先月は飲み会が多かったからもあって44種のワインを飲んだ。 どっちかっていうとワインよりビールに魅力を感じるこの時期、 相当に酔狂な行動だと思う。 でも、「酔狂」と言っても酔っ払って狂い出すようなことは無かったと思う。 いや無かったよねぇ。無かったっんだったら良いなぁ。
Vinas del Vero Pinot Noir '95 ビーニャス・デル・ベロ ピノ・ノアール '95 | Compania Vitivinicola Aragonesa コンパニーア・ビティビニコーラ・アラゴネーサ | ||||||||||||||
Tinto 赤 | Somontano ソモンターノ | Somontano (Spain) ソモンターノ (スペイン) \890 | 99/08/14
| やまや新宿店 | やまや
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がぶ飲み門下生「oriori女史」がご推薦、
珍しいスペインのピノ。
セビーヤで行われている世界陸上の女子マラソンを見ながらだったんで、
やっぱスペインワインでしょうっていう安易な発想のもとに選んだんだけど、
このDOの"ソモンターノ"ってどこにあるんっすかね? | 色は、ピノノアールとは思えないような青黒い濃い色。 香りには、確かにピノ・ノアールらしい木苺っぽいケモノっぽい雰囲気がある。 味わいもなかなか。決して薄っぺらではなく、ピノらしい酸味もしっかり。 …なんだけど、私が飲んだワインは明らかに熱的ダメージを受けてたみたいで、 後味に残る苦味が非常にジャマ。うーん残念。 熱にやられていなければなかなか楽しめるワインだと思う。 でもクソ暑いこの時期難しいね、安いピノは。 (60点) | 自宅にて
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Monterrra Merlot '96 モンテッラ メルロー '96 | Monterra Winery モンテッラ・ワイナリー | ||||||||||||||
Red 赤 | Carifornia (USA) カリフォルニア (アメリカ合衆国)
| Jさんからの頂き物 |
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本日の夕食は「広島風お好み焼き」。合わせるワインを悩んだ結果、
やっぱりやや甘く感じる赤が良かろう、ってことでカリフォルニアのメルローを。
このワインは、C社Jさんの来日土産に6月くらいに頂いたもの。
「広島」と「アメリカ」、奇しくも平和を祈願しての組み合わせ。 | 色は、青みの強いストレートな濃い紫。 香りは、甘酸っぱいような香りとやや埃っぽいような香りがメルローを感じさせ、 ネッチリと付けられた樽香が「やっぱりカリフォルニア」な感じ。 味も色や香りのまんま。濃くてストレートで、甘酸っぱくて樽が効いてて。 師範が「カリフォルニアのメルローったぁこういうモンだ」と感じる雰囲気満載。 ストレートだけれどもそこそこ高品質な赤。 あ、食事の時はお好み焼きを作る/食べるに一所懸命だったんで、 残念ながら「広島とアメリカの相性」はあんまり分からなかった。 食後にちびちびワインだけ飲んでたんで、単品で飲んでもそこそこいけるワインだってことは分かったんだけどね。 71点 | 自宅にて
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Vieux Chateau Lamothe '97 ヴュー・シャトー・ラモット '97 | GAEC des Vignobles Latorse la Sauve ヴィニョーブル・ラトース・ラ・ソーヴ農業共同組合 | ||||||||||||||
Blanc 白 | Bordeauxボルドー | Bordeaux (France) ボルドー (フランス) \680 | 99/08/14
| やまや新宿店 | やまや
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最近帰りが遅くてあんまりワインが飲めなくて…
でも、ビールとハードリカーだけの日が続くとなんだか心がすさむ気がして、
本日は深夜1時近いにもかかわらずワインを開けることに。
鯖の塩焼き、〆鯖、胡麻鯖といった鯖づくしに合わせたのはボルドーの安い白。 | 色は普通(普通って…)。香りにちょっと驚いた。結構しっかりした香りがあって、 気のせいかもしれないけど樽の雰囲気もあるみたい。 味は値段なりかなぁ。酸味がしっかりしてて決して薄いわけじゃないけど、 なんだか真ん中が抜けたような味わい。こういうのを「ボディーが無い」って言うんですかね。 時間が経つと、良い印象だった香りもなんだか白カビチーズみたいというかツバ臭いというか、 そういう香りが目立ってきてしまった。 結構しっかりしてて悪くはないと思うんだけど、 あんまり私にはウケなかった。 64点 | 自宅にて
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Bardolino '97 バルドリーノ '97 | Gallico ガッリコ | ||||||||||||||
Rosso 赤 | Bardolino バルドリーノ | Veneto (Italia) ヴェネト (イタリア) \398 | 99/08/14
| やまや新宿店 | やまや
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まだまだ残暑が続く今日この頃、皆様はいかがお過ごしでしょうか…
というわけで今日の夕食はインド風(?)ほうれん草とチキンのカレー。
合わせるワインはマトモなものだと勿体無いんで激安398円第二段、
イタリアはヴェネト州のバルドリーノ。結構冷やしてがぶがぶ飲むことに。 | 色は当然のように薄めの赤紫。粘性もなくてペラッペラな感じ。 香りは、目をつぶって嗅げば「白ワイン!」と言いそうな雰囲気。 味はさすがに白ワインってことはないけど、渋味も軽めで冷やして飲むのに都合良い。 最初は「あー軽くてガブガブ」なんて雰囲気で飲んでたけど、 だんだんアルコール臭というか、 (飲み過ぎているわけでもないのに)具合の悪い時のような雰囲気を醸し出すのはやはりこのレベルのワインの宿命か?。 軽くてグイグイ、「安イタリア赤」の典型。 そういった意味では前回のイタリアらしくないイタリアの対局かも。 どっちが美味いかと聞かれれば、どっちも大して美味くはないんだけれども。 Maggyの「サーグチキンカレー」の素、美味いけど辛すぎ。 58点 | 自宅にて
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Meursault Charmes '69 ムルソー・シャルム '69 | Leroy ルロワ |
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Blanc 白 | Meursault Charmes (1er Cru) ムルソー・シャルム(一級畑) | Bourgogne (France) ブルゴーニュ (フランス)
| 後藤さんからおすそ分け? | エノテカ
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ゴトー酒店の後藤さんから「信じられないルロワがあるので是非飲んでみて欲しい」
というメールが来たので、飲ませて貰いに。 | モノは、後藤さんのお知り合いの方が、そのまたお知り合いから頂いたらしい69年のムルソー・シャルム。 去る8月13日に抜栓されたらしいんだけど…そのあまりの不自然さに後藤さんやソムリエさん他 そこに居た皆さんビックリされたと。 で、師範も後藤さんとこでちょこっと試飲して、残り(1/4くらい)は頂いてきました。 こんな高級ワインなんて飲んだことの無い師範でも一目で分かるその普通っぽさ。 もちろん10日も前に抜栓されたワインなんでそれなりに酸化はしてるけど、 まだまだ飲める感じで、なにより不思議なのはこのあまりにも普通な"色"。 薄めの黄色で、およそ30年も経ったワインだとは思えない。 香りに樽の雰囲気も熟成感も無く、 どう考えても、師範が普段飲んでるクラスの白ワインが抜栓後10日間経ったらこうなりました、 としか思えず「これがムルソー?」「これがルロワ?」「これが69年???」 なワイン。 ラベルやコルクの新しさから、リコルクされていることは間違い無いんみたいなんだけど、 なんかどーも怪しげではある。 たまたま持ってたヴォルネー'83のコルクと全然印字のフォントとかが違うし。
(もし今お持ちで、飲むのを楽しみにされている方はちょっと注意された方が良いかもです。) (48点) | 自宅にて
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料理は
・豚肉の幽庵漬けと夏野菜
・スペアリブの赤ワイン煮込み
・冷製パスタ
とか。赤ワイン煮込みには
どっちも飲める人なんでワインをイロイロと。
板さんと、
お値段は二人で17,000円強。絶対額として決して安くない(以前は12,000円くらいだったのに)けど、
まぁあれくらい質の高いものをあれだけ食べれば仕方ないかな、と納得できるお値段。
でもやっぱり12,000円くらいで食べたいなぁ。
お寿司でおなかが膨れたら、ちょっと落ち着いてお酒なんぞを。
普段飲まない師範代も、"コーラが800円とは!"ってことで、軽いアルコールを飲んでました。
アメリカン・レモネード(1,200円)っていうカクテルで、赤ワインとレモネードを混ぜたもの。
まぁとっても軽いけど前述の白よりかは美味かった。
…とまぁいろいろ難癖つけてるけど、酒はともかく景色と雰囲気は抜群。なかなか良い店であります。
飲み足りずに家に帰ってこれを。
by
師範
Anselmi "San Vincenzo" '98
アンセルミ "サン・ヴィンチェンッツオ '98
Anselmi
アンセルミ
Bianco
白
Soave Classico Superiore
ソアヴェ・クラッシコ・スペリオーレ
Veneto (Italia)
ヴェネト (イタリア)
\1,980 99/08/14
ナショナル麻布 アルカン
まず一本目は万人受けを狙っての白。
このアンセルミとか、ピエロパンとかジーニとか、
ソアヴェの名門どころは最近のお気に入り。
でも2年前は1,480円、1年前は1,790円、今年が1,980円と値上がりしてるのが残念。
2,000円を超えたらさすがに買わなくなるかなぁ。
葡萄の個性なのか、'98年なのに青みは感じられず生木の色っぽい色合い。
香りはまずまず。でも、昔はもう少し樽を感じたような記憶があるけど。
味もバランスは良い。でもなんだか普通のワインになっちゃったなぁって感じは否めない。
すっきりとバランスの良いワインでなかなかイケるんだけれども、
以前はもっとしっかりした個性があったような気がする。
72点 自宅にて
Savigny-les-Beaune "Clos des Guette" '96
サヴィニー・レ・ボーヌ "クロ・デ・ゲット" '96
Dom. A.F.GROS
ドメーヌ A.F.グロ
Rouge
赤
Savigny-les-Beaune 1er Cru
サヴィニー・レ・ボーヌ1級畑
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\3,480 99/08/14
やまや新宿店 やまや
本日のメインは、師範的には良いヴィンテージであるような気がしている'96のブルゴーニュ、
それも名門造り手で1級畑。
ただ、
この造り手のHautes Cotes de Nuitsはそれほどでもなかった点がちょっと気になるけど。
結果、大ホームランというわけではないけど3塁打くらいのヒットは飛ばしてくれました。
やや濃い目だけどエッジに明るさのある紫色、
ブルゴーニュらしいゴム・革系の香りに木苺の香りがプラスされた「典型的」とも言えそうな香り、
やや小ぶりな印象ながらも若いブルゴーニュの良さがある上、
なめらかでちょっと妖艶な感じのする味わい。
『草原を駆け抜ける爽やかな少女17歳、でも親には内緒だけど男性経験もアリ』
みたいなワインでした。(ワカランか?)
82点 自宅にて
Dom. Sarda-Malet Reserve '97
ドメーヌ・サルダ・マレ レゼルヴ '97
Salda-Malet
サルダ・マレ
Rouge
赤
Cotes du Roussillon
コート・デュ・ルーション
Languedoc & Roussillon (France)
ラングドック・エ・ルーション (フランス)
\3,000 99/07/25
ゴトー酒店 日合商事
なぜかこれしきで酔っ払い気配だったんで、しっかりとは覚えていないけど…
ゴトー酒店の店主殿曰く『ペトリュスに似ているというわけではないけど「ペトリュスです」
と言って出されると、なんだかそんな気になる』ワインらしい。
結構評判であるとか。
色はとても濃く黒に近い紫。
香りのボリュームも凄め。南仏の香りって、なんだか青畳みたいな雑巾みたいな雰囲気があったりするけど、
これはそんな感じが無くすっごく正統派的イメージ。
だた、正統派すぎちゃって、ボルドーを通り越して南米のチリあたりの香りの雰囲気があるような気がする。
味は、色や香りを裏切らない濃い味わい。でもこれもちょっと新大陸っぽいなぁ。
力強く、正統派な味わいのワイン。
でも若いのかなぁ、なんだかちょっとストレートすぎる気はした。
(78点) 自宅にて
20日(金)
Bourgogne Pinot Noir '97
ブルゴーニュ ピノ・ノアール '97
Jean-Marc Brocard
ジャン・マール・ブロカール
Rouge
赤
Bourgogne
ブルゴーニュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\1,480 99/07/18
ナショナル麻布 ローヤル オブ ジャパン
このワイン、お店の説明書きに『シャブリで有名な造り手が云々…』とか書いてあったような。
「それだったら暑い夏に飲むべきスッキリ系のピノに違いない」と勝手に想像して。
色はかなり薄めで「あぁ軽めのブルゴーニュ」な色。
香りも予想通り。そんなに強くはなく、
飲み始めのゴム・革系の香りから次第に木苺みたいな香りがさりげない爽やかさとともに香ってきて良い感じ。
味も悪くない。やや酸味が強め/濃さは軽めながら、スルッと口に入ってきて、
かなり丸みを帯びた感じもグッド。
想像通り、スッキリしてるにもかかわらず物足りなさはないピノ・ノアール。
本来そんなに高得点をあげるワインじゃないかもだけど、
今日の気分にぴったりマッチだったんで嬉しくなった。
75点 自宅にて
18日(水)
Cotes-du-Rhone '97
コート・デュ・ローヌ '97
E.Guigal
E.ギガル
Blanc
白
Cotes-du-Rhone
コート・デュ・ローヌ
Cotes-du-Rhone (France)
コート・デュ・ローヌ (フランス)
\1,200 99/08/14
ナショナル麻布 ラック・コーポレーション
師範業を長いことやっていても、まだまだ稽古してないワインってのはいろいろあるもので。
というわけで、コート・デュ・ローヌの白は本道場初(道場開設以前や、ロゼならあるけど)。
相手は「ローヌの教科書」ギガルの白だから、初稽古の相手にふさわしいかも。
色は普通の白ワインの色。香りも傾向としては普通の白ワインの香り。
でもさすが名門造り手、ボリュームはあるし、柑橘系の香りがしっかりしてて薄っぺらなイメージが無い。
味もなかなか。かなり濃いんだけど、トンガッた感じが無くてまろやかで、
とっても上手に作られた感じがある。
いやはやさすがのワイン。「ローヌの個性」なんてことはわかんないんだけど、
値段の割には上質なワインであることには違いない。
72点 自宅にて
14日(土)
Portal del Alto Cabernet Sauvignon "Reserva" '95
ポルタル・デル・アルト カベルネ・ソーヴィニョン レセルバ '95
Vina Portal del Alto
ビーニャ・ポルタル・デル・アルト
Tinto
赤
Maipo Valley (Chile)
マイポ・ヴァレー (チリ)
\980 99/07/18
やまや新宿店 やまや
久しぶりにチリのカベルネ。この造り手のワインはもっとランクが上のやつを以前
に飲んでるけど、もっと安値だったのにかなり印象悪し。
さすがに2年も前に飲んだワインの印象なんて買う時覚えてないからなぁ。
色は濃く青みの強い紫。
香りは想像通り。もろカシスみたいな新大陸にありがちな果実香と、
「金かけて造りました」的な樽香。とにかくストレートな雰囲気の香り。
味もストレート。まず甘酸っぱい。もちろん渋味やらなんやらもあるんだろうけど、
感じる雰囲気は甘酸っぱさのみ。
まぁパワフルに造られたチリカベではあると思うけど、どうもねぇ。
枝豆とか冷製パスタとか、およそこのワインに合わない夏向きメニューだったし、
師範代が冷房病みたいだったんで冷房を入れない部屋で飲んでいたこともあるとは思うけど。
66点 自宅にて
13日(金)
師範盆に帰らず、人の少ないお盆こそ都心で遊ぼってことで、
久しぶりに銀座界隈へ。
行ったのは、都心では唯一お気に入りの寿司屋、築地の「喜楽鮨」。
カウンターのみ、カウンターは塗装していない白木造り、
値段表やメニューはどこにも無いという、イチゲンさんにはちょっと恐い店。
でも、このピシーッと締った雰囲気が好きなんですわ。
板:「何にしましょ?」
師:『最初っから握って下さい』
板:「何から握りましょ?」
師:『お任せしますんで、おいしいところを一通り』
板:「お嫌いなものは」
師:『特にありません』
という会話のあと出てきた寿司は、
スズキ二貫(この後『一人一貫ずつで』とお願いした)、大トロ、アジ、スミイカの子、そのゲソ、
アワビ、マダイ、アイナメ、コチ、オコゼ、白イカ、中トロ、ホッキ貝、シンコ(コハダの子)、
ウニ、穴子、車海老、玉子の19貫。とんでもなく大食いなようだけど、
一貫が小ぶりなんでこれくらいイケちゃいます。
あと、追加で頼んだのはシロイカのゲソで計20貫。(もう一貫石ガレイもあった。21貫ですね。)
他にはビール2本とお味噌汁。
やっぱり美味いです、ここ。特に我々が気に入ってるのは、白身のラインナップとその質の高さ。
「一通り」っつったら白身が5種類も(6種類ですわ)出てきて、
それぞれに歯応えがありかつ味わいに個性があるなんて関東地方では得難い感じ。
アワビやイカは、細かーく包丁を入れて、シャリの上に乗った場合の触感を揃えているなど
(薄切りしただけのアワビの寿司って、どうしてもアワビだけ噛み切れずに口の中に残りませんか?)、
鮮度の良い素材を美味しく食べさせる工夫満載。
いわゆる"江戸前の仕事"にあまり重きを置かない我々は、こういうくらいのお店がちょうど良い。
あ、赤ワインを飲んでる人もいました。やっぱりあるんですね、こういう店にも。
散歩がてら築地から歩いて新橋へ。出向いたのは「第一ホテル東京 ラウンジ21」。
21Fにある非常に眺めの良いバーで、普段は結構人気で行列が出来てたりするらしいけど、
お盆の時期ゆえスルッと入れて窓際へ。
やっぱりワインを飲んでしまいました。一本飲む気合は無かったんでグラスで。
ロワールあたりのソーヴィニョン・ブランかなぁ。香りは弱めで、すっきりしすぎってくらい軽い味わいで、
酸味が強くて、ちょっと石鹸みたいな雰囲気があって。
こういう席にはあんまり合わないと思う。50点。
こっちはローヌっぽい気がする。やや甘味があって、ちょっぴりの炭酸と刺激的な香りで。
悪くはないんだけど、もう少し冷えてたほうが良い、ってのが師範/師範代の一致した意見。65点。
Monbazillac '95
モンバジャック '95
Les Caves Saint-Romain
レ・カーヴ・サン・ロマン
Blanc
白
Monbazillac
モンバジャック
Sud-Ouest (France)
南西地区 (フランス)
\890 [500ml] 99/07/18
やまや新宿店 やまや
実はこのワイン、軽井沢へ持ち込んでちょっぴり飲んだんだけど、
皆さんのご意見は「梅酒のほうがうめぇ」ってな辛辣なご意見だったんで大半持ち帰り、
今日までチビリチビリと飲んでいたもの。
色は当然濃いめ。香りも悪くはない。
パイナップルを主体としたトロピカルフルーツの香りがコンコン出てきて。
味…致命的なのは酸味の弱さ。甘味とか凝縮感とかは値段をはるかに上回るほどあるんだけど、
惜しむらくは酸味が無いに等しく、「だた甘いだけ」って印象にならざるを得ない。
酸味が増強しないかなぁと、ちょぴりずつ約半月に分けて飲んだけど雰囲気変わらず。
惜しいなぁ。
68点 自宅とかにて
11日(水)
Capsula Viola "Galestro" '97
カプスラ・ヴィオラ "ガレストロ" '97
Antinori
アンティノーリ
Bianco
白
(IGT)
インディカッツイオーネ・ジオグラフィカ・ティピカ
Toscana (Italia)
トスカーナ (イタリア)
\1,050 99/07/18
紀ノ国屋等々力店 レミー・ジャポン
名門造り手シリーズ、本日はトスカーナのご意見番「アンティノーリ」の白を。
やっぱりイタリアモノはお名の知れた造り手さんのワインが美味しゅうございますわねぇおほほほほ、
という意味と、
クソ暑い夜にはスッキリサッパリ、
このワインは他の方のページでも過去の経験からもそうであろうことが分かっているという意味で。
色はやはりほぼ無色に近い色合い。
香りはちょっと予想外。スッキリと飲みたいんで結構キンキンに冷やしたんだけど、
それでもパァッとくる柑橘系の香り。
味わいも太め。これもかなり冷やしてるからかドスンと来る酸味がメインで、
若干の炭酸が軽快さを演出しながらも飲み応えのある味わい。
ただ、太さは感じられないね。主たる原因は11%という低めのアルコール度数かな。
大したもんだと思う。でも、こんな暑い夏にはもぉーっと軽快なワインを期待したんで、
ちょっとミスチョイスだったか。
68点 自宅にて
8日(日)
Barbera d'Alba '96
バルベーラ・ダルバ '96
Bruno Giacosa
ブルーノ・ジャコーザ
Rosso
赤
Barbera d'Alba
バルベーラ・ダルバ
Piemonte (Italia)
ピエモンテ (イタリア)
\1,680 99/07/18
やまや新宿店 やまや
トンカツ・ビフカツに合わせて選んだワインは、
本日もまた名門造り手、イタリアのブルーノ・ジャコーザ。
このワインは、道場開設以前の'96年8月5日に'93を飲んでるけど、
あんまり良い印象はなかったみたい。
でも'96はトビさんが結構気に入ってるみたいなんでやや安心して。
イタリアとしてはやや濃い感じの色。トロッと感もあってとても良い感じ。
香りも良いっす。そんなに強くはないけど、イタリアらしい人懐っこさ満載で。
味も良い良い。お家芸の酸味の上に、うっすらとした甘味と渋味が乗ってる感じで。
イタリアにありがちなスットボケた感じはなくて、あくまで真面目、でもカタブツではない感じ。
「ガッツーンと美味い」わけじゃないけど、「スルッと美味い」感じのワイン。
料理をアシストするワインとしては、こういうのが良いんじゃないかな。
74点 自宅にて
7日(土)
Bourgogne '96
ブルゴーニュ '96
Leroy
ルロワ
Rouge
赤
Bourgogne
ブルゴーニュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\1,980 99/06/12
やまや新宿店 やまや
なんだかここんとこワインを飲みそびれていたんでちょっと久しぶりな感じ。
…ってことでちょいと高級系、名門ルロワのACブルゴーニュを。
あんまりヴィンテージとかを意識しない(善し悪しを覚えられない)師範だけど、
'96のブルゴーニュは全般にかなりイケてるような気がしている。
でもこのワインは'95をココとココ
で飲んでて、結構印象が違うというか、輸入元によってかなりばらつきがあるんじゃないか、
って感じでちょっと心配しつつ。
色はとても綺麗な紫色。ちょっとエッジが褐色化してる感じもあって「おぅおぅもう熟成かい?」
って思わせる。
香りは、ボリュームはそこそこながら雰囲気はOK。
樽香はあんまり感じなくて、ゴム・革類の生臭いような雰囲気がメイン。
味も口当たりは悪くない。スルーっと口に入ってくる感じはいかにも高級ブルゴーニュ。
でも…後味に苦味が残る。この苦味は、この前飲んだスイス産ピノ
に通じる雰囲気。本来ならばスルーっと入ってきてポワンと広がって欲しいんだけど、
広がらずにイガイガっとしたトゲを残してしまう。
特に茄子の炒め物と一緒に食べたらその苦味倍増。悪い意味での"相性"を実感するハメに。
この苦味はやっぱり熱的劣化だと思うなぁ。
買った時点でそうだったか、私が劣化させたかは分からないけど。
でももちろん飲めないってことはなくて、まぁそこそこ美味しいとは感じるんだけど。
70点 自宅にて
3日(火)
Colli Euganei Merlot '97
コッリ・ユーガネイ メルロー '97
Viticoltori Riuniti
ヴィティコルトーリ・リウニティ
Rosso
赤
Colli Euganei
コッリ・ユーガネイ
(Italia)
(イタリア)
\398 99/07/18
やまや新宿店 やまや
このワイン、一本398円の超激安ワインにしてDOCもヴィンテージもアリ。
師範は一本だけ買ったんでこの値段だけど、
「3本まとめて1,000円」だったんで、そういう買い方をすればなんと333円!
関税とか流通業者の取り分とかボトル代とか引いたら、中身の値段はいったいいくらなんだろ?
色はかなり濃い。まぁメルローだってこともあるんだろうけど、およそイタリアらしくない濃さ。
香りのボリュームは思ったよりある。
ちょっと埃っぽいような甘酸っぱいような香りは、どっちかっていうと新大陸のメルローって感じ。
味もそこそこしっかり。まぁバランスはバラバラ、甘味がちょっと強め、
酸味は相当強めといった感じか。
徐々に思いっきり飽きてきて、ちょっと全部一度に飲める雰囲気じゃないなぁ。
美味いわけじゃない。でも値段を考えると信じ難いほど普通のワイン。
イタリアっていうより南米あたりに近い感じだけど、南米だってこんなに安いのはほとんど見ないよね。
59点 自宅にて
先月分へ