寒い毎日。こんな寒い日は赤ワインでキューっと一杯、また一杯。
まずは泡と白から。
いよいよ赤の対決シリーズ。まずは、
次は、
これで一通り予定していたワインは飲んだんだけど、なんとなく飲み足りずにもう一本。
この後、シェリーも飲んでいる。これは残っているので後日きちんと稽古。
「横浜奉行所第二回会同」、外れワインが無くどれも個性的で、
なかなか上出来であった。
ともあれ奉行御夫妻、与力、岡っ引き御夫妻の皆様、御苦労様で御座いました。
by
師範
Vina Azabache Blanco '96 White
Rioja Rioja(Spain) Vinedos de Aldeanueva
\780 98/02/27 酒奉行
"おもてなしワイン"としてはあまりにアレだけど、
喉が渇いているってんで料理酒として使った余りをとりあえず"キューっと一杯"用に。
色は殆ど無色。香りはいわゆる白ワインの香り、味もいわゆる白ワインの味。
全く"個性"ってものは感じられない。でも、没個性ながら味わいはなんとなく濃い。
色からはちょっと意外。
なんてこと無いワインだけど、味わいの濃さから料理用としては十分、
かつ"キューっと"飲む用途もほぼOK。
まぁまぁじゃないかな。これ一本でリオハの白を云々するのはあまりに無謀だけど。
55点 自宅にて
Ch. Faugeres '93 Red
Saunt-Emilion Grand Cru Bordeaux Ch. Faugeres
\2,280 98/02/20 元町ユニオン
とりあえず、既に稽古済みで好印象のワインを。
人様に薦めた手前、
ボトル差の有無を確認する意味もあって。
(このワイン、個人的には大発見のつもりでいたけど、既にこのよさに気付いていた
大巨人たちがいた。
世の中侮りがたし。)
香り、味ともに以前の好印象を裏切らないもの。
カシスを思わせる果実味、十分なボリュームと適度な熟成感。
ただ、二度目ということもあってか"驚き"は無かった。
とりあえず以前と同程度の満足感は選られた。でも、一緒に飲んだ下のワインが良すぎ。
ちょっと霞む結果となった。
82点 自宅にて
Vosne-Romanee '95 Red
Vosne-Romanee Bourgogne Gerard Mugneret
\5,000 98/02/28 ゴトー酒店
上のボルドーに対しては結構良いブルゴーニュじゃないと対抗できないと思い、
安ワイン道場としては若干"破戒"にあたるけど、\5,000の物を。
"Cuvee Speciale pour Mr GOTO"ってラベルに書いてあり、ゴトー酒店専用キュベらしい。
買ったその日に飲むってことで、どうしても澱が舞う状態での稽古。
色はやや薄めの紫で若干頼りなげだけど、まず香りが凄い。
品の良い樽香とストレートに木苺を感じる果実香。若いブルゴーニュの良さ満点。
味は「これが'95のNuits?」って思う柔らかさ。甘味もあって極めてスムーズ。
素晴らしい香りと柔らかな味わいに惹きつけられて、
結構良いはずの上のボルドーが蚊帳の外。
ゴトー酒店では
「先日飲んだCotes de Nuits Villageと
ずっと以前に飲んだGevrey-Chambertinの中間くらいの
雰囲気のものを」とお願いしたんだけど、確かにその通り。いやー畏れ入った。
安ワイン2本我慢してでも買いたくなるワイン。客人も大満足。
89点 自宅にて
27日
Caliterra Cabernet Sauvignon Reserva '95 Red
--- Maipo Valley (Chile) Vina Caliterra
\1,180 98/02/22 酒奉行
WINE'S ROOMによると、
本日はチリワインを飲む日らしいので選んだ一本。
メジャーなチリのワイナリー作で高級品"Reserva"の方。
ラベルによるとカリフォルニアの大手"Rovert Mondavi"も参画しているらしい。
色は非常に濃い紫で粘性も高くトロトロッとした感じ。
香りは非常に分かりやすくボリュームも文句無しの果実香。
圧倒的なカシスの香りとマンゴーのような南方系果物の香り。インクっぽい香りも。
味は、やや甘味が出過ぎているきらいはあるけど、
タンニンも酸もしっかりしていて頼りなさは微塵も感じない。
本当に果実味豊かでどっしり、って感じ。
コストパフォーマンスとっても高い。
ただ最初から最後まで印象が全く変わらない。普通だったら「一本調子」と言うところだけど、
これくらいのレベルだと「安定感」といった言葉が似つかわしい。
79点 自宅にて
25日
Givry '94 Red
Givry Bourgogne Philippe d'Argenval
\1,180 98/02/18 やまや新宿店
最近、Bourgogneは評判の良い作り手の物が多かった為お値段お高めの品が続いてたんで、
ここらで原点を見つめ直す意味で無名(か?)作り手の安Bourgogneを。
濃くも薄くもないブルゴーニュ色。色調はやや暗め。
香りのボリュームはまずまずなんだけど、ちょっとローヌっぽいというか、
無理に喩えれば腋臭の匂いというか、そんな雰囲気がある。
味の濃さは結構いいセンいってるんだけど、全体のまとまりバラバラで、
飲んでて楽しくない。
時間が経っても甘味が出てきて丸くなったりするわけでもなく、最後まであまり楽しめない。
まぁそれなりの主張も感じて"単なる安Bourgogne"と片づけるには可哀相なワイン。
でもあまり好きな主張ではなかった。
57点 自宅にて
23日
Cuvee Bonnet Rouge N.V. Red
写真なし
Vin de Table (France) ---
(\2,000) 98/02/23 中華料理屋"大陸"
会社の飲み会で中華料理屋へ。ワインなんて全く飲むつもり無しで、適当にK君が頼んだワイン。
色も香りも味も薄い。どーっつーことも無いワイン。
でもね、店側の考えは判るんです。こんな店でタンニンギシギシのワインを出してもねぇ。
そういった意味では、軽快で万人受けする赤ワイン。
グルナッシュ主体かなぁってなんとなく思わせる程度。
「これじゃモノ足りない」なんていってる人もいたけど、それは多くを期待し過ぎ。
けっしてうまいワインでは無いんだけど、これはこれで場に合って満足。
TPOっすよ。
55点 中華料理屋"大陸"にて
22日
Ch. Coutelin-Merville '94 Red
Saint-Estephe (Cru Bourgeois) Bordeaux Ch. Coutelin-Merville
\1,490 98/02/18 やまや新宿店
このワイン、近辺では好評判なんだけど、やってしまいました。
液面は首の伸びたTシャツの位置で、極めてコルクが汚い。キャップシールも廻らない。
明らかに液漏れしたボトルを購入してしまうなんて。
色は濃く澄んだ青紫だし、香りも若カベルネらしい青臭くも果実風味のある香りで、
ひとまず劣化は感じられない。
味は、かなり感じる甘さがちょっと意外。苦みのように感じるタンニンもなんか意表を突いた感じ。
それでも、香りといい味の濃さといい結構満足のいくものではある。
幸いに劣化しておらず、なかなかコストパフォーマンスの良いワイン。
ちょっと後味のエグミが気になるけれども。
74点 自宅にて
19日
Tavel "Royal Rubis" '96 Rose
Tavel Cotes du Rhone Andre Passat
\1,180 98/02/04 やまや新宿店
多分本道場初のロゼ。ロゼってうすら甘いのが多い印象があったので敬遠してたけど、
Tavelなら、という想いもあって稽古してみることに。
色はピンクとオレンジの中間といった面持ちの色。
飲み方としては最初白同様結構冷やして飲んだけど、もう香りなんて無いに等しいくらい弱いし、
味わいも薄っぺら。あまりに弱くて、ちょっとだけよの樽の雰囲気を感じられる。
ただ嫌な雰囲気は無しって感じ。
で、先入観を払拭して味わってみると、なんとなく"赤"を感じる。
そこでそのまま室内に放置して室温に近づけたら、
弱いながらもタンニン?とかあって、それなりに主張を感じるようになった。
赤と思って飲んだほうが良いようなロゼ。慣れないワインは難しいっす、
どうやって飲むのが実力を発揮できるかが判らないんで。ちょっとワインに申し訳なかった感じ。
60点 自宅にて
18日
Bourgogne '95 Red
Bourgogne Bourgogne Chopin Groffier
\1,950 98/01/10 ナショナル麻布
Bourgogneの名門作り手、Chopin Groffierによるもの。
師範が最初に意識して飲んだBourgogneは、
このGroffierによる"Cote de Nuits Village"と"Vougeot"だったので、
個人的には思い入れのある作り手。
色は結構薄く、ACブルゴーニュらしいなぁって感じ。
最初、香りは弱々しくて酢酸っぽい香りのみで、味もタンニン弱く酸味中心。
酸味といっても青梅のようなギリッとした感じで好印象ではあったけど。
それが、時間が経つにつれ動物的な香り("革のような"って表現するのかな?)が出てきて、
味も骨太な印象に変化。いかにも通好みといった面持ち。
低空飛行ながらかなりの飛距離をだすジャンプ競技選手のような感じで、
結構楽しめるワイン。さすがにK点越えはないけれども。
76点 自宅にて
15日
Ch. Malescasse '94 Red
Haut-Medoc (Cru Boureois) Bordeaux Ch. Malescasse
\1,990 98/02/04 やまや新宿店
ワイン好きのおじさんお勧め、
更には門下生もお勧めとあれば、
当然期待して稽古に望む一本。
黒に近いほど濃い青紫色と若干の澱、
ねっちりと濃い果実香と「なるほどチョコ、バニラ」な樽香、
そこまでの雰囲気は上々。
で、一口目、「あれぇ?」と思う頼りなさ。タンニンも酸も甘味も弱い。
次第に開いてパワー全開かと思いつつ2時間かけて飲んだけど、
開くには開くが感心するには至らなかった。
香りは確かに素晴らしい。でも、ボトル差か趣味の差か分からないけど、
味に関してはあまり満足の行くものではなかった。
73点 自宅にて
Paloma De Luxe Cream Sherry N.V. Fortified
--- Jerez de la Frontera (Spain) Maloma Wine Company
\1,200 98/01/23 紀ノ国屋International
先週の「横浜奉行所…」で開けて、食後酒としてチビチビ飲んでおったシェリー。
商品名"Paloma"、生産者名"Maloma"。なんか胡散臭い。
シェリーなんて殆ど飲んだことが無いんで、他と比べてどうかってことは判らないけど、
色は濃い琥珀色だけど若干赤みがある感じ。香りは古臭い梅酒風ブランデーって感じ。
味は極めて甘い。もうベロベロに甘い。一杯飲めばもう十分。
この甘さ、ソーテルヌみたいな"清冽な甘さ"とは違い、なんかこう"怠惰な甘さ"って感じ。
ソーテルヌが「知識人の食後酒」とすれば、こちらは「野蛮人の食後酒」か。
でも悪くない。
一番甘いクラス"Cream"だったんでこんな感じだけど、辛口の"Fino"とかも試して見たくなる。
65点 自宅にて
12日
Neil Ellis "Cabernet Sauvignon - Merlot" '95 Red
--- Stellenbosch(South Africa) Neil Ellis Wines
\980 98/02/04 やまや新宿店
なんかラフィットみたいな高級っぽいエチケットに惹かれて買った南アフリカの安ワイン。
色は濃く若々しい感じの赤紫色。
香りはそれほど強くないけど、カベルネらしい青臭い香りメインでちょっとだけ樽の雰囲気。
味は、何が突出してるわけでもないけどなんとなくまとまりが悪い。パワーもちょっと弱め。
香りに関しては、時間が経つにつれやや強くなってくる。
まあまあのワイン。値段を考えると良いほうか?
63点 自宅にて
10日
Piave Pinot Nero '95 Red
Piave Pinot Nero Veneto(Italia) La Marca
\1,380 98/02/10 酒奉行
イタリアはVeneto州のPinot Nero(フランスだとPinot Noir)。
イタリアのフランス品種モノってストレートに葡萄の個性が判るものが多いし、
無名なのにディスカウントで\1,380っていうとやや高めなんでちょっと期待。
色は紫というより深紅。イタリアっぽい色。
香りはたしかにPinot Noirなんだけどやっぱりイタリア、熱く華やかな感じ。
味は結構濃い。十分な果実味はあるんだけど、後味のトゲトゲしい苦みがイタダケない。
トンガッたワイン。その先端が喉を刺すんで杯が進まない。
55点 自宅にて
7日
本日は「横浜奉行所第二回会同」と称するワイン会を自宅で。
"安ワイン道場"の割には安ワイン少なし。
Gloria Ferrer "Blanc de Noirs" N.V. Sparkling
(Napa) California(USA) Gloria Ferrer
--- --- トビウオさんより
やっぱり幕開けは泡もの。立ち昇る泡が緞帳の上がる姿を彷彿とさせる。
"ロゼ"とは書いてないけど、"普通ロゼだろ、この色は"って感じの薄ピンク色。
泡立ちは若干少な目か?。
香りのボリュームも結構あるし、味も甘くなく苦くなくでまとまり良い。
"Blanc de Noir"の割にはさっぱりしていて師範好み。
色の印象に反して、すっきりした飲み心地。なかなか好感触。
(75点) 自宅にて
Biscondola '94 White
Vernaccia di San Gimignano Toscana(Italia) Fattoria Paradiso
--- --- 島崎さんより
泡の次は白。"Vernaccia di San Gimignano"、初めて聞くDOCG。
結構濃い目の黄色で、さすが安イタリアの白には無い雰囲気。
香りはすっごい樽香。後味まで焦がした樽香があって、
なんかスコッチウイスキー飲んだみたいな感じになる。
ただ、いわゆる"樽"とはちょっと違ってて、桧とかの針葉樹で樽こしらえたみたいな感じで、
比較的すっきりしている。
味は非常に正統派。
白の樽香が苦手な師範もこういう雰囲気ならOK。甘味が少なければ良いのかも。
(75点) 自宅にて
「Bourgogneきっての力自慢Jayer Gilles 対 力持ちの産地で名高いChateauneuf-du-Pape、
行司軍配は?」
のフランス対決。
Cote de Nuits Villages '93 Red
Cote de Nuits Villages Bourgogne Jayer Gilles
--- --- トビウオさんより
前回Passetoutgrainでも好印象だった"Bourgogneの男の中の男"
Jayer Gilles。大期待の一本。
色はブルゴーニュにしては随分濃い紫。
香り、やっぱり凄い。樽も凄いけど葡萄本来の香りも強い。
味もまだまだ若くて本領発揮では無いんだろうけど、
抜群のパワーとまとまりがあって感心してしまう。
期待に応えてくれて大満足。やっぱり良いねぇJayer Gillesは。
(90点) 自宅にて
Chateauneuf-du-Pape "Cuvee Prestage" '88 Red
Chateauneuf-du-Pape Cotes du Rhone Berard Pere et Fils
--- --- 島崎さんより
相手が強烈なんで、若干可哀相かなとは思ったけど…
これはこれ、上とは全然別物って感じで楽しめる。
色も濃くて香りも濃い。多分"スパイシー"って言われるところのとぼけた?味わいがある。
熟成によるまろやかさ/落ち着きという点ではこっちの方が上。
なんとなく愛敬のある雰囲気。
(80点) 自宅にて
「伝統と格式あるDOCG 対 新進気鋭のVdT、ご注文はどっち?」
対決。
Barolo "Sperss" '91 Red
Barolo Piemonte(Italia) Gaja
147,000Lit 97/11/05 Milano "Peck"
昨年イタリアへ行った際「一本くらいは著名なものを」と思って買ったGaja。
147,000リラ、日本円にして\11,000-強。現地で買ってもちっとも安くないぞ。
慣れないことはするもんじゃないね。
色も香りも味わいも、とにかく濃くて複雑。
イタリアの赤によくある、明るく活発な雰囲気とは反対に重くどっしり。
それでも、紛れも無くイタリアって感じ。
旨いにはうまい。師範にとって過去最高のイタリア。ただ"落ち着き過ぎ"というか、
なんかこう爆発的なモノを期待すると外される。
(87点) 自宅にて
Cignale '93 Red
(VdT) Toscana(Italia) Castello di Querceto
--- --- 磯子さんより
ラベルには猪の絵、"Cignale"=猪。
猪みたいな力強さを期待。
これも濃くて重いワインだけど、イタリアっていうよりボルドーみたいな感じ。
カベルネが入ってるからかな。色も赤紫じゃなくて青紫っぽいし。
"猪"の名にふさわしいパワフルな一本。
ただ、他のもそうだけど、これは特に「開けるのが早すぎた」感が否めない。
あと4~5年経ったら凄いんだろうねぇ。
(83点) 自宅にて
Bourgogne "Les Bons Batons" '94 Red
Bourgogne Bourgogne Philippe Leclerc
\1,980 98/02/04 やまや新宿店
「Blind Tastingしよう」なんて言いながら取りに行ったとこまでは覚えているけど…
そこで記憶の糸がプッツリと…。
要再稽古。
??点 自宅にて
5日
Los Vascos '95 Red
--- (Chile) Dom. Barons de Rothschild (Lafite)
\1,180 98/01/10 ナショナル麻布
これは、ボルドーの名門Rothschild家と提携して作られているもの。ちょっと期待。
色は、若々しい青みがかった紫。綺麗な色ではある。
香りは、若いカベルネであることをストレートに感じる青臭い香り。
安カリフォルニアに通じるものあり。あと、口に含むと冷蔵庫の匂いも。
味は比較的弱め。タンニンも含め頼りなげで、スケールの小さい感じ。
ちょっと物足りない。チリはもっと力強くなきゃ、ガサツでも。
61点 自宅にて
2日
Macon La Roche-Vineuse '95 White
Macon Villages Bourgogne Dom. Archelin
\1,260 98/01/10 エノテカ
昨日の赤がとっても良かったんで、今日また赤だと差がついてしまうのを心配して白を。
やや黄色味の強いレモン色。色の濃さは中くらいだけど粘性は低い。
香りは、若いシャルドネにありがちな青リンゴを想わせる青い果実っぽい、リンゴっぽい感じ。
味も香り同様若々しい。ちょっとガシガシするくらいキレの良いフルーティさ。
苦みは程々で、後味にもフルーティな感じが残る。
まぁ合格点の白。際立った良さも無い代わりに特にイタダケない点も無い。
肩肘張らずに飲める一本。
63点 自宅にて
1日
Ch. Faugeres '93 Red
Saint-Emilion Grand Cru Bordeaux Ch. Faugeres
\2,090 97/11/30 成城石井横浜クイーンズイースト店
ボルドーって、"冬が似合うワイン"な感じがする。
あの重さが冬の雰囲気に合うというか…。
秋はブルゴーニュ、夏はイタリア、春は白。清少納言じゃないけど。
色は非常に濃い紫。固形状の澱が結構ある。
香りは一発で"すっげぇ"って思えるボリューム感。
濃い色の果物の香りとバニラ香が強くて、良いボルドーの典型って感じ。
味も香りを裏切らない濃さで素晴らしい。
タンニンも強いけど、徐々に甘さを増してきてほんとに大満足。
2時間を過ぎたあたりから果実香が弱くなって、甘ぁい香りに変化するのもまた良し。
ちょっとお値段高め?だけど、若くて良いボルドーの良さ丸出しで非常に満足のいく一本。
師範代のいない週末、自作の料理で一人ニヤニヤ笑いながら一本空けました。
84点 自宅にて