ウィルス"WORM_KLEZ"とにかくひどい。 一日に来るメールの半分がこれ、半分弱がどうでもいい勧誘メール、残りのちょっぴりがまともなメール。 いつになったら落ち着くんだか。 |
Masia Monistrol Brut N.V. マシア・モニストロール・ブルット (ヴィンテージ無し) | Marques de Monistrol マルケス・デ・モニストロール | ||||||||||||||
Espmoso 発泡 | Cava カバ | (Espana) シチリア (スペイン) \667 | 2002/06/13
| やまや渋谷店 | やまや
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本日の夕食は、モッツァレラ・チーズとトマトのサラダ、鰹のタタキ、鯵の開き。
こういう支離滅裂かつ魚介メインのメニューには泡以外ありえない、
ってことでスペイン産の泡をチョイス。 | 色は比較的濃い目のレモン色。泡の量とかキメとかはシャンパンに遜色ない。 香りは、弱いながらもキキーンッて感じの香りがある。 杉をカンナがけしたような、生木っぽい香り満載。 シャンパンとかと比べるとボリュームは弱くて鋭利な感じの香り。 味も鋭利。金属を舐めるような、割り箸をかじるような、そういう味わい。 ちょーっとつまんなかったんで、後半は梅酒を割ってカクテルで。 すると、熟成感や甘い雰囲気が出て2ランクアップ。これは良い作戦。 単体で飲むとなんだか楽しくない雰囲気だけど、梅酒で割ったりすると結構いい感じに。 そういった意味では、スパークリングワインってスティルワインよりも楽しみが多いと思う。 69点 | 自宅にて
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Chateau Montjouan 1994 シャトー・モンジュアン 1994 | Ch. Montjouan (Patrick et Anne-Marie le Barazer) シャトー・モンジュアン (パトリック・エ・アンヌ・マリー・ル・バラゼ) | ||||||||||||||
Rouge 赤 | Premieres Cotes de Bordeaux プルミエール・コート・ド・ボルドー | Bordeaux (France) ボルドー (フランス) \1,680 | 2002/06/22
| 信濃屋 横浜店 | 田地商店
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今日の夕食はコロッケ。
コロッケは、店で買うより食堂で食べるより自宅で作るのが一番。
普通のジャガイモとひき肉のコロッケなんだけど、肉比率を異様に高くして真っ黒に見える具、
これが良いんですなぁ。
で、ワインは、1994産のボルドー。
1994なんてついこの前のような気がするけど、もう8年も経ってるんですな。 | 色は普通に青紫。特に熟成が感じられるような色ではない。 香りは、ボリュームそこそこ、消し炭のようなボルドーらしい雰囲気。 味も、甘味はほとんど感じられず渋味が主体で、普通にボルドーな内容。 とにかく普通のボルドー。突出した良さも悪さも無い。 個人的には、1994産なんで もう少し熟成したナニかがあってほしかったけど、 特にそういう気配も無かった。 1,680円、損した気がする値段でもないけど、適正価格は1,300円くらいな気もする。 69点 | 自宅にて
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Pinot Blanc 1999 ピノ・ブラン 1999 | Krossfelder クロスフェルダー | ||||||||||||||
Blanc 白 | Alsace Pinot Blanc アルザス・ピノ・ブラン | Alsace (France) アルザス (フランス) \500 | 2002/06/13
| やまや渋谷店 | やまや
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なにはともあれ師範の好きなアルザス産が500円であります。
昔はどんなアルザスだって2,000円くらいはしてたと思う。
もちろん、在庫処分のための破格な値引き(2本よりどり1,000円の品)だと思うし、
内容的にもあまり期待できないとは思うけど、それでも500円は嬉しい。 | 色はかなり薄めのレモン色。レモンの果肉を透かして見たような色合い。 香りがイタダケません。 非常に弱い香りなんだけど、その弱さの中で最も目立っているのがビニールの匂い。 ほんの僅かに桃っぽい香りもありそうなんだけど、いかんせん比率的に優位なのがビニール。 味は、軽い、というより薄い。バランスはちょっと甘めかな。 500円ワインらしく、内容も500円相当。「安さのヒミツは内容にアリ」なワイン。 これだとアルザスだから、って有り難がって飲むこともない、 っていうか、ホイッと出されたらアルザスだとはまず思わない。 53点 | 自宅にて
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Rio de Chile Cabernet Sauvignon 2001 リオ・デ・チレ カベルネ・ソーヴィニョン 2001 | Vina de Larose ビーニャ・デ・ラローゼ | ||||||||||||||
Tinto 赤 | Central Valley (Chile) セントラル・バレー (チリ) \500 | 2002/06/13
| やまや渋谷店 | やまや
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本日の夕食はエビチリだったんで、ワインじゃなくてビールをガブガブ。
でも、食後にちょっぴりワインが飲みたくなり、
食後酒的に開けたのがコレ。
濃そうなワイン&翌日でもしっかりしてそう&気軽に開けられる価格、
ってのがチョイスした理由。
別に「エビチリだからチリ産」みたいなベタな駄洒落で選んだわけではない。 | 色は非常に濃い。さすがはチリカベ。 香りは、あんまりボリュームは無いけどストレートにカシスの雰囲気。 味も「いかにも」って感じ。渋味がドーン、酸味がキーン。 重い、ってのとはちょっと違うけど、非常に武骨で田舎くさい迫力に満ちたワイン。 "古き良きチリワイン"って感じ。 日焼けしたオッサンが首にタオル巻いて真っ黒な手で収穫しているのが目に見えるような、 洗練とは別世界の「労働者の酒」としてのワイン。 明日に残した半分もきっと同じ印象だろうな。 そういった意味では狙いは当たった、って感じ。 翌日は飲まずに翌々日、思いのほか痩せた感じに変化。 案外もたないのかな、この手のワインって。 67点 | 自宅にて
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店は、テーブル8つくらい、収容人数30人くらいで比較的小さい。 壁面にワインの空ボトルが並べられていたりするけど、 不必要に飾ったりガサツだったりしない、良い意味で「ちょっと上品なビストロ」って感じ。
食べたのは、3,800円(3,500円だっけ?)のプリ・フィクスで、師範が選んだのは以下。
ワインリストは、ブルゴーニュ/ボルドーの赤がそれぞれ40種くらい、白が20種くらい、それ以外が30種くらい、
その他に別紙で「今月のお薦め」ってのが30種くらいあって、トータルでは150種くらいはあったかな。
グラスワインも数種類あって、ビストロとしては非常に充実した内容。
値段は、安いやつが4,000円以下からと、
比較的お手頃価格だったと思う。
最初はシャンパンで乾杯。グラスシャンパンも2種類から選べるのは嬉しい限りで、我々は
個人的にはちょっと飲み足りなかったんで、1992産のポルト(銘柄失念 : \800)も飲んで。
そんなこんなで、なかなか楽しい会でありました、ハイ。
by
師範
Sancerre "Domaine de Vigne Blanche" 2000
サンセール "ドメーヌ・ド・ヴィーニュ・ブランシュ" 2000
Henri Bourgeois
アンリ・ブルジョワ
Blanc
白
Sancerre
サンセール
Loire (France)
ロワール (フランス)
(\3,900) 2002/06/25
ラ・ターシュ 昭産商事
メンバーの中に師範なんぞより数段ワインにお詳しいM氏が居たんで、
白は「こんなんどうですか」と言われた中からチョイス。
アンリ・ブルジョワのワインは、
随分以前に1ランク上のワインをレストランで飲んで好印象だったし、
ちょっと前に(サンセールじゃないけど)門下生からお薦め
もあるんで、まず間違いなかろう、ってことで。
色はかなり薄め。再生紙を使った漂白度の低い紙のような、なんとも中庸な色合いの薄さ。
香りはなかなかいい感じ。野の花のようなキュートな感じが根底にあって、
その上にガソリンのような揮発系の香りも感じて結構楽しい。
味も、色や香りの印象通り軽い系。ヘンに酸っぱかったりしない点は好印象。
最初の白にふさわしい、軽くて華やかな白。
欲を言えばもう一声グッと来るものが欲しいけど、この値段だとそれは望みすぎだし、
これくらいの軽さが座に合ってたとも思うし。
(76点) ビストロ "ラ・ターシュ"にて
Vosne-Romanee "Vieilles Vignes" 1996
ヴォーヌ・ロマネ "ヴィエイユ・ヴィーニュ" 1996
Bruno Desaunay-Bissey
ブルーノ・デソーネ・ビセィ
Rouge
赤
Vosne Romanee
ヴォーヌ・ロマネ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
--- ---
M氏持込み 富士醗酵工業
M氏お持込みの一本目は、ヴォーヌ・ロマネの1996年。
この造り手の詳しいことは知らないんだけど、
以前ACブルゴーニュを飲んで、
なんだかラベルの意匠が「豪腕造り手 ジャイエ・ジル」と酷似してるなぁ、という印象のあったワイン。
ともあれ1996産でヴィエイユ・ヴィーニュ、当然期待して。
色は特に濃くも無く、普通のブルゴーニュ。
香りはかなり複雑。
お約束のケモノっぽい感じとハーブのようなスッキリした香り、
更には青梅のようなキリッとした雰囲気を感じる。
「うぉ!エエかなぁ」と思ったけど、味がちょっぴり残念。
まだ若いのか、酸味が際立っていて、なんとなく鋭利な感じがある。
もちろん「酸っぱい!」ってほどでもないし、
大きくバランスを崩しているわけでもないんだけど、
酸味に隠れて他の要素が感じづらいのがなんともなぁ、と。
なかなか美味いとは思う。
でも、こういうラベル見ると「どっしり濃くてギュッと渋くて樽の香りが甘くて」ってのを想像しちゃうんですな。
生半可な知識なんて無いほうが良い典型。
(78点) ビストロ "ラ・ターシュ"にて
Beaune "Hospices de Beaune Cuvee Hugues et Louis-Betault" 1985
ボーヌ "オスピス・ド・ボーヌ キュヴェ・ユグ・エ・ルイ・ベトー" 1985
Hospices de Beaune (Emile Chardesais a Fountaines)
オスピス・ド・ボーヌ (エミーユ・シャルデセ・ア・フォンテーヌ)
Rouge
赤
Beaune
ボーヌ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
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M氏持込み AMZ
M氏お持込みの2本目は、ちょっと年期の入ったオスピス・ド・ボーヌ。
オスピス・ド・ボーヌって案外稽古経験が無くて、
そろそろ既稽古本数1,600本になろうというのに僅か2本のみ
(コレとコレ)。
これでようやく3本目、それも1985なんて良い年が飲めてありがたき幸せでございます。
色は、当日持込みってことで残念ながら若干澱が舞って濁っている。
でも、20年近くの歳月を感じさせないきちんとした紫色には敬服。
香りは、アプリコットのコンポートのような甘い感じと、
古い梅酒のような熟成感がほんのり感じられる。
味も、まとまりは小さめながら酸味と甘味が一体化していて、なんとも上品な雰囲気。
いやー良いですな、こういうワイン。
差分という意味では、前のワインが思いのほかおとなしく、
こっちのワインが思いのほか若いんで、そこに10年の年の差があるとは思えない感じ。
でも、やっぱまとまり感では一枚(二枚?)ウワテですな。
(83点) ビストロ "ラ・ターシュ"にて
23日(日)
Calido Grecanico Chardonnay 2000
カリード グレカニコ・シャルドネ 2000
Cantine Settesoli
カンティーネ・セッテソーリ
Bianco
白
Sicilia (IGT)
シチリア (インディカッツィオーネ・ジェオグラフィカ・ティピカ)
Sicilia (Italia)
シチリア (イタリア)
\667 2002/06/13
やまや渋谷店 やまや
写真で見てもわかるように、非常に色の濃い白ワイン。
ソーテルヌとかの極甘口と見まがうように濃い。
健全なワインでこの色だったら、かなりパワフルなワインであることが期待できるけど、
そうでなかったら・・・と若干心配しつつの抜栓。
料理はグラタン。コッテリ系の白が合いそうなメニュー。
色は、グラスに注ぐとちょっと濃い目程度で特筆すべきことは無い。
師範の鑑定眼は甚だエエ加減。
香りは弱い。この弱さだとグレカニコってのがどんな葡萄か判別できず。
口に含むと、なんとなくナッツの香ばしさを感じる。
味はスッキリでもコッテリでもなく。
骨格はしっかりしているんだけど、いかんせんスケールが小さくて、
なんだか帆船の骨組みだけを見ているような、そんな未完成な感じ。
予想に反して「値段なり」のワイン。
シチリアのワインって、若くても結構パワフルなものが多いんだけど、これはあくまで普通。
もしかすると師範自体がちょっと風邪気味で鼻が利かなくなってるかもだけど。
66点 自宅にて
22日(土)
Bourgogne "Maison Dieu" Vieilles Vignes Pinot Noir 1999
ブルゴーニュ "メゾン・デュー" ヴィエイユ・ヴィーニュ ピノ・ノワール 1999
Nicolas Potel
ニコラ・ポテル
Rouge
赤
Bourgogne
ブルゴーニュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\1,980 2002/06/13
やまや渋谷店 やまや
うまいベーコンは美味い。燻製液とかにつけた似非ベーコンじゃなくて、
ちゃんとスモークされたベーコンはやっぱり美味い。
そういうベーコンでこしらえた「キャベツとベーコンの炒め物」、
メインディッシュといってもまったく不足のない内容。
そういう料理に合わせて選んだワインがコレ。
色はまぁ普通。ACブルゴーニュだと考えればやや濃い目の赤紫。
香りは、およそこのクラスのブルゴーニュって、ゴムっぽい香りが強いんだけど、
このワインはそういう偏りはなくてゴム/革/フルーツが平等に現れる感じ。
味も非常にスマート。スルーッと口の中に入ってきて、なんらイザコザをおこさない。
スマートすぎて軽い印象があるにはあるけど、
ACブルゴーニュでこのまとまりはさすがと言うべきかな、と。
パワフル系のブルゴーニュとは一線を画す、スマート系のブルゴーニュ。
結構美味いと思う。でも、師範含めて新大陸とかに馴れた人にはちょっとモノ足りん雰囲気だとも思う。
そういう人にはフィリップ・ルクレールのレ・ボン・バトンとかがお薦め。
74点 自宅にて
20日(木)
Chateau de Linas 2000
シャトー・ド・リナス 2000
Ch. de Linas
シャトー・ド・リナス
Rouge
赤
Corbieres
コルビエール
Languedoc Roussillon (France)
ラングドック・ルーション (フランス)
\698 2002/06/13
酒奉行 保土ヶ谷店 サントリー
昨日のワインと一緒に買ったんだけど、
こっちの場合はなんら明確な意図もなく、なんとなくの数合わせで買ったもの。
アルコール度数だけは昨日と同じく13%あるんだけどね。(翌日ちゃんと見たら12.5%でした)
色はかなり濃い。青みはそれほど強くなく、澄んだ静脈血といった感じの色。
香りは、油粘土のような要素がツンッとくる感じがあって、
南仏っぽいというか安イタリアみたいな香り。
口に含むと、生木の香りがいっぱい。
安い割り箸をかじったような、ちょっとヤニっぽさのある木の香り。
こういう木っぽさって、樽じゃないと思う。
醸造時に一緒に放り込まれた枝かな?
味は、あまみもあってそこそこバランス良い。
でも、香りがイマイチなんで味のまともさは香りのイビツさを際立たせる結果となっている。
1,000円以下の安南仏というイメージそのまんまの内容。
全部飲み干す気力は無くて明日に持ち越し。
ま、明日好転するとも思えないけど、ダメになるってこともないと思うし。
翌日、冷蔵庫から出してすぐ飲んだら、きっちり冷えてて香り控えめでなかなか良い雰囲気に。
でも、邪道な飲み方だと思うから点数変更せず。
63点 自宅にて
19日(水)
Trinchero "Proprietor's Series" Monterey County Pinot Noir 1998
トリンチェロ "プロプリエターズ・シリーズ" モントレー・カウンティ ピノ・ノワール 1998
Trinchero Family Estates
トリンチェロ・ファミリー・エステーツ
Red
赤
Central Coast (USA)
セントラル・コースト (アメリカ合衆国)
\1,280 2002/06/13
やまや渋谷店 やまや
なんだかワイン名にいろいろ書かれてて、"特別ですよ"感の強いワイン。
まぁこの値段なんでそんな「特別に栽培/醸造した」ってことはないんだろうけど、
小さな文字だけのラベルがなんとなくそういう雰囲気を作っている。
ボトル外から見た色が薄かったんで一旦は購入をためらったけど、
やっぱり買っちゃいますな、こういうのって。
合わせた料理は、師範自らこしらえた、鶏の唐揚げと夏野菜のトマト煮込み(要は簡単お惣菜)。
色はやっぱり薄い。
ロゼ?ってほどでもないけど、ブルゴーニュの安赤と比べても薄い。
加州モノとしてはかなり際立った薄さかも。
香りは、南のブルゴーニュにあるようなゴム革香。香りのボリュームは中程度。
味は、酸味はそれほどでもなくて甘味をメインに感じるバランス。
やっぱりここらへんはカリフォルニアのピノだなぁ、と。
なんだかんだ書いてるけど結構美味い。
また、判ったようなこと書いてるけどカリフォルニア産だと知らなきゃブルゴーニュだと信じて疑わないかも。
73点 自宅にて
18日(火)
Domaine Saint Louis Picpoul de Pinet 2001
ドメーヌ・サン・ルイ ピクプール・ド・ピネ 2001
La Cave de L'Ormarine
ラ・カーヴ・ド・ロルマリン
Blanc
白
Coteaux du Languedoc
コトー・デュ・ラングドック
Languedoc Roussillon (France)
ラングドック・ルーション (フランス)
\880 2002/06/13
酒奉行 保土ヶ谷店 サントリー
全く知らない造り手の知らないワイン。
しかし、師範的になんとなくピピッ!と来るポイントあり。というのも、
アルコール度数が13%とこのクラスにしては高めだし、
ラベルが派手すぎないし手抜きでもなくなんとも良い感じだし、
ボトルの彫り物もピシッとしてるし。
さて、師範のピピッ!はアテになるのか?
色は普通。濃くなく薄くなく、青くなく赤くなくの中庸な黄色。
香りのボリュームはたいしたこと無いけど、熟れたリンゴのような香りはなかなかに好感触。
口に含むとなんともいえない香ばしい感じがあって良い感じ。
味もオッケー。甘くなく酸っぱくなくだけど、なんとも旨味が濃い。
樽を効かせたワインとは別な意味での香ばしい味と香りがあって、思いのほか満足度が高い。
アタリですなぁ、師範のヤマカン。
もちろん「凄いワイン」の領域にはさすがに届かないんだけど、
「凄くないワイン」の中ではかなりイケている部類に入ると思う。
73点 自宅にて
16日(日)
Les Fiefs de Lagrange 1998
レ・フィエフ・ド・ラグランジュ 1998
Ch. Lagrange
シャトー・ラグランジュ
Rouge
赤
Saint-Julien
サン・ジュリアン
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
\1,667 2002/06/13
やまや渋谷店 やまや
本日の夕食は、熊本の"ベルクミート"というハム屋さんが作っている、
豚の骨付きスペアリブのハム。美味いんだな、これが。
ということでワインもちょっといいヤツを、ってことで、
チョイスしたのは1983年以来サントリーがサン・ジュリアンに所有するシャトー・ラグランジュのセカンド。
シャトー・ラグランジュの1999は、門下生からも最近
お薦めありだけど、
セカンドを買ってしまうあたりが安ワイン道場師範。
色はかなり濃い。濁りも熟成感もないストレートな青紫。
セカンドとはいえ侮れませんなぁ。
香りは、カシスのような濃い果実香と消し炭のようなイガラっぽい香り。
サン・ジュリアンにしてはイガラっぽさが抑え目ですな、なんて判ったようなことを言ってみたり。
味は、渋味/酸味/甘味のバランスが良くてなかなかにスムーズ。
でもちょっと膨らみに欠けるか。
カマボコの断面図のような味わいを想像していたら、鏡餅の断面図みたいだった、みたいな。
時間が経つと、バニラみたいな樽香が強く感じられてくるけど、それ以外は概ね変化無し。
そこそこドコロのセカンド、という想像そのまんまの、非常に優等生なワイン。
抜栓直後から比較的柔らかいんで、
大人数で飲む席とかレストランのグラスワインとかでもかなり使えそう。
75点 自宅にて
15日(土)
Cote de Nuits Villages "Clos du Chapeau" 1999
コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ "クロ・デュ・シャポー" 1999
Dom. de l'Arlot
ドメーヌ・ド・ラルロ
Rouge
赤
Cote de Nuits Villages
コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\2,780 2002/05/19
東急 港北店 AMZ
「今日は焼き鳥にするかな」ってことでスーパー(サティ)に17時頃行ったんだけど、
鳥レバーも無ければ砂肝も無い。仕方なく骨付きモモを買ってきてローストに。
ワインとは関係ないけど、倒産してからどんどん使いにくくなって行くなぁ、サティ。
ワインは、のんびり週末に相応しいちょっと良いもの、
名門ラルロをチョイス。
色は特にどうということは無い。ストレートな薄紫で、なんとなく濁った感じがして。
香りは納得。このレベルのブルゴーニュに期待する、木苺のようなフルーツ香と甘い樽香がきちんと共存。
味はさらに納得。渋くなく酸っぱくなく、抜栓当初から甘味を感じるバランスの良い味わい。
抜栓後時間が経ったら、味/香りとも同じバランスを保ったままよりパワフルになってきた。
良いワインですなぁ。
「ガツン!」と来るような系統のワインでは無いけど、
雰囲気/バランスともこの価格帯としては申し分ない。
やっぱりそこそこの出費を覚悟しないと満足のいくワインに出会う確率は低いのかな、と、
安ワイン道場師範らしくない意見を吐いたりする。
84点 自宅にて
14日(金)
Bourgogne "Cuvee Napoleon 1er" Pinot Noir 1999
ブルゴーニュ "キュヴェ・ナポレオン一世" 1999
Dufouleur Pere & Fils
デュフォルー・ペール・エ・フィス
Rouge
赤
Bourgogne
ブルゴーニュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\1,250 2002/06/14
元町ユニオン ゲートシティ大崎店 巴工業
今日買ったワインを今日飲む、まさに自転車操業。
お店のPOPには、
『(どこだかの)市長さんが所有しているネゴシアンで、値段の割には良いワインが云々・・・』
なんて書いてあったけど、確かに市長さんの作らしくなかなかイモくさいラベル。
あと、輸入元の「巴工業」って、確かソロバン屋さんじゃなかったっけ?
色は中程度の濃さで綺麗な赤紫。
香りは、最初はどうということもなく、なんとなくケモノっぽいだけで「値段なり」な印象。
味わいもスッキリ、というか軽い。
というわけで、抜栓直後の印象は、非常に小さくまとまっていて、
スルスル飲めることだけが取り得のACブルゴーニュ、って感じ。
時間が経つと、小さいなりに開いてきて、香りのボリュームは大きくなるし、
味わいに甘味が感じられるようになって、そこそこの満足感が得られるようになった。
始めちょろちょろ中ぱっぱ、小さいながらも変化が感じられてそこそこ楽しめた。
ACブルゴーニュとしては平均プラスアルファ、ってとこかな。
でも「ナポレオン一世のキュヴェ」ってのは大風呂敷を広げすぎ。
68点 自宅にて
13日(木)
Marsannay 1996
マルサネ 1996
Dom. Bruno Clair
ドメーヌ・ブルーノ・クレール
Blanc
白
Marsannay
マルサネ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\2,380 2002/05/19
東急 港北店 トーメン
昨日はプチ師範代を寝かせつけているうちにそのまま朝を迎えたんで、
意図せず休肝日に。
というわけで、今日は平日ながら2日分の満足度を得てもバチはあたらない、という解釈の下、
安ワイン道場としてはかなり高級な部類に属する白ワインを。
造り手のブルーノ・クレールは、師範的には結構信頼している造り手。
抜栓後、まずコルクが良い、そして色も良い。
「黄金糖」の色をそのまま淡くしたような、
いかにも良いシャルドネであることが判る色合い。
香りは思いのほか弱い。ほのかな樽香とほのかな熟成香。
若いワインにあるレモンとか花とかみたいなフレッシュな香りとはかなり傾向の違う、
ちょっと饐えた、ちょっと動物的な香り。
味はイイ。なんともいえないコクと、樽の香ばしさがみっちり。
バランスも申し分なくて、クイクイ飲んでしまう。
抜栓後8時間くらい経ったら(プチ師範代寝かせつけてまた沈没)、
結構香りが飛んでいた。
あんまり底力のあるワインじゃ無いみたい。
師範的にはかなりいい感じ。
いわゆる高級白ワインと比べると、ボリュームや厚みに欠ける面があるのは否めないけど、
そもそも白ワインはさっぱり系が好きな師範にとってはこれくらいが丁度良いのかも。
78点 自宅にて
11日(火)
Four Rivers Chardonnay 2000
フォー・リバ-ズ シャルドネ 2000
Four Rivers ?
フォー・リバ-ズ
Blanco
白
Central Valley (Chile)
セントラル・ヴァレー (チリ)
\780 2002/05/19
東急 港北店 キリン・シーグラム
土曜はバンドの練習、
日曜メンバーの結婚式2次会で演奏した後 プロジェクタのあるバーで日本対ロシア戦観戦、
月曜は休肝日、ってことで、週末は一本も開けず実に4日ぶりの稽古。
暑くてどんよりしてるんで、スッキリしそうな白をチョイス
・・・っていうか、気軽に飲める価格のワインってこれしか無かったりする在庫状況。
色はそこそこ薄い。レモンっぽくなくて、ややオレンジ色の雰囲気を感じる色合い。
香りも弱いけど、なんとなく甘やかで良い香り。裏書には
「バナナやメロン、白桃を感じさせるフルーティな香り」と書かれているけど、
確かになんとなくうなずける。
実際にはバナナの香りもメロンの香りも白桃の香りもしないんだけど、"なんとなく"ね。
味のボリュームは中程度。
軽いワイン、ってわけじゃないけど、
ウスラ甘かったり尖った酸味があったりしないんで、サクサク飲むには好都合。
ってな感じで飲み始めは良かったんだけど、この範疇の例に漏れず後半ちょっと飲み飽き。
チリの白って、安くてもヤケに力が入ってたりして、かつそれが的を外してたりするのもあったりするけど、
このワインは適度に力が抜けててまずまず良い感じ。
サッカー(の特に興味のない国同士の試合)とか見ながら飲むには良いかも。
69点 自宅にて
7日(金)
Bourgogne Pinot Noir 1999
ブルゴーニュ ピノ・ノワール 1999
Alain Hudelot-Noellat
アラン・ユドロ・ノエラ
Rouge
赤
Bourgogne
ブルゴーニュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\1,580 2002/05/19
東急 港北店 ラック・コーポレーション
このワインを買った東急港北店、
師範宅からは結構遠いけど、同じビルの中に「アカチャンホンボ」があるんで時々買い物に行く。
ワイン売り場もあんまり広くはないけど、デパートの割にセール品は安いと思う。
休日に"天童よしみ"のような子供を抱いて、ニヤニヤとワインを物色している好青年がいたらそれは師範です。
で、このワイン、
1997と2年前に稽古済み。今回も好印象を期待して。
色は若さゆえかストレートな紫。
香りは、グラスに注いですぐはゴム革のような雰囲気が支配的なんだけど、
あれよあれよという間に形勢逆転してプチなフルーツ香が支配的に。
味の凝縮感はたいしたことないんだけど、アプリコットのような甘酸っぱさが良い感じ。
味の変化も激しくて、グラスに注いで10分後くらいが一番ピークみたい。
抜栓後時間が経つと香りにカラメルっぽさがプラスされて、さらに良い感じに変化。
スケールは小さいながら良く変化してなかなか楽しめるワイン。
前回ほどの好評価ではないけど、
"プラシーボ効果"っていうか大勢で「美味い美味い」って飲んでたら
モノ以上に美味く感じられるからね。
76点 自宅にて
6日(木)
Chateau Laulerie 1997
シャトー・ロールリー 1997
Ch. Laulerie (Dubard Frere et Seour)
シャトー・ロールリー (デュバール・フレール・エ・スール)
Blanc
白
Cotes de Montravel
コート・ド・モンラヴェル
Sud Ouest (France)
南西地区 (フランス)
(\-,---) 2002/03/31
デリバリーワイン スマイル
デリバリーワインさんから送って頂いたワインもこれが最後。
抜栓したのは一ヶ月前の5月5日。抜栓日に乳児用飲料の小ビンに100mlずつ分配して、
気が向いたときに一杯ずつ飲んで、今日が最後の一杯。
さすがに抜栓後1ヶ月は長すぎだと思うけど、
普通に飲むんだったら一日ボトル一本が適量(ちょっと多い)の師範ゆえ、
なかなか食後酒まで届かなくて今に至る、ってな具合。
というわけで、初日と最終日、1ヶ月の時間差を置いての感想は・・・
初日(5/5):
色は非常に淡いレモン色。香りはスッキリとスレンダーな感じ。
よく熟したリンゴそのものの香り。
味は甘い。甘い以外の要素がないので物足りない。
やっぱり甘口ワインには酸味が必須だよなぁ、と感じる。
最終日(6/6):
色は変わりなし(当たり前か)。
香りにリンゴの雰囲気はあまりなくなって、揮発性塗料のような甘口ワイン特有の香りが主体になっている。
フレッシュな香りが抜けちゃってベースの香りが前面に出たのかな?
味の内容も変わりなくて、酸味が弱いのでノッペリと甘い。
甘いのが好きだから甘口ワイン、という向きには良いかもだけど、
酒飲みの食後酒としてはもう一歩グッとくるものが欲しいところ。
さすがに甘口は経時変化に強くて、抜栓一ヵ月後も「変わった」と感じられるのは香りだけ。
でも、小ビンに分けずにそのまま元のボトルに入れっぱなしにしたら、
酸味も増して逆に良かったのかも。
69点 自宅にて
5日(水)
Pinot Grigio delle Venezie 2001
ピノ・グリージョ・デッレ・ヴェネツィエ 2001
Ca Donini
カ・ドニーニ
Bianco
白
Veneto (IGT)
ヴェネト (インディカッツィオーネ・ジェオグラフィカ・ティピカ)
Veneto (Italia)
ヴェネト (イタリア)
\700 2002/05/19
東急 港北店 モンテ物産
本日のワインはイタリア産のピノ・グリージョ。
フランスのピノ・グリもそうだけど、結構コクがあって好きな品種。
でもこのワイン、写真でもわかるように、非常に緑色。
もちろんボトルの色が薄くてそう見えるんだろうけど、
ラベルのフォントも緑だしなんだか全体に緑色。
さわやかな印象はあるけど、やっぱり安っぽく見えるよね、こういう色って。
ちょっと損しているような気がする。
で、グラスに注いで見ると、さすがに緑色ではないけどほぼ無色。
色のついた清酒みたいな色合い。
香りは案外マトモなボリューム。香ばしい、って言うとちょっとニュアンスが違う
(少なくとも樽の香ばしさではない)んだけど、
爽やかさの向こうにナッツのような雰囲気がある。
味も案外しっかり。しっかりなのは良いけど、ちょっとカタブツな酸で、
口腔の上壁が押し上げられるような感じ。
値段を考えればかなり存在感のある内容だと思う。
もう少し柔らかさがあればなお良いんだけど、それはちょっと贅沢な注文かな。
ま、外観通り「緑色」な印象のワインではあるけどね。
69点 自宅にて
3日(月)
Sassoalloro 1999
サッソアローロ 1999
Jacopo Biondi Santi
ジャコポ・ビオンディ・サンティ
Rosso
赤
Toscana (IGT)
トスカーナ (インディカッツィオーネ・ジェオグラフィカ・ティピカ)
Toscana (Italia)
トスカーナ (イタリア)
\2,407 2002/05/10
エノテカ ウィング高輪店 エノテカ
平日に、そして平素なら月曜は休肝日なんだけど、
今日まで師範代実家へ行ってたんで、師範的には気分は三連休の最終日。
というわけで、ちょっと良いワインをチョイス。
サッソアローロは名手ビオンディ・サンティによるスーパーVDT(といってもIGT)の一つで、
確かブルネロ・ディ・モンタルチーノの短期熟成版。
色はまるでボルドー。トロッと感もあって、さすがは名門造り手。
香りも名門の雰囲気満点。「良い樽だなぁ」ってストレートにわかる甘いバニラ香がしっかり。
もちろん、まるでブルゴーニュのような木イチゴ感もありで、さすがのパフォーマンス。
味もなかなか。やわらかいんですわ、この歳にして。
渋味はあるけど決して出すぎず、酸味はあるけど決して尖らず、
甘味もあるけど決して目立たない、"美味い赤ワイン"感を邪魔しない味わい。
いやー参った。「ビオンディ・サンティが若飲み用に造った」って触れ込みのワインだと思うけど、
まさにその通り。これだけきっちりパフォーマンスをコントロールできるのって、
並大抵の技術じゃないと思う。
名門と言われるフランスの造り手でも下の方のクラスはガタガタだったりするからね。
そういった意味でもイタリアの造り手でこのコントロール具合は凄い。
82点 自宅にて
2日(日)
Beaujolais Neuveau 2001
ボージョレ・ヌーボー 2001
Bouchard Aine & Fils
ブシャール・エイネ・エ・フィス
Rouge
赤
Beaujolais
ボージョレ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
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--- アサヒビール
ちょっと用事で師範代実家へ来ております。
というわけで、夕食(にぎり寿司)と一緒に出して頂いたワインがコレ。
なんでも昨年末に買ってずーっと業務用の冷蔵庫で保管されていたものだとか。
あ、師範代一家は師範代に同じく全く飲まない人々。
色は全くヒネリのないストレートな青紫だけど、濃さはやや薄くなっている。
よく見ると、ボトルの底にオリがいっぱい。
まるで色素沈着したみたいな感じ。
香りは、イチゴの香りの向こうにバナナの香りがある。
時間が経ってもヌーボーはヌーボー、ってなところか。
味は、(白同様に冷やして飲んでるためか)酸味も渋味も縮こまっている感じで、
良く言えばスルスル飲める、悪く言えばなんの主張も無い雰囲気。
ま、悪くはないけど、って感じ。
寿司に合わせての赤だったんだけど、あまり違和感が無かったのは良い発見。
あと、「冷蔵庫保存」に肯定的な当道場だけど、
半年入れといても味や香りはあまり変化してなさそう、
でもオリ(酒石?)の出方はハンパじゃない、ってことも発見。
66点 師範代実家にて
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