10月になりました。左写真は、先月のぶらり東京散歩の時に撮った、色づき始めた柿の実と恵比寿のサッポロビール本社。
実りの秋/お酒の秋を表現してみました・・・って無理があるか。
ところで先月の稽古は、飛ばしに飛ばして1ヵ月の稽古本数が56本。
これは安ワイン道場始まって以来ダントツNo.1の記録です。
ちなみに2位は2016年10月の51本、
3位はぐっと遡って1998年7月の50本です。
これまで安ワイン道場は「手書きhtmlによる手作りのサイト」を標榜して来ましたので、
一度にたくさんの種類を飲むと更新が滅茶苦茶大変だったのね。
でも、最近はちょっとテクノロジーを導入しまして、
excelのシートに必要事項を記入すれば自作のVBAマクロが「師範が手書きしたのとまったく同じhtml」を吐き出すようなシステムを構築しました。
これによって更新はずいぶん楽になりました。
周りからは『テクノロジーの使い方が間違っている』と言われてますけどね。
残る問題は検索性の悪さだよなぁ。現状は出身地別名鑑をブラウザでページ内検索して頂くしかありません。
各月ごとに1つのhtmlファイルになっており30本程度の要素があるような環境で、検索性を上げるにはどうしたら良いんですかね?
識者のアドバイスを拝聴したいところです。
本日は、師範&師範代の26回目の結婚記念日イヴ。
たまたま今日次女の保護者面談があって師範代が午後半休を取ったので、お祝いを一日前倒しにすることになりました。
お店は、春に高校のプチ同窓会で利用して好印象だった
東京駅真ん前の新丸ビルの中にある"eric'S by Eric Trochon(エリックス・バイ・エリック・トロション)"というところ。
なんたってココは窓からの眺めが良いのね。
左写真が店の入り口、右写真が店内からの景色(ギガ節約のために小さい写真でスミマセン)、「ザ・東京!」って感じです。
そしてこのお店、料理もなかなかイケてます。今回注文した税込み5,000円のコースの内容は以下です。
・アミューズ:パテ・ド・カンパーニュ、サーモンのマリネとクリームチーズ、白ビールのピュレ
アミューズなんですが、そこそこボリュームがあります。まずパテ・ド・カンパーニュ、美味いです
・・・ってか不味いパテ・ド・カンパーニュってあまり食べたこと無いな。どこのも平均して美味い料理ですね。
もう一品のサーモンも、やや透明がかった身質でネットリ感があって、こちらもなかなか美味しゅうございました。
・前菜1:カリフラワーのババロア(右写真)
このお店、窓からの夜景を優先するということもあるみたいで、照明がかなり暗めになっています。
なので写真を撮るにはかなり難しい環境ですね。
左写真だとなんだか良くわからないでしょうが、ムースの上にスライスしたカリフラワーが乗せられています。
どっちかというとこっちの方がアミューズっぽいなぁ、と思いました。
・前菜2:ホタテのムースリーヌ 白ワインソース キノコ添え(左写真)
「ムースリーヌ」という調理法は初めて耳にしました。どうやら「ムースをよりなめらかにしたもの」みたいですね。
師範代は『なんだか蒲鉾みたい。ホタテそのものの方が良い』などと酷評しておられましたが、
長女は『ホタテはあまり得意じゃないのでこの調理法が良い』と逆の意見。親子でもいろいろですな。
・メイン魚: マダイのポワレ ビスクナッツ・ソース(右写真)
フレンチの魚料理でしばしば感じる、特有のスパイス(アニス?カルダモン?)の香りがあって、「あーフレンチの魚食べてるぞ~」感を満喫できます。
ソースは「ビスクナッツ」と聞こえたけど、検索してもそんな単語はありませんね。
もうちょっとフレンチの調理法とか勉強した方が良いのかな?
・・・いやいや食べる立場だと常に新鮮な感動を味わえた方が幸せかも。
そんな料理に合わせて、今回は↓のワイン一本で通しております。
名称 | Riesling 2016 リースリング 2016 |
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生産者 | Dom. Marcel Deiss ドメーヌ・マルセル・ダイス |
価格 | 8,900円 (お店価格) |
購入店 | eric'S by Eric Trochon |
このお店、グラスワインの種類が豊富(10種類くらい)で平均1,000円程度ですから、
うちの家族みたいに飲む人がほぼ一人だったら、それぞれの料理に合わせてグラスで注文した方が楽しいと思います。
でも、「安ワイン道場」ゆえの特殊な事情があって・・・ってかグラスでいろいろ頼むと更新が面倒、という理由でボトルで注文します。
ワインリストには200種類以上のワインが並んでおります。安いのは5,000円以下からあって、一番高いのは1988年のロマネ・コンティが250万円。
そしてすべてのワインがフランス産です。
今回はメニュー的に魚メインの軽そうな料理が多かったのと、
師範は結婚前にフランスのアルザスに一ヵ月滞在していたこともあり(そこでワインにハマった)、結婚した頃はアルザス・ワインを良く飲んでいたので、
アルザスの白をチョイスしました。造り手の「マルセル・ダイス」は、アルザス・ワインにおける指導的立場の方ですな。
前述のように暗い照明なので色は良くわからないのですが、なんとなく黄金色っぽい雰囲気が見て取れます。
香りは、残念ながらパーッと来るような華やかさはないんだけど、百合や沈丁花といった花のような香りと、ほんのり灯油っぽいリースリングらしさが香ります。
味は、かなり甘さを抑えたドライな仕上がり。テロワールを重視する造り手らしく?土中のミネラルがそのままワインに反映したような、
カッチリとした味わいです。
いかにもフランス、そしていかにもアルザスな、ユルさや媚びる感じのない凛としたワインです。
料理に合わせて一本で、というチョイスとしては正解だったと思います。
半面、派手さの無いワインなので、ほとんど飲まない師範代にはあまりウケませんでした。
ま、自分が美味いと感じられりゃ良いのさ。
点数 | 80点 |
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・メイン肉:鴨肉のロースト(左写真)
メインの肉料理がこの鴨ですね。前回のメインも鴨でした。
やっぱりフレンチのビストロっつったら鴨だよねぇ~って感じです。
そして、写真を見比べて頂くと判るかもですが、今回の方が火入れがレアに近い感じです。
師範はこっちの方が好きだな。そして、こういう料理にはピノ・ノワールを合わせたかったな。
追加でグラス貰えばよかったなぁ、などと後になって気が付きました。
女性陣は、食後にデザート(右写真は師範代のプラリネ・シュー 800円)なんかを楽しんでおられましたよ。
ただ、残念なことにこのレストランのディナー・タイムにはコーヒーがありません。
その点がコーヒー好きな師範代には残念なご様子でした。
そんな感じの「結婚26周年イヴ」のディナー、トータルのお会計は35,000円くらいでした。内税表示でサービス料がかからないので、思いのほか安くつきます。
家族でこういうオシャレなレストランに行くと、子供たちが喜ぶのが見られてとても楽しいんだけど、
どこか「将来の彼氏のハードルを上げているんじゃないか?」という意識があったりします。
子供たちもサイゼリヤや日高屋(※)でのデートでも楽しめる感性でいてくれると嬉しいな。
両店をdisる意図は全くありません・・・ってか師範は好きだし。
本日はラグビー・ワールドカップの準決勝、日本に買った南アフリカ対ウェールズの試合があります。
師範はもちろん南アフリカを応援します。美味しいワインを造る国ですから。
そして、TV観戦前のウォーミング・アップに清酒の飲み比べ。
7月に買った寫樂の季節限定品が美味しかったので、基本を知ろうと通年商品を買ってみました。
それにしても四合瓶を消費するのに3ヵ月も掛かるって。やっぱり夏は清酒の消費量が落ちますな。食前酒にはビールを選びがちですから。
ではへっぽこテイスティングレポートです。
季節限定品の寫樂 純米吟醸 播州山田錦は、パイナップルのような甘い香りは未だに健在。清酒って日持ちがして良いですねぇ。
口に含むと、やはり缶入りパインのシロップ的な甘味を強く感じます。飲み応えのある清酒ですな。3ヵ月間楽しませて頂きました。
対する通年商品の寫樂 純米吟醸は、もう少しグレープフルーツのような柑橘類に近いシャープな香りがします。
味わいも、↑と比べると相対的にスッキリ系。なるほどこちらがベーシック銘柄という気がします。
2本続けて勉強して、「やっぱ寫樂美味いな」感を強くしました。生産量ってどうなんだろう?誰でも普通に買える銘柄だったら良いんですが。
名称 | Fish Hoek Pinotage 2017 フィッシュ・フック ピノタージュ 2017 |
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生産者 | Fish Hoek Wines フィッシュ・フック・ワインズ |
価格 | 968円 |
購入店 | イオン天王町店 |
ラグビーワールドカップ準決勝、もちろん南アフリカを応援したいわけですが、あろうことか手持ちに適当な南アフリカのワインがありません。
というわけでイオンリカーで買ってきたのがコレ、フィッシュ・フックのピノタージュ、お値段は税込み968円でした。
3桁の南アフリカ産は残念なワインであることも多いのですが、今回は仕方がありません。
師範代不在ゆえ師範が用意した夕食のメニューは、カツオのタタキのカルパッチョ風、豚肩ロースのサイコロステーキ(味付けはイオンでガーリック&チーズ味、意外と悪くない)、
ブロッコリーとトマトのサラダ、ベーコン&レタス&トマトのスープです。
色は結構しっかり、そして青みを感じる紫色。この外観から片親のピノ・ノワールは想起できませんね。
香りは正直「えぇ!これで3桁?」です。この時点で「3桁南アは一般にイマイチ」という前言撤回です。
ピノタージュらしい、ドライプルーンのような甘い果実香にチョコレートのような甘香ばしさがしっかりと香ります。
口に含むと、最初はごく僅かに炭酸のチリチリ感を感じます(でもすぐ飛びます)。
その向こうには甘酸っぱくて渋味穏やかな液体、これはアリです。
そんなに濃いワインじゃ無いですが(裏ラベルの「ミディアムボディ」表記は納得)、普通のご家庭の食卓にはかえって相性が良いと思います。
そして南アフリカのチームは接戦の上勝利!やっぱ勝利の美酒は安くても美味いよね。
点数 | 75点 |
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この週末は、師範代が義父の四十九日の法要のため帰省しているので、師範と子供たちの父子家庭。
長女はもう大学生なのでほっといてますけどね。
そして本日は新橋で次女の試験があるので、師範はその送り迎えをしております。
試験が終わるまで暇があったので、先週系列店を訪店してしてコスト・パフォーマンスの良さに味をしめたこともあり、
また日高屋(新橋烏森通店)に行っちゃいました。
新橋って、あまり外国人には人気が無いのか、歩いた限りでは東京の他の地域より外国人比率が低いんだけど、
それでもやっぱり日高屋のお客さんにはおられました。欧米人ではなく南アジア系の方でしたが。
ちなみに店員さんにも南アジア系の方いて、そのお客さんと母国語で会話されている姿は、やっぱり「国際都市東京」ですな。
・・・んなことは置いといて、今回注文したのも餃子170円と生ビール290円。合計460円也。
この170円の餃子が普通に美味いから凄いよね。ビールは一瞬で蒸発する量ですが。
ツイッターとか見ながら(&ツイートしながら)時間を潰しつつ小腹を満たすには格好のお店です。
6時30分に次女の試験も終了、二人で夕飯を食べる店として予約しておいたのが、Rigoletto Kitchen (リゴレット・キッチン)というところ。
7月の人間ドック明けに利用した横浜のお店の系列店ですな。
場所は銀座のコリドー街、先日モンプルの会で利用した「ワインバー リュミエール」にとても近い所にあります。
店内はとてもオシャレな内装で、お客さんも女子のグループやカップルがたくさん。賑わってますねぇ。
また店名に"Kitchen"と付いているだけあって、正面にデデーン!とオープンキッチンがあります。
それを取り囲むようにダイニングが配置されているんだけど、そういう構造なのでちょっとガヤガヤした感じと、
ガーリックを炒める匂いが立ち込めています。
もちろんそれはそれで美味しそうな感じではあるんだけど、真面目にワインの香りを拾いたいだとか、プロポーズを決めたいみたいな用途には向かないかもですね。
このお店(系列店含めて)の良いところは、お値段が手ごろで明確な点にあります。 例えば料理は"all \500(税別)"のタパスメニューがずらり、分かりやすく絵と説明が書かれていて、見ているだけでワクワクします (お店のサイトにも表示されています)。 そんなタパスメニューの中から、前菜として師範と次女で選んだのが下記です。
本日のシーフードカクテル | 550円(左写真) |
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ブロッコリーのアンチョビソテー | 550円 |
真鱈のブニュエロ | 550円 |
タコとセロリのセビーチェ | 550円 |
シーフードカクテルは、クリームチーズの上に海老とキャビアと香草がちょちょっと載っています。名前と中身との乖離は感じますが、美味しいのでセーフです。 ほかのメニューも全体に量は少なめですが、二人で4品も頼めばそこそこ食べた感はあります。それで2,200円ですからね。使い勝手良いですよ。
名称 | KR6 Shiraz 2017 KR6 シラーズ 2017 |
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生産者 | |
価格 | 3,025円 (お店価格) |
購入店 |
このお店、ワインも豊富です。
リストには、"House Wine Selection All \2750"と書かれた面に、泡3種/白14種/ロゼ2種/赤14種が載っています。
その面を見開くと、今度は品種別にトータル50種以上のワインが書かれています。
ワインの知識があまりない人はHouse Wine Selecitonからお店の方に相談して選べば良いし、
詳しい人は見開きの中のリストから選ぶ、という感じで使い勝手が良さそうです。
そして師範はワインの知識があまり無いもんですから2,750円均一の中から選んで、豪州産のシラーズにしました。
届いたワインを見ると、ラベルのどこにも造り手の名前が書かれていません。この店専用のラベルなんですかね?
色は、シラーズらしい濃いめの紫色で、アルコール度数13.5%ということもあり粘性もそこそこ高い感じです。
香りは、鼻で嗅ぐ分には思ったよりも弱い感じでした。
でもこれ、前述したようにオリーブオイルでガーリックを炒める匂いがフロアに充満しているので、
香りが取りづらかったのかも知れません。口に含むと、シラーズらしいスパイシーな香りがちゃんとあります。
味わいは、渋味と酸味と甘味のバランスが取れていて、なかなかいい感じです。
お店でこの値段だから、小売価格は1,000円程度なんだろうけど、結構満足度が高いです。
なにより3,000円程度のワインが30種以上もある中から選べるってのが楽しいっすね。
リゴレット系列店、「安ワイン道場」としてはお薦めです。
点数 | 75点 |
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タパス以外に注文したのは、このプロシュートとブラータのピッツァ、6インチのお値段1,430円です。
ブッラータ・チーズが真ん中にドカンと乗っていてこの値段、お得感があります。
そしてボリュームも結構あったので、これでおなか一杯になってしまいました。
前菜とピザだけでメインを頼まない客・・・もしかしてツイッターで叩かれるかな?
それ以外には次女がデザートにマンゴーのショコラパフェ 660円を注文して、トータルのお会計は8,000円ちょいでした。
開いたグラスにワインを注いだりのサービスもしてくれるのに、サービス料はかかりません。
銀座の一等地で、このお値段で気軽に食事とワインが楽しめる店として、覚えておいて損は無いでしょう。
本日は、サントリーさんにご招待頂いて、チリのワイナリー「サンタ・カロリーナ社 セミナー」に参加。
場所はなんとチリ大使公邸!・・・一介の安ワイン者に過ぎない師範がこのようなやんごとなき場所に、ウソのような本当の話です。
チリ大使公邸の場所は、南麻布の閑静な住宅街の中にあります。
このあたりって大きなお屋敷ばかりで、なんか会場に入る前から緊張しますな。でも「安ワイン者代表」として胸を張って参りましょう!
会場に入ったら、いきなりウェルカム・スパークリングとフィンガーフードのお出迎え
そして今回お招き頂いたサントリーのご担当の方やチリ大使館の方と名刺交換。
「おぃおぃ師範大丈夫か!?知らない世界に来ちゃったよ」って感じです。
ちなみにフィンガーフードはウニのサルサヴェルデ(ハーブのグリーンソース)。
ウニはチリ産らしいです。どんな感じだったか、緊張であまり味は覚えておりません。
そして、ウェルカム・スパークリングとして頂いたのが下記です。
名称 | Santa by Santa Carolina Brut N.V. サンタ・バイ・サンタ・カロリーナ ブリュット (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | Viña Santa Carolina ビーニャ・サンタ・カロリーナ |
価格 | |
購入店 |
大使公邸に入ってすぐ、ダイニング脇の広いウェイティング・スペース?で渡されたのがこのスパークリングです。
左手にグラス、右手にフィンガーフード、そこで名刺交換・・・こういう時ってどうすりゃ良いんですかね?
こんなハイソな経験はあまりないんで、オタオタしておりました。
でも、今回呼ばれた皆さんもオタオタしていたんで安心しました。
そしてこのスパークリング、何も告げられず渡されましたが、当然造り手はサンタ・カロリーナのものだろうな、とは想像ついておりました。
香りを嗅いで、ベースはソーヴィニョン・ブランが主体な気がしました。
ハーブのような涼しい雰囲気があって、シャンパーニュのようなイーストっぽさは感じない、ストレートにフレッシュな香りです。
泡はちょっとおとなしめだったかな?でも味わいは普通に甘酸っぱいバランスで悪くないです。
答えは、サンタ・バイ・サンタのスパークリングでした。これ、お値段は1,000円もしないのね。
立って飲むウェルカム・スパークリングとしてはこれで十分だと思いましたよ
点数 | 74点 |
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リンク |
Santa by Santa Carolina Brut 956円 (@amazon) |
ダイニングはこんな感じです。サントリーさんの案内では「セミナー」ってことでしたが、 これガチの「晩餐会」ってヤツじゃないですか。テーブルにセッティングされたグラスは各5脚、 本日は5種類のワインをテイスティングさせて頂けるようです。
・・・と、テイスティングの前にまずはセミナーから。今回この場所を提供して頂いたチリ大使館から、
チリ貿易振興局 日本オフィス代表のJaime Rivera (ハイメ・リベラ)さんにチリと日本の関わりについてご説明頂きました。
・南北に長い国土で豊かな自然環境に恵まれ、火山が多く地震や津波もある日本に似た環境
・日本とはサーモンやアボカドなど様々な農産物/水産物での繋がりが多い
・サーモンの養殖はそもそも日本からの技術供与がスタート
・東京ディズニーリゾートのターキーレッグもチリ産だよ
などなど、いろいろと興味深い話が聞けました。
このあたりは料理がご専門のSHIMAさんが熱心に録音しておられたんで、
きっと詳しく書いて頂けると思います(と他人任せ)
リベラさんのご挨拶と説明のあと、サントリーのサンタ・カロリーナ担当の中川さんからスライドを使った説明がありました。
そこで大変興味深かったのは、チリは南北に長いだけじゃなく、東西にも環境のバリエーションがある、ということですな。
改めて考えるとそりゃそうだよね。世界地図で見て細いっつってもそりゃ幅はあるよね。
日本も太平洋側と日本海側で全然気候が違うように、チリもそうなんですな。
マイポ・バレーとかラペル・バレーとか、チリの産地はいろいろと耳では聞くけど場所も把握すべきだな、と思いましたよ。
ちなみに、本来は今日チリのサンタ・カロリーナ社から醸造責任者の方が来日されてご説明頂けるはずだったとのことだけど、
チリでの暴動の影響でそれが叶わなくなったそうです。大変残念ですし、平和的に解決されることを願っております。
そして我々一般人が協力できることは「きちんと経済を回していくこと」だと思います。
こちらが、急遽代役で説明して頂いた中川氏。若くてイケメンです・・・ってかサントリーの中の人って美男美女が多いな。 我々との窓口を担当して頂いているマーケティングのCさんも大変な美人さんだし。やっぱりワインは美男美女になる特効薬ですな。
そしていよいよ今回の主役、サンタ・カロリーナ社に関するご説明。
創業はなんと100年以上前の1875年とのこと。
サントリーの創業が1899年らしいですから、それよりも前なんですな。
そんな歴史あるワイナリーなので、サンタ・カロリーナのワイン・セラーは国の「国定記念施設」に認定されているとのこと。
いや~、行ってみたいなぁ、サンタ・カロリーナのワイナリー。
以前のシャトー・ラグランジュのセミナーの時はラグランジュに行きたくなってます。
言い続けていればそのうち実現するんじゃないかと淡~い期待を胸にしております。
・・・ってな戯言は置いといて、いよいよテイスティングです。
今回テイスティングさせて頂いたのは、サンタ・カロリーナから今年の10月1日発売された銘柄「EST Reserva(エスト・レセルヴァ)」シリーズ。
日本の食卓を意識した、日本向けオリジナルの銘柄らしいです。"EST"という名前は、スペイン語で星を表す"Estrella(エストレージャ)"から取ったそう。
・星空の下で収穫(ナイトハーベスト)されていること
・チリは世界的に「星」がきれいに見える国であるということ
・サンタ・カロリーナのアイコンにも星が描かれているということ
・(オフレコで「日の出」を意味するコンペティターがいること)
などを理由に、この名前にしたそうです。ラベルにも星がデザインされてます。
今回テイスティングしたのは5種類ですが、そのうち2種類はまだ発売前、味わい等も最終決定されていないそうで、ここでは発表できません。
でもちょっとだけテイスティング・コメント書いてますんで、読者な皆様におかれましてはどういう品種か想像してみてくださいな。
名称 | EST Reserva Chardonnay 2018 エスト レゼルバ シャルドネ 2018 |
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生産者 | Viña Santa Carolina ビーニャ・サンタ・カロリーナ |
価格 | 1,110円 (カタログ価格) |
購入店 |
ではではテイスティング開始です。まず一本目は、白ワインの定番品種シャルドネ。ヴィンテージは2018年、産地はラペル・ヴァレーとのことです。
ちなみにお値段は、カタログ価格は1,110円ですが、我々が買う小売価格だと多分3桁になるだろうとのこと。
今回のアイテムは全てその価格です。なんか、今回のセミナーは「安ワイン道場」向けにセッティングして頂いたみたいな感じであります。
色は、そこそこしっかりしたレモン色で、若干黄金色がかった照りが見えます。なかなかキレイな色ですね。
香りは、それほど強くはないのですが、パイナップルやマンゴーといったトロピカルフルーツと、若干バニラっぽい樽香を感じます。
ここで「樽を使っているのですか?」と聞いたところ、『樽ではないのですがローストした樫の板材を入れてその風味を出しています』と正直に答えて頂きました。
この価格帯ですから、それはアリだと思います。
味わいは、甘すぎず酸っぱすぎず、適度にふくよかなバランスですね。
なるほど日本市場向けというのが分かる、柔らかな香りと味わいのワインでした。
全体にバランスも良くて好印象だったのですが、唯一気になったのは添加物として「アカシア」が使われている点です。
コレ、やっぱり必要なんですかね?入っていないものを飲んでみたいです
(「樽材はオッケーだけどアカシアは嫌い」って矛盾してますかね?)
点数 | 75点 |
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リンク |
EST Reserva Chardonnay 1,221円 (@amazon) |
そしてお待ちかねの料理です。大使館付きのシェフに、チリの食材をふんだんに使ってワインに合わせた料理を作って頂いています。
まず、↑のシャルドネと↓の新銘柄に合わせて出して頂いた前菜がコレです。
・マスのタルタル仕立て(左写真左側)
・アトランティックサーモンのセビーチェ(左写真右側)
マスの方は香草としてパクチーが使われています。パクチーってチリでもメジャーな香草とのこと。
確かに良く合っている気がしましたよ、マスとパクチーとシャルドネ。
サーモンの方の香草はディルでした。コレも↓のワインに合ってましたよ。
もう一種類の白が未発売の銘柄です。『まだ最終決定前なのでご意見を伺いたい』とのことでしたが、 師範は「もうコレで売っちゃって良いんじゃないですか?」と申し上げました。 ハーブのフレッシュな香りが特徴的な品種ですが、香りのフレッシュさはそのままに、 酸味が出過ぎない柔らかな味わいに仕上がっているところが好印象でしたよ。
名称 | EST Reserva Cabernet Sauvignon 2017 エスト レゼルバ カベルネ・ソーヴィニョン 2017 |
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生産者 | Viña Santa Carolina ビーニャ・サンタ・カロリーナ |
価格 | 1,110円 (カタログ価格) |
購入店 |
赤の1本目は、これもチリの主要品種カベルネ・ソーヴィニョンです。
産地はラペル・ヴァレー、ヴィンテージは他より1年前の2017年です。
このヴィンテージの違いは単に切り変わり目ということではなく、
カベルネ・ソーヴィニョンは若干寝かせた方が良くなるので意図的にそうしているそうです。
色は、しっかりした紫色ではありますが、赤3本の中では一番明るめで、うっすら向こうが透けるくらいの濃さです。
香りは、カベルネ・ソーヴィニョンらしい黒いベリーの香りと、これまたこの品種らしいピーマン的な青い野菜の香り。
味わいは、(サントリーさんに頂いた資料には「フルボディ」と書かれていますが)それほどの重さは無くて、
案外軽やかな印象です。
今回の5種の中では、師範は一番これが好印象でした。
日本の食卓に合わせるカベルネ・ソーヴィニョンはこれくらいのバランスが良いと思います。
そこがメリットだと思うんだけど、それに「フルボディ」と表記するのはどうなんでしょうね?
だいたいこのクラスのカベルネ・ソーヴィニョンだと「フルボディ」表記以外は見かけないから、そこで差別化できると思いますけどね。
マーケティング的にはこの文言が必要なのかなぁ(ちなみにこれには「アカシア」は使われていないようです)
点数 | 77点 |
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リンク |
EST Reserva Cabernet Sauvignon 1,221円 (@amazon) |
ワインとのペアリングの順番は前後しますが(赤ワインは3種類とも注がれているのでどれでも合わせることが可能)、
未発売銘柄の赤に合わせて出して頂いたのがこの前菜です。
・アスパラガスとベーコン レモン風味
ベーコンは薄切りにして細めのアスパラガス数本を巻いてありました。
いわゆる焼鳥の「アスパラベーコン」的な一品です。
チリの人も焼鳥は好きみたいですね。あと、ラーメンや和牛も好きだそうです。
右写真が、今回料理を作って頂き、丁寧に説明して頂いたシェフ(お名前聞き忘れ)です。 チリのご出身で、もうずいぶん長いこと日本にお住まいとのことで、日本語で説明して頂きました。 いろいろお気遣い頂きありがとうございます。
名称 | EST Reserva Syrah 2018 エスト レゼルバ シラー 2018 |
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生産者 | Viña Santa Carolina ビーニャ・サンタ・カロリーナ |
価格 | 1,110円 (カタログ価格) |
購入店 |
もう一本の赤がこちらのシラーです。カベルネ・ソーヴィニョンと見分けるポイントは、カベルネの方はスクリューキャップが赤でシラーは紫。
産地はカベルネと同じラペル・ヴァレーで、ヴィンテージは1年若い2018年です。
色は、今回の赤3本の中では一番濃くて、黒に近い紫色を呈しておりました。
でも香りのボリュームは一番おとなしかったかな?弱いというより「まだ開いていない」感じでした。
ただ、香りの雰囲気としてはちゃんとシラーらしくて、胡椒のようなスパイシーさがきちんと感じられます。
味わいは色と同じくカベルネより濃いめ。こちらは「フルボディ」との表記に違和感はありません。
カベルネ・ソーヴィニョンより1年若いからかな?まだちょっと固いような印象を受けました。
でも、こんな師範でもちゃんと違いが判るくらい、品種の特徴がきっちり表現されていたように思います。
点数 | 73点 |
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リンク |
EST Reserva Syrah 1,221円 (@amazon) |
このシラーに合わせて出して頂いたメインの1品目がコレです。
・ブランデーでマリネした鶏肉 キノコのピュレとマッシュポテトを添えて
たっぷりのマッシュポテトがいかにも南米、という感じですな・・・って南米は行ったことがありませんけど、
だいたい西洋ってマッシュポテト使いがちな印象はあります。
それに対して、キノコと鶏肉はどこか日本的な感じがしました。
ソースを使わず(チリでは常にその場で調理する料理が多いそうです)、素材の味を生かした料理だからそう感じたのかも知れません。
最後に赤の新銘柄をテイスティングしました。ゴボウのようなアーシーな野菜の香りがして、どことなく日本ワインのような印象を受けるワインです。 この品種って甘味を強く感じることが多いのですが、このワインはそこが抑えられています。 料理に合わせやすいバランスだとは思いますが、この品種らしさという意味ではどうだろう?・・・などと考えておりました。
順番前後しますが、カベルネ・ソーヴィニョンに合わせて出されたメインの2品目がコレです。
・ローストビーフ グレービーソース 蒸した野菜とともに
やっぱり南米と言ったらしっかりした赤身のビーフですよね。
現地でもビーフは当然好まれていて、人気は「牛」>「豚」>「鳥」だそうです。
カベルネ・ソーヴィニョンに合わせて、とのことでしたが、さすがに鉄板の組み合わせですね。
っていうかこの料理だったら濃い系の赤ワイン全般に合いそうです。
食後のデザートは、さまざまなベリーにクリームを添えてです。 ハーブティーに合わせて頂きました。大満足の料理とサービスを提供して頂いたチリ大使館の皆様に大感謝であります。
というような、まるで要人にでもなったかのようなディナーとワインの夕べでした。
セッティングして頂いたサントリーの皆さんにも大感謝です。
今回のワインはどれも小売価格は1,000円くらいのものだったんですが、誤解を恐れず言うならば「料理と一緒にワインを楽しむのであればこれで十分」だと思いましたよ。
もちろん高級ワインには高級ワインの良さがあって、ワイン単体で楽しんだりワイン自体のストーリーを楽しむのであれば重要でしょう。
でも、あくまで主役は料理で、それに寄りそうワインであればこれくらいの方がかえって良いんじゃないかな、とも感じました。
そういった意味では、日本の食卓に合うようにやや華やかさを抑えた今回の新ラインナップ、師範的には「アリ」だと思います。
加えて、このクラスにはぶっちゃけコノ・スルにはビシクレタやレゼルバのシリーズ、他にもコンチャ・イ・トロのサンライズなんかもあるので、
激戦区だとは思います。でも、消費者からしたら選択肢が増えることはとてもありがたいことです。
サンタ vs アルパカ vs プードゥの「動物戦争」が勃発しているワンコインの少し上のクラス、「ちょっと良いヤツ」を飲みたい時のワインとして、
ぜひ今後も各社切磋琢磨して頂ければありがたいなぁ、と思いました。
さて今回参加された皆さんのサイト/ブログは下記であります。 個別記事は随時リンクを追加していきます。同じワインを飲んだ方の感想を知ることが出来るのも、ブロガーイベントの楽しみの一つです。 ではまた次回に!
リンク追加、多分これで全部です。(2019/12/03)
まみさん | わくわくするワイン、ときどきお酒 | 記事1, 記事2、 記事3、 記事4、 記事5、 記事6 |
SHIMAさん | 簡単!節約!おしゃレシピ SHIMAのオウチカフェ | 記事 |
こんちゃん | こんちゃんの--今日は何飲もうかな-- | 記事 |
ぱんだしゅりけんさん | ワインヲタ入門生のチラシの裏 | 記事1、 記事2、 記事3、 記事4、 記事5 |
徒然わいんさん | 徒然わいん | 記事 |
エシェ蔵さん | いつかはエシェ蔵 | |
arusanchi3さん | アルさんのつまみ食い3 | 記事 |
サントリーさん | エスト レセルヴァ |
名称 | Vieux Arquets Chardonnay 2016 ヴュー・ザルケ シャルドネ 2016 |
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生産者 | Jean Vincent Freres ジャン・ヴァンサン・フレール |
価格 | 1,180円 |
購入店 | ヴェリタス?輸入直販ワイン専門店 |
昨日までの四連休、いつもは月火休肝日なんですが、それをすっ飛ばしております。
じゃぁ今日は休肝日かというとそういうわけにもいかないのが酒飲みの性ってもんであります。というわけで肝臓六連勤、お疲れ様です。
そして、水曜日は師範が夕食当番なので、本日のメニューは鳥モモ肉のオーブン焼き、昨日残りの豚ヒレカツ、もやしのナムル、またまた昨日の残りのきんぴらごぼう。
赤でも白でも良さそうなメニューですが、なんとなく気分は白だったので、フランス産のシャルドネをチョイスしました。
このワイン、格付け的には"Vin de France"、フランス各地のブドウが使われているそうです。
ショップのサイトには「良いとこ取りで超お買い得!」みたいな文言が踊っております。
色は、濃くは無いけどやや色調的に麦わらっぽさがあって、それなりの熟成感が見て取れます。
香りは、樽と蜜がブワーッと・・・は来ません。リンゴと樽と蜜ではあるんですが、ボリュームはちょっと控えめです。
味わいも、ほんのり甘くてほんのり酸味があって、旨みとコクもある中庸なバランス。
確かにフランスのシャルドネってこういう味わいですよねぇ、って感じです。
時間が経つと香りのボリュームがグイグイ増してきます。そういう点もフランスのシャルドネっぽいよなぁ。
「典型的なフランスのシャルドネ」を知るにはとても良いアイテムだと思いましたよ。
フランス各所で採れたブドウを使うことによって、期待としては「良いとこ取り」なんでしょうけど、結果的にはある意味「凡庸」になっている気がします。
でも、例えばエアラインのエコノミー向けとか、大量に均質なワインを必要とする対象にはこういう方法は有効なんでしょうね。
ソムリエ/ワインエキスパート二次試験対応で「フランス産のシャルドネ」を知りたいのであればお薦めです・・・ってちょっと時期ハズしたな。
点数 | 74点 |
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リンク |
Vieux Arquets Chardonnay 2016 [Jean Vincent Freres] 1,180円 |
本日の食前酒は、朝スーパーで見かけたこの新ジャンル。 この領域にもクラフトビールっぽいのが出てきたんですな。 師範の好みはブリティッシュより香りが華やかなアメリカンの方。でもやっぱりどこか物足りなさはあるねぇ。
名称 | TOMOÉ Shokoshi Muscat Bailey A 2017 TOMOÉ 小公子 マスカット・ベーリーA 2017 |
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生産者 | 広島三次ワイナリー |
価格 | (寄付金額:2本セット20,000円) |
購入店 | 広島県三次市 |
本日は「即位礼正殿の儀」、そして「饗宴の儀」ということで、
日本人&安ワイン者代表たる師範も饗宴の儀にエア参加します。
選んだワインはもちろん日本ワイン、それもふるさと納税の返礼品として頂いたヤツ、品種は小公子。
まさに祝賀行事に相応しいワインと言えるでしょう。
ちなみに道場における饗宴の儀の料理は、ヒレカツ、きんぴらごぼう、甘煮油揚げの卵とじ、トマトのチーズ焼き。
ちょっと饗宴っぽくないけど、んな細けぇこたぁ良いんだよ。
さて恭しく抜栓。コルクは安心のDIAM5です。
グラスに注ぐと、およそ日本ワインとは思えない、非常に濃い紫色を呈した色合いが見て取れます。まぁ紫は高貴な色ですからね、これも祝賀に相応しい。
期待を込めて香りを嗅いでビックリです。まず香りのボリュームが素晴らしい、ガンガン香ります。
ややワイルドな、野菜っぽい青さを感じる香りに、ベーリーA由来と思われるココナッツのような甘香ばしさ、
そして日本ワインらしい蔵の中のような湿った香りがあります。
味わいは、決して濃いワインじゃ無いけど、日本ワインにありがちな「薄さ」は全く感じません。
カッチリした渋味とほのかな甘味、「今飲んじゃ勿体ねぇだろ!」ってな味わいです。
コレ、3,000円以下の日本ワインだと考えるとビックリです。
とにかく香りが凄い。フランスだとグランクリュ・クラスのパフォーマンス。
そして熟成させたら明らかにもっと良くなる感じ。
小公子って山ブドウの改良品種らしく荒っぽさはあるんだけど、その粗野な感じもなんだか良いのね。
しっかりした日本ワインの赤ってやつを手軽に楽しみたい方にはグイグイお勧めします。
点数 | 82点 |
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リンク |
【ふるさと納税】厳選TOMOE赤ワイン2本セット 寄付金額20,000円 TOMOE小公子 マスカット・ベーリーA 2017 [広島三次ワイナリー] 2,970円 (@リカーズ 楽天市場店) |
名称 | Louise Dubois "1885" Pinot Noir 2017 ルイーズ・デュボワ "1885" ピノ・ノワール 2017 |
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生産者 | Louise Dubois ルイーズ・デュボワ |
価格 | 690円 |
購入店 | リカオー |
飛び石連休の中日、本日午後は次女の進路説明会に出席しておりました。こういう日は積極的にお休みを取得するスタイルです、
ってか師範一家はありがたいことにみんな身体が丈夫で病気しないのね。師範も病気で会社を休むなんてことはほとんどないわけで、
強制的に休んでいかないと「働き方改革」に反するわけですよ。
そんな感じなので夕食当番は師範、メニューはモツ鍋です。そして、本来月曜日は休肝日なんですが、「個人的ハッピーマンデー法」を適用して飲んじゃいます。
選んだのは、税込み690円の南仏産ピノ・ノワール。
「庶民のワイン研究所の所長さんが高く評価評価しておられたワインです。
色は、ピノ・ノワールとしてはかなり濃いめですね。向こうは透けますが、南仏産だとしても濃いレベルです。
香りは、過熟したイチゴと革の雰囲気。ブルゴーニュでいえば南側、シャロネーズからボージョレあたりかな・・・ってかピノ・ノワールかね?
ブラインドで嗅いだらガメイと答えそうな雰囲気です。
でも、口に含むとガメイじゃなくピノ・ノワールだと判ります。
酸味はそれほど強くないんだけど、渋味がピノにしてはカッチリしていて甘さが無いので、かなりドライな印象を受けます。
・・・と、抜栓してすぐはややネガティブだったんですが、こういうワインの良さは「一本丸飲み」にあるよね。
だんだん身体が慣れてきて、スムーズなワインに感じられるようになります。
香りのボリュームは結構あるし、値段以上の価値を感じる南仏のピノですね。
ただ、甘さが弱いこと含めピノ・ノワールに期待する享楽性が無いのが残念だな。どちらかというと「通好み」なワインかと。
裏ラベルには『軽口で非常に飲みやすいので初めてワインを飲むという方にもおススメです。』と書かれていますが、
師範は全力でそれを止めに入ります。初めてワインを飲む方は赤ワインにこういう内容は求めないはず、多分コノスルのが良いよ。
点数 | 72点 |
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リンク |
Louise Dubois "1885" Pinot Noir 2016 690円 |
名称 | Lourensford "Limited Release" Chardonnay 2015 ローレンスフォード "リミテッド・リリース" シャルドネ 2015 |
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生産者 | Lourensford ローレンスフォード |
価格 | 3,260円 |
購入店 | ワインブティックヴァンヴァン |
本日の夕食は、ヤリイカの刺身、ブリの照り焼き、焼きナス、焼きネギ、叩きキュウリ韓国風。
こんなワインには普通は清酒か甲州あたりの日本ワインを選ぶべきですが、なんといっても今日はラグビーのワールドカップ、日本対南アフリカの日なんですよ。
ツイッターのタイムラインを眺めると皆さん南アフリカ産のワインを準備されているご様子。
ならば!ということで、若干「破戒」価格ではありますが南アフリカのシャルドネと稽古することにしました。
色は、かなりパリッとした黄金色。樽の効いた若いシャルドネらしい色合いです。
香りは「待ってましたー!」な樽香。バニラ、ナッツ、ビスケット、どうとでも言い表せそうな樽感が前面に出てきます。
ただ、樽だけってこともなくて、シャルドネらしいリンゴと蜜の香りもあるんで、盛り沢山な感じの香りです。
味わいは、まず甘さはたっぷりで酸味は控えめです。粘度もあって全くもってニューワールドのシャルドネなバランスです。
このワインを稽古している途中にツイッターで「典型的樽ドネです」とツイートしたら、『一周まわってそういうの好きです』というリプライを頂きました。
たしかにそんな感じだよね。樽っぽいのって、最初好きになるけどいろいろ飲んでいくうちに「これ邪魔じゃね?」と思い出して、
でもそのフェーズを過ぎると「やっぱあった方が良いんじゃね?」ってなります。
邪念を排除すれば美味いよ~。
点数 | 79点 |
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リンク |
Lourensford "Private Selection" Chardonnay 2015 3,260円 |
ワインを飲み干しちゃってビールです。今日スーパーで買ってきたNo Side IPAというやつ、
輸入ビールみたいな感じですが実際は黄桜酒造が造るビールです。
「イベント狙いのテキトーなヤツかな」と思っていたけど、案外しっかりした苦味のIPAでした。
・・・というわけで、日本代表は負けちゃったけど、だからこそこれから南アフリカチームを応援しようぜ!です。
だって彼らが優勝すれば「そりゃしょうがないよね」ってなるし。
そのためにも南アフリカのワイン、今から買うべきです。結構どれ買ってもだいたい美味いっすよ。無邪気にお薦めします。
本日は夕方から亀戸で飲む予定があるけれど、長女は学園祭、次女は塾、師範代はお勉強、ということで師範のみ暇人。
時間があったら散歩するのが一番なんで、本日は品川から亀戸まで歩いてみることにしました。名づけて"Tokyo Downtown Walking"であります!
・・・ってそんな大層なモノじゃないですけどね。品川を出発したのは午後3時過ぎ、寄り道しながら3時間くらいかな、と見込んでおりました。
スタート地点の品川駅には、横須賀線のホームに相鉄線の電車が入線しておりました。
そういえば秋からJR-相鉄の直通運転が始まるんですな。師範のところにはあまりメリット無い、というかどちらかというとデメリットなんだなぁ。
だいたい1時間くらい歩いたあたりで浜離宮の前を通過。徳川家のお屋敷から皇室の離宮になった歴史ある公園ですが、
本日は時間が無いので入園はパス、というかこれまで一度も中に入ったことはありません。
師範がこっちに移り住んでもうすぐ30年、そろそろこういうところも足を運んでみたいお年頃であります。
浜離宮の裏手の運河側の石組み、これも江戸時代からのものだと聞いたことがあります(「ブラタモリ」で放送されたんだったかな?)。
そういうのも含めていずれジックリ訪問してみたいですな。
浜離宮から築地市場跡地(もうほぼ更地でした)前を通って、築地本願寺で一休み。
このお寺、不思議な建物ですな。「どこのインドだよ?」って感じ。
まぁ仏教の起源はインドにあるので、本来はこういうスタイルが正しいのかも知れませんが、なんか日本じゃない感じだよね。
・・・と、本堂?はそんな感じなんですが、敷地に入ってすぐのところにはちゃんと手水舎がありました。
ここで手を清めて口を清めて、なんてしていたら、水以外の燃料補給をしたくなってきましたよ。
・・・というわけで燃料補給。場所は日高屋 水天宮前店です。
日高屋、ツイッターでフォローさせて頂いている(勝沼ワイン巡りに連れて行って頂いた)ソムリエさん御用達の店ですな。
ガッツリ食べたいわけじゃないので、本日のご注文は生ビール290円と餃子170円、合わせて460円也。
安いなぁ。安いけどビールも餃子も普通に美味いっすよ。
そりゃ海外からの観光客も増えるよね。築地あたりを歩いている人の半分くらいは外国人でした。
いつの間にか日本は海外から見て「安い国」になっちゃったんだなぁ。
そんなことを考えながら歩き始めましたが、あろうことか方向が逆でした(店に入るとき道路を渡ったのことをすっかり失念)。
気が付いた時には日本橋あたりまで戻っていました。そこから亀戸に向かうとさすがに時間に遅れちゃうので、
歩いて到達は断念して東京駅から電車を使いましたとさ・・・カッコ悪。
そして本日の目的地は、亀戸横丁にあるシャンパーニュスタンド デゴルジュマン。
実は先月も伺っております。
師範代には『最近行き過ぎじゃね?』と言われておりますが、悪い友達に誘われちゃうのよねぇ~ということで本日集まった悪い友達は下記の皆さんです。
・angeloさん
・MAMIさん
・ミケさん
・Ÿんさん
・安ワイン道場師範
名称 | Poilvert-Jacques Brut N.V. ポワルヴェール・ジャック ブリュット (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | Poilvert-Jacques ポワルヴェール・ジャック |
価格 | 680円 (テイスティングセット3種で1,700円) |
購入店 | デゴルジュマン |
この店に足を運びたくなる理由の一つに、この「シャンパーニュ飲み比べセット」があるんですな。
以前は3ヵ月くらい同じ銘柄だったんで、3ヵ月に1回伺うくらいでちょうど良かったんだけど、最近銘柄の更新が早くなって月一くらいで変わってます。
そうするとねぇ、逆らえないのよねぇ。
そんな中で、ずっと変わらない銘柄がこのポワルヴェール・ジャック。
ネットショップのヴェリタス(インポーターはワインプレスインターナショナル)には「6年間熟成」と書かれているので、
これもそうだと思っていたら、店主がインポーターであるダイセイワールドに確認されたところ「中身は別物」とのこと。
え?師範ってば同じものだと信じておりました(=違いに気づいていませんでした)よ。
今回の3種、品種構成はかなり違うのに、外観には全く差がありません。どれも薄いゴールドで泡立ちも立派です。
香りを嗅ぐと、おなじみのリンゴと蜂蜜トローリ溶けてる香り。
6年間熟成ではないらしいのですが、しっかりと熟成香があって高級な感じがします。
やっぱり美味いな、ポワルヴェール・ジャック。ホント師範は負け惜しみじゃなくてずっとコレでも十分っすよ。
ビックカメラなんかでも売られていて、お値段はだいたい2,000円超くらいです。
安くて美味いシャンパーニュの筆頭銘柄としてお薦めします。
点数 | 80点 |
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名称 | Claude Cazals "Carte Or" Grand Cru N.V. クロード・カザル "カルト・オール" グラン・クリュ (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | Delphine Cazals デルフィーヌ・カザル |
価格 | 1,200円 (テイスティングセット3種で1,700円) |
購入店 | デゴルジュマン |
次のテイスティング・アイテムは、今回初稽古の造り手「クロード・カザル」。
裏ラベルに書かれた情報によれば「1894年創業、場所はメニル・シュール・オジェの中心コート・ド・ブランに位置し、責任者のデルフィーヌ・カザルは創業者の孫にあたる」
らしいです。それ以外にもきちんとテクニカルな情報が書かれていて、
品種構成は100%シャルドネのブラン・ド・ブラン、ドサージュは8g/L、デゴルジュされたのは2019年の5月だそうです。
外観は、前述したように他の2種と変わりありません。
香りは、相対的にはちょっと弱めかな?黒ブドウが無いので、そっち由来のフルーティさが無いからかも知れません。
味わいに関しても、前後の2種と比べるとやや軽め。ダイレクトにフルーツっぽさと軽い苦味を感じるので、まだ若いのかも知れません。
腐ってもシャンパーニュ、もちろん十分美味しいんですよ。でもこうやってテイスティングで出されるとおとなしい分ハンディがあるのかな。
一人でジックリ飲んだらまた違う表情が見えたのかも知れませんね。
点数 | 77点 |
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名称 | Pierre Paillard "Les Parcelles" Bouzy Grand Cru XIV N.V. ピエール・パイヤール "レ・パルセル" ブズィ・グラン・クリュ 14 (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | Antoine et Quentin Paillard アントワーヌ・エ・カンタン・パイヤール |
価格 | 1,300円 (テイスティングセット3種で1,700円) |
購入店 | デゴルジュマン |
もう1本のテイスティング・アイテムはピエール・パイヤールのちょっと高級なレンジ。
この造り手のシャンパーニュは、14年前にヴィンテージ付きのと稽古しておりました。
帰ってから調べるまで全然記憶にはありませんでしたけど。
こちらも裏ラベルにテクニカルな情報が詳しく書かれていて、品種はピノ・ノワール70%/シャルドネ30%、
ドサージュは1.8g/L、ベースのヴィンテージは2014年でデゴルジュされたのは2018年11月だそうです。
ドサージュめっちゃ少ないですね。
色は・・・同じですね。香りはかなり違います。ポワルヴェール・ジャックよりもさらに熟成が進んだ感じで、
熟れたリンゴに加えてお漬物のようなクタッとした雰囲気が香ります。
味わいもこれが一番しっかりしていますね。甘さや酸味の程度に違いは無いんですが、
旨味とコクが一枚上手な感じがします。
「ポワルヴェール・ジャックで十分だ」と言った舌の根も湿りまくっている状態で手のひらクルーするわけですが、
こっちのほうが美味いです。1杯分のお値段はほぼ2倍、そりゃそうだよねぇ~って感じ。
ただ、師範クラスの安ワイン者であればそこに2倍の差を見出すのは難しいので、やっぱり「ポワルヴェール・ジャックで十分だ」になってしまいます。
点数 | 82点 |
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今回、料理は「内容は店主にお任せの3,000円」でやって頂きました。
店主一人のワンマン・オペレーションですから、その方が都合が良いみたい。こちらで飲み会をされる方はは参考にされて下さい。
その一皿目が、このシャンピニオンのテリーヌ、師範がいつも頼むヤツです。
このキノコの香りがシャンパーニュの熟成香に合うんだよなぁ。チビチビチビチビ、いつまでも食べていたい酒の肴です。
名称 | Seriously Cool Chenin Blanc 2016 シリアスリー・クール シュナン・ブラン 2016 |
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生産者 | Waterkloof ウォータークルーフ |
価格 | 900円 (Glass) |
購入店 | デゴルジュマン |
メニューのリストに書かれたこのお店の定番グラスワインは、白2種/赤2種とも南アフリカ産です。
それ以外に「本日のグラスワイン」として黒板に書かれた銘柄もあります。
その中から師範が選んだのは、定番の方から南アフリカのシュナン・ブラン。
赤はまだ早いと思ったのと、もう一方のリントン・パークのシャルドネは稽古したことがあったのでこちらをチョイスした次第です。
色はかなり薄めです。まだ若くて、緑色の雰囲気を残した色合いでした。
香りは、洋ナシのようなフルーツ香に加えて、ほんのり焦がしたパンのような香りがあります。
良い感じの樽使いですね。味わいは、甘さも酸味も控えめだけど物足りない感じはしません。
カチッとした骨格があって、ユルさのない硬派なシュナン・ブランです。
"Seriously Cool"という銘柄名が表す通り、かなりクールな感じの白ワインです。
ただ、クールだからってスッピン素っ裸じゃなくて、軽く樽で化粧したりしているバランスはなかなかのものでしたよ。
点数 | 79点 |
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次に出して頂いた料理が、ブッラータチーズとシャインマスカット。 香りの強いチーズって、案外ワインに合わせるのは難しいものですが、胡椒とオリーブオイルが振ってあるブッラータチーズは万能ですね。 付け合わせのシャインマスカット、MAMIさんが「ジュラのワインにとても合う」と言われていました。 確かにブドウとワイン、そもそもは同じですからね。マリアージュで言えば「同性婚」ですかね。
名称 | Côtes du Jura Savagnin 2007 コート・ド・ジュラ サバニャン 2007 |
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生産者 | Les Coteaux du Val de Sorne レ・コトー・デュ・ヴァル・ド・ソルヌ |
価格 | 8,500円 (お店価格) |
購入店 | デゴルジュマン |
この日の前日、ワインエキスパート試験の合格発表があり、本日の参加者ミケさんが合格されたとのこと。おめでとうございます!
そういうこともあり、師範から皆さんへの振る舞い酒です。
店主に「なにか面白いのは無いですか?」と相談したところ、『ちょっと変わったところを行きますか』ということで出して頂いたのがコレ、
フランス東部アルプスに近いところにあるジュラのワインです。
道場でジュラのワインとの稽古経験は6回しかなくて、
そのうち4回はスパークリングでスティルは2回のみ(シャトー・シャロンのヴァン・ジョーヌとか)なので、
個人的にも大変興味があったのでこれにしました。
色は結構濃いめのレモン色で、12年の熟成が目でも感じられます。
香りは、最初テイスティングしたとき思わず「フルーツと田舎のトイレっすね」と言っちゃいました。
香りのボリュームは結構凄いんですよ、そしてマスカットのようなフルーツ香は大変立派なんだけど、その横にある厠臭がなんとも・・・って感じ。
その厠臭が飛んでくると(or自分が慣れてくると)、玄米茶やほうじ茶のような香ばしいお茶の香りがし始めます。
味わいも結構しっかり感があって飲み応えがあったので、最初の厠臭が受け入れられるかどうかに掛かっているワインです。
大抵の香りに鷹揚な(=鈍感な)師範にとっては、このワインの香りは「アリ」です。
それがもっと目立つと辛い感じでしょうけど、これくらいは許容範囲。
大変興味深いワインを皆さんとシェア出来て良かったと思います。
点数 | 81点 |
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次の料理は生ハムとソーセージ。当たり前ですけど生ハムやソーセージってケモノっぽさがあるじゃないですか、 その香りが上のジュラのイケてない香りの部分をマスクしてくれたようにも思います。マイナスを挽回するマリアージュですね。
名称 | Cuvée Misawa 2015 キュヴェ三澤 2015 |
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生産者 | Grace 中央葡萄酒 |
価格 | (Ÿんさんから) |
購入店 |
Ÿんさんは、ミケさんの合格祝いにワインを1本持ち込みされていました。
それがコレ、中央葡萄酒(グレイス)のフラッグシップワイン、キュヴェ三澤。
裏ラベルには、このワインの造り手である三澤彩奈さんが、大変キレイな文字で手書きされたメッセージがあります。
曰く『どうぞ美味しく召し上がって頂けますように。』とのこと。了解しました、心して稽古させて頂きます。
色は濃くなく薄くなくですが、緑色っぽさを感じるのは日本のシャルドネの特徴でしょうか。
香りは、注がれてすぐは「えぇ?これ甲州??」な感じでした。
まずボリュームが弱かったんですね。そしてシャルドネらしいフルーツ感は出てこなくて、吟醸酒のような感じがあったのでそう感じました。
樽香はありますけどあまり目立ちません。
味わいは、カチッとした構成でシュッとした酸、まるで日本刀を飲むような感じ。「正座して飲め」と言われているようです。
・・・と、注がれてすぐはかなり厳しめの内容だったんですが、時間が経つとかなり開いてきて、飲み終わる頃には紛れもないシャルドネな雰囲気に変化していましたよ。
「日本のシャルドネあるある」ですが、やっぱりストイックなのね。
そして、このワインに関してはもっと時間をかけて飲んだ方が良かったみたいですね。彩奈さんスミマセン。
聞けば、お値段は7,700円だったとのこと。
もちろん手間もかかるだろうしそれくらい取らなきゃ合わないんだろうけど・・・なかなか難しいですな、日本ワイン。
点数 | 78点 |
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次の料理は、本マグロのラタトゥイユ。ピノ・ノワールに合いそうなメニューですな。
というわけで(というわけでもないですが)、同席した常連の方から、我々のグループにピノ・ノワールを一杯差し入れて頂きました。
Domaine Serene "Grace" Pinot Noir 2011
アメリカはオレゴンのピノ・ノワールですが、なんかめっちゃ高級なワインらしいですよ。
師範は香りだけ嗅がせて頂きましたが「なに??これ!?香水!!」でした。
ご相伴に預からせて頂きありがとうございました。
名称 | Tsugane Merlot 2000 ツガネ メルロー 2000 |
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生産者 | Beau Paysage (Obuse Winery) ボー・ペイサージュ (小布施ワイナリー) |
価格 | (MAMIさんから) |
購入店 |
そして本日のメインがコレです。MAMIさんが持参されたボー・ペイサージュのメルロー、ヴィンテージはなんと2000年です。
"Grape grown by Beau Paysage, Sutama, Yamanashi. Produced and bottled by Obuse Winery, Nagano"とあるので、この頃の醸造は小布施ワイナリーでなされていたようです。
MAMIさんはまだこのワイナリーが出来たばかりの頃に現地で買ったそう。
いまや手に入れたくても入らない瞬殺銘柄のボー・ペイサージュ、こちらも心して稽古させて頂きます。
色は結構しっかりとしていて青みのある紫色です。もちろんエッジにはレンガ色のグラデーションがありますが、「年老いた」というほどでもありません。
でも、香りは結構年老いてましたね。皆さんの意見は一致して「醤油の香り」でした。
ミケさんは「塩辛の香り」とか言われてましたが、師範はどちらかというと紹興酒っぽさを感じましたね。
コレで味わいもヘタっていたら「はい終了!」なんですが、そうはならずにここで最後の粘りを見せて頂きました。
まだまだブドウの雰囲気を残した味わいで、甘さは無いけどレーズンやドライプルーンのようなドライフルーツの味わいがありましたよ。
「もっと早く飲むべきだったんだろうなぁ」という印象と「とはいえ今でもまだちゃんと飲めるワインだよ」という印象、そのどちらもありました。
MAMIさんは同じものをまだ所有しておられるとのこと。「転売しちゃえ!」なんて怪しからんことを言ってましたが、実際開け時は難しいですね。
コルクもボロボロでしたからね。
点数 | 73点 |
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「今日はとても状態の良い生のポルチーニ茸が入りましたよ」と店主。 見せて頂いたらこれがとても立派なのね。こんなに大きいポルチーニ茸は初めて見ましたよ。 これをソテーして頂けるとのこと。ありがたやありがたや、です。
そのポルチーニ茸が使われた料理がコレ、鴨のコンフィ ソテーしたトランペット茸とポルチーニ茸を添えてです。 写真を見てもポルチーニが写っていない・・・けど鴨の向こうにあるんですよ。写真下手クソだなぁ。 ともあれ大変美味しい一皿、ごちそうさまでした。
名称 | Niederhäuser Hermannshöhle Riesling Trocken "Magnus" 2017 ニーダーホイザー・ヘルマンスヘーレ リースリング トロッケン "マグヌス" 2017 |
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生産者 | Weingut Jakob Schneider ワイングート・ヤコブ・シュナイダー |
価格 | (スギさんから) |
購入店 |
最後のこのワインは、途中から同席されたスギさんという方からの差し入れです。
なんだかこの頃になると、カウンターのお客さんがみんな仲良しっぽくなっちゃっていました。
ドイツワインに暗い師範ですから、現場ではこのワインがどういうものか全くわからず飲んでいました。
後から調べたところによると、『造り手であるシュナイダー家は、ナーエ地域のほぼ中心に位置するニーダーハウゼン村にあり、
この地で1575年よりワイン業を営み、村周辺に広がるナーエ屈指の銘園約18ヘクタールほどの畑を所有』だそうです。
色は、レモン色というより若干黄金色っぽさを感じる色合いです。
香りは非常に洗練された花の香りがします。リースリングって、しばしばジッポのオイルや灯油のような香り
(「ぺトロール香」と言っていましたが今は言っちゃだめだそうです)がすること良くありますが、このワインからはそれは全く感じられません。
味わいは、トロッケンだけど甘味を感じます。花のような香りが凄いので、甘く感じられるのかも知れません。
いやー、良いワインを飲ませて頂きました。このワインも結構なお値段するらしいです。
こういう経験をさせて頂けて本当にありがたいですな。
ホントは師範あたりのシニア層が若い人たちに経験させてあげないといけないんだけどね。
点数 | 85点 |
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左写真は、おつまみとして出して頂いたハニーアーモンド。甘いけど香ばしくてワインに合います。肉のハナマサで売られているらしいですよ。
・・・といった感じの「悪い友だち」たちとの飲み会。でも、大学生なんかと「友だち」でいられるってのは嬉しいことだなぁ、としみじみ思います。
ちなみに今回のお値段は15,000円ちょっとでした。8,500円のワインを振る舞い酒してもこの値段ですから、相対的にはとてもお得です。
この日、我々の次のターンで北海道在住のツイッター友だち
harupiroporenさんが来店されるというので、ちょっとだけ居残ってご挨拶。
今度またゆっくりご一緒しましょう。
そして「師範!二次会の席取って待ってます!」と、今回たまたま同席したTZKさんに誘われて二次会へ。
店は、亀戸横丁を出てすぐのところにある餃子酒場 秘密基地です。
「餃子酒場」ですから、餃子をいろいろ頂きました。もちろん何を食べたかなんてほとんど覚えていません。
そういえばデゴルジュマンに伺う前に日高屋でも餃子を食べたんだったな。なんだか餃子の多い一日です。
二次会に参加したのは6名、そのうちお二人は先ほどデゴルジュマンで知り合った方です。
こうやって知り合いが増えていくのは楽しいな・・・でもあいにく連絡先をお聞きしていませんでした。
もしここをご覧であればツイッターにでもご連絡下さい。
・・・というような二次会。お会計はトータルでも10,000円くらいだったと思います(おぼろげ)。 皆さんありがとうございました!
名称 | Côtes du Rhône Village "Séguret" 2017 コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ "セギュレ" 2017 |
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生産者 | Dom. de l'Amandine (Les Familles Verdeau et Suter) ドメーヌ・ド・ラマンディーヌ (レ・ファミーユ・ヴェルドー・エ・ステ) |
価格 | 1,136円 (6本セット6,911円(10%off):単品価格2,068円) |
購入店 | 京橋ワイン |
本日の夕食は、トンテキ、鶏と野菜のクリーム煮(昨日長女が作ってくれた残り)、
ブロッコリーとトマトパプリカとロースハムのサラダ、イカフライ、ベーコンとトマトとキャベツのスープ。
昨日の残りがあるのにちょっと作りすぎたな。
そしてワインは、道場で稽古経験の少ないシラーと稽古していきましょう、ということでコート・デュ・ローヌの赤。
品種構成はシラー60%/グルナッシュ40%、先日買った『すべてパーカー【90点以上】赤ワインセット 6本』の中からの一本です。
パーカー・ポイントが93点である旨のステッカーが誇らしげに貼られています。
またツイッターで「こういうセットを買った」とツイートしたら『その中でコレは美味いです』と反応も頂いたので、期待して稽古致します。
さて抜栓、コルクはDIAM3です。色は、思ったよりは濃くなくて、やや赤みのある紫色。南ブルゴーニュの濃いヤツくらいの色合いです。
香りは「あーっ、そうそうコレコレ!」なツンッと来るフルーツ香。アメリカンチェリーとイチゴっぽい雰囲気はこれまた南ブルゴーニュ的ですが、
それ以外の胡椒のようなスパイシーな感じがブルゴーニュと違って間違いないローヌらしさを感じます。
口に含むと「美味いな、コレ!」です。渋味はそこそこ、酸味は穏やかで、顕著なのは甘味です(糖度8.2)。
アルコール度数が14%もあるのでゴクゴクとは飲めませんが、案外スムーズでスイスイ入ります。
いや~、確かに美味いわ。パリッとした主張のあるワインです。
もちろん、ローヌらしい若干の田舎っぽさ(青畳っぽさ)はありますが、
それでもこれは単品価格の2,000円でもお買い得。
さすがは師範も認める「安ワイン発掘名人」のパーカー君が93点を付けただけのことはあるな。
点数 | 81点 |
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リンク |
すべてパーカー【90点以上】赤ワインセット 6本 7,678円 Cotes du Rhone Village "Seguret" 2017 [Dom. de l'Amandine] 2,068円 |
名称 | Regaleali Bianco 2017 レガレアリ・ビアンコ 2017 |
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生産者 | Tasca d'Almerita タスカ・ダルメリータ |
価格 | 1,528円 (単品価格:2,700円) |
購入店 | Wine Market Party |
本日の夕食は、ロースハム、グリーンサラダ、刺身三品(チリ産トラウトサーモン、島根産天然マダイ、熊本産キビナゴ)、真ホッケの開き。
ワインは、先日の「ぶらり東京散歩」でゲットしたイタリアはシチリア産の白。
品種はインツォリア 47%, グレカニコ 22%, カタラット 25%, シャルドネ 6%だそうです。
このワイン、単品価格が2,700円のところ、よりどり2本で3,240円だったので「これ安くね?!」と思って買ったのね。
ところがお知り合いのまみさんがご自身のブログで稽古結果を
公開されており、
それによればアチラは税別1,300円で買っておられます。畜生め、師範ともあろう者が高値掴みしてしまったぜ!って感じです。
気を取り直して稽古開始。色は非常に薄め、粘性も低くサラリとしています。
香りは、ボリュームこそ弱めながらもフレッシュ&フルーティ系ですね。青リンゴ、甘くない白桃、潮風のようなミネラルの香りがします。
味わいは、透明感のある酸味とカチッとした旨味。後味に軽めの収斂性があって、なかなか硬派な味わいです。
シチリア島って、地中海に浮かぶリゾートなイメージがあるけど、こんな涼しげなワインも造られるんですな。
刺身とかホッケとか、およそ「なんでワインよ?」ってメニューにも問題なく合ってくれました。
これが税別1,300円なら買いだな。単品価格の2,700円はちょっと強気過ぎだけど。
点数 | 75点 |
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三連休最終日、箱根駅伝の難所で有名な権太坂にある「一力酒店」で無料試飲会が行われているというので、
道場からテクテク30分くらい歩いて伺いました。
このイベント、二年前にも参加しております。
ズラズラーッと試飲できるワインが泡白赤合わせて50種以上、
小さな紙コップでの試飲ですが、注ぐのは手酌だったりほろ酔いの常連さんだったりするので結構な量が飲めてしまいます。
それに加えて、パンやほぐした鳥の胸肉やレバーの煮物なんかの手造りおつまみもあったりして、
凄くアットホームな試飲会です。
今回は、一部ドイツの白を除いて、ほぼ全て試飲したかな?
試飲可能なアイテムはおおむね3,000円以下なので、道場の基準にピッタリはまっています。
インポーターは、モトックスとかラック・コーポレーションのものが多かったですね。
お値段的にはそんなに安くは無いんですが、こういうイベントをやって頂けるし、
丁寧な説明もあったりするので、ご近所の方にはすごくありがたいお店なんじゃないかと思います。
無料の試飲アイテム以外にも有料試飲もありましたので、思い切ってトライさせて頂きました。
名称 | Meursault "Clos du Murger" 2016 ムルソー クロ・デュ・ミュルジェ 2016 |
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生産者 | Albert Grivault アルベール・グリヴォー |
価格 | 1,000円 (グラス試飲) |
購入店 | 一力酒店 |
有料試飲のアイテムは、白が2種類(コレとマルク・コランのACブルゴーニュ)、赤がブルゴーニュが2種類とボルドーが2種類。
3,000円強のがグラスで500円/10,000円前後のがグラスで1,000円。
もちろん紙コップではなくてちゃんとしたグラスを使わせて頂けます。
なんとなく白を試飲したい気分で、ACブルはわざわざ試飲しなくても、って感じだったので、アルベール・グリヴォーのムルソー、1杯1,000円に落ち着きました。
色はそんなに濃くなくて、普通に若いシャルドネらしい色合いだったように思います。
香りは、いかにもムルソーでござい!って感じの、こってりとした厚みのある蜜香と、バニラやビスケットのような樽香。
グラスが違うってのもありますが、やっぱり明らかに無料試飲のアイテムとは次元が異なる香りです。
味わいも、甘さと酸が緻密で「濃い白だなぁ」という印象を受けました。
やっぱり美味いなぁ、アルベール・グリヴォーのムルソーは。
遠慮のない厚みと香ばしさ、典型的なムルソーの雰囲気ですね。
どこか「ルフレーヴ節」にも近い、造り手に一貫した「グリヴォー節」を感じます
・・・なぁんて判ったようなことを言いたくなる造り手です。
1本のお値段は税込み8,500円、やっぱりそれくらいしちゃいますよね。
点数 | 85点 |
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・・・というわけでアルベール・グリヴォーの購入は見送りましたが、無料試飲のアイテムの中から2本ほど調達させて頂きました。
一本は「やっぱりロゼって万能ですよね~」って感じで試飲アイテムの中で一番安かった&唯一のロゼ、
もう一本はシラーの勉強用です。
2本なんてケチ臭い客は師範くらいで、他のお客さんはケース買いみたいな感じオトナ買いされていました。
このイベント、来週末まで行われているようです。
交通の便はかなりイマイチな場所にありますが、週末散歩がてらお出かけされてはいかがでしょうか?
・・・とお礼の意味も含めてここに紹介させて頂きました。
そもそもこの三連休、「家族でどこかお寿司でも食べに行きたいね」という話になっておりました。
ところが台風19号の襲来で仕入れ的に普通の寿司屋は厳しいだろうし・・・
こういう時に「寿司欲」を軽くいさめてくれるのが100円回転寿司、ということで、はま寿司 横浜岡野店に予約して伺いました。
入口脇の看板を見ると、いつもは「本日のお薦め」にいろいろ書かれているんですが、
今日は「活〆まだい」と「活〆はまち」のみ。やっぱり入荷が少ないんでしょうね。
そんな中、本日は光物が充実しておりました。生サンマにイワシにアジにさばの押し寿司など。 左写真がその「さばの押し寿司」、『シャリ少な!』『脂乗ってな!』って感じですが、これで110円ですからね。 そこそこ味は悪くなかったですよ。
もちろんアルコールも頂いています。まずは瓶ビール(中瓶:左写真)、528円をグググイッと。
生ビールもありますが同じ値段&同じスーパードライなんで、ここは量の多い瓶一択です。
ビールが空になったら清酒、奥の松 あだたら吟醸(300ml:右写真)、748円をキュッと。
福島のお酒ですね。
軽めの味わいで、安い清酒にありがちな酒臭さが無くて、結構いい感じでしたよ。
シメは、長女が注文した家系ラーメンを少し頂きました。
ビールに寿司に清酒にラーメン、「ワンストップ」感がハンパ無いっすね、100円回転寿司って。
でも、やっぱり「回らない」寿司屋も行きたいよなぁ。
推しの店だった上大岡の「寿司割烹 鹿島」が閉店しちゃったのが痛いのね。
どなたか横浜界隈でお手頃かつちゃんとした寿司屋をご存じの方はこっそりご教示ください。
そんな感じでトータルのお会計は家族四人で6,000円台半ば。安いなぁ。
昼間の試飲会から飲み続けている師範はすっかり出来上がっておりました。
・・・で、止せばいいのになんとなく飲み足りない気がして道場に帰って飲み直し。
昼の散歩のついでにドンキで買ったBlue Moon Bergian Whiteというビール、
昨年の米国出張の際にも飲んだ銘柄です。
賞味期限が近くて1本196円で安売りされていました。
この系であれば昨日稽古したヒューガルデンの方が好きだけど、200円以下なら全く不満はありませんな。
・・・というような連休最終日。初日の休肝日を後半二日で軽く取り返した感じです。
台風19号が昨夜関東地方を直撃、幸い道場は何の被害も受けませんでしたが、土砂災害や川の氾濫などがあちこちで起きている様子。
被害に遭われた方にはお見舞い申し上げます。
昨日、一家の大黒柱?たる師範は、万が一の時に酔っぱらってて使い物にならんようじゃ沽券に係わる、ということで休肝日にしておりました。
左写真は近所の公園で倒れていた大木(今朝の散歩で撮影)。結構風は強かったみたいです。
そんな師範の心配をよそに、子供たちは「本当にあった怖い話」というテレビ番組をキャーキャー言いながら観てました。
そして『怖いから大人の寝室で寝たい』そうで、追い出された師範は次女の部屋で寝る羽目になりましたとさ。
・・・ともあれ平和な朝が迎えられてまずは安堵、です。
で、昨日は臨時の休肝日にしたので、本日は明るいうちから飲み始めます。
そして今日はラグビー・ワールドカップの日本vsスコットランド戦。
超ニワカなラグビーファンの師範ではありますが、競技によらず「熱心な日本代表ファン」でもあるので、
ここはひとつテレビの前で真剣に応援させて頂きます。
早い時間からワインを飲み始めるとすぐ飲み干しちゃうので、
食前酒の一本目は、5月に子供たちから貰った ヤッホーブルーイング の父の日限定アンバーエール(左写真)。
賞味期限は今月上旬、半年なんてあっという間ですな。
別に賞味期限過ぎても問題ないとも思うけどな。
そして2本目は、オランダ産のヒューガルデン(右写真)。
これも賞味期限は今月中ってか賞味期限が近くて安売されていたヤツです。
賞味期限の設定がかなり厳しめなおかげで、全然大丈夫なビールが安く買えるのはありがたいっすね。
名称 | Bel' Vigne Brut N.V. ベル・ヴィーニュ ブリュット (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | Fourrier-Delmotte フーリエ・デルモット |
価格 | 1,644円 (単品価格:5,184円) |
購入店 | MyWineCLUB(マイワインクラブ) |
そして本日の夕食は、鶏の唐揚げ、ナスの揚げびたし、トマトとアボカドのサラダ。
ワインは、試合前から勝利を祈念して、シャンパーニュを開けちゃいます。
モノは、ベルーナのシャンパーニュ5本セット 9,999円を2,000円引きクーポン使って税込み8,639円で買った中からの最後の一本。
今このセットは10,999円になっています。
まず外観から。色合いはちょっと赤銅っぽい赤みのある黄金色で、泡立ちは非常に立派です。
そもそも泡立ちの多いシャンパーニュの中でも、かなり激しい部類に入ると思います。
香りも立派です。リンゴとプラムのフルーツ香に、ちょっと香ばしいナッツのような香りもあって、熟成感は弱めだけどフルーティな香りがバンバン来ます。
口に含んで感じるのは、黒ブドウ比率が高いシャンパーニュらしいコクのある甘酸っぱい味わいと、キメ細かな炭酸。こりゃエエわ。
今回のセットの最後で、「こりゃちょっと1ランク上じゃね?」というシャンパーニュに当たりました。
若いけど濃いシャンパーニュで、飲み応えがあります。
なにやら金賞を受賞しているステッカーが貼られているけど、これに限っては「さもありなん」です。
単品価格の5,000円超でもきっと納得、これがセットで買値相当額2,000円以下というのは恐ろしくお買い得ですな。
セット全体で見ても、黒ブドウ比率が高くてしっかりしたシャンパーニュが多かった印象です。
「ベルーナの扱い」というと引く人もいるかもですが、このセットに関しては師範が「お買い得」の太鼓判を押します。
点数 | 83点 |
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リンク |
【 送料無料 】 すべて 金賞 ! 高級 辛口 シャンパーニュ 飲み比べ 豪華 5本 セット 第4弾 10,999円 Bel Vigne Brut N.V. 5,184円 |
↑のシャンパーニュは前半終了時点で飲み終わっていましたんで、 日本代表の勝利を祝うお酒に選んだのが、オフィシャルのビールでもあるこのハイネケンです。 いやー、凄い試合でした。ラグビー日本代表おめでとうございます!
名称 | Stark-Condé Stellenbosch Cabernet Sauvignon 2016 スターク・コンデ ステレンボッシュ カベルネ・ソーヴィニョン 2016 |
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生産者 | Stark-Condé Wines スターク・コンデ・ワインズ |
価格 | 1,561円 (単品価格:2,519円) |
購入店 | うきうきワインの玉手箱 |
台風19号は明日夜に関東地方直撃の気配。今回のは横綱級のサイズとパワーゆえかなり心配しております。
道場は高台の平地に建っているので、水害や土砂災害はまず無問題、怖いのは風害だな。
何事もないことを祈りつつ、出来る限りの準備をしております。きっと明日は臨時の休肝日だな。
何かあったときに酔っぱらってちゃシャレにならんからね。
・・・というわけで、本日のワインは今日明日分の英気を養うためにちょっと良いヤツを、
ということで南アフリカで定評のある「スターク・コンデ」のカベルネ・ソーヴィニョン。
夏前に買ったうきうきワインの「6本1万円」の福袋からの1本だけど、
コストコで売られていているのでしばしば稽古している「ヴィンヤード・セレクション」の上級バージョンですかね?
品種はカベルネ・ソーヴィニヨン85%、プティ・ベルドー8%、カベルネ・フラン3%、マルベック2%、メルロー2%、
「フレンチオーク100%の300L樽で驚異の20ヶ月熟成」だそうです。
ちなみに料理は、昨日スーパーで買った味付け済みの豚ロースにんにく味噌焼き&キャベツの千切り、
おととい師範代が仕込んだピクルス、本日スーパーで買ってきた白身魚のフライです。
さて抜栓。コルクはDIAMです。グラスに注ぐと非常に濃い青みのある紫色で、リーデルのヴィノム・ボルドーに適量注いだら全く向こうは透けません。
スワリングするとタラーリタラリ、なかなか液体は降りてきません。とにかく濃そうな外観です。
香りは素晴らしいですね。ボリュームたっぷり果実みっちり、トーストのような香ばしさもあって「気合のニューワールド・カベルネ」感満載です。
味わいは、甘味も酸味も渋味もしっかり、飲み応えたっぷりです。ただ、想像されたことではありますが、いかんせん若くて固いのね。
飲み始めはガチガチだったので、ゆ~っくり時間をかけて飲むことにしました。
というわけでゆっくり飲んで3時間・・・まだまだ全然固いです。明日以降だと開いた可能性もありますが、そこまで待つ甲斐性はありません。
ポテンシャルはあると思うんだけどね。若いうちに飲むんだったら"Vineyard Selection"の方が良いかもだなぁ。
点数 | 77点 |
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リンク |
Stark-Conde Stellenbosch Cabernet Sauvignon 2016 2,519円 |
最近、冷凍専用冷蔵庫が結構いっぱいになっております(ふるさと納税の返礼品とか、義父のストックを引き継いだ物とか)。
なので冷凍庫の在庫を積極消費すべく、本日のメニューは下記です。
1) 海老のチリソース炒め:海老が冷凍、合わせ調味料はCookDo
2) 鳥刺:鹿児島県湧水町のふるさと納税返礼品(下記リンク)、右写真
3) きんぴらごぼう(お弁当の残り)
4) 水菜のお浸し
調理担当は師範ですが、作ったのは1)と4)だけですね。
リンク | 【ふるさと納税】鹿児島特産 鶏刺しセット 1kg 寄付金額10,000円 |
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名称 | Ramanegra Malbec Rosé 2017 ラマネグラ マルベック ロゼ 2017 |
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生産者 | Legacy Wines レガシー・ワインズ |
価格 | 890円 |
購入店 | リカオー |
さてさてメインが海老チリなんでワインはアルゼンチン産のロゼ、品種はマルベックをチョイスしました。
だってほら、田崎の真ちゃんが『ワインは色で合わせなさい』なんて言うじゃないですか。
ちなみにワインはアルゼンチンですが、残念ながら海老はアルゼンチン赤海老ではなくインドネシア産のブラックタイガーです。
さて稽古開始。色は結構しっかりした濃オレンジ色です。
香りのボリュームは控えめながら、元は黒ブドウであったことがわかるイチゴのようなフルーツの香りを感じます。
味わいも結構「赤」だな。渋味も結構ありつつ、ほんのり甘味とカッチリした酸味と旨味。なかなか飲み応えがあります。
製法的にはセニエなのかな?黒ブドウの雰囲気を色濃く残したロゼです。
真ちゃんの言うように「色を合わせる」のが正解かどうかは不明だけど、今日の夕食では海老チリにも鳥刺にもきんぴらやお浸しにも合う包容力の高さを感じました。
日本でももっと流行って良いと思うけどね、ロゼ。なんといっても色がキレイだしね。
点数 | 72点 |
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リンク |
Ramanegra Malbec Rose 2017 890円 |
本日は、ツイッターのお知り合いである黒ワインさん主催の
「モンプル会」(モンテプルチアーノ・ダブルッツォだけを飲むワイン会)に参加。
会場は、銀座で一番安くワインが飲めると噂のWine Bar Lumiere (ワインバー リュミエール)さん。
いつもお世話になっております。
だいたいね、モンテプルチアーノ・ダブルッツォだけのワイン会にそんなに人が集まるわけないじゃないですか。
せいぜい数人のこぢんまりした会だと思って軽い気持ちの出来心で「参加します」と手を挙げたわけですよ。
ところが蓋を開けたら参加者はなんと18名!ツイッターのワインクラスタにはどんだけ変態さんが多いんだか、って話ですよ。
そんな大所帯なんで、会場費用が安くついてか会費はなんと3,000円ポッキリ。「なにそれ安すぎ!」問題ですわ。
さてさて用意されていたモンテプルチアーノ・ダブルッツォは、6種類3本ずつの計18本。
一人1本相当、タップリですな。
そして参加された酔狂な御仁は以下の18人です。
黒ワインさん(主催)
にゃんだよーさん(店長)
きくちあいさん
SHINOさん
MAMIさん
らぱんさん
しずくさん
mineさん
ミケさん
仲科さん
隊長さん
澤村さん
デゴ店長さん
橋本さん
むっちゃんさん
黒ワインさんのお知り合いのパティシエさん
スミマセンお名前が思い出せない方
安ワイン道場師範
名称 | Montepulciano d'Abruzzo "Dama" 2016 モンテプルチアーノ・ダブルッツォ "ダーマ" 2016 |
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生産者 | Marramiero マラミエーロ |
価格 | (希望小売価格:2,340円) |
購入店 |
もちろん最初っからいきなりモンテプルチアーノ・ダブルッツォです。
黒ワインさんが1本目に選ばれたのは、マラミエーロという造り手の物。
ちょっと調べましたが、『マラミエーロはアブルッツォ州のペスカーラに拠点を置く、アブルッツォでも指折りのワイナリーです。
醸造家にはアブルッツォを知り尽くしたロメオ・タラヴォレッリを採用し、品質の高いワインを生み出す事に定評があります。』
だそうですよ。
色は、いきなり真っ黒です・・・ですが、この後に続くワインと比べると、まだ明るめだったことが判ります。
香りは、イチゴを潰したようなベリーの香りに、ちょっとスパイスっぽい香りもあって、なんとなくオリエンタ~ルな雰囲気を感じます。
味わいは、甘くて渋くて酸っぱいですね(語彙力)。それでも、濃さと強さはありつつもどことなく柔らかさもある気がしました。
1本目なんで軽いワインなのかな~なんて思うじゃないですが、でもそんなこと無くていきなり「ガツン!」と来ました。
こんなのがこの後5本も続くのはタフだな~なんて考えておりましたよ。
点数 | 77点 |
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名称 | Montepulciano d'Abruzzo "Rocca Ventoza" 2016 モンテプルチアーノ・ダブルッツォ "ロッカ・ヴェントーザ" 2016 |
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生産者 | Cantina Tollo カンティーナ・トッロ |
価格 | (希望小売価格:1,200円) |
購入店 |
2本目ももちろんモンテプルチアーノ・ダブルッツォです。こちらの造り手はカンティーナ・トッロ。
全く知らない造り手だと思っていたけど、後で調べたら2003年に1999年産と稽古しておりました。
この造り手は、キエティ県トッロ村にある40の栽培農家が集まって1960年に設立された協同組合だそうです。
色は前のワインとほぼ同じか、ほんの少しこちらの方が明るい紫色なように見えます。
香りはずいぶん華やかです。ベリーの香りに加えて、花のような香りもあるように感じました。
そしてもっと違うのが味わいで、明らかにこちらが渋味穏やかで軽めな感じです。
でもそれって相対的な話であって、これ単体で飲めばしっかりした味わいの赤ワインだと感じているかも知れません。
このワイン、インポーターの希望小売価格は1,200円と書かれているのね(なぜか実際の小売価格はそれより高いみたい)。
それくらいのお値段だとすれば大変優秀だな。2,000円以上してもおかしくない内容だと思いましたよ。
点数 | 80点 |
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名称 | Montepulciano d'Abruzzo "Aires" 2017 モンテプルチアーノ・ダブルッツォ "アイレス" 2017 |
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生産者 | Fosso Corno フォッソ・コルノ |
価格 | |
購入店 |
3本目の造り手はフォッソ・コルノ。こちらは初稽古の造り手です。
造り手の設立は2001年と比較的新しいのですが、
オーナーのビスカルド家は、もともとドイツ市場向けにイタリアワインを紹介するエージェント業を営んでいたらしいです。
色は、前の銘柄と同じくらい、ちょっと明るめの紫色です。香りは前の銘柄より更に甘い感じがします。
そして特筆すべきは味わいの甘さ。渋味が穏やかなのでより顕著に感じられるのかも知れませんが、明らかに前の2本より甘さがあります。
グラス1杯だと大変チャーミングでよろしいんですが、ボトル1本となるとちょっと甘さが気になるかも知れません。
甘酸っぱさが前面に出ており、判りやすくフレッシュなイメージのワインです。今回の6本で、人気を二分するワインの片方がコレでした。
こちらを推す方は「甘さは正義」と仰ってましたな。
もちろんそれは真理だと思うけど、安ワイン道場的にはどうしても「ボトル1本飲めそうか」で考えちゃうんですな。
点数 | 78点 |
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料理は持ち込み自由ということで、皆さんそれぞれにおつまみを用意されておりました。
師範が持参したのは左写真の左側に写っている「崎陽軒のシウマイ」。やっぱり赤ワインだからね、肉っぽいのが食べたくなると思ったわけですよ。
他には右側に写っているラッキョのワイン漬け、ドライトマトのオリーブオイル漬け、グリッシーニ、小魚のオイル漬け、缶つま、パンいろいろ、などなど。
皆さんそれぞれに趣向を凝らしたお持ち込みで大変楽しめました。
(写真にビールの飲みかけグラスが写っていますが、実はワインの前にビールも頂いています。
というか店に向かう前に道場でもビール飲んでます。ワイン会の前には入念にアップするスタイルです)
名称 | Montepulciano d'Abruzzo "Casanova" 2015 モンテプルチアーノ・ダブルッツォ "カサノヴァ" 2015 |
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生産者 | Barone Cornacchia バローネ・コルナッキア |
価格 | (希望小売価格:1,500円) |
購入店 |
次の造り手はバローネ・コルナッキアです。ヴィンテージは2015年、
インポーターのサイトによれば『400年続く伝統的ワイナリーで、意図的にリリースを遅らせ、ボトル熟成して飲み頃になってからの出荷する』とのこと。
道場の記録を辿れば、1998年に1996年産の銘柄違いと稽古しておりますな。
その時がモンプルとの初稽古だったらしく、『モンテプルチアーノ・ダブルッツォ、良いワインって印象』なんて書いてます。
若き師範はその20年以上後にモンテプルチアーノ・ダブルッツォばかり飲むワイン会に参加するなんて夢にも思わなかったですな。
色は真っ黒です。これまでのどの銘柄よりも黒が強くて、全く向こうが透けません。
香りは、黒系のベリーっぽい香りにやや青さを感じて、どことなくボルドーあたりのワインにも近いような印象があります。
口に含むと、とにかく固い。ガッチガチです。ヴィンテージは2015年と一番古いのに、これが一番固かったですな。
これまでの銘柄と比べると、スイスイとは入っていかない頑固さがありました。
でも、それをポジティブに捉えると、これまでの中で一番本格派な感じです。
今後熟成によって良くなる伸びしろがあるように感じました。リリース、もっと遅らせても良いんじゃないでしょうかね。
ちなみにこのワイン、手違いでヴィンテージの違うもの(2014年産)が1本ありました。 でも多分そっちは飲んでないと思います。多分、ですが。
点数 | 79点 |
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名称 | Montepulciano d'Abruzzo 2016 モンテプルチアーノ・ダブルッツォ 2016 |
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生産者 | Masciarelli マシャレッリ |
価格 | (希望小売価格:1,890円) |
購入店 |
次の造り手はマシャレッリ。この造り手のワインも、
20年近く前に1994年産の「ヴィッラ・ジェンマ」という銘柄と稽古しております。
今調べたら結構高級なヤツだったみたい。師範はなんだかんだで良いワインと稽古、というか飲ませて頂いておるわけですな。
色は、前の銘柄に比べたらちょっと明るめの紫色。その前の3本と比べたくてももう飲んじゃったのでできません。
香りのボリュームはこれが一番立派でした。そして、どことなくピノ・ノワールのようなプラムっぽい雰囲気があるのね。
ブルゴーニュのピノって感じじゃないけど、南仏あたりの濃いピノな感じです。
味わいも、スーッと筋の通った酸味があって、こちらもなんとなくピノ・ノワールを彷彿とさせる感じでした。
今回の6本の中では、師範はこれがイチオシだったな。
香りが華やかで味わいのバランスが取れていて、「どこの高級ワインですか?」って感じ。
値段を調べたら2,000円しないのね。間違いなく買って損はない一本です。
点数 | 82点 |
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リンク | Montepulciano D'aburuzzo 2016 [Masciarelli] 1,672円 (@楽天 トスカニー イタリアワイン専門店) |
名称 | Montepulciano d'Abruzzo "Jolio" 2016 モンテプルチアーノ・ダブルッツォ "ヨーリオ" 2016 |
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生産者 | Umani Ronchi ウマニ・ロンキ |
価格 | |
購入店 |
「モンプル会」最後の1本が、安旨ワインの造り手として道場でも一目置いている「ウマニ・ロンキ」のヨーリオ。
この銘柄は道場でも何度か稽古しております(直近は昨年稽古した2015年産)。
コストコでも売られているので、コストコ会員の方にはおなじみの銘柄かもですな。だいたい1,500円くらいで売られているようです。
このヨーリオ、これまでの経験だと「濃くて強いワイン」という印象があったんだけど、
これだけ並べて稽古すると、案外そうでもないことが判りました。
いやもちろん濃いには濃いんだけど、もっと濃いヤツがあります、という意味で。
今回の6本の中では濃さは2番目かな(1番はバローネ・コルナッキア)。
そして、6本目ともなると細かいことは覚えていませんし、メモもヨレヨレな単語だけなので使い物になりません。
・・・という感じなのであまり参考にはならないかもですが、ヨーリオって安旨モンプルの代名詞のように言われることもあるけど、
こうやって飲み比べたら特にこれだけが傑出しているわけでもない、というのはわかりました。
というか今回のラインナップが粒ぞろいだった、というのもあるんでしょう。
チョイスした黒ワインさん、そして黒ワインさんにアドバイスされた方々に感謝です。
点数 | 76点 |
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ここで一旦会は終了。お疲れさまでした。
そもそもは「モンテプルチアーノ・ダブルッツォだけ6本なんて、師範に違いが判るわけないじゃん」と思っておったわけですが、
意外と「差」はわかるもんですな。でも、今これらの中から1本を飲んで、それがどれだったかを言い当てる自信はほぼありません。
差は判ってもそれを記憶するのは難しいよね。ソムリエ試験に臨まれている方々は大変ですな。
もちろん、そんな能力を鍛えなくてもワインは十分楽しめますよ。
・・・で、これで解散!にはなりませんよねぇ。
皆さんまだまだ飲み足りない感じなわけで、同じくリュミエールさんで延長戦。
お若い皆さんはカラオケなどに興じておられます。
名称 | Spätburgunder 2017 シュペートブルグンダー 2017 |
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生産者 | Franz Keller フランツ・ケラー |
価格 | (隊長より) |
購入店 |
このワインは、参加者のお一人「隊長」さんからの差し入れ。
「モンテプルチアーノ・ダブルッツォだけの会」にドイツのシュペートブルグンダーを持参するという、ひねりにひねった変化球の登場です。
師範も少しだけ頂きました・・・多分「少しだけ」だったと思います。18人で1本なんで、たくさん飲んでいたらゴメンナサイ。
色は、シュペートブルグンダー(フランスではピノ・ノワール)らしくやや薄めの赤紫色で、
香りや味わいは「まんまブルゴーニュ」ですな。カツオ梅のような香りとキレイな酸がしっかりあって、これがドイツ産だとは言われなければ判らないと思います。
濃い赤が続いた後にこういうのを頂くと「やっぱり軽くて明るいワインも良いよね」という気分になります。
差し入れありがとうございました。新天地でのご活躍をお祈り申し上げております>隊長
点数 | (80点) |
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名称 | Because, I'm Grenache from Southern France 2018 ビコーズ、アイム・グルナッシュ・フロム・サザン・フランス 2018 |
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生産者 | |
価格 | |
購入店 |
この他にも差し入れはあって、6月に勝沼に連れて行っていただいた橋本さんは、
日本ワインのロゼを持参されていたようです。でも、惜しむらくは師範はそれを飲んでません。写真が無いから「多分」ですが。
代わり?に飲んでいたのがこのワイン。
これ、お店から出して頂いたんですかね?それともこれもどなたかの差し入れだったのかな?
もうこの状態になると全然覚えていないんですな。もちろんどんなワインだったかも全然覚えていません。
なんだか不思議な名前のワインですね~。
というわけで「飲んだ」という証拠だけ。
どなだかの差し入れでしたら「ありがとうございました」とここにお伝えさせていただきます。
点数 | (??点) |
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・・・というようなワイン会。やっぱりお若い方々に加わってワイン飲むのは楽しいな。
何より健康診断の結果や老眼の話なんかが出ないのが良いね。
楽しさの「お返し」として、師範はこうやって書記役を担当させて頂いております。
師範のエエ加減なワインの評価は置いといても、「あの時何を飲んだっけ?」ってのが世界中から見られるのは便利でしょ?
ちなみに今回のワイン会、3,000円(+延長分は2,000円)でやって頂いております。
なぜこんなに安く出来るかというと、左にバナーを張ったように、リュミエールさんが格安で貸し切りプランを提供されているからですな。
持ち込みでワインの勉強会をしたい方とか、とても便利だと思いますよ・・・と宣伝させて頂きます。
気になる方は左のバナーをクリクリクリック!!
会はまだまだ盛り上がっておりましたが、年寄りはそろそろ退散する時間かな、と思ったんでしょうな、 今回のメンバーの中では比較的師範と年代の近いMAMIさんと9時頃に店を出たようです。 そして、ちょっと小腹がすきましたね、ってことで伺ったのが、リュミエールからほど近いところにあるすしざんまい 新橋店です。
ここで二人で飲み食いしたのは、生ビール×2、イワシ×2(右写真手前)、カンパチ×2(右写真奥)、
シマアジ、新サンマ、カキフライ。
それにお通しが2人分と消費税で、トータル3,737円でした・・・とか書くとめっちゃ覚えているみたいだけど、実際はレシート見て書いています。
でも結構美味しかったような記憶があるな。特にイワシが良かったっすよ。
・・・というような一日。皆さんお疲れさまでした。
またの機会がありましたら、性懲りもなくお邪魔させて頂きます。
本日の食前酒は、賞味期限間近の「僕ビール君ビール 満天クライマー Brut IPA」。
前回飲んだのはもう5ヵ月も前ですが、未だに柑橘系の香りが爽やかで、まだ暑い10月に最適っすな
・・・っつってももう入手することは難しいと思われます。
ヤッホーブルーイング からは、イベント的に新しい銘柄が次々と出されて消えていくけど、そういうのにはちょっと付いていけないな。
道場的には「よなよなエール」と「インドの青鬼」が飲めればいいです。
名称 | Kumamoto Wine Delaware N.V. 熊本ワイン デラウェア (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | Kumamotowine Farm 熊本ワインファーム |
価格 | 1,593円 |
購入店 | 熊本空港売店(鶴屋) |
本日の夕食は、熊本産の馬刺、産地不明のイカ刺し、大分産の天然鮎の塩焼き、茨城産の水菜と豚肉の炒め物。
中九州を産地とする食材が多いので、ワインも中九州から。
8月に伯父の葬儀で帰省した際に帰りの空港で調達した、熊本ワインのデラウェア。
熊本ワインは、先月帰省した際にもたっぷり頂いておりますが、
そういうプレミアム銘柄じゃないやつがどうなのかをお伝えするのも「安ワイン道場師範」の務めであります(キリッ!)
さて抜栓。栓は日本式の浅いスクリューキャップです。ちなみにボトルの容量も日本式で720ml(4合)です。
色はほぼ無色、デラウェアって薄紫色の皮があるけど、その色はワインには反映していないようです。
香りは・・・弱いなぁ。そもそもデラウェアって、生食する際にそれほど強い香りは感じないので、出来るワインもこうなるんでしょう。
ほんのり甘いようなブドウの香り、としか師範レベルでは表現できません。
でも味わいはそこそこしっかりしています。結構早摘みしているのかな?甘さ控えめで酸味がしっかり乗っていて、旨味もキッチリあります。
なんかこういうバランスは甲州に似ている気がするな。
悪くないんですよ、特に深みのある味わいは悪くない。そして飲み飽きないのも良きです。
ただ、ぶっちゃけこのワインで「日本ワインって凄い!」と思う人は皆無でしょう。更にぶっちゃけるとこれで1,500円はちと高い。1,000円ちょっとくらいなら納得です。
誰もがリーチできる空港の売店で買えるワインがこういうものだとすると、やっぱり「日本のワインって弱いよね」という一般の認識を払拭するのは難しいかも。
そもそも古今東西「空港売店のワインなんてろくなもんじゃない」という前提を置いといてもね。
点数 | 71点 |
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リンク |
熊本ワイン デラウェア N.V. 1,571円 (@酒シンドバッド楽天市場店) |
名称 | Montepulciano d'Abruzzo "Chronicon" 2015 モンテプルチアーノ・ダブルッツォ "クロニコン" 2015 |
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生産者 | Zaccagnini ザッカニーニ |
価格 | 1,712円 (単品価格:3,024円) |
購入店 | Wine Market Party |
本日の夕食当番は師範なんですが、メニューは焼鳥(冷凍)、インゲンの胡麻和え(朝師範代が調理済み)、カプレーゼ(切って盛るだけ)という簡単バージョン。
家庭料理なんてそんなもんで良いんっすよ。その分外食で美味しいものを食べましょう。
そんな料理に合わせて選んだのが、先週のぶらり東京散歩の途中でゲットしたイタリア産赤。
単品価格は税込み3,024円だったのが、よりどり2本で3,240円、ザックリ半額になっていたので思わずゲットしたもの。
師範はそういう「お得感の演出」に弱いんです。
そして、明後日にモンテプルチアーノ・ダブルッツォと集中稽古する席に加わる予定なので、
その予習の意味も含めて本日稽古することに致しました。
色はしっかりと濃い紫色。2015は4年前だけど、エッジまでビシッと紫です。
香りのボリュームは中くらいかな。イタリアらしいスミレの花っぽい華やかさと、ツンっと酸を感じる果実香、それに目立たない程度の柔らかな樽香を感じます。
味わいは、結構バランス重視なタイプ。それほど重くはありません。
適度な甘味と適度な酸味、そして柔らかな渋味。荒っぽいイメージの南イタリアとかなり違う洗練具合です。
南イタリアっていうと、真っ黒な色でゴリゴリに甘渋くて・・・というのを想像するけど、
このワインはもっと理性派です。スケールは大きくないけど、柔らかで包容力を感じる赤ワイン。
プーリア州のプリミティーボとかとは別物ですな。
明後日もそういうワインが用意されているのかな?それを期待しましょう・・・と柔らかなプレッシャーを。
点数 | 78点 |
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師範代も月曜には帰ってきて、通常の道場運営オペレーション状態に戻っております。
本日の夕食当番は師範で、メニューは広島県三次市へのふるさと納税の返礼品として頂いた山の芋コロッケ(左)と山芋入りメンチカツ(右)。
これらがそれぞれ10個と、小分けされた大和芋とろろが10袋ついて寄付金額は10,000円。
昨年も同じものを注文して気に入ったのでリピートしました。
揚げ物が面倒でないご家庭であれば、美味しくて便利だと思いますよ。
リンク:
【ふるさと納税】大和芋とろろと山の芋コロッケ・山芋入りメンチカツセット:寄付金額10,000円
名称 | Baron de Lestac (Blanc) 2017 バロン・ド・レスタック (白) 2017 |
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生産者 | Baron de Lestac バロン・ド・レスタック |
価格 | 1,025円 |
購入店 | リカオー |
夏の間の購入ワインは白に偏りがち、でも意外と白は飲まなかったりして秋口に白が余りがち、というのが「安ワイン道場あるある」です。
というわけで積極的に白から稽古を付けて参ります。
上記のコロッケとメンチカツ以外のメニューは、ナスとオクラの揚げびたし、ブロッコリーとパプリカとトマトのサラダ。
揚げ物メインなので、香ばしさのある白が良いと考えて選んだワインが、バロン・ド・レスタックの白です。
赤の方は先月2017年産と2016年産と稽古しています。
いずれもかなり樽の効いたワインでした。この白にも"Vinifié en Fûts de Chêne"の文字があります。
でも、安ボルドーの白ワインで樽が効いたのって珍しいよね。グラーヴあたりの高級なレンジだと経験があるけど。
興味津々で稽古します。
色は、2017年産、そしてこの値段の白にしては結構しっかりした麦わら色。粘性もそこそこあります。
香り・・・立派です。オレンジのような甘めの柑橘香の上に、はっきりとバニラのような甘い樽香が乗っています。
味わいは甘さはほぼ無く、口に含んですぐは酸味も旨味もほとんど感じず「何このヘタレ?」だったけど、口の中で時間が経つと酸味と軽い渋味が現れます。
そして後味にはどことなくケミカルな風味が残る気がします。
結構ご立派な香りの割に頼りない味わいではあるけれど、インパクトはあります。ただ、なんとなく「造られた」感じは否めません。
赤の時にも感じたけど、スーパーの棚をキープし続けるには目立った個性的が必要なんでしょう。
全体に雑な感じはあるけれど、それをも楽しむのが「安ワイン道」であります。
ちなみによくよくラベルを見ると、赤の方は"Élevé en Fûts de Chêne"(オーク樽熟成)、
こちらは"Vinifié en Fûts de Chêne"(オーク樽醸造)、樽の使われ方が違うんですな。
点数 | 70点 |
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リンク |
Baron de Lestac (Blanc) 2017 1,025円 |