- 門下生
本日は、先週に引き続き「G7とコノスル、どっちが美味いの対決」パート2。 本日の稽古品種はメルローです。『え、一般的なカベルネ・ソーヴィニョンじゃないの?』という声も聞こえてくるようですが、 G7のカベルネはもう飲んじゃったんでしかたがありません。 主力品種以外をどれだけ手抜きせずに造っているか、というあたりに焦点を置きたいと思います。
名称 | G7 Merlot 2023 ジーセブン メルロー 2023 |
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生産者 | Viña del Pedregal ビーニャ・デル・ペドレガル |
価格 | 467円 (単品価格:561円) |
購入店 | セイコーマート オンライン |
まずこちらは北海道のコンビニチェーンである「セイコーマート」が輸入しているジーセブン
ヴィンテージは2023年、畑はマウレ・ヴァレーにあるようです。
裏ラベルに"Vegan"のマークがあるので、清澄に生卵とかは使われていないんでしょうね。
色は、メルローらしく暗めで濃いめ、でもきちんとフィルターが掛かっているらしく清澄感のある青紫色。
香りは「ザ・メルロー」っすね。トーン低めの果実の香りにほんのり古い蔵と消し炭の香り。
果実香バリバリって感じじゃないあたりがメルローです。
味わいは、「これが500円以下で良いの?」ってくらい本格派。
酸味も甘味も渋味もしっかりしていて、それぞれが個別に感じられはするけどポテンシャルは十分です。
「G7は美味い」という世間の評判は正しいと思います。
ややマイナー品種のメルローでも手抜きは無く、しっかり品種の個性が伝わる仕上がりになっていると思います。
再度「これが500円以下で良いの?」です。
点数 | 77点 |
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リンク |
ジーセブン 飲みくらべ9本セット 5,580円 (@セイコーマート・オンライン) G7 Merlot 561円 (@セイコーマート・オンライン) |
名称 | Cono Sur "Bicicleta" Reserva Merlot 2022 コノ・スル "ビシクレタ" レゼルバ メルロー 2022 |
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生産者 | Viña Cono Sur ビーニャ・コノ・スル |
価格 | 803円 (単品価格:938円) |
購入店 | カクヤス保土ヶ谷店 |
対するこちらはみんな大好きコノ・スルです。
もちろん何度も稽古していまして、前回の稽古は2020年産だけどほとんど情報無し。
正直なところ雑に飲まれがちな銘柄ではあると思いますね。
色は、G7とほぼ同じ、ちょっとだけ気のせいレベルで濃い気はします。
香りは、G7と同様のメルローらしさに加えて、樽熟しているかは不明ですがなんとなくチョコレートっぽい香ばしさを感じます。
味わいは、甘渋酸のバランスはほぼ同じですが、1年熟成している分ややまとまりが出ている気がします。
やっぱりコノスル、侮れないっすよ。
日本中ちょっと大きめの酒屋にはだいたい置いてあるくらいの流通量がありながらこのクオリティ。
「安くて美味しいワインを教えてください!」と無邪気&無報酬で聞かれたら『自転車ラベルを買いなさい』と今後も言うことにします。
点数 | 78点 |
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合わせた料理は手作りギョウザ。豚肉は豚バラのブロックから叩くと肉々しくて美味しゅうございます。
それはそうとこれらのワイン、1,000円以下で、ホントどちらも良く出来ています。
この円安の折でもこういう価格で供給して頂いているインポーター各社には頭の下がる思いです。
半分近く残っていそうなので、後日に再稽古の結果を公表します。
あと、次の対決相手が無くなったので、これで終わりにするかどうするか思案中です。ロゼも買うかな?
名称 | Beau Geste Pinot Noir 2022 ボー・ジェスト ピノ・ノワール 2022 |
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生産者 | Maison Gabriel メゾン・ガブリエル |
価格 | 879円 |
購入店 | オーケー みなとみらい店 |
本日の夕食は、ポークチャップ、玉ねぎ&ベーコン入りオムレツ、レタスとトマトとクリームチーズのサラダ。
ワインは、オーケーストアで879円で買った安ピノ・ノワール。
実はこのワイン、同じものを稽古済み、完全に忘れていてまた買っちゃいました。
なんか美味しそうに感じたんですよね。以前の稽古の際は高評価だったので一安心して稽古します。
色は、ピノ・ノワールとしては結構濃いめ。"Vin de France"格付けですが、もちろん南仏産だと思われます。
香りもいかにも南仏のピノ。果実っぽさに加えて革のようなケモノ感がしっかり感じられます。
残念ながら前回言及した樽っぽさは気のせいだったように思われます。
味わいは、普通に甘酸っぱくて軽い渋味。こちらもいかにも南仏のピノって感じです。
この手のワインは若い方が美味いからか、一度経験した先入観からか、前回ほどのイケてる感はないのですが、
それでも値段の割には美味しいピノだと思いますよ。なんたってこのお値段ですからね。
点数 | 78点 |
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本日は、お知り合いでインポーター「モトックス」の中の人である
中塚 龍雄さんにお誘い頂いて、
モトックスさんが取り扱いを始めたシャンパーニュの造り手
Lanson (ランソン)のテイスティング・イベントにお呼ばれしております。
会場は、前回のハッティングヴァレーの時と同じ、
東京エディション虎ノ門の31階にあるジェイド・ルームというところ。
前回はガーデン・テラスでしたが、外は寒いので今回はロビー・バーにての開催です。
バーエリアに足を踏み入れると、さすがはシャンパーニュのイベント、と~っても華やかな感じでございます。 師範みたいな理系の陰キャな田舎者が参加するのはおこがましく、まさに「港区女子パリピの集い」ですな。 それでもお声掛け頂いた以上はきっちり拡散すべく、カメラマンに徹しておりました。
乾杯のご発声は、ランソンの中の人マリアン・ジョフロワさん。 月曜に来日して日本各地を廻って明日帰国されるというハードスケジュール。 それでも笑顔を絶やさないイケメンなフランス紳士でございます。ランソンに関しての説明をサラリと。
・・・というようなことを話されていたんだと思います(撮影に集中していてほとんど聞いてませんでした)
それでは乾杯!Votre Sante!
ちなみにランソンに関しては、ネットショップ「葡萄畑ココス」さんのブログでとても詳しく説明されています。
ぜひ↓コチラもご確認ください。
英国王室御用達「ランソン」違いを感じるシャンパンの楽しみ方
名称 | Lanson "Le Black Création 258" N.V. ランソン "ル・ブラック・クリエイション 258" N.V. |
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生産者 | Lanson ランソン |
価格 | (希望小売価格:9,000円) |
購入店 | モトックス |
まずは一番スタンダードなブラック・クリエイションから頂きます。以前の名称はブラック・ラベルでした。 ラベルには番号が記されていて、このボトルは258、ベースヴィンテージの2018年は創業から数えて258番目の収穫年だったからだそうです。 最近、こういうエディション番号を付与するメゾンが増えていますね。 ベースヴィンテージの特定が容易になるとともに、新しいエディションは飲んでみたくなるという消費者の購買意欲を刺激する作戦でもあると思います。
照明が暗めなので色は良くわかりませんが、泡のキメの細かさと泡のボリュームはさすがシャンパーニュです。
香りは、スタンダード・レンジながらかなり複雑で、リンゴのようなフルーツにクロワッサンっぽい香ばしさも感じます。
味わいは、ノン・マロラクティック発酵らしく酸味がしっかりしていますが、酸っぱいって感じではありません。
旨味が酸味をうまく包み込んでくれています。
いきなり美味いっすね。師範はどちらかというと木樽発酵あり&マロラクティック発酵ありなシャンパーニュが好きだと思っていたのですが、
これも良いっすね。ほんっとシャンパーニュは奥が深くて困ります。
点数 | 83点 |
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リンク |
Lanson "Le Black Creation" NV 9,000円 |
おつまみは、オシャレなフィンガーフードをいろいろと用意して頂いております。 最初写真ばっか撮っていたら、これらが全部無くなって「すわ!出遅れたか!」と思ったのですが、 幸い後からも追加されていました。美味しかったです(語彙力)
名称 | Lanson "Le Rosé Création 67" N.V. ランソン "ル・ロゼ・クリエイション 67" N.V. |
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生産者 | Lanson ランソン |
価格 | (希望小売価格:13,500円) |
購入店 | モトックス |
お次はロゼでございます。お値段はグンっ!と上がって希望小売価格は5桁円です。 仕方ないことですけど高くなったよなぁ、シャンパーニュ。 ホントこういう機会でも無ければ、 師範みたいな庶民には縁遠い存在になってしましました・・・なんてネガティブな話はやめておきましょう。
こちらも、照明の加減でワインの色はあまりよくわかりませんが、やや薄めのサーモンピンクだったような気がします。
ほんのり香りにベリーの雰囲気を感じるような気がしますが、正直師範のレベルではあまりその差を鼻で感じ取ることはできません。
品種構成はブラック・コレクションとほぼ同じですから、香りの要素はそんなに違わないのかも知れません。
味わいは、こちらの方がよりフレッシュというか、若い印象がありました。ベースワインのヴィンテージが1年若いからかも知れません。
こちらも美味しいシャンパーニュですよ。
ただ、ロゼ・シャンパーニュの付加価値はその色にあると思うのですが、暗めの照明下ではそれが発揮できずにちょっと残念でした。
せっかくのプレミアム感を演出するには、明るい時間の方が良いかもですね。
点数 | 82点 |
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Lanson "Le Rose Creation" NV 13,500円 |
こちらがマリアンさんと有名ソムリエ田邉さんのツーショット。 やっぱイケメンは絵になるわ、畜生め!来世はイケメンに生まれて浴びるようにシャンパンが飲める人生を掴んでやるゼ(笑)
名称 | Lanson "Le Blanc de Blancs" N.V. ランソン "ル・ブラン・ド・ブラン" N.V. |
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生産者 | Lanson ランソン |
価格 | (希望小売価格:15,500円) |
購入店 | モトックス |
個人的な負け惜しみは置いといて、お次はブラン・ド・ブランです。 ブラン・ド・ブランにはエディション番号が付かないんですね。なぜ?ってなことを聞けば良かったですね。 ただ、フランス語で流暢にコミュニケーションをとっておられる婦女子に紛れて質問するのは、 ノミの心臓を持つ師範には無理なことでした(泣)
さすがに5年の熟成期間を経ているだけあって、香りに複雑さがあります。
リンゴの香りもより熟れた感じになって、わずかに高菜漬っぽい香りも感じられ、味わいも柔らかさが増したように感じます。
田邉さんに感想をお聞きしたら『ハッキリしていますね』とのこと。
何がはっきりしているのかは良くわからないのですが、なんとなく納得させられるものがありました。
皆さんの反応を見ていると、このブラン・ド・ブランが一番人気だったように思います。
師範も、今回の4種類の中ではこの銘柄が一番好印象でした。
普段は「黒ブドウ比率が高い方が好き」なんて言っているのに自分の味覚なんてアテにならないものです。
点数 | 85点 |
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Lanson "Le Blanc de Blancs" NV 15,500円 |
こちらが、シャンパーニュを華麗にサービスされているソムリエの矢田部さん。 なにが凄いって、グラスを持っていくと「次は3番目ですよね」とか、 20人以上いる参加者それぞれがどこまで飲んだか覚えていらっしゃるんですよ。 人の顔や名前を覚えるのが苦手な師範には全く無理な芸当です。
名称 | Lanson "Le Vintage" Brut 2013 ランソン "ル・ヴィンテージ" ブリュット 2013 |
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生産者 | Lanson ランソン |
価格 | (希望小売価格:16,000円) |
購入店 | モトックス |
いよいよ今回のメインたる1本、「ル・ヴィンテージ」でございます。 ラベルの真ん中にでかでかとヴィンテージが記されています("2013"のフォントはちょっと安っぽい感じなのが残念) ブドウが収穫された年である2013年は、過去30年の中で最も遅い収穫となった年だそうです。
色は、ブラック・コレクションやブラン・ド・ブランと比べると明らかに濃い、薄い黄金色な感じでした。
香りはなんとなく栗の甘露煮みたいな「高いシャンパーニュの香り」がします。温度が上がると特に顕著になってきます。
味わいは、甘くは無いんだけど甘味を感じるんですね。濃いエキス分を甘さとしてとらえているのだろうと思います。
やっぱり高いシャンパーニュは美味いっすわ。でも、どこかリテラシーが必要な美味しさというか、左脳で味わっているような感じはあります。
ダイレクトに美味しいのはブラン・ド・ブランかなぁ。シャンパーニュを飲みなれた方にはもちろんこっちだと思いますが。
点数 | 84点 |
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Lanson "Le Vintage" Brut 2013 16,000円 |
こちらが、今回ご招待頂いたモトックスの中塚さん(ツイッターのアカウント)。 招待客のうち、男性はソムリエの田邊さんと師範だけ、という異業?をやってのける方です。 「インフルエンサー」なんてガラではありませんが、微力ながら精一杯拡散させるよう努力しますので、今後ともよろしくお願い申し上げます!
東京タワーをバックに乾杯。東京タワーと照明の反射が重なって、
ちょうどランソンのシンボルマークである「ランソン・クロス」みたいに見えませんか?
見えなくても見えてください!
そんな感じのシャンパーニュ「ランソン」のイベント。午後6時から8時までの2時間、しっかり楽しませて頂きました!
頂いたランソン4種類。やっぱりシャンパーニュは美味しいっすね。
イベントが終了したのは午後8時過ぎ、まだ夜は長いな、ということで一人二次会へ。 向かったのは、神楽坂にあるTROMBAというお店。 以前は六本木のWine Bar 310というお店のマスターだったサトウさんが12月にオープンされたお店です。 年始にお年玉として1,000円のクーポン券を頂いたので、それを使うべく向かいました。
店内は、カウンター6席と4席のテーブル一つ。ワンオペで廻すにはちょうど良いくらいのサイズですね。 この日は『予約無しです!』とツイートされていましたが、伺ってみると空きはあと一席、師範が入ると満席でした。 繁盛店のようなので、予約した方が良いと思います(もちろんも師範も神谷町を出る際に連絡入れました)
名称 | Lahnhof Kerner 2012 ラーンホフ ケルナー 2012 |
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生産者 | Lahnhof (Tenute Costa) ラーンホフ (テヌーテ・コスタ) |
価格 | 1,200円 (Glass) |
購入店 | TROMBA |
『何から始めますか』と聞かれて「泡はすでにたっぷり飲んできたので白からお願いします」と返答、
『白はサッパリ系ですか?シッカリ系ですか?』と聞かれて「まずはサッパリ系でお願いします」と返答。
2本の選択肢を提示して頂き、まだ抜栓してなかった方をお願いしたのですが、開けてみたら軽いブショネだったとのこと。
代替案として抜栓して頂いたのがこちら、北イタリアのケルナーです。もちろん初稽古の銘柄です。
グラスに注いで頂いて、まずその色にちょっとビックリ、かなり琥珀色に近い濃い色合いになっています。
「え~?ケルナーってこんな色だっけ?」と思って改めてラベルを見ると、ヴィンテージが2012年とかなり年季が入っているですな。
そういうワインがサラリと出てくるのが嬉しいですね。
香りは弱めに感じました、というか、オープンキッチンのカウンターだとどうしても調理の香りに惑わされますね。仕方ないところだと思います。
深く嗅ぐと、マーマレードのような甘めの柑橘香が感じられます。
そういう香りに反して、味わいはしっかりと辛口でキリッとしています。コントラストがはっきりした味わいです。
造り手もインポーターも知らないところですが、サトウさん曰く
『せっかくお店で飲んで頂けるのですから、家では飲まないようなものをお出ししたいと考えています』とのこと。
そのお考え、全く同意させて頂きます。
点数 | 81点 |
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名称 | Andata E Rritorno 2022 アンダーダ・エ・リトルノ 2022 |
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生産者 | Ancarani アンカラーニ |
価格 | 1,200円 (Glass) |
購入店 | TROMBA |
2杯目は、「しっかりした白か、ロゼか、オレンジをお願いします」と注文させて頂きました。
ハイ、ココ重要、不自然派を自任する師範の口から「オレンジを」なんて言い出すのは大変珍しいわけですよ。
そこで出して頂いたのがこちらのオレンジ。
イタリアのエミリア・ロマーニャ州のワインで、品種はアルバーナ、ファモーゾ、グレケットジェンティーレ・・・全部知らない品種です。
色は、そんなに濃くないけどちゃんとオレンジなオレンジ色です。
香りは、前述したように拾いづらくはあるのですが、しっかり嗅ぐとグレープフルーツの皮のような柑橘香と、
良い自然派によくある高級石鹸の香りがします。
味わいは、酸味しっかりで旨味もたっぷり、軽い渋味もあってオレンジらしい味わいです。
良いですねぇ、オレンジワインも美味しいんですよ。
ただ、「オレンジワイン」というカテゴリーの中での解像度が一向に上がりません。
いつまで経っても「これは美味しいオレンジですね」止まりです。
点数 | 79点 |
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名称 | Portugieser Feinherb 2020 ポルトギーザー ファインハーブ 2020 |
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生産者 | Winzergehossenschaft Herxheim am Berg ヴィンツァーゲホッセンシャフト・ヘルクスハイム・アム・ベルク |
価格 | 1,000円 (Glass) |
購入店 | TROMBA |
3杯目は「軽めの赤をお願いします」と注文させて頂きました。
そうしたら『※△○×◇◎▽にしますね』と言われましたが、聞きなれない単語だったので聞き取れません。
もう一度確認すると『ポルトギーザー』という品種名だったんですね。初耳の品種です。
産地はドイツのファルツ地方、ドイツでは結構多く栽培されている品種のようです。まだまだ知らないこと多いなぁ、を実感します。
色は、どちらかというと薄めなのですが、青みを感じるあたりに北の品種らしさがあります。
香りには、サクランボやザクロといった酸を感じる赤い果実の香りがあります。どことなくピノ・ノワールっぽい香りですね。
味わいは、赤ワインですが渋味はとても軽めで、甘酸っぱさがしっかりしています。沁み入るような味わいです。
これは大変気に入りました。香りは穏やかですが味吟醸、しみじみ美味しいワインです。
ポルトギーザー、また一つ覚えておくべき品種が増えましたよ。
点数 | 84点 |
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料理は軽い前菜盛り合わせ(1,100円)を出して頂きました。内容は下記です(奥から手前左から右に)
ぱっと見は地味な感じですが、とても手の込んだ美味しいおつまみです。 タマネギは酸味のしっかりしたワインに合うし、パテカンはデザートワインまで守備範囲に入ると思います。
名称 | Montepulciano d'Abruzzo "Colle Maggio" 2021 モンテプルチアーノ・ダブルッツォ "コッレ・マッジョ" 2021 |
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生産者 | Torre Zambra トッレ・ザンブラ |
価格 | 不明 (Glass) |
購入店 | TROMBA |
次は「濃いめの赤をお願いします」と注文したところ、『果実味たっぷりにしますか?タンニンしっかりにしますか?』
と聞かれました。なるほどそういう選択肢もあるんですね。
多分両方頂くだろうなぁと思いつつ、「ではまず果実味たっぷりの方からで」とお願いしたところ、
出して頂いたのはこちらのモンテプルチアーノ・ダブルッツォです。
初稽古の銘柄だと思っていましたが、調べたら19年前に2001年産と稽古しておりました。
さすがにそこまでは覚えてませんわ。
色は、しっかりと濃くて黒に近い紫色です。
香りは、口のすぼまった大きめのもの(シュピゲラウのディフィニション・ブルゴーニュ?)にして頂いたので、
しっかりと甘いベリーを感じ取ることができます。
味わいも、渋味しっかり甘味もしっかり。仰る通り果実味たっぷりの味わいです。
「これぞモンテプルチアーノ・ダブルッツォ!」ですな。
1本飲むとちょっと飽きちゃうかもですが、1杯だけだとしっかりスタートダッシュを決めてくれると思います。
点数 | 80点 |
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名称 | Toscana Syrah 2019 トスカーナ シラー 2019 |
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生産者 | Perazzeta ペラッツェータ |
価格 | 1,400円 (Glass) |
購入店 | TROMBA |
もちろん、もう一方の「タンニンしっかり」の方も頂きました。
出して頂いたのは、"Toscana Syrah"というトスカーナのシラー、名前のまんまですね。
トスカーナで造るフランス品種、ということで「スーパー・タスカン」の部類に入るんですかね?
そのあたりの定義は良く分かっていませんが。
色は、濃さの点では前のモンプルと同程度ですが、やや赤みを感じる気がしました・・・ってあまり覚えていません。
香りはこちらもとてもフルーツ感たっぷりですね。シラーって感じじゃ無くて、それこそプリミティーヴォとかみたいな香りです。
口に含むと、たしかにタンニンがしっかりしています。でも、「渋ッシブ!」って感じじゃ無くて、美味しいレベルの渋味です。
良いっすね、トスカーナのシラー。
シラーやシラーズって、セイボリーな北イタリア産とフルーティなオーストラリア産という認識がありますが、
これはその中間くらいで良いとこ取りをしていると感じました。
点数 | 82点 |
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名称 | Riesling 2004 リースリング 2004 |
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生産者 | St. Urbans-hof ザンクト・アーバンホフ |
価格 | 1,600円 (Glass) |
購入店 | TROMBA |
品性に欠ける気がしたので、ランソンのイベントのところには書いていなかったんですけど、
実はそこではグラス9杯分頂いています(4品種を二回通して最後にブラン・ド・ブラン)。
なので、このワインで実は15杯目です。多いよね。でも飲みたいんだから仕方がありません。
翌日の更新が大変になるのを憂いながら(実際は翌々日になっちゃいましたが)、「デザートワイン的なものを」とお願いしました。
2004年産のリースリング、色はかなりしっかりしたオレンジ色です。
香りにはリースリングらしいペトロールと、ちょっと貴腐香みたいな雰囲気を感じます。そして味わいはしっかり甘いんです。
裏ラベルには『しっかりと完熟させ、遅摘みされたブドウ』と書かれていますのでなるほど!と思うのですが、
格付けはトロッケンベーレンアウスレーゼはおろか、シュペトレーゼでもないQ.b.A(クーベーアー)なのが不思議です。
残念ながらワイン自体のことはあまり覚えちゃいないわけですが、
1日を締めるのにふさわしいしっかり熟してしっかり熟成した甘口ワインだったと思います。ごちそうさまでした。
点数 | 83点 |
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そんなお店の初訪問、お会計は1,000円のお年玉クーポンを使ってトータルは6,500円・・・ 「安いなぁ」と思って帰宅途中でレシートを確認したら、 モンテプルチアーノのお勘定が抜けていたようです。ありがとうございます!そのうちなにかで埋め合わせします>サトウさん