門下生の活動もますます活発である。
ちなみに、昨年のご報告は92本で、ほぼ4日に一本という活発さ。
1年間1ページというこのスタイルもそろそろ改めなきゃいけないかも。
2006年 報告分 | 2005年 報告分 | 2004年 報告分 | 2003年 報告分 | 2002年 報告分 | 2001年 報告分 | 2000年 報告分 | 1999年 報告分 | 1997/1998年 報告分 |
Rabbit Ridge ZINFANDEL 1998
「稽古した日」 2005年12月30日
年末年始用として近くの酒屋へ。
この店は結構良いものが安価に売っていて当方のお気に入りの店です。
予算的に事情があり安旨ワインを目的にして選別。
といっても普段も安旨ワインを旨として稽古中なので、そういう意味では <<...>>
いつも通りなんですが・・・
10本程度買った内の一番期待しないで開けたのがこれでした。 |
---師範より---
お久しぶり&本年最後のご報告、ありがとうございます。
ラビット・リッジのジンファンデルは、ご報告頂いた物よりちょっぴり高級なものの1997産を、
5年前に稽古しております。
それにしても税込み3桁は安いですね。その価格帯でカリフォルニア産というと、
通常であればかなりの大衆廉価版しか入手できないと思いますが、
上手いこと処分価格品にめぐり合われたな、という印象です。
分不相応な熟成期間も、決してマイナス要素にならなかったのは幸いでした。
というわけで、来年(もう既に「本年」ですが)もよろしくお願い申し上げます。
Devaux Grande Reserve Brut VEUVE A. DEVAUX
「稽古した日」 2005年12月29日
今年のテーマの一つであるシャンパーニュのご報告。
今年は過去最も多く泡モノを飲んだ一年でありました。
ドンペリのロゼの古いのを買ったりなんぞして。
高級から亜流までたんと頂きました。BOLLINGERのVTからCAVAの安物まで。
翻って、CHAMPAGNE好きの師範殿の過去の記録を紐解きますと、BRUTは約100本。
そのうち3,000円以下は三分の一。やはりCHAMPAGNEはそれなりに値が張りますね。 |
---師範より---
ご報告ありがとうございます。
ご指摘の通りシャンパーニュは確かに割高ですね。
でも、シャンパーニュでなければならないナニか、があるのも事実。
飲み飽きの件もそうだと思いますが、やっぱり歴史と気候条件が造り上げる個性というか、
シャンパーニュを名乗るためにはコレは譲れない、
といった誇りみたいな部分がワインに反映しているようにも思います。
というわけで、3分の2は破戒価格を払っても買っちゃうわけですな。
でも、フランス現地では日本に輸入されているものよりもっと安いのがスーパー等で入手可能とも聞き及んでおります。
インポーター各社には是非そういうのをガンガン入れて頂くようお願いしますと共に、
ちんちくりん殿には『CHAMPAGNEでCHAMPAGNE!』を実現して頂き、
安ワイン者の啓蒙に努めて頂きますようお願いしたく感ずるところでございます。
というわけで、年末年始休暇でリアクションが遅れましたことをお詫び致しますと共に、
今後ともよろしくお願い申し上げます。
Corvee de L'Eglise 2001 Michel MAGNIEN
「稽古した日」 2005年12月25日 先月、平野弥で購入したムルソー86(Cave de Pommard)が美味しかったので、 もっと安く買えるところはないかとさがしてみたら、 会員価格ではあるものの、なんと3割も安く買える松澤屋という埼玉の店を発見。 早速会員になって、購入に臨んだところ、 年末セールで他にもいろいろ随分安く売っていたので、 以前、ワイナリー和泉屋で買ったMAGNIENの息子のワインが当たりだったのを思い出し、 セール品の中から、ならば今回は、とちょっとひねって親の方の、 ドメーヌもののMichel MAGNIENの、モレ・サンドニ1erCRUを通常価格の4割引きで購入。 これまた最高にうまかったので、Michel MAGNIENをもっと飲んでみたくなり、 安ワイン価格品はないか、とさがしいてヒットしたのがこのワイン。 ただ、安ワイン価格ながら、売っていたのは、その店の宣伝文句全般に食傷気味ゆえ、 2年ほど購入をひかえていたあの“有名な”京橋ワイン。 このワインの購入者のコメントをあっちこっちであたってみても、 散々の内容だったので、期待薄、とは思いながらも、またしても、 あのお店の超過激&大袈裟な宣伝文に抗し切れず、複数本購入。 なぜなら、このドメーヌのワインなら、Passetoutgrainでも、 飲み方を工夫すれば美味しく飲めるのでは?と、思えたから。 そこで、先達購入者のコメントにあった、酸味が強い、 Michel MAGNIENでも値段なり・・・云々などを参考に、 合わせる料理をポトフにして正解。この料理となら、[聖職者の苦行]、 というワイン名ほど酸っぱくはない。 ピノの方が少ない割合なのにガメイを抑えたピノ優勢味。 トマト系のパスタでもよかったかもしれない。 さらに、実に珍しく、アルコール分も12%。最近の師範殿でも750mlが1本軽く空くはず。 うん、1,480円なら、いいんじゃないか? キャップシールやラベルも上級酒とたがわぬ手抜き無しだし。 それに、いつもながら、おまけが送られてくる京橋ワインからは、 今回のおまけとして、チーズ(ハードタイプ)とビスケットがついてきたことでもあるし、 と思いながら、念の為もっと安く売っている店はないかとGoogleしてみたら、 なんと、 イー・ショッピングワインで1,180円。 その差300円。 ぅ~む。1,180円なら間違いなく、いい、と思います、 このワイン。しかしねぇ、酒屋さんの競争も大変ねぇ。 |
---師範より---
大変熱のこもったご報告、ありがとうございます。
確かに酒屋さんの競争は大変ですね。
特に昨今はWebショップが発達して、自宅に居ながらにして価格の比較が出来ますからね。
だもんで各店舗とも「プラスαのサービス」を目指しているのか、
とんでもなく長々とワインを持ち上げる宣伝文句を並べる店があったりするんですが、
そういうのは師範はちょっと・・・
メール配信サービスの文言はシンプルなのが好きです。
というわけでご報告ありがとうございました。
ご報告のワイン、師範が買う店で一緒に売られていたら買ってみることにします。
Bourgogne Hautes Cotes de Nuits 2002 Michel Gros
「稽古した日」 2005年12月16日
他のドメーヌの白ながら、2004VTの注文を酒屋さんに出すような時期で恐縮ですが、
今年度の私のテーマの一つだったブルゴーニュ2002のコスパワインの総括的Hautes Cotes de Nuitsと言えるワインのご報告です。 |
---師範より---
ご報告、ありがとうございます。
悠々自適の毎日を過ごされているご様子、羨ましい限りでございます。
さてご報告頂きましたミシェル・グロのオート・コート・ド・ニュイ、
ご指摘のように師範も1991(名義はジャン・グロ),1992,1993,1996,1998,1999,2001と稽古しておりますが、
2002は未稽古でした。ミシェルの方ではなく、グロ・フレール・エ・スールに浮気をしておったようでございます。
柔らかさという面ではミシェルの方が上かもですね。インパクトだとグロ・フレールに軍配が上がると思いますが。
というわけでご報告ありがとうございました。
適度な値段で見かけたら押さえてみます。
Bourgogne Rouge 2003
生産者: R.DUBOIS & FILS
門下生「ワイン独眼流」よろしくお願いしまっす。 香りはイチゴの香りっぽいベリー系、うっかりするとガメイが入った 「ブルゴーニュ・パストゥーグラン」と勘違いするようなところがあります。 樽香も結構きてます。ブルゴーニュ(ドメーヌの場所はニュイ・サン・ ジョルジュ村) なのにカリフォルニア・ピノを感じさせてくれます。 VV(ヴィエイユ・ヴィーニュ=古木)の標記がありますが、 特に複雑な味わいは自分の未熟さか感じられませんでした。 タンニンはきつかったです。2003とまだ若いからか、 それとも暑かったヴィンテージの特徴なのか渋みが舌を刺激します。 まだまだ飲むのには早すぎたようです。 2日にわたって飲みましたが、変化はほとんどなくタンニンも強いままでした。 美味しくないとは言わないですけど、VVらしさを期待した私には ちょっと物足りなかったワインでした。 |
---師範より---
ご入門ありがとうございます。ワイン独眼流殿のblog、
楽しく拝見させて頂いております。
ご報告頂いたワイン、酷暑だった2003年産のACブルゴーニュらしい、
やや過熟した感じが出ているみたいですね。
でも、1,800円くらいのACブルゴーニュで普通の年の産だと、
サラリとして引っ掛かりの無いことが唯一の取り得、ってな感じのものも少なくありませんので、
安ワイン者としては(安くても存在感があるという意味で)ありがたいヴィンテージだと思ってます。
生産量が少なくて価格が高騰したヴィンテージとも言われていますが、
少なくとも普通のACブルゴーニュ・クラスだと他の年とそんなに違いも無いようですし。
ともあれご報告ありがとうございました。
次回からは「これぞお薦め!」ってなワインのご報告、よろしくお願いします。
JULIENAS 1996 GEORGES DUBOEUF
稽古日 2005年12月3日
取り壊した旧宅の家の外に置いてあった冷蔵庫に死蔵されていたもの。
いつも犬用の骨を入れておく冷蔵庫でした。
何年前に買ったのかも誰が買ったのかも分からない。
セブンイレブンの特価品のプライスシールが張ってある。
そして何年冷蔵庫に入っていたのかも分からない(もちろん9年以内だけれど)。
なんだか危ないなあでももったいないから料理用に使えるかなで取って置いた、
もうぼろぼろになっていると思ったワイン。 |
---師範より---
ご報告ありがとうございます。
デュブッフのジュリエナ、1997であれば師範も2000年に稽古しています。
なんだかあの頃1996, 1997あたりのクリュ・ボージョレを叩き売ってたような。
ですんでコンビニでその値段であれば、その頃買われたのでは無いかと想像します。
冷蔵庫保存の功罪については、諸説あるようですが、
一般的には「熟成はあまりしないけどあまり傷むこともないんで常温保存より良い」
という意見が一般的のような気がします。
もちろん師範はそんな挑戦をしたことは無いんで、あくまで受け売りではありますが。
ピノノワールっぽくなっていて、上手に年を重ねたようであれば結果オーライなのでは無いでしょうか?
というわけで、なかなか面白いワインのご報告、ありがとうございました。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
ポール・ローラン (Paul Laurent)、ロゼ・シャンパン(NV)
シャンパン地方、エペルネー地区
友、遠方のフランス、ブルターニュから来る、ということでミニパーティ。
版画の新作発表会をNYでされたので、お祝いのロゼ・シャンパンと
カリフォルニア・シラーとブル白(Vire-Clesse)を開けました。
おつまみはサーモンとクリームチーズ、
野菜スティック、ミートローフなど。
シャンパンはピークシーズンなのに安い!どこかの国の業者の方、見習ってください! |
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---師範より---
ご報告ありがとうございます。
$28.99は、今日(2005/12/05)の為替レートで計算すると日本円で3,515円なんで、
稽古範囲をややオーバーしてしまいますが・・・
ま、シャンパンということでご祝儀相場として掲載させて頂きました。
シャンパンには、他のスパークリングワインには無い引き締まった柔らかさ(日本語的には意味不明ですが)があって、
どうにも他に代えがたかったりするんですが、やっぱり高いですよね。
本国フランスのスーパー等では10ユーロくらいから売られているらしいのですが、
どうしてそれが適正な価格で国外に流れないんだろ・・・と思ってしまいます。
というわけで、また米国のワイン事情が垣間見えるレポート、よろしくお願いします。
LE FILIGARE
生産者 LE FILIGARE さいきんはサンジョベーゼを使ったIGTを見掛けるようになりました。 これらには、千円前後のお手頃な値段の物が多く、 ボクは近頃「もしかしたら安くていけてるものかも?」という期待から、 こうした手頃なIGTサンジョベーゼをよく稽古しています。 それで、狙ったとおりというか、この手のワインは全般的に言って、 “キリッとして程ほどにシッカリ”というスタイルが多く、悪くないと思います。 まあ、簡単に言えば、「キャンティクラシコに近いスタイルのものを手頃に飲めて、 なかなか良いですよ。」ということです。 そんなわけで、このたびはボクが稽古したお手頃IGTサンジョベーゼの中で、 とくに良かったものをご紹介いたします。
さいしょはオイルっぽい香りが主で、
すこしづつベリー系とイチゴっぽい香りがでてくる。
色はけっこう濃い目で、向こうが見えるかどうかくらい。縁は赤ムラサキ。
キリッと酸っぱくて、程ほどに重い。程ほどってのがいいね。さっぱりした感じで、
おいしい。
飲み進めて一時間くらい・・・まろやかな飲み口に変化。
酸が柔らかくなって、じっくり腰を落ち着けて飲むようなスタイルに。おぉー、
まるで、こちとらの酔い心地と呼応するかのようで憎い演出ですよ。
このッこのッ!素敵じゃん。 |
---師範より---
連発でのご報告、ありがとうございます。
トスカーナに限らず、
イタリアのIGTにはなかなかコストパフォーマンスに優れたものが良くありますね。
サンジョヴェーゼがお得意とのことですが、
白にも手を出してみられてください。
“キリッとして程ほどにシッカリ”がピタリとハマるワインがあると思います
(例えばコレとか、
微発泡だけどコレとか)。
想像するに、イタリアではDOCでがっちり規格化して土地の個性を押し出すよりも、
IGTくらいでそこそこの決まりの下「美味きゃいいじゃん」的な造り方の方が国民性に合うのかも、
なんて考えておりますが。
というわけで、また何かありましたらよろしくお願いします。
Beaujolais Nouveau 2005
生産者 Georges Duboeuf こまった・・・おいしい。 私は、ヌーボーを貶めながら、日本人の特異な習性の現れとか、 ワイン文化が歪んだ形で浸透しているとかなんとか言って、世間を見下し、 自分を高見に置きたいというのに、 皆がおいしいおいしい言っててケチをつける雰囲気じゃない。 なぜ私は、こっちを振り向いて「おいしいね。」と言ってくる女性にたいし、 ニコニコしながら首を傾けて、腑抜けた声で「ね~!」なんて言うのだろう。 気がついたら単純に楽しんでおり、 私のヌーボーのうんちくを披露して自意識を大満足させるという計画までどこかへ行ってしまった。 淡いルビー色。イチゴっぽい香り。酸がけっこうあって心地よい。 ちょっとだけの渋みが後味をいい感じで締めてくれる。 いきいきして、単純に飲みやすくて、うまい。しかも、 飲んでてだんだん楽しい気分になってくる。くっ。 なんだ。最高じゃないか、ボジョレーヌーボー。
そんなわけで、このたびは、標記ワインをオススメさせていただきます。
ただし、家で飲むのではなく、ぜひ外で。
とくに居酒屋さん的なお店で飲んでいただきたい、と思います。
理由は2つありまして、1つは、流行りモノの目玉商品なので普通のワインより粗利が低く、
割安感を覚えるからです。
通常、外で三千円のワインなら小売値は千円程度でしょうか。
つまり、これに二千円以上も費やして購入するのはもったいないと思う方も、
外で飲めば、「実は、僕はいま小売値が千円程度のパフォーマンスのワインを飲んでいるんだ。」
と思い込み、自分を納得させることが出来るからです。凄い発想だ。天才か? |
---師範より---
ご入門ありがとうございます。さすが「旬」のワインだけあって、
ボージョレ・ヌーボー2連発ですね。
師範は口を酸っぱくして「ボージョレ・ヌーボーに安易に手を出すべからず」と言っているわけですが、
さすが安ワイン者の皆さんは十分にコスト意識を持って飲まれているようで。
下記にご報告頂いた柳沢殿は日本円に換算して560円、
今回ご報告頂いたちょうすけ殿は居酒屋で3,000円、
それくらいの値段であれば十分評価できるワインだと思います。
特に、居酒屋なんかで『そういえばヌーボーの時期じゃん』なーんて感じで
お祭りをお祭りとしてエンジョイされるのは正しい楽しみ方のような気がします。
またヌーボー以外でもイケてる安ワインと稽古されましたら、ご報告よろしくお願いします。
Beaujolais-Village Nouveau 2005
「生産者」 Eugene Loron オランダにおけるボージョレ・ヌーヴォーの盛り上がり度をリサーチするため、 解禁翌日に2軒の店を探訪。リカーストアとスーパーに行きましたが、 どちらでもある程度目立つ場所に数種類置いており、それなりに注目されるもののようです。 驚いたのはその価格。スーパーでは2.5~4.5ユーロ、 リカーストアはもう少し高かったのですが一番高いのでも6ユーロ。 買うつもりは全くなかったのですが、 価格を見て「これならハズしてもいいかな」と思いスーパーで4ユーロの品を購入。 ちなみに食事はサバの塩焼きにアサリの酒蒸しとおよそオランダらしくないメニュー、 それとサラダ。 色はヌーヴォーにしてはやや濃い感じ。香りはバナナっぽいですね、やはり。 一口飲むと、意外に酸味もあって、アルコール臭さもあまり感じられず、 何だか普通のワインとあまり変わらないというか、 悪い意味でのヌーヴォーっぽさがあまりなくて好印象。 これで4ユーロだったら、ボージョレ・ヌーヴォー云々の能書きがなくても充分にリーズナブルです。 2千円だったらちょっと考えるかも知れませんが。 ちなみに魚介類との相性もバッチリでした。 このくらい軽い赤であれば肉より魚の方が合うのでしょうね。 |
---師範より---
大変タイムリーなご報告、ありがとうございます。
そうですよね、ボージョレ・ヌーヴォーって、それくらいの価格がふさわしいワインですよね。
もちろん、遠く離れた日本だとさすがに4ユーロって訳にはいかないとしても
(その4ユーロにも通常のワインより大目の流通&販促コストが掛かっていると思いますが)、
せいぜい1,000円前後が内容に見合った価格であって、
現状の値付けは異常だと思っています。
以前は、年を越した頃に船便で安いヌーヴォーが入ってきてた様に思いますが、
昨今は解禁日までに入れる航空便の量が多いのか、
インポーター全体で本来の価格を隠したいためわざと船便は入れないのか、
日本では真っ当な価格のヌーヴォーは飲めない状況にあります。
というわけで義憤に駆られてなんだか恨み節っぽくなりましたが、
今後ともよろしくお願いします。
SAVIGNY-LES-BEAUNE 2002 CORNU-CAMUS
「稽古した日」 2005年11月18日 DRCのリシュブール1999を思い出してしまうようなお味。 このお値段なので、残念ながらその印象は長くは続かないのですが。 大人数で一杯づつ楽しむには最高のワインだと思う。香り、高級感のある甘み、 ともに、ワイン会の目くらましには最適。 値段的には道場の稽古基準ぎりぎりですが、是非お試し頂きたいです。 なかなかこのような味わいのワインには出会わないなぁ。 尻上がりに風味が向上すればもっと良かったのですが。 |
---師範より---
ご報告、ありがとうございます。
『DRCのリシュブール1999を思い出してしまうようなお味』と言われましても、
それを飲んだことない師範にとってはどんな味なのか想像がつかないわけですが、
(というか、特定の造り手の特定の畑の特定のヴィンテージだけが持つ特徴、
なんて師範は記憶し得ませんが)、
なんか分不相応な高級感があって美味いってことですかね。
ともあれご報告ありがとうございました。またよろしくお願いします。
レルミタージュ・ド・シャススプリーン 2002 販売店 マルシェドマルシェ心斎橋店 値段 1500円(税込み) 輸入先 (株)徳岡 購入日 稽古日 11月15日 15日10時より改装オープンということでセールの商品目当てにいってみました。 前に比べるとワインの陳列がすっきりされたのと、 各地区ごとの棚に検索モニターがすえられて それぞれのワインの詳細を知ることができるようになっていました。 ただ、当日はまだ完全なデータは入力されきれていないみたいで ボタンを押してゆくと映し出されない画面もあったようですが・・・
さて稽古しましたシャスの2NDラベルですが、初めて飲むシャススプリーン。
セカンドとはいえ有名クリュブルジョワ 期待は高まります。
抜栓してコルクを見ますと真っ黒とまではいきませんが濃い色合いでこゆいワインが期待されます。
(追加情報) |
---師範より---
大変お久しぶり(2年ぶり)のご報告、ありがとうございます。
2002年産シャス・スプリーンのセカンドのご報告ですが、
師範は親玉の方であれば以前に稽古しております。
ご報告と見比べると違いが判って面白いですね。
親玉の方は樽香含めしっかりした香りがある反面、
かなりカタブツで渋味がガシガシしていて、その日のうちにはあまり開かなかったようです。
その点セカンドは今飲んでも結構良さそうですね。
ファーストとセカンド、
2倍の売価の差に見合った上手な造り分けがされているような気がします。
それでは、またナイスなワインがありましたらご報告下さい。
気長にお待ち申し上げております。
GRECANTE 2002 ANALEDO CAPRAI
(頂き物)
長男の幼稚園のお友達を家族全員お呼びしてのパーティ。
息子が初めての運動会で泣きまくっていたとき、
励ましてくれたお友達なので気合いが入りました。
料理はうちでの定番の子羊とリクエストの鶏肉の炭火焼。
今までは子羊のロースを買ってきましたが、し好が変わったのかはたまた値段の安さなのか。
子羊のもも肉が良いと思う我が家。初めての人には味が濃いかなと思いましたが。
お友達家族全員がうまいとぱくついてくれました。
鶏肉は一羽を買ってきてさばき部位別に焼く。これもうまい。
焼きとりやさんのうまさの秘密は炭火で焼くということを改めて確認しました。 | |
Chambolle Musigny 2001 Michel Gros
購入場所 カルフール南町田
これはもうコルクを抜いた時からレベルの高さを感じさせるワイン。
香りを嗅いだだけで早く飲みたいと思わせます。のどごしは滑らか、
メドックのワインはちょっと重いけど、これはするするとのどを落ちていきます。
このワインが2000円なんてカルフールさんありがとうのワイン。
気がついたらもう空になっていました。 | |
Chateau Senejac 1998
Cru Bourgeois Haut Medoc
購入場所 カルフール南町田 もう一本の赤ワインがこれ。これは最近のフェアで購入したもの。 11月11日の報告した物とは少しレベルが違う。まろやかな香りだし、 98年だけどまだ色も濃く若々しい、高いレベルでまとまっていてとてもうまい。 シャンボール・ミュジニーの後に飲んだのだけれど。 それなりに負けないでメドックらしさを主張している。いいですね。こんなワイン。 雰囲気があって。 フランスワインもお金と味の釣り合いが最近取れてきたなあと思います。 |
---師範より---
3本まとめてのご報告、ありがとうございます。ご来客の時にアタリのワインが連発でよかったですね。
奥行きのあるイタリア白→軽快なブルゴーニュ赤→しっかりしたボルドー赤という流れも、
見ているだけで良さそうな雰囲気が漂って参ります。
それにしても2,000円のシャンボール・ミュジニーは安いですね。
師範が稽古した時も、
スルスルと流れるように喉に滑り込んでいくワインだったという印象があります。
ということで、またナイスなワインがありましたらご報告よろしくお願いします。
CHATEAU TOUTIGEAC 2002
シャトー・トーティジャック
・2005/11/10
・2005/11/11 地平線にむけて薄白になっていく薄青の空と、 赤土の地面がずーっと遠くまでの広がりと。 (ミレーの晩鐘の景色。 ただ、ちょっと早い午後3時ごろの感じで) |
---師範より---
ご入門ありがとうございます。
1,000円のワインが翌日良くなっていたとのこと、ラッキーでしたね。
師範の場合、翌日にもちゃんと飲めるほど残すことはかなりまれ(残しても1杯分くらい)なので、
これだけの本数を飲んでおきながらそういう変化に関しては案外情報が無かったりします。
もういい歳なんだから、それくらい理性をもって稽古を心がけたいトコロではありますけれども。
ともあれご報告ありがとうございました。今後またイケてるワインがありましたらよろしくお願いします。
CHATEAU GAZENEAU BORDEAUX 2003
稽古した日 2005年11月10日
最近うちでは、揚げ物が流行っていて、天ぷら、ポテトチップそして、今夜はカキフライ。 |
---師範より---
ご報告ありがとうございます。
カキフライにボルドー赤を合わせられたとのことですが、
師範の印象だと、揚げ物って赤でも白でも泡でも、何でも合うような気がしています。
ただ、揚げ油の匂いが部屋に満ちていると、
鼻がマスクされたよな感じで香りが取りづらくなるのでご注意下さい
・・・って、揚げ物したくらいで匂いが充満するなんてのは師範ちみたいに狭い家だけかも知れませんが。
あと、揚げ油はキャノーラ油が好きです。
普通のサラダオイルよりカラッと感と香ばしい香りが強いような気がします。
と、ワインじゃなくて揚げ物の話ばかりになってしまいましたが、
今後ともよろしくお願いします。
Carlevana Chardonnay reserva 2001 「稽古した日」 2005年10月28~29日 「稽古した場所」 横浜の我が家 「購入店」 貰い物 2,000円位らしい。 「インポーター」 As-set.Com.(有) 「原産国」 MOLDOVA 「使用品種」 シャルドネ 南仏のモンラッシェ Chateau de BeaucastelのChateauneuf du Papeの白ではないか? と思わせるようなお味。 翌日にはさらにねっとり感とまったり感&蜂蜜が加わる。 日本国民として、その生産国名を一生涯知らずにいてもなんら問題のないような国、 MOLDOVAという国で造られているワインであるらしい。 シャルドネというのが信じられないような香りと味だが、 非常に旨いワインであることは間違いない。 抜栓した日の翌日に、その味わいが劇的に変化しているのもまたいい。 長期間寝かせて味わえば、さらにその真価を発揮するのではなかろうか? まさにヴァン・ド・ガルド。今売り出し中らしいんですけど、惜しいですねぇ。 なんたって普通買わないもんなぁ。モルドヴァのワインなんてのは。 |
---師範より---
ご報告、ありがとうございます。
モルドヴァ産とはこりゃまた渋いトコロを突いて来ましたね。
師範も未稽古・・・と言いたいところですが、
実はロシアにお詳しい方のハンドキャリー物と稽古したことがあります。
その方によれば、旧ソ連の中では比較的ワインの生産が活発な場所ということだったような。
調べてみたら黒海の北側、
緯度的にはブルゴーニュや北イタリアあたりとあまり変わらない所にあるんですね。
外務省のWebサイトを見たら、
「主要輸入品目:衣料品、繊維、ワイン」だそうです。いやー知らなかった。
で、お味も素晴らしかったとのこと、
今後安ウマワインの新たな産地として認知されることを期待して止みません。
それでは、またアチコチのワインとご研鑽のほど、よろしくお願いします。
Ile La Forge Syrah(イル・ラ・フォルジュ シラー) 2004
作り手:ミシェル・マス
ヴァンドペイながら、非常に重いボトルに惹かれて購入。
ボトルの重さだけならDRCにも負けないかも。
食事は豚のしゃぶしゃぶに合わせてました。 |
---師範より---
ご入門早々、二度目のご報告ありがとうございます。
イル・ラ・フォルジュのシラー、師範も1992と稽古済みです。
「濃さにビックリだけど諸手を挙げての大喝采ではない」あたりは似たような評価、ということですかね。
この銘柄に限らず、南仏のマス一族(ミシェル・マス/ポール・マス)が造るワインは、
こういう重いボトルでドッカーンと濃く、コスト・パフォーマンスに優れたワインが多いようです。
シャルドネもお持ちとのこと、
(ヴィンテージ差があまり無いとすれば)やや出すぎな樽香と強い抽出が気にならなければ、
そちらもまたお値打ち感のあるワインだと思いますよ。
ということで、今後もまたよろしくお願いします。
La Dame de Malescot 1997
ボルドー マルゴー
ボルドー3級のCh.Malescot-St-Exuperyのセカンドラベルです。 |
---師範より---
ご入門ありがとうございます。
ご報告頂いたワイン、もちろん稽古したことはありませんが、
『おいしさからいえば断然こちら(モナステリオ・サンタアナ)だけど、
このワインにない品のようなものを持っている』というあたり、
なんだか非常に納得であります。
ボルドーとかブルゴーニュといった、フランスで大昔から産地として名を馳せていた地域のワインって、
他では得られない気品みたいなものがあって、
それが安ワイン者を浮気に走らせる大きな原因のように感じています。
それにしても、「澱の香り」や「澱の味」ってのは凄いですね。
師範には、「澱の舌触り」は判っても香りや味までは全然です。
ともあれご報告ありがとうございました。今後ともご精進のほど、よろしくお願いします。
リトル・ジェームス・バスケット・プレス
生産国:フランス
ローヌ南部の産と言うことで、ここはやはり、
原点帰りの南部フランスを選択するのが私にはいいようです。。 |
---師範より---
ご報告ありがとうございます。
ご報告頂いたワイン、師範も1年半前に稽古済みであります。
『テーブル・ワインと思えば上出来、ACコート・デュ・ローヌと思えば相応。
980円という値段はややお買い得感がありつつもそこそこ妥当で、
販売店で絶賛される理由は見出せず』と記しております。
ヴァン・ド・ターブルでヴィンテージが記されてないんで、
はっきりしたことは分かりませんが、
びっくす壊死ヱ蔵殿が飲まれたのとは生産年が違うのかも知れませんし、
ローヌあたりが肌に合う方には結構イケてるワインだろうとも想像します。
というわけで、また何かありましたらご報告よろしくお願いします。
Newton、シャルドネ、2003
カリフォルニア、ナパ+ソノマ またまたまた新大陸、カリフォルニアのシャルドネです。特に濃い味で鳴らしているニュートン。 期待に違わずグリセリンたっぷりのとろりワインです。最初はパイナップル、 それからメロン、パッション、ほか南国系の味と香り。酸味は弱い。 昨年今頃、Testarossaというイタリア系のカリフォル二ア・シャルドネを飲む機会があって、 とろり味のとりこになっていましたが、なかなか安ワイン価格でめぐり合えません、残念。 このニュートンもUNFILTEREDとかは40ドル代だし。でもこれからは本格的ワインシーズン。 在庫調整セールを期待します。このナパ+ソノマはかつてのTestarossaに比べると多少、 過熟感があるような? 雑味の無い、蜜の味を期待しています。 そうすればナパのBatard Montrachetとか、過剰広告できるかも? |
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---師範より---
連発でのご報告、ありがとうございます。
ご報告頂いたワイン、日本でも輸入はされているみたいですが、5,000円前後の値段が付いています
(UNFILTEREDだとその2倍弱)。
内外価格差を思い知らされますね。
欧州産(でそこそこの価格のもの)とかだとこれほどの差は無いんですが。
カリフォルニア産って、このように価格が高いこともあり、
安ワイン者にはあまり優しくなく
「それだったら南米や豪州でいいや」って感じで稽古する機会がどんどん減っています。
インポーターの皆様には是非頑張って頂きたいところであります
・・・って誰も見て無いでしょうけど。
というわけで、またよろしくお願いします。
CASTLE ROCK ピノ・ノワール 2004
カリフォルニア、モンテレー地区 またまた新大陸の2004年の新酒?なぜか店内、ピノの棚でこの列だけ本数が少ない。 売れてるか、店員さんサボってるかどちらかですが、直ぐに補充に来たので、 答えは明らか!急いでいたので一本つかんでレジへ直行です。 まったく値段に反する、充実した香りとお味。 ブルゴーニュ風に、しっかり森の土、というかけものっぽさもあります。 ジャムっぽさ、果汁の甘さが良く出ています。酸味は後退。 料理は中華風チキンとチリペッパー、海老のアスパラいためなど。 4人ですから、あっとゆう間になくなりました。 あとは、ほとんど知らない安シャンパンとチリの赤を2本(記録漏れ、残念)。 しかし...コスト管理というか、ちょっと脅威に感じました。 土地代の高い米国で、前回のNZ白と同じ$8.99とは。 JAPAN向けにも出されるといいんですが? |
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---師範より---
ご報告ありがとうございます。
チョロッとサーチしましたところ、キャッスル・ロックのワイン、
なんでも、ワイン関連の雑誌で高得点だったとかで日本にも輸入はされているみたいです。
ただ、地区が違ってソノマ・コーストの産、値段は倍以上ですね。
また、米国在住の方のサイトで、このワインを高く評価しているのをいくつか目にしました。
というわけでココをご覧のインポーターの皆様は是非このワインを仕入れて下さい。
きっと売れます。師範も1,500円までなら買います。
・・・なんてこと買いても無駄だとは思いますが。
ニューヨークあたりだとこれからズンズン寒くなると思います。
おからだに気をつけて、パーティーシーズンをお楽しみ下さい。
Torneo Reserva 2000
「生産者」 Coseceros Abastecedores 先々週にバケーションでスペインに行っていたのですが、 このワインはその前に地元で調達したものです。 買った店はオランダならどんな小さな町にもあると思われる大手のリカーストア。 品揃えも私が覗いたいくつかの店では共通していたので、 基本的に大量生産ワインが多いかな、とあまり期待していませんでした。 ただ、師範の稽古日誌を改めて拝見すると、 Valdepenasの赤ワインには比較的好意的な評価が多かったような。
色はスペインの赤ワインには珍しく薄め、熟成が進んでいることを伺わせます。
一口飲むと、確かにReservaだけあって樽香もついてますが新世界ワインみたいにどぎついものではなく、
タンニンもこなれていて、それでいて酸味のバックボーンは必要充分にあり、
とても上品な感じ。
スペインワインにありがちなヤニ臭さやモッタリとしたところとは全く無縁。
「フィネス」というコトバはおよそスペインワインにふさわしくない様に思うのですが、
このワインには使っても褒めすぎではないかも。 |
---師範より---
ご報告ありがとうございます。
『Valdepenasなど比較的マイナーな産地の上級ワインは狙い目』というご意見は納得であります。
そういう地方のワインって、リセルバ・クラスでもまだまだ十分稽古範囲価格のものが多くて、
コストパフォーマンスに優れるものが多いですよね(といってもその値段で入手するのは日本では難しそうですが)。
他の産地としては、La Manchaなんかも良いと思います。
一方、カリフォルニアあたりのものだと、プレミアム品はいきなり高くなって、
通常品とそう変わらない熟成期間で出荷されているようでもあり、
やたら重くて固く、今飲んでも価格に見合わないものが多い印象があります。
ともあれご報告ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。
NEDERBURG 1997 EDELROOD 「稽古した日」 2005年10月8日 「稽古した場所」 横浜の我が家 「購入店」 蒲田 樽屋 (2002年5月22日) 890円(税別) 「インポーター」 サッポロビール 「原産国」 南アフリカ共和国 「使用品種」 カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー 私より一つ若いNo.で当道場にご入門の門下生第六十号殿が (報告日:2002年5月9日)で既にご報告されているワインと同じものを、 3年半貯蔵して飲んでみました。購入店、購入時期ともに同じ。 3本購入の最後の1本。買った店が樽屋だったからか、はたまた、 南アの安ワインだったからか、はハッキリしませんが、この日に飲んでよかった~、 という、まさに熟成の頂点。 890円で熟成の頂点が早めに味わえるという意味で抜群のコスパワインです。 この日の晩ごはんの焼肉にはぴったり。 ボルドーのそこそこのワインを30年くらい置いときました~的な味わい。 やはり安ワインは熟成が早いのか?それとも、 そもそもこのクラスのワインは置いといて飲むものではない、 という常識に挑戦して正解!だったのだろうか? はたまた他店での購入だったらどうであったのか~?などが気になりますが、 門下生第六十号殿のご報告時点で、既に熟成気味だった、というところが今になって、 なるほど、と頷ける点ではあります。 |
---師範より---
ご報告、ありがとうございます。
今回はまた古い門下生報告を検索して頂き、お手数をおかけしました。
門下生報告も一覧リストを作ればもう少し便利かなぁ、と思いますが、
過去に遡ってまでやる気力が沸かない
(やるとしたらモレの無い完備な状態にしないと気の済まない性格です)ので放置状態です。
スミマセン。
で、ご報告頂いたワイン、
890円のワインを3年半も置いておかれるなんて素晴らしきチャレンジ精神であります。
普通は保管コストとか考えて割りに合わないと思うし、
逝っちゃう可能性も高そうですから。
で、敢えて挑戦した結果が抜群の熟成具合とのこと、さすがの「選"安ワイン"眼」であります。
今後も面白い企画にチャレンジされましたら、ご報告よろしくお願いします。
Montagny 1er Cru Les Bassets 2002
「生産者」 Albert Sounit オランダに引っ越して半年、初めて自宅にお招きしたお客さまは私の上司と奥さまでした。 お料理はバケーションで行ってきたスペインの生ハム、キッシュ、舌平目のムニエル、 豚肉と玉ねぎの煮込みなど。ワインはブルゴーニュの白と赤を1本づつ開けました。 赤のVolnay 1er Cruも大変美味しかったのですが、さすがにこちらは破戒価格でしたので、 今回は白をご紹介。自宅近くのワイン屋さんで買いました。ここはオランダには珍しく、 結構いい値段のワインも置いていて、私の好きなブルゴーニュもいろいろ置いています。 ただ造り手にはコダワっている様子で、日本で見たことが無い造り手のものばかり。 この白ワインの生産者について聞いてみたところ、「伝統的な造り方をするところ。 同じような値段でRullyもあるけれど、このMontagny 1erの方がちょっと重めかな」 ということでしたので、こちらを選んでみました。RullyもMontagnyもコート・シャロネーズの村で、 知名度は高くありませんが、値段の割にクオリティが高いのではと期待して抜栓。 香りはいかにもブル白、新世界のシャルドネのような熟したパイナップルではなく、 正統派という感じ。口に含むと、甘味と樽から来た渋みと筋の通った酸味が一体となって、 お上品な雰囲気を醸し出します。お客さまにも大変ご好評をいただきました。 コート・シャロネーズは赤もちょっと田舎臭さはあるものの親しみやすいものが多くて好きなのですが、 白でもちょっとしたコート・ド・ボーヌにも負けないクオリティがあることを今回改めて認識しました。 まあ日本でもおそらく同じような値段で入手可能と思われます (安いワインは輸送費がかからない分こちらの方がお得ですが、 中級以上のワインでは日本の5%消費税よりオランダの付加価値税(19%)が高いせいで割安感があまりありません)。 やはりたまにはイタリアやスペインの安赤ワインではなく、 フィネスがしっかりしているブルゴーニュを飲まなくてはと再認識した次第です。 |
---師範より---
ご報告、ありがとうございます。
門下生のご報告も日本、ニューヨーク、オランダと世界中から寄せられ、
まさに「インターナショナル安ワイン道場」であります。
客人に出されたブルゴーニュがイケるワインだったとのこと、それはナイスでありました。
確かに日本では見かけない造り手、まだまだこの世界は奥が深いですね。
価格に関しては、
高くなるほどVATの影響で割安感が無いというのは「なるほど」という感じです。
日本の場合、消費税はまだ安く、酒税は金額に関係なく一本あたりナンボ、ですからね。
そういう意味では、ここ日本では安ワインなんかと稽古するよりも
高級ワインを楽しんだ方が得かも知れませんが・・・
ともあれご報告ありがとうございました。またよろしくお願いします。
MATUA VALLEY ソービニョン・ブラン 2005
ニュージーランド、マールボロー地区 お待たせしました、いよいよ2005年の新酒。 涼しげなグリーンの瓶にスクリューキャップ。 ナシとレモンの香りが漂います。グラスに注ぐと薄いレモン色にグリーンの影。 軽めの甘味と酸味で、さしずめフードワイン、というところでしょうか。 ローストチキンと合わせました。 昨年も10月初めにNZソービニョン・ブランを飲んで、そのフレッシュさに驚きました。 今年の分は心もちドライな印象もありますが、飲みやすいフルーティワインの代表、 ほとんど$10以下なので助かります。 米国的には、オーストラリア、ニュージーランドは安ワインの確固たる地位を築いていて、 数千マイルの距離も何のその、かなりの量がコンテナで運ばれているに違いありません。 この時期、旧大陸のヌーボーよりよほど待ち遠しいです(よほどうまい!)。 夏休みが終わり、そろそろパーティーシーズンの開幕。 うーんと飲むぞと、のどが鳴ります。 |
|
---師範より---
お久しぶりのご報告、ありがとうございます。
そういえば南半球産は2005年産が出回り始める時期ですね。
ニュージーランド産、ここ日本でもかなりメジャーになりつつありますが、
安ワインといえどもやや高級な価格帯(2,000円前後)のものが多いように思います。
距離的にはニューヨークより日本の方がはるかに近いはず、
もっと手頃な価格帯のワインをいっぱい入れてくれればなぁ、
とインポーターの皆さんにはお願いしたいところであります。
またニューヨークのワイン事情含め、ご報告よろしくお願いします。
BEAUNE 1990
Bernard DELAGRANGE
「稽古した日」 2005年10月4日
今時めずらしい合資会社の平野弥さん。
その共同購入セール品。段階的に安くなっていくという、楽天ではおなじみのセール方式。
あれって、初めに買った人はホントに最初の高い価格で買うんだろうか?
まぁ、それはともかく、このワインは初値の3,675円から2,625円まで下がった時に3本購入。
買った日の翌日に休肝日の禁を破って飲んでみました。 |
---師範より---
ご報告、ありがとうございます。
確かに1990円のボーヌが3,000円以下ってのはお買い得ですね。
自社輸入の販売店とのことなので、
販売店自らどこかに眠っていたのを探して来られたのかな?
それを、暴利を乗せることなく販売されるのは大変ありがたいですね。
というわけで(ってどういうわけだかわかりませんが)、今後ともよろしくお願いします。
Prosecco Serenissima
「稽古した日」 2005年10月1日 安ワインばかり売っているオランダですが、 「これは」という安ワインに当たることはそうあまりありません。 今回久しぶりにご報告の価値がありそうなものを開けました。 購入した店は街の中心地にあるイタリア食材店、 パスタ(生と乾麺の両方)・オリーブオイル・生ハム・オリーブなど魅力的な食材がいっぱい、 ワインの品揃えも激安モノからバローロやブルネッロ・ディ・モンタルチーノまで幅広くあります。 そんな中で選んだのはレンジの下限に近いプロセッコ。 小生イタリアワインに親しむようになってから約10年になりますが、 プロセッコを飲むのは確か初めて。 値段が値段ですので、色とか香りとかを吟味するのはすっかり忘れていましたが、 グラスに注いだ第一印象は、「をを、思ったより泡がしっかりしている」。 プロセッコ=弱発泡という教科書的知識しか頭の中になかったのですが、 これならマニアでない一般の方々にスパークリングワインとして出しても全く違和感を与えないでしょう。 もちろんマトモなシャンパーニュよりは泡は弱いですし、泡の粒も粗いのですが、 それは比較するのが酷というモノで。 お味のほうも、個性的なキャラクターはあまり見せませんが、 安いカヴァなどにありがちな金属的なエグみなどは全く無く、スイスイ入ってしまいます。 この値段だったら、「欠点がない」ことが充分な美徳になると思います。 日本でのワインの価格水準からすれば、1,000円でもまあお買い得ではという感じです。 それが540円で買えるのはやはり安ワイン天国のオランダならでは。 |
---師範より---
ご報告、ありがとうございます。オランダはぼちぼち上着が必要な気候でしょうか?
イタリアのプロセッコ、当道場でもあまり登場回数は多くありません(2回くらい)。
飲まず嫌いな部分もありますが、なんとなく安っぽさ全開というか、
チープなイメージがあるんですよね。
だもんで、安泡に関してはヨーロッパ産よりニューワールド産の方が多く登場しております。
ご報告のプロセッコ、さすがに日本で見つけるのは難しいような気もしますが、
「そういうマトモなプロセッコもある」ということは心しておきます。
というわけで、またなにか見つけられましたらご報告よろしくお願いします。
LA COLLECTION DES CHEFS LE CORDON BLEU BOURGOGNE CHARDONNAY 2003
稽古した日 2005年9月24日
久しぶりの白ワインでした。以前町田の東急デパートで試飲して購入したもの。
泊まりにきてくれた友人に赤と白を出して選ばせた所、これを所望されました。 |
---師範より---
ご報告ありがとうございます。
「コルドン・ブルー」のシェフ・コレクションですか。
料理学校が選んだワインであれば、それは確かに料理に合いそうですね。
そういう、使う側の名前が書かれたワインは、
他ではエノテカさんで取り扱っているタイユヴァン・シリーズなんかもありますね。
個人的には、なんとなくワイン自体の氏素性が判らないわりには暖簾代が乗っているのか値段はそこそこするんで、
購入には二の足を踏んでおりました
(シャンパーニュは結構好印象で、
人様への贈り物には良く使ったりしますが)。
今後はその手の「ブランド物」も、色眼鏡を外して選択肢に入れることにします。
MONTHELIE 2000 (Jean GARAUDET)
「稽古した日」 2005年9月24日 ちょうど2年前に、WEB SHOP巡りをしていて、あれっ!安い、と、感じて6本購入し、 時々飲んで最後の1本となったMONTHELIE。 最後に残ったこの一本がたまたま当たりだったのか、それとも、 我が家の促成熟成庫による2年間の熟成が奏功したのか? 購入当初の薄い味わいはかけらも無く、むしろ濃いワインになっている。香りも強い。 いいワインにラベルを貼り間違えたような。こんなことってあるのだろうか? 一般的なお話とまるで逆。それとも、やはり、ワインは寝かせてなんぼ、が正解なのだろうか? この日がまさに飲み頃のピークだったのだろうか? もし、そうであるなら、夏場には26度にも温度が上がってしまう我が家の促成熟成庫もまんざらではないなあ。 |
---師範より---
連日のご報告、ありがとうございます。
モンテリーって、マイナーなアペラシオンではありますが、この値段は安いですね。
ちょろっとサーチすると同じ造り手の2003年産が3,600円で売られていたりしますから。
それでもいきなり6本買っちゃうあたりはさすが太っ腹であります。
で、最後の一本だけなぜかパワフルだったとのこと、なんとも謎ですね。
ま、安ワイン者としては『常温下に置いといたって気にしない気にしない。
美味くなることだってあるっすよ』と解釈することにしましょう。
同じワインを同時に複数本買うことなんてほとんど無い師範ゆえ、
まともなコメントも出来ず恐縮ですが、こういう情報も重要だと思いますので、
また何かありましたらよろしくお願いします。
CASTEL SYRAH 2003
「稽古した日」 2005年9月21日
サラリーマン中退旅行に、夫婦してブルゴーニュにワインを飲みに行って参りました~。
行きの機内食ではVIN DE PAYS D'OCのシャルドネとカベルネ・ソーヴィニョンを飲んで、
たいして美味くもないなぁ、と思ったのですが、
帰りの機内ではこのシラーを見つけて早速注文。
コート・ロティーとは言えないまでも、サン・ジョセフの最近のVT、
と言っても全く問題のないようなその果実味と豊かな香りに驚き、
もう一本追加をお願いしたほどの旨さです。さすが2003年。
決してシラー好きではない私が、こんなにも美味しく飲めるなんて。
ホントにおいしいですよ。 |
---師範より---
ブルゴーニュへご旅行ですか、よろしいですなぁ。アチラはそろそろ収穫が始まった頃でしたでしょうか?
エール フランスは、エコノミーの機内ワインに関しては一番印象の良い航空会社だったりします。
ニコラ・フュイヤットのシャンパーニュは飲まれましたでしょうか?
「食事とお飲み物」のリストには載ってないけど、頼めば出されたと思います
(今もそうかは知りませんが)。
で、ご報告頂いたワインのなにが素晴らしいって、
機内の無料ワインに対して、
わざわざラベル剥がしを使ってまでラベルを残されるその心意気に脱帽です。
それでこそ安ワイン者であります。
一般の皆様は真似しないように。
ともあれご報告ありがとうございました。欧州へ旅行に行く際はエール・フランスを使います。
・・・って、プライベートで海外に行ける機会なんて当分無さそうだしなぁ。
Penfolds BIN389 CABERNET SHIRAZ 2002
稽古日 2005年9月10日
久しぶりに兄が家に来てくれました。で夕食は兄のリクエストに応えてこれを抜栓。
メインは特別な夕食にはお決まりのラムロースの炭火焼です。
兄も私もペンフォールズはとても好きなメーカー。
このBIN389は今までに何回飲んだでしょうか、これまで外れはありません。
今夜も旨いだろうとグラスに注ぎました。
案の定シラーの良い香りがグラスからあふれてきます。
色は黒いような紫でいつも通りだなと思います。そしていつも通り美味しい。
スパイシーでありながらとがらずふくよかにまとめあげられています。
樽の使い方はひかめながらしっかりとして味をまとめている。
美味しいなぁ、美味しいなぁで3杯でした。兄も3杯。 |
---師範より---
ご報告ありがとうございます。これもカルフールの投売りワインのひとつでしょうか。
豪州産の大手のワインって、確かに安定感がありますよね。
そもそも畑はいろんなところから持ってきている場合が多いらしいし、
ヴィンテージごとの気候の違いもあまり無さそうだし、
若くても多少年月が経ってもあまり差異はなく、
期待通りのパフォーマンスが得られるような印象があります。
ただ、それはある意味「想像の範囲内」だったりもするんで、
座して真剣勝負の稽古より、
今回の富塚さんのように客人が見えた時の安心アイテムとしての使い勝手が良いですね。
まだまだ暑い日が続いていて「飲む」方では未だ白の登場回数が多い当道場ですが、
「買う」に関してはそろそろ赤に軸足を置かなくてはならない季節ですので、
参考にさせて頂きます(と言ってもBIN389を3,000円以下で買うのはほぼ絶望的でしょうけど)。
Pierre Andre Gevrey-Chambertin Champlain 2001
稽古した日 2005年8月29日
先日ワイン倉庫にしている階段した収納が猛烈に暑くなってしまいました。
ワイン全滅かと冷や汗ものだったので、とにかく一本開けて調べたいと思っていた所、
今夜(29日)は鳥のローストとなったのでこれを抜栓しました。
本当の値段も知らず今月初めカルフールのワイン担当さんの勧めで購入した激安物。 |
---師範より---
ご報告ありがとうございます。
畑名付きのジュヴレ・シャンベルタンが1,580円ってのはこりゃまた安いですね。
カルフールの日本撤退に伴う在庫処分価格だと思いますが、
非常にラッキーな買い物をされたんじゃないでしょうか。
で、短期間そこそこの高温下に置かれることによるワインへの影響は、
師範の私見ではあんまり気にしなくて良い様な気がしてます。
特に白は強そうです。
味覚嗅覚が無駄に鋭敏な人でも無い限り、「まぁそんなもんだ」なレベルじゃないかな?
あまり気にされないのが精神衛生上もよろしいのではないかと。
ともあれ夏の暑さもそろそろ一段落、これから赤が美味しい季節になりますね。
またナイスなワインがありましたらよろしくお願いします。
GREEN POINT NV BRUT METHODE TRADITIONNELLE
「稽古した日」 2005年8月15日 今年のテーマのひとつのシャンパーニュ及び各種スパークリングワインの中で、 何回飲んでも美味しくて、しかも飽きのこなかったのが、モエがオーストラリア造ってるこれ。 酵母の香りも香ばしい。結局仕舞いには箱で買ってしまったスパークリング。 税込み1,490円なら安い。 ワイン仲間のウィンドサーフィン野郎が、カバ、スプマンテを夏の浜辺で飲むというので、 勧めたところ、早速他所で1,280円で購入した由。 なんだとぉ~! 1,490円でも十分に安いと思っていたのに。 まぁ、人生ってこんなもんです。 |
---師範より---
連発でのご報告、ありがとうございます。
ひと夏で5本目とはなかなか気に入られたようですね。
ご報告頂いたグリーン・ポイントは、師範も以前に
稽古しておりますが、悪くは無いものの特段の美点は見出せなかった気がします。
ヴィンテージが表記されていないのでなんともいえませんが、
生産年毎の差があったりするんですかね?
あるいは熟成期間の差とか流通経路の差とかかもしれませんが。
けっこうどこにでもあるスパークリングだと思いますので、また見かけたら稽古してみます。
VINA ALBALI GRAN RESERVA 1996
「稽古した日」 2005年8月12日 ワインを飲み始めたころよく飲んでいたスペインVALDEPENASのVINA ALBALI GRAN RESERVAが、 ヴェリタスで、とっても安く売られていたので上中下三つのクラスを合計12本購入。 今回ご報告は中のクラス。CHALLENGE INTERNATIONAL DU VIN 2003 金賞受賞だとか。 1996年の グラン レセルバが1,200円以下で買えるというのがスペインワインの良さですね。 いまさらながら思うのですが、 同じものを何本か買って経年による味わいの変化を確認するのを楽しんでいるワタクシですが、 美味しくなるんですよね~、ほんとに。というのがこの頃の実感。 我が家のいい加減な貯蔵方法でも、そこそこの熟成が味わえるのがワインの面白さです。 もっとも、このワインを含め、スペインワインの多くは既に程よく熟成されているので、 そんなに変わらないとは思いますがね。いま、まさに飲み頃。 お味の熟成感に比べて若々しい樽香が強烈。 ワイン初心者の頃にはこの樽香を、これぞワイン、と思っていたのですが、 最近になってやっと冷静に、ワインの風味を構成する要素の一つを強調したワイン、 と落ち着いて考えられるようになった私です。 そんなわけで、アメリカンオークの香りとテンプラニーリョの熟成味を味わいたい場合は このワインがうってつけです。いろんなチーズと一緒に飲むと美味しさ倍増。 どんなチーズとも合います。青、白、ウォッシュ、スモーク、チェダー、 フレッシュ&ハード、もちろんスペインチーズとも。安いと思いますよ、 熟成中の金利込みですから。 |
---師範より---
ご報告ありがとうございます。
ラベルが変わっていたんですぐには気が付きませんでしたが、
ビーニャ・アルバリのグラン・レセルバ、
師範も以前稽古していますね。
ちんちくりん殿のコメント同様、非常に強い樽を感じていたようです。
バランスはともかく、きっちり樽が効いていて、10年近くも熟成されたワインが
1,000円強で購入できるってのはスペインならでは、ですね。
熟成好き&樽香好きの安ワイン者は必飲のアイテムであることは大同意であります。
ともあれご報告ありがとうございました。またよろしくお願いします。
Roger Goulart DEMI SEC 2002 Reserva
購入場所 カルフール南町田
今日(11日)は息子の誕生日でもう4歳になってしまいました。少し寂しいような。。。。
で、ごちそうを一杯食べた息子も眠り、娘も眠り、
深夜妻と二人で息子の生まれたころを思い出しながらの抜栓となりました。
ものは、先日師範に来ていただいたとき抜きそびれた泡もの。
ウエルカムワインにとミモザを作ろうと買っておいた一本。
門下生六十一号ちんちくりんさんが6月14日に報告されている作り手と同じもの。
買うとき同じブリュもあったのですが、店の人が、
ミモザにするならドミセックの方が合うと進められ購入。開けそびれて、すみません。。。 |
---師範より---
ご報告ありがとうございます。先日は大変お世話になりました。
ミモザですか、良いですね。
スパークリング・ワインを使ったカクテルとしては、
師範も以前に生の桃を使ったベリーニに挑戦したのですが、
果汁をちゃんと濾さずに使ったため泡がモクモクと大発生、イマイチなデキとなってしまいました。
この手のものを作る際には、果汁はキチンと濾して固形物を取り除き、
ワインの方もキッチリ冷やすことが肝要ですね。
また、その際はシャンパーニュを使ったのですが、
そんな高級なスパークリングである必要も無く、
店員さんの言われるようにやや甘めのものの方が良いかも知れません。
また、カバってちょっと金属的なクセのあるものが多いですから、
その意味でもDEMI SECで正解かもですね。
ともあれご報告ありがとうございました。またよろしくお願い致します。
TIBOR GAL 2001 CHARDONNAY
「稽古した日」 2005年7月30日 土用の鰻を食おうと関内の「わかな」に出かけたところ、長蛇の列。 熱暑の中、並んでいるうちに倒れたご婦人を救急車がお迎えにくる賑わい。 なにもそこまでして鰻でもないだろうということで、急遽路線変更し、 このところ気になっていた関内の「Alte Liebe」に。 店構えが立派だから夕食に訪れるには躊躇してしまうが、ランチならそれほど掛かるまい、 と高を括ったのが運のつき。 ドイツ料理を謳っているだけに食前酒に注文したビールが大変美味しく、 美味しいビールが呼び水となってワインも飲みたくなり、でもまぁ昼だから、 もう少し飲むのならグラスにしておこう、 とワインリストからブルゴーニュのボトルを頼みたくなったのをやっとの思いで押し殺し、 グラスワインを所望したのがこれまたドツボ。 ソムリエがやってきて、お試しになりますか?と問われ、 エっ? さすが、この手のクラスのレストランになるとグラスワインを試すことが出来るのか~!と感心。 小ぶりだが足つきの「試飲用」ワイングラスをいくつも用意してくれて、 お試しですっかりいい気分になってしまうほど何種類も試させてくれる。 その中で、これがグラスワイン!?という驚きを覚えたのがこのTIBOR GAL。 ハンガリーのシャルドネなんて、と馬鹿にしていたのだがどうして、どうして。 小樽を使って造っているというだけあって、とても深い味わい、色。 過去にグラスワインで飲んだワインの中でも出色。 ソムリエに仕入れ値をそれとなく尋ねると2千円はしない由。 安い。2千円はしない、というのは言いようで、 実は千円ちょっとで買えるのではないか?と邪推。 もしそうなら、これほどのお買い得ワインも珍しいというもの。 飲みあきしないかどうか確認すべくおかわりを注文。やはり美味い。 同じくグラスワインの赤として飲んだレ・フェイエ・ド・ラグランジュ96も素晴らしく、 レ・フェイエ・ド・ラグランジュにしても、 なんでこんなワインがグラスワインで出てくるんだ? という疑問が解けぬまま飲んで食って二人で1万7,000円。 はっきり言って、「わかな」でおとなしく“うな重”食べとくべきでした。 が、これほどの安ワインに出会えるなら、有料の水しかないレストランでも許せるというもの。 このワイン、もしどこかで売ってるなら是非買っておきたいワインです。 |
---師範より---
ご報告ありがとうございます。
ハンガリーといえば世界三大甘口ワインだかなんだかの一つ、
「トカイ・アスー・エッセンシア」で有名な国ですね。
当然ドイツワイン的のを想像しそうですが、ご報告を拝見するとそうでも無さそうな雰囲気、
日本ではワイン産地としては無名ですが、結構フトコロが深いのかも知れません。
ちなみに当道場では、安トカイと
ピノ・ノワール2種(コレとコレ)と稽古しておりますが、
どれもイマイチであったようです。
一般に小売されているワインかどうか判らないので、
3000円以下で購入出来るのかちょっと微妙ですが、
一応情報として掲載させて頂きました。
BOURGOGNE PINOT NOIR 2002 Domaine Philippe et Vincent LECHENEAUT
「稽古した日」 2005年7月9日 今年の私のテーマはシャンパーニュとブルゴーニュ。 ブルゴーニュについては、今年はこれまで2002のBOURGOGNE PINOT NOIRを数多く飲んできて、 VTの素晴らしさを実感してきましたが、この日、 平野弥のシャンパーニュ有料試飲会に参加して勧められ、 購入したこのLECHENEAUTの2002には驚いてしまいました。 2002は他のドメーヌ以上に、特にレシュノーにとって最大の当たり年だったようで、 単なるBOURGOGNEといえども、このワインの繊細さと余韻は、レシュノーと知らなければ、 1er Cru、と言われても、なるほど、と頷いてしまえるほど(ちょっと大袈裟ですが)。 他の多くのドメーヌの2002の特徴である、「色濃く、凝縮度に優れ」ているものとは違う、 私好みの、繊細な力強さと上品な香りを併せ持つピノ。 アペラシオンはただのBOURGOGNEなんですけどね、これ。 店主の話では二日目も美味しいとのこと。 美味しかったので、翌朝になって、どこか他で、 もっと安く売ってないか楽天で調べてみたら、 これが見事にどこにも既に売ってない。 巷では「レシュノー並みの酒質のブルゴーニュを同じ価格帯で、探すのは、至難」 などといわれているそうですが、まさにその通りだと思う。どうりで売り切れちゃうのね。 なのになんで平野弥にはあるんだろう?wine-searcher.comで探すと、 日本での価格よりもっとグッと安くてがっくりきちゃうんですけどね、LECHENEAUTって。 それでも自宅のそばで売ってるんだからあと何本か買っておこうかな? 夏場は無料で預かってくれるらしいし。 |
---師範より---
100回目のご報告、ありがとうございます。
この造り手のものは、1996のオート・コート・ド・ニュイと
1996のACブルゴーニュと稽古していますが
(いずれも「やまや」で購入)、
確かに2001のACブルに関しては価格やクラス以上のものでした。
2002年だとヴィンテージの恩恵も手伝って、更に良さそうですね。
また、輸入/販売元の平野弥さんは、ワインに関する知識や品質面では定評のあるところみたいですね。
師範はまだ利用したことはありませんけれども。
ともあれご報告ありがとうございました。200回を目指して、
今後ともご報告よろしくお願いします。
PRINCIPI DI BUTERA 2001
「稽古した日」 2005年6月25日 アサヒビールのような、ファインワインに対する姿勢がどっちつかずの会社が輸入しているワインだったので、 まったく期待せずに、また、貰い物であることもあって(申し訳ない)、気軽に抜栓。 小売価格2,500円とあるので、それ以下の値段で買えるとは思う。 買えると思うので、もし見かけたら是非ゲットしてください。2,500円でもゲットしてください。 1,000円や1,500円ではけっして味わえない、時に3,500円であっても味わえない深い味わい。 充分にくどく、濃く、樽香たっぷり、なのに飲み飽きしない。 濃いワインなのにスルスル飲めるワインが好きです。 |
---師範より---
ご報告ありがとうございます。
シチリア産のワイン、マイナーな銘柄のものでも結構侮れないワインが多いように思います(特に白)。
暖かい地方だからか、基本的に濃い系だけど、
ニューワールドみたいなベタッとしてたりエグミがあったりって感じがあまり無いですよね。
贈り物であったとのことですが、
ネームバリューの無いワインって、贈り物にはあまりふさわしくないような気がするんで、
贈り主としてはその品質とちんちくりん殿の嗜好を知っての上でのことだったんじゃないでしょうか?
ちなみにちんちくりん殿からのご報告はこのワインで99回目になります。
100本目のご報告はいかなるワインか、楽しみにお待ち申し上げております。
CHATEAU CAMENSAC 1998
「稽古した日」 2005年6月18日 ラベル不良ということで、GRAND CRU CLASSE EN 1855 第5級の CHATEAU CAMENSAC 1998が、 なんと1,980円で売られていた。 しかしねえ、これをラベル不良、と難癖をつけるのにはチト無理があるような気がするなぁ。 他所では完璧なラベル不良を平気で売ってるところもあるからね。 で、このラベル、爪と指だけで剥がしてみると、最近、一部有名銘柄で採用されている、 簡単に綺麗に全て剥がせるタイプ。 若干違うのは、剥がしたあとの接着面が充分にアクティブで何回でも使えそうな点。 どこをどう見ても欠点はないように見えますがねぇ。 「表面を黒く細かい粒子が覆っていて、グレーがかって見える」 というような意味のことが購入店であるイー・ショッピング・ワインのメルマガには書いてあったけど、 送られてきた6本のワインのラベルは全て良品のように見える。 そんなわけで、このセールは、販売店がインポーターにイチャモンつけて値引きさせて安く売る、 というのとは実はなにか違う理由があるような気ががしますねぇ。 この98年、他では売ってないしね。 1,980円という値段なら、世の中には探せばもっと美味しいワインが、あるいは、あるかもしれません。 でもね、やはりGRAND CRU CLASSE EN 1855の1998が1,980円で売られていて、 しかもそれをそんな値段でゲットして実際に飲んでみる、というのが、 私には意味がありましたね。 実際、お味のほうは、まさに販売店のHPに書いてあった通りでしたから。 |
---師範より---
ご報告ありがとうございます。
ラベル不良での割り引き品、基本的にはお買い得だと考えてます。
でも、普通は100円引きとかその程度が一般的なような。
ご報告頂いたワイン、確かに同銘柄の他ヴィンテージよりかなり安いですよね。
チラッと検索したところでは、
他ショップでも税抜き1,980円で販売されていたところを見つけました(売り切れでしたが)。
そこでは特に「ラベル不良」の記載はありませんでした。
ま、どこかで在庫がダブついていて、その一掃のために安く売った、ってところじゃないでしょうか?
「ラベル不良」としたことは、安さの理由が品質に問題があるわけではないことの表明と、
他ヴィンテージの適正価格を維持する必要性あたりが理由なのでは、と推測します。
こういう「問題ないけど安い」ワインを見つけることも安ワイン者の楽しみですよね。
販売サイドにとっては値崩れの原因にもなりかねないんで歓迎しないでしょうけど。
というわけで、またお買い得ワイン情報、お待ち申し上げております。
Montepulciano d'Abruzzo 2003 Badia Corti
「稽古した日」 2005年6月17日 ドイツに日帰り出張した際、 ちょっと時間があったのでスーパーに寄ってみました。 全般的に物価はオランダより安い印象。特にワインコーナーは安ワインの宝庫。 中でもこのワインはD.O.C.の格付けがあるにもかかわらずたったの200円。 付加価値税(ドイツはオランダより少し税率が低いとしても15%くらい?)、 スーパーのマージン、ビン代、 イタリアからの輸送費を差し引くと生産者に幾ら残るのだろうと思いながら、 怖いもの見たさ(飲みたさ?)で思わず買ってしまいました。 恐らく安ワイン道場史上最安値のワインではないでしょうか。 日本でのモンテプルチアーノ・ダブルッツォの売価は概ね800~1000円くらいでしょうから、 その4分の1もしくは5分の1という価格です。 色はイタリアワインにありがちな紫系の赤。香りは...弱いです。 口に含むと酸味がまず感じられますが、そこから先に広がるものがあまりありません。 変な雑味は特にないのですが、全体的に訴えてくるキャラクターが弱い印象。 モンテプルチアーノ・ダブルッツォは、日本にいた時も時々飲んだことがあり、 私の中では安ワインの優等生という位置付けだったのですが (しかも2003年ヴィンテージなので安くてもそこそこ濃いものではないかという期待もあった)、 さすがに200円のワインから多くを求めるのは酷というものでした。 いい経験になりましたが、もう1回買うかというとちょっと勘弁したいというのが本音です。 まあこれに懲りず、今後も安くて美味しいワインを探そうと決意を新たにしました。 |
Valle Central de Los Andes
「稽古した日」 2005年6月18日
前々回の報告と同じ、特売価格で購入したスーパーのPBワインです。
オランダも今日はかなり暑くなり、白ワインの季節かなということで抜栓。
食事はオランダ名物のハーリング(生ニシンを軽く塩漬けしたもの)、
スモークした鯖、それと野菜サラダにパン。 |
---師範より---
遠くオランダよりのご報告、ありがとうございます。
まずお断りしておかなければいけないのですが、門下生報告では基本的に「ダメだったワイン」
のご報告は掲載しないことにしております。
なぜなら、万が一誹謗中傷を意図にそのようなご報告を頂いたとしても、
こちらではそれが真実かどうかを見極めることが出来ないからです。
誰もが見ることの出来るWebサイトにおいて、
ネガティブな意見を載せることには少なからず責任が発生します。
その責任の範囲を「自分が飲んだもの」に留めたい、
というのがケツの穴の小さい師範の考えです。
ただ、今回の場合、「オッケーだったワイン」も合わせてご報告頂いたことと、
200円という価格から現地の安ワイン事情が伺い知れること、
さらに日本では売って無さそうなワインであることを理由に掲載させて頂きました。
で、「安ワイン道場史上最安値」のワインですが、
掲載1000本記念の際に一本100円のワインと稽古しており、
フルボトルのワインとしてはそれが最安値です。
ま、この場合は販売店が「状態に難アリ」と判断してその値段を付けているので、
若干ズルではありますが(でも状態はそんなに酷くはありませんでした)。
チリ産の方は、日本とオランダにおける関税や流通価格の差を考慮しなければなりませんが、
日本でもそれほど遠くない価格で販売することが可能なのかも知れませんね。
ただ、そういうワインに対する需要が全然違っている、
要するに日本ではまだまだ安ワイン者は少ないんだな、と想像します。
ともあれご報告ありがとうございました。またよろしくお願いします。
ROGER GOULART GRAN CUVEE EXTRA BRUT 1999
「稽古した日」 2005年6月13日 まるっきりドンペリ風なラベルに思わず笑ってしまいます、このCAVA。 今年の私の夏のテーマはスパークリング。 実のところ、シャンパーニュはもちろん、泡ものは、これまでほとんど飲んだことがない、 と言ってもいいような領域。 苦手だったんですよ。泡。 今年はこの苦手を克服すべく果敢に挑戦しております。 先日も、お友達にボランジェの1990RDなんぞをゴチになり、 その旨さを堪能いたしました、などと言いたいところですが、 高級すぎて、まだ私の舌は、高級シャンパーニュ味わえるまでに達していなかった。 残念! そんなシャンパーニュ素人の私ですが、 このCAVAはうまかったですね(CAVAにしてはちょっと高いんですけど)。 シャンパン製法で造られているらしいんですが、その割に泡の量はさほどでもありません。 品種もマカベオ、パレリャーダ、ってんですからなんとなくニセモノっぽさが滲み出てしまっておりますが、 まぁ、調べなきゃ分んないんだからその辺りはよしとしましょう。 このワインの良さは、なんてったってその香りです。 栓を抜いて、グラスに注いだ瞬間から部屋中に華やかに広がります。 ドンペリじゃないんで残念ながら香ばしい香りはしませんが、この華やかな香りと、 ラベルに表示 のあるEXTRA BRUTへの期待を、完全に裏切る、甘さ、これがいいですね。 あっという間になくなります。アルコール分は12%。あっという間になくなるんで酔います。 おいしいですよ。お試しを。 |
---師範より---
ご報告ありがとうございます。
ロジャー・グラートのカバは、
ブリュット・ロゼ(スタンダード・キュヴェのロゼ)が、
なんだかのTV番組で芸能人に飲ませてドン・ペリニョンのロゼ1975より評価が高かった、
ということで盛んに煽って売られてますね。
どーも師範はそういう、度を越えて陳腐な売り文句で売られていると購入意欲がそがれます。
「罪を憎んでワインを憎まず」だとは思いますけど、
そういうつまらん煽りにのせられたと思われるのがイヤで。
ともあれご報告ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。
Pangolin Shiraz 2003
購入元、輸入元 カーヴ ド リラックス ¥820 師範もヴィンテージ違いを稽古されていますが、報告させていただきます。
夕食は焼肉 とくると、ボルドー品種やShirazあたりが飲みたくなります。
そこで、南アフリカのShiraz。1/20に一度頂 いてかなりいい印象だったので、
再度購入してきたもの。ローヌのSyrahを彷彿とさせてくれた新世界のShirazです。 これって、本当に安ワイン者のためのワインですね。 イエローテイルのShirazも試してみましたが、ジュースという感じでしたが、 これは、しっかりローヌを感じさせてくれるところがうれしいです。 不思議なのは、1/20に稽古をつけた時は、サツマイモが感じられなかったこと。 ロット差あるいは個体差なんですかね。 |
---師範より---
ご報告ありがとうございます。
パンゴリンのシラーズ、
師範が2002産と稽古しているのは二年前のココですね。
自分で読み返してもとにかく濃さにビックリしている様子が伺えます。
ご報告の通り、安ワイン者必飲の一本かと。
で、「サツマイモの香り」といえば、
師範の場合インスタント・コーヒーにサツマイモ(というか焼き芋)の香りを感じます。
ワインだと、甘香ばしくてちょっとガサツな樽香があると、そう感じることもありますね。
まつ殿ご指摘の「サツマイモ」が、焼き芋じゃなくてサツマイモ自体の香りだとすると、
それとは違うんでしょうけど。
ともあれご報告ありがとうございました。またナイスな一本がありましたらよろしくお願いします。
CONDADO DE HAZA 1998
「稽古した日」 2005年5月21日
気になるラベルデザインと何となく良さそうな瓶と
シリアルナンバーも入っていたりしてこれは良いのではないかと。 |
---師範より---
ご報告ありがとうございます。
スペインのプチ高級ワイン、道場的にはほとんど経験のない分野です。
安ウマで名高いスペイン産で、ぎりぎり稽古範囲内の価格ぐらいのモノとなると、
かなり力の入ったワインが楽しめそうですね。
師範個人的にはテンプラニーヨは田舎臭さが前に出ていてあまり得意で無い品種ですが、
上の方のランクだとそんなレベルを超えているのかも知れません。
見かけたら&購入に踏み切る勇気があったら稽古してみたいと思います。
というわけで、今後ともよろしくお願い申し上げます。
CHATEAU de BOURGUENEUF 1996
「稽古した日」 2005年4月15日 ポムロールの有名銘柄CHATEAU BOURGNEUFと酷似した名前の、これもポムロール。 3年前にワイン事業から撤退した会社が最後に投売りしていたワイン。 希望小売価格5,000円。につられてケース買いしたワインだったが、 3年前当時飲んだ時の第一印象は、「だいたいねぇ、値付けがおかしいよ」という程度の、 ぜんぜんポムロールっぽくない薄っぺらい味だった。 そんなわけで、その後飲む気にならず、あらかた人様に配ってしまったのだが、 本日、勤務先で、700人のリストラ計画が発表されたので、 ブルータス!とヤケクソ気分で抜栓 (床下収納の最下層に埋まっていたのを掘り出して=飲めないようなら料理使うつもりで)。 ところが案に相違して、あたかも、リリース直後のラフィットを飲んで美味くない、 と思った時を思い出して顔が赤らんでしまうような大変身。 3年の床下収納での熟成が奏功したのか、思いのほか、というよりも、 素晴らしく美味しくなっている。 カベルネ・フランが少々ききつめに出ているのがちょっとポムロールっぽくないが、 熟成高級ワインになっている。薄かったワインがなんだか濃く甘くなってるぞ~。 やはり、ワインは飲み頃、っていうのがあるんですね。 シニアワインアドバイザーに合格した直後に思うような感想ではないなぁ、 とこれまた恥を忍んでご報告いたします。 まぁ、たいしたことないんですよ、合格率7割ですから。エッヘン。 買い換えた自宅のパソコンからの初投稿。 本日、ケータイを機種変するのを機に最後のケータイショットのエチケットを添えて。 |
---師範より---
ご報告ありがとうございます。
まずはシニアワインアドバイザー合格、おめでとうございます。
師範は酒に関しては完全に飲む側の立場なため、
その手の資格的なモノには全く興味が無く、どの程度難しいのか存じ上げませんが、
「シニア」ってくらいだから難関であったのだろうと想像します。
で、ご報告頂いたワイン、リリース後すぐはダメダメなワインでも、
長く置いとくといいことがある場合もある、ということですね。
それだけの遊休スペースをお持ちの方はそういう手もある、と。
ともあれご報告ありがとうございました。今後ともよろしくです。
Cru Montplaisir 2002
価格:1,890円 (1,800円) なんだか久しぶりのご報告になってしまいました(^^;) ご報告するに相応しい美味しい安ワインにあまり出会わずというのが最大の理由かもしれません。 で、会心の一本というわけにはいきませんが、 ご報告できそうなワインを飲んだので紹介させていただきます。 シャトー・マルゴーのセラーマスター家系の造り手らしい。 コストパフォーマンスに優れていると各所で誉められているので興味津々です。 しかし、 この手のほにゃららの醸造長が造るワインなんてのは期待はずれであることが多いですよね!? と疑いながら飲んでみました。 なめらかな深い赤から紫の色合いで香りは驚くほど鮮やか。カシス、 ベリーといえば、 「そうそう」なんて雰囲気だけどこのお花っぽさは確かにクラス以上かな。 香りほどにはゴージャスでない果実味も綿密な質感のある酒質に助けられて、 スルスルと飲んで、ふわっと美味しい。 華美な感じのない清廉な御婦人といったところ。 あっけらかんとした美味しさのある同価格のイタリアワインのほうが好みかもしれないけど、 この価格でこのお味、 しかもれっきとしたボルドーってことを考えるとご立派なワイン。 将来にわたって美味しいかは?だけど今飲むならいい感じかな。 |
---師範より---
お久しぶりのご報告、ありがとうございます。
仰るとおり「ほにゃららの醸造長が造る・・・」とか「ほにゃららの畑のとなりで・・・」とか
「ほにゃららのオーナーの娘婿の従弟で・・・」とか、
そのワイン自体でなく、
そのワインの周辺からあたかもそれが良いワインであるかのように想像させる謳い文句って、
あまり信用できないことが多いですよね。
過剰な期待をかけてしまうのが良くないのかも知れませんが。
で、ご報告頂いたワイン、若くて美味しく飲めるボルドー、というところでしょうか。
別にボルドーだからって全て長熟狙いにする必要は無いわけで、
そういうのが増えてくるのは安ワイン者にとっては喜ばしいことだと思います。
というわけで、今後ともよろしくお願いします。
MANNS SPECIAL RIESLING&CHARDONNAY 1997 マンズ・スペシャル リースリング&シャルドネ 1997
生産者:マンズワイン株式会社 今時売っていないであろうワインを手に入れ、飲んだのでご報告させていただきます。 たま~に買いに行くワインショップ(酒屋?)へ行くと、 いつも相談しているお母さんがいないので、店内を一人で物色していると、 店の片隅の国産ワインコーナー(常温)に、 なんと1997年の白ワインを発見! 多分逝ってしまっているワインだろうと思いつつ (お店の人もこれはやばいかもと言ってましたが)購入いたしました。 色はやや濃い目のレモンイエロー。 香りはまずマスカットのようなフレーバーに桃のシロップ漬けなどの完熟した甘い果実の香り。 少なくとも劣化した感じは全く感じさせません。 味は口に入れると、あっ 甘い!甘口と書いてあるので当然といえば当然ですが、 ダメダメな味を想像していただけに、これは良いほうに裏切られました。 かんづめのシロップのようにトロッとしていて、 酸は弱いものの、甘ったるさとかは感じられない、上品な完熟の甘さです。 正直8年も(多分常温で)熟成した、国産の白ワインがここまで健全だとは驚きでした。 国産ワインも侮れないと思った1本でした。 |
---師範より---
お久しぶりのご報告、ありがとうございます。
国産の普通の(892円の)白ワインで1997年産、確かに珍しいですね。
しかしそれを買って飲まれるアタリは尊敬すべきチャレンジ精神であります。
国産の白で古いワインということだと、師範も同じくマンズワインのもので、
1997年の夏に1985産のシャルドネと稽古していて、
それも結構好印象でした。
もちろんそれはワイナリーで購入したもの&そこそこの値段のものだったんで、
きのっぴー殿が稽古されたものと比較するのは無理ですが、
「国産侮れず」には合意です。
きのっぴー殿のサイトによれば、
お子様が誕生されたとのこと。
お忙しいこととは思いますが、今後もマイペースでの稽古、よろしくお願いします。
Bourgogne "Les Perrieres" 2002 (1) Simon Bize & Fils
Bourgogne PINOT NOIR 2002 (2)
「稽古した日」 「稽古した場所」 「購入店」 「インポーター」 「原産国」 「使用品種」
このところ、立て続けにブルゴーニュ・ルージュ2002年の飲み比べをしている。
今回ご報告品以外ではフェヴレ、ポール・ガローデ、チェリー・モルテ、ポンソ、
モンジャール・ミュニュレ、ロベール・グロフィエ等々。
ロベール・グロフィエは良かったのですが、残念ながら3,000円超なのでご報告できません。
って、してるか。
今回の(1)、(2)は、ともに価格以上の内容ということでのご報告です。
他所での価格を調べてみますと、もっと安く売っているところも多数ありますので、
更にCPは高いかと存じます。 |
(1) (2) |
---師範より---
ご報告ありがとうございます。
2002年のブルゴーニュ、
良年だったらしく、
お手頃価格帯のACブルゴーニュやオート・コート・ド・ニュイあたりでも結構イケている印象があります。
そういえば以前ご報告頂いたグロ・フレール・エ・スールの
オート・コート・ド・ニュイも2002年でしたね。
このワインは昨年末に稽古して非常に好印象でした。
また、ご報告いただいた内の(1)シモン・ビーズに関しては、
同じく良年の1999年と稽古しておりますが、
そこそこ良かった記憶があります。
ヴィンテージの恩恵は、
厳しい選別や摘果をされないこういったお手頃価格帯のものにダイレクトに効いて来ますね。
というわけで、イケてる安ブルゴーニュ情報、またお待ち申し上げております。
CHATEAU D'AGASSAC 1997
「格付け」 HAUT-MEDOC(BOURGEOIS)
赤札の特別価格で購入したワインです。通常は、1400円くらいだそうです。
たまの遠出でこの店によるのですがいつも購入するのは、赤札モノです。
このワイン、セカンドはいまいちだった記憶がありましたのでちょっと迷ったんですけど、
先日愉しんだ別のボルドーの97がおいしかったんで、購入しました。 |
---師範より---
ご報告ありがとうございます。
ボルドーの1997年産、最近比較的見かけますね。
以前(出始めの頃)の印象では薄くて水っぽいワインが多かったものですから、
見かけてもあまり手を出さないようにしていたんですが、
そろそろ熟成した飲み頃を迎えてきたということかもしれませんね。
おかげでちょっと意識を変えて買ってみるかな、という気になりました。
というわけで、近いうちにブルジョア級でフルボトル2,000円くらいの1997ボルドーと
稽古してみたいと思っております。
こういうワインって「在庫限り」なことが多いんで、同じワインは難しいかもですが。
Chateau de Mercues CAHORS 1989
価格 1780円
カルフールで焼きたてのローストチキンを買えたので、
夕食時合うんじゃないかと抜栓。
カオールは過去2回ほど稽古したのみですが、
はかばかしい印象はなくまあ進められるから買ったといったところでした。
これもご覧のように安っぽいラベルでリキが入っているのかなあと思っておりました。
がしかし、、、、 |
---師範より---
連発でのご報告ありがとうございます。
カオールの古いワインは、師範も先日稽古しましたが、
単に20年経ったワイン、という印象であまり芳しいものではありませんでした。
というわけでマルベックのポテンシャルは否定しませんが、
長熟可能なワインを造ろうと思えばご指摘のようにそれなりに根性が必要なんだろうと想像します。
いずれにせよ古めのワインだとそれなりにリスクを伴うわけで、
そこで予想を超えたリターンがあると嬉しいですよね。
また期待を良い方に裏切るワインと稽古されましたらよろしくお願いします。
MATURO RISERVA 1999 CHIANTI
購入場所 カルフール南町田 以前にもキャンティは報告させていただきました(2004年6月5日)。 今回のキャンティはその品質を上回るもの。 これもワイン売り場の担当者に強く勧められた一本。ラベルからして不思議で、 クラシコじゃないのにリゼルバなんて初めてでした。 開けた日の料理は、ナスのトマトソース、パルメザンチーズがけがメインだったので、 とても良い相性で、トマト料理にキャンティはあうなあと2杯。次の日 にゴルゴンゾーラのニョッキでまた2杯でした。 800円のクォリティを上回る私の常識から言ったら2500円ぐらいでしょうか。 とにかくビックリのキャンティでした。 ニョッキに合わせた時だと思いますが、 かすかにカベルネのニュアンスを感じて面白かったです。 | |
MENUTS BORDEAUX 2002
購入場所 カルフール南町田
最近デパート等で見かけるサンテミリオンのグランクリュ
CLOS DE MENUTSのセカンド。
店にはグランクリュもセカンドもあってどっちにしようかなと考えていたら、
セカンドの方がバリューがあると店の人に言われて購入。
仕事柄 きれいなデザインのラベルをみるとつい手が出てしまいますが、これもその一つ。
ボトルも肩の張った押し出しの強い物。デザインされているなあと感心。 |
---師範より---
ご報告ありがとうございます。
まずキアンティの方、800円でビックリの内容ってのは嬉しいですね。
カルフールって直輸入の見知らぬワインが多いんで、
こういう掘り出し物があって面白げですね。
ボルドーの方は、
ファーストとは3年前に1996と稽古済みです。
場違いな飲み方をしたんでちゃんとしたことは不明ですが、
結構しっかりしたワインだったようです。
ご報告のセカンドも値段を考えたら結構イケてそうですね。
ともあれご報告ありがとうございました。またよろしくお願い申し上げます。
CHATEAU LAGRANGE 2002
「稽古した日」 2005年5月1日
前回、2002年6月にCHATEAU LAGRANGE 1999をご報告してから既に3年近く、また、
その報告をもとに師範殿が1999を稽古されてから2年半以上経つというのに、
さらにまた、昨今のユーロ高にもかかわらず、
相変わらず前回と同じ価格で登場しましたこの2002。
いや待てよ、前回は税別の値段だから、今回のほうが安いじゃん。
デフレ時代からインフレへと世の中の空気が変わりつつつあるような、
時代の変遷を経ているにもかかわらず、
内容がほとんど相変わらず変化のないワタクシメに比べ、このワインは違いました。
値段は同じようでも中味が大きく変わりました。より深く濃く。
良い意味で、一本が空かない。まるで、某有名ワイン同様、
ビニールシート敷いて栽培したような濃さを伴った深み。
この濃さなら、前回、師範殿が、河口湖“マミアーナビレッジ”で稽古されて76点、
の雪辱を果たして80点超も間違いないのではないかとチカラを込めてお薦めいたします。 |
---師範より---
ご報告ありがとうございます。
シャトー・ラグランジュ1999のご報告はコレ、
師範の稽古はコレですね。
師範の場合、「夏の高ワイン道場」中での稽古なので、
普段の点数とは基準が違っているかもです。
その1999より美味くなったとのこと、
安ワイン価格で買える格付けボルドーということも含めて有り難い存在ですね。
というわけでご報告ありがとうございました。
東京駅方面に出向いた際にはゲットを試みます。
Toscane(トスカーナのオランダ語表記と思われる)
「稽古した日」 2005年4月26日
海外スーパーのPBワインなんて反則かも知れませんが許してください。
とにかくセール価格で3ユーロ、
しかも1リットル入りなので通常の750mlボトル換算では320円くらいに相当しますから超激安ワインです。
最初はとても買う気になれなかったのですが、
たまたま一緒に食事をした地元在住のオランダ人弁護士から
「アルバートハインのワインも悪くないよ」と聞き、試してみるかと思い直した次第。 |
---師範より---
ご報告ありがとうございます。
オランダに赴任されたとのこと、
今後とも「インターナショナル安ワイン道場」としてのグローバライゼーションへの貢献、
よろしくお願いします。
さてご報告頂いたワイン、日本での購入は望むべくもありませんが、
なんだか魅力的ですね。
師範が最近稽古した中で近い例を探すと、コレみたいな感じでしょうか?
ワインの値段に関しては、名のある造り手の名のあるワインに関しては、
それほど内外価格差は大きくないという認識でいますが、
こういう日常消費用のワインに関してはやっぱり圧倒的にそちらに地の利がありますね。
ともあれご報告ありがとうございました。
今後もオランダ特派員として、現地の生の情報をお伝え頂ければと思います。
Maybach Riesling Classic 2001
「稽古した日」 2005年4月6日
ネット通販でワインをまとめて購入した際、
「そういえば最近ドイツをあまり飲んでないな」と思い、
買い物かごへ入れておいた一本。
“クラシック”とは、料理に合わせやすい辛口を意味するらしく、
春野菜などを食卓に並べて冷蔵庫から取り出した。 |
---師範より---
ご入門ありがとうございます。
ドイツ産ワイン、
当道場でも「そういえば最近ドイツをあまり飲んでないな」となることが多く、
登場回数が少なかったりします。
飲み方によっては楽しいワインだと思うんですけど、
飲まない→購入の際の勘ドコロが判らない→さらに飲まない、の悪循環にはまってます。
で、ドイツの白で辛口なものだと、
過去コレあたりが好印象でした。
最近は増えてきているんですかね?辛口のドイツ産も。
ともあれご報告ありがとうございました。
だい殿のサイトを拝見すると、
ほぼ毎日のようにお飲みになられているご様子、
またナイスなワインがありましたら是非ご報告よろしくお願いします。
Gato Negro Cabernet Sauvignon 2003
「稽古した日」 2005年4月23日
安旨ワインとして結構有名だと思います。
しかし余りにも安いし何となく敬遠しておりました。
師範もここんとこ2000円台の高額品から
原点に戻られたような感じの稽古が多いように思えますが如何でしょうか? 夕食に茸スパゲッティ(醤油ガーリック味)と餃子という変な組み合わせですが (一般家庭では普通と思えるが)、あと、ハムサラダで。 ハムサラダはオリーブオイルに塩とレモンのドレッシング。 これらの食事に違和感なく味わえました。 |
---師範より---
久しぶりのご報告、ありがとうございます。
ガトー・ネグロ、道場開設前は飲んだことあるような記憶がありますが、
最近トンとご無沙汰であります。
ワイン・ブームに乗ってチリ産ワインがドーッと紹介される以前は、
チリ・ワインと言えばガトー・ネグロだったような気がします。
その、あまりの「ありふれた感」が邪魔をして、道場では稽古していないようです。
ご報告のように、高額品ばかり飲むのではなく(すみません、また最近ソッチに寄ってます)、
安ワイン者として押さえるべきところは押さえていかないと、
師範の名が泣きますね。
ともあれご報告ありがとうございました。
「原点回帰」を心がけるよう、肝に銘じつつ稽古して参る所存でございます。
安旨系のワインに当りましたので、ご報告いたします。 4本いずれも師範も登場されたリアルワインガイドで活躍されているNoisyさんのお店から購入したものです。 | |
Ciro Rosso Classico DOC 2001 Librandi, Italy 価格:¥1,260 稽古した日:4/19 稽古した場所:自宅 家に帰ると完全な和食メニュー。 赤魚の煮付け、蓮根のきんぴら、モツ煮込み。 それでも、やはり、ワインを開けます。モツ煮込みに敬意を評して、 イタリ アの赤を選択。魚の煮付けとは喧嘩をしそうな感じもしましたが、 これは比較的正解でした。 醤油もやはり醸造による産物ですから、魚の生臭ささえ喧嘩をしなければ、 これは比較的すんなり合うんですね。 子供の頃、醤油にはいろいろな香り成分が入っているという話を工場見学で聞いた記憶がありますが、 その香りの賜物ではないかと思います。 さて、ワインの印象ですが、Noisyさんのお勧めだけあって、 冷涼感を持っていて、クールでチャーミングなワインです。 初めにグラスから感じるのは、ベリー系の香り。ミントのようなハーブも感じます。 口にすると、甘みと酸の調和で、 タンニンの強めの渋みが口の中をしっかりと収斂させてくれます。 以前、スペインの鮨屋で現地の人が鮨に赤ワイン(多分スペイン産) を合わせていたのをテレビで見たことがあり (確か日本人の元板前さんで、 海外の鮨屋のプロデュースを手がけて世界を渡り歩いている方を紹介する番組)、 えっ?と思っていたのですが、タンニンの豊富なワインでも、合うものなのですね。 果実 味が豊富でかつクールなハーブを感じさせるこのワイン故かもしれませんが。 | |
Barbera d'Asti DOC 2000 Trinchero Piemonte Italy 価格:¥1,491 稽古した日:3/7 稽古した場所:自宅 夕食は水餃子と八宝菜風野菜と小エビの炒め物。 気分的にはRhoneと行きたいところだが、Rhoneは持ち合わせがないので、 TrincheroのBarbera D'Astiを選んだ。Rhoneに代えてという点では、これは正解。 グルナッシュを連想させるようなスパイスが効いていて、私好みのしっかりとした酸。 甘みもきちんと持っていて、 タンニンの収斂味が口の中をきゅっと締めてくれてハーブを思わせる清涼感がもっと飲みたいなという気にさせてくれます。 後には軽い苦みが残って、それも昔飲んだ龍角散を連想させる味わいで、 懐かしかったりします。このワインはNoisyさんで2本買ったのですが、 これが 2本目で、なくなってしまいました。 | |
Bierzo DO 2003 Descendientes de Jose Palacios 価格:¥1,995 稽古した日:2/15 稽古した場所:自宅 夕食はチキンもも肉のグリル、鴨の薫製。 Marcel Lapierreを開けようかなと思いつつ、 やはりワックスシールをはがすのがちょっと面倒で、軽そうな雰囲気のspainを選択。 リオハのワインは重 いが、これは2003vintageを売っているくらいなので、 そんなに重くないでしょうということで。 本当はもうちょっと値段低めのやつかなと思って開けたのだが、 ほとんど2000円のワインでした。 さて、味わいは、予想通り軽めでチキンとは丁度いい感じです。 軽いのですが、しっかりスパイスが入っていて、しかもクールな感じで、エレガント。 さすが、合田さん、Noisyさんの選んだワインだけのことはある。と関心。 メンシアという葡萄から新樽100%で4ヶ月バリック熟成とありますが、 そんなに樽は感じません。 濃い赤紫色から連想される濃さではないので、Maceration Carboniqueによる醸造なのか。 メンシアはCabernet Franと同系統らしい。 確かにCabernet Franからのよく出来たChinonを思わせるような、 ベリー香と味わいがあって、納得。しかし、完熟している葡萄を使っていると見えて、 ピーマン香はなし。 | |
Paso Robles Zinfandel Vineyard Select 1999 Baywood Cellars 価格:¥1,554 稽古した日:2/1 稽古した場所:自宅 夕食は、豚薄切り肉の生姜焼き、ほうれん草とニンジンの煮浸し、茄子のお味噌汁。 Bourgogneを開けたかったが、手持ちは村名格2本と1er cru1本しかなく、 Marcel LapiereのBeaujolaisという気分でもなかったので、 2002ブルグイユとZinfandelどちらにしようか考えた挙げ句、 Zinfandelに決定。 昨年のクリスマス会の時に頂いた感想通り、なかなかのもの。 過熟さを感じさせず、適度な甘みをもって、 ひんやりとしたミント系ハーブを思わせるような冷涼さを備えている。 温度が上がって来ると若干甘みが浮いて来るが、そんなに悪くない。 後口には、少々タンニンが残る。重いという印象があるZinfandelとしては、 軽快でかつ洗練されていて、ちょっと都会的な印象を与えてくれていいですね。 | |
さて、4本の共通点ですが、ミント系ハーブを思わせるような冷涼感。これにつきます。
すーっとしていくらでも飲めちゃう感じです(そんなことはありませんが)。
私も好みなのですが、
Noisyさんが薦めるここら辺の価格帯のワインは皆これを持っているような気がします。
逆にいうと、特定のお店で買い続けちゃうと、
似たようなものしか買えないということでしょうか。
多様なワインを味わうためには調達先も多様にしないといけないということですね。
さて、最後になりますが、最近blogで飲んだワインの記録の公開を始めました。 2年程前から、記録はつけていたのですが、 ホームページを創るのはちょっとハードルが高くて、躊躇していましたが、 ブログならと思い始めました。時々見に来て頂いて、 コメントなど頂けると更新の励みになります。 |
---師範より---
4本まとめてのご報告、ありがとうございます。
Noisy's原酒店さん、ここんとこトンとご無沙汰しておりますが、
インポーターの売り文句をそのまま引用するのではなく、
きちんとテイスティングした上で(してないものはしてないと明記して)書かれているので、
信頼の置けるWebショップだと思っています。
ただ、その正直さゆえか、
ちょっと良いワインだと『飲むのはあとX年待ちましょう』なんて書かれていて、
セラーも無く買ったハナから飲んでしまう当道場としては、
つい購入の手が止まってしまうのが残念ですが。
ご報告を拝見すると、いろいろな料理に合わせておられるようで。
でも、実際そうですよね。「魚には白ワイン/肉には赤ワイン」なんて言いますが、
普通一般の家庭料理って肉もあれば魚もあって、
それぞれにワインを開けるなんてことはしないわけですから。
生臭みのある魚介類(主に魚卵や塩辛)と渋い赤、
淡白な味わいの料理と樽バリバリのモノ、
とかの取り合わせだけはちょっと避けたいですが。
ともあれご報告ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。
MARQUES DE RISCAL RISERVA 2000
原産国 スペイン(リオハ)
自宅近くのスペインレストランで飲んだリオハのワインにハマってしまった父のお土産。
父は自分用のグラスまで持参して稽古となりました。
銘柄的に有名で、よく大手のワインショップで見かける物だと思います。
香りは私の好みな感じ。
しかし、意外だったのがまるで甘口ワインを飲んでいるかのような味。
リオハってこんなに甘かったっけ、と悩む私を横目に父はうまいうまいとぐいぐい飲んでいました。 | |
POUILLY FUME Cllection Remy Pannier 2002
原産国 フランス ロワール
やはり、私たち夫婦はソーヴィニヨン・ブランが好みのようです。
果実香と程よい酸味が食事を軽快にしてくれます。合わせたのは父手製車エビの味噌漬け、
ナスと挽肉の炒め、それと自家製ブロッコリーのサラダなど、この車エビには良く合います。 |
---師範より---
ご報告ありがとうございます。
マルケス・デ・リスカル、確かに良く見かけるワインですね。
師範も1999年に1994と稽古しております。
スペインのリゼルバものらしいどっしりしたワインだったような記憶がありますが、
古い記憶&大人数で飲んだこともあり、甘味が強かったかどうかまではちょっと覚えてないです。
ロワールのソーヴィニョン・ブランは、
比較的お手頃でも雰囲気の良いものが多いように感じますね
(というわりに師範は最近稽古しておりませんが)。
そもそも樽や蜜っぽさがウリ、ってワインじゃなくて、
涼やかさで本領を発揮する系だと思いますので、お手頃価格との相性が良いのかも知れません。
ともあれご報告ありがとうございました。またよろしくお願いします。
ANAKENA VIOGNIER 2003
「稽古した日」 2005年4月4日 その香りの華やかさで、これまでたびたび混同してきたゲビュルツ、とこのヴィオニエ。 今回はおかげさまでゲビュルツではないことがはっきりしておりました。 爆発的なな華やかさは残念ながらありません。 やはりローヌや他の産地のものとは違い、ヴィオニエもどちらかと言うとチリ産は田舎くさい (スミマセン、偏見と先入観です、多分)。 しかし、このシリーズのうち3種類まで飲んだ内でこのヴィオニエとカルメネールはお薦めです。 何がお薦めって14.5%ものアルコール分なのにカルメネール、なんちゃて。 1本飲めるってことですね。 最近のワタクシのワインに対する評価は1本スルリと飲めるかどうか。 このところ、なぜか飲み干せないワインに遭遇する機会が多いものですから。 このシリーズのピノも飲み干せなかった1本なんですけどね。 味わいが濃すぎるんですよね。それと、アルコール度数。 なんとかならないですかね。日本酒じゃないんだから。 13度までがマイベストです。でも、このヴィオニエに関しては、 高アルコール分がかえって、香り面の質素な印象を補っていて良いのかもしれないです、白だし。 ただ、ラベルで一つ残念なのは、裏ラベルにはRESERVADOという表示があるのに、 メインの表のラベルには書かれていないこと。 ひょっとして、もっと華やかな香りのするヴィオニエの在庫を隠してるのかもしれませんね。この蔵。。 |
---師範より---
ご報告ありがとうございます。
ゲヴュルツとヴィオニエの違い、
同じ華やか系でもゲビュルツはライチっぽくてヴィオニエは沈丁花っぽい、
ってな感じで師範は認識しておりますが、実際ブラインドで出されたら判んないでしょうね。
まぁ自分で開けて自分で飲むんだから、銘柄が判らないなんて状態はありえないわけですけど。
アルコール度数に関しては、確かに昨今は高めのものが多いように思います。
特にニューワールドや南仏産で。
ボルドーやブルゴーニュも、昔は判を押したように12.5%だったんですが、
最近のボルドーは13%が多く、ブルゴーニュはちょいと高級品だと13.5%なんてのもザラですね。
で、高アルコールのワイン、師範は貧乏性ゆえ得した気分がするわけですが、
ご指摘のように飲み干しづらくなっている面もあるような気がします。
ちなみにこのワイン、門下生第四十四号堀田氏のサイトでも
本日紹介されておりました。
ともあれご報告ありがとうございました。アナケナ・シリーズ、気に留めておきます。
SEA RIDGE Pinot Noir 2001
「稽古した日」 2005年3月28日
時々服を買いに行くセンター北の阪急百貨店の地下食品売り場のワイン試飲コーナーにて。
珍しく中年のおじさんがマネキンで立っている。朝一にもかかわらず、
半分空になった瓶からワインをついで試飲を勧めている。
当方渡されたピノの試飲カップを手に取り、開口一番、
「一晩置いたピノは厳しいんじゃない?」と嫌な客。
でも、口に含んでみると、そうでもない。
やはりカリフォルニアワインのパワーかな? この日はジンファンデル、
シャルドネも同時に試飲。
シャルドネはどちらかと言えばミュラー・トゥルガウ風、
ジンファンデルが一番まともな味。当然といえば当然か。
一晩経ったのと、開けたてとの違いを知りたかったので、ピノを新たに開けてもらい比較。
やはりその差は歴然。折角開けてもらったので購入したのがこのピノ・ノワール。 |
---師範より---
ご報告ありがとうございます。
マネキンさんに新しいボトルを開けさせるパワー、敬服致します。
でも、売る側としてもそれは一つの手かも知れませんね。
昨日開けたのと今日開けたのを両方試飲させて「ほら違うでしょ、でも翌日でも元気でしょ」
って口上並べれば、物珍しさも手伝って買うお客さんも多いかも、と想像します。
でもってご報告頂いたワイン、989円で濃いピノが味わえればそれはそれでナイスなんじゃないでしょうか?
惜しむらくは輸入元が小さめな感じっぽいんで、入手が難しそうなことでしょうか。
ともあれご報告ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。
イエロー・テイル2004 シラーズ
生産国:オーストラリア
どこにでもおいてあって目につくイエロー・テイル・シリーズの第2弾。
2003全米No.1の売上といわれたのはこのシラーズですが、パーカー氏も
絶賛というおまけ評価付きで、今度は先入観大ありでの稽古。 イエロー・テイル2004 メルロー
生産国:オーストラリア
続けて第3弾。こちらもきれいな濃いすみれ色で、期待させる。
シラーズとの香りの差はあまりよくわからない。
味はこちらも濃厚で、酸味は弱いようだ。フィニッシュに柔らかい渋みがあり、バランスは良く取れている。
翌日残りを飲むと、ベリーやバニラの風味がふくよかに、香りが増したようだ。
これもシラーズと共に好印象。手にとって決して損はない。 |
---師範より---
前回と同じ造り手との追加稽古のご報告、ありがとうございます。
イエロー・テイル、赤3品種ともイケルとのご報告を受け、
先入観を持った己の判断力に猛省を促したい気分であります。
大量に販売され、かつ「米国でウケている・・・」なんて謳い文句だと、
例えばリバークレストとかみたいな
甘めでガブガブ系のワインを想像しておりました。
3種類全部はアレですが、
オーストラリア産ということでその代表品種たるシラーズあたりをゲットして、
稽古をつけてみる所存であります。
というわけで、近いうちに稽古すると思いますので乞うご期待、であります。
イエロー・テイル2004 カベルネ・ソーヴィニヨン
生産国:オーストラリア(ニューサウスウェールズ)
稽古中のトートワーズ・クリーク最後の1本がなくなりそうなので、
帰りがけに乗換駅のスーパーで購入。
実際1000円未満で探すとほとんど選択の余地はなく、
この不気味な昆虫(便所こおろぎ!?)のような絵柄のラベルに迷いつつもレジへ。
昔飲んだ芋虫入りのメキシコの酒を思い出してしまった。
もちろん、このワインにはそんな異物は入っていません。
ちなみに、イエロー・テイルとはこの絵柄の動物(ワラビー)の別名だとのこと。
亀に続く動物シリーズとなった。
オーストラリア・ワインは初体験。 |
---師範より---
ご報告ありがとうございます。
「イエローテイル」シリーズ、多分今最も入手が容易な安ワインの一つでしょうね。
だもんで『これってどうなのよ?』とお思いの安ワイン者も多いことを思います。
でも、そのあまりに安っぽいラベルと、
「アメリカで最も販売量の多い輸入ワイン」という、
質を褒めてるんだか大量生産を暴露しているんだかわからない謳い文句が気になって、
師範はどうもこれまで手が伸びませんでした。
そういうアイテムの情報を寄せて頂き、頼もしい限りであります。
で、「かなりマトモ」ということのようですね。
ちなみに、例に引かれた"ジャンシス・ロビンソン女史"なる方の意見はどうもマユツバに思えます。
どういうお立場の方か存じ上げませんが、
『瓶内の悪い臭気が抜けて、ワイン本来の味や香りが引き立つ』ということと
『時間をおくことによって良化する』ということは、
「悪い状態から良い状態へ変化する」という意味に於いては何ら違いが無いんじゃないかと。
ましてや『栓を開けて空気に触れさせれば、酸化するだけ』なのはどんなワインでも同じでしょう。
実際問題、高級なワインの方が変化が楽しめるものが多いことは事実でしょうけれども、
その理由付けには承服しがたいものがあります。
と、どうでも良いことに異を唱えておりますが、
安ワインを軽視する意見に対しては「安ワイン道場師範」の立場上反旗を翻さざるを得ない、
ということをご理解の上、今後ともよろしくお願い申し上げます。
Rodney Strong (ロドニー・ストロング )カベルネ・ソービニョン 2001
ソノマ郡、カリフォルニア まるで無敵のボクサーのようなブランド名。 アルコール度14%で主戦場の$10レンジに殴り込みです。コルクを抜いてびっくり。 ダークベリー香とアルコール香にむせます。 濃い赤紫でグラスの向こうは見えません。甘酸っぱさと共にチョコ、焦がした樽、 スパイス、バニラやスミレの香りも少々。1時間ほどすると開いてさらに成長。 最近増えているシラー混醸かと思い、ラベルを確認してしまいました。 ボルドーの複雑さはありませんが、バランスの良いまとまりと、熟成感も少々。 低価格は競争加熱のニューヨークならでは?。実力は$20かもしれません。 世界各地でご迷惑の米国パワー。でもワインは安くて旨ければWELCOMEですね。 |
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QUPE, Syrah, Central Coast 2002 Astor Wine, Manhattanで購入、$14.99、稽古日(自宅) 2005年2月28日 昨夜はオスカー・ナイト。 脚本賞をとった「サイドウェイズ」は ワインツアーにどたばたセックスをからめたコメディの新ジャンル? 作中ではピノ狂の主人公マイルズがSanford Pinot Noir ($25.00)からボルドーのCheval Blanc 1961($0000?) までじゃんじゃん飲んでいますが、登場する一番の安ワインがこのキュープです。 シラーにグルナッシュ他4種混醸で、思ったよりフルーティですっきり感があります。 なかなか濃厚でナイス。若干の熟成感もあります。オーストラリア・シラーズのような 圧迫は感じません。ダークベリーの香りと味、それと樽のバニラ香。ラム肉のグリルに合います。 1時間ほどでパーっと開いて、ますます結構でした。 ワイン小僧はカリフォルニアは経験不足ですが、 ご当地のサンタバーバラ郡では映画にあやかった観光誘致に大成功。 登場するレストランはワインツアーでごった返し。 州全体でピノ・ノワールの販売が16%アップした(ACニールセン調べ)、 という嘘のような話で持ち切りだそうです。 マーケティング関係の方は、どうぞ映画の(ワインも)お試しを。 |
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---師範より---
お久しぶりのご報告、ありがとうございます。
NYワイン小僧殿には珍しくカリフォルニア産のご報告ですね。
米国在住の方で、西海岸にお住まいの方はほぼ例外なくカリフォルニア産にのめり込まれる印象がありますが、
東海岸ではそうでないあたり米国の広さを感じます。
一本目の方は、確かに「強いアメリカ」っぽそうなワインですね。
仰るとおり、それがワインのパワーだったら歓迎であります。
二本目の方は、師範も6年前に1997と稽古しております。
ワイン会だったんで量を飲んだわけではありませんが、
美味いなぁと感心しかなり高い点数をつけておるようで、
ご報告の内容も納得であります。
というわけで、今後とも「安ワイン道場ニューヨーク支局」としてのご活躍、
よろしくお願い申し上げます。
Banrock Station Sparkling Chardonnay N.V.
稽古名;BANROCK STAITION(シャルドネらしい)
本日は愛する妻の3○回目の誕生日でしたので、御馳走とシャンパンを用意しました。
メニューはスペアリブとモッツアレラチーズとトマトと生ハムのオードブル。
スペアリブ、えびときのこのピラフ、コンソメスープというメニューでした。
それに合う、シャンパンをと思って選びに行ったのですが、
おきまりのモエやヴーヴ・クリコは予算オーバーということで、
美味しいかどうか良く分からないけど、「シャルドネ」って書いてあったので、
はずれは無いかなと思ってチョイス。(予算が少ないってのが、安ワイン道場っぽいでしょ?) |
---師範より---
2年4ヶ月ぶりのご報告、ありがとうございます。
細かいとこにいちいち突っ込むのは安ワイン道場らしくなかったりするのですが、
ここはひとつ半可通のご開帳ってことで。
まず、『シャンパンを用意しました』と書かれていますが、
シャンパン(シャンパーニュ)を名乗っていいのは、まずフランスのシャンパーニュ地方で造られ、
なんだかんだの規格を守ったものだけであり、豪州産のスパークリングはシャンパンとは言いません。
また『オーストラリア(シャルドネなのに?)』と書かれていますが、
豪州ではさまざまな品種のワインが造られており、
中でもシャルドネは白の中では(多分)一番生産量の多い品種です。
さらには『(予算が少ないってのが、安ワイン道場っぽいでしょ?)』と書かれていますが、
安ワイン道場は予算が無いから安ワインを飲んでいるわけではなく、
「安ワインが好きだから」飲んでいますので、そこんとこ誤解の無きようよろしくお願いします。
・・・なんて些細なことは置いといて、ご家族仲がよろしいようでなによりでございます。
ちなみにご報告頂いたスパークリングは師範も稽古しております、
っていうかその際に確かじゅんじゅん殿も飲んでおりますぞ。
師範の点数は70点、そのへんは一致しているようですね。
というわけで、今後ともご精進のほど、よろしくお願いします。
Regnie 03
(レニエ オーガニック)
「産地」France Beaujolais(ボージョレ)
「感想」 |
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---師範より---
ご報告ありがとうございます(写真がプロっぽいですね)。
レニエ、師範は飲んだことの無いクリュ・ボージョレです。
一時期デュブッフのクリュ・ボジョレー各種が叩き売られていたので一通り稽古
(シェナ、
ジュリエナ、
ブルーイィ、
シルーブル、
コート・ド・ブルーイィ)したのですが、
その中にはレニエはありませんでした。
ボージョレというとヌーボーばかりが取り沙汰される日本ですが、
そんなのよりずっと安く手に入り、かつきちんと造られたこういうワインが日の目を見ないのは、
なんとも悲しい事実であると同時に、安ワイン者としてはありがたかったりもしますね。
ともあれご報告ありがとうございました。またナイスな安ワインがありましたらよろしくお願いします。
Chateau des Biscarrats 2001
原産国 フランス
84歳でノンベの父が来てくれたので抜栓。
夕食のお寿司に合わせ白のワインを開けたのですが、
これはまずいということで急遽あけた一本。とはいっても、
こんなこともあろうかと奥から出しておいて室温になじませておいたもの。
寿司にメルロー主体の赤ワインは無理か?と思いきや! 結構合ってしまう。
おいしい。久しぶりのメルロー主体でなんだか味も忘れていましたが、
こんなだったかと和みました。父のリクエストに応えてデカンタし、
グラスを大振りのに変えで、どんどんおいしくなっていきました。 |
---師範より---
またまたご報告、ありがとうございます。
富塚毅殿のお父上、84歳で健肝なことも素晴らしいですが、
その世代の方がデカンタすることなどをご存知なことには正直ビックリですね。
良き家柄にお生まれのことと想像します。
で、小便臭(なんつってたらウチの家柄が知れてしまいますが)のあるワイン、
師範も経験があります。記憶に残っているところではコレとか。
ボルドーではなくてブルゴーニュですが。
理由は判りません。醸造途中で微妙に納豆菌でも混じったんですかね。
麝香の例もあるように、
濃いと悪臭だけど微量であればアクセントになる香りってのもあるんだろうな、と。
ラランド・ド・ポムロールに関しては、
サンテミリオンに対するリュサック・サンテミリオンやモンターニュ・サンテミリオンみたいに、
「本家(ポムロール)とは格が違うけどそこそこ頑張っている」地区だいう印象があります
・・・なんて言ってもまだ3種5本しか稽古経験が無いんで、甚だ怪しい印象ではありますが。
というわけで、今後ともよろしくお願いします。
CHATEAU SEGONZAC Heritage 2001
「稽古した日」 2005年2月19日
好みのワインの使用品種がほぼ固まってきつつある今日この頃。
ボルドーなら、右岸に多い、メルローを主要品種としてカベルネ・ソーヴィニヨン、
その他と続くワインたち。このワインもそのうちの一つ。
2000年を48本購入して、時々飲み続けているワイン。
3千円未満で、上記の品種構成で、今飲んで美味しく、
しかも長熟も可能ではないかと思われるワインとしては最高のコストパフォーマンス。
高級ワインにある複雑さには少々欠けるものの、
果実味と産地の特長と風味のバランスの見事さに恵まれたワイン。
2000があまりにも素晴らしいので、2001を買うのを躊躇していたのだが、
今回、思い切って6本購入。 |
---師範より---
毎度のご報告、ありがとうございます。
比較して飲まれたシャトー・スゴンザックは以前にも
ご報告頂いておりますね
(門下生報告は、道場の検索装置
には引っ掛からないし、
リスト化もしてないんで探すのが面倒。
なんとかせねば、ですな)。
濃くて力強いというご報告だった2000年産にも増して濃く力強かったとのこと、
いよいよ興味が沸いてまいりました。見かけたら是非ゲットして稽古してみます。
というわけで、またナイスな一本のご報告、よろしくお願いします。
LES LISERONS SANCERRE 2001
生産国 フランス
妻は私のわがまま(ワインを買うこと)に喜んで協力してくれます。
あまり飲めない妻が大好きなのがサンセール。
華やかな果実香とさわやかな酸に引かれる ようです。
今回は罪滅ぼしの意味も込めて抜栓いたしました。
合わせたのは舌平目のムニエル(これも妻の好物)。
この二つは合います。いさしぶりに二人で クイクイ飲んでしまいました。 |
---師範より---
連発でのご報告、ありがとうございます。
サンセール、確かに印象の良いAOCですね。
なんとなく涼やかで華やかで、語感とワインの雰囲気が上手く一致している感じです。
また、サンセールと言えばほとんどが白のイメージですが、
ピノ・ノワールを使ったゴッツイ赤もあったりするので、
なかなか侮れない地区でもあります。
ともあれご報告ありがとうございました。またよろしくお願いします。
PETALUMA 2002 RIESLING HANLIN HILL
生産国 オーストラリア
ドイツワイン以外では飲んだことのないリースリング。
ペタルマのものは定評があるので以前3000円以下ならまあいいかなと購入しておいたもの。
夕食のメインは地鶏のマスタード風味オーブン焼き、
これが絶品で妻曰く「今までは200度で焼いていたのだけれど、今夜は250度7分で焼いてみた」
とのこ と。きわめてジューシー、リースリングの酸味・果実香が実に合う。良い晩でした。 |
---師範より---
門下生第七十七号"サトーたけし"殿改め"富塚毅"殿、ご報告ありがとうございます。
リースリング、『ドイツワイン以外では飲んだことのない』とのことですが、
それでしたら是非フランスのアルザス産と稽古して見られてください。
ドイツ産とはまた違った魅力が味わえるのではないかと思います。
ただ、ご報告頂いた豪州産はきっと厚めの果実味、あと樽香もあったとのことですので、
それとはちょっと違う雰囲気(どちらかというとスーッと涼やかな感じ)かも知れませんが。
というわけで、見かけましたらご参考にされて下さい。今後ともよろしくお願いします。
2002 カスターニョ モナストレル Castano Monastrell
生産国:スペイン
リオハやダンには特段の印象がなかったので、
特にスペインものには今まで手を出していなかったが、
「パーカー90点! 今だけ価格で楽天最安値!」のうたい文句についつい買ってしまったスペインもの。 | |
2003 ヴェルジニ カベルネ・ソーヴィニヨン Virginie
生産国:フランス
カスターニョをたちどころに飲んでしまったので、
同時に買った3本の中から更に空けた一本。こちらはラングドックの産。
シールがビニールなのにはびっくり。コルクの長さがよくわかるのはありがたいが、
ソムリエナイフが何となく使いにくい。 |
---師範より---
2本まとめてのご報告、ありがとうございます。
スペイン産は、「安ワインの宝庫」と言われて久しいですが、
師範はどうもあの特有のヤニっぽいワルな感じが馴染めずいました。
ところが最近はリオハ以外の新興地区でテンプラニーヨ以外の品種も使い、
現代的な雰囲気にまとめたものが多く出回ってきて、
なかなかいい感じのワインが増えてきたと思います。
ご報告の一本もモダンな感じっぽいですね。
南仏の方は、コレと同じ造り手でしょうか。
"Virginie"なんて一般的な名前なんで、違う可能性も大アリではありますが。
ともあれご報告ありがとうございました。またよろしくお願いします。
グラン・キュヴェ 2001 コスティエール・ド・ニーム Grande Cuvee Costieres de Nimes
生産国:フランス
「ボディのある骨格の太いワイン!」とか「ワイン王国2004冬超特選ベストバイ5ツ星獲得」
という宣伝文句に乗せられて、ついつい買ってしまったラングドック=ルーション。
フルボディの文句にも引き寄せられてしまう。 |
---師範より---
矢継ぎ早のご報告、ありがとうございます。
偶然だとは思いますが、ブルーのラベルのご報告が続きましたね。
ワインのラベルが青で、かつ南仏産だったりすると、
どーもワイン自体も青臭いものを想像してしまうのは師範だけでしょうか・・・
ってきっと師範だけですね、多分。
ご報告を拝見すると、気合の入った南仏であることが手に取るように判ります。
それが1,360円だったら確かにハイCPですね。
というわけで、今後ともよろしくお願い申し上げます。
2003 シラー・ル・サンケ(ヴァン・ド・ペイ・ドック) Syrah Le Cinquet (Vin de Pays D'oc)
生産国:フランス
激安ラングドック=ルーションを求めて、
ネット・サーフィン中に遭遇したCave de Oyaji なる販売店で購入した3本のうちの一本。
度肝を抜くような「シラー」の”S”の字をあしらったラベルにまずびっくり。
で、初めにこれを飲むことに。
また、「激安ワイン者」などといいつつ、
いきなり最初の報告で2000円超のものを取り上げたので、
今回は、意地でも、の1000円台である。
ラベルもびっくりなら、コルク(?)にも驚かされる。
これはどう見てもプラスチックだ。
リーデルに注いだ後軽くさしておいたら、ポンッといって飛び出してしまった。 |
---師範より---
早速2本目のご報告、ありがとうございます。
模造コルク、最近増えてますね。
我々安ワイン者はどうせ買って間もないうちに飲むんだから、
素材なんてなんでもOKではありますが、
抜き易さという観点からはプラチックを固めたような硬いヤツは嫌いです。
同じ模造コルクでも固めのスポンジを樹皮に似せた皮で巻いたようなヤツは好きです。
スクリューキャップは・・・問題ないとは思いますが、なんとなく味気ないのは確かですね。
で、ご報告のワイン、確かになかなか思い切ったラベルですね。
感想を拝見すると、ラベルのキテレツな感じとは裏腹に小さくまとまったワインとのこと、
そういうギャップは面白くもあり残念でもあり、って感じでしょうか。
また、白菜漬けを肴にワインを飲んだことはありません。なかなか面白い取り合わせですね。
食事が無くなってあと少しワインが残った、なんて時って、
往々にして高カロリーなつまみを選びがちですが、白菜漬けなら良いかもです。
ちなみに、購入されたCave de Oyajiの店主氏は門下生第十八号です
(とはいえここんとこ全く音信普通ですが)。
というわけで、今後ともよろしくお願いします。
トラピチェ・”オーク・カスク”・マルベック
「つくり手」 トラピチェ
東京出張の帰りに買ったものです。 |
---師範より---
ご報告ありがとうございます。
トラピチェのオーク・カスク、美味いっすよね。
カベルネ・ソーヴィニョン、
シラー、
シャルドネと稽古していますが、
ホントにハズさない銘柄だと思います。
師範が(常に知らないワインを飲みたいと思うような)偏屈な趣味でなければ、
いつもそればっかり飲んでいても別段問題ないとも思うくらいです。
とはいえ最後の稽古から2年以上経ってますし、ご報告頂いたマルベックとは未稽古ですので、
評価軸をキッチリさせる意味でも見かけたら稽古してみます。
Vin de Pays du Gard 2001 ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール(ガールの地酒)
生産国:フランス
パーカー氏の本で2000年ものが90点だったので試しに買ったもの。
このところ、ラングドック・ルーションに凝っているので、
安くて90点以上を探したのだが、「激安ワイン者」を自認する者としては、いささか高価。
1500円以下を「激安ワイン」と定義する者としては不満が残るが、
道場においては許容範囲ということで報告する次第。 |
---師範より---
ご入門ありがとうございます。
師範が以前に稽古したコスティエール・ド・ニームの赤はコレですね
(師範の写真の撮り方がヘタクソで良く判りませんが、
同じ銘柄の白をご覧頂くと確かに同じ造り手のようです)。
師範既稽古のものに対しご報告頂いたワインは、
(等級の差があるというより)
気合を入れてカベルネ・ソーヴィニョンを使ったがために
AOCのレギュレーションを外れてヴァン・ド・ペイ格付けになった、
ってことじゃないでしょうか?
それにしてもあの恐ろしいほどの濃さは未だ健在だったんですね。
パーカー氏的な『濃いヤツ上等』な方には間違いなくお薦めできる銘柄だと思います。
ともあれご報告ありがとうございました。
今後もイケてるワインに出会われましたらよろしくお願い申し上げます。
CHÂTEAU MERCIAN J-FINE 2002
「稽古した日」 2005年1月23日
"K氏の葡萄酒的日常"で大絶賛されていたので飲んでみた。 |
---師範より---
毎度のご報告、ありがとうございます。
メルシャン、大手ながらワイン造りはなかなか上手な会社、という認識でいます。
というのも、大昔に勝沼の「ぶどうの丘」へ行った時、
赤を片っ端から試飲して一番良いと感じられたのが
シャトー・メルシャン・シューペリュールだったんですね。
また、ご報告いただいたJ-FINEの白も2001と稽古していて、
素直な造りとキレイな樽使いにプチ・ビックリしたことを覚えています。
各方面好評価ということは、2002はもっと良かったんですかね。
日本も年毎の気候の差が激しい国なんで、ヴィンテージの違いによる良し悪しの違いはありそうだな、
と思いメルシャンのサイトを見たら、
ちゃんと詳しい情報が出てました。
こういうことをちゃんと開示できる、というのはきちんと造られている証ですね。
ともあれご報告ありがとうございました。
2002産も買ってみるかな、という気になっております。
BAHUAUD MUSCADET SEVRE ET MAINE "Master de Donatien" 2002 バユオー ミュスカデ セーヴル エ メーヌ “マスター ド ドナシャン” 2002
生産者:DONATIEN BAHUAUD(ドナシャン バユオー) ミュスカデと聞くと、ワインを飲みだした当時飲んでいた安ミュスカデの、 金属的な酸味と広がりの無いペラペラ感をどうしても思い出してしまいます。 師範も今までの印象はどうも良くないようですが、 今回のミュスカデは値段が高めながら今までのミュスカデのイメージを払拭するものであったので、 ご報告させていただきます。
色はきれいなレモンイエロー、ここまでは同じですが、香りにびっくりしました。
凝縮したリンゴの蜜の甘酸っぱい香りに、完熟のパイナップル、オレンジの皮、
メロン、シロップなどの甘い中にも酸味のある、いわば骨格のしっかりしたワインの印象です。
そして味の方はと言うと、口の中に入れると意外なほどするりと喉の奥に流れていって、
その後に蜜の甘みや柑橘系の果実味がまとまってどっと押し寄せてきます。
ドライな味ながら甘みすら感じる果実味にきっちりとまとまりのある酸。
アフターにグレープフルーツの皮をかじったような少しの苦みが、
ミュスカデということを思い出させます。 |
---師範より---
ご報告ありがとうございます。
ロワールのミュスカデ、確かに道場での登場回数は少なく(2005年1月24日現在 2381本中9本)、
値段は安く(最高で850円)、
点数は低く(最高で70点)、
安かろう悪かろうの象徴的銘柄となっております。
ご報告頂いたワイン、「2,000円超のミュスカデ」ってだけでも珍しいですね。
確かにそんだけ気合を入れれば安ミュスカデとは違うものが出来るんでしょう。
師範は本質的には酸のしっかりしたワインは好みなので、
ご報告を読む限り予想得点の73点を大きく超えそうな気がします。
それでは、またヒット・アイテムを発見されましたらご報告よろしくお願いします。
CHÂTEAU CAP DE FAUGÈRES 2001
「稽古日」 2005年1月14日
98年から造りが替わって評価が高くなった、というお噂のワイン。
実際、97年を一昨年某所で3本購入し、最近、最後の一本を飲んだので飲み比べたが、
確かにゼンゼン違う。
色からして非常に濃くなった。
同じアペラシオンの、今まで飲んだ他のワインに比べても濃いと思う。
お味も期待を裏切らずに、タンニンがしっかりしていながら重すぎず、なめらかな飲み口。
しかも飽きがこない。このクオリティでこの価格ならたくさん買っておきたい。 |
---師範より---
毎度のご報告、ありがとうございます。
シャトー・フォジェールは、今のような値段になる前はお気に入りの銘柄でした。
そこのセカンド的存在であるカップ・ド・フォジェールも、
昨年1997のハーフと稽古しており、結構好印象でした。
そうですかぁ、益々良くなりましたか。
平野弥さん輸入のものはあまり出回らないでしょうが、成城石井も輸入していると思うので、
見かけたら稽古して見ます。
Castaño Monastrell 2002
造り手:Castaño 約1年振りの投稿になりますが、やっと投稿したくなるワインにめぐり合ったという感じです。 晩ご飯が自家製ピッツァで、 イタリアの赤にしようかと思ったのですが1本しかない在庫が破戒価格に近いもので、 「もっとカジュアルなのにしよう」とコルクを開けたのがこれ。 結果は大正解。マルガリータ・ピッツァにも良く合うワインでしたが、 それだけじゃなくて、安ワインの模範とも言えるワインでした。 もちろん高貴なニュアンスはありませんが、おそらく大樽で熟成しているのか、 2002というヴィンテージの割にはすっかりこなれた感じで丁度飲み頃、 葡萄の持っているポテンシャルを十二分に発揮しているようで、 甘味・酸味・コクのバランスが取れています。スペインのワインには全く疎いのですが、 モナストレルは南仏でムールヴェドルと呼ばれているのと同じ品種で、 原産はスペインなのだそうな。南仏のワインにありがちな重たい感じではありません。 変な例えですが、「大変良くできたヴァルポリチェッラ」みたいな印象を持ちました。 大昔ワイン初心者だった頃、イタリアに遊びに行った際にヴェネツィアのワインバーで 「地元の美味しい赤ワインをください」と注文し、 出されたヴァルポリチェッラが大変楽しいワインでかつリーズナブルなことにびっくりしたことがあり、 その時の味を思い出した次第です。興味を持たれた方は是非チェックしてみてください。 |
---師範より---
ご報告ありがとうございます。
最近のスペイン産安ワインの品質向上には目を見張るものがありますね。
ちょっと前までは、スペイン産の赤といえばリオハのテンプラニーヨで、
ボルドーにヤニっぽさを足したようなワインがほとんどだったのですが、
最近は他の地域からもいろんな品種でいろんなワインが入ってくるようになりました。
また、それらの品質もなかなか高いものがあって、楽しい限りであります。
ご報告頂いたワインもそういう中のひとつでしょうか?
1年間の厳しい稽古の末のご報告ですから、
見かけたら是非ゲットして稽古したいところですが、
なんとなく没個性な名前なんで覚えておけるかどうか・・・
ともあれご報告ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。
COPPOLA ROSSO 2002
「稽古した日」 2005年1月5日
コルクに付いた色は紫に近い。
カリフォルニアワインはフランスのワインに比べて
その色合いの中に茶色の占める割合が概ね少ないように思う。
使用しているコルクそのものは、上下に1ミリづつ薄いコルクを張って、
その中間はくずコルクで形成した安物。
ワインの味わいはといえば、プルーンを搾ったジュースのようにネットリと濃い。
13.5%と表示のあるアルコール分を感じないほど。このあたりもフランスワインと比較して、
カリフォルニアに明るい華やかさを感じる理由か? |
---師範より---
新年早々のご報告、ありがとうございます。
映画監督フランシス・コッポラの造るワイン「ニーバム・コッポラ」は、
師範も遠い昔に稽古しております
(ルビコンの1993、
クラレットの1994、
ロッソの1995)。
ロッソの記載を読むと、どうやら"Rosso"という名前からイタリア風なワインを期待し、
裏切られて腹を立てているようですな。
ほんで、ちんちくりん殿が飲まれた2002と同じ品種構成であれば、
イタリアは感じられなくて当然だったですな。
ま、造り手の方々におかれましては「判りやすいネーミング」が大切であるよと示唆し、
己の不勉強は棚に上げることとしましょう。
ともあれご報告ありがとうございました。本年もよろしくお願いします。
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by 師範