門下生報告(2020年)

　SNSでリアルタイムにやりとりが出来るこのご時世に、わざわざメールを送って頂き、それを師範が手書きHTMLにして公開。 「飛脚か伝書鳩の時代かよ！ってなノンビリ・インターフェースのこのページ。昭和の記憶として細々と運営していきたいと思います。

門下生第四十八号柳沢殿より (報告日：2020年10月21日)

　お久しぶりでございます。
　このワイン、グレードはVin de Franceではありますが、 販売店のサイトによると実際に生産しているのはブルゴーニュから南西方向にあるオーヴェルニュという地区だそうです。 温泉が有名な観光地で、地元で造られるワインの大半は地元で消費されるのだとか。
　フランスのピノ・ノワールでブルゴーニュ以外の安ワインと言うと、 気候的に暑すぎるラングドックくらいしか思い浮かびませんが（ロワールとかアルザスはそもそも安くない）、 これは価格的にはチリのレゼルバを名乗るクラスと大差なく、味わい的にはチリ産より本家にかなり近い落ち着いた印象。 この価格であれば充分にお勧めできます。我が家でもリピート買いしたいと思います。

門下生第四十八号柳沢殿より (報告日：2020年6月26日)

たいへんご無沙汰しております。
　ワインの稽古は変わらずに行っておるのですが、報告するに足るワ​インがなかなかありませんでした。
このワインは実はいただきもので価格は不明なのですが、最新ヴィ​ンテージがネット通販で税込1,900円弱で売られておりますので、 一応条件はクリアかなと思い​報告させていただきます。

　会社の同僚が「ワインを飲まなくなったので持っていって欲しい」​ということで譲り受けました。 ヴィンテージからして10年程度彼の自宅で保管されていたものと​思われます。当然常温で。 というところからして、 逝っている確率80%かなと思って抜栓し​たところ、これが意外に元気。というよりかなりキレイに熟成して​ます。 これだけうまい具合に熟成したオーストの赤ワインを飲んだ​記憶がありません。 おそらくワイン自体のポテンシャルがちゃんと​あるのでしょう。 ボルドーのクリュ・ブルジョワのかなり出来の良​いオールド・ヴィンテージだと言われて飲んだら、すっかり騙され​そうです。

　最新ヴィンテージも自分で買って飲んでみたいと思います。