2001年報告分 | 2000年報告分 | 1999年報告分 | 1997/1998年報告分 |
キュヴェ・ミティーク 1996 もうすでに一門の方でお試しになった方もいるかと思いますが、 キュヴェ・ミティークの96はとても良かったです。 値上がりするワインが多い中で、逆に値下がりしているワインですが、 (インポーターが変わったのでしょうか?) とても¥2000以下とは思えない充実感があります。 下手なボルドーを飲むよりずっと幸せになれます。 |
---師範より---
御入門ありがとうございます。
キュヴェ・ミティーク '96は師範も以前飲んでおりますが、
いかんせんワイン会みたいな席で一杯だけだったんであまり強い印象がありません。
比較的あちこちで見かけるワインですので、今度じっくり飲んでみるとします。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
'95 Saint Romain (Verget)
Bourgogne
ムルソー好きなことを自覚し、少々近くでつくられているお手頃なものを、
と選んだのがこのサン・ロマン。
…というのは大嘘で、つくり手と値段に惹かれて購入。
この値段は一人飲みには贅沢すぎるし、1、2年とっておこう、
と思っていたものの、衝動はいつも通り抑えきれず。(^^ゞ |
SANTA BARBARA WINERY PINOT NOIR 1996
原産国 アメリカ カリフォルニア州 サンタバーバラ
最近カリフォルニアやオーストラリア、ニュージーランドなどのピノ.ノアール種にはまっています。
特にカリフォルニアのサンタバーバラ地方のピノ.ノアールはすばらしい。
フランスのブルゴーニュ地方にはない凝縮感があり香りの豊さとあいまって
とてもすばらしいハーモニーを奏でてくれます。 |
---師範より---
御入門ありがとうございます。
ライス鈴木さん(イカすお名前ですね)のご報告を読んで、ちょっと目ウロコなことがありました。
師範が新大陸産のピノを飲む場合、「いかにブルゴーニュに近いか」という基準で考えていたような気がします。
ところが貴殿は『ブルゴーニュ地方にはない凝縮感がある』と仰っしゃる。
確かに「美味いもんは美味い」ワインを探すのが目的の道場だとすると、
本場っぽいかどうかなんて関係ないですね。
いろいろと勉強になりました。今後ともよろしくお願い申し上げます。
Chateau Puech-Haut '97
産地:コトーデゥラングドック 今回は、南仏モンペリエの三ツ星(ジャルダンデサン)で飲んだワインです。
香りは多分シラーと思われる強い香り。
味わいはタンニンによる強い収斂感。
うーんこれは南仏と思わせます。 |
---師範より---
たびたびのご報告、ありがとうございます。
そうですか、三つ星レストランでも日本で1,000円台のワインが出たりするんですか。
フランスの安ワインって、
現地のスーパーとかで買うとだいたい日本の1/3くらいの値付けだった感じがしますので、
そのレストランでは相当安く出されているんでしょうね。
FRAY
産地:チリ
皆さん、いいワインを紹介なさっているので私もと思いメールさせていただきました。 |
---師範より---
ご入門ありがとうございます。
1,500円のワインに匹敵する780円のワインを探す喜び、
これぞ安ワイン者にしかわからない心の贅沢ですね。
1,500円だったらやっぱりビールより高くつく感じが否めないですけど、
780円だったらアルコール度数的にもビールよりお得感がありますからね。
美味しい激安ワイン情報、またお待ち申し上げております。
CHATEAU DE CHAMBERT '90
産地:カオール
ラベルにはマコン博やパリ博で銀賞を取ったと言うことや、
393300本の中の27602本目だよというような結構なことがいろいろと書いてあります。 これからも少しでも安うていいワインを探しますのでよろしくお願いします。 |
---師範より---
毎度のご報告、ありがとうございます。
確かに「カオールは黒ワイン」という言葉もありますように、濃いワインを想像しますね。
ただ、色は濃くても味はそんなでもない、
ってカオールを先般師範も経験しましたんで、
案外濃いのばかりでは無いのかもしれません。その辺は飲んでみなきゃ判らんですな。
ともあれご報告ありがとうございました。
Ch. de la Tuilerie VV '97
AC Costieres de Nimes
先日AC Costieres de Nimesという、きいたことのない南仏のワインで
Ch. de la Tuilerie VV 97というのを1480円で発見し飲んでみました。 |
---師範より---
ご入門、ありがとうございます。
南仏には、まだまだ「人知れずガッツのあるワイン」がありそうですね。
ボルドーとかって、なんだか背が高くてスーツを着込んだ紳士が葡萄を摘んでそうですが、
南仏だと、ズングリとしたおっちゃんが、
副業である自動車整備工場かなんかの油にまみれた作業着と爪の間が汚れた指で無造作に葡萄を摘んでそうで、
なんだか親近感があります(大偏見)
1,480円、安師範でも無理せず買えるお値段です。見つけたらゲットして稽古してみましょう。
それでは、今後ともよろしくお願い申し上げます。
モンテス・アルファ メルロー '97
価格:1,980円 値段とヴィンテージからたいしたことはないだろうと思った私にいきなりの1本背負い。 すばらしい香りの襲来です。 ブルーベリージャムのようなベリー系の甘い香りに始まり、 最後はブラックペッパーまたはナツメグのような香り(オールスパイスの方が適当かも) こんなに香りを総動員してどうするの?というかんじです。 肝心のお味も適度なこく、甘みをもちなかなかと思います。 これからの熟成も楽しみな1本でした。 |
---師範より---
再度のご報告、ありがとうございます。
モンテス・アルファ、師範も'96のカベルネ・ソーヴィニョン
を飲んでおりまして、確かそれを買う時メルローも試飲したと思います。
試飲では、カベルネのほうが良いなぁと思ってカベルネを買ったつもりが、
横浜そごうのおばちゃんにメルローを渡されてしまい(白い紙に包れているんで確認が難しい)、
翌日取り替えてもらいに行ったらお詫びに'97のシャルドネ
もくれた、というイワク付きのワインでした。
というわけで、是非カベルネもお試し下さい。あ、シャルドネは樽がきつすぎて師範にはイマイチでしたが。
Gigondas '95 (E.Guigal)
昨日大阪三越で買った1本です
コルクを抜いたときに広がる、シラー(もしかしたらグルナッシュかも)の香り。 |
---師範より---
ご報告ありがとうございます。
ジゴンダス、名前からして良いですよね、なんだか「田舎っぺ大将」的な力強さがあって。
それにしてもローヌはやっぱりギガルですか。
確かに、無名安ローヌにありがちな「濃いのは濃いんだけど、どっか抜けた部分がある」
感じがしないですものね、ギガル。とはいえ、もちろん師範はラ・トゥルク、ラ・ムーリンヌ、
ラ・ランドンヌなんてな『コレ"0"一個間違ってねぇか?』なワインは飲んだこと無いですけど。
ともあれ、今後ともよろしくお願い申し上げます。
Geyser Peak 1998 Sauvignon Blanc, sonoma counry
近所の酒屋で$9くらいでした。
ソービニヨンブランでもけっこう甘いのがカリフォルニアに多いのですが私は苦手なのでこちらの方が好きです。
暖まると薄さを感じますが普段のみには十分だと思います。 |
---師範より---
はるばる米国からのご入門、ありがとうございます。
「安ワイン道場もインターナショナルになったもんだ」と一人で悦に入っております。
ご推薦のガイザーピーク、ゲヴュルツトラミナー
なら飲んだことあるんですが、ソーヴィニョン・ブランをお勧めとのことであれば、
見つけたら(で、安かったら)ゲットし稽古してみることにしましょう。
それにしても『色もお小水のように薄い』とは、普段良いワインをお飲みのようですね。
私が飲んでる白ワインは、大抵ソレより色は薄いようです(体質か?)
話がシモに行ってしまって恐縮ですが、今後ともよろしくお願い申し上げます。
お久しぶり、門下生第二号のkazuです。
5月にオーストラリアのケアンズに行って、
オーストラリアワインに開眼しました。
そして、その後3ケ月約50種程のオーストラリアワインを集中稽古しました。 さて、稽古の結果ですが、 ほとんどのワインが外れなし。半分以上が、値段以上のパフォーマンス!! まさに「次世代を担う安ワイン産地」であると思います。 まあ、全体的に見ると、多少”厚化粧すぎる”ところもありますが、 ”濃いワイン”が流行っている現在、結構”うける”ワイン産地ではないかな? と思います。
今回、中でも印象に残った2本をご紹介致します。
ちなみに、私の見る限り、
下記3店が国内でいいオーストラリアワインを買えるお店だと思います。
|
'96 Penfolds Cabernet Sauvignon Bin407
産地:オーストラリア サウス・オーストラリア州 色は非常に深い色調の黒紫。 香りは、非常に上品でエレガント。 具体的には、ブルーベリーやカシスといった 黒果実系の果実本来からくるみずみずしい香りと、 ほのかに漂う甘くて香ばしい樽香がうまく手を結び、 何とも言えない心地よい香りを作り出しており、 いつまでグラスの中に鼻を入れていても飽きることがない。 味は、果実がギュッと詰め込まれたようないわゆる”濃い”ワイン。 タンニンも豊富で舌が痺れるほどだし、 酸味もしっかり一本筋が通っており、 どちらかというと筋骨たくましいフルボディのワイン。 それにも関わらず、柔和で円やかな味わいに感じられるから不思議。 舌触りも滑らかで、簡単にボトル1本空いてしまった。 3,000円でこれだけの香りと味を出せるならば、文句なく注)★4つ与えられる。 また"オーストラリア恐るべし”といったワインに出会えたような気がする。 ただし、30度を超えるような残暑が激しい日にはちとヘビー過ぎて辛いかもしれない・・・。 注)弊道場では、★5段階で評価を行なっており、★4つは、師範の道場の75点~83点?ぐらいに相当する。と思う・・・ |
'96 Rosemount Estate Chardonnay "Show" Reserve
産地:オーストラリア ニュー・サウス・ウエールズ州 アッパー・ハンター・バレー 色は緑を含む麦わら色。 香りは、非常に芳香であり、 部屋一面にその”クリーミー”なアメリカン・オークの素晴らしい香りが立ち込める。 よく、弊道場の感想に「クリーミー」という言葉を書いてきたが、 この香りをかいでしまった後では、 「いままでのワインはさほどクリーミーでなかったかも?」 と思えるほど、まさに”クリーミー”という言葉がぴったりのワイン。 もちろん、その奥にオーストラリア白ワインお約束のトロピカルフルーツもしっかり感じられる。 味も芳醇で果実味がギュッとつまったコクのあるリッチな味わいが特徴。 2,400円でこれだけ濃縮度があるワインにはまず出会えない。 そういった意味で、注)★4つ。ただし、悪く言えば、かなりの厚化粧。 「残暑厳しい蒸し暑い夜、ビールの代りにすっきりとした白ワインを!!」 という時にこのワインを選択してしまうと、ヘビーすぎて全部飲めないかも? ただし、「赤の代替えとしてしっかりとした白ワインを」 といった時にはまさにうってつけのワイン。 そういった意味で、飲むタイミングと飲む人を選んでしまう値段の割に贅沢なワインである。 |
---師範より---
お忙しい中、ご報告ありがとうございます。
五回目のご報告は門下生最多、さすがはkazu殿、人気道場の主宰者であられるにもかかわらず謙虚な御姿勢、
まさに優良門下生であります。
貴道場は師範も毎週拝見させて頂いており、
最近kazu殿が豪州へ傾倒しておられるのに注目しておりました。
「厚化粧」と書かれておられますように、確かに師範も豪州産の白ワインには
『ニッコリ笑って大股開きのPlayboy系白人ヌード』的な大味さを禁じ得ないのですが、
50本も飲まれた中でのお勧めとあれば、なかなか期待大であります。
あ、「3,000円は破戒価格かも?」とご心配でしたが、当道場の基準は『税抜き3,000円以下』でありますゆえ
ぎりぎりセーフでございます。
ともあれありがとうございました。今後ともよろしくお願い申し上げます。
LA ROSINE '96 (Michel Ogier) 価格:お店で飲んで5500円・横浜君嶋屋で2000円台後半だそうです
外で飲んでいるので、正式な稽古報告にはならないと思うのですが、
とても良いワインだったのでお勧めです。
良いシラーってあまり飲んだことが無いのでわかりませんが、
わたしが普段飲む重いがーんとスパイシーなシラーとはぜんぜん違う。
エレガントで軽くて、ほんのりスパイシーでクラクラするくらいの甘い芳香。
高価なブルゴーニュワインのような、すごく色っぽいワインです。
3倍お金を払ってエルミタージュを飲むなら、
多少の渋みを我慢してこのヴァンドペイを頂くほうが100倍しあわせ!
今直ぐでも会社サボって横浜まで買いにいきたいくらいです(いつもサボってるのですがね)。 |
---師範より---
毎度のご報告ありがとうございます。
やっぱりワインは香りですよね。
良い香りのワインだったら空中に撒き散らすのが惜しいからグラスに鼻突っ込んで嗅いじゃいます。
2,000円台後半のヴァン・ドゥ・ペイ、
普通だったら二の足を踏むお値段ですけど、たねもり殿のお勧めとあれば是非稽古してみましょう。
またよろしくお願い致します。
フラスカーティ・サンタテレーザ (フォンタナカンディーダ)
産地:イタリア・ラツィオ州 水のように淡い、スッキリした味わいが持ち味のフラスカーティのなかで、 その個性を失うことなく繊細な白い果実の香りと、 単純でない口当たりとしてのかすかな甘味を感じさせます。 |
I Quattro Mori (カステルディパオリス)
産地:イタリア・ラツィオ州
ぶどうはシラーズ(珍しいでしょうイタリアで。) |
---師範より---
ご報告ありがとうございます。
フラスカーティ、そういえば道場には一度も登場しておりません。
以前、なんだかその「水のように淡い、というか薄っぺらい」ワインにばかりあたりまして、
どーも敬遠しておったという具合です。美味いフラスカーティがあるとのこと、
是非見つけたら稽古してみます。
もう一本のシラーズ、確かにイタリアでシラーズとは珍しいですね。
師範も一度イタリアのシラーは飲んだことあるんですが、
シラーズはさすがにありません。現地にしか売ってなければ、ちょっと稽古は難しいかもですね。
ともあれ、今後ともよろしくお願いします。
Vinas Del Vero Pinot Noir '95
産地:スペイン(のどこかはメモリ忘れ)
スペインのピノ、ってだけで珍しくて思わず買ってしまった。 で、味の方だが、これも酸味があって上品。安ワインにありがちな、 典型的な濡れ雑巾というか、そういった味わいはまったくなし。十分に楽しませてくれる。 まあ、「変わる」とかそういうことはなく、 いろいろと混ぜモノをしてピノっぽい作りをしている感じは否めず、 後味に残る甘ったるさによってだんだん飽きてくるのではありますが、 この値段でこの味なら文句なしでしょう。 香りは最後まで落ちることなく、バンバンに「もういい」ってくらい、 振りまいてくれますので、「ワイン飲んだ!ピノ飲んだ!」って気にさせてくれます。 |
---師範より---
がぶ飲み界では知らぬもの無し、「がぶ飲み姫JIVE」の名を欲しいままにするoriori殿の、
満を待してのご登場、ありがとうございます。
師範のような、「ワイン語」に疎い人物にも手に取るように分かるバッチリ報告で、
『なんとしても飲まねば!』と思わせてくれました。スペインのピノ、
まだ飲んだことありません。最近新大陸ピノとかは積極的に稽古してたりしますんで、
ぜひこのワインも稽古させていただきます。
ともあれご報告ありがとうございました。今後ますますのご活躍をお祈り致します。
LE VOLTE '96
去年の秋、エノテカ通販で購入。
あのトスカーナを代表するスーパー・ヴィノダターボラ、オルネライアのセカンド。
サンジョベーセとカベルネ・ソーヴィニヨンのブレンドで、
樽はオルネライアで使った樽を使用しているらしい。 結論としては、ミートソース系のパスタ (私は、リングィーネの頬肉の煮込みのミートソースに合わせました。) や肉料理なんかと気軽に合わせられる赤として、お薦めできます。 また、これからトスカーナのスーパー・ヴィノダターボラを いろいろ試してみたいという人のための入門ワインとしてもいい選択だと思います。 ただ、現在、市場に出回っているのは97年のものだと思います。 (値段も若干高くなっているかも?) 2ヶ月ほど前に97年を飲んだときは、96年よりもヴィンテージとしてはいいはずなのに、 ちょっと果実味が薄く感じられ、バランスも悪く感じました。ボトル差もあるかもしれませんが、 ラベルのデザインが97年から変わっていることもあり、 生産ロットを増やし過ぎたのでは?と勘ぐりたくなります。 これについては、もう一本買ってあるので、近日中に再稽古し、報告させていただきます。 |
---師範より---
再度のご報告、ありがとうございます。
ソムリエさんもビックリのキッチリコメント、いやはや参りました。
ご本尊のオルネライアの方はちょっぴり飲んだことあるんですが、
なかなかガッツあるワインで好印象でした。
セカンドも造ってるんですね。勉強になります、はい。
今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。
95年、96年のブルゴーニュは赤、白ともに素晴らしい出来だと思うのですが、
特に96年の赤は最近では出色の出来だと思います。
それはただのブルゴーニュ・ルージュを飲んでもわかります。 ここ2,3ヶ月の間にテイスティングした3000円以下のブルゴーニュの赤で良かったモノをあげますと・・・。
|
Bourgogne les bons batons '96
Philippe Leclerc
私は樽がガンガン利いたゴムっぽいブルゴーニュは苦手で、
このフィリップ・ルクレルさんもどちらかというと苦手な部類の方に入るんですけど、
「まあ、果実味のしっかりした96年だから試してみる価値はあるか?」
と思って買ってみました。
香りの主体は期待したとおり、ゴムのような樽香。
でも以前稽古した93年のモノのようなドギツさはありません。
まぁ、ブルゴーニュ・ルージュにしてはやや樽香がきつめかなと思えるくらいで、
ちょっと拍子抜け。
ベリー系の香りに混じって、柑橘系やハーバルな香りも少し。
味わいは甘い果実と酸味がいいバランスを保ち、、ボディもわりとしっかりしている方。
後味に酸と、軽いタンニンの収斂をを感じるが嫌みではなく、するする飲める。
あの、忘れもしないリリース当初の93年の強烈さを考えると、
「フィリップさんどうしたの?」というぐらいの変貌ぶり。
ヴィンテージの性格の差はあると思うけど、
醸造方法でも変わったのかと思えるぐらい。 |
Bourgogne '96
Rene Leclerc
ルネさんは上で紹介したフィリップさんの兄弟(多分、弟?)。
パーカーさんの本によると「兄がとってもエキセントリックな性格なんで、
袂を分かって自分のドメーヌを興した」らしい。
ルネさんのワインの素晴らしさは、
ジュブレイ・シャンベルタン・コンボーモアンヌの80年や88年、90年のモノで経験済み。 |
Bourgogne Hautes Cotes de Nuits '96
Gros Frere et Soeur
あのグロ一族のドメーヌの一つ。 |
---師範より---
入門ありがとうございます。
師範も、'96のブルゴーニュは、安い系だと今飲んでもバツグンなものが多いんで嬉しく思っております。
フィリップ・ルクレールのボン・バトン、師範も
'94,
'94,
'95と飲んでおりますが、
どうもワインの状態が悪かったり、自分の状態が悪かったり(大酔っ払っい状態)ってな具合で。
'96は良いということなので、是非稽古してみます。
ルネ・ルクレールはジュヴレ・シャンベルタン '78
をワイン会で一杯だけ飲んだことある以外、まともに稽古したことはありません。
あんまり安いの見かけないですね、この人の。
オート・コートのコメントで、『グラも結構あります』と書かれてますが、"グラ"ってなんですか?
(すんません知識無くて…)
まずはご報告ありがとうございました。今後ともよろしくお願い致します。
NEIL ELLIS ELGIN Pinot Noir 1997
NEIL ELLIS WINES (JONKERSHOEK STELLENBOSCH)
師範がお飲みになった種類のNEIL ELLISとは大分ラベルのデザインが違います。 |
UNDURRAGA Pinot Noir 1997
VINA UNDURRAGA 腋臭っぽい香だが全くいやではなく、ニールエリスっぽい香と味で結構似ているという印象を持ちました。 ただし、タンニンがチョコレートっぽいという印象はありません。 ちなみにカベルネも飲みはじめてすぐはブドウの種を噛んだ時のような苦いというか埃っぽいかおりがするのですが、 時間が経つとピノと同じ傾向の香が出てきます。 |
---師範より---
丁寧なご報告、ありがとうございます。
ニール・エリスでお感じの「チョコレートっぽさ」って、
ソムリエ的なコメントのページとかでみたことはあるんですけど、師範は実感したことがありません。
これは一度試してみるべきですかね。
ウンドラーガに関しては、師範も飲んだことがあります。
残念ながら師範にはあまりヒットしないワインでした。
まぁワインの嗜好はひとそれぞれ、師範と異なる意見が「門下生報告」にあれば、
当道場のフトコロも深くなるってもんですね。
ともあれ、今後ともよろしくお願いいたします。
追伸:ルイジ・ボスカ、師範は飲んだこと無いんですけど、結構イケるらしいですね。
でもあれはアルゼンチンのワインではなかったかと…
Saint Rhyton(セイント・リュトン)CABERNET SAUVIGNON SPECIAL RESERVE 1992
産地:ブルガリア、Sliven地区
色、ワインレッド ^^; 香りには樽からくるらしいヴァニラっぽい甘さがある。
1年ほど樽で熟成させた とあるが、強烈な香りではなく、
少し控えめな、心地よささえ感じさせるような香り。
口当たりは優しいが、タンニンの収斂味も感じ、矛盾するようだが粉っぽさみたいなものも感じる。
舌の上で転がすようにしてみると果実味も結構あり、なかなかよろし。
ブラインドさせられたら、メドックからサンテミリオンよりのどこか というかも。
時間がたつと香りにたばこっぽいものが感じられる。 |
---師範より---
毎度ご報告ありがとうございます。
ブルガリア産は、セイント・トリフォンやドメーヌ・ボイヤールを飲んだことがありますが、
総じてヨーロッパものの良さを持ってて、
かつコスト・パフォーマンスの良いワインが多い気がしております。
(もちろん例外もあるみたいですけど)
ご推薦のセイント・リュトンも1,100円で"SPECIAL RESERVE"なんてうれしいですね。
近いうちに稽古してみます。
それでは、今後ともよろしくお願い致します。
Ch. de Musset '90
LALANDE DE POMEROL
大きな仕事を終えた帰り道、店の隅に置かれた1本のシンプルなエチケットに思わず目を奪われた。 |
---師範より---
ご報告ありがとうございます。
で、この"Ch. de Musset"、調べたら師範も昨年
飲んでおりました。どーもガブガブといっちまったらしく、
開く前に飲み終えてるようですし、
『カベルネが多いって感じ』なんて全くヘベレケなコメントを残してはおりますが…
ともあれご報告ありがとうございます。
鈴木殿が「どうしても発見したい」と考えておられるこのワイン、
読者な方で万が一見かけた御仁がおられましたら是非ご連絡下さい。
Le Charme Labory '95 ボルドー / \1,980 (やまや)
高騰95ボルド-の中でめずらしいお勧め情報です。
|
---師範より---
前回分の訂正を含め、毎度のご報告ありがとうございます。
いわゆるボルドー有名シャトーのセカンドワイン、
以前はあんまり良いのに当らなくて『やっぱ"上のより落ちる"と判断された以上半端モンは半端モン、
有名料分高いのかいな?』なんて思っており、
無名シャトーがマグレ当たりで造ったワインの方が良さげな印象を持っておりました。
んが最近は『下手糞が一生懸命造ったのより名人が片手間に造ったものの方がよろしゅうございますわねぇ』なんて気になっており、
パワフルなセカンドワイン情報、なかなかグッドであります。
また今後もよろしくお願い致します。
Single Peak Merlot/Cabernet Sauvignon '95?
ニュージーランド 980円(やまや渋谷店) |
Single Peak Pinot Noir '95?
ニュージーランド 980円(やまや渋谷店) |
---師範より---
入門ありがとうございます。
ニュージーランド産ワイン、師範は過去2種しか飲んだことありません。
チリ産みたいにこれから輸入が増えると良いですなぁ、安ウマワインの産地であれば。
ともあれ、今後ともよろしくお願いいたします。
Zeller Schwarzkatz Q.m.P KABINETT
Carl Sittmann/ドイツ、モーゼル・ザール・ルーヴァー \2,000くらい |
---師範より---
お久しぶりでございます。
赤いボトル、そりゃドイツワインじゃなくても珍しいと思います。
これまでドイツワインはあまり飲まなかった師範ですが、
最近ちょっと良いかも、なんて思っておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。
Bourgogne Pinot Noir de Vieilles Vignes '96
購入日:1999/2/20
|
---師範より---
詳細なご報告ありがとうございます。
このブルゴーニュ、師範も以前飲んで結構好印象でした。
確かに、若いブルゴーニュにはゴムっぽい腋臭っぽい香りがありますね。
でも師範はその香りが嫌いではありません(…って、モノホンのゴムや腋臭の匂いは嫌いですけど、
あくまで"ワインのソレ"という意味で)
ブルゴーニュって、抜栓後かなり時間が経つと極端に酸っぱくなるイメージがあるんで、
あんまり翌日持ち越しすることはないんですが、「2日目が良かった」ということですので、
そういうワインに出会ったら試してみます。
今後ともよろしくお願い致します。
CHATEAU LA CARDONNE (シャトーラカルドンヌ)'92
赤/Medoc [Cru Bourgeois] (France) やや茶色がかったガーネット色で、ベリー系の果実味があり、 2,3日たつと非常に落ち着いています。 今まで飲んだボルドーの安ワインの中では、NO.1のような気がします。 |
TRAPICHE (トラピッチェ) Syrah Oak cask GOLD LABEL '96
赤/Algentine 大阪のワインミュージアムに行ったときに買ったワインです。 嘘かホントか、トラピッチェ社の限定品みたいなことが書いてありました。 味は、濃くて力強くフルボディタイプです。しかし、嫌にならない味で、 濃いのが好きな私にとっては、かなり好印象です。 |
---師範より---
再度のご報告ありがとうございます。
御勧めの2本目、トラピチェの高級品は、つい先日(98/02/20)酒屋で見かけて
「うーん買おうかなぁ」なんて思ったんですが、
そのあと飲み会であったため、人に飲まれちゃうとアレなので買いませんでした。
今度見かけましたらゲットしてみます。
それでは、またよろしくお願いします。
Ch.Tertre de Cibelle '96
Cotes de Bourg
色はイチゴ色。まずフレッシュなベリー系の香り。
思っていたほど閉じていないのかな、と期待を抱かせる。
一口め…まずタンニンを感じる。やっぱり飲んでみるとすこし閉じている感じ。
手元にあったもらいもののグラスでぶんぶんまわしてみるが、
明日に期待することとする。(-_-; |
LAS CASAS DEL TOQUI "CABERNET SAUVIGNON" Reserve '96
Chile
3桁で、なるべく力強い、カベルネ主体のワインを、
との要望にこたえて店員のお姉さんが迷いつつも選んでくれた一品。彼女のお気に入りだそうだ。
これぞガーネット色。青臭さはなく、力強いカベルネらしい香りの中に、ベリー香もある。
結構強くて重いかな、と思いきや、以外にサラリとのどをとおっていく。とってもまろやかで、
野性味がない。CSということで期待した力強さはやや拍子抜け。 |
Ch. Les Hommes Cheval Blanc '95
Cotes De Bourg 色は薄めのワインレッド。まずはじめに酸味が口の中に広がる。 香りが弱くてやっぱりはやいのね・・・と思ってしまう。 時間をかけてゆ~~っくりのんでいると、徐々に渋みを感じ始め、コクも出てきた。 結局・・・もっと寝かせておけってことでしょう。。。 |
Ch. Duturuch Grand Poujeaux '95
MOULIS en MEDOC / Cru Bourgois 若い!若すぎる!色はやや紫がかったワインレッド。ひたすら青臭い香りを放ちつづける。(-_-; ピーマン大嫌いなんだけどな。。。渋みは弱く、とにかくサラリとしている。 どんなワインでも料理酒に回すことなどほとんどないわたしが、 苦労して三日かけて飲み干しました。今持っている方、 あと数年は寝かせておいた方がいいのでは・・・と素人のわたしが思うほどでした、ハイ。 |
Ch. Nairac '89
Barsac
本来おいしいワインを紹介する所なのでしょうが、これはあえて、
買わないほうがいいぞ、との警告の為に報告させていただきます。 |
NO.2 du Ch.LAFON-ROCHET '92
SAINT-ESTEPHE
カベルネの力強く心地よい香り。ちょっと若い気もするが、
スパイシー感をもったかおりが最初から広がりを見せる。色は濃いレンガ色で、紫色っぽくない。 |
Ch.De Chambert '90
CAHORS 優雅な香りがたってくる。酸味を思わせるが、飲んでみるとそうでもない。 色は黒っぽいレンガ色(あとでこの地方のワインが黒ワインと呼ばれることを知り、 ミョーに納得)。一口め・・・サラリとした飲みごこちの後に渋みがかすかに残る。 飲みすすむにつれキツクなってくるかと思いきや、かる~くソフトな感じが続くのが不思議。 色から来るイメージとのギャップだろうか??ふんわりした余韻があり、 徐々に徐々に重厚感が出てくる。香りも徐々に広がって行く。果実味はほとんど感じられず、 樽香があった。これが初めてのカオールだったので、また飲んでみたいと思いました。 |
---師範より---
いやはや驚きました。ご報告の量、そして質。アッパレ門下生であります。
さらに驚いたのは「この短期間に7本も当たりワインにであったのかぇ?」ってことだったんですが、
ハズレも込みだったんですね。もちろんそれのご報告もアリですけど。
あ、"Ch.Tertre de Cibelle"で書かれている熟成期間の件ですが、
成城石井が貼ったステッカーにかいてあるやつは、
樽熟+瓶熟合計の場合もあるような気がします。詳しいことは知りません(ぁぁ情けない)
それでは、またゴッツいレポートお待ち申し上げております。
ウルフブラス プレジデントセレクションCS '94 オーストラリア / \1,900 (ナショナル麻布)
こいつは、樽からくるスモ-キ-なブ-ケとベリ-香がすごい
「これが同じブドウからできたワインか・・・」ってな感じの重口君です。 |
Cuvee Prestage du Ch. Canteloup '93 プルミエ・コ-ト・ドゥ・ボルド- / \1,180 (やまや)
こいつは、ボディはミディアムですが香りのパワ-はなかなかで、
ネゴシアンものというのでしょうか。シャト-ものではない分、
お手ごろ価格を実現できていると思われます。
先般ご報告の「ch.Canteloup」ですが、
誤ったご報告に気づきましたので訂正をさせてください。
やまやのレシ-トを見ながらでしたので、ビンテ-ジまで間違ってしまい、申し訳ありません。 |
---師範より---
毎度気合のこもったご報告、ありがとうございます。
値段的にもちょいと力の入ったオーストラリアに狙い目価格のボルドー、
なかなか良さげであります。ナショナル/やまやへ出向いた際には是非ゲットして参りましょう。
あ、「2,000円以下をもって修行せよ」って戒律はありません。
ただし、3,000円以上はNG、3,000円近辺になるとよっぽどのワインじゃなきゃイカン、
といった感じであります。
GIGONDAS '97
Jean-Marc Aujoux
少し焦げたような、いかにも南のほうの香り。
少し時間がたつと胡椒っぽい香りがたち初め、ローヌのワインだなぁ という実感が湧く。
口に含むとまず甘さが感じられて少し驚く。
その後口腔内の奥の方に苦みみたいなタンニン?を感じるがあまり粗い感じは受けない。 |
---師範より---
毎度のご報告、ありがとうございます。
ローヌのワインって、なんだか良い意味ですっトボケたような味というか、
面白味があって楽しいですね。特にシャトーヌッフやジゴンダスあたりはそれが強いような…
なんて言えるほど飲んではいないんですけど。
ともあれ、今後ともよろしくお願いいたします。
2001年報告分 | 2000年報告分 | 1999年報告分 | 1997/1998年報告分 |
by 師範