赤が美味しい季節になってきました。でも白も美味しい。
Trentino Riesling '95 | White | ||||||||||
Trentino | Trentino-Alto-Adige (Italia) | Istituto Agrario di S.Michele all'Adige
\1,290 | 97/10/25 | 成城石井横浜クイーンズスクウェア店
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横浜の新名所"クイーンズスクウェア"にできた成城石井にて購入。
辛口のリースリングということで、Alsaceみたいなのを期待したんだけど… | 色は、薄いレモン色。 香りはフルーティーだけど弱い。Alsaceの、あのマスカット/花の香りじゃない。どっちかっつーと、Bordeauxの白(Sauvignon Blanc)の雰囲気。 味も、RieslingというよりSauvignon Blanc。しっかりイタリアを主張してて、 後味にミントみたいな感じが残る。 不味くはなかったけど、期待とは違っていた。 (ワインの説明ステッカー貼るのは良いけど、裏ラベルを隠すように べったり貼ると読めないじゃないですか。改善を求む>成城石井) 66点 | 自宅にて
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Ch. de Lussac '89 | Red | ||||||||||
Lussac-Saint-Emilion | Bordeaux | Ch. de Lussac
\1,980 | 97/10/05 | エノテカ
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良い年のボルドーですが、無名なため比較的安かった。 | まず、瓶口の汚れがひどく、こびりついて取れない。澱もあるし量も減ってる。 間違いなくかなり昔に漏れた痕跡ありでちょっと心配。 色は、煉瓦色を含んだ濃い紫。脚も長いんで粘性十分。 香りは「どっしり」って表現がぴったりの重い香り。 それと、(多分樽から来るバニラ香なんだろうけど)牛乳のような、乳児のような、 乳くさい香りでいっぱい。 味は、控えめだけどキレのある酸、落ち着いたタンニン、熟成から来る甘味と 三拍子揃ってるように思えるんだけど、いかんせん「舌を刺すエグみ」 がいただけません。 劣化かどうか判んないけど、 この"エグみ"さえなければトップクラスなのに、と思った。 76点 | 自宅にて
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Fleurs de Soleil "Cabernet Sauvignon" '95 | Red | ||||||||||
Oc (VdP) | Languedoc & Roussillon | Chanes
\880 | 97/10/24 | 酒奉行
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Wine Wine Wine主催、
「ネットワークを通じて会話しながら、
Cabernet SauvignonとPinot Noirの比較をしよう」
という企画の為のCabernet。 | 色は濃い紫で、やや青みがかっている。 香りは、カベルネらしいベリー香と、野良犬のような獣香がある。 (獣香は、言われて"なるほど"と気づいた) 味は、甘味、酸味とも少な目だが、渋味が口一杯に広がる。 「幅の広いタンニン」って感じ。 1時間後にやや甘味が出てきたが、2時間後には苦味が幅を利かせる。 もうちょっと良いワインで挑戦すべきだったかな。 67点 | 自宅にて
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by
師範
Fleurs de Soleil "Pinot Noir" '95 Red
Oc (VdP) Languedoc & Roussillon Chanes
\880 97/10/24 酒奉行
上記企画のためのPinot Noir。
(地方/造り手/ビンテージ全て同じで品種のみ違う)
色は、カベルネに比べると若干薄めだけど、色調は似ている。
香りは、カベルネとは全く異なり、
セメダインみたいな有機溶剤系の香りと薬草のような香り。
味は、思ったよりカベルネと似ている。苦味の感じがちょっと違って、
こっちは喉の奥のほうに「野太いタンニン」って雰囲気。
時間の経過による変化もカベルネと似ていた。
総括すると「香りは大違い、味は思ったほど変わらない」。
土地/造り手の個性って結構大きいってことが判った。
(でも、もうちょっと良いワインで挑戦すべきだったなぁ)
65点 自宅にて
22日
Libertas "Cabernet Sauvignon" '95 Red
(Coastal Region) South Africa Stellenbosch Farmars' Winery
\800 97/10/18 大岡屋酒店
晩御飯は魚の塩焼きなんだけど、どうしても赤が飲みたくて…
色はとても暗い紫で、ねっとりした感じ。
香りも重い。ちょっと埃っぽい感じもある。
味も重い。甘味が強くてイヤミなくらい、まるでジャム。
タンニンはほどほど、酸味は殆ど感じず。
「ボディは中程度で新鮮な果実味を十分に含み…」
っていう裏の説明は納得いかない。とにかく重くてベタっとしてて酸味不足。
でも、"高級ワインです"って1杯だけ出されたら私は騙されるかも。
68点 自宅にて
20日
Cotes du Venteux '95 Red
写真なし
Cotes du Venteux Cotes du Rhone Paul Jaboulet Aine
(\2,800) 97/10/20 レストラン"La Louvre"
師範代が田舎から戻って来ました。疲れてるって言うんで、
初めて行く店で御近所フレンチ。(あーぁ、やさしい旦那様)
そこで頼んだ一本。
色はしゃっきりした紫。脚も長め。
香りは、それほど強さはないものの、
Rhoneらしい硫黄っぽいスパイシーさがある。
味は、タンニン/酸/糖のバランスよく、非常に気持ちよく飲める。
時間をおくと、酸がちょい出てきて、香りも更に弱くなるけど、
とりあえず満足できる。レストランでこの値段の割には十分楽しめた。
横浜のちょっと外れにある割には料理もしっかりしており値段も安い。
ご近所の方には大お勧めの店。
今日飲んだ以外のワインのラインナップも安くて上質。
75点 御近所レストラン"La Louvre"にて
18日
Macon Loche '95 White
Macon Loche Bourgogne Verget
\1,300 97/10/05 ナショナル麻布
今日は師範代不在。自分で炊き出ししての稽古です。
(セロリスティック/殻付き生牡蠣/ポークソテーの簡単メニュー)
色はレモン色と白木の色の中間あたり。粘性低くサラッとしている。
香りは、とりあえず甘い蜜香。あんまり色々とは感じない。
味は、結構濃い。
濃いんだけど甘さとか苦さとかが溶け合ってなく、それぞれが喧嘩している感じ。
時間が経つとその刺々しさも感じなくなるけど、
やっぱり後一歩の感は否めない。
安い白は、すっきり系の方が無難な気がする。
65点 自宅にて
15日
Barolo '92 Red
Barolo Piemonte Scanavino
\1,800 97/10/05 エノテカ
平日に1800円なんて、とっても贅沢。
色は、あまり濃くなく、かなりオレンジを感じる紫。
香りは、やはりイタリアン、醤油っぽい汗っぽい香りと木の香り。
ボリューム十分だけどかなり酸っぱいんでは?と思わせる感じ。
味は、最初"酸っぱくてカナいません"状態で、
タンニンもあるけど奥から見え隠れ。
でも師範は「こいつは後程良くなる」と確信した!。
案の定、1時間もすると酸味はこなれて甘味も出てきてまろやかになった。
抜栓後時間を置く(ゆっくり飲む)ことを薦めたい1本。
74点 自宅にて
13日
Muller-Thurgau-Trocken '91 White
Thungersheimer Scharlachberg Franken Bayerische Landesanstalt fur Weinbau und Gartenbau
\980 97/10/05 The Garden 自由が丘
「"Trocken"ならドイツワインが苦手な人も大丈夫」という門下生たちの
言葉を信じて。
(師範はドイツが苦手。上記銘柄/原産地/造り手の表記もこれでよいのか不安)
色は、非常に淡く緑がかったレモン色。
香りは結構フレッシュでボリュームもあるが、
ウォッシュチーズのようなクセもある。
味は確かに甘くない。雰囲気はAlsaceに近いと思う。
酸味が結構つよく、苦みもかなり残る。
いわゆるドイツワインのイメージを覆してくれる。これなら師範も大丈夫。
(ただこのボトルはワインクーラー使えないぞ!)
68点 自宅にて
10日
Egly-Ouriet N.V. Sparkling
Champagne Champagne Egry-Ouriet
\3,380 97/10/01 銀座屋酒店
軽井沢にて深まりゆく秋と紅葉を愛でながらワインを楽しもうと思い、
持参した1本目。
このシャンパンは、「とにかく濃いものを」という友人のリクエストに応え、
銀座屋酒店で濃いものをとお願いして買ってきた。
色は確かに濃い。薄めのロゼシャンパンと見紛うほど。
香りも、パワーは無いけどなんとなく濃い雰囲気。
飲んでみると、色/香りとは裏腹に思いのほかすっきり系。
苦みとかも少なく、それほど「濃い」って感じではなかった。
色/香りと味わいとがマッチしないけどまずまずの一本。
75点 友人の別荘にて
Savigny-les-Beaune 1er Cru "Aux Vergelesses" '93 Red
Savigny-les-Beaune 1er Cru Bourgogne Simon Bize & Fils
\4,800 97/10/10 ゴトー酒店
上記軽井沢にて。赤ワイン対決Bourgogne代表。
「Bourgogneで、若くてもタンニンがギシギシしないもの」っていう注文に対して、
店の方が選んだ一本。
色はかなり薄い紫。特に下記ボルドーと比較するとロゼのよう。
香りは、ブルゴーニュらしいセメダインみたいな華やかさはあるけど、
ぱーっと飛び散らす感じはない。樽香もある。
味も、口の中にスルッと入ってきて、
奥のほうで野太いタンニンを感じる良いBourgogneの雰囲気はあるものの、
今一つ複雑さに欠ける。
美味しいんだけど、ちょっとスケールが小さい感じ。
78点 友人の別荘にて
Ch. Pibran '93 Red
Pauillac Bordeaux Ch. Pibran
\3,379 97/09/19 横浜君嶋屋
上記軽井沢にて。赤ワイン対決Bordeaux代表。
「Bordeauxで、若くてもタンニンがギシギシしないもの」っていう注文に対して、
店の方が選んだ一本。
色は、ほぼ真っ黒。粘性も十分。
香りは、Bordeauxらしい濃い色の果物の香りに、
なんとも言えない(言い方の判らない)複雑な香りがある。
味も、とても太くパワフル。中盤、苦みとも受け取れるタンニンの渋味が
幅を利かせたとはいえ、旨みがあって飲んでて楽しくなる。。
予想以上の美味しさに大満足。
83点 友人の別荘にて
Ch. Lalande-Borie '93 Red
Saint-Julien Bordeaux Ch. Lalande-Borie
(\3,400) --- 伊勢丹新宿店
上記軽井沢のために友人の奥方が買ってきたもの。これも'93だったんで、
奇しくも'93対決となった。
色は、Bordeauxにしては明るめの紫。
香りはいわゆるBordeauxの香り(説明になってない)。
味は、酸味と渋味が支配的で若々しさはあってもやや面白味に欠ける。
他の2本と比べると、ちょっと平板な印象。
翌日になっても全く変化する雰囲気無かったし。
72点 友人の別荘にて
Tokaji Aszu "3puttonyos" '92 White
--- Hungary Hugarovin
\1,480 97/10/05 The Garden 自由が丘
上記軽井沢にて、デザートワインとして。
色は薄めの琥珀色。粘性は思いのほか低い。
香りは、古くさーい香りでいっぱい。'92のくせに華やかさなど微塵も感じず。
味も、あまり上手ではなく年数を重ねた梅酒そのもの。
甘みは思ったより弱め。でもおよそ葡萄酒とは思えない、梅酒っすよ梅酒。
珍しくはあるけど、果実味など感じる余地はない。
Sauternesみたいなのを期待すると大外れ。
64点 友人の別荘にて
8日
Mercurey "La Framboisiere" '95 Red
Mercurey Bourgogne Faiveley
\1,990 97/10/05 ナショナル麻布
かなり以前、「木苺の香りがしてとても酸味が強い」というメモを
残した1本。ちなみに当時は'93で\,1680でした。
色は澄んだ赤紫。香りは弱いけれど、
ブルゴーニュらしい華やかな雰囲気がある。深く嗅ぐとアルコール臭。
で、味なんだけど…
とにかく特筆すべきは「木苺」の味。絶対します、間違いなく。
葡萄だけで作られたとは思えない木苺味。以前の印象と違って、
酸味はそれほど嫌ではない。後からボワーっと追ってくる感じ。
とにかく「木苺」味。果実味ってなんだ?って方(いないか)には超おすすめ。
78点 自宅にて
6日
Ch. Les Palais "Cuvee Bernard" '94 Red
Corbieres Languedoc & Roussillon Ch. Les Palais
\1,070 97/10/05 ナショナル麻布
なんか最近南フランスが多い(門下生第6号の影響か?)
色は赤紫、サラッとした感じ。
香りは、青臭い感じとしゃがれた感じが同居しており、結構強くきつい。
味は、ジカジカする渋味と、パワフルな酸味。
不味くはないけど、ちょっと飲みづらい。
59点 自宅にて
5日
Limoux "Cuvee de Terroir Mediterraneen" '95 White
Limoux Languedoc & Roussillon Les Caves du Sieur d'Arques
\1,480 97/09/24 酒奉行
"yy-satonaoのワイン会"を横目でチェックしながら飲んだ白。
色は、非常に綺麗で輝くレモン色。粘性も高く期待を持たせる。
香りも、樽香、蜜香があり、良質のBourgogneを想わせる。
で、味なんだけど、濃さというか、濃縮感は申し分ないけど、
いかんせん酸味が乏しい。そのため、なんとも間抜けな感じが否めない。
南のワインには特に酸味を残す醸造法が重要。このワインは酸味さえあれば
ブルゴーニュの名門に負けないと思う。
69点 自宅にて
3日
Le Gramenon '95 Red
Cotes du Rhone Cotes du Rhone Dom. Gramenon
\1,700 97/10/01 銀座屋酒店
久しぶりのCotes du Rhone。
色は、濃さは普通だけどやや青みがかった紫。
香りは、以前飲んだ"Gigondas"に近い、
非常に風変わりな香り。香りのボリュームはそれほどでもないんだけど、
スパイシーというか、新しい畳表の香りというか、とにかく風変わり。
味は、まず微炭酸を感じる。タンニンの雰囲気も風変わりで、
口の中全体が膜を張ったような、それでいてあまりきつくない渋味。
酸味は少ない。甘みはやや感じる。
とにかく風変わり。でも嫌いではないです。
73点 自宅にて