最新稽古


16日(日)

Cardilla Syrah 2023 [Carlo Pellegrino]
名称Cardilla Syrah 2023
カルディッラ シラー 2023
生産者Carlo Pellegrino
カルロ・ペッレグリーノ
価格1,401円 (単品価格:1,738円)
購入店トスカニー イタリアワイン専門店

 本日の夕食メニューは低温調理した豚肩ロース、青梗菜のガーリック炒め、叩きキュウリ。 ちょっと野性味のある赤が良さそうと考えて、選んだのはシチリア島のシラー。2月に買ったトスカニーの「スペシャルワインセット」からの1本。 思わず「カルディージャ」と発音してしまいそうですが、シチリアはイタリアなのでカルディッラなんでしょうね。 もしかするとスペイン風にも発音するのかな?よくわかりません。

 外観は、非常にしっかりとした濃さがあって、やや青みを感じる紫色。 香りは、抜栓してすぐはまるで温泉な硫黄っぽい還元臭があったけど、時間が経つといちごジャムのようなベリー香が主体に変化しました。 味わいは、酸味控えめで甘味と渋味がしっかり。ちょっと野暮ったいけど飲みごたえはあります。

 最初の還元臭さえ飛べば、普通に楽しめる状態になってくれます。 やっぱりシチリアのワインはハズさないですね。シラーらしいかどうかは置いといて、なかなか美味しくてパワフルな赤だと思います。

点数77点

15日(土)

にき亭 入口

 一日遅れのホワイトデー、家庭内女性陣への感謝を込めてランチを食べに行きました。 お店は、横浜そごうの10階レストラン街にあるにき亭というフレンチレストラン。 以前、お知り合いのソムリエールさんがツイートされていて、 気になっていたお店です。

にき亭 テーブル

 デパートの食堂街というと、狭いところに詰め込まれているイメージがありますが、ここは席間がゆったり取られています。 また、窓があるわけではありませんが、屋内ガーデンに面しているので開放感があります。 「へぇ~、こんなところにこんなレストランが!」ってサプライズ感がありますね。

今回オーダーしたのは
【Menu Jaune ~ジョーヌ~】
月替わりランチコース 前菜 スープ メイン デザート 全4品 + 乾杯ドリンク付き

お値段は一人5,000円です。

Comte de Neufchatel Blanc de Blancs Brut N.V. [C.F.G.V.]
名称Comte de Neufchatel Blanc de Blancs Brut N.V.
コント・ド・ヌフシャテル ブラン・ド・ブラン ブリュット N.V.
生産者C.F.G.V.
C.F.G.V.
価格(コース代金に込み)
購入店にき亭

 コースに付いている乾杯ドリンクは、スパークリングワインかソフトドリンクから選べます。 師範はもちろんスパークリングをチョイスしました。 銘柄は、フランス産のヴァン・ムスー、造り手はC.F.G.V.(Comagnie Francaise Grands Vins)という大手生産者ですね。 小売価格はだいたい1本1,000円くらいで売られているスパークリング・ワインのようです。

 色は普通に薄めのレモン色です。泡立ちはそれなりに立派ですが、泡のキメはやはり粗めなような気がします。 香りは、グレープフルーツのような柑橘香に、若いメロンのような青っぽい香りも感じます。 味わいはスッキリさわやか、何も邪魔しないし何も残らない感じの味わいです。

 デパートのフレンチレストランで、乾杯用に出される手軽なスパークリングはかくあるべし、という感じでしょうか。 いろいろ書いていますが悪くないと思いますよ。『スパークリングは1杯2,000円のシャンパーニュしかありません』とかだと困りますから。

点数72点
にき亭 乾杯

 それでは家族で乾杯!ちなみに次女は師範と同じスパークリングワインで、長女と師範代はオレンジジュースやリンゴジュースでした。

にき亭 前菜

1品目の前菜がこちらです。
藤沢市 金子養鶏場の卵のテリーヌ サラダ仕立て
悪くないですけど、ちょっとインパクトに欠ける気はしました。 ディスプレイもね~、サラダは普通に青菜を盛っただけですし、添えられたミニトマトもなんとなく安っぽく感じられます。 あまり奇をてらわない、というのもこういうお店の特徴かもですね。

にき亭 スープ

2品目のスープがこちら。
紫芋のクリームスープ
メニュー表には「季節野菜のクリームスープ」と書かれていて、紫芋の季節って今だっけ?という話になりました。 サツマイモの収穫時期はおおむね秋ですが、それから寝かせたら今くらいの時期になるのでは、というところに決着しました。

Langhe Arneis 2023 [Scrimaglio]
名称Langhe Arneis 2023
ランゲ・アルネイス 2023
生産者Scrimaglio
スクリマリオ
価格6,380円 (お店価格)
購入店にき亭

 ワインリストには、泡が4種くらい、白や赤がそれぞれ15種くらい載っていたと思います。 金額的には半分くらいが1万円以下、半分くらいはそれ以上という感じでした。 そんなリストから師範が選んだのは、確か白で一番安かったランゲ・アルネイス。税別で5,800円でした。 他には、南仏のヴィオニエなんかもありましたが、ランチをスッキリ1本で通すにはこっちでしょう、ということで決定した次第です。

 外観は、無色に近い薄レモン色です。 香りのボリュームは穏やかで、深く嗅ぐとライムのようなスッキリした柑橘香と桃の果実香、それにアーモンドのような香ばしさを感じます。 味わいも、香りの印象通りのスッキリ系。スイスイと飲めてしまいます。

 次女が1杯だけ飲んで、それ以外は師範がほぼマル1本スルスル飲んでしまいました。 これまたあまり特徴のない白ではあったわけですが、これはこれでアリ、という感じがするワインでしたよ。

点数77点
にき亭 メイン

3品目のメインがこちらです。
大山鶏のロースト 季節野菜のフリカッセソース
これは美味しかったですね。しっかりした身質の鶏で、皮はパリッと焼き上げられてます。 添えられた野菜はフリカッセソースもフレンチらしい感じでしたよ。

にき亭 デザート

デザートがこちら。
シフォンケーキ
ま、見たまんまのデザートです。

 このあとコーヒーや紅茶を頂いて、お会計は27,000円くらい。デパートの顧客層に合った、落ち着いた感じのレストランでした。

横浜そごう 催事場

 エスカレーターで階下に降りていたら 催事場で「そごう横浜店40周年 第39回 京のみやび 京都老舗の会」なるイベントが開催されていました。 そこに、鯖寿司の有名店「いづう」が出店されているのを発見、 ホワイトデーなのでそもそもはケーキを買って帰るつもりでしたが、それが鯖寿司に化けました。

47N Chardonnay N.V. [Vinaria Bostavan]
名称47N Chardonnay N.V.
47°N シャルドネ N.V.
生産者Vinaria Bostavan
ヴィナリア・ボスタヴァン
価格769円
購入店ロピア権太坂店

 本日の夕食は、上記で買ってきたいづうの鯖寿司、レンコンのカレーきんぴら、レタスとトマトのサラダ、うどん。 ワインはロピアで税別699円だったモルドバのシャルドネをチョイスしました。 このワイナリー、北緯47度に位置しているらしく、「シャブリと同じ」が売りらしいです。 果たしてどれだけシャブリっぽいか、襟を正して稽古いたします。

 色は普通に薄めのレモン色、サラリとしていて軽い感じがします。 香りを嗅いで「おぉ、シャルドネじゃん!」と思いました。 青リンゴとミネラル感があって確かにシャブリっぽいですね。ほんのり樽(種?)の香ばしさも感じます。 味わいも、酸味控えめなシャブリって感じです。ちゃんとシャルドネな味わいにちょっとビックリです。

 いやー、このワインは凄いわ・・・ってか中身自体はそんなに凄くはないんだけど、値段を考えると凄いです。 うたい文句通り、本場フランスのシャルドネっぽさがあります。ロピアがお近くの方はぜひ買ってみてください。 さすがに1/3くらいは残っているので、明日また追稽古します。

点数78点
道場での夕食

 さて「いづう」の鯖寿司ですが、秋に師範と次女が京都に行って買って帰ってきた時のものより、明らかに身が薄くて頼りない感じがしました。 それが季節によるものか、本店と催事場の違いかはわかりませんが、これが1本6,000円は高いと感じちゃいました。

 1本6,000円のワインは「薄いけどアリ」なんて言うのにね。


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