よく、
次に、
逆に、
で、結局のところ「どう飲むべきか」という問に対する答としては、
…と、それでは指南書としてはあまりにアレなんで、師範は普段どう飲んでるかということを、 あくまでご参考までに記載しておく。
まず、最初1杯目をグラスに注いだら、やっぱり色を見る。 「向こう側に白い紙を置いて」とか「太陽光にかざして」なんてことまではやらないが、 普通にグラスを傾けたり光にかざしたりして見る。 色を見る理由は、 一般に美味いワインは美味そうな色をしているし、 ブルゴーニュの赤ワインなんて、純粋に綺麗な色だと思うからである。 (「稽古日誌に記載する」というのが一番の理由だったりもするが)
次に、香りを嗅ぐ。
まずはそのままグラスに鼻を突っ込んで嗅いで、次にクルクルとグラスを回して(スワリングして)嗅ぐ。
ウソのような話であるが、そのまま嗅ぐのとグラスを回して嗅ぐのとでは、
香りのボリュームのみならず香りの傾向まで変って感じられる事がある。
「ブーケ」だとか「アロマ」だとか、なんだか小難しいことは師範にはよく判らんけれども、
そこらへんが楽しくて結構長い時間嗅ぎっぱなしだったりする。
もちろん香りを嗅ぐ/嗅がないは各人の自由であるが、嗅がずに飲むのは実際もったいない行為だと思う。
1,000円のワインだってその値段の半分くらいは香りの値段だと思うし、
高級ワインに至ってはその大半が香りの値段だと思うからである。
「安ワイン道場」なのにグラスは良いものを薦めたり、
グラスへの注ぎ方にも言及しているのは、
すべて香りに金を払っているという意識からである。
そして、口に含む。 といってもすぐには飲まない。 口へ含む際も、できるだけ液体と空気両方が口腔内へ入ってくる様に吸い込むような感じで含む。 その時鼻に抜ける香りが、鼻で嗅いだ香りとは結構違ってたりして面白い。 (さすがに"ズズズーッ"はやらない) そして、十分に舌の周りに液体を行き渡らせ、どんな味がするかしっかり確認していよいよ飲み込む。 発泡ワインでは"チリチリ"感も楽しむべき一要素である。
飲み込んだ後も大切である。 モノによっては強烈な酸味が襲ってきたり、 またモノによっては口のなかにずーっと残っているように錯覚させてくれるワインもあるからである。 一般に「アフター」とか「余韻」とかいわれる、この現象を感じるのもワインを飲む楽しみの一つと考える。 よって、飲み込んだ後すぐには料理等別の物は口にせず、ただボヤーッとしている。
ただし、それはあくまで1杯目の1口目の話であり、
それ以降は自分でも記憶が無いくらいいい加減である。
まず色は見ない。
抜栓後時間が経って色が変った経験なんて無いし、色よりも香りや味へと興味が移っているからである。
もちろん、よほど綺麗な色のワインは何度も「やっぱ綺麗だよなぁ」なんて見たりはするが。
香りは結構何度も嗅ぐ。香りは時間的変化が一番激しい要素だと思うし、
前述の如く香りに金を払っているからである。というか、場繋ぎ あるいは 単なる癖として嗅いでいる部分もある。
飲み方的には結構ゴクゴク飲んだりする。
軽快な白ワインとかは長いこと口に入れておくと金属みたいな感じが強くなるし、
酸味の強い赤ワインとかもゴクゴクいったほうが良かったりするからである。
つまり、師範の飲み方は
by 師範