価格 | 9,800円 (税サ別) |
購入店 | ル・マルシャン・ド・ボヌール |
3人相互に初対面なんで、ワイン選びは誰が主導権を取るか悩むトコロです。
そして、師範が選ぶといつも一番安いのから選びがちなんで、今回は別の方にお任せしたいと考えておりました。
ところが皆さんも自分じゃ選びたくないのね(笑)。
というわけで最初の泡は師範のチョイス、一番安かったシャンパーニュです。
色は、結構赤みがあって、新品の10円玉みたいな色合いです。
裏ラベルを見るとピノ・ノワールが80%にシャルドネが20%、ブラン・ド・ノワールじゃ無いですが、ほぼ黒ブドウな品種構成ですね。
香りも、黒ブドウの比率が高そうな、ベリーっぽい雰囲気を強く感じるバランス。
目をつぶればピノ・ノワールのワインかと思うような雰囲気です。
口に含むと、泡のキメは細かくてピノ・ノワール感があって、旨みタップリ。
しっかりしたシャンパーニュ感がビシビシ伝わります。
さすが"Grand Cru"と銘打つだけあって、普通のシャンパーニュより一段上の感じです。
ただ、余計なお世話かも知れませんけど、ボトルのシャンパーニュが9,800円スタート、税とサービス料入れると軽く1万円超なのはどうなんだろう、と。
もう少しお手頃なヤツから揃えないとボトル出ないんじゃないですかね?
福岡のお客さんは皆さん太っ腹なのかも知れませんけど。
点数 | 84点 |
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前菜がこれです。
福岡県朝倉産 筍のマリネ アサリ 小松菜 西米良サーモン |
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見た目にも春らしくて華やかな一皿です。 書かれている以外にも、蓮根とか九州産の野菜がいろいろ使われています。 このレストラン、地場の食材を使うことに拘っておられるようなので、旅気分が満喫出来て大変ナイスです。
名称 | Riesling 2016 リースリング 2016 |
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生産者 | Vincent Freith ヴァンサン・フレイス |
価格 | 6,400円 (税サ別) |
購入店 | ル・マルシャン・ド・ボヌール |
ワインリストには、スパークリングが10種弱、白が20種くらい、赤が30種くらい。
ほぼフランスワインと日本ワインだけという、なかなか個性的なリストです。
前述の如く、師範が選ぶと一番安いのから数本しか見ないんで、白のチョイスはぐぇすさんにお願いしました。
そうしたらぐぇすさんのチョイスはアルザスのリースリング、お値段は1本6,800円のお手頃価格。
なんか師範が居ると周りの方も「安ワイン・ウィルス」に冒されるようです。
閑話休題、色はかなり薄めだけど、ちょっとだけ前のシャンパーニュにも似た赤みを感じました。
香りは、この品種らしいジッポのオイルのような揮発油っぽさを最初に感じて、
その後に続くのは沈丁花のような花の香り、
そして特徴的なのが最後にグワッと来るイチゴの香り。
リースリングでイチゴってあまり経験ないけど、皆さん「確かにイチゴの香り」と言われていたので間違いないはずです。
そういう甘い系の香りなのに味わいは甘くない、ってのはアルザスの特徴ですね。
香り華やかで味わいはキリリとしていて、アルザスらしいリースリングでありつつ、
僅かに「赤」の要素を感じる面白さがありました。
もっとメジャーになっていいと思うんだけどね、アルザス。
下手なブルゴーニュのシャルドネなんかより和の食材との相性は良いと思います。
点数 | 80点 |
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メインの肉料理がコレです。
ニュージーランド産仔羊肩肉の煮込み 春野菜 ピマンデスプレット |
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流石に仔羊は九州産では難しかったですか・・・ってな意地悪は置いといて、 結構ポーションもあって食べ応えのある肉料理です。 こういうのをチビチビつまみながら赤ワインをゆっくり頂く、ってのがレストランの醍醐味ですな。
名称 | Tsuno Private Reserve Syrah 2013 都農 プライベート・リザーヴ シラー 2013 |
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生産者 | 都農ワイン |
価格 | 8,400円 (税サ別) |
購入店 | ル・マルシャン・ド・ボヌール |
赤ワインは、わざわざこのために長崎から参加して頂いたfilisさんにチョイスをお願いしました。
いやー、ワイン選びを人に任せると高見の見物をキメられて楽ちんですな。
そこでfilisさんのチョイスは宮崎は都農ワインのシラーか、フランスのシノン。
どちらもかなりの変化球です。で、どうせ変化球なら「せっかくだから九州のワインにしますか」ということに相成りました。
色は、薄いってわけじゃないけど、大き目のグラスでもキッチリ向こうが透ける程度の濃さです。
外観だけからシラーだとは判らないでしょう。
香りも、前情報が無ければ「長野のメルローですかね?」」と答えそうです。
要は、日本ワインらしい「古い蔵」っぽい香りはキッチリ感じるんだけど、その先の品種感が弱いんですな。
言われてみればシラーの胡椒っぽさがあるかな、という程度です。
そして飲んだ感じもいかにも日本ワイン的。シュッとしてスーッと入って来て染み入るような味わいで、なんだか紋付袴を纏ったワインみたいな感じです。
宮崎のワインと言うと、例えばフランスで言えばラングドックみたいな暑い土地のしっかりした味わいを想像するけど、
受ける印象はかなり北っぽい軽めの感じでした。南北に長い日本、もう少し土地の個性が出せるようになれば良いですね。
点数 | 78点 |
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このお店、デザートとプティフールも充実しております。
福岡県産 柑橘(朝倉産日向夏 糸島産不知火・ブラッドオレンジ)のコンポジション カンパリのジュレ 杏仁のソルベ レモンのメレンゲ | |
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自家製丸房露 アマレット香る黒棒 | (左写真) |
エスプレッソ | (左写真) |
のんびりゆっくり2時間以上掛けて食べたランチ、お会計は3人分トータルで42,000円弱でした。 ランチと思えば絶対額は決して安くは無いですが、それだけに皿数も多く量もタップリなので、十分満足させて頂きました。
それにしても、こういう会は楽しいな。
親戚で集まっても会話を繋げるのに困るのに、ツイッターの知り合いだと共通の話題があり過ぎます。
お会いしたことある人ない人を肴に飲んでおりました。
・・・という感じの福岡での飲み会。またどこかで機会がありましたらご一緒しましょう>皆様
本日は、師範代実家に師範代妹一家が集まって、義父の誕生祝い。今年で義父も八十歳です。
料理は、義妹が作ってきたピンチョスとか、義父が揚げた鶏の唐揚げとか、買ってきたお寿司とか、
和洋中なんでもありの宴会料理。いつまでもこういう会が続けられればいいなぁ。
名称 | Roger Goulart Brut Reserva 2013 ロジャー・グラート ブリュット レセルバ 2013 |
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生産者 | Roger Goulart ロジャー・グラート |
価格 | |
購入店 | (師範代父から) |
師範代実家での飲み会、以前は飲む人は師範と義弟(といっても師範より年上)の二人だったんだけど、
いまや大学生が3人もいるんで(といっても一人は未成年)、意外とさばけます。
そんな乾杯の泡に義父が用意してくれたのは、「ドンペリに勝った」とかで一世を風靡したロジャー・グラート。
普通のってエンジ色っぽいラベルだったと思うけど、コレは金色。
なんかグレードが違ったりするんですかね?(調べる気なし)
色は普通です。泡立ちもあんまり「キメ細か~」って感じじゃ無かったような。
香りは、シャンパーニュとは明らかに違う、ややラフな果実っぽさを感じます。
品種が違うからでしょうね。
口に含むと、甘さ控えめで渋味っぽい収斂性を感じます。
ドンペリに勝ったらしいけど、実際はこれだと2,000円くらいのシャンパーニュにも勝てないような。
キンキンとした金属的な雰囲気が強くて、いわゆるカバです。
お祝いなんで普段は飲まない義父/義母も口にしてたけど、一口で終わりでした。
以前はもう少しちゃんとしていたように思うけど、生産量増やしちゃったりしたんですかね?
点数 | 68点 |
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名称 | Bourgogne Pinot Noir 2015 ブルゴーニュ ピノ・ノワール 2015 |
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生産者 | Louis Jadot ルイ・ジャド |
価格 | |
購入店 | (師範代父から) |
↑のスパークリングは2本用意してあったんだけど、ちょっと2本目を開けるのはご遠慮して、姪っ子の手土産に。
そして次に開けたのは、ブルゴーニュの大手「ルイ・ジャド」が造る定番のACブルゴーニュ・ピノ・ノワール。
ヴィンテージは安くてもしっかりしたブドウが採れた2015年、安パイな気持ちで抜栓したのですが・・・
色は、「これがACブルゴーニュ?」ってくらい濃い紫色です。「やっぱ2015年は立派よねぇ」です。
香りは、ピノ・ノワールと言うよりガメイのような、熟れ過ぎて傷みかけのイチゴと革の妖艶さがメイン。
長女に嗅がせたところ、「黒糖の匂い」だそう。確かにそういう過熟した感じがあります。
味わいもピノっぽくないんだよな。まるで南仏産のような、鈍重でモッタリした味わいです。
不味くはない、というかヘタレなピノよりは良いんだけど、かなり想像と違った内容でした。
そして、この「クリアさが無い」感じは、もしかすると流通上の問題かもです。
比較したわけじゃなので断言はできませんけど。
点数 | 69点 |
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名称 | Château Montus 2013 シャトー・モンテュス 2013 |
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生産者 | Alain Brumont アラン・ブリュモン |
価格 | |
購入店 | (師範代父から) |
3本目になるとJD達は飲みから離脱して、いつもの師範と義弟の二人飲みになっております。
選んだのは、これまた一世を風靡したアラン・ブリュモンのシャトー・モンテュス。
ヴィンテージは2013年、キャップシールから瓶肌を伝って裏ラベルに赤いシミがあり、どこかで吹いたのは明白です。
こういうワインでも普通に売られちゃうのね(値引きがあったかどうかは知りません)。
色は「黒ワイン」と言われるカオールと近い南西地区の産でもあるので、非常に濃い色合いを呈しています。
香りは・・・いやビックリするくらい立派です。
凝縮した果実香と甘香ばしい樽香、ボルドーとはちょっと傾向は違うけど、ベクトルの伸び具合は格付けボルドーに匹敵する感じです。
味わいも良いですな。ミチッとした重さのある甘味と渋味、「立派な赤ワイン」感があります。
吹いちゃった跡があるので、逝ってしまったワインを覚悟したけど、結果的にそれは良い方に裏切られました。
やっぱり強いワインだと多少の熱は問題ない、というか良い方に作用することもあるのかも知れません。
でもその見極めって難しいよね~。
半分弱残ったものに、そのままコルクを戻して常温保存した翌日再稽古。 前日と全然変化はありませんね。とてもしっかりした香りと味わいを感じる赤です。 ま、熱にも強いんだからそりゃそうか、って感じですね。
点数 | 81点 |
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・・・そんな食事会でした。当然師範は昼過ぎには沈没しております。
そして夜もワインをもう一本・・・という元気はさすがに無くて、
ビール1本と姪っ子に貰った「八千代伝 かめ壺仕込み」で晩酌。
大隅半島側、桜島の繋がる垂水市の焼酎。白こうじ仕込み(黒こうじより難しいらしい)の端麗な芋焼酎です。
本日は師範父の十三回忌。 お経を上げて頂くのは、師範父実家の菩提寺である熊本県菊池郡大津町の光尊寺。 十三回忌なので集まったのは本当に近しい親戚だけですが、集まって頂けるだけでもありがたい話です。
そしてこの光尊寺、知る人ぞ知る古刹のようで、
門前には加藤清正が施工を指示した上井手用水にかかる光尊寺橋があり、
この橋はなんと1700年代のものなのだとか(※)。熊本地震にも耐えた石橋です。
こういう、「郷土の歴史」なんて熊本に住んでいる時は正直全く興味が無かったんだけど、
離れて暮らしているとなんか有り難いものに思えてくるんですな。
お経の内容なんかもそうだけど、自分が「命を繋いでいくための一つのピース」だという意識が強くなります。
ま、「生きてるだけで丸儲け」ですな。与えられた人生を楽しみましょう。
(※)橋が掛けられたのは1812年でした。
法要後の直会は、光尊寺から歩いてすぐのところにあるみいけという宴会場。
結婚式なんかにも使われる設備があるようですが、今どきこういうところで結婚式を挙げる人は少ないんだろうなぁ、と思います。
料理は、イカにもタコにも会席料理ですが、鯛の刺身がコリッコリに活かっていたり、
ステーキが鹿肉だったり、なかなか美味しい料理です。
そして「あぁ昔ながらの宴会料理だなぁ」と思うポイントは、なにより量が多いこと。
お寿司があるのにご飯と味噌汁も出されます。
会食の途中で折箱が出されるスタイルで、お寿司なんかは「持ち帰り前提」なんですな。
昔は亭主が会食に参加して料理を持ち帰り、
家族でそれを食べる、ってのが愉しみだったんだろうな。
「光尊寺」も「みいけ」もなかなかに交通の不便が良いところにあるので、 師範代実家から車を借りて参加しております。 でもビールを飲んじゃうんですねぇ。なぜなら帰りの運転手は飲まない師範代に任せられるから。 夫婦でワインを楽しむ人生ってのにも憧れるけど、 現実問題師範は「飲まない配偶者」と一緒になったおかげで、それはそれで幸せ。 アルコールに関してはガマンすることが少ない人生を送ることが出来ております。
大津の「みいけ」を出て、まだお別れをしたくない子供たち(主に師範弟の子でまだ幼児の姪っ子)の意見を汲んで、 熊本市内の平成公園というところでひと遊び。 その後は師範母を自宅へ送り届けひとしきり話をした後、 長女の「熊本ラーメンが食べたい!」との強い意向を汲んで北熊本にある大黒ラーメンへ。 熊本出身の師範ですが、昨今のラーメン事情には全く疎いので、ネットで「熊本 ラーメン お薦め」で検索して選んだ店です。
訪店前に電話したところ、『麺が無くなったら営業終了なので7時までおいでになることをお薦めします』とのこと。
なかなか繁盛店のようです。
なので師範一家が伺ったのは午後6時頃。その時間だと幸い行列とかはありませんでした。
法要参加、師範代も子供らもお疲れさま!ということでまずはビールを頂きます・・・って飲むのは師範だけですけどね。
ビールの銘柄はキリンのラガー、日本の定番ですな。
ツマミにモツの味噌煮込みがあれば無敵です。
そして、メインはベーシックなラーメン、650円也。
加えてギョウザも二人前注文。
ラーメンは、博多ラーメンよりやや太めのストレート麺で、焦がしニンニクと馬油が入った濃厚なスープ、
トッピングは細切りキクラゲと豚バラのチャーシュー、典型的な熊本ラーメンです。
とにかく熊本ラーメンが食べたかった長女は大満足しておりました。
この店を出たのは午後6時30分過ぎだったかな、そこからも師範代の運転で一路鳥栖の師範代実家を目指します。
名称 | Les Fiefs de Lagrange 2012 レ・フィエフ・ド・ラグランジュ 2012 |
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生産者 | Ch. Lagrange シャトー・ラグランジュ |
価格 | |
購入店 | (師範代父から) |
昼は食べきれないほどお腹いっぱいになって、
それが完全にクリアになる前にラーメンとギョウザとモツ煮込みを詰め込んで
・・・「常にお腹いっぱい」なのが帰省あるあるだな。
そして、師範代実家に戻ってくると、ローストビーフ、揚げソラマメ、鶏の唐揚げが用意されていました。
よろしい、師範が受けて立ちましょう、ということでワインを抜栓。
本日のチョイスはサン・ジュリアンの3級格付け「シャトー・ラグランジュ」のセカンド銘柄「レ・フィエフ・ド・ラグランジュ」にしました。
色は、小さなグラスでも全く向こうが透けない、非常にしっかりとしていて青みを感じる紫色。
まだまだ全然若そうな外観です。
香りは立派なボルドーだな。カシスのような濃いベリーの香りも当然あるけど、フルーティ過ぎずギュッと締まった感じ。
それに加えて、かなり焦がしが効いて煙たさを感じる樽香と、マジックインキ風の妖艶さ。
トーンが低く落ち着いているけど、深みと複雑さのある香りです。」
味わいは、甘味と酸味と渋味のバランスが良くギュッとコンパクトにまとまっているので、
ジックリ飲まなきゃ「軽いボルドー」って言われちゃうかもだな。
でも時間をかけると、重さは無いけど深さが感られじます。
サントリーさんのおかげでファーストのシャトー・ラグランジュとはいろいろ稽古させて頂いたけど、
それらと比べてもこのセカンドはいい勝負していると思います。
2012年くらいだと、ファーストよりセカンドくらいの方が美味しく飲めるのかもですな。
点数 | 80点 |
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本日は、久留米市に住む師範代妹一家とランチ。
店は、師範代幼少の折にご学友であった女性がオーナーを務めておられるSlowly Kitchenというイタリアンの店。
久留米の街中、小頭町ってとこにあります。
店はビルの2階にあって、キャパとしては30人くらいでしょうか。道路を挟んで公園に面した大きな窓があって、外光がたっぷり入るので、美味しい写真が撮れます。
11:30の予約で伺ったんだけど、ほとんどのテーブルに「予約済み」の札が立ててあって、かなり繁盛しているようです。
注文したのは、前菜、メイン、パスタ、デザートのコースで、お値段は2,700円。その内容は以下です。
前菜 | 盛合せ | (左写真) |
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メイン | 海鮮の包み焼き | |
パスタ | アサリのスパゲティ | (下写真) |
デザート | 盛合せ |
量は少なめです。パスタなんて「丸の内OLかよ!」ってくらいです。でも、それぞれに手が込んでいて美味しい料理です。 こういうのは女性ウケするだろうな。実際お客さんの大半は女性でした。
名称 | Grower's Mark Riverbank Vinyard Sauvignon Blanc 2015 グロワーズ・マーク リヴァーバンク・ヴィンヤード ソーヴィニョン・ブラン 2015 |
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生産者 | Farmers Market Wine Company ファーマーズ・マーケット・ワイン・カンパニー |
価格 | 3,700円 (お店価格) |
購入店 | Slowly Kitchen |
このお店、ワインリストが大変立派です。
泡が8種類くらい、赤/白それぞれ30種弱あって、全体では50種以上リストされています。
そして、そのうちのかなりの本数がグラスでの設定があります。
中心価格帯は5,000円くらいなので、気軽に頼めるワインが揃えられているようです。
そんなリストの中に、見つけちゃったんですよ大好きなワイン、南アフリカはポール・クルーヴァーのシャルドネを。
お値段はボトルで4,800円、かなりお買い得ですよね。で、意気揚々と注文するも、あいにく品切れ。南無。
お店の方の代替案は「同じ品種」ということでシャブリだったんだけど、さすがにそれは違い過ぎるでしょうと思い一旦考え直させて頂くことに。
改めてリストを見直してグッと来たのが、このニュージーランドのソーヴィニョン・ブランでした。お値段は3,700円です。
色は・・・普通の色だったように思います。
香りは、マスカットのような白ブドウの香りがバンバン。
ニュージーランドのソーヴィニョン・ブランって、ボルドーとかロワールみたいな冷たい空気を感じさせるものも多いけど、
このワインに関しては暖かいところで良く熟れた感じの、トロピカル・フルーツ感が前面に出た香りです。
味わいも、甘さしっかりで南っぽい感じ。ストレートに果実味が感じられるバランスです。
良いんじゃないですかね、こういうワインも。
レストランで3,700円ならお得感があります。
とにかくワインの種類が豊富だしお値段も手頃なんで、
ご近所の方は一度訪問されることをお薦めします。オーナーが師範代のお知り合いと言うことを別にしても。
点数 | 78点 |
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左写真、まるでキユーピーとかの宣伝写真みたいに撮れてますでしょ。やっぱり写真は光が重要だな。
そんな感じの親戚ランチ。トータルのお値段は・・・師範代が義妹と折半して支払ったんで不明です。
でもサービス料とか取られてないんじゃないかな?
ランチの後は、久留米の「ゆめタウン」でお買い物。
なにも買う予定の無い師範は筑後川沿いを散歩などしておりました。
そして夕食は義妹の家で御馳走になります。
右写真は豚の角煮、ピシッと形は崩れてないけどしっかり味が入っていて柔らかく、まるでプロの仕業です。
義妹の娘さん、師範からみたら姪っ子は、鹿児島大学で醸造学の勉強をしています。 そんな彼女に説明して頂きながら、薩摩焼酎の数々をテイスティングさせて頂きました。 やっぱり、本気かつアカデミックに勉強している人の説明は重みが違います。 大変勉強になりつつ美味しく頂きました(ちなみに真ん中の小瓶は姪っ子が作った焼酎です)。
夕食のメインは「鶏飯(ケイハン)」。
シンガポールのチキンライスをお茶漬けにしたようなメニューですが、これが美味いのね。
やっぱり人様んちの家庭料理を頂くのは勉強になるなぁ。
・・・という感じの令和最初の日。こういうのんびりした毎日が続くと良いな。