飲みきれなかった時には


教義

コルクで栓をして冷蔵庫に立てておく


「ワインを開けると、飲み干してしまわなければいけないのでは?」 という脅迫観念をお持ちの御仁も多いと想像する。で、そのため栓を抜く手がためらわれ、 飲みきれるビールや他の酒に走る御仁も多いのでは?

師範は、安ワインであれば開けた後1日や2日置いていても問題無いと考える。 もちろん多少は風味が変わる(酸味が強くなることが多い)けど、 『劣化』っていうほどでもないと思う。むしろ、 無理して空けてしまうより翌日に残したほうが良いと思うこともある。 理由を以下に記す。

残ったワインの保管の仕方は、抜いたコルクを戻し、冷蔵庫(あれば野菜室) に立てておくだけである。(寝かさないのは空気に触れる面積を少なくするため) 抜いたコルクが、キツキツで再度栓として使うのが難しいこともあるので、 比較的細めのコルク栓をいくつかストックしておくのもよい。 "バキュバン"なんてぇ空気を抜く装置もあるんで、そんなんだと一層良かろう。 (師範は持ってない)

と、残しても大丈夫と頭では分かってても、すこし残った状態だとつい飲み干してしまうだよね。


…ってなことを申しておったものの、そんなに高い品物でも無いので 「ワイン空気抜き装置」購入。まぁ気休めにはなる。


最近、一杯だけ残すことが多い。その一杯を、ビールだけしか飲まないことにした日とか、 外で飲んで帰った日とか、休日のランチとかで飲むと非常に気分がよろしいからである。 一杯分だけ残す際に大活躍するのが、稽古道具のページでも紹介した ベビーフードの小瓶である。 容量70mlでちょうど一杯分、透明ボトルで中身がわかる、口が広くて底まで洗いやすい、 三拍子揃っている。「もっとたくさん残るのよねぇ」とお悩みの諸兄は、 このボトルをいくつも使って保存すれば良いって寸法である。 是非参考にされたい。

(追記 2001/09/17)
2007年、道場新築した際にセラーを一気に2台所有することになったので、 1台の下の方はラックを外して縦置きスペースにし、飲み残しはそこに保存するようになった。 最近の傾向としては、
  • 空気抜き、やってもあまり効果を感じないので最近はやってない。単に栓するだけ。
  • 小瓶移し変えも、あまり効果を感じないんで料理用として保存する目的でもなければ最近やってない。
    ってな感じ。ま、確たる根拠無く試行錯誤、といった感じで、 どちらかというとモノグサ方向に流されちゃってる感じ。

    (追記 2007/05/25)

    by 師範