ビールテイスト飲料道場2022

ビールテイスト飲料(ノンアルコールビール)

 毎年恒例、人間ドック前の身体データ捏造計画の一環であるビールテイスト飲料道場です。 6月中に体重はほぼ目標に達しましたので、これから7月7日の人間ドックまで断酒して肝臓の数値改善を試みます。 ちなみに昨年の結果はコチラ、今年の計画はこれまで最短の5日間。 どこまで短くしても大丈夫か、データを集める目的で短くしました・・・って嘘です。 このことを忘れて月初に飲み会を入れちゃったので仕方なく短くなりました。

 それでは、今年はたった5日の短い間ではありますが、よろしくお付き合いください。

Follow:

7月6日(水)

ビールテイスト飲料道場

 本日で断酒期間は最終日、と同時に今年の「ビールテイスト飲料道場」も最終日。早かったですね。 5日間くらいだったら断酒も苦にならないな。普段から休肝日を設けているせいかもしれません。

Green's Free
名称Green's Free
グリーンズフリー
生産者Kirin Beer
麒麟麦酒
価格100円くらい
購入店 サミット 横浜岡野店
原材料麦芽(外国製造)、大麦、ホップ/炭酸、香料、酸味料、乳化剤


 最終日のチョイスは、(タカラのバービカンを除けば) このカテゴリーの先駆けとなった「キリンフリー」を発売したキリンビールのグリーンズフリー。 最近リニューアルされて美味しくなったそうです。 ま、リニューアルして「不味くなった」と謳うメーカーはありませんからね。 キリンのサイトによれば「甘味料不使用」が美味しさの秘密の一つらしいですが、香料や酸味料、乳化剤は使われています。

 色はやや明るめのビールの色ですが、泡のキメは粗くて泡持ちも悪い気がします。 香りは、ビールらしいモルトっぽい穀物の香りに、若干の鉄サビっぽさを感じます。 味わいは、これまでのビールテイストの中では一番ビールっぽいというか、 どこかアルコールみたいなカッ!する雰囲気を感じます。

 さすが美味しくなったと謳うだけあって、結構ビールらしい雰囲気が出ていると思います。 関係ないけど、○○フリーというビールテイスト飲料はいろいろ出て来ていますが、 いまだ「スーパーフリー」を名乗る商品はありませんね。 まだその言葉が持つネガティブなイメージは根強い、ということでしょうか。

点数70点

7月5日(火)

Orge Zero
名称Orge Zero
オルジュ ゼロ
生産者
価格75円
購入店 メガ ドン・キホーテ 狩場インター店
原材料麦芽、米、ぶどう糖、ホップ/炭酸ガス

 このビールテイスト飲料も普段の休肝日の愛飲銘柄、ドン・キホーテで売られているオルジュ・ゼロ。 こちらも一昨日のヴェリタスブロイ同様、 ビールからアルコールを抜く製法で作られた「脱アルコール・ビール」です。 ヴェリタスブロイとの違いは、製造国がドイツではなくてベトナムということで、 お値段なんとクラス最安値の1本税別68円(税込み75円)ですよ。

 色や泡立ちの外観は、「脱アルコール・ビール」らしく普通のビールに遜色ありません。 香りも、弱いながらもビールの香り、麦芽の穀物とホップの爽やかさを感じます。 ところがやっぱり味わいは薄っぺらいのね。渋味より酸味を強く感じるのが脱アルの特徴のような気がします。

 とりわけどうということはないビールテイスト飲料ですが、 この飲料の戦略的優位性はその価格にあります。とにかく安いっすね。 中身は別に普通だけど値段は圧倒的、さすがは「驚安の殿堂」ドンキの面目躍如です。

点数69点

7月4日(月)

Sapporo The Drafty
名称Sapporo The Drafty
サッポロ ザ・ドラフティ
生産者Sapporo Beer
サッポロビール
価格140円くらい
購入店 メガ ドン・キホーテ 狩場インター店
原材料ビール(国内製造)(麦芽、ホップ)、水溶性食物繊維、果糖ブドウ糖液糖/炭酸、酸味料

 早いもので断酒期間も中盤に差し掛かりました。 本日稽古相手に選んだのは、昨今流行る兆しがある、ノンアルじゃない「微アルコール(Alc. 0.7%)」のビールテイスト飲料です。 昨年の一等賞はアサヒのBeery 香るクラフトという微アルだったのですが、 今年は二匹目のドジョウを狙ってその後追い商品であるサッポロのビアリーに期待をかけます。 お値段は確か税別128円、普通のノンアルより若干お高めでビアリーより安い、という位置づけのようです。

 色は全く普通にビールの小麦色ですね。泡立ちも泡持ちもしっかりしています。さすがは「原材料=ビール」です。 香りもちゃんとビールっぽいんっすよ。穀物系のしっかりした香りがあって、ノンアルにありがちな鉄っぽさは控えめです。 飲むと、若干の飲み応えはありつつ、やっぱり気の抜けたビールっぽさを感じるのが残念。苦味よりも酸味が目立ちます。 アルコールが無い(or弱い)と酸味を感じるんですかね?

 外観や香りはかなりビールに近いと思います。ただ味わいがもう一声!って感じです。 このカテゴリーとしては悪くない方ですが、ちょっとお高め価格分の満足感があるかどうかは微妙なところです。

点数71点

7月3日(日)

みなとみらい 早朝

 減量作戦の総仕上げで、朝4時からみなとみらいまで散歩。横浜の主要部をぐるっと回って2時間半、歩数は18,000歩くらいです。

 赤レンガ倉庫前の岸壁には太公望がチラホラ。見ていると、小さなイワシが結構連れていました。 釣りも久しくやってないなぁ。

うちゅうビール

 日曜の早朝、みなとみらいまで来た時に必ず寄るのがハンマーヘッド(新港ふ頭客船ターミナル)にあるセブンイレブン。 この時間帯だとだいたい「うちゅうビール」が入荷しています。 350mlで852円、高いなぁと思いつつ買っちゃうくらいにはミーハーな師範であります。 断酒明けのご褒美として飲むことにします。

帷子川のクロダイ

 みなとみらいから道場への帰り、平沼橋あたりの帷子川を見たらなにやら魚の大群が。 だいたいこんな風に河口付近で魚が群れている場合はボラのことが多いんだけど、どうも様子が違うんですよ (クリックで拡大します)

 よく見たらこの魚、クロダイでした。磯釣りや堤防釣りでは垂涎のターゲットですよ。 知り合いの釣りクラブ部長に聞いたところ、「最近クロダイが増えている」とのこと。 また釣りもしたくなっちゃいましたよ。

はま寿司 入口

 本日の夕食は「はま寿司 横浜岡野店」という回転寿司で外食です。 大切な事なのでもう一度言います、ダイエット中&断酒中なのに回転寿司です。 米国帰りの次女が行きたがったんだから仕方ありません。 寿司には一番合うお茶でお付き合いすることにしました。

 店の中にも外にも家族連れがいっぱい。人気ありますね~。 もちろん師範家は予約して伺っております。

はま寿司 イワシ

 当然いろいろとお寿司を食べたわけですが・・・なんか小さくなったよね、お寿司。 左写真のイワシは以前とそう変わらないけど(そもそもが小ぶりのイワシ)、 真鯛とかマグロとか、サイズの調整が可能な寿司種は明らかに小さくなった気がします。 値段が税別100円に固定されているから、仕入れ価格やその他費用が高くなるとそっちを削らざるを得ないんでしょうね。 なんとも涙を誘う話ではあります。

はま寿司 入口

 飲むのはお茶だけにするつもりだったのですが、やっぱりなんとなくビールっぽいモノが飲みたくなって、 当初予定に無い「ビールテイスト飲料道場」と相成りました。

Suntory All-Free
名称Suntory All-Free
サントリー オールフリー
生産者Suntory Beer
サントリービール
価格385円 (お店価格)
購入店 はま寿司 横浜岡野店
原材料麦芽(外国製造)、炭酸、香料、酸味料、カラメル色素、ビタミンC、苦味料、甘味料(アセスルファムK)

 というわけで、ジョッキで頂くビールテイスト飲料です。 お値段は385円也。ビールならまだしも、334mlの清涼飲料水にその値段を支払うのは断腸の思いですが、 飲みたくなったんだから仕方がありません。果たしてお寿司と似非ビールは合うのか、検証して参ります。

 外観的に泡立ちは弱め。でも、曲りなりにも瓶からジョッキに注ぐと、なんとなくビールっぽい気になれます。 その勢いで香りを嗅ぐとちゃんとビールっぽいし、味わいも若干鉄っぽい雰囲気はあるものの言われなければビールです。 特に、お寿司と合わせるとこれがビールじゃないことを忘れそうになります。

 今回気付いたことは、ビールテイスト飲料は単体で飲むより料理に合わせた方がそのアラが見えづらい、ということ。 普段は敢えて飲もうとは思いませんが、運転する必要があったりする方にとっては選択肢になり得るな、と思いましたよ。

点数68点
Veritasbrau
名称Veritasbräu
ヴェリタスブロイ
生産者
価格108円
購入店 サミット 横浜岡野店
原材料モルト、ホップ、ビール酵母、天然水

 上記外食でノンアルを飲んでは来たのですが、予定数を消化するために道場でも飲み直します。 選んだのは、ドイツから輸入された「脱アルコールビール」のヴェリタスブロイ。 日本の一般的なノンアルはアルコール発酵をさせずに造るみたいですが(一旦アルコール発酵させると酒税がかかるらしいです)、 これは一旦ビールを作ってそこからアルコールを抜く製法で造られているようです。 だったら当然美味しいような気がするじゃないですか。

 まず外観、色は薄めながら泡のキメ細かさはかなりビールに近いと思います。 香りは・・・ビールとはかなり違うなぁ、というかアルコールの香りって大事なんですね。 ビールを薄めたような弱っちい香りです。 味わいも、炭酸弱めで酸味が目立って、さすがにビールと見まがうような感じはありません。

 残念ながら、期待したような美味しさは感じられませんでした。 そういった意味では、日本のビールテイスト飲料って、いろんな制約があるのに結構上手に造っているんだなぁ、 と再確認させられます。

点数66点

7月2日(土)

Suntory All-Free ライムショット
名称Suntory All-Free Lime Shot
サントリー オールフリー ライムショット
生産者Suntory Beer
サントリービール
価格100円くらい
購入店 メガ ドン・キホーテ 狩場インター店
原材料麦芽(外国製造)、ローズヒップエキス末、ホップ/炭酸、香料、酸味料、カラメル色素、ビタミンC、苦味料、甘味料(アセスルファムK)

 今年の「ビールテイスト飲料道場」最初の一本は、 普段の休肝日の愛飲銘柄であるサントリーの「オールフリー ライムショット」。最近デザインが新しくなりました。 この飲み物の一番のメリットは、「ビールに似ていないところ」。 不味いビールを飲んでいる感が無いのが良いんですね。 そういう飲み物だから、そのまま飲むんじゃ無くて氷を入れて、キンキンに冷えた状態で頂くのが好きです。

 というわけで、今回も氷を浮かべた飲み方で稽古しています。 色がどうとか香りがどうとか、そんなことはどうでも良いんですよ。 めちゃくちゃ暑い夏が既に到来している今年は、特に飲み方推奨です。

 『ビールに似てないのが良いんだったら炭酸水を飲めば良いじゃない』という声が聞こえて来そうですが、 それはそれでなんだか味気ないですよ。 炭酸水は仕事中でも飲める清涼飲料水で、ビールテイスト飲料はやっぱり「お酒の気分で飲む飲み物」ですから。

点数70点