門下生の活動もますます活発である。
2003年報告分 | 2002年報告分 | 2001年報告分 | 2000年報告分 | 1999年報告分 | 1997/1998年報告分 |
YVECOURT 2000 MEDOC 「稽古した日」2002年12月28日 「稽古した場所」横浜の我が家 「インポーター」やまや やまや青葉台店にて2本よりどり 2,000円 「原産国」フランス 「主要品種」メルロー30%、カベルネ・ソーヴィニヨン60%、カベルネ・フラン10%
11月27日の師範稽古日誌 Yvecourt Saint-Emilion 2000 師範ポイント78点のMEDOC版。 |
---師範より---
ご報告、ありがとうございます。
師範のポイントを真面目に検証しておられ、全くもって頭の下がる限りでありますが、
あんなもんは「頭に浮かんだ数字を書いただけ」でなんの根拠も精密さもございません。
お遊び、とお考え頂ければ幸いです。
ご推薦のワイン、あと14本だと追体験は難しいでしょうが、
きっとまた来年同じ銘柄(ヴィンテージは2001になるのかな?)が入ると思うので、
その時稽古してみます。
それでは、多分本年最後のご報告かと思います、来年もよろしくお願い申し上げます。
Elizabeth Vollereaux Brut N.V.
生産者 Elizabeth Vollereaux
3割30本30盗塁という感じ。 |
---師範より---
ご報告ありがとうございます。
だいたいにおいて、そこそこの名前のワインで相対的に値段が安いモノは期待できない、
というのが通説だと思います。安ジュヴレ・シャンベルタンはACブルゴーニュ以下だし、
安ボルドーはVdP以下だし。
でも、シャンパーニュだけは例外で、
シャンパーニュと名が付くだけで結構そのクオリティが保証されているように感じます。
というわけで、「1,000円台のシャンパーニュ」というだけで嬉しいですな。
ともあれご報告ありがとうございました。今後ともよろしくお願い申し上げます。
I PINI 1999 (Fattoria di Basciano) 「稽古した日」2002年12月16日 「稽古した場所」横浜の我が家 「インポーター」有限会社 土浦鈴木屋 1,980円 酒のアサヒヤ 「原産国」 イタリア トスカーナ IGT 「主要品種」サンジョヴェーゼ50%、カベルネソーヴィニヨン50%
見かけると必ず買ってしまうファットリア・ディ・バッシアーノ。
中でもこのI PINIは最高のコストパフォーマンス。
時々、ボトルコンディションの違いでハズレもあるけれど、まぁ、
イタリアワインの味のバラツキはご愛敬ということで、勘弁。 |
---師範より---
ご報告、ありがとうございます。
イタリアのワイン、師範はなかなか覚えられないんですわ。
超有名ドコロはいくつか記憶してるんですけど、
こういう「そこそこメジャーでガッツある」クラスの造り手が覚えられない。
もっと情報収集しないとイカンっすね。
ワインを勉強するつもりはないんですけど、
やっぱり情報があるとないとではアタリに出会う確率が違いますから。
というわけで、師範の有力な情報収集手段たる門下生報告、
今後ともよろしくお願い申し上げます。
MAS COMTAL MERLOT 2001 JOAN MILA (マス・コムタル メルロー 2001,ホアン・ミラ)
「稽古日」2002年12月13日
赤でもなく白でもなく、ふとロゼが飲みたくなる時って、ありませんか? |
---師範より---
ご報告ありがとうございます。
『ふとロゼが飲みたくなる時』・・・ないです、スミマセン。
1,800本に迫る道場掲載ワインの中で、
これは!っていうロゼに出会ったことがないからだと思います。
それにしても『4,5ヶ月後が飲みごろ』という指示は凄いですね。
そんなに短い期間で変化するんだろうか?
4,5ヶ月後という予測は何に基づいているんだろうか?
とビックリであります。
ともあれご推薦のワイン、万が一見かけたら稽古してみるかも知れないような気がします。
それでは。
Barolo 1998 「稽古日」 2002年12月6日 「稽古した場所」 宇都宮の我が家 「購入した店」 恥ずかしながらセブンイレブンです。(初心者なもので。。) 「インポーター」 エムピーケー株式会社 「原産国」 イタリア 「値段」 2,730円(税抜) 「色」 赤です 「作り手」 BORGO DEI LANERJ ?
初投稿させて頂きます。たま~に本HPに出させて頂いております従弟です。
いつもは、ふらっと何の前触れもなく師範の御自宅にお邪魔しては
美味しいワインを御馳走になっておりましたが、
ようやく、自分でもお金が稼げるようになりまして、
大人の贅沢品であるワインに手を出せるようになりました。
ということで、門下生として投稿させて頂きました。 |
---師範より---
ご入門ありがとうございます。
ご推薦のワイン、あいにく師範は飲んだことありません。
コンビニで3,000円弱のワインを買う、
ってのはなかなかにチャレンジャーな気がします、っていうか師範は怖くて出来ません。
『甘めのワインはキライなので白が多い』と書かれていますが、
普通は白の方が甘めのワインが多い気がします。
ま、何を「甘い」と感じるかは人それぞれですんで、
そういう人が居てもおかしくは無いとも思いますけど。
「甘くなくて酸味があってスッキリ」がお好きであれば、
ブルゴーニュあたりの安めの赤が良いかもです。
良い意味で安ワイン者の素質十分ですね。
というわけで、今後ともよろしくであります。
Gulfi Rossoibleo 2001 (グルフィ・ロッソイブレオ 2001赤)
稽古した日/2002.12.02
南イタリアはそんなに飲んだことがありません。
サルディニア島やプーリアなど少々囓った程度でありますが、
某HPでネロ・ダヴォーラが安ウマというので今後はこれだなと思っていました。 |
---師範より---
ご入門ありがとうございます。
ご推薦のワイン、確かに飲んだことありません
(ちなみに、師範が過去飲んで掲載しているワインは出身地別名鑑
を見れば判ります。ご活用ください)。
ご推薦ワイン自体ではありませんが、
シチリア島の赤でネロ・ダヴォーラ種だとコレがありますね。
バランスが良くて結構イケるワインだったと記憶(記録?)しています。
ご推薦のワイン、入手できるかどうかは判りませんが、
気に留めておくようにします。
というわけで、今後もご精進のほど、よろしくお願い申し上げます。
M.LAPIERRE MORGON 1999 (マルセル・ラピエール モルゴン1999)
「稽古日」 2002年11月29日
久々に果実味のあるワインで華やかにいこうとMYセラーを覗いて考え、
引き抜いたのがこの一本。
ネットでも非常に評判がいいとウワサのマルセル・ラピエール、あけてみました。 |
---師範より---
ご報告ありがとうございます。
ご推薦のマルセル・ラピエール、師範は飲んだこと無いです。
クリュ・ボージョレで、ご報告の内容で、2,000円以下というのはなかなか興味をそそられます。
少なくとも師範には同じ金額出すならヌーボーよりはコッチかな、と。
ヌーボーを否定するわけじゃないんですけどね。
少なくとも師範には(店頭試飲する限りでは)値段と中身が釣り合ってないと感じるだけで。
余談ばっかりになりましたが、マルセル・ラピエール、覚えておきます。
それでは。
TINTARA CABERNET SAUVIGNON 1999 「稽古した日」 2002年11月29日 「稽古した場所」 横浜の我が家 「インポーター」 明治屋 松坂屋 大手町ビル店にて 1,530円 「原産国」 SOUTH AUSTRALIA 「主要品種」 カベルネ・ソーヴィニヨン
人様のお宅にお邪魔した時に、事前に味見もせずに手土産で持参してその時に初めて飲んだ
TINTARA SHIRAZ 1999が、意外にも、思いのほか、美味かったので、
もう一度自宅でじっくり飲んでみようと、同じ物を買って抜栓。
コルクに付着したワインの跡が長期熟成を経たワインのコルクのように
ロイズの生チョコばりに厚く盛り上がっている。それに加えて爆発的な樽香。
あれ~こんなに良い香りだったっけ~? 一口含んでさらにビックリ。
ぜんぜん田舎くささがない。
おかしいなあ?と、ここで初めてラベルを見て、
カベルネ・ソーヴィニヨンを買ってしまったことに気づく。
そういえばシラーズには貼ってあった
ジャパンワインチャレンジのゴールドメダルのシール貼ってなかったなあ。 |
---師範より---
ご報告、ありがとうございます。
樽香の値段、というか新樽熟成の値段、
以前「マンズ小諸ワイナリー」だったかで聞いたとき、
仰る通り1本数百円(300円?)かかると聞いた覚えがあります。
中身の充実したワインにしっかりした樽香が付いてるとなかなか高級感があって満足しますね。
反面、中身の痩せたワイン(特に白)だと樽ばかりが目立って逆効果ですけど。
というわけで、お勧めのワイン、見かけたらゲットしてみます。
それでは。
PARAISO SPRINGS PINOT NOIR 1998 「稽古した日」2002年11月24日 「稽古した場所」横浜の我が家 「インポーター」株式会社 やまざき 2,952円 渋谷西武地下ヴィノスやまざき 「原産国」 アメリカ 「主要品種」PINOT NOIR
馬鹿美味自家製オックステールシチューに
デュクリュボーカイユを合わせた翌日なだけにメニューとワイン選びが難しい一日。
まぁそれでも献立は鯖の味噌煮に決まり、
ではワインは?ということで選んだのがこれ。
って、別に相性を深く考えた訳ではないんだけれど。
このワインはその数日前に久しぶりに出掛けたヴィノスやまざきの
有料試飲のカウンターで飲んだ赤4種のうちで最も美味しかったのを購入したもの。
有料試飲した中には完全に酸化してるワインもあり、
それがいちばん値が高く、売り文句も一段ときらびやかだったのには
なんとなく鼻白んでしまったのだが。 |
---師範より---
ご報告、ありがとうございます。
ちらっとサーチしたところ、パライソ・スプリングスではシラーも造っているみたいですな。
ピノ・ノワールは「ブルゴーニュっぽい」なんて書いてあるサイトもあるんで、
もしかするとホントに貼り間違いかもですね。
でも、ピノ・ノワールらしからぬピノ・ノワール、
米国産じゃないですけど師範もイタリア産で経験しております。
結局のところ真相は良く判らんですな。
ともあれご報告ありがとうございました。またよろしくであります。
MAXIMIN GRUNHAUSER ABTSBERG RIESLING SPATLESE 1995 「稽古日」2002年10月26日 「稽古した場所」横浜の我が家 「インポーター」サントリー 松坂屋 大手町ビル店 2,500円 「原産国」MOSEL-SAAR-RUWER シューベルト家 「主要品種」リースリング
ドイツワインケナーに挑戦しようとドイツワイン猛勉強の今日この頃。
それにしてもドイツワイン
って売ってないですねえ。フランケンのボックスボイテルなんて、とんと見ないもんね。
アイスワインはやたら目についたりするんだけど、最近は。 このワインは晩の献立(寄せ鍋・鮭、鱈、鶏肉、きのこ、豆腐、白菜等々) に合わせるべく選択した一本。 酸味の強さの割に甘味が少なかったのでそこそこの相性で美味しく頂く事が出来ました。 95年のVTで名門のワインとしては、2,500円はお買い得!なんだそうです。 まだまだ持ちそうですし、もう一本買って10年後くらいに開けるのも面白いと思っております。
ウムラウトが付けられないんで、裏ラベル記載の読み方のご紹介 最近、サントリー輸入のワインを買ってしまうことが多い今日この頃。 他のインポーターさんも頑張って欲しいですネ。 |
---師範より---
ご報告、ありがとうございます。
「テイスティング能力開発講座」ですか。勉強熱心ですなぁ。
師範は、ワインの勉強ってのに全然興味が湧かないんです。
なぜなら、
『ワインは知れば知るほど高いモノが美味いように感じてしまう』
からです。
師範は所詮素人ですから、ワインを知ったところで一銭の収入にもなりません。
であれば、ワインを知るより安いワインでも美味いと感じられる味覚神経を維持する方が
ずっと意味があるわけであります。
・・・なんて屁理屈こねて見ましたが、正直なところは単にモノグサ者だ、
ってことなんですけどね。
ともあれご報告ありがとうございました。
師範もめったに稽古しないドイツワイン情報、有益でございます。
DOMAINE PREIGNES LE VIEUX VIN DE PAYS DE L'ARDAILHOU 2001
(プレーニュ・ル・ヴィーユ、ヴァン・ド・ペイ、アルデロー)
「稽古日」2002年10月13日
3連休の初日、2日目と東(比叡山)へ西(岡山・牛窓)と外出を満喫し、
明日は家でゆっくりしようとF1を見ながら(琢磨入賞おめでとう!)
飲み始めたのがこのワイン。 |
---師範より---
再度のご報告、ありがとうございます。
前回今回ともなんとなく軽めそうなワインのご報告、
のりだー殿はその系がお好きなようですね。
濃いワイン/重いワインばかりがもてはやされる昨今ですが、
それは「大勢で一杯ずつイロイロ」ってな席での話だと思っています。
普通に家で一本飲む分にはスルスル入るワインの方が良かったりしますからね。
というわけで、今後とも「安ワイン者らしい家で飲み干すのに良いワイン」のご報告、
お待ち申し上げております。あ、もちろん濃いワインの報告でも構いませんけれども。
LES COMPLICES DE PUECH-HAUT 2000 「稽古日」2002年10月6日 「稽古した場所」我が家 「購入した店」エノテカ大阪店 「インポーター」同上 「原産国」フランス(ラングドッグ) 「値段」 1,900円
秋なのに、なんと30度近くも温度が上がった昨日に続き、今日も蒸し暑う感じる関西地方。
結論的はのりだー的に「いい」ワインです。”優しい”感じで、
金曜の夜に飲むと疲れが癒される、というか。でも、強い印象には残りにくいタイプかな。
好みの別れるところですねえ。師範は物足りなく感じるのかな(謎) |
---師範より---
ご入門、ありがとうございます。
ご報告を読むと、セカンドのコレじゃなくてご本尊?のPUECH-HAUTの方が良いような印象を受けてしまいますが、
2/3の価格としてはオッケー、ということでしょうか。
さらさらと飲めるワイン、もちろん嫌いではないのですが、
1,900円だとするとちょっと欲求不満に感じるかもです。
のりだー殿もご指摘のように、1,500円くらいだったらいい感じなのかな、と。
もちろん安けりゃ安いに越したことは無いんですが。
ともあれご報告ありがとうございました。今後ともよろしくお願い申し上げます。
St-GEORGE-St-EMILION 1972
生産者 CHATEAU CALON
低山の連なる美しい山並みのようなワイン。 |
---師範より---
ご報告ありがとうございます。
年数を経たワインを道場稽古範囲内で探索される姿勢はまさに男っぷり満載、
またポエマー顔負けの私的な表現、恐れ入りましてございます。
なだらかな山並みを想起させるワイン、管理が良かったんでしょうね。
これがヘタなものに当たっちゃうと「しな垂れた乳房」みたくなってしまいますから。
ともあれありがとうございました。
今後も「安ウマ古ワイン」の探求、期待しております。
VINA EXTRENENA MONASTERIO DE TENTUDIA 1997
「稽古した日」2002年9月11日 「稽古した場所」横浜の我が家 「インポーター」日合商事 900円 大手町ビル松坂屋 「原産国」スペイン 「主要品種」裏ラベルの表記はテンプラニージョになっている(いろんな読み方があるんですね)
勤務先が間借しているビルの一階にある百貨店の出店。上野松坂屋。
いつも店頭に、中元や歳暮のセット物をバラしたんじゃないかの?
と思われる様な雑多な商品を山積みして格安でバッタ売りをしている。
松坂屋の看板背負ってるにもかかわらずディスカウントストアのようなノリの変わったお店。
私のお気に入りのお店でございます。
先日もメーカー不揃い高級石鹸バラ10個入り中身丸見えビニール袋手詰め500円、安い!
を4袋購入。翌日にはきれいに売り切れておりました。 「名著」“REAL WINE GUIDE”には出ておりませんし、 遂に写真登場の知的でスマートなルックスの「師範殿」はあまり得手でないお味ではございましょうが。 テンプラニーヨ、樽熟18ヶ月、瓶熟18ヶ月という組み合わせ。 VALDEPENASのワインに、もっと樽を効かせて、 もっと田舎臭い果実を加えたような凄い樽香とお味。 最高でございます。とっても美味しかったので、あるだけ買い占めることに致しました。 やっぱりスペインワイン田舎風はいいなあ。 |
---師範より---
連発でのご報告、ありがとうございます。
お察しの通り、「都会派ナイスガイ」(※注)な師範はスペイン産の田舎風味を苦手としておりますが、
果実味と樽の濃いヤツだったらなんとなく興味が湧きます。
ちなみに「テンプラニージョ」の発音、正しい(というか現地風)と思います。
ってな感じでございます。
と言っても実家の近所には牛が放牧されていて猿がゴミをあさりに来るけど。
CHATEAU PUECH-HAUT "TETE DE CUVEE" 1999
「稽古した日」2002年9月3~6日 「稽古した場所」横浜の我が家 「インポーター」片岡物産 2,880円 お酒のアトリエ吉祥 「原産国」コトー・デュ・ラングドック フランス 「主要品種」グルナッシュ?、シラー?
どこににもおいていないお酒を売る店、を標榜している酒屋さん。
「お酒のアトリエ吉祥」。
新聞の折り込み求人欄にワインアドバイザーやら、
利き酒師やらの資格保持者優遇云々の広告を載せていたのを愚妻が発見し、
店の近所に、友人も住んでいることだし行ってみよう、ということになって、
半年後にやっと行くことが出来たお店。 家で、早速、4本のうち、チリのシャルドネとラングドックを飲んだあと、 ゼンゼンのお味に、あ~もうあの店にも行くことはないね、 などと話した、その前言を、撤回せずにおられなくなったのがこの一品。 色も味も濃い。深い赤紫色。ねっとりとした超凝縮。よく見ると、 小さい字でUNFILTEREDと書いてある。 とても1日では飲めない重量感とパワー。結局4日間かけて飲み干すことになりました。 さすがに力強いワインだけあって、4日間毎日美味しく変化して、 お仕舞の日にはそのドロリとしたタール感がなんとも言えないまろやかさになっておりました (もっとも、タールを味わったことはないのだけれど)。 グラスに残った香りも甘いクサ系。合格でございます。 このワイン、ほんとは何年後に飲めばよかったのかしら。 |
---師範より---
ご報告ありがとうございます。
4日に分けて飲むワインってのはなかなか凄いですね。
師範はそんなに時間をかけて飲んだ経験はありません。
っていうか、美味いワインだとなおさらすぐに無くなってしまいますので。
『何年後に飲めばよかったのかしら』とのことですが、
美味かったのなら今飲んで吉でしょう。
それでは、今後ともよろしくお願い申し上げます。
CASA DE LA ERMITA 2000
「稽古日」2002年8月21日 「稽古した場所」横浜の我が家 「インポーター」モトックス 1,480円 リカーズ ハセガワ北口店 「原産国」フミーリア スペイン 「主要品種」テンプラニーニョらしい。
1992年のラスカーズが9千円を切って売られていたので買おうかどうしようか迷って、
ジーっとながめていたら、顔見知りのお店の人が現われたので、試しに、
本日一番のお薦めは?と問う。
すると、それまで私が立っていた高級ワインコーナーから私を引き離し、
店頭に並んだお買い得ワインコーナーまで連れて行き、指差したのがこれ。
私はやはりそういう客のランクなのかしら? 肩の張った厚みのある重い瓶、パントの深さも予想以上。 キャップもやわらかい錫製。 コルクも短いながら上級品。付属品をケチらなければ中身もケチらないに違いない。 予想通りの深い香り。 圧倒的な果実味。言われなければスペインワインとは判らないような果実の凝縮感。 チリワインの高級品風のお味。 果実風味を楽しみたい向きには必ず常備しておきたくなるような一品。 アルコール度が若干高く、翌日少々頭が重かったのが難点ですが、 その代わりいい夢が見られます。 今回は一本を速攻で飲んでしまったのだけれど、 二日目には樽香が強く感じられるのだとか。是非もう一度、 今度は二日掛けて楽しみたい。この価格でこのお味、オススメです。 |
---師範より---
連発でのご報告、ありがとうございます。
なんだかちんちくりん殿専用の報告ページみたくなっておりますね。
他の門下生の方々他にも更なる精進を期待したいところであります。
で、このワイン、師範はどちらかというとテンプラニーヨは得意としない品種ではあるんですが、
コメントを読むと稽古欲がフツフツと沸いて参りました。
価格もお手頃ですし、近いうちにゲットして稽古してみることにします。
また、『私はやはりそういう客のランクなのかしら?』とガッカリされているようですが、
安ワイン者たるもの、そのように扱われることは光栄と思うべきだと考えます。
ともあれご報告ありがとうございました。またよろしくお願いします。
CHATEAU HAUT-NOUCHET 1999
「稽古日」2002年8月15日 「稽古した場所」横浜の我が家 「インポーター」株式会社やまざき 2,480円 ヴィノスやまざき 「原産国」ペサック・レオニャン フランス 「主要品種」ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン センター街の喧騒がウソのような、 渋谷西武A館地下2階セタンジュにあるヴィノスやまざきで有料試飲してまいりました。 午後5時前の入店時には誰も座っていなかったカウンターは帰るころに満席に。 店内の隅に分散しているテーブル席も全部埋まっておりました。 けっこう人気あるのね。その向かいの店、 ワインが売りって感じのレストランより数段オシャレじゃないか? それに、ワインもマイナーながらみんな美味い。 テイスティンググラスと普通のグラスが選べる。 安いのはテイスティンググラス1杯100円から。 週替わりで10種類のワインが試飲できるようだ。今回はまず泡ものから試すことに。 シャンパンはクラマンのディエブロ-ヴァロア ブランドブラン ブリュット。 テイスティンググラス300円、香り抜群。うまい。 美味しいのでシャンパングラス1,000円も注文 (レシートには1,100円になってた(〇o〇;)。 百貨店の試飲ならロハだけど、やはりちゃんとしたグラスでの味わいはゼンゼン違う、 ような気がする。当然だけど。それにデパートではシャンパン試飲させないし。 さらにここは店内で売ってるパン、チーズ、ハムもつまめるらしい。 美味しいし、安いので結局、10種類全部試飲。 カリフォルニアのスケッチブック メルローもパワフルだったし、この日一番高い、 店のお薦めのDOMAINE DE RAVANESのレ・グラヴィエール・デュ・トロ 1998、 VIN DE PAYS DES COTEAUX DEMURVIEL。 ヴァンドペイのくせに4,280円もするメルロー。これも良い。 10種の中で一番気に入ったペサック・レオニャンの白、 CH.オー ヌシェ 2,480円を購入。 さてこのCH.オー ヌシェ。デュフォール・ヴィヴァンのリュルトン家が造ってるらしい。 しっかりした骨格に、ナッツ香りが柔らかい。軽い酸味とほのかな甘味。 2001年のパリ農業コンクール金賞受賞メダルが邪魔になるくらいの高品質。 有名な造り手も18番以外では、案外こんなのに出品してたりするんですかね?意外。 暑い夏の夜はこんなワインにかぎる。ひょっとして和風の料理にも合うのでは? と今回は、へしこを合わせてみることに。まずはへしこのスライスのナマをつまみに一杯。 へしこの塩分とワインの柔らかさが絶妙にマッチ。暑い夏のミネラル不足もこれで解消。 続いて、へしこを焼いてへしこ茶漬けで一杯。これまた最高! ハッキリ言って、こんなに合うとは思わなかった。 調子に乗って自家製ラッキョウをつまみながらまた一杯。 ラッキョウがペサック・レオニャンなのか、 はたまた、ペサック・レオニャンがラッキョウなのかわからなくなるような美味しさ。 ただの酔っ払いでしょうか?飲み干したグラスが乾いたあとに残る甘い香りも高級品の証。 手摘み? 是非お試しいただきたいですネ。へしこにペサック・レオニャン。 |
---師範より---
毎度のご報告、ありがとうございます。
「へしこ」って何だか判らなかったんで調べてみました。
鯖の糟漬けのことだそうですね
(読者な方へご参考)。
で、師範の持論として『極度に魚っぽいツマミにワインは合わない』ってのがあります。
経験上、塩辛やスルメやカズノコは言うに及ばず、
基本的に魚介類を干して旨みを増した系の食物とワインを合わせるのは厳しい気がしています。
ただ、ご報告によるとその「へしこ」との相性はバツグンだったとのこと。
糟漬けってとこがポイントなんですかね?
ま、師範の場合は(ツマミ以前に)ぺサック・レオニャンの白とは稽古したことが無いんで、
何の説得力もありませんけど。
というわけで、今後も啓蒙的門下生活動、よろしくお願いします。
HAUT-CARLES 1999
「稽古日」2002年8月2日 「稽古した場所」横浜の我が家 「購入した店」以前住んでいた南越木岩町のWine Shop 松屋 2,580円 「インポーター」株式会社ジャパンインポートシステム 「原産国」フランス 「主要品種」メルロー99%とカベルネ・フラン1% 色は非常に濃い黒紫色で、チェリー、カシスの香りと、トースト香。 とてつもない濃度とパワー。と松屋さんのHPに紹介されてるそのまんまの味わい。 この手の風味が大好きなワタクシ、 物凄いポテンシャルを感じさせるこのワインが2,580円なら安い、と思ってしまう。 それにコルクの長いこと長いこと。 コルクコレクション過去最長のヴァランドローを一気に抜いてトップに。 こんなところにもこのワインを造っている方の意気込みが伝わって参ります。 って、そんな変な感心の仕方をするのは私だけでしょうか? |
---師範より---
ご報告ありがとうございます。
「オー・カルル」、調べてみるとそもそもレストラン専用に造られていて、
成功したんで蔵出しで販売されことになったワインとのこと、
なかなか良さげですね。
コルクの長さに関しては、師範の手持ちではガヤのバローロ"スペルス"が53mmで最長です。
長けりゃ長いほど気分の良いものですね、コルクって。
ともあれご報告ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。
Chateau Lagrange 1999
「稽古日」2002年6月7日 「稽古した場所」横浜の我が家 「インポーター」サントリー 「販売店・価格」リカーショップ・ハセガワ 2,980円 「原産国」フランス 「主要品種」サンジュリアンですからまぁそれなりにでしょうけど
最近贅沢三昧が続いて、そろそろ普通に戻らなきゃ家計が破綻してしまう、
と軌道修正のつもりで「安ワイン基準ぎりぎり」の、とは言うものの、
え~っ!そんなに安くなってるの~?
という感じの、サントリーが立て直したボルドーの名門、
CHATEAU LAGRANGEを抜栓。 |
---師範より---
毎度のご報告、ありがとうございます。
昨今はシャトー・ラグランジュも安ワインの仲間入りですか。
確かに最近安くなってますね。嬉しい限りです。
でも、一流ワインつったって所詮750mlの酒、一日飲み切りの量ですから、
それに何万円も出したりするのってのはやっぱりイビツだと師範は思うですね。
ってなことは置いといて、ご紹介のラグランジュ、
「ここ一番のボルドー」として使えそうであります。
というわけで、今後ともよろしくお願い申し上げます。
Auxey-Duresses Les Duresses 1er cru 1982
生産者 Domaine Potinet Ampeau
小粒で皮の薄い完熟みかんのようなワイン。エッジは儚げだが色は濃い赤。
香りは黒っぽい果実にあまり獰猛ではないケモノっぽさと、
ちょっと醤油が入ったコーヒーっぽさもある熟成した丸い感じ。
味はコンパクトに実の詰まった感じ。べたべたしない、均質にいきわたった甘味があり、
酸味が熟していて奥の方にエスプレッソの最後の一滴をすすったようなほのかな苦味が感じられる。
この甘味、もしや砂糖なのでは・・・。でもおいしい、もう1個食べたくなる。 |
---師範より---
ご報告ありがとうございます。
古いワイン、どーも最近あんまり良いのに当たってなくて、
やっぱ安くて古いのは難しいか?なんて考えていたんですが、
あるところにはあるんですね、そういうナイスな年期モノのワインが。
特にブルゴーニュで3,000円以下で20年なんてのはなかなかレア・アイテムであります。
というわけでご報告ありがとうございました。
更なる「安ウマ古ワイン」情報、お待ち申し上げております。
Le Baron de Brane 1994
AOC:Margaux
価格帯が2,500円前後のワインは、選択が難しいといつも思います。
多くのケースでは「なんだ。これなら1,500円クラスでもっと美味しいの知ってるよ。」
で終ってしまいます。かと言って5,000円超ワインのように
「高かったんだから無理にでも納得するしかない。」と思わせるほどのパワーはありません。
安ワインの範疇でありながら、決して安くはない中途半端な存在です。 |
Gevrey Chambertin 1998
AOC:Gevrey Chambertin
デフレのために仕事上は苦労しています。だからこそ、
せめてワインの世界ではシャンベルタンを安ワインとして飲めるという事態を素直に喜びたいのです。
いずれインフレ基調の経済が復活した時、
このレポートはデフレ時代を物語る貴重な資料となるでしょう。(んな大げさな) |
Chateau de L'Estagnol 1998
AOC:Cotes du Rhone
月に15本ほど、多い時は20本ほどのワインを購入する私が、
毎回2千円台の品を買う訳がございません。
いつもは「安い・美味い・品揃え多い」でお馴染みのコート・デュ・ローヌ産を愛飲しています。 |
---師範より---
久々のご報告、ありがとうございます。
1本目のボルドーに関して、師範の印象では
「安定感のセカンド/格付け品、大博打の無名ドコロ」といったイメージがあります。
コンクール受賞の如何は、ボルドーに限らずあまり関係ないような気がしています。
2本目のブルゴーニュに関して、
釈迦に説法を承知で『もしかしたら・・・』と思いつつ申し上げますが、
「ジュヴレ・シャンベルタン」と「シャンベルタン」は(格付け的には)思いっきり別モノです。
いろいろ造ってるジュヴレ・シャンベルタン村で、特に優秀なのがシャンベルタン畑、
ということかな。
「シャンベルタン」とだけ表記した場合には後者を指す場合が多いようです。
というわけで、「ジュヴレ・シャンベルタン」なら3,000円以下でもたまに見かけます
(弊道場に登場した物だとコレとか)。
ですが、同価格帯の「シャンベルタン」は見たことがありません。
だからどう、ってことは無いですし、美味ければ格付けなんてなんでもオッケーではあるんですが、
やっぱり気になったもので指摘させて頂きました。
3本目のローヌは、白でしたら師範も稽古済みです。
値段の割にコクがあって、イケてるワイン、という印象がありました。
というわけで、またお薦めワインがありましたらよろしくお願い申し上げます。
エーデルルード 1997(Edelrood(Cabernet Sauvignon/Merlot))
造り手:ネダーバーグ(Nederburg)
妻の特製?煮豚と、ジャーマンポテト。
これに合わすのはやっぱりミディアム・ボディの赤。
3年ほと前に89年のものを飲んだことがあって、印象は結構良かったので、
この価格を見て思わず購入したもの。 輸入業者が投売りしたのか、この価格は安いと思います。 ワインに関しては浮気性の私が、その後3本買い足しました。 |
---師範より---
ご報告、ありがとうございます。
890円のプチ熟成ワイン、なかなかラッキーでしたね。
投売り品だろうがなんだろうが、とにかく美味いワインを安く買うのが安ワイン者の勤めであります。
ご紹介のワイン自体を見つけるのは難しいと思いますけど、
同様のラッキーに出会うべく日々精進すべし、という心境でございます。
それでは、またよろしくお願いします。
Domaine de la Valeriane 2000
Cotes du Rhone
「稽古日」2002年5月2日
休肝日の予定だったが人間ドックの検査結果が出て、γ-GTPの値も少し下がったし、
翌日は休みだし、飲んじゃおう、飲んじゃおう、と家人が誘うのでついつい抜栓。
出水商事のMLで注文したハーフ5本セット(ボルドー、ブルゴーニュ、プロヴァンス、ローヌ、
アルザス)の中の1本。ボルドー、プロヴァンス、ブルゴーニュと飲んで来てこれが4本目。
2セット買ったんだけど、ハッキリ言って失敗だったなと思い始めていたセット。
この4本目は、なんとなくラベルが美味そうで、マコンのコンクールで金賞とのラベルも貼ってあり、
アルコール分もなんとシャトーヌフ並の14.5%。
休肝日に禁を破って飲むには丁度よい量ながら掟破りのアルコール度数にチョッとたじろぐ。 このハーフ5本セットの目玉はこのワインなんだなと納得。 飲み終えたあとのグラスに残る香りも私の好きな果汁凝縮高級ワイン風に甘い。 完熟葡萄房よりで造りました、って感じの美味しさでございました。 少量でも美味しく酔っ払えるワインとして軽くチョッと飲みたい時にオススメ致しますです。 |
---師範より---
毎度のご報告、ありがとうございます。
「ハーフ5本セット」ってのは珍しいですね。
流通量が少なく、かつ割高感のあるハーフって、師範はあんまり稽古しないんですが、
場合によってはハーフくらいが丁度良いこともあるんで、もっともっと流通して欲しいものであります。
頂きましたご報告、飲まれたワインが手にとるようにわかります。
特に『田舎くさい繊細さ』ってのがローヌらしくて良いですね。
というわけで、今後ともよろしくお願い致します。
Bourgogne Blanc 1996
造り手:ドメーヌ・デュ・シャトー・ド・ムルソー(Domaine du Chateau de Meursault)
連休前半、初日は魚料理からということで白。優良年の96年のブルゴーニュで、
安定した実力を持つ造り手のもの。 |
ヴァース1 カベルネ・ソーヴィニヨン メルロー 1999
(Verse1 Cabernet Sauvignon Merlot)
造り手:ブルックランド・ヴァレー(Brookland Valley)
この日は子供の大好きなハンバーグ。ミディアム・ボディの赤、
ということで選んだのがこれ。 |
---師範より---
2本まとめてのご報告、ありがとうございます。
シャトー・ド・ムルソーは、シャンパンみたいにずんぐり太くて重いボトルの造り手ですよね。
たまたまご推薦のワインと同じもの?を入手しましたので近日中に稽古する予定です。
オーストラリアの方は存じ上げませんが、
西オーストラリアあたりだとまだまだ空き地もいっぱいで、
今後どんどん気合の入った造り手が出てくるんでしょうね。
それでは、プロ顔負けのご報告、今後ともよろしくお願い申し上げます。
Bourgogne Aligote de Bouzeron 2000 (Domaine A. et P. de Villaine, AC Bouzeron)
「稽古日」 2002年4月29日 連休の終わりの遅い午後に、もぞもぞと起きてきて昨日のシゴトの続きに飽きた頃 (すぐに飽きるのですが...)、ワインを飲みながら...と現実逃避のためにワインを一本。 と、特に気合も入っていなかったので、デイリーワインにと買い置きしてある(たまには)白ワインを。 色は、明るく、やや薄めの色ですが、白ワインとしては平均的な範囲に収まると思います。 はじめはかなり冷えていたにもかかわらず、甘いりんごのような香りが立ち、 とても好みのタイプです。味わいは、アリゴテ特有のとがった酸味も無く、 とても柔らかい口当たりと共に適度な酸味を感じることができます (アリゴテだと教えられなければ気が付かないかもしれません)。 後味も悪くなく、すっ、と抜ける感じで、アルコールにやや弱い私でも、 嫌味無く飲むことができると思います。 とりたてて複雑な味わいだ、とは思いませんが、 自信を持って素直に美味しいワインだと勧めることができると思います。オススメです。 PS. なぜかこのワインは、キャップシールはとても硬くて、切りにくいです。 アルミニウムか何かでできているのかな? |
---師範より---
ご入門、ありがとうございます。
A&P Villaineのアリゴテ・ブーズロン、なかなかイケてるとの評判は師範も耳にしております。
確か道場開設以前に飲んだ覚えがあるのですが、
その時は前評判が頭にありすぎたのか期待したほどでも・・・って印象でした。
とはいえもう5年以上も前の話、師範の嗜好も変わってたりするでしょうから、
最稽古する必要アリなようですね。
ともあれご報告ありがとうございました。今後ともよろしくお願い申し上げます。
PENFOLDS KOONUNGA HILL SHIRAZ CABERNET SAUVIGNON 1999
「稽古日」2002年4月11日 久しぶりに、コンクール金メダルシールの貼ってあるボルドーが安かった(960円) ので抜栓。CHATEAU VIEUX MEYNEY 2000。名前がインチキっぽかったんだけど、 VINS D'AQUITAINE金賞だもの、期待したんです。ところが、これがなんと大ハズレ。 もう、よくある不味いボルドーの典型といった感じの、ボルドーの欠点を凝縮したようなワイン。 配偶者に別のワインを開けることを提案。普段なら、もったいないから、 と我慢して飲むところなのに、満場一致で次へ。 で、選んだのが同じお店で買ったこれ。
二つ並べて比べるまでもなくその差は歴然。果実味と豊かな香り。
食事なしでワインだけでも済んでしまうような充分な濃厚さ。
実際、このワインの濃さをたっぷり味わうためには薄めの味付けのものの方がいいようだ。
チーズとも各種合わせてみたけれど、
今回はどれも合うものがない。
特にゴルゴンゾーラとはゼンゼン合わない。ワインの味が判らなくなってしまう。
濃厚さ比べでは敵わなかったのでしょうか。
飲み終えた後のグラスに残った香り比べでは、KOONUNGA HILLが高級感のある甘い香り。
ボルドーの方はVIN DE TABLEでよく遭遇するような安物の香りでございました。 シラー種のワインのラベルの共通点を一つ発見。どのくらい寝かせられるかが書いてある。 以前飲んだMONTES ALPHA 2000 SYRAH の裏ラベルにも似たようなことが書いてあった。 飲み頃を書くのが南半球のシラーの売りなんですかね? |
---師範より---
ご報告ありがとうございます。
ご報告のワイン、師範も(ヴィンテージ違いと)
稽古しております。なかなか強くてまとまりのあるワインだったような。
チーズとの相性がイマイチだったとのこと、なるほどそうかも知れません。
新大陸系の「果実がビッシリ」なワインって、
腐り系のチーズとかとはちょっと合わないかもですね。
ともあれ今後ともよろしくお願い申し上げます。
Petit Bourgeois Sauvignon 2000
VDP Jardin De La France (Loire France)
造り手のアンリ・ブルジョアはサンセールのシャヴィニョール村、
プイィのサン・マルタン村などに65haのブドウ畑を所有している造り手で、350年以上、
10代にわたってワイン造りを続けているファミリー企業とのことです。 |
---師範より---
ご報告ありがとうございます。
アンリ・ブルジョワのワイン、師範も過去(3,000円以下ではないんですが)
サンセールと稽古していて、
非常に薫り高くて好印象だった記憶があります。
(てつんど殿が買われたワインにこの銘柄と同じ物はありますか?)
関係無いですけど、アンリ・ブルジョワって『ブルジョワなんて名前でお高くとまってんなぁ』
って気がしていたんですが、フランス語で"Bourgeois"の意味を調べると
「中産階級/一般市民/俗物」とからしいんで、別に威張ってるわけではなさそうですな。
と、ヨタ話は置いといて、ご紹介頂いた白、見つけたら稽古したいと思います
(あまり見ない輸入業者なんで入手が難しいかもですが)
それでは、今後ともよろしくお願い申し上げます。
CASTORO CELLARS CABERNET SAUVIGNON 1998
「稽古日」2002年4月7日 銀座松坂屋のワイン&地ビールフェアにて購入。 平日の昼下がりに行ったものだから、がらがらの貸し切り状態。 試飲コーナー6ヶ所と地ビールの一杯売りを5周して、へべれけになりながら、 何故か試飲もせずに買ったワインがこれ。その日は結局、 レオヴィル・バルトンを筆頭に酔っ払ってワイン10本とチーズ1kgも買ってしまった。 これを飲んだ前日に池袋の某所で試した、 ゴルゴンゾーラの蜂蜜和えに日本酒を合わせて美味しかったので、 今回も自宅で青カビ各種と蜂蜜でこのワインを楽しむ。 ロックフォールやデンマークブルー等の青カビだけでも充分にマリアージュするほど強い味。 さすがに、奉仕品といえども1,800円とそこそこの値段だけに、 非常に地味なラベルで、視覚的にはぜんぜんアピールしないんだけど、 期待しなかった分、カベルネらしさを思いのほかしっかり感じさせ、 全体に力強いワインで、それでいて飲み飽きもせず、お仕舞まできっちり飲める。 最初から最後まで一貫したストレートな味。 抜栓時にコルク天辺に印刷してあるビーバーの背中にコルクスクリューを差し込まねば ならないのがちょっと可哀相だけど(CASTOROとはビーバーのことらしい)。 パソ・ロブレスのワインらしく濃厚でアルコール度は高め。表示の13%より高いのではと思うほど。 ワインの味を、瓶に被っているキャップシールの鉛の質で見分けるという我が選別法にも合致し、 薄くて柔らかいキャップシール。珍しいことに、ラベル剥がしでとった後の瓶に痕跡が残らず、 剥がしとったラベルの裏を触ってみるとベタベタ。ひょっとして、 と裏ラベルを手で剥がすとこれまた綺麗に剥がれて瓶は素っ裸のつるっつる。 こんなラベルも初めてで面白い。 ボリュームたっぷりのストレートなカリフォルニアのカベルネ・ソーヴィニヨンを飲みたくなった時には 是非これをお薦め致します。 |
---師範より---
ご報告ありがとうございます。
ワインも美味そうですが、青カビチーズに蜂蜜ってのも美味そうですね。
ただ、味も香りも強いメニューでしょうから、
ワインの方もガッツ溢れるものじゃなければ相手にならないでしょうね。
その点、ご紹介頂いたワインは難なくそれをこなした、ってことですから、
きっと相当イケてるワインだったと想像します。
ともあれご報告ありがとうございました。師範も今度やってみようっと。
Dom Chevallier Brut <ドン・シュバリエ ブリュット>(泡)
原産地:スペイン
我が家で1年に10本は消費しているであろうスパークリングです。 |
---師範より---
ご入門、ありがとうございます。
980円で美味いスパークリング、良いですね。
カバって、案外アタリハズレが多い気がするので(ハズレだとなんだかニガい)、
美味いカバのご紹介は大変参考になります。今度買って稽古してみます。
(ちなみに、師範が最近飲んで良いと思ったカバはセグラ・ビウダスです)
それでは、今後ともよろしくお願い申し上げます。
Haut-Medoc 1981
生産者 Chateau Fort de Vauban 蒼いインクの万年筆でカタカナの「ハ」あるいは漢字の「八」 の字を書き、これを逆さまにしてみる。 このワインを飲んだとき、なにか、こういうものが、 舌の付け根から喉の入り口にかけてあるような気がした。 熟成してまっせぇっという練れた重合度の高いちょっと分泌物っぽい香り。 表面張力部分は儚げな煉瓦色なのに、最深部は向う側が見えない程の黒さ。 10年前ならさぞかし、と思わせる心地よい渋み。 そして蒼い「八」の字。 多弁ではなく、雄弁な、質実剛健なワインでありました。
1日目は、今が一番安全だ!だって全数検査してるんだもん(ほんとか)、
な和牛のステーキと。
そして2日目は山椒をたっぷりふった鰻の蒲焼と。
特に後者はほんのりとした甘味が出て前者よりも合体度高し! |
---師範より---
ご報告ありがとうございます。
門下生最古ワイン探求、なかなかの名企画でございます。
ちなみに、道場に掲載している稽古範囲価格のワインで、最古のものは1979産
(コレとコレ)
でございます。
安ワインといえどもボルドーだと結構丈夫だったりするような印象がありますな。
で、肝心のワインですが、「蒼い逆さの八の字」・・・
ちょっと印象の共有に苦しむ表現ではありますが、
黙して「おいでおいで」をしているようなワイン、ってことでしょうか?
ま、美味ければそれで良し、ということで。
それでは今後ともよろしくお願いします。
CHATEAU LE GRAND VERDUS 1999
「稽古日」2002年3月15日
稽古日誌3月10日で師範お薦めの一本。師範ポイント83点。
ワタクシ、この83点、と、デリバリーワインさんの
厳選 お買い得12本セット
の中身ではない別の一本である、という部分に胸騒ぎを覚え、早速注文。
充分に休ませるのももどかしく、早速いただきました。
師範ポイント高得点ワインを時々チェックしては、
なかなか手が出ない値段に断念する事が多かった私でしたが、
この値段なら、と思い切って6本セットを買ったのでした。
あんまり美味しいもんだから結局木箱入り12本セット21,800円も注文しちゃった。
注文してから慌ててインポーターである(株)スマイルをチェックしましたが、
2,300円で出ておりました。そういう意味でもこのセットは安いなあ、と一安心。
みなさんも如何ですか? |
---師範より---
ご報告ありがとうございます。
師範高評価ワインを追稽古されたとのこと、それで確かにイケてるワインだったとのこと、
大変安心しましてございます。
あのワイン、いわゆる高級ボルドー的な"重厚さ"はないですが、
とにかく華やかで良い感じですよね。
それにしても6本+12本、豪快な買いっぷりでございます。
それでは、今後ともよろしくお願い申し上げます。
Ramsay 1999 California Pinot Noir Lot #14
生産者 C. Ramsay Winery ピノノアールらしいやわらかい花のかおりと軽いいちじくジャムや熟したさくらんぼのような果物のかおりです。 色合いはやや薄めの紅色ですが、今でも充分楽しめます、渋さもほんのり。 あまり樽のかおりやバニラのような香りはありませんので軽いお食事とぴったりだと思います。 夕方早い時間から始まるお食事での最初の1本。今回はチキンソテーと頂きました。 |
---師範より---
はるばる米国カリフォルニアよりのご入門、ありがとうございます。
カリフォルニアのワインといえば、
ジンファンデルに代表されるようなドンと重くて甘味の強いものが一般的で、
ピノ・ノアールさえも甘渋い、という印象がありますが、
ご当地ではこういう軽い系のものもあったりするんですね。
そちらで11.00ドルだと日本に輸入されれば2,000円強とかになると思うので、
そういう価格の軽やかワインが受け入れられるかどうかはちょっとアレですけど、
飲んでみたい気もします。
というわけで、今後とも現地よりのご報告、お待ち申し上げております。
Chateau de La Jaubertie 1998
シャトー・ドゥ・ラ・ジョーベルティー 1998
産地:フランス、Sud-Ouest、ベルジュラック(Bergerac)
このワインを造っている英国人、ヒュー・ライマンという人は、
実は欧州では大変な有名人らしいです。
飛行機で世界中を飛び回り、一年中ワイン造りをするという、
いわゆる「フライング・ワイン・メーカー」の第一人者なのですが、
日本でさほど話題にならないのは、
彼のワインはモルドヴァとかモロッコとかでつくる安価なものばかりだからでしょうか。
色は濃いルビー色。熟成した印象は無く若い印象。甘い果実香、
わずかなバニラ香とともに、やや青臭さを感じる。
飲んでみると、まろやかだが「薄い」。ブルーベリー様の果実味。
軽いが明確なタンニン、酸があり、青茎やハーブの風味もある。香りの印象よりはドライ。
余韻は中程度の長さで、後口にややスパイシーさを感じる。
タイプからするとボルドー右岸、サンテミリオン・サテライトあたりのものに近い。 |
---師範より---
久々のご報告、ありがとうございます。
一口飲んでもイマイチだけど一本飲んだらオッケーのワイン、
そういうワインこそ当道場にて紹介すべきワインだと考えます。
と言いますのも、
一口飲んでのテイスティング・レポートであれば、
「安ワイン道場」などというエエ加減なページに書かずとも、
名だたるお歴々の方々が出版物/Webを問わず溢れんばかりに情報発信されていますので。
で、TOMOYAN殿の拍子抜け感、師範にも理解できます。
『ヒュー・ライマンとミシェル・ロランが組んだ・・・』なんて聞かされたら、
鼻や口より先に目や耳で香りや味わいを想像しちゃいますからね。
平常心を持って稽古に望みたいところであります・・・っつてもなかなか難しいですけどね。
ともあれありがとうございました。今後ともよろしくお願い申し上げます。
POGGIOPIANO Chianti Classico 1998
「稽古日」2002年2月21日 所属する部門が営業譲渡され、お先真っ暗になった夜、休肝日の禁を破って自宅で残念会。 会社自体は利益を出してたんだけどねえ、万年赤字部門だったのでズバッと切り離された。 人生いろいろでございます。 実はこのワインはバッシアーノのヴィーニャ・イル・コルト98 1,950円と メオ・カミュゼ のブルゴーニュ・ルージュ99 3,900円を 楽天のアサヒヤ酒店で始めて購入したところ、 ほどなくして「当選!おめでとうございます」1月のプレゼントワインはあなたに!と、 勝手に送られてきたワイン。昔の通信販売のように、ご当選おめでとう、 といって不要なものを売りつける手管を思い出して、 どうせろくなものではないだろうと思っておりました。 当選通知には、 『この度は1月のプレゼント企画に見事、当選されおめでとうございます。 プレゼントのお品「キャンティ・クラシコ98ポッジョピアーノ」を贈らせて頂き ます。ポッジョピアーノはイタリア・トスカーナで秀逸な生産者として世界で有名です。』 な~んて書いてある。どうでもいいけど応募したオボエもないし、 世界で有名でもわしゃ知らん、とぜんぜん期待してなかったんですよ。 銘酒辞典にも載ってないし。
精神状態も最悪だし、ワインも旨そうじゃない、とそんな感じで抜栓したんであります。
ところが、
抜いた瞬間からコルクから香る甘~い樽香。襟を正しましたね。抜群の凝縮感。
部屋一杯に広がる香り(チョットおーばー)。味わいは香りの強烈さほどではないが、
上品な仕上がり。途中香りが弱くなると香りと味が一体となって次の次元へ。
それからさらに大きく膨らみ、お仕舞はサンジョベーゼっぽさがしっかり出てまとまる。
そんな感じ。
最初から最後まで上品。いままでに飲んだキャンティクラシコの中でベストだと思う。
今回のアテは、少量でも充分に重く、複雑で、ねっとり感を楽しめる、
樫の葉で巻いてあるスペインの青かびと、
近所のダイエーで詰め放題100円の殻付き南京豆(1Kgくらいありそうだ)と見事にマッチ。 |
---師範より---
ご報告ありがとうございます。
ご勤務先の処遇とワインの当選、世の中悲喜交々ですな。
で、ご紹介頂いたキアンティ、なかなか美味そうですね。
「ポッジョピアーノ」なる造り手は師範も存じ上げません。
機会があったら試して見たいと思います。
それでは。
SCHLOSS VOLLARDS RIESLING SPATLESE 1996
「稽古日」2002年2月12日 ダイエーの見切り品コーナーにひっそり置かれていた一本。 初めは3,000円台の値付けがされていたのに、誰も見向きもしないので、 あれよあれよと、この値段まで下がって、 これ以上待つと誰かに気付かれちゃうかもしれないので、痺れを切らして購入。 ボア・カントナック1995も2,000円で購入。(こっちはおおハズレ) ホントはもう5年程持っていることを忘れるつもりだったのですが、 なぜか美味しいリースリングがどうしても飲みたくなってついつい抜栓。 グラスに注いだ瞬間、まず、その色に驚いた。 ビタミンドリンクをちょっぴり水で割ったような鮮やかな明るい黄色。 この時点で開けたことを後悔。やっぱりもっと置いとくべきだった。 案の定、フレッシュさはそれほど感じられないものの、 熟成というにはほど遠く、まだまだ若い、若い。 アルコール分も11%で私の体調にマッチ。 甘辛さもいい塩梅で、美味しさにどんどんぐびぐび喉を通過していってしまう。旨い。 今時珍しくボトルの首の部分に「果実酒」なんて書いた白い小さな紙片が張ってあったり、 裏ラベルのアルコール14%未満という表示も、実際の度数との差を考えると、 古臭い表示に見えたりして、はからずも酒税法改正前に販売されたことを物語るような、 まだそれほど経ってもいないのに歴史を感じさせるような、とっても面白いワインでありました。 それにしても、自ら長熟させたリースリングを楽しむには、 飲まずに我慢の忍耐が必要で難しいもんであります。 |
---師範より---
ご報告ありがとうございます。最近ご報告はちんちくりん殿がほとんどでありますな。
他の門下生諸氏や新規な方にも精進を期待したいところであります。
熟成白ワイン、極甘なものは別にして、師範はあまり良い印象がありません。
なんだかシェリーのようなうらぶれた感じがどうもピンと来なくて。
シャンパンとかでもそうです。
とは言いながら、ドイツ産の熟成モノは稽古経験が無かったりしますんで、
(ご報告のワインを入手することは不可能だとしても)
ちょっと古いドイツ産を見かけたら稽古してみることにします。
RICHEMONT CINQ CEPAGES WHITE 1999
VIN DE PAYS D'OC
昨年、南青山のフレンチレストランBANDOLでfine wine clubのオフがあった時、
鱸のポアレ・バルサミコソースに合わせるワインとして出てきたプロヴァンスの
CH.GRAND SEUIL(A.C.Coteaux d'Aix en Provence) 廣屋インターナショナル
これがやたら美味しくて、セパージュは何だろう?という話になり、
参加者のあちこちからシャルドネ、しゃるどね、CHARDONNAY!という声が挙がり、
私もシャルドネに違いないと思って、
プロヴァンス生まれの店主に尋ねたところ、ブールブーラン、ユニブラン、マルサンヌとのこと。 そんなことを思い出させたこのワイン。その名も CINQ CEPAGES。 名前から察するに、5種類の品種を使って造っているのは間違いないだろうけど、 表にも裏にも5つのセパージュは書いてない。 CH.GRAND SEUILほど洗練されてはいないものの、 どこか、樽香と、またもやシャルドネを感じてしまい、 翌朝の瓶の残り香にもハッキリクッキリそれがあって十分に楽しめる。 私自身の「美味しいワインの基準」の最高位は、飲み進むうちに、 いつのまにかワインの残量が瓶底に近くなり、 もっと飲みたいのに~という思いにさせるもの。 このワインはそれに次ぐくらいの美味しさで、 けっして安物VIN DE PAYS D'OCではないところがおおいに気に入った1本であります。 当然、アっと言う間に空に。 裏ラベルの、白身のお肉とお楽しみください、というのは解せないけど。 |
---師範より---
矢継ぎ早のご報告、ありがとうございます。
『飲み進むうちに、
いつのまにかワインの残量が瓶底に近くなり、
もっと飲みたいのに~という思いにさせるもの。』
という美味しいワインの基準、非常に納得であります。
であるがゆえに、テイスティング的な「一杯だけ」での評価は、
納得がいかんトコロであります。
品種に関しては、師範は当てる自信は全くありません。
当てられるようになるためには「一杯だけ」のテイスティングを重ねなきゃ無理でしょうから、
ハナっから諦めてます。
・・・というわけで、話が脱線しましたが宜しくご了承下さい。
AVARUS 1998 CHARDONNAY VIN DE PAYS D'OC
「稽古日」2002年1月28日 工場での会議のあとの宴会を居酒屋で行うとのことで、 どうせ酒飲むんならワインでなきゃ、と (荒川沖あたりの居酒屋ではワインなど置いてなかろうと昼飯の時間を割き) 久しぶりに土浦鈴木屋に出掛け、 店主に、1,000円、2,000円、3,000円台 のそれぞれの価格帯でベストなコストパフォーマンスワインを1本づつチョイスしてもらう。
このシャルドネは店主によれば、何やらのブラインドでNO.1だった由
(肝心の部分聞き漏らした)。
宴会のどさくさに紛れて持ち込んだため、ワイングラスを所望できず、
また、案の定、吟醸酒がドーンとクーラーに並んでいるまっとうな居酒屋なので、
ワイングラスなど望むべくもなく、ビールを飲んだグラスで、とも洗いしつつこっそり飲む。 |
---師範より---
ご報告ありがとうございます。
宴会で飲まれた、とのことですので、一人あたりの量はあまり多くないですよね?
品評会とかでウケる「バーン!」とアタックの強いワインって、
一杯目は凄く美味しいけど次第に飲み飽きする、
なんてのがあるのでちょっと要注意だと思ってます。
でも、このケースは元から宴会に持ち込むことを想定されて買い求められておられるので、
そういった意味ではナイスチョイスですな。サスガであります。
BOURGOGNE COUVENT DES JACOBINS 1998
LOUIS JADOT
「稽古日」2002年1月22日
最近カリフォルニアワインが続いて、少々アルコールの高さが身体にこたえるので
2~3度落としたワインをチョイスして欲しいとの配偶者の命を受け選んだ一本。 前置きはこのくらいにしてこのワイン。 当然、師範はLOUIS JADOTはほとんど稽古済みだと思いますが、私は3本目。 過去に飲んだBOURGOGNE(ドミニク・ローラン)を多少イメージしてしまったので、 あまりの違いに新鮮な驚き。そりゃ、まぁ、新樽200%な~んてこと言って、 出来不出来がバラバラなドミニクと、大手とは違いますわなあ。
抜栓後の、北国の湿った埃っぽさ風のアタックを飛ばすため、
乳白系薄紫に着色したコルクをしばし眺め、
本日の晩ご飯(ローヌワインで煮込んだビーフシチュー)をつむ。 最近安ワインをあんまり飲んでない、という超贅沢三昧が続いているので、 生活を本来の姿に戻すきっかけになったワインでありました。 |
---師範より---
毎度のご報告ありがとうございます。
『師範はLOUIS JADOTはほとんど稽古済みだと思いますが・・・』なんて書かれてますが、
ジャドみたいな巨大ネゴシアン、さすがにそれは無理ですね。
稽古日誌に載っているのは14種16本、
その中で一番多いのが(3回稽古)、ご報告頂いたACブルゴーニュ「クーヴァン・デ・ジャコバン」
です。1996と
1997を2回稽古していて、
ハズしたことがありません。
1998も良かったとのことですので、
安心して人様にお薦め出来る『安ワイン道場推奨銘柄』ですな。
手土産にお持ちになったお知り合いは、飲まないながらも素晴らしい選ワイン眼をお持ちかもです。
というわけで、今後ともよろしくお願い申し上げます。
Riesling Auslese 1999 Maximin Grunhauser Abtsberg
生産者 C. von Schubert 微炭酸。遠くのほうで桃の香りがする。 酸味と甘味がビロードの赤い絨毯ロールと化して地平線に向かってすーっと転がって いくような感じ。 なんとすばらしい酸味。なんとも上品な甘味。 元旦のお屠蘇代わりに、おせち料理、お雑煮といっしょにいただきました。 年初にふさわしい一本でありました。 |
---師範より---
ご報告ありがとうございます。
正月の師範はと言えばフランス産の泡やら赤やら飲んだんですが、どーもしっくり来ませんでした。
「やっぱり日本の正月は焼酎かビールか清酒に限る」と思ったんですが、
清酒風のドイツ産という手もありますね。勉強になります。
それでは、今後ともよろしくお願い申し上げます。
2003年報告分 | 2002年報告分 | 2001年報告分 | 2000年報告分 | 1999年報告分 | 1997/1998年報告分 |
by 師範