昔から家族で北海道は行ってみたかったんですが、なかなか重い腰が上がらずこれまで行かずじまい。
でも、そんなことじゃこの人生のうちに行けないんじゃないか、と思い立ち、春ごろから家族で計画しました。
師範代と長女は初の北海道です(次女は昨年単身訪問)。
師範の北海道訪問は1986年、大学生の時以来。38年ぶりの北海道です。
あの時は福岡の箱崎駅から鈍行列車で大阪まで、そこから寝台列車「日本海」で青森へ、
そして青函連絡船で行きました。懐かしいなぁ。
それでは、4泊5日の北海道の旅、クソ長くなると思いますがご笑覧下さい。
5日:羽田→千歳→札幌 |
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6日:札幌→旭山動物園→層雲峡 |
7日:層雲峡→美瑛→富良野→小樽 |
8日:小樽→余市→ニセコ |
9日:ニセコ→支笏湖→千歳 |
総括 |
行きのフライトは、羽田空港09:30発札幌行き ANA057便。 登場まで少々時間があったので、"Power Lounge North"でコーヒーなんぞを頂きます。 このラウンジ、景色が良くて好きなんですよね。飛行機が飛ぶたびにカメラを構える子供みたいなオッサンですが。
飛行機は、定刻よりちょっと遅れて出発しました。
機材はB787、座席にモニターの無い旧式の飛行機です。
でも大抵の人はスマホ持っているしWifiも繋げるから、それで代用してね、ってことですね。
USBの電源くらいは追加で用意してくれても良いとは思いますけどね(帰りのB787はモニター付き電源付きでした)
11:15の定刻よりちょっと遅れて新千歳空港に到着。38年ぶりの北の大地に降り立ちました。
前回来たときは青函連絡船からだったのでこの空港を使うのは初めてですが、
空港周辺が広大で、まるで欧米の空港みたいですね。
全くアジアな雰囲気の福岡空港とはずいぶん違うなぁ、と思いましたよ。
今回、道内での移動は全てクルマ、ということでスカイレンタカーで車を借ります。
車種はトヨタの「ヤリス・クロス(※)」、4日半で保険込み35,900円。
借りた時点では走行距離4,200kmくらいのほぼ新車でした。
運転手は師範、師範代、次女の3人。長女も免許は持っているのですが、完全にペーパードライバー、後部座席の主と化しています。
(※)なんだか性欲旺盛感がある車名ですね。
最初の食事は回転寿司で、北々亭 千歳店。好きなんですよ、地方の回転寿司。
地元の人が普段食べているであろう、特色のある寿司種が楽しめますから。
師範らと同じような旅行者の方と、現地の方と思われる方の双方が利用するみたいで、
正午を過ぎた頃に到着したのですが10組以上待ち。それでも回転寿司ですから長居する人は少なく、30分くらい待って入れました。
店内は、回転台のあるカウンター席が20席くらい、4~6人掛けのテーブル席が6つくらい。
カウンターの内側では板前さんが忙しそうに働いておられます。
完全自動化された100円寿司も悪くないですが、やっぱりこのスタイルの方が美味しそうに感じられますね。
ちなみに注文はタブレットでのオーダーです。最近は直接注文するスタイルの店は少なくなってきましたね。
なにはともあれビールです。生ビールの中ジョッキが税込み495円でした。 銘柄はサッポロ・クラシック、北海道限定(といっても時々関東でも見かける)ビールですね。 最初は物珍しさがあって喜んでいたのですが、この後北海道を回ると、珍しいどころかこれしか無い場合が多いことに気づかされます。
回転寿司なので、当初はお好みで注文するつもりだったのですが、平日限定の12貫ランチ 1,100円が魅力的だったので、
師範&師範代&次女はこちらを注文しました。長女が注文した10貫ランチ 715円も魅力的でした。
セットの内容は、写真の順番で
天然まぐろ、やりいか、甘えび、浜蒸したこ頭
自家製〆さば、(活〆はまち)、大とろサーモン、えんがわ
マグロはらす、ひらめ、ねぎとろ、とびっこ
と書かれていましたが、活〆はまちは多分違いますね。カジキか何かだと思います。
あと、タコの頭ってのが珍しいですね。旅館のブッフェでもあったので、こちらではメジャーなんだろうと思います。
ミズダコって、関東では足しかみかけませんが、頭はこういうところで消費されているんですね。
いずれにせよ、これにセルフの味噌汁とコーヒーがついて1,100円は大変お得です。
ビールは早々に蒸発したので、追加でお酒も注文します。銘柄はなまら超辛、一合のお値段は605円。 「超辛」というくらいですから甘さ控えめ、若干の酒臭さはあるものの、生魚と合わせるとちょうど良い (もっと繊細な料理だと雑味が気になる)感じだったと思います。
他にも、長女があら汁215円(写真)やタコの頭286円を追加注文、 師範代と次女でツブ貝のヒモ 286円を注文して、 お会計はトータルで6,000円弱でした。北海道での最初の食事、結構満足しましたよ。
昼食後は、北々亭の目の前にあるサーモンパーク千歳を訪問して見ました。
「サケのふるさと千歳水族館」という施設に併設された道の駅です。
水族館の方にも行ってみようかと思ったけど、大人の入館料は800円、4人だと3,200円・・・さすがに二の足を踏みました。
今回の旅行、そこかしこで師範の持病である「貧乏症」が発症します。
サーモンパークの横には千歳川が流れていて、地元の話好きのおじさんによれば、季節になるとここで産卵前の鮭を捕獲されるそうです。
その多くは処理場に送られ、鮭フレークにされるそうです。
エリート10%だけが(オスは更にその10%)が採卵場へ送られ、次世代に命をつなぐのだとか。
仕方ないですけど、なんだか悲しい話ですね。
余談ですが、千歳川ってとっても意外な方向に流れていくんですね。支笏湖あたりが水源で、
ここ千歳市を通って太平洋に流れ込むかと思いきや北に向きを変え、札幌の上流で石狩川に合流してオホーツク海に流れ込みます。
サッポロ近辺をグルーッと1周回り込むんですね。
公園の中には「サケの慰霊塔」がありました。
毎年ここでサケの大量殺戮が繰り返されるわけで、そりゃ慰霊塔立てますよね。
そしてその恩恵で、われわれ人間が比較的安価にサケを頂けるわけです。
自然の恵みに感謝しなきゃいけませんな。
14:30頃千歳を出発して、道央自動車道を使って札幌まで。師範はアルコールを摂取したので運転は師範代に交代です。
千歳から1時間強、札幌に着きました。
宿は、OMO3札幌すすきのというところ。
星野リゾートが展開するリーズナブルでちょっとモダンなビジネスホテルです。
この宿が普通のビジネスホテルと違うところは、ロビー脇に特色あるフードやドリンクが24時間販売されていて、 飲食できるスペースがあったり、ホテル発の軽いイベントが毎日行われてたりしているそうです。 従業員の方も、制服などなく普段着でとてもフレンドリー。なるほど星野リゾートの若者向け新業態だなぁ、と思わされます。
今回借りた部屋は、4人部屋が無かったので、師範&師範代が1部屋、長女&次女が1部屋で利用しました。 広くはないですが、ベッドと書き物が出来るデスクがあれば師範はそれで十分です。 風呂にバスタブが無くてシャワーだけ、というのもいかにも若者向きですね。 オッサンの師範もそれで十分です。
夕食までちょっと時間があるので、ちょろっと札幌市内を観光します。
宿がすすきのにあるので、最初に見たのがススキノの名物、ニッカウヰスキーの看板。
札幌、街の規模感とか道の広さとか、住みやすそうな街だなぁ、と感じましたよ。
冬はまた違った印象になるんでしょうけど。
次に向かったのが大通り公園。ランドマークのテレビ塔が正面に見えます。
良いよなぁ、「市民の憩いの場」感があって。あいにく噴水は停止中でしたが、多くの人がくつろいでいました。
ちなみに、あまり知られていませんが横浜にも「大通り公園」ってあるんですよ。
でもなぜかマイナーなイメージなんですね。どことなく暗いというか。
歓楽街のそばにあるという意味では一緒なんだけどなぁ。テレビ塔が無いのが良くないのか、雪まつりしないのが良くないのか。
そして札幌観光のクライマックスと言えばこちら、時計台です。
世界三大ガッカリポイントでしたっけ?確かに周りは高いビルだらけなので目たちはしませんが、
「横浜三塔」も同じようなものですよ。
・・・と、なんでも横浜と比較したがるようになったのは、師範も横浜在住30年以上、
「ハマの市民」が板についてきたからかも知れません。
散策の途中で、Wine Shop Fujiiというお店を発見しました。
時間が無かったのでちょっと中を覗いただけでしたが、お宝っぽいワインがいろいろあるように感じました。
日本ワインも、北海道のみならず全国の銘柄がかなりの数並んでいたように思います。
それでは予約した時間が近づいてきたので、今夜のお店に向かいます。
夕食はフレンチパンダというところ。
北海道好きの飲み友だちであるちゃこさんに教えて頂きました。
すすきのの繁華街にあるビルの地下にあります。
店内は、カウンターが5席くらいで、奥にテーブル席が4つだったかな。
我々は奥の席に案内して頂きました。カウンター側はワイン好きっぽい人たち、
テーブル側はうちみたいなファミリーや女性のグループなどが利用していました。
18:00の予約でしたが、月曜のその時間からカウンターは満席、人気店ですね。
空き席にはところどころパンダのぬいぐるみが座っていて和みます。
そして、カウンターの前を通過する際に、ワインクーラーの中に希少な北海道のワインが開いているのを見逃しませんでしたよ。
というわけで、ワインはあとで頂くとして、まずはサッポロ・クラシックの生ビール 700円で乾杯。 女性陣は洋梨ジュース 600円×3です。ここもサッポロ・クラシックなんですね。 色はちょっと薄めで香りも軽快、黒ラベルよりも軽い感じを受けるビールです。
料理はアラカルトで頂いております。一皿目が
・魚介のサルピコン ブルスケッタ 400円×2
乗っている貝が「生牡蠣か!」と心配しましたが、ムール貝でした。
ブルスケッタにオイル漬けの魚介を乗せるのはアリですね。旨味が増します。
ではワインも頂きます。
名称 | Mongakudani "Haku" 2022 モンガク谷 "栢" 2022 |
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生産者 | Mongaku Valley Winery モンガク谷ワイナリー |
価格 | 2,000円 (Glass) |
購入店 | フレンチパンダ |
こちらのお店、メニューにはとりわけ「北海道のワインがあります」などと書かれているわけではありません。
でも、入り口近くのカウンターには大きなワインクーラーがあって、
そこに何本も北海道のワインと思しきブツが冷やされているのが目に留まったんですね。
そこで「北海道のワインをグラスで頂くことはできますか?」と聞いたところ、
お店の方の目の色が変わって『白・ロゼ・赤とありますが、どういう感じにしましょうか?』と返して頂きました。
そうなるともちろんいろいろ飲みたくなるわけですよ。「ではまずは白で」とお願いしたら、
ドメーヌ・モンのシードルとケルナー、そしてこのワインを紹介されました。
『黒ブドウを使って、オレンジワインっぽく造られています』という説明がグッと来て、これに決定しました。
このワイン、分類としてはオレンジワインみたいですが、外観的にはほぼ白ワインです。
香りのボリュームはそれほど強くなくて(冷えていたのもあります)、
しっかり嗅ぐとグレープフルーツの皮の内側みたいな、やや刺激を伴う柑橘類の香りがあります。
口に含むと、しっかりした酸味と旨味があり、後味に軽い渋味が感じられるあたりは確かにオレンジワインです。
自然派っぽくてオレンジで・・・と、普段の師範はあまり得意としない系ではあるんですが、
それでもやっぱり現地で飲むと美味しいんですよ。北海道の大地を味わっている感じがするワインでした。
点数 | 78点 |
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次の料理がこちら。
・ニース風サラダ 1,050円
サラダにジャガイモが使われているのが北海道っぽいっすよね。
そしてこのジャガイモがしっとりとして美味しかったんですよ。「マチルダ」という品種らしいです。
魚の前菜がこちら。
・鮮魚のカルパッチョ 1,600円
本日の鮮魚は真鯛でした。こちらは九州や四国みたいな「歯ごたえ重視文化圏」では無いみたいですね。
ねっとりとして、旨味重視な感じのカルパッチョでした。
名称 | Love Rosé 2021 ラヴ・ロゼ 2021 |
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生産者 | Broc Cellars ブロック・セラーズ |
価格 | 1,600円 (Glass) |
購入店 | フレンチパンダ |
こちらのお店、北海道のワインもあるのですが、メインは自然派ワインのようです。
北海道のワインの『白・ロゼ・赤がある』とのことだったので、「次はロゼをお願いします」とだけ伝えたところ、
出して頂いたのはこちらのカリフォルニアのロゼでした。ちょっと注文の仕方をミスったな、とは思いましたが、
ワインは一期一会、サプライズを楽しませて頂きます。
色は、ロゼというよりオレンジに近い感じの色合いです。
品種は「ヴェルディギエ97%、ジンファンデル2%、トゥルソー1%」とのこと。ジンファンデル以外は知らない品種です。
香りは、黒ブドウ由来と思われるチェリーっぽい雰囲気があります。香りしっかりなのはさすがカリフォルニア、という感じです。
味わいもしっかり濃いですね。こちらもさすがカリフォルニアです。
北海道とカリフォルニア、違う個性のワインを飲んだのは結果的に良かったかも知れません。
自然派なので、いわゆるドスンと濃いワインじゃありませんが、やはりカリフォルニアの土地の個性は反映されていると思います。
点数 | 77点 |
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ちゃこさんに『必ず注文するように!』とご指導頂いた料理がこちら。
・ザンギ4ケ 1,380円
中華料理の店「布袋」というところで作られている、有名なざんぎらしいです。
丸く成形されていて、中心部の日の通し方が絶妙です。
味付けは醤油と生姜とニンニクなのかな?添えられたタレを付けて食べると味変になって2つの味が楽しめます。
確かに人気が出るのは頷けますね。
メインの料理はこちらを頂きました。
・夢の大地 豚ロースト 2,200円
もちろん豚も美味しいのですが、添えられた焼き野菜が美味しいんですよ。特にブロッコリー、こいつは焼くに限ります。
名称 | Yoichi-Nobori Zaku Rosé 2022 ヨイチ・ノボリ ザク ロゼ 2022 |
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生産者 | Dom.Takahiko (Takahiko Soga) ドメーヌ・タカヒコ (曽我貴彦) |
価格 | 2,400円 (Glass) |
購入店 | フレンチパンダ |
お店に入る際に、このワインを他のお客さんに説明されているのが見えたんですよ。
そこで前のロゼの轍を踏まないよう確実に「気のせいだったら申し訳ありませんが、ドメーヌ・タカヒコのワインが見えたように思います。
可能でしたら頂くことはできますか?」と伺ったところ、
「あります、あります。お持ちします!」ということで無事注文することが出来ました。
ツイートに即座に反応して頂いたちゃこさん情報によると『飲食店向けに試験的に醸したワイン』のようです。
色は、鮭の名産地たる北海道らしい?サーモンピンクです。
香りのボリュームはやっぱりカリフォルニアよりは控えめです。
淡いベリーの香りに加えて、どことなく鰹出汁の雰囲気があるように感じます。
ドメーヌ・タカヒコのワインだ!という先入観かもしれませんけど。
味わいは、酸味しっかりですが旨味もあるので、酸っぱい感じではありません。染み入るような美味しさのワインです。
超人気のドメーヌ・タカヒコのワイン、師範個人の嗜好としてはとりわけ凄いなにかがあるような気はしないのですが、
この造り手独特の個性はあるように思いますね。珍しいワインが飲めたことはたいそうラッキーでした。
点数 | 79点 |
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さらに料理を追加します。
・ポテトフライ 700円
これも品種はマチルダなのかな?北海道はジャガイモが美味しいですね。
〆の炭水化物はこちら。
・ホタテと魚介のトマトリゾット 1,800円
トマトソースがとても濃くて、つまみになるリゾットです。美味しゅうございました。
名称 | Taiyo 2021 タイヨー 2021 |
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生産者 | さっぽろ藤野ワイナリー |
価格 | 1,800円 (Glass) |
購入店 | フレンチパンダ |
もう一杯だけ、赤を頂いて締めることにしました。
提案頂いたのは、これともう一本は何だったけ?もう忘れちゃってます。
これも『いろいろなブドウが使われています』という説明に惹かれてお願いしました。
札幌で頂く「さっぽろ藤野ワイナリー」のワイン、これほどふさわしいワインは無いでしょう。
そしてこれが想像以上に美味しかったんですよ。
外観は「これが赤ですか?」ってくらい薄い色合いですが、まるでブドウで作った香水のように甘い香りがパーッと拡がります。
味わいは、前の3種に比べると明らかに甘さがあって、親しみやすいバランスに仕上がっています。
いわゆる日本ワインらしく、ラベルには細かい情報は書かれていません(そういう点はドメーヌ・タカヒコのラベルは好きです)。
その欠点を除けば、シチュエーションも含めてとてもグッと来るワインでした。いや~、良かったヨカッタ。
点数 | 82点 |
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お店の壁には、ワインの造り手さんとかのサインがたくさん書かれていました。どれが誰なのか探すのも面白そうです。
トータルのお会計は、4人分で20,000円弱でした。
グラスワインだけで8,000円近くいってますので(希少銘柄だけあってそこはちょっと割高)、
そんなに飲まなければリーズナブルに楽しめるお店だと思いました。
フレンチパンダでデザートを頂かなかったのは、女性陣が『札幌と言えば〆パフェでしょう』 ということでパフェの店に行きたがっていたからです。 札幌の〆パフェ、基本的にバーで出されるみたいですね。 あまり予約可能な店は無いらしいので、歩いて探しましたがなかなか良い店が無く、 "Gelato & Beer"の文字に惹かれて入ったのがNoymond Organic Cafeというお店です。
店内は、全部で20席位だったでしょうか。
師範らが伺ったときは満席で、うち以外にも1組待っているような状態でした。こちらも人気店のようです。
師範は当初、パフェでは無くビールを頼むつもりで入ったのですが、そこらで買えるビールがそれなりのお値段するわけで、
それに比べてパフェは比較的穏当な値付けだったので、ここでも「貧乏症」を発症してパフェを頼むことに変更しました。
頼んだパフェがこちらです。
・師範:お酒パフェ(手前) 1,400円
・師範代:黒千石パフェ(左) 1,300円
・長女:抹茶パフェ(奥) 1,300円
・次女:オレンジショコラパフェ(右) 1,300円
オッサンになって初めてこういうパフェを食べた気がしますが、美味しいもんですね。
特に「お酒パフェ」は師範みたいな酒のみにピッタリです。
アルコール分はほとんどないと思うのですが、
・ピンクの部分はカシスリキュール
・オレンジの部分はオレンジリキュール
・白い部分は白ワイン(ナイアガラ)
がベースだと想像しました。
お会計は、上記金額を単純合計した6,300円也。初めての〆パフェ、楽しめました。
パフェ屋でお酒は飲まなかったので(それが当たり前でしょうけど)宿で飲み直します。
1缶目はサッポロ・クラシック ゴールデンカムイ缶。
師範はゴールデンカムイが何かも知らない無知識人です。中身は普通にサッポロ・クラシックでした。
2缶目が、セイコーマート・オリジナルのミントクラフトジン ハイボール。
これがねぇ、イケてなかったんですよ。ジンの香りとミントの香りって合う気がするじゃ無いですか。
でもなんだかトイレの芳香剤感が強調されて、薬品飲んでいるみたいでした。
そんな北海道旅行の初日、ここまでで結構な文章量ですが大丈夫でしょうか?
おはようございます、「OMO3札幌ススキノ」の客室から見える札幌の朝です。
ビル街の中にあるホテルですが、高層階だとそれなりに景色が楽しめました。
こちらのホテル、4名2室素泊まりで22,800円、それに駐車場代金が1,500円の24,300円でした。
朝食は付けていないので、昨夜も行った近所のコンビニ「セイコーマート」でおにぎり(チャーシューマヨ)と納豆巻きを調達してきました。 どちらも税込み135円、関東よりちょっと安い気がします。
9:00頃にホテルを出発、道央自動車道を使って旭山動物園のある旭川方面へ向かいます。
ホテルの横のセイコーマートには「ホットシェフ」の設備が無かったので、
途中で寄った野幌パーキングエリア内にあるセイコーマートに寄りました。
こちらがそのホットシェフ、中では普通に調理されています。 最近のコンビニ、こういう「店内で調理しています」なアプローチが増えていますね。 イートイン・コーナーがあれば普通にファーストフード店ですよね。どんどん飲食店の領域に侵食していくんだろうなぁ。
そんなこんなで11:30頃に旭山動物園に到着しました。
動物好きの次女が大昔から「行ってみたい」と言っていた動物園です。たっぷり堪能させて頂きます。
園の広さ自体はそれほど大きくはなく、特に珍しい動物が居るわけではないのですが、
動物たち生態を伝える「行動展示」で有名です。オッサンの師範も動物になった気分で一緒に楽しませて頂きます。
見学前にまずは軽く腹ごしらえ、まずは野幌PA内セイコーマートのホットシェフで買った揚げ物3種。 もう食べた後の写真でスミマセン。 味自体はそんなに秀でているわけではないのですが、やはり揚げたてのメリットはありますね。
園内でもちょっとだけ調達しました。
・おしりソフトクリーム(写真) 450円×2
・ラムまん 650円
おしりソフトクリームは、練乳の味が濃くて美味しいアイスでした。
ラムまんは・・・家族は「ラムの匂いがしっかりある!」と言ってましたが、
鈍感な師範にはあまり感じられず・・・強気のお値段は「動物園運営サポートの課金」と考えましょう。
それでは、撮ってきた動物の写真をただ並べたってこのサイトの読者はほとんど興味ないでしょうから、
師範の独断で「この動物をブドウ品種に例えるとコレ!」をやっていきます。
まずはペンギン舎の水中トンネルからスタートです。
どの動物園/水族館にもいる両刀使いの動物、それがコチラ。
・ペンギン
動物園でも水族館でも人気モノ、可愛さと共に両者をつなぐ存在として重宝されています。
ここは、甘口にも辛口にもなれて、世界中で愛されているシャルドネですね。
次は、旭山動物園の代表的な展示と言えば「円柱水槽を行き来するコレ」でしょう。
・アザラシ
丸っこいボディにたっぷり蓄えた皮下脂肪、愛くるしい表情・・・丸くて豊かなメルローですよ。
表面つるつるに見えて実はたっぷり毛が生えているという皮膚感もメルローですわ(わからないか)
次も動物園の人気者。暑かったのでとても部屋に戻りたそうにしていました。
・ホッキョクグマ
かわいい顔して熊の仲間で一番獰猛らしい白クマ君・・・赤ですがツヴァイゲルトではどうでしょう?
寒い地域が本拠地だし、可愛らしい香りの割にはガッツリ強い味わいですから。
百獣の王と言えばこの動物です。
・ライオン
ワインの王たる品種と言えばカベルネ・ソーヴィニョンで間違いないでしょう。
寝ていることが多い点も一致します。
檻の向こうにいるのを見ると、なぜ彼らはあちらで我らはこちらか、考えざるを得ません。
・ニホンザル
日本産でどこかフレンドリー、となるとマスカット・ベーリーAが想像されます。
川上善兵衛をボスとしたファミリーを形成している点もこの品種を彷彿とさせます。
アクリル越しでちょっと写りが悪いですが、この動物はハズせません。
・チンパンジー
人懐っこくてワギカ臭くて、時々暴力的・・・それってサンジョヴェーゼですよ。
ちなみにゴリラだとネッビオーロです。オランウータンは後述します。
カッコ良く撮れたので、大写ししました。
オオワシ
この凛々しさ・・・リースリングじゃありませんか?
ほ~ら、ドイツの紋章にデザインされがちなスタイルでしょ?
北海道の食物連鎖の頂点に立つのがこの方ですね。
・ヒグマ
濃い色合いと力強さ、時に優しい表情を見せる品種といえばやっぱりシラーでしょう。
なんかスパイシーな感じもするじゃないですか・・・単なるイメージですが(ってか全体に単なるイメージ)
「ピュイ~ン、ピュイ~ン」とかわいい声で鳴いていたのがこちら。
・エゾシカ
動物園見学後、野生のエゾシカにも遭遇しましたけど、やっぱりかわいいんですよね。
そして北海道でかわいらしい品種と言えばケルナーです。今回の旅行でその印象を強くしました。
カメラを構えたら、こちらに目線を送ってくれていました。
・オオカミ
その鋭い眼光に敬意を表して、竜眼とさせて頂きます。
ニホンオオカミならバッチリだったですが(絶滅したらしい)、シンリンオオカミでした。
今回の旅の三大テーマの一つが、この動物と触れ合うことでした。
・モルモット
この子は5歳の「みつば」ちゃん。とてもおとなしくて優秀です。
道場のモルモット「クルトン」さんがなぜ抱っこさせてくれないか、女性陣が飼育員さんにいろいろ聞いておりましたが、
やっぱり『性格でしょう』ということでした。みんな大好き、でも性格バラバラ、でもでもそのツンデレ感が素敵、
ということでピノ・ノワールとさせて頂きます(一番異論のあるところだと思います)
「森の賢者」がこちらです。
・オランウータン
こういう、類人猿の行動を見ていると、ホント人間みたいなんですよね。
チンパンジーがサンジョヴェーゼ、ゴリラがネッビオーロとくれば・・・品種はアリアニコですかね(だんだんいい加減になってきました)
動物園の人気者だけど、永遠の二番手(一番はもちろんジャイアントの方)
・レッサーパンダ
ブドウ界で二番手に甘んじている品種といえば、間違いなくガメイでしょう。
一部プロの方の中にはファンもおられますが、大抵は「ブルゴーニュ=ピノ・ノワール」「パンダ=ジャイアント・パンダ」ですから。
水上では重そうな巨体ですが、水中では軽やかでした。
・カバ
もっさりしていて、愛嬌があって・・・ジンファンデルですかね?
英名「ヒポポタマス」とイタリア名「プリミティーヴォ」もなんとなく語感が似ているし。
最後の動物がこちら。
・キリン
キリンと言えばビールです・・・ではなくて、品種でしたね。
シュッとした背の高さや、優しい眼差しはやっぱりソーヴィニョン・ブランでしょう。
以上、「この動物をブドウ品種に例えるとコレ!」でした。
旭山動物園に入園したのが11:30ごろ、それからお昼も取らずに16:00ごろまで、ずーっと動物を見て回っておりました。
それでも、飼育員さんたちが丁寧に書かれた各動物の生態に関する説明を読みながらしっかり見学するには全然時間が足りないんですよ。
また、北海道の動物が危機に瀕している状態を訴える展示など、大人も考えさせられる内容がありました。
旭山動物園、老若男女の皆さんも一度は訪れることをお勧めします。
本日の宿は、旭川から西に1時間ちょっと移動した先の層雲峡温泉にある層雲峡朝陽亭という日本旅館。 かなり山深い川沿いの、急な斜面を登った中腹にあります。
宿にチェックインする際に、野生のエゾシカが群れで出迎えてくれました。 かわいいなぁ。かわいい上に美味しいんですよね、この子たち。 農業をされている方々にとっては害獣なのだと思いますが、なんとか共生できる社会であって欲しいものです。
部屋は4名1室の和洋室。客室最上階で景色が良く、広くて快適です。
大人4人で旅行するとなると、部屋を二つ取るか、こういう和洋室になります。
そして、和洋室の設定がある宿ってあまり多くない&若干割高になります。
小さなお子さんだと普通の部屋でも大丈夫なのですが、子供が大きくなっても一緒に旅行をしたいと考えておられる方は、
そういう状況になることを念頭に置いておいた方が良いです。
ま、そんなご家庭は少ないかもですけどね。
部屋に着いてホッと一息のビールは、旭川からの途中のコンビニで買った小樽麦酒 アンバーエール。
これを書いている現在、どんなビールだったか覚えていませんが、山の景色を眺めながらのビールは最高だったと思います。
夕食はロビーフロアにある食事処で。この日はお昼をちゃんと取っていないので、 ペコペコのおなかで向かいました。
食事の形式は、いわゆるバイキングです。いまどきはブッフェと言うのかな? 和風旅館だとこういうスタイルが多いですね。 以前は「養鶏場かよ」と思っていたのですが、最近は「おつまみ食べ放題の居酒屋」だと考えることにしています。
ここの夕食が一気にイメージアップしたのがこちら、地酒の飲み比べコーナーがありました。
それももちろん「無料」です。銘柄は左から、
・旭高砂(旭川市)
・國稀(増毛町)
・大雪の蔵(旭川市)
・男山(旭川市)
・神川(上川町)
こういうのがあるだけでコロッとニコニコ顔になる、単純&貧乏症な安ワイン道場師範です。
バイキングで盛ってきた料理と、無料の日本酒の饗宴。 料理は揚げ物やタコの頭が美味しくて、お酒で好きだったのは「國稀」と「神川」だったと思います。
さすがに試飲の日本酒を飲み続ける根性と図太い神経は無く、次は生ビール 683円を注文しました。
銘柄はサッポロ・クラシック、北海道はどこにいってもこの銘柄ということに気付き始めております。
合わせた料理はザンギ、北海道定番の鶏の唐揚げですね。この2つの組み合わせは鉄板です。
生ビール1杯なんてすぐに蒸発してしまうわけで、「安ワイン道場師範」の任務を遂行すべく↓のワインも注文しました。
名称 | Furano Wine (White) N.V. ふらのワイン(白) N.V. |
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生産者 | 富良野市ぶどう果樹研究所 |
価格 | 2,250円 (360ml : お店価格) |
購入店 | 層雲峡 朝陽亭 |
ここの夕食でのワインの選択肢は4種、地元北海道のワインの赤か白、そのフルボトルかハーフです。
まず、輸入ワインじゃ無くて北海道のワインがあるのがポイント高くて、ハーフの選択肢があるのが更に高ポイントです。
そのワインがこちら、層雲峡からそれなりに近い富良野のワイン。
「廉価な日本ワインは白を選べ」の格言(自分で決めました)に従って、白をチョイスしました。
色はそんなに薄くなく、普通に白ワインの色です。
香りには明らかにラブルスカ系の気配があります。裏ラベルには『ワイン用品種、果汁用品種をブレンドし』と書かれているので、
少なくともナイアガラは使われている気がします。収量も多いし、手っ取り早くワインに香付けしたい時には便利な品種ですよね。
味わいは、思いのほか甘さは控えめで酸味も控えめ。食事の邪魔をしないバランスだと思います。
悪くないと思いますよ、「悪くない」の域を出ませんけど。
ちなみにこのお店、「1,900円で飲み放題」のプランがあって、そちらのワインはカリフォルニア産とのことでした。
カルロロッシなのかな?やっぱりそういうのじゃなくて土地のワインを飲みたいですよね。
点数 | 70点 |
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富良野のワインと、地元のアスパラガス含め道産の食材と合わせました。
どちらかというと相性問題に対して鈍感な師範ですが、やっぱりなんだかおいしい気がしますよ、こういう組み合わせ。
そんな感じのバイキング・ディナー、日本酒(テイスティング)飲んで、生ビール(ジョッキ1杯)飲んで、白ワイン(ハーフ)飲んで、
酒代が3,000円以下というのは宿としてはかなりリーズナブルなのではないでしょうか。
名称 | G7 Cabernet Sauvignon 2023 G7 カベルネ・ソーヴィニョン 2023 |
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生産者 | Viña del Pedregal ビーニャ・デル・ペドレガル |
価格 | 275円 (187ml) |
購入店 | セイコーマート 愛別店 |
部屋に戻っての飲み直しがこちら。途中に寄ったコンビニで、寝酒用のワインを購入しております。
銘柄は、北海道のコンビニチェーン「セイコーマート」が輸入している"G7"。
関東でもウェルシア系列のドラッグストア等でも見かけますね。
その187mlミニボトルが税別250円、少々割高ですが、さすがにフルボトルは多いだろう、ということで購入したものです。
色はしっかりと濃くて、チリのカベルネ・ソーヴィニョンらしい外観です。
香りもちゃんとカベルネ・ソーヴィニョン、ベリーの香りとピーマンの香りがしっかり感じられます。
味わいもちゃんとしていますね。甘味と渋味がカチッとしていて、若いカベルネ・ソーヴィニョンそのまんまです。
これが普通にコンビニで税込み275円で買えるのは良いですね。
さすが北海道民の心の支えたるセイコーマートのワインです。神奈川にも進出して欲しいものです。
点数 | 75点 |
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温泉街のイベント、打ち上げ花火を窓から見ることが出来ました。
川に向かった斜面に立つ旅館、その上階から眺める花火は、目の前で炸裂するので大迫力、まさに「プライスレス」でしたよ。
そんな感じの北海道二日目の夜、おやすみなさい。
朝陽亭の窓から見える層雲峡の朝。
ご覧のように見事に晴れました。
この日は美瑛から富良野を通っていくので、天気が良いのは超ラッキー、普段の行いの良さが反映されています。
朝食もバイキング形式です。このスタイルの朝食、食べ過ぎないよう細心の注意を払っても食べ過ぎます。 普段は軽く茶わん一杯しか食べないご飯もお替りしたり、おかずも一通り全部取ったり・・・
特に、土地のフルーツなんて置いてあるとそれでダメ押ししてしまいますね。
長女なんかこのメロンを6切れも食べていました。親子揃って貧乏症を拗らせております。
そんな層雲峡の宿、宿泊費と入湯税、それに飲んだお酒を全て足して60,000円ちょっとでした。
景色が良くて温泉が気持ちよく、料理もバイキングながら結構ちゃんとしているお宿でしたよ。
朝9時前に宿を出て、次女の運転で美瑛へ向かいます。
昨日の旭山動物園から層雲峡までは一般道を使い、本日の層雲峡から旭山動物園周辺までは高速を使ったんですけど、
所要時間はほとんど変わりませんでした。大半はこういうまっすぐで信号のない、気持ちの良い道ですからね~。
本日最初の訪問地は白金青い池。層雲峡からは2時間あまりかかりました。
海外からのインバウンド客で溢れかえっていると噂の観光地ですが、
確かに半分以上はそういう方々のような印象を受けました。
入場料無料で必要なのは1日500円の駐車場代だけ、売店も1軒しかありません。
このままインバウンド需要が続くのであれば、もう少しお金を落とさせる工夫があった方が良いかも、と感じました。
この日は天候に恵まれて、ガチで「青い池」でした。師範一行、ツイているな。
富良野と言ったらラベンダー畑でしょう、ということでファーム富田という施設を訪問しました。
ラベンダー自体はもう時期を過ぎていて、広大なラベンダー畑には花が無い状況でしたが、
一部こうやって観光客向けに遅咲きに仕立ててあるんですね。ありがたい話です。
ちなみに学生の頃にここ(かどうかは不明だけど)を訪れた時に撮った写真がコチラ。左が師範、右が(週末に会う予定の)O氏です。
この頃はまだ師範代と出会う前ですね。
38年後、妻と娘二人を連れてまたここを訪れることになるんだよ、
楽しい人生が待っているから心配すんな、と伝えたいですな(心配なんてしてませんでしたけど)
このページのトップ写真もそうですが、いかにも富良野!といった感じの写真が撮れて師範は大満足です。
写真だけでは満足しない家族がいますので、テラス・カフェにも寄りました。写真左から
・ラベンダーバター 440円
・ラベンダーアイス 350円
・アイスラベンダーティー 340円
・缶ビール 320円
写真にはありませんが、追加で
・コーンクリームコロッケ 250円
を注文。
ここでもビールはサッポロ・クラシックですね。地元愛とサッポロビールの営業力を感じます。
ラベンダーバターは・・・ジャガイモには普通の有塩バターが合う気がしました。
車を停めたのが隣のとみたメロンハウスだったので、、そこもちょっとだけ訪問。
・メロンスムージー 500円
・メロンシュークリーム 600円
師範代がスムージーを持って階段を上がる際、段差に躓いて転んじゃいましたが、
それでもスムージーはこぼさない!という執念を発揮しておりました。
次女の提案で、カンパーナ六花亭という施設も訪問。
お菓子の六花亭が経営するショップ&カフェみたいです。
周りは、ふらのワインのブドウ畑に囲まれています。今回の訪問した中で一番ワイナリーっぽい景色(でもワイナリーじゃない)です。
ブドウ畑は「入らないでください」なのですが、道沿いからちょっとだけブドウが見えたので撮らせて頂きました。 ちょうどべレゾンの時期を迎えているみたいですね。垣根仕立てなので欧州系のワイン用ブドウ、粒は小粒で梗が青いのでメルローですかね。
カフェでは以下を頂きました。
・梅グラニータ 260円
・雪こんチーズ 260円
グラスワインはありませんでした(当たり前か)。ふらのワインが造るここのオリジナル・ラベルのボトル販売はあったので、
提携しているのかも知れません。
富良野を出たのが14:30頃。ここから山越えして小樽を目指します。
小樽への道は師範代の運転でしたが、途中反対車線から無理な追い越しをする対向車と遭遇、 危うく正面衝突するところでした。 北海道の道、走りやすいのは良いんだけど、こういう無謀な運転者がいるから注意が必要ですね。
16:30過ぎに小樽に到着。小樽での宿はグリッズプレミアムホテル小樽というところです。
今回の旅行で、宿が一番取りづらく、相対的にお高めだったのが小樽です。やはり定番の観光地、ということでしょうか。
ホテルの駐車料金が札幌同額の1,500円もするのも、いかにも「相場を知らない観光客向け」といった感じです。
でも面倒なんで貧乏症に打ち勝ってホテルに停めましたけどね。
もちろん、こういう大きな部屋を取ろうとするから取りづらいわけではありますが。
広めの部屋にエキストラ・ベッドを2台入れて頂いて4人で泊まります。
窓が広くて景色が良くて露天風呂の大浴場付き、もちろん快適な宿ではあります。
街中のホテルなので、すぐ横にコンビニ(ローソン)がありました。
そこで買ってきたビールがこちら、師範定番の「よなよなエール」です。サッポロ・クラシックじゃなくてごめんなさい。
写真がボケているのは、港に停泊する大きな客船にフォーカスを合わせたかったからです(クリックして拡大すると見えます)
夕食は聖徳太子 飛鳥支店という居酒屋さん。今宵の夕食は長女の奢りです。
小樽と言えば海鮮!そしてお寿司!という印象ですが、
ネットでお寿司屋さんを検索すると正直「これがこのお値段するの?!」な感じの、チャッキチャキに観光地価格の店が多いんですね。
なので、当初は寿司屋を狙っていたのですが、「寿司も食べられる居酒屋が良くね?」ということになり、
長女が探してきたのがこちらのお店です。
店内は、入口脇にお寿司屋さんみたいなカウンター席があって、その横と奥は小上がり席になっています。
まさに「居酒屋!」といった感じの造りです。
ちなみに予約は18:00だったのですが、早い時間からほぼ満席でした。
お客さんも、観光客というより地元の方が多かったように思います。
料理のラインナップも「漁港が近い街の居酒屋」メニューが多くて、この店はアタリです。
写真は真鯛刺と真ホッケ刺。ホッケの刺身は珍しいですね。
北海道の魚は歯ごたえより脂乗りが重視されている感じです。
お酒はもちろん「とりあえずビール」ですよ。珍しくこのお店はサッポロ・クラシックじゃ無くてプレミアム・モルツでした。
中瓶のお値段は580円です。
それでは乾杯!女性陣はジンジャーエールとオレンジジュース、どちらも220円です。 長女からは『どんどん飲んで食べていいよ』と言われています。良い娘を持ったもんだ。
せっかくだから、普段はあまり食べないものを注文しましょう、ということでホヤ刺を注文。 独特の香りと苦味は好き嫌いが分かれるところだと思いますが、日本酒に合わせるとたまらんでしょうね。
注文した刺身の中で一番良かったのがこちら、八角の姿造りです。これでお値段1,100円ですから安いですよね。
こちらは脂乗りの良さに加えて歯ごたえもコリコリ、九州人の我々にしっかり刺さるお魚でした。
刺身は、この他にも真ソイ刺なんかも食べて、北の海のお魚を堪能しました。
ビールが蒸発したので、次はお酒です。まずは冷酒で北の誉 純米生酒(300ml) 850円。
清酒は300mlの瓶という良いサイズがあって良いですよね。ちなみにワインはカルロロッシだったのでご遠慮しました。
横のお皿は、アワビの天ぷらだったと思います。これも確か1,100円でした。安いよね。
珍しい料理をどんどん頼んでおります。こちらはアンコウの唐揚げ、880円。プリプリした食感が美味しゅうございました。 揚げ物は他にもカスベの唐揚げやたこザンギ、げそ南蛮なんかも食べましたよ。揚げ物大好き一家です。
こちらは確かツブ貝の壺焼きみたいなものだ思うのですが・・・ 食べた記憶があまりありません、スミマセン。
お酒も追加しております。せっかくだから地元小樽の地酒をということで、宝川 純米 一合750円を。 正直どんな感じだったか今となっては忘却の彼方ですが、脂多めな北海道の魚に合うお酒、だったような気がします。
〆はやっぱりお寿司でしょう、ということで網元にぎり 2,600円を4人で1人前。 寿司だけは周辺の価格に合わせてあるんでしょうか、内容に対してややお高めに感じました。
最後に、海賊雑炊 780円と海鮮サラダ 880円を食べて終了。どちらも魚介類がたっぷり入っていました。
そんな、家族での魚三昧、お会計はトータルで16,000円弱でした。
関東民にとっては珍しい魚がいろいろ食べられるし、周りのお寿司屋さんと比べるとかなりリーズナブルなお店だと思います。
夕食の後、家族で歩いて小樽運河まで繰り出しました。お店はほぼ閉まっていましたが、港町の風情がありますねぇ。 横浜の赤レンガ倉庫あたりも夜はこんな感じですかね?早朝しか行かないので良くわかりませんが。
時間はまだ午後9時前、せっかくだから旅先での一人酒も楽しみたいじゃないですか。
・・・というわけで家族はホテルに帰りましたが、ここからは師範単独行動。
グーグルマップで検索したところ、先ほどの居酒屋のそばにLa心Vin(羅針盤)というワインバーがあるのを発見、
予約なしで訪問いたしました。
店内は、グレーを基調としたシックなインテリアで、光量を落とした照明が良い雰囲気を醸しだしています。
オーセンティックなバーの雰囲気ですね。
いわゆるバーと違うのは、バックバーに並ぶのがボトルじゃ無くて磨き上げられたグラスという点です。
カウンターには、師範と同世代と思しきマスターが立っておられました。渡辺さんというオーナーの方です。
本日はよろしくお願いします。
名称 | Domaine Ste Michelle Brut N.V. ドメーヌ・サン・ミッシェル ブリュット N.V. |
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生産者 | Dom. Ste. Michelle ドメーヌ・サン・ミッシェル |
価格 | (不明) |
購入店 | La心Vin |
こういうお店でのワイン選びはお任せするに限ります、ということで、「泡と白と赤、1杯ずつで」とお願いしました。
そこで出して頂いた1杯目がこちら、米国はワシントン州の大手「ドメーヌ・サン・ミッシェル」のスパークリングです。
どうでも良いですけど、フランス語読みだと「サン・ミッシェル」ですが、
英語だと「セイント・ミッチェル」のような気がしますがどうなんですかね?(※)
グラスにたっぷり(100mlくらい?)注いで頂きました。
暗めの照明なので色はよくわかりません。
香りはまるでシャンパーニュ、全くシャンパーニュですね。
それも、ベースのワインを樽熟させている高級なクラス。
焼きリンゴっぽい香りをしっかりと感じることが出来ます。
味わいも、酸味しっかり甘さもあって、「これ美味いっすねぇ」という感じです。
オーナーの渡辺さん曰く『リーズナブルに提供できるスパークリングとしてずっと使っています』とのこと。
確かにこのグレードをシャンパーニュで得ようと思ったらかなりお値段跳ね上がりますよね。
ステキなチョイスだと思いました。
(※)Andy先生によれば現地でも「サン・ミッシェル」だそうです。
点数 | 81点 |
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名称 | Vie Di Romans "Vierés" Sauvignon Blanc 2021 ヴィエ・ディ・ロマンス "ヴィエーレ" ソーヴィニョン・ブラン 2021 |
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生産者 | Vie di Romans ヴィエ・ディ・ロマンス |
価格 | (不明) |
購入店 | La心Vin |
白もお任せです。
出して頂いたのは、イタリア北部フリウーリ・ヴェネツィア・ジュ―リアのソーヴィニョン・ブラン。
造り手の「ジャンフランコ・ガッロ」さんは、イタリア最高の白ワインを造る「北の巨匠」と言われているそうです(後で調べました)。
グラスは大ぶりなシャルドネ・タイプのもので出して頂きました。
そしてこのワインは「確かに北の巨匠だな」と思わせる美味しさでした。
まず香りが凄いんです。北のソーヴィニョン・ブランらしいハーブの香りに、
とても品の良い樽香が乗っていて、鼻を近づけただけで「おぉ~」と声が出ます。
味わいのバランスも良くて、飲む香水な雰囲気です。
こりゃ美味しいなぁ、と思って小売価格を調べたら、結構お高いんですね。
それぞれのグラスのお値段を聞いてこなかったのは安ワイン道場師範としては失敗です。
点数 | 83点 |
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名称 | Newton Johnson Pinot Noir 2022 ニュートン・ジョンソン ピノ・ノワール 2022 |
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生産者 | Newton Johnson ニュートン・ジョンソン |
価格 | (不明) |
購入店 | La心Vin |
赤は『軽めにしますか?重めにしますか?』と聞いて頂いて、「北海道なので軽めでお願いします」と謎の回答をしておりました。
この時点でだいたい酔っぱらってますね。
そこで出して頂いたのがこちら、南アフリカのピノ・ノワール、造り手はニュートン・ジョンソンです。
インポーターは、前の白もこちらもモトックスさん。強いなぁ、モトックス。
色は薄めの赤紫、ピノ・ノワールらしい色合いです。
香りは、ラズベリーやイチゴみたいなベリーの香りに、ちょっとケモノっぽいニュアンスを感じる「南のピノ・ノワール」感があります。
味わいは、軽めで甘酸っぱくて、ピノ・ノワールらしさがしっかり出ています。
これも美味しいワインですね。
ちなみにこのお店、余市が近いのでそこのワインは置かないのか聞いたところ、
『日本のワインは仕入れ価格が皆さんが買われる価格と同じなんです。
そのため、うちで出すとお値段が高くなるので「どうしても」と仰る海外からのお客様のために1種類だけ置いています』とのことでした。
なるほど。
点数 | 80点 |
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名称 | Hands of Time Napa Valley Red Blend 2019 ハンズ・オブ・タイム ナパ・ヴァレー レッド・ブレンド 2019 |
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生産者 | Stag's Leap Wine Cellars スタッグス・リープ・ワイン・セラーズ |
価格 | (不明) |
購入店 | La心Vin |
当初は3種類のつもりでしたが、マスターとその息子さんとの会話が楽しくて、もう一杯追加して「濃い赤」を頂くことにしました。
出して頂いたのはカリフォルニアのカベルネ・ソーヴィニョンがベースの赤ワイン。
普通に意識せず飲んでましたが、造り手は名門ドコロの「スタッグス・リープ」なんですね。
お昼から通算するとかなりの量を飲んでいるわけで、このワインのことは正直あまり覚えていませんが、
カリフォルニアのカベルネにしては柔らかい感じだったように思います。
そもそもそういうワインなのか、抜栓して時間がたっているかはわかりません。
いやー、ちょっと飲みすぎたな。でも粗相はなかったと思います(部屋に帰ってからはヤバい人だったみたいですが)
グラス4杯分のお支払いは8,600円、満喫させて頂きました。
点数 | ??点 |
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おはようございます。小樽の朝は曇り空、昨日は停泊していた豪華客船はいなくなりました。
今回利用したグリッズプレミアムホテル小樽、4名1室の宿泊費と1台1晩の駐車料金を合わせて40,000円弱でした。
素泊まりの料金としてはややお高めですが、朝から海を眺めながらの露天風呂は最高だったので、気持ちよく利用することができました。
朝食は「朝ラーでも」と考えていて、ワインバーでは情報を貰ったりしていたのですが、 もちろんそんな朝早くに起きられる子供たちではありません。 ラーメンはサクッと断念して、9時から営業しているかま栄 工場直売店に向かいました。
こちらで食べた朝食は、パンロール 242円(写真)×4、チーズちくわ 183円、きくらげ天 226円。 4人合わせて1,377円也。貧乏症を極めました・・・というわけではなく、パンロールは結構おなかにたまるんですね。 朝だとこれ1本食べれば十分です。
おなかを満たしたら、小樽の街並み散策に向かいます。
当初の予定では「おたる」という銘柄のワインを造る北海道ワインのワイナリーに行こうかと考えていましたが、
この後向かう方向とは逆のため時間的に無理があったので断念しました。
というわけで境町本通りをぶらぶらと。
風情のある建物が並んでいます。この残り具合は空襲に会わなかったのかな?なんて考えていましたが、小樽空襲というのはあったみたいですね。
ただ、狙われたのは海上に停泊する船だったようです。
小樽はガラス細工の街でもあるようで、あちこちにガラス工芸品を売る店がありました。 こういうオシャレなグラス、なんとなく欲しくなるんですが、実用性に欠けるので実際は使わないんですよね。 ワイン用ではなく焼酎用に買えば良かったかな?結局自分用には(ワイン以外)何一つ買わない旅でした。
小樽散策で一番グッと来たのがこちら、北一硝子三号館 北一ホールです。
写真のように、内部はとても趣深いカフェになっています。
良いよねぇ、こういう雰囲気。
ちなみにこちらのお店、「地ビール飲み比べセット」なんてものもあって、ググっとハートを鷲づかみにされましたが、
まだ午前中だったのでグッと堪えました。
ビールは断念して師範が注文したのはウインナーコーヒー 550円です。
ウィンナーコーヒーなんて久しぶりに飲んだな。生クリームたっぷりで美味しゅうございました(師範は甘党でもあります)
オイルランプの下で頂くカフェ、雰囲気があるでしょ?
ちなみに師範代は師範と同じもの、長女はココア、次女はアイスココアをお召し上がり。皆さん満足されたご様子でした。
その後、一旦ホテルに戻って荷物を取って、次の目的地である余市に向かって11時前に出発!
小樽から余市までは一般道で30分くらい、11:30過ぎに余市に到着しました。
お昼の予約までは少々時間があったので、道の駅スペースアップルよいちというところに寄ったのですが・・・
余市という町、財政的には厳しいんでしょうね、併設されている「余市宇宙記念館」含め、思いっきり残念な感じでした。
余市と宇宙という繋がりも良くわからないし(宇宙飛行士だった毛利さんが余市町出身らしいです)、
ここはひとつ思い切って改装し「ワイン記念館」にしてはどうですかね?
他所では買えないワインがここでは買える、とかあれば客足は増えるんじゃないかな?
・・・とか余計なお世話は置いといて、余市でのお昼はかくと徳島屋という料理旅館。二ヶ月前から予約して伺いました。 ここも、飲み友だちのちゃこさんに教えて頂いたお店です。 場所は、余市駅の目の前にあります・・・というか、余市駅前ではこの店くらいしか開いていなかったと思います。 そんな貴重な飲食店ですが、予約していないお客さんは断られていました。フラッと訪問するには厳しい街ですね、余市。
旅館の建物自体は古いと思うのですが、食事をする部屋はきれいに内装を整えてあります。
窓も大きくて外光がたっぷり入るので、料理がおいしそうに見えますよ。
お店に入って落ち着いたら、女将さん(當宮益美さん)から
『○○さんからご連絡を頂きました。遠いところありがとうございます!』
と言われました。○○さんが多分ちゃこさんのご本名なのですが、それを知らない師範は怪訝な顔で
「あ、こちらこそありがとうございます」と言うしかありませんでした。
ツイッター関連のお友だち、意外と本名は知らないんですよね(「エロスとおる」とか)
このお店が普通の料理屋さんではないことは、こちらの壁を見るとわかります。 余市の希少なワインがずらりと並んでサーバーにセットされています。 写真をクリックすると拡大(&拡大画像の左上隅のアイコンをクリックすると更に拡大)しますので、 余市のワインに興味のある方はぜひチェックしてみてください。
この日の料理はつるというランチのセット。税込み2,420円です。
品数も豊富で手が込んでいて、地元の食材がふんだんにつかわれていて大満足でした。
オヤジの趣味に付き合わされた女性陣も『ここの料理は美味しい!』と言っていたのでホッとしましたよ。
もちろんワインも頂きますよ~!
名称 | Yoichi-Nobori Nakai Blanc 2022 ヨイチ・ノボリ ナカイ・ブラン 2022 |
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生産者 | Dom.Takahiko (Takahiko Soga) ドメーヌ・タカヒコ (曽我貴彦) |
価格 | 1,100円 (Glass) |
購入店 | かくと徳島屋 |
ワインを頂きたい旨を當宮さんに伝えると、紙一枚の簡素なワインリストを手渡して頂きました。
ところがその内容が凄いのね、余市のレアなワインが目白押し、そして知らない銘柄多数です。
でも、心配いりません、どういうワインなのか聞くと、當宮さんが丁寧に教えて頂けます。
そんな中から「ここではミーハーに徹しよう」と心に決めて、最初にお願いしたのがドメーヌ・タカヒコの白。
余市町登地区にある中井農園のケルナー100%、裏ラベルには
『後志管内の飲食店、そして大切な家族や友人達とワインを楽しむ事を目的に醸造したワイン』
とあります。調べたところ、現地の飲食店とふるさと納税向けの専用キュベらしいです。
お昼時で外光が入るお店だったこともあって、外観は輝いて見えるレモン色です。
香りのボリュームはとても立派です。モモやライチのようなフルーツの香りがしっかり感じられて、
「ケルナーってこんなに華やかに香る品種だったのか!」と再認識させられます。
味わいは、アルコール度数が10%と低いこともあって、柔らかで穏やかなバランス。
酸もそれほど強くなく、スイスイと水のように入っていきます。
長いものに巻かれるようで恐縮ですが、ドメーヌ・タカヒコのワイン、やっぱり人気があるのが理解できるんですよ。
ピノ・ノワールを主体とした赤が有名ですが、白もとても上手だと思いました。
点数 | 82点 |
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お刺身は、シマゾイとヒラマサです。 ワインを頂く旨をお伝えしたら、師範のだけ醤油皿を出汁醤油に変えて頂きました。 『その方がワインに合わせやすいですから』とのこと、心遣いに感謝ですね~、ワインへの愛が伝わってきますよ。
名称 | Meguru 2022 環 2022 |
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生産者 | jiki 村田 均(じき) |
価格 | 1,100円 (Glass) |
購入店 | かくと徳島屋 |
料理が魚介類主体なので、もう一本白を頂きたいのですが、
日本ワインの難しさは銘柄名だけでは白か赤かわからない点にあります。
リストを見ると、以前好印象だった"jiki"という造り手のワインが2銘柄、「夕 2020」と「環 2022」がありました。
女将さんによれば、夕はツヴァイゲルト主体の赤で、環は複数の品種を使った白とのこと。
ということで「環」をお願いしたのですが、後で調べたらまさに同じワインを2か月前に稽古しておりました。
外観は、前のドメーヌ・タカヒコと大きな違いはありません。
香りのボリュームは、こちらの方が半分くらいに感じます。あれれ?以前稽古した時はもっと華やかに香った印象があったんですけどね。
味わいは、かなりキリッとした酸味が印象的だったように思います。
ボトル差なのか、抜栓後の時間差なのか、以前とはかなり印象の異なるワインでした。
自然派っぽい造りだと思うので、そういったバラツキ含めて楽しむのが日本ワインなのかも知れません。
点数 | 77点 |
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メインの料理がこちら。
・アンコウの揚げ出し
基本は京料理風の優しい味付けですね。アンコウは鍋より揚げた方が美味い、と昨日今日で認識しました。
もちろん「鮮度が良ければ」でしょうけど。
名称 | Yoichi-Nobori LOWBROW 2021 ヨイチ・ノボリ ロウブロウ 2021 |
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生産者 | Dom.Takahiko (Takahiko Soga) ドメーヌ・タカヒコ (曽我貴彦) |
価格 | 1,100円 (Glass) |
購入店 | かくと徳島屋 |
やっぱりミーハーに徹しよう、ということで3種類目の赤もドメーヌ・タカヒコをお願いしました。
タカヒコさんのワイナリーで修業された赤城さんという方が「LOWBROW CRAFT」というワイナリーを興されたので、この名前が付けられているそうです。
品種はツヴァイゲルトとピノ・グリですが、ツヴァイゲルトが主体とのことでした。
色は、結構しっかりとしていて青味を感じる紫色です。ツヴァイゲルトらしい外観ですね。
香りも品種の特性が良く出ていて、チェリーのような果実の香りに針葉樹のような冷涼感がプラスされています。
味わいもとてもツヴァイゲルト。一言で言えば「固くて酸っぱい」味わいです。でもそれが北海道らしいとも言えます。
結論から言うと、やっぱりあまり得意でない品種だったわけですが、
でもこのシチュエーションで頂くとなんだか納得してしまうんですよね。チビチビゆっくり飲める赤ワインです。
そして、ドメーヌ・タカヒコのワインに特徴的な鰹出汁香は感じなかったように思います。
点数 | 76点 |
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このワインを、デザートに出されたおから団子に合わせたわけですが・・・酸味がより助長される結果となりました。
やっぱり甘いものには甘口ワインですよ。
そんな、希少ワインだらけの贅沢ランチ、料理とワインを合わせたトータル金額は13,000円くらいでした。
このページをご覧になって余市へお出かけの皆さんは、ぜひ予約してみてください。
その際「安ワイン道場を見てご連絡しました」とお伝えいただいても、『なんですかそれ?』と言われるだけだと思います。
余市で1軒だけ訪問したワイナリーが余市ワイナリー。余市で見学を受け付けているワイナリーは、こことオチガビワイナリーくらいでしょうか。 今ではワイナリーひしめく余市ですが、1974に最初にワイン造りを始めたのがこのワイナリーだそうです。意外と歴史は浅いんですね。
こちらのワイナリーには、美術館的なスペースが併設されています。 このブドウの絵、40,000円だったかな?一瞬「欲しいなぁ」ってなりました。
こちらがショップです。ワイナリー限定販売のワインなんかも並んでいます。 あいにく有料試飲はありませんでした。せっかくだからやりましょうよ。多少お高めでもやる人多いですって。
有料は無いのですが、無料試飲はありました。この日の銘柄は2つ。
・白:Enregistrement Riesling 2022
・赤:Yoichi Assmemblage N.V.
うーん、正直あまりピンと来なかったので、購入は別のにしました。
客寄せパンダにするのでなければ、パッとしないワインの小さなプラカップでの無料試飲は、購入意欲をそがれるのでやめた方が良いような気もします。
工場内部も見学することができます。こちらは樽貯蔵庫。北海道なので空調にあまり気を遣わなくて良さそうな点はメリットですね。
外には、各種のワイン用ブドウがデモンストレーション的に植えられています。このブドウの品種は・・・なんだっけ? 忘れましたけどキレイなブドウですよね。
余市ワイナリーを後にして、小さなワイナリーがひしめく登余市停車場線を通ったのですが・・・あまり「ワイン生産の中心地」という感じはしなかったですね。 まだリンゴや生食用ブドウの生産が主体な感じでした。 ということはこれからまだ伸びしろがあるわけで、ワイン産地として商業的にもさらなる成長を期待しております。
今地図を見ていたら「ナナツモリ展望台」なんてところがあったんですね。行きそびれたなぁ。残念!
余市を発ったのが午後2時前、師範代の運転でそこから約1時間、次なる目的地ニセコ 昆布温泉 甘露の森という宿に到着。 北海道のガイドブックに載っていて、良さそうな感じだったので直接予約しました。
こちらが部屋の内部です。例によって和洋室ですが、リビングっぽいエリアもあるくらいの広さがあります。
今回の旅の中で一番広い部屋ですね~、気分があがりますよ。
ちなみに、部屋に入ってすぐ荷物展開前の写真を撮るために、家族は入口付近で待機して頂いています。
めんどくさいオヤジでスミマセン。
宿の部屋での「お疲れさま!」な一杯は、普通はビールにするのですが、今回はワインでございます。 理由は下記をご参照ください。
名称 | G7 Chardonnay 2023 G7 シャルドネ 2023 |
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生産者 | Viña del Pedregal ビーニャ・デル・ペドレガル |
価格 | 275円 (187ml) |
購入店 | ホテル甘露の森 |
途中コンビニとかに寄らなかったので、到着後の1杯はホテルの売店で調達することにしました。
チェックイン時に売店を覗いてちょっとびっくり、飲み物の内容もお値段もコンビニ「セイコーマート」そのまんまなんですね。
フルボトルのワインが500円台とかで売られています。「ホテルの売店=お値段高め」が常識だと思っていたので、
思いっきり良い方に裏切られました。
そこで購入したのが、2日目にも稽古したセコマ銘柄"G7"のシャルドネです。
色は薄めのレモン色、香りはどことなくソーヴィニョン・ブラン的なトロピカルフルーツ感があります。
味わいは甘さがそこそこありますが、酸味もしっかりしているので甘ったるくはありません。
北海道のワインも良いですが、やっぱりチリのワインも美味しいですよ。
そしてこのお値段は驚異的ですね。純粋にコスト・パフォーマンスだけで比較しようとすれば日本ワインは全く敵いっこないわけで、
「コスパ以外の何か」を求めちゃいますよね。
点数 | 76点 |
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ワインでウォーミングアップして気持ちいい温泉にも入って、早めの時間(17:30)から夕食でございます。
スタイルとしては「ハーフ・ビュッフェ」とのこと。主菜はそれぞれに提供されて、副菜はビュッフェスタイル、というやつですね。
なかなか良く考えられています。
案内された席は、森に面した大きな窓ごしのテーブル。北海道を満身に浴びております。
最初に出されたお皿がこちら。
・お造り盛り合わせ:赤魚昆布〆、甘海老、紅とろ
一人分ずつ盛るより、こうやってまとめた方が美味しいそうですね。とても上手に並べられています。
ツマもたっぷり、普通の醤油と梅醤油、ワサビも2種類という凝りようです。
肝心のお味は、サーモンは美味しい、甘海老は普通、赤魚は・・・初めて刺身で食べましたけど・・・刺身には向かない気がしました。
最初のお飲み物はこちら。
・ビール:羊蹄山麓ビール "Nisecoise(ニセコワーズ)" 1,100円
グラス1杯1,100円にはちょっと躊躇しましたが(やっぱり貧乏症です)、グレープフルーツっぽい香りが華やかで美味しかったですよ。
ブルワリーの経営母体は紅茶のルピシアとのこと。なるほど納得です。
メインの料理は選択式で、もう一方は牛ステーキだったのですが、師範はこちらを選びました。
・魚料理:つぶ貝の海鮮アリオリ焼き
殻の中には、つぶ貝、海老、帆立、ムール貝、キャベツなんかが入っています。
ちょっとニンニク風味のソースで美味しかったっす。
奥のお鍋はこちらです。
・小鍋料理:甘露豆富の冷製豆乳鍋
お鍋も冷製だと食べやすくて良いですね。洋風冷奴ですな。
もちろんワインも頂きますよ。ワインリストには、
・外国産が4種
・小樽産(北海道ワイン)が4種
・余市産(Ochi Gavi)が5種
・仁木産(Niki Hills)が3種
ありました。大変ご立派なリストです。そして、フルボトルだけでなくカラフェやグラスの設定もあるので、
1本は多いと考える層にもちゃんと対応されています・・・が、ワイン飲んでいる人あまり見かけなかったな。
まだそういう市民権なんですかね。
名称 | Neiro 2022 ネイロ 2022 |
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生産者 | Niki Hills Winery ニキヒルズヴィレッジ |
価格 | 4,125円 (カラフェ) |
購入店 | ホテル甘露の森 |
さてそんな中から師範が選んだのは、Niki Hills Wineryの白で、バッカス種100%のNeiro(ネイロ)というワイン。 珍しい白が飲みたかったのと、カラフェの設定があったのでこれをチョイスしました。
(※)実際はカラフェでの注文ですので、ボトルは撮影用に持ってきて頂いたものです。
色はほぼ無色に近い薄レモン色です。香りは、南のソーヴィニョン・ブランみたいなトロピカル・フルーツの香りを感じます。
バッカスってこういう香りなんですね、気に入りました。
味わいは、このあたりの気鋭なワイナリーのものと比較すると甘さがあって酸味は控えめです。
でもそれくらいが一般ウケするんだろうな、と思います。
尖ったところのない、華やかだけれども食事にも合わせやすい白でした。
後で調べたら、ボトルでの小売価格は3,000円くらい、でもすぐ売り切れちゃう銘柄みたいですね。
珍しいワインを楽しめてなによりでした。
点数 | 81点 |
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順番的には逆なんでしょうけど、メインの料理を食べた後、ビュッフェを取りに行きます。
だってほら、師範ってば食事の最初が忙しいのよ。ビール飲んだり写真撮ったり、ワインリストとにらめっこしたり。
最近はビュッフェも洗練されていますね。揚げ物なんかもべチャッとならずにカラリとしています。
写真右側の芽キャベツの天ぷら、北海道の白ワインにピッタリ合いますよ。
そして、ビュッフェで必ず取ってしまうのがカレーです。2種類あったので合盛りにしました。
左側にマイルドカレー、右側にトマトカレーです。
ハイ、もちろん食べ過ぎです。おなかパンパンです。ご馳走さまでした。
名称 | Otaru (Red) 2023 おたる醸造 赤辛口 2023 |
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生産者 | Hokkaido Wine 北海道ワイン |
価格 | 694円 (Half (360ml)) |
購入店 | ローソン小樽稲穂店 |
部屋に帰って飲み直し。今宵の稽古相手は、残念ながら時間の都合で訪問できなかった北海道ワインの「おたる醸造 赤辛口」。
小樽のコンビニで購入しておりました。
この「おたる」と書かれたワインは関東のスーパーなどにもだいたい置いてあるので全国区ですね。
色は、日本の赤としてはしっかりと濃い方だと思います。
香りにはウェルチっぽいラブルスカ系の香りが明確にあります。
裏ラベルには「複数の赤ワイン用品種のブレンド」とありますから、
コンコードが主体だと思われます。
味わいは、ラベルに書かれている通り辛口。
甘さ控えめで渋味はそこそこ、カチッと固い印象の味わいです。
ラブルスカ系の香りが苦手な人には受け入れられないと思いますが、師範は平気です。
隣町で流行っているスタイルとは全く異なりますが、「昔ながらの日本の赤ワイン」という雰囲気、
どことなく郷愁を誘われる感じでした。
点数 | 72点 |
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「ニセコ昆布温泉 甘露の森」の朝。あいにくの雨模様でした。早起きして散歩して、エゾシマリスに会いたかったんだけど残念。
あっという間に今日は帰る日です。長いようで短かかったなぁ。
朝食はビュッフェです。もう、食べ過ぎないように心を配ることをあきらめました。 本日もご飯をお替り、山芋とろろをかけて、温泉卵もかけて、自家製スタミナ丼にしたりして・・・帰ってから体重計に乗るのが怖いです。
おなかいっぱいに追い打ちをかけます。こちらは、部屋に用意してあった温泉饅頭。 卓上コンロでふかして食べましたが、これがモチモチしてて美味しかったのよねぇ~。 そして今回の旅行で一番エモい写真が撮れたので載せておきます。
この宿の宿泊費は一人16.830円、それにレストランでのビールとワイン、あと売店で買ったワインと入湯税を足したトータルは73,420円也。 安ワイン道場のくせにちょっと贅沢させて頂きました。 とはいえ売店は安いし、レストランにはワインのラインナップが豊富なので、余市訪問の宿としてもお薦めです。
宿を出たのが午前10時前、1時間半ほどドライブして支笏湖に到着。 到着した時点ではまだ雨が降っていましたが、その後ぴたりと止みました。やっぱり師範ご一行、持っているな。
支笏湖、水がキレイで良いですね。湖から流れ出す川ではカヌーやSUP(スタンドアップパドルボード)を楽しむ人がいたり、 湖畔では水に浸かって小魚やエビを捕って遊ぶ小さな子供たちがいました。
ウチにも水に浸かって遊ぶ小学生(推定年齢19歳)がいました。
良いオトナが裸足で湖に入ると足を切ったりしますので、十分ご注意ください。
さ~て、北海道の大自然も堪能したことだし、そろそろ出発地の千歳方面へ向かいます。
ジンギスカンは2日目の夜のバイキングでちょっと食べたので、北海道名物でまだ食べていないものと言えば・・・そう、味噌ラーメンです。
師範はあまりラーメンを追い求めるタイプではないのですが、御多分に漏れず子供たち、特に長女はラーメンが好きみたいんです。
そこで、ネットで人気の高いお店を探して、ヒットしたのがコチラ、初日の昼に伺った北々亭の真向かいにあるIOrI(いおり)というラーメン屋さんです。
お店に到着したのは午後1時頃でしたが、店外には10名ほどの方が並んでおられました。確かに人気店のようです。
このお店、並んでいる間に注文を聞かれるので回転は早く、30分弱で着席できました。
ラーメン屋さんというと狭くてカウンターだけで床は脂ギトギトなイメージがありますが(大偏見)、
このお店は小綺麗でオシャレな感じの内装です。
壁に貼られた情報によれば、札幌の老舗ラーメン店「すみれ」の出身みたいです・・・といっても「すみれ」に行ったことがあるわけではないので、
へぇ~、以外の感想はありません。
注文したのは、4人とも
・味噌ラーメン 1,000円
です。
コッテリ味が濃くてニンニクが効いていて、一口目は「なにコレ!美味ぁ!」ってなります。
麺の硬さもやや硬めで好みだし、アツアツで出されて満足感があります。
ただ、歳のせいか濃さがだんだんしつこく感じられてきます。あと、舌がビリビリしてくるんですね。
子供たちは「そんなことない」と言っていたので、やっぱり加齢かなぁ。
ワインもだんだん「濃いヤツをマル1本」は辛くなってきましたからね。
ラーメン屋を出たのが時間が午後2時頃、レンタカーの返却予定時刻は午後4時。
どこかへ遊びに行くにはちょっと短い、でも帰路に着くには早すぎる微妙な時間・・・
というわけで、千歳ワイナリーを訪問することにしました。
(こちらのツイートを参考にしました)
場所は、千歳駅のすぐ近くの街中にありますので、公共交通機関でもアクセスは良さそうです。
グレイスワイン(中央葡萄酒)の経営なんですね。グレイスは「勝沼ワイン散歩」でも行きました。
有名な女性醸造家、三澤彩奈さんがいるところですね。
建物の内部は、ショップが併設の倉庫という感じです。
醸造設備が見当たらなかったのでお聞きしたところ、醸造所は奥にあるそうです。
右側には「瓶詰室」と書かれた部屋もありました。
有料試飲もあるので、もちろんやっちゃいますよ。
名称 | Kerner Kimura Vineyard 2022 ケルナー キムラ・ヴィンヤード 2022 |
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生産者 | Chitose Winery 千歳ワイナリー (北海道中央葡萄酒) |
価格 | 500円 (試飲) |
購入店 | 千歳ワイナリー |
試飲は6種類ほどあって、お値段は1杯500円か600円。
だいたい5,000円までくらいのベーシックな銘柄が選べました。
その中からまず1杯がこちら、ケルナーの2022年です。
「千歳ワイナリー」というくらいだからこの近辺に畑があるのかと思ったら、畑の場所は余市みたいです。
色は・・・う~ん、よくわかりませんが薄めだったように思います。
でも香りが素敵だったんですよ。昨日稽古したドメーヌ・タカヒコのケルナーを彷彿とさせる、
モモやライチの甘い香りにグレープフルーツの柑橘香、それらが結構しっかり香ります。
味わいも、酸味ほどほどで旨味があって、香りに負けないしっかり感がありました。
これ、美味しいな。ボトルのお値段2,900円は買いだと思いました。
棚には2021と2022と2023とあって、どれも同じお値段だったので迷いましたが、
やっぱり「買い!」と感じたヴィンテージを買っておくのが正解と思い2022年産をゲットしました。
点数 | (80点) |
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名称 | Pinot Noir Kimura Vineyard 2022 ピノ・ノワール キムラ・ヴィンヤード 2022 |
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生産者 | Chitose Winery 千歳ワイナリー (北海道中央葡萄酒) |
価格 | 500円 (試飲) |
購入店 | 千歳ワイナリー |
もう1種類、赤も試飲しております。
こちらの試飲、グラスに注がれる量は50mlくらいでしょうか。
ボトルで3,000円のワインが50mlで500円はなかなか強気な値付けだと思いますが、人件費を考えれば仕方がないとも思います。
ちなみにこのピノ・ノワールのお値段は1本4,400円、試飲できるアイテムの中ではお高めでした。
色は、北海道の、それも余市のピノ・ノワールらしい薄くてやや褐色みを感じる赤紫色です。
香りは結構華やかです。若いチェリーのような可愛らしい果実香と、ごくわずかに香ばしさを乗せている樽の香りが良い感じです。
味わいは・・・酸っぱいんですよ、師範が美味しいと感じる範囲をやや超える酸の強さです。うーむ。
好きな人、特に酸味星人を自称する人は好きなワインだと思います。
ただ、師範はこれに4,400円払うのはちょっと・・・でした。
やっぱり難しいんですかね?余市あたりでピノ・ノワールをしっかり熟させるのって。
2杯の試飲で軽く満足しましたので、1本買ってお礼を言ってワイナリーを後にしました。
点数 | (77点) |
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レンタカーを返した時点で、走行距離は800kmくらいだったと思います。それで消費したガソリンは30L弱
・・・凄いな、新しい車の燃費の良さ、そして北海道の道の快適さ。
空港でも時間はたっぷりあるので、女性陣はお土産のお買い物。師範も一通り見ましたが、ワインは他所でも買えそうなものが殆どだったので、
何も買わずに早々にラウンジへ。飛行機を撮るのって難しいですね。動くからね。
ラウンジを出るときに気づきましたが、有料のアルコール類が意外と安かったんですね。
確かビールはおつまみ付きで500円、ワインもミニボトルが600円、清酒は400円しなかったような。
貧乏症なのでこういうところの酒は割高だと決めてかかっておりました。飲めば良かったな。
もう一つ食べていない北海道名物がありました。そう、豚丼です。
38年前、十勝の小さな食堂で食べて、たいそう美味しく感じた記憶があります。
そこで札幌最後のお店に選んだのは、十勝の「ドライブインいとう」というところが出している豚丼名人というお店。
ラーメン好きの長女は別のお店にラーメンを食べに行きました。
写真を拡大すると「本日終了」の文字がありますが、食べた後に撮ったからです。 ラストオーダーは18:30と早めですのでご注意ください。
まずは今回の旅程をトラブルなく、ほぼ予定通りに進めることが出来たということで、お疲れさまの生ビール 660円。 銘柄はもちろんサッポロ・クラシックです。 この銘柄、何度も飲むうちにだんだん好きになってきますね。
注文はもちろんこちらです。
・ロース豚丼 1,265円×3
甘辛く味付けされた一辺が5cmほどの柔らかなロース肉、さながら「ジェネリック鰻丼」ですね。
調べたところどうやら発祥もそういう理由らしく、鰻は高かったので安く入手できた豚を使ったのが始まりとのこと。
3人分トータルのお会計は4,455円也。おなかも満たされたので出発ロビーへ向かいます。
帰りのフライトは、札幌千歳19:50発東京羽田行きANA078便。
30分以上前にロビーに入ったのですが、使用機到着遅れのため出発が30分遅延します、とのこと。あらら~
となるともう1本飲んじゃいますよね。サッポロ・クラシックの「夏の爽快」という銘柄。違いは全く分かりません。
・・・というわけでグッバイ北海道、また来ます!
名称 | Otaru (Rosé) 2022 おたる醸造 ロゼ 2022 |
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生産者 | Hokkaido Wine 北海道ワイン |
価格 | 630円 (Half (360ml)) |
購入店 | Green Pockets 新千歳空港店 |
空港の保安検査場を通過した後、機内でチビチビ用に「なんでもいいから北海道のワインを」と探したら、
定番のこのワインのロゼと白が売店で売られていました。
裏ラベルには「やや甘口」としっかり書かれており、そんなに得意じゃない系ということは分かっているのですが、
100円安かったこちらを選んだ次第です。こんな場面でも貧乏症を発症しております。
売店でプラのカップをお願いしたところ、『ワイン用はこれなんですよ』と、試飲に使うような超ミニのカップを頂きました。
まぁ良いか・・・と半ばガッカリだったのですが、のちにそれが奏功(※)することになります。
ワインの感想は、色はとてもきれいなピンク色です。
裏ラベルには「華やかな香りの生食用葡萄キャンベルアーリー種を醸造」とあります。
隣の座席の長女曰く『ブドウパンの匂い』(※※)だそうです。
味わいは、薄ら甘い昔ながらの日本のロゼですが、ツマミ要らずで一定の需要はあると思います。
1時間半くらいのフライトでハーフ1本、ビールほど温度の上昇を気にしないし、ちょうど良いんじゃないですかね?
空港売店、もっといろいろ小サイズのワインを置いて頂けると師範が喜びます。
点数 | 70点 |
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機材は行きと同じB787なのですが、こちらは新型機で大きな座席モニターが付いています。 映画も見られて、「身代わり新選組」という作品を見ていたのですが・・・到着前に終わっちゃいますよね~。 Amazon PrimeにもNetflixにもないみたい。え~ん!結末を知りたいよ~!
以上、北海道四泊五日の家族旅行の記録でした。
4人分のかかった費用は
・交通費:約170,000円(航空券+レンタカー+ガソリン代)
・宿泊費:約200,000円(層雲峡とニセコは朝食夕食酒代含)
・飲食費:約90,000円
・娯楽費:約5,000円
合計で約465,000円でした。
いやー、良い旅でした。なんだかんだで稽古したワインは19種類、「北海道遠征稽古」と銘打っても良かったかもです。師範がんばりました!
家族旅行、4人が揃うなんてなかなか無いから毎度「今回が最後かなぁ」なんて考えるのですが、またどこか行きたいですね。やっぱり思い出になります。
こうやって長々とした見聞録を残すのも、師範が虹の橋を越えた後に子供たちが『そういえば連れて行ってくれたなぁ』と思い出してほしいからです
・・・なんて書くと辞世の句みたいですが、師範はまだまだ元気、道場開設50周年を目指します。