6月、道場の近所"Gontazaka Vineyard"のマスカット・ベーリーAも実をつけ始めていました。
先月の稽古本数は54本、1月からの5ヶ月で296本ですから60本/月のペースですね。
今月はそんなに予定が入っていなくて、来月は断酒ありますから控えめになることが予想されますので、
今年も600本ペースぐらいでしょうか。
師範の生涯目標にしていた「掲載本数10,000本」は、多分来年の今頃になると思います。
人生って短いなぁ・・・
・・・ではなくて、生涯目標を「50周年記念を迎える」に変更しましたので、まだまだ超マンネリを続けていくと思います(現在28年目です)。
読者な方に於かれましては、ずーっとお付き合い頂き一緒に50周年を祝って頂きますようお願い申し上げます。
本日は次女の成人式前撮りでした。
着物なんて、最近は「○○式」の時くらいしか見なくなった感がありますが、ワイン女子界隈では着物率が案外高めなんですよね。
着物女子と一緒にレストランに入ると周囲から注目を浴びちゃいますから注意が必要です。良い意味で。
ともあれ「馬子にも衣裳」ですな。七五三みたいでしたけど。
名称 | Pike & Joice "Sirocco" Chardonnay 2021 パイク&ジョイス "シロッコ" シャルドネ 2021 |
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生産者 | Pike & Joice Winery パイク&ジョイス・ワイナリー |
価格 | 2,508円 (「サウスオーストラリアフェア」で20%Off) |
購入店 | ワイン専門店 葡萄畑ココス |
本日の夕食は、エビ蒸し餃子、豚肉の塩だれ生姜焼き、合鴨とフルーツトマトとレタスのサラダ。
ワインはしっかりしているっぽいシャルドネをチョイスしました。
「サウスオーストラリアフェア」で20%Offで買ったので稽古範囲内ですが、通常価格だと3,000円を超える「破戒」ワインです。
まず外観から。濃いシャルドネって色も結構濃かったりするじゃないですか、でもこのワインは「えぇ?」って思うくらい無色に近い薄さです。
ところが香りはちゃんと濃いのよ。もちろん樽香はあります。
でもその樽が目立つことないくらいに、パイナップルのような南方系のフルーツの香りが感じられます。
味わいも、甘味と酸味がしっかりしています。享楽的ではありますがどこか抑制が効いていて、タイトな味わいという印象です。
やっぱり値段は正直だよなぁ。特にニューワールドのワインになると、3,000円オーバーを覚悟すると違う世界が見えてきます。
シャルドネに関して言えば、皮をゴリゴリすりつぶしたような苦味が無いんですね。タイトでキレイな樽ドネでした。
小瓶に保存して、断酒期間を経て約2週間後再稽古。
小瓶の保存力スゲェな、キッチリ楽しめる状態を維持しています。
もちろん、移し替えるときに空気に触れるので「開けたてと同じ」では無いけれど、
翌日も2週間後もあまり変わらない気がします。
点数 | 82点 |
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リンク |
Pike & Joyce "Sirocco Chardonnay" 2021 3,135円 |
仲良くして頂いている若き敏腕ソムリエールのましゅまおさんが、 ワインショップの店長を卒業されてレストランで活躍されています。 これは応援に行かねば!というわけで飲み仲間で伺うことにしました。 店は、京王線千歳烏山駅の北口側にある「イタリア料理と千歳烏山」というところ (お店のアカウント)。 わかりやすい店名ですね。
お店は、千歳烏山駅の北口側に歩いて5分弱の旧甲州街道沿いにあります。
壁二面がガラスブロックなので、とても明るい店内です。
キャパはテーブル席が20席ほどとカウンター、けっこう広さがあってゆったりしています。
我々は、一番奥のゆるく仕切られた席(下写真)に案内して頂けました。
今回の参加者は下記の皆さんです。
・ひろくんさん(幹事:若きフォアグラ持ち)
・はっぴーなつみさん(スッキリしたお話)
・あいさん(辛いのは苦手)
・mishikaさん(前歯大丈夫っすか?)
・アレンさん(土手ビューに期待)
・ayucowさん(背中から掃除機の先っぽ)
・安ワイン道場師範(来週から断酒します)
スタート時間は午後5時30分、参加者7名のうち4名はこの前に別のお店のイベントに参加されていてちょっと遅刻する、
ということでひろくんとあいさんとビールで乾杯。
銘柄はペローニというイタリアの生ビール。ハートランドに似ているかな?スッキリして美味しゅうございました。
名称 | Contadi Castaldi "Dragon Limited Edition" Brut N.V. コンタディ・カスタルディ "ドラゴン・リミテッド・エディション" ブリュット N.V. |
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生産者 | Contadi Castaldi コンタディ・カスタルディ |
価格 | |
購入店 | イタリア料理と千歳烏山 |
メンバーが揃ったところでワインを飲み始めます。
いずれ劣らぬ呑兵衛が7人もいるわけですから、もちろんボトルでお願いしました。
銘柄はすべてソムリエールのましゅまおさんにお任せです。
まず出して頂いたのがこちらのフランチャコルタ。
見覚えのあるデザインと思ったら、
ココとかココとかで稽古してますね。
それの干支バージョンなのかな?
色はかなり薄めです。白ブドウ(シャルドネ)主体と思われます。
泡はしっかりとしたボリュームがあってキメが細かくて、さすがはフランチャコルタです。
香りも良いんですよ。大きめのグラスだったこともあって華やかさがしっかり香ります。
味わいも柔らかでクリーミー、良い感じです。
比較的リーズナブルな価格で買えると思うので、お薦めしたいフランチャコルタです。
それよりなによりまだ明るい日差しが入ってくる時間に、大きめのグラスで頂くフランチャコルタ、それだけで気分があがるってもんです。
点数 | 81点 |
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というわけで乾杯。スパークリングに大きめのグラス、良いっすよね。 グラスに造り手のロゴが入っているので、このグラスで飲むことが推奨されているのでしょう。
最初に出して頂いた料理がこちら。
・グリーンアスパラガスのバッサーノ風ソテー
太めのアスパラガスに、卵とパルミジャーノチーズがたっぷりかかっていて、思わずニッコリのアミューズです。
名称 | Aka Primitivo 2022 アカ プリミティーヴォ 2022 |
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生産者 | Vini Manduria ヴィーニ・マンドゥリア |
価格 | |
購入店 | イタリア料理と千歳烏山 |
フランチャコルタはあっという間に蒸発したので、次に出して頂いたのがこちらのロゼ。
南イタリアはプーリア州で、プリミティーヴォを使ったワインです。
ラベルには赤サンゴが描かれているのは、そのあたりで採れるかららしいです。
ワイン名も"aka"、特に日本人が絡んでいるということではなく、『なんとなくかっこいいから』この名前だそうです。
色は、非常にしっかりしたピンク色、まさに「コーラル・ピンク」ですね。
香りは、色から受ける印象通りチェリーっぽさを感じます。
なつみさん曰く『岩ノリの風味がある』そうです。
さすが道場オープンハウスの時に唯一スパークリングの品種を当てただけのことはありますね。
味わいは、こちらも色の濃さの印象通りしっかりとした酸味と旨味を感じます。
良いよねぇ、明るい時間に頂くロゼ。
青く澄んだ地中海と、そこにある赤サンゴが思い浮かぶようなワインです。
日本人はもっとロゼを飲みましょう。
点数 | 80点 |
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次は前菜盛り合わせ。きっちり説明して頂きました。上から時計回りに
・カポナータとカリフラワーのアンチョビソテー
・ミラノ風サラミ(ノーマルとピリ辛)、オリーブ
・鶏レバーのブルスケッタ
・鱧の炙り、万願寺唐辛子、鮪のカラスミ
・(真ん中)ブリのたたきライム風味
ブリとマグロのカラスミが大ヒットでした。これ1皿あればワイン2~3本は飲めますよ(常に食べるのが一番遅いのは私です)
名称 | Come d'incanto N.V. コメ・ディンカント N.V. |
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生産者 | Carpentiere カルペンティエーレ |
価格 | |
購入店 | イタリア料理と千歳烏山 |
次のワインには、ロゼと同じ産地プーリア州の白を出して頂きました。
ワインは白だけど品種は黒ブドウ、「ネイロ・デ・トロイア」という珍しい品種が使われているそうです。
そういう情報を、よどみなく楽しげに説明して頂けます。聞いている我々、ほぼ保護者状態でニッコニコですよ。
色は、特に黒ブドウ由来らしい雰囲気は無くて、普通に白ワインの色です。
でも、香りにほんのりベリーの雰囲気があるんですよ。そのあたりはスパークリングのブラン・ド・ノワールあたりに通じる感じです。
またまたなつみさん曰く『巨峰ワインの香り』とのこと。言語化が上手いなぁ、この人は。
味わいは、かなり甘酸っぱくて濃い感じ、飲み応えがあります。
やっぱり南イタリアは赤も白もロゼしっかりしたワインが造られているだなぁ、と再確認。
こういう、自分では頼まないだろうワインを出して頂ける、知り合いの店でお任せで飲む醍醐味ですよ。
点数 | 82点 |
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パスタがコチラです。
・『ディッチョ・デ・マーレ』(トマトのカッペリーニ ロシア産の生うに乗せ)
ウニのエッジがビシッと立っていて鮮度の良さが感じられます。
数本乗せられたメネギがこれまたいい仕事していますよ。ペロリと頂けました。
名称 | Bianco del Camül 2019 ビアンコ・デル・カムール 2019 |
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生産者 | Vini Tonon ヴィーニ・トノン |
価格 | |
購入店 | イタリア料理と千歳烏山 |
次もまた白です。そうだよね、イタリア料理って海の食材が使われることが多いから、
合わせるのは白の方が具合が良かったりしますよね。
こちらはイタリア北部、ヴェネト州の白ワイン。
品種はシャルドネとピノ・グリージョ、前の年まではシャルドネ100%だったそうです。
グラスは、ブルゴーニュタイプの大きいバルーン型のもので出して頂きました。
そのココロは、これがめっちゃブルゴーニュなんですよ。
蜜香バッチリ、樽も効いていてまるでムルソーです。例えが陳腐ですが、やっぱりムルソーなのよね。
味わいも濃厚。噛めるようなしっかり感があります。
産地と品種を当てろと言われたら、多分ニューワールドのシャルドネと言うでしょう。
いやー、世の中にはいろんなワインがいろんなところで造られているんですねぇ。
師範の本日の一番はこのワインでした。
点数 | 85点 |
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そんな樽しっかりの濃い白ワインに合わせた料理がこちら。
・サマートリュフたっぷり 卵のリゾット
これ、めっちゃ美味いです。イケナイ香りと味わい、まさしく「オトナの離乳食」です。
神戸で頂いたこれを思い出しました。
名称 | Granmassenti Perricone 2017 グランマッセンティ ペッリコーネ 2017 |
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生産者 | Feudo Disisa フェウド・ディシーサ |
価格 | |
購入店 | イタリア料理と千歳烏山 |
次に紹介して頂いたこの赤ワイン、「知らないワイン」という意味ではこれが真骨頂でしたね。
・産地=シチリア←これは知ってます
・DOC=モンレアーレ←知りません
・品種=ペッリコーネ←知りません
・造り手=フェウド・ディシーサ←知りません
ホント、世の中には知らないワインがいっぱいです。
外観は、ややくすんだ感じの赤紫色です。「透明な静脈色」って感じでしょうか。
香りは、やや青っぽさがあって、干した藁の雰囲気もあります。どことなくカベルネ・フランに似た印象を受ける香りです。
味わいは、かなり渋味が固い感じ。ヴィンテージは2017年と結構前なのに固いんですね。
味わいの雰囲気はネッビオーロに似ていると思いました。
カベルネ・フランの香りにネッビオーロの味わい、好きな人はハマるワインだと思います。
ペッリコーネという品種、この先の人生で出会うことはあるのでしょうか・・・なんて言っているとすぐまた稽古したりして、
そして全然覚えてなかったりするんだよな。
点数 | 78点 |
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野性味あふれる赤ワインに合わせた料理がこちら。
・子羊のトマトと白いんげんの煮込み
良いっすよねぇ、ワイルドなワインに子羊。
でもワイルドなだけでなく、なんとなく爽やかで洗練された感じがするのがこちらのお店の料理の特徴という気がします。
血筋の良さを感じますよ。
名称 | Vecciano 2020 ヴェッキアーノ 2020 |
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生産者 | Duca di Saragnano ドゥーカ・ディ・サラニャーノ |
価格 | |
購入店 | イタリア料理と千歳烏山 |
もう1本赤を頂きます。誰からともなく発せられた「濃~い赤が飲みたいねぇ」という発言に答えて頂き、
このワインともう一種から選ばせて頂きました。選択を任されたのはなつみさん、
選ばれたのはトスカーナ産のこのワインです。品種はサンジョヴェーゼとメルローとカベルネ・ソーヴィニョン、
「ルカ・マローニ99ポイント」のシールが光っています。
インポーターはあの風土さんです。
そしてこれが注文通り、というか注文以上に濃いワインでした。
香りには『チョコレート!(byアレンさん)』が明確にあります。
それと、いかにもイタリアな感じの人間っぽい香り、さらにスミレの花、香りの要素がいろいろです。
味わいは・・・甘い、甘いのよ。デザートワインにしても良いくらいの糖度の高さを感じます。
一人で1本だとちょっと厳しいワインかもだけど、食事の後半に1杯だけというシチュエーションにはピッタリはまるワインでした。
選択肢の提案も選択する方もナイスプレーでしたよ。
点数 | 79点 |
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飲み足りなさそうな面々の顔を見て、こんな食後酒を出して頂きました。
・芋焼酎 国分 Flamingo Orangeのソーダ割
『ゲヴュルツトラミネールの香りがする焼酎です』とのことでしたが、確かにライチの香りがしっかり感じられますね。
そしてソーダ割というのもナイス。泡でより香りが鮮烈に感じられるし、食後酒なのにスイスイ飲めてしまいます。
名称 | Cidre Mizuiro 2023 シードル みずいろ 2023 |
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生産者 | Les Vins Vivants レ・ヴァン・ヴィヴァン |
価格 | |
購入店 | イタリア料理と千歳烏山 |
それでもまだ飲み足りなさそうな面々に、『そうだ!シードルがありました』ということで出して頂いたのがこちら。
長野県は東御市で造られているシードルです。表ラベルには「みずいろ」とだけ書かれています。
以前、同じシリーズの「あお」というものと稽古していますが、
どう違うのか全くわかりません。
外観は、軽く濁りのあるリンゴの果肉色です。
香りは結構立派で、青いリンゴの香りと、どことなく自然派ワインを思わせる石鹸っぽい香りを感じます。
味わいはかなり酸が強めです。師範的には「酸っぱい」と言っても過言ではないレベルに感じます。
いわゆる「自然派シードル」ですかね。
ラベルをアートに使うのはアリだと思いますが、せめて最小限の情報は書いて欲しい気がします。
シャトー・ムートン・ロートシルドを見習ってほしいものです。
点数 | 74点 |
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・・・と、最後はちょっと辛口評価になりましたが、料理に合わせた今回のワインのランナップ、さすがでした。
ありがとうございます>ましゅまおさん。新たな門出を祝して乾杯!です。
そんな、全てお任せのディナー、一人当たりの金額は15,000円でした。楽ちんだし、知らないワインとの出会いもあるし、
とっても楽しめましたよ。
店を出たのが午後9時30分過ぎ、mishikaさんが『ビールを飲んで帰るひと!』と高らかに発言されて、 おうちが遠いなつみさん以外は二次会へ。 千歳烏山駅前を適当に歩いて、たどり着いたのはAjiana 烏山店というインド&タイ料理のお店です。
もちろん乾杯はビールです。皆さんはシンハーやビンタンなどのアジア系瓶ビールを注文されていましたが、
師範はプレミアムモルツの生です。なぜかって?それはこっちの方が安かったからですよ。常に貧乏人根性を忘れません。
(ジョッキの銘柄を見せるために変な持ち方ですが、常々世の中は右利き用に出来ていると感じさせられます)
料理もちょっとだけ。
・空心菜の炒め物
・タイ風エビのさつま揚げ(写真)
・ラム肉の串焼き
・生春巻き
店名通りのアジアンな感じでよろしゅうございました。
『師範もシンハーを飲め!』とmishikaさんが言うので、シンハービールも注文。
暖かい国のビールって、一様に軽めですね。mishikaさん曰く『シンハーは水分』だそうです。
そんな2次会、ラストオーダーは10時30分とのことで「こ30分」の滞在、お値段は一人3,000円以下でした。
次回は東京西部か軽井沢か、よろしくお願いします!>皆様
本日の食前酒は、ツイッター(未だ"X"と書く気になれません)で評価されていたイオンのPB、トップバリュのプレミアム生ビール。
「プレミアム」と名乗りながらデザインにプレミアム感が全く無いあたり、「さすがトップバリュの面目躍如!」と言わざるを得ません。
ちなみに製造はサッポロビールのようなので、どれくらいプレミアムかを勝手知ったる黒ラベルと比較しました。
結果、実はちゃんとプレミアムでした。色は黒ラベルよりも若干濃いめ、そして香りはかなりフルーティさがあって華やかです。
味わいもコクがあって飲みごたえを感じます。
見た目で判断して正直スマンかった!ですが、イオンさんもう少し高級感のあるデザインにしてあげられませんかね?
名称 | Château Fragol 2017 シャトー・フラゴ 2017 |
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生産者 | Ch. Fragol シャトー・フラゴ |
価格 | 1,309円 (単品価格:1,980円) |
購入店 | ヴェリタス 輸入直販ワイン専門店 |
ワインの方も、ツイッターで評価されていた
ものをチョイスしました。
ヴェリタス「豪華フルボディ 赤6本セット」税送料込み6,480円からの1本で、ボルドー右岸カスティヨンの赤ワインです。
ヴィンテージは2017年ですが、コルクに"22/2022"のプリントがあるので、5年熟成させた後の瓶詰かも知れません。
ちなみに本日の夕食は、家族それぞれに用事で出払っていたため師範が独居老人状態。
スーパーで適当にお惣菜とか(冷凍餃子、出来合いコブサラダ、焼鳥レバー)を買って済ませました。
外観は、しっかりした濃さはあるけど清澄度も高く、エッジにわずかにレンガ色が見える色あいです。
香りは、一言で言えば「熟成ボルドーの廉価版」です。香りに感じる煮豆と黒蜜感とか、スケールは小さいながら良い感じです。
味わいも「プチ・熟成ボルドー」ですね。渋味はこなれていて、全体に柔らかい味わいが感じられます。
セットの割り戻し価格は1,000円台前半、そんなお値段でプチ熟成ボルドー感が味わえるのはお得です。
明らかに若いワインには無い奥行を感じます。
ただ、そんなにポテンシャルがある感じはしないので、今以上はには好転しないと思います。
買ってすぐ飲んで吉ですよ。
ボトルに残った一杯分を翌日昼に、小瓶保存した一杯分を翌々日に再稽古。
翌日は冷やし中華に合わせたので全く合いませんでした。
翌々日は・・・やっぱりちょっと痩せちゃったよね。小瓶に注ぐときに空気に触れるからかもですね。
こういうワインは抜栓当日に飲み切っちゃって吉だと思います。
点数 | 78点 |
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リンク |
【送料無料】 厳選フルボディ赤6本セット 6,480円 Chateau Flagol 2017 1,980円 |
日曜の稽古の際には食前にスプマンテもあったので、ボトル1本開かずにグラス2杯分残りました。
そこで、せっかくだから
小瓶の保存力調査
をしてみることにしました。抜栓後すぐに小瓶に移し替えて冷蔵庫で保存したものと、ボトルのまま栓(ヴィノロック)をしてセラーに立てて保存したものの比較です。
結果は、小瓶保存の方は日曜と変わらないフレッシュ感があって、樽の雰囲気なんかもしっかり感じられ十分に美味しいのですが、
ボトル保存の方は香りも味も明らかに酸化が進んでいました。
もちろん飲めないほどじゃないんですけど、フレッシュさを維持したければやっぱりそれなりにケアした方が良いと思いましたよ。
名称 | Farmhouse California White Wine 2021 ファームハウス カリフォルニア・ホワイト・ワイン 2021 |
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生産者 | Cline Cellars クライン・セラーズ |
価格 | 2,300円 (希望小売価格) |
購入店 | 都光 |
本日の夕食は、マグロとクリームチーズとアボカドを中心に据えたサラダ、やや甘めのプルコギ、主食はバゲット。
ワインは、ちょっとトロピカル感のあるワインが良いと考え、アルバリーニョやヴィオニエが使われた白をチョイス。
このワインは、
「クライン・ファミリー・セラーズ試飲会」で撮った写真のお礼に頂いたエントリーレンジのワイン
(試飲会でのレポートはコチラ)。
一応試飲済みなので、本日の料理に合わせたつもりです。
色は、エントリーレンジの白ワインとしては結構濃いめに感じます。香りは、予想通りのトロピカル感。
パイナップルやマンゴーみたいな南方系の香りと、洋ナシやグレープフルーツの冷涼っぽい香りがちゃんと感じ取れます(樽香は感じません)。
味わいは、やや甘めでやや苦め。結構存在感があるので「軽い」って感じではありません。
このワイナリーが造るエントリーレンジのワインですが、薄かったりすることなくしっかりとしたコアがあります。
シンプルではありますが、カリフォルニアの青空を感じるような底抜けに明るい白ワイン、といった印象でした。
マグロやアボカドと合うのはもちろん、甘い牛肉にも良い感じでしたよ。
小瓶保存した翌々日再稽古。 香りも味も特にお変わりなく、トロピカルな雰囲気とやや甘めで苦めの味わいです。 アメリカンな感じのビストロで、ハウスワインに出しても良いかもですね。
点数 | 76点 |
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ディスクロージング・ダイエット12週目、泣いても笑ってもあと2週間(泣きも笑いもしませんが)
先週は、火曜&土曜と「高ワイン・デトックス効果」があり、翌日は目標の59.5kgを下回る結果を達成しました。パチパチパチパチ!
・・・などと喜んでいたら、長女から『身体が脱水状態になって体重が減って見えるだけ、血栓のリスクが高くなったのに喜ぶなんてアホですか』
と言われてしまいました。シュ~ン。
でもあと300g、いけそうな気がしてきましたよ。
ダイエット中のおやつは、この時期出始めのプラム、大石早生がグッドです。
酸味しっかり、プラムの中でも糖度が低くてカロリーも少なめなような気がします。
この果物の香りと酸味が好きな人は、きっとピノ・ノワールも好きなんじゃないかと想像されますよ。
名称 | Appunto Rosso Lazio 2020 アップント ロッソ・ラツィオ 2020 |
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生産者 | Falesco ファレスコ |
価格 | 1,009円 |
購入店 | カルディ 横浜ベイクォーター店 |
また普通の安ワイン者に戻ります。
本日の夕食は豚ヒレカツやチキンカツなどの揚げ物三昧、主食は冷やしおじや。
選んだワインは、お達者クラブのリモートワイン会の際に稽古したワインと一緒に買ったイタリア産の赤。
品種はサンジョヴェーゼ、モンテプルチアーノ、メルロー。
造り手のファレスコは、安ワインでも美味しいワインを送り出してくれる定評ある造り手です。
色はかなりしっかりした紫色、サンジョヴェーゼよりもモンプルやメルローの気配を感じる外観です。
香りは、イタリアらしい膏薬のような人懐っこさ(って伝わらないよね)に加えて、
濃い色のベリーっぽい果実の香りとコーヒー的な香ばしさがあります。この値段で樽熟とはさすがファレスコです。
味わいも、やや軽めながらバランスが良くて、素直に美味しいと感じる味わいです。
やっぱり立派だよなぁ、ファレスコ。セールだったとはいえ、税込み1,000円でこのクオリティ、そして十分な販売量はさすがです。
カルディの安ワイン、いろんな方がいろんなワインを推していますが、安ワイン道場は「ファレスコ推し」です。
3日後の稽古を、>26日の稽古日誌の冒頭に記載しました。
点数 | 78点 |
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本日は、赤羽にあるWine Bar LOOPにて持ち寄りワイン会「餃子ワインパーティ」に参加。
お知り合いのyukaさんが店長をされているお店のイベントです。
前日に欠員の案内が出されていて、ずっとご無沙汰だったのでドタ参させて頂きました。
お店は、赤羽駅から東側に歩いて6~7分。
赤羽といえば千ベロの街として有名ですが、ここはその喧騒から少し離れたところにあります
(表に店名が出されていなくて、ウロウロ迷っちゃいました)
参加者は下記の皆さんです。今回はプチ・アウェイなので、お久しぶりな方や初めましての方多かったですね。
・yukaさん(店主 お久しぶり1)
・MAMIさん(お久しぶり2)
・kinokoさん(お久しぶり3)
・だいすけさん(お久しぶり4)
・IXAさん(お久しぶり5)
・たしむんさん(初めまして1)
・グラン・ヒコさん(初めまして2)
・ご近所のイケダさん(もちろん初めまして1)
・yuta kanzawaさん(中盤からご参加 お久しぶり6)
・大島 有貴さん(後半からご参加 お久しぶり7)
・ご近所のタカシさん(後半からご参加 もちろん初めまして2)
・安ワイン道場師範(前日に参加表明)
名称 | Sabatina Brut N.V. サヴァティーナ ブリュット N.V. |
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生産者 | Sabatina サバティーナ |
価格 | (IXAさんから) |
購入店 |
いきなり凄いワインからスタートしております。
このワインはIXAさんがご持参、1本1万円の福袋に入っていたシャンパーニュとのこと。
キンピカピンの外観がいかにも「ナイト系シャンパーニュ」といった雰囲気ですな。
銀座のキャバクラあたりで1本ウン十万で売られてそうであります。
色はかなりしっかりした薄黄金色、高そうなシャンパーニュの外観であります。
泡のボリュームは、シャンパーニュとしてはやや控えめに感じました。
香りにはほんのり熟成感があって、黒ブドウ主体なのかベリーの香りもあります。
味わいは、酸味しっかりで甘さ控えめ。シャンパーニュらしいバランスだと思います。
見た目に反して?中身は模範的なシャンパーニュですね。
ナイト系っぽいのって初めて頂きましたが、もっと甘いのとかを想像していました。
そして、泡が少なめなのは接客する側のおねえさんのゲップが出ないように、という配慮かな?
などと想像しておりました。
点数 | 82点 |
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キンピカピンのシャンパーニュで乾杯しております。 雰囲気的には「ウェ~イ!」とか叫んでそうですが、紳士淑女の集まりなので実際は厳かにスタートしております。
名称 | Ernest Rapeneau Brut Millésime 2008 エルネス・ラプノー ブリュット・ミレジム 2008 |
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生産者 | Ernest Rapeneau (Maison du Champagne) エルネス・ラプノー (メゾン・デュ・シャンパーニュ) |
価格 | 3,198円 |
購入店 | コストコ 金沢シーサイド倉庫店 |
2本目のシャンパーニュは師範が持参しております。
コストコで買ったんですが、良年2008年産のヴィンテージ・シャンパーニュが税込み3,198円ですよ。
コストコのBuying Power恐るべし!です。
一応、yukaさんのお誕生日が近いということでしたので、そのお祝いに追加の1本としてお持ちしました。
色は、前のキンピカ・シャンパーニュよりは淡い感じだったような。
熟成期間はこちらの方が長いと思うのですが、白ブドウが多いのかも知れません(コストコPBなので品種がわかりません)
香りは熟成感とともに焼きリンゴがパーッと香ります。MAMIさんが『いきなり開いてますね』と言われていましたが、まさにそんな感じですね。
味わいも酸味しっかりでほんのり甘くて、シャンパーニュらしいバランスです。
熟成が進み過ぎてはいない、ちょうど良い頃合いだったと思います。
それにしてもコストコ凄ぇな。
この銘柄、現在はVT2012になっていたと思います。それも美味しいかも知れません。
点数 | 85点 |
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ワインバーですが、料理もしっかり出して頂いております。
・左:クラゲときゅうりとササミの和え物
・右:砂肝とネギの中華和え
MAMIさん曰く『クラゲとシャンパーニュが合う』そうです。師範は未だにその「合う」というのが良くわかってません。
だいたい何を食べて何を飲んでも美味しいです。
名称 | Prestige des Sacres "Cuvée Dynastie" Blanc de Blancs Brut N.V. プレスティージュ・デ・サクレ "キュヴェ・ディナスティ" ブラン・ド・ブラン ブリュット N.V. |
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生産者 | Prestige Des Sacres プレスティージュ・デ・サクレ |
価格 | (だいすけさんから) |
購入店 |
もう1本シャンパーニュが続きます。
こちらはだいすけさんが持参したもので、シャルドネ100%のブラン・ド・ブラン。透明なボトルがいかにもブラン・ド・ブランです。
この銘柄、「見たことあるなぁ」と思っていたら、今年の4月にも稽古していたんですね。
それくらい覚えておきなさい>自分
色は、前の2008年産よりかなり淡い感じ、こちらもいかにもブラン・ド・ブランです。
泡は3本の中では一番しっかりしていたと思います。
香りは、前の2本と比べると相対的におとなしい感じがしました。たしむんさん曰く『ナッツの香りがする』らしいです。
そういわれるとそういう気がしてきました。
味わいはやや甘め、そしてアクセントにほんのり苦味を感じます。オトナな味わいですね。
これも熟成期間は48ヶ月と長めではあるのですが、前の2本と比べるとフレッシュなシャンパーニュであるように思えました。
前回は「熟成したブラン・ド・ブランで美味い」なんて書いていて、師範のコメントがいかにいい加減かがわかります。
点数 | 80点 |
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料理がどんどん出てきます。
・空心菜のピリ辛ガーリック炒め
空心菜の炒め物は大好きなメニューの1つです。これがあれば無限に飲んでいられます。
でもMAMIさんは『シャンパーニュに合わない』とのこと。そういうものですかねぇ、師範にはわかりません。
相性に鈍感なのは、ある意味幸せかも知れません。
名称 | Hiedler Rosé 2022 ヒードラー ロゼ 2022 |
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生産者 | Hiedler ヒードラー |
価格 | (たしむんさんから) |
購入店 |
次はロゼです。持参されたのは初めましてのたしむんさん。
たしむんさんはオーストリアワインがお好きとのことで、先日もオーストリアへ旅行に行かれていたとか。
でもこのワインはビックカメラで購入されたものそうです。
スラッと背の高いボトルにピンクのスクリューキャップが可愛らしいですね。
ワインの色も可愛らしいピンク色です。
香りはとても華やか、イチゴキャンディみたいな雰囲気があって、どころなくマスカット・ベーリーAのロゼにも似ています。
口に含むと「エッ?!」と思うくらい軽い感じ。アルコール度数が11.5%と低めなので、その影響かもしれません。
ただ、温度が上がってくるとボディ感も増してきて、良いバランスになってきました。
ボトルや外観の印象通り、可愛らしい感じがするロゼです。
kinokoさんと「イケてるOLさんたちがランチに合わせて飲んでる感じのワインだねぇ」などと話しておりました。
点数 | 78点 |
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ロゼのタイミングで出された料理がこちら。
・ヒラメの中華風カルパッチョ
yukaさんから『ヒラメは一人3枚ね~』と指導されて、素直に従うメンバー、小学校の給食みたいでナイスです。
名称 | Nuits-Saint-Georges "Numéro 1" Vieilles Vignes 2017 ニュイ・サン・ジョルジュ "ニュメロ・アン" ヴィエイユ・ヴィーニュ 2017 |
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生産者 | Dominique Laurent ドミニク・ローラン |
価格 | 7,733円 |
購入店 | 葡萄畑 ココス |
師範はシャンパーニュの他に、もう1本持参しております。
それがコチラ、一時期「新樽200%」で有名になったドミニク・ローラン、そこのニュイ・サン・ジョルジュ。
kinokoさんが2017年産のニュージーランド産ピノ・ノワール↓を持参されるとのことでしたので、ヴィンテージを合わせました。
"Vieilles Vignes(古樹)"の表記がありますから樽に負けてなさそうで、
"Numéro 1"と書かれているシリーズはだいたい美味しいので、安心して持参しました。
そしてこれが期待通り、というか期待以上のピノ・ノワールでした。
外観にやや濁りがあってくすんだ赤紫だったのは、遠路はるばるリュックで運んだからかもです。
香りがホント素敵です。樽香はしっかりしているのですが、派手過ぎなくて木イチゴっぽいフルーツの香りとしっかり溶け合っています。
味わいも良いんですわ。甘味と酸味と渋味のバランスが良くて、抜栓してすぐからいきなり美味しく頂けました。
ドミニク・ローラン節全開、やっぱりこの人のワインは良いですねぇ。とにかく香りがしっかりしていてわかりやすく美味しいです。
ご一緒した皆さんにも受けが良かったようでなによりでした。
点数 | 86点 |
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名称 | Prophet's Rock "Rocky Point" Central Otago Pinot Noir 2017 プロフェッツ・ロック "ロッキー・ポイント" セントラル・オタゴ ピノ・ノワール 2017 |
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生産者 | Prophet's Rock プロフェッツ・ロック |
価格 | (kinokoさんから) |
購入店 |
↑のブルゴーニュ産ピノ・ノワールと比較しながら頂いたのがこちら、ニュージーランド産のピノ・ノワールです。
持参されたのはkinokoさん、プロフェッツ・ロックといえばニュージーランドの名手ですね。
別の銘柄と昨年稽古しており、とても好印象だったことを鮮明に覚えています・・・
嘘です、すっかり忘れていました。
そしてこの飲み比べ、大変に面白くて美味しくてナイスでした。
どっちも美味しいんですよ、でも全然キャラクターが違います。
ブルゴーニュの方はいかにも旧ワールドのしっとりした(根クラな)印象だったのに対して、
こちらはいかにもニューワールド、パリッと明るい(根アカな)香りと味わいです。
ヴィンテージは2017年なのでそんなに若いわけじゃないのですが、とてもピュアな果実を感じる香りでした。
ちょっとだけ南アフリカ産みたいなゴムの香りも感じられましたが。
こういうのがあるから持ち寄りワイン会は楽しいんですね。
両手に持って飲み比べしたらもっと楽しかったと思うので、次回からはマイグラスも持参することにしようと思いました。
点数 | 84点 |
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「餃子ワイン会」なので、料理は中華が主体のようです。
・海老のチリソース炒め
『エビチリにはピノ・ノワールが合う』らしいです・・・師範はビールが合うと思います。
名称 | Etude Kerner 2020 學 ケルナー 2020 |
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生産者 | de Monteille & Hokkaido ド・モンティーユ&北海道 |
価格 | (yutaさんから) |
購入店 |
偶然かどうかはわかりませんが、白ワインは北海道の「10R」という醸造所で造られたワインが2本揃っています。
そのうちの1本目がこちら、yutaさんが持参されたド・モンティーユの「學」、品種はケルナーです。
(写真の向きに失敗していて、大事な「學」の文字が隠れています)
北海道ワインのファンな皆様には有名な銘柄のようですね。
実はこの銘柄、全く同じものと1月に稽古しております。
ラベルはそちらでご確認下さい。
外観はほぼ無色ですが、自然派にありがちな濁りは感じません。
香りはとても華やか、緑色みのある柑橘類の香りに、ほんのり自然派チックな石鹸の香りを感じます。
kinokoさんは『樽香がしっかりしてますね』と言われていました。
味わいは、北海道のワインらしく酸味がしっかりしています。沁み入るような美味しさです。
やっぱり人気があるだけのことはあるなぁ、と思います。
ボトルの中で北海道とフランスが良い感じに融合しているんですね。美味しゅうございました。
点数 | 81点 |
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名称 | Meguru 2022 環 2022 |
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生産者 | jiki 村田 均(じき) |
価格 | (グラン・ヒコさんから) |
購入店 |
「10R」で醸造されたワインのもう一方がこちら。
グラン・ヒコさんが持参されたもので、村田 均(じき)さんという方が造られている「環(めぐる)」というワインです。
恥ずかしながら師範はこのワインのことを存じ上げませんでした。
品種はソーヴィニョン・ブラン、シャルドネといった国際品種が中心に使われているようです。
色はかなりしっかりしたレモン色です。
香りは前の「學」より更に華やか。柑橘香に加えて、どことなくベリー系の雰囲気を感じます。冷涼感があって、とっても良い香りですよ。
味わいはまさに「梅」ですね。若い梅酒みたいです。
kinokoさんは『ポカリスエット』、
yukaさんだったかMAMIさんだったかが『フライングした梅酒』と言われてましたが、言い得て妙だと思いました。
いやー、ビックリ華やかな美味しいワインでした。
このワインを「ダークホースだけど美味い」なんてツイートしたら、各方面から『それ美味いやつです!』とのご指摘を多数頂きました。
有名なワインだったんですね。失礼いたしました。
点数 | 83点 |
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本日メインの料理がこちら。
・皮から手作りの餃子
最初はIHで焼かれてちょっと焦げていましたが(奥)、ムッチリ感があって美味しい餃子でした。
名称 | Belle Glos "Glasir Holt" Sta. Rita Hills Chardonnay 2021 ベル・グロス "グラシール・ホルト" サンタ・リタ・ヒルズ シャルドネ 2021 |
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生産者 | Belle Glos ベル・グロス |
価格 | (IXAさんから) |
購入店 |
IXAさんが持参されたこのカリフォルニアの白も、ワインくじか何かでゲットされたものだったと思います。
ボトル上部がかなり広い範囲で蝋付けされている特徴的な外観ですね。
高級感があると言えばあるのですが、『SDGsじゃないねぇ』などとの声も上がっておりました。
色はそんなに濃くは無くて、米国の高級シャルドネとしては薄めなくらいだったように思います。
香りはまさに「樽ドネ」です。樽こそ高級の証、古き良きカリフォルニアのシャルドネな香りです。
味わいも、甘さたっぷりで酸味控えめ、いかにもタコにもカリ・シャルですな。
こういうワイン会みたいな席だと「美味いですねぇ」って感じでニコニコ飲めるのですが、
やっぱり一人で1本だと辛いかも。毎日1杯ずつ1週間かけて飲むのが良いかも知れません。
点数 | 81点 |
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まだまだ料理が出されます。
・キクラゲと玉子とネギの炒め物
yukaさんの料理、いい意味で「安心の家庭料理の味」なんですね。
強く主張しない、自分ちでも食べたことのあるような味わいなので、ワインの邪魔をしません。
名称 | Huré Frères "Invitation" N.V. ユレ・フレール "アンヴィタスィオン" N.V. |
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生産者 | Huré Frères ユレ・フレール |
価格 | (Mamiさんから) |
購入店 |
お次は、餃子に合わせるために、敢えて最初の方では開けずにここまで待たれたシャンパーニュです。
持参されたのはMAMIさん。曰く『師範はいつも「シャンパーニュはだいたいみんな同じ」なんて言うからそうじゃないのを持ってきてやった』
そうです。お気遣い頂きありがとうございます。
色は薄めのレモン色です。泡はとてもしっかりしています。
香りはめっちゃフルーティです。リンゴとグレープフルーツとモモの香り。
シャンパーニュって、漬物とかクロワッサンとかの香りがするものもありますが、
このシャンパーニュに関してはフルーツに全振りした感じの香りです。
味わいは・・・忘れました。とにかく香りが特徴的でした。
MAMIさんの言いっぷりからクタッとした高菜の古漬けみたいな雰囲気を想像していましたが、
実際は真逆でとてもフレッシュなシャンパーニュでした。
高級シャンパーニュって、ある種リテラシーが必要というか左脳で「美味い」と言わせる雰囲気がありますが、
この銘柄に関しては素直に右脳が「美味ぁ」と言う感じです。
ただ、そういう雰囲気だったらシャンパーニュじゃなくてもニューワールドでもありそうな気もします。
点数 | 83点 |
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名称 | Henri Marcel Rosé Prestige N.V. アンリ・マルセル ロゼ プレスティージュ N.V. |
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生産者 | Henri Marcel アンリ・マルセル |
価格 | (イケダさんから) |
購入店 |
このワインは、お店のご近所にお住いのイケダさんに持参して頂いたもの。
良いですねぇ、こういうお店が近くにあるのって。
ワインバーに関しては、明らかに東京偏重というか、東京に良い店が集中している印象があります。
どなたか横浜でナイスなワインバーをご存じの方は教えてください。
さてこのワインですが、色は薄めのオレンジピンクで、香りもやや薄め。
でもイチゴのようなベリーの香りがちゃんと感じられます。
味わいはやや甘め。それがベリーの香りと合わさって普通に美味しく感じられます。
ゴッツいシャンパーニュの後でも、決して物足りなさを感じさせないのが良いですね。
やっぱり「泡の出るのは七難隠す」ですよ。シャンパーニュに限らず、スパークリング・ワインは「だいたいどれも普通に美味い」です。
点数 | 74点 |
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餃子がどんどん追加されます。焼き加減もだんだんナイスになってきましたよ。
名称 | Father's Eyes Chardonnay 2022 ファーザーズ・アイズ シャルドネ 2022 |
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生産者 | Azienda Agricola di Lenardo アジエンダ・アグリコーラ・ディ・レナルド |
価格 | (だいすけさんから) |
購入店 | Wine Bar LOOP |
ここまででだいたい皆さんが持参されたワインが出されたわけですが(一部出されていませんが)、
一人一本じゃ足りないのがこういう大人数のワイン会です。
そこでまずはだいすけさんにお店のワインを購入して頂きました。
銘柄はイタリアのシャルドネ、
この銘柄の2018年産は5年前に稽古しております(それは覚えておりました)
色は覚えていません。香りはやっぱり「樽ドネ」です。
ただ、カリフォルニアと異なるのは、酸味がしっかりしていることですね。
だからブルゴーニュっぽいんですよ。並べて飲んだら全然違うのかもしれませんけどね。
だんだんコメントも雑になってきましたが、仕方ないっすよね、すでに一人一本を超えてますからね。
追加のワイン、ありがとうございました!>だいすけさん
点数 | 80点 |
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名称 | Malayeto 2020 マライエート 2020 |
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生産者 | Viña Zorzal ビーニャ・ソルサル |
価格 | (大島 有貴さんから) |
購入店 |
こちらのワインは、後半戦から参加された大島さんが持参されたものです。
大島さんには以前赤羽千ベロツアーを引率して頂きました。
赤羽の飲み屋のことならなんでもご存じ、「赤羽のタウンページ」です。
ちなみに師範は横浜の野毛からそう遠くないところに住んではいますが、野毛は全く未知の世界なんですね。
朝の散歩の時くらいしか行きません。どなたか良い店を教えてください。
閑話休題、このワインのことを。色はスペインの赤としてはやや薄めで澄んでいます。
品種はガルナッチャみたいですね。kinokoさん曰く『ピノ好きに響く品種』だそうです。
味わいも、色の印象通りやや軽め。まるでピノ・ノワールのようにスイスイ飲めてしまいます。
すでに相当メートルが上がっていたので細かいことは覚えちゃいませんが、
スペインらしからぬ上品な雰囲気の赤だったと思います!
点数 | 78点 |
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まだまだ料理が出てくるんですよ。
・白身魚の甘酢あん
みんな『酢豚だぁ~』と言ったら「魚です」と。
なるほどこういう風に魚を調理すると、丸魚の餡かけみたいな雰囲気になるんですね。勉強になります。
名称 | Newton Napa Valley "Unfiltered" Chardonnay 2016 ニュートン ナパ・ヴァレー "アンフィルタード" シャルドネ 2016 |
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生産者 | Newton Vineyard ニュートン・ヴィンヤード |
価格 | (タカシさんから) |
購入店 |
このあたりになると、もう誰が持参されたワインかもちゃんとは覚えておりませんで・・・
後で確認したら、こちらはご近所にお住いのタカシさんが持参されたものだろう、ということです。
師範、記録係失格であります・・・って誰にお願いされたわけでもありませんけどね。
「色はふつう」とメモには残っています。
香りは、こちらも樽がしっかりの樽ドネですね。
ただ、ヴィンテージが2016年とやや熟成されているので、樽が悪目立ちするわけでなく果実と一体化していたように思います。
味わいは・・・覚えてませんがこの造り手なのでしっかり感はあったんだろうと思います。
・・・というわけで、極めておぼろげな記憶しかなくてスミマセン。
それにしてもこの日は樽ドネが多かったですね。あと泡や白が多かった。やっぱりこの季節はそっち側が美味しそうに感じますよね。
点数 | (79点) |
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名称 | Navigator Cabernet Sauvignon 2021 ナヴィゲーター カベルネ・ソーヴィニョン 2021 |
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生産者 | Pre.cision Wine プレシジョン・ワイン |
価格 | 6,200円 |
購入店 | Wine Bar LOOP |
まだまだ飲み足りない連中です。
そして、その連中の中でも師範が一番年配なわけで、
ここでもう一本追加しないわけにはいけない気分になっておりました。
だってほら、カッコ悪いじゃない。ケチな年寄りって。
そこで、yukaさんに「濃い~赤を選んでください」とお願いして、出して頂いたのがこちら、カリフォルニアのカベルネ・ソーヴィニョンです。
ボトルの外観からして濃そうなワインですよ。
お値段はお店価格で6,200円、かなり良心的な値付けだと思います。
もちろんこちらもほとんど覚えちゃいませんが、とにかく甘さしっかりのカベルネ・ソーヴィニョンでしたね。
ブラインドだったらジンファンデルと答えているでしょうね。
先日のクラインの試飲会で、最近はカリフォルニアも濃いばっかりじゃないことを学びましたが、
本日稽古したカリフォルニア・ワインはどれも昔ながらの濃さ番長だったように思います。
点数 | (77点) |
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〆に出して頂いた料理がこちら。
・チャーハン
「焼き飯」といった方が良いような、懐かしい味わいのチャーハンにほっこりしました。
ちなみに今回の会費は、持ち込み料&貸し切り料込みで一人5,000円でした。
たくさんの料理、ありがとうございました!>yukaさん
名称 | Yuka's 40th Birthday N.V. ユカズ・40th・バースデイ N.V. |
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生産者 | Bespoke Wine べスポーク・ワイン |
価格 | (どなたかから) |
購入店 | Wine Bar LOOP |
このワインに至ってはもうどなたが追加されたのか皆目わかりませんが・・・
店主yukaさんのお誕生日が祝われた、オリジナル・ラベルのワインです。
中身は、以前稽古したニャンパンと同じもののようですね。
オーストラリア産のスパークリング・ワインです。
ハイ、もちろんどんなワインだったかなんて覚えちゃいません。
こういうワインでも、普通に楽しめるからやっぱり「泡の出るのは七難隠す」ですよ。
そんな、突然参加のワイン会。みなさん暖かく迎え入れてくれてありがとうございました!
点数 | ??点 |
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名称 | Santa Sole Rosé Brut N.V. サンタ・ソーレ ロゼ ブリュット N.V. |
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生産者 | R.E. R.E. |
価格 | 649円 |
購入店 | カクヤス 保土ヶ谷店 |
本日は「ランブルスコの日」だそうで。
あいにく道場にランブルスコの在庫が無かったので、
色がちょっと赤くて同じくイタリアのスパークリングをチョイス。
カクヤスで復活した激安スパークリングでお値段は税別590円。
ちなみに白は月初に稽古しております。
ちゃんと美味しい泡でしたので、ロゼにも期待したいところです。
ちなみにスパークリングに合わせたのは、真鯛の湯引き、馬刺、もやしのナムルです。
色は真ピンクです。ロゼのスパークリングって、かなりオレンジっぽいのが多いのですが、これは黄色みの無い薄い赤ですね。
香りは、シンプルですが、ちゃんとベリーとグレープフルーツが香ります。
口に含むと、泡が弱めだからか結構キメが細かくて好印象。そのあたりはランブルスコに通じるかもです。
味わいは、甘さ控えめで酸味しっかり、特段のネガティブさはありません。
サクサク頂くスパークリングはこれで十分ですよね。
この週末、このスパークリングを食前酒にしたかったので、半分も稽古せずに明日以降に託しました。
だってほら、気軽に飲める泡があるとQoLが爆上げしますから。
翌日の昼と、翌々日の食前酒として再稽古。 泡もそんなに抜けて無くて、初日の美味しさをキープしています。 良いよねぇ、気軽にスパークリング・ワインが飲める生活。 カクヤスには頑張って!と伝えたいところです。
点数 | 73点 |
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名称 | Darling Cellars Cabernet Sauvignon Merlot 2020 ダーリン・セラーズ カベルネ・ソーヴィニョン メルロー 2020 |
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生産者 | Darling Cellars ダーリン・セラーズ |
価格 | 594円 (単品価格:898円) |
購入店 | ヴェリタス 輸入直販ワイン専門店 |
家庭でも「深酒デトックス」効果を狙って、2本目も開けていきます。
気軽に開けられて、しっかりとした味わいが得られそうということで選んだのは、
ヴェリタス「豪華フルボディ 赤6本セット」税送料込み6,480円から南アフリカ産の赤。
この銘柄は昨年稽古済みなので、そういった意味でも気張らずに稽古できます。
こちらに合わせた料理は鶏つくねの照り焼き、ニラ玉ソーセージです。
外観は、ちゃんと濃いけどきっちり向こうが透けるので、適切にフィルタリングされているものと思われます。
香りは「おぉ!」と思います。カベルネらしいカシスの攻撃力とメルローらしいプラムの保守力、
同価格帯のボルドーに立ち向かううえでその両方を兼ね備えた香りです。
味わいは、甘酸っぱくて渋味もあってしっかり。ちゃんと美味しい赤ワインです。
普通に美味いですよ、このワイン。買値相当額がワンコイン+αなことを考えると、間違いなく出色の南アフリカ産です。
このセット良いな。幸い今でもセットにこのワインが含まれているので、気が向いたら買っちゃって下さい。
小瓶保存した1杯分と翌々日再稽古。 やっぱり典型的なカベルネ&メルローですね。ちゃんと力強さがあって美味しい。 買値相当額ワンコイン+αで買える南アのワインとしては出色です・・・などと書いても誰も見てないよな、ココ。
点数 | 76点 |
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リンク |
【送料無料】 厳選フルボディ赤6本セット 6,480円 Darling Cellars Cabernet Sauvignon Merlot 2020 898円 |
ディスクロージング・ダイエット11週目、人間ドックまであと3週間、ラストスパートです。
先週はかなり停滞していて、目標ラインを越えて推移しておりましたが、
土曜の「高ワイン・デトックス効果」のおかげで辛うじて目標ライン上に戻ってきました。
それでも、昨年の今頃と比べると明らかに進捗が悪いんですね。
もしかすると今年は目標未達で終わるかも知れません(極端なダイエットはしない方針です)
ダイエットとは全く関係ないのですが・・・
最近師範代が導入した調理器具が、ラッセル・ホブスの電動ミル。
粒胡椒と岩塩を挽くのに使います。購入した師範代曰く
『肉の両面に塩コショウしたい場合に片手で挽けるミルがあればQoLが爆上がりする。』
だそうです。いちいち手洗いする手間が気になる方にはお薦めです。
お値段は2つセットで5,500円。 案外安くないな、と思ったのですが『ワイン代に比べれば・・・』と言われてしまいました。ギャフン!
そして本日は、都光のNagisa.Tさんにお誘い頂いて、
Cline Family Cellarsという米国のワイナリーの試飲会に参加させて頂きました。
会場は、大手町にある俺のフレンチ グランメゾン大手町というお店。
「俺の」シリーズのお店は初めて利用しますが、その旗艦店のようですね。
かなりキャパのある大きなお店ですが、今回は貸し切りで試飲会が行われています。
なんだか業者の方向け感がハンパ無いわけですが、そんなところに師範みたいな一般人が紛れ込んで良いんでしょうか?
・・・なんですが、同じく一般人でお友だちのまささんや、
(一般人とは言い難いのですが)お友だちのAndy先生も参加されていました。
業者向けというより、メディアやインフルエンサー向けの試飲会のようです。
店内にはびっしりとパイプ椅子が並んでいるのかと思っていましたが(そんなはずないですが)、
ゆったりとしたテーブルにパンフレットが置かれています。がっつりメモを取らずに済むので助かりました。
店内には段差があって、下側がセミナースペース、上側が試飲スペースとして利用されていました。
また、その段差を利用してワインセラーが設置されています。
そこにはビックリするような高級ワインが寝かされていましたよ。
お時間になりましたので、都光の広報担当部、高澤 渚さんの司会で試飲会がスタート。
開場時間は午前11時、セミナーのスタートは午前11時30分、この日は大変な雨で交通に乱れがあったので、
10分遅れの11時40分に始まりました。
Nagisaさん、良い声ですね。プロの司会者かと見まがうなめらかな声と進行具合でした。
続いてマーケティング部の竹中 康一さんから、Cline Family Winesのワインを取引するようになった理由のご説明。
○歴史があること
代々の家族経営で、創始者のおじいさんにあたる方はジャグジー風呂の発明者
○環境に配慮した経営
設立から40年以上農薬や除草剤が使われていないこと
○味
なにより美味しいこと
だそうです。なるほど。
そして、創始者のFred ClineさんとNancy Clineさんから直々にワイナリーに関するセミナー。
都光の中の人が通訳してくれますし、資料も頂いているので安心です。
Fredさんはなにより環境に対して配慮していることを強調されていました。
その目的は『子供たちが安心して遊べる畑であること』らしいです。さすが家族経営のワイナリーですね。
そのため、畑には羊を放し飼いにしているそうです。 その羊が、雑草の他にも適度に葡萄の葉っぱを食べるので、葡萄の実に日が当たり良い感じに熟すんだとか。 羊さん、良い仕事してますな。
Nancyさんからも、家族経営の良さを強調されていました。お子さんは7人いらっしゃって、 それぞれ得意な分野でワイナリーのために活躍されているらしいです。 今回の新商品も、『ソノマで生まれ育った子供たちへのお祝い(Celebrate)』とのこと。 なんだか「古き良きアメリカ!」って感じですねぇ。
セミナーの最後はフォト・セッション。カクテルライトなのでホワイトバランスを合わせるの難しゅうございます。
FredさんとNancyさんのClineご夫妻、かなりご高齢だそうですがまだまだお元気、やっぱりワインは「百薬の長」ですね。
安ワイン道場も五十周年を目指して頑張ります。
セミナーの後は、お待ちかねの試飲&懇親会でございます。いや~楽しみ楽しみ!凡人でスミマセン。
料理は「俺のフレンチ グランメゾン大手町」のシェフさんから、今回新発売されたワインに合わせて特別に作って頂いております。
FredさんとNancyさんも含めて、参加したみなさんで乾杯。バッチリお二人の視線が貰えて、バックにはClineのポスターが入って・・・
良い写真が撮れたんですが、手前にボケて写り込んでいる自分のグラスが邪魔でしたね。
それでは、ワインと料理を順番に説明して参ります。
名称 | Cline "Hat Strap" Chardonnay 2022 クライン "ハット・ストラップ" シャルドネ 2022 |
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生産者 | Cline Family Cellars クライン・ファミリー・セラーズ |
価格 | 6,500円+税 (希望小売価格) |
購入店 |
今回、特に紹介されたのが、世界に先駆けて日本で新発売される「ソノマAVAシリーズ」。
AVA(American Viticultural Area)ってのはフランスで言うところのAOCみたいなものですね。
4種類の品種それぞれに、違うエリアの畑で育てられた葡萄が使われています。
まず最初は白のシャルドネから。AVAカーネロスはサン・パブロ湾に近いところにあって風が強く、
帽子の掴んでいないと飛ばされるからこの名が付けられたそうです。
色は、そんなに濃い感じではなかったように思います。
香りも、「ガツン!と樽」という感じでは無くて、冷涼地のシャルドネらしいリンゴの香りにほんのりバニラ。
味わいも、甘さはありますが酸味もしっかりしているので、キュッとした締まりがあります。
いわゆる「カリフォルニアの樽ドネ」とは傾向が異なる、スマートな印象を受けるシャルドネでした。
やっぱりカーネロスあたりは海に近いので涼しいんですね。勉強になります(すぐ忘れますけど)
点数 | 82点 |
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シャルドネに合わせて出された料理がこちらです。
"海と山の恵み"
ホタテ貝とキノコのテリーヌ トリュフのヴィネグレット
「合わせて出された」なんですが、試飲会慣れしていないので写真撮ったりメモしたりで忙しく、
合わせている余裕はありませんでした。でも美味しかったです(語彙力)
名称 | Cline "Fog Swept" Pinot Noir 2021 クライン "フォグ・スウェプト" ピノ・ノワール 2021 |
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生産者 | Cline Family Cellars クライン・ファミリー・セラーズ |
価格 | 7,000円+税 (希望小売価格) |
購入店 |
次がピノ・ノワールです。ちなみにシャルドネとピノ・ノワールはどちらも自社畑100%だそうです(Andy先生が質問されていました)。
AVAはソノマ・コースト、「コースト」って言うくらいですからこちらも海沿いですね。
海からの霧が畑全体を覆うのでこの名が付けられたそうです。
外観は、ピノ・ノワールにしてはやや濃いめで、エッジにわずかにレンガ色が感じられます。
ヴィンテージはこのピノ・ノワールだけが2021年で他は2022年、なぜ違うのか質問すれば良かったですね。
香りは、抜栓されてすぐだったのか、ピノ・ノワールに期待するトーンの高いフルーツの華やかさは弱くて、
どことなくシラーのようなスパイシーさを感じました。
味わいは、ピノらしい軽快な感じでしたよ。
もう少しフワーッと香るフルーツを期待したんですが、ちょっとそれが弱かったのが残念です。
抜栓後時間が経てばまた違った表情が見られたかも知れません。
点数 | 79点 |
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ピノ・ノワールに合わせられた料理がこちらです。
"UMAMIという世界観"
鴨もも肉の赤ワイン煮込み
鴨とピノ・ノワールとの相性は絶対良いですよね。きっとピッタリ合ったと思います(合わせてません、スミマセン)
名称 | Cline "Eight Spur" Zinfandel 2022 クライン "エイト・スパー" ジンファンデル 2022 |
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生産者 | Cline Family Cellars クライン・ファミリー・セラーズ |
価格 | 7,000円+税 (希望小売価格) |
購入店 |
次はカリフォルニアの代表品種であるジンファンデルです。
このワイナリーはもっと山側のコントラ・コスタというところに畑があって、
そこには100年以上前からジンファンデルが植えられているそうです。
ですが、このジンファンデルはそれとは別のエリア、ドライ・クリーク・ヴァレーのものが使われています。
植え方も独特で、垣根や棚を作らず八方に枝が伸びるスタイル。その剪定技術の名前が「Eight Spur (八つの分岐)」なのだそうです。
外観は、しっかりとした濃さのある紫色で、アルコール度数も15%と高いのでとてもアシが長いように見えます。
香りは、樽の香ばしさもありますが、基本的には濃いベリー系のフルーツが支配的です。
いかにもジンファンデルらしい香りですね。
味わいは、甘さシッカリで酸味は中程度、そして渋味は少なめ。
甘さが中心ではありますが、一般的な米国のジンファンデルと比較するとスマートな感じだと思います。
4種類の中ではこのジンファンデルが一番好印象でした。
ここまで3種類試飲してきて、いわゆる「カリフォルニアは強いぜ!ガツン!!」ってワインではなくて、
スマートな印象を受けるワインが多いように感じました。ソノマの個性を生かす造り手の意図、なのでしょうね。
点数 | 84点 |
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ジンファンデルに合わせた料理がこちらです。
"郷土の想い出"
ローストポークと新ジャガイモ 梅のキャラメリゼと共に
なるほど「梅」ね。ジンファンデルって梅ジャムっぽい雰囲気を持つものもありますよね。
多分そのあたりが狙いドコロだったのだろうと思います。
名称 | Cline "Rock Carved" Cabernet Sauvignon 2022 クライン "ロック・カーヴド" カベルネ・ソーヴィニョン 2022 |
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生産者 | Cline Family Cellars クライン・ファミリー・セラーズ |
価格 | 7,000円+税 (希望小売価格) |
購入店 |
ソノマAVAシリーズからの最後の1本がこちら、カベルネ・ソーヴィニョン主体のワインです。
買い葡萄のカベルネ・ソーヴィニョンが89%で、自社畑のプティ・シラーが9%、アリカンテ・ブーシェが2%使われているそうです。
確か85%以上同じ品種が使われていればその品種を名乗れるんですよね。
畑はアレクサンダー・ヴァレー、サン・パブロ湾からはかなり離れた内陸部にあります。
そしてこのカベルネ・ソーヴィニョンが、師範にとっては一番以外でした。とても冷涼な感じがするんですよ。
カリフォルニアのカベソーっつったらドスンと重くて噛めそうなくらいしっかりしたワインを想像するじゃないですか。
これはそういうのではなくて、クリアでシュッとした香りや味わいを感じます。
なるほどこれがソノマの個性なのね。
いやー、勉強になりますよ。
カリフォルニア・ワインの先生Andyさんによれば『高級感のあるワインを目指してこういうバランスにされているのだろう』とのこと。
カリフォルニア=「濃いのがエライ」というわけじゃない時代の流れを感じました。
点数 | 83点 |
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カベルネ・ソーヴィニョンに合わせられた料理がこちら。
"森と水の息吹"
マグロとカラスミのカルパッチョ アホ・ブランコソース
ほら、やっぱり濃いワインを想定して出される料理じゃないっすよね。
マグロ+カラスミ+ニンニクとカベルネの相性、確認してみたかったなぁ。
今回特出しして紹介された「ソノマAVAシリーズ」以外も、なんと7種類も試飲アイテムが用意されていました。 こちらに関してはサラッと流させて頂きます・・・というのもそんなにメモも取っていないんですよスミマセン!
Farmhouse White 2021
(ファームハウス ホワイト 2021)
希望小売価格:2,300円+税
品種は、アルバリーニョ、ヴィオニエ、ソーヴィニョン・ブラン、マスカット・カネリ。
芳香系の品種が結構使われているので、香りが華やかです。自分のメモには「これで十分」と書いています。78点くらいはあるかと。
Farmhouse Red 2020
(ファームハウス レッド 2020)
希望小売価格:2,300円+税
品種は、ジンファンデル、ムールヴェドル、プティ・シラー、カリニャン。
白に比べるとこちらはちょっと残念というか、香りのボリュームは立派なのですが安い品種の香りがします。74点くらいでしょうか。
Cline "Ancient Vines" Zinfandel 2021
(クライン エンシェント・ヴァインズ ジンファンデル 2021)
希望小売価格:5,000円+税
コントラ・コスタの古樹から採れる葡萄が使われた、古き良き懐かしきジンファンデルですね。
昨年のクリスマス・イヴに稽古した
"Old Vines Zinfandel"と同じ畑ものかもしれません。76点くらいに感じました。
Cline "Seven Ranchlands" North Coast Sauvignon Blanc 2022
(クライン "セブン・ランチランズ" ソノマ・カウンティ ソーヴィニョン・ブラン 2022)
希望小売価格:3,300円+税
ソーヴィニョン・ブランって、生産地が違ってもベクトルが同じというか、
いつどこのを飲んでもソーヴィニョン・ブランなので安心しますよねぇ。
スッキリした美味しさで80点です。
Cline "Seven Ranchlands" Sonoma County Chardonnay 2022
(クライン "セブン・ランチランズ" ソノマ・カウンティ シャルドネ 2022)
希望小売価格:3,300円+税
ここに来て自分のテイスティング能力の無さをカミングアウトしますが、
正直ハット・ストラップの方との違いがわかりませんでした。
だったらお値段お手頃なこちらに軍配を上げさせて頂きます。82点です。
Cline "Seven Ranchlands" Sonoma County Pinot Noir 2022
(クライン "セブン・ランチランズ" ソノマ・カウンティ ピノ・ノワール 2022)
希望小売価格:3,800円+税
だんだん記憶が怪しくなってきますが、自分のメモには「樽は軽めでスッピン感」「かわいらしい」
などと書かれています。定価で3,800円は安ワイン道場的にはかわいくないんですけどね。これも80点かな。
Cline "Seven Ranchlands" North Coast Cabernet Sauvignon 2021
(クライン "セブン・ランチランズ" ソノマ・カウンティ カベルネ・ソーヴィニョン 2021)
希望小売価格:3,800円+税
これがようやく最後の1本です。食事と試飲に充てられた時間は約1時間、その間に11本をテイスティングするんだから、
そりゃメモも少なくなっちゃいますよね。「いかにもCSな香り」「カリフォルニアのイメージ通り」と書いています。79点かしら。
試飲の時間中には、ピアノ生演奏がありました。なんだかお金持ちの仲間入りしたような錯覚を覚えますが、
少なくとも師範は写真撮ってメモ取ってと忙しく、お金持ちっぽく優雅に音楽を楽しむゆとりはありませんでした。
もちろん、今回お呼び頂いた理由は「情報を広めること」だと思いますので、
ただ楽しむだけでなく「一宿一飯の恩義」はキッチリと果たすためには仕事させて頂きますよ。
(感想がヘンテコなのには目をつぶってください)
・・・という感じで都光さん主催のCline Family Cellarsの試飲会、午後2時前にお開きとなりました。 タダで美味しいワインと料理を頂いた分は、可及的速やかに写真と文章にしてお返しさせて頂きます。今後ともよろしくお願いします!
試飲会も終わり、このまま帰るのもなんだなぁ、と考えていたら、火曜は恵比寿にあるWine Market Partyで
ブラインド・テイスティングが行われていることを思い出しました
(前回の挑戦は昨年秋のコチラ)
でも、雨の中恵比寿まで移動するのも面倒だなぁなんて考えつつ、ツイッターにて行くべきかアンケートを取ったところ、
85%にあたる64名の方から『行けよ!』との回答。ハイハイ行きますよ行きます!
・・・というわけで来ちゃいました。
お店のカウンターでは、店長の沼田さんが
『飛んで火にいる夏の虫よ』とばかりに不敵な笑いを浮かべておられました。
ショバ代は税込み1,100円、3種類のワインが出されてそれぞれ国(産地)/品種/年号/アルコール度数を当てていきます。
今回のお題は、白が1種に赤が2種、それでは張り切って「道場破り」と参りましょ~(かなり酔ってます)
セオリー通りにまずは白から。
色はかなり薄めです。見ただけで白ワインとわかります。
香りはとてもフレンドリーな白い花。味わいもめっちゃフルーティ。
ワインから『オマエきっとオレ好きだよな!』と問われて、「ハイ好きです!」と無条件に答えそうなワイン。
こりゃ間違いなくリースリングで、この人懐っこさはニューワールドでしょう。
・国(地域) | :オーストラリア(サウスオーストラリア) |
・品種 | :リースリング |
・年号 | :2021年 |
・アルコール度数 | :12.5% |
次は赤の1種類目。
色は濃いけど澄んでいます。
香りは、縦に伸びたり奥行があったりするのではなく、ひたすら横に広がる感じ。
どちらかというと素朴な、「田舎のワイン」という印象を受けました。そうであればスペインのガルナッチャでしょう。
・国(地域) | :スペイン(ラ・マンチャ) |
・品種 | :ガルナッチャ |
・年号 | :2020年 |
・アルコール度数 | :14.0% |
最後にもう一方の赤。
前の赤と比べても更に濃い色合いで、ちいさなテイスティンググラスでも透け感がありません。
なのに、味わい的には渋味が控えめで、お昼の試飲会で感じたカリフォルニアの風を感じました。
となればもちろん米国のジンファンデルでしょう。
・国(地域) | :米国(カリフォルニア) |
・品種 | :ジンファンデル |
・年号 | :2022年 |
・アルコール度数 | :15.0% |
提出した解答用紙がコチラ。クリックで拡大しますが、上に書いていることと同じです。
さぁこれで今週の1位はいただきですよ。
インスタグラムにも
ツイッター(現X)にも、
「安師範」の名が燦然と輝くことでしょう。
では解答です(画像はお店のSNSから拝借しました)
名称 | Van Volxem "Schiefer" Riesling 2022 ファン・フォルクセン "シーファー" リースリング 2022 |
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生産者 | Van Volxen ファン・フォルクセン |
価格 | (テイスティング3種1,100円) |
購入店 | Wine Market Party |
リースリングですよね~!(でも他がボロボロ)
下手に考えすぎず、リースリングと書いたのは良かったかと。
ただ他がイケマセン。リースリングだったらドイツでしょ。そしてアルコール度数もヴィンテージも微妙に間違っているし。
ま、ドイツも温暖化でニューワールドっぽいリースリングが作られるようになった、ということでしょう。
・国: | 【正】ドイツ(モーゼル) | ×オーストラリア(サウスオーストラリア) |
・品種: | 【正】リースリング | ○リースリング |
・年号: | 【正】2022年 | ×2021年 |
・アルコール度数: | 【正】12.0% | ×12.5% |
点数 | (78点) |
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名称 | Chinon "Silènes 2021 シノン "シレーヌ" 2021 |
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生産者 | Charles Jouguet シャルル・ジョゲ |
価格 | (テイスティング3種1,100円) |
購入店 | Wine Market Party |
カベフラかよ!で無念の全ハズシ。
「田舎の雰囲気」というのは間違っていないんだけど、田舎は田舎でもフランスの田舎でしたね。
そうだよなぁ、スペインだともう少し濃さとか重さがあってしかるべきだよな。
だいたい1,000円クラスのワインしか頭に浮かばないので、
ここのブラインドで出されるようなちょっと良いワインのことがわからんのですよ。
・国: | 【正】フランス(ロワール) | ×スペイン(ラ・マンチャ) |
・品種: | 【正】カベルネ・フラン | ×ガルナッチャ |
・年号: | 【正】2021年 | ×2020年 |
・アルコール度数: | 【正】12.5% | ×14.0% |
点数 | 75点 |
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名称 | Tilenus (Tinto) 2022 ティレヌス (赤) 2022 |
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生産者 | Bodegas Estefanía ボデガス・エステファニア |
価格 | (テイスティング3種1,100円) |
購入店 | Wine Market Party |
メンシアなんて頭の中に無いので全くかすりもしません!
・・・ってかメンシアって、「スペインのピノ・ノワール」とか言われる品種じゃなかったっけ?
これ、色がメッチャ濃いんですけど。渋味が控えめだからピノ・ノワールなの?
「スペインのジンファンデル」と言ってくれませんかね?
アルコール度数を異常に高く見積もったのは、米国のジンファンデルだと信じてしまったからです。
・国: | 【正】スペイン(ビエルソ) | ×米国(カリフォルニア) |
・品種: | 【正】メンシア | ×ジンファンデル |
・年号: | 【正】2022年 | ○2022年 |
・アルコール度数: | 【正】12.5% | ×15.0% |
点数 | (79)点 |
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正解がこちら(これもお店のSNSから拝借しました)
3回挑戦して一度も名前が掲載されることは無く、今回に至っては12問中正解は2つだけというテイタラク。
やっぱりブラインドは師範には向いてないわ(泣)
でも、そんなヘッポコな味覚嗅覚でも十分にワインは楽しめる、ということを布教して参ります。
名称 | Soave Classico "Re Teodorico" 2022 ソアヴェ・クラッシコ "レ・テオドリコ" 2022 |
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生産者 | Cantina di Monteforte カンティーナ・ディ・モンテフォルテ |
価格 | 909円 (通常価格:1,298円) |
購入店 | ヤオコー 横浜天神橋店 |
お昼にガッツリ飲んではいるのですが、道場に帰るとやっぱりワインを飲みたくなってしまうわけです。
火曜は本来休肝日なのにね。ちょっとだけ飲む、ということができない体質、というか性格です。
そんな感じで選んだのが、ヤオコーの「直輸入ワイン30%Off」の際に買ったソアヴェ・クラッシコ。
「クラッシコ」の付かない単なるソアヴェもあったのですが、30%オフなので高い方に手を出しました。
色はかなり薄め。でもどことなく赤みを感じる麦わら色です。
香りは弱め、とてもニュートラルで特徴が捉えづらいのですが、
酸っぱくない柑橘類と甘くない桃、それにミネラルを感じさせる香りがあります。
口に含んでもやっぱりニュートラル。甘さ控えめ酸味控えめ旨味も控えめ。なんとも表現しづらい味わいです。
・・・と、普通の白ワインとしてはこんなものかと思うのですが、ソアヴェのちょい上級なクラッシコだし、
口の中にどことなく段ボールの風味を感じるんですね。残念ながら軽~いブショネだったように思います。
点数 | (68点) |
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本日は父の日ですよ、ということで子供たちの奢りで横浜の永田にあるラ・ルーヴルというフレンチレストランへ。
前回訪問したのがこの時ですから、1年半ぶりになります。
最寄駅から歩くと30分以上かかる住宅街の一軒家レストランですが、
この日は師範家以外にも8人くらいの大家族さんが(多分)同じ目的で利用されていました。
小さなお子さんが居ても気軽に利用できるのは良いですね。
「ラ・ルーヴル」の店名通り、店内にはクラシカルな絵がたくさん飾られています。
アンダープレートもこんな風にアートな感じ。
今どきのフレンチとしてはちょっと古臭いイメージかも知れませんが、
ずーっと続いているお店ですから根強いファンがいらっしゃるのでしょう。
料理は、前菜2品+魚料理+肉料理+デザート、一人6,500円の「ルーヴル」コースでお願いしました。
まずは父の日を祝して乾杯。全員ロゼ色のグラスが良いですね~。やっぱりロゼは華やかだわ。
(ワインに関しては後述します)
飲まない女性陣が注文したのは、こちらのノンアル・スパークリング(700円)です。
ちょっとだけ飲ませて貰いましたが、かなりワインっぽいというか、華やかな香りで美味しかったですよ。
手前のパンはこのお店で焼いているそうです。無くなったらどんどん追加して頂けます。
一皿目の前菜がこちら。
・赤ピーマンのムースとコンソメのジュレ 生ウニとキャビアのせ
このお店の定番メニューですね。
ムースのベースは季節によって変わるみたいですが、ウニとキャビアはいつもあります。
こういう料理は自宅では作らないから、レストランの醍醐味ですね。
二皿目の前菜は盛り合わせです。
・海の幸のマリネ、サザエのプロヴァンス風、ズワイガニのキッシュ
こちらも定番メニュー、安定の美味しさです。
今回は特にキッシュがナイス、ズワイガニの風味とカリッと焼かれた表面がたいそう美味しゅうございました。
魚料理がこちらになります。
・真鯛と海老のポワレ
これは今回初めて出された料理のような気がします。香ばしく焼かれた海老とネギの香りが良いですね。
やっぱりフレンチは香りだわ。
いよいよ肉料理です。
・牛赤身肉のロースト 赤ワインソース
写真から伝わりますかね?かなりのボリュームがあります。
でも赤身だし、火の入れ方も絶妙でサクサク食べられます。
こんな料理たちに合わせて頂いたワインが↓でございます。ちなみにドリンク代は師範代の奢りです。
名称 | Whispering Angel 2021 ウィスパリング・エンジェル 2021 |
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生産者 | Caves D'ESCLANS (Sacha Lichine) カーヴ・デスクラン (サシャ・リシーヌ) |
価格 | 5,800円 (お店価格) |
購入店 | ラ・ルーヴル |
ワインリストには白と赤がそれぞれ8種類くらい、スパークリングが5種類くらいとロゼが1種類。
ほとんどが10,000円以下という良心的な価格設定です。
どれも7,000円台だった、
シャンパーニュか、ミシェル・グロのオート・コート・ド・ニュイか、
コント・ラフォン(ロワールの方)のサンセールか迷ってサービスの方に相談したら『ロゼもさっぱりして良いですよ』とのご提案。
お値段5,800円。こちらの提示よりもお安い値段のワインを勧められたらそれを選ぶことにしています。
だって嬉しいじゃないですか、なんとなくだけど。
そのワインがこちら、プロヴァンスのロゼです。
色は淡いオレンジピンクで、サラッとした感じの見た目です。
香りは結構華やか。ベリーの香りがちゃんと香るので、品種はピノ・ノワールかな?
と思ったけど後で調べたらグルナッシュとサンソーとロールらしいです。師範の鼻はあてになりません。
味わいもスッキリ爽やか。特に強い酸があったり甘さがあったりするわけではないので、どんな料理にも合わせられそうです。
実は、レストランでロゼを一人で1本注文したのは初めてかも知れません。
料理を選ばないから良いですよね。その分バシッ!と合う感じでは無いですけどね。
料理や会話の引き立て役としてのロゼワイン、欧州で人気があるのも納得です。
点数 | 78点 |
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デザートはこちら。
・クリームブリュレと紅茶のケーキ、マンゴーのシャーベット
プレートには「お父さん ありがとう」の文字があります。こちらこそマトモに育ってくれてありがとうございます。
最後はエスプレッソとチョコレートで締めました。 ビックリするような料理は無いのですが、安定の美味しさで、安心して訪問できるお店です。
店内の壁には、今となっては拝むのも難しいようなワインの空きボトルが並んでいます。 リストには書かれていませんが、多分こういうワインも未だ在庫されているような気がします。 ワインマニアな方は一度アタックしてみてください(「安ワイン道場」には荷が重すぎます)
本日は、「アルザスワインを飲み倒しましょう」という会に参加させて頂きました。 アルザスと言えば師範にとって第五の故郷(※)です 「師範が参加しない手は無い!」という意気込みで参加させて頂きました。
※長く住んだ順に横浜→熊本→福岡→川崎→アルザス・・・ってアルザスは1ヶ月だけですが。
参加者は下記の皆さんです(<>内は持参された食べ物)
・Mayumiさん(幹事)<パテ・アン・クルート>
・獄門島狂子さん<玉子焼きとか練り物とか>
・ちゃこさん<烏賊ゲソの西京焼きと豚肉のシュークルート>
・米柱さん<タルトフランベ>
・あいさん<キャロットケーキとビスケット>
・わたさん<ケーキ>
・いさみさん<サブレとバターコーン炊き込みご飯>
・ayucowさん<ポテトサラダ>
・とおるの安ワインさん<フルーツいろいろ>
・安ワイン道場師範<スーパーで買った黒酢鶏>
名称 | La Découvertre 2021 ラ・デクーヴルトル 2021 |
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生産者 | Soil Therapy ソイル・セラピー |
価格 | (獄門島狂子さんから) |
購入店 |
乾杯のワインは、獄門島狂子さんが持参されたアルザス産のペティアン。
品種はゲヴェルツトラミネール50%、ピノ・グリ50%だそうです。
検索すると「デクーヴェルト」と書かれていますが、普通にフランス語読みすると「デクーヴルトル」ですよね?
アルザスなのでドイツ語読みに近くなるんですかね?
外観は、かなりオレンジ寄りな感じの黄金色です。この赤みはピノ・グリ由来でしょうか。
香りはなるほどゲヴュルツが使われていることが分かる、ライチっぽさのある華やかなフルーツ香。
味わいは、やや甘めで酸は少なめ。ペティアンなので泡もそんなに強くなく、スイスイ飲めちゃいます。
一杯目の泡としてはとても素敵なチョイスですね。「かんぱ~い」からテーブルに置く前に中身が無くなっちゃうくらいです。
ちなみに今回のワインの順番は幹事のMayumiさんに決めて頂いています。
点数 | 80点 |
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皆さん準備も手慣れたもので、集合から30分後の朝の10時30分には乾杯!
老若男女の集まりですから、右から延びる白魚のような腕と、右から延びるゾウのような腕が対照的ですな。
名称 | Crémant d'Alsace Rosé N.V. クレマン・ダルザス ロゼ N.V. |
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生産者 | Eblin Fuchs エブリン・フークス |
価格 | (わたさんから) |
購入店 |
二本目もアルザスのスパークリングですが、こちらは「クレマン・ダルザス」の名前があるので瓶内二次発酵ですね。
持参されたのは、会場のご近所にお住いのわたさん。
幹事のMayumiさんが『ご近所の方は冷えた泡を持ってこいや!』と指令されていました。
品種はピノ・ノワール100%ということで、外観はかなりはっきりしたオレンジピンクです。
そして泡もかなり強めで細かさがあります。さすが瓶内二次発酵ですね。
香りを嗅ぐと、こちらも品種の個性が強く出ていて、ピノ・ノワールらしい赤いベリーの香りがしっかり感じられます。
味わいは、前のペティアンと比べるとかなり酸が強めに感じますが、ちゃんと甘味と旨味もあって熟成感もあるので、
きちんとバランスが取れています。
いつも「シャンパーニュしか勝たん」なんて言ってますが、
これを「ピノ・ノワール100%のロゼ・シャンパーニュです」と言われたらマルッと信じます。大変美味しいスパークリングでした。
点数 | 82点 |
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こちらは、ayucowさんご謹製のポテトサラダ。 市販のポテトサラダをベースに、焼きベーコン、セロリピクルス、いぶりがっこを混ぜ込み、 最後に茹で卵とパルミジャーノとイタリアンパセリがトッピングされています。 ベースのポテトサラダも自作される予定だったそうですが、ジャガイモの状態がイマイチだったので市販のものに切り替えられたとのこと。 7それでも十分美味しいっすよ。セロリのシャキシャキした食感や、ベーコンやいぶりがっこの燻した香りが楽しいサラダです。
名称 | Riesling 2021 リースリング 2021 |
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生産者 | Dom. Albert Mann ドメーヌ・アルベール・マン |
価格 | (とおるの安ワインさんから) |
購入店 |
次の2本は、アルザス産のリースリングの飲み比べです。
まず1本目は、とおるさんが持参された方で、造り手はアルベール・マン。
パーカー五ツ星の有名どころですね。
この銘柄の2020年は、昨年雲仙のホテルで稽古しています。
典型的なアルザスのリースリング、という印象でした。
そして、その印象は今回の2021年産も大きくは変わりません。
この品種らしいぺトロールが感じられて、味わいは酸味がしっかりで甘さ控えめ、後味に軽い苦味。
やっぱり「典型的なアルザスのリースリング」ですね。
同じくアルザスの有名どころではマルセル・ダイスなんかがあって、
そちらは独特の個性がありますがこちらはそういう感じではありません。
アルザス入門編としてはよろしいのではないでしょうか。
点数 | 78点 |
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写真が下手っぴで申し訳ないのですが、こちらが米柱さんご謹製のタルトフランベ、 いわゆるアルザス風のピザだそうです。 米柱さんにはいつもワインに合わせた料理をお持ちいただいています。ワイン好きの方は料理上手が多いですね。
名称 | Riesling Grand Cru "Praelatenberg" 2019 リースリング グラン・クリュ "プレラーテンベルグ" 2019 |
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生産者 | Dom. Fernand Engel ドメーヌ・フェルナン・アンジェル |
価格 | (いさみさんから) |
購入店 |
アルザス産リースリング飲み比べのもう一方は、いさみさんが持参されたグラン・クリュ格付けのワイン。
造り手はフェルナン・エンジェル。こちらも発音は「アンジェル」の方が近いと思いますが、
これまたドイツ語読みっぽく発音すべきなのかも知れません。
こちらも昨年稽古していますね。
あいにく本日はご欠席のななさんが持参されたものでした。
飲み比べるとはっきりと違いがわかります。
まず外観は明らかにこちらの方が濃くて、黄金色に近い色合いです。
香りのボリュームも一枚ウワテで、白いバラ的な花の香りと白桃の香り、それに
ちゃこさん曰く『ペトペトしている』なぺトロール香がしっかりと感じられます。
味わいは、相対的に甘味も酸味も旨味もしっかり。濃い味わいのリースリングです。
やっぱり格付けは正直だな。アルザスの「グラン・クリュ」でハズした経験はほとんどないと思います。
造り方がシンプルなだけに、畑自体の能力がダイレクトにワインに現れるのかも知れません。
点数 | 83点 |
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リースリング飲み比べの写真を撮ってみました。
左がフェルナン・エンジェル、右がアルベール・マンです。
実物ではかなり色合いに差がありましたが、写真だとあまりわかりませんね。
ちなみに、同じぺトロールでもフェルナン・エンジェルは「キューピー人形」、アルベール・マンは「ガソリン」でした。
雰囲気の違いが伝わりますでしょうか?
名称 | Alsace Muscat "Origine" 2020 アルザス ミュスカ "オリジン" 2020 |
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生産者 | Sylvie et Claude Humbrecht シルヴィ・エ・クロード・ウンブレヒト |
価格 | 3,080円 |
購入店 | うきうきワインの玉手箱 |
師範が持参したのがこちら、
遠く30年以上前、ワイン沼に落ちるきっかけとなった品種「ミュスカ」。
初めて飲んだ時『ワインなのにマスカットの香りがする!』とびっくりした品種です。
今回、さすがにミュスカを持ってくる人はいないだろうということでこれに決めました。
そして予想通り、ちゃんとマスカットの香りがしました。
わかりやすく華やかな香りです。
ところが味わいは「アレッ?」ってくらい軽めなんですね。
甘さ控えめ酸味も控えめ、その分軽い苦味がちょっと目立ちます。
香りにワインの要素を全振りしたような雰囲気です。
ミュスカがアルザスの品種としていまいちメジャーになれないのは、この味わいの軽さにあるような気がします。
やっぱりゲヴュルツミネールの下位互換というか、いろいろシンプルなんですね。
でも、久しぶりのミュスカだったので、持参した本人は満足しておりました。
点数 | 77点 |
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リンク |
Muscat Origine 2020 [Dom. Sylvie et Claude Humbrecht] 3,080円 |
こちらは、幹事のMayumiさんが持参されたメッツゲライササキのカモとフォアグラのパテ・アン・クルート。 なかなか買えない人気商品だそうです。 師範はフォアグラが入っている真ん中の部分を頂きました。 人気なだけあって、間違いなく美味しいパテでございましたわよ。
名称 | Gewurztraminer Grand Cru "Pfersigberg" 2020 ゲヴュルツトラミナー グラン・クリュ "ペルシベルグ" 2020 |
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生産者 | Paul Ginglinger ポール・ジャングランジェ |
価格 | (米柱さんから) |
購入店 |
そしてミュスカの上位互換たるゲヴュルツトラミナーです。
ドイツで醸造責任者をされているNagiさんに
『ドイツでは「ゲヴュルツトラミネール」、アルザスでは「ゲヴュルツトラミナー」と発音することが多い』
と聞きましたので、そう表記させて頂きます。
持参されたのは米柱さん。これまたグラン・クリュですね。ありがたやありがたや。
色は、ミュスカよりもだいぶ濃いめです。
香りは、間違いなくはっきり感じるライチの香り、みんな『ゲヴェゲヴェしている』と言ってました。
ちなみに「ゲヴュ」と略さず「ゲヴェ」と略すのはなぜなんですかね?言いやすいからかな?
味わいは、なんとビックリかなりの甘口です。
酸味もあるので甘ったるくはありませんが、デザートワインにしてもおかしくないくらいの糖度の高さでした。
これだからゲヴュルツは使いドコロが難しいんだよな。極甘口から超辛口まであるのに、特に表記は無いですからね。
一杯だけだとインパクトたっぷりで「こりゃ美味ぇ!」なんですが、食事に合わせて1本飲むのはちょっと厳しいかもです。
点数 | 81点 |
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こちらは、「居酒屋ちゃこの女将」ことちゃこさんが持参された烏賊ゲソの西京焼き。 聞き洩らしましたが、こちらも有名店のものだそうです。ほんのり甘い西京味噌の雰囲気があって絶品です。 更にはマヨネーズと韓国の唐辛子をつけて食べると美味い、という酒好きにはたまらないご提案を頂きました。
名称 | Pinot Gris "Pur Jus (Nature)" 2022 ピノ・グリ "ピュール・ジュス (ナチュレ)" 2022 |
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生産者 | Yves Amberg イヴ・アンベール |
価格 | (Mayumiさんから) |
購入店 |
さてここから、師範にとってはやや鬼門の「自然派なオレンジワイン」が続きます。
1本目は、幹事のMayumiさんが持参されたオレンジワインで、品種はピノ・グリ100%、
10日間マセラシオンされ、SO2不使用とのこと。ガッツリ自然派ですね。
外観は、オレンジワインなのに濃いロゼみたいな紫に近いピンク色です。
「ピノ・グリなのにどうしてこんなに赤いの?」と皆びっくりしておりました。
香りは、いわゆる自然派にしばしば感じる酢酸っぽい雰囲気を感じます。「ナチュナチュ」していますね。
とおる氏は『ファンタグレープの香り』と言われていましたがそれはよくわかりません。
味わいは、かなり酸味がしっかり、というかやや酸っぱいレベルです。こちらもナチュラル感満載ですよ。
好きな人は好きなんだろうなぁ、こういう自然派らしいさのある酸っぱいワイン。
色はとてもキレイだし、美味い/不味いで言えば美味しい寄りなんですよ。
でも不自然派の師範にはやっぱりちょっと苦手な要素があったりします。
点数 | 75点 |
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こちらはとおるの安ワインさんが持参されたフルーツ盛り合わせ。さくらんぼが2種類あるのが嬉しいですね。 『箱に入ったさくらんぼもあったけど6,000円したので断念した』とのこと。 いやこれで十分ですよ。どうせ酔っぱらいだし。
名称 | Gewurtztraminer "Maceré Ambre (Orange)" 2021 ゲヴュルツトラミナー "マセレ・アンブル (オレンジ)" 2021 |
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生産者 | Dom. Trapet ドメーヌ・トラペ |
価格 | (ayucowさんから) |
購入店 |
オレンジワインがもう一本あります。 持参されたのは、オレンジと言えばayucowさん。 品種はゲヴュルツトラミナーです。 やっぱりキレイな色が出やすい品種がオレンジにされがちなんですかね?
(※)読者な皆さんにとってはどうでも良いことでしょうけど、 師範ともあろう者が、このワインだけ単体写真を撮り忘れていて、集合写真から切り出しました。
外観は、やや薄めのオレンジ色。やっぱりオレンジワインは普通そういう色ですよね。
香りは、まず最初に感じるのは自然派らしい高級石鹸の香り。
でもその後ろから襲ってくるのがプロパンガスor都市ガスの匂いです。
かなり強めにガスが香ってくるので『まさにガスだね!』って雰囲気です。
ただ、その匂いは還元臭なのか、スワリングしていると飛んでいって、後からはちゃんとゲヴュルツらしいライチの香りがしてきます。
味わいはやっぱり酸味しっかり、というか酸っぱいです。
こちらも、左脳では「美味しいワインだ」と認識するのですが、右脳側が「ホント?」と疑問を投げかけてくる感じです。
オレンジワインは「白ワインと赤ワインの良いとこ取り」なんて言われますが、それは人によると言わざるを得ません。
点数 | 74点 |
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こちらがオレンジワインの飲み比べ写真。右がピノ・グリで左がゲヴュルツトラミナーです。 はっきりと色が違いますね。そしてどちらもとてもキレイな外観です。 この甘やかな見た目から、あの酸っぱい味わいをだれが想像するでしょうか!って感じです。
名称 | Genki Wine Pinot Noir 2021 元気ワイン ピノ・ノワール 2021 |
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生産者 | Maison A&S (Genki Iwasaki) メゾンA&S (岩﨑 元気) |
価格 | 4,330円 |
購入店 |
今回師範は2本持参しております。 その2本目がこちら、ブルゴーニュで活躍されている岩﨑元気さん自身のファースト・ヴィンテージのワイン。 1年前にも稽古しております。 品種はピノ・ノワール、格付けは"Vin de France"ですが、アルザス産のブドウが使われているということで、 今回のルールから逸脱しないと思い持参しました。元気さんが書かれた説明書きを記しておきます。
『100%除梗。ビジャージュは数回のみで、優しい抽出。
タンク発酵、ドメーヌ・プリューレ・ロックから譲って頂いた樽で6ヵ月熟成。
無清澄・無濾過。醸造時には亜硫酸塩無添加、瓶詰前に少量添加。
軽くフレッシュなピノ・ノワール。少しガスあり。
軽く冷やして開栓後(デキャンタせずに)室温で1時間くらいおくと味わいと香りが落ち着いてきます。』
・・・で、この説明書きをちゃんと読んでなくてスミマセン、飲む直前に保冷バックから出して抜栓してしまいました。
外観は、とてもきれいな赤紫色です。濁りその他はありません。
香りは、ピュアッピュアなイチゴっぽいフルーツの香りを感じます。あいにく師範にはプリューレ・ロックの樽の要素はわかりません。
味わいは、注いですぐは「固い?」ってくらい酸とタンニンを感じたのですが、温度が上がってくると香りも味わいも開いてきました。
フレッシュで美味しいピノ・ノワールでした。ただ、このワインはもっと早めに抜栓して温度を上げておくべきでしたね。
まるでさっき造ったみたいに元気いっぱいでしたので、あるいはあと数年置いといた方が良かったかもしれません。
まだお持ちの方はご参考にされてください。
点数 | 77点 |
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またまた写真へたくそでゴメン!なのですが、こちらが「居酒屋ちゃこ」謹製のシュークルートです。 ちゃこさんの手料理は「めっちゃ美味しい!」と界隈で評判ですが、 骨付きの豚肉がホロッホロでオレンジワインとの相性も抜群、確かにとっても美味しゅうございました。
名称 | Pinot Noir "S" 2019 ピノ・ノワール "S" 2019 |
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生産者 | Dom. Weinbach ドメーヌ・ヴァインバック |
価格 | (あいさんから) |
購入店 |
アルザスのピノ・ノワールがもう一本ございます。
こちらはあいさんが持参されたもので、造り手は「ワインの小川(Bach) 」という名前のヴァインバック。
クラシカルなラベルがいかにも老舗ワイナリー、って感じです。
そしてこれが今日イチ美味しいと感じるワインでした。
ゲンキさんのピノがストレートな紫色だったのに対し、こちらは若干エッジにレンガ色が見えます。
香りは、ラスベリーやチェリーといったピノ・ノワールらしいフルーツの香りに加えて、ほんのり樽のカラメル香りが感じられ、
さらにどっか日本のメルローみたいなしっとりした香りを感じます。Mayumiさんは『おばあちゃんちの匂い』と言われていました。
味わいは、甘すぎず酸っぱすぎず、ちょうど良い頃合いのバランスです。
いや~、これは美味しゅうございました。
まるでコート・ド・ニュイの1級畑みたいなピノ・ノワールですが、
どことなくしっとりした雰囲気があるのがアルザスの個性なのかも知れません。
点数 | 85点 |
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こちらはわたさんが持参されたケーキ・・・だったと思います。 これもどこか有名店のものだったような。会も後半、記憶も記録も不確かで、ホワイトバランスもヘンテコでスミマセン!
名称 | Santomas "Antonius" Refosk 2016 サントーマス "アントニウス" レフォスク 2016 |
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生産者 | Satomas Weine サントーマス・ヴァイン |
価格 | (いさみさんから) |
購入店 |
いさみさんももう一本持参されています。
こちらはスロベニアへ旅行に行かれた際に購入してハンドキャリーされたワインからの最後の1本とのこと。
いさみさんはスロベニア以外にもアルザスや南アフリカ、どこでも行かれています。良いなぁ、そういう生活。
そしてこのワインですが、まず色は真っ黒です。ボルドー系の品種とはちょっと異なる、赤みが無くて青さが支配的な濃紫色でした。
香りは、「冷たいベリーの香り」がします。スロベニア、イタリアの東でオーストリアの南、
位置的にはちょっとだけ地中海面したところにありますが、ワインからは寒冷地の赤っぽい雰囲気が漂います。
味わいは色や香りの濃さに反してやや軽い感じ。上半身マッチョな味わいです。
品種のレフォスクとは多分初稽古ですが、なんとなくツヴァイゲルトを思わせるような雰囲気でした。
ハンドキャリーの貴重なワインをありがとうございます!
点数 | 76点 |
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そのいさみさん持参の食べ物がパレスホテルのサブレ。サックサクで「ザ・高級」な食感でした。
名称 | Riesling Vendanges Tardives "Weingarten de Rorschwihr" 2018 リースリング ヴァンダンジュ・タルディヴ "ヴァインガルテン・ド・ロルシュヴィア" 2018 |
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生産者 | Dom. Fernand Engel ドメーヌ・フェルナン・アンジェル |
価格 | (ちゃこさんから) |
購入店 |
予定されていた最後のワインがこちら、ちゃこさんが持参された甘口のリースリングです。
こちらも4本目と同じく造り手はフェルナン・エンジェルですね。
インポーターの都光さん、強いなぁ。最近ホント良く見かけるようになりました。
"Vindange Tardive"なので遅摘みですが、インポーターの情報によれば貴腐リースリングが70%使われているそうです。
そして、やっぱり「甘さは正義」ですよ。
外観はソーテルヌとかほどの濃さは無いのですが、きっちりと黄金色です。
香りは、ドライ・アプリコットやマーマレード・ジャムのような甘い香り。
口に含むと甘さしっかり酸味もしっかり、極上のデザートワインです。
この日はアルザスのリースリングを3種類頂いたわけですが、それぞれに個性があって面白いですね。
こういう、ジャンルを絞っての飲み比べ大会、大変楽しゅうございます。
点数 | 83点 |
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前々日の6月13日は、とおるの安ワイン氏の誕生日ということで皆でお祝いして差し上げました。 プレゼントされたモルトン・ブラウンのハンドソープで体中を清めて良い香りになってください>とおる氏
名称 | Château Fleur de Lisse 2014 シャトー・フルール・ド・リッス 2014 |
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生産者 | Ch. Fleur de Lisse (Vignoble Jade Sas) シャトー・フルール・ド・リッス (ヴィニョーブル・ジャド・サ) |
価格 | (獄門島狂子さんから) |
購入店 |
このVIP(※)なメンバーですから、 10人で12本じゃちょっと足りないわけで・・・ということで狂子さんからもう一本出して頂きました。 銘柄はサンテミリオン・グラン・クリュのシャトー・フルール・ド・リッス。 奇しくも同じものをちょうど1年前に稽古しております。
(※)ayucowさん曰く「ゔぃっくりするくらい・飲酒する・ポンコツ人間」だそうです。
師範もVIPなのでほとんど覚えておりません。
ただ、「やっぱりボルドーのプチ熟成モノは美味いな」と感じたのは薄っすらと記憶にあります。
スロベニアの赤とは異なる、やや地味だけどコアのある濃さが感じられました。
ともあれ追加のワインまで出して頂きありがとうございました!>狂子たん
点数 | ??点 |
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こんな感じで楽しんでおります(クリックしても拡大しません)
「安ワイン道場」にあるまじきブルジョワ感ですね。人間長生きすればいいこともあるもんだな。
次は「ピエモンテ会」とのこと、皆さんに楽しんでいただけるワインを見繕っておきますので、またよろしくお願いします!>皆さま
参加者の中でも特にVIPな6名(Mayumiさん、狂子さん、とおるさん、ayucowさん、わたさん、師範)で、二次会へ。 お店は、勝どきにある楽笑という中華の居酒屋さん。 民家を改装した、というかほぼ民家そのままの素朴な外観のお店です。
まずは乾杯でビールを。銘柄はサッポロ ラガー(赤星)です。 お店の外観は素朴ですが、瓶ビールは3種類の銘柄から選べるなど、お酒にはなかなか力が入っているようです。
お酒だけでなく、料理もなかなか力が入っています。こちらはマグロの中落ち。 これが美味いんだな。ビールがどんどん蒸発していきます。
ビールじゃ蒸発が激しい、ということでハイボールなんぞも頂いているようです。 ハイ、「どこに出しても恥ずかしい」酔っぱらいの出来上がりです。
こちらは、多分肉もやし炒めと空心菜の炒め物。 美味いよね、こういういかにも町中華な料理。
ツブ貝の炒め物。なんかも食べております。これも美味しかったと思います(記憶朦朧)
お会計は、6人で3時間近く飲み食いしてトータルでも10,000円いかないという激安具合。
ザ・東京なパーティールームから一転してこういう店がある下町、良いですなぁ。
本日は、勤務先のメンバーの送別会で、会場は横浜駅西口の鶴屋街にあるニュージャックというお店。 環状1号線沿いのビルの4階にあります。エレベーターを降りた後の入口が分かりづらくて階段側に出ちゃいました。
店内は20人ぐらい入れるテーブル席のダイニング・エリアと、雰囲気の良い10席くらいのL字型カウンター席。 今回我々は15名での参加でしたので、ダイニングの2/3くらいを使わせて頂きました。
開始時間は午後6時30分。師範の座右の銘は「飲み会には遅れない」ですので、もちろん一番乗りでした。
開始時間をちょっと過ぎたくらいでほぼ全員そろって乾杯。みなさまおつかれ生です。
ビールに使われているグラス、薄手で口当たりの良いグラスでしたが、なんとプレミアムモルツのロゴが入っていました。 このグラス、初めて見ましたが良いですね。世の中の居酒屋とかのビールグラスは全部これにしてほしいくらいです。
ビールを2杯ほど頂いたあとは、もちろんグラスワインの赤&白と稽古します。
幹事さんの話では『ここのワインは赤もキンキンに冷えていて、それが美味いんです』とのことでしたが、
残念ながら冷たいヤツは売り切れたのか、師範のところに届けられたのは赤も白も常温でした。南無。
美味しかったら銘柄を確認しようと思ったんですけど・・・多分チリ産じゃないかな?
もう少し冷えていれば美味しかったと思います。
このお店、料理もなかなか力が入っているみたいです。こちらが低温調理したローストビーフステーキ。
部位はハラミなのかな?柔らかく火が入っていてなかなか美味しい一皿でした。
これ以外にも、カクテルに合うブロッコリーとか、トルティーヤチップスとサルサとか、
バッファローチキンとか、
主食はペンネとか、デザートにはミルクレープとか、主に酒の進むメニューを出して頂きました。
もっと力が入っているのがカクテルです。飲み放題なのに、なんと50種類くらいのカクテルが選べます。
師範は(多分)下記あたりを頂いたと思います。
・プリンセスダイアナ(写真)
・チャイナブルー
・テキーラサンライズ
・カリフォルニアスクリュー
もう1杯くらい頂いたかな?しらないカクテルを頼んで中身がなにかを想像するのって、なかなか楽しいですよ。
そんな感じの職場の送別会、2時間コース(を好意で延長して頂き)、お会計は一人5,000円くらいでした。
安いよね、また使わせて頂きたくなるお店です。
今回送別されるのは、師範と同年代の女性。
この歳になっても新たな世界に飛び込んで挑戦する姿勢はカッコイイっすね。彼女の今後に幸多かれ!と願っております。
名称 | Canyon Oaks Chardonnay 2022 キャニオン・オークス シャルドネ 2022 |
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生産者 | Canyon Oaks Winery キャニオン・オークス・ワイナリー |
価格 | 769円 |
購入店 | ロピア 権太坂店 |
でた~ぁ!
本日の登場するのは、米国No.1のワイン産地カリフォルニア州にて、あの「モンラッシェ」と全く同じ品種であるシャルドネを使った白ワイン!!
ワクワク!!!
・・・と煽ってみましたが、モノはロピアで買った1本税別699円の安ワインです。
ロピアで買った安カリフォルニアは、以前(別銘柄の)シャルドネが好印象だったので、
「もしかしてお宝発見!?」を期待して買ってみました。
色は、モンラッシェほどには(なんて言えるほど知らないけど)濃くはなく、白木の色に近いレモン色です。
香りは、鼻で嗅ぐ分にはかなり弱め、どことなく洋ナシ的な香りがするくらいですが、口に含むとはっきり樽の(か樽的な)香ばしさを感じます。
この雰囲気はいわゆるカリシャルの樽ドネですね。
味わいも、そこそこ甘味があって酸味はほどほど、バランス的にもカリフォルニアらしさがあります。
えーっと、これはある意味「お宝発見」と言って良いと思います。
多少飲み飽きする分は置いといて、それも含めてちゃんとしっかりしたカリフォルニアのシャルドネらしさが楽しめます。
お値段的に「毎日飲めるブレッド&バター」ですよ。やっぱり売れた銘柄はジェネリックが出るよね。
近所にロピアがある方は試して損は無い、と太鼓判を押させて頂きますよ。
なんだかんだで4日後、小瓶保存した分を日曜夜に再稽古。 やっぱりしっかり樽ドネです。これくらい気持ち「下品さ」があったほうが、一杯だけの場合にはインパクトがあって良きですね。
点数 | 77点 |
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人間ドックまであと一ヶ月を切りなりました、10週目の進捗報告です。
グラフが示す通り、再度の停滞、踊り場の状態にあります。
ここはひとつガツン!体重を減らす起爆剤が必要、ということで週末は「深酒デトックス」を予定しております。
関係者の皆様、よろしくお願いします。
・・・って、深酒だけで痩せられれば楽で良いのですが、
やっぱりエネルギー消費量も増やさなきゃということで週末のプール通いを続けております。
道場から歩いて30分弱のところにある公営プール、建物の周りに植えられたアジサイが満開の一歩手前でした。
色が白と薄紫だけなのでなんとも地味ですけどね。
本日のアペロは、小瓶に保存した金曜と土曜のワインを同時に開けて、
小瓶保存祭り。
稽古結果はそれぞれのところに書いていますが、やっぱりいろんなワインが同時に飲めるとQOL上がるよね。
小瓶保存作戦、今は100ml1本なんだけど、もっと増やそうかしら・・・でも当日飲めるのが550mlだと少ないよねぇ、悩む。
名称 | Ray Maurin Brut N.V. レ・モラン ブリュット N.V. |
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生産者 | Ray Maurin (C.G.D.) レ・モラン (C.D.G.) |
価格 | 2,224円 (単品価格:2,838円) |
購入店 | うきうきワインの玉手箱 |
本日は、長女も次女もそれぞれの用事で外出しているので、師範代と師範だけの夕食。まるで老後ですな。
でも、二人だから寂しく感じるってのはある意味贅沢かも。賑やかな人生を歩んで参りました。
そんな日の夕食メニューは、刺身盛り合わせ(真鯛、中トロ、地ダコ)、鶏手羽先のカレー風味&ガーリック風味、
ほうれん草の胡麻和え、フルーツトマトとクリームチーズ。
ワインは、先日買ったウキウキワインの「シャンパーニュ究極飲み比べ豪華スペシャル3本セット Bセット」からの1本目。
単品価格は一番安くて稽古範囲だったものから稽古していきます。
外観は、結構しっかりした黄金色っぽさを感じる色合いで、泡立ちも細かくてたっぷり、さすがはシャンパーニュです。
香りも「おぉッ!」と思います。黒ブドウ主体っぽいベリー感、レモンを絞ったアップルパイのような香ばしさ、
間違いなくシャンパーニュの香りです。
味わいもイケてます。ほんのり甘さがあって、ブリュットとしてはドザージュ量が多いものと想像されますが、
師範はそういうのが好きなんですよ。
いや~、やっぱり「シャンパーニュは『シャンパーニュ』と書かれているだけで美味い」を体現するワインです。
こういうお値段で未だにシャンパーニュが買える、とてもありがたいことですよ。
単品もセットもお薦めです!
小瓶保存した翌々日再稽古。 泡はほぼ健在、小瓶の保存力すげぇです。 香りは抜栓当日よりさらに熟成感が増して、お漬物的な香りが出ています。でもそれも良き。 好みは分かれると思いますが、小瓶保存してもしっかり楽しめるシャンパーニュでした。
点数 | 82点 |
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リンク |
【送料無料】うきうき高級辛口有名メゾン シャンパーニュ究極飲み比べ豪華スペシャル3本セット Bセット 10,978円 Ray Maurin Brut N.V. 2,838円 |
決してガチの安ワインじゃないんだけど、やっぱりシャンパーニュは美味いのです。
そしてこのセットには大好きなローラン・ペリエも含まれているので、ついついお薦めしちゃいます。
急がなくても大丈夫、スーパーセールが終わっても値段は変わりませんよ。
本日のアペロは、まず水曜にも稽古した「アサヒの富士山」で喉を潤したあと、
賞味期限が近い(といってもあと3ヶ月ある)ためドンキにて1本298円(税別)で安売りされていたBREWDOG PUNK IPA。
やっぱりこのビール、美味いですね。とても華やかなグレープフルーツ香としっかりした苦味。本場のIPA感しっかりです。
また瓶なのも良きですね、330mlなのがちょっと残念ですが。
名称 | Sancerre 2019 サンセール 2019 |
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生産者 | J. de Villebois J.ド・ヴィルボワ |
価格 | 2,474円 (単品価格:4,378円) |
購入店 | 銘醸ワイン専門 CAVE de L NAOTAKA |
本日の夕食メニューは、前菜が肉豆腐、サラダが自家製ピクルス、メインが2品で鶏レバーの甘辛煮とオクラの豚バラ巻き。
一般家庭としては極めて豪華メニューだと思います。師範代に感謝!
こんな料理には、ちょっと良いワインを合わせたくなります。
選んだのは、「世界のピノ・ノワール 飲み比べ 5本セット 11,000円」からの最後の1本で、フランスはロワールのピノ・ノワール。
単品価格は4,000円オーバー、「高ワイン・ダイエット」ですね。
ちなみにこの造り手のロゼとは3年前に稽古済みです。
外観は、ピノ・ノワールらしい澄んだ赤紫ではあるものの、決して薄くは無くてしっかりした色合いです。
香りは、古き良きブルゴーニュの香りがします。ラズベリーっぽいフルーツの香りに、ほんのり香ばしいバニラとスパイスの香り。
控えめながら奥行きのある香りにロワールらしさを感じます。
味わいも「これコート・ド・ニュイの一級畑ですか?」なバランス。
甘さと酸味が柔らかに結合していて、渋味は穏やか。しみじみ美味しい味わいです。
やっぱり値段は正直、稽古範囲で買えるピノ・ノワールにありがちな雑味がなくて、スーッと沁み込むような香味のワインです。
これは皆さんに紹介せねば!と思った時にはすでに売り切れなんですね、美味しいワインあるあるです。
小瓶に詰めて翌日再稽古。香りは少しおとなしくなりましたが、やっぱり感じるのはブルゴーニュなんですよ。 フィクサンとジュヴレ・シャンベルタンを足して少しの水で割ったくらいです。 ロワールのピノ、今後更に注視すべきだと思います。
点数 | 84点 |
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リンク |
【送料無料】世界のピノ ノワール 飲み比べ 5本セット 11,880円 (2024/06/08現在 このセットには含まれていません) Sancerre 2019 [J. de Villebois] 4,378円 |
名称 | Kilikanoon "Mort's Block" Watervale Riesling 2019 キリカヌーン "モーツ・ブロック" ウォーターヴェイル リースリング 2019 |
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生産者 | Kilikanoon キリカヌーン |
価格 | 1,936円 (「サウスオーストラリアフェア」で20%Off) |
購入店 | ワイン専門店 葡萄畑ココス |
本日の夕食は、豚のおろしポン酢、自家製ピクルス。メインは豚だけどこれは白ですよね~
ということで相手に選んだのは、「サウスオーストラリア・フェア」にて20%Offで購入した南オーストラリア産のリースリング。
シュッとしたボトルやラベルデザインがいかにも美味しそうであります。
色は、緑が感じられるくらい若々しく、そして結構しっかりしたレモン色。フレッシュで濃そうな外観です。
香りは「これぞリースリング!」な雰囲気です。
色同様に緑を感じるライムっぽさと洋ナシのような華やかさのある果実香、それにほんのり灯油(ぺトロール)が香ります。
味わいは、甘さはほとんど感じなくてしっかりした酸味とカチッとした旨味。固くてコアのある味わいです。
これは品種の個性がとても良く出た辛口リースリングですね。
南オーストラリア政府のおかげで1,000円台で買えたのは甚だラッキー、
通常価格の2,000円台でも十分その価値を感じることが出来ると思います。
小瓶に詰めて翌々日再稽古。香りの雰囲気は開けたて同様ですが、酸味が収まったように感じました。 酸味がしっかりというよりも、甘味がとても控えめな感じです。いずれにせよ、華やかな香りとカチッとした味わいは健在でした。
点数 | 78点 |
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Kilikanoon "Mort's Block" Riesling 2019 2,420円 |
気持ちのいい季節ですね~、というわけで週の真ん中の明るいうちからプシュッ!といっちゃいます。
銘柄はアサヒの「富士山」、イオングループ限定のビールらしいです。
缶に「日本のプレミアムエール」と誇らしげに書かれていますが、泡持ちもあまり良くなくてどこがプレミアムなのかわかりませんでした。
名称 | Maison Paul Courtois 2017 メゾン・ポール・クルトワ 2017 |
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生産者 | Maison Paul Courtois メゾン・ポール・クルトワ |
価格 | 1,507円 (単品価格:2,280円) |
購入店 | ヴェリタス 輸入直販ワイン専門店 |
本日の夕食メニューは、鶏モモの塩焼きw/にんにく醤油、焼き茄子、冷奴・・・「ひややっこ」って「冷たい奴」ですな ・・・閑話休題、選んだワインは、ヴェリタス「豪華フルボディ 赤6本セット」税送料込み6,480円から、 単品価格が一番高かったボルドーはオー・メドックの赤ワイン。クラシックなデザインのラベルがいかにもボルドーです。 サイトの説明によれば
『サン・ローラン・メドック村のブドウを17~20ヶ月樽熟成(新樽率50%)した高品質ボルドー』
だそうです。
ちなみにこのセット、本日は「楽天スーパーセール」で10%オフで5,830円になっており、
単品での販売価格はなんと50%オフの1,138円で売られています。
前に買った者としてはちと悔しいですな。
色はちょっと熟成したようなボルドーらしい小豆色みがある濃い紫色。粘性は普通です。
香りは、抜栓当初は弱め。しっかりスワリングすると、いかにもボルドー左岸らしい乾いた果実と消し炭の香りが感じられます。
味わいは、決して重くはないけどしっかりした酸味とカチッとした渋味があって、これまた「いかにもボルドー」という感じです。
古き良き左岸のボルドー、といった雰囲気です。
これが「豪華フルボディ」かはかなり疑問の余地があるというか、いわゆるフルボディでは無い気がしますけど、
ちゃんと美味しいボルドーではあります。
そもそもの単価である2,280円は価格相応、セットの割り戻し価格である1,507円はちょっとお得、
セール中の単品価格1,138円はかな~りお得だと思います。
小瓶保存した翌々日稽古・・・の様子をお伝えしたかったんだけど、残念ながら冷蔵庫の上の段に置いておいたブツを落としてしまい、 割れちゃって「チーン!」でした。南無。
点数 | 77点 |
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リンク |
【送料無料】 厳選フルボディ赤6本セット 6,480円 → 5,830円(6月11日 1:59まで) Maison Paul Courtois 2017 2,280円 → 1,138円(6月11日 1:59まで) |
人間ドックまであと一ヶ月強になりました、9週目の進捗報告です。
体重に関しては、概ね予定したラインより下に推移しているので問題ないのですが、
参考までに計測している体脂肪率がほとんど変化していないのが気になります。
だって、体重63kgで体脂肪率が13.5%だと体脂肪量は8.5kg、それが体重60kgになっても同じ体脂肪率13.5%だったら体脂肪量は8.1kg、
なんと脂肪は400gしか減っていないことになりますからね。
例年は体重と同期して体脂肪率も減っていたんだけどどうしちゃったんだろうね?
筋肉だけが落ちているんじゃ全く無意味なダイエットっすよねぇ~、困った。
ま、とりあえず体脂肪率は気にせず、体重だけにフォーカスして参ります。
右写真は、朝散歩の途中の道端に咲いていたクチナシ。今年は裏年なのか、八重のクチナシは花が少ない気がします。
そしてこの花の香りはスイカズラにとても似ているんですね。
白く咲いて黄色く枯れていく花、ショウガの花なんかもそうですが、
どれも似た(芳香系品種のワイン的な)香りがするのが興味深いところです。
本日は、久しぶりにお達者クラブの例会。
今更説明するのもアレですが、Web上で若者に交じって奮闘している高齢者(+介護役)のリモート宴会です。
参加者の居住地は青森から福岡まで、
せっかく人類は空間を超えた飲み会を手に入れたので、続けるべきですよね、こういうゆる~いリモート会。
というわけで今回の参加者は下記の皆さんです。
・Yuichi Satoさん(課題ワイン提案者)
・カツミさん(神戸の美魔女)
・MAMIさん(着物の美魔女)
・Andyさん(カリフォルニアワインの先生)
・徒然わいんさん(ブログ2つを平行更新)
・とらゔぇるそさん(ひらがな"ゔ"は出しにくいのよね)
・MOMOさん(本日唯一の介護役が体調不良にてお茶で参加)
・安ワイン道場師範(気まぐれ幹事)
名称 | Ronan by Clinet 2018 ロナン・バイ・クリネ 2018 |
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生産者 | Ch. Clinet シャトー・クリネ |
価格 | 1,866円 |
購入店 | カルディ 横浜ベイクォーター店 |
今回のお題は、Satoさんに提案して頂いたボルドーの赤。
ポムロールの名門「シャトー・クリネ」の廉価バージョン、カルディで売られています。
合わせた料理は、油淋鶏、ベーコンとほうれん草のバター炒め、モヤシのナムルです。
外観は、ボルドーらしい青くて暗い紫色です。
香りは・・・開けたてはめっちゃ閉じてます。典型的な還元臭、温泉のような硫黄っぽさしか香らない感じです。
本領発揮は抜栓後時間がかかりそうで、会の開始2時間前に開けて良かったですね。
時間が経つとちゃんとボルドーらしいムッチリした果実の香りが感じられるようになりました。
味わいは、ボルドーらしくカチッとしていて、甘さもあるけど渋味と酸味がそれを包み込む感じ。
品種はメルローだそうですが、まるでカベルネ・フランみたいな雰囲気でした。
今回の収穫は、還元臭の有り無しはかなり個体差があるということを知りました
(皆さんのワインにはほとんど感じられなかったそうです)。
カベルネ・フランのようなカチッとしたメルロー、こういうワインって誰かに勧められなきゃ買わないので、良い経験になりました。
点数 | 76点 |
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会は午後8時に始まって、年寄り集団なので午後11時過ぎには終了。お疲れ様でした。
最初ツールの設定でトラブってしまいすみませんでした(ほとんど使わなくなりましたからねぇ、Zoom)
次の開催は秋口くらいですかね?それまで皆様お達者でお願いします。
名称 | Santa Sole Brut N.V. サンタ・ソーレ ブリュット N.V. |
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生産者 | R.E. R.E. |
価格 | 649円 |
購入店 | カクヤス 保土ヶ谷店 |
本日1本目のワインは、最近カクヤスで再開した激安スパークリング。
以前は税別500円でしたが今は税別590円、為替を考えればもちろん納得です。
この「サンタ・ソーレ」というスパークリング、造り手は「R.E.」と書かれているだけでどこだか不明です。
所在地はFuente del Maestreと書かれているので、ポルトガルに近い南西部みたいですね。
外観は、緑色の気配が感じられるくらい若々しく薄いレモン色。
泡のボリュームは少なめですが、キメは細かく感じられます。シャルマ方式ですかね?
香りは、グレープフルーツと青いリンゴ。甲州のような和柑橘っぽい香りもあります。
熟成感はほぼ無くてフレッシュ一本勝負な香りですね。
味わいもフレッシュです。甘さ控えめ、酸味そこそこで後味に軽い苦味。なにも考えずにスイスイ飲めます。
税込み650円でこれだったら十分満足ですよ。まさに「泡の出るのは七難隠す」、というか隠すほどの「難」は無い感じです。
この手の安スパークリングは、いったいどうやってこの売価を実現しているのか不思議でなりません。
シャンパンストッパーをしてセラーに立てて保存した翌日再稽古。 泡はまだそこそこしっかりしています。飲んだ印象も、昨日と大きな違いはありません。 ちゃんと栓をすれば、複数日に渡って楽しめると思います。
点数 | 72点 |
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名称 | Kitajima Vineyard Zweigelt & Pinot Noir Rose 2019 北島ヴィンヤード ツヴァイゲルト&ピノ・ノワール ロゼ 2019 |
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生産者 | Hokkaido Wein 北海道ワイン |
価格 | 2,761円 |
購入店 | のもの上野(ワイナリー出張販売) |
本日の買い出しは、「直輸入ワイン30%Off」を狙って最近できたスーパー「ヤオコー」に行ってきました。
そこで鮮度の良さそうな鰹があったので、夕飯は鰹の刺身、牛肉のたれ焼き、レタスとトマトのサラダ。
鰹のピンクがキレイだったので、勢い余ってピンクなワインも開けました。
3月に上野へ行った際に、
造り手の方が試飲販売されていたので、その時に買った北海道のロゼです。
色は、これでもか!ってくらいしっかりしたオレンジピンクです。
セニエのロゼということで、元はガッツリ黒ブドウ果汁だったのでしょう。
香りは弱めですが、ツヴァイゲルトらしい硬派な果実香、それに乳酸的な感じが加わってブルーベリーヨーグルト的な香りを感じます。
味わいは極めてドライ。日本のロゼって薄ら甘いイメージがありますが、そんなん全く関係なくてカチッと硬派な酸味が主体です。
ピノ・ノワールっぽさはあまり感じませんが、ツヴァイゲルトの個性はしっかり出たロゼですね。
個人的に、ロゼは直接圧搾よりもセニエの方が好きです。なんか「漢のロゼ」感があるじゃないですか。異論は認めます。
こちらも普通に栓をしてセラーに立てて保存し翌日再稽古。 不思議と、昨日は感じなかった青っぽさが出ています。それに、気持ち自然派っぽい牧場臭も。 このワインは昨日中に飲み干すか、ちゃんと小瓶に移していた方が良かった気がします。
点数 | 75点 |
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