稽古日誌:2025年7月

保土ヶ谷公園 芝生広場

 7月、今年はいきなり暑いですね。近所の公園もまるで昔のウィンドウズの壁紙みたいな景色になっていました。

 例年と違っていきなり真夏が到来した日本、人間はエアコン入れたりして対応できるけど、植物は大変ですね。 お米、野菜、ブドウ・・・例年とは状況が異なる中で、例年通りの作物を収穫するのは大変だと思います。 この先ちょっと暑さが和らいで、雨もそこそこ降ってくれるといいな。

 さて安ワイン道場師範の中の人に於きましては、今月末でいよいよ「還暦」を迎えます。 名実ともにお年寄りの仲間入りですが、本人はまだまだ若いつもりでいますので、 飲み会等気軽にお誘い頂ければ幸いです。


31日(木)

体重 2025/07/31

 ディスクロージング・ダイエット、結果のご報告。

 再設定した目標、「誕生日の7月31日までに安定的に60kgを切る」を達成致しました。 やっぱり「ディスクローズする」=「世界に向かって約束し進捗を報告する」ことには一定の効果があると考えております。 そんなわけで、皆様のご協力により目標達成しました。ありがとうございます!

体重グラフ 2025/07/31

実際はディスクローズするだけで痩せるのは難しいわけで、5月7日からの85日間で
・ウォーキング:973,629歩(日常生活含む)
・水泳:36,900m
・水中歩行:31,400m
の有酸素運動と、期間後半は昼食時の糖質制限を行いました。 昔はもっと簡単に痩せられたのね。どんどんワガママボディになっていきますな。

 それでは、本日よりまた自堕落な生活に戻ります。

Vega Cristina Brut Rose N.V. [Jaume Serra]
名称Vega Cristina Brut Rose N.V.
ベガ・クリスティーナ ブルット・ロゼ N.V.
生産者Jaume Serra
ハウメ・セッラ
価格659円
購入店ロピア 権太坂店

 そして本日は安ワイン道場師範の中の人の60回目の誕生日。 ダイエットの目標達成と還暦を祝って、贅沢にも食前酒として瓶内二次発酵のロゼ・スパークリングを開けました。 先週土曜にも稽古したロピアの看板銘柄「ベガ・クリスティーナ」、本日はそのロゼです。

 色は、かなりしっかりしたオレンジ色で、泡のボリュームは弱めですがキメは細かい感じがします。 香りは「え?これロゼ・シャンパーニュ?」です。 ベリー系の香りがしっかりあって、まさかのベースワインを樽熟したような(していないと思いますけど)香ばしさも感じます。 味わいは、甘さ控えめ、酸味はやや弱め。それでも「シャンパーニュです」と言われても違和感のない程度にはまとまっています。

 予想以上にちゃんと美味しいスパークリングです。ほんと泡は値段と内容の関係がわからなくなりました。 「安ワイン道場」なんて因果な趣味をやっていなければ、スパークリングワインは毎回これにしているかもですよ。


 シャンパン・ストッパーをしてセラーに立てて保存した翌日再稽古。 もちろん泡は弱くなりましたが、やっぱりコレ、ジェネリック・ロゼ・シャンパーニュですよ。 このクラスのスパークリングが普通はどうなのか、よくご存じの方には手放しでお薦めします!

点数79点
安ワイン道場 還暦の料理

師範代に作って頂いた還暦祝いの料理が以下です。

・低温調理した牛タン
・カツオたたきのカルパッチョ風
・ブロッコリーとトマトとオクラとクリームチーズのサラダ
・生ハムとトマトのピンチョス
・バゲットにイベリコ豚レバー
でした。豪華豪華!

こんな料理に合わせたメインのワインが↓です。

Morey-Saint-Denis Premier Cru Clos Sorbe 2021 [Frederic Magnien]
名称Morey-Saint-Denis Premier Cru "Clos Sorbè" 2021
モレ・サン・ドニ プルミエ・クリュ "クロ・ソルベ" 2021
生産者Frédéric Magnien
フレデリック・マニャン
価格7,326円
購入店うきうきワインの玉手箱

 本番のワインは、久しぶりに3,000円を大きくオーバーする「道場で破戒ワイン」ですよ。 還暦ですからね、良いでしょう。 選んだのはやっぱりブルゴーニュ、モレ・サン・ドニ村の聞いたこと無い一級畑。 造り手は、いまだに4桁円で一級畑が買える安ワイン者の味方なフレデリック・マニャン。 先日も別の一級畑と稽古しております。

 色は、ブルゴーニュとしてはかなり濃いめで暗めの紫色。熟度と若さを感じる外観です。 香りはとても素晴らしい。良いブルゴーニュのピノによくある、上品なファンデーションのような香りが感じられて、 まるでパリのデパートの化粧品売り場にいるようです。 もちろん、アメリカンチェリーのような果実香も、カラメルのような香ばしさもちゃんとあります。 味わいは、正直言って「まだ若かったか」と感じるタンニンのしっかり感。 甘さそこそこで酸味は控えめなところに、ピノ・ノワールらしからぬ渋味が目立っています。

 それなりに時間をかけて稽古したけど、味わいの固さは変わらず、というか更に固くなったような。 味よりも「香り吟醸」なワインですね。確かに1級畑の品格は十分に感じられますが、 今買ってあと5年くらい寝かせた方がパフォーマンスを発揮してくれるワインという気もします。 とりあえず1/3ほどボトルにそのまま残して再稽古します。


 こちらも、普通に栓をしてセラーに立てて保存し、翌日再稽古。 香りはホントすばらしいです。これぞ高級ブルゴーニュ!な香りです。 ただ、味わいはやっぱり固いんですよ。昨日よりもさらに固くなったくらい。 フレデリック・マニャンのモレ・サン・ドニ、別のも固かったんですよね。 こういう造りになったのかしら?美味しいんですけどね。

点数84点
安ワイン道場 キルフェボンのタルト

 食後には、キルフェボンのタルトも用意して頂きました。 "6"と"0"のロウソクが輝いておりますな。ありがとうございます。父ちゃんは幸せだよ。

還暦の安ワイン道場師範

 御馳走とスイーツと2本のワインでご満悦の師範。これからもゆるゆると道場を継続して参る所存です。


30日(水)

Mesta Tempranillo Rose 2023 [Bodegas y Vindos Fontana]
名称Mesta Tempranillo Rosé 2023
メスタ テンプラニーヨ ロゼ 2023
生産者Bodegas y Viñdos Fontana
ボデガス・イ・ヴィニェードス・フォンタナ
価格856円
購入店オーケー みなとみらい店

 本日は、師範代も長女も夕食不要なので、師範と次女の食卓。 その次女も遅くなる可能性があったので、作り置きができるメニューということで、 夕食はお好み焼き。道場のお好み焼きは、キャベツを千切りにして小麦粉と混ぜない、「なんちゃって広島風」です。 合わせたワインは、先週末に買って、寿司に合わせるコンペティションで負けたスペイン産のロゼ。 「フルーティ」と想像されるようなので、おたふくソースのフルーティさに合わせてみました。

 色は、日曜のオーストリア産とは明らかに違う、パッツリしたロゼ色。 香りはかなり弱めで、赤ワイン由来っぽいベリー感がほんのり香ります。 味わいは、甘味はそれほど強くは無いけど酸味しっかりで、なるほどフルーティな感じはします。

 もちろん良いワインなんだですけど、テンプラニーヨの特徴は感じられず、没個性な感じは否めません。 やっぱりロゼの難しさはそこだよね、どんなワインか想像が付きづらいんですよ。 それ以前に、日本で売れない理由は「ロゼは甘い」という先入観が浸透しているからだとも思いますが。


 小瓶保存した2日後の金曜に再稽古。 香り弱めでほんのりベリー香、甘さ控えめ酸味しっかり、開けた当日と特に変化はありません。 色はキレイだし値段も穏当、ハウスワインにこのロゼがあれば「この店やるな!」と思いますね。

点数74点

29日(火)

体重グラフ 2025/07/29

 ディスクロージング・ダイエットの延長戦2週目。

 そもそものゴール以降、60kgを超えたのは1回だけ、 それ以降は安定的に59kg台を維持しているのでほぼ目標達成したと言って良いでしょう。

 再設定したゴールは明後日の7月31日、師範の中の人の誕生日。その日まで気を抜かずに頑張ります。

フィットネスバイク BARWING

 ここ最近の体重減少に貢献してくれたのが、次女が衝動買いしたフィットネスバイク(写真)。 最初は家族から「なに買っちゃってんの!どこに置くの!!」と非難の嵐だったんだけど、 テレビ見ながらの有酸素運動は意外と楽ちんで、結局家族みんなで使うようになり、支払いは割り勘になりました。

次女が買ったのでよくわからなくてデザインもちょっと違うけど、多分これ。
【amazonへのリンク】フィットネスバイク BARWING 15.621円


27日(日)

銀座ライオン ビアホールスペシャル

 本日のアペロは、スーパーで缶と目が合ったのでつい買っちゃったサッポロの期間限定ビール、 「銀座ライオン ビアホールスペシャル」。だいたいこういうのって標準銘柄と大差ない場合が多いんだよね~

 ところがコレ、中身は黒ラベルを濃くして麦芽の香ばしさを増した感じです。 意外と美味しくて、つい買っちゃった自分にグッジョブ!

Era Blauer Zweigelt Rose 2022 [Peter Mertes]
名称Era Blauer Zweigelt Rosé 2022
エラ ブラウワー・ツヴァイゲルト ロゼ 2022
生産者Peter Mertes
ピーター・メルテス
価格1,188円
購入店オーケー みなとみらい店

 本日の夕食は手巻き寿司。それに合いそうなワインが手持ちに無かったので、 オーケーストアに買い出しに行った際、軽そうなロゼを2本買ってきました。 その2本のどっちを開けるか悩んでいたところ、「そんなんツイッターでフォロワーさんに聞けばいいじゃん」ということを思い付き、 アンケートを実施しました。
ツイッターのアンケート
 そこで選んでいただいたのが、このツヴァイゲートのロゼ、産地はオーストリア産。 やっぱりスペイン産は寿司にはちょっと・・・と考えられたようです。

 色は薄めのオレンジピンク。キレイな色ではあります。 香りは、比較的赤の要素が残っているというか、ベリーっぽい雰囲気とピンク・グレープフルーツの香りを感じます。 味わいも、カチッとしていて微妙に赤の雰囲気がありますね。酸味控えめ、甘味はそこそこ、旨味と軽い渋味があるように感じます。

 手巻き寿司に合わせるという観点では、フルーティー過ぎたり樽バリバリだったりしなかったので、良い感じだったと思います。 そしてロゼなので、やっぱり赤い身の魚、マグロとの相性が良かった印象です。おかげさまでナイスな夕餉になりました アンケート頂いた皆さんに感謝!


 三日後、小瓶保存した分と同時に買ったロゼと比較しながら稽古。 相対的に、こちらの方がシュッとしています。寿司に合わせるのはコチラで正解だったという印象です。

点数76点

26日(土)

Vega Cristina Brut Nature N.V. [Jaume Serra]
名称Vega Cristina Brut Nature N.V.
ベガ・クリスティーナ ブルット・ナチュレ N.V.
生産者Jaume Serra
ハウメ・セッラ
価格659円
購入店ロピア 権太坂店

 本日の夕食は、長女も次女も不在で師範代と二人だけの老後のような食卓。 メニューは、スーパーで買ってきた味付けの豚肩ロースに小麦粉を付けて柔らかく焼いたのと、 揚げナスとトマトの韓国風、ワカメとレタスのサラダ。 ワインは、ロピアの看板銘柄なスペインのカバ、お値段は税別599円。 先週、同じくロピアのアミーゴス・ミオス、カベルネ・ソーヴィニョンシャルドネで大ハズシしたのでリベンジです。 この銘柄とは3年前に稽古していて好印象だったので安心感があります。

 外観は特に濃くはないので、熟成期間は短そうです。泡の量も少なめですが、キメの細かさはさすが瓶内二次発酵ですね。 香りは、ちょっと「おぉっ!」と思います。3,000円くらいの安シャンパーニュと見分けがつかない感じで、 柑橘系のフルーツ香りと、ちょっと古い畳みたいな香りを感じます。 味わいは、下手な安シャンより攻めてます。甘さに振って媚びることなく、かといって安カバにありがちなキンキンした金属的な感じもなく、 ドライだけどふくよかさを感じる味わいです。

 コレ、甘さが無いので、スパークリングを飲みなれていない方には美味しく感じられないかもしれません。 でも、シャンパーニュに代表されるちゃんとしたスパークリング・ワインに必要な要素を、少しずつだけどしっかり持っている感じがするんです。 酸いも甘いも嚙分けた安ワイン者推奨銘柄のスパークリングとして認定致します。


 小瓶保存して、翌日明るいうちから再稽古。 やっぱり美味いっすね、このスパークリング。ただちょっとわかりにくくて、リテラシーを要する美味しさです。 599円のワインにリテラシーなど求めちゃいかんとは思いますが。

点数78点

25日(金)

イタリア料理と千歳烏山 外観

 本日は、飲み友だちで現在イタリア料理と千歳烏山の店長をされている ましゅまおさんのお誕生日ということで、その誕生日イベントに参加しております。 こちらのお店に伺うのは、今年の2月以来の3回目ですね。

イタリア料理と千歳烏山 店内

 参加費は料理食べ放題(飲み物別)で5,000円。ご覧のようにビュッフェスタイルで提供されています。 ちゃんとしたお店の食べ放題ってあまり経験が無いので、まだダイエット期間中なのについ食べ過ぎてしまいそうです。

 参加者は、師範も存じ上げている方も含めましゅまおさんのファン多数。 開始時間の17:30から大変賑わっておりました。

イタリア料理と千歳烏山 寿司

 イタリアンのお店ですが、食べ放題の料理にはなんと本格的なお寿司もあります。 このお店で働いている方の旦那さんが、有名な和食の店で料理の主任を務められているとかで、 この日はプロの技で握ってくれていました。

Asti Spumante Mashumao Label N.V. [Santero]
名称Asti Spumante "Mashumao Label" N.V.
アスティ スプマンテ "ましゅまおラベル" N.V.
生産者Santero
サンテロ
価格1,000円 (Glass)
購入店イタリア料理と千歳烏山

 この日のために「オリシャン」=オリジナル・シャンパーニュ・・・シャンパーニュじゃないけどね、が用意されています。 それも、ラベルが3種類違うものを創るという、ちょっとどうかしちゃっている感じです (本人ではなくオーナーの仕業らしいです) お祝いですから、もちろん1杯目はこれを頂きましたよ。

 色は薄めのレモン色で、泡は思いのほか細かくて泡のボリュームもしっかりしています。 香りはいかにもアスティ、モスカート・ビアンコ100%らしくまさにマスカットの香りがパーッと広がります。 味わいはかなり甘め。久しぶりにここまでしっかりした甘さのあるスパークリング・ワインを飲みました。

 華やかでオリシャンとしてはよろしいのではないでしょうか?食事に合わせるにはちょっと甘すぎますけどね。 ラベルが3種類あるので、中身が違うのかオーナーにお聞きしたところ『全部同じです』とのこと。 せっかくなら辛口もあったほうが・・・などと贅沢なことを考えておりました。

点数75点
イタリア料理と千歳烏山 ましゅまおさん

 こちらが本日の主役、自分のオリシャンを持つ店長のましゅまおさん。 この日は年齢の数だけグラスワインを飲むそうです。

Franciacorta Brut N.V. [Contadi Castaldi]
名称Franciacorta Brut N.V.
フランチャコルタ ブルット N.V.
生産者Contadi Castaldi
コンターディ・カスタルティ
価格1,200円 (Glass)
購入店イタリア料理と千歳烏山

 やっぱりね、ちゃんとした(失礼)スパークリングも飲みたいわけですよ。 開始時間からご一緒したほくとさんから、 『フランチャコルタが1杯1,200円ですよ』との情報を得ましたので、もちろんそれを頂きました。 だってほら、アスティが1,000円でフランチャコルタが1,200円、普通に考えて後者でしょう。

 ・・・などとケチ臭い話は置いといて、コンターディ・カスタルディのフランチャコルタは、 前回伺った時も稽古してますね。 泡のボリュームはもちろんしっかりで、イタリアらしい華やかさのある香り。 熟成感は少なめのフレッシュなフランチャコルタ、という印象です。

 品質は高いのに、シャンパーニュと比べていまいちメジャーになれないフランチャコルタですが、 シャンパーニュと同じくハズレが少ない印象です。グラスワインで見かけたら飲んで吉ですよ。

点数80点
イタリア料理と千歳烏山 乾杯

 だいたい席が埋まったくらいのところで乾杯!本日はよろしくお願いします。

Prosecco 2023 [Le Manzane]
名称Prosecco 2023
プロセッコ 2023
生産者Le Manzane
レ・マンツァーネ
価格1,000円 (Glass)
購入店イタリア料理と千歳烏山

 泡を2杯頂きましたので、次は白にします。 ましゅまおさんにお薦めの白を尋ねたところ、 『スティルのプロセッコという珍しいワインがあります。グレラという品種の特徴が良く現れたワインですよ。』 と薦めて頂きました。なるほどそれは珍しいっすね。

 色は、思ったよりも薄くなく、ちょっと麦わら色がかっているように感じました。 でも香りはとてもフレッシュ、青々としたハーブを想わせる爽やかな雰囲気の香りです。 味わいも、香りの印象通りの爽やかさ。アルコール度数が11%と低いこともあって、水のようにスイスイ飲めます。

 これがグレラの個性なんですね。スパークリングにしちゃうと、どの品種も似たような雰囲気になるのですが、 これはモスカートやシャルドネやピノ・ノワールとは全然違う、どちらかというとガルガーネガとかアルネイズに近い感じだと思いました。

点数78点
イタリア料理と千歳烏山 料理

適当に盛った写真でスミマセン、こちらが本日の料理の一部です。
手前の皿にじゃがバター、カルパッチョ、鶏胸肉、パクチーなんかを盛っています。
奥の皿は握り寿司で、マグロ、ズワイガニ、ヒラメです。

Dogliani san Luigi 2023 [Pecchenino]
名称Dogliani "san Luigi" 2023
ドリアーニ "サン・ルイージ" 2023
生産者Pecchenino
ペッケニーノ
価格1,000円 (Glass)
購入店イタリア料理と千歳烏山

 赤の1本目もましゅまおさんに「珍しいものを」とお薦めを伺いました。 そこで提案して頂いたのが、このピエモンテの赤。品種はドルチェットです。 『ドルチェットとは思えないしっかりした味わいの赤です』というご説明だったと思います。 ちなみに"Dogliani"というDOCGは道場初稽古です。これもまたちょっと珍しいっすね。

 色は、やや明るめの紫色ですが、ピエモンテの主要品種であるネッビオーロと比べるとしっかりしている感じです。 香りは赤いベリーの香りが華やかで、軽く樽の香ばしさも感じます。 なので軽いワインかと思いつつ口に含むと、意外とこれがしっかり系で、やや固い印象を受ける味わいでした。

 このワイン、ネッビオーロを使ったバローロやバルバレスコと同じく、熟成させたら化けるワインという印象です。 現時点ではまだ固いんですね。ゆっくり飲んで開かせる、という手もあると思います。


 「軽く樽の香ばしさも感じます」なんて書いたけど、 Wine Market Partyの店長のツイートによれば、 『ピュアにステンレスタンクで発酵&熟成』とのこと。
 師範の嗅覚は全くあてになりません。

点数79点
イタリア料理と千歳烏山 卵かけご飯

 この日のスペシャルメニューがこちら、黒トリュフと烏骨鶏卵を使った贅沢卵かけご飯です。 美味しいんだけど、普通の卵かけご飯を100点とすれば、これは120点くらい? 贅沢に慣れていない師範でございます。

Chianti Classico Fonte Alla Selva Gran Selezione 2018 [Banfi]
名称Chianti Classico "Fonte Alla Selva" Gran Selezione 2018
キアンティ・クラッシコ "フォンテ・アッラ・セルヴァ" グラン・セレッツィオーネ 2018
生産者Banfi
バンフィ
価格1,000円 (Glass)
購入店イタリア料理と千歳烏山

 このワインは、ほくとさんが先に飲まれていて、たいそう美味しいらしいので指名買いで頂きました。 プレミアムなキアンティ・クラッシコ、普段だったらグラス1杯2,000円以上で出しているワインだそうです。 そういうのを聞いちゃうと、頼まないわけにはいかない貧乏性です。

 外観は、前のドリアーニと大きな違いはありませんが、香りのボリュームがかなり違います。 サンジョヴェーゼ種らしいスミレの花のような香りと濃い果実の香り、それにしっかりとした樽の香ばしさを感じます。 味わいも、2018年産でそこそこ熟成されているせいか、硬さが取れて丸みのある感じになっています。

 これは美味しいイタリアの赤でした。確かにこのワインがグラスにたっぷり注いで頂いて1,000円はお得ですね。 道場の近所の店は見習ってほしいものです。

点数82点
イタリア料理と千歳烏山 乾杯

 お知り合いが続々登場、ましゅまおさんのパートナーであるひろくんにオリシャンを1本入れて頂いて、再度乾杯。 テーブルをご一緒したのは下記の皆さんです。
ほくとさん
ひろくんさん
ワインチャンさん
いさみさん
あいさん
とおるさん
ayucowさん

イタリア料理と千歳烏山 雲丹の握り

お寿司はとても本格的、雲丹の軍艦なんかも握って頂いています。 雲丹ってワインに合わせるのは難しい印象がありましたので、この時とばかりにチャレンジしました。

アスティ:生臭みなんて無かったはずの雲丹の奥から生臭みが感じられるように。合いません。
キアンティ:不思議と邪魔しません。「合う」ってほどじゃないけど、結構イケますよ。

意外と「雲丹には白より赤」でした。でも多分ちゃんと合うのは日本酒でしょうね。

Chianti Superiore 2023 [Banfi]
名称Chianti Superiore 2023
キアンティ スペリオーレ 2023
生産者Banfi
バンフィ
価格500円 (Glass)
購入店イタリア料理と千歳烏山

 ましゅまおさんお薦めのワインは1杯1,000円なのですが、オーナーお薦めだと1杯500円もあると書かれています。 「安ワイン道場師範」たる者、その500円を試さないわけにはいかないでしょう。 というわけで、オーナーに「500円で一番お薦めの赤を下さい」とお願いしたところ、 やや悩みつつ選んでいただいたのがこちらのキアンティです。造り手はバンフィ、奇しくも前のキアンティ・クラッシコと同じところですね。

 外観的には、前のキアンティ・クラッシコと色や粘性にあまり違いは無いように感じました。 ところが香りが全く違います。まず香りのボリュームが小さめです。 そして味わいがシンプルで、「あぁなるほどキアンティですな」というレベルで留まっています。 普通に普通のキアンティ、という感じですね。

 ある意味、この比較が出来て良かったと思います。やっぱり「値段は正直」です。 もちろん、これ単体で飲めばそれなりに満足するワインなのだろうと思いますが、 比較するとその差歴然ですね。

点数76点
イタリア料理と千歳烏山 カッペリーニ

 イタリアンらしい料理を頂きました。カプレーゼ・カッペリーニです。 これが爽やかで美味しかったんですよ。 モッツァレラチーズにフルーツトマトや桃が使われていて、デザートとして頂いてもいいくらいでした。

Vino Nobile di Montepulciano 2018 [Podere Casanova]
名称Vino Nobile di Montepulciano 2018
ヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチアーノ 2018
生産者Podere Casanova
ポデレ・カサノーヴァ
価格(いさみさんから)
購入店イタリア料理と千歳烏山

 ましゅまおさんからグラスワインを頂くと、+100円でガチャガチャくじが引けるというアトラクションがありました。 師範はもちろん末等の缶バッヂだったのですが、「持っている男」のいさみさんが特賞の10,000円お食事を当てちゃいました。 そこでいさみさん『この券でワイン1本入れちゃいましょう』と太っ腹ぶりを見せて、皆に振舞っていただいたのがこのワインです。 サンジョヴェーゼを主体にしたトスカーナの高級DOCG、ヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチアーノですよ。

 このワインで、更に「値段は正直」感を補強して頂きました。 ノーマルのキアンティ<プレミアムなキアンティ・クラッシコ<ヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチアーノの順番はゆるぎないです。 パワフルさという意味ではキアンティ・クラッシコと同等だったのですが、 こちらは全体に角が取れて柔らか、上品な雰囲気があります。なるほどねぇ。

 フランスワインと比べてイタリアワインは価格のヒエラルキーに準じない印象があったのですが、 こうやって飲み比べるとやっぱり「値段は正直」ですよ。高いワインは美味いです(「安ワイン道場」はどこへ?)

点数85点
イタリア料理と千歳烏山 バースデーケーキ

 こちらのバースデーケーキも美味しかったですね~。ピスタチオのペーストが超ナイスでした。

Depie Rose 2022 [Farro]
名称Depié Rosé 2022
デピエ・ロゼ 2022
生産者Farro
ファッロ
価格1,000円 (Glass)
購入店イタリア料理と千歳烏山

 〆にもう一杯、またオーナーお薦めの500円ワインを頂く予定でしたが、 さすがに500円はもう売り切れとのことで、1,000円ワインを頂きます。 薦めて頂いたのはこちらのロゼ、最後の1杯だったのでたっぷり注いで頂きました。 "Campi Flegrei"というDOCも道場初登場ですね。

 このワインの前に、出張先から新幹線を飛ばして参加されたayucowさんにもオリシャンを1本頂いており、 それも飲んだりしているので師範は既に結構良い感じに出来上がっております。 なのでこのワインの細かいことは覚えちゃいないのですが、結構しっかりした香りと味わいのあるロゼだったような記憶があります。

 ここまでで結局10杯くらい飲んだのかな?そりゃ出来上がっちゃいますよね。 主役のましゅまおさんは、きっちり年齢以上の杯数を飲まれたそうです。さすがですわ。

点数77点
イタリア料理と千歳烏山 オリシャンのウィスキー割

 オリシャンが余っているとのことで、ウィスキーをオリシャンで割る「オリシャン・ハイボール」500円も頂きました。 ハイ、立派な酔っぱらいの出来上がりです。

 でもこの日は電車で寝ずにちゃんと帰宅できました。 千歳烏山からだと遠いので、家族に常にLINEで連絡を取っていたのが良かったと思います。 酔っぱらい親父に寛容な家族にも感謝!です。

イタリア料理と千歳烏山 ましゅまおさんと乾杯

 滞在時間は4時間超、結局使ったお金は12,000円くらいだったようです。それを上回るくらい十分楽しませて頂きました。

 ましゅまお店長さまの今後ますますのご健勝とご発展をお祈り申し上げております!

■note 56本目。個人的にましゅまお店長愛が溢れていてこっぱずかしいです。

若き店長の誕生日パーティ・・・「イタリア料理と千歳烏山」


23日(水)

Moonlight Bay Sauvignon Blanc 2024 [Origin Wine Stellenbosch]
名称Moonlight Bay Sauvignon Blanc 2024
ムーンライト・ベイ ソーヴィニョン・ブラン 2024
生産者Origin Wine Stellenbosch
オリジン・ワイン・ステレンボッシュ
価格1,177円
購入店カルディ 横浜ジョイナス店

 また普通の安ワイン者に戻ります。 本日の夕食メニューは、ブリの西京焼き、豚ロースとニンニクの芽のソテー、もやしとキュウリのナムル。 クソ暑い日が続いておりますので、選んだワインも「すっきり爽やか」を期待して南アフリカのソーヴィニョン・ブラン。 みんな大好きなカルディで買いました。

 外観は、緑色を強く感じる若々しいレモン色。 香りはまさしく南半球のソーヴィニョン・ブランですね。ピーチ、パイナップル、ハーブ。 期待通りのすっきりした香りです。 味わいも期待通りですね。甘さは控えめで酸味は中程度、この品種らしい味わいです。

 期待通り、というか期待以上に「普通に美味しい」白ワインでした。 こんなワインが、遠く南アフリカから運ばれてきて1,000円ちょっと、ありがたいですねぇ~。 やっぱり師範は安ワインも好きです。


 小瓶保存した3日後再稽古。まったく開けたてと同じワインが楽しめます。 ソーヴィニョン・ブランの爽やかさって、意外と酸化に強いのかもです。華やかだし、ハウスワイン向きですね。

点数75点

22日(火)

体重グラフ 2025/07/22

 ディスクロージング・ダイエットの延長戦1週目。

 そもそものゴールの2日後、7月17日からずっと60kg以下を維持していたけど、 今朝の計測でまた60kgをちょいオーバーの60.2kg。なかなか思い通りにはいきませんな。

 でもこの調子なら7月31日までには安定的に60kg以下を達成できるでしょう。 深酒デトックスする機会もあるし(まだ言っている)

燻製キッチン 五反田 入口

 本日は、月に一度の「五反田会」の日です。そして、今月は京都からpiroさんがお見えになるということで、 第19回五反田会 改め 「piroん田会」らしいです。お店は、五反田駅西口から目黒方面にちょっと歩いたところにある 燻製キッチン 五反田というところ。その名の通り燻製料理が主体のお店のようです。

 店の入口には看板もなにもないので、なかなかわかりづらい感じです。 師範は到着した時に、ちょうど見覚えのある後頭部を発見したので迷わず入店できました。

燻製キッチン 五反田 店内

店内は、照明を落としたシックなムードで、 オッサンたちが宴会する店というより、ナウなヤングがウェーイする店な感じでした。

そんな場違いな参加者は下記の皆さんです。
とおるの安ワインさん(幹事)
Mayumiさん(幹事補佐)
piroさん(初めまして)
あいさん
米柱さん
ayucowさん
安ワイン道場師範
(ななさんは「こさんじゅっぷん会」から参加)

燻製キッチン 五反田 乾杯

 午後7時ごろ、みんな揃ったので乾杯。「piroんだ会」の始まり始まり。

燻製キッチン 五反田 ビール

 乾杯のビールはサントリー生です。「あー、この店はサントリーを入れているのね」という余計な浅知恵が、 ワインの予想を狂わせるわけですよ。

燻製キッチン 五反田 燻製おつまみ3種盛り合わせ

今回は、飲み放題込み6,000円のコースで予約して頂いています。その1品目がこちら。
燻製おつまみ3種盛り合わせ
3種とは、(左から)たくあんの燻製オリーブの燻製ゆで卵の燻製でした。 たくあんはいぶりがっこがあるし、卵も一般的なのですが、オリーブの燻製は初めてです。

燻製キッチン 五反田 燻製ポテトサラダ

2品目がこちら。
燻製ポテトサラダ
大皿に盛って取り分けるスタイルで出されます。ちなみに写真はどれも3人分の量です。

燻製キッチン 五反田 燻製焼きチーズ

燻製がどんどん続きます。
燻製焼きチーズ
暗い店内なので、とおる氏は「アイスキャンディかと思った」などと申しておられますが、そんなはずはないっすね。 当たり前ですが燻製とチーズは相性が良いと思います。

燻製キッチン 五反田 韓国海苔で食べる燻製トロたく

これは意表を突く一皿。
韓国海苔で食べる燻製トロたく
美味しいんですけど、燻製にする意味は・・・とちょっと考えちゃいますね。普通にトロたくで良いような気がします。

燻製キッチン 五反田 レモンサワー

飲み物は、ビールを2杯ほど頂いた後に
レモンサワー
を頂きました。Mayumiさんは「薄い!」と言われていましたが、たしかにそう言われるとそういう気がします。

燻製キッチン 五反田 白ワイン

ここからが「安ワイン道場師範」の出番ですよ。
白ワイン
まずこういうお店ですから、箱ワインであることは間違いないところでしょう。 飲む前の想像としてはチリのシャルドネだったんですが、どうもシャルドネっぽい匂いがしないし、果実味も薄め。 点数は69点くらいかな。 この没個性感、そしてサントリーの可能性・・・師範の予想は「カルロロッシの白」!

 答えはスペインのシャルドネだそうです。えーっ、これがシャルドネ?な感じ。 後で調べたら、「セニョリオ・デ・マレステ」というスペイン産シャルドネの箱ワインがありますね。きっとそれでしょう。

燻製キッチン 五反田 赤ワイン

もちろん、同時にこちらも注文しています。
赤ワイン
こちらは明確にカベルネ・ソーヴィニョンらしいベリーとピーマンの香りがあって、 あとアメリカンオークっぽいバニラの香りが強く感じられます。 点数は72点くらいですね。 これはチリのカベルネっぽいなぁ、と思いましたが、 赤と白を別の銘柄にするとは思えないので、ファイナルアンサーは「カルロロッシの赤」!

 そして、カベルネ・ソーヴィニョンは正解でしたが、こちらもスペイン産とのこと。 「セニョリオ・デ・マレステ」のワインは、 第15回五反田会でスパークリングと稽古していますね。

燻製キッチン 五反田

料理に戻ります。
ネギたっぷり燻製水餃子
これも燻製にする意味がいまひとつわかりませんでした。 もちろん、「全て燻製」というコンセプトお店だから、ということでしょうけれども。

燻製キッチン 五反田

メインの料理がこちら。
ウッドプランクで作るワイルドスペアリブ
これは燻製バンザイ!ですね。燻香で肉に深みがでますよ。

そしてこの写真だけなんとなく光が良いのは、 左側からayucowさんがミラーボール状の頭部でスマホのライトで照らしてくれているからです。

燻製キッチン 五反田

炭水化物がこちら。
燻製ミートソースパスタ
ミートソース自体を燻製にしてあるんですかね。この料理も燻製との相性が良いように感じました。

燻製キッチン 五反田

デザートがこちら。
生チョコレート
これは燻製にしてなかったような・・・そもそもチョコレートって香ばしさがあるので、 燻製にしてあっても気づかなかったのかもしれません。

燻製キッチン 五反田

 そんな感じで、燻製料理に合わせて飲み放題でいろいろ飲んで、お会計はコースの値段そのままの一人6,000円でした。

 このお店、コンセプトがはっきりしていて、珍しいものが食べられて、飲み放題でこのお値段はアリだと思います。

■note 54本目。飲まなかったけど、燻製に合うのはウィスキーだったかも。ワイン飲んでる場合じゃ無かった。

なんでも燻製にしちゃうお店・・・燻製キッチン 五反田

エシェゾー 入口

 二次会の「こさんじゅっぷん会」は、 いつも満席で断られることが多いau comptoir Échézeaux(エシェゾー)ですが、 今回はシゴデキお姉さんのMayumiさんが事前に予約しておいてくれました。

 翌朝早いあいさんが抜けて、ここから参加のななさんが加わり、 7人で伺いました。

エシェゾー グラス

 Mayumiさん曰く、『5人以上いたらマグナムのシャンパーニュ』だそうです。 今回は7人なのでもちろんマグナム、ということで、 お店に唯一あったマグナム・シャンパーニュのコチラ↓を開けることになりました。

Chartogne-Taillet Saint Anne Brut Magnum N.V. [Chartogne-Taillet]
名称Chartogne-Taillet "Sainte Anne" Brut Magnum N.V.
シャルトーニュ・タイエ "サント・アンヌ" ブリュット マグナム N.V.
生産者Chartogne-Taillet
シャルトーニュ・タイエ
価格27,500円 (お店価格)
購入店エシェゾー

 美味しいシャンパーニュと評判のシャルトーニュ・タイエのサント・アンヌ(※)、 過去に2度ほど稽古しております(ココココ。 どちらもデゴルジュマンにて)。 今回はマグナム、そしてベースのヴィンテージは2018年(ボトリングは2019年7月)と結構熟成期間が長いので、 大変期待して稽古しました。

 外観的には特に色が濃いわけではなく、見た目に熟成感はありません。 香りも、それほど熟成~!漬物~!って感じがしないのは、やっぱりマグナムだからでしょうか? まだまだ若い、リンゴのコンポートをバターで焼いたような美味しい香りがしっかり感じられます。 味わいは、酸味がしっかりしていますが酸っぱくないんですよ。集中力を感じる味わいです。

 やっぱり美味いっすね、シャルトーニュ・タイエ、そしてやっぱり美味いわマグナム・ボトル。 セラーに入れづらいため自分では買わないので、 こういう機会じゃないとなかなか味わえませんからね。Mayumiさんの考えは正解だわ。


(※)一般には「サンタンヌ」と表記されることが多いと思いますが、Sainteとeがあるので、 リエゾンせず分けた方が正しいような気がします。

点数87点
エシェゾー ソムリエさん

 マグナム・ボトルの底に指をかけて注ぐイケメンなソムリエさん。 そんなことしたら腕がプルプルしちゃいますわ。

エシェゾー 乾杯

 はい乾杯。マグナムだと1杯飲み干しても2杯目があるのが嬉しいですな・・・などと子供のようなことを考えております。

Pommard Les Perrieres 2023 [Dom. Launay Horiot]
名称Pommard "Les Perrières" 2023
ポマール "レ・ペリエール" 2023
生産者Dom. Launay Horiot
ドメーヌ・ローネイ・オリオ
価格14,300円 (お店価格)
購入店エシェゾー

 1本目がマグナムといえども7人もいれば早々に空になっちゃうわけで、 もう1本赤をお願いすることになりました。 前回ソムリエさんにお薦めして頂いたマランジュが大変美味しかったので、 今回もチョイスは丸投げ。「1万円ちょっとくらいで美味しいブルゴーニュを」とお願いし、出して頂いたのがこちらのポマールです。

 外観は、かなりしっかりした紫色です。やけに足が長いと思ったら、アルコール度数は14.5%もあるんですね。 そして香りが素晴らしい。実に素晴らしいのです。『ニューワールドっぽくモダンな造りです』と言われていたと思いますが、 確かにその通りで、赤いベリーの果実香とカラメルのような香ばしさがバーン!っと香ります。 味わいもモダンですね。ブルゴーニュのピノ・ノワールとしてはかなり甘さがあって、とにかく美味しい液体です。

 やっぱり美味いっす、ブルゴーニュ。特にこのボトルはピカイチでした。 これは買い!と思って検索すると、小売価格はこのお店で買ったお値段とほとんど変わらないんですね。 凄く良心的な値付けだと思います。

点数90点
エシェゾー グジェール

 食べたのは、お通しのグジェール(写真) 550円とトリュフ風味のポテトフライ 770円を2つ。 美味しいワインがあればつまみはちょっとで良いんです(そもそも結構おなかいっぱい)

Le Blanc de Duhart-Milon 2023 [Ch. Duhart-Milon]
名称Le Blanc de Duhart-Milon 2023
ル・ブラン・ド・デュアール・ミロン 2023
生産者Ch. Duhart-Milon
シャトー・デュアール・ミロン
価格(えいじさんから)
購入店

 みんなで飲んでいたら、見たことのあるお方がお店に入ってこられました。 なんと、界隈では知らないものは居ない ワイン商 | えいじさんではないですか! お顔を拝見できただけでもありがたいのに、なんとこんな素敵なワインを我々に恵んで下さいました。 ポイヤックの格付け第4級、シャトー・デュアール・ミロンの白です。ありがたやありがたや。

 そして、ありがた過ぎてどんなワインだったかあまり覚えていないというテイタラクなんですが、 朧げな記憶を引っ張り出すと、外観はしっかりしたレモン色で、香りは味わいもとてもしっかり。 さすがは格付けシャトーの白だなぁ、と思ったような気がします。

 あーもったいない。もっとちゃんと味わうべきでした。 毎度こんなグダグダな師範ではございますが、今後ともよろしくお願いします!

点数85点
エシェゾー えいじさん

 自ら笑顔でワインを注いでくださるえいじさん。 きっと近いうちに奈良へも遊びに行きます。

エシェゾー 店内

 そんな感じの「こさんじゅっぷん会」は、9時半ごろから11時半近くまで、「こにじかん会」になりました。 お会計は、一人7,000円くらい。マグナム・シャンパーニュ飲んで、めっちゃ美味いブルゴーニュ飲んで、 えいじさんからのありがたい白も飲めて、大変素敵な時間でした。

 そして、大変残念ながらエシェゾーさん、9月20日をもって閉店されるそうです。 五反田会の「こさんじゅっぷん会」はこれからどうなるの~(泣)

■note 55本目。「閉店しちゃう!」ってオッタマゲーション・マークをつけるほど通っていたわけでは無いですけどね。

五反田のワインバー「エシェゾー」が閉店しちゃう!


21日(月祝)

ミョウガ

 ここ数年、うらのおばあちゃん(他人ですが仲良し)家から、道場敷地内にブロック塀の地下を超えてミョウガが不法侵入してきております。 その野良ミョウガが花芽を付けたので収穫しました。

 見るからにワイルドでしょ?荒々しさを抑えるため甘酢漬けにします。 ワインに合わせるのはちょっと難しい食材ですね。

フジアップルスパークリング

 クソ暑いので、本日のアペロはビールよりもすっきりしてそうなRTD、フジアップルスパークリングをチョイス。

 イオンで218円、「百円玉2枚で買えるシードルだと良いなぁ」と期待しましたが、そんな美味い話は無いっすね。 泡は弱めで粗め、酸味少なめ甘さ多めで普通にチューハイでした。

 さすがにチューハイじゃ飲んだ気がしないので、この後先月買ったグース・アイランド セッションIPAをプシュッと。 ホント、ケース買いしておけばよかったと後悔する案件でした。

Amigos Mios Special Selection Cabernet Sauvignon 2024 [Bodegas y Vinedos de Aguirre]
名称Amigos Mios "Special Selection" Cabernet Sauvignon 2024
アミーゴス・ミオス "スペシャル・セレクション" カベルネ・ソーヴィニョン 2024
生産者Bodegas y Viñedos de Aguirre
ボデガス・イ・ヴィニェードス・デ・アギーレ
価格439円
購入店ロピア 権太坂店

 昨日の白(シャルドネ)があまりにもイケてなかったので、同時に買った赤(カベルネ・ソーヴィニョン)と稽古して、 江戸の仇を長崎で打ちます。というか、こういうワインって置いといても手が伸びないのよね。 なので早々に始末したいと考えた次第です。

 色は、チリのカベルネとしてはかなり薄め、大きめグラスでもきっちり向こうが透けます。 香りのボリュームはそれなりで、赤いベリーの香りはちゃんとありますが、 やっぱりどこかラブルスカ系っぽい猫のおしっこを感じます。 味わいは、渋味はうっすらで甘酸っぱいバランス。まぁそうでしょうね、と想像の範囲内の味わいです。

 シャルドネほどネガティブではないものの、バルク輸入した国産ワインと大差ない感じではあります。 やっぱりワインは1本税別500円からですよ。それ以下の価格帯だとどうしても無理があると思います。


 更新を忘れていた、というか小瓶保存した存在自体を忘れていたのを思い出し、こっそり追記。 もちろん別に好転したわけではないのですが、ベビースターラーメンと合わせるとジャンク×ジャンクで意外とイケます。 そんなことをする人は少ないと思いますけど。

点数59点

20日(日)

参議院議員選挙 投票証明書

 本日は参議院銀選挙の投票日。もちろん投票は済ませました。 プーさんはヒマ人なので次回は自由飲酒党から出馬します。

<公約>
・酒税ゼロ
・酒類の関税ゼロ
・酒類と飲食店の消費税ゼロ

...てな妄想は置いといて、投票した方が開票速報を楽しめますよ!

よなよなエール

 どこへも出かけない三連休中日、国民の義務も果たし、道場のハウスビール「よなよなエール」でまったり。 ブルワリーのヤッホーブルーイングは1997年創業、安ワイン道場と同い歳です。 これからも普通に買える美味しいビールをたくさん造ってください!

高畠バリック ピノ・ノワール 保存方法違いの飲み比べ

本日は食前酒がもう1つありまして、昨日稽古した高畠ワイナリーのピノ・ノワールが、 小瓶に移し替えたものとボトルにそのままのものと両方ありますので、飲み比べてみました。

右:抜栓してすぐに小瓶に移し替えて冷蔵庫保存
当然かもですが、香りも味わいも昨日と変わりありません。ボトル保存と比べると明らかに渋味が固いですね。 移し替えるときに結構空気に触れていると思いますが、それくらいでは変化しないタフさがあるようです。

左:ボトルの底に残った分をそのままセラーに立てて保存
香りは明らかに開いています。昨日よりもトーンが高く華やかで良い感じかも。 味わいも、渋味が穏やかになって酸味が増して、より美味しくなったように感じます。

・・・というわけで、必ずしも小瓶保存が正解というわけでもない気がしてきました。 これだからワインは難しい、そして楽しいんです。

Amigos Mios Special Selection Chardonnay 2024 [Bodegas y Vinedos de Aguirre]
名称Amigos Mios "Special Selection" Chardonnay 2024
アミーゴス・ミオス "スペシャル・セレクション" シャルドネ 2024
生産者Bodegas y Viñedos de Aguirre
ボデガス・イ・ヴィニェードス・デ・アギーレ
価格439円
購入店ロピア 権太坂店

 本日の夕食は天ぷらとカツオのタタキ風カルパッチョ。天種は、海老、鶏胸肉の梅肉大葉、茄子、人参、舞茸、獅子唐、青紫蘇です。 選んだワインはチリ産の白。 最近、ロピアとかヤオコーとか、スーパーが自社輸入しているワインの品質が上がっていると感じていまして、 このワインもロピアで売られているアンダー・ワンコイン。 この銘柄の「スペシャル・セレクション」じゃないものとは3年前に稽古済みです。

 色はほぼ無色です。香りには、明確に焼けたゴムの匂いがあります。「え?君って南アフリカ産だっけ?」と思いました。 あと、なんとなくアンモニアの匂いも感じます。香りのボリュームはご立派なのですが、あまり美味しそうな表現ができない香りです。 口に含むと、なぜかラブルスカ系の雰囲気を感じます。「え?君ってナイアガラだっけ?」とも思いました。 味わいのバランスはやや甘め、そんなあたりもナイアガラっぽいんですよ。

 ブラインドで飲んだら、チリのシャルドネとは絶対言わないと思われます。 果汁をバルクで輸入して国内で醸造した国産ワインみたいな感じです。 税別399円でしたが、これは無いわ。残念ながら安さのヒミツは内容にアリでした。


 小瓶保存した翌日再稽古。焼けゴムっぽさはちょっとおとなしくなったかも。 でもやっぱりラブルスカ系だよねぇ。ホントにシャルドネ? 規定を守っているとすれば、85%はシャルドネで、15%くらいナイアガラがブレンドされている気がします。 ぜひブラインドの識者にテイスティングして頂きたいワインです。

点数49点

19日(土)

サントリー プレミアムモルツ マスターズドリーム リミテッド・エディション飲み比べ

本日のアペロは、サントリーから期間限定で発売されているマスターズドリームの飲み比べ。

左(赤):マスターズドリーム リミテッド・エディション #18 やや濃いめの琥珀色。麦芽の焙煎は少し強めか、香ばしい香りを感じます。 味わいもプレミアムモルツの特徴である旨味がしっかり。正統派かつ濃い系のビール。

右(緑):マスターズドリーム リミテッド・エディション #26 色は、#18と比べるとわずかに明るめ。香りも、わずかに柑橘類の雰囲気を感じる爽やか系。 味わいも、相対的に酸味がしっかりで、色の印象どおり軽やか系のビール。

「中身一緒なんじゃないの?」なんて思っていましたが、結構違いました。 まんまとサントリーの戦略に乗せられています。

Takahata Barrique Pinot Noir 2022 [Takahata Winery]
名称Takahata "Barrique" Pinot Noir 2022
高畠 "バリック" ピノ・ノワール 2022
生産者Takahata Winery
高畠ワイナリー
価格3,684円 (参考:5本セットの寄付金額53,000円)
購入店山形県高畠町

 本日の夕食は師範代が作ってくれて、メニューはポークチャップ、豆苗のガーリック炒め、もやしのナムル。 ワインは、久しぶりに日本ワインをチョイスしました。 嫌いじゃないんですよ、日本ワイン。一部の有名銘柄を追いかける気力が無いだけです。

 このワインは昨年、山形県高畠町へふるさと納税した返礼品からの最後の1本です。 ふるさと納税、今年も出来るのかな?住民税は先日こじゃんと納めたんですけどね。

 外観は、ピノ・ノワールらしく薄めの赤紫色。アルコール度数が高いからか、脚も長いように見えます。 香りは確かに樽熟したピノ・ノワールですね。アメリカンチェリーのようなフルーツの香りと、革製品みたいな香り、 それにバニラっぽい香ばしさを感じます。 味わいは、思いのほか渋味がしっかりしていて、その後ろに酸味と甘味。 日本のピノに対する印象とはちょっと異なっていて、ラングドックあたりのピノな感じがします。

 裏ラベルには「棚でハウス栽培」との記述が見られます。日本のワインづくりは自由度が高くて良いですね。 アルコール度数高いのに甘さがあるのは、かなり補糖しているのかと思いましたが、 ハウス栽培だと糖度が高められるのかも知れません。 師範はワイン原理主義者ではないので、美味しくするためのテクノロジーはどんどん採用して貰っていいと考えています。


 (※)翌日の飲み比べはコチラに更新しました。

点数77点
トラ ラ ロッチャ 入口

 早い時間から飲み始めたので、小瓶1杯分残して早々に飲み終わって、 風呂に入ってもまだ8時過ぎ。 どこへも出かけない三連休ヒマだなぁ、という感情と、酔いも重なって飲みに出ることにしました。

 最初に向かったのは、相鉄線星川駅のそばにあるワインバーだったんだけど、 近くでお祭りがあったせいか満席。そこから一駅分歩いて、向かったのは天王町駅のそばにある Tra La Roccia (トラ ラ ロッチャ)というイタリアン・バル。 倉庫を改装したオシャレなお店です。前回訪問したのは4ヵ月前ですね。

Bianchello del Metauro 2023 [Agraria Guerrieri]
名称Bianchello del Metauro 2023
ビアンケッロ・デル・メタウロ 2023
生産者Agraria Guerrieri
アグラリア・グエリエリ
価格660円 (Glass)
購入店トラ ラ ロッチャ

 夜になっても暑い日でしたので、まずは白ワインからお願いしました。 出して頂いたのはマルケ州の白で、ビアンケッロという品種が使われています。 「ビアンケッロ・デル・メタウロ」、初めて目にするDOCだなぁと思っていましたが、 調べたら2年前に別の造り手のものと稽古していました。

 色は、濃くなく薄くなく、普通に白ワインの色だったように思います。 香りはかなりしっかりしていて、いわゆる芳香系の品種っぽくて、 桃やマスカットのようなフルーティな香りを感じます。 味わいは、酸味控えめほんのり甘くて、スイスイ飲めるバランスです。

 まさにアペリティフにピッタリな白ですね・・・って、 ビール2缶とワイン1本を飲んだ後の人間がいうセリフではありませんが。 ともあれ美味しい白ワイン、これがグラス660円はとってもアリです。

点数79点
トラ ラ ロッチャ お通し

 こちらが440円のお通しで、 ほうれん草のオムレツ鯖のトマト煮トウモロコシのムースでした(多分)。 正直これだけでワイン4杯くらいは飲めますよ。特にトウモロコシが美味しゅうございました。

Castelli di Severino Trebbiano Falanghina 2024 [Cantine Teanum]
名称Castelli di Severino Trebbiano Falanghina 2024
カステッリ・ディ・セヴェリーノ トレッビアーノ ファランギーナ 2024
生産者Cantine Teanum
カンティーネ・テアヌム
価格660円 (Glass)
購入店トラ ラ ロッチャ

 白をもう1杯頂きたかったので、1杯目とは別のものをお願いしたところ、 『前回お出ししたものと同じになりますが・・・』と言いながら出して頂いたのがこのプーリア州の白です。 フリーの客が前回飲んだのを覚えて頂いているのって凄くないですか? ちなみにこちらのお店、グラスワインは泡白赤1種類ずつが基本のようなので、わざわざ開けて頂いたんだと思います。

 外観は、前のビアンケッロと比較するとわずかに薄めなような気がしました。 香りはグレープフルーツや洋ナシの香りで、トレッビアーノ主体らしく中庸な雰囲気です。 味わいも、甘さ控えめ酸味も控えめ、こちらも中庸な感じですね。

 敢えて言語化すると、特段の個性を感じない普通の白ワインです。 ですが、合わせた料理は↓の生魚だったので、樽香が強かったりフルーティ過ぎたりしないワインで正解だったと思います。

点数76点
トラ ラ ロッチャ ボラのカルパッチョ

1品だけ注文した料理がこちら。
ボラのカルパッチョ 990円
生のボラって初めて食べた気がします。 汽水域に住む魚なので、油臭かったりするのかな?と思いましたがそんなこともなく、非常に淡白な魚でした。 挟んであるズッキーニの歯ごたえと、乗せてあるルッコラの香りもナイスです。

Il Lupo Sangiovese 2022 [Diversitas]
名称Il Lupo Sangiovese 2022
イル・ルーポ サンジョヴェーゼ 2022
生産者Diversitas
ディヴェルシタス
価格660円 (Glass)
購入店トラ ラ ロッチャ

 赤もグラスでお願いしました。 こちらのお店、数人のグループでボトルを注文される方が多いそうです。 マスターから『グラスがいろいろあった方が良いと思いますか?』と聞かれて、 そりゃ師範的にはその方が楽しかったりするんですが、やっぱりロスは出るでしょうからね。 無理をせず顧客の志向に合わせるべきところだと思います。 でも赤白は2種類ずつあると嬉しいかな。

 さてそんなグラスの赤は、アブルッツォ州のサンジョヴェーゼでした。 イタリアらしいモダンなラベルで、中身もちょっとモダンな感じです。 色は結構しっかりと濃い紫色なのですが、香りは明るめのスミレっぽい雰囲気で、味わいは濃すぎず薄すぎず。 アブルッツォ州の赤としては軽い方だと思います。

 料理に合わせやすい赤だと思います。ボラのカルパッチョと合わせても問題ありませんでした。 もう1種類赤を置くとすれば、プーリア州のネグロアマーロとかプリミティーヴォでしょうか、 料理に合わせるというより単体で楽しむ系ですね。

点数77点
Itinera Prosecco Brut N.V. [Itinera (MGM)]
名称Itinera Prosecco Brut N.V.
イティネラ プロセッコ ブリュット N.V.
生産者Itinera (MGM)
イティネラ (MGM)
価格600円 (Glass)
購入店トラ ラ ロッチャ

 もう一杯赤をお願いしようとしたら、新しいのを開けてくれそうになったので、 さすがにそれは申し訳ないので既に開いている泡をお願いしました。 ヴェネト州のプロセッコ、この銘柄も前回と同じですね。 このお店のハウス・スパークリングなのだと思います。

 ここまでで結構飲んじゃっているわけで、このワインの細かいことは覚えていませんが、 〆シャンならぬ〆プロセッコにふさわしい、 難しいことを考えずにスーッと入っていくスパークリングだった気がします。

 マスターに『ワインを飲む順番は気にする方ですか?』と聞かれて、 確かに気にする方だと思いますが、結果的にはどうでも良いというか、順番によって印象が変わったりはしない気がします。 単なる気分の問題ですね。

点数75点
トラ ラ ロッチャ ボトルとグラス

 お会計は、グラスワイン4杯と料理1皿とお通しで4,000円でした。 酔っぱらいにお付き合い頂きありがとうございました>マスター。

 こちらのお店、グラスワインの種類こそ少ないのですが、 ちゃんとしたグラスにしっかりめの量を注いで頂いてすべて600円+消費税。わかりやすくてナイスです。 ご近所のお店は見習ってほしいです。

■note 53本目。世に「隠れ家○○」はたくさんありますが、ここはガチの隠れ家感。元は倉庫ですから。

天王町の隠れ家イタリアン・・・トラ ラ ロッチャ


18日(金)

箕面ビール パパざるラガー

 三連休前のうきうき金曜日、早い時間から食前酒を頂きます・・・って、師範は毎日連休ですけどね。

 このビールは、先週の「ダイエット必勝祈願会」の際にほくとさんから頂いたビール。 大阪府箕面市のクラフトビール、「パパざるラガー」らしいです。 働かざるパパの師範にピッタリですね。

 色はかなり濃くて、黒ビールの範疇になるのでしょうか? 香りには焦がしたような香ばしさがあって、味わいは見た目の印象よりは軽い感じ。 良くできた美味しいダークラガーだと思います。

Appassimento Collezione Privata 2023 [San Pezia]
名称Appassimento "Collezione Privata" 2023
アパッシメント "コレッツィオーネ・プリヴァータ" 2023
生産者San Pezia
サン・ペツィア
価格659円
購入店ロピア 権太坂店

 本日の調理担当は長女で、作ってくれたのは焼うどん。 ワインは料理が決まる前に飲み始めたので、「焼うどんに合わせて」というより単体で楽しめそうなワインをチョイス。 選んだのは、イタリア南部プーリア州の赤で、陰干しブドウを使ったアパッシメント。アルコール度数は14.5%もあります。 そんな手の込んだことをして、税抜き価格は599円ですよ。いったいどういうコスト構造になっているんですかね?

 色はほぼ黒に近い紫色です。見るからに濃そうなワインであります。 香りにちょっとビックリ、煮詰めたベリーは想像の範囲内ですが、アメリカン・オークかオークチップか分かりませんが、 ちゃんとココナッツ風味の樽香を感じるんですよ。 味わいは、色や香りの印象通りの濃さですね。酸味は弱めでアルコール度数を凌駕する甘さがあります。

 とにかくむっちゃ濃いワインです。こんなワインがスーパーで税別599円(税込み659円)、ちょっと信じられません。 ワインは濃ければ良いってもんじゃ無いんですが、この値段だと濃い方が良いんです。 スイスイとは飲めないワインなれど「心頭滅却すれば火もまた涼し」、暑い夏に濃い赤ワインをご所望な向きにはぜひ!


 小瓶保存した翌々日再稽古。やっぱり外観は真っ黒ですね。 香りはやっぱりジャミーな感じで、そして甘香ばしい樽香も健在です。 すごくベタなワインだけど、これは絶対ウケるワインだと思いますよ。

点数80点

17日(木)

胃の内視鏡検査

 本日は、健康診断の一環で胃の内視鏡検査を受けました。 結果は、「胃炎がありますね〜」程度で特に問題なし。

 あとは血液検査の結果待ちですね。γ-GTPが正常範囲内だったら全クリア!(フラグ?)

Conde de Farnals Orange N.V. [Bodegas Fernando Castro]
名称Conde de Farnals Orange N.V.
コンデ・デ・ファルナルス オレンジ N.V.
生産者Bodegas Fernando Castro
ボデガス・フェルナンド・カストロ
価格628円 (30% Off)
購入店ヤオコー 横浜天神橋店

 昨日休肝日にしたので、本日は「代休の代休」として飲んで良い日にしました。 夕食当番はもちろん師範で、メニューは棒棒鶏、イカとキャベツの炒め物、椎茸と玉子のスープ。 赤でも白でもなメニューなので、ここで登場願ったのはスペイン産のオレンジワイン。 道場でオレンジワインって珍しいんですよね。 たまたまヤオコーの「自社輸入ワイン30%オフ」の日に出会ったので、カゴに入れた次第です。

 外観はまさしくオレンジです。透明感のある、100%じゃない安いオレンジジュース的な色合いです。 香りには、特にオレンジ的な要素はありません。樽は使わずちょっと濃い白ワインくらいの香りです。 でも味わいはちゃんとオレンジなんですな。軽い渋味と旨味、白とはかなり傾向が異なるしっかりした味わいです。

 オレンジだからどう、ということは置いといて、628円でこの内容だったらアリ過ぎのアリです。 ちゃんと美味しいワイン、それが628円なのは今のご時世ありがたい話です。


 小瓶に保存した翌日、明るい時間から再稽古。 色はやっぱりきれいなオレンジ色です。味も香りも特に変わりなく、3桁で買えるオレンジワインとしては貴重だと思います。

点数74点

15日(火)

体重 2025/07/15

 ディスクロージングダイエット、いよいよゴールの日です。今朝の体重計がこちら。

 今年の結果は、健闘むなしく200g未達に終わりました。うーん残念!

体重グラフ 2025/07/15

理由を考察します。
・ほぼ食事制限無しで2か月3.5kg減は目標が高すぎた。
・「深酒ダイエット」は一時的な効果しかない。
・前半「ジム行ってるから大丈夫」と慢心した。
・筋トレで体重を減らすのは難しい。
・ますますワガママボディになった。
「公開するだけで痩せる」は幻想

体重目標再設定

自分で決めた目標なので、軽やかにゴールポストを動かせて頂きます。 ダイエット期間を少し延長して
満60歳を迎える7月31日までに「安定的に」60kg以下にする
ことにしました。あと2週間、続けます。

保土ヶ谷あだちクリニック

 健康診断は、近所の内科で受けることにしました。これまでピロリ菌の除菌や、大腸内視鏡検査などもして頂いている、 いわば掛かりつけのお医者さんです。

 横浜市が補助を出す検査項目に腹部エコー検査無かったので、オプションで付けました。 自費負担5,500円は安くないですが、脂肪肝は気になりますからね。 先生直々に検査して頂き、『胆石とかは無いですね~、脂肪肝も無い。 おっ!これは・・・ポリープかもしれませんが1mm以下と小さいので大丈夫ですね~』 と実況しながら検査して頂け、なんだか楽しめましたよ。

 残る胃の内視鏡検査は、予約の都合で明後日です。

CAFE&BRASSERIE MASSE 外観

 健康診断の後の一人「ダイエット未達成残念会」は、天王町駅の改札を出てすぐのガード下にある CAFE&BRASSERIE MASSE (カフェアンドブラッスリーマッセ)というお店。 だいぶ前に開店して気になってはいたんだけど、なかなか伺う機会が無くようやく訪問できました。

 店は、駅前広場に面した明るい造りで、一部テラス席もあるようです。 ガード下なので雨風もしのげそうで、気持ちのいい季節は良いでしょうね。

CAFE&BRASSERIE MASSE 生ビール

 なにはともあれ生ビールを頂きます。 分かりやすい価格設定で、グラス550円、小ジョッキ660円、中ジョッキ770円、大ジョッキ880円でした。 ここはもちろん大ジョッキ一択でしょう。メニュー表に銘柄は書かれていませんでしたが、 ジョッキにはスーパードライの文字が入っていました。

 実に6日ぶりのアルコール、胃の腑に沁みましてございます。 そして大ジョッキは量が多いのが素晴らしいです(小並感)

CAFE&BRASSERIE MASSE フィッシュ&チップス

 駅前の気軽なお店なので、ランチは基本的にセットメニューが主体のようです。 しかしながら師範に於きましては、まだまだダイエット期間を延長する決心を固めましたので、 余計なものは腹に入れずに純粋にツマミとして注文しました。 それが。フィッシュ&チップス 825円(税別)です。 イギリス人じゃないけど好きなんですよ、フィッシュ&チップス。

 フィッシュは普通にカラッと上がって美味しく、ポテトも大量で塩気がしっかりついています。 まさにワインの肴にピッタリですな・・・というわけでワインも頂きました。

CAFE&BRASSERIE MASSE Anjos Vinho Verde

まずは白ワインから。
Anjos Vinho Verde (アンジョス ビーニョ・ベルデ) 660円/Glass
ポルトガルの白ですね。とても弱めに微発泡しています。 香りはスッキリした柑橘香ですが、味わいは結構しっかりしています。 ビーニョ・ベルデというと軽いワインを想像しますが、これは単に軽いだけじゃなくて飲みごたえがあるはずです・・・量があれば。

量が少ないのでなんとも言えませんが、73点くらいでしょうか。

CAFE&BRASSERIE MASSE Planeta La Secreta

追加で赤ワインも頂きました。
Planeta La Secreta (プラネタ ラ・セグレタ ロッソ) 1,012円/Glass
イタリアはシチリアの赤ですね。 色はやや薄めで、香りは華やか系、どちらかというと軽い感じの赤だったと思います。

お店の方の会話で
『コルク栓開けたことある?』
『無いです』
なんて声が聞こえてきてキュンキュンしちゃいます。開けたては嬉しいですね。

それにしてもね、量が少ないのよ。50ml無いような気がします。 それでこのクラスのワインが1,000円は高いよなぁ。ワイン自体は74点くらいかな?

CAFE&BRASSERIE MASSE 店内

 お会計は、ビールの大ジョッキとフィッシュ&チップスと雀の涙ほどのグラスワイン2杯で3,377円。 店のロケーションはナイスだし、店員さんの反応も良い感じなのに、 いかんせんワイングラスがショボくてグラスワインの量が少ないのが残念です。

焼肉カルビランド 横浜西口店 看板

 本日は「チートDay」として、夕食もたっぷり頂きます。 師範代&長女と横浜駅で合流して、向かったのは焼肉カルビランド 横浜西口店という焼肉屋さん。 やっぱり肉が食べたいわけですよ。

 店は、横浜西口パルナード通り、磯丸水産が入っているビルの3階にあります。 比較的新しいビルで、店内も清潔感がありますよ。

焼肉カルビランド 横浜西口店 ビール

 生ビールはお昼にたっぷり頂いたので、こちらでは瓶ビール(中) 680円を。 しっかり冷えていて美味いです。それにしてもアサヒの営業力は強いですね。昼も夜もスーパードライだわ。

焼肉カルビランド 横浜西口店 乾杯

 それでは乾杯。師範代はレモンスカッシュ、長女はお冷でした(次女は就職活動で不参加)

焼肉カルビランド 横浜西口店 金牛肉盛り合わせ

初訪問のお店なので、まずはどういう肉があるのか盛り合わせを頼んでみました。
金牛肉盛り合わせ 3,280円
肉は牛タン、カルビ、ロース、ハラミ、ホルモンが3切れずつ、野菜はネギ、人参、しし唐でした。 肉質はとりわけどうということは無いのですが、この量でこのお値段はちょっとお得な気がします。

焼肉カルビランド 横浜西口店 鉄板

 それでは焼いていきます。炭火ではなくガス、網ではなく鉄板ですね。 ガスより炭火、鉄板より網が好きですが、そのあたりはコストとの兼ね合いがあるのでしょう。

焼肉カルビランド 横浜西口店 チョレギサラダ

健康のためには野菜も食べなきゃですよ。
チョレギサラダ 750円
長女が取り分けてくれております。普通に美味しいです。利益率は高いと思われます。

焼肉カルビランド 横浜西口店 冷麺

炭水化物も注文しております。
冷麺 880円
韓国式の冷麺ですね。ちなみに長女は『お母さん(師範代)が作る盛岡冷麺が一番おいしい』と言います。 師範代は「キンキンに冷やしているからね」と答えてました。そういうものですかね。

焼肉カルビランド 横浜西口店 白ワイン(デキャンタ)

はいはい、もちろんワインも頂きました。
白ワイン(デキャンタ) 950円
これが思いのほか量たっぷりで、グラスのフォルムもなかなか良い感じ。 ワイン自体も果実味しっかりでほんのり香ばしさも感じられるものでした。

帰り際にお店の方に銘柄を聞いたところ、『アルパカです・・・』と恐縮しながら答えて頂きました。 いやー、アルパカでも良いんですよ。アルパカ、美味しくなったなぁ。 当初は赤も注文するつもりでしたが、白だけで満足しちゃいました。

焼肉カルビランド 横浜西口店 せせり、上ミノ、ギアラ

焼肉を追加しております。左から
せせり 650円
ギアラ 520円
上ミノ 850円
です。鶏も内臓肉も普通に美味しいし、横浜駅近でこの値段は安いと思います。

焼肉カルビランド 横浜西口店 カルビラーメン

更に麺類もいきます。
カルビラーメン 900円
具沢山で、ちゃんとカルビの出汁も出ていて、美味しい麺でした。

焼肉カルビランド 横浜西口店 ナムル盛り合わせ

食事が終わってもワインが残っていたので、酒の肴として追加しました。
ナムル盛り合わせ 650円
こういう野菜と白ワインは相性が良いですね。

焼肉カルビランド 横浜西口店 シューアイス

最後に、ネット予約のサービスで
シューアイス 0円
を頂きました。

お会計はトータルで10,490円。横浜で気軽に焼肉を食べたい時の選択肢となり得るお店です。

■note 52本目。焼肉屋は、高級店でも食べ放題でもない、「中の下」くらいの店が嗜好に合っています。

横浜駅西口の気軽な焼肉屋・・・焼肉カルビランド


10日(木)~14日(月)

ビールテイスト飲料

 7月10日から健康診断までの5日間を断酒期間と定めましたので、 今年もビールテイスト飲料道場、始めました。


9日(水)

winetime GiO 入り口

 例年この時期に人間ドックを設定するので、 「ダイエットの祝勝会」として昨年訪問した時からこの日の昼飲みを予約していました。

 ところが今年は会社員じゃなくなったので、健康診断を別途組まなければならず、人間ドック相当の日は7月15日。 今日の予定が無駄になるところでしたが、 皆さんも巻き込んじゃっているので「ダイエットの必勝祈願会」として開催することにしました。

 こんな勝手な会に集まってくれたファンキーな仲間に敬意を表して、特別に写真付きで紹介するゼ!

あい
あいさん
あい妹
あい妹さん
ayucow
ayucowさん
無駄なとおる
とおるの安ワインさん
米柱
米柱さん
ほくと
ほくとさん
鉄アレン
鉄アレンさん
安ワイン道場師範
安ワイン道場師範
winetime GiO 店内

 お店はもちろん京王永山/小田急永山の「winetime GiO」さん。 昼間っからちゃんと飲めるワインバーって無いんですよね・・・というか私はここしか知りません。

131 Prisecco Extra Dry N.V. [Ca' Vescovado]
名称131 Prisecco Extra Dry N.V.
131 プロセッコ エクストラ・ドライ N.V.
生産者Ca' Vescovado
カ・ヴェスコヴァード
価格1,000円 (Glass)
購入店winetime GiO

 開始時間は午後1時としていたのですが、気が早くてヒマ人の師範は、その30分くらい前にはお店に到着しました。 乾杯のスパークリングは別途お願いしていたので、 まずはセルフ・ゼロ次会として軽めの泡を1杯頂きました。 イタリアはヴェネト地方のスパークリング、プロセッコです。

 色は薄めですが、泡は結構しっかりしています。 香りのボリュームも結構しっかりです。 なんとなく焼き栗のような香りもあって、高級なスパークリングを想わせる雰囲気です。 味わいは、シャンパーニュなどと比べると酸味は控えめで、ほんのり甘めに感じます。

 一杯目の泡としてはとてもよろしいのではないでしょうか。 風土さんが輸入しているスパークリングはスカッコが有名ですが、 こちらのほうが高級感があると思います。

点数79点
Shaman 21 Rose N.V. [Champagne Marguet]
名称Shaman 21 Rosé N.V.
シャマン 21 ロゼ N.V.
生産者Champagne Marguet
シャンパーニュ・マルゲ
価格10,000円 (お店価格)
購入店winetime GiO

 師範のために?皆さん昼間から休みを取って集まって頂けるので、 乾杯の泡は師範持ちで1本お願いしています。 マスターの横森さんに「シャンパーニュかフランチャコルタかアルタランガで」とお伝えしたところ、 用意してただいたのがこちら、人気の造り手「マルゲ」のロゼ・シャンパーニュです。 ヴィンテージ・シャンパーニュではないのですが、 ラベルに"21"と書いてあり、ベースワインのヴィンテージが2021年ということのようです。

 外観は、「タマネギの皮の色」と言われるいわゆるロゼ・シャンパーニュの色よりも、かなり濃いめで赤みが強く感じられます。 香りには明確にベリーの雰囲気があって、香りだけならブルゴーニュのピノ・ノワール、そも北の方みたいな感じです。 この香りはブラン・ド・ノワールかと思いましたが、裏ラベルに書かれた情報によるとシャルドネが76%でピノ・ノワールは24%、 師範の感覚は全くあてになりません。 味わいは、ドザージュ無しということもあって、前のプロセッコと比較してもかなり酸味がしっかりしています。 でも、酸っぱいってわけじゃないんですね。とても集中力を感じる味わいです。

 香りが良くて華があって美味しいシャンパーニュでした。 横森さん曰く『還暦をお祝いして、赤ではないですが赤いシャンパーニュを用意しました』とのこと。 お心遣いありがとうございます。

点数84点
winetime GiO 乾杯

 昼間っから振る舞い酒で乾杯。いや~、お大尽になった気分です。プー太郎ですけど。

Bibbo Zibibbo 2024 [Caruso & Minini]
名称Bibbo Zibibbo 2024
ビッボ ズィビッボ 2024
生産者Caruso & Minini
カルーソ&ミニーニ
価格800円 (Glass)
購入店winetime GiO

 横森さんからは

『1,2本はボトルで開けてしまわれてもよろしいかもしれません。 ボトルでの方が多少はお手頃になる場合がほとんどですので!』

とのご提案を頂いていたので、そうさせて頂くことにしました。 最初は「軽めの白で」という注文に5本ほど提案して頂きましたが、 その中から選んだのはシチリア島の白、品種のズィビッボはマスカットのシノニム。 イタリアでも北の方だと甘めに造られることが多いけど、シチリアではスッキリ系に造られる、とのことでした。

 色はとても薄めです。ほぼ無色と言ってもいいくらいでした。 香りはまさにマスカット、芳香系品種の華やかさがダイレクトに香りに出ています。 味わいは注文通りの軽めなバランス。スイスイと飲めてすぐにグラスが空になってしまいました。

 ズィビッボ、モスカート、ミュスカ。 若かりし頃にちょっとだけ住んだアルザスに親近感を持つ師範は、この品種が好きなんですよ。 特にこのワインは香りがしっかりしていて好印象でした。

点数80点
winetime GiO ブルスケッタ

料理は2品注文して、1品目がこちら。
ゴルゴンゾーラとドライいちぢくのブルスケッタ 900円
チーズの塩味と、イチジク+蜂蜜の甘味のコントラストが楽しい料理です。 特に、↓の白ワインにはソーテルヌみたいな香りがありましたので、この料理とベストマッチでした。

Roero Arneis 2017 [Angelo Negro]
名称Roero Arneis 2017
ロエーロ・アルネイズ 2017
生産者Angelo Negro
アンジェロ・ネグロ
価格1,500円 (Glass)
購入店winetime GiO

 「もう1本白をシェアしましょう」ということになって、今度は「しっかりめの白で」とお願いしたところ、 また別の白を5本ほど提案して頂きました。 その中から選んだのは、アンジェロ・ネグロのロエロ・アルネイズ。 『このヴィンテージ以降造られなくなりました』という説明に惹かれました。

 外観はしっかりとした黄金色、一般的なアルネイズ種を使ったワインの見た目とは全く異なります。 香りは、前述したようにソーテルヌみたいな貴腐っぽい香りを感じます。 ayucowさんは『キャラメル』の香りと言われていました。なるほどそういう風にも感じられます。 味わいはまるで「コクの塊」ですね。まったりとしていて高級感があります。

 温度が低いと寡黙なワインでしたが、温度が上がるとワインの方から微笑みかけてくるような感じがします ・・・なんてことをとおる氏に説明しても『全然意味分からん』、といった反応でした。 酸化熟成したような感じは好き嫌いが分かれるかもですが、師範は好きな系でした。

点数82点
winetime GiO 横森さん

 こちらが、ワンオペでワインも料理も担当されているマスターの横森さん。 今日の連中は飲むペースが速いので大変だったと思います。

Nuits-Saint-Georges Premier Cru Clos de la Marechale 2019 [Jacques-Frederic Mugnier]
名称Nuits-Saint-Georges Premier Cru "Clos de la Marechale" 2019
ニュイ・サン・ジョルジュ プルミエ・クリュ "クロ・ド・ラ・マレシャル" 2019
生産者Jacques-Frédéric Mugnier
ジャック・フレデリック・ミュニエ
価格(プレゼント)
購入店winetime GiO

 赤も1本目はみんなでシェアしましょう、ということになりました。 そこで、ほくとさんから『シャンパーニュは師範に奢って頂いたので、 赤の1本目は私たちから師範に奢ります!師範が選んでください。』と言って頂きました。ありがたい話でございます。 横森さんには「ピノ・ノワール、ピノ・ネロ、シュペートブルグンダーあたりで」とお願いしたところ、 イタリアのピノ・ネロ、ドイツのシュペートブルグンダー、日本のピノ・ノワール、ブルゴーニュのピノ・ノワール2本を 提案して頂きました。 その中で一番気になったのがこのワインなのですが、どう考えても高そうだなと思ってモジモジしていたところ、 あいさんに『師範が飲みたいのを選べばいいじゃん!』と背中を押して頂き、これをチョイスしました。 ブルゴーニュのニュイ・サン・ジョルジュ、それも一級畑のクロ・ド・ラ・マレシャルですよ。 ありがたく稽古させて頂きます。

 色は、ブルゴーニュのピノとしてはやや濃い目に感じます。 香りは、「これぞブルゴーニュ!」ですね。木イチゴのようなトーンの高い果実香と、ほんのり樽の香ばしさが合わさって、 グラスから溢れんばかりに香ります。 味わいはまだまだ若い感じで、フルーツのピュアピュア感がダイレクトに伝わってきます。良いなぁ、これ。

 しっかりしたワインがちょうど熟成しはじめました!といった感じで、やや硬さは残るものの、 ブルゴーニュらしい上品な華やかさがありました。大変良いものをごちそうになりました!>皆様

点数88点
Nottetempo 100 Barrque Chardonnay 2022 [Franco Rizzello]
名称Nottetempo "100 Barrque" Chardonnay 2022
ノッテテンポ "100 バリック" シャルドネ 2022
生産者Franco Rizzello
フランコ・リッツェロ
価格1,100円 (Glass)
購入店winetime GiO

 ここからは、それぞれが飲みたいものを飲むフェーズに移行します。 師範はまた白、それも樽の効いたゴツイやつが飲みたくなり、横森さんにお願いしたところ、 プーリア州のシャルドネを提案して頂きました。 やっぱり「プーリア=濃いワイン」ですよねぇ。

 外観は、2本前のアンジェロ・ネグロに勝るとも劣らないくらいしっかりした黄金色です。 香りはシャルドネらしい蜜入りリンゴの香りと、蜂蜜のような雰囲気、それにビスケットの香ばしさを感じます。 味わいは、香りにも増してボリュームがあります。スイスイとは飲めないくらい重めの白ワインです。

 やや一本調子な雰囲気ではあるものの、「濃い白を」という注文にはピタリとはまるワインでした。 ほんとGiOさん、とても引き出しの多いお店です。

点数81点
winetime GiO 生ハム アソート2種

料理の2品目がこちら。
生ハム アソート2種 1,300円
切りたてふわふわの生ハムです。1種類に見えますが、右側と左側で違っていて、 どちらが何か説明して頂きましたが忘れちゃいました。ちゃんと書き留めておきなさい>昨日の自分

Rosso di Montalcino 2014 [Siro Pacenti]
名称Rosso di Montalcino 2014
ロッソ・ディ・モンタルチーノ 2014
生産者Siro Pacenti
シロ・パチェンティ
価格1,800円 (Glass)
購入店winetime GiO

 ここから怒涛の赤ワインが続きます。 一本目はトスカーナのロッソ・ディ・モンタルチーノ。 米柱さんが『サンジョヴェーゼが飲みたい!』と言われたので、 またまた5種ほど並べて頂きこれを選ばれました。 それを飲まれているのがめっちゃ美味しそうだったので、「私にもください!」とお願いしました。

 色はとても濃くて、わずかに褐色っぽい雰囲気もあるので、どことなく醤油を想わせる外観です。 香りはめっちゃ立派です。「ラズベリーの黒砂糖漬け」・・・なんて無いと思いますが、 煮詰めたベリーのような香りがしっかり感じられます。 味も濃いですね。2014年産なので比較的熟成期間が長いのですが、まだまだ渋味はしっかりで若々しい味わいです。

 サンジョヴェーゼって、どちらかというと軽めで明るい感じのワインが多いと思いますが、 これはガッツリ集中力があってダークな感じが美味しゅうございました。サンジョヴェーゼもいろいろですね。

点数85点
Langhe Rosso 2018 [Roagna]
名称Langhe Rosso 2018
ランゲ・ロッソ 2018
生産者Roagna
ロアーニャ
価格1,800円 (Glass)
購入店winetime GiO

 次は、サンジョヴェーゼと並んでイタリアの代表的品種であるネッビオーロ種100%のランゲ・ロッソです。 ネッビオーロのワインとは、先週の金曜もバルバレスコ・リゼルヴァと稽古しており、 大変好印象でした。 熟成が必要なネッビオーロですが、このワインはそれよりも古い2018年産、期待して稽古します。

 外観は、この品種らしい薄めの赤紫色です。 香りには、やや自然派っぽい酸強めの雰囲気がありますが、 全体には果実やスパイス、革の香りがしっかりしていてナチュナチュはしていません。 味わいは、熟成の恩恵ゆえか、がっしりした渋味はありません。酸味とのバランスも良く、中庸な味わいに感じられました。

 やっぱりネッビオーロは熟成させることが肝要ですね。 ayucowさんみたいなタンニンの先生には物足りなく感じられるかもしれませんが、 お子様味覚の師範はこれくらいのタンニン感が好きです。

点数83点
Barbera d'Alba Vigna Francia 2020 [Giacomo Conterno]
名称Barbera d'Alba "Vigna Francia" 2020
バルベーラ・ダルバ "ヴィーニャ・フランチャ" 2020
生産者Giacomo Conterno
ジャコモ・コンテルノ
価格2,500円 (Glass)
購入店winetime GiO

 この日の前日夜に、先日1日店長をされたわた(ネビオ)さんがこのお店に見えて、 事前情報を提供してくれました(そのツイートがこちら) これを見ちゃったらこのワインを頼まないわけにはいかないでしょう、ということで〆の一杯として注文させて頂きました。 名手ジャコモ・コンテルノのバルベーラ・ダルバです。

 師範なんぞがイタリアワインを語るなんておこがましいので、このワインの説明はわたさんのツイートにお任せしますが、 たしかにこのバルベーラは凄いですね。さすがはジャコモ・コンテルノです。アルコール度数は15.5%もあり、 とにかく「凝縮感」、その一言に尽きると思います。

 ・・・と、ワインの細かいことを書いていないのは、メモも適当であまり覚えていないからであります。 だいたい最後はグダグダになる安ワイン道場でございます。

 ちなみにこのワイン、27年前に稽古した時にはとっても低評価でした。 厳しいなぁ、若き師範は。

点数(86点)
winetime GiO 店内

 午後12時半に伺って、お店を出たのが午後5時ごろ、4時間以上も滞在。 お会計は、振る舞いシャンパーニュも含めて22,500円。大変楽しませて頂きました!

 きっとまた来年も開催させて頂くと思いますのでよろしくおねがいします!>横森マスター&ご一緒した皆さん。

■note 50本目。「ダイエット祝勝会」にしなくて良かったな、勝てなかったから。

平日昼間っからガッツリ楽しめるワインバー・・・京王永山「winetime GiO」

Wine Station+ 外観

 師範におきましては、一軒目ですでにベロベロに近い状態なのに、二軒目にも行っちゃうわけですよ。 お店は豪徳寺にある「ワインステーション+」さんです。

Protea Pinot Grigio 2024 [Anthonij Rupert Wyne]
名称Protea Pinot Grigio 2024
プロテア ピノ・グリージョ 2024
生産者Anthonij Rupert Wyne
アンソニー・ルパート・ワイン
価格1,500円 (Glass 1.5)
購入店ワインステーション+

 もう、どういう経緯でこのワインを選んだのかはわかりませんが、 乾杯はみんな同じでこのワインにしました。 ちなみに、あまりいろいろ稽古すると更新が面倒なので、 このお店では普通のグラスの1.5倍の量をお願いしています。 ただ、今回ばかりはそうしないほうが良かったかな、と反省しております。

このワインと次のワインまでは、まだメモも残っているのでそれを書き写しますと、
色:無色(無色て・・・お前が無職だろ)
香り:ほのかにカンキツ
味:微炭酸、フレッシュ
らしいです。

 ちなみに、生産者のところに"Wyne"と書いていますが、Typoではありません。 裏ラベルにそう書いてあるのですが、南アフリカの方言なんですかね?

点数(78点)
Wine Station+ 乾杯

 それでは改めて乾杯! ご一緒したのはほくとさん、鉄アレンさん、とおるさん、師範の飲みすぎがちな4名です。

Dornier Pinotage 2022 [Dornier Wines]
名称Dornier Pinotage 2022
ドルニエ ピノタージュ 2022
生産者Dornier Wines
ドルニエ・ワインズ
価格1,800円 (Glass 1.5)
購入店ワインステーション+

 これは確か駅長さんに勧められたのかなぁ。注文した経緯を全く覚えておりません。 この造り手のメルロー2017年産とは5年前に道場で稽古しています。 「香りは非常に多彩で面白い」「味わいは固くてガチガチ」などと書いているようです。

このワインも一応メモがあるので書き写しちゃいますね。
「濃い。ピノタージュらしくない」
「香り、カベルネ・ソーヴィニョンとかみたい」
「味も濃い」
らしいです。

 とにかく濃いワインだったということでしょう。 駅長もピノタージュらしからぬ濃いワイン、ということで薦められたのかな?違っていたらごめんなさい。

点数(83点)
Wine Station+ カレー

こちらの料理を注文して4人でシェアしました。
豚ハラミと豆の和出汁カレー 1,400円
助役のマキさんが造るこのお店のカレーは本物です。 マジで美味い。ワインのことは覚えていないのですが、このカレーの美味しさは鮮明に覚えています。

Conversation Blanc de Blancs Brut N.V. [J.L.Vergnon]
名称Conversation Blanc de Blancs Brut N.V.
コンヴェルサシオン ブラン・ド・ブラン ブリュット N.V.
生産者J.L.Vergnon
ジャン・ルイ・ヴェルニョン
価格(駅長さんから)
購入店ワインステーション+

 さーて困った、シャンパーニュなんかも飲んでいるんですね。 〆シャンのつもりだったのかな?カメラのデータを見る限り、これで締まったわけではなさそうですけどね。

 このワインに関してはメモも無く、どんなワインだったかは全く忘却の彼方です。 きっと美味しかったんでしょうね。そりゃシャンパーニュですからね。


 後日お聞きしたところ、このワインは駅長さんから師範への還暦祝いのプレゼントだったらしいです。 ありがとうございます!そして覚えてなくてスミマセン!>駅長

点数??点
Wine Station+ お薦め盛り合わせ

 カメラには、こんなおつまみ盛り合わせのデータが残っています。 フォークが4本見えるので、きっと師範以外の3人のうちのどなたかが注文してシェアして頂いたんでしょうね。 ありがとうございます!>どなたか


 こちらも後日お聞きしました。このおつまみは助役マキさんから師範への還暦祝いのプレゼントだったらしいです。 ホントお気遣いありがとうございます!>マキさん

Satyricon Sangiovese 2020 [La Vierge]
名称Satyricon Sangiovese 2020
サティリコン サンジョヴェーゼ 2020
生産者La Vierge
ラ・ヴィエルジェ
価格1,900円 (Glass 1.5)
購入店ワインステーション+

 このワインに関しては、飲んではいると思うのですがレシートに金額の記載も無く、 いったいどういう経緯で写真に残っているのか今となってはまったくわかりません。 そして、同じワインとグラスの写真を何枚も撮っているので、相当酔っぱらっていたものと思います。

 とおる氏曰く、師範は「ちゃんちゃんこカメラ爺」らしいです。恥の多い60年の人生を歩んで参りました。

点数??点
Wine Station+ カウンター

 そんな感じの二軒目、お会計は6,850円でした。

 いや~、この日は酔っぱらい過ぎたな。終了時間が午後10時前と早め?だったこともあって、 無事電車があるうちに道場まで帰り着けはしたのですが、 途中乗り換えの新百合ヶ丘駅でスマホを無くしたりして(幸いすぐに駅に届けられていました)危ないところでした。

 これを反省して、健康診断まではキッチリ断酒したいと思います!


8日(火)

体重グラフ 2025/07/08

 ディスクロージング・ダイエットも残すところあと1週間ですが、 週末の贅沢旅行で元の木阿弥、観阿弥世阿弥。南無。

 これまでの2ヵ月で約2kg減量してきましたが、 そのペースで考えると、あと1週間で1.4kg落とすのはほぼ不可能なように思われます。ってか無理でしょう。 でも、一縷の望みを託して、明日最後の「深酒デトックス」して参ります。明後日からは断酒期間です。

もちたけの栗羽二重

 こちらは、家族と犬山で買ってきた「もちたけの栗羽二重」、昨日のお茶の時間に頂きました。 こんなん食べているから体重が落ちないわけですが、家族とのお茶の時間は大切です。 人生の優先順位を間違えちゃいけません。


5日(土)~6日(日)

東海還暦旅

 7月5日と6日の一泊二日で、名古屋岐阜へ「還暦祝いの旅」に行って参りました。 たった2日間ですが、恐ろしく長いのでそちらに別のページを設けています。

東海還暦旅


4日(金)

有頂天エイリアンズ Hazy IPA

 めちゃめちゃ暑いので、午後4時を廻ったらプシュッと。無職の特権。

 飲んだのは、ヤッホーブルーイングから新発売の「有頂天エイリアンズ Hazy IPA」。 グレフル・ジュースみたいな色でめっちゃフルーティな香り、苦味控えめやや甘めの味わい。

 これはいわゆる「普通のビール」の延長線上には無い、ガチのクラフトビールです。 まるで「ジェネリック宇宙ビール」ですよ(褒めてます。だってお値段1/3だもん)

Barbaresco Riserva 2019 [BelColle (Bosio)]
名称Barbaresco Riserva 2019
バルバレスコ リゼルヴァ 2019
生産者BelColle (Bosio)
ベルコッレ (ボシオ)
価格2,640円
購入店トスカニー イタリアワイン専門店

 金曜はスポーツジムがお休みなので、夕食をじっくり作る時間があります。ていねいなくらし。 作った料理は、ピーマンの肉詰め、ポトフ、主食はチキンライス。 ワインもちょっといいものを選びました。今週火曜に良いネッビオーロといろいろ稽古したので、 その復習の意味もあってその品種が使われたバルバレスコをチョイス。 とはいえお値段は3,000円以下の稽古範囲内です。

 色は薄めの赤紫色、そしてほんのりレンガ色っぽさも感じる、ちょい熟ネッビオーロそのものな外観です。 香りも良いですね~。スミレやベリーに加えて、 「膏薬の香り」と書くと誤解を生みそうですが、どことなくケミカルな感じと人懐っこさが感じられる香りです。 味わいはとても柔らかいのよ。「ネッビオーロ=全てタンニンがギシギシ」じゃないんです。このワインはネッビオーロのくせに柔らかくてスムーズです。

 個人的には、シャンパーニュと同じく、バローロやバルバレスコはその名が冠してあるだけで間違いなく美味い、 という説を提唱したいと思います。 だって厳格な規定が課せられているんだもん、好き嫌いはあると思いますが、安くてもだいたい全部美味いはずです。 『ネッビオーロは渋味がギシギシしないと飲んだ気がしない』という一部の偏屈者を除いて、お薦めできるワインだと思います。


 なんだかんだで家飲みする機会が無かったので、セラー保存してなんと13日後に再稽古。 色はやっぱり薄いですね、注いでいる時にロゼ?かと思いました。でも香りはちゃんと立派なんですよ、そして味わいも立派。 小瓶保存(のための入れ替え作業)を経ても元の状態をちゃんと維持していました。

点数81点

 買値3,000円以下で80点を超えたのでショップへのリンクを貼ります。

 いやマジでバルバレスコがこの値段なのはビックリだし、 それがスポット的に安売りされていたのではなく、普通にこの値段なのは驚きです。 険しいヤツじゃなく、人懐っこいネッビオーロが飲みたい方には激しくお勧めします。


2日(水)

Bourgogne Pinot Noir Parfum de Vignes 2023 [Francois Martenot]
名称Bourgogne Pinot Noir "Parfum de Vignes" 2023
ブルゴーニュ ピノ・ノワール "パルファム・ド・ヴィーニュ" 2023
生産者François Martenot
フランソワ・マルトノ
価格1,539円
購入店ロピア 権太坂店

 本日の夕食メニューは、豚ロースの冷しゃぶ(ポン酢で)、豚タンの塩レモン焼き(ロピアの焼くだけ)、キャベツメンチカツ(ロピアの惣菜)。 本日の料理担当は師範ですが、味付けには一切関与しておりません(笑)。 ワインも、以前ロピアで買ってきたワインをチョイス、今どき1,500円のブルゴーニュ赤ですよ。 この銘柄の白は先日稽古して、 かなり好印象だったので赤にも期待して稽古します。

 色は、濃くは無いけどちゃんと濃さがあって、ピノにしては青みを感じる紫色です。 香りは、樽香こそ感じませんが、トーン高めのベリー香りがそれなりに香って、 スケール小さめながら「ちゃんとブルゴーニュ」です。 味わいもちゃんとしているんですよ。渋味控えめで甘酸っぱくて、ピノ・ノワールらしさがダイレクトに伝わる味わいです。

 いや~、マジでロピアのワインは侮れないっす。 ニューワールドの安ピノとは違う、ブルゴーニュらしく本道の気品を備えつつの安ワイン、という感じです。 素人ウケはしないと思いますが、酸いも甘いもかみ分けたご同輩にはキッチリお薦めできます。


 小瓶保存した翌々日再稽古。冷蔵庫から出してすぐだったからか、香りの傾向は結構変わり、ベリー香はほぼ影を潜めてしまいました。 でも、「冷やし赤ワイン」としてかなり優秀ですよ。渋味が少ないので冷やしても違和感がありません。夏はこういう飲み方もお薦めです。

点数78点

1日(火)

体重グラフ 2025/07/01

 ディスクロージング・ダイエットもいよいよ終盤。健康診断はいよいよ今月15日、残すところあと2週間です。

 金曜の深酒デトックスが功を奏して、体感上もまた一段フェーズが変わった感じがします。 あと2週間で1,100g減、安定的に60kg以下の達成は難しいとしても、あと2回くらい深酒デトックスすれば、 瞬間最大で60kgを割り込むことは出来るんじゃないかと淡い期待を抱いています。

 というわけで、本日夜は休肝日返上して深酒してきます!

日傘

 体重を減少させるために行う有酸素運動の主力はやっぱりウォーキングなわけですが、 こう暑くちゃ散歩もままならん、ということで日傘デビューしました。

 結構楽になるので、ご同輩のおっさん連中にもお勧めです。 可愛らしさ少なめの日傘って案外種類がないのが残念ですが。

深呼吸 入口

 本日は、飲み友だちのわたさんが一日店長をされるというので、冷やかしがてら深酒デトックスしに伺いました。 店は、月島にある深呼吸というワインバーです。

 この日の店内は全席立ち飲み(普段は3つ椅子があるそうです)、10人くらいで満席になるカウンターのみのお店です。 こういうお店、カウンター中と外が近くて良いですね。普段は常連さんでいっぱいなのだと思われます。 わた店長はカウンターの中で大奮闘しておられました。

深呼吸 店内

お店には、下記のイツメンの皆さんが集まっていました。
わた(ネビオ)さん(一日店長)
ちゃこさん
あいさん
mishikaさん
Mayumiさん
ましゅまおさん
おかもとさん
ほくとさん
いさみさん
ayucowさん
太郎さん
安ワイン道場師範
酒豪女性のオンパレード。わたさん人気者だな。

深呼吸 料理のリスト

 この日わたさんが用意されたワインは20種類。さすがに全部は飲めません。 丁寧に説明されたリストが事前に共有されたので、じっくり検討して伺いました。 せっかくの説明なので、各紹介のところにも記載しておきます。

 写真は料理のリストです(クリックで拡大します)。 全て1,000円以下、マスターによれば『出血大サービスでお安くしています』とのこと。ありがたい話です。

Alta Langa Pas Dose Millesimato 2020 [Cotratto]
名称Alta Langa Pas Dose Millesimato 2020
アルタ・ランガ パ・ドゼ ミレジマート 2020
生産者Cotratto
コントラット
価格1,300円 (Glass/90ml)
購入店わたさん

 スパークリングは全部で6種類ありましたが、師範のチョイスはどちらもイタリアの瓶内二次発酵で、アルタ・ランガとフランチャコルタです。 この銘柄2019年産マグナムは以前Mayumiさんに持参して頂き、稽古していますね。後で気づきました。 リストに書かれた説明が下記です。


『瓶内二次発酵「アルタ・ランガ」を象徴する生産者、コントラット。世界遺産の地下セラーで30ヵ月以上の熟成を経て造られる。 アルタ・ランガならではの厳格で堅いミネラル、他にはない個性。 繊細な泡と複雑な香り、洗練されたエレガントな味わい。』


 まず色が良いんですよ。黄金色と言っていいくらいしっかりしています。隣でayucowさんが飲んでいたプロセッコとはまるで異なる外観でした。 香りにもちょっと焼き栗っぽい雰囲気があって、良い感じの熟成感があります。 味わいは、なるほど「厳格で堅いミネラル」ですね。カチッとした印象を受けました。 熟成感のある外観と香り、そして硬派な味わい。一杯目からいきなり美味しくてニッコニコです。

点数83点
Franciacorta Brut N.V. [Ferghettina]
名称Franciacorta Brut N.V.
フランチャコルタ ブルット N.V.
生産者Ferghettina
フェルゲッティーナ
価格1,300円 (Glass/90ml)
購入店わたさん

 アルタランガを頂いたらもちろんフランチャコルタもいくべきでしょう。 どちらも品種はピノ・ノワールとシャルドネで、シャンパーニュと同じなんですね。 でも、どちらもシャンパーニュほどの知名度は無い感じ。どこにその差があるのか探りたく、両方稽古しました。


『フランチャコルタ一筋40年、ブドウ栽培から醸造まで一貫して自社で行う、生粋のフランチャコルタ生産者。 果実味に富み、フェルゲッティーナらしい優美さを保ちながらも、フランチャコルタの魅力である鮮やかさを感じさせる。 風味豊かでスタイリッシュな辛口スタイル。』


 外観は、前のアルタ・ランガに比べると薄めです。 香りは、黙って出されれば全くシャンパーニュですね。リンゴとハチミツの香りにほんのりブリオッシュを感じます。 味わいも、酸味がしっかりしていて旨味があって、ドライだけれども膨らみを感じます。 やっぱりフランチャコルタはシャンパーニュと見分けがつかないっすよ。 特にこの銘柄はフレッシュ感が際立っていて美味しゅうございました。

点数84点
深呼吸 乾杯

 開店時間は午後6時、それから15分もしないうちにカウンターはほぼ満席に。 お知り合いが皆さん揃ったところで乾杯。わたさんにはあいさんから、マスターにはちゃこさんから振る舞い酒。 カッコいいなぁ、酒豪女子。

Langhe Anas Cetta 2022 [Elvio Cogno]
名称Langhe Anas Cëtta 2022
ランゲ アナス・チェッタ 2022
生産者Elvio Cogno
エルヴィオ・コーニョ
価格1,100円 (Glass/90ml)
購入店わたさん

 今回のチョイスは、「飲みたいワイン」というのもありますが、基本的に「感想を書きやすいワイン」の視点で選んでいます。 白の一本目は、「ナシェッタ」という品種が初耳だったので選びました・・・けれど、 Mayumiさんに『師範は以前飲んだことあります!』とご指摘を受け、 調べたら確かにありました。鳩くらいしか記憶力が無い師範です。


『ナシェッタ100%。 ワイン評論家のロバート・パーカー氏が「まだあまり知られてはいないが、ピエモンテで最も素晴らしいワイナリーの一つである」と高く評価する家族経営の生産者。 ランゲ地区の土着品種ナシェッタ種100%、グレープフルーツやアカシア、セージやローズマリーなど複雑なアロマが長く続き、繊細かつ上品。』


 外観は普通に薄めのレモン色です。 香りは、レモンやライムみたいなクリアな柑橘香にハーブの香り、それにミネラルっぽさをガッツリ感じます。 ワインおたくの間では『ミネラル自体には香りが無い』というのが通説ですが、「ミネラルの香り」としか言いようが無いんですよ。 味わいにもミネラル感があります。硬水っぽい感じと言えば良いんですかね? 甘さは控えめ酸味と旨味がキュッと締まっていて、集中力のある味わいです。これも美味しいなぁ。ナシェッタ、今度はしっかり覚えましたよ。

点数81点
Langhe Chardonnay 2015 [Ettore Germano]
名称Langhe Chardonnay 2015
ランゲ シャルドネ 2015
生産者Ettore Germano
エットーレ・ジェルマーノ
価格1,300円 (Glass/90ml)
購入店わたさん

 白をもう一杯頂いております。 選んだ根拠は「イタリアで造る国際品種のワインってどうよ?」というのと、2015年産という古めのヴィンテージに惹かれました。 白ワインのラインナップは全部で5種類、他はモスカート、アルネイズ、ソーヴィニョン・ブランとバラエティに富んでおりました。 わたさん、ガチでバーやれますよ。


『 伝統と革新の二つの顔を持つ生産者であり、生み出すワインはガンベロ・ロッソのトレ・ビッキエリを複数回獲得するなど、実力は折り紙付き。 香りはフルーティで焼き立てのパンのニュアンス。豊潤で調和が取れ、フレッシュな酸と持続する味わい。数年熟成できるワイン。』


 色は薄めで、外観からは10年の熟成は感じられません。 香りのボリュームはちょっとおとなしい感じで、洋ナシのようなフルーツ香と、かすかにビスケットっぽい香ばしさを感じます。 味わいも、良く言えばエレガントで、悪く言えば個性に欠ける感じ。熟成の谷間に入っちゃったのかなぁ~という印象を受けました。

点数79点
深呼吸 料理

飲むとあまり食べない師範、料理は結局この一皿しか注文していません。

野菜のアテ盛り 500円

4種類盛ってあり、12時から時計回りに紫キャベツのピクルスキャロット・ラペビーツのマヨネーズ和えしし唐のソテー。見た目に美しいだけでなく、いずれもとても美味しい野菜料理でした。 ほんとこれだけあればリアルにワイン7杯飲めますよ。

Dolcetto d'Alba 2023 [Elio Altare]
名称Dolcetto d'Alba 2023
ドルチェット・ダルバ 2023
生産者Elio Altare
エリオ・アルターレ
価格1,300円 (Glass/90ml)
購入店わたさん

 赤ワインは全部で9種類。別名「ネビオ」のわたさんですから、ネッビオーロが7種類と多めのラインナップになっています。 とはいえ全部ネッビオーロだと師範的には「違いがわからん!」なんて書いちゃいそうなので、 最初はドルチェットから頂くことにしました。


『バローロ・ボーイズの代表格、ドルチェットは一般的にネッビオーロやバルベーラに次ぐブドウとされるが、 エリオ・アルターレが造ると「こうも違うのか?」と納得させられる洗練されたドルチェット。 余韻に感じられる樽と果実の豊かな風味があり、数あるドルチェットの中でも秀逸なワイン。』


 色はやや濃いめの赤紫色です。香りは、赤ワインなのに最初は柑橘類の皮みたいな雰囲気を感じました。 深く嗅ぐと、赤いベリーの香りが感じられます。 味わいは、タンニンはおとなしく甘酸っぱい味わいです。 若いけど、ネッビオーロみたいにタンニンギシギシじゃないあたり、万人受けする味わいだと思いました。 なるほど「秀逸なドルチェット」という感じはしますね。

点数80点
Langhe Nebbiolo 2023 [Pira Luigi]
名称Langhe Nebbiolo 2023
ランゲ・ネッビオーロ 2023
生産者Pira Luigi
ピラ・ルイージ
価格1,300円 (Glass/90ml)
購入店わたさん

 そしていよいよ一日店長わたさん、人呼んでネビオの独壇場、ネッビオーロと稽古していきます。 まずはバローロ&バルバレスコよりも一段格下扱いのランゲ・ネッビオーロから。 違いは畑と熟成期間の差ですかね? 飲み比べて、この品種の神髄に迫りたいと思います。


『設立は1950年と古いが、目覚ましい品質向上が見られるようになったのは最近。 バローロの格落ちではなく、このワイン専用に育てられたネッビオーロを用いた贅沢な1本。 色濃いチェリーやスパイス、皮革を感じるクラシカル・ネッビオーロのアロマ。タンニンは豊富だが、非常にしなやかで柔らかい味わい。』


 外観は、前のドルチェットより薄めの赤紫色です。 香りは、アメリカンチェリーっぽいフルーツの香りと、スミレのような香りとがしっかりと感じられ、 ほんのりケモノっぽさもあって、確かにイメージするネッビオーロそのままな印象です。 味わいはタンニンしっかりですが甘みもあって、飲みごたえを感じます。 「クラシカル・ネッビオーロ」という表現がしっくりくる美味しい赤でした。

点数82点
Barbaresco 2017 [Ceretto]
名称Barbaresco 2017
バルバレスコ 2017
生産者Ceretto
チェレット
価格1,600円 (Glass/90ml)
購入店わたさん

 最後は、ネッビオーロの旗頭のひとつであるバルバレスコと稽古します。 グラスも、わたさんが自宅から持参された高級グラスを使わせて頂きました。 当初はわたさんお薦めのバローロ「モンプリヴァート」も頂く予定にしていたのですが、 結果的にバローロとは稽古しておりません。 まぁ安ワイン道場ですから、そういう高級なやつは本当のワイン好きにお任せするのが良かろう、とも思いましたのでね。


『バローロとバルバレスコの大手生産者、自社畑の2区画(アジリとペルナドット)のネッビオーロをブレンドして造られる。 アジリからはフィネスを、ペルナドットからはボディがもたらされ、ブレンドすることによりエレガントで骨格がある味わいを形成する。』


 そしてやっぱりバルバレスコは美味いわけですよ。 やっぱりネッビオーロという品種には熟成期間が必要、というのを心から感じさせてくれます。 外観はやはり薄めではあるのですが、エッジ側からオレンジ→レンガ→赤紫とグラデーションがあって、とてもキレイな色合いです。 香りや味わいも、スーッと体にしみこんでいく感じです。なに言っているかわかんないでしょうけど。 とにかく美味いです。バローロやバルバレスコに最低熟成期間が規定されているのにはなるほど理由があるのだな、と思わされましたよ。

点数85点
深呼吸 店内

 そんな感じで、2時間ちょっと滞在させて頂きました。

 お会計は、シンプルにグラスワインと料理のお値段を合計した9,700円。 そのお値段でこんなワインが頂ける機会はそうそうないですよ。ありがとうございました!>わたさん&マスター

■note 46本目。一日店長はWinestand Nebbiaなんてアカウントも作っちゃって ますますヤル気満々らしいですよ!

知り合いが一日店長を務めるイタリアワインバル・・・月島「深呼吸」

もんじゃ おしお 外観

 深呼吸を出たのが午後8時30分頃、当然もう一軒行きましょう!ということになり、 ちゃこさんの先導で7人だったか8人だったかで向かったのが、深呼吸からすぐ近くにある もんじゃ おしおというお店。 月島ですから、この辺りはもんじゃ焼き屋さんがひしめいております。

 店は一階と二階がありますが、たまたまこの日はお客さんが少なかったようで、 二階は我々グループのみでした。そのためお店の方にしっかり付いて頂けてラッキーでしたよ。

もんじゃ おしお 乾杯

 それでは瓶ビールで乾杯。銘柄はサッポロの黒ラベル、お値段は1本690円だったと思います。 これをみんなで数本頂きました。やっぱりビールはサッポロですよ。

もんじゃ おしお 調理中

 注文したのは当然もんじゃ焼きです。 創業昭和二十四年、お店のイケメンなお兄さんが手際よく焼いてくれます。 もんじゃって、どの状態が出来上がりなのか分からなかったりしますが、このお店はちゃんと教えてくれるので安心です。

もんじゃ おしお オリジナルもんじゃ

 そしてこちらがオリジナルもんじゃの完成形。トッピングは、ベビースターラーメンとかが入っていたと思います。 もんじゃ焼きって、ビジュアルが映えるように撮るのが難しいですね。

Heart Reef Chardonnay N.V. [Heart Reef]
名称Heart Reef Chardonnay N.V.
ハートリーフ シャルドネ N.V.
生産者Heart Reef
ハートリーフ
価格390円 (Glass)
購入店もんじゃ おしお

 飲み物のリストに、「グラスワイン<赤/白>」という文字を発見しました。 お値段もお手頃で1杯390円です。これらと稽古してこその安ワイン道場でしょう、ということで赤白同時に注文しました。 そして始まるいつものブラインド・テイスティング大会でございます。

 まずは白の方から。色は、思いのほか濃いめのレモン色です。 香りは「おっ!」と思うくらいちゃんとしています。リンゴっぽいフルーツと蜜っぽさがあって、 これはきっとシャルドネでしょう。味わいも、そこそこ甘さがあって酸味は控えめ、きっと産地はチリでしょう。

 師範のファイナル・アンサーは、「産地がチリ、品種はシャルドネ、もしくはペドロヒメネス」でした。 正解はオーストラリアのシャルドネだったので、半分正解ですね。 普通に美味しい白なので、390円の価値は十分にありました。

点数75点
Heart Reef Cabernet Shiraz N.V. [Heart Reef]
名称Heart Reef Cabernet Shiraz N.V.
ハートリーフ カベルネ シラーズ N.V.
生産者Heart Reef
ハートリーフ
価格290円 (Glass)
購入店もんじゃ おしお

 赤ももちろんブラインドで頂きました。 ここに載せている写真は、ブラインド・テイスティングした後にお店の方に見せて頂いたものです。 こういう時にちゃんとモノを持って来て頂ける店はありがたいですね。 後で調べる手間が省けますから。そんなお願いをする人は少ないと思いますが。

 色は、結構しっかりした青みのある紫色です。パッケージの絵だと薄めに描かれていますが、実際はもっと濃い色合いです (下のグラス写真でご確認ください)。 香りも、ちゃんと赤ワインらしいベリーの雰囲気が感じられて、ボリュームもそこそこしっかりしています。 居酒屋ワインにありがちな生乾きの雑巾感が無いのも好ポイントです。 味わいはやや甘め。でももんじゃに合わせるならちょっと甘いくらいが良い気もします。

 これを何と予想したかは忘れちゃいましたが、赤の方も結構ちゃんとしたワインでしたよ。 安ワイン道場にはこれくらいのワインがお似合いです。 最近は箱ワインも美味しくなったみたいですね。道場で箱ワインを買っちゃうと際限なく飲みそうなので手を出しませんけどね。

点数74点
もんじゃ おしお もんじゃ

 そんな感じのもんじゃ屋さんでの二次会、お会計は一人3,000円弱だったと思います。 月島の夜をしっかり満足させて頂きました。