初旬は、安ワイン天国"イタリア"へ遠征稽古 に行って参りました。
20分前にはさとなお氏以外皆集合してるっていう異様な気合の入れ様。
開始時間丁度にさとなお氏も現れ、さっそく稽古開始。
食事は、前菜
次はBourgogne赤対決。同じ造り手でランク/Vintageが異なるもの。
料理はメインにうつっており、
チーズは、Epoisses,Hansi,Montbliacの3種類。
以前からEpoissesを食べたがっていた師範代は喜んでおりました。
で、いよいよ本日メインのワイン登場。
座も盛り上がってます(盛り上がり過ぎ?)
酔っ払ってます。こんな状態でちゃんと稽古できるのか若干心配。
というわけで、メインの2本たいそう美味しかったんだけど、
1本2万円ってことを考えると私にはモッタイ無い。
一本2000円のワイン10本のほうが私はうれしい、絶対に。
自分はやっぱり「安ワイン道場師範」であるなぁと変に納得したりして。
最後にデザート。柿のシャーベットが甘味控えめで美味しい。
これにてワイン会終了。 by
師範
Pinot-Chardonnay Spumante Brut N.V. Sparkling
(Spumante) (Italia) C.S. di Soave
6,650Lit 97/11/06 Milano Zara スーパー
またまた「なんでこんなん持って帰ったん?」企画。
ミラノのスーパーで500円強のSpumante。
ナマコに対抗できるのはやはり泡だと思いこれを選択。
色は、安泡にしては濃い目。粘性もちょっとあり。
炭酸はかなり少な目。
香りは、安泡にしては結構ボリュームある。特徴的なのはリンゴ香。
シードルみたいな感じ。
味は、比較的バランス良くて好印象。やや苦みもあるけど、
これくらいはあったほうが良い。
値段を考えると大変コストパフォーマンスの良い一本。
(輸送の手間を考えると???)
69点 友人宅にて
Grand Ardeche Chardonnay '95 White
VdP Coteaux de l'Ardeche Landuedoc & Roussillon Louis Latour
\1,980 97/10/05 エノテカ
「樽香というのをなんぞや」と友人が言うもので、
必ず樽香を感じるものを、
(このワインの'94は以前体験済み)
ということで選んだ一本。
色は、若い割には熟成を感じる濃い黄色。脚も十分にある。
香りは、暴力的なほどの蜜香と強めの樽香。
香りだけ嗅いだらSauternesみたいな極甘口ワインを想像する。
香りに反して味は甘味少ない、でも酸味ももっと少ない、
なのに非常に濃い印象。
とにかく「濃い」白。酸味があればもっと良い。
72点 自宅にて
Lessona '93 Red
Lessona Piemonte (Italia) Aziende Aglicole Sella
29,500Lit 97/11/05 Milano "Peck"
これは、ミラノの高級食料品店"Peck"で、ちゃんとお土産用に買って来たもの。
といっても\2,500くらいだけど。
色は明るい赤。
香りは、イタリアらしいすえた香りに生ゴムのような香り。樽も感じる。
味は非常に酸味強い。一部の人間にはちょっと酸っぱすぎに感じれられたみたい。
時間が経っても酸味が納まる気配なく、さらに酸味強まる感じ。
酸味がちではあるが、まぁイタリアの赤ワインらしい明るさと押しの強さを
持っていた様に思う。
73点 友人宅にて
Cabernet Sauvignon '93 Red
(Valle de Maipo) (Chile) Dom. Paul Bruno
\2,180 97/11/21 西宮苦楽園松屋
最後はチリ・カベ。チリのもので\2,000を超えるとなるとかなりの高級品、
いやがおうにも期待してしまいます。
色は、上のイタリアと比べて明らかに濃い紫。思ったよりサラリとした感じ。
香りは、なんといってもカシスの香り、それが特に印象的。
(あ、私は本物の「カシス」って嗅いだ記憶が無い。
ここでのカシス香はカシスリキュール"Creme de Cassis"の香り)
味は、タンニンやや強いけど、あまり"濃い"って感じではない。
「渋味があって甘味の無いCreme de Cassis」ってイメージが頭から離れない。
チリ・カベって「ドンと濃い」のイメージがあるけど、これは比較的軽目。
それゆえ、なんとなく私には物足りなさが感じられた。
(ちなみに、このチリが良い=2人、上記イタリアが良い=2人であった)
71点 友人宅にて
27日
Ch. du Vieux Parc '95 Red
Corbieres Languedoc & Roussillon Ch. du Vieux Parc
\1,920 97/11/21 西宮苦楽園松屋
フランスの安うまワイン産地、Languedocのワイン。
Languedocの物で\2,000近くもするものとなると、当然期待します。
色は、ちょっと青みを感じる若々しい紫。
香りは、最初イタリアのキャンティあたりを想わせる"ひなた"の香りがしたが、
口に含むとローヌ風"畳表"の香り。なるほど地中海岸ワイン。
エチケットには樫の木樽を使ってある旨書いてあるけど、樽はそれほど感じないなぁ。
味は、最初酸味と渋味が強くて「硬いなぁ」って感じだったけど、
あっという間に(30分くらい)開いて、甘味が出てきてまろやかになった。
ボルドーみたいな赤を想像すると違和感あるけど、
イタリア/ローヌ好きにはお勧めの1本。
76点 自宅にて
24日
Mumm Sekt N.V. Sparkling
Sekt (Deuche) G.H. von Mumm & Co.
9.00DM 97/11/06 Frankfurt空港免税店
このワインは、イタリア遠征の帰りの経由地、
Frankfurt空港の免税店にて買い求めたもの。
本当はワイン買うつもりなんて無くて、お茶でも飲もうと残りのイタリアリラ
(\1,000位)をドイツマルクに変えたんだけど、空港の喫茶店は休み。
仕方なく?買ったのがこのワイン。"9.00ドイツマルク"って幾らだろう?
多分\800以下。重い思いして、安ワインばっか買い付けてるなぁ。
なお、発泡ワインを一人で飲むのは(個人的には)ちょっと勇気がいるんだけど、
釣魚料理に合うワインを模索せんがため飲むことにした。
色はほぼ無色。泡のキメも粗くちょっとコーラみたいな泡。
香りは、これがドイツワインなんですねぇ。香りだけならSparklingとは思えない。
Riesling種かなぁ。
味は、香りでドイツ風なのに甘味は殆ど無い。
炭酸キツめで苦みもあって、ちょっとタフな感じ。
初めて飲んだSekt。値段の割には楽しめた。
(っていうか私は発泡ワインに値段差ほどの差を見出せない)
65点 自宅にて
22日
本日は、当道場を通じて知り合ったS氏,T氏と、S氏宅にてワインと稽古することになった。
題して『横浜で勝手にワイン会』。S夫人の素晴らしいイタリア料理と共に。
なんかここのところ週末はワイン漬けであります。
Soave Classico Superiore "Capitel Foscarino" '96 White
Soave Classico Superiore Veneto (Italia) Anselmi
22,000Lit 97/11/05 Milano "Peck"
イタリアのお土産として持参した白。このワイン、Veneziaのレストラン
"Osteria da Fiore"で選んだAnselmiのもう一方の選択肢だったんで、
こっちを選んだらどうだったかって興味もあって…値段は\2,000弱。
色はかなり薄い黄緑。香り/味ともに、色から連想される通り非常に爽やか。
若干の炭酸も感じる。するするっと飲めてしまう。
いわゆるソアベらしいソアベ。ただ、
私はAnselmiにはもっと"ソアベっぽくない感じ"(樽とかねっとり感とか)を期待していた。
69点 S氏宅にて
Bourgogne Passetoutgrain '94 Red
Bourgogne Passetoutgrain Bougogne Jayer Gilles
\1,980 97/11/21 西宮苦楽園松屋
初めてInternetの通信販売を利用。ちまたで話題の"Bourgogneの男の中の男"、
Jayer GillesによるPassetoutgrain。
色は『えっ?』と思うくらい薄い。
"男の中の男"が作ったワインってぐらいだからもっと濃いのを想像していた。
香りはすっごい樽香。材木の香りと接着剤の香り、うーんまるで家具屋。
時間が経つと、香りのボリュームもどんどん増して来る。
味は、割合普通(ってなんだ)だったように思う。
というか香りが印象的過ぎて覚えてないっす。
低級AOCのpassetoutgrainですらこの個性なんで、村名モノとかさぞ凄かろうって感じ。
79点 S氏宅にて
Cabernet Sauvignon Reserve '93 Red
Napa California Rovert Mondavi
--- --- T氏持参
T氏の御友人がアメリカより持参されたという一本。
日本では入手が難しい、入手出来てもたいそうお高いワイン。
色は大変に濃い紫。粘性も高くてドロッとした感じ。
香りのボリュームはさすが。なんかこう『あまぁい』香りが拡がる。
味もとにかくパワフルで濃い。特筆すべきはその甘さ。
といっても"甘口"ってわけじゃないっす。
干し葡萄とか干しプルーンみたいな甘さがあって、
しっかりしたタンニンの上に覆い被さっている感じ。
とにかく濃くて旨かった。
カリ・カベ(California Cabernet)の目指す方向を見た気がする、なんてね。
(一を見て十を語ってます)
86点 S氏宅にて
Ch. L'Hospitalet "Extreme" '94 Red
Coteaux du Languedoc Languedoc & Roussillon Ch. L'Hospitalet
--- --- S氏提供
恥かしながら、ここらへんで既に記憶があやふや。
"Extreme"って書いてあり、己でその濃さを主張。
雰囲気としては前のMondaviに結構近くて、
値段を考えればこっちでいいや!なんてことを言ってたような言わなかったような…。
シラフで飲んだら全然違ってたりして。
(70点台後半) S氏宅にて
Cotes de Provence "Clos Saint-Joseph" '95 Red
Coteaux de Provence Provence Villars-sur-Var
--- --- S氏提供
恥かしながら、もう全く記憶に御座いません。
せっかくワインを頂きながら『記憶に無い』なぞ修行不足も甚だしく、
全く師範失格に御座います。
??点 S氏宅にて
20日
Ch. Terrey-Gros-Cailloux '93 Red
Saint-Julien Bordeaux Ch. Terrey-Gros-Cailloux
\1,790 97/10/25 成城石井横浜クイーンズスクウェア店
今日は11月20日、ボジョレーヌーボーの解禁日。
"yy-satonaoのチャットワイン会"
のテーマもボジョレーヌーボー。なのになぜか私はボルドー。
色はほとんど黒の青みがかった濃い紫。ボジョレーより絶対濃い
(張り合ってどうする)
香り、うーんいいですねぇ(Mr長島風に)このバニラを感じさせる樽香。
ボリュームもあって期待大。
味は、最初やはり固め。でも"ギシギシ"したタンニンじゃなく、
"モコモコ"してるんで期待が持てる。案の定、時間が経つと開いてきて、
本領発揮。いやーやっぱり良いです、ボルドー。
先週末もワイン会でいっぱい飲んだんだけど、
私には"1杯だけ"で全容を知る才能は無いような。
値段を考えると大満足。もちろん、ワイン好きのお祭り日なんで、
満足しそうなワインを選んだんだけど。
78点 自宅にて
17日
シャトーリオン(赤) N.V. Red
--- 山梨(日本) サントリー
\1,250 97/11/16 マイカル本牧酒売場
読者の推薦により、稽古してみた一本。
「国内産ワイン・輸入ワイン使用」の記述あり。
色は濃い紫で、濁りはないし脚はある。
香りは、若々しくも青臭い香り。カベルネが多いと思う。
ボリュームもまあまあ。
味は、かなりしっかりしたタンニン主体。苦みがあるのはいまいち。
深みや広がりは望めないけど、武骨な感じは好印象。
ちょびっとだけど、ちゃんとタンニンも開いた。
正直言って、(結婚式に出てきそうな)
もっと一般受けを狙った弱いワインを想像してたんだけど、
実際は違った。
そんなに"旨い"ってわけじゃないけど、正統派な部分は見直した。
(サントリーの社員な人が見てるかも知れないなぁ。
生意気発言ヒラにご容赦)
66点 自宅にて
15日
本日は、WINE'S ROOM
主催のワイン会。出席者は、
kazu氏夫妻
のそうそうたる?メンバー。
光弘氏夫妻
横尾氏&きょうこさん夫妻
さとなお氏
ゆみこさん
師範、師範代
ワインも本道場には全く似合わない超高級ワインが飲めるってんで、
気合を入れて稽古場である"京橋 Don Pierre"へ。
#なお、ワインはすべて西宮苦楽園松屋さんからの持ち込み。
#表記した通常売価より格安で納入して頂いた。
乾杯はやっぱり泡、ってことでまずこの一本。
Cremant de Bourgogne Brut N.V. Sparkling
Cremant de Bourgogne Bourgogne Michel Colin Deleger et Fils
\2,500 97/11/15 西宮苦楽園松屋
Champagneよりお手頃な、Cremant de Bourgogneで乾杯。
きめ細かい泡立ちで、粘性もけっこう高い。
香りは、ちょっと生臭いような感じもあって複雑。
味は、いわゆるChampagneと比べると炭酸が弱くてまろやか。苦みも少ないし。
一般的なChampagneよりこっちのほうがある意味好感が持て、
私にはたいそう美味しかった。
78点 京橋"Don Pierre"にて
「Salade de Raie (エイのサラダ仕立て)」
ワインは白2本対決。
「Daurade Marine(鯛のマリネ)」
Bourgogne Hautes Cotes de Beaune '95 White
Bourgogne Hautes Cotes de Beaune Bourgogne Jayer Gilles
\3,500 97/11/15 西宮苦楽園松屋
BourgogneのDomaineの中でも、ちょっと変わった芸風(作風?)で話題のJayer Gillesによる白。
色は、この頁のBackgroundのような日に焼けた畳っぽい色。粘性高い。
香りは、やはり強い樽香あり。
それも、コーヒーを焙煎したときのような焦げ臭い感じの樽香。
味は、酸味と糖のバランスよく好感が持てる。
とにかく特筆すべきは焦げ臭さ。飲んでてそればっかり気になります。
まずいってわけじゃ当然ないけどやはり風変わり。
77点 京橋"Don Pierre"にて
Saint Aubin 1er Cru "Les Corton" '94 White
Saint Aubin 1er Cru Bourgogne Marc Colin
\3,200 97/11/15 西宮苦楽園松屋
「貧乏人のMontrachet」って言われるらしいSaint Aubinの一級畑。
外観では、上記Hautes Cotes de Beauneと全く見分けが付かない。
香りは、適度の樽香とチーズを思わせる動物的な生臭いような
("生臭い"って私はよく使うけど、悪い意味ではない)感じ。
味は、まろやかですごくまとまっている。難癖のつけようがない。
「白の優等生だなぁ」と思った。
79点 京橋"Don Pierre"にて
Bourgogne Pinot Noir '94 Red
Bourgogne Bourgogne Jean Grivot
\2,150 97/11/15 西宮苦楽園松屋
下のVosne-Romaneeと同じ造り手でも、ラベルのデザインがまるで違うので、
まったく違う造り手に見える。
色は明るめの紫。
香りは、Bourgogneにしてはややおとなしい感じ。
もっと「パアーッ」ってのを期待してたけど。
味はやっぱり若く、やや酸味が厳しくタンニンもゴツゴツしている。
悪くはないんだけど、「安Bourgogneを一歩抜け出した」、そんな感じ。
70点 京橋"Don Pierre"にて
Vosne-Romanee '88 Red
Bourgogne Bourgogne Jean Grivot
\5,980 97/11/15 西宮苦楽園松屋
上と同じ造り手で、村が(かの「ロマネ・コンティ」を生み出す)Vosne-Romanee。
色は(年齢を裏切って)上より濃くて脚も長い。
香りは、適度な樽香も加わり上よりパワフル。
味は、上よりコクが増して甘味もあり、タンニンも角がとれている。
…というわけで、同じ造り手なんで傾向は似てるんだけど、
色/香り/味全てにおいて一枚上手って感じ。
83点 京橋"Don Pierre"にて
「Saute' de Langue de Boeuf (牛舌の煮込み)」
ワインはボルドーの赤、Medoc 対 Pomerol。まずはお手頃価格対決。
「Carre d'agneau(子羊のロースト)」
Ch. Rouget '93 Red
Pomerol Bordeaux Ch. Rouget
\3,100 97/11/15 西宮苦楽園松屋
恥ずかしながら初めて飲むPomerol。
色は黒に近い濃紫。香りは、安ボルドーには無い、(腐葉土っぽい)
なんともまろやかな香りがある。
味も、若い割にまろやか。タンニンが表に出ない感じ。
全体にまろやか(こればっかり)。でも、ちょっと味にパンチが足りない。
味より香りが良かった印象を残した。
75点 京橋"Don Pierre"にて
Ch. Lanessan '93 Red
Haut-Medoc Bordeaux Ch. Lanessan
\2,800 97/11/15 西宮苦楽園松屋
無格付けだけど、格付けもの並みに扱われるHaut-Medoc。
色は、上のPomerolと見分けがつかない。
香りは、こっちは嗅ぎなれたボルドーの香り。
安ワインでも同傾向の香りを感じられるけど、やはりボリュームはある。
味は、太いけどカドの無いタンニンが好印象。
香りより味に魅力のある印象を残した。
77点 京橋"Don Pierre"にて
Ch. Trotanoy '83 Red
Pomerol Bordeaux Ch. Rouget
\18,600 97/11/15 西宮苦楽園松屋
Pomerol地区に格付け制度は無いけれど、
世界で最も高値で取り引きされているワインのひとつ"Ch. Petrus"に
次ぐものと評判のワイン。
色は、'83とは思えない濃さ。若干の朱色が熟成を示している。
香りの複雑さは、上のCh. Rougetを遥かに凌駕する。
味も、まったく角が無く、非常にスムーズ。
スムーズすぎて飲んでることを忘れるくらい(酔っ払ってるだけ?)
大変美味しいワイン。だけど…
個人的には、もっと「目から鱗」的な驚きを期待していました。
その期待には残念ながら応えなかったって感じ。
88点 京橋"Don Pierre"にて
Ch. Latour '83 Red
Pauillac Bordeaux Ch. Latour
\21,200 97/11/15 西宮苦楽園松屋
Medoc地区格付け最高峰の1級。
大変に長命なワインを作ることで有名なCh. Latour。
ワインのことを知ると、誰しも一度は飲んでみたいと思うワイン。
色はやはり濃い。濃い濃い濃い!。若干煉瓦色かな。
香りはボリュームあふれるって感じ。グラスが小さいんで、
「圧倒的」って程には感じないんだけど、
ボルドー用の大きなグラス使ったらどうなることかと思う。
味は、一言「野太い!」。タンニンあります酸あります甘味あります。
全部集まってすごく野太い。本当に15年も経ってるとは思えない。
時間が経つとますます香りが膨らんでくる。なんという元気さなんだろう。
homepage始めて以来最高と思える1本。でもね…
上のワインと同じく「驚き」が無かった。酔っ払っているってことも、
期待が大きすぎってことも、一人分の量が少なかった(当然か)ってことも、
グラスが小さかったってこともあるとは思うけど。
これらのワイン、一人でじっくり稽古してみたい。なんてね。
90点 京橋"Don Pierre"にて
ワインも最後のデザートワインへ。
Vouvray "Clos de Nouys Vendanges Tardives" '93 White
写真なし
Vouvray Loire Dom. Cordier
\2,980 97/11/15 西宮苦楽園松屋
デザートワインっていうと、フランスならSauternes,
ドイツならTrockenbeerenausleseやEisweinが有名だけど、本日はLoireの物。
色は濃い黄色。
香りは生臭みが強い。もうフルーティ通り越して"漬物"って感じ。
そう高菜漬かな。
味は当然甘味強い。うすら甘いのは苦手な師範も、
ここまで甘いと不思議に大丈夫。
お手頃なデザートワインだとは思うけど、もう少しすっきり感があると良いなぁ。
69点 京橋"Don Pierre"にて
高級ワインもタマにはいいなぁと思った一日でありました。#「タマには」ね。
12日
Capsula Viola "Galestro" '96 White
(IGT) Toscana(Italia) Antinori
7,140Lit 97/11/01 ミラノのスーパー"STANZA S.P.A."
Solaia, Tignanello等のスーパーVdTを生み出すAntinori社が、
気合を込めて送り出す安ワイン!なんてね。実際は「なんでこんなん
持って帰ったん?」レベルの一本600円以下の安ワイン。
色はほぼ無色、何色とは言えないくらい。色の割に高い粘性と、
グラスの内側に小さな泡を残す炭酸あり。
香りは、僅かに日に当てた布団のようなイタリアらしい
明るめの香りがあるものの、全体にパワーは弱い。
味は、見た目/香りに反して、しっかりした酸と旨み。
値段の割には楽しめたけど、イタリアから持って帰るほどのものではなかった。
65点 自宅にて
9日
Bourgogne Pinot Noir '95 Red
Bougogne Bourgogne Chanson Pere & Fils
\1,250 97/10/18 横浜君嶋屋
イタリア続きだったんで、久しぶりのフランスワイン。
色は、濃さは薄いけど若い紫。
香りは、弱いけどすみれのような上品な感じ。
味は、かなり強い酸味と埃っぽいような違和感のある味がある。
香りはまあまあだけど、ちょっといまいちかな。
62点 自宅にて
8日
Pinot-Chardonnay N.V. Sparkling
Spumante ---(Italia) Cinzano
\0 97/11/05 Alitalia機内
Alitalia機内で飲まなかったので、勝手にお土産に。
(横の赤も同様。詳しくはここ)
200mlの小瓶。色は大変薄く、紙が黄ばんだ程度。
香りも味も、大変淡白で少し味気ない感じ。
でも、すっきりしてて○です。
このワインは国内でもフルボトル\1,000位で売ってます。
Sparklingって良いものでも私にはあまりわからないんでこれで十分。
68点 自宅にて
イタリア遠征稽古日誌へ