11月になりました。今年は夏が長引いたからか、道場の生垣にしているヒイラギモクセイも開花が遅れて今が満開。
キンモクセイよりマイルドな、バニラっぽさのある甘い香りを漂わせています。
師範に於きましては10月よりまた渡世の生業としてサラリーマンを始めたわけですが、今のところあまりストレスも無く過ごせています。
職場の皆さんが優しいんですよ、やっぱり環境は大事だよね。転職ガチャは成功したのではないかと考えております。
・・・というわけで11月はプータローの頃とあまり変わらぬペースで飲む予定を立てております。
月の半ばにはまた九州へ行きますよ。
| 名称 | Commissioner's Block Cabernet Sauvignon 2021 コミッショナーズ・ブロック カベルネ・ソーヴィニョン 2021 |
|---|---|
| 生産者 | Roberts Estate Wines ロバーツ・エステート・ワインズ |
| 価格 | 880円 |
| 購入店 | ビック酒販 新横浜店 |
サラリーマンに戻った割には外飲みが多い日々が続いております。
久しぶりに何もない日曜日、昨日の残りのキアンティを昼飲みした後、
稽古相手に選んだのがこのオーストラリア産のカベルネ・ソーヴィニョン。新横浜のビックカメラにて880円で売られていました(確か半額セールでした)。
合わせた料理は牛モツと野菜の味噌炒めとガメ煮、一般には筑前煮。最近テレビドラマの『じゃあ、あんたが作ってみろよ』で採り上げられてますね。
色はかなり濃い紫色です。もちろん熟成感などはなく、エッジまでビシッと紫です。
香りは「おっ!」と思いました。ギュッと凝縮感のある果実香に、樽の香ばしさ(オークスティーブ?)も感じます。
味わいはかなり甘め。渋味も酸味もありますが、いちばん目立っているのは甘味です。
カベルネ・ソーヴィニョンにありがちなピーマン香はほとんど無くて、万人ウケする赤ワインという気がします。
これが880円は買いですよ。常にこの値段だったらコノ・スルあたりとガチンコ勝負できると思います。
| 点数 | 77点 |
|---|
本日は、道場からすると北の果て、板橋区で飲み会があります。 その途中に池袋があるわけですが、たまたま知り合いのりゅじめしさんが 池袋南公園で外飲みの会を開いておられるので、0次会代わりに顔を出してきました。
参加者は下記のメンズです。
・りゅじめしさん(幹事)
・丹治さん(お久しぶりです)
・IXAさん(この後もご一緒)
・よっぴーさん(アカウント凍結中?)
・森田さん(ひRoさんかな?)
・安ワイン道場師範
| 名称 | A.R Lenoble Extra Brut "Intense" Mag19 N.V. A.R ルノーブル エクストラ・ブリュット "アンタンス Mag19" N.V. |
|---|---|
| 生産者 | Lenoble ルノーブル |
| 価格 | (りゅじめしさんから) |
| 購入店 |
師範は後半から参加したので、もう泡とかは残っていないものと思っていましたが、りゅじめしさんがちゃんと1杯分残しておいてくれました。
有難い話でございます。ルノーブルのこの銘柄、"Mag19"と書かれているのでマグナムボトルで熟成、ベースヴィンテージは2019年ですね。
以前Mag18とMag14を飲み比べしたことがあります。
さすがに底に残った1杯だけ、温度もかなり上がっていたので、正常な評価は出来ておりません。
泡はかなり弱めでした・・・って当たり前か。香りはリンゴよりも柑橘寄りのシャープな感じで、
味わいはエクストラ・ブリュットらしくきりっとした酸味が主体でした。
世はエクストラ・ブリュットやノン・ドゼが大流行りなんですが、師範的には多少甘さのあるシャンパーニュの方が好きだったりします。
特に屋外で飲むんだったらあまり厳しさが無いやつの方が合うような。贅沢言ってスミマセン!
| 点数 | 78点 |
|---|
| 名称 | Milmanda 2018 ミルマンダ 2018 |
|---|---|
| 生産者 | Miguel Torres ミゲール・トーレス |
| 価格 | (よっぴーさんから) |
| 購入店 |
次によっぴーさんが持参された白ワインを頂きました。
スペインの大手ワイナリー「トーレス」がシャルドネで造る白、品種はシャルドネ100%の単一畑の高級ワインですね。
「ブルゴーニュのモンラッシェに匹敵する」などと言われているようです。そんな高級なスペインの白なんてめったに口にしませんから、
ありがたくご相伴に預からせて頂きました。
色は照りのある濃いめのレモン色で、見た目からして高級感があります。
香りはめっちゃパイナップルですね。それも缶詰のシロップみたいな甘い感じと、ほんのり樽も感じます。確かにブルゴーニュっぽい香りかもです。
味わいはかなり濃くて旨味たっぷり。モンラッシェというよりもっと南、マコンあたりのワインな感じです。
モンラッシェかどうかはわかりませんが、確かにご立派な白ワインでした。
やっぱり大手が本気出すと凄いわけですね。貴重な体験をさせて頂きました。
| 点数 | 82点 |
|---|
料理は、りゅじめしさんのスペシャリテ、パエリアを頂きました。 ビリヤニなんかもそうですが、ワインのアテになる米料理ですよ。
| 名称 | Sanenay Premier Cru "La Comme" 2020 サントネー プルミエ・クリュ "ラ・コム" 2020 |
|---|---|
| 生産者 | Labruyère Prieur ラブリュイエール・プリウール |
| 価格 | (IXAさんから) |
| 購入店 |
外飲みなので、もっと気軽なワインが集まっているものと想像していましたが、実はこんな高級ワインも開いておりました。
IXAさんが持参されたのは、正真正銘ブルゴーニュの一級畑です。
造り手の「ラブリュイエール・プリウール」は、ジャック・プリウールの当主が設立した別銘柄。ラベルのデザインも、
建物の絵がちょっと違うだけでまんまジャック・プリウールですね。
色はかなり濃い紫色です。この外観からピノ・ノワールはちょっと思い浮かばないかも知れません。
でも香りはめっちゃピノなんですね。それもかなり南の方、果実の香りたっぷりで樽もしっかり、ニューワールド的な雰囲気のある香りです。
味わいも濃いんですよ。アルコール度数はブルゴーニュなのに14%もあって、とてもしっかりしています。
「冷涼な」とか「エレガントな」というのとは逆ベクトルの「肉感的な」ピノ・ノワール。
1杯だけでも十分その存在感が伝わる、今日一美味しいワインでした。
| 点数 | 85点 |
|---|
| 名称 | Juan Gil "4 Meses Sakura/Cerezo" Monastrell 2023 ファン・ヒル "クアトロ・メセス サクラ/セレソ" モナストレル 2023 |
|---|---|
| 生産者 | Bodegas Juan Gil ボデガス・ファン・ヒル |
| 価格 | (Firadisのキャンペーン当選賞品) |
| 購入店 | フィラディス |
師範が持参したのはこちらの赤ワインです。
このワインは、春に行われたフィラディスさんのキャンペーンに当選して頂いたものです
(その時のツイート)。
気軽な持ち寄り会があれば持参しようと考えておりましたが、なかなかそのチャンスが無くてお花見とは全然違うタイミングになってしまいました。
さてこのワイン、外観は普通の濃さで、なんと↑のブルゴーニュの方が濃いくらいでした。
香りは、モナストレルらしいベリーを煮詰めたような香りと、アメリカンオークっぽいバニラの香りを感じます。
味わいはやや硬質で渋め。もちろん甘味や酸味もありますが、このワインだけ開けてすぐだったからか、まだ固い印象がありました。
美味しいワインだと思いますよ、大変人気があるのも理解できます。
でも他のワインがもっと美味しいやつでしたから、ちょっと粗さが感じられちゃいました。
| 点数 | 79点 |
|---|
もう一品、りゅじめしさんの料理が登場しました。ブイヤベースです。 海老の出汁がめいっぱい出ていて、とても濃厚な味わいのスープ。美味しゅうございました。
| 名称 | Kali Riza Xinomavro Vieilles Vignes 2021 カリ・リーザ クシノマヴロ ヴィエイユ・ヴィーニュ 2021 |
|---|---|
| 生産者 | Kir-Yianni キリ・ヤーニ |
| 価格 | (丹治さんから) |
| 購入店 |
このワインは、丹治さんが持参されたものです。
ギリシャの赤ワインで、品種はクシノマヴロですね。
タンニンが強い品種だと聞いておりますが、果たしてこのワインはどうでしょう・・・と想像しながら一杯頂きました。
外観は、これまでの赤ワイン3種の中では一番薄い色合いです。見た目だけならこれがピノ・ノワールだと思うでしょうね。
香りは、果実よりもミネラル、そしてケモノっぽさを感じます。色と香りだとネッビオーロだと思いそうです。
味わいは、世間一般の認識通り大変強い渋味を感じます。2時間くらい前に抜栓されていたと思いますが、まだまだギシギシのタンニン。
ネッビオーロを上回る渋さです。
これは好き嫌いが分かれるワインでしょうね。ギリシャだけに歯がギシギシする感じ、
タンニン好きの皆さんにはぜひ稽古して頂きたいワインです。
| 点数 | 76点 |
|---|
| 名称 | The Hero Shiraz 2024 ザ・ヒーロー シラーズ 2024 |
|---|---|
| 生産者 | Fourth Wave Wine フォース・ウェイヴ・ワイン |
| 価格 | (森田さんから) |
| 購入店 |
ちょっとだけ顔を出して0次会のつもりでしたが、結局6杯も頂いてしまいました。
このワインは森田さんが持参されたもの。南オーストラリアのシラーズです。
『アカウント名がヒロだからヒーローを持ってきました』とのことだったと思います。
外観は、当たり前ですがこれまでの赤の中では一番濃い紫色でした。
香りはいかにもシラーズですね。黒コショウのようなスパイシーさと、イチゴジャムのようなフルーツ香を感じます。
味わいも典型的シラーズな雰囲気で、渋味は旺盛ですが尖ったところがなく、スムーズに飲める感じです。
まさに豪州のシラーズ、パワフルで陽気で人懐っこいワインでした。
屋外で飲むには、こういうわかりやすいワインが良いと思いましたよ。
| 点数 | 78点 |
|---|
〆に、越後鶴亀 ワイン酵母仕込み純米吟醸も頂きました。まるで白ワインから果実味を抜いたような、とてもクリアーな日本酒でした。
そんな感じで、午後3時30分から1時間ほどお邪魔させて頂きました。また機会があれば(今度はちゃんと)参加させて頂きたいと思います!
池袋でウォーミングアップをした後、東武東上線に乗って向かったのが、大山駅前にある馬ヲムムという居酒屋さん。 馬刺しをはじめ、馬料理がたくさんあるお店です。 事の発端は、飲み仲間のkinokoさんの馬刺しの切り方(このツイート)に 師範がマウントを取りに行った(このこのツイート)ことに始まります。 馬刺しは長野が良いのか熊本が良いのか、雌雄を決しましょう、ということになったわけです。
その対決の場に立ち会っていただいたのが下記のメンバーです。
・米柱さん(幹事)
・kinokoさん(長野代表)
・IXAさん(0次会からご一緒)
・mikaさん(麻雀の先生)
・安ワイン道場師範(熊本代表)
さぁさぁいざ勝負!・・・ですが、この店の馬刺しは長野と熊本のどちら風でもないので、普通に馬刺しを楽しむ会になりました。
まずは瓶ビール(サッポロの赤星)で乾杯。中瓶1本590円、リーズナブルです。 途中で赤星は無くなって、アサヒのスーパードライになりました。結果的に5人で10本飲んでます。
いきなり珍しいものを見つけて注文したのがこちら。
・馬の生タン(480円)
生のタンなんて熊本でもあまり無いと思います。
味わいは、あまり馬っぽさは無くて、牛タンの燻製みたいな感じでした。
このお店の馬刺しは安くて驚きです。
・馬の肩ロース 190円×2
・馬のモモ肉 190円×2
・馬のあばら側の肉 190円×2
・馬の胸椎後方の肉 190円×2
なんと1人前190円ですよ。こんなに安い馬刺しは熊本でもないような気がします。
それがちゃんと美味しいんですね。
この4種は霜降りが無いから、どちらかというと長野寄りですかね。
更に珍しい部位があります。
・馬の大動脈 380円
こんなの食べたこと無いですよね。コリコリして動物臭が無く、なんだか歯ごたえのある野菜みたいな感じでした。
こちらは馬刺し専門店だとよくありますね。
・馬のタテガミ 480円
タテガミの下にあるゼラチン質の部分です。噛めば噛むほど脂の出るイカみたいな感じです。
赤身と合わせて食べると霜降り肉を食べているような感覚になります。
刺身以外も頂きました。
・馬肉の卵とじ 380円
やっぱり馬肉は火を通すと固くなりますね。それにしてもこれが380円は安いなぁ。
馬でしか食べられないものもあります。
馬のレバ刺し 580円×2
牛レバーは生食禁止されましたが、馬は大丈夫なんですよ。味わいはほぼ牛のレバ刺しと同じです。
久しぶりに堪能致しました。
更に馬を追加します。
・馬のタタキ 380円
これはちょっとサシが入っていて、熊本の馬刺し的な雰囲気がありました。
ビールの後、師範はレモンサワー 320円を2杯、他の皆さんは日本酒とか焼酎とか思い思いに好きなものを飲んでおられました(ワインはありません)
こちらがレシートです(クリックで拡大します)。とにかく馬刺しが安くてビックリなんですよ。飲んで食べて一人3,000円ちょっとです。
東武東上線はさすがに道場からは遠いので頻繁には通えませんが、機会があればまた伺いたいお店です(店員さんの愛想はあまり良くありません)
「やっぱりワインが飲みたいね」ということになって、二次会はサイゼリヤ 板橋大山駅前店。 米柱さんは以前このあたりにお住まいだったらしく、お店情報に詳しいので先導して頂きました。
本日3回目の乾杯です。師範もだいぶメートルが上がっているようで、カメラの明るさ設定を間違えて、「ご献杯」みたいに暗い乾杯写真になっております。
| 名称 | Don Raffaele "Cuvee Speciale" Pinot Chardonnay Brut N.V. ドン・ラファエル "キュヴェ・スぺシアル" ピノ シャルドネ ブリュット N.V. |
|---|---|
| 生産者 | Casa Vinicola Morando カーサ・ヴィニコーラ・モランド |
| 価格 | 1,100円 (お店価格) |
| 購入店 | サイゼリヤ 板橋大山駅前店 |
大変残念な事実なのですが、サイゼリヤは以前一部の店舗にあった「スペシャルワイン」が無くなりました。
なので現在のラインナップは、ハウスワインの赤と白(マグナムで1,100円はやっぱり凄い)、泡がこれとランブルスコ(辛口赤と甘口ロゼ)、
白がベルデッキオ、赤がキアンティとキアンティ・リゼルヴァの8種類のみになっています。
残念ではありますが、普通のお客さんにはこれだけあれば十分対応可能なんでしょうね。
そしてこのスパークリング、もう何度も稽古しているわけですが、なんら良い点も悪い点も無い、普通に普通のスパークリングです。
「泡の出るのは七難隠す」と考えておりますが、隠すべき難すら無い、といった泡ですね。
ま、飲めればなんでも良いんですよ。これを2本頂いたような気がします。
| 点数 | 72点 |
|---|
| 名称 | Chianti "Raffaello" 2024 キアンティ "ラファエロ" 2024 |
|---|---|
| 生産者 | F.lli Bellini フラッテリ・ベリーニ |
| 価格 | 1,100円 (お店価格) |
| 購入店 | サイゼリヤ 板橋大山駅前店 |
赤も、1本1,100円のこれを2本頂いています。 さすがにもうどんなワインだったかなんて覚えていないわけですが、ボトル1/3ほど余った残りを持ち帰らせて頂きましたので、 道場で改めて稽古いたしました。
外観はかなりしっかりした紫色です。
香りはちゃんとキアンティ、ちゃんとサンジョヴェーゼですね。明るいベリーと人懐っこさのある雰囲気を感じます。
味わいは、渋味おだやか、酸味もおだやか、甘さもあまりなく、全体に薄い感じはします。
色は濃いのですが、香りや味わいの薄さはさすがにお値段なり、ということでしょうか。
ラインナップには上位のキアンティ・リゼルヴァがありますので、そこで差別化をしているんでしょうね。さすがサイゼリヤだわ。
| 点数 | 73点 |
|---|
料理もいろいろと注文しております。もちろんほとんど覚えてはおりません。
お会計は・・・覚えておりませんが、サイゼリヤなんで一人2,000円くらいだったんじゃないかな?
ともあれ馬刺しを満喫した後の安ワイン、楽しませて頂きました。また一緒に飲みましょうね!>皆さん
本日は、もう20年以上、道場開設当初からのお付き合いがあるワイン飲み仲間とのワイン会。
お店は昨年も利用した中目黒のBistro HiNGE Nakameguroというフレンチ・レストラン。
昨年よりちょっとお値段が上がって、コース料理と乾杯のシャンパーニュ、それに持込み料を加えたお値段は一人10,980円(税込み)です。
一階はオープンキッチンのカウンターで、二階にテーブル席があります。
嬉しいのはテーブルを8席分使わせて頂けて、2席分のところにワインを並べて置けるところですね。
幸い他のお客さんは居なかったので、個室感覚で使わせて頂きました。
参加者は下記の皆さんです。
・とびさん(男性最年少なので幹事)
・へんさん(師範と同じく還暦)
・がぶさん(寄席のオーナー)
・磯子さん(悠々自適の身)
・柳沢さん(熱心な門下生)
・安ワイン道場師範(相対的に若造なのでワインのサーブ役を担当しました)
他界された光弘さんがいないのが甚だ残念です。いつもゴッツいワインを持参してくれてたなぁ~と遠い目です。
アミューズからスタートします。
・豆腐と鰹出汁
これは去年も同じでした。このお店のスペシャリテなのかな?
正直「鍋料理の味だよね、これがフレンチ?」なんですが、続いているということは人気があるんでしょうか。
| 名称 | Sanger "Voyage 360" Brut Nature N.V. サンゲール "ヴォイヤージュ 360" ブリュット・ナチュレ N.V. |
|---|---|
| 生産者 | Champagne Sanger シャンパーニュ・サンゲール |
| 価格 | (コース代金に込み) |
| 購入店 | Bistro HiNGE Nakameguro |
乾杯のシャンパーニュはお店にお任せするのがこの会の習わしとなっております。今年もそのようにお願いしたところ、
予想通り昨年と同じ銘柄でした。
でも、裏ラベルには"Dégorgement : Octobre 2024"とあるので、昨年のものと中身は違うようです。
品種は1/3 シャルドネ, 1/3 ピノ・ノワール, 1/3 ムニエ、ベースヴィンテージは2022年です。
色はかなり濃いめ、外観だけなら「ブラン・ド・ノワール?」と言いそうです。まぁ2/3は黒ブドウですからね。
香りは、リンゴの香りにほのかにベリー、そして僅かにブリオッシュの香ばしさを感じます。やっぱりシャンパーニュはシャンパーニュの香りがしますね。
味わいは、2022年と若いからかまだ固い感じ。ゆっくり飲めば開いたかもですが、最初の一杯目ですからね~。
とはいえ楽しい食事の幕開けを担うにふさわしい、ちゃんと美味しいシャンパーニュです。
注いでくれる量もけっこうたっぷりだったので、十分満足させて頂きました。
| 点数 | 81点 |
|---|
開始時間の18:30になりましたので乾杯!
紅一点のがぶさんが遅刻したのでグラスは5つです。
誰かが遅れても、待たずに予定時刻にはキッチリ始めるのがこの会の流儀です。
| 名称 | Resonnance 2020 レゾナンス 2020 |
|---|---|
| 生産者 | Julien Courtois et Heidi Kuka ジュリアン・クルトワ・エ・エイディ・クカ |
| 価格 | (とびさんから) |
| 購入店 |
とびさんが持参されたのが、ロワールのシュナン・ブラン。ガチガチの自然派ワインです。
もちろん、師範は自然派があまり得意では無いことを知っての狼藉です。
でもこうやってちょっとずつ固定観念を崩してくれるのはありがたいですね~と言っておきます。
色はかなり濁りのあるレモン色です。ほーら来た自然派!な外観です。
香りもレモン石鹸の雰囲気バリバリで、めっちゃナチュってます。
これで「酢かよ!」ってくらい酸っぱかったら師範の苦手なナチュールそのまんまなのですが、
幸い酸味は穏やか。もちろんpHは低いんでしょうけど、酸のカドが取れていてまろやかに感じられます。
ナチュールだから、とかの先入観を取っ払って美味いか不味いかで言えば美味しいワインです。香りはしっかりあるし、味わいにも存在感があります。
ただ、参加者に共通した意見として「ナチュールはどの品種を使っても誰が造ってもだいたい同じ感じになる」というのはあるんですよね。
なのでどうしても「またコレか」感は否めなかったりします。
| 点数 | 79点 |
|---|
前菜は4種類くらいある中から選べました。師範が選んだのはこちら。
・カンパチのカルパッチョ 白バルサミコとフランボワーズのソース
これが美味しかったんですよ。フレンチの白身魚で歯ごたえがあるものってあまり多くないのですが、鮮度が良いのかここのはしっかりしています。
フランボワーズのソースも意外性があって楽しめました。
| 名称 | Air de Famille Pinot Noir 2019 エール・ド・ファミーユ ピノ・ノワール 2019 |
|---|---|
| 生産者 | Vignoble Klür ヴィニョーブル・クリュール |
| 価格 | (がぶさんから) |
| 購入店 |
遅れて登場したがぶさん持参されたのは、寄席のお客さんからの頂き物らしいアルザスのピノ・ノワール。
調べたところ、栽培は「ビオディナミ」「天然酵母で自発的発酵」ということでこれも自然派ワインっぽいですね。
流行っているなぁ、自然派ワイン。東京の山の手界隈では自然派ワインの店ばかりらしいですよ。
外観は、確かに自然派らしくやや濁りのある赤紫色です。
香りは、アルザスのピノらしいベリーの香りが1/2、ナチュラルにありがちなオレンジの皮的な香りが1/4、そしてケモノっぽい雰囲気が1/4です。
味わいはピュアに甘酸っぱくてキレイな感じ。スイスイと飲めてしまいます。
抜栓後すぐは普通に美味しいピノだったのですが、少し残しておいた分を後から稽古したら、
かなり華やかに変化していました。これくらいのナチュラル感はウェルカムですよ。
| 点数 | 82点 |
|---|
スープがこちらです。
サツマイモのポタージュ
だったと思います。甘いスープ自体は美味しくて好きなのですが、ワインに合わせるのはちょっと難しいですね。
| 名称 | Cometa 2023 コメータ 2023 |
|---|---|
| 生産者 | Planeta プラネタ |
| 価格 | 4,493円 (単品価格:6,578円) |
| 購入店 | うきうきワインの玉手箱 |
師範が持参したのがこちら、イタリアはシチリア島の白ワインです。
「なんだいシチリアかい?安ワインじゃないの?」と思われるかもしれませんが、
シチリアではナンバーワンの呼び声高い造り手「プラネタ」の、白ワインのトップキュヴェですよ。
「うきうきワインの玉手箱」の「白3本1万円福袋」に入っていた中から、一番単価が高かったのがこれでした。
品種はフィアーノ種100%、この銘柄の2021年産とは昨年稽古済み、かなり好印象だったので満を持して持参したのですが・・・
今回、すべてのワインの抜栓担当を師範が買って出たわけですが、ソムリエさんがコルクの匂いを嗅いでブショネ判定する理由がわかりましたよ。
グラスに注いだ液体で感じるよりも、はるかに強烈に濡れた段ボールを感じて、一瞬で「こりゃブショネだぁ」と認識できました。
グラスでは、上層に段ボールがいて、その奥の下層にトロピカルフルーツと蜜の香りがいます。
味わいは全く普通、というかかなり濃さと飲みごたえのある白でした。
なんだかなぁ、師範が持参するワインがブショネである確率が高すぎるような気がします。
それほど壊滅的では無かったので皆で笑いながら頂きましたが、本来だったらかなりインパクトのある白だったと思うんですよ。
ホント、世の中全てDIAMやNOMACORC、スクリューキャップに変えて欲しいです。
| 点数 | (71点) |
|---|---|
| リンク | Cometa 2023 [Planeta] 6,578円 |
魚料理は単体写真を撮り忘れました。
・真鯛のヴァプール モンサンミッシェルのムール貝 ウイキョウのソース
ソースがかなりしっかりした味付けだったので、赤ワインと合わせても大丈夫でした。
反面、真鯛の味わいはちょっとスポイルされる感じはありましたが。
| 名称 | Galpin Peak Pinot Noir 2020 ガルピン・ピーク ピノ・ノワール 2020 |
|---|---|
| 生産者 | Bouchard Finlayson ブシャール・フィンレイソン |
| 価格 | (へんさんから) |
| 購入店 |
だいたい年寄り連中の持ち寄りワイン会だと、白より赤が多くなりがちです。
「白のお高めのワインにはなかなか手が出ない」とか「飲み時を逸した赤ワインがセラーに鎮座しがち」とかいろいろ理由はあると思いますが、
本来コース料理だと泡や白が2/3で赤は1/3くらいがちょうど良いと思うのですよ。
というわけでへんさんが持参されたのは南アフリカのピノ・ノワール。
ブルゴーニュのブシャール・エイネと南ア屈指の醸造家ピーター・フィンレーソン氏と のジョイントベンチャーとして始めたワイナリーらしいです。
外観は1本前のアルザスよりも薄めなくらいで、まさにピノ・ノワールといった感じ。濁りも無くきれいに澄んだ赤紫色です。
香りは、プラムやラズベリーの濃くて赤いフルーツの香りがしっかり感じられます。
加えて、南アフリカ特有の焼けたゴムタイヤの香りもあります。
味わいは、甘酸っぱさが中心ではありますが、やや渋味があるあたりに若さを感じます。
しっかりした香りと味わいで、美味しいピノ・ノワールだとは思います。
ただ、1本前のアルザスと比べると、やはりちょっと雑な感じは否めません。
焼けたタイヤが無くなったら南アフリカのワインはもっと評価が上がると思います。
| 点数 | 80点 |
|---|
メインの肉料理がこちら。
・ニュージーランド産骨付仔羊のロティ
中心部はほぼ生と言っていいくらい軽い火の通し方でした。
レアが嫌いな人はちょっと・・・って感じでしょうけど、師範はこの攻めた感じは好きでしたね。
付け合わせの野菜も香ばしくてナイスでした。
| 名称 | La Gioia 2017 ラ・ジョイア 2017 |
|---|---|
| 生産者 | Riecine リエチネ |
| 価格 | (磯子さんから) |
| 購入店 |
肉料理の選択肢は、他に軍鶏とか鴨のコンフィとかアンガス牛とかあったのですが、
やっぱりワインがイタリア産だったら仔羊だと考えたわけですね。
そのイタリアの1本目は、磯子さん持参されたトスカーナの赤。
品種はサンジョヴェーゼ95%、メルロー5%、
キアンティを名乗らないのは造り手の矜持らしいです。
ちなみにキアンティ・クラッシコを「キャンクラ」と略すのは初めて聞きました。
外観はかなりしっかりと濃い赤紫色です。香りは「ザ・サンジョヴェーゼ」ですね。スミレとベリーの香りに、軽く香ばしい樽香が乗っています。
味わいも、若いモノ好きな師範にはちょうどいい熟成感で、甘味と渋味と酸味のバランスも良く、仔羊に合わせて美味しくいただけました。
「パワフル」とか「威厳」とか、そういうワインでは無いのですが、しっかりした存在感と親しみやすさがちょうどいいバランスだったように思います。
トスカーナの赤って、そのどちらかに寄りがちな印象がありませんか?無いですか、そうですか。
| 点数 | 84点 |
|---|
| 名称 | Barolo "Dagromis" 2019 バローロ "ダグロミス" 2019 |
|---|---|
| 生産者 | Gaja ガヤ |
| 価格 | (柳沢さんから) |
| 購入店 |
イタリアのゴッツイ赤がもう1本あります。
こちらは柳沢さんに持参して頂きました。ピエモンテの名門「ガヤ」のバローロですよ。
この銘柄の2016年産とは稽古しておりますが、
同じくグレート・ヴィンテージ2019年は果たしてどうかしら、と期待を胸に稽古させて頂きました。
外観は、トスカーナのサンジョヴェーゼと比べると明らかに薄いわけですよ。
「バローロ」とか「バルバレスコ」って名前だと真っ黒なワインを想像しがちですが、実際のネッビオーロはかなり明るい色合いの赤ワインです。
香りは、果実バリバリではなくもっと落ち着いたドライな感じのフルーツ香と、ちょっとミネラルを感じるような土っぽさがあります。
味わいは、若いネッビオーロらしくカチッとしたタンニンの骨格を感じます。こちらは威厳のある味わいです。
結果、若いっちゃ若いのですが、そこは名門ガヤ、上から微笑みかけるような優しさの一端を感じられるのがさすがです。
ともかく、トスカーナのピエモンテそれぞれの個性が味わえる飲み比べでラッキーでした。
| 点数 | 83点 |
|---|
デザートはコースに含まれませんのでオプションで追加しました。
・プリン 800円
あまり甘くなくてしっかりした硬さのある、ワインにも合いそうなプリンでした(合わせてませんが)
最後にお茶(エスプレッソ)を頂いてコース終了。お会計はデザート分を追加して一人12,000円弱でした。
持ち込みが出来て、ちゃんとしたコース料理が頂けて、グラスも3つ使える。良いお店だと思います。
ただ、このメンバーだと人数分+1本じゃちょっと足り無い感じかなぁ。次回はもう1本追加しますか。
稽古したワインたち(の一部)。最初のシャンパーニュとブショネの白は写っていません。
1次会の終了時刻は午後10時頃、「こさんじゅっぷん会に行きましょう」ということになり、
中目黒界隈の飲み屋を探してみましたが、意外と満席だったりラストオーダーだったりで入れませんでした。
店の中も外も若い人たちで溢れていて、活気があるなぁ、と感じましたよ。
そんな中、「あと30分でラストオーダーですが」ということで入れて頂いたのがまこちゃん ナカメグロという焼きトン屋さん。
リアルに「こさんじゅっぷん会」です。
参加者はへんさん、とびさん、磯子さん、師範の4人。まずは瓶ビールで乾杯。 銘柄はサッポロの赤星、大瓶なのは嬉しいですね。これを3本頂きました。
料理もちょっとだけ。これは豚カシラ串だったと思います。焼きトン屋さんだけに、やっぱりこういう串は美味しいですよ。 この1本で満足しました。
他に頼んだのはモツ煮込みくらいだったと思います。お支払いは一人1,000円ちょっと。リアル「こさんじゅっぷん会」も良いものですよ。
蛇足ですが、帰りの電車の中で、泥酔した女性に抱き着かれるというハプニングに見舞われました。
丁寧にお戻ししたけど、彼女はその場に座り込むくらいの泥酔具合。
幸い周りの方の協力で事なきを得ましたが、そこまで飲んじゃイカンですね。反面教師とさせて頂きます。
そして、抱き着かれた瞬間に正気に戻って『この人痴漢です!』と言われたら師範の人生は終わってました。怖い怖い!
本日は、勤め先が『健康診断を受けて来なさい』というので、
大森駅前の「健診プラザOmori」という健診センターで検査してもらいました。
もちろん体重や肝機能の検査もするわけで、これまでの人間ドックだったら万全の体制で望んでいたわけですが、
今回に限っては事前準備が十分にできていないので、体重も重いし肝臓の数値もイマイチだろうと諦めています。
まぁ、その数字を見て少しは反省しましょう(本当か?)
腹部エコー検査の際、担当して頂いた検査技師の若い女性(ポニーテールに丸眼鏡)が
「吸って~」「吐いて~」「止めて~ぇ」とあまりにアニメ声で指示されるので、
思わず笑いそうになってしまいました(真面目に検査を受けなさい!)
そんな戯言はともかく、健診自体はつつがなく終了したわけですが、
いつもの胃カメラの内視鏡検査ではなくバリウムを飲むレントゲン検査なので、
産みの苦しみが辛いんですよね。追加料金を払っても「飲むならバリウムじゃなくて胃カメラ」派です。
検査が終わったのは午前11時半ごろ。朝から何も食べていないのお腹が減っています。 大森駅前をフラフラ歩いていると、いかにも「孤独のグルメ」に出て来そうな店が目に留まりました。 五郎のとんかつというとんかつ屋さんです。ちょうど開店時間だったのでフラッと入りました。
注文したのはかつ丼 950円です。バリウムの後に頂いた注意書きに「バリウムが排出されるまでお酒は飲まないでください」
と書かれていたのでビールは飲みません・・・っていうか午後から仕事だったわ。
内視鏡だったら生検にさえならなければすぐ飲めるのにね・・・っていうか午後から仕事だったわ。
肝心のかつ丼は、そこそこ厚みのある豚ロースが揚げたてで、丼つゆもくどくない感じ。
今のご時世これが1,000円以下だったらお得なんじゃないですかね。ついつい「かつや」と比較しちゃいますけどね。
あそこの「かつ丼(梅)」のコスパは半端ないからね。
| 名称 | Smoke Salmon niiyo with Lemon N.V. スモークサーモンにぃーよ with レモン N.V. |
|---|---|
| 生産者 | Ducourt デュクール |
| 価格 | 944円 (単品価格:1,980円) |
| 購入店 | 銘醸ワイン専門 CAVE de L NAOTAKA |
午後から仕事っぽいことをした後の夕方、稽古相手として開けたのは「スモークサーモンにぃーよ」という色モノな名前のボルドー産白ワイン、
Cave de L NAOTAKAの鬼コスパセットからの1本です。
言いつけの通り、スモークサーモンに合わせましたよ。他の料理は、ポトフ、成城石井で買ってきたサラダ2種、
「シェ・リュイ」のバゲットとパン。全て師範が用意しました(作ったのはポトフだけ)
色はかなり薄めだけど、無色とは言えないくらいにはレモンと麦わらの色を感じます。
香りは「ザ・ソーヴィニョン・ブラン」ですね。それもかなり北の方、トロピカルな感じは弱めでハーブの香りがしっかり感じられます。
味わいは甘さ控えめでドライではあるけど、旨味もしっかりあって単体でも美味しいワインです。
ソーヴィニョン・ブランの特徴が良く現れていて、ちゃんと美味しいボルドー産の白です。
ただ、このラベルで1,980円で売られていて、買う人いますかね?
ちょっとコンセプト先行で、市場はそこまで寛容ではない気がしないではありません。
| 点数 | 77点 |
|---|---|
| リンク |
鬼コスパワイン9本59弾ミックスワインセット 15,999円 スモークサーモンにぃーよ with レモン N.V. 1,980円 |
こちらが「スモークサーモンとスモークサーモンにぃーよ」です。
レモンは師範代妹の自宅で取れた無農薬の青いレモンを使いました。
さすがは一流ソムリエさん推奨のペアリングらしく、
案外合わせるワインが難しいスモークサーモンにピッタリ合っていたように思います。
しかし、自宅でスモークサーモンをメインにすることって意外と無いよね。
そのあたりの市場調査はもう少し考えた方が良いかもです。
本日はバンドの練習、12月のライブに向けて精進しております。今回はイケメン男性のゲストボーカルを迎えて賑やかに演る予定です。"Ain't No Mountain High Enough"、ソウル好きの爺婆には懐かしいかも。 ツイッター(現X)に置いたサンプルをリンクします。
本日はバンドの練習、12月のライブに向けて精進しております。今回はイケメン男性のゲストボーカルを迎えて賑やかに演る予定です。"Ain't No Mountain High Enough"、ソウル好きの爺婆には懐かしいかも。
— 安ワイン道場師範 (@yasushihan) November 2, 2025
(コムん田会の議事録は明日更新します。遅れてスミマセン) pic.twitter.com/H06dxypdrF
お仕事に戻る男性ボーカル氏と、都合が合わなかった女性ボーカルのKさん以外のオッサン4人で反省しない反省会。 お店はいつもの串カツ田中 都立大店。さすがに午後3時頃だと店内ガラガラでした。
串カツ田中、ドリンクを3杯以上飲むのであれば「酒飲みパス」605円を購入した方がお得です。 このパスがあれば、ドリンク全品275円になります。というわけで275円の生ビールで乾杯。 プリン体が気になるベースのAo氏はホッピーです。これも275円。
串カツ定番5本盛りを人数分注文しました。お値段880円×4。 定番の内容は、牛串、豚串、玉ネギ、レンコン、エビです。 もちろんソースで食べても美味しいのですが、醤油だとより食材の味わいをダイレクトに感じられるという気付きを得ました。
更に串カツを追加して、豚しそ、鶏むね、アジフライ、たらこ、トマト、うずらなどを4本ずつ。 それぞれは200円くらいで安いのですが、サイズが小さいので結構な数を食べちゃって、最終的な金額はそんなに安くない、というマジックです。
自分で作るたこ焼き 20個 847円を頂きます。 たこ焼きは普通に店で買うより安いですね。自分で作るから従業員の工数はかからず、 ほぼ小麦粉とタコの値段と思えば十分利益は出るのだと思いますが。
ビールを4杯くらい飲んだら違うもの(ハイボール)が飲みたくなって、
チンチロリンに挑戦、奇数が出て角ハイボール メガでした。
ジョッキの容量的には通常の物の2倍以上入りそうです。氷の量で調整している気はしますが。
ちなみにちんちろりんの値段には飲みパスの割引が適用されませんので注意が必要です。
そんな反省会、4人分トータルのお支払いは18,600円也。
それぞれは安いんだけど、結果的にはそんなに安くはならない、というお店でございます。
本日は、奈良在住のシェフ兼猟師であるコム兄が東京に遊びに来るというので、 こちら在住の飲み友だちが集まっての飲み会。 一次会の開始は午後5時からなのに、それを待てないメンバーが集まってゼロ次会。 店は日高屋西五反田1丁目店。早いメンバーは3時半過ぎから飲んでました。オマエら飲むの好き過ぎだろ! もちろん師範も午後4時には合流しましたけどね。
飲むのはもちろん生ビール 1杯390円です。安いけど、 ジョッキはきれいに洗われているし、サーバーの清掃も行き届いているようで、美味しい生ビールです。 日高屋侮れず、ですわ。これを2杯とレモンサワー 310円を一杯頂きました。
それではゼロ次会から参加した「酒好き過ぎ」メンバーをここに吊るし上げておきます(敬称略/だいだい参加順=酒好き順)
・とおるの安ワイン
・コム兄
・たべもえ
・ayucow
・ちゃこ
・まさ
・安ワイン道場師範
・あい
・Koh
・米柱
・Nagisa.T
ウォーミングアップのゼロ次会もつつがなく終了し、いよいよ本番の飲み会です。
会場はなっぱごちそう五反田店というお店。東急線沿いのビルの3階にありますが、
看板などは出ておらず、知らないとたどり着けないお店ですね。
料理の注文は、3時間飲み放題付き7,000円のコースですが、読まなくなった本を持参すると500円引きにして貰えます。
師範含め気の利くメンバーは2冊とか持ってきたのですが、忘れちゃったうっかり者もいて、ちょうど人数分くらいの冊数が集まりました。
さて今回の参加者は総勢19名です。コム兄大人気ですな。もう書くだけで精一杯です(順不同)
・コム兄さん(主賓)
・とおるの安ワインさん(幹事)
・kinokoさん
・さやかさん
・たべもえさん
・米柱さん
・Nagisa.Tさん
・あけみさん
・かめワインさん
・あいさん
・ちゃこさん
・ひろくんさん
・わた(ネビオ)さん
・ayucowさん
・Kohさん
・まささん
・みゅじにーさん
・とらゔぇるそさん
・安ワイン道場師範
| 名称 | Señorío de Mareste Brut N.V. セニョーリオ・デ・マレステ ブリュット N.V. |
|---|---|
| 生産者 | Bodegas Fernando Castro ボデガス・フェルナンド・カストロ |
| 価格 | (飲み放題込み) |
| 購入店 | なっぱごちそう五反田店 |
乾杯にはスパークリングワインが用意されています。
五反田の居酒屋でスパークリングといえばこの「セニョーリオ・デ・マレステ」ですな。
なぜなら8月の五反田会でもコレだったし、
3月の五反田会でもコレだったからです。
インポーターはノルレェイク・インターナショナルさん。よっぽど五反田界隈の担当に強い営業さんがいるんでしょうな。
どんなスパークリングだったかということは、ぜひ前回
前々回の記録をご参照ください・・・と書いて済ませたくなるくらい、
特にポジティブなところもネガティブなところも無い、普通のスパークリングワインですよ。
点数も、過去を見ても一貫して70点。
当道場をご覧の皆さんで、五反田の居酒屋を訪問される機会があれば、ぜひセニョーリオ・デ・マレステをお試しください。
何の印象も残らない「無の境地」を味わえると思います。
| 点数 | 70点 |
|---|
そのマレステで乾杯。グラスがオシャレですね~。ガラスじゃなくてプラですけどね。 乾杯のご発声は幹事のとおる氏。毎度幹事役お疲れ様でございます。
料理がスタートしました。
・からすみビーフン
玉手箱を開けると、煙とともにこのお皿が登場します。なかなか凝った演出ですね。
煙の発生源はお香なのかな?なんとなく仏教的な雰囲気、というかお葬式が連想されました。味は普通です。
| 名称 | Adeline (Blanc) N.V. アデリーヌ (白) N.V. |
|---|---|
| 生産者 | Les Vignobles de l'Alaric レ・ヴィニョーブル・ド・ララリック |
| 価格 | (飲み放題込み) |
| 購入店 | なっぱごちそう五反田店 |
このお店の素晴らしいところは、飲み放題でもボトルワインが選べる点にあります。
居酒屋の飲み放題って、だいたい箱入りのバルクワインじゃないですか。
それが、この店では赤白それぞれ3種類ずつ選べちゃったりするわけですよ。安ワイン者にとっては非常にありがたいシステムであります。
3種類の白の中からまずチョイスしたのはこちらのフランス産の白。選んだ理由は「一番お値段が高かったから」です。
裏ラベルには「アデリン(白)」と書かれていますが、フランス語だったら「アデリーヌ」ですよね。
アデリーヌといえばリチャード・クレイダーマンの「渚のアデリーヌ」ですよ。
閑話休題、ワインのことも一応書いておきます。
香りは弱いのですが、しっかり嗅ぐとハーブっぽい雰囲気があったので、品種はソーヴィニョン・ブランが主体かな?と思いましたが、
調べてもらったところコロンバール主体らしいです。出たな、コロンバール!ユニブランと並んでフランス没個性品種の代表格ですよ。
味わいも極めてニュートラル。「白ワインでございます」という味わいでございます。
・・・と、ネガティブっぽいことを書いていますが、なんたって飲み放題ですからね、選べるだけでありがたいって話です。
きっともう選ぶことはありませんけどね。
| 点数 | 70点 |
|---|
酒が「飲み放題」なだけじゃないんです。
バルサミコ醤油のチキン南蛮 DIYタルタルソース
この料理も、「足りなければおかわり」出来るそうです。小食な師範はお代わり不要でしたが、健啖家な皆さんはお代わりされていました。
また、「DIYタルタルソース」というのは、
ゆで卵とマヨネーズとピクルス?が別皿で出されて、それを自分で混ぜてタルタルソースにするというシステムです。
ものぐさ者な師範は、この作業を対面に座って頂いたkinokoさんにまかせっきりでした。これだから「さす九は」と言われるわけですな。
| 名称 | Viña Peña Airén N.V. ビーニャ・ペーニャ アイレン N.V. |
|---|---|
| 生産者 | Viña Peña ビーニャ・ペーニャ |
| 価格 | (飲み放題込み) |
| 購入店 | なっぱごちそう五反田店 |
白をもう1本注文しております。ビーニャ・ペーニャ、すっかりチリ産だと勘違いしていて、
安心安全銘柄だと思っていたのですが、実はスペイン産なんですね。
そして品種はアイレン!、マカベオと並ぶスペイン没個性品種の代表格ですね。
みゅじにーさんからは『頼まない方が良い』とアドバイスを受けましたが、
惜しむらくはその時点では既に注文済みだったんですよ。
色は・・・グラスが色付きなのでわかりません。
香りは、前のフランス産に負けず劣らずの薄さです。アイレン種の本領発揮、といったところでしょう。
味わいも薄いっちゃ薄いのですが、それなりに酸味もあって最低限白ワインの要件は満たしている、といった感じでした。
「頼まない方が良い」と言われるほどのネガティブさはありませんが、やっぱり進んで飲みたくなる銘柄では無いかもですね。
今回頼んだ白2本、コロンバールやアイレンの認識を確固たるものにする、という意味では有意義でした。
| 点数 | 69点 |
|---|
ワインを頂いたグラスがこちらです。今どき珍しいですね。 ダイソーの300円グラスのほうがはるかにワインには向いていると素人目には考えるのですが、 そういうことを言うと『お店が十分に検討したグラスを「しょぼい」とは何事か!』と怒られたりするのでやめておきます(まだ根に持ってます)
オシャレな料理が来ましたよ。
・鯛のカルパッチョ サラダ仕立て
生のマダイの上に、スプラウトや食用菊、フライドオニオンがこんもりと乗せられています。
魚の質も案外悪くなくて、美味しい一皿でした。
こちらも「お代わり自由」のメニューです。
・ほくほくのじゃが揚げ フェネグリーク香る台湾風
染み入る辛さの花椒が使われていて、確かに台湾風です。
フェネグリークを意識して頂いたのは初めてのような気がします。
| 名称 | Chiringuito Cove Cabernet Sauvignon 2024 チリンギート・コベ カベルネ・ソーヴィニョン 2024 |
|---|---|
| 生産者 | Ochagavia オチャガビア |
| 価格 | (飲み放題込み) |
| 購入店 | なっぱごちそう五反田店 |
赤も頂いています。実はこのワインの前に、
別のテーブルで注文された赤(メルシャンのサニーサイド)もちょっとだけ頂いているみたいなのですが、
あまりに記憶が無いので割愛します。このワインは安心のチリ産ですね。
スペインもチリも安ワインのメッカですが、激安なレンジになるとスペインよりもチリの方が安定感があると思っています。
そしてこのワインもほとんど覚えちゃいないわけですが、チリ産は激安でも「なんとかなる」、
そしてカベルネ・ソーヴィニョンという品種も「なんとかしてくれる」印象があります。
小さな色付きグラスなので詳細不明ですが、普通に濃くてそれなりに美味しさのある赤だったような気がします。
やっぱり知らない安ワインを注文する時は、赤ならカベルネ・ソーヴィニョン、白ならシャルドネですね。
決して赤のボバルや白のアイレンは選ばない、安ワイン者のみんなは師範と約束だぞ!
| 点数 | 71点 |
|---|
お食事がこちら。
・栗ご飯(釜炊き)
こういう料理の写真を撮る時は、ちゃんと蓋を開けてから撮りなさい、と昨日の師範に注意してください。
お食事のお供がこちら。
・キャベツの生姜漬け
こういう写真を撮るんだったら、横にご飯を並べて一緒に撮りなさい、と昨日の師範に注意してください。
ワインとの稽古は、あまり本数を増やすと翌日辛いのでビールにしました。
・生ビール
詳細は忘れましたが、山椒の香りづけがされた個性的なビールだったように思います。
このお店、飲み放題のドリンクの選択肢が山ほどあって、その点は非常にナイスでした。
なんだかピクニックみたいですが・・・
・コーヒー
だったと思います。マグボトルをピクニック用の籠に入れて出されました。
演出的にもいろいろ凝っていて、おもしろいお店でもありました。
〆のデザートがこちら。
・木の実のバスクチーズケーキ
美味しかったと思います(語彙力&記憶力)
こちらが、〆の乾杯をするとおるリーダーととらゔぇるそさん。こんな写真しかなくてスミマセン。
いろんなお酒と趣向をこらした料理いろいろ、楽しい飲み会でした。
お会計は、一人7,000円から古本代の500円を引いて6,500円。
居酒屋にしてはちょっと高めではありますが、それに見合う満足度がありました。
師範は一次会でサクッと帰る、ということができない性分です。 同じタイプのメンバーが集まって、二次会は焼とん酒場 かね将(かねしょう)というお店。 五反田の飲み歩き界隈では有名なお店のようですね。
二次会にまで参加した酒好きは下記のファンキーな連中さ!(敬称略)
・Nagisa.T
・米柱
・コム兄
・とおるの安ワイン
・安ワイン道場師範
なんだか料理いろいろ、頼んでおりますね。サラダともつ煮とレバー焼かな? 食べた記憶はほとんどありませんけどね。
焼とんのお店なので、もちろん串もいろいろと頼んでおりますな。食べた記憶はほとんどありませんけどね。
お会計は・・・わかりません。でも財布の中身がそれなりに減っているので、喰い逃げしたわけではないと信じております。
不思議なことが起こりました。二次会の後に店で並んで撮った写真があるんですよ。明らかに店を出ています。 なのになぜか、その後にまたビールで乾杯している写真があるんです。 全然記憶にないのですが、テーブルに置かれた箸袋をカメラが捉えていましたので、 三次会は大衆餃子酒場 もりみんというお店に行ったようです。
さすがに三次会になるとメンバーも減って、参加したのは3名のオッサンだけだったと思います。
・コム兄
・とおるの安ワイン
・安ワイン道場師範
師範以外の二人は宿や家が五反田から近いから良いのですが、
隣県から参加した師範は終電がなくなる前に後ろ髪を振り切って帰路に着きました。師範エライ!
・・・といった感じのコム兄を迎えての飲み会。楽しかったのでまた来てくださいね!