10月、秋もたけなわだと思いますが、10月1日現在、まだ半袖です。やっぱり温暖化ですかね。
師範もぼちぼちカルシウム不足なんてのが懸念される年齢になっておりますので、
毎朝ヨーグルトなどを食しております。
左写真みたいなミニサイズ&果物入りが重宝するわけですが、
数社から出されている中、ダントツで美味しいと思うのが明治ブルガリアヨーグルトですね。
ヨーグルト自体は甘めで多少カロリーが気になるところですが、中に入っている果物が素晴らしい。
道場近辺のスーパーでは置いていないところも多く、置いてあっても多少割高なのですが、
それでも「美味しくて高い」は正義だと思います(※)。
そして、ブルガリア産の赤ワインには、ブルーベリーヨーグルトの風味を持つものがあるのも面白いですね
・・・と強引に話をワインに結び付けて終わります。
(※)明治さんからは一銭も貰っていません(笑)
世間では本日はハロウィンということになっているようですが、道場に於きましては師範と師範代の結婚記念日であります。 というわけで久々の家族で外食、向かったのは横浜駅からほど近いところにある木曽路 高島町店。 そこそこちゃんとした和食が食べられて、なんといっても駐車場があるのが師範家にとっては好都合です(師範代は飲まないため帰りの運転)
店内は、ちょっとこじゃれたファミレス、といった感じでしょうか。 宴会の団体さんが入っていたみたいですが、こちらのテーブル席フロアのお客さんはまばらです。 まだまだ厳しいんでしょうねぇ、飲食業界。
新聞の折り込み広告かなにかのチラシに、「乾杯ドリンク無料券」が入っていたので、 それを使って乾杯。師範はグラス生ビール、師範代はウーロン茶、 長女はアップルジュースで次女はオレンジジュース。 おめでとうございます>師範夫妻。
注文した料理は、4人ともふぐ御膳というコースで、税込み3,850円。
内容は、てっぴ、前菜、てっさ、ふぐ唐揚げ、ふぐ茶碗蒸し、てっちり鍋、御飯、汁物、香の物、デザート。
写真の料理に加えて、御飯と汁物を330円追加でふぐ茶漬けに変更しました。
拡大してご覧になればわかりますが、量は少なめ、お年寄りや食の細い方だとちょうど良いくらいだと思います。
師範家的にはちょっと物足りなかったな。それぞれは美味しいんですけどね。
名称 | Suntory From Farm Koshu 2020 サントリー フロム・ファーム 甲州 2020 |
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生産者 | Suntory Wine International Tominooka Winery サントリーワインインターナショナル 登美の丘ワイナリー |
価格 | 4,950円 (お店価格) |
購入店 | 木曽路 高島町店 |
お飲み物リストに2ページ分のワインリストがあり、赤3種/白3種/泡(ハーフ)1種。
お値段はどれも4桁円なので、普段飲みクラスのワインがオンリストされています。
料理がガチの和食なので、ここはもちろん白でしょう、サッパリ系のがあれば良いなぁと思いつつ眺めると、
あるじゃないですか日本ワイン。
リストには「サントリー ジャパンプレミアム 甲州」とあったのでそれを注文。
届いたのは「サントリー フロムファーム 甲州」・・・ブランド名が変わったんですね。
お値段は税込み4,950円です。
色は、左写真だと光の具合で黄色く見えますが、実態はほぼ無色です。
甲州って、ブドウ自体はやや紫がかった皮の色(グリ色)なんだけど、
オレンジ以外の普通の白で色が付いているのはほとんど見たことがありません。
香りのボリュームは弱めです。でも、雰囲気はいかにも甲州、
和柑橘の香りと淡い蜂蜜香があって、和食にはホントよく合う感じです。
味わいはめっちゃドライっすね。甘さはほぼ感じず、軽い酸味とほのかな苦味。
料理の邪魔はしませんが、ワイン単体で飲むと寂しい感じは否めません。
良く言えばとても軽快、悪く言えば弱っちいワインです。
良くも悪くもまさに日本の食中酒、という感じですね。
なので、こういうお店でリストに載せるのは正解だと思います。
ほんの1時間くらいで8割がた飲んで、残りは持ち帰りました(スクリューキャップなので楽ちんです)
点数 | 74点 |
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料理の内容がちょっと物足りなかったので、女性陣はデザート(アイス)をシャインマスカットと梨のあんみつに変更。
追加料金は550円。それなりのお値段しますが美味しそうでしたよ。
そんな感じの家族外出宴会、お会計は4人分トータルで23,000円超でした。
家族を持つと出費は嵩みますが、その分ハッピーも増えますよ。
19本の稽古日誌を書き上げて、一人お疲れさまの缶ビールは、サントリーのプレミアムモルツ「ダイヤモンドホップの恵み」。
香り華やか優しいお味のプレモルですよ。
ビールは良いよね。いろいろ適当なこと書いちゃって心を痛めたりせずに済むから。
名称 | Château Mercian Hosaka Harmo Noir 2018 シャトー・メルシャン 穂坂 アルモノワール 2018 |
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生産者 | Ch. Mercian シャトー・メルシャン |
価格 | (4本セット:寄付金額 46,000円) |
購入店 | 山梨県韮崎市 |
真剣稽古(?)で痛飲した翌日なので、本日のワインには優しく包まれたい気分
・・・ということで日本ワインをチョイス。ふるさと納税の返礼品で頂いたワイナリー限定ワイン。
アルモ・ノワールはカベルネ・ソーヴィニョンとツヴァイゲルトレーベを交配した品種で、オーク樽にて約21ヵ月熟成らしいです。
合わせた料理は、アンガス牛のシンプル・ステーキ、キンピラ牛蒡、トマトの卵とじです。
色は、日本の赤としてはかなり濃く暗い感じの紫色。
そりゃ確かにカベルネ・ソーヴィニョンとツヴァイゲルトレーベだと色は濃くなりますよね、
と思うくらいには師範はワインおたくです。
香りは、ツヴァイゲルトが強いな。寒冷品種に良くある、カチッと固い感じの果実香に、
注射の際にフッと香るようなアルコール感、そしてほんのり針葉樹のような樽香。
更には日本のメルローみたいな「古い蔵の中」感。
ボリュームは大きくないけれど、なかなか複雑な香りです。
味わいは・・・固いなぁ。こちらもツヴァイゲルト感が強めです。
甘さ控えめで酸味そこそこ、そしていかにも日本ワインらしい旨味があります。
雑に飲めば軽くて固いワインですが、しみじみ飲めばしみじみ美味しいワインです。
こういうのはワイン会向きじゃないですね。更けゆく秋の夜を楽しみながら、一人でジックリ向き合いたい、そういうワインですよ。
外食を挟んで3日後再稽古。 香りのボリュームも雰囲気も、味わいのバランスも特に変わった感じはありません。 やっぱりツヴァイゲルト主体な北の固い赤といったイメージです。
点数 | 77点 |
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リンク | 【ふるさと納税】赤ワイン 穂坂アルモノワール 750ml ワイナリー限定品 寄付金額14,000円 |
本日は、ツイッター友だちのmishikaさんが企画立案された、「コノスル一気飲みの会」に参加。 場所は渋谷のレンタルスペース「コート渋谷」というところ。 レンタルスペースでの持ち寄りワイン会って初めて参加したんですが、これってとても良いですね。 人んち感はあるんだけど、気を遣わずに済むし。 道場に人をお招きするのもなかなかどうして難しくなった昨今、この方法はアリだな、と思いました。
料理は、それぞれが思い思いにお持ち寄り。師範は横濱名物「崎陽軒のシウマイ」と、
ヴィノスやまざきCIAL横浜店で買ったドライフルーツを持参しました。
そして、今回の参加者は下記の9名の皆さんです。
・mishikaさん(幹事)
・ハッピーなつみさん
・あいさん
・獄門島狂子さん
・まささん
・だいすけさん
・KC&おじおじさん
・yutenji.satoruさん
・安ワイン道場師範
それでは、手抜き感満載でズラズラーと記録を残していきます。
正直言って点数は適当です。そこんとこひとつよろしく!です。
名称 | Graham Beck "Cuvée Clive" 2017 グラハム・ベック "キュヴェ・クライヴ" 2017 |
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生産者 | Graham Beck グラハム・ベック |
価格 | (頂き物) |
購入店 | Colk |
乾杯の泡は師範が持参しました。なんたってmishikaさんは「私設南アフリカワイン・アンバサダー」でいらっしゃいますから、
もちろん南アフリカのスパークリングでございます。
このボトルは、Colk
さんのフォロー&リツイートキャンペーンで当選したものなので、
こういう機会にみんなで頂くのがちょうど良いと考えた次第であります。
以降、コメントめいたことを書いていきますが、正直あまり覚えちゃいませんのよ。
一応メモも取っているのですが、「色はふつう、泡もふつう」とかこの調子。
なので若干脚色が入りますが、
リンゴのフルーツ香とブリオッシュの香ばしさ、そしてそこそこ熟成感もある香り。
味わいは、やや渋味のような固さを感じる濃い味わいでした。
美味しいスパークリングだと思いますよ。
でも、5,000円出すんだったらシャンパーニュのベーシックなラインも視野に入ってくるわけで、
やっぱりグラハム・ベックは道場の稽古範囲内のがコスト・パフォーマンスに優れていますね。
正直そのクラスと大きくは違わない印象でした。
点数 | 80点 |
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乾杯写真を撮り忘れておりますが・・・
今回、グラスも各自持ち寄りなので、それぞれグラスの形が違います。
そこに等量注ぐのはなかなか難しいんですよね。難役を買って頂いた(というか押し付けたんですが)ありがとうございます>まささん
名称 | Cono Sur "Bicicleta" Reserva Sauvignon Blanc 2021 コノ・スル "ビシクレタ" レゼルバ ソーヴィニョン・ブラン 2021 |
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生産者 | Viña Cono Sur ビーニャ・コノ・スル |
価格 | (mishikaさんから) |
購入店 |
そしてここからが本番、コノ・スルのベーシックなライン「ビシクレタ」シリーズ10本と稽古を付けていきます。
そもそもなぜこの会が開かれたかというと、mishikaさんがワインショップロアン
(アカウント)さんのフォロー&リツイートキャンペーンで
当選されたからなんですね。やっぱりそういうワインって、みんなで飲みたくなりますよね。
そのシリーズからの1本目はソーヴィニョン・ブラン。
この銘柄との直近の稽古は5年前の2016年産、
その時とはボトルもラベルも変わって"Reserva"の文字が追加されています。
この品種って、ほぼ無色に近いものも多いのですが、この個体はそこそこレモン色が見て取れます。
香りはまさにソーヴィニョン・ブランですね。ハーブのような涼やかさと火打石のフリンティな香り。
味わいは軽い苦味があってコクがあります。味わいにもソーヴィニョン・ブランらしさがしっかり出ていたと思います。
美味いよね、これ。でも、誤解を恐れず申し上げますと、
ソーヴィニョン・ブランはどこの安ワインでもだいたい美味い感じがします。
この雰囲気は出しやすいんだろうなぁ、という気がする品種です。
点数 | 75点 |
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名称 | Cono Sur "Bicicleta" Reserva Viognier 2021 コノ・スル "ビシクレタ" レゼルバ ヴィオニエ 2021 |
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生産者 | Viña Cono Sur ビーニャ・コノ・スル |
価格 | (mishikaさんから) |
購入店 |
次はヴィオニエです。この銘柄と直近稽古したのも5年前の2016年産ですね。
ネットでは売られていますが、実店舗ではあまり見かけない品種だと思います。
そもそも生産量が少ないのかな?そのあたりはインポーターさんに確認しないとわかりませんけど。
さてこのヴィオニエ、前のソーヴィニョン・ブランが「誰でも美味しく造れる品種」だとすれば、
このヴィオニエは「(安ワインだと)だれも美味しく造れない品種」という気がします。
まず香りが弱いのね。どことなくゲヴュルツトラミネールっぽい芳香はあるんだけど、いかんせん弱いんです。
口に含むと、味わいはしっかりしているしそれなりに香りも感じるので、物足りないわけでは無いんですけどね。
コノ・スルの白の中で、最初にドロップアウトしそうなのがこのヴィオニエという気がします。
まずこれ飲んでヴィオニエの個性って分からないと思うんですよ。
アルバリーニョあたりに植え替えたら良いんじゃないですかね・・・などと勝手なことを。
点数 | 70点 |
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左写真が、mishikaさんが持参されたアトランティックサーモンとトラウトサーモン、師範が持参した崎陽軒のシウマイ、
そしてまささんだったかが持参されたチーズいろいろ。
持ち寄りワイン会の場合は、前もって何を持ってくるか事前申告して担当分けしておくのが良いですね。
ちなみにサーモン、ワインに合わせるのは難しいとの評判を聞く食材ですが、
別にあわないことは無いと思いますよ、そんなに合うとも思いませんけど。「お互い別行動」って感じです。
名称 | Cono Sur "Bicicleta" Reserva Riesling 2021 コノ・スル "ビシクレタ" レゼルバ リースリング 2021 |
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生産者 | Viña Cono Sur ビーニャ・コノ・スル |
価格 | (mishikaさんから) |
購入店 |
次はリースリングなのですが、今回コノ・スル以外にもワインを持ち込まれる方多数で、
だいすけさんがドイツのゴツいリースリングを持参されたので、比較して楽しもう、ということになりました。
そういうことが出来るのも大人数での持ち寄り会の楽しみですね。
外観はかなり薄めのレモン色です。リースリングは薄いヤツから濃いヤツまでいろいろなんで、
外観から品種を想像するのは難しいですね。
香りは、リースリングにありがちな石油っぽさ(ぺトロール香)は少なめです。
白い花のような、可愛らしい華やかさのある香りを感じます。
味わいは、甘さ控えめ酸味も控えめ。リースリングって甘いイメージがありますが、
コノ・スルはあまり甘いワインを造らないみたいですね。
良く出来たリースリングだと思いますよ。やっぱりコノ・スルはゲヴュルツとかこれとか、
白はドイツ系の品種が強いのかな?ゲヴュルツほどのインパクトはありませんが、
購入を検討すべき品種の一つだと思います。
点数 | 76点 |
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名称 | Peter Jakob Kühn "Doosberg" Riesling Trocken 2016 ペーター・ヤコブ・キューン "ドースベルグ" リースリング・トロッケン 2016 |
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生産者 | Peter Jakob Kühn ペーター・ヤコブ・キューン |
価格 | (だいすけさんから) |
購入店 |
だいすけさんが持参されたのがコチラ、ペーター・ヤコブ・キューンのフラッグシップ「ドースベルグ」です。
希望小売価格はなんと諭吉1枚では足りない高級ドイツワインですよ。
こういうワインも、なかなか一人だと飲まない(飲めない)んですよね、わかりますわかります。
そしてありがたくご相伴に与らせて頂きます。
外観は、前のコノ・スルとは全く異なります。まずかなり濃い黄色で、粘性も高くてトロリとした見た目です。
香りも全然違いますね。コノ・スルに感じた白い花が花束になって、灯油のようなぺトロール香を伴ってバーン!と香ります。
味わいは、"Trocken"と書かれていますがやや甘く感じます。糖分では無くてエキス分に甘さを感じるのかも知れません。
やっぱり高いワインは美味いです、間違いない。
現場では「コノ・スルのリースリングを煮詰めて量を半分にしたらこのワインになる!」などとほざいておりましたが、
ならないです絶対。大変美味しゅうございました!
点数 | 87点 |
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名称 | Cono Sur "Bicicleta" Reserva Gewurztraminer 2021 コノ・スル "ビシクレタ" レゼルバ ゲヴュルツトラミネール 2021 |
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生産者 | Viña Cono Sur ビーニャ・コノ・スル |
価格 | (mishikaさんから) |
購入店 |
ようやく「コノ・スルといえばゲヴュルツトラミネール」の登場ですよ。
これも、まささんが今や終売となったレゼルバ・エスペシアルを持参されているので、
飲み比べすることになりました。
実は道場でも以前、この2種の飲み比べをしていて、
その時は安いビシクレタの勝利だったのですが、さて今回はどうなるか興味津々です。
色は薄めです・・・ってかよっぽどじゃなきゃ安い白ワインの色の違いなんて感じないですね。
香りは、ゲヴュルツらしいライチの香りがパーッと・・・来るかと思ったけど今日のはそれほどでもないのね。
ヴィオニエとあまり変わらない、ややおとなしめなライチ香と、トロピカルフルーツ的な香りを感じます。
味わいは、甘さ控えめ酸味もリースリングよりさらに少なめ。万人ウケするとは思いますが、ちょっと物足りない感じもします。
なんかもっとこうバーン!って香りを想像したんだけどなぁ。
そのあたり、ヴィンテージによって違うのかしら?
1,000円以下で買える美味しいゲヴュルツトラミネールという意味では孤高の存在ではあるのですが、
以前よりインパクトは弱まったのかも知れません。
点数 | 77点 |
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名称 | Cono Sur Gewurztraminer Reserva Especial 2018 コノ・スル ゲヴュルツトラミネール レゼルバ・エスペシアル 2018 |
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生産者 | Viña Cono Sur ビーニャ・コノ・スル |
価格 | (まささんから) |
購入店 |
さてこちらがまささんご持参、噂のゲヴュルツトラミネール レゼルバ・エスペシアルです。
以前の比較稽古の結果、師範の見立てでは「ビシクレタとの差分が無くなったので銘柄を終売にした」のだろうと思っていました。
そのあたりを再確認させて頂きます。
外観は、やはりこちらの方がかなり濃いレモン色をしているように感じます。
でもそれって、そもそもそうだったというより、3年熟成期間が長いことに起因するのだろうと思います。
香りは「キタ――(゚∀゚)――!!」です。もうライチがバンバン香ります。
あと、トロピカルフルーツじゃ無くて沈丁花のような、やや仏教的ニュアンスの香りも感じます。
味わいも旨味しっかり。甘く無いけど甘く感じるあたりは、ペーター・ヤコブ・キューンのリースリングと同様かもしれません。
やっぱり美味いっすね、ゲヴュルツトラミネールのレゼルバ・エスペシアル。
この銘柄造るの、どうしてやめちゃったんだろ?
ワインを普段あまり飲まない人に無条件にお薦め出来る銘柄だったのに、甚だ残念ですね。
点数 | 80点 |
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名称 | Cono Sur "Bicicleta" Reserva Unoaked Chardonnay 2021 コノ・スル "ビシクレタ" レゼルバ アンオークド・シャルドネ 2021 |
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生産者 | Viña Cono Sur ビーニャ・コノ・スル |
価格 | (mishikaさんから) |
購入店 |
白の最後がシャルドネです。
数年前から、"Unoaked"(樽を使わない)と明記されるようになりました。
道場の記録では2018ヴィンテージからですかね。
樽香が嫌いな方もいたりしますので、上位銘柄は樽熟あり/ビシクレタは樽熟無しと棲み分けているだろうと思います。
色は、気のせいかも知れませんが、これまでのビシクレタの白品種よりもやや濃いような気がします。
香りはとてもニュートラル、普通に白ワイン、普通にシャルドネに想像するリンゴの香りと軽い蜜香を感じます。
味わいもニュートラルですね。甘くなく酸っぱくなく、そこそこ旨味があってバランスが取れています。
悪く無いんだけど、師範的にはやっぱりシャルドネには樽をかけた方が高級感が出て良いと思うんですね。
樽じゃなくてもオークスティーブでも良いんですが、
自然な造りを売りにしているコノ・スル的にはそれは許されないんでしょうね。
点数 | 74点 |
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名称 | Mattia {Beyond Pinot} Pinot Grigio 2018 マッティア {ビヨンド・ピノ} ピノ・グリージョ 2018 |
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生産者 | Scarbolo スカルボーロ |
価格 | (あいさんから) |
購入店 |
赤に入る前に、一旦イタリアへ飛んじゃいます。
あいさんが持参されたこのワインは、北イタリアのフリウーリ・ヴェネツィア・ジュリア地方のピノ・グリージョ。
美味しいワインが多いとツイッターで評判のインポーター「風土」さんのワインですね。
造り手のスカルボーロは自転車のマークなので、自転車繋がりで持参されたとのことだったと思います。
外観的には、普通に白ワインと言うか、ピノ・グリージョによくあるグリ色はほとんど見て取れません。
香りは、抜栓してすぐは明らかに閉じていたと思います。ポテンシャルは感じるけど外に発揮されない感じの香り方でした。
口に含むと、やっぱり味わいも固いですね。
イタリアのワインって人懐っこい感じのものが多いのですが、
このワインはかなり孤高で簡単には笑顔を見せないタイプのようです。
・・・とか書くとイマイチだったっぽいんだけど、実際は美味しいんですよ。
ただ、美味しいんだけどちょっともったいなかったかなぁ、という感じです。
風土さんの他のワイン同様に、数日に分けて飲めば化けるワインだったのかも知れません。
点数 | 78点 |
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左写真が、獄門島狂子さんが持参されたローストチキン。
あっという間にクリスマスがやってきた感じです。
狂子さん、ずっとレンジで温め役とかやって頂いてありがとうございます!
今回の参加者で、いちばん意外だったのがKC&おじおじさん。だって「おじさん」だと思うじゃ無いですか。
「あぁ一人くらいは師範と同年代の方もいらっしゃるので良かったヨカッタ」と思っていたら、
なんとイケメンな好青年でした。というわけで師範が圧倒的年配者でありました(なので動かない・・・スミマセン!)
名称 | Cono Sur "Bicicleta" Reserva Pinot Noir 2019 コノ・スル "ビシクレタ" レゼルバ ピノ・ノワール 2019 |
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生産者 | Viña Cono Sur ビーニャ・コノ・スル |
価格 | (mishikaさんから) |
購入店 |
ようやくここから赤です。
赤の最初はピノ・ノワール。聞くところによると、コノ・スルは世界最大のピノ・ノワールの生産者らしいですね。
確かにこのピノ・ノワールとカベルネ・ソーヴィニョンとシャルドネはどこでも見ますからね。
「ピノ・ノワール=栽培が難しい品種」という概念を覆した銘柄という印象があります。
さて稽古です。外観はこの品種らしく薄めの赤紫色です。
でも、安ブルゴーニュにあるような「これロゼ?」ってほどの薄さではありませんよ。
香りは、ラズベリーのようなフルーツの香りに、ケモノっぽい香りが漂います。
ケモノというと実感できない方は、新しい革張りソファーを思い浮かべて下さい。
味わいも、この品種らしく渋味は控えめで甘酸っぱい感じです。典型的なチリのピノ・ノワールって感じですね。
普通っちゃ普通なんですが、ピノ・ノワールを普通に飲めるワインたらしめた功績は大きいと思います。
渋い赤が苦手という方にお薦めする筆頭の銘柄は未だ健在です。
点数 | 75点 |
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名称 | Cono Sur "Bicicleta" Reserva Syrah 2020 コノ・スル "ビシクレタ" レゼルバ シラー 2020 |
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生産者 | Viña Cono Sur ビーニャ・コノ・スル |
価格 | (mishikaさんから) |
購入店 |
コノ・スルのビシクレタ・シリーズの品種で、一番最初にドロップアウトしそうな白品種がヴィオニエだとすれば、
赤品種はこのシラーだと思います。なんか印象が薄いんですよね~
などと書いていますが、以前一人で集中稽古した際に、
一番点数が高かったのがシラーじゃないですか!アレレ?って感じです。
でも、やっぱり印象薄いんですよね。
同席した皆さんも「シラーっぽさが弱いよね」と言われていたと思います。
まず胡椒を感じなくて、とりわけ濃いわけでも無くて、なんとなく赤品種を全部混ぜたら没個性になっちゃいました!
って感じを受けました。
うーん、これもヴィンテージによって差があるのかなぁ。以前の好印象は自分でもとても意外です。
もしかすると、以前のシラーに使われたブドウは、もっと上位レンジのワインに使われるようになったのかも知れません。
あくまで想像の域を出ませんが。
点数 | 71点 |
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名称 | Cono Sur "Bicicleta" Reserva Merlot 2020 コノ・スル "ビシクレタ" レゼルバ メルロー 2020 |
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生産者 | Viña Cono Sur ビーニャ・コノ・スル |
価格 | (mishikaさんから) |
購入店 |
シラー同様、地味な印象があるのがコチラのメルローですね。
こちらもあまり実店舗で見かけることは少ないように思います。
昔はチリ産のメルローはよく見かけましたが、
それはカルメネールをメルローと勘違いしていたらしいですね。
なので、コノ・スルに限らず、チリ産のメルローはずいぶん見かけることが少なくなりました。
このへんになるとだいぶメモも怪しくなってくるのですが、
恥を忍んで転記していきます。色は「ふつう」らしいです。ふつうて。
香りは「ストレートにベリー」らしいです。もっと情報無いものかね?
味に関しては「こっようん」と書かれています。もうさすがに意味不明です。
要するに普通の赤ワインだな、と感じたのだろうと思われます。
多分、ですが、カベルネ・ソーヴィニョンよりも柔和な感じだったと思われますので、
和食とかに合わせるんだったらこちらかも知れません。
点数 | 73点 |
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名称 | Cono Sur "Organic" Cabernet Sauvignon Carmenere Syrah 2020 コノ・スル "オーガニック" カベルネ・ソーヴィニョン カルメネール シラー 2020 |
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生産者 | Viña Cono Sur ビーニャ・コノ・スル |
価格 | (ワイン@飲み専さんから) |
購入店 |
ここで予定外のワインが1本挟まります。
このワインは、突然レンタルスペースに現れてワインを置いて去って行った
ワイン@飲み専さんからの差し入れです。
今回のコノ・スルで唯一、品種がブレンドされたワインですね。
で、細かいことは覚えちゃいないわけですが、
なんとなく感じたのは「こういうボルドー系の品種はボルドーと同じく品種をブレンドした方が美味いんじゃないか」
ということです。
やっぱりブレンドすると自由度が増すと思うんですよね。
カベルネ・ソーヴィニョンのしっかりした骨格にカルメネールの肉付き、シラーは飾り、って感じでした。
ともあれ差し入れありがとうございました>飲み専さん。みんなでしっかり楽しめました。
いつかどこかでお会いすることもあると思いますので、その時はよろしくお願いします!
点数 | 77点 |
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名称 | Cono Sur "Bicicleta" Reserva Cabernet Sauvignon 2020 コノ・スル "ビシクレタ" レゼルバ カベルネ・ソーヴィニョン 2020 |
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生産者 | Viña Cono Sur ビーニャ・コノ・スル |
価格 | (mishikaさんから) |
購入店 |
コノ・スルの銘柄で、一番見かけることが多いのがこのカベルネ・ソーヴィニョンでしょう。
ハーフサイズやミニサイズも商品化されているので、旅のお供なんかにはうってつけだったりします。
ってかハーフサイズ、もっと流通量増えてくれないかなぁ。便利なんですけど、現状だと俄然ラインナップが限られますからね。
閑話休題、このカベルネ・ソーヴィニョンがどうだったか書いていきますと
・・・ってか書こうと思うのですが、メモがあまりにエエ加減で。
まぁ今さら師範がここでどうこう書く必要なんてないくらい、皆さんご存じのワインだと思いますので、
詳細は割愛させて頂きます。
ちなみにこのカベルネ・ソーヴィニョン2020、
半年前には一人でキッチリ稽古していますので、
詳細はそちらでご確認ください。
「品種の特性が良く表現されていて、かつ飲んで美味しいまとまりの良さがあります。 」なんて書いていますよ。
点数 | 75点 |
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名称 | Cono Sur "Bicicleta" Reserva Carmenere 2020 コノ・スル "ビシクレタ" レゼルバ カルメネール 2020 |
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生産者 | Viña Cono Sur ビーニャ・コノ・スル |
価格 | (mishikaさんから) |
購入店 |
「コノ・スル一気飲み」もようやくこれが最後。
品種はチリの特産であるカルメネールです。
チリの赤で、品種に迷ったらこのカルメネールを買うべきだと常々思っています。
だってほら、造る方もやっぱり「おらがお国の品種」には力が入るでしょ。
ちなみにこの銘柄との直近の稽古は5年前の2016年産です。
はい、もちろん覚えちゃいません。メモも残っていません。
そりゃそうですよ、だって飲む人9人なのこのワインで15本目なんだもん。
そんな状態で点数付けるのってどうよ?な感じではあるですが、
なんとなくこの日に稽古したコノ・スルに順番を付けたくて書いています。
そしてやっぱりチリの赤はカルメネールだと思いますよ。
以上、コノ・スル10本をズラズラーっと稽古させて頂きました。
こういう企画、楽しいですよね。一人で10本開けても良いんだけど、
気の合う仲間とあぁだこぉだ言いながら飲むのは普段と違った楽しさがありますよ。
点数 | 78点 |
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このレンタルスペースには小さなキッチンも付いているので、 インスタグラム界から参加されたsatoruさんがビリヤニを作ってくれました。 これがめっちゃ良い香りで美味しかったのね。 なんだかんだで一番記憶に残っている香りはこのビリヤニの香りということになっちゃいました。ありがとうございます!
名称 | Noble Hill "Estate Reserve" 2019 ノーブル・ヒル "エステート・リザーヴ" 2019 |
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生産者 | Noble Hill ノーブル・ヒル |
価格 | (satoruさんから) |
購入店 |
そのsatoruさんが持参されたのが、南アフリカの赤ワイン。インポーターはヴィノスやまざきです。
ここにきて「やっぱり樽香はあった方が良いよね」と感じましたよ。
基本的に樽を使わないビシクレタより、頭一つ抜けていた印象です・・・ってかそのくらいしか印象が残っていませんが。
ちなみに、会の最後にはワインエキスパートに合格されたハッピーなつみさんをお祝いして、
みんなでクラッカーを鳴らしました。おめでとうございます>なつみさん。
安ワイン道場は「勉強なんかしなくてもワインは楽しめる」をモットーにしていますので、
試験は受けないし試験に対しては冷めた態度を取っていますが、
3人のお子さんを育てながらの合格はホントに立派だと思います!
点数 | 81点 |
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・・・という感じの半持ち寄りワイン会。
お会計は、会場のレンタル料が一人2,500円です。「何それ安!」ですね。こりゃ良いわ。
天気も良くてとてもアットホームで、最高に楽しいワイン会でした!またやりましょう!
「コノスル一気飲みの会」はつつがなく終了。
あんだけ飲めば飲み足りないはずなんて無いわけですよ。
でも高揚した気分は足を家には向かわせてくれないわけで、
次のお店はItalian Wine Lab SUDというところ。
数人のメンバーで伺いました。
あいさんもmishikaさんも良く行かれるお店のようですよ。
店内はカウンター席とテーブル席。ワインバーとしてはそこそこ広さがある方だと思います。
カウンターの向こうには、イケメンなイタリア人の店主がおられます。「ザ・大都会トーキョー」って感じですね。
名称 | Contadi Catardi Brut N.V. コンターディ・カスタルディ ブリュット N.V. |
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生産者 | Conatdi Castaldi コンターディ・カスタルディ |
価格 | |
購入店 | Italian Wine Lab SUD |
そんなイカしたお店での1杯目は、もちろんスパークリングです。
そしてこのお店は"Italian Wine Lab"ですから、もちろんフランチャコルタです。
この造り手のフランチャコルタは、後で調べたら20年前におとなり恵比寿のイタリアン・レストランで
稽古しておりますな。道場に歴史アリ、でございます。
暗めの店内&おぼろげな脳味噌(既にメモは取っていません)なので、
ホントふんわりした情報しか書けなくて恐縮ですが、
色は結構しっかりしていたように思います。熟成期間が長いのだと想像しました。
泡立ちはきめ細かく、「シャンパーニュです」と言われればマルッと信じるでしょう
(そう言われてもイタリアの方は喜ばないとおもいますが)
なにはともあれ乾杯のスパークリングは幸せの飲み物ですよ。
泡が出れば別にビールでも良いですけどね。でも泡が無いと寂しいのよ。
師範ってばバブリーなヤツだと思います。
点数 | 80点 |
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おとなりのあいさんと乾杯。
酔っぱらいではありますが、まるで東京カレンダーのお忍びデートみたいなエモい写真が撮れたと思います
(ぜひクリックで拡大してください)。
・・・でも、写真の左手前には男性陣もいるんですけどね。
名称 | Cannonau di Sardegna Riserva 2019 カンノナウ・ディ・サルデーニャ リゼルヴァ 2019 |
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生産者 | Sella & Mosca セッラ&モスカ |
価格 | |
購入店 | Italian Wine Lab SUD |
こんだけ飲んでいれば仕方がないことではありますが、 このワインだけは一切飲んだ記憶がありません。いや飲んだことは薄っすら覚えているのですが、 どんなワインだったかが一切記憶にないわけです。ただ、写真にはキッチリ残っていますし、 裏ラベルも撮れていますので、そこに書かれたインポーターの説明を転記してお茶を濁します。
『サルデーニャ島特有のブドウ、カンノナウを木樽で熟成させました。
ブルーベリーやブラックベリーを思わせる華やかな果実味が特徴の赤ワインです。』
・・・だそうです。
点数 | ??点 |
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おつまみも注文しております。生ハム盛り合わせとブッラータ含めチーズいろいろかな? オシャレっすよね、このお皿。食べた記憶はマルッとありませんけどね。
名称 | Tator Primitivo 2020 タトー プリミティーヴォ 2020 |
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生産者 | Poggio le Volpi ポッジョ・レ・ヴォルピ |
価格 | |
購入店 | Italian Wine Lab SUD |
いよいよこれが最後のワインです。
人数いるので、「ボトルで頼みましょう」ということになりました。
マスターからは最初は別のボトル(確か5桁円)をお薦めされたのですが、
こういうところで性根のケチケチ根性が首をもたげまして、「もう少し安いのは無いですか?」
なんてお願いしちゃった気がします。
せこいヤツでゴメン!>皆さん
そんな注文に快く応えて出して頂いたのが、プーリア州で安旨ワインと言えば「ポッジョ・レ・ヴォルピ」のワインです。
プリミティーヴォ・ディ・マンドゥリアが有名ですね。道場でも何度か稽古しています(コレとか)。
このワインは、それのちょっと上級品に当たるのかな?
お店でのお値段は確か8,000円くらいだと思います。
で、もちろん細かいことは覚えていないわけですが、やっぱり印象に残っているのは「濃いなぁ」という点ですね。
とにかく濃いのよ、この方のワインは。ほとんど機能していない脳味噌にもキッチリ印象を刻む、ご立派な濃さのあるワインでした。
点数 | 82点 |
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こちらが、イケメン笑顔のマスターValerio Troiliさん。
いろいろお話を聞かせて頂いて、こちらからも余計なことをいろいろ話させて頂いたと思いますが、
とんだ酔っ払いですのでご容赦頂ければ幸いです。
・・・というような、気の合う仲間とのワイン三昧な一日でした。
また機会がありましたらよろしくお願いします>皆様
本日、10月28日は「シャンパーニュデイ」らしいです。
世界中でシャンパーニュを飲みましょう、って日みたいですね。
左の画像は
公式サイトのコミュニケーション・キットから拝借しました。
ワイン関係の○○デイ、これまでもいろいろあったのですよ。
でもなぜかだいたい木曜日、道場の休肝日だったんですね。それで乗り損ねてました。
そういえば来月のボージョレ・ヌーヴォーの解禁日も木曜日、毎年乗れません。
ぜんぶ水金土日に設定してくれれば良いんだけどな(自分勝手)。
#ChampagneDay
(道場にハッシュタグ付けても意味無いけどな)
名称 | Comtesse de Gussac "Sélection" Brut N.V. コンテス・ド・グサック "セレクシオン" ブリュット N.V. |
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生産者 | Champagne Gruet シャンパーニュ・グルエ |
価格 | 2,057円 (単品価格:2,990円) |
購入店 | ヴェリタス 輸入直販ワイン専門店 |
・・・というわけで、何のお祝い事があるわけでもない普通の金曜日にシャンパーニュを開けていきます。
選んだのは、ヴェリタスの「豪華シャンパン5本セット」、税送料込み10,879円から。
初稽古の銘柄&造り手なんですが、「いかにも安シャンパーニュでござい!」というラベルに親しみや哀愁を感じますな。
中身も「いかにも!」でないことを祈りますが。
外観は薄めのレモン色で、泡立ちはシャンパーニュらしくしっかりしています。
香りは、シャンパーニュにしてはちょっと弱めかな?熟成感は強く無くて、リンゴと蜂蜜的なストレートで分かりやすい香りです。
口に含むと、パンの耳的な香ばしさとベリーの甘酸っぱさ、なんとなくムニエが多そうなイメージがあります。
味わいも、ブリュットだけどちょっと甘くて、親しみやすい感じですね。
分かりやすくて親しみやすいシャンパーニュですね。
「シャンパーニュは"Champagne"と書いてあるだけで美味い」理論をちゃんとトレースしてくれています。
ただ、通常価格が2,990円となると、昨今は他の地域でも結構コンペティティヴなスパークリングがあるようにも思います。
でもセットになると話は別。徐々に値上がりはしていますが、シャンパーニュ5本セットでこの値段はアリだと思います。
小瓶保存した翌々日再稽古。 まず一番ヒットなニュースなのは、泡がほぼ抜栓当時と同じくらいに生きていることですな。 赤を飲んだグラスに注いだのでロゼっぽい見た目になりましたが、香りや味わいの雰囲気は抜栓当初と変わりありません、
点数 | 77点 |
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リンク |
豪華シャンパン5本セット 12,650円 Comtesse de Gussac "Selection" Brut N.V. 2,990円 |
久しぶりに、チリワインの激戦区であるビールメーカー輸入の動物アイコンシリーズとの稽古を思い立ち、
「確かカクヤスでアルパカ2本で1,100円だったな」と、先日買いに行きました。
ところがどっこいアルパカさん、なんと今は1本649円なのね。高くなったなぁ。
代わりに「3本で1,100円」のセールで売られていたサンタをお持ち帰り。
どれも「濃い」を売りにした紙製の襟巻が巻かれていたので、今の季節期待できそうです。
名称 | Santa Carmenére / Petit Verdot 2021 サンタ カルメネール / プティ・ヴェルド 2021 |
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生産者 | Viña Santa Carolina ビーニャ・サンタ・カロリーナ |
価格 | 367円 (よりどり3本1,100円) |
購入店 | カクヤス 保土ヶ谷店 |
・・・というわけで、黒ラベルの「濃いサンタ」シリーズからの1本目は、
前回6年前も稽古したカルメネール/プティ・ヴェルド。
スペック上は、2021年のヴィンテージ付きで、"Produced and bottled in Chile"とあるので現地元詰めで、
添加物は「酸化防止剤(亜硫酸塩)」だけという本格派です。
この銘柄が「濃い」シリーズの先駆けだったみたいですね(紙の襟巻には「ガツンと濃い旨」と)。
評判が良かったから他の品種も加えたのかな?
確かに過去の稽古を見ても、この銘柄が一番印象が良かったようです。
ちなみに合わせた料理は、チキンカツ、シェフの適当サラダです。
外観は、「ガツンと濃い」という謳い文句通り黒に近いくらいの濃さがある紫色です。
香りは、(ボリュームに関してはまだ嗅覚が万全では無いので言及できませんが)
煮詰めたカシスのような凝縮感のあるフルーツ香と、チョコレートのような甘香ばしい雰囲気もあります。
味わいは、香りの印象からするとかな~り軽めです。渋くて甘酸っぱいのになんか軽いのね。そしてやや青っぽい雑味もあります。
そう思って嗅ぐと香りにも青さがありますね。未熟果も一緒に入れちゃったかな~、って感じです。
あとやっぱり若干飲み飽きはしますね。
とはいえこの値段ですからね。
多少の雑さに目を瞑れば、香りは結構しっかりしているし、味わいもちゃんとしている印象です。
日本のワイン消費層が、希少銘柄を追い求めるマニア層と「そこらへんので良い」ライト層に二極化している感があるのは、
こういう超お手軽ワインがちゃんとし過ぎているからのような気がします。
翌々日、小瓶保存と再稽古。香りはベリーベリーした感じが残っています。 味わいは、やっぱり軽いけど劣化した感じはありません。要は抜栓当日と印象変わらない、ってことですね。
点数 | 73点 |
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今年はキンモクセイが2回咲いていますね(南関東地方)。
そのキンモクセイの二番花とほぼ時を同じくして、道場の生垣として植えているヒイラギモクセイが咲きました。
金銀柊、それぞれに香りに違いがあって楽しいんですよ。
金木犀がゲヴュルツ、銀木犀がヴィオニエとするならば、柊木犀はもう少し控えめで柔和なシュナン・ブランでしょうか。
(香の感じ方には個人差があります・・・ってか適当です、スミマセン)
名称 | Wildsong Organic Pinot Noir 2018 ワイルドソング オーガニック ピノ・ノワール 2018 |
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生産者 | Te Awanga テ・アワンガ |
価格 | 1,271円 (通常価格:2,630円) |
購入店 | MANUKA Online |
在庫のワイン中、そこそこお手頃なのになかなか稽古する気力が湧かないヤツってのがいて・・・
その最たるものが、「一度稽古してイマイチだったワイン」ですね。
このワインは、「ニュージーランド 厳選ワイン 12本セット」半額セール16,440円で購入した時のものですが、
セットの中に同じワインが2本入っていたんですよ。
そのうちの1本は買ってすぐに稽古したんだけど、
なんだかボケた感じのピノ・ノワールで残念な感じだったんですね。
それが2ヵ月強で好転するとも思えませんが、訳あって1週間ほどワイン断ちをしていたので、
リハビリを兼ねて稽古することに致しました。
ちなみに料理は、鶏の照り焼き、ポトフ、ヒジキご飯です。
色は、ピノ・ノワールらしく赤みがあって澄んでいて、キレイな外観ではあります。
味わいは、意外と渋味と酸味があって甘さは控えめ、そして後味に軽い苦味もあります。
前回の印象とはかなり違って感じます。
香りは・・・まだリハビリ中ですので、コメントは控えざるを得ません。
香りが感じられないと、味わいをかなりダイレクトに、要素に分解して感じることが出来る、という気付きを得ました。
今後きっちり味わいを捉えたい場合、鼻を摘まんで稽古するのも良いかな、などと思ったり。
余談ですが、ピノ・ノワールの語源は"pin(松)noir(黒)"、「松笠のように実を付ける黒ブドウ」とされていますが、
道場的解釈では"pin(ピン)のwaru(悪)"、「単品種だけど予測しづらいクセ者」だと思っています。
嗅覚がやや復活したので、小瓶保存の1杯と再稽古。 香りは、ピノノワールらしいベリーの香りを感じますが、鉄っぽさもありますね。 味わいには、ちょっとハーブのような涼やかな雰囲気は好印象ですが、全体に薄い感じは否めません。 初回の稽古ほどネガティブではないけど、やっぱりちょっと熱を受けている感じはします。
点数 | (--点) |
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リンク |
ニュージーランド厳選ワイン 飲み比べセット 12本 32,890円 Wildsong Organic Pinot Noir 2018 2,630円 |
久しぶりの上野公園。前回来たのは5年前、
子供たちを連れて上野動物園にパンダを見に来たんでした。
美術館や広い公園があって池(沼)もあって良いところですね。
で、なぜこんなところで一人でビールを飲んでいるかというと、↓のワイン会に参加するためです。
小心者の師範ゆえ、緊張で変なこと言わないようおにぎりとアルコールでウォーミングアップ、
空腹で最初からガンガン飲んですぐにグラスが空にならないよう、という自制への配慮でもあります。
そしてこの会、インポーター「LIBER (リーベル)」の中の人でワインプロモーターのあきもさんと、
「3000円ワインの民」ますたやさんの企画による「ボーヌワイン会」に参加。
この会の開催経緯はますたやさんのnoteに詳しいので
そちらをご参照頂きたいのですが(社会的分業)、
とにかくボーヌのワイン色々と稽古をするために、はるばるトーキョーダウンタウンエリアまで足を運んだわけですよ。
開場は、東京メトロ千代田線根津駅を出てすぐのところにあるAmilas(アミラス)というお店。
普段は自然派ワインと小皿料理のお店らしいですが、この日はお昼の時間(13:00~)に貸し切りで使わせて頂きました。
店内は10人で満席のこぢんまりとした大きさで、暖色系の照明をベースとした温かい感じの空間です。
2階で窓も大きいので、夜も良い感じでしょうね。
今回の参加者は下記10名の皆さんでございます。
・あきもさん(幹事&サービス)
・ますたやさん(共同幹事)とパートナーさん
・甘口ワインさん
・Mikiさん
・ほくとさん
・全力豆乳さん
・ヒマワインさん
・とおるの安ワインさん
・安ワイン道場師範
師範的には、(リアルには)初めましての方が4名もいらっしゃって、ドキドキワクワクでありました。
今回はブルゴーニュのボーヌ中心にワインを飲む会なわけですが、乾杯はやっぱりシャンパーニュです。 ありがたいですねぇ、昼からシャンパーニュ。 たとえそれが業務スーパーで売られている1,980円の安シャンパーニュであっても。
名称 | Brigitte Delmotte Blanc de Noirs Brut N.V. ブリジット・デルモット ブラン・ド・ノワール ブリュット N.V. |
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生産者 | Fourrier-Delmotte フーリエ・デルモット |
価格 | (全力豆乳さんから) |
購入店 |
・・・というわけでこのシャンパーニュ、そもそもはますたやさんが業務スーパーでこれを発見してツイートされて、
ツイッター安ワイン者界隈(なんてあるのか?)が色めき立った「業スー・シャンパーニュ」です。
それを、全力豆乳さんがご家族の顰蹙をものともせず購入、今回持参して頂きました。
造り手は、激安シャンパーニュ・マニアでその名を知らぬ者はモグリだと言われる「フーリエ・デルモット」。
ドラモット(Delamotte)じゃ無いっすよ、デルモット(Delmotte)ですよ!
色は薄めのレモン色で、泡立ちはいわゆるシャンパーニュと比べると弱いような気がしましたが、
気のせいかも知れませんしグラスのせいかも知れません。
香りはちゃんとシャンパーニュです。フレッシュなフルーツ香だけじゃない、熟成による奥行きを感じます(多分)。
味わいもちゃんとシャンパーニュです。ブラン・ド・ノワールなのでムニエが主体なんでしょうね、
ベリーっぽさのあるわかりやすい味わいです。
やっぱりシャンパーニュはシャンパーニュと書いてあるだけで美味しくて、
そして「シャンパーニュしか勝たん」のです。
河内屋が併設された業務スーパーで売られているらしいですよ。道場の近所には無いのが残念です。
点数 | 80点 |
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改めて業スー・シャンパーニュで乾杯。写真奥に太宰治の肖像画があるように見えますが気のせいです。
使わせて頂いたグラスは、木村硝子のピッコロ15oz(コレ)かな?
万能っすよねこのグラス。薄すぎないので洗う時にもそんなに気をつかわず済みますし、底までスポンジが届く絶妙な深さもナイスです
(なぁんて、この日の洗い物には参加していませんけど)。
名称 | Monthelie 2019 モンテリー 2019 |
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生産者 | Dom. Changarnier ドメーヌ・シャンガルニエ |
価格 | (参考価格:5,500円) |
購入店 |
今回のボーヌ飲み比べ、
ワインのほとんどはあきもさんがお勤めのインポーター「LIBER (リーベル)」さんのワインで用意して頂きました。
1本目はモンテリーの白です。なかなかどうしてマイナーなアペラシオンですね。
8,000本を超える道場の稽古記録を見返しても、このワインでまだ5本目です。
色は薄め、白木のような彩度の低い色合いです。
香りは、最初嗅いだ時は「弱!」と思いました。なんだか全然香って来なかったんですよ。
ところが口に含むと蜜と樽がバーン!と来ます。開けたては閉じているタイプのようです。
味わいは、酸味と甘味のバランスが取れていて、2019年とまだ若いからかちょっと固めに感じる味わい。
やっぱりまだ閉じてますかねぇ。
全ワインを1周廻って、2週目に稽古した時は全然印象が変わっていました。
ムルソーとかピュリニーorシャサーニュ・モンラッシェとか、そこらへんの銘醸村と言ってもコロッと騙されるような、
肉厚なワインに変化していましたよ。
点数 | 81点 |
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料理は「適当に持ってきて頂ければ助かります」とのことでしたので、各自色々と持参しています。 師範は崎陽軒のシウマイ、全力豆乳さんは自家製キッシュとバゲット、Mikiさんはモツと豆の煮込み、 ほくとさんがナッツ、ますたやさんはグジェール、とおるの安ワインさんはカツサンドなどなど。 他にもお持ち頂いていたと思いますが、あいにく写真撮り忘れています。スミマセン!
名称 | Auxey-Duresses 1er Cru "Les Duresses" 2019 オークセイ・デュレス プルミエ・クリュ "レ・デュレス" 2019 |
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生産者 | Dom. Changarnier ドメーヌ・シャンガルニエ |
価格 | (参考価格:8,000円) |
購入店 |
白の2本目も同じ造り手、ドメーヌ・シャンガルニエの2019年、こちらはオークセイ・デュレスの1級畑です。
要するにちょいと格上なんですね。
この造り手さん、格上も格下も赤も白も、全て新樽比率は20%なんだそうです。
そうやって造り方を揃えて頂けると、村の違いや格の違いが分かりやすいわけですよ。そう、分かりやすいはず!
なので、この2本目が注がれた時に、皆さん『全然違うねぇ』なんて言われていたんですね。
なるほど師範もその違いを感じ取ろうとクンクン嗅いだりペロペロ舐めたりしていたわけですが・・・分からんのね。
明らかに違うのは温度、先に注がれた方が温度が上がってました(当たり前)。
「温度が違います!」と高らかに感想を述べて皆さんの失笑を買ったりしておりましたが、そんな程度なんです師範なんて。
温度も揃った2週目に改めて比較すると、こちらの方が柑橘系の香りがよりしっかりしているように感じます。
そして味わいも酸味がカッチリしていて固い印象。ポテンシャルがある、ということでしょうか。
いや~、比較ってむずかしいですね。だからおもしろんですけどね。
己がいかにポンコツかを知ることが快感、まさに「無知の知」でございます、南無。
点数 | 82点 |
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2週目に白の2本を比較している写真がコチラ。 ね、見た目は全く一緒なんですよ。っていうか、白ワインの色とか外観を云々するのはややワインオタク過ぎるというか、 よっぽど古いとかじゃ無きゃどれもそんなに違いなんて無いんです。 そういうのは資格持ちの皆さんの間だけで通用する符丁だと思っています(でも毎度書いていますけど)
名称 | Pommard "Les Vignots" 2019 ポマール "レ・ヴィニョ" 2019 |
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生産者 | Dom. Changarnier ドメーヌ・シャンガルニエ |
価格 | (参考価格:8,500円) |
購入店 |
次の2本は、これまた同じ造り手「ドメーヌ・シャンガルニエ」の赤の比較です。
まず先に出して頂いたのはポマール。プルミエ・クリュではありませんが、"レ・ヴィニョ"という畑名付き、
樹齢は約50年の自社畑だそうです。
色は、かなり明るめの紫色です。ポマール(を含むコート・ド・ボーヌ)のピノ・ノワールって、
もっと青い感じの色合いが多い印象でしたが、このワインの外観にはそういう青みは感じられません。
香りは、チェリーのようなフルーツの香りがメインで、樽香はとても控えめ、ケモノっぽさもほぼ感じません。
味わいも酸味が中心の軽快でスムーズなバランス。ボーヌよりもっと北のワインな印象です。
ポマールというと、いわゆる肉厚なワインを想像しますが、このポマールは冷涼感があるシュッとしたワインでした。
パンフに書かれた説明によれば『ポマールの丘の上に位置する、南と南西向きの急勾配で石の多い土壌の畑』らしいです。
なるほどそのテロワール(とか言ってみたかった)がこの冷涼感を生み出しているんですね。
点数 | 80点 |
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あきもさんの手によって次々と軽快に抜栓されていくワインたち。この時までは調子良かったんですよ。 『ソムリエナイフにはこだわらない』などと仰ってました。
名称 | Volnay 1er Cru "Les Brouillards" 2019 ヴォルネイ・プルミエ・クリュ "レ・ブルイヤード" 2019 |
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生産者 | Changarnier Fréres シャンガルニエ・フレール |
価格 | (参考価格:9,200円) |
購入店 |
もう一方の赤はヴォルネイの一級畑です。コート・ド・ボーヌって、コルトン以外に赤の特級畑が無いから、
ここヴォルネイ村も一番上の格付けが一級畑なんですね。売る側からすれば特級並みの値段が付けられなくて残念なんでしょうけど、
買う側からすればフラッグシップがそこそこのお値段で買えますし、
ヴォルネイあたりは結構イケてるワインが多い気がするので要チェックです。
ちなみにこのワインは自社畑ではなくて買い葡萄らしいです。
それでは謹んで稽古して参ります。色は、前のポマールと比べるをわずかに濃くて青みを感じる色調です。
香りは、ポマールよりやや肉感的、革製品みたいな香りがあって重心が低い感じがします。
味わいは明らかにこちらが渋味と酸味がしっかりしていて、重厚感のある味わいです。
美味いな、このワイン。ポマールが開けたてからフレンドリーだったのに対して、
こちらは時間が経つにつれて更に華やかになっていくという変化も見せてくれました。
やっぱりこれから買うべきブルゴーニュはヴォルネイですよ。
もうジュヴレ・シャンベルタンやヴォーヌ・ロマネには付いていけませんから。
点数 | 83点 |
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赤の比較写真がこちら。ヴォルネイはポマールよりちょっとだけ南ですが、僅かな差なのでと緯度より標高の方が支配的だと思います。 この2本は村の名前の印象通り、柔らかくて優しそうな「ポマール」と、 しっかりして強そうな「ヴォルネイ」でした。本来の村の評価的には逆みたいですけどね。
クリックして写真を拡大して頂くとわかりますが、グラスのおなかにお店の名前が印字されています。 飲んでいる時には気がつきませんでした。そっちを正面に向ければ良かったなぁ。
名称 | Chorey les Beaune 2020 ショレ・レ・ボーヌ 2020 |
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生産者 | Dom. Besancenot ドメーヌ・ブサンスノ |
価格 | (参考価格:€16.8 約2,352円) |
購入店 |
次なる2本がめっちゃ熱い対決なわけです。
まずこちらは、ますたやさんが8月に弾丸フランス旅行を敢行されて
(こちらのnoteにまとめられています)、
実際に現地の蔵で試飲して買いハンドキャリーされたショレ・レ・ボーヌ。
造り手は「ドメーヌ・ブサンスノ」です。ハイ、もちろん聞いたこと無い造り手ですし、稽古経験もありません。
ショレ・レ・ボーヌと言うアペラシオンもマイナーですね。このワインでまだ6本目です。
ハンドキャリーのピノ・ノワールですからね、もちろんとても繊細で軽やかで・・・ってのを想像するわけじゃないですか。
ところがどっこいグラスに注がれた液体の色は「これ、ローヌですか?」な青みのある紫色です。
香りを嗅ぐと「やっぱりシラー入っていますよね?」なケモノ感とスパイシー感。ミントみたいな涼しい香りまであります。
口に含むと「ごめんゴメン、やっぱりピノ・ノワールでした」なキレイな酸があるのですが
「でもやっぱり畑の一部にシラーが植わってますよね」な雰囲気もあったり。面白い!(で良いのか?)
本来コート・ド・ボーヌの赤って、こういう南の要素を強く感じるものが多いのが普通で、
ドメーヌ・シャンガルニエのワインは異例の冷涼感だったのかもしれません。
ちなみにここの蔵のカーヴには、そこで飼われているワンちゃんが時々入って来るそうです。
なるほどそれでケモノっぽいのね(絶対違う)。ともあれ貴重な体験、ありがとうございました>ますたやさんご夫妻
点数 | 79点 |
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あきもさんが↓の古酒を抜栓されています。 『液面が高いのでリコルクされていますね~』なんて軽い口調でスイスイ―っと事は進んでいたのですが、 引き抜くタイミングでコルクが途中からポキリ。リカバリーもうまくいかず、結果的にはワインの中にコルクの破片がポトリ。 師範ってば性格が悪いから、こういうの見ると「あはは、自分と同じ!」って嬉しくなっちゃうんですな。 ちなみにあきもさんはインポーターの中の人であり職業ソムリエさんではないので、 とりわけ抜栓が上手である必要はありません。
名称 | Pernand Vergelesses 1976 ペルナン・ヴェルジュレス 1976 |
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生産者 | Dom. Besancenot ドメーヌ・ブサンスノ |
価格 | (参考価格:10,000円くらい) |
購入店 |
前述したように、「ドメーヌ・ブサンスノ」という造り手は決してメジャーどころではありません。
でも、たまたまこの造り手の1976年産のワインをあきもさんがプライベートに持っていた、
ということがこの会が企画されるキッカケだったようです。
1976年はあきもさんのバース・ヴィンテージであり、参加者のMikiさんのバース・ヴィンテージでもあるみたいです。
なんだかここんとこそういうの多いな。
師範も自分のバース・ヴィンテージのワインと2度だけ稽古したことがあります(そのうち一回がコレ)。
25年前に稽古した超一流でもアレでしたから、
現在は甘口などを除いてまともなワインが残っているとは思えませんので、飲みたい欲求はすでにありません。
閑話休題、このワインはまず外観からして古酒古酒しています。かなり明るくてオレンジ色に近い赤紫で、濁りもかなりあります。
香りのボリュームはビックリするくらい元気です。熟成ブルゴーニュに期待するドライ・アプリコットの香りと、
樽と果実が溶け合った紅茶の香りも感じます。
味わいは・・・酸味とごくわずかな甘味ですね。痩せたおばあちゃん感。
もちろんこれでも『まだ元気』という人もいるでしょう。でも若いの大好きな師範としては、
やっぱりこれは下り坂もだいぶん下の方かな、と。
香りは良かったんだけどなぁ。好き嫌いが分かれるワイン、というか「大好き」と「そうでもない」が分かれるワインだと思います。
師範はどちらかというと後者側ですが、参加者は前者側の方が多い印象でした。
とはいえとても久しぶりに稽古したガチ熟成ブルゴーニュ、大変参考になりました!
点数 | 78点 |
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新旧ブサンスノ対決、この写真だとわかりやすいですね。
ローヌっぽいショレ・レ・ボーヌとオレンジワインみたいなペルナン・ヴェルジュレス。
ますたやさんは『ペルナン・ヴェルジュレスは、完全にショレイレボーヌの延長線上にありませんか?』
なんて強弁されていましたが「そりゃどっちも赤ワインですから」くらいの共通点は見いだせました。
この日一番心に刺さったのが、ほくとさんの『いつから古酒と呼ばれるのですか?』という問いに、
あきもさんが『ではいつから熟女と呼ばれるのでしょう?』と切り返されたところです。
上手いなぁ、今後使わせて頂きます!
名称 | Krohn Vintage Port 2009 クローン ヴィンテージ・ポルト 2009 |
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生産者 | Wiese & Krohn ヴィーズ&クローン |
価格 | (とおるの安ワインさんから) |
購入店 |
今回、どれくらいの本数のワインが用意されるか分からなかったので、ワインの持参は控えておったわけですが、
最初の業スー・シャンパーニュといいコレといい、丁度良いワインを持参される方がいらっしゃるわけですよ。
このヴィンテージ・ポルトは、とおるの安ワインさんが持参されたものです。
『いつ買ったのか判らない』と言う、10月中旬なのに半袖Tシャツのナイスミドル、イカす!
イカす!と言えば師範のお隣に座って頂いた甘口ワインさん、まずアカウント名が「甘口ワイン」ってストレートでナイスです。
イオンで売られていたモンバジャックが甘口ワインへの入り口だったとのこと。
ワイン沼の入り口はどこに開いているのかわかりませんな。
そしてこのポルト、めっちゃ甘いです。多分これまで稽古してきたポルトの中で最高に甘い(糖度計持って来れば良かった)。
普通はそれで盃が進まなくなるわけですが、ここで救世主ヒマワインさんの登場ですよ。
なんとお店の前の和菓子屋さんで塩大福を人数分買って来られました。
これがめっちゃ合うのね。ペアリングやマリアージュに無頓着側の師範ですが、これは合うと思いました。
激甘ポルトがスイスイ進みます。
〆にピッタリ、いわゆる若いポルトにありがちな青畳にこぼれたイチゴジャムを舐めるような青っぽい甘さでは無くて、
きちんとキレイに甘い、まさに甘露の味わいでした。
甘口ワインさんにコメントを求めたら『ポルトは担当外(※)です』とのご回答。
安易に「おいしゅうございますわね」などと答えない剛の者感、イカす!
(※)「担当外」ではなくて「不勉強」というお答えだったそうです。まぁ似たようなもんです。
点数 | 84点 |
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会の途中でヒマワインさんが不可解な行動。
スマホは置きっぱなしで、トイレとは別の入口の扉を開けてスーッと出て行かれたので、
いったい彼は何をしに行ったんだ?と話題になっていたことをココに記録しておきます。
彼が開けたのは「甘口ポルトと塩大福」という、新たなマリアージュの扉だったんですね(上手いこと言った)
ますたやさんご夫妻には、ブサンスノの畑の位置を示した地図も見せて頂けました。
文字が小さくて老眼だと見えませんでしたが(写真もボケてます)
・・・ってな感じのワイン会、会費は6,000円でした。
あきもさんの丁寧な説明と、ブログの文章そのままのテンションなますたやさんのチャチャ入れで、大変和やかな雰囲気。
マウントなど一切無い
(唯一あったのは全力豆乳さんの『チリのアコンカグア山に登ったことがある』というガチのマウントくらい)、
終始笑いの絶えないワイン会でした。
まだ明るかったこともあり、この日は珍しく1次会だけでお開きに(ちゃんと後始末をされた方は2次会にも行かれたみたい)。
そうなると道場で一人飲み直しですよ、ということでアルコールをいろいろと。
・プレミアムモルツ ダイヤモンドホップの恵み:普通のプレモルよりちょっと華やか
・宝船 しろうおの里 純米大吟醸:筋子&シラスと合わせるのは清酒一択
・ヱビス プレミアムメルツェン:普通のヱビスとの違いはわかりませんでした
・昨日の残りのボージョレ白:特に変わりはありませんでした
ハイ、立派な酔っ払いの出来上がりです。
本日のアペロは、先週道場に来た義妹夫妻に頂いた、ダルムチップスというスナックと「ダルム PILSNER」というビール。
九州は久留米の名物?のようです。
ダルムチップスは鶏皮がメインなのかな?結構クセになる味ですね。
ビール(ダルムPILSNER)の方は・・・ちょっと濃くてちょっと酸味しっかりの普通のビールです。
名称 | Château des Jacques "Clos de Loyse" 2018 シャトー・デ・ジャック "クロ・ド・ロワズ" 2018 |
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生産者 | Louis Jadot ルイ・ジャド |
価格 | 1,900円 (5本セット:8.725円/単品価格:2,969円) |
購入店 | Amazon |
本日の夕食は、近所に新しく出来た(建て直して再開された)イオンで買ってきたシイラの切り身を香草焼きにしたものと、
タコとトマトとブロッコリーのサラダ、ジャガイモのガレット。こりゃもちろんワインはシャルドネでしょう、ということで、
選んだのはアマゾンのセールで買ったルイ・ジャド白のセットから、
「シャトー・デ・ジャック」というワイナリーによる「クロ・ド・ロワズ」という畑の白。
このあたり、ネゴシアンと造り手と畑の名前が混在していて複雑ですな。
さて稽古開始。色は薄め、レモンだと果皮ではなく果肉な感じの色合いです。アシは短く、サラッとしています。
香りは、「あぁシャルドネですね、シャブリですか?」って感じの、青いリンゴとグレープフルーツ、
そしてミネラル(を感じるを何か)を感じる香り。
樽香は無いのでオールステンレスだと思います。
味わいは、甘さ控えめ酸味も控えめ旨味がそこそこ。「食中酒of食中酒」って感じです。
料理が、サッパリしたシイラとかサラダとかジャガイモだったので、このチョイスは正解でした。
ただ、ワイン単体で飲んだらちょっと残念な感じだったかも。あくまで料理に合わせて吉なワインだと思います。
翌日、小鬢保存をワイン会後にビールや清酒も飲んだ後に再稽古。 結果、印象に大きな変化はありません。まるでシャブリみたいなカチッとした白で、 単体では寂しく料理に合わせたくなるワインです。
点数 | 74点 |
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リンク |
ルイ・ジャド 白ワイン 5本セット 11,441円 Chateau des Jacques "Clos de Loyse" 2018 [Louis Jadot] 2,969円 |
本日は、年に一度、20年来のネット関係の飲み友だち中心のワイン会。
前回の記録はコチラです。
その時に『21世紀枠を設けてはどうか?』という話になり、今回はめでたくお若い方にも参加して頂けることになりました。
今年の場所は、お店の方の意向でオープンにできませんが、都内にある会員制のレストランです。
実はこちらのお店には以前に一度伺ったことがあって、その時はまだ一般にもオープンされていたのですが、
現在は会員の方か、またはそのご紹介じゃないと受け入れないようにされているみたいです。
今回の参加者は下記の老若男女8名です(「若」が入れられて良かった)
・光弘さん(幹事)
・へんさん
・がぶさん
・磯子さん
・トビさん
・柳沢さん
・ワインチャンさん(21世紀枠)
・安ワイン道場師範
名称 | Legras & Haas "Intuition" Brut N.V. ルグラ・エ・アス "インテュイション" ブリュット N.V. |
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生産者 | Legras & Haas ルグラ・エ・アス |
価格 | (会費に含む) |
購入店 | (会員制レストラン) |
乾杯のシャンパーニュは、会費の予算内でお店に用意して頂きました。
造り手は1991年に創業した新しいドメーヌの「ルグラ・エ・アス」。
初稽古の造り手かと思いましたが、3年前にヴィンテージ付きと稽古しておりました。
大変小さな文字で書かれた裏ラベル(老眼には辛い)を読むと、品種はシャルドネ、ピノ・ノワール、ムニエのようです。
色は、特段濃くもなく薄くもないレモンと麦わらの中間くらいの色ですが、泡の勢いはさすがシャンパーニュです。
香りは、リンゴのようなフルーツと蜜の香りがあります。熟成香はそれほど強くはありません。
味わいは、旨味しっかりで飲み応えがありますね。でも1杯目なのでキューっと飲んじゃうわけですが。
いかにもシャンパーニュな美味しい香りと適度な熟成感、なかなかご立派でした。
下写真みたいに口の拡がったフルートグラスだったんですけど、
それでもしっかりと香りが感じ取れる力強さがありました。
点数 | 82点 |
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スタートは午後6:30、お忙しい方も多くて全員揃ったのが午後7:00過ぎ、改めて乾杯!です。 乾杯なのにかなり量が減っちゃっているのは、既に飲んじゃっているからですね。 細けぇこたぁ良いんだよ。
名称 | Occi Gabi Winery Pinot Gris 2020 オチガビワイナリー ピノ・グリ 2020 |
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生産者 | Occi Gabi Winery オチガビワイナリー |
価格 | (がぶさんから) |
購入店 |
まずは白から。日本ワインがお好きながぶさんが持参されたのは、北海道余市町の日本ワイン。
地球温暖化の影響もあるのか、最近メキメキと頭角を現しているワインの産地ですね。
北海道も行ってみたいなぁ。最後に行ったのはまだ学生の頃だったから、30年以上前です。
ではこのワインの内容を。色は、案外しっかりしたレモン色~薄オレンジ色を感じる澄んだ色合いです。
香りのボリュームはなかなかのもので、和梨のような香りに加えて「新しい家具の香り」なんて書いてますね、
自分でも意味わかりませんが。
味わいは、ピノ・グリらしくしっかりとしたコアのある硬質な感じでした。
がぶさんは毎回日本ワインをお持ち頂くんですが、10年くらい前と比べて明らかに美味しくなっているように思います。
それは、(多分ですが)がぶさんの選ワイン眼が向上したというより(失礼!)、
日本ワイン自体の品質が向上したのだろうと思われます。
点数 | 80点 |
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アミューズは、温泉卵とウニとトリュフ、青ミカンの香りです。 単体としてはとても美味しい料理です。 ただ、トビコが散らしてあって、その魚卵の風味がどうしてもワインに合わない気がしました(シャンパーニュにも日本のピノ・グリにも)。 他の方はあまり気にならないみたいでしたので、師範は特にその取り合わせに対して特異的にネガティブなんだと思います。
名称 | Gewurztraminer Grand Cru "Kaefferkopf" 2019 ゲヴュルツトラミネール グラン・クリュ"ケフェルコフ" 2019 |
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生産者 | Dom. Gechickt ドメーヌ・ゲシクト |
価格 | (柳沢さんから) |
購入店 |
今回の参加者のほとんどが道場の門下生なのですが、ほぼ唯一現在も活動中なのは第四十八号の柳沢さん。
彼が持参されたのは、アルザス特級畑のオレンジワイン。
品種はゲヴュルツトラミネールです。
オレンジワインって、ゲヴュルツとかピノ・グリとか、
いわゆる緑色の白ブドウじゃない品種が使われることが多い印象がありますね。
このワインの外観は、誰が見ても「オレンジ色」です。ここまでオレンジ色なオレンジワインは珍しいかも。
香りは、「ヨーロッパのデパートの一階化粧品売り場の香り」ですね。それもちょっとだけトイレに近い場所。
すごく華やかな化粧品の香りに、ちょっとだけ石鹸の香り、それにほんのちょっとだけアンモニアっぽい香りを感じます。
口に含むと酸味しっかりで軽い渋味もあって、存在感のある味わいです。
香りが華やかで複雑、そして味わいしっかり。
オレンジワインの良さを凝縮したようなワインですよ。
無粋ながらお値段を尋ねたところ、7~8,000円くらいということで、やっぱりそれくらいするよなぁ、という印象でした。
点数 | 84点 |
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日本のピノ・グリやアルザスのオレンジワインに合わせて出して頂いた前菜の1品目が、鯖のなんだったか。 料理名は書き漏らしましたが、脂乗りはそれほどでもないけどサッパリしていて青じそのソースとも合って、 非常に美味しい鯖でした。ほとんど生だったのでアニサキスの話題は出ていましたが、 誰も腹痛など訴えなかったのでもちろん大丈夫でしたよ。
名称 | Cave d'Occi "Bijou" Pinot Noir 2019 カーブドッチ "ビジュ" ピノ・ノワール 2019 |
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生産者 | Cave d'Occi カーブドッチ(欧州ぶどう栽培研究所) |
価格 | (トビさんから) |
購入店 |
トビさんが持参されたのが、新潟のカーブドッチで造られているピノ・ノワール。
『師範のカーブドッチ評価がイマイチだから』ということで、同社のフラッグシップ的なワインをお持ち頂きました。
カーヴドッチさん、ほんといろんなワインを出されていますね。
オーベルジュ的な宿泊施設もあって、一度は行ってみたいワイナリーです。
色は、比較的しっかりした濃さのある澄んだ赤紫色です。
「日本ワインのピノ・ノワール=ほぼロゼ」みたいな先入観はマルッと覆されます。
香りは、大石早生のようなツンっとした酸を感じるプラムの香りに、
やはり日本ワインらしい古い蔵の中のようなしっとりした香りを感じます。
味わいも、渋味は軽めで酸味しっかり、キュートな感じで好印象です。
新潟の砂地で、こういうピノ・ノワールが造られるんだなぁ、と改めて感心しました。
北海道の余市も発展していますが、
富山から新潟のラインも今後ワイン産地として発展しそうだ、なんて話をしておりましたよ。
点数 | 81点 |
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名称 | Chambolle-Musigny 1er Cru "Les Hauts-Doix" 2009 シャンボール・ミュジニー プルミエ・クリュ "レ・オー・ドワ" 2009 |
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生産者 | Dom. Robert Groffier Pére & Fils ドメーヌ・ロベール・グロフィエ・ペール&フィス |
価格 | (へんさんから) |
購入店 |
毎度岡山から参加しておられるへんさんが持参されたのが、
いまや手の届かない存在になりつつあるブルゴーニュの一級畑。
造り手も、既に手の届かない存在になってしまった超名門のロベール・グロフィエ。
新潟のピノ・ノワールと比べながら真剣稽古させて頂きました。
外観は、色の濃さ的には新潟のピノと同じくらいですが、ちょっとだけコチラには濁りがあります。
岡山から運ばれたからでしょうか・・・ってヴィンテージとフィルターの違いでしょうね。
香りは、まさに「王道ブルゴーニュの香り」です。木イチゴ、プラム、梅、アプリコット、そんなフルーツを連想させる香りに、
アップルパイのような甘香ばしい樽の香りが乗っています。間違いなく高級ブルゴーニュの香りですが、
ケモノっぽさが控えめな点はまさにシャンボール・ミュジニーらしいですね(などとわかったようなことを言ってます)。
味わいも、適度な甘さとしっかりした酸味。こちらも王道の味わいです。
いやー、横綱相撲でした。新潟のピノも美味しかったんだけど、その後にこんなん出されちゃかないません。
開けたてがピークだったようで、グラスの中で時間が経つとやや酸味が目立っては来ましたが、
そんな儚さもシャンボール・ミュジニーらしいです(再度わかったようなことを)
点数 | 91点 |
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東西ピノ・ノワール対決に合わせて題して頂いたのが、岩手産地鶏のロースト。
下にサワークリームが添えてあって、さわやかな味わい。やっぱりピノ・ノワールには鶏料理ですな。
鴨とかも合うよねぇ、という話をしておりました。
ちなみに、鶏肉を買うのであれば「ライフ」というスーパーの鶏肉が美味しいらしいですよ(識者談)
名称 | Calera "Mt. Harlan" Chardonnay 2017 カレラ "マウント・ハーラン" シャルドネ 2017 |
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生産者 | Calera カレラ |
価格 | 3,823円 (単品価格:6.853円) |
購入店 | うきうきワインの玉手箱 |
師範が持参したのがこちら、カリフォルニアの定番「カレラ」のフラッグシップ、マウント・ハーラン・シャルドネ。
6月に買った「うきうきワインの福袋 白3本 10,000円(税別)」からの1本ですが、その後すぐに創設者のジョシュ・ジャンセン氏が無くなったんですね。
オー・ボン・クリマのジム・クレンデネン氏とか、安ワイン者に優しい造り手さんの訃報は寂しさを感じます。
さてこのワイン、外観は至って普通の白ワインの色ですが、アルコール度数が14.5%もあるのでアシは長いように感じます。
香りは、「ザ・カリフォルニア」ですね。蜜入りリンゴにバターにカラメル、いわゆるクリームブリュレ。
香りだけで朝食になるような雰囲気です。
口に含むと、香りから想像される甘くておおらかな感じは無くて、比較的端正で抑制の効いた味わいです。
香りは既に開いているけど味わいはまだこれからといった感じでしたが、
やっぱり美味いっすよカレラのマウント・ハーラン。ピノも美味いしシャルドネも美味い。
そして、今回の席にはシャルドネはこれだけだったので、良い感じのポジションに置くことが出来たと思います。
点数 | 85点 |
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リンク |
Calera "Mt. Harlan" Chardonnay 2016 6,853円 |
今回のワインの順番は、全幅の信頼を置くサービスマン岡部さんにお任せしてあります。 普通だったら赤(ピノ)の後に白(シャルドネ)は難しい気がするのですが、 結構パワフルな白だったということと、 バターの効いた魚料理にはカリフォルニアのシャルドネが間違いないという判断だったのでしょう。 オナガダイのポワレと絶妙の取り合わせでした。
名称 | Chateau Léoville Las Cases 1993 シャトー・レオヴィル・ラス・カーズ 1993 |
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生産者 | Ch. Léoville Las Cases シャトー・レオヴィル・ラス・カーズ |
価格 | (磯子さんから) |
購入店 |
古い在庫をいろいろお持ちな磯子さんが持参されたのが、なんと1993年のシャトー・レオヴィル・ラス・カーズ。
たまたまですが、ワインチャンさんのバース・ヴィンテージらしいです。運を持ってるなぁ、磯子さん。
ラス・カーズは結構道場への登場回数が多くて、今回で5回目です。
前回ご持参頂いた1992産も磯子さんにご持参頂いたものでした。
色は、しっかりと濃くて、エッジに僅かにレンガ色が見える熟成感のある紫色です。
香りは「ザ・高級ボルドー」ですね。カシス、ドライフルーツ、煮豆、消し炭・・・「土の香り」という方もいました。
味わいは、渋味は既に柔らかくなっていて、しっかりめの酸味とほのかな甘味。
こちらも間違いなく「ザ・高級ボルドー」です。
もちろん美味いっす。
ただ、誤解を恐れず敢えて申し上げますと、師範の嗜好的にはもう少し若い頃の方がグッと来たように思います。
ただ、「過ぎている」ってわけでは無いんですね。あくまで嗜好の問題。
そんな贅沢なことを言っちゃったりしてどこが「安ワイン道場」なんだか、です。
点数 | 87点 |
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名称 | Château Lafite-Rothschild 1999 シャトー・ラフィット・ロートシルド 1999 |
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生産者 | Ch. Lafite Rothschild シャトー・ラフィット・ロートシルド |
価格 | (光弘さんから) |
購入店 |
そして本日の目玉ワインがこちら。光弘さんに持参して頂いたシャトー・ラフィット・ロートシルドの1999年。
ヤラシイ話ですが、現在の相場は16万~18万円くらいの超々高級ワインです。
シャトー・ラフィットとはこれまで2度稽古していて
(1986年と1985年)、
そのどちらも提供は光弘さん。貧乏道場にハクを与えてくれる筆頭株主です。
ではラス・カーズと比較して稽古していきます。
色は変わりません。グラスの形が違うので見分けがつきましたが、同じグラスだと絶対分からなくなったと思います。
香りは、こちらの方がより肉感的というか、ラス・カーズが横に広がる香りだとしたらラフィットは球体を描く香りです。
味わいも、香りの印象と同じく、こちらの方が求心的なまとまりを感じます。
6年若いがゆえの体力が香りや味に現れていたのかも知れません。
当たり前ですが、こちらも美味いっす。
いや~、貴重な体験ですよ。1993のラス・カーズと1999のラフィットを、
美味しい料理に合わせてたっぷりの量をグラスに注いで頂いて比較稽古。極楽ですわ。
これからもこの楽しみを継続したく、光弘さんには健康でいて頂かなくてはなりません!
点数 | 89点 |
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ボルドー2本に合わせて出して頂いたのが、和牛ほほ肉の赤ワイン煮込み。 もうね、これが合わないはずがないわけですよ。 若いうちのボルドーだと羊みたいなもう少し香りの強い肉(とローズマリーのような香草)でも良いかもですが、 ここまで熟成すると牛(+赤ワインソース)のような、寄り添う感じの方がしっくりくると思います。
名称 | Conte Giangirolamo 2015 コンテ・ジャンジローラモ 2015 |
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生産者 | Tenute Girolamo テヌーテ・ジローラモ |
価格 | (ワインチャンさんから) |
購入店 |
今回「21世紀枠」として加わって頂いたのが、ツイッター関連で時々ご一緒するワインチャンさん。
先日の「ミスワイン2022」で審査員特別賞を受賞された才色兼備な女性です。
遠くの世界に行かれちゃったみたいな感じがしてダメ元で参加を打診したら、快く『ぜひ!』とのお返事を頂きました。
本来この参加枠は「ワイン持って来なくて良いから」ってことにしようとしていたのですが、
こんな良いワインをご持参頂きました。
そして奇しくもこの銘柄&ヴィンテージは昨年道場で稽古していて、
大絶賛しております。
色の濃さや色調は前のボルドー2本とそれほど違いはないのですが、エッジまでビシッと濃紫色なのが異なる点ですね。
香りは、ベリーの果実香やバニラやチョコレートの香りに加えて、明確にハーブの爽やかな香りがありました。
味わいは、やっぱり熟成ボルドーの後だと固さを感じます。
でもしょうがないよね、ボルドーの前にこちらを持ってくるわけにもいかないだろうし。
2015年産なのにまだ若い感じでポテンシャルたっぷりなワインなので、
じっくり時間をかけて飲んであげた方が本当は良いのだろうと思います。
でも良いのよコレで。赤の最後を締めるワインとして、全く物足りなさは無くきっちりまとめてくれました。
点数 | 83点 |
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チーズも会費に含まれております。 呑兵衛だからね、食後にチーズでちびちびワインを飲むのが大好きなのよ。 今回のチーズは3種、手前が熟成カマンベール、左奥がベルフィルリック(と聞こえた)、 右奥がマロワールだったと思います。 いやー、チーズも奥深い。そのうちチーズ・プロフェッショナルな方に指南を仰ぎましょう。
名称 | Tokay Pinot Gris "Sélection de Grains Nobles" 1998 トカイ・ピノ・グリ "セレクシオン・ド・グラン・ノーブル" 1998 |
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生産者 | Hugel & Fils ヒューゲル&フィス |
価格 | (光弘さんから:Half) |
購入店 |
光弘さんにはデザートワインも持ち込んで頂いております。
このワインは、造り手ヒューゲルの蔵で直接当主から買われたとのこと。
アルザスの貴腐ワイン(Sélection de Grains Nobles)は道場初登場じゃないかな?
ワインって、飲めども飲めども新しい出会いがあって楽しいっすね。
外観は、すでに白ワインというより赤に近く、しっかりと濃い琥珀色、熟成ブランデーみたいな色合いです。
香りは、言葉を失うくらいのボリュームがあります。まさに蜜、まさに香水。
味わいは、しっかりした甘さもありますが酸味や軽い渋味もあって、甘さをグッと引き締めています。
凄いな、こりゃ。ソーテルヌには超高級セメダインな印象を受けますが、
こちらはもっとパワフルでもっと野趣溢れる感じです。
毎度のオレ格言「食後の甘口は全てが甘露」なんて嘯いていますが、
同じ甘露でもコレは次元が違いました。
点数 | 90点 |
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デザートは、巨峰のゼリー寄せ、アイスクリームです。
五十過ぎのオッサンが「ブドウ美味ぁ、アイス美味ぁ」と呆けておりました。
この後、お茶(エスプレッソ・ダブル)とお茶菓子(小さなケーキ)を頂いて会は終了。
お会計は、シャンパーニュとコース料理、チーズやワインの持ち込み料も含めて一人11,000円でした。
年に一度ですが、この先もずーっと続けていきたい会です>トビさんよろしく!
今年から行きつけの歯医者を最近出来た新しいところに変えました。
そこが「設備投資回収が大変なんだろうなぁ」と邪推させるくらい徹底的にメンテナンスするタイプの医者で、
5月から行き始めたのがようやく終了。悪い所もそうでもない所も全部リペアー(なんと17本!)して、
産まれたての歯と歯茎に変わりました。
・・・って冗談は置いといて、ワインを良く飲む人は歯のメンテナンスには気を遣った方が良いですよ。
名称 | Mucho Mas (Tinto) N.V. ムーチョ・マス (赤) N.V. |
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生産者 | Felix Solis Avantis フェリックス・ソリス・アバンティス |
価格 | 924円 |
購入店 | トスカニー イタリアワイン専門店 |
本日の夕食は、油淋鶏w/レタスとトマトのサラダ、麻婆春雨。
ワインは、リアルワインガイド誌で「旨安大賞」に選ばれたらしいスペイン産の赤。
造り手のフェリックス・ソリスは、バルデペーニャスでは有名な安旨ワインの造り手ですね。
まずまず間違いないだろう、ということでお値段3桁ながら安心して稽古します。
色は、しっかりと濃いけど清澄度も高い、キレイな紫色です。
香りは、ドライプルーンのような乾いたベリー香、チョコレートのような甘香ばしさ。
ちょっとイタリアワイン的な膏薬っぽいケミカル感もあります。
味わいは、とにかく甘くて酸味もそこそこ、そして渋味は控えめ。
なんと糖度9.1もあるんですよ、これだと冷やして美味しいバランスです
・・・と、そこまでは良いんですが、後味にかなりの生臭みを感じます。
それが結構厳しい印象なのね。これが「旨安大賞」は納得しがたいので、もしかするとボトル差かもですが。
生臭みを無視すれば、こりゃ確かに試飲の場では受けるよね、って感じです。
とにかく甘くてフレンドリー、人懐っこさ全開。
重く無く軽くなく、合わせる料理の範囲も広そうです
・・・生臭みさえ無視すれば・・・ハズレ引いたかなぁ。
小瓶に保存した三日後、還元臭であれば抜けているはずだけど、 確かにあの生臭さは激減していました。やっぱり還元臭だったんだな。それを見抜けない師範乙!
点数 | (67点) |
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リンク |
Mucho Mas (Tinto) N.V. [Felix Solis Avantis] 924円 |
本日のアペロは、抜栓後4日目のダンシング・フレイム ソーヴィニョン・ブラン 2021。
コレ普通に、そしてちゃんと美味い。25%Upという驚異の値上げ幅も許せてしまいます。
保存法は、スクリューキャップ戻して冷蔵庫に立てておけばオッケーです。
気軽にドンドン飲みましょう!
名称 | Longridge Pinotage 2019 ロングリッジ ピノタージュ 2019 |
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生産者 | Longridge ロングリッジ |
価格 | 2,640円 |
購入店 | アフリカー |
アペロで十分エンジンも暖まった後、本日の稽古相手にご登場願います。
実は、二日前の10月8日は「ピノタージュの日」だったららしいです。
でもそういうことに無頓着なんで軽やかにスルーしていたんですが、
タイムラインに美味しそうなピノタージュがいろいろ現れて来ると、
やっぱり道場でも飲みたくなるんですな。
・・・というわけで本日のチョイスは、ツイッター・ワイン界隈で絶賛の声を聞くことが多い、ロングリッジのピノタージュ。
合わせた料理は、豚ヒレカツ&チキンカツ、トマトとブロッコリーのツナサラダ、キャベツ博多風です。
色は、片方の親のピノ・ノワールの色じゃ無いですね。もう片方の親、サンソーの雰囲気が強いと思います。
それほど濃くは無いけど青みが強い紫色です。
香りは・・・やられたなぁ。マジで良い香りします。ピノ・ノワール的なプラムの果実香と、
もう少し南寄りなスパイスや濃いベリーの香り。赤系黒系併せ持った果実香に、甘香ばしい樽香が良い感じに乗っています
(香りを嗅いだ次女曰く『フルーティなマッキー』とのこと)。
そしてほんのり焦げタイヤがあるのが南アフリカっぽいですね。
味わいは、すっごくフレンドリーです。甘さしっかり、酸味と渋味は控えめ。いや普通に美味しいよね、コレ。
いやー確かに美味いわ、コレ。稽古範囲内だと出色の内容っすよ。
ただ、誤解を恐れず申し上げますが、ソムリエさんとかがお薦めされているので高級ワイン的な複雑さを求めるとそれは違うと思います。
ストレートに果実、ストレートに美味しい、そういうワインです。
同時に買ったメルローやキュヴェ・リカみたいに待つ必要は無くて、
今飲んで美味しいワインですよ。
小瓶保存しての翌々日再稽古でも、全然ネガティブな要素を見せません。 高級ピノ・ノワールみたいな香りに、シラーのような味わいは健在。 複数実に分けて飲むシチュエーションでもお薦めできます。
点数 | 83点 |
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リンク |
Longridge Pinotage 2019 2,640円 |
本日は朝からバンドの練習。場所はいつものスタジオNOAH恵比寿店。朝からってのは初めてですね。
音楽スタジオ常設のギターアンプって、師範が高校生の頃からマーシャルとローランドのJCだった気がします。
全くイノベーションの無い世界ですな。
この2台、全く毛色の違うアンプなのですが、それをステレオで使ってます。
師範の場合、音色はエフェクターで作るので、アンプはクリアな音が出れば何でも良いのよ。
練習が朝からなので、反省会はお昼から。こんな時間に飲める店なんて・・・あるんですよ、みんな大好きサイゼリヤ。 向かったのは練習会場からほど近いサイゼリヤ恵比寿駅東口店。2時前に伺ったんですが、なんと4組待ち。 やっぱりみんな大好きなんだなぁ。
皆さんそれなりの年齢で健康に気遣うお年頃、ということもあり、最初に食べたのはチキンのシーザーサラダ(Lサイズ)。 お値段500円。 クルトン(うちのモルモットじゃない方)が乾燥させたパンそのまんまという豪快さですが、 これはこれで美味しゅうございます。
日本人たるもの「とりあえずビール」ですよ。というわけで生ビール 400円で乾杯。 ガラス製ジョッキに見えますが、これがプラスティックなんですね。 ちゃんとキリン一番搾りのロゴが入っているので、サイゼリヤがキリンに作らせているんでしょう。 Buying Powerの圧を感じますね。
次に届いたのが、ワインクラスタのサイゼリアンな人々の中で評判の高い柔らか青豆とペコリーノチーズの温サラダ。 青豆に温泉卵が載せられて、その上にたっぷりのペコリーノチーズ。 これが200円だから驚きです。これ一皿あれば白ワインが1本飲めます。
名称 | In Cantos 2021 イン・カントス 2021 |
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生産者 | Dolia Nova ドリア・ノーヴァ |
価格 | 1,650円 (お店価格) |
購入店 | サイゼリヤ 恵比寿駅東店 |
というわけでもちろんワインも頂きます。こちら恵比寿駅東口店は「スペシャルワインがあるお店」なので、
ボトルワインの種類が豊富です。
ワインのチョイスはベースのAo氏にお願いしました。自分で選んだらサプライズが無いからね。
最初にお願いされたのは「サイゼリヤ プレミアム白」だったけど、あいにく売り切れ。
次なるチョイスがこちらの白でした。サイゼリヤのワインはかなり把握しているつもりでしたが、この銘柄はお初ですね。
色は、ほぼ無色に近い薄レモン色です。
香りのボリュームは弱め、極めてニュートラルな、日本人が普通に白ワインを連想するリンゴと柑橘類の香りです。
味わいも軽いっすね。でも軽すぎないというか、それなりに甘味と酸味もあって、食事に合わせやすいバランスです。
いつもワインを飲んでいると「濃いのが正義」な価値観になってしまいますが、
サイゼリヤみたいなお店だと「こういうのも必要だよなぁ」とつくづく思います。
ちなみに「ヌラグス・ディ・カッリャリ」というDOC自体とも初稽古でした。
裏ラベルにウムラウトが付いた文字が見えたので、「北イタリア産でしょう」なんて言ってましたが、
実際はサルデーニャ島産ですね。そう言われれば潮風を感じる雰囲気だったようにも思います(適当)
点数 | 75点 |
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サイゼリヤに来ると必ず注文するのが若鶏のディアボラ風。
サイゼリヤには良く来るというメンバーも、このメニューはこれまであまり頼まなかったそう。
これが500円ですからね。これ一皿あれば赤ワインが2本飲めます。
他には以下を注文。
・チョリソー 400円
・エスカルゴのオーブン焼き 400円
・マルゲリータピザ(Wチーズ) 500円
・ほうれん草のくたくた 300円
・爽やかにんじんサラダ 200円
とにかくどれも500円以下ですね。素晴らしい。
名称 | Salice Salentino Riserva "Rena" 2017 サリーチェ・サレンティーノ・リゼルヴァ "レナ" 2017 |
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生産者 | Leone de Castris レオーネ・デ・カストリス |
価格 | 2,200円 (お店価格) |
購入店 | サイゼリヤ 恵比寿駅東店 |
赤のチョイスもAo氏にお任せして、最初はやっぱり「サイゼリヤ プレミアム赤」だったのですがこれまた売り切れ。
ワイン好きだと、こういう得体の知れないワインは敬遠しがちですが、
一般の人だと『サイゼリヤが"プレミアム"って付けるんだからきっと良いワインなのだろう』と思うんですかね。
なんかちょっと勉強になりました。
そして、結局赤は師範が選んじゃいました。ここはもう「濃いワインと言えばサリーチェ・サレンティーノ」
で間違いないでしょう。春にサイゼリヤ・ワイン会をした時にも稽古しております。
色は、濃いには濃いけどめっちゃ濃い、って感じではありません。
香りはドライプルーンみたいな凝縮感のある果実香がしっかり。
味わいもまるで干しブドウを食べているような、甘くて存在感のある味わいです。
やっぱりこういうワインがお店で2,200円で飲めるのは強いよなぁ。
ワインバーだとグラスで1,000円取ってもおかしくない品質だと思います。
サイゼリヤでボトルワインがもっと一般化して、どこの店でも「スペシャルワイン」のリストが置かれることを願って止みません。
点数 | 79点 |
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いいオッサン4人(ヴォーカルの女性は所用で反省会参加なし)が500円以下のメニューばっか頼んでたんじゃカッコ悪いわけですよ
・・・ってかそもそもサイゼで飲んでいること自体がカッコ良いかは脇に置いておきます。
そこで最後に注文したのがリブステーキ、お値段一気に倍の1,000円です。
ちなみにアロスティチーニは売り切れでした。売り切れがちですよね、あのメニュー。
そんな感じの反省会、4人で飲んで食べて12,000円以下。朝から練習もアリだなこりゃ。
名称 | Negrino Aleatico Dolce 2014 ネグリーノ アレアティコ・ドルチェ 2014 |
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生産者 | Leone de Castris レオーネ・デ・カストリス |
価格 | 1,540円 (500ml) |
購入店 | ADDA WINE SHOP |
お昼の飲み会なので、極めて健康的な時間に帰宅出来ました。やっぱり朝から練習はアリだな。
演奏自体もいつになく真面目で良かったように思います。
というわけで夕食は家族と頂きます。メニューは寄せ鍋。
昼にたっぷり飲んでいるので、ここで普通に1本空けるのはさすがに・・・ということで、
低アルコール度数(10%)で500mlの甘口ワインを開けました。
インポーターはサイゼイヤのワインを輸入しているアダツアーズです。
外観は普通の赤ワインとあまり変わらない、透明感のある紫色ですが、粘性は明らかに高くてトロトロしています。
香りは、ジャムのような煮詰めたフルーツと、男性用オーデコロンのような涼しげな香りがあります。
味わいはもちろん甘いです。甘いけど、そこそこ酸もあるし、軽い渋味もあるので、甘ったるい感じはしませんね。
やっぱり「最後の甘口は全てが甘露」ですわ。
かなり甘いんだけど、脳味噌もそこそこヤバくなっているので、ついもう一杯と手が出てしまい、ほぼ1本飲みました
(1杯分は明日の食後酒用にそのままボトルに残しています)
翌日、普通にボトルに残した残量と再稽古。 ちゃんとした甘口ワインで美味いっすよ。この値段でカルディのリストに載れば良いなぁ。
点数 | 80点 |
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師範代の妹一家が、今春から東京で働いている姪に会うために九州から上京、
そのついでに道場にモルモットのクルトンさんを見に来ました
師範代妹と姪っ子と、師範代と次女はみなとみらいのインターコンチネンタルのアフタヌーンティに行き、
現在お腹がタップンタップンらしいです。
左上の写真はプライバシーに配慮してクリックしても拡大しませんので、 代わりに、客人襲来で緊張の面持ちをしたクルトンさんの写真を貼っておきます。拡大し放題です。
名称 | Château Cantegric 2020 シャトー・カントグリック 2020 |
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生産者 | Ch. Cantegric (Famille BOSQ) シャトー・カントグリック (ファミーユ・ボスク) |
価格 | 989円 |
購入店 | オーケー みなとみらい店 |
本日の夕食は、昨日作らなかったスペイン産の豚肩ロース味噌だれ焼き、水菜とツナと焼きブロッコリーのサラダ(昨日の残り)
ワインは、オーケーストアで安売りされていたボルドー産の赤。
なんとACオー・メドックなのに税込み3桁です。当たればもうけモン!って気分で稽古しました。
色は、しっかりと濃くて青みを感じる紫色で、いかにもボルドー、いかにも左岸です。
香り・・・師範はちょっとビックリしちゃったね、「マジでこれが1,000円以下っすか?!」なボルドー具合。
ブルーベリーやカシスの黒系果実に、消し炭のような焦げ感のある樽香。間違いなくボルドー左岸の香りです。
味わいもプチビックリです。甘さがあって凝縮感もあって、なんとなくボルドーとニューワールドの良いトコ取りな感じがします。
昨今の円高で、ワイン好きには辛い将来しか見えない気がしていましたが、
こういうワインがこんな値段で売られるんだったらまだまだ頑張れます。
物凄く美味しいわけじゃ無いけどちゃんと美味しい、そういうワインがドンドン入ってくることは良いことです。
小瓶保存の翌々日再稽古。南アフリカのピノタージュと比較して稽古しましたが、 比較するとよりボルドーらしさが際立つというか、威厳みたいなものを感じます。 やっぱりこのワインは「アリ」です。
点数 | 78点 |
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本日は、思い出したように開催される「お達者クラブ」のリモートワイン会。 合わせる料理は師範自ら調理を担当しまして、メニューは鯖味噌煮缶とブロッコリーのトマトチーズ焼き、 水菜とベビーコーンとツナのサラダ。炭水化物が無いけどまぁ良いか。ワインが主食です。
写真に写っている豚ロースは、ちょっと量が多すぎる感じがして作りませんでした。
名称 | Dancing Flame Sauvignon Blanc 2021 ダンシング・フレイム ソーヴィニョン・ブラン 2021 |
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生産者 | Viña Luis Felipe Edwards ヴィーニャ・ルイス・フェリペ・エドワーズ |
価格 | 548円 |
購入店 | いなげや 星川店 |
このワインは、調理中にキッチン・ドリンキングするために抜栓したチリ産の白。
「ダンシング・フレイム」は先日までお値段税別398円、
アンダー・ワンコインなのにちゃんと飲めるワインとして、激安ワインファンの強い味方だったんですが、
昨今一気に33%ほど値上がりして(25%でした。師範算数頑張れ!)、
税込みだとワンコインをオーバーするようになってしまいました。
円安の影響大ですなぁ。
では改めて稽古します。色は、思いのほかしっかりしたレモン色です。
安ソーヴィニョン・ブランは無色に近い、という概念に当てはまりません。
香りを嗅いだ時点で「ハイ!これオッケーです!」です。ちゃんとこの品種らしい、
ハーブの爽やかな香りがしっかり香ります。
味わいは残念ながら薄っぺらいわけですが、税別499円でこれなら上等でしょう。
やっぱり「激安ワインを買うならソーヴィニョン・ブラン」は正しいですわ。
味わいはちょっと値段なりの部分があるけど、香りは確実にお値段以上、1,000円クラスに匹敵すると思います。
多少高くなったとはいえ、激安ワインファンの必修銘柄という地位は不動のものと思われます。
2/3くらい残った分は、普通にスクリューキャップを戻して、冷蔵庫の扉に立てて保存。ごく一般的な保存方法で翌日再稽古。
香りのご立派さは昨日同様、そして味わいの薄っぺらさはちょっと改善したように思います。
改めて書きますが、この値段でこの内容はホントご立派です。
さらにそのまま保存して4日後トドメを刺しました。
でも、初日とそれほど大きな印象の変化は無いんですよ。普通に、そしてちゃんと美味しいソーヴィニョン・ブランです。
点数 | 72点 |
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本日のお達者クラブ参加者は下記の皆さんです。
・カツミさん
・MAMIさん
・Andyさん
・徒然 わいんさん
・Yuichi Satoさん
・とらゔぇるそさん
・MOMOさん(介護職)
・安ワイン道場師範
名称 | Old Vine Red Lot Number 73 N.V. オールド・ヴァイン・レッド ロット・ナンバー73 N.V. |
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生産者 | Marietta Cellars マリエッタ・セラーズ |
価格 | 2,365円 |
購入店 | トスカニー イタリアワイン専門店 |
本日のお題ワインがコチラ。カリフォルニアワインの伝道師Andy先生がチョイスされた
(じゃなくてMAMIさんのチョイスでした)ジンファンデルです。
このワインにはヴィンテージが書かれていませんが、
複数のヴィンテージを混ぜて、かつ「フィールド・ブレンド(混植混醸)」という手法が使われているそうです。
なのでロットナンバーで区別しているんですね。
さてリモート宴会も始まって稽古開始。
色は、普通に濃い紫色だったと思います(宴会場は寝室の上のロフトなので照明が暗いんです)。
香りは、それほど強い個性はありませんが、アメリカンチェリーやラズベリーのフルーツに、ちょっと涼しげなミント感。
それに焦がした樽とは異なる、ライトな雰囲気のコーヒーっぽさがあります。
味わいは、ジンファンデルに抱くイメージとはかなり異なっていて、一言で言えば「冷涼系」、
甘すぎずシュッとしていて、抑制の効いた端正な味わいです。
「ジンファンデルと言えばボーン!バーン!!」という印象を軽やかに覆してくれる、スマートなジンファンデルでした。
Andyさん曰く『ジンファンデルは2,000円以下だと厳しい』らしいです。
師範と同じように「ジンファンデル=甘くてボッタリ」とお思いの諸兄にも是非体験して頂きたいワインです。
点数 | 80点 |
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リンク |
Old Vine Red Lot Number 73 N.V. [Marietta Cellars] 2,365円 |
・・・というようなリモートワイン会。
師範は後半寝落ちしたりしていたらしいです。
それでも元気に帰れる(ってかそもそも帰っている)のがリモートワイン会の良さですな。
それに加えて、もう何度も書いて恐縮ですが、リモートワイン会は普通のワイン会には無い楽しみ、
「皆で同じワインをタップリ1本飲んで感想を言い合える」という良さがあります。
ぜひお友だちのみんなもやってみて下さいね~
月曜に、新型コロナワクチン(オミクロン株対応型)の4回目を接種しました。
これまでずっとモデルナ製で、1回目は平気だったけど2回目3回目は副反応(発熱と悪寒)が酷かったので、
今回はファイザー製にしてみました。
そうしたらどうでしょう!発熱悪寒はおろか、接種部の痛みもほとんどありません。
こういうのって相性あるんでしょうね。今後(ってあるのか?)はファイザー一択(※)です。
ワクチンの予防効果自体に差があるとは思っていません。
名称 | Volare Sangiovese 2016 ヴォラーレ サンジョヴェーゼ 2016 |
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生産者 | Heron's Flight Vineyard ヘロンズ・フライト・ヴィンヤード |
価格 | 1,537円 (通常価格:3,180円) |
購入店 | MANUKA Online |
本日の稽古相手は、
7月に買った「ニュージーランド 厳選ワイン 12本セット」半額セール16,440円からの8本目。
このセット、今も「お買い物マラソン40%Offセール」で19,730円みたいですが、
結構品質にバラツキのあるセットという印象です(個人の感想です)。
本日の品種は、ニュージーランドには珍しいと思われるサンジョヴェーゼ。道場初登場です。
合わせた料理は、ラザニア、山芋のバターソテー、揚げだし豆腐、トマトとベビーリーフのサラダです。
色は、確かにサンジョヴェーゼらしい赤みを感じるやや明るめの紫色。濃いピノ・ノワールくらいの感じでしょうか。
香りのボリュームはやや弱め、でも確かにイタリアっぽいのね。
サンジョヴェーゼとまでは分からないにしても、なんとなく地中海の香りを感じます。
味わいは・・・軽くて酸っぱくて渋いのね。甘さはほぼ無くてちょっと苦味もあります。
うーん、これはちょっと厳しいな。
ニュージーランドにサンジョヴェーゼが合わないのか、やや古めなヴィンテージが悪いのか、
この銘柄(orボトル)だけの問題かはわかりませんが、かなり残念な印象でした。
味わいがペコペコしてて抜け殻感があるんですよ。
一杯分残した南アフリカのメルローと比較するとその差歴然です。
ニュージーの赤はやっぱりピノ・ノワールですよ!・・・なんて言うと頭の固い老害と思われるので言いませんけど。
小瓶保存して翌々日再稽古。当然予想されたように、好転するなどと言うことは全く無くて残念なまま。 香りは更に弱くなりました。合掌。
点数 | 67点 |
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リンク |
ニュージーランド厳選ワイン 飲み比べセット 12本 32,890円→16,440円 Volare Sangiovese 2016 [Heron's Flight Vineyard] 3,180円 |
本日は、飲み仲間が集まっての飲み会。参加者は下記のメンバーです。
・とりゅふさん
・No.5さん
・ヒマワインさん
・デゴ店長さん
・TKさん
・安ワイン道場師範
一軒目は、「30分1,100円でワイン飲み比べし放題」で有名なnomuno EXPRESS 有楽町。
まずは駆けつけ三杯!ということで伺いました。
名称 | Vin Yet Brut N.V. ヴィン・イェット ブリュット N.V. |
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生産者 | Bodegas López Morenas ボデガス・ロペス・モレナス |
価格 | (30分1,100円) |
購入店 | nomuno EXPRESS 有楽町 |
開いているワインは、赤白それぞれ10種類くらいはあったと思います。
到底全部は稽古しきれませんし、あまりいろいろ飲んじゃうと稽古日誌に記載するのも大変、
ということで泡白赤の3種類と決めていました。
そこでまずは泡から。開いていたのはこのカバだけだったと思います(後から別のも開いていました)。
外観は薄めのレモン色で、開けてそれなりに時間が立っていたのか、泡の勢いは弱めだったように思います。
香りもちょっと弱めかな?柑橘類の香りが中心で、あまり熟成香はありませんでした。
味わいはとても中庸というか、スッキリした味わいだったと思います。
結果的には普通のカバだったわけですが、1杯目ですからそんなもんで十分です。
このお店、実は生ビールも30分1,100円の中で飲めるらしいです。
そっちの方が良かったかな?なんて思うのは安ワイン道場師範失格ですね。
点数 | 74点 |
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名称 | Cuma Organic "Winemaker's Selection" Torrontés 2022 クマ オーガニック "ワインメーカーズ・セレクション" トロンテス 2022 |
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生産者 | Cuma クマ |
価格 | (30分1,100円) |
購入店 | nomuno EXPRESS 有楽町 |
次は白です。ラインナップ的には、フランスありイタリアありニューワールドあり、何でもありだったと思います。
そんな中から選んだのは、こちらのアルゼンチン産、品種はトロンテス。
「クマ」という銘柄は定評があるやつですね。道場でも何度か稽古していて、
この品種ともかなり昔に稽古しているようです。
外観は、ほぼ無色に近い淡い色合いだったと思います。
香りは立派です。いわゆる芳香系の品種バリバリな、カサブランカや沈丁花みたいな花の香りがパーッと漂います。
そんな甘そうな香りですけど、味わいはそんなに甘く無いんですね。そのギャップも面白いんですよ。
こういう分かりやすい美味しさのあるワインは、グラスで1杯だけ頂くのにはちょうど良い感じですね。
反面、料理に合わせて1本飲むのはちょっと難しさがあるかも知れません。
点数 | 79点 |
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名称 | Gamma Pinot Noir Reserva 2021 ガンマ ピノ・ノワール レゼルバ 2021 |
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生産者 | V.E.S.A. ベサ |
価格 | (30分1,100円) |
購入店 | nomuno EXPRESS 有楽町 |
赤はどれにしようか悩んでおりまして、
最初は「やっぱブルゴーニュしか勝たんでしょ」ということでACブルゴーニュにしようと思っていたのですが、
同じくピノ・ノワールで造られたこのワインが目に留まったですよ。
この銘柄、たしかインポーターのモトックスの『ソムリエ100人が選ぶ!コスパ抜群のおすすめワインランキング』
で赤の2位に入っていたんですね。それがどんなものか気になったので、急遽こちらに変更しました。
色は薄めの赤紫です。チリのピノと言えば真っ黒、という時代は終わりましたね。
香りのボリュームは弱めなんですが、結構トーンが高いというか、ピュアな赤いフルーツの香りがします。
ニューワールドのピノにありがちなケモノっぽさは控えめです。
味わいも、香りの印象通りの冷涼系ですね。口腔内から喉の奥にスーッと流れ込んでいく感じです。
インパクトは欠けますが、チリ産らしからぬ上品さがあるように思いました。
なるほどこういうワインは売りやすいでしょうね。そういう視点での上位入賞なのだと理解しました。
点数 | 77点 |
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30分はあっという間ですな。ちなみに550円で30分延長できるようです。
1,650円で1時間くらい居た方が楽しかったかもしれません。
でもまぁこの日は後にいろいろ予定がありましたからね。
ともあれ有楽町駅を出てすぐという好立地で、
普通だったらグラスワイン1杯分くらいのお値段でいろいろ楽しめて、
とても嬉しいお店だと思いましたよ。
二軒目は、5月にも伺った、神田にある味坊という大衆中華料理屋さん。
羊肉をメインとした内陸部的な中華料理と、自然派ワインがいろいろ楽しめるお店です。
今回我々が通されたのは2階のダイニング。1階同様席間はとても狭くて、いかにも現地風な感じの店内です。
ワインを選んだりするのにいちいち隣の方に「すみませんすみません」って言って通らなきゃいけないのはちょっと面倒ですね。
名称 | Le Vinsans Ricard 2021 ル・ヴァンサン・リカール 2021 |
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生産者 | Vincent Ricard ヴァンサン・リカール |
価格 | 4,400円 (お店価格) |
購入店 | 味坊 |
最初のワインは、確かデゴ店長とNo.5がチョイスされたんだと思います(違ったっけ?)。
自然派の有名ドコロ、ヴァンサン・リカールのスパークリングですね。
道場でも過去に2度ほど(ココとココ)
稽古しています。なかなか入手が難しいアイテムだと聞いていますが、意外と頻繁に飲めていますね。
外観は、やや濁りの有る薄オレンジ色(左下の乾杯写真参照)です。
香りは結構華やかで、ゲヴュルツトラミネールとかの品種かと思いがちですが、
実際はソーヴィニョン・ブラン100%らしいです。
泡立ちは弱め、ペティアンくらいで、酸味がキリリとした味わいです。
やっぱり定評ある造り手はさすがというか、いわゆる自然派のネガティブな感じが一切ありません。
ただ、初めて稽古した時みたいなビックリ感が薄れると、
そんなに人気がある理由もあまり思い浮かばないというか、普通に美味しいペティアンってくらいな印象です。
点数 | 78点 |
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ヒマワインさんはこのお店から参加、というわけで6人揃ったので乾杯。 このお店のグラスはこの小さなコップです。 雰囲気があって悪くはないのですが、真面目に香りを拾うのはちょっと難しかったりします。
名称 | Noûs Catarratto 2021 ヌース カタラット 2021 |
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生産者 | Vino Nuovo ヴィーノ・ヌオーヴォ |
価格 | 3,850円 (お店価格) |
購入店 | 味坊 |
2本目の白は、師範ととりゅふさんとで選びました。
そしてなぜこれを選んだのか、今となっては定かではないのですが、多分値段がお手頃だったということと、
シチリアの白はあまりハズすことがない、という印象からだったと思います。
品種はカタラット、ちょっと珍しい品種なのでブラインドで当てて貰うことにしました(当然マイナー品種なので当たりませんでしたけど)
外観は、軽く濁りのある薄麦わら色です・・・って前のペティアンと同じ感じですが、
こちらの方が濁りは薄く色も淡かったと思います。
香りは、カチッと締まった柑橘系の香りに、「なるほど自然派」でちょっとネガティブ、
田舎のトイレを彷彿とさせる特有の香りがあります。
味わいは、甘さ控えめで軽い渋味。ちょっとオレンジワインっぽい印象を受けました。
うーん、これは軽くハズしたかなぁ。悪くは無いんですが、
やっぱりこういう自然派でござい!ってワインはあまり得意ではありません。
ちなみに豆臭はありませんでしたが、時間を置くと出たかも知れません。
点数 | 73点 |
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料理は、このお店を頻繁に利用されているらしいNo.5さん主導で選んで頂いております。 左写真は板春雨の炒め物。珍しいっすよね、板春雨。 葛とグミの中間くらいの食感で、面白美味しい料理でした。
この店では必ず注文するべきなのが、この羊肉串ですね。 『クミンの香りが自然派ワインに合います』と言われていましたが、なるほどそう言われればそういう気もします。
名称 | Rosso del Veronese 2018 ロッソ・デル・ヴェロネーゼ 2018 |
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生産者 | L'Arco ラルコ |
価格 | 5,500円 (お店価格) |
購入店 | 味坊 |
赤の1本目はヒマワインさんに選んできて頂きました。
ヒマワインさんには「これを選んでほしいなぁ、と思うのが1本あるので、それを当てて下さい」とお伝えしていたのですが、
これが大正解だったんですね。まさにこのラルコが飲みたかったんですよ。師範の好みを読み切っておられますな。
このワインは、敢えて自然派でくくる必要が無いというか、立派に普通に美味しい赤ワインです。
色はかなり濃い、赤みのある紫色です。
香りはとてもナイスです。甘い感じのフルーツの香りが、小さなコップからもグングン香ります。
味わいもしっかりしていますね。飲み応えのある甘味と酸味と渋味です。
明るく陽気なイタリアの赤、と言った印象を受けました。
やっぱりラルコは美味いっすね。お店で5,500円はお買い得だと思いますよ。
点数 | 84点 |
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料理もドンドン来ています。こちらがラムの水餃子。 小籠包みたいにスープを包んだ水餃子で、ラムの香りが中から溢れます。 ラムが好きな人にはたまらない香りですね。
こちらは、前回このお店に来た際にもふもふさんがとても気に入っていたジャガイモの冷菜。 シャキシャキした歯ごたえと爽やかな酸味、美味しゅうございます。
名称 | Terra del Noce 2016 テッラ・デル・ノーチェ 2016 |
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生産者 | Ezio Giacomo Trinchero エツィオ・ジャコモ・トリンケロ |
価格 | 5,500円 (お店価格) |
購入店 | 味坊 |
このお店での最後の赤は、デゴ店長が選んで来られたこちらの赤。
トリンケロってよく聞く造り手ですが、
道場ではまだ1種類(コレ)しか稽古していませんね。
品種はバルベーラ、ピエモンテ州DOCG格付けのワインです。
同じイタリア産の赤なので、前のワインと比較して稽古しました。
色はこちらの方がより濃いというか、暗い色調に見えました。
香りは、多分樽の感じが近かったんだと思いますが、よりボルドーっぽいというか、落ち着いた香りだったと思います。
味わいも、渋味がしっかりしていてどっしりと重い感じでしたね。
ヴィンテージ的にはこちらの方が2年先輩なのですが、飲んだ印象は若い感じだったと思います。
甲乙つけがたい両者ではありましたが、よりイタリアらしい華やかさと、コップ酒が似合う感じで前のラルコに軍配を上げました。
点数 | 83点 |
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最後に頼んだのが骨付き羊背肉の塩煮かな?
かなりのボリュームがあるのですが、タレや塩で味変できて、食べ飽きせずに頂けました。
そんな感じの1次会、お会計は・・・いくらだったんですかね?既に覚えていません。
三軒目は、浅草橋にあるFUJIMARU 浅草橋店、「Wine Shop & Dinner」という肩書通り、
ワインショップとレストランが併設されたお店です。
もう既に師範はかなり出来上がっておりまして、入口写真を撮り忘れております。
そして、ワイン選びもデゴ店長とTKさんに丸投げです。
名称 | Jean Vesselle Extra Brut N.V. ジャン・ヴェッセル エクストラ・ブリュット N.V. |
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生産者 | Jean Vesselle ジャン・ヴェッセル |
価格 | 15,400円 (お店価格:Magnum) |
購入店 | FUJIMARU 浅草橋店 |
シャンパーニュ・エバンジェリストのデゴ店長がチョイスしたワインがコチラ、
なんとマグナムのシャンパーニュです。
シャンパーニュの場合、やっぱりマグナムが美味しいらしいんですわ。
熟成がゆっくり進むというのもあるんでしょうけど、そもそも中身が違うという話もあったりするみたいです。
・・・なんてことを書いてはおりますが、この銘柄はブテイユ(普通のボトル)も稽古したことが無いので、
マグナムが美味しいかどうかはわかりません。
でも、バランスが良くて香りも上等な、美味しいシャンパーニュではありました。
会話の中で「ヤマウズラの目」がどうのこうの、という話題が出ていたと思うのですが、
それってロゼの色の話ですよね。もう記憶がかなり混濁しています。
点数 | 82点 |
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でも乾杯写真はキッチリ撮れています。酔っぱらいの割にはフォーカスも合っていて良い写真だなぁ、と自画自賛。
やはりシャンパーニュは写真映えがしますね。
で、お会計・・・もちろん覚えていません。
当初予約されていたのは三軒目までだったのですが、なんと四軒目に突入しています。 お店は浅草にあるワイン厨房 Daimasuというところらしいです。写真がそれを覚えていました。
名称 | Au Bon Climat "Isabelle" Pinot Noir 2018 オー・ボン・クリマ "イザベル" ピノ・ノワール 2018 |
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生産者 | Au Bon Climat オー・ボン・クリマ |
価格 | |
購入店 | ワイン厨房 Daimasu |
3杯のグラスワインを飲んだ後、6人でブテイユ4本とマグナム1本、
普通に考えたらもう十分なはずですが、まだ飲んじゃっているんですねぇ。
こちらのお店はカリフォルニアワインに強いのかな?
良く分かりませんがデゴ店長とTKさんが選んだワインが2本ともカリフォルニアだったので。
酔っぱらいであってもオー・ボン・クリマはやっぱり美味しいわけですよ。
それもトップ・キュヴェのイザベルですから、美味しくないはずがありません。
細かいことは覚えちゃいませんが、とにかくカリフォルニアのピノ・ノワールらしい、
抜けるような青空を感じるワインだったように思います(適当)
いや~、もったいないな。もっと正気を保っている時に飲みたかった気もしますが、
気が大きくなるのは酔っぱらった後だから仕方ありません。
点数 | (85点) |
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名称 | Kongsgaard Napa Valley Chardonnay 2019 コングスガード ナパ・ヴァレー シャルドネ 2019 |
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生産者 | Kongsgaard Wine コングスガード・ワイン |
価格 | |
購入店 | ワイン厨房 Daimasu |
正気を保っている時に飲みたかったワインが続きます。
次なるワインは、カリフォルニア名手「コングスガード」のシャルドネです。
この銘柄は、2年前に2016年産と稽古していて、
その暴力的なまでの濃さにビックリした覚えがあります。
そしてやっぱり美味いんだな、これが。
細かいことは(細かくないことも)覚えちゃいませんが、
美味い美味いと言って飲んでいた気がします。
確か『コングスガードは上位銘柄よりもエントリーのコレが美味しい』なんて話も出ていたように思います。
エントリーっつったって小売価格で20,000円を超えるワインですからね。
いったいお値段はいくらだったんですかね?ヒマワインさんのブログを待ちましょう。
点数 | (87点) |
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乾杯写真だけはちゃんと撮っているようです。お会計?・・・おいくらだったんですかねぇ(恥)
そしてそして、五軒目はデゴ店長のお店シャンパーニュスタンド デゴルジュマンに向かったようです。 お休みのお店を開けて頂きました。その理由は多分↓にあったようです。
名称 | Krug Grande Cuvée "170eme Édition" Brut N.V. クリュグ グランド・キュヴェ "サンスワソンディズィエム エディスィオン" ブリュット N.V. |
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生産者 | Krug クリュグ |
価格 | |
購入店 | デゴルジュマン |
正気の時に飲みたかったワインの最たるものがコチラ、泣く子も黙るクリュッグですよ。
こちらのワインは、TKさん(とデゴ店長)の奢りだったと思います。
いつもお世話になるばっかりでホントすみません。
この先の人生で師範のバジェットが増える可能性はまずありませんので、来世に恩返ししたいと思います。
・・・というわけでもう書けることもあまり無いわけですが、"170eme"は「サンスワソンディズィエム」と
スラスラーッと読めるとカッコいいですよ。っていうかフランス語の数字ほど読みづらく厄介なものは無いですね。
170は「100 + 60 + 10」ですよ。
点数 | ??点 |
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そんな感じのハシゴ酒し放題の一日、皆さんお疲れさまでした。
師範に於きましては正体不明な状態になっておりましたので、失礼な言動等あったかもしれませんが、
「まぁまぁみんな酔っぱらいだろう」と思うことにしております。またよろしくお願いします!>皆様
木犀の香りが心地よい季節ですね、ということで金木犀と銀木犀が一緒に咲いている場所を探してきました。
双方いま真っ盛り(クリックで拡大します)
香りの傾向は、金がゲヴュルツトラミネールなら、銀はヴィオニエですな
(香りの感じ方には個人差があります・・・って適当ですスミマセン)
10日後くらいには道場の柊木犀が咲くと思います。
本日の食前酒は、ココス東大阪さんで買ってきた
「BYCブルーイング まるごとフルーツラズベリー」、
お値段1本660円の高級ビールです。
「まるごとフルーツ」とあるように、確かにしっかりラズベリーの香りがします。でも飲むと甘くないギャップ感。
残念なのはビールとしては泡が弱いのね。苦味も弱くて焦点がボケた印象を受けます。
勝手に関西ビール対決は、水曜に飲んだ六甲ビールに軍配を上げました!
名称 | Longridge Merlot 2018 ロングリッジ メルロー 2018 |
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生産者 | Longridge ロングリッジ |
価格 | 2,684円 |
購入店 | アフリカー |
本日の稽古相手は、アフリカーさんのセールで買ったロングリッジのメルロー。
通常価格だと3,000円を超えちゃうワインなのですが、セールだったので税込みでも稽古範囲です。
合わせた料理は、豚スペアリブと野菜のオーヴン焼き、大根ツナサラダ。
「合わせた料理」というより「料理に合わせたワイン」がこれだった、ということです。
さて抜栓。コルク(DIAM)の液面側がしっかり色付いていて、液体のパワーが感じられます。
グラスに注いで色を見ると、当然のように濃くて青みのある紫色です。
香りのボリュームは素晴らしいものがあります。注いだだけでフワーッと香ってきます。
その香りを一言で言えば「ブルーベリータルトの甘香ばしさとレーシングカート」。
前半は普通にワインの香りですが、後半が意外だと思います。
なんとなく潤滑油っぽい匂いと焦げたタイヤの匂い、南アフリカ産にはしばしばそういう雰囲気を感じるんですね。
味わいは、この手の濃いワインとしてては甘さ控えめで酸味しっかり、
渋味が固くて飲み頃はまだまだ先だと思われます。
極めて南アフリカのメルローらしい香り炸裂で、「これが3,000円以下なの?!」というビックリ感はあります。
ただ、現時点ではまだ「ポテンシャル爆弾」だとも感じました。
ニューワールドのワインって、若くても美味しく頂けるものが多いのですが、
南アはどこかヨーロッパ的というか、そう簡単には心と身体を開いてくれない感がありますね。
小瓶に保存した4日後、印象激変です。香りも味わいもパフォーマンス抜群。 小瓶と言えども移し替える時にはデキャンタよろしく空気に触れるので、かなり状態は変わるんですね。 このワインに関しては+4点くらいあげたいくらいです。
点数 | 77点 |
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リンク |
Longridge Merlot 2018 3,036円 |