10月、涼しくなって散歩にはちょうど良い季節ですな。
左写真は、先日の朝散歩の途中で撮ったヒガンバナ。
横浜市旭区の大池公園にある教育水田の脇にショボショボ生えてました。
ヒガンバナって、花は見るけど葉は見たこと無いなぁ、なって思ってたけど、
画像検索したら見た事ありました。花が咲く時には葉が無いので、これがヒガンバナの葉だという認識が無く、
冬虫夏草みたいに特別な養分で花を咲かせているのかと思ってました。
墓地なんかに良く生えてますしね・・・って日本の墓地の土に特別な養分は無いでしょうけど。
そして、夏の帰省で約1kg増えた体重を、通勤時のウォーキングと休日の散歩で、
ようやく以前のレベルに戻りました。
ただ、10月11月はいろいろ食べる機会も多いし美味いものもたくさんだしなぁ。
何食べても体重なんか気にしなくて良かった若かりし頃が羨ましいっすね。
名称 | Pommard "Clos Blanc" 2010 ポマール "クロ・ブラン" 2010 |
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生産者 | Dom. Albert Grivault ドメーヌ・アルベール・グリヴォー |
価格 | \3,480 |
購入店 | カーヴ ド リラックス |
本日は、師範と師範代の結婚21周年記念日。
というわけで夕食のメニューも豪華版で、トマトとモッツァレラのサラダ、ナスの素揚げ、鶏手羽先の唐揚げ。
それに師範が買ってきたチーズ(カマンベールとコンテ)、そして食後に長女と次女が買ってきてくれたケーキ。
年に1度のお祝いごとですから、超久しぶりに自宅で「破戒ワイン」とシャレ込みます。
選んだのは、白の名手、アルベール・グリヴォーによるポマール1級畑。
2年前に買って、飲むチャンスを探っておりました。
なんかこれくらいのグレードって、ワイン会や人様んちに持参するには中途半端だけど、
自宅でホイホイ飲むにはちょっと高級な気がして、道場的には動きの遅いクラスです。
そして、買うときは覚えてなかったけど、この銘柄は2003年産と稽古していて、
格付けの割には・・・という感じだったみたい。ま、そんな昔のことは関係ないとは思いますが。
色は、ブルゴーニュでも南の方な感じを受ける、やや青味のある赤紫色。
澄んだ感じで、エッジの部分が微妙に赤です。
香りは、抜栓してすぐは『・・・弱いよ、コレ・・・』ってプチがっかりなボリューム。
ただ、香りの要素的にはピノ・ノワールらしいトーンの高い果実香と、
革のような妖艶系の雰囲気があって、『もしかしたら開くかも』と期待させてくれます。
味も、抜栓してすぐは固い感じ。渋味と酸味と甘味がそれぞれ90度の角度で直交していて、
立方体を思わせる味わいの構成でした。
抜栓して1時間後、香りのボリュームは明らかに増えてます。
ただ、享楽的というレベルの一歩手前。
味わいも、立方体から渋味の要素が弱くなって、厚手の座布団くらいの丸っこさになってます。
ただ、「こりゃ開いたねー!」ってほどでもないのが残念。
そこそこ美味しいブルゴーニュではありました。
でも、これが思いきって選んだ3,000円以上の破戒ワインかと思うとちょっと残念。
アタリのブルゴーニュだと稽古範囲の3,000円以下でも出会えそうです。
まだまだ若い感じでしたが、この先置いといてもそう好転はしない感じもします。
点数 | 78点 |
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名称 | Goimajor 2011 ゴイマヨール 2011 |
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生産者 | Cantina Trexenta カンティーナ・トレセンタ |
価格 | \813 (単品価格:\1,512) |
購入店 | エノテカ楽天市場店 |
本日の夕食は、アミューズ・・・というか食前の腹つなぎに惣菜メンチカツ、
メインはピーマンの肉詰め、じゃがいもとベーコンの蒸し物、主食は乾燥ポルチーニ茸とパルメザン・チーズのリゾット。
そうなるとワインは赤ですね。
家に帰るまでは「白にしようかなぁ」と考えていたけど、急きょ変更でございます。
というわけで選んだのは、エノテカのパーティパックから、イタリアはサルデーニャ島のカンノナウ(=グルナッシュ)。
この銘柄は2010年産と1年半前に稽古済み、その時の印象は「まぁそこそこ」といった感じだったでしょうか。
色は、濃いっちゃ濃いけど濃すぎない、大きめのグラスでもきちんと向こうが透けて透明感のある綺麗な赤紫色です。
香りのボリュームはおとなしく、まず感じるのはイタリアらしい膏薬(サロンパス?)みたいなケミカル香。
多分この香りを「ケミカル」と表現するのは違うんだろうと思いますが、師範は他に良い例えが思いつきません。
もちろん、その香りはキュッとトーンの高い果実香と地続きです。
味わいに関しては、渋味は結構旺盛だけどそんなに鋭くなくて、
甘みも結構感じるし酸味もそこそこあります。
そんな味わいの感じは確かにグルナッシュですな。
全体に味わいのバランスはしっかりしていて、飲み足りなさも感じませんし飲み飽きもしません。
なんか、自宅でしかめっ面して飲むと「香りのボリュームが云々」とか言い出しますが、
気軽なイタリアンのランチなんかで出されたらかなりウケの良いワインじゃないですかね?
サイトの紹介文にあるように、「果実味豊かなとてもやわらかい口当たりが魅力です」です。
点数 | 73点 |
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リンク |
パーティパック12 \10,800 Goimajor 2011 [Cantina Trexenta] \1,512 |
名称 | l'Estagnere Pinot Noir 2013 レスタニェール ピノ・ノワール 2013 |
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生産者 | Dom. l'Estagnere ドメーヌ・レスタニェール |
価格 | \1,164 |
購入店 | ヴェリタス |
本日の夕食は、アユの唐揚げ、鶏ささみの天ぷら、ロースハムとレタスとサラダ、筑前煮。
1種類のワインを選んでも、それぞれに合う/合わないがありそうなメニューですが、
さすがに道場は皿ごとにグラスで合わせられるほどお大尽でもないので、
ここは中道を選んで南仏のピノ・ノワールにしました。
色は、ピノ・ノワールとしてはやや濃いめですが、
これくらいだったらブルゴーニュにでもありそうな程度の節度を保った濃さです。
そして香りにビックリ、「これってブルゴーニュ?」な雰囲気。
コート・ド・ボーヌの、村名格付けクラスの赤みたいな香りがします。
ただ、味が残念なのよ。キッチリした渋味は良いんだけど、
なんとなく芯がないというか真中が抜けたような味わいです。
やはりこれは甘味や酸味が少ないことが原因のような気がします。
飲んでる途中で寝ちゃったためそのまま常温で放置して6時間、
香りに関してはほぼ変化はありません。味わいに関しては、ややこなれたというか、
酸味も出てきてまとまった感じで、かなり好転しました。
南仏のピノ・ノワールというと、「これがピノ?」なんてなものも多いんですが、
これはちゃんとピノというかブルゴーニュみたいな雰囲気に仕上がっています。
ただまだまだ若いので、ちょっと時間をかけて開かせながら飲むのをお勧めします。
点数 | 75点 |
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リンク | l'Estagnere Pinot Noir 2013 |
本日は、師範の勤務先の健保組合が主催するイベントで、横浜の山奥で町田に近いところにあるこどもの国へ。
道場を出発したのが午前9時40分ごろ、保土ヶ谷パイパスがそこそこ渋滞して現地到着はほぼその1時間後でした。
この「こどもの国」という遊戯施設、同じ横浜市にありながら初めて来ました。
とっても広大で緑豊かで良いところですな。
ただ、対象年齢は長女(中2)や次女(小4)よりもう少し下の世代狙いみたい。
要するに遊具とかは安全なものがほとんどです。
でも、今回の目的は「健康のために歩く」ことなんで、それにはバッチリであります。
軽く園内を一周してウォークラリー的な課題をこなして、昼食は健保組合が用意してくれて弁当を。
弁当は「まい泉」もので、大人は普通の弁当(左写真)、「子供」扱いである次女はトンカツとエビカツのサンドイッチ。
どちらも美味しゅうございましたよ、なんせタダですからね。
昼食の後は、次女の希望で「こども動物園」へ行ったり、
自転車関係の遊具がある施設に行ったりで、ほぼ閉演時間の16:30まで居ました。
小さいお子さんのいるご家族にとっては、一日遊べる施設で良いと思いましたよ。
夕食は、わざわざ買い物して家に帰って作るのもなんだな、ということで外食ということになりました。
向かった店は、二俣川にあるあみやき亭 二俣川店という焼肉屋さん。
この先の希望ヶ丘に、よく行く回転寿司屋があるんだけど、
ここの前を通るたびに燦然と輝く「国産牛肉380円」の看板が気になっていった店であります。
店内は、テーブル間の敷居が高いファミレスという感じ。キャパもいわゆるファミレスな感じです。
入店したのが午後5時30分くらいだったので、ほぼ待たずに入店できました。
このお店、注文のシステムがちょっと変わっていて、
最初の注文は備え付けのシートに書き込む必要があります。
ただ、そのシートを機械が読み込んだりするわけじゃなくて、
それを店員さんがチェックして普通にハンディ端末に打ち込んでいかれます。
要するに、最初の注文の時、「えーっとまずはコレで、次はなんにしようっかなぁ・・・」なんてまどろっこしいやり取りがイヤなんでしょうな。
そういうTAT短縮というかコストダウンは「あり」だと思います。
結局、注文した料理は以下です(すべて税別)。
刺身風牛センマイ | \380×2 |
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サラダキャベツ | \100 |
牛上塩タン | \680 |
上カルビ | \480(左写真手前) |
味わいカルビ | \380×2 |
牛上ハラミ | \580 |
牛上ホルモン | \480(左写真奥) |
まるころコク味噌 | \480 |
焼レバー | \280 |
鶏せせり | \280×2 |
石焼ビビンバ | \680 |
冷麺 | \600 |
玉子スープ | \280 |
みかんシャーベット | \380 |
アルコールは、下記の3種を頂きました。
御殿場高原生ビール | \430(右写真左) |
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瓶ビール(キリンラガー大瓶) | \520(右写真右) |
モスコミュール | \280 |
名称 | Paso a Paso Chardonay 2013 パソ・ア・パソ シャルドネ 2013 |
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生産者 | Calel キャレル |
価格 | \872 (単品価格:\1,620) |
購入店 | エノテカ楽天市場店 |
本日の夕食は、サーモンと山芋のマリネ、豚バラと各種野菜の蒸し物。
インゲンの胡麻和え。こういうメニューには迷うことなく白でしょう、
ということで選んだのはチリ産のシャルドネ。先月稽古したマルベックと同じ銘柄です。
色は、薄いっちゃ薄いけどそこそこレモン色で、南米産としてはやや頼りないけどフランスとかだとすれば普通な感じ。
香りは、シャルドネらしいリンゴと蜜っぽさに加えて、ちょっとソーヴィニョン・ブランっぽいハーブみたいな爽やかさを感じます。
香りのボリュームはこれくらいあれば不満はありません。
味は、旨味と軽い苦みがあるあたりは悪くないんですが、ちょっと酸が弱くて浮ついた感じです。
数値を測ったら糖度が6.7でpHが4.0。糖度は普通ですがpHの4.0は白ワインとしてはかなり低い酸です。
というわけで、味わいがちょっとボケた感じなのは残念だけど、
香りは良いし飲み応えもあるんで、トータルの印象は悪くありません。
酸っぱいワインが苦手な方にはお勧めかもです。
点数 | 72点 |
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リンク |
パーティパック12 \10,800 Paso a Paso Chardonnay 2013 \1,620 |
名称 | Michel Lynch Merlot - Cabernet Sauvignon 2011 ミシェル・リンチ メルロー - カベルネ・ソーヴィニョン 2011 |
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生産者 | Michel Lynch (Ch. Lynch Bages) ミシェル・リンチ (シャトー・ランシュ・バージュ) |
価格 | \785 (単品価格:\1,490) |
購入店 | うきうきワインの玉手箱 |
本日のワインは、赤白泡10本セットで税送料込5,940円からの最後の1本。
今回のこのセット、最初に稽古したイタリア産以外はあまりピピッと来るものは無かったかな。
まぁ1本平均500円台のセットに多くを望むのはさすがに酷というものだとは思いますが。
そしてそのセットからラストを飾る一本は、
名門ドコロの「シャトー・ランシュ・バージュ」が大量生産しているボルドー産の赤。
セパージュが明記されたこのシリーズは初稽古ですが、
ベーシックなクラスとの稽古が7年前、
レゼルヴ・クラスとの稽古が8年前であります。
色は、ボルドーにしてはやや赤めで明るめに感じます。
香りのボリュームも控えめ。トーンが低くてあまりフルーツフルーツしていない香りで、
いわゆるボルドーらしくはあって、
よく言えば落ち着いた雰囲気、悪く言えばフレッシュさに欠ける感じです。
味は、渋味はボルドーらしくしっかりしていますが、いかんせん酸味が弱くて焦点がボケています。
だもんで、スイスイとは入っていかなくて、文字通り「稽古」な様相を呈しております。
いわゆる「安ボルドー」な感じではあるけど、ベーシックなレベルでは持つべき要素を持っているようには思えます。
ただ、あまりにベーシック過ぎて、飲んでてあんまり楽しくありません。
これだったらチリとかオーストラリアの方が良いな、というのが世間一般の流れかもしれません。
点数 | 68点 |
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リンク |
赤白泡10本セット \5,940 Michel Lynch Merlot Cabernet Sauvignon 2011 \1,490 |
名称 | Muscadet 2013 ミュスカデ 2013 |
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生産者 | Treille du Roc (Celliers de la Loire) トレイユ・デュ・ロック (セリエール・ド・ラ・ロワール) |
価格 | \398 |
購入店 | ヴェリタス |
本日の夕食は、サンマの塩焼き、野菜と豚肉の煮込み、キュウリと茎ワカメの酢の物、じゃがバター。
基本的に和風の食卓でございます。
こういう料理に合わせるワインは、軽くて酸がしっかりしてそうなのが良いわけで、
その観点で選んだワインがコレ、フランスはロワール産のミュスカデ。
お値段なんと1本398円。「客寄せパンダ」的な値付けの商品なんでしょうが、
今月いっぱいこの値段で売られているようです。
色はほぼ無色に近い感じのレモン色。
サラリとしていていかにも軽そうな見た目です。
ところが香りは案外しっかりしていて、
グレープフルーツとか酢橘のような柑橘類の香りに、
若いリンゴのような雰囲気もあります。
味は、ごく僅かに炭酸を感じて、予想通り軽くて酸がしっかり。
というか、甘味が殆ど無いので相対的に酸を強めに感じるのかも知れません。
どこにでもありそうな軽いワインで、これ自体はそう有り難いものでも無いわけですが、
本日の場合は狙い通り、特にサンマの塩焼きとの相性が良くてナイスでした。
いずれにせよ398円は超お買い得、
ビールの大瓶+αくらいの値段で混ぜモノの無いちゃんとしたワインが楽しめます。
このショップで買い物することがあれば、これもついでに一本入れることをお薦めします。
点数 | 70点 |
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リンク | Muscadet 2013 [Treilles du Roc] |
名称 | Mapu Cabernet Sauvignon 2013 マプ カベルネ・ソーヴィニョン 2013 |
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生産者 | Baron Philippe de Rothschild バロン・フィリップ・ド・ロートシルド |
価格 | \697 (単品価格:\1,296) |
購入店 | エノテカ楽天市場店 |
良いワインをタップリ飲んだ翌日のワイン選びはなかなか悩ましいものがありますが、
ここはひとつ初心に帰って「安ワイン者のお友達」たるチリ産のカベルネ・ソーヴィニョンをチョイス。
この銘柄の一つ上のグレードとはつい先日稽古していて、
同銘柄の2012年産とは昨年稽古しています。
要はエノテカのセットに入れられがちなワイン、ということでしょうか
(でも現行のセットには入っていません)。
色は、チリ産のカベルネ・ソーヴィニョンらしい、ストレートに濃い紫色。
濁っているわけではありませんが、ほぼ向こうは透けない感じです。
香りのボリュームはやや控えめですが、
これまたチリ産のこの品種らしい、カシスっぽいベリー香りにインクの雰囲気、
それとピーマンみたいな青っぽさがあります。
レゼルバと違い、バニラみたいな樽由来っぽい香りはありませんので、
樫樽での熟成はしていないか極めて軽いかでしょう。
味は、渋味がややざらついていて甘味と酸味は控えめ。
特に甘味の少なさがレゼルバとの差分ですな。
数値的には、レゼルバが糖度8.4だったのに対してこれは7.6なので、ハッキリとした差があります。
レゼルバは良く熟したブドウ、こいつはその下のランクを使い、
レゼルバは樫樽熟成でこっちはステンレス、といったところでしょうか。
じゃあコレはイマイチかというとそういうこともなくて、
ストレートだけど普通に美味しく飲める気軽なチリ産の赤ワイン、
買値相当額の700円弱なら問題なく「アリ」です。
点数 | 72点 |
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リンク |
パーティパック12 \10,800 Mapu Cabernet Sauvignon 2013 \1,296 |
本日は、毎年恒例、岡山のへんさん
を迎えての飲み会。
前年の様子はココです。
お店も昨年同様、
日本橋にあるAu Goût du Jour Merveille(オーグードゥジュール メルヴェイユ)。
ただ、この秋にシェフも支配人の方も変わられて、
今のシェフは元「コム・ダビチュード」(大昔の訪問記録)
のシェフだった釜谷さんという方です。
そしてメンバーも多少の参加不参加はありつつほぼ毎年恒例、
へんさん、
光弘さん、
Shuzさん、
とびさん、がぶ嬢、師範の6名であります。
料理は、持ち込み料に乾杯用シャンパーニュ、コース、フロマージュ、税金、サービス料も含めて10,800円で組んで頂いています。
最初にアミューズ代わりに出して頂いたのが、ピクルス、サーモンのリエット、豚のリエット、バター。
要はパンに付けて食べて下さいね、ってヤツですが、バター以外もあるとそれで十分ツマミになります。
これは参考にしようっと。
名称 | Moussé Fils "Blanc de Noirs Cuvée Or Tradition" [N.V.] ムッセ・フィス "ブラン・ド・ノワール キュヴェ・オール・トラディスィオン" [ヴィンテージ無し] |
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生産者 | Moussé ムッセ |
価格 | (コース料金に含) |
購入店 | オーグードゥジュール メルヴェイユ |
お店に出して頂いた、コース料金に込みのシャンパーニュがコレ、
見たことも聞いたこともない「ムッセ」という銘柄。
参加者だれも知らなくて、
『シャンパーニュって知らない銘柄がいっぱいありますねぇ』なんて話になっておりました。
そして、フルート型の普通のシャンパン・グラスじゃなくて、
やや胴が膨らんで口の窄まりが大きいチューリップ型のグラスで出して頂きました。
色は特に濃くはありません。
家に帰ってからラベルの写真を見返すと、「ブラン・ド・ノワール」だったんですが、
現場では「ブラン・ド・ブラン」と聞き間違えていたんで、普通に『白ブドウの色ですな』と納得しておりました。
で、香りが凄いです。はちみつレモンに焼きリンゴ、
とても美味しそうな香りがパーッと広がります。
やっぱりグラスはチューリップ型が良いな。
そして味も、香りに負けず劣らずしっかりした味わいでした。
師範はシャンパーニュに関しては感受性が低くて、
だいたいどれも似たような感じを受けちゃったりするわけですが、
これはさすがに頭一つ抜けた印象がありました。
香りも味もしっかりしていて大変美味しいシャンパーニュです。
点数 | 85点 |
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料理は、最初にキノコのフランが出された後、 一皿目の前菜として出して頂いたのがカンパチのマリネと野菜のジュレ(左写真)。 皿の底にカンパチが敷いてあって、その上にレンコンとかの根菜類、さらにその上に葉物野菜という風になってます。 サッパリ爽やかな一皿です。
名称 | 蝶「スズメバチが教える葡萄畑から」・白 |
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生産者 | 中村わいん工房 |
価格 | -- |
購入店 | (がぶ嬢から) |
毎度日本のワインを持参されるがぶ嬢(二児のママ)ですが、今回お持ち頂いたのがコレ、
大阪の羽曳野で採れるリースリングと甲州を使った白。大阪のワインは初稽古ですな。
「安ワイン道場」は、そもそも国産ワインの登場頻度が低いんです。
というのも、国産ワインのマトモなのって、だいたい1,000円台後半からだと思うのね、
1,000円前後はやっぱり難しい。となると、どうしても主戦場を外してしまっているわけです。
たまに純和風の料理の時とか、「国産ワインと合わせたいなぁ」と思う事も多いんですけど、
だいたい普段は在庫していません。
色はかなり薄めですが、無色と言う事はなくて、ほんのりレモン色といった感じでしょうか。
香りも、最初嗅いだ時はかなり弱く思えたのですが、
それは多分この前のシャンパーニュの香りが強かったからで、
改めて嗅ぐと白い花や蜜のような華やかさと、ほんのり香ばしい樽の雰囲気が香ります。
味の印象も香りのまんまで、シュッとした端正な華やかさと派手過ぎない香ばしさ。
良い感じに甘味と酸が効いた味わいです。
飲み進めるにつれて徐々に存在感が増していく感じもあって、
なかなかどうして侮れない国産ワインでありました。
やっぱりリースリングが良い方向に効いているのかね。
甲州だけだともっとストイックなバランスになるような気がします。
点数 | 82点 |
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二皿目の前菜として出して頂いたのが、コチとゴボウのフリット ゴボウのスープ。 ゴボウって美味いよね。揚げたのとスープと、同じ香りで違う食感ってのが面白い一皿です。
名称 | Saint-Véran "Clos de Poncetys" 2008 サン・ヴェラン "クロ・ド・ポンセティ" 2008 |
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生産者 | Guffens Heynen ギュファン・エナン |
価格 | -- |
購入店 | (トビさんから) |
トビさん(ペルー人似)にお持ち頂いたのがコレ、
飛ぶ鳥を落とす勢いの造り手「ヴェルジェ」を率いるギュファン・エナンの畑名付きサン・ヴェラン。
道場では、同じ2008年産で畑名の無いヤツとは1年半前に稽古しております。
ヴェルジェを凝縮したようなワインだった印象がありますが、これはどうでしょうか、と。
グラスは大ぶりのブルゴーニュ・グラスで出して頂きました。
そんでまず色にビックリです。2008年のブルゴーニュ産シャルドネとは思えない、
若いソーテルヌのような薄オレンジ色に見えました。
香りもビックリ、なんだか詰まったような感じでこちらに出て来ません。
この分野の専門家であるShuzさんに「コレ、ブショネですか?」と聞いてみましたが、
『ブショネは感じません』とのこと。師範の無知を露呈しておりますが、
この香りは普通じゃないと感じたわけですわ。
味に関しては、特にバランスを崩している感じも無く、普通に美味しい白ワインなんですけどね。
グラスの中で時間が経つと、徐々に香りも盛り返して来たんで、
最初の違和感はいわゆる「閉じた」状態ってヤツだったんでしょうか。
とびさん的には『すぐ飲めるヤツをプリーズ』との注文で買って来られたそうなんだけど、
難しいですなぁ、ワインは。
点数 | 78点 |
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名称 | Corton-Charlemagne 2002 コルトン・シャルルマーニュ 2002 |
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生産者 | Louis Latour ルイ・ラトゥール |
価格 | -- |
購入店 | (Shuzさんから) |
もう一本のブルゴーニュ白は、
Shuzさん(YOMIURI ONLINEでコラム「話飲徒然草」を連載中)
にお持ち頂いた特級畑コルトン・シャルルマーニュ、造り手はルイ・ラトゥールです。
5,000本を超える稽古経験を誇る安ワイン道場師範ではありますが、
特級中の特級であるこのアペラシオンとは初稽古、毎度ありがたい話であります。
色は、前のサン・ヴェランとも似た、濃い黄色から若干オレンジ色といった感じの色合いです。
ヴィンテージが2002年ですから、こちらはその色に大きな違和感はありません。
香りは、前のサン・ヴェランが「嗅ぎに行かないと香らない」ボリュームだったとすると、
こちらは「向こうから香ってくる」ボリュームがあります。
フルーツのフレッシュさは一段落して、たっぷりの蜜っぽさとフルーツのコンポートな感じの香り、
そしてまぁるくまとまっているけどボリュームのある味わいは、
そんじょそこらの白ワインでは経験できない感じです。
というわけで、師範的には十分美味しいワインでしたが、
Shuzさん的にはどうも期待値以下だったようで、終始首をかしげておられました。
いやぁ十分っすよ、こんだけ美味しければ。
点数 | 86点 |
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メインの一皿目は魚料理で、丸ナスとスズキ。 パッと見は肉料理のようですが、食べるとちゃんと魚料理・・・って当たり前か。 プリプリのスズキが美味しゅうございました。
名称 | Gevrey-Chambertin "Cœur de Roy" Très Vieilles Vignes 2007 ジュヴレ・シャンベルタン "クール・ド・ロワ" トレ・ヴィエイユ・ヴィーニュ 2007 |
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生産者 | Bernard Dugat-Py ベルナール・デュガ・ピィ |
価格 | \10,164 |
購入店 | ヴェリタス |
ここからが赤です。今回の持参ワインは赤より白が多いという、この会では珍しい状況になっております。
そして、最初の一本は師範が持参、ブルゴーニュの幻「ベルナール・デュガ・ピィ」のジュヴレ・シャンベルタン。
畑名付きではあるけど村名格付け、そして2007年というイマイチな年なのに買値5ケタ。
幻は高くつきますなぁ。
ただ、"Tres Vieilles Vignes"ということで、樹齢は50年から100年とのこと。
そう考えると10,000円という値段もそう法外ものではないかも知れません。
色は、非常に若い感じで、そしてブルゴーニュとしては異例なくらいの濃さのある色合いです。
香りは、パッキパキのフルーツ香にバッリバリのカラメル香。
まるでチリ産のプレミアムなピノ・ノワールみたいな雰囲気の香りです。
味は、香りの派手派手さから考えると落ち着きのある味わいですが、
それでもブルゴーニュのピノ・ノワールとしてはかなり外向的で、
そして異例とも言える凝縮感を感じます。
いやー、ブルゴーニュでこういうワインが造れるってのはストレートに凄いと思います。
美味い/不味いで言えば純粋に美味いし、
どちらかというとモダンなワインが好みな師範にはウケの良い方向性です。
ただ、10,000円払ってこの感じだったら、
3,000円くらいのプレミアムなチリ・ピノを3本飲んだ方が幸せじゃないか、
などと安ワイン道場師範らしいケチな考えが頭をよぎったりもします。
点数 | 85点 |
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リンク | Gevrey-Chambertin "Coeur de Roy" Tres Vieilles Vignes 2007 [Bernard Dugat-Py] |
名称 | Corton les Bressandes 2007 コルトン・レ・ブレッサンド 2007 |
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生産者 | Dom. Chandon de Briailles ドメーヌ・シャンドン・ド・ブリアイユ |
価格 | -- |
購入店 | (へんさんから) |
へんさん(師範と同い歳でロシア人似・・・ではなくてロシア文学の先生)
にお持ち頂いたのは、ブルゴーニュの特級畑コルトン・レ・ブレッサンドの赤。
この銘柄は2008年に2001年産と稽古しております。
その時の印象は決して芳しいものではありませんでした。
そしてこのワインも、2001年同様あまり良い年とは言えない2007年産。
さてどうなりますでしょう、と。
グラスは前のジュヴレ・シャンベルタンと同じブルゴーニュ・タイプなので、
正しく比較することができます。
まず色は、明らかにこちらが明るくて赤みがあって澄んだ感じの色合いです。
決して「薄い」ってわけじゃないんでしょうけど、相対的には薄く見えます。
香りは、まるで熟成ブルゴーニュのそれで、
最初にアルコールっぽさがツンッと来て、
その後から紅茶とかキノコみたいな雰囲気の香りが漂ってきます。
味は、スーッと口の中に滑り込んできていつのまにか無くなる、
良く言えば淡麗、悪く言えば存在感の薄い味わいです。
想像はしておりましたが、前のジュヴレ・シャンベルタンとは好対照なワインでした。
だいたいこういう飲み比べって、途中からどっちがどっちか判らなくなったりしますが(師範だけ?)、
今回の場合は最後までキッチリ違いが判りました。
モダン好きの師範は前のに軍配を上げますが、
これは好き嫌いの範疇でしょうな。
クラシカルなブルゴーニュが好きな方に合うのはこちらだと思います。
点数 | 81点 |
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メインの二皿目は肉料理で、羊のロースト。 これが野趣に溢れてて柔らかくてボリュームがあって、大変美味しゅうございました。
名称 | Chateau Malescot St. Exupery 2004 シャトー・マレスコ・サン・テグジュペリ 2004 |
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生産者 | Ch. Malescot St. Exupery シャトー・マレスコ・サン・テグジュペリ |
価格 | -- |
購入店 | (光弘さんから) |
光弘さん(悠々自適のおじさん)には2本お持ち頂いていて、
そのうちの1本がこれ、ボルドーはマルゴーの3級格付けのシャトー・マレスコ・サン・テグジュペリ。
いつも『師範が稽古して無い銘柄を』と選んで来て頂いております。
ありがたいことであります。
「そうですねぇマルゴー村はシャトー・マルゴーくらいしか経験ありません」なんて適当に言ったら、
参加者から「いやいやパルメとかディッサンとかとも稽古してます」などと言われてしまいました。
皆さん他人の飲んだものまで良くご存じで・・・ってそういうワインはだいたいこの場での稽古だったりしますが。
このワイン、光弘さんと師範を除く皆さんにはブラインドで出して頂きました(師範は到着時点で銘柄見ちゃってたため)。
みんな適当なこと言ってて面白いね。もちろん師範にも判るわけないと言うか、
ボルドーであること自体も言い当てられない可能性もあるわけですが、
そのくらい判らんもんですよ、ワインって。
さて色は、前の前のジュヴレ・シャンベルタンは相当濃い色だと思っていたけど、
このボルドーと比べてみるとやっぱり当然こっちが濃いです。
青というか焦げ茶というか、ややシックな色味を感じます。
香りは、これぞボルドーな黒系の果実と焦げっぽさ。
ど真ん中なボルドーの香りです。
味わいの感じも、ようやく熟成し始めました、って頃合いでしょうか。
渋味のザラザラ感は無くなってツルリとしているけど、
まだまだフルーツが現役な味わいです。
いや、美味しゅうございました。
マルゴーって、なんとなく女性的な印象のある村の割には男性的なワインが多い気がしますが、
これはどちらかというと女性的な感じですかね。「ほどほどで中庸」の美を感じましたですよ。
点数 | 83点 |
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チーズに移って、出された3種類は山羊乳のサントモール(右下)、 軽いウォッシュのピエダングロワ(右奥)、強いウォッシュのアフィネ・オ・シャブリ(左下)。 左奥はパンです。 ちゃんと書き留めた師範エライ!
名称 | Château Climens 2004 シャトー・クリマン 2004 |
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生産者 | Ch. Climens シャトー・クリマン |
価格 | -- |
購入店 | (光弘さんから) |
そして光弘さんにお持ち頂いたもう一本がコレで、
ソーテルヌはバルサック地区の1級格付け、シャトー・クリマン。
光弘さん的には「ソーテルヌの格付けワイン全制覇プロジェクト」をやってたんだけど、
さすがにつらくなったんで持ってきた、とのこと。
ヴィンテージは前のマルゴー産の赤と同じく2004年であります。
色は、これぞソーテルヌ!な黄金色。それでも同世代の他のソーテルヌより薄めの色なんだって。
香りは大変素晴らしゅうございます。
まるで香水とセメダインを一緒に合わせたような香りがドッカーンと。
飲むのが惜しくなるというか、いつまででも嗅いでいたい香りです。
で、惜しみつつ口に含むと、これがまた美味いんだな。
「甘味ってのは本来人間にとってありがたい味覚だ」ということを感じさせてくれて、
そして「甘味だけじゃ無くて酸味も重要だよね」と再認識させられるバランス。お見事です。
なんだかんだで今回のワインの中ではこれが一番美味しく感じました。
ただ、だからといってこういうのばっかり飲むのもツライんだろうな、とは思います。
食事の最後にチビッと、というのが間違いなく合うワインですね。
点数 | 88点 |
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そしてデザート(左写真:詳細失念)を食べて、
食後酒としてブランデーもサービスして頂いて、
エスプレッソ・ダブルとプティフールでコース終了。
おなかいっぱいです。
午後6時30分にスタートして終了は午後10時30分過ぎ、長々と失礼しました。
それではまた来年・・・なんですが、
へんさんが光弘さん宅訪問を計画する、みたいなことを言われていたんで、
それが現実化すれば師範も便乗させて頂きとうございます。
名称 | Finca el Rejoneo Airen 2013 フィンカ・エル・レホネオ アイレン 2013 |
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生産者 | Castillo Real (Bodegas Fernando Castro) カスティーヨ・レアル (ボデガス・フェルナンド・カストロ) |
価格 | \442 (単品価格:\839) |
購入店 | うきうきワインの玉手箱 |
昨日まで半そでで過ごしたりしてましたが、
もう10月も半分まで来ているわけで、今日はいきなり寒い一日。
こういう気候なのに道場の在庫にはまだまだ白ワインがいっぱい。
というわけで積極的に白ワインから消費していきます。
そして選んだワインは、10本で6,000円弱のセットに入っていたスペイン産の白。
師範の経験上、スペインの安い白は一般にイケてない印象があって、
さらにアイレン種は酸味が弱くてボケたのが多くて、
さらにさらに添加物として「酸味料含有」の表記があるこのワインは、
イケてるわけがないと思うわけです。
なのになぜ稽古するかと言うと、セットに入っちゃってたというのもあるし、
なにより「もしかしたら・・・」ってな岸壁の母っぽい気分もあるじゃないですか。
さて稽古開始です。
稽古の最初にまず数値を測るわけですが、このワインは糖度が5.9にpHが4.0。
かなり「甘くも酸っぱくも無い」ワインであることが飲む前から想像されます。
そして色は、この値段としてはかなり濃いめ、気持ちオレンジがかった黄金色です。
先入観が無ければ「おぉキレイな色!」と感じそうです。
香りは、ほぼ無いと言って良いでしょう。
フンガフンガと鼻呼吸して、ようやく梨のようなフルーツ香が感じられる程度です。
味は、想像通り、というか測定結果通り甘くも酸っぱくも無い、ボケた感じの味わいです。
後半はそのまま飲むのは辛くて、伊藤園の「スタイリー スパークリング レモン」
という炭酸飲料で割ってスプリッツァー風にして飲み干しました。
うむー。
やっぱり師範はスペイン産の安い白、それもアイレン種とは全く相性が悪いな。
それにしてもアルコール度数12.0%しかないのにこの甘く無さ、
そして酸味料を加えてもpH4.0って、どんだけ糖度も酸も少ないブドウなんだか、です。
ま、こういうヒールなキャラともたまに出会うから、安ワイン者稼業は面白い、
と好意的に解釈しましょう。
点数 | 55点 |
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リンク |
赤白泡10本セット \5,940 Finca el Rejoneo Airen 2013 \839 |
名称 | Mapu Reserva Cabernet Sauvignon 2013 マプ レゼルバ カベルネ・ソーヴィニョン 2013 |
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生産者 | Baron Philippe de Rothschild バロン・フィリップ・ド・ロートシルド |
価格 | \988 (単品価格:\1,836) |
購入店 | エノテカ楽天市場店 |
本日の夕食は、昨日のシチューの残りを使ったシチュー・パスタ、
一昨日の鍋の残りを使った野菜と豚の蒸し物、それに焼きニョッキ。
ワインは、エノテカのパーティパックから、チリのカベルネ・ソーヴィニョン。
2011年産と稽古済み。
ちなみに今は既にパーティパックにこのワインは含まれていません。
そして、販売店のサイトでは2013年のこれは単品でも売られていません。
大手インポーターなんで何らかの考えがあってセットに入れたり単品売りしたりされているんだろうけど、
その基準が読めないんだよなぁ。
卸している小売店と商品がバッティングしないようにしているのかな?
色は、向こうが見えないくらいの容赦の無い濃さです。
紫か黒かで言えば黒でしょう。
香りも、葡萄の皮目のところがぎっしり詰まった果実香に、
胡麻や胡椒を挽いた時のようなスパイシーさ、それにバニラやミルクのような雰囲気があって、
濃くてなかなか複雑です。
味もさぞ渋味が強く固かろうと身構えたけど、
意外や意外渋味は旺盛ではあるけど角が取れていて柔らかく、
結構リッチに感じるのは甘味です。
若いチリ産のカベルネ・ソーヴィニョンらしい力強さと、
リゼルバ・クラスらしい複雑さと、
フランスの造り手らしい洗練された感じが同居した、一般ウケする要素満載のワインです。
これで買値相当額が三ケタ円なのは大変上出来ですが、
単品価格の2,000円弱だと普通にありがちです。
点数 | 76点 |
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リンク |
パーティパック12 \10,800 Mapu Reserva Cabernet Sauvignon 2010 \1,836 (ヴィンテージ違い) |
本日は、次女とその友だちのMちゃん&Mちゃんパパと朝から釣りに行き、
午後から道場で飲み会。
釣れたのは、10cm前後の海タナゴが20~30匹、あとはメバルが1匹、ベラが1匹、ハゼが1匹。
フグも大量に釣れたのですが、さすがにそれは現場でリリース。
要するにほとんどが海タナゴなんで、一般的な釣り人の価値観からすればボウズにほぼ等しいわけですが、
朝一は入れ食い状態でバンバン釣れてはいたんで、子供たちは大変満足したようでした。
そして、海タナゴを食べる釣人はあまりいないでしょうが、
子供らにとっては「自分で釣った魚を食べる」というのは外せないポイントのようなので、
師範代が煮付け(左写真)と唐揚げにしてくれました。
メバルと食べ比べるとその差歴然、やっぱりちょっと臭みがあって身が緩いっすね、海タナゴは。
名称 | Lo Tengo Extra Brut [N.V.] ロ・タンゴ エクストラ・ブリュット [ヴィンテージ無し] |
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生産者 | Bodega Norton ボデガ・ノートン |
価格 | \813 (単品価格:\1,512) |
購入店 | エノテカ楽天市場店 |
今回の「おもてなしメニュー」は、まず切干大根のサラダと手巻き寿司。
寿司種は、マグロ(トロ、赤身)、天然ブリ、ノルウェーサーモン、玉子焼き、イカ明太。
子供は好きだよね、手巻き寿司。
今回飲む人はMちゃんパパ&ママと師範の三人。まず一本目は当然のようにスパークリングで、
アルゼンチンの「ボデガ・ノートン」が造るエクストラ・ブリュット。
同じところが造っている
コレとは別なんですかね?
色は濃くなく薄くなく、普通のスパークリングの色ですが、
泡立ちはシャンパーニュ並みに豊かなような気がします。
ところが香りは、シャンパーニュとはかなり別物、
レモンやリンゴみたいなフレッシュなフルーツっぽさがメインで、
熟成感とかイーストっぽさは感じません。
味も、香りの印象通りのフルーツ感。
甘酸っぱくて泡もしっかりで、爽快な感じです。
こういう席で、乾杯の一杯目としてサクッと飲むのにちょうど良い感じのスパークリングです。
特に、手巻き寿司みたいな料理と合わせるにはさらにちょうど良かった気がします。
点数 | 76点 |
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リンク |
パーティパック12 \10,800 Lo Tengo Extra Brut [N.V.] \1,512 |
名称 | Thomas Fogarty "Santa Cruz Mountain" Pinot Noir 2012 トーマス・フォガティ "サンタ・クルズ・マウンテン" ピノ・ノワール 2012 |
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生産者 | Thomas Fogarty Winery トーマス・フォガティ・ワイナリー |
価格 | -- |
購入店 | Mちゃん家から |
今回Mちゃん家からはワインを2本持参して頂いております。
いつもありがとうございます。
そのうちの1本目がコレ、カリフォルニア産のピノ・ノワール。
ちなみにこのワインを飲み始めた時はまだ手巻き寿司が残っていました。
その後は釣って来た魚の唐揚げ&煮付けを頂いたのですが、
さすがにその相方として赤ワインはキツそうだったので、清酒を飲んでおりました。
さて抜栓。色はピノ・ノワールらしい赤紫ですが、ちょっと濁った感じを受けます。
澱があったのかな?だとすれば当日キャリーだと仕方ないところですが。
そして香りは、トーンの高い果実香と甘香ばしい樽香で、
結構ブルゴーニュのピノ・ノワールに近い雰囲気を出しています。
味も、甘酸っぱくて膨らみがあって、なかなか満足度の高い内容になっています。
敢えて欠点を探すと、やや単調な印象を受け無くもないですが、
複数人で飲むんだったらあまりデメリットにはなりません。
軽快に飲める赤と言うことで、生魚との相性も悪くなく、
応用範囲の広いワインだと思います。
点数 | 80点 |
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名称 | Château Mont-Pérat 2010 シャトー・モン・ペラ 2010 |
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生産者 | Château Mont-Pérat (Despagne) シャトー・モン・ペラ (デスパーニュ) |
価格 | -- |
購入店 | Mちゃん家から |
料理は、鶏の手羽先唐揚げをツマミで食べた後、昨日から仕込んでいたビーフ(ホホ肉&スネ肉)のシチューを。
シチューが若干ボケた味わいに感じたのは、
料理に使ったワインの酸味が弱かったからかも。
ケチャップを足してやや挽回しましたが、結構影響あるもんです。
そしてMちゃん家に持参して頂いたワインのもう一本は、
ワイン漫画で有名になったシャトー・モン・ペラ。
一般人な方が「美味いワインを」と買い求めるとこのワインになりがちなのか、
夏に師範代実家へ帰省した時もこれを出して頂いていて、稽古済みの一本。
ただ、インポーターは違っております。
色は、濃い紫色に小豆を煮詰めたような色が加わって、いかにも濃いボルドーって感じです。
香りも、ギュッと濃い果実香にコーヒーのような香ばしさ、こちらもいかにも濃いボルドーです。
ただ、飲んだ感じは色や香りほど濃くなくて、ちょっとだけ拍子抜け。
バランスと言う意味ではこれくらいが良いんでしょうけど、「濃いのが来るぞ!」と身構えるとアレ?となる感じです。
とはいえやっぱり美味いには美味い。
最近はあちこちで見かけるワインなんで生産量は相当なものなんでしょうけど、
それでこのクオリティを維持しているのはさすがと言わざるを得ませんな。
点数 | 80点 |
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名称 | Georges Dubœuf Syrah 2012 ジョルジュ・デュプッフ シラー 2012 |
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生産者 | Les Vins Georges Dubœuf ル・ヴァン・ジョルジュ・デュプッフ |
価格 | \728 (単品価格:\1,382) |
購入店 | うきうきワインの玉手箱 |
本日のワインは、赤白10本セットに入っていたもので、
ちょっと前にも稽古済みの一本。
その時の印象はかなりイケてない感じだったので、
本日コレを全部飲むんじゃなくて、半分は料理用に使いました。
買値相当額は700円ちょっとなんで、まぁ料理用でもアリかと思いますが、
単品価格はほぼ倍の1,400円弱であることを考えれば、かなり贅沢な料理用ワインということになります。
ちなみに本日の夕食は今シーズン初の水炊き。
鍋種はマダラ、鶏モモ肉、白菜、水菜、シメジ、エノキ茸、豆腐、最後にうどんという一般的な内容です。
色は、濃いけど澄んでいて、キレイな紫色です。
香りは、前回同様イチゴやバナナが感じられるボージョレ・ヌーボー的な雰囲気を強く感じますが、
でもその奥にスパイシーなシラーっぽさも無いわけでは無いようです。
味は、甘くなく酸っぱくなくなのは前回同様ですが、渋味のジリジリ感は治まってきたみたい。
数値を比較すると、糖度が前回6.9で今回7.0、pHが前回3.7で今回は3.8。
これを誤差と見るか変化と見るか難しいところですが、
測定器の再現性と言う意味ではそこそこ信用に足るようです。
というわけで、前回ほどネガティブではないけれども、
これを1,400円弱も支払って飲もうとは思わないですな。
結局当初の予定通り半分は料理(シチュー)用にしましたが、
もしかするとやや薄味のシチューが出来あがっちゃうかもです。
点数 | 67点 |
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リンク |
赤白泡10本セット \5,940 Georges Dubœuf Syrah 2012 \1,382 |
本日は、4ヶ月ぶりに職場のメンバーでワイン会(前回はこの時)。
メンバーは、今回の幹事Ksさん、Yjさん、Nkさん、Ysさん、Mtさん、Fjさん、師範の7名。
なんとあいにく全員男性、というかオッサン。華の無い飲み会でございます。
そして今回のお店は、赤坂にある創作日本料理の店 美音というところ。
料理長はフレンチ、イタリアン、スペイン料理等のレストランにて料理長を務めた経験や、
シニア・ソムリエの資格をお持ちの倉持さんという方。
とても今風でスタイリッシュな和食店という感じの店内に、
オッサン7人という場違いな集団でお邪魔してスミマセン。
料理は、持ち込み料も含めて6,500円のコースにして頂きました。
フォアグラのテリーヌ | (左写真) |
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ムール貝のモンサンミッシェル風 | |
タコの柔らか煮 | |
キノコのキッシュ | |
揚げ栗 | |
焼いた羊とマコモダケ |
事前に持参するワインをお伝えしてあって、それに合わせた料理を出して頂いています。
特に良い相性を見せてくれたのが、ドイツワインとフォアグラ、ブルゴーニュ赤と揚げ栗。
そういうのがピタッとハマるとなんとも言えず良い感じになりますな。
そしてワインは、各自一本の持ち込みでございます。
名称 | Schloss Johannisberger "Gelblack" Riesling Trocken 2011 シュロス・ヨハニスベルガー "ゲルブラック" リースリング・トロッケン 2011 |
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生産者 | Dom. Schloss Johannisberg ドメーヌ・シュロス・ヨハニスベルグ |
価格 | €13.99 |
購入店 | ケルン "Galeria Kaufhof" |
一本目は師範が持参した白。
和食のお店ってことなんで、ここはやっぱりドイツ産でしょう、と単純に考えました。
このワイン、2年前ドイツへ出張に行った際、
現地のデパートで買って来た一連のワインの最後の一本。
その時買った別のドイツ産ワイン(赤)は、
2年前のこの会にも持参していて、
個人的には大変好印象でした。
このワインも、買う時は全然素性など判らなかったのですが、
改めて調べてみると造り手の「ドメーヌ・シュロス・ヨハニスベルグ」はかなり有名な方みたい。
そういうのを知っちゃうとなかなか簡単には開けられなくなって、
2年もセラーに眠っていて今に至る、という感じです。
さてシェフに注いで頂いて稽古開始。
色は、ドイツ産としては結構シャッキリしたレモン色。
香りは、白い花みたいな華やかな香りがパーッと拡がって、
リースリングに特徴的なジッポのオイルのような雰囲気も多少あります。
こんだけ香ってくれれば十分合格。
そして味も、決して薄っぺらなことは無くてしっかりとした酸味と旨味、飲み応えがあります。
こんなドイツ産もあるのねぇ、と再認識。
傾向でいえばアルザス産のリースリングの良いヤツみたいな雰囲気ですが、
それでもどことなくカッチリ感というかドイツらしい質実剛健さが感じられるワインでした。
やっぱりワインは造り手だな。これで日本円にして2,000円弱はお買い得、
わざわざハンドキャリーした価値のあった1本でした。
点数 | 82点 |
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名称 | Ramey Hudson Vineyard Chardonnay 2009 レイミー ハドソン・ヴィンヤード シャルドネ 2009 |
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生産者 | Ramey Wine Cellers レイミー・ワイン・セラーズ |
価格 | -- |
購入店 | (Ksさんから) |
二本目は、今回の幹事でこの店を紹介して頂いたKsさんが持参されたカリフォルニア産の白。
Ksさんはこの春まで米国西海岸に赴任されていて、このワインは帰任の際にハンドキャリーされたもの。
ハンドキャリーが続きますな。
そして4年前には同じ造り手のカベルネ・ソーヴィニョンをお持ち頂いてます。
その時は大変好印象だった模様なので、この白も期待の一本です。
まず色は、前のリースリングがレモン色とすればこちらは薄い麦わら色。
アルコール度数は14.5%もあって、見た目からしてトロッとしてそうです。
香りは、ビスケットのような甘くて香ばしい樽由来の香りがパリッとしていて、
それと張り合うように蜜みたいな甘い香りがあるわけですが、鼻で嗅ぐ分にはやや抑制的。
ただ、口に含むと樽が大爆発、イカにもタコにも(合わせた料理は貝ですが)カリフォルニアのシャルドネって感じです。
そして味わいも、香りのバリバリ感を裏切らないしっかりした味わい。
濃さという意味では申し分ありません。
Ksさんが言うように「カリフォルニアの青い空」が見えて来そうなワインです。
一人で1本だと飲み疲れしそうではありますが、こういう席にはまさにピッタリ。
出張でも赴任でもして、また買ってきて下さい>Ksさん。
点数 | 82点 |
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名称 | Les Marcottes (Rouge) 2013 レ・マルコット(赤) 2013 |
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生産者 | Marie et Vincent Tricot Vignerons マリー・エ・ヴァンサン・トリコ・ヴィニェロン |
価格 | -- |
購入店 | (Fjさんから) |
和食の店なんで、白とか泡を持参される方が多いと想像したけど、
蓋を開けてみると白2本に赤5本、赤の方が多数派です。
というわけで3本目から赤で、まずはフランス産から。
Fjさんにお持ち頂いたのは、オーベルニュ地方で自然派ワインを作る「ヴァンサン・トリコ」という方のワイン。
品種はガメイだそうであります。
色は、やや濁った感じの明るい紫色。
経験数はあまり無いんですが、自然派のワインってこういう見た目のが多い印象があります。
香りは、スミレのような花の香りと芋焼酎のような香り。
こちらもいかにも自然派!って感じの香りです。
味は、渋味控えめでスイスイ入ります。
重い軽いで言えば軽いんですが、単に薄っぺらなんじゃなくて良い意味で軽快な感じです。
白ワインから赤ワインに繋ぐ一本としてはちょうど良かったんじゃないでしょうか。
自然派って、モノによっては芋焼酎っぽい香りが強く出過ぎて厳しい感じのもあったりしますが、
これは若いからかそれが良い方に作用していました。
点数 | 78点 |
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名称 | Cote de Beaune 2007 コート・ド・ボーヌ 2007 |
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生産者 | Joseph Drouhin ジョセフ・ドルーアン |
価格 | -- |
購入店 | (Yjさんから) |
そして次からはブルゴーニュの赤が2本続きます。
まずその片方は、いつもは幹事役をやって頂いているYjさんにお持ち頂いた
ジョセフ・ドルーアンのコート・ド・ボーヌ2007年。
ACコート・ド・ボーヌってのは案外珍しいですね。
5,000本以上稽古している道場でも初登場です。
なんか理由がありそうだなと思い後で調べたら、
名門1級畑「クロ・デ・ムーシュ」をデクラッセしたものだそう。なるほどです。
さて色は、ブルゴーニュとしてもかなり明るい感じの赤紫色。
エッジのあたりにオレンジ色があったりして、熟成し始めという感じの色合いです。
香りは、南のブルゴーニュありがちなケモノっぽさは控えめで、
チェリーや木イチゴ的なトーンの高いフルーツの香りがします。
味も、色や香りから受ける印象の通り、スーッと澄んだ感じの味わいです。
よろしいんじゃ無いでしょうか。
派手さはありませんが、それが逆に名醸地のフトコロの深さと言うか余裕みたいなものを感じさせてくれます。
「京都の竹林の中を涼やかに歩く浴衣の貴婦人」的なワインでありました。
点数 | 81点 |
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名称 | Morey-Saint-Denis 2008 モレ・サン・ドニ 2008 |
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生産者 | Dom. Dujac ドメーヌ・デュジャック |
価格 | -- |
購入店 | (Nkさんから) |
そしてもう一本のブルゴーニュ赤は、Nkさんにお持ち頂いた
泣く子も黙る名門造り手「ドメーヌ・デュジャック」のモレ・サン・ドニ、
ヴィンテージは2008年産です。
ちなみにこの銘柄は、
昨年末に2000年産と稽古しています。
それも人様にお持ち頂いた物。「安ワイン道場」は皆様からの愛で成り立っております。
・・・んな無駄口は置いといて、色は前のコート・ド・ボーヌと比べると微妙に濃くて微妙に青みを感じます。
香りは、いわば「デュジャック節」が全開。
タップリのフルーツをキャラメリゼして、一部がちょっと焦げちゃったような香りです。
とてもキャラの立った香りですが、Nkさん曰く『でも畑の個性とかは無くなっちゃうんだよね』と。
味も、前のコート・ド・ボーヌと比べればややシッカリ系。
見た目も味も、まだ若さがピッチピチという感じです。
前のが竹林の貴婦人とすれば、
こちらは「クヌギ林の中をトレイルランする健康的に日焼けしたグラマラスな女子大生」でしょうか。
どっちも好きですが、今日だけちょっとだけ、であれば後者に軍配があがるかな。
まる一本付き合うのであれば前者かも・・・と妄想ぎみです。
点数 | 85点 |
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名称 | Salice Salentino Riserva "La Carta" 2008 サリーチェ・サレンティーノ・リゼルヴァ "ラ・カルタ" 2008 |
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生産者 | Candido カンディード |
価格 | -- |
購入店 | (Ysさんから) |
そしてYsさんにお持ち頂いたのはイタリア産の赤で、プーリア州のサリーチェ・サレンティーノ。
プーリア州(wikipediaでは「プッリャ州」と表記されているのでそちらの方が実際の発音に近いのかも)
はイタリア半島のブーツの踵の部分にあるんで、イタリアの中でも温暖な地域でしょう。
まず色ですが、当然ながら前のブルゴーニュなんかと比べると濃くて、
ボルドーとかみたいな青みの強さを感じる紫色です。
香りは、いかにもイタリアらしいというか、人懐っこい感じのフルーツ感があります。
こういう香りって、イタリアの赤全般にあるよね、って皆で話しておりました。
品種と言うより酵母由来なんですかね?この香りは。
そして味にはかなりしっかり感があります。
サリーチェ・サレンティーノって、なんだか味わいの真ん中が抜けたようなワインが多い印象がありますが、
これはリゼルバだからかその「抜け感」が無くてしっかり詰まっています。
というわけで、一杯飲んだ印象は「良く出来た南イタリア産のワイン」という感じでした。
ただ、裏ラベルによれば酸化防止剤としてビタミンCが、そして安定剤としてアカシアが入っていると書かれています。
もしかするとマル一本飲むと師範は苦手な系かも知れません。
点数 | 75点 |
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名称 | Chateauneuf du Pape "Cuvée des Générations Gaston-Philippe" 1995 シャトーヌッフ・デュ・パプ "キュヴェ・デ・ジェネラスィオン・ガストン・フィリップ" 1995 |
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生産者 | Château de la Gardine シャトー・ド・ラ・ガルディーヌ |
価格 | -- |
購入店 | (Mtさんから) |
そしていよいよ最後の一本で、いつも年季の入ったワインをお持ち頂くMtさんの今回の持参は、
1995年産のシャトーヌッフ・デュ・パプ。
この銘柄の1990年産は、今年の2月、
大雪の日にMtさん宅に伺った際に稽古させて頂いております。
れまでのワインで使わせて頂いたグラスは、
いわゆる白ワイン用的な小ぶりのものでしたが、
このワインだけはボルドータイプorブルゴーニュタイプの大ぶりの物を使わせて頂きました。
色は、明らかにこれまでのワインとは一線を画す熟成色を示していて、
濃い青紫色にこげ茶色とレンガ色を混ぜたような感じの色合いです。
香りは、ボリュームも複雑さもまさに横綱相撲、何の香りと例えるのが難しいと言うか、
そういうのどうでも良いじゃんって感じの香りです。
味わいも横綱です。しっかりとした重量を感じるのにアタリが柔らかいアンコ型の力士です。
やっぱりこういうワインは熟成させてナンボだなぁ、と感じましたな。
まさに「結びの一番」にふさわしいワインでした。
点数 | 86点 |
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そんな感じで、おひらきになったのは午後11時ごろだったでしょうか。 今回のワインは個性に富んでいてなかなかよろしかったと思います。 またやらなきゃ、ですな。
本日は、神奈川県中部の町にある居酒屋で勤務先関係の飲み会。。
飲み放題付き一人5,000円の宴会コースということでした。
小田原港直送の魚が食べられる海鮮居酒屋ということだったのですが、
正直いまひとつの内容だったな。
出されるタイミングも間が開いていたし、量も内容もちょっと物足りない感じ。
左写真は最後に出された寿司ですが、
ネタはブリとマグロとサーモンと玉子焼き。このうち「小田原港直送」の可能性があるのはブリくらいでしょうか?
ちなみに飲み放題メニューのアルコールには、ビールの他に焼酎などはいろいろありましたが、
ワインはありませんでした。こちらもちょっと残念。
名称 | Caldora Sangiovese 2011 カルドーラ サンジョヴェーゼ 2011 |
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生産者 | Caldora カルドーラ |
価格 | \848 |
購入店 | ヴェリタス |
昨日心配した通り、今日の午前中は台風18号が関東南部を直撃、
公立の小中学校は休校になるし交通機関もズタズタ。
そこで「君子危うきに近寄らず」ということで師範はお休みを取得。何の君子だかわかりませんが。
ということで、図らずもハッピーマンデー法を適用することになり、
本来休肝日の月曜ですが飲んじゃうことにしました。
夕食の調理担当は師範ですが、食材準備の都合上メニューはすでに昨日から決められていて、
本日の献立は豚汁と豚のソテーと焼きナスでございます。
なかなか相手に悩むメニューですが、とりあえず中庸狙いでイタリアの赤をチョイスしました。
この銘柄のワインは、3年前に2010年産のピノ・グリージョと稽古済み、
まずまずの内容といったところだったでしょうか。
さて抜栓。コルクは樹脂製ですが、久しぶりに非スクリューキャップです。
色は、サンジョヴェーゼとしてはかなり濃い目、さすがはイタリア南部産という感じ。
2011年産なんで出来て3年経ってるわけですが、エッジまで濃い紫色です。
香りは結構良い感じ。ボリュームはそれなりにちゃんとしていて、
この品種らしいスミレのような華やかさと、膏薬みたいなちょっとケミカルな感じの香りがあります。
味は、渋味まろやかで甘さ控えめ、酸味はもっと控えめ。
全体に小ぶりなバランスですが、料理に合わせてスイスイ飲むのにはこれで問題ありません。
香り華やかで、値段を考えると「良く出来た安イタリア赤」と言えるでしょう。
酸味が弱くて(pHは4.0)やや浮ついた感じは否めませんが、
イタリアの田舎で水代わりに飲まれているワイン、という感じがして、
こういうのもアリだろうなと思います。
点数 | 72点 |
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リンク | Caldora Sangiovese 2011 |
名称 | Lambrusco Dell'Emilia "La Modenese" [N.V.] ランブルスコ・デッレミリア "ラ・モデネーゼ" [ヴィンテージ無し] |
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生産者 | Giacobazzi ジャコバッツィ |
価格 | \614 (単品価格:\1,166) |
購入店 | うきうきワインの玉手箱 |
日本列島に台風接近中、関東地方を通過するのは明日の午前中の模様。
電車のダイヤとか乱れそうでイヤですなぁ。
そして、その台風の影響で今日は一日雨が降りっぱなし。
散歩にも行けずやることが無いので、
「にわかテニスファン」の師範はジャパンオープンテニスの決勝戦を見ながら
(試合途中に放送終了という超テレビ東京っぽい対応に脱力)、
昼間っから清酒やビールをチビチビ飲んでおりました。
そうしますと、夕飯の時間にはプチ出来あがり状態だったりもしたわけですので、
本日のチョイスはアルコール度数が10%と低めのイタリア産スパークリングで、
微発泡のランブルスコ。ちなみに夕食のメニューは、
骨付き鶏モモ肉のオーブン焼き、ジャーマンポテト、レタスとキュウリの韓国風サラダです。
色は、普通に赤ワインの色、それも南の方の赤みたいなしっかりとした濃さがあります。
そこから僅かに炭酸が湧いて出て来る感じ。かなり珍しい見た目です。
香りは・・・青臭いなぁ。青菜が蒸れたような雰囲気の香りを強く感じます。
激しい褒め文句で有名なショップのサイトには
『バラの花やイチゴにスミレの花の甘い香り!
レッドベリーやラズベリーのフレッシュでフルーティーなブーケ!』
なんて書かれてますが、同意できるのはイチゴとスミレくらいかなぁ。
味は、イタリア産の軽い赤ワインにチリチリ程度の炭酸を加えました、というそのまんまな感じ。
甘さは弱くて酸味もあまり強くなく、普通に渋味もあります。
物珍しさはありますし、
「赤+泡」ということで相手を選ばない万能選手な感じはありますが、
やっぱりコレを常飲したい気分にはなりません。
ただ、同様な赤の泡でオーストラリア産とかにありがちな「ガッツリ濃い赤ワイン+泡」みたいなのと比べると、
こっちの方がまだ食中酒として成立していると思います。
点数 | 69点 |
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赤白泡10本セット \5,940 Lambrusco Emilia "La Modenese" [N.V.] \1,166 |
先日テレビで東京湾での磯遊びが放送されていたのを見て、次女が磯遊びをしたいと言い出しました。
まぁそんな希望をイチイチ聞いてやる必要もないわけですが、磯と言えば海、海と言えば釣り、
師範と次女の指向性が一致しましたんで、磯遊びと釣りが両方可能な三浦半島西側は葉山の先、
立石の磯に行ってきました。
磯遊びの方は、潮溜まりでヤドカリを捕まえたりハゼを捕まえたりでそこそこの成果はあったようですが、
釣りの方は全く駄目で丸ボウズ(詳細)。ま、次女が楽しそうにしてたから良いや。
名称 | El Mundo Chardonnay [N.V.] エル・ムンド シャルドネ [ヴィンテージ無し] |
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生産者 | Viñedos Puertas ビニェードス・プエルタス |
価格 | \726 (単品価格:\1,350) |
購入店 | エノテカ楽天市場店 |
というわけで、釣りに行った日の夕食ですが、残念ながら釣魚料理はありません。
メニューは、焼き鮭の白子、同じく鮭の白子のバルサミコ・ソテー、焼きカチョカバロと生カチョカバロ、
エリンギとパプリカとウリズン(四角)豆のソテー、
アンチョビオリーブ、焼き椎茸、生ハムとウリズン豆のサラダ、砂肝のガーリック焼き、豚レバーのパテ。
選んだワインはチリ産の白で、先日稽古したカベルネ・ソーヴィニョンと同じ銘柄。
こちらもボトルの外観は安っぽさ大全開。ヴィンテージも表記が無くて液面も低いのが見て取れます。
さてスクリューキャップを捻って稽古開始。
そういえば今月に入って稽古した3本すべてスクリューキャップですな・・・
というか、先月20日から連続10本目のスクリューキャップです。
色はかなり薄め。季節感的には、熟した廿世紀ナシの皮くらいの色でしょうか。
香りは、ちょっと季節を過ぎたけど桃と、パイナップルのようなフルーティさがしっかりしています。
味は、甘くなく酸っぱくなくで後味に軽い苦味。
抑制の効いた味わいですが、ちょっと抑制しすぎて物足りなく感じるのを禁じ得ません。
赤のカベルネ・ソーヴィニョン同様、現地で普通に飲まれている感が伝わるワインです。
買値相当額の700円強だったら十分アリだけど、
単品価格の1,350円だとCP悪いな・・・というあたりも赤と同様でした。
点数 | 71点 |
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パーティパック12 \10,800 El Mundo Chardonay [N.V.] \1,350 |
名称 | Viña Maipo Cabernet Sauvignon Merlot 2010 ビーニャ・マイポ カベルネ・ソーヴィニョン メルロー 2010 |
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生産者 | Viña Maipo ビーニャ・マイポ |
価格 | \379 (単品価格:\719) |
購入店 | うきうきワインの玉手箱 |
本日のワインは、コンチャ・イ・トロやコノ・スルと並んで、 スーパーのワイン売り場でお馴染みの「ビーニャ・マイポ」の赤。 チリ産ワインの輸出シェアがどうなっているのかちょっと気になって調べてみたら、 JETRO(日本貿易振興機構)のサイトに良い情報がありました (リンク)。 2010年のデータなんでちょっと古いですが、それによれば、
チリワインの企業別ワイン輸出シェア(2010年) | ||
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1位 | VINA CONCHA Y TORO S.A. | 20.8% |
2位 | VINA CONO SUR S.A. | 6.7% |
3位 | VINA SAN PEDRO TARAPACA S.A. | 6.5% |
4位 | SOC. ANONIMA VINA SANTA RITA | 4.4% |
5位 | VINA SANTA CAROLINA S.A. | 3.1% |
6位 | MONTES S.A. | 2.8% |
7位 | VINA ERRAZURIZ S.A. | 2.8% |
8位 | VINA LUIS FELIPE EDWARDS LTDA. | 2.8% |
9位 | SOC.EXP.Y COM. VINA MAIPO LTD | 2.6% |
10位 | VINA SANTA HELENA S.A. | 2.1% |
とのこと。当然ながら良く見かける造り手のオンパレードですが、
意外だったのがコンチャ・イ・トロのぶっちぎり具合。2位のコノ・スルに3倍以上の差を付けてます。
へぇ~って感じ。でも、近年この差はもっと縮まっているんじゃないかな・・・と想像します。
そして、意外とこのビーニャ・マイポは9位に甘んじております。
金額ベースでの順位なんで、上のクラスでも一定のシェアが無いと厳しいのかな?
更に、販売店のサイト(下記参照)によれば、このヴィーニャ・マイポはコンチャ・イ・トロの傘下企業なんだって。
更にへぇ~です。
というようなマメ知識もご紹介しつつ、本日の夕食メニューは、ナスとひき肉の炒め物、
鮭とキャベツとマイタケ&エノキダケのグリル焼きであります。
色は、チリ産の赤らしいド直球な紫色。向こうは透けず、若干濁っているようにも感じられます。
香りは、ベリーっぽい果実香と、カベルネの比率が高そうなピーマン香。
それに樽香なのかほんのり木の香ばしさがあります。
裏ラベルには「赤い果実を思わせるフルーティな香り」と書かれていますが、
確かにそうだけどスーパーでこのワインを手にする顧客は『赤い果実ったってリンゴもサクランボもありますがな』と首を傾げるかも。
味は、甘酸っぱくて軽めのバランス。
でも軽過ぎはせず、それなりに渋味もあってそこそこの飲み応えはあります。
このクラスにしては古めの2010年というヴィンテージが良いのかもです。
この値段で、赤ワインに最低限必要な要素はちゃんと持っていますね。
今回のセットでの買値相当額である300円台だと超ハイCP、
単品価格の700円ちょっとでもお買い得と言えると思います。
点数 | 71点 |
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赤白泡10本セット \5,940 Viña Maipo Cabernet Sauvignon Merlot 2010 \719 |
名称 | Flying Solo Grenache Blanc - Viognier 2012 フライング・ソロ グルナッシュ・ブラン ヴィオニエ 2012 |
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生産者 | Dom. Gayda ドメーヌ・ガイダ |
価格 | \761 |
購入店 | ヴェリタス |
「にわかサッカーファン」の師範、本日午後8時からアジア大会で女子サッカーの決勝戦(日本対北朝鮮)があるというので、
それに合わせて飲み始めました(って日曜のコピペ)。
そういえば昨日は「にわか卓球ファン」でした・・・見ると負けます。スミマセン。
そして本日の夕食メニューは、カツオとマダイの刺身、ベビーホタテとブロッコリーとトマトのサラダ風炒め物、玉子豆腐、昨日の残りのおでん。
デザートには柿、食後のおつまみにはサンマの缶詰。
とくればワインはもちろん白でしょう、ってことで選んだのが、
2年前に2011年産と稽古した南仏のグルナッシュ・ブラン&ヴィオニエ 。
当時も今も税別価格は704円、この円安の状況下なかなか優秀であります。
色は、決して濃くは無いけど無色ってほどでも無い、緑系でも無ければ赤系でも無い、とても中庸な色合いです。
香りは、パイナップルとかピーチな感じは前回の印象同様、ただ驚くほどのボリュームはなくて「そこそこに香る」って感じです。
味も、前回「コクがあって気持ち甘さと軽い苦味もあって」と書いているけど、今回も同様。
そして、ここに書かれていないのは酸味です。そう、数値を測ってみるとpHが3.9で、
白ワインとしてはかなり酸が弱い部類に入ります。
だもんで、ボケた感じで飲み飽きするし、あまり良いバランスではありません。
色もキレイだし香りもそれなりのボリュームで甘い香りが漂うし、
それに酸味は弱めなバランスなんで、「安くて華やかで酸っぱくないのが好き」「一日グラス一杯」な方にはお薦めです。
ただ、師範みたいな量をいく安ワイン者にとってはもう少し酸がないと飲みづらいです。
点数 | 68点 |
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リンク | Flying Solo Grenache Blanc - Viognier 2012 [Dom. Gayda] |