ビールテイスト飲料道場2020

ビールテイスト飲料(ノンアルコールビール)

 毎年恒例、人間ドック前の身体データ捏造計画。 「ディスクロージング・ダイエット」によって、体重の方はそこそこ仕上がってきてはいるのですが、 あとは中身(肝臓)、ということで、プチ断酒企画のビールテイスト飲料道場です。 ちなみに昨年の結果はコチラ、今年の計画は3日+3日の予定。 例年よりユルめの断酒なのは、4月の献血の結果から、そこそこキレイな肝臓が保たれている自信があるからです。

 それでは、いったい誰に向けて情報発信しているのか自分でも良くわかりませんが、今年も稽古スタート!であります。


7月21日(火)

Mercian Free Rose Sparkling
名称Mercian Free Rosé Sparkling
メルシャン フリー スパークリング (ロゼ)
生産者Mercian
メルシャン
価格106円 (360ml)
購入店 MEGAドンキホーテ 狩場店
原材料乳酸発酵果汁(ブドウ、パッションフルーツ)(国内製造)、果汁(ブドウ、グレープフルーツ)、果糖ぶどう糖液糖、イソマルトオリゴ糖シロップ、ポリデキストロース/炭酸、酸味料、香料

 「ビールテイスト飲料じゃないけれど」番外編第二弾・・・ってかこれで終わりなんですけどね。 昨日に引き続きメルシャンのノンアルコール・スパークリングで、本日はロゼ。 原材料に若干の違いがあって、白の方は「グルコオリゴ糖シロップ」が使われているのに対して、こちらのロゼは「イソマルトオリゴ糖シロップ」が使われています。 どう違うんだかシロウトには全くわかりませんけど。

 色は、ロゼのスパークリングとしてはちょっとヴィヴィッド過ぎるよねぇ~という赤に近いピンク色。泡は白同様弱め&キメは細かめです。 香りは、こちらもやっぱりパッションフルーツの香りが強めに感じます。香りのアレンジは近いところを狙っているのかも知れません。 味わいも、白とほぼ同じようなバランスだけど、若干こちらの方が甘いかな、という印象を受けます。

 白同様、ジュースとは違う飲み応えを感じる炭酸飲料です。そして、やっぱり日本人一般の認識的には「ロゼ=甘い」なんですかね?その点は白の方が好みです。 ともあれこの白とロゼが税別98円というのはお買い得でした。どこのドンキにでもあるものとは思えませんが、見かけたら買って損はないと思います。

点数69点

7月20日(月)

Mercian Free Sparkling White
名称Mercian Free Sparkling White
メルシャン フリー スパークリング (白)
生産者Mercian
メルシャン
価格106円 (360ml)
購入店 MEGAドンキホーテ 狩場店
原材料乳酸発酵果汁(ブドウ、パッションフルーツ)(国内製造)、果汁(ブドウ、グレープフルーツ)、果糖ぶどう糖液糖、グルコオリゴ糖シロップ、ポリデキストロース/炭酸、酸味料、香料

 「ビールテイスト飲料じゃないけれど」番外編第一弾。 フラッとドン・キホーテに寄ったら、ノンアルコールのスパークリング・ワイン的なモノが1本税別98円で投げ売りされていました。 ハーフの分量がきちんとした瓶に入ってこの値段なら、怖いモノ見たさの好奇心は満たされるし話のタネとしての投資額は十分ペイすると考え、速攻ゲット。 白とロゼがありましたが、まずは白の方から稽古を付けていきます。

 色は、スパークリングワインとしてはかなり濃いめ、熟成期間の長いブラン・ド・ノワールくらいでしょうか。 泡立ちはかなり少なめ、でも泡のキメは細かいように見えます。 香りを嗅ぐと・・・ブドウよりパッションフルーツの香りが強めに感じます。ワインとは違うけど、良い香りではありますよ。 肝心の味わいは、甘いっちゃ甘いけど(ドゥミ・セックくらい?)、酸味もしっかりで後味に軽い苦みがあって ・・・なんだかホントにスパークリング・ワインみたいな感じがしますよ。

 いやー、ちょっと驚きました。単なるブドウ味の炭酸入りジュースかと思っていましたが、明らかにそれよりスパークリング・ワイン寄りに感じます。 なによりゴクゴク飲まずにジックリ飲みたくなる雰囲気です。

点数70点

7月8日(水)

Kirin Green's Free
名称Kirin Green's Free
キリン グリーンズフリー
生産者Kirin Beer
麒麟麦酒
価格106円
購入店 MEGAドンキホーテ 狩場店
原材料麦芽(外国製造)、大麦、米発酵エキス、ホップ/炭酸

 いよいよ明日は人間ドック、「ビールテイスト飲料道場」も今日が最終日になります。 今年はこんな感じで極めてライトな断酒期間だったわけですが、それが吉と出るか凶と出るか、検査結果を待ちましょう ・・・って、本来は普段通りの生活で検査に臨むべきではあるんでしょうけど、見たくないじゃ無いですか、基準値を超えたγ-GTPの数値って。

 そんな断酒の最後に選んだのが、キリンのグリーンズ・フリー。最近出された銘柄ですね。 カロリーは100mlあたり9kcalなので、1缶で31.5kcal。いわゆるゼロカロリーではありません。 原材料に香料や甘味料、苦味料が使われておらず、缶には『自然派ビールテイスト』と書かれています。 ワインだけでなくビールテイスト飲料にも自然派の波が訪れておるようです。

 色はやや濃いめ、カラメル色素を使わずこの色は立派な気がします。泡のキメは結構細かいですが、やっぱり泡持ちは悪くて30秒もすると液面が見えてきますね。 香りも案外ちゃんとビールの香りがして、鉄サビっぽさはあまり感じません。 味わいは、物足りないっちゃ物足りないんですが、変な薬っぽさとか酸味がないので、普通にスイスイ入ります。

 自然派云々は置いといても、ビールとほぼ同じ原料が使われている点には好感が持てますし、香りや味わいにヘンテコな感じが無いのもナイスです。 ただ、美味いかって問われれば「そんなに美味くはない」と答えざるを得ないな。気の抜けた薄いビールくらいのイメージです。

点数65点
ビールテイスト飲料(ノンアルコールビール)総括

 ・・・ってな感じで、今年の「ビールテイスト飲料道場」を総括します。

 今回稽古した6本の中で、ナンバーワンだったのがサントリー オールフリー ライムショット、 「ビールに似ていないのが良い」という皮肉な結果です。 次点はキリン グリーンズフリー、こちらはビールらしい原料と雰囲気が好印象でした。

 そして、最終的な結論としては、やっぱりビールの方が圧倒的に美味いです。当たり前ですけどね。 ノンアルなんてのに手を出さなくて良い、健康な体を維持するのが一番ですな。


7月7日(火)

Suntory からだを想う All-Free
名称Suntory からだを想う All-Free
サントリー からだを想う オールフリー
生産者Suntory Beer
サントリービール
価格95円
購入店 MEGAドンキホーテ 狩場店
原材料麦芽(外国製造)、ホップ/炭酸、香料、酸味料、カラメル色素、ビタミンC、苦味料、甘味料(アセスルファムK)

 今年の「ビールテイスト飲料道場」も、コレを含めて残すところあと2本。 本日のチョイスはサントリーの「からだを想う オールフリー」。 なんだかポエムちっくな名前で、「『想う』だけかい!」と突っ込みたくなりますが、 原材料を見ると「機能性表示食品」の割にはあまりヘンテコなものは入ってなくて、 主原料は麦芽とホップ。ちょっとからだを想ってくれているような気がします。 ちなみに、原材料の項目も順番もライム・ショットと全く同じみたいです。

 色は普通のビールの色で、泡立ちは比較的細かい感じ。でもやっぱり泡持ちは悪いですね。 香りは、それなりにボリュームがあって、半分くらいビールっぽくて半分くらい鉄サビっぽい感じ。 味わいはまぁビールとは違います。でも、積極的なマズさはなくて単にヘタレな感じなんで、こんなもんかな、と飲み干すことができます。

 健康への好影響を謳う機能系ノンアルの中では、比較的穏当な内容でした。 でもわざわざこういうのを飲むか、って言われたら無いな。 っていうか、別に運転するわけでも極度のカロリー制限しているわけでもないので、僅かなアルコールや糖質があっても美味しい方が良い気がしています。 そういえば、昨年はアサヒのヘルシースタイルが結構マトモだったんだけど、今年はラインナップに加え忘れました。

点数61点

7月6日(月)

Sapporo Plus
名称Sapporo+(Plus)
サッポロプラス
生産者Sapporo Beer
サッポロビール
価格117円
購入店 カクヤス 保土ヶ谷店
原材料難消化性デキストリン(韓国製造)、大豆ペプチド、ホップ/炭酸、香料、酸味料、苦味料、カラメル色素、安定剤(大豆多糖類)、酸化防止剤(ビタミンC)、甘味料(アセスルファムK)

 昨日は一日「"休"休肝日」を取得させて頂いて、本日よりまたビールテイスト飲料道場を再開します。 本日選んだのは、ビールテイスト飲料界では一番影が薄いサッポロビールのサッポロプラス。 「トクホのノンアルコール」らしいです。 昨年の稽古の記録はコレで、その時は「史上初」と書かれていたみたいですが、今は無くなっていますね。 他社からもトクホのノンアルが出されたからですかね。

 色は、やや薄めのビールの色って感じですが、泡持ちがこれまででナンバーワンの弱さです。 香りは、良くも悪くも弱くて、柑橘っぽい雰囲気とノンアルおなじみの鉄っぽさがわずかに香ります。 味わいは、前回稽古したキリンのカラダフリーと酷似した感じで、 ビールとは別物の苦酸っぱい飲み物です。

 原材料を見ると、やっぱりカラダフリーと同じく主原料は「難消化性デキストリン(韓国製造)」、その他各種の添加物で形成されているようです。 別に師範は「自然派マンセー!」でもなんでも無いんですけど、こういう添加物モリモリの飲み物が「特定保健用食品」なのだとすれば、 かえって避けたくなってしまいますな。 大手ビールメーカーにも一社くらい「ノンアルなんて出さねぇよ!」って気骨のある会社があって欲しいし、 サッポロがその存在に一番ふさわしいと思うんだけどな。

点数54点

7月4日(土)

Kirin カラダ Free
名称Kirin カラダ Free
キリン カラダフリー
生産者Kirin Beer
麒麟麦酒
価格113円
購入店 MEGAドンキホーテ 狩場店
原材料難消化性デキストリン(食物繊維)(韓国製造)、熟成ホップエキス、ぶどう糖果糖液糖、大豆たんぱく、米発酵エキス/炭酸、香料、酸味料、カラメル色素、甘味料(アセスルファムK)

 本日のビールテイスト飲料は、キリンのカラダフリー。缶には『史上初!お腹まわりの脂肪を減らす』とあります。 いやマジでこういうの飲んで脂肪が減ったりするのかね?可能性としては、脂肪や糖質といったエネルギーの吸収を抑えるんだろうけど、 それって「軽くお腹をこわした」状態じゃないんですかね?良くわかりません。 ちなみに主原料は難消化性デキストリン(食物繊維)(韓国製造)。それ以外にぶどう糖果糖液糖含めいろんな添加物がテンコ盛りです。

 色はビールらしい小麦色ですが、泡立ちは最初のオールフリー・ライムショット以上に少なく、サーっと消えていきます。 香りは、なんだか鉄サビっぽいですね。それを爽やかと捉えるか、イケてないと捉えるか・・・師範は後者です。 味わいも、ライムショット同様ビールとはまるっきり異なる感じですが、味わいにもサビ感が際立っていて小学校の鉄棒を舐めているような感じがします。

 なるほど理解しました、これは薬だと思って飲むべき飲み物でしょう。「良薬は口に苦し」と言いますからね。 それにしても、カラダフリー、オールフリーにパーフェクトフリー、etc。 ビールテイスト飲料界では「なんとかフリー」が大流行りだな。 でも、とっても使いやすそうな名前の「スーパーフリー」は欠番、アサヒあたりが使わないかな?(使えないよな)

点数52点

7月3日(金)

Asahi Dry Zero
名称Asahi Dry Zero
アサヒ ドライゼロ
生産者Asahi Beer
アサヒビール
価格106円
購入店 MEGAドンキホーテ 狩場店
原材料食物繊維(米国製造又は仏国製造又は国内製造)、大豆ペプチド、ホップ/炭酸、香料、酸味料、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンC)、甘味料(アセスルファムK)

 ビールテイスト飲料道場の二日目、本日の稽古相手は「売上No.1」と誇らしげに缶にプリントされたアサヒのドライゼロ。昨年の稽古はコレです。 ビールの方でも売上No.1であるらしいスーパードライと酷似した缶のデザイン。アサヒは缶も中身もこういう「メタリック推し」みたいですね。 ちなみに原材料の主体は食物繊維で、麦芽は使われていません。

 色はとてもビールっぽいですね。泡立ちもそこそこあって、泡持ちはやや弱め。でも外観から「ビールじゃない」ってことは見て取れません。 香りは、弱めながらもなんとなくビールっぽい雰囲気を感じます。その勢いで口に含むと、「アレっ」ってなるのね。 味わいの上半身だけしか無いような、ビールの幽霊的な雰囲気。キンキンした金属的な味わいだけが印象に残ります。

 『目指したのは、最もビールに近い味』だそうです。確かにスーパードライに近い感じがします。 会社のポリシーとしては一貫していると思います。これが「売上No.1」なのねぇ。 「世の中わかってねぇな」と自分中心に考えたくなるけど、多分自分がわかってないんだな。 こういうメタリックなシャキッと感が一般にはウケるんでしょう。

点数63点

7月2日(木)

Suntory All-Free Lime Shot
名称Suntory All-Free Lime Shot
サントリー オールフリー ライムショット
生産者Suntory Beer
サントリービール
価格106円
購入店 サミット 横浜岡野店
原材料麦芽(外国製造)、ホップ/炭酸、香料、酸味料、カラメル色素、ビタミンC、苦味料、甘味料(アセスルファムK)

 一本目は、サントリーのオールフリー ライムショット、いつも休肝日にはお世話になっている銘柄です。 昨年のこの道場でも1本目に選びました。 昨年と缶のデザインは変わっていますが、原材料に変更はないので、中身に変化はないのではないかと思われます。

 色はかなり薄め、コロナビールくらいでしょうか。 泡立ちはとても弱くて泡持ちも悪く、注いでいるそばから消えていきます。 香りは、それを意図したであろうライムの香りが爽やかです。もちろん香料でしょうけど。 味わいも、とても軽くて爽やかな感じ。ビールというよりやや苦味のある清涼飲料水です。

 師範がこの飲み物を休肝日に愛飲している理由は、「不味いビールを飲んでいる気分にならずに済む」からです。 なんといってもビールに似ていないのが良いのよ。今日はダイレクトに飲みましたが、普段は氷を入れて飲んでいます。 そうすると益々ビールから遠ざかるのでナイスです。

点数68点