門下生報告(2014年)

ここ「門下生報告」も、「稽古日誌」のページに準じてレイアウト変更しました。 以前より見やすくなったとは思うのですが、手間は増えます。 これまでは報告のメールを頂いて、それをペタペタっとコピペすれば済んでいたんですが、 下記に対応させるにはhtmlで書き直す必要がありますから。 自分が楽をするためには、入力フォームを用意してそこに書き込んでもらうようにすれば良いんだけど、 やっぱりそれはしません。「道場に掲載する文章は師範が一度目を通したもの」にしたいからね。

 ともあれ皆様に於かれましては、これまで通りフリーフォームで、 稽古日誌の掲載項目 あるいは 下記に準じた内容を、 電子メールにてご報告頂ければ結構です。 よろしくお願いします。


門下生第六十一号ちんちくりん殿より (報告日:2014年11月13日)


Bourgogne Pinot Noir Prestige 2009
名称Bourgogne Pinot Noir Prestige 2009
[Henri de Villamont]
稽古した日2014年11月13日
稽古した場所横浜の我が家
購入店サンタムール
価格\1,300円台
インポーターカツミ商会
原産国フランス
品種ピノ・ノワール

 円高だった民主党政権時代、あるいは、多少のタイムラグを経て次の政権に移っくらいの時期に、 サンタムールで、使える値引きを総動員して、1,300円くらいで赤白 計36本買ったうちの最後の一本。

 抜栓直後は、しみったれて酸っぱいんだけど、途中から甘くなってくる。 南米のピノほどチャラチャラしてないし、カリフォルニアのピノほど一本調子でもない。 ましてやチュニジヤのピノのように、ピ ノっぽくないワインでもない。 落ち着いていて、かといって、イタリアのピノほど落ち着きすぎてもいない。 飲み手におもねることもなく、自らの仕事を、与えられた役目通りに きっちり果たす。 おつまみ不要の美味しさ。華やかさはないのだけど。やはりブルゴーニュのピノは違うよな。 こんなに安いワインでもそう思う。ブルゴーニュに肩入れしすぎか? 現行VTの価格を、価格検索 Open.NETで調べたら、2011VTが 2,580円。 円安と消費税増税って、コワイですね。次の円高時にまた36本買おうかな。生きていれば。

師範より

 連発でのご報告、ありがとうございます。

 この銘柄は、2008年産だと2度ほど稽古しています(ココココ)。 2008年産も結構好印象だったのですが、 『50円増しで2009年産があったんで、そっちを買えば良かったと後で後悔した』 なんて書いたりもしているし、2009年も買えば良かったなぁと。 そういうことばっかりですね、ワインって。 特にブルゴーニュなどは、道場を始めた1997年以前からずっとジワジワと値上がりが続いている印象があります。 円安や消費税増税ももちろんですが、金持ちの仲間入りした大国の影響なんかも関係してそうです。

 ・・・と、安ワイン者にブルゴーニュは辛い存在になりそうではありますが、 幸い底辺のACブルゴーニュでも品質が向上している銘柄もあるようなので、 丁寧に探していくことに致しましょう。


門下生第六十一号ちんちくりん殿より (報告日:2014年11月09日)


Coteaux de Botrys Cuvee de l'Ange 2008
名称Coteaux de Botrys "Cuvée de l'Ange" 2008
稽古した日2014年11月8日
稽古した場所横浜の我が家
購入店葡萄屋 関内店
価格\2,380
インポーターVins d'Olive
原産国レバノン
品種シラー、ムールヴェードル、グルナッシュ

安っぽいキャップシールで、地味なラベルにこのワインの産地とベイルートの位置を示す地図が描いてあり・・・・ バイト先のワインショップで、このワインのインポーターが持って来たサンプルを飲んで、 あまりの美味しさに衝撃を受けました。

 入荷後早速買って飲んでみて、微妙に違うようにも思えたのだが (サンプルで飲んだワインのVTを確認していなかったのが悔やまれる)、 それでも一本が空になるまで飲み続けて、尻上がりに美味くなって、納得の味になった。 レバノンにもローヌがあるんだな。 2014年の初冬に2008VTの美味しいワインが酒屋で簡単に調達できるのだから嬉しい。 瓶底には澱がビッシリ。貯蔵熟成をさせた上で、市場に出してくれるんだから良心的とも言える。 ローヌの美味しいワインのように口の中で溶ける感じと、その甘さが秀逸。 そしてその味わいが現出するタイミングのはかなさ。その一瞬を楽しむのがこのワイン。

師範より

 ご報告ありがとうございます。

 レバノンのワインは道場でもほとんど稽古例が無くて、唯一2000年に1993年産の「シャトー・ムザール」と 稽古しているのみです。 それも「販売年ー収穫年」は7年の差があったので、 レバノンのワインは熟成期間を長く取って出す傾向があるのかも知れませんね。 それにしてもローヌに似た感じでしたか。 (なんとなくですが)どちらも「乾いた大地」なイメージのある土地なので、 気候上の共通点はありそうな気がします。

 2,380円だと、情報無しに買うにはちょっと躊躇するお値段なので、こういう情報は助かります。 今後ともよろしくお願いします。


門下生第六十一号ちんちくりん殿より (報告日:2014年10月22日)


Cuevas Santoyo
名称Cuevas Santoyo
稽古した日2014年10月21日
稽古した場所横浜の我が家
購入店ヴェリタス
価格\948 (極上辛口スパークリング5本セット 送料無料 税抜3,981円 のうちの1本)
インポーターワインプレスインターナショナル
原産国スペイン
品種マカベオ、アイレン

(2008/01/27 師範殿は稽古済み

 5本セットを熟成期間の短い順に飲み進めての4本目。 18ヵ月熟成だそうで。期待して、いつも通りの手順でコルクを抜いたのですが、油断しておりました。 シャンパーニュで失敗するように、吹いてしまいました。 さすが18ヵ月熟成。5本セットのうちのまだ4本目、最後の一本のCAVA30ヵ月熟成を残しておりますが、 多分、このCUEVAS SANTOYOが今回の5本セットのうちの最上のもであるような気がします。 泡の状態といい、香りの立ち方といい、我が家にはこのくらいの軽さがちょうどいい。 我が家常時在庫のPupitre CAVA Brut(報告日:2013年8月20日) を超えるワインに認定して、ハレの日用として在庫することにいたしました。 5本セットのうち、このワインだけ、ラベルにCAVAと表示していない。 よくよく調べてみたら、CAVAと名乗れないのでCUEVAS、なんだとか。 CAVAを超えるわけだよなあ。胡坐かいてないもんなあ。 デフレがまだ続いているのか? 単品でも878円(税込948円)。 気に入りました。送料が無料になる8本追加注文。 通販でいいものが安く買えるので、店頭販売は厳しいよなぁ。

師範より

 ご報告ありがとうございます。

 このスパークリング、確かに師範も稽古していて、 複数人で飲んだんで細かいことは判らないながら好印象だったようです。 その時の買値は1,029円ですから、消費税率がアップしたのにこの値段というのは「価格の優等生」ですね。

 それにしても8本追加ですか。前も別のスパークリングを大量に追加購入されてましたね。 なんかそういうの羨ましいなぁ、と思います。 というのも師範稼業なんぞやっておりますと、 どうしても既稽古のワインは敬遠しがちなんですね。たとえそれが好印象だったとしても。 ビールなんかだと当然気に入ったのを連日飲むわけで、そういうのが普通だよなぁ、と思うわけです。

 というわけで、また大量買いしたくなるワインと出会われましたらご報告よろしくお願いします。


門下生第六十一号ちんちくりん殿より (報告日:2014年10月8日)


Okha Pinotage 2013
名称Okha Pinotage 2013
稽古した日2014年10月6日
稽古した場所横浜の我が家
購入店関内 葡萄屋
価格1242円
インポーターモトックス
原産国南アフリカ
品種ピノタージュ

 インポーターのコメントには、「ほのかな甘味を感じさせるプラムのような果実味ときめ細かいタンニンを持つワインです」 とある。

 「ワインブティック ヴァンヴァン 麦ちゃん氏」のコメントには、
「ブルーベリー、プラムのジャムなどを思わせる果実香、黒糖、カラメル香、カカオの風味、胡椒などスパイス香、鉱物を感じるミネラルなど豊かに香ります。 口の中にジャミーで程よい濃縮感のある果実の旨みが広がります。 程よい酸があり、骨格のしっかりした味わいで、タンニンも程よいものがあり柔らかいけれど力強さも備えています。 ミディアムボディーで膨らみがあり、ジャミーでたっぷりな果実の旨みが素直に広がるイメージです。 余韻はやや長く、果実の旨みと共にナッティーな風味、カラメルの風味などが現れます。 ミディアムボディーで膨らみがあり、力強さも備え、ジャミーでたっぷりな果実の旨みが素直に広がる素晴らしいピノ・タージュです」
とある。 凄いコメントです。私には100年かかっても捻り出せそうにありません。降参です。

 実はこのワイン、9月末に抜栓したのですが、10月6日でもさほど味わいが変わらず、 大変な長持ちワインであることがわかりました。 なんでなのかは解りませんが。そういった意味では、用途に幅がある便利なワインである、 と言えるような気がします。 ワインショップでバイトを始めなければ飲むことはなかったはずのワイン。 ワインとの付き合いはまだ続きそうです。

師範より

 ご報告ありがとうございます。

 ご報告頂いた「オーカ」なる造り手(なぜ"Okha"で「オーカ」なんですかね?"Ohka"なら分かるけど)のワインは、 6年前にシュナン・ブランと稽古していて、 「クオリティは非常に高いけど飲み飽きする」と評しています。 その「飲み飽き」感は、裏を返せば「大変長持ち」につながるのかもしれません。 要は変化に強いってことですからね。

 ともあれ、ワインの世界はまだまだ奥深いようでございます。 「関内 葡萄屋」さんには師範未稽古の国のワインもいろいろあるようですので、 是非お薦めがありましたらまたご教示ください。


門下生第百九号ぱくちーより (報告日:2014年8月13日)


La'Cryma Christi Del Vesuvio Rosso
名称La'Cryma Christi Del Vesuvio Rosso
生産者DeFalco Vini (デファルコ ヴィーニ)
購入店成城石井鶴見店
価格1502円 (税込)
インポーター成城石井
産地イタリア カンパーニャ DOC
品種未記載 (ピエ・ディ・ロッソ主体)
アルコール度数12.5%
稽古した日2014年8月2日
稽古した場所友人宅

 飲食店の開店待ちの時間を潰すため成城石井にフラッと入って購入したワインですが、これアタリでした。

 ラクリマ・クリスティって、名前先行で観光地のお土産ワイン的イメージがあったのですが、 良いモノもあるんですね。知らない造り手だけど。 エチケットはシンプルで品種は書いてありませんが、 DOCの規定から判断してピエ・ディ・ロッソ主体です。 シャバシャバした葡萄ジュース系の軽い飲み心地を予想していましたが、実際に飲んでみると、 果実味とともにコクがあって、同じカンパーニャの高級ワインのタウラジに近い感じもします。 恐らくは、タウラジと同じアリアニコが混醸されているのでしょう(規定上も許されてるので)。

 私はアリアニコ好きですが、 タウラジやバジリカータのアリアニコ・デル・ヴルトゥーレのように重いワインは 暑い夏に飲むのはちょっときついです。 その点、このワインはそこまで重くなくて、アルコール度数も低いのでスルッと入ってしまいます。 特価販売中という表示につられて買ってしまったけど、結果的には良質の南イタリアワインでした。

師範より

 ご報告ありがとうございます。

 ラクリマ・クリスティ、師範もまさに「名前先行で観光地のお土産ワイン」のイメージがありました (同様の例はドイツの"リープラウミルヒ"とか) そうじゃないのもあるんですね。 そもそも師範はイタリア産に暗くて、ピエ・ディ・ロッソとアリアニコの違いも良く判ってないんですが、 これからちょっとアリアニコ種を注意して探してみようと思います。

 そんな感じで、これからもよろしくお願いします。


門下生第六十一号ちんちくりん殿より (報告日:2014年6月20日)


Chiringuito Cove Chardonnay 2013
名称Chiringuito Cove Chardonnay 2013
稽古した日2014年6月18日
稽古した場所横浜の我が家
購入店ロピア 港北インター店
価格328円
インポーターノルレェイク インターナショナル
原産国チリ
品種シャルドネ

 少々驚いたので、またまたマイナーなインポーターものながら、連発でご報告いたします。

 料理用に、と買ったワイン。料理用と言えど、まずは味見。 一口飲んでみて、残りは料理用にと思っていたんだけど、あっと言う間に一本飲み干しておりました。 おかしいなぁ。変だなぁ。料理用だったはずなのになぁ。値段にそぐわない味がするんだよなぁ。 居酒屋のワインの味がしないんだよねぇ。 何年も飲んでなかったからかなぁ?チリワイン。 フルボトル328円のワインですよ。 んなもん、旨いわけがないんですよ。本来は。 もともと手を出すはずが無かったワイン。 でもね、現実にこういうワインに出会うと、いままで何見栄張ってたんだろう、 なんて、一瞬でも思ったりもするんですよ。 いやいや、別段、見栄張ってたわけじゃないんだけど。 これまでなんで試してみなかったんだろう? はたまた、なんでこんなワインがあるんだろう? と言うべきか。

 チリワインなのにあきない。チリワインとは思えない!(チリワインに失礼か?)。 若干、にがみがあるんだけど、それがまた、ザイグルで焼く三元豚ともよく合う。 もう、これから先、白ワインはずーっと、このワインでいいんじゃないの?と思うくらいの衝撃。 なにしろ、この価格の三倍以上の1,000円払ったって一本を飲み切れないワインがいくらでもあるんだから。 このワインのバイヤーさん万歳。

師範より

 連発でのご報告、ありがとうございます。

 300円台で美味いワインってのは衝撃ですね。 師範も先日ダイソーの300円ワインと稽古しましたが、 コスト・パフォーマンスは認めるものの「ずーっとこのワインでいい」とは凡そ思えない内容でした。 それにしてもそういうワインのコスト構造ってどうなっているんでしょうね? 税金や流通コストを引いたら、殆ど中身の値段なんて無いように思われるんですけど。

 『ディープ・アンダー・ワンコインのワイン侮るべからず』という教訓を頂いた気がします。 改めて今後も精進して参る所存でございます。


門下生第六十一号ちんちくりん殿より (報告日:2014年6月18日)


Casa Marta Cava Brut
名称Casa Marta Cava Brut
稽古した日2014年6月17日
稽古した場所横浜の我が家
購入店ロピア 港北インター店
価格665円
インポーターノルレェイク インターナショナル
原産国スペイン
品種チャレッロ、マカベオ、パレリャーダ かな? 記載なし

 ご無沙汰致しております。アルツハイマーにもならず、相変わらずワインを飲んでますので、久しぶりにご報告いたします。 先日、IKEAで昼飯を、と出かけました。ホットドック&ドリンクバーのセットメニューが150円。 コストコの180円より安い分、ホットドックのサイズは1/2。 その分、IKEAはコーヒーが美味しい。ドリンクバーだけなら70円。 ご家族連れで、これを1個注文して、みなさんでご利用なさってる方がおられたりします。 さて、今回のワイン、IKEAの駐車場に隣接するホームセンター・コーナンのこれまた隣にある食品スーパー・ロピアで見つけたもの。 CASA DE LA ERMINTAとの表示があるので、ひょっとして12年前に報告した下記ワインを造っているところの製品なのでしょうか?

CASA DE LA ERMITA 2000
「稽古日」2002年8月21日
「稽古した場所」横浜の我が家
「インポーター」モトックス 1,480円
「原産国」 スペイン

 今回報告のこのCAVAが、12年前報告のワインと同じ製造所はたまた同じグループのワインだったとして、 12年前に比べれば、全然驚きはないですし、今回のこのCAVAは、ラベルやキャップも安っぽいので、 スーパーのPBような感じさえしますが、味わいは、見かけほど悪くはない。 泡持ちが若干弱い点を除けば、いまどき、CAVAでこのお値段なら文句ありません。 このスーパーの価格政策なのか、寿司や肉も値段以上の品質を感じます。 ランプステーキ肉がここで手に入ったので、つい調子に乗って赤も空けてしまいました。 ちなみに、この赤はグルナッシュ嫌いの私でも美味しいと思うワインです。 赤をあまり飲まなくなったのに24本買ってしまったワインです。このワインについてはいつかまたご報告いたします。

師範より

 お久しぶりでございます。 前回のご報告は昨年の夏なので(その時も同じくらいのお値段のカバでした)、 10ヶ月ぶりになりますね。

 カバ含めたスパークリングって、あまり値段に関係ないというか、安くてもダメダメなのに出会う確率は低いように思います。 それが真だとすると、安きゃ安いほど良いわけで、 今回ご報告頂いた1本665円のカバとか是非稽古すべきワインですね。 しかしながら「スーパー・ロピア」ってのは近くに無いなぁ。 インポーターもかなりマイナーどころですし、なかなか出会うのは難しそうです。

 ともあれご報告ありがとうございました。 アルツハイマー防止のためにも、これからも真剣勝負でワインと稽古して参りましょう。


門下生第四十八号柳沢殿より (報告日:2014年3月19日)


Terenzi Morellino di Scansano 2011
名称Terenzi Morellino di Scansano 2011
種類
品種サンジョヴェーゼ
等級DOCG
稽古した日2014年3月19日
稽古した場所自宅(千葉県某市)
購入店TUSCANY
インポーターM マルカイ コーポレーション
価格1984円

 1984円って、ジョージ・オーウェルの小説を意識したのか、はたまたマッキントッシュの発売年にちなんだのか…なんてことはどうでもいいのですが。

 色はかなり薄め。2011年ヴィンテージですが、色だけ見ると2001年みたいな印象。 味わいもタンニンの自己主張は薄く、かなり熟成が進んでいるような雰囲気。 好き嫌いが分かれるワインでしょうけれど、私は熟成ワインが好きな方なので、 2千円以下でこうしたワインが買えるというのはかなり嬉しいです。

 ちなみにスカンサーノというのはトスカナ州南部の産地で、一応DOCGなのですね。 かのヒュー・ジョンソン氏もポケット・ワインブックの最新版でオススメしている産地のようです。 キャンティほど知名度がない分だけ、コスパが良い生産者が結構あるようです。要注目かも。

師範より

 ご報告ありがとうございます。 "Morellino di Scansano"なるDOCG、師範も初めて聞きました。過去を検索しても未稽古で、 5,000本稽古していてもまだまだ知らないことは沢山あるようです。 ご報告頂いたワイン、若くして熟成感があるということは、 イタリア産によくある大樽で発酵・熟成させたりしているのかな? と思って調べたら、Riservaで無ければ特に樽熟に関する規定はないようです(Wikipediaより)。

 師範はどちらかというと熟成ワインより若いワインが好きなので、 このワインに関しては静観したいと考えておりますが、 熟成ワインが好きな方はどうぞお試しあれ、です。


門下生第四十八号柳沢殿より (報告日:2014年2月5日)


Ch. Guiteronde 2009
名称Chateau Guiteronde 2009
種類
品種メルロー60%、カベルネ・フラン20%、カベルネ・ソーヴィニヨン10%、マルベック10%
等級Bodeaux Superieur
稽古した日2014年2月5日
稽古した場所自宅(千葉県某市)
購入店タカムラ
インポーターモトックス
価格1186円(税込)

しばらくご無沙汰しておりました。 この間もほぼ毎日ワインの稽古はしていたのですが、 なかなか報告するに足るものと出会えずにおった次第です。 しかしこのワインは良かったです。 ピノ・ノワール以上にメルローはテロワールに左右される品種であるように思うのですが、 リーズナブルな価格でありながらメルローの良いところをしっかり引き出しているところが好感度高いです。 こうしたワインはボルドーでないとなかなか見つからないように思います。 ヴィンテージもいい年ですし。
 今調べたら、リアルワインガイドで旨安大賞に輝いたワインだそうです。 確かにその価値はありそうでした。

師範より

 明けましておめでとうございます。そしてご報告ありがとうございます。 「門下生報告」の本年一番乗りです。

 師範もちょうど最近ボルドー産の安ワインと稽古したところでした。 濃さや甘さだけで見れば南半球なんかのニューワールド産に太刀打ちできないようにも思えるボルドーですが、 やっぱり「品格」というか土地やブドウの個性をダイレクトに伝えようとする心意気を感じますよね。

 それでは、またキラリと光るワインに出会われましたら、ご報告よろしくお願い申し上げます。