道場開設後もうすぐ5年、さすがに開設当初買った道場のパソコンも買い替え時かなぁ、と考えている。
Pentium MMX 166MHz/2GB HDD/メモリ32MBというスペックは今となっては恐ろしくプアだし、
HDDも溢れそう。
ただ、道場の更新とか家計簿つけるとかWeb閲覧程度だったら実際上それほど不満に感じるわけでは無いし、
一番問題なのは目をつぶっても使えるまでに習熟した(主に道場の画像処理とかの)
ソフトウェア群がWindows 95用だってこと。どうしようかなぁ。
Rene Lallement Brut Reserve N.V. ルネ・ラルモン ブリュット レゼルヴ (ヴィンテージ無し) | Rene Lallement ルネ・ラルモン | ||||||||||||||
Champagne 発泡 | Champagne シャンパーニュ | Champagne (France) シャンパーニュ (フランス) \2,380 | 2002/03/31
| リラックス 吉野町店 | リラックス
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最近ちょっとハマっている「3,000円以下のマイナー・シャンパン探し」、
その一環として買ったのがこのワイン。
見知らぬ造り手、金地で一見高級感がありそうだけどなんだか田舎臭いラベル、
イケテない可能性もありありなんだけど、
当たればラッキーだし、なにより魚介類メインの料理をシャンパン1本で、ってのが嬉しいんで。 | 色は淡い。レモン色よりも赤味は強い色調だけど、濃度としては淡い色。 滝のごとく泡立ちバッチリなんで、なかなか綺麗な色ではある。 香りは、いわゆるシャンパン的なイーストっぽい感じは弱いものの、 ストレートな葡萄の香りで雰囲気は悪くない。 味に関してはさすがはシャンパーニュ。バランスが良くて、香ばしい甘味が後味に残って、 他のスパークリングワインとは一線を画す味わい。 やっぱりシャンパンは美味いっすね。 このワインなんて特にどうと言うことのない内容ではあるけど、 シャンパンなだけで相手を選ばない万能選手でもあるし、 どんなものを選んでも大ハズシはしない安定銘柄でもあるし。 あとは、レギュラーなやつが1,000円台になれば、ホントに素晴らしいんだけど。 73点 | 自宅にて
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Chateau Pouget 1996 シャトー・プージェ 1996 | Ch. Pouget シャトー・プージェ | ||||||||||||||
Rouge 赤 | Margaux (4e GCC) マルゴー (メドック4級) | Bordeaux (France) ボルドー (フランス) \2,641 | 2002/03/27
| エノテカ ウィング高輪店 | エノテカ
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普段ちょっと高級なワインはブルゴーニュを選ぶことの多い師範だけど、
本日は珍しくボルドーから。メドックはマルゴー村の格付け4級、シャトー・プージェ。
5年前に1994と稽古した時は若すぎな印象だったんで、
今飲む1996は丁度良いくらいの古さかな、と。 | 色はかなり良い感じ。濃い青紫で、エッジの部分だけわずかに赤味があって、期待通りの色。 香りは・・・とっても弱い。深く嗅ぐと年寄り膏薬のようなイヤな匂いとツンとしたアルコール臭。 味も結構ダメ。薄っぺらでイゴイゴと刺すような感じがあって、飲んでて楽しくない。 多分、というかほぼ間違いなく劣化している。いわゆる「ブショネ」ってやつだと思う。 ここまではっきりおかしいと師範のような素人にもわかる。 連休中日ののんびり気分の日、こういうワインに出会うと大ガッカリ。 もちろんある程度は避けられない不幸だとは思うけど、やっぱりガッカリはガッカリ。 後半はさすがにそのまま飲むのは辛くて、炭酸で割って涙と共に飲み干した。 44点 | 自宅にて
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Robert Skalli Cabernet Sauvignon 2000 ロベール・スカリ カベルネ・ソーヴィニョン 2000 | Robert Skalli ロベール・スカリ | ||||||||||||||
Rouge 赤 | Oc (VdP) オック (ヴァン・ド・ペイ) | Languedoc Roussillon (France) ラングドック・ルーション (フランス) \1,180 | 2002/04/14
| 酒奉行 保土ヶ谷店 | サントリー
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かなり遅い時間に帰宅しての抜栓なんで、きょうは半分だけしか飲まない覚悟。
ってなわけで、翌日でも大丈夫そうな強めのワインをチョイス。
選んだのは先週の白と同じ造り手、
ロベール・スカリのカベルネ・ソーヴィニョン。
南米的な濃さとボルドー的な上品さの中間くらいを期待して。 | 色はかなり濃い。それこそ南米的なストレートにド紫な色。 香りは、ミルクみたいな雰囲気と消し炭みたいな雰囲気があって、 どっちかというとボルドー風かも。 味は思いのほか軽い。酸味も渋味も甘味もあるけどなんとなく底が浅いというか、 脳味噌まで美味さが届かず口と鼻の粘膜部分まで、って感じ。 不味い要素は全くないんだけど、なんだかいまいちヒットしないなぁ、と。 実はこれが閉じている状態の故で、明日になったらパーッと開く ・・・なーんてのはないかしら。 翌日、なんだか渋味が増したような。 渋味って、抜栓後時間が経つとタンニンが酸化するんで弱く感じるもんだとおもってたけど、 違うんですかね? 68点 | 自宅にて
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食べたのは以下。
今回食べたコースは、シェフのお薦めコースとかで、たしか一人5,800円。 前半の料理は非常に素直(悪く言えばそっけない)な感じで始まって、 コースが進むに従って濃厚で印象に残るタイプへ変化するという 「終わりよければ全て良し」を実践しているコース。 特にウズラとフォアグラが美味かったなぁ。ウズラは中身がピンクで絶妙の火の入れ方だし、 フォアグラは血臭さやしょっぱさがなく非常に素直に美味しいし。 この内容のディナーでこの値段はとってもお値打ちだと思う。
ワインリストは、赤・白・泡合わせて40種弱。価格帯は3,000円台から10,000円台後半だけど、 8割方は10,000円未満の価格なんで、比較的お手頃なワインが揃っている。 ただ、産地を無視して値段順に並べたリストはちょっと見にくいかも。
飲んだワインは、まず泡と白をグラスで頼んで。
メインの赤はボトルで以下を。
調子こいて食後種も頂戴に。
・・・というような飲み会でした。やっぱり美味いね、フランス料理とワイン。
by
師範
Nuits Saint-Georges "Aux Saint-Julien" 1999
ニュイ・サン・ジョルジュ "オー・サン・ジュリアン" 1999
Daniel Bocquenet
ダニエル・ボックネ
Rouge
赤
Nuits Saint-Georges
ニュイ・サン・ジョルジュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
(\8,500) 2002/04/24
モン・フィナージュ ル・テロワール
Tさんのお薦めで、赤ワインはコレ。師範にとっては見ず知らずの造り手だけど、
結構人気が出始めている方だそうな。
店の人によればこのワインが在庫最後の1本とのこと。
色はそこそこ濃い赤紫。やっぱブルゴーニュはこうでなくっちゃ、ってな感じの色。
香りは、抜栓してすぐはちょっとそっけない感じ。確かに優等生な果実香〈木苺香)はあるし、
樽の雰囲気もあったりはするんだけど、昨今評判の豪腕造り手と比較すればややおとなしめな雰囲気。
ただ、口に含むと印象一変。すごくフレッシュなフルーツを前面に感じて、
後味にはカラメルのような甘い雰囲気がしっかりある。やっぱブルゴーニュはこうでなくっちゃ、って感じ。
時間が経つと、後味のカラメル的甘さが徐々に前に進出してきて、文句無しに美味いワインへ変化。
やっぱ良いよなぁ、ブルゴーニュ。
特にこのワインって絶妙な美味さのバランスがあるんで、これ以上どこをどうしたい、って欲求を感じない。
強いてあげれば抜栓直後のおとなしさがなんとかなれば、とも思うけど、
後でパーッと開くのも一本飲む楽しみだしねぇ。
88点 渋谷「モン・フィナージュ」にて
やっぱり食後酒ってのは心を和ませます。特にアルマニャックは素晴らしかった。
こんなにまろやかなアルマニャックは初めて。
21日(日)
Bourgogne "les Bons Batons" Cuvee Speciale 1999
ブルゴーニュ "レ・ボン・バトン" キュヴェ・スペシアル 1999
Philippe Leclerc
フィリップ・ルクレール
Rouge
赤
Bourgogne
ブルゴーニュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
(\4,000) 2002/03/30
ゴトー酒店 ゴトー酒店
タマの贅沢、ってことで3,000円を超える高級ワインをチョイス。
今日選んだのは、フィリップ・ルクレールが造るレ・ボン・バトンのゴトー・スペシャル・キュヴェ。
なんでも、特別に良い樽から新樽100%を選んで瓶詰めされたとか。
キャップシールは封蝋だし、ラベルはボトルにじかにプリントされているしで、
高級感バッチリ。
容量が"375ml"ってプリントされちゃってるのもお茶目(で片付けて良いのかな?)
色はかなり濃い。濃いとは言えども赤みの強い濃さで、
気合の入ったブルゴーニュであることがヒシヒシと伝わる色。
香りは、想像通りの樽香と木苺のようなフレッシュな果実香。
それだけにとどまらず、ローヌのようなスパイシーな香りもある。
味は、正直言ってまだまだ若い。甘味はある。でも、キュッと鋭い酸味があって、
なにより幅を利かせているのは旺盛な渋味。舌にジリジリと膜を張るかのような渋味は、
ちょっとやそっと空気に触れさせたところで開きそうにもない。
抜栓後3時間、香りが甘くなったり、味わいのトゲが少し取れるという期待した変化があるにはあるけど、
まーだまだジャジャ馬。
間違いなく高品質。先月飲んだノーマル品と比べても数段気合が入っていることが判る。
美味いのは美味い、スーッと一本無くなる。
でも、スッゲー美味いかと問われればちょっと返答に迷う。
評論家みたく今後を含めて評価するのであればもっと好印象だとは思うけど。
81点 自宅にて
20日(土)
Robert Skalli Chardonnay 1998
ロベール・スカリ シャルドネ 1998
Robert Skalli
ロベール・スカリ
Blanc
白
Oc (VdP)
オック (ヴァン・ド・ペイ)
Languedoc Roussillon (France)
ラングドック・ルーション (フランス)
\1,180 2002/04/14
酒奉行 保土ヶ谷店 サントリー
本日の夕食は、エビフライとかハンペンのフライとか。
白ワインは基本的にあまり樽香の強くないものが好きだった師範だけど、
揚げ物の時はちょっと樽が効いていた方が合うように思う。
というわけで、チョイスしたのは「フォンタン・ド・フランス」というどこでも見る大手ワインの造り手、
「ロベール・スカリ」のちょいと高級版シャルドネ。
色は濃い目のレモン色。粘性も高くて期待大。
香りは、予想通りの樽香と蜜香、スワリングするとハッカのようなスーッとした香りが感じられる。
口に含むとかなり強めの樽香。このストレート具合はアメリカン・オークかなぁ、なんて知ったかぶりをしてみたり。
ってな感じで、香りは結構楽しめるんだけど、味が香りに付いて行っていない。
酸味が弱くて薄っすらと甘味、なんとなく水道水のような金属感。
この手のワインにありがちな苦味は無くて、スムーズな味筋ではあるけど、
やはり物足りなさは残る。
・・・とはいえ値段を考えればそこそこ納得。
こういう、大手安売り品メーカーが「ちょっと良いもんも造れまっせ」的に出しているワインって、
なかなかコスト・パフォーマンスが高いモノが多いように思う。
73点 自宅にて
17日(水)
Bordeaux N.V.
ボルドー (ヴィンテージ無し)
Calvet
カルヴェ
Rouge
赤
Bordeaux
ボルドー
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
--- 2002/03/30
ゴトー酒店 サントリー
ゴトー酒店からタダで頂いた「セラーの奥のハンパもの古酒」とのデスマッチ稽古第二弾。
第一弾のACマルゴーに引き続き、今日はカルヴェ社のACボルドー。
ヴィンテージは表記されていないけど、後藤さんの話によると間違いなく1970年代のもの、とのこと。
第一弾より古くて格下のアペラシオン、さらに厳しい状況は容易に想像できるけど、
唯一の期待は液面がかなり上であること。さーてどんなワインか、と。
抜栓して、コルクがとっても綺麗なのにビックリ。
ワインに触れている部分だけ真っ黒になった状態で、ちょっと期待度アップ。
で、グラスに注いで見ると、色は非常に熟成の進んだ色。
茶褐色とまではいかないけど、琥珀色に赤味を足してグーッと濃くしたような色合い。
香りは・・・全然ダメ。酢のようにツンと刺す香りと、
正露丸のようなプラスチックを焦がしたような、嫌な薬品的刺激臭が顕著。
この時点では「やっぱりダメか」だったんだけど、
恐る恐る口に含んでみると味は案外大丈夫。
もちろん酸味が中心ではあるんだけどまだ甘味も残っている。
とっても古い梅酒にタクアンの古漬けを浸したような、
すごーく年寄りっぽいけどまだまだ食品であると感じられる味。
時間が経つと甘味は消えうせた。ってことで薬品臭いタクアンの古漬けそのものに。
美味くは無い、というか少なくとも好きでは無い。
でも、先週のACマルゴーと違って完全に死んではいないというか、
ひょっとしてひょっとすると『良く熟成したワインですね~』っつって珍重がる人も居るかもしれない、
って程度の内容。
一人だったんでグラス2杯でギブアップだったんだけど、
大人数で飲んだら話のタネとして面白く使えたのかも。
20点 自宅にて
16日(火)
Columbia Crest Merlot Cabernet 1997
コロンビア・クレスト メルロー・カベルネ 1997
Columbia Crest Winery
コロンビア・クレスト・ワイナリー
Red
赤
Columbia Valley (USA)
コロンビア・ヴァレー (アメリカ合衆国)
(12本で\9,800円) 2002/02/20
デリバリーワイン 三陽物産
デリバリーワインさんから頂いた
厳選 お買い得12本セットもいよいよこれが最後の1本。
いかにもカリフォルニア産、ってラベルのワインだけど、実際は米国西海岸でももう少しの北のほう、
ワシントン州産のもの。英国人ワインオタクの「ヒュー・ジョンソン翁」や
米国ワインオタク雑誌「ワインスペクテイター誌」でも好評価、とのこと。
そういえば新大陸のボルドータイプを飲むのはかなり久しぶり。
色はかなり濃い。ちょっとだけエッジがオレンジがかっているのは、
1997産とこの手のワインとしては古めのヴィンテージだからかな?
香りのボリュームは期待以上。
チリとかの同種のワインとは違いインクっぽさは無く、
かといってボルドーとも違って消し炭っぽさも無い、
ストレートにカベルネ&メルローなカシスとピーマンの香り。
味も、思ったより重くなくて、
すっきりした酸味と軽い渋味、そこはかとない甘味のコンビネーション。
米国西海岸でも北にあるためか、想像よりスルスル飲める感じ。
結果まずまず満足。ジョンソン翁やスペクテ誌が持ち上げるほどでも無いとは思うけど、
1,000円以下であればかなりお買い得なワインだと思う。
・・・というわけで今回の「厳選 お買い得12本セット」を総括すると、
全部が厳選か?と問われればちょっとハテナな部分もあるけど
(一部数合わせと思われるワインもあるけど)、
1本あたり800円強という単価を考えれるとお買い得であることは間違いないと感じた。
70点 自宅にて
14日(日)
Chateau La Fleur Plaisance 1996
シャトー・ラ・フルール・プレザンス 1996
Ch. Plaisance
シャトー・プレザンス
Rouge
赤
Saint-Emilion (Grand Cru)
サンテミリオン (特級)
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
\1,881 2002/02/16
エノテカ 横浜三越店 エノテカ
ニンニクがビシッと効いたソースのハンバーグに合わせたのは、
ボルドーはサンテミリオンの一本。
ちょっと地味っぽいラベルだけど、
「新樽熟成」とかがちょこちょこっと書いてあって、なかなか期待できそう。
色は暗めの紫でいかにもボルドーなんだけど、濃さはイマイチで若干不安になる色合い。
香りは、カシスのような濃い果実の香りと燻したような香りがあって、
いかにも右岸のボルドーといった感じの雰囲気。
味は、渋味と甘味が共存していて、ボルドーらしさ満点。
ハンバーグみたいなしっかり系の肉料理と合わせるには申し分ない味わい。
久しぶりにボルドーらしいボルドーを飲んだ気がする。
極めて教科書的で、なかなか高品質なワイン。
ただ、こういうボルドーって舌や鼻じゃなくてもう少し脳味噌側で美味しさを感じているような気もする。
76点 自宅にて
13日(土)
Macon Blanc Villages "Domaine de la Grange Magnien" 2000
マコン・ブラン・ヴィラージュ "ドメーヌ・ド・ラ・グランジュ・マニェン" 2000
Louis Jadot
ルイ・ジャド
Blanc
白
Macon Villages
マコン・ヴィラージュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\1,280 2002/02/15
品川京急デパート 日本リカー
本日の夕食は、バラ寿司ベースのちらし寿司。
当然ワインはスッキリした白が良かろう、
って具合でジャドのサブタイトル付きマコン・ヴィラージュをチョイス。
って言うか、手元の白は(甘口を除けば)これだけだったんで必然的選択。
ジャドのマコンって、以前にコレと稽古しているんだけど、
同じモノなのかな?
色は薄レモン色。香りはマコンらしい青リンゴのような清冽な果実香、
口に含むとほんのり密香。
味は軽い。甘くなく酸っぱくなくで、水のようにスルスル飲める。
後味にわずかな苦味と香ばしさが残って、「やっぱりブルゴーニュよね」って気にはさせてくれる。
とにかく軽快。ちらし寿司にはナイスなマッチング。
ジャドのサブタイトル(って言うんだろうか?銘柄の上にアーチ上にドメーヌとか書いてあるやつ)付きワインって、
やけに力が入ってたりするんだけど、このワインはそういう感じは無かった。
ちょっと残念ではあるけど、スッキリ系を求めるのであれば注文通り。
71点 自宅にて
12日(金)
Elysee Demi-Sec N.V.
エリゼー ドゥミ・セック (ヴィンテージ無し)
Compagnie Francaise des Grand Vins
コンパニー・フランセ-ズ・デ・グラン・ヴァン
Vin Mousseux
発泡
(France)
(フランス)
(12本で\9,800円) 2002/02/20
デリバリーワイン スマイル
また本日も
厳選 お買い得12本セット
から。
凱旋門の画と"Elysee"という文字がデカデカと書かれたラベル、
思いっきりエラそうな社名、
なんだか「観光客向け」的な怪しさ満点。
こういう、自分では買わなそうなワインが飲めるのもセットものの面白さ、かも。
色は薄め。泡立ち弱め。泡のキメは思ったより細かい。
「タンク内二次醗酵方式」ってことなので、もっとチューハイ的なキメの粗さを想像したけど、
醗酵方式と泡のキメは特に関係ないみたい。
香りはかなり弱い。なんとなく甘めな柑橘香があるなぁ、程度。
味は、"Demi-Sec"ってことでかなり甘いんじゃないか、と想像していたけど、
意外とそうでもなくてそこそこ良いバランス。
安スパークリングで"Brut"なものでは、味の要素が少なくて金属的に感じられるものが多いんだけど、
"Demi-Sec"だとそういうことも無くて良い感じなのかも。
トータルの印象としては非常に「普通」な発泡ワイン。
サクサクっと軽快に飲む分にはなんら問題はない、って感じ。
これまで「発泡ワインはBrutが美味い」なーんて信じてたけど、
一概にそうとも言えないような気がしてきた。
69点 自宅にて
10日(水)
Margaux 1982
マルゴー 1982
Gaston Charpentier
ガストン・シャルペンティエール
Rouge
赤
Margaux
マルゴー
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
--- 2002/03/30
ゴトー酒店 国分
ゴトー酒店からタダで頂いた「セラーの奥のハンパもの古酒」とのデスマッチ稽古第一弾。
まずはガストン社のACマルゴー、ヴィンテージは1982年。
液面がボトルの首から肩にかけたあたりまで下がっていて、外観的にはかなりヤバげな雰囲気。
色は思ったより濃い。古酒らしい紫色と琥珀色の中間といった感じで、まだまだイケそうな色合い。
香りは・・・おもいっきりツンッ!と酸っぱい。その向こうにかすかに埃っぽさがある。
味は・・・ほぼ完全に酢になってしまっている。ご愁傷様、ということでグラス一杯飲み干すこともできず、
僅か二口くらい飲んでギブアップ。
飲める/飲めないで言えば飲めなくは無い。
でも、ちょっとマトモとは言い難いシロモノになっている。
コレみたく「身の危険」を感じるわけじゃないけど、
正々堂々胸を張って高らかに「逝っている」と宣言できるワイン。
全部飲んだらなんだか具合悪くなりそうだし、
そうまでして飲むほどの情熱も沸かず、
当道場では禁断の行為となっている「ワインを流しに飲ませる」結果となってしまった。
当ったり前だけど、古きゃ良いってもんでも無いですな、ワインって。
5点 自宅にて
9日(火)
Chateau Nardou 1999
シャトー・ナルドウ 1999
Ch. Nardou (Vignobles Dubard)
シャトー・ナルドウ (ヴィニョーブル・ドゥバール)
Rouge
赤
Bordeaux Cotes de Francs
ボルドー・コート・ド・フラン
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
(12本で\9,800円) 2002/02/20
デリバリーワイン スマイル
本日もまた
厳選 お買い得12本セットから。
パリのコンクールで金メダルを受賞したワインとのこと。
フランス・ワインに関して、「パリのコンクール」とか「マコンのコンクール」とか、
いくつかその手の品評会的なものがあるみたいなんだけど、
いったいどういうワインが出品されているんだろ?
少なくとも「シャトー・ラトゥールが金賞とりました」とか聞いたこと無いんだけど。
若手の登竜門的なものなんだろうか?
色はかなり濃い。ボルドーらしい青みの強い濃さ。
香りはなかなかに複雑。うまく表現できないけど、何か木以外の物をを焦がしたような香り。
味もなかなか。甘酸っぱくてトゲが無くて、
南米あたりのそこそこのワインから厚みを減らして広がりを増したような味わい。
なかなかイケている。
最近まるで新大陸産みたいなフランス・ワインが増えているけど、
このワインもそういう系。
醸造技術はテロワールを超えるんですかね?
72点 自宅にて
7日(日)
Frontera Chardonnay 2000
フロンテラ シャルドネ 2000
Concha y Toro
コンチャ・イ・トロ
Blanco
白
(Chile)
(チリ)
\750 2002/04/07
横浜ベイリカー メルシャン
本日の夕食は、ビーフ・ストロガノフ、キノコとゴルゴンゾーラのリゾット。調理役は師範。
どっちも白ワインを使うので、料理用として適当なワインを買ってきたのがコレ。
チリの大手メーカー「コンチャ・イ・トロ」が出す廉価版ワイン、フロンテラのシャルドネ。
お毒見用に一杯だけ取って、後は今日の料理と今後の料理用にストック。
というわけで、あくまで調理用ワインのつまみ飲み(といっても250mlくらい)なんで、
細かな論評は差し控えるけど、
香りはそこそこのボリュームの蜜香、
味はやや苦めながら甘味や酸味のしっかりした味わい、
料理用ワインとしては十分すぎるくらいで、普通に飲んでも特に問題は無いと思われる内容。
料理用ワインは、金はかけずとも心は配る、というのが師範の持論。
不味かったワインの残りを料理に使うと料理も不味いからね。
(66点) 自宅にて
Diego de Almagro Gran Reserva 1995
ディエゴ・デ・アルマグロ グラン・レセルバ 1995
Felix Solis
フェリックス・ソリス
Tinto
赤
Valdepenas
バルデペーニャス
Valdepenas (Espana)
バルデペーニャス (スペイン)
(12本で\9,800円) 2002/02/20
デリバリーワイン スマイル
夕食が久しぶりのハイカラ・メニューなんで、ワインもちょっと良さげなものをチョイス。
モノ自体は例によってデリバリーワインさんの
厳選 お買い得12本セットからなんだけど、
師範的にはこのセットの中で一番期待していたワインがこれ。
お店のお薦めでもあるし、師範も以前ただのレセルバと稽古した際
なかなかの実力を感じたんで、グラン・レセルバならなお良かろう、って感じで。
で、正直ビックリした。なんといっても凄いのは値段からは考えられないパワフルな樽香。
ウットリするくらい「おをぉ~!」って感じ。
スペイン産って、ヤニ臭い感じのものも多いけど、このワインはそういう田舎臭い雰囲気は陰をひそめている。
色も、力の入ったワインの1995らしい濃朱色だし、味も熟成の効いた柔らかい感じで、
とにかく値段からは考えられない高級感。
もちろん、意地悪な目で見れば果実香が樽香に負けてるとか、
味わいがやや貧弱で酸が直接感じられるとか、
マイナスポイントも無いではないけど、そんなことは忘れさせてくれる香りのパフォーマンスの派手さ。
なんでもこのワインは、下世話なテイスティングで高級ボルドーを凌いだそうな。
でもそれも理解できるような気がする。
師範だって若くてガチガチな一流ボルドーよりこっちを選ぶと思うから。
というわけでワイン、
9,800円を12で割った817円だと考えると驚異的な内容だし、
このワインの単品価格(@デリバリーワイン)である1,140円でも十分すぎるくらいにお買い得。
80点 自宅にて
5日(金)
Bourgogne 1999
ブルゴーニュ 1999
Cave de Prisse-Sologny-Verze
カーヴ・ド・プリッス・ソロニー・ヴェルゼ
Rouge
赤
Bourgogne
ブルゴーニュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\1,280 2002/03/03
東戸塚西武 サンリバティー
知らない造り手のACブルゴーニュ。
ラベルにフランス語で「樫樽で醗酵させております」「フィルタがけしておりません」
と書いてあって、額面通りとればかなり期待できそう。
でも、そういうのを声高に主張するワインってちょっと・・・って部分もあるんで、
ハズされても大丈夫なように心の準備をしつつ稽古。
色は、ブルゴーニュらしいやや明るめの赤紫。
香りは、南の方のブルゴーニュっぽいケモノ香が主体の香り。
ボリュームまずまずで、この値段のACブルゴーニュとしてはまずは合格。
味は、酸味3/渋味2/甘味1といったバランス。
ちょっと時間が経つと甘味が増えていい感じだけど、
更に時間が経つと酸っぱさが倍増。
グラスにほっといても酸っぱくなるので、サクサク飲んで吉。
トータルの印象としては値段相応、というか値段程度なACブルゴーニュ。
それにしても最近ワインを「酸っぱい」と感じることが多い。
もしかして体調が変化したのかな?
一杯だけ残した翌日、「私は昨日は何を飲んでたんだろう」ってなくらいに印象好転。
品の良い樽香はあるし、味だってちっとも酸っぱくない。よって4点プラス。
68(+4)点 自宅にて
3日(水)
Muscadet de Sevre et Maine Sur Lie "Le Soleil Nantais" 2000
ミュスカデ・ド・セーヴル・エ・メーヌ・シュール・リー "ル・ソレイユ・ナンテ" 2000
Guilbaud Freres
ギルボー・フレール
Blanc
白
Muscadet de Sevre et Maine
ミュスカデ・ド・セーヴル・エ・メーヌ
Loire (France)
ロワール (フランス)
(12本で\9,800円) 2002/02/20
デリバリーワイン スマイル
本日も
厳選 お買い得12本セットから。
結構飲んだようでもまだ残4本、量的には相当飲み甲斐のあるセット。
で、このワイン、外観は非常に風変わり。
ラベルがボトルに直接張ってなくて、キテレツな形のカードがボトルにかけられた網の中に挟んであるスタイル。
まぁボトルが凝ってるから中身も凝ってるっとは一概には言えないけど、
普通の安ミュスカデよりはイケてそうな印象。
色はかなり薄め。生木も生木、バルサ板みたいな色合い。
香りは、抜栓直後は非常に弱かったんだけど、
時間が経つと(温度が上がると)柑橘系の香りが目立ってくる。
味も軽い。安ミュスカデって、とんでもなく酸っぱいものがあったりするけど、
このワインはそういういびつなバランスにはなっていない。
ただ、いかんせん軽い。
サックサク飲める軽~い白。バランスを崩しているわけじゃないんで飲むのに抵抗はないけど、
存在感的には普通の安ミュスカデ。期待を超えることを期待していただけにちょっと残念。
翌日、味も香りも濃くなって存在感は増したけど、傾向としては酸っぱい系。
やっぱりミュスカデはこんなもんなのかなぁ。
66点 自宅にて
2日(火)
Chianti 1999
キアンティ 1999
Melini
メリーニ
Rosso
赤
Chianti
キアンティ
Toscana (Italia)
トスカーナ (イタリア)
(12本で\9,800円) 2002/03/31
デリバリーワイン モンテ物産
本日のワインは、厳選 お買い得12本セット
の中でイマイチ評価だった
先日のワインのリベンジとして同じワインを送付して頂いたもの。
なんでも、先日のは劣化していた気配濃厚(他のお客さんからも報告あり)とのこと。
先日稽古したのはヴィンテージが1998、今回送付して頂いたものは1999なんで、
厳密には同じワインではないけど。
色は、前回飲んだのと同じくキアンティにしてはやや青みが強い紫、という印象。
香りはかなり健全。
お香っぽい仏教系の香りは共通しているけど、ツンとした酸化臭みたいなものは無い。
味は・・・やっぱり酸っぱい。やや甘味があって、少しの渋味もあるけど、
酸が主体なのはこのワインの特徴なのかな。
先日のよりは好印象。
「古き良きレトロな酸っぱさ」みたいなものを感じる。
でも、師範的にはIGTサンジョヴェーゼの方が好きかな。
65点 自宅にて
前月分へ