最新稽古


25日(日)

Gaumenspiel Gewurztraminer 2020 [Peter Mertes]
名称Gaumenspiel Gewurztraminer 2020
ガウメンシュピール ゲヴュルツトラミネール 2020
生産者Peter Mertes
ペーター・メルテス
価格1,067円
購入店トスカニー イタリアワイン専門店

 本日の夕食は手巻き寿司。寿司種は、マグロ赤身、マダイ、スルメイカ、玉子焼き。それ以外はアン肝とトマトのサラダ。 合わせるワインを選ぶ料理ですが、泡は昨日飲んだので選択肢から除外。 かつ、一昨日の赤も結構残っているので、健康に気遣ってアルコール度数低めのドイツ産をチョイス。 たしかリアルワインガイドで「旨安ワイン」に選ばれた銘柄とのことだったと思います。

 色は、薄めではあるけど結構照りの有るレモンの果肉色。 香りは、これぞゲヴュルツなライチの香りがバンバン感じられます。 なるほど、この華やかな香りは雑誌のテイスティングでウケるでしょうね。 味わいは、しっかり甘いです。昔の安ドイツ産みたいに薄ら甘いんじゃなくてしっかり甘い(糖度8.2)んだけど、 酸味もあるので甘ったるい感じはしません。

 ここまで甘さがあると手巻き寿司に合わせるのは難しいかなぁ、と思いましたが、 「吟醸酒を飲んでいる」と脳内補正をかければ結構イケます。 1,000円ちょっとでデザートワイン的なワインが買えるという意味でも重宝すると思います。

点数76点

24日(土)

Comtesse de Gramont Brut N.V. [Comtesse de Gramont (C.G.D.)]
名称Comtesse de Gramont Brut N.V.
コンテス・ド・グラモン ブリュット N.V.
生産者Comtesse de Gramont (C.G.D.)
コンテス・ド・グラモン (C.G.D.)
価格2,199円
購入店ロピア 権太坂店

 西日本遠征稽古では、 泡モノはシャンパーニュ5種6本と英国のスパークリング1本、そしてカバ1本と稽古して来ました。 そんなことするとね、やっぱりシャンパーニュが飲みたくなるんですよ(英国のでも良いんだけど) そういうちょっと驕った舌を落ち着かせるために選んだのは、ロピアで税別1,999円で売られている安シャンパーニュ。 この銘柄は3年前にも稽古していますね。 ちなみに本日合わせたのは豚ヒレカツです。

 グラスに注いで外観確認、泡のボリュームはさすが「腐ってもシャンパーニュ」、きめ細かい泡がたっぷり出て来ます。 香りは、ちょっと参加して茶色くなったリンゴとパンの耳、 それに明らかにベリーっぽい香りがありますね。ピノ・ムニエ主体なのかな?書かれていないので分かりませんけど。 味わいは、酸味しっかりで結構濃くてさすがシャンパーニュ。でも、ちょっと勇み足と言うか、苦味が感じられるのよね。 そのあたりが画竜点睛を欠いています。

 シャンパーニュに期待する「泡の強さ」「香りの複雑さ」「酸の強さ」がちゃんとあります。 でも、どことなくガチャガチャした感じがあって、そこがこの値段の理由なのかな。 でも値段以上のクオリティは感じますよ。ロピアが近所にある方は是非!

 小瓶保存した翌日、そのまま瓶にシャンパンストッパーをするより泡は残ると思います。でも弱くはなりますね。 で、泡が弱くなってもやっぱりシャンパーニュの良さが感じられるのがナイスです。

点数78点

23日(金祝)

Governo 2020 [Duca di Saragnano]
名称Governo 2020
ゴヴェルノ 2020
生産者Duca di Saragnano
ドゥーカ・ディ・サラニャーノ
価格1,815円 (通常価格:3,630円)
購入店Terra Vento

 連休なので赤白開けていきます。こちらのワインは、インポーター「風土」さんの半額セールで購入した赤ワイン。 品種はサンジョヴェーゼ70%、メルロー30%。6ヵ月のバリック熟成。 『早摘みしたサンジョヴェーゼにアパッシメントを掛け、 その後通常通りにマセレションを掛けたワインと混醸することにより出来るワイン』だそうです。 風土さんのワインは日持ちがして複数実に分けた方が良いと聞いたので、
 ①セラーに立ててコルク戻す
 ②セラーに立てて開けっ放し
 ③常温でコルク戻す
 ④常温で開けっ放し
のどれが良いか聞いたところ、『お薦めは②だけど大勢のワイン入門者に勇気を与えそうなので③を試して見て欲しい』 とのことだったので、常温+栓で保存&稽古することに決めました。

 初日は、セラーから出してすぐだったのでやや冷えた(セラー温度12℃)状態です。 外観は非常にしっかりした紫色、でもサンジョヴェーゼが主体なので明るさがあります。 香りは、抜栓してすぐは閉じていました。時間が経って温度が上がってくると、 ドライプルーンの果実香とスミレの花、そしてバタークッキーの甘香ばしさを感じます。 味わいは結構甘さしっかりです。渋味もそれなりにあって、酸味は控えめかなぁ。 ブラインドだとプリミティーヴォと答えそうです。

 初日、香りはまだ閉じているような感じがします。 味わいは甘さが目立っていて、まだ本領発揮では無いような気がしましたよ。 これから栓をして常温保存で3日間、どう変化するか楽しみです。

翌日
 まずは午後2時頃に常温のままテイスティング・グラスで状態を見ました。
 香りは明らかに開いてきてますね。味わいは、昨日よりも酸を感じます。 このままでも美味しいんだけど、1時間くらい冷蔵庫に入れた方がより締まって美味しいと判断しました。

 夕食では鶏ハツの甘辛煮に合わせて稽古。多分明らかに昨日よりも良い感じになってます。 本音を言うと冷やさなくても良かったかも、ってくらいです。明日の変化にも期待しましょう。

翌々日
 西日本遠征稽古を書き上げて、ほっと一息自分打ち上げの席に、 まずは常温で、そしてその後セラーで2時間くらい冷やして再稽古。

 不思議と、というか当たり前にというか、渋味がおとなしくなって酸味が出て来ますので、 当初やや甘渋い感じだったのがうまくバランスして来ます。 「複数日に分けて飲むこと推奨」ということで、2点プラスで王道入りしちゃいますね。

点数78(+2)
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西日本遠征稽古

17日:道場から福岡へ
18日:台風で福岡滞在
19日:台風通過の福岡
20日:福岡から神戸へ
21日:関西ワイン巡り
総括
今回訪問した西日本の地図 福岡1 福岡2 福岡3 神戸 大阪

既掲載分は地図上の名前をクリックすると記事に飛びます(スマホはゴメン)


21日(水休)

■神戸の街並み

神戸三宮の街並み

 おはようございます。神戸は清々しい朝を迎えております。 最終日の今日は、「神戸大阪ワイン屋&グルメ散策」に出かけます。

 ホテルを10時ちょっと前にチェックアウトして、三宮~元町界隈をぶらぶら散策しておりました。 遠征稽古で持て余しがちなのがこの朝の時間なんだよね。ワイン屋さんって意外と朝からは開いていませんから。

 なんてことを考えながら歩いていると、ショーウィンドゥにズラリとならぶシャンパーニュのディスプレイを発見。 どうやらお花とワイン(ほぼシャンパーニュ)のお店らしいです。 その両方が同時に必要となる局面って、だいたいパーティとかですよね。シャレているなぁ、神戸。

■ジェロボアム

ジェロボアム 外観

 数少ない「朝から開いているワイン屋」情報をカツミさんから得ていて、それがこちらジェロボアムさん。 元町駅のすぐ南、昨日のリシュリュゥさんからも近い場所にあります。 到着したのは開店してすぐの午前11時、外観は先ほどのショップに負けず劣らずのオシャレ具合です。 キャリーケースを引きずった貧乏旅行者の師範は一瞬たじろぎましたが、意を決して入店しました。

 店内は、壁一面に世界各国のワインが並べられていて、フロアの中心部にはワイングラスとかワインの木箱が置かれています。 店内の温度はかなり低めに設定されているので、夏でも長袖が良いと思います。

モノ欲しげな顔をして店内を物色していると、店主の安藤さんから
 店主:『なにかお探しですか?』
とお声がけ頂きました。来た来た!と思い
 師範:「こちらは有料試飲ができると聞いてきたんですけど・・・」
と答えると
 店主:『出来ますが、休み明けなので今日はまだ何も開けていません。 せっかくお越し頂いたみたいですから何か開けましょうか?』
とのご提案。
 師範:「ありがとうございます!お願いします!!」
とお答えしたら、
 店主:『どんなワインがお好みですか?』
と聞かれました。あー、やっぱりそう来ますよね。ありがたいんですけど、絶対困らせちゃうからこちらも困るヤツ。
 師範:「えーっと、普段安いのばっかりで、赤白泡なんでも、フランスイタリアチリどこでも飲みます」
と答えたって先方は選びようがないじゃないですか。
 店主:『・・・、それでは何か今日飲みたいものは?』
と聞き返して頂き、辛うじて
 師範:「強いて言えばピノ・ノワールなんかが好きです」
とお答えしたら、悩みながら下記の2本を選んで頂きました。

Joel Gott Barrel Aged Chardonnay 2019 [Joel Gott Wines]
名称Joel Gott "Barrel Aged" Chardonnay 2019
ジョエル・ゴット "バレル・エイジド" シャルドネ 2019
生産者Joel Gott Wines
ジョエル・ゴット・ワインズ
価格600円 (Glass)
購入店ジェロボアム

 安ワイン道場では、一般に「試飲」は「稽古」に含めないことにしています。 だってあんな少量で飲んだ気になるのはなんだかもったいないからです。 でもこちらの試飲は、下手なレストランのグラスワインよりもたっぷり、「これ試飲ですか?」って量を注いで頂けます。 なので特例的に稽古に含めることにしました。

 『白と赤をお出しします』とのことで、まずは白から。 多分、無難な線から選んで頂いたのでしょう、カリフォルニアのシャルドネです。 『今週はニューワールドのワインをご紹介していきたいと考えていました』とのことです。 このワイナリーに関していろいろ詳しく説明して頂いたと思うのですが、 いかんせんグラスを手にすると心はウワの空、そして当然メモも取っていないのですっかり忘れています。

 色は薄めだったと思います。香りは、"Barrel Aged"と謳われている割には樽香は控えめで、 シャルドネらしい蜜入りリンゴっぽい香りが支配的だったように思います。 味わいは、カリフォルニア産らしく酸味は控えめ。万人ウケする味わいに仕上がっていると思いました。

 確かお値段は3,000円台後半でしたっけ、素直に美味しいシャルドネだと思いました。 試飲した中から買って帰ろうと思ったんですが、3,000円超えるとなぁ、「破戒」になっちゃうからなぁ。

点数77点
Shubert Marion's Vineyard Pinot Noir 2019 [Schubert Wines]
名称Shubert Marion's Vineyard Pinot Noir 2019
シューベルト マリオンズ・ヴィンヤード ピノ・ノワール 2019
生産者Schubert Wines
シューベルト・ワインズ
価格700円 (Glass)
購入店ジェロボアム

 師範の意を組んで、赤はちゃんとピノ・ノワールを開けて頂きました。 どちらかというと開けてから日持ちのしない品種なのに、ほんとスミマセン。 ニュージーランドのこの造り手は、 昨今かなり有名になった"KUSUDA Wines"の日本人醸造家である楠田氏と、 ドイツのガイゼンハイム大学で一緒に学ばれたそうです。 このワインは楠田氏のワインよりもう少し早熟で親しみやすい感じとのことでした。

 外観は、濃くなく薄くなく、いかにもピノ・ノワールらしい赤紫色でした。 香りは、ニュイよりもボーヌ、熟れたイチゴに軽いケモノっぽさを感じる雰囲気だったと思います。 味わいは結構シッカリ系。アルコール度数が14.5%もあって、ピノ・ノワールとしてはかなり飲み応えがある感じでした。

 ボトルでのお値段は4,000円台だったと思います。まぁそれくらいしますよね。 そして、やっぱり最近のニュージーランドは厚みのあるワインが増えてきている印象が補強されました。

点数79点
ジェロボアム 試飲

 試飲しながらいろいろお話を伺って、なんだかんだで30分以上居たと思います。長々と失礼しました。

 こちらでのお買い上げは、気になっていた造り手の日本ワインを選ばせて頂きました。 試飲の際に、『試飲で開けるワインは、このワインを買って頂きたいわけではなくて、 これを基準にどういうワインがお好みか知る目印にしています』 と仰っていましたので、試飲とは別のワインを買う事の心理的抵抗感を下げて頂けました。 店主の安藤さん、物静かでとても優しげな紳士でしたよ。

■大阪

大阪の象徴 豚串と紅しょうが串

 神戸でのワイン屋訪問を終えて、JRの新快速で一路大阪へ。 大阪らしい写真の一枚でも撮っていれば良かったんだけど、あいにくそういう気が回らなかったので、 ここは大阪名物の豚串と紅しょうが串の写真を載せておきます。

 今回の「神戸大阪ワイン屋&グルメ散策」にあたって、ツイッターで事前に情報提供をお願いしました。 そうしたらたくさんのお店情報が寄せられて、それを師範だけで保有するのは勿体ないと考えましたので、 Googleマップにプロットしたものを作成しました。ご参考になれば幸いです。

こちらが頂いた情報をマッピングした地図。当然全部は廻りきれません。

■ヨネヤ 梅田本店

ヨネヤ梅田本店 外観

 上記写真を撮ったのがこちらのヨネヤ 梅田本店という串カツ屋さん。 大阪駅から直結する地下街にあります。 Googleマップ、便利ではあるのですが地下街の店を探すのは結構苦労しますね。 お店到着時刻は予定をちょっとオーバーして12:30を過ぎたあたりでした。

ヨネヤ梅田本店 値段表と店内 ヨネヤ梅田本店 生ビール

 店内は、「こういう庶民的な店に来たかったんだよ~」欲を満たしてくれる気軽な感じ。 お昼からビールとかハイボールとかを飲んでいる勤め人風の方がたくさんおられます。 えーっと、今日平日ですよね?大丈夫ですか?

 なんて言っている師範も飲んじゃうわけです。やっぱりこういう店ではビールしか勝たんな。 サッポロの黒ラベル、上等です。

ヨネヤ梅田本店 串かつ盛り合わせ生中セット

 先ほどの豚串と紅しょうが串は追加で注文したもので、ベースの注文はこちらの串かつ盛り合わせ生中セット、980円です。 こちらのお店はそれぞれにソースが付くので、二度漬けOKらしいです。 ルールが分からず怒られる心配が無くてナイスなんですが、この方法だと大量にソースを廃棄せざるを得なくなりますよね。 SDGs観点からも、もう少しソース少量でも串カツに浸すことが出来る容器の開発が待たれます ・・・なんて突然の「意識高い系の上から目線」、失礼しました。

 サクサクっと飲んで食べて、お店を出たのは13:15頃、次なる目的地である東大阪方面へ地下鉄&近鉄で向かいます。

(まるで関係無いけど、どちらも「ちかてつ」って読めますね)

■ココス東大阪

ココス東大阪 外観

 その目的地がココス東大阪さん(お店のアカウント)、 外観的には普通の郊外型ディスカウント酒店ですが、 ネット上ではかなり有名人の片山さんが勤務されていて、ぜひお会いしたいと伺いました。

 店内も、雰囲気的にはワインが多めのディスカウント店ですが、奥にちゃんとしたワインセラーがある点が普通と違います。 そして、片山さんにはネットショップの出荷用倉庫を見せて頂きましたが、そこは結構圧巻でしたね。 商品番号順に(地域や品種はランダムに)並べられているので、素人にはどこに何があるのか全く分かりません。 ネットショップの在庫と出荷はすべてここの倉庫から、とのことで感慨深いものがありました。

ココス東大阪 片山さん

 こちらが片山さん、手に持っておられるワインはハーフボトルではありません。 ワインに詳しいだけでなく、稀代の大食漢としても関西方面でブイブイ言わしているそうです。 今後ともよろしくお願いします。

 お邪魔したのは30分くらいだったでしょうか?なにか1本買って帰ろうと思ってお薦めのワインを聞きましたが、 『ワインだったらネットで買えるので、ココでしか買えない東大阪の地ビールはいかがですか?』と勧めて頂きました。 それも、帰りの新幹線で飲めるように保冷バッグ+保冷剤+栓抜き付きで。大変お世話になりました!>片山さん

■みたまり酒店

みたまり酒店 外観

 東大阪のココスを出て向かったのは、「南アフリカワインの西の聖地」と名高いみたまり酒店さん (お店のアカウント)。 「放出(はなてん)」という、知らなきゃ絶対読めない駅が最寄りのお店です。

 外観は、どこにでもありそうな、ホントにどこにでもありそうな昔ながらのお酒屋さんです。 店に入って右側も、一部南アフリカワインが置いてある以外、普通にビールとかおつまみとか醤油とかが並んでいて、 普通に町のお酒屋さんと変わりません。 違うのは、まず奥のワインセラー。100%南アフリカワインだけが、極めて自由なスタイルで並べられています。 値札もあったり無かったりで、この中から好きなワインをゲットするには南アフリカワインに対する相当な知見と嗅覚が必要です(笑)

みたまり酒店 試飲

 そしてもう一つ普通の酒屋と異なる点があって、それが店に入って左側。 立派なカウンターが大きな場所を占めています。 スタイルとしては角打ちなんでしょうけど、広いテーブルに椅子、 全くワインバーに遜色ない雰囲気を醸し出しています。

 このお店の有料試飲(「ワイン部」と呼ぶらしいです)は16:00から。 師範はちょっと早めに伺って、まずはセラーを物色してからワイン部に参加しました。 ワインのアテにしたのは砂ずりの佃煮 300円。 しっかりと味が沁みていてチビチビ食べられて、これ一皿で最後まで済ませちゃいました。

Graham Beck Brut N.V. [Graham Beck]
名称Graham Beck Brut N.V.
グラハム・ベック ブリュット N.V.
生産者Graham Beck
グラハム・ベック
価格980円 (Glass)
購入店みたまり酒店

 本日のワインリストには、泡が1種類、白が6種類、赤が4種類。お値段はグラスで680円~1,500円。 それ以外にも450円の「お気軽白ワイン・赤ワイン」や、ワインハイボールとか南アフリカ産のブランデーなんかもありました。 そんな中から「一杯目はやっぱり泡モノが飲みたいですよね~」ということで、 みんな大好きグラハム・ベックを頂きました。

 外光たっぷりのお店なので色はよくわかります。やや薄めのレモン色で、極くわずかにオレンジがかった雰囲気があったと思います。 泡だちは、前日頂いたシャンパーニュやイングリッシュ・スパークリングと比べると少なめですが、その分飲みやすくはあります。 香りには、リンゴに加えて洋梨の雰囲気があって、なんとなく甘い感じがします。 口に含むと、やはりシャンパーニュと比較すると明確にフルーティさが際立つというか、 甘くて親しみやすいバランスに感じます。

 やっぱり美味しいっすね、グラハム・ベック。南アフリカのMCC(メトード・キャプ・クラシック)はだいたい美味しい気がします。 このブリュットは親しみやすい側で、 これよりもっとシャープな感じがお好みならブラン・ド・ブラン、といった選択になると思います。

点数80点
Longridge The Emily Cuvee Classique N.V. [Longridge]
名称Longridge "The Emily" Cuvée Classique N.V.
ロングリッジ "ジ・エミリー" キュヴェ・クラシック N.V.
生産者Longridge
ロングリッジ
価格680円 (Glass)
購入店みたまり酒店

 ここでは泡→白→赤と頂くことにしました。そういうコンサバ具合がいかにも凡人師範の思考を表しています。 そして白のチョイスは、リストで一番安かったロングリッジのエミリー。 ロングリッジのワインは、先日アフリカーのセールで5本買ったのですが、このエミリーはその中に含まれていなかったので、 ミッシング・ピースを埋める意味で選択しました・・・って半分ウソです一番安かったからです。

 色は、写真でも少しわかると思いますが、ちょっとオレンジ色がかっています。 品種にピノ・ノワールが使われているんですね。 みたまりさんによれば『そもそもはスパークリングを造る予定だったらしい』そうです。 香りは、柑橘系の香りにほんのりベリーの香り、味わいは酸味しっかりで軽い渋味。 確かに炭酸抜きのスパークリングワイン的なバランスのように思えました。

 ボトルでのお値段は2,530円とのことで、かなりお手頃、道場の稽古範囲内です。 前のグラハム・ベックもこのエミリーもどちらも開けたて、 今日これまでのグラスワインは朝から開けたて4連発で景気が良いですね。

点数77点
Cuvee Rika Pinot Noir 2020 [Longridge]
名称Cuvée Rika Pinot Noir 2020
キュヴェ・リカ ピノ・ノワール 2020
生産者Longridge
ロングリッジ
価格780円 (Glass)
購入店みたまり酒店

 一番安いのばかりを頼むのはあまりに「安ワイン道場」的でみっともない、とその時の師範は考えたのでしょうか、 赤は安い方から2番目をチョイスしました。それがこのキュヴェ・リカ。 ヴィンテージは2020年、この年から全てステレンボッシュにある自社畑のブドウに変わったそうです。

 色は、ピノ・ノワールとしてはかなり濃い方だと思います。 そして香りにちょっとビックリ、生プルーンのような果実香に加えて、 まるでシラーのような白胡椒っぽいスパイシーな香りがあります。 味わいにも、色や香りの印象通りの濃さがあります。 とても気合が入ったブドウが使われていることがわかります。

 ポテンシャルはすごく高いと思います。ただ、今飲んで美味いかと言われれば、明らかにまだ早いと感じました。 このワイン、前述したアフリカーのセールで買っているんですね。こういうの、開け時に悩むんですよ。 少なくとも1~2年は置いておいた方が良さそうです。

点数78点
みたまり酒店 カウンター

 カウンターの様子はこんな感じ。ほ~らワインバーでしょ?

 でも、カウンターの向こうには明るいお人柄のみたまりさんがいて、 カウンターのお隣にはご近所のお爺さんがビールを飲みに来ていて、なんともアットホームな空間でもありました。

 さてこちらのお店で買ったワインは、前から気になっていたけどあちこち売り切れだったシュナン・ブランを、 セラーから掘り出して買いました。 南アフリカワイン・ラバーさん、特にお宝探し大好きな方には是非ともお勧めしたいお店です。

■居酒屋とよ

居酒屋とよ 外観

 みたまり酒店を出て、次に向かったのは今夜のディナー会場である居酒屋とよ、 京橋駅を出てすぐのところにあります。店名に「居酒屋」とありますが、 オープンエアで固定型の屋台のような感じですね。

 こちらのお店は、 昨日もご一緒したワインの泉さんに推薦して頂いて、 こちらも初日にご一緒したカツミさんから 「この店大好き、一緒に行く!」と言って頂き、三人でご一緒することになりました。

居酒屋とよ 調理場

 調理場では、威勢の良い大声を発する大将がバーナーでマグロを焙ってます。 外部の人間がイメージする「大阪の下町」感満載ですね。いやー楽しいわ、このお店。

 注文はすべて泉さんにお任せだったので、メニューやシステムはわかりません。 あまりいろいろは無さそう(というか下に載せた写真が全てらしい)ですが、そういうのも楽しいですね。

居酒屋とよ ビールとホタテ

 ビールは、スーパードライの大瓶しかなさそうですが、他の飲み物はタカラのチューハイなんかがあったと思います。 ボトルを飲み干したら次を勝手に取って来るスタイルのようです。最後に空きビンの本数で清算なのかな? 全てお任せしていたのでよくわかりません!

 最初のツマミは、ホタテの貝柱の和え物、お酒が進むメニューです。こういうので良いんだよ。

居酒屋とよ 大トロ

 そしてこのお店のスペシャリテらしいのがコチラ、 大トロ、赤身、ウニ、イクラが巻き寿司の上にドドンと乗った大皿料理。 こういうお店だから鮮度が気になるところですが、どれも間違いない品質だと思いました。 そういうギャップが素晴らしい、なるほど皆さんこれを食べに来ているのね。 豪快にマグロが味わえて、たいそう美味しゅうございました。

居酒屋とよ 大トロ

 もう一つのスペシャリテがコチラ、マグロほほ肉の炙り焼き、先ほどの大将がバーナーで焼いていたヤツです。 見た目は雑ですが、中身もまぁまぁ雑です。でもこういうので良いんだよ。

 お会計は・・・いくらでしたっけね?もちろんそんなに高くは無かったと思います。大変楽しいお店でした。

■パシオン・エ・ナチュール アルデ新大阪店

パシオン・エ・ナチュール アルデ新大阪店 外観

 そもそもは居酒屋とよで解散する予定だったのですが、お二人に『新大阪までご一緒しましょう』と言って頂けました。 なんてノリが良いんだこの人たち。 何時に出てどこをどう行ったか全く覚えていませんが、帰りの新幹線の時間だけしっかりっチェックして、 向かったのは新大阪駅のレストラン街にあるパシオン・エ・ナチュール アルデ新大阪店。 自然派ワインが楽しめるお店のようです。

パシオン・エ・ナチュール アルデ新大阪店 乾杯

 もうこの遠征稽古で何回目の乾杯かはわかりませんが、最後の乾杯写真がこちらです。 後ろに551蓬莱の保冷バッグが見えていますが、これは泉さんに買ってきて頂きました。 『師範、時間がないので飲んでてください。私が代わりに買って来ます!』ですって。 この人、終始明るくて気配りや気遣いがあって、営業で絶対成功すると思います。 応援よろしくお願いします!

Friedrich Becker Riesling & Gewurztraminer 2020 [Friedrich Becker]
名称Friedrich Becker Riesling & Gewürztraminer 2020
フリードリッヒ・ベッカー リースリング&ゲヴュルツトラミネール 2020
生産者Friedrich Becker
フリードリッヒ・ベッカー
価格5,060円
購入店パシオン・エ・ナチュール アルデ新大阪店

 泉さんが代わりに買い物に行っている間、師範とカツミさんで飲むワインを決めました。 選んだのは、美味しいドイツワインを造ることで有名なフリードリッヒ・ベッカーのリースリング&ゲヴュルツトラミネール。 お値段税別4,600円、リーズナブルだと思います。

 泉さんが帰って来て、意地悪な二人はブラインドで品種を当てるよう挑んでみました。 泉さんの回答は「ソーヴィニョン・ブラン!」だったと思います。あはは、ワイン・エキスパートの2次試験頑張ってください。 師範はもうかなり出来上がっておりまして、メモも取ってはいないのですが、 いかにもリースリングとゲヴュルツが使われたドイツワイン、って感じだったと思います(ケンカ売っとるんかい!)

 そんな一本目、多分飲み始めて20分くらいで飲み干しちゃったんじゃないかな? だって写真のタイムスタンプを見ると外観写真を撮ったのが19:44、↓の赤ワインの写真が20:18ですから。

点数(79点)
Pleins-les-Ceps N.V. [La Cave Apicole]
名称Pleins-les-Ceps 2020
プレイン・レ・セップ 2020
生産者La Cave Apicole
ラ・カーヴ・アピコル
価格6,820円
購入店パシオン・エ・ナチュール アルデ新大阪店

 もうね、よせば良いのに2本目ですよ。 さらによせば良いのは、1本目でブラインドが楽しくなっちゃったんでしょうね、 お店の方に「ブラインドで当てたいので赤をボトルでお願いします」なんて注文しちゃったようです。 いま考えればグラスで良いじゃん、ですが、そんなことに気付くだけの知能は既に持ち合わせていなかったようです。 ちなみにこのワイン、(ヴァン・ド・フランス格付けだからか)ヴィンテージが明記されていませんが、 調べたところ2020年産のようです。

 各人のブラインドの回答は下記でした。
 ・泉さん:カベルネ・フラン
 ・カツミさん:グルナッシュ
 ・師範:ガメイ
だってね、とても自然派自然派した酸と尖った渋味があって、・・・とくればガメイでしょう。 もうバッチリ当てたつもりだったんだけど、正解はグルナッシュ。カツミさんおめでとうございます。 っつーか判らんわ、そんなもん。列車の時間が迫っていたので、2杯目はキューっと一気飲みでした。

 お値段は税別6,200円・・・やっぱり師範には自然派はあまり合わないかな。ちなみにこのお店、 ワイン代と消費税以外、お通しや席料の類は取られませんでした。駅ビルの中にあって、良心的なお店だと思います。

点数(75点)

■東海道新幹線:新大阪→新横浜

のぞみ58号

 帰りの新幹線は、新大阪20:33発のぞみ58号。皆さんが時間に気を配って頂いたおかげでちゃんと乗れました。 左写真はその時撮ったもの。ボケボケで師範の状態がよくわかります。

 で、当然のように車内では爆睡、普通だったら東京まで乗り過ごしてチーン!(普通かよ!)のところですが、 奇跡的に三島を過ぎたあたりで目が覚めて、きちんと新横浜で降りることが出来ました。 今回の遠征稽古、不思議と何も失くしていないし大きな失敗も無く、「師範よくできました!」と褒めてあげたいところです。

■ホテルリブマックス横浜駅西口

ホテルリブマックス横浜駅西口 外観

 えーっと、遊び歩いている師範に対し、家族から『横浜で一泊して自己隔離しなさい』との指令が下りました。 確かにそれが良いよね、ということでこの日の朝に横浜のホテルを押さえたわけですが、 「そういえば『よこはま旅割』という制度がスタートしていたな」と気付き、 リブマックスがそのサービスを提供していることを思い出しました。

 そんなこんなで、この夜に宿泊したのがホテルリブマックス横浜駅西口です(写真は翌朝撮影したものです)。 宿泊料金5,000円ですが、2,000円のクーポンが頂けますので、実質3,000円。タクシー代くらいで泊まれるなら御の字です。

ホテルリブマックス横浜駅西口 室内 キリン 一番搾り

 宿泊費は一泊5,000円なのに、なんとツインの部屋を取ることが出来ました。 今回の遠征稽古で一番広くて一番快適です。惜しむらくは、ここで英気を養っても明日は帰るだけ、ってとこですね。

 新幹線でぐっすり寝たおかげで、大阪で摂取したアルコールも結構抜けて来ていたので、 ホテルの部屋でキリン一番搾りをプシュっと。 本当にお疲れさまでした>自分


総括

ななさん

 以上、安ワイン道場史上最も情報量の多い遠征稽古の記録、シルバーウィーク後半はミッチリ執筆活動に費やしてしまいました。

 コロナ禍でずっと移動しづらい状況が続いていましたが、やっぱり旅は良いですよ。 行きたいところに行って、美味しいものを食べて、会いたい人に会う。 師範も既に「アラ還」の年齢、いつまで人に迷惑をかけずに思い通りに動けるのかわかりません。 今回みたいな「一人旅+友だち」も良いし、家族でもっと行きたいところもあるし、老後は師範代ともあちこち出かけたい。 そんな平和な世の中がこれからもずーっと続くことを願って止みません。

 ・・・と締めたところで、40,000字を越えた渾身のレポートの筆を置かせて頂きます。

遠征稽古へ