稽古日誌:2008年12月

 12月、クリスマスの季節であります。
 現在小学二年生のプチ師範代も、 そろそろ「サンタクロースは居ないんじゃないか」と疑い始めてます。 その理由は「プレゼントを配るだけの仕事って、 ビジネスとして成り立たないのではないか」ということらしい。 なるほど。

翌月分

31日(水)

J.C.S. Michel (Carte Blanche) Brut N.V.
J.C.S・ミシェル (カルト・ブランシュ) ブリュット (ヴィンテージ無し)
Jose Michel & Fils
ジョゼ・ミシェル・エ・フィス
Champagne
発泡
Champagne
シャンパーニュ
Champagne (France)
シャンパーニュ (フランス)
\3,0242008/12/25 かわばた酒店 ラシーヌ
 大晦日は、いまいちパッとしなかった今年一年の厄払いとして豪華にシャンパーニュを抜栓。 この銘柄は先日のクリスマスに稽古して明らかな品質劣化と感じたもの。 本当にそうか、もう一本稽古して検証しようという試み。 これでこちらは大丈夫だったりしたら、なんか厄払いできそうな気がするじゃないですか ・・・って、よくよくラベルを見ると、"Jose Michel"ではなくて"J.C.S. Michel"と書かれている。 なんか違うのかしら?
 さて稽古開始。色をはじめとした外観的にはクリスマスの時と変わり無し。 でも明らかに違うのが香り。蜜のような甘い香りやリンゴのようなキレの良いフルーツ香があって、 ちゃんとシャンパーニュ。味も、甘味と軽い渋味があって、シッカリ系のシャンパーニュの味わい。
 やはり普通に美味しい、というか値段を考えればコストパフォーマンスの高いシャンパーニュでありました。 というわけで厄払いは成功、ということで。
ショップへのリンク: Jose Michel (Carte Blanche) Brut N.V.
80点師範実家にて

La Casetta 2006
ラ・カゼッタ 2006
Ca di Frara
カ・ディ・フラーラ
Rosso
Oltrepo Pavese
オルトレポ・パヴェーゼ
Lombardia (Italia)
ロンバルディア (イタリア)
\1,4492008/12/25 かわばた酒店 フードライナー
 大晦日の二本目はお手頃イタリア赤。 「アウトレット特価セール」で買ったもの。 DOC的には"Oltrepo Pavese"だけど、 このDOCって泡でも何でも含まれていたんじゃなかったっけ? ショップの情報によれば、品種はクロアティーナ95%、ウーヴァラーラ5%とのこと。 どちらも知りません。また、裏ラベルには"Bonarda"との記載もあるけど、 それも品種名じゃなかったっけ? なんだかよくワカランのですよ、イタリア産は。
 色はやや明るめの赤紫。 香りはいかにもイタリアらしいというか、 桜餅のような膏薬のような雰囲気の香り。 この「イタリアらしさ」のタネってなんなんだろうね? 品種によらないんで酵母なのかなぁ。 味は、重からず軽からず、良く言えば中庸、悪く言えば凡庸な味わい。
 香り吟醸なワイン。 兄弟に値段がいくらくらいと思うか聞いたら、 大体2,000円~3,000円という答えだったんで、 そこそこコストパフォーマンスは高いと言えるかな?
ショップへのリンク: La Casetta 2006 [Ca di Frara]
75点師範実家にて

Calera Central Coast Chardonnay 2007
カレラ セントラル・コースト シャルドネ 2007
Calera Wine Company
カレラ・ワイン・カンパニー
White
Central Coast (USA)
セントラル・コースト (アメリカ合衆国)
\2,0792008/12/25 かわばた酒店 ヴィノラム
 師範の計算的には本日は上のワインで終了の予定だったけど、 なんとなくまだ飲み足らず。そこで元旦夜に飲む予定にしていた白を前倒しで抜栓することに。 この銘柄は11年半前に1994産と稽古済み ・・・11年半ということは道場を始めたのは丑年だったんですな。 来年で干支が一回り。
 で、例によって3本目ともなると記憶はいまいちオボロゲだったりするわけだけど、 蜜香と樽香がしっかりあって、 かといって派手すぎもせず、上手にまとめられたワインだったような。
 改めて11年前の稽古を読み返すと、確かにそんな感じのワインではあるよな、と。 値段もほとんど同じだったみたい。やっぱり優秀と言われる造り手は優秀ですな。
ショップへのリンク: Calera Central Coast Chardonnay 2007
78点師範実家にて


30日(火)

 例によって年末は九州地方に帰省してきております。
 29日朝8:15頃に自宅を出発、タクシーでYCATへ行ってそこから空港まで高速バス。 10:10発のJALで福岡空港へ飛び、地下鉄で博多駅に出てラーメンの昼食。 13:24発のJRの快速で鳥栖の師範代実家へ行ってちょっと休憩。 車を借りて高速と一般道で約2時間、 17:00ごろに阿蘇の師範実家へ到着。 やりたい放題な子供らを連れてのこの大移動は結構疲れます。 行儀悪く育てた自分らが悪いんだけどね。

Bourgogne Hautes-Cotes de Nuits 2003
ブルゴーニュ オート・コート・ド・ニュイ 2003
Dom. Alain Verdet
ドメーヌ・アラン・ヴェルデ
Rouge
Bourgogne Hautes Cotes de Nuits
ブルゴーニュ オート・コート・ド・ニュイ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\2,3102008/12/25 かわばた酒店 ラシーヌ
 30日は、師範実家近所の料理屋さんで家族だけの忘年会をしたあと、 実家でワインを。 例によって師範実家で飲むワインは、師範がWebショップで買って送りつけております。 今回義姉が体調不良で飲めないため、飲む人は師範兄、師範弟、師範の3人だけ。 さてさてこのワイン、セールになっていたんだけど通常価格6,930円のところ2,310円とのこと。 それってホント?割引率の高さもアレだけど、 オート・コート・ド・ニュイのアペラシオンで7,000円弱って高すぎじゃね?
 ・・・なんてことを考えつつ抜栓。 色は、ちょっと濁った感じがありはするけど、 2003年のブルゴーニュらしい濃さと複雑さを兼ね備えた色合い。 香りはとってもオッケー。ボリューム十分で、トーンの高い果実香と複雑さを副える獣香、 それらが良い感じに一体化している。 上品な化粧品のような香りもあったり。 これで味にも香り同様の複雑さ/ボリューム感があれば言うこと無いんだけど、 そうは問屋が卸さなくてグレード相応の軽めな味わい。
 とはいえ2,310円のブルゴーニュとは思えない高級感。 6,930円はふっかけ過ぎだと思うけど、 4,000~5,000円くらいだと言われても納得の内容。 家族の反応も上々でありました。
80点師範実家にて

28日(日)

Bourgogne 2006
ブルゴーニュ 2006
Dom. Francois Lamarche
ドメーヌ・フランソワ・ラマルシュ
Rouge
Bourgogne
ブルゴーニュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\2,468 (単品価格 \3,129)2008/12/16 お手軽ワイン館 エクセラ
 本日の夕食は、熊本ベルクミートの粗挽きポークウインナー、エリンギの炒め物、ローストビーフ&人参ともやしの炒め物、トマト。 これから先の年末年始、魚メインのメニューになることを考慮して、今日は肉肉であります。 さてワインは、 「【送料無料】フランス1万円(税別)特別セット」からのACブルゴーニュ。 超一流な特級畑(に挟まれた特級畑)「ラ・グランド・リュ」を単独所有しながら一流には大きく届かない評価の造り手、 かつ近年最弱(師範調べ)なヴィンテージの2006年。 ダメっぽい要素満載だけど、元値は道場稽古範囲オーバーの3,000円超、 それなりに期待して稽古。
 いざ抜栓してみると、キャップシールは厚手の金属だし、 コルクも長いし「ダメ要素満載感」を飲む前にかなり払拭。 色の濃さはまずまず普通。2006年のACブルゴーニュとしては濃いほうかも。 香りは、残念ながら鼻で感じる分には極めて弱め。 思いっきりスワリングしてグラスに鼻を突っ込んでガーッと嗅いで、 ようやく感じ取れるプラム系のフルーツと革っぽい獣香。 口に含んでもやっぱり香りは弱い。 味は、ブルゴーニュらしくキュッと締まった酸味がありながら酸っぱすぎず、 渋味や甘味もまろやかで全体に上品なまとまり。
 時間が経ったら香りが開くかと期待したけど、高々2時間くらいだと全然でありました。
 香りの弱さはいかんともしがたいけど、 それでもサクサク飲めるワインではあるんだよね。 こういうワインの評価って難しいなぁ。 安ワイン評論家の師範としては低評価だけど、 ただの酒飲みの個人としては結構良い評価だったり。
 このワイン自体は一晩で飲みきったんだけど、翌日、 風邪気味な影響で香りに対して非常に鈍感になっている自分を発見。 JALの機内サービスの「ゆずドリンク」にゆずの香りを感じないんでかなり重症。 よって「香りが弱い」とした評価が間違っている可能性があり、点数はカッコ付きに。
(70点)道場にて

26日(金)

Hope Estate "yellow rock" Chardonnay 2006
ホープ・エステート "イエロー・ロック" シャルドネ 2006
Hope Wine Group
ホープ・ワイン・グループ
White
Hunter Valley (Australia)
ハンター・ヴァレー (オーストラリア)
\1,000 (単品価格:\1,344)2008/11/24 ヴェリタス ワインプレス・インターナショナル
 昨日から今日にかけてジジババ向けに子供らのビデオを編集。 PCに取り込んでいわゆる「ノンリニア編集」するんだけど、 良いところだけを選択したりタイトル入れたりテロップ入れたりなんかすると、 ほぼ徹夜で丸二日の作業。だもんで昨日の夜は必然的に休肝日。
 で、ようやく編集作業も完了してワインを。 「プチリッチな気分で選べる共同購入!自分だけの究極のオリジナルワインセット!」 一本あたり1,000円から、豪州産のシャルドネ。 料理はエビと野菜の炒め物やシューマイなんかの軽い中華。
 豪州産らしく栓はスクリューキャップ。 ボトルの外観的にも安っぽさ全開。 グラスに注ぐと、意外や意外、しっかりとした濃いレモン色。 照りもあってみりんを薄めたみたい。 香りもちょっと想定外で、 蜜のようなフルーツ香とビスケットのような樽香がギュッと詰まった高級感のある雰囲気。 味は適度な重さ。甘すぎたりせず、中庸をわきまえたバランスには好感が持てる。
 価格的にもボトル外観的にもあまり期待していなかったんだけど、 結構高級感もあってしっかりした白でした。 敢えて言えばやや単調な感じは否めないけど、このクラスとしては十分な出来であります。
77点道場にて

24日(水)

 本日はクリスマス・イヴ。 基本的に特定の宗教を信仰しない師範家ではありますが、 世に倣ってイヴはお祝いの真似事を。 料理的には鳥の丸焼きをオーブンで焼いて、いろどりの良いサラダを副えて、主食はパンで・・・ ね、クリスマスらしいでしょ、と。
Jose Michel (Carte Blanche) Brut N.V.
ジョゼ・ミシェル (カルト・ブランシュ) ブリュット (ヴィンテージ無し)
Jose Michel & Fils
ジョゼ・ミシェル・エ・フィス
Champagne
発泡
Champagne
シャンパーニュ
Champagne (France)
シャンパーニュ (フランス)
\3,815 (単品価格不明)2008/10/29 タカムラ ワイン ハウス ラシーヌ
 お祝いということで、ワインも気張ったものをチョイス。 タカムラさんの「『極旨&厳選』シャンパン3本セット」からの1本で、 ピノ・ムニエ70%/シャルドネ30%のネゴシアン・マニピュラン。 この銘柄は1年半前に稽古済み、 レストランで丸一本飲んだということを差っぴいても好印象。 販売店には「カルト・ブランシュ」という名前が入れてあったけど、ラベルには無い。 でも、他の色(ランク違い)のラベルもあるみたいなんで、白いラベルって意味ですかな?
 色は薄めの麦わら色で、シャンパーニュらしくキメ細やかな泡がグラスの底からツツーッと。 香りは・・・非常に弱い、というかほとんどしない。 深く嗅ぐと、リンゴのような果実香が感じられはするけど、 同時に生木のようなヘンテコな香りもする。 口に含んでも香りは平板なままで、 味わいのバランスは悪くないにしても全体にパッとしない印象。
 スパークリング・ワインにもブショネってあるんでしたっけ? 以前飲んだときの印象と比べるまでも無く、 残念ながらまともな状態ではありませんでした。クリスマスにコレはへこむなぁ。
(63点)道場にて

23日(火祝)

 本日は一家総出で大掃除。師範は風呂掃除と窓拭き、師範代は写真の整理と台所、プチ師範代は自分の机、 プチプチは掃除の邪魔をしないことに専念、 朝一から掃除を開始して、午後3時までみっちりと。 おかげさまでほぼ掃除完了しました。明日から師範はジジババ向けのビデオ編集作業です。

 で、掃除のお疲れ様会ということで、本日の夕食はときどき行くお寿司屋さん鹿島へ。 師範宅からは決して近くは無いんだけど、確実に外さない近辺の和食屋さんという意味では、 いまのところココ以外に知らないんで。
 今回の注文は、大人は6,000円の会席料理、子供は単品で注文というスタイルで。 会席の6,000円は一番安いコースだけど、それでも10品から出てくるし、 途中に寿司6貫(左写真、あと1貫マグロもあったけどプチ師範代がゲットした後の写真) も付いているんで結構お買い得(雰囲気は前回参照)。
 これまで子供らには1,000円くらいの子供寿司ってのをあてがってたけど、 子供メニューじゃ満足しなかったらしく、今日は単品で。それぞれの注文は以下。
プチ師範代:中トロ、赤身ヅケ、車海老、数の子、玉子、(追加で)ヅケ、甘エビ、ヒラメ
プチプチ師範代:タコの柔らか煮、車海老、数の子、玉子
あと、全員分として鯖の棒寿司を注文。

 いやー、やっぱりハズさないよね、ココ。どの寿司も料理も美味いです。 大人二人子供二人で個室も使えて、サービスの若い女性は可愛くて愛想が良くて、もう言うこと無いです。
 と言いながら酒に関しても備忘録代わりに。
 今回は、まずエビスの生ビール(\500)に始まって、 中瓶でエビス・ザ・ホップ(\500)を。 生ビールでも美味かったんだけどいかんせん量が350ml、 同じ金額なら量が多いほうがお得、という貧乏人根性で瓶に変えた次第。

 その後は清酒にチェンジ。1合ずつ2種類もらって
磯自慢 本醸造 \800
四季桜 純米吟醸 \800
を注文。磯自慢は凄いよね、廉価版の本醸造でもまるで高級な純米吟醸のように涼やかな味わいで。 後半は右写真のように、巻物汁物香物を相手に酒飲んでおりました。

 さてさて、お会計はトータルで23,100円。 家族4人で美味しい料理をたらふく食べて飲んでこの値段。 子供たちがいろいろ食べるようになったから、以前よりかなりコストアップしてはいるけど、 まぁコレくらいは仕方ない、というか納得価格であります。

Martini Asti Spumante (N.V.)
マルティニ アスティ・スプマンテ (ヴィンテージ無し)
Martini & Rossi
マルティニ&ロッシ
Spumante
発泡
Asti Asti (Italia)
(アスティ)
\598 (Half)2008/12/23 天王町サティ イー・エス・ジャパン
 「家に着いたらもう一杯飲みたくなるだろうなぁ」というのは昼から判ってたわけで、 その回避策として「もう一杯」用アイテムとして買ったのがこのハーフのスパークリング。 クリスマス・シーズンということで、 今はスーパーに行くといろんなスパークリング・ワインが売られているけど、 結構どれも高いのね。 適当なスパークリングだったら3桁は当たり前な生活をしている身には高すぎる感じ。 そんな中、比較的穏当な価格だったのがこのハーフのアスティ。 375mlのハーフだけどアルコール度数は7,5%、「もう一杯」にはちょうど良いはず。
 色は薄め、泡立ちも弱め。 香りは、誰が嗅いでも「マスカット」と言いそうな、 ストレートに白葡萄っぽい香り。 プチ師範代に嗅がせたところ、「シャンメリー」の香りだそうな。 そういわれれば確かにそんな感じ。 シャンメリーを飲んだのなんて丸一年前なのに、それを思い出すプチ師範代やアッパレ(親バカ)。 味は結構甘味が強め。でも食後にチビチビ用途だとこれはこれで良かったり。
 アスティらしく、軽くて甘いスパークリング。 普段スパークリングワインを飲まないご家庭が、 クリスマスだからって買うスパークリングとしては、 この手のアスティが一番良いと思います。 要は味わい的には甘めのチューハイの延長線上なんだけど、 クリスマスにチューハイってわけにはいかんでしょ。 さらにチューハイなんかより高級感はあるし泡もきめ細かいし。
70点道場にて

22日(月)

Santa Alicia Cabernet Sauvignon Reserve 2006
サンタ・アリシア カベルネ・ソーヴィニョン リザーヴ 2006
Vina Santa Alicia
ヴィーニャ・サンタ・アリシア
Tinto
Maipo Valley (Chile)
マイポ・ヴァレー (チリ)
\920 (単品価格 \1,029)2008/12/16 お手軽ワイン館 木下インターナショナル
 師範においては本来月曜火曜は休肝日。 でも本日師範は勤務先をお休みして、 年賀状を書いたりパントリーの整理をしたり楽器の練習をしたりの一日だったし、 さらに休前日とくれば飲まないわけには参りません。 ちなみに夕食の料理は、師範謹製広島風お好み焼き。 味付けのベースはおたふくソース、つまりは甘くコッテリな味付けなんで、 ワインも甘くコッテリっぽいものがよろしいでしょう。 というわけで先週末に届いたばかりの「赤5本チリカベ★ファイブセット \4,599」からチョイス。 この銘柄は2004円産と稽古済み、 方針変更が無ければきっとこのヴィンテージも甘くコッテリなはず。
 色は、予想通り向こうが見えないくらいの濃さ。 香りも極めて想像通りで、カシスとかの濃い系果実の香りがみっちり。 樽香はあまり目立たないのが唯一想定外。 味もやっぱり甘渋い。どこからどう飲んでもチリカベー!って感じ。
 全く予想は裏切られず、甘くて渋くて濃くて単調な赤ワイン。 で、これがお好み焼きに合うかと言えば、なんかちょっと違ったような。 どちらかというとドイツ産のちょっと甘い白あたりがお好み焼きには合うかも ・・・って全然方向性が違いますが。
70点道場にて

21日(日)

Bolgheri Rosso 2005
ボルゲリ・ロッソ 2005
Michele Satta
ミケーレ・サッタ
Rosso
Bolgheri Rosso
ボルゲリ・ロッソ
Toscana (Italia)
トスカーナ (イタリア)
\2,3942008/09/03 酒宝庫 MASHIMO 飯田
 本日は、朝から写真の整理にほぼ1時間、洗車に3時間。 午後は師範代の免許更新に付き合って(更新の間の子守り)、という一日。 夕食は酢豚。今日は米国産豚のヒレ肉が安かったのでソレを使用。 ワインは、結構以前に買ったんだけどなかなか飲む機会の無かったイタリア産。 「メルロ種、カベルネ種、サンジョベーゼ種などをブレンドし、小樽で12ヶ月間熟成」ということで、 いわゆるスーパー・トスカーナな雰囲気と想像。
 色は、メルローやカベルネが入っているからか、イタリアにしちゃ濃い色合い。 ちょっとだけレンガ色っぽい雰囲気もある。 香りは、想像したよりはおとなしめ。 スミレ(かなぁ)みたいな香りと品の良い樽香。 香りだけだったらあまりボルドー品種の影響は強くない感じで、 だれが嗅いでも「イタリアですな」な雰囲気。 味も、思いのほか濃さはなくてどちらかといえば軽め、 ほんのり甘味も残っていてバランスは悪くない。
 人懐っこくて結構良い感じ。 でも、スーパー・トスカーナみたいなのとはちょっと違うかな? 良く出来たキアンティと言ったほうが良いような。 身構えて飲む機会を見計らっていたけど、別に普通に開けられるワインでありました。
ショップへのリンク: Bolgheri Rosso 2005 [Michele Satta]
76点道場にて

20日(土)

Casa do Valle Vinho Verde 2007
カーサ・ド・バージェ ビーニョ・ベルデ 2007
Casa do Valle
カーサ・ド・バージェ
Branco
Vinho Verde
ビーニョ・ベルデ
Basto (Portugal)
バスト (ポルトガル)
\777 (単品価格:\1,197)2008/11/24 ヴェリタス ワインプレス・インターナショナル
 本日の夕食は、マグロのカマ焼き、マグロ中トロ丼、ホウレンソウのお浸し、冷奴。 こんなメニューなんで選ぶのは当然白か泡、在庫をツラツラッと眺めて、 『マグロといえばポルトガルでしょう(根拠なし)」ということで選んだのがこのワイン。 「お手ごろワインから選べる共同購入!自分だけの究極のオリジナルワインセット』、 一本あたり777円から。 "Vinho Verte"なんで「緑のワイン」という意味ですな。 ラベルなんかもそういう雰囲気。 もちろんワインが青汁みたいな色をしているわけじゃなさそうだけど。
 色は、思ったより緑色というか、ワインをそのままみても普通の白ワインの色だけど、 グラスが落とす影がちょっと緑。微発泡しているようで、グラスの内側には細かな気泡が。 香りは、ソーヴィニョン・ブランみたいな草っぽい雰囲気の香り。このあたりも「緑」の所以か。 味は、軽めな味わいと微妙な炭酸を口腔内壁に感じるのが特徴で、 要素的には濃くなく薄くなく甘くなく酸っぱくなくの中庸系。
 結果的には特に変わった要素も無く、普通の安白ワインでありました。 一本777円はまず順当かな?お得なものが多いこのセットにおいてはちょっとパッとしない印象。
67点道場にて

19日(金)

Alexaume 2005
アレクゾーム 2005
Dom. des Cres Ricard
ドメーヌ・デ・クレ・リカール
Rouge
Mont Baudile (VdP)
モン・ボーディル (ヴァン・ド・ペイ)
Languedoc Roussillon (France)
ラングドック・ルーション (フランス)
\1,000 (単品価格:\1,344)2008/11/24 ヴェリタス ワインプレス・インターナショナル
 本日をもちまして師範におきましては本年のサラリーマンまがいな渡世の生業は終了。 不景気で自宅待機を命ぜられたってわけじゃなくて、 年内に取れなかった休暇が年末に溜まった次第であります。 さて夕食はモツ鍋。最近の師範家のマイブーム鍋(主にプチ師範代がファン)であります。 さてさてワインは「プチリッチな気分で選べる共同購入!自分だけの究極のオリジナルワインセット!」、 一本あたり1,000円から。あまり聞いたことない地域のヴァン・ド・ペイ赤。
 色は、若い南仏らしい情け容赦無い青紫色。 香りは、かなりトーンの高いツンッとしたプラムみたいな果実香がメイン。 とはいえブルゴーニュみたいなのとは違ってあくまで南仏的なんだけど。 味は、渋味3に甘味2に酸味1。 若くて美味しい赤ワインのバランスを保っていて良く出来てはいるけど、 いかんせん少し固いかな? 妖艶とかいう世界とは別の雰囲気。
 バランスよくてキレイで魅力的ではあるけど、ちょっと体育会系。 惜しまれつつ解散しちゃったオグシオみたいな感じかしら ・・・いやいやオグシオさんはもう少し健康なお色気があるよね。 陣内貴美子は更にそっちだし・・・ ってことはまだ見ぬ次世代のオグシオか(って言ってることが自分でもわかりません)。 ともあれ結構美味っすよ、コレ。
74点道場にて

17日(水)

Olea "Signature" (Rouge) 2006
オレア "シニャチュール" (赤) 2006
Olea
オレア
Rouge
Oc (VdP)
オック (ヴァン・ド・ペイ)
Languedoc Roussillon (France)
ラングドック・ルーション (フランス)
\8192008/10/29 タカムラ ワイン ハウス マルカイ・コーポレーション
 本日の夕食は鶏肉の照り焼きと筑前煮。  同銘柄/同ヴィンテージの白とは先週稽古済み。 白の方は結構香りがシッカリしていて飲み口は軽快な感じで好印象だったけど、 こちらは赤でアルコール度数12%。 赤で軽いのってだとポジティヴに受け取れないような気がするからなぁ。
 色は濃くなく薄くなく、普通の赤ワインの色。 香りも、特に特徴はなく品種の特定は難しいけど、 それなりにフルーティでリンゴっぽい香りとかもあって悪くは無い。 味は予想通り軽快。バランスは悪くないんで、あまり難しいことを考えずにスイスイ飲める。
 想像通りといえば想像通り、特に特徴は無いけど軽くて素直、良い意味で安ワインらしいワイン。 こういうワインは結婚式とかホテルの宴会場とか、そういう場所で使うにはピッタリかもですね。 赤白揃って味わいや香りは万人受けしそうだし、ボトルは高級感があるし、 スクリューキャップじゃ無いしフランス産だし。
ショップへのリンク: Olea "Signature" (Rouge) 2006
70点道場にて

14日(日)

Campo Liberto Crianza 2003
カンポ・リベルト クリアンサ 2003
Bodegas Vega del Castillo
ボデガス・ベガ・カスティーヨ
Tinto
Navarra
ナバーラ
Navarra (Espana)
ナバーラ (スペイン)
\997 (単品価格不明)2008/10/29 タカムラ ワイン ハウス マルカイ・コーポレーション
 朝から冷たい雨が降り、午後には上がったけど気温が低くてとても寒く、 こういう日は体調を崩しがちなのでご注意下さい・・・ なんてことを天気予報のおねいさんが言いそうな一日。 夕食のメニューは豚ヒレかつ、サツマイモの天ぷら、レンコンのカレー炒め、白菜サラダ。 ワインは、タカムラさんの「旨・コク・渋♪赤尽くし5本セット」からの最後の1本。 これまで今ひとつパッとしなかったセットなんで、最後の1本に期待であります。
 色の濃さは中程度。赤みがあって、静脈血みたいな鉄サビっぽい色あいが感じられ、 意外と熟成感のある色合い。 香りのボリュームは結構あって、南仏みたいなすっトボケ感とスペインらしい不良っぽさが同居した、 なんとなくワルな感じの雰囲気。 味は、色の印象同様かなり熟成が進んでいて、渋味のカドが取れて丸っこくなった感じ。
 元ワルだったお兄さんが歳をとって優しくなった、というような魅力のワイン。 でも師範的には元からワルじゃなくて歳をとって更に優しくなった人の方が好き。 でもまぁ1,000円と思えば納得感はあります。
72点道場にて

13日(土)

 本日は、プチ師範代が通う学童保育のお祭り。  輪投げとかスーパーボール掬いとか、子供らが店番をして楽しむ企画。 その中に、バザーみたいなご家庭の不用品を売る模擬店があるんだけど、 そこでいろいろ買ってくるのよ、プチ師範代が。 洋服とか座布団カバーのセットとかぬいぐるみとか。 1個100円とか30円とかだけど、人んちで要らないモノはウチでも要らないわけで。 つくづく安物好きなプチ師範代・・・って遺伝か?

 師範代は役員なんで店番の手伝いをしたり、師範はプチプチ師範代の面倒をみたり、 なんだかんだで夕方まででグッタリでありました。 でもこれで学校/保育園/学童の秋冬の行事はひと段落であります。

 師範代が学童保育保護者会の役員をしている関係で、夜はその打ち上げに参加。 場所は、横浜ビジネスパークの中の飲食街、プレッツォ横浜にある青蓮(せいれん)という店。 横浜を中心に、数店舗のチェーン展開をしている中華料理屋さんであります。 参加者は大人7人子供7人の14名で。

 店内は、個室が3つくらいにテーブル席が40席くらいだったかな? ビジネスビルの飲食店ということで、土曜はガラガラかと思ったけど、 夕方7時の時点ではほぼ満席状態。なかなか流行っているようです。

 料理は単品の注文で、前菜的な料理から煮物/揚げ物/炒め物/ご飯物、 好き放題にオーダー。 師範的には黒酢の香りがしっかりの酢豚や、シャキシャキした豆苗の炒め物、 透明に澄んだ餡のかかった餡かけ炒飯なんかが美味しゅうございました。 味付けは思いのほか薄味のものもあって、量が食べられます。 聞けば一般的な中華料理店と違って、いわゆる旨味調味料は使ってないとのこと。 なるほどなるほど道理でたくさん食べても舌が麻痺する(舌に膜が張る)ような感覚が無いな、 と感じましたです。

 アルコールは、基本的に生ビールをガブガブと。ジョッキ5杯くらい飲んだかかな。 その後に梅サワーを頂いて、 最後に白ワインをグラスで貰ったけど、ワインの銘柄には一考の余地アリかもです。

 お会計は、トータルで35,000円くらい。 好き放題に飲んで食べて、 満足度の高い食後感。 その割にはおトク感のある会計でありました。 今後も繁盛して欲しいところであります。


12日(金)

Olea "Signature" (Blanc) 2006
オレア "シニャチュール" (白) 2006
Olea
オレア
Rouge
Oc (VdP)
オック (ヴァン・ド・ペイ)
Languedoc Roussillon (France)
ラングドック・ルーション (フランス)
\8192008/10/29 タカムラ ワイン ハウス マルカイ・コーポレーション
 今日は、プチ師範代が通う小学校から突然の呼び出し。 どうやら扉で指を挟んだらしく、整形外科に連れて行くとのこと。 たまたま時間に余裕のあった師範が早めに退社して病院でプチ師範代&養護の先生と合流、 結果的にはたいした怪我じゃなくてなにより。まぁ子供は怪我してナンボだけどね。
 ともあれ本日の夕食は、ヒラメとサーモンの刺身、カボチャの煮物、ホッケの塩焼き。 チャッキチャキの和風のメニューなんで、手持ちの白の中から特に軽そうなワインをチョイス。 モノは南仏のヴァン・ド・ペイで、見た目はニューワールドっぽくしっかりしてそうなんだけど、 アルコール度数が11.5%とかなり低め。 こういうのは往々にして軽いワインが多いわけです。 安ワイン者暦11年半の師範が言うんだから間違いない・・・はず。
 さて抜栓。色は想像通りかなり薄め。 アルコール度数が低いからか、ネットリ感も弱めでサラリとした梅酒見た目。 ところが香りはけっこうシッカリ系で、 青いパイナップル(って見たことないけど)のような涼やかなフルーツ香がいっぱい。 品種的にはソーヴィニョン・ブランがメインですかね?(って違ったりして)。 味は、想像通り軽め。でも物足りない感じはしなくて、機嫌よくスイスイ飲める。
 11年半の安ワイン者経験は伊達ではなくて、想像通り軽いワインで、 想像以上に楽しめるワイン。 この銘柄は赤も買ってるんでそっちにも期待。
ショップへのリンク: Olea "Signature" (Blanc) 2006
73点道場にて

10日(水)

Finca Los Altos Gran Reserva 1999
フィンカ・ロス・アルトス グラン・レセルバ 1999
Bodegas Fernando Castro
ボデガス・フェルナンド・カストロ
Tinto
Valdepenas
バルデペーニャス
Valdepenas (Espana)
バルデペーニャス (スペイン)
\777 (単品価格:\1,134)2008/11/24 ヴェリタス ワインプレス・インターナショナル
 本日の夕食はすき焼き。 夕方に子供らと母親は歯医者に行ったので、調理準備は師範が担当。 ワインは、ヴェリタスの 「お手ごろワインから選べる共同購入!自分だけの究極のオリジナルワインセット」 一本あたり777円から。 以前稽古した コレの高級版。 9年もまえのグラン・レセルバが777円ってのは凄いよね、ってのと、 先週のボルドーと同じヴィンテージってことで、 二匹目のドジョウも期待しつつ抜栓。
 改めてボトルを手に取ると、キャップシールは安っぽいプラスチックで、 ボトルは軽くて底の凹みも浅い。まぁ値段相応のパッケージング。 グラスに注いで、色はほんのりレンガ色がかってはいるけど、 およそ10年近くも経ったとは思えない濃い色合い。 ただ、香りは最初「こりゃもう逝っちゃってるかな」と感じるくらい、 平たく饐えた香りが弱く漂うのみだった。 そこで「あぁ合掌」と思いつつ口に含むと意外や意外、樽や果実が健在で甘香ばしい香りがパッと。 グラスに注いで5分も経つと、この甘香ばしさが鼻でも感じられるようになる。 熟成したワインって、樽を取り込むような感じに変化するものが多いと思うけど、 このワインに関してはいまだ樽が樽として主張。 スペイン産によくあるヤニっぽさはあまり気にならない。 味は、確かに痩せてきてはいるけど、それでも渋味あり甘味ありで、 「ご老体」というにはまだ精気を備えている感じ。
 少なくとも若くは無い、でも年老いているわけでもない。 だからといって壮年期かといえばそういうわけでもない、年齢不詳なワイン。 ともあれ改めてこれが777円ということを思い返すと、 こういう個性のあるワインがそんな値段で買えるのはそうそう無いよね、とも思う。
75点道場にて

7日(日)

Bourgogne 2006
ブルゴーニュ 2006
Louis Chenu Pere & Filles
ルイ・シュニュ・ペール・エ・フィーユ
Rouge
Bourgogne
ブルゴーニュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\2,7302008/10/29 タカムラ ワイン ハウス ヌーベル・セレクション
 本日の夕食は、師範とプチ師範代の合作でハンバーグ、師範代とプチ師範代の合作でマカロニサラダ。 ワインは、最近「新ブルゴーニュ」とか言われて急にメジャーになってきた造り手の一人、 ルイ・シュニュのACブルゴーニュ。 たしかこの造り手って、娘さん二人じゃなかったかな? だから"Pere & Filles(父と娘達)"になっているんだと思う。 師範的には「イマイチ年」の烙印を押した2006年産なんで、 やや造り手に不利な環境での初稽古。
 色は、『これってロゼの濃いヤツ?』ってくらい薄めの赤紫色。 なんでも「新ブルゴーニュ」ってのはこういう色らしいですな。 香りは、軽~い果実香に品の良いケモノ香。 なんとなくファンデーションのような、化粧品っぽい香りも薄っすらとあったり。 味は、想像通り軽いです。キレイな酸味がメインで品の良い味わいではあるけど。
 要するに軽くてキレイなブルゴーニュ。 ビオな造り手にありがちな硫黄臭みたいなのは皆無で、普通に楽しめるワインではあります。 ただ、3,000円近い値段のワインとしてはどうか、と。 絶対的な金銭価値というか、 ワインなんて何も知らない人にとっては昨日のコノ・スルの方が 「高そうなワイン」と感じると思う。
ショップへのリンク: Bourgogne 2006 (Louis Chenu Pere & Filles)
72点道場にて

6日(土)

 本日は、プチプチ師範代が通う保育園のお楽しみ会。 プチプチ師範代ってば踊れといわれても先生に抱きついたまま踊らないし、 席ではまわりの子とケンカばかりしているし、その社会性の無さは他の追随を許さないものがあります。 末は大人物ですなぁ。はぁ~。

 夜は、プチプチ師範代のお楽しみ会打ち上げ 兼 師範代の誕生日祝いで、 家族四人で近所の焼き鳥屋へゴー。 焼き鳥屋、子供らが行きたいって言ってたんだよね。 基本は飲み屋なんで、子供を連れて行くのは若干の抵抗があったりするけど、 個室的なスペースを使わせてもらって、サッと行ってサッと帰る分にはまぁ良いか、と。

 行った店は、相鉄線星川駅前にあるとりQというところ。 先週師範代が学童保育保護者会の打ち上げで使った店。 このあたりだと広さと値段が手頃なのかな、 今日も幼稚園だか保育園だかのルンルン保護者ママさん連中っぽい団体さんが結構おられました。

 とにかく焼き鳥が食べたいらしいんで、頼んだ料理のほとんどが焼き鳥。 6本盛り合わせ×3をみんなでシェアして、ハツとツクネとモモ(プチプチ師範代)、ハツとネギマ(プチ師範代)。 その他はゲソの唐揚げとか、枝豆とか、塩焼きそばとか、鶏茶漬けとか。 焼き鳥も他のもなかなか美味しい。 盛り合わせの内容が脂っこいのが多くてちょっと消費に難儀したけど。

 飲み物は、子供らはアルコール抜きのチューハイ的なものがあったのでそれを。 一杯180円なんで結構良心的な値付け。

Cono Sur "Orginally Grown Grapes" Cabernet Sauvignon / Carmenere 2007
コノ・スル "オリジナリー・グロウン・グレープス" カベルネ・ソーヴィニョン/カルメネール 2007
Vina Cono Sur
ビーニャ・コノ・スル
Tinto
Colchagua Valley (Chile)
コルチャグア・ヴァレー (チリ)
(\1,680)2008/12/06 (とりQ) スマイル
 師範は初めての店なんで、興味津々でメニューの飲み物部分を拝見。 生ビールが中ジョッキで530円、結構お手頃ですな。 その他は焼酎なんかもいろいろ揃ってます。 が、師範の目には結局コレが止まってしまいました。 ハズさない安ワイン造り手選手権世界チャンピオン(師範が決定)のコノ・スルのワイン。 「オーガニック」らしいです。 フルボトルで1,680円は飲み屋価格としては結構手頃。 生ビール3杯分と思えば安ワイン者にはこっちの方が楽しめると判断。 赤と白とあったけど、相手が肉なんで本日は赤をチョイス。
 冷蔵庫から出されてすぐの温度、既に抜栓された状態でテーブルに。 グラスはボウル部分がテニスボールくらいの一番ベーシック、というか100均とかで余裕で買えるやつ。 ワインの色は普通に濃い紫色。 香りは、しっかりとした濃いベリーの果実香に強めの樽香。 味も、渋味が粗くなくて甘味が感じられて、小売店価格でディープアンダー1,000円、 これだけ生産量のあるワインとは思えない味わい。
 やっぱりハズさないなぁ、コノ・スル。 こういうのをこういう値段で置いてくれると、安ワイン者的には非常に助かります。 店に滞在した時間は1時間ちょっと、 さすがに全部は飲み干せずに150mlくらいは残して道場で寝酒に。
74点星川「とりQ」にて

 お会計は、ぐるなびの500円割引クーポンを使って7,000円弱。 わざわざ遠くから足を運ぶ店じゃ無いかもだけど、 手軽で美味しくてご近所利用にはなかなかナイス。 焼き鳥以外のメニューもいろいろあるんで、次回はそれらにも挑戦しますかね。


5日(金)

Gran Castellflorit Rosado Brut N.V.
グラン・カステルフロリット ロサード ブリュット (ヴィンテージ無し)
Covides
コビデス
Espumoso
発泡
Cava
カバ
(Espana)
(スペイン)
\898 (単品価格:\1,302)2008/11/24 ヴェリタス ワインプレス・インターナショナル
 本日は師範代の誕生日であります。 本人が誕生日の嬉しい年齢かどうかは別にして、それにかこつけてスパークリングを抜栓するのであります。 選んだのは、「大人気のスパークリングから選べる共同購入!自分だけの究極のオリジナルワインセット」、 898円からの一本で、 夏に稽古して結構好印象だった銘柄。 そりゃ師範代の誕生日にハズレなワインを開けるわけにはいきませんから(・・・って、飲むのは師範だけだけど)。 ちなみに料理は手巻き寿司で、寿司種は中トロ、マダイ、アジ、イクラ、ヤリイカ。イカは煮つけでも登場。
 色は、わざとらしいくらいはっきりしたピンク色で、まるでイチゴジュースみたい。 香りは、色の印象どおりイチゴっぽいフルーツ香がフワッと。ボリュームはそれほど強くない。 味は、赤の要素があるからかやや渋味が強めかな。 それはそれで悪くはないんだけど、なんとなくストイックというかスパークリングの享楽的な感じは弱め。
 前回飲んだときは結構好印象だったんだけど、今日はそれほどでもなかったり。 これって3ヶ月強でワインが変化したというより、夏に飲むか冬に飲むかの違いの方が支配的なような。 やっぱり冬はもう少しコクのあるワインが飲みたいからね。
70点道場にて

4日(木)

dis≠tinto 2005
ディス≠ティント 2005
Nuestra Familia Bodeguera
ヌエストラ・ファミリア・ボデグエラ
Tinto
???
???
(Espana)
(スペイン)
\9982008/11/09 カルフール南町田店 ドウシシャ
 プチプチ師範代の具合は本日も全快せず、 今日は師範が勤務先を休んで看病、 というかもうほとんど良くなっているんで一緒に家でダラダラ。 せっかく「ダラ主夫」な一日なんで、もう夕方も明るい時間から飲んじゃいますよ ってことでゆっくり飲んで吉と思える銘柄をチョイス。 どこの地方かわからないスペイン産だけど、パーカー高ポイントの銘柄だとか。 だとすればきっと濃いでしょう、長い時間楽しめるでしょう、と。 ちなみに夕食は焼きフランクフルトと青椒肉絲。 青椒肉絲はCookDoのレシピ+パプリカたっぷりで。
 さて抜栓。コルクは真っ赤な人造モノでちょっとオシャレ。 色の濃さはグラスの向こうがわずかに透ける程度で、赤みを感じる紫色。 香りはとってもフルーティ。まずツンッと来るのがプラムの香り、その後からイチゴの香り。 こう表現するとなんだかピノ・ノワールみたいだけど、そうではなくてベースはもっと重い香りで、 口に含むと樽由来の香ばしさ/煙たさも感じられる。 味は、ビックリするくらい素直に口の中に入ってきて、数秒後にブワッと広がる味わい。 バランスも良くて存在感もあって、満足度高し。
 抜栓後時間が経つと、香りは樽っぽさがメインになってきて、 味わいは甘味が勝ってくる。雰囲気としてはニューワールドっぽく変化。
 いやー、こりゃ確かに高級感あるわ。さすがパーカーさん、と言わざるを得んですな。 これをもう少し熟成させて深みとかが加わったらホントに高級ワインみたくなるんじゃないかと。
78点道場にて

3日(水)

Chateau l'Oume de Pey 1999
シャトー・ルーム・ド・ペイ 1999
Ch. l'Oume de Pey (Gerard Fauchey)
シャトー・ルーム・ド・ペイ (ジェラール・フォシェ)
Rouge
Medoc
メドック
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
\1,000 (単品価格:\1,554)2008/11/24 ヴェリタス ワインプレス・インターナショナル
 久しぶりにプチプチ師範代が発熱、師範代が勤務先を休んで対応しております。 ってなことは置いといて、本日のワインは先日買ったヴェリタスの「プチリッチな気分で選べる共同購入!自分だけの究極のオリジナルワインセット!」、 一本あたり1,000円からの一本。 品種はカベルネ・ソーヴィニョン40%、メルロー55%で、いまから9年前の年季モノ。 ココの共同購入セット、自分で中身を選べるのは安ワイン道場的にはとってもグッド。 ただ、買うときに共同購入だと楽天ポイントが使えないのと、いちいち決済する必要があるのがちょっと面倒。
 さて抜栓。コルクの具合は、9年も前のワインとは思えないツルッと色付きの薄い液面側。 ボトリングされたのが近年か、立てて保存されていたかのどちらかと見た。 香りは、「えぇ!これが1,000円?」とビックリするくらい、ちゃんとした熟成ボルドーの香り。 焦がした果実の香りと煮豆のような熟成香が共存してて、まるで格付けクラスみたい。 味も正直ビックリだなぁ。全体のボリュームは軽めながら、甘味が残ってて痩せた印象が無い。 マル一本スルスルッと飲めてしまう。
 普通の安ボルドーでこれくらいの年齢だと、スッカスカ&カラカラに乾いたおばあちゃんワインになってることが多いけど、 これはまだまだ実のあるワイン。黒木瞳や浅野ゆう子ほどでもないけど奈美悦子ほどでもないという感じ(どっちがどうかは内緒、っていうか自明か)。 ともあれいい感じの熟成感と果実感が同居してて、この値段だと十分お買い得。
80点道場にて

前月分

by 師範