11月、食欲の秋まっ只中。おかげで師範の体重も右肩上がり。
政府が酒税の見直しを検討しているというニュースが流れました(この記事とか)。
要は、ビールの税率を下げて第三のビールの税率を上げ、その格差を縮小する方向にもっていくそうです。
師範はこの方向性には賛成です。
製法とか材料とか、つまんない理由で税率が変わる現在の酒税法がそもそもイビツだと思うからです。
『企業が頑張って税率が安くても美味しいビール風飲料を作ったのに、その企業努力を無駄にするのか』
などという意見も散見されますが、
そもそもそういう「税金を軽減する努力」が必要な状況自体がヘンテコで、
企業努力は純粋に「美味しく」「安く」造ることに使って欲しいと思います。
そして、究極的には酒税はすべて「アルコール従量制」にするのが良いのでは無いかと。
例えばアルコール1mlあたり税額2円とすれば、350ml/5%の缶ビールは税額35円、
750ml/13%のワインは税額195円、700ml/40%のウィスキーは税額560円、という風に
(ちなみに現在の酒税の税率はココにあります。
ワインは特に低税率ですね)
師範提案の根拠は単純、アルコールは公衆衛生や健康面で社会に負担を掛けるのだから「酒税徴収」は仕方なし、
その観点であれば税額の指標はアルコールの量でしょう、ということ。
そして、今時『どの酒は金持ちの贅沢品でどの酒は庶民の必需品』
なんてことをオカミが区別して課税するのはナンセンスでは?
ということです。
というわけで、上写真はいま道場に在庫しているハードリカーたち。
なかなか食後酒まで行きつかないので、一本空けるのに結構な時間が掛かります。
なんだかバブリーなボトルもありますが、そういうのは大抵頂き物、ハッタリの空き瓶もあります。
二週連続でみなとみらいへ。今日は、20年以上使っていよいよ革が傷んだソファーの買い替えとか、
冬物の洋服とかのショッピング。あとは年賀状用の写真撮影なんかも。
年末はいろいろと忙しいですな。
そして昼食は、お手軽な値段で世界各国の料理が頂けると評判のポートテラスカフェという店へ。
独立行政法人 国際協力機構が運営する"JICA横浜"という施設の3階にあります。
店は、みなとみらいの海を一望する好立地、そしてテラス席もあるという豪華版。
ただ、食券を買って食べ物の上げ下げはセルフサービスというあたりは、
学食や社員食堂みたいなシステムです。
暖かい日だったんで、師範一家は赤レンガ倉庫が良く見えるテラス席に陣取りました。
そして師範の注文は、麻婆チャーハンセット(左写真)、お値段税込700円也。
この観光地でこのボリュームでこの値段はお安いと言えましょう。
ただ、内容的には作り置きのチャーハンに普通の麻婆豆腐が乗っているというもの。
特に中国らしさがあるわけでもなく、
多くを期待してはいけません。
ただ、師範代と長女が注文したベトナム風フォー \450円也は、
パクチーの香りが強烈で、スープもピリピリとスパイシーで、情け容赦無い現地っぽさがありました。
選ぶ料理によってかなりばらつきがあるみたいです。
アルコールは、主にアジア各地のビールがいろいろとありました。
ただ、そんなに安くないし、こういう学食的な店でビールってのもどうかと思ったんで注文しませんでした。
最近、昼は理性が勝っている師範であります。
名称 | Chateau Moulin de Cassy 2010 シャトー・ムーラン・ド・カシー |
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生産者 | Ch. Moulin de Cassy (Pierre et Olivier Compagnet) シャトー・ムーラン・ド・カシー (ピエール・エ・オリヴィエ・コンパニェ) |
価格 | \1,534 (単品価格:\2,354) |
購入店 | 京橋ワイン |
そんな感じで、道場に帰って来たのはすでに夕方でした。
夕食は、生協の牛やわらかハラミひとくちステーキ。あとはきんぴらゴボウとか、レタスとトマトのサラダとか。
主食はバゲット&田舎風パテです。
そしてワインは、牛ステーキや田舎風パテだったらやっぱりボルドーでしょう、
ということで京橋ワインの「極上セレクト9本セット」からメドックのブルジョワ級の赤をチョイス。
2012年パリのワイン・コンクールで金賞を受賞した旨のステッカーが貼られています。
さて抜栓。コルクは結構長さがあって、シャトー名やヴィンテージがプリントされた立派なモノです。
色は、若いボルドーらしいしっかりとした濃さのある青紫色。
澄んではいますが大きめのグラスだと向こうは透けません。
香りは、これぞ正にボルドー産って感じで、カシスっぽい濃い果実香に胡椒っぽいスパイシーさ、
それに焦がしたような煙たい雰囲気があります。
ボリュームもしっかりしていて、十分合格点をあげられる香りです。
味も、スーッと静かに口の中に入ってきて、口腔内であとから存在感を膨らませる、
なかなかどうして高級感のある味わい。
渋味はしっかりしていますが、甘味も酸味もそれなりにあるので、固いって感じは受けません。
一言で言えば「プチ高級ボルドー」です。
香りの要素とボリューム、味わいの出方とバランス、
どれもいわゆる高級ボルドーの雰囲気をそのまま小さめにした、という感じですね。
そこそこのお値段はするわけですが、その価値は十分あると見ました。
点数 | 80点 |
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リンク |
京橋ワイン極上セレクト9本 \13,824 Chateau Moulin de Cassy 2010 \2,354 |
名称 | Castelfiore "Heritage" Brut [N.V.] カステルフィオーレ "エリタージュ" ブリュット [ヴィンテージ無し] |
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生産者 | Serra San Quirico セッラ・サン・クイリコ |
価格 | \771 (単品価格:\1,058) |
購入店 | ドラジェ |
本日の夕食は手巻き寿司。寿司種は本マグロの中トロとかヒラメとか。
寿司にはやっぱりスパークリングでしょう、ということで選んだのが、
久しぶりにイタリア産のスプマンテを。
「秋ワイン6本セット」に入っていたうちの一本です。
さて抜栓・・・なんだけど、このコルクが恐ろしく固いです。
素手では全然抜けなくて、
「こんなんいつ使うんだ?」と疑問に思った
シャンパーニュ用の栓抜き(コレ)を使ってテコの原理でジワジワ持ち上げ、
ビニボツ付きの手袋をした手で力を込めてようやく抜きました。
このボトルだけがそうだったら良いんだけど、
全てこんな感じだったら一般のご家庭で抜くのはほぼ不可能と言わざるを得ません。
気を取り直してワインと稽古。色は薄いレモン色でフレッシュなスパークリングといった感じ。
泡立ちはどちらかというと弱めです。
香りも、シャンパーニュみたいなイーストや焼きリンゴ系では無く、
基本的には柑橘系、グレープフルーツみたいなクリアな香りに、
ほんのり洋ナシっぽい甘い香りがあります。
味わいも柑橘類っぽくて、スッキリとした酸味と軽い苦味。
甘味もあるにはあるのですが、全体的にはカッチリとした印象です。
シャキッとしたスパークリングで、良くも悪くも非シャンパーニュ、
大衆酒たるスプマンテといった感じ。
買値相当額が800円以下なのはちょっとお得感がありますが、
いかんせん栓の抜きづらさがいけません。
「こんだけ苦労したんだから美味くなきゃ許さんぞ!」という気になりますから。
点数 | 71点 |
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リンク |
秋ワイン6本セット \5,378 Castelfiore "Heritage" Brut [N.V.] \1,058 |
名称 | Domaine l'Estagnere Reserve (Rouge) 2013 ドメーヌ・レスタニェール レゼルヴ (赤) 2013 |
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生産者 | Dom. l'Estagnere ドメーヌ・レスタニェール |
価格 | \948 |
購入店 | ヴェリタス |
本日の夕食は、昨日の残りの揚げチーズ春巻きと焼きギョウザ(冷凍)。以上。
レギュラー家族メンバーだけだとミニマム寄りなメニューになっております。
で、それだけではちょっと・・・なんで、食後にはチーズ(ブリー)をツマミにしました。
で、ワインはというと、先月稽古したピノ・ノワールと同じ造り手の赤で、
品種はカベルネ・フラン60%、メルロー40%とのこと。
南仏でカベルネ・フランがメインってのは珍しい感じがしますな。
さて抜栓。ピノ・ノワールと違って栓はスクリュー・キャップです。
色は、青々と濃い紫色。いかにも南仏産の若いワインってな色合いです。
香りはなるほどカベルネ・フランな、いわゆる南仏赤ワインとは一線を画す、
何と言えば良いのか判りませんがフランフランした香り。
加えて右岸のボルドーっぽいメルロー由来の香りもあります・・・
な~んて、品種が判らなければ全然違うこと言ってるかもですが。
味は、ハッキリ言えば若くてガッシガシ。
現時点で飲んで楽しいワインではありません。
ポテンシャルは高いと思うんだけど、いかんせん現時点では若すぎるきらいがあります。
そういった感じなんで、抜栓後の耐性はあると思います。
もしかすると1日で飲み切るんじゃなくて、数日に分けた方が良かったのかも知れません。
点数 | 68点 |
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リンク | Domaine l'Estagnere Reserve (Rouge) 2013 |
名称 | Castillo de Tafalla Tinto Garnacha 2012 カスティージョ・デ・タファラ ティント・ガルナッチャ 2012 |
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生産者 | Castillo de Tafalla カスティージョ・デ・タファラ |
価格 | \748 (単品価格:\1,026) |
購入店 | ドラジェ |
師範母は明日朝のフライトで田舎に買えるので(※)、三世代五人の食卓は今日まで。
そして本日のメニューは、師範母がスーパーで買ってきた和牛のサイコロステーキと、
豚バラと野菜の蒸し物、揚げナスとトマトのサラダ。
最終日なのでちょいと豪華版です。
(※)ウソでした。新幹線で名古屋方面へ行き、紅葉を見て翌日帰るそうです・・・って「田舎に買える」て。 メタメタだな。
そしてワインは、ドラジェのセットに入っていたスペイン産の赤ですが、
セットの表記では2008年産、届いたのは2012年産。
サイトのコメントも明らかに2008年産に対するものが書かれています。
セットのヴィンテージをいちいち表記するのって面倒だとは思いますが、
このショップはインポーター直営でもあるようなので、そのあたりはちゃんとして欲しいところです。
色は、しっかりと濃さがあってやや赤めなのはガルナッチャ(グルナッシュ)の特徴でしょうか。
香りは、ややトボケた感じの果実香に胡椒のスパイシーさ。
スペイン産と言うより南仏産のようで、ローヌあたりのような感じです。
味も、ブラインドで出されれば師範はやっぱり「南仏産ですかな?」と答えそうです。
イチゴが打ってグジュッとした部分のような、酸味はあるけどどことなくユルさのある味わいです。
師範的には、いわゆるスペイン産のヤニっぽいクセが強いワインは得意では無いので、
このワインの方向性はウェルカムです。
基本的にまだ若くて荒削りな感じのあるワインなんで、
サイトに書かれたコメントのような熟成を感じさせる気配は皆無です。
ヴィンテージが異なる件、ショップに連絡しました。 速攻でお詫びのメールを頂くとともにヴィンテージ表記は2012年に替わりましたが、 コメントはそのまんま。 詰めが甘いよ~。
点数 | 70点 |
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リンク |
秋ワイン6本セット \5,378 Castillo de Tafalla Tinto Garnacha 2012 \1,026 |
師範兄と下の姪は本日のフライトで九州へ帰ります。
というわけで本日の昼食は、「せっかくだからとことん"おのぼりさん"しますか」ということで、
つい最近まで日本一高いビルだったランドマークタワーの、
高層階にある横浜ロイヤルパークホテル、
そのまた最上階である70階にあるシリウスというレストランでブッフェ・ランチ。
左写真は、そのレストランの窓からの景色。
「港ヨコハマ」が一望であります。
お支払いにはこの眺めの値段がかなり含まれているんだろうから、
頑張って目に焼き付けます。
席も、師範代が持ち前のネゴシエーション能力を発揮して、
1週間前の予約にも関わらず景色の良い席が取れました。
料理のお値段は、大人が3,780円、シニアが3,240円、小学生が2,160円。
展望台に上るだけで1,000円かかるわけだから、この値段は比較的リーズナブルに思えます。
料理も、「素晴らしく美味い」ってのは望むべくもないんですが、
種類も多いし普通に美味いです。
特にナイスだったのがシュリンプカレー。
ココナッツの風味が強くて、ホテルらしい一品でした。
アルコールは・・・飲んでません。
ブッフェみたいに食べ放題な時に、
わざわざ金を払ってお腹の隙間を埋めるのは貧乏症の師範としては取り得ない行為です。
それに生ビールが1杯1,000円、普通のワインが1杯1,200円とかしてましたから。
名称 | Cliffhanger Riesling 2013 クリフハンガー リースリング 2013 |
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生産者 | PLOB GmbH プロブ GmbH |
価格 | \1,111 (単品価格:\1,706) |
購入店 | 京橋ワイン |
というわけで、師範兄と姪を羽田空港まで送った後、師範一家+師範母の5人で夕食。
昼に食べ過ぎるくらいに食べたので夕食は軽く、タチウオの塩焼き、焼きロマネスコ(カリフラワーの一種)とベーコンの炒め物、
茹でロマネスコと生ハムのサラダ、切干大根のサラダ。
魚の塩焼きだったらワインは白、それもドイツ産が良さそうと考え、
選んだのは京橋ワインのセットに入っていたモーゼル産。
急斜面の畑で作業するから「クリフハンガー」なんだと。
ちなみにこのワイン、
サイトにはアルコール度数が12.0%と書いてありますが、ラベルには10.5%と書かれています。
色は非常に薄くてまるで清酒のような・・・というと言い過ぎだけど薄い色合いです。
香りは、モモと洋ナシ・・・ってのは昨日も書いたな、でもそういう華やかな香りです。
品種はリースリング種だけど、ガソリンっぽさはそれほど感じません。
味は、いわゆる昔ながらのドイツ産らしくやや甘め。
酸味もそれなりにあるので、甘ったるい感じはしませんが、正直言ってあまり得意な系ではありません。
和食っぽいメニューに合わせるワインとしては良い選択肢の一つだと思います。
ただ、これで単品価格の1,700円はちと高いな。
買値相当額の1,000円強なら、という感じです。
点数 | 70点 |
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リンク |
京橋ワイン極上セレクト9本 \13,824 Cliffhanger Riesling 2013 \1,706 |
本日は、姪っ子の通う大学の学園祭。
姪はバンド3つも掛け持ちしてて大変に楽しそうでありました。良いなぁ、大学生。
昼食は、模擬店で買った「お好み焼き串」というヤツ。お値段は1本250円也。
四角く成形した一見さつま揚げ的で中身は確かにお好み焼きな冷凍物を、
油で揚げるという斬新な一品。でも結構美味しゅうございました。
名称 | Calera "Central Coast" Chardonnay 2011 カレラ "セントラル・コースト" シャルドネ 2011 |
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生産者 | Calera Wine Company カレラ・ワイン・カンパニー |
価格 | \2,280 |
購入店 | 酒類の総合専門店 フェリシティー |
夕食は道場で。帰り着いたのがもう6時過ぎだったので、本日は簡単に寄せ鍋。
親子三世代7人で鍋を囲みます。
アルコールは、本日もまた"とりあえずビール"を飲んだ後、
最初に選んだのがこのカリフォルニア産の白。
この銘柄は以前に2008年産と稽古済み、
さすがに名門大手ということで、ハズさない造り手&銘柄という印象があります。
色は、特に濃かったり薄かったりはしない、普通の白ワインの色です。
香りはさすがです。モモや洋ナシのような甘い感じのフルーツ香に、
ほんのりとした樽っぽさがプラス。
ブルゴーニュの1級畑と言われても信じそうな香りです。
味は、アルコール度数が14.6%もあるけどそれほどアルコールっぽさは感じない、
甘味や酸味がしっかりしていて軽い苦味もあるバランス。
こちらもなかなかグッドです。
飛びぬけた良さがあるわけじゃないんだけど、2,000円ちょっとでこの内容なら文句はありません。
飲まない師範母も「これは美味しい」と申しておりました。
点数 | 78点 |
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リンク |
Calera "Central Coast" Chardonnay 2011 \2,179 (師範が買った時より安い) |
名称 | Corton Grèves 2001 コルトン・グレーヴ 2001 |
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生産者 | Dom. Louis Jadot ドメーヌ・ルイ・ジャド |
価格 | \6,980 |
購入店 | ヴェリタス |
そして、師範兄の滞在中1本くらいはお高いヤツを、ということで選んだのがコレ、
ブルゴーニュはボーヌの特級畑。
造り手は、ブルゴーニュの大手ルイ・ジャド、それも自社畑シリーズ「ドメーヌ・ルイ・ジャド」。
最近の円高で、7,000円以下の特級畑なんてなかなかお目にかかれないわけですが、
このワインはちょっと古めのヴィンテージのおかげか相対的にお安く買えています。
「安さのヒミツは内容にアリ」では無いことを期待しつつ抜栓します。
コルクは、十分な長さがあって液面に触れていた部分だけがベルベットっぽい紫色。
このコルクの状態を見ただけでまず合格と思われます。
色は13年も経ったブルゴーニュとは思えない健全な赤紫色で、
衰えた感じは全く受けません。わずかにエッジにオレンジ色のグラデーションがあって、非常にキレイな見た目です。
香りも、若さピッチピチという感じではないけれど、
それでも果実っぽさは十分に生きていて、アプリコットのコンポートのような柔らかい雰囲気も出ています。
味は、ニュイの名門畑とかと比べるとやや大人しい感じはありますが、
それでも特級畑らしい複雑さとボリュームはあるので、満足感は高いと言えます。
というわけで、この特級がこの値段なのはアタリでした。
サイトを見るとまだ結構な数(2014/11/24時点で34本)があったので、追加で速攻2本ゲットしました。
一本は遠からず稽古するでしょう。一本は忘れたことにして熟成させてみます。
点数 | 87点 |
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リンク | Corton Grèves 2001 [Dom. Louis Jadot] \6,980 |
姪の通う大学で学園祭があるので、 それを見に今日から師範兄と下の姪が道場に来ております。 あと、師範母もまた帰ってきました。 というわけで家族7人での夕食、師範も研修を早退して参加。 料理のメニューは、ローストビーフとかいろいろです。
名称 | Monmarthe "Secret de Famille" Premier Cru Brut [N.V.] モンマルト "スクレ・ド・ファミーユ" プルミエ・クリュ ブリュット [ヴィンテージ無し] |
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生産者 | Monmarthe モンマルト |
価格 | \2,800 (単品価格:\4,298) |
購入店 | 京橋ワイン |
「とりあえずビール」を1本飲んだ後、まずはシャンパーニュから。
京橋ワインの「極上セレクト9本セット」に入っていたシャンパーニュで、
単品価格は4,000円超の破戒価格で、道場の平均価格よりかなり高級品。
品種はピノ・ノワール40%, ピノ・ムニエ40%, シャルドネ20%で、
RM(レコルタン・マニピュラン)とのことであります。
泡立ちはさすがにシャンパーニュらしくキメが細かくてコンコンと湧いてきます。
色は、黒ブドウが多いからかややしっかりめで赤めの色合い。
香りは、熟成期間が長めのようで、イーストっぽい香りと香ばしい感じがしっかりしていて、
蜂蜜とリンゴのフルーツ香と合わさってなかなか複雑です。
味も、香りから受ける印象通りしっかり感のある味わいで、
しみじみ飲んで楽しめます。
やっぱり2,000円前後の激安シャンパーニュと比べると一枚ウワテですな。
4,000円超という値段を考えると順当かもと思うけど、
セットでの割戻価格だと稽古範囲価格に入ってくるので、
それだと大変お買い得です。
点数 | 80点 |
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リンク |
京橋ワイン極上セレクト9本 \13,824 Monmarthe "Secret de Famille" Premier Cru Brut [N.V.] \4.298 |
名称 | Lagar de Robla 2008 ラガール・デ・ロブラ 2008 |
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生産者 | Vinos de Arganza ビーノス・デ・アルガンサ |
価格 | \1,058 |
購入店 | ドラジェ |
もう一本開けちゃいます、ってことで選んだのが、スペイン産の赤。
品種はメンシアで、「スペインのピノ・ノワール」とも言われているらしいです。
ワインの肩に「パーカーポイント91点」というタグがデカデカとかけてあるのはいかがなものかと思いますが、
彼の趣味からすると、少なくともヘタレなワインではないことが想像されるので、
ちょうど良いかなと思った次第であります。
色は、決して薄いわけじゃないんですがスペイン産によくある真っ黒な感じでは無いので、
そんなあたりはピノ・ノワールっぽいかも。
香りはなかなかよろしいです。
キュッと締まった果実香に、バニラやカスタードっぽい樽っぽさが加わって、
ほど良い熟成感も加わってなかなか複雑。
およそこれが1,000円のワインとは思えない香りの雰囲気です。
味は、香りの複雑さから考えればややシンプルな印象は受けますが、
それでも渋味はまろやかで甘味と酸味もあって、十分楽しめます。
「どうせパーカー氏推薦のスペイン産だからむやみやたらに濃いワインでしょ」と想像していたら、
良い方に裏切られました。
これが1,000円は大変コスト・パフォーマンスが高うございます。
やはりパーカー氏は侮れませんなぁ・・・と手のひらを返します。
点数 | 81点 |
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リンク |
Lagar de Robla 2008 [Vinos de Arganza] \1,058 |
名称 | Château Bellevue la Foret "Cuvée Prestige" 2008 シャトー・ベルヴュー・ラ・フォーレ "キュヴェ・プレスティージュ" 2008 |
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生産者 | Ch. Bellevue la Foret シャトー・ベルヴュー・ラ・フォーレ |
価格 | \771 (単品価格:\1,058) |
購入店 | ドラジェ |
本日、師範母は水戸の方へ一泊二日で遊びに行きました。よって家族4人の食卓、でもワインは開けます。
本日選んだのはコレ、
銘柄の名前もボトルの外観もまるでボルドーのようですが、もう少し南の南西地区の赤ワインです。
この地域のワインと稽古するのは久しぶりですな。
そして、"Fronton"なるAOPのワインとは初稽古。
ただ、同じ造り手のワインとは10年前に稽古しているようです(全く記憶にありませんでした)。
ちなみに料理はスモークサーモンとスズキの刺身、フライドチキン、トマトとブロッコリーのサラダ。
必ずしも濃い赤が合いそうなメニューでは無いけど、まぁ日本の食卓なんてそんなもんですよね。
というわけで稽古開始。色は、2008年産ということで若干長めの熟成期間を反映してか、
小豆の煮汁の色にエッジがほんのりレンガ色っぽくなった感じです。
香りのボリュームはかなり控えめ。
雰囲気としては間違いなくボルドーっぽくて、2008年産のメドックですと言われれば絶対「そりゃ違う」とは言えません。
味わいも、そこそこ熟成したボルドーらしい、渋味のカドが取れて甘味を感じるバランス。
刺身を始めとするいろんな食材を相手にしてもそう違和感はありません。
特段どこか素晴らしいところや個性的なところがあるわけではなくて、
いわゆる「なんちゃってボルドー」ではありますが、
これくらい良い感じに熟成したワインが単品価格でも1,000円程度で買えるのはナイスだと思います。
このセットの1本目はまず「中アタリ」ですな。
点数 | 74点 |
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リンク |
秋ワイン6本セット \5,378 Château Bellevue la Foret "Cuvée Prestige" 2008 \1,058 |
名称 | Ramato Pinot Grigio 2013 ラマート ピノ・グリージョ 2013 |
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生産者 | Tenuta di Corte Giacobbe (Dal Cero) テヌータ・ディ・コルテ・ジャコッベ (ダル・チェロ) |
価格 | \1,041 (単品価格:\1,598) |
購入店 | 京橋ワイン |
本来木曜は休肝日ですが、師範母が滞在中、
「客人が居るなら」ということで本日もワインを開けちゃいます。
料理はキンメダイの西京漬け、ゴマ豆腐、青梗菜のガーリック炒め、レタスとトマトのゴマ油サラダとかなんで、
選んだワインは、京橋ワインの「極上セレクト9本セット」から、セット唯一のロゼ。
やっぱり年配女性へのおもてなしはロゼでしょう・・・なんですが、
師範母が飲む量なんて小さめのグラスにチョビッとなんで、あまり関係無かったりします。
そしてこのワイン、
インポータの裏ラベルには酸化防止剤として亜硫酸塩以外に「ビタミンC」も入っている旨表記されています
(造り手が貼ったイタリア語の裏ラベルには表記無し)。
亜硫酸塩以外の添加物にはネガティブな印象があるのでそのこと自体は残念ですが、
ショップのページにもそれがちゃんと明記されており、
その姿勢は安ワイン道場的には評価したいと思います。
色は、写真でもおわかりのようにピンクと言うより薄オレンジ色。
ピノ・グリージョって、普通は白ワインに仕立てられることが多いブドウなんで、
薄めの皮の色が反映しているのでしょう。
香りはかなり良い感じ。マスカット的なブドウの香りにギンモクセイ花の様な華やかさがあって、
色の印象そのまんまな香りです。
味は、ほのかに甘さがあって、ごく僅かに残っている炭酸と軽い苦味がアクセントになっていて、
こちらもなかなかいい感じです。
色も香りも味も、とても一般ウケしそうなワインです。
特に何の引っかかりもなく一本スルスルっと飲めたんで、
ビタミンCという添加物はあまり気しないで良いのかな?
これからの季節、華やかでお薦めできるロゼですよ。
点数 | 74点 |
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リンク |
京橋ワイン極上セレクト9本 \13,824 Ramato Pinot Grigio 2013 [Tenuta di Corte Giacobbe (Dal Cero)] \1,706 |
名称 | Beaujolais "Sakura" 2011 ボージョレ "サクラ" 2011 |
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生産者 | Jean-Michel Dupré ジャン・ミシェル・デュプレ |
価格 | \1,029 |
購入店 | ヴェリタス |
明日は「ボジョレー・ヌーボー」の解禁日、というわけで一足お先に道場でもボージョレを頂きます・・・ と言ってもヌーヴォーじゃなくて2011年産です。 世間のボジョレ・ヌーヴォ・ブームも落ち着いてきたようで、ここんとこ輸入量は年々減少しているんだとか。 消費者の皆さんが『その値段払えばもっと美味いワインは沢山ある』ことに気付いてきたのだとすれば良い傾向だと思います。 このワインだって、ヌーヴォーだったら最底辺のしか買えない値段ですが、中身はクリュ・ボージョレとのことです。
(「ボジョレー/ボージョレ/ボジョレ」「ヌーボー/ヌーヴォー/ヌ―ヴォ」
・・・今日明日検索でバズること必至なんで各種表記を取り揃えてみました)。
そして本日の料理は、馬刺、茎ワカメの酢の物、鶏のフライ、ジャンボインゲンとベーコンの炒め物。
ちなみに今日から師範母が道場に滞在(馬刺はそのお土産)しておりますので、
飲まない母と、父の仏前に一杯ずつおすそわけ。
色は、やはりピノ・ノワールとは違って、かなり濃い紫色。
でも、向こうが透けて照りがあってキレイな色合いです。
香りは残念ながら弱め。やや酸を感じるラズベリー的な香りがあるにはあるけど、ほぼそれだけ。
バナナみたいな香りがある分、ヌーヴォーの方がボリュームはありそうです。
味は、まぁブルゴーニュらしいといえばらしい、酸味中心の味わい。
ただ、渋味の角張り方はガメイですね。
甘味も旨味も控えめで、サクサク飲めるけど頼りない味わいです。
ヌーヴォーみたいな、「葡萄ジュース+アルコール」といった感じではないんだけど、
だからといってこっちが美味いかと問われれば首をかしげます。
やっぱりヌーヴォーは良くも悪くも香りが華やかだよね・・・と、
本来の師範の主張とは違うところに着地して終わります。
点数 | 66点 |
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リンク | Beaujolais "Sakura" 2011 [Jean-Michel Dupré] |
久しぶりに清酒を買いました。前回買ったのが9月(コレ)だから、2ヶ月ぶりであります。
ちなみに、右写真のバックに写っているのは道場のシンボルツリーであるジューンベリー。
今が紅葉の最盛期かな?明るいオレンジと黄色、そして薄緑の葉を付けています。
閑話休題、写真左が作(ざく) 雅乃智(みやびのとも) 純米吟醸 720ml 1,728円也、三重県鈴鹿市のお酒のようです。
散歩がてら弘明寺商店街の「ほまれや酒舗」で買って来ました。
そして写真右が安芸虎(あきどら) 保土ヶ谷 桜ケ丘 純米大吟醸 300ml 551円也。
近所の酒屋で買った地元ラベルの清酒ですが、別に地元の蔵というわけでは無く高知県のお酒のようです。
「作」の方は「華やかな香り」という宣伝文句に惹かれて買いました。
確かに、2か月前から飲んでいる「澤屋まつもと純米大吟醸」と比べても、メロンのようなフルーティな香りを感じます。
口に含むと非常に軽くてスイスイ入っていきますが、悪く言えばややグリップに欠ける味わいです。
「安芸虎」を買った理由は、こういう小瓶の純米大吟醸ってのが珍しかったのと、あとは地元愛(笑)です。
こちらの香りは控えめで、特段の個性は感じません。
味わいには甘酒のような麹っぽさが残っていて、他のと比べると雑味があるように感じます。
今回3種類を並べて飲んでみて、ワイン好きの師範にウケるのは「作」でした。
ただ、真剣に比べるとそれなりに違いが感じられるものの、
ワインに比べればその差は微妙、飲み比べないと師範なんかでは判別できないでしょう。
名称 | Fixin 2010 フィサン 2010 |
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生産者 | Moillard-Grivot モワヤール・グリヴォ |
価格 | \1,712 (単品価格:\2,462) |
購入店 | 京橋ワイン |
そして「一人清酒試飲会」をつつがなく終了した後、改めてワインと稽古します。
本日の夕食は豪州産牛モモ肉を使ったローストビーフ、トマトとレタスのスープ。
ワインは、7月に買った京橋ワインの「格上極上のワインばかりの超厳選プレミアム9本セット」からの最後の1本。
このワインは、それ以前に買った別のセットにも入っていたんで、半年前に稽古済み。
その時は「キッチリとブルゴーニュらしいけど全体にカタブツ」との評価を下していますが、
あれから半年、ちょっとはカタブツさがこなれていれば、と期待しつつ稽古します。
色は、前回同様「これがブルゴーニュでも北に位置するフィサンのワイン?」と疑問に感じるくらい濃いめの赤紫色。
香りは、ボリューム、雰囲気ともかなり素晴らしくて、チェリーみたいなトーンが高くてクリアな果実香、
それに妖艶系のケモノっぽさがしっかりと感じられます。
そして味はやっぱり、酸味シッカリ渋味カッチリ。
抜栓後も全く変化しないのは、もしかして添加物として使用されている「安定剤(アカシア)」のせいかも知れません。
香りはとてもいい感じなんだけど、味わいの固さがちょっと残念。
これがもし(師範的には悪名高い)アカシアのせいだとすると、そういう余計なことをしなきゃ良いのに、と心底思います。
でも美味いには美味いんですよ、この値段のブルゴーニュとしてはきわめて出色。
ただ、先入観かも知れないけど、どこか引っかかる感じがあるだけで。
点数 | 76点 |
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リンク |
格上極上のワインばかりの超厳選プレミアム9本セット \17,064 Fixin 2010 [Moillard-Grivot] \2,462 |
名称 | Hacienda del Carche Brut [N.V.] アシエンダ・デル・カルチェ ブルット [ヴィンテージ無し] |
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生産者 | Bodegas Hacienda del Carche ボデガス・アシエンダ・デル・カルチェ |
価格 | \948 |
購入店 | ヴェリタス |
早いもので11月ももう折り返しポイント。
行きつけの魚屋に行ったらマルマルと太ったサバが出てたので、
それを2匹買って今日はサバ寿司。脂が乗っててザックザクの腹部分が大変美味しゅうございます。
あとは、ほうれん草のお浸しとかネギと油揚げの味噌汁とか。
そして、そういう料理に合わせるのはやっぱりスパークリングでしょう、
ということで選んだのはスペイン産のカバ。
地図を調べたら、スペインは地中海側で海から50kmくらい離れた場所、
Fumilla(フミーヤ)にある蔵のようです。
色は薄めで、泡立ちもそんなに強くはありません。
ただ、香りは結構しっかりしていて、甘く熟したリンゴのようなフルーティな香りがたっぷり感じられます。
口に含んでも、泡立ちはおとなしめですね。
結構甘味があるし酸味も穏やかに感じられるんだけど、
糖度を測ると6.0しかなくて、pHの2.8は測定を始めて最も低い値です。
なんかその二つでは表現できない旨味とかエキス分的な要素が多いのかも知れません。
「スパークリング・ワインは泡立ちが命」って原理主義者じゃなければ、
1,000円のスパークリングとしては上出来だと思います。
カバにありがちなキンキンした感じが無いのがナイスです。
円安の影響か、師範が買った時より50円くらい値上がりしているのは残念ですが。
点数 | 75点 |
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リンク | Hacienda del Carche Brut N.V. \999 |
名称 | Perazzeta Sara 2013 ペラッゼタ サラ 2013 |
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生産者 | Perazzeta ペラッゼタ |
価格 | \830 (単品価格:\1,274) |
購入店 | 京橋ワイン |
本日の夕食は、ササミのフライ(by生協の冷凍)、キャベツ春雨(by CookDoo)、トマトとキュウリと裂けるチーズのサラダ。
万能選手を期待して選んだのは、 京橋ワインの「極上セレクト9本セット」から、イタリアはトスカーナ産の赤。
販売店のサイトによれば、品種はサンジョヴェーゼ90%, チリエジオーロ15%。
「激安スーパートスカーナ!」ですと。
色は結構しっかりした濃さがあるけど、なんとなく明るめなのがサンジョヴェーゼの特徴でしょうか。
香りはスミレっぽくてツンッとしてて、こちらもサンジョヴェーゼの特徴が良く出ています。
味わいは、酸味と渋味の骨格がガッツリしっかりしていて、その間にほんのりと甘味が横たわる感じ、
やや硬派ながら、じっくり飲むにはいい塩梅となっております。
抜栓後2時間以上たっても、全体的な印象は変わらず、
しっかりした骨格がやや邪魔なくらいのカタブツな感じ。
もうちょっと開いて緩くなってくれれば良かったのになぁ、と思います。
とはいえ買値相当額が3ケタのトスカーナ産としては結構頑張っているんじゃないかと。
ただ、このワインを「スーパートスカーナ」と表現するのは無いな。
どちらかというとトラディショナルなトスカーナ産赤の感じです。
点数 | 74点 |
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リンク |
京橋ワイン極上セレクト9本 \13,824 Perazzeta Sara 2013 \1,274 |
名称 | Happy Dragon Pinotage - Shiraz 2012 ハッピー・ドラゴン ピノタージュ - シラーズ 2012 |
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生産者 | Croof クルーフ |
価格 | \740 |
購入店 | ヴェリタス |
本日の夕食は、鶏モモ肉のオーブン焼き、カボチャとトマトとチーズのサラダ、ふろふき大根と昆布。
鶏にはニンニク醤油と柚子胡椒を付けて食べるんで、
繊細な味わいのワインよりもピリッとスパイシーな感じがあった方が良いと考え、
選んだのは南アメリカ産のピノタージュ&シラーズ。
この銘柄は、2年前に2010年産と稽古済み、
その時は「客寄せパンダ価格」の一本212円という激安価格で買ったのですが、
そうでなくとも高コストパフォーマンスな銘柄という印象があります。
色は非常に濃い赤紫色。グラデーションの無いストレートで容赦無い濃さです。
香りは、それほど大きなボリュームは無いけれど、黒いベリーっぽい果実香に胡椒っぽいスパイシーさがあって、
目論見通りの香りを放ってくれています。
味は、一番顕著に感じるのがおおらかな甘味で、そしてカッチリした渋味とシュッとした酸味。
数値を測ると糖度が8.3もあるので、舌で感じる味わいのバランスを裏付けています。
とにかく濃くてしっかりしてて甘さのあるワインです。
このポテンシャルはおよそ税込700円台のワインとは思えません。
もちろん一本調子な単調さは否めませんが、
それでもこのパフォーマンスの高さは推奨すべき安ワインと言えます。
点数 | 77点 |
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リンク | Happy Dragon Pinotage - Shiraz 2012 |
本日は、午後から次女のお友だちMちゃん一家が釣りに出かけるそうなので、
次女と師範も同行、場所は本牧海釣り施設。
研修の翌日でも精力的に家族サービスしております・・・って単に自分も行きたいだけですが。
左写真は、そこで釣って来た鉛筆サイズ&煮干しサイズのイワシが計110匹、
と笹かまぼこサイズのサッパが6匹。
釣るのは良いんだけど、こいつらの鱗を取って頭を落として腹わたを出してと捌くのがまるで修行のようでした。
小さいのは明らかに食べてもしょうがないサイズなんだけど、
顎を傷めたイワシも戻しても生き続けられるとは思えないからね。
頂いた命はキッチリすべて頂きました。
名称 | Decotanne Brut [N.V.] ドゥコタンヌ ブリュット [ヴィンテージ無し] |
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生産者 | Decotanne ドゥコタンヌ |
価格 | \1,956 (単品価格:\3,002) |
購入店 | 京橋ワイン |
というわけで、本日の夕食メニューは、イワシの唐揚げ、イワシとサッパの梅煮、
野菜(ナス、レンコン、ニンジン、サツマイモ)の天ぷら。
釣果が夕食のメインを張れた極めて珍しいケースであります。
そう来ると、ワインも「豊漁祝い」ということでちょっと張り込まざるを得ません・・・
ということで選んだのが、京橋ワインの「極上セレクト9本セット」に入っていたシャンパーニュ。
このセット、9本で14,000円弱のセットですが、それにシャンパーニュが2本入っているのはちょっと太っ腹な感じがします。
ちなみに品種は、ピノ・ノワール90%, シャルドネ10%で、
畑と造り手はVille-Sur-ArceのCM( コーペラティヴ マニピュラン)だそうです。
色は、どちらかというと薄めのレモン色だけど、ほんのりオレンジっぽさも感じます。
香りは、リンゴと蜂蜜(「バーモントカレー」ではありません)に、パンのような香ばしさもあるシャンパーニュらしいもの。
口に含むと、まず流石だと思わせられるのがガス圧の高さ。
口の中で炭酸がシュワーッと膨らみます。
味わいは、甘味もあって酸味もあって、変な苦味とか金属っぽさは無くてナイスなバランスです。
もともと税抜きでは稽古範囲内の安シャンパーニュではありますが、
シャンパーニュに期待する雰囲気はちゃんともっていて十分合格ラインです。
先入観かもしれないけど、やっぱりボトムの品質が違うと思うんですよね、シャンパーニュとそれ以外のスパークリングでは。
もちろんボトムの値段も違うわけではありますが。
点数 | 77点 |
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リンク |
京橋ワイン極上セレクト9本 \13,824 Decotanne Brut [N.V.] \3,002 |
本日は、社外の研修で東京駅近辺へ。これがこれから半年間続きます。
共働きで隔週の土曜が拘束されるとなるとなかなか厳しいわけですが、
全く異業種の方々の考え方とかを聞ける機会はそうそう無いし、
楽しそうなメンバーなのでポジティブに参加しようと考えております。
左写真は、今回の会場だった日本橋三井タワーからの夜景。
遠くに東京スカイツリーが写ってるんですが見えませんね。
やっぱこういう時は広角の単焦点じゃなくてズームレンズ持って行けよ!って話です。
研修の後は懇親会があって、そこでビールはたっぷり飲んできたわけですが、
ビールだけだとどうも落ち着きません(笑)・・・というわけで、
自宅最寄り駅まで帰ってきて、イタリアン・バー夏への扉でちょろっと飲み。
前回伺ったのが2月の雪の日だったので、
9ヶ月ぶりであります。
注文したのは、いつもと同じ「おまかせワイン3杯とつまみ」のセット。
2月の時点では1,900円だったのですが、消費税率アップを反映してか現時点では1,980円。
ちょっと前までは1,700円だったので、「これが庶民へのアベノミクス効果か!」と考えさせられるものがあります。
名称 | Bourgogne Aligote 2012 ブルゴーニュ アリゴテ 2012 |
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生産者 | Dom. Roux Père & Fils ドメーヌ・ルー・ペール・エ・フィス |
価格 | (\1,980 / 3杯) |
購入店 | 夏への扉 |
「まずは白からお願いします」ということで出して頂いたのが、ブルゴーニュのアリゴテ。
造り手はドメーヌ・ルー。良く行くショップ「サンタムール」のカツミ商会が輸入しています。
お店のマスター曰く『これはお出ししたこと無いと思います』とのことでしたが、
確かにその通り、というかこの造り手のアリゴテとは初稽古であります。
グラスワインでの注文ですが、これが開けたてで1杯目だったので、酸化の懸念はありません。
色は薄めですな・・・というか、照明もグラスも道場と違うので比較が難しゅうございます。
香りはあっさりめ。シャルドネよりもフレッシュ感が強くて蜜っぽさが弱い印象です。
味もあっさりめ。アリゴテというと強い酸を想像しますが、このワインは比較的酸味おだやか。
裏を返せば、特徴に欠ける感じはします。
点数 | 70点 |
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名称 | 日本の新酒 マスカット・ベーリーA 2014 |
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生産者 | メルシャン株式会社 |
価格 | (\1,980 / 3杯) |
購入店 | 夏への扉 |
次なるマスターのお薦めはイタリア産のノヴェッロ(新酒)。
でも、師範はボージョレ・ヌーボー含めて新酒はあまりグッと来ないんです。
安酒を飛行機サマに載せて運ぶと言うのが、どーもコストのバランスが良くない感じがしますんでね。
そこでその代替案として推薦して頂いたのが日本の新酒。
それだったら懸案の輸送コスト問題が無いわけで、「じゃあそっちで」とお願いしました。
で、出して頂いたのがコレ、銘柄もそのまんまな「日本の新酒」。
品種はマスカット・ベーリーA。このベーリーAって、
生食用のブドウとしては大好きなんだけど、ワインになって美味いのに当たった経験がありません。
そんでもってどんなワインだったかというと、
まず色は非常に薄めです。ベーリーA自体が比較的大粒なんで、そもそもそう濃くなる品種じゃないのかも知れません。
香りは、なんとなく葡萄の皮の香りがするかなぁ、ってくらいで、あまり特徴的なものはありません。
そして残念なのが味わいで、色同様薄いんですな。
ガブガブ飲めそうなワインではありますが、グラスワインで頼んでガブガブ飲んじゃったらすぐ無くなっちゃうわけで。
師範が浮かない顔をしていたからか、「味見に」ということでノヴェッロも少し出して頂きました。
そしたらそちらはキッチリと新酒っぽい個性があって香りも華やか。
そっちのが良かったなぁ・・・ということで明らかに師範の選択ミスでありました。
点数 | 65点 |
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名称 | Casillero del Diablo Reserva Carmenere 2012 カッシェロ・デル・ディアブロ レゼルバ カルメネール 2012 |
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生産者 | Concha y Toro コンチャ・イ・トロ |
価格 | (\1,980 / 3杯) |
購入店 | 夏への扉 |
二杯目の赤が薄いやつで、グラスでのサービスだとそういうのってとても物足りなく感じるので、
三杯目は「濃いやつをお願いします」と注文、
選んで頂いたのは、チリから日本へのワイン輸出量ダントツトップを誇る造り手(データはココ)
「コンチャ・イ・トロ」の上級銘柄「カッシェロ・デル・ディアブロ」。
良く見る銘柄なんで頻繁に稽古しているような印象があったけど、
調べたところこの銘柄の赤と最後に稽古したのは、
14年前のカベルネ・ソーヴィニョン。
実は大変ご無沙汰です。
色は、前の国産新酒とは一線を画す濃い紫色。
香りは、南半球の赤らしい濃いベリーに、ミントっぽい涼しい感じやインクっぽい暑苦しい感じが同居、
当然のように甘香ばしい樽香もあります。良いですねぇ、このボリュームと複雑さ。
味わいも、しっかり渋味があってしっかり甘味もあって、濃さと言う点では申し分ありません。
このワインも抜栓して無くて、師範の一杯のために開けてくれました。
こういう系統だと、実は開けて1日2日経った方が落ち着いて更に良くなると思われます。
ただ一点気になったのが、添加物として亜硫酸塩以外にもアカシアが加えられている点。
もしかすると一人で一本は辛いワインかも知れません。
点数 | 76点 |
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そんな感じで、本日はおとなしくこの3杯だけで退散することと致しました。 マスターにおかれましては、お忙しいところくだらない話につきあって頂いてありがとうございました。
名称 | Rebgarten Riesling 2012 レブガルテン リースリング 2012 |
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生産者 | Weinlellerei Klostor ヴァインケレライ・クロストール |
価格 | \898 |
購入店 | ヴェリタス |
当道場は、どちらかと言うと、というかどちらかと言わなくてもドイツワインとの稽古経験が少なくて、
このワインを含めても総稽古本数5,173本中ドイツ産は68本、比率にして僅か1.3%です。
でも、歳とったからかなぁ、最近ちょっと甘めのも飲んでみたくなったりして、
ショップから12本くらい買う中に1本くらいドイツ産を入れることが多くなっています。
そして、そういう時にあまりドイツドイツしてないラベルの物に食指が伸びます。
というわけで、このワインもそういう理由で買ったドイツ産です。
ちなみに料理はキャベツと豚の蒸し物、肉豆腐(豚肉、豆腐、ネギ)です。
主に肉な料理ではありますが、なんとなくドイツワインに合いそうではありませんか。
さて稽古開始。栓はスクリューキャップなので楽ちんです。
色は、薄めだけど薄すぎない、良い感じの白ワインの色です。
香りは、残念ながらボリューム弱め。
でも、いかにも甘そうなリンゴっぽいフルーツの香りはします。
リースリング種にありがちな揮発油系の香りはあまりしません。
味は、想像通りやや甘め。
でも、酸味もしっかりしているので甘ったるくは感じません。
糖度が7.7でpHが3.1という数値もそれを物語っています。
香りが弱いのは残念なのと、単調なんでちょっと飲み飽きはしますが、
基本スイスイ飲める雰囲気で良いっすね、こういうワインも。
清酒が酒文化の中心にあった日本で、最初に受け入れられたのがドイツ産というのも頷ける気がします。
点数 | 72点 |
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リンク | Rebgarten Riesling 2012 |
名称 | Cadet d'Oc Cabernet Sauvignon 2012 カデ・ドック カベルネ・ソーヴィニョン 2012 |
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生産者 | Baron Philippe de Rothschild バロン・フィリップ・ド・ロートシルド |
価格 | \697 (単品価格:\1,296) |
購入店 | エノテカ楽天市場店 |
本日の夕食は、ひき肉とタケノコのレタス包み、トマトのスープ。
ワインは、ほぼ1年前に稽古済みの南仏産カベルネ・ソーヴィニョン。
本来であれば既に飲んだことのある銘柄&ヴィンテージのワインとの稽古ってあまり面白くないわけですが、
前回の稽古から1年も経ったとなると、ちょっと話が違って来ます。
前回のコメント「現時点では若くてカタブツなんだけど」とか書いているんで、
そのカタブツさがこなれたかどうか、あるいは糖度やpHに変化はないかどうか、
いろいろと興味が湧いてくるわけですよ。
色は、まるで南米産のような濃い紫色・・・って前回も書いた通りです。
エキス分が多そうなのも前回通り。
香りは、いかにも南仏のカベルネ・ソーヴィニョンらしい典型的な青っぽさと言うかピーマンっぽさがあります。
でももちろんそれだけではなくブルーベリーのようなミシッと濃い感じの果実香やスパイシーな雰囲気もあって、
ボリューム的には文句ないレベルです。
味は、思いのほか柔らかです。
渋味は当然ありますが、口に含んだ後甘味に続いて一歩遅れて知覚するので、
口当たりが柔らかく感じます。
数値を測定してみると、糖度が7.4でpHが3.7。
昨年のデータだと糖度が7.3でpHが3.8だったのでほぼ変化なし、違いは誤差の範囲と言っていいでしょう。
ここに例えば渋味計みたいなのがあれば、きっと数値に差が出たに違いありません。
南米産のようであってもやっぱりフランス産だからか、
1年前よりも渋味の角が取れて柔らかく感じられ、
エージングの効果がしっかり出ているように思えました。
これだったら単品価格の1,300円くらいしても納得のコスト・パフォーマンスです。
点数 | 75点 |
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リンク |
パーティパック12 \10,800 (2014/11/05時点ではオンリストされてません) Cadet d'Oc Cabernet Sauvignon 2012 \1,296 |
「横浜ウォーキングポイント」というイベントに参加しています。
要するに、沢山歩くと抽選で商品券が貰えるという企画。
まぁ抽選に当たるとは思えませんが、散歩のモチベーションUpとしては良い企画じゃないかと。
なので歩数を稼ぐべく、本日は休日の朝散歩(みなとみらい1周コース)に加えて町内会の配布、
食材の買い出し、午後散歩と、できるだけ歩くようにしました。
でも、さすがに30,000歩には届きませんでした。
というわけでたっぷり歩いたんでたっぷり飲みます。
アルコールに関しては、ワインのみならずビールに関しても浮気性の師範ゆえ、
スーパーで美味しそうな目新しいビールがあるとつい買ってしまいます。
というわけで、今日買ってきたのはサントリーの円熟の旨みというビール。
クラフトマンズ・ビアの第二弾、
メルツェン・タイプということで、
オクトーバーフェストで飲まれている旨のことが書かれています。
色はキレイな琥珀色で、泡持ちは良いのですが、泡立ち自体はやや控えめかも。
香りは、ほんのり甘い感じの雰囲気がありますが、それほど顕著なものではありません。
味わいにもやや甘香ばしい感じがあって、傾向としては嫌いじゃないんですが、
はっきりしたプレミアム感があるわけでもありません。
秋から冬にかけて、シットリ飲むには良さそうなビールではありますが、
ややおとなしい感じなのが残念。
もっとパーッと香り華やかなビールが好きなんですが、
多分そういうのはメルツェン・タイプでは無いんでしょう。
ビールの製法の違いに関しては良く知らないけど。
名称 | Mas Rodó Macabeu 2012 マス・ロド マカベウ 2012 |
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生産者 | Mas Rodó マス・ロド |
価格 | \1,885 (単品価格:\2,894) |
購入店 | 京橋ワイン |
本日の夕食は、我が家の定番「カツオのタタキ風カルパッチョ」、そろそろ旬も終わりかな?の「サンマの塩焼き」、
次女が腹いっぱい食べたかったらしい「海藻サラダ」と「玉コンニャク」。
コンニャク以外は全て海の幸なんで、ワインはもちろん白をチョイスします。
選んだのは、最近買った京橋ワインの「極上セレクト9本セット」からのスペイン産。
2010年ヴィンテージがパーカーポイント91点だそうな。
品種はマカベオ(カタルーニャの言葉でマカベウ)100%。
あまり良いイメージの無い品種ですが、なんたって単品価格は稽古範囲ギリギリの高級品だからね。
スラーっと背の高い高級感溢れるボトルに入っているし、
普通の安マカベオとは違う側面を見せてくれるものと期待して抜栓します。
色は、特別にプレミアム感があるわけではない、普通に薄めのレモンの果肉色です。
香りには確かに高級感があります。柑橘類の鋭い果実っぽさに加えて、
ユリの花と菊の花を合わせたような、ちょっと仏教なイメージの香りがあります。
あと、熟成白によくあるシェリーのような雰囲気やクルミのようなナッツっぽい香りもあって、
複雑さはなかなかのものです。
味も、甘味と酸味のまとまりが良くて余韻が長く、
口腔内にほんのり香ばしさが残る、奥行きのある味わいです。
ただ、なぜか酸化のニュアンスがあって、シェリー香と合わせてやけに老成した感じを受けます。
確かに、そんじょそこらの安白ワインでは味わえない、
そしてスペインのマカベオだとは思えない、
構成の複雑さと奥行きが感じられるワインです。
ただ、なんとなく年寄りくさいんだな。
2012年産とまだまだピチピチに若いはずなのに、5年くらい余計に歳をとったような雰囲気を感じてしまいます。
その点がちょっと残念。
点数 | 77点 |
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リンク |
京橋ワイン極上セレクト9本 \13,824 Mas Rodò Macabeu 2012 \2,894 |
名称 | Comte Laborde "Cuvée Spéciale" 2013 コント・ラボルド "キュヴェ・スペシアル" 2013 |
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生産者 | Comte Laborde コント・ラボルド |
価格 | \848 |
購入店 | ヴェリタス |
本日の夕食は、お安い豪州産牛しゃぶしゃぶ肉を使ったすき焼き。
ワインも、ボルドー産としてはお安い3桁の赤をチョイスして見ました。
ただ、「キュヴェ・スペシアル」なんて書かれているんで、
もしかすると・・・という期待を胸に抜栓致します。
色は、ボルドー産としてはやや薄めかな?大きめのグラスでもきっちり向こうが透けて見えます。
香りは、ボリュームこそ小さめながら雰囲気はキチンとボルドーしていて、
ギュッと締まった果実香に煙たいような焦げ香があります。
味は、色から受ける印象通り軽めです。
渋味も甘味も酸味も控えめなんで、バランスは悪くないんだけど、いかんせん軽い。
850円のワインだと思えば「さもありなん」なパフォーマンスですが、
スペシャル・キュヴェと書かれたボルドーとすれば「看板に偽りあり」と言わざるを得ません。
現地で普通に飲まれているのはこういうワインなんだろうな、とは思いますけどね。
点数 | 68点 |
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リンク | Comte Laborde "Cuvee Speciale" 2013 |
昨日が結婚記念日だったので、本日はそのお祝い延長戦ということで家族で寿司を食べに、
磯子にある鮨処なかのまで。
前回伺ったのが昨年の11月ですから、ほぼ1年ぶりです。
この店ではいつも子供が3,500円の一番安いコース、大人が5,000円の下から二番目に安いコースをお願いしていたんだけど、
この一年で価格改定、一番安いコースが税込4,300円、二番目が6,400円になっていました。
さすがにそうなると4人ともいちばん安いコースを注文せざるを得ません。
そしてその4,300円のコースの内容は以下であります。
前菜1 | タラの白子 | |
---|---|---|
前菜2 | 子持ち鮎、イクラ、からすみ | |
蒸し物 | 土瓶蒸し | |
握り | コハダ、イクラ、アナゴ、中トロ、ブリ、アジ、黒ムツ | (左写真左下から) |
お椀 | 味噌汁 | |
デザート | 自家製わらび餅 |
それに握りを追加して、サバ、ヒラメ、カワハギ(長女はマグロ赤身)を頂きました。
さすがというか、どれも美味しいです。ただ、いかんせんこのコースだと量が少ない。
握りを追加してもまだ腹八分目以下、という感じでした。
酒は、まず「ぐるなび」のクーポンを使って生ビールを2杯(師範&師範代の分。師範代は飲みませんが)頂きましたが、
それにお通し(塩辛)が付けられて、それが一人500円だったらクーポンの意味無いじゃん!というのは貧乏人の考えでしょうか?
ビールの後は谷川岳 吟醸 ひやおろし群馬県川場村(片口 \1,300)と、会津中将 特別純米 ひやおろし会津若松市(片口 \1,500)を。
谷川岳の方は、スッキリし過ぎるくらいスッキリしていて、あっと言う間に飲んでしまいました。
その点、会津中将は普通に清酒らしくそれはそれで良いのですが、特徴を見つけづらい感じはありました。
結局、トータルのお支払いは24,000円強。美味いんだけど以前と比べるとコスト・パフォーマンスがかなり落ちました。
子供らも沢山食べるようになってきたし、
もう少しクオリティを落としても良いから、安くてたっぷり食べられる店を探さなきゃだな。
名称 | Le Bon Repas Syrah 2011 ル・ボン・ルパ シラー 2011 |
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生産者 | EMB |
価格 | \216 (250ml) |
購入店 | ダイソー横浜鶴ヶ峰店 |
店でそれなりに飲んでは来たのですが、やっぱりちょっと飲み足りない。
そういう時に重宝するのが、このダイソーの250mlで200円(税込216円)のワインです。
種類は赤4種に白3種とロゼ1種の計7種があるようなのですが、
これで全種類制覇したことになります。
色は、なんちゃってな感じのボトルながら普通に南仏らしい濃さのある色合い。
香りも、ボリュームこそ弱めだけど南仏の赤らしい感じというか、
青畳的なとぼけた雰囲気の果実香と胡椒のようなスパイシーさを感じます。
ところが味は値段に正直。
とても薄っぺらい感じで飲み応えが無く、
色と香りが付いた水のようです。
「値段相応」といったところでしょうか。
もちろん、250mlで216円なんで、フルボトル換算だと648円、
安いなりに普通の値段の「相応」です。
特段不味くは無いのですが、積極的にコレを買う理由は見当たりません。
結果、このシリーズでは
赤だとピノ・ノワール、
白だとシャルドネ、
あるいはロゼが好印象だったようです。
点数 | 65点 |
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