最新稽古


26日(金)

オリンピック観戦用スパークリング

 いよいよパリ五輪が始まりますな。なんにつけ日本ファンな師範は、無節操にいろんな競技を観戦して日本を応援する予定です。 そんな週末のオリンピックTV観戦用に、昼から飲める泡を開けました。

 オリンピックと言えばバルセロナですよ。バズ狙いの方はカフェ・ド・パリを開けちゃってください。

Codorniu Barcelona 1872 Organic Rose Brut N.V. [Codorniu]
名称Codorniu "Barcelona 1872" Organic Rosé Brut N.V.
コドルニウ "バルセロナ 1872" オーガニック・ロゼ ブルット N.V.
生産者Codorniu
コドルニウ
価格877円
購入店MEGAドン・キホーテ狩場インター店

 開けたのがコチラ、スペインの大手「コドルニウ」のカバです。 「バルセロナ 1872」と書かれていますが、これは日本限定のシリーズみたいですね。商売上手だな。 ちなみにドン・キホーテで税別800円くらいで売られていました。 それくらいのお値段で、ちゃんとしたメーカーの瓶内二次発酵スパークリングが飲めるのであれば何だって良いんです。

 色は非常にキレイな澄んだオレンジピンク。写真でもわかりますよね(背景の色が違うので濃さが違って見えますが) 泡はきめ細かく、泡立ちは普通です。 香りには、ちゃんと赤い果実の雰囲気があってロゼらしく、ほんのり香ばしさもあって香りのボリュームもしっかりしています。 味わいは、甘さ控えめ酸味しっかり。カバにありがちなキンキンと金属的な感じはありません。 クイクイ飲みたい気分を抑えて、今日は1/3ほどに留めました。

 「泡の出るのは七難隠す」の最たるもので、普通に、いや普通以上に美味いです。 こんなのを瓶内二次発酵なんて手間のかかる造り方をして、さらには「オーガニック」なんて名乗れる栽培法を用いて、 1,000円以下で出されたら他所は勝ち目無いよなぁ、と思います。 やっぱりワインも工業製品、「規模の経済」な部分があると思いますね。

点数77点
Canyon Oaks Zinfandel 2021 [Canyon Oaks Winery]
名称Canyon Oaks Zinfandel 2021
キャニオン・オークス ジンファンデル 2021
生産者Canyon Oaks Winery
キャニオン・オークス・ワイナリー
価格769円
購入店ロピア 権太坂店

 本日の夕食は、プルコギのレタス包み、鰹と新玉ねぎのマリネ、空心菜のガーリック炒め。 プルコギがピリ辛韓国風なので、ワインはやっぱりジンファンデルですよ。 ロピアで買った安カリフォルニアですが、 この銘柄のシャルドネとは先日稽古していてかなり好印象だったので、 この赤にも期待したいところです。

 色は、「え?これピノ?」ってくらい薄めの紫色です。 香りは・・・ほとんど感じません。まぁそういうワインは安いヤツでは普通にありますわ。 そういうのでも口に含むと・・・やっぱり香りません。味わいは、渋味も酸味も控えめで、単調に薄ら甘さが目立ちます。

 誤解を恐れず言えば、「美味○い/うれ○いワイン」とかの紙パック入り国産ワインみたいです。 こういうのがあるから、「ロピアはお薦め!」とか「ヤオコーはお薦め!」とか「セイコマはお薦め!」とか、 確率的にはそうだけどそうじゃない例があるからしづらいのよね。みんな普通にやってますけどね。 基本的に、自分以外の味覚を持つ他人にお薦めすること自体を躊躇するチキンです。

点数63点

24日(水)

Tantation  Rouge 2019 [Dom. Beau Mistral (Jean-Marc BRUN)]
名称Tantation Rouge 2019
タンタシオン ルージュ 2019
生産者Dom. Beau Mistral (Jean-Marc BRUN)
ドメーヌ・ボー・ミストラル (ジャン・マルク・ブリュン)
価格985円 (単品価格:1,490円)
購入店ヴェリタス 輸入直販ワイン専門店

 本日は土用の丑の日、伝統的には鰻を食べる日ですね。 しかしながら師範家に於きましては、種の保存と文化保存のため、鰻はちゃんとしたお店でしか食さないことにしております。 というわけで夕食メニューは、鶏チャーシューとがめ煮(筑前煮)。鶏チャーシューってなんとなく鰻っぽいよね、違うけどね。

 そんな料理に合わせて選んだワインは、南仏産の赤。ヴェリタス「豪華フルボディ 赤6本セット」税送料込み6,480円からの1本。 こうも暑いと濃い赤にはなかなか手が伸びなくなるわけですが、 そもそも土用の丑の日は精を付けるために鰻をということなので、濃い赤だと精が付きそうなので選びました。

 色はしっかりと濃い青紫ですが、透明感はあって大きめグラスでも向こうは透けます。 香りは、「ザ・南仏」。品種はマルスラン、カラドック、サンソーという、あまり馴染みのない品種が中心ですが、 サンソー100%と言われれば「そうよねぇ」くらいの南仏感です。 味わいは、渋味しっかり酸味もしっかり。濃いには濃いけど、重いって感じじゃ無くて案外軽い感じです。

 「フルボディ」というほど濃くはないけど、南仏らしい明るさのある赤ワインという感じでポジティブな印象です。 今の時期「フルボディセット」なんて売れないと思うけど、エアコンで冷えすぎた身体にはちょうど良いかもです。


 小瓶保存した翌々日再稽古。激安ジンファンデルとはこうも違うのか!ってくらいの色の濃さ、香りの豊かさ、味わいのタイトさ。 比べた相手が良かったな、という感はありますが。

点数76点

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