いよいよ11月、深まりゆく秋の紅葉を見ながらワインを飲むのが美味しい季節です。
そして11月といえば、日本のワイン業界界隈で一番話題になるのが、やっぱりボージョレ・ヌーヴォーでしょう。
11月の第三木曜日が解禁日らしいので、今年は11月17日になりますな。
そしてこのボージョレ・ヌーヴォーというワイン、師範はどうしても自ら進んで飲む気にはなりません。その理由は以下の3点です。
1. 値段の割に美味くない
実もフタも無いですが、新酒だからどうのこうの以前に、航空運賃が乗っている分コストパフォーマンスが下がるのは必然です。
昨今お目見えしているペットボトルに入った1,000円以下のものだったらまだ許せるのですが、
有名造り手が造ったとかのプレミアムが付いている2,000円以上のもので、その値段の価値を見出すのは困難だと思います。
2. 遠く離れた海外の収穫祭りを騒ぐ違和感
大半の日本人には関係ないでしょ、フランスのブルゴーニュ南部の収穫がどうだったかなんて。
ちなみに山梨ヌーヴォーの解禁日は11月3日らしいですが、そっちの話題は全く見聞きしません。
正直なところ、「収穫を祝いたい」という意識じゃなくて、
「本国フランスより数時間先に飲めるという歪んだ優越感」が原動力なんじゃないですかね?
3. 正常なワイン文化の発展を妨げてはいないか?
ハイ、言っちゃいます。普段はワインの銘柄を意識して飲むことなんてない普通一般の日本人にとって
「あんなに騒いでるのにコレなの?ワインの美味しさってその程度?」と誤って理解される原因になっているんじゃないでしょうか?
また、取引先に買わされて/飲まされて、好きでもないのに口にする人もいるんじゃないでしょうか?
更には、ホントは価格に見合わないことを判っていながら、
業務上のノルマで仕方なく売っている酒販関係の方もいるんじゃないでしょうか?
こんなイビツな状況、長い目で見ると正常なワイン文化の発展を妨げることにしかならないのではないかと思います。
もちろん、ボージョレ・ヌーヴォーとはそういうワインだと分かった上で、
季節の風物詩(寿司の「新子」みたいなもの)として楽しんでおられる愛好家の方とかを否定するつもりは全くありません。
ただ、安ワイン者代表を自任しコスト・パフォーマンスを重要視する「安ワイン道場師範」としては、
自ら進んでボージョレ・ヌーヴォーを買うことも、ましてや人サマにお勧めする気など毛頭ありません。
名称 | Santa by Santa Carolina Carmenére / Petit Verdot 2015 サンタ・バイ・サンタ・カロリーナ カルメネール/プティ・ヴェルド 2015 |
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生産者 | Viña Santa Carolina ビーニャ・サンタ・カロリーナ |
価格 | 430円 |
購入店 | MEGAドン・キホーテ狩場インター店 |
いよいよ11月も今日が最終日、明日からは師走。1年早いなぁ。
そして週の真ん中水曜日、夕食の調理当番は師範。
メニューは 鶏ムネ肉の青椒肉絲(CookDo使用)、ムネ肉の皮部分とモヤシのナムル、
鶏皮のゆで汁を使った海藻スープ。スクランブルエッグ(by次女)、
【鶏ムネ肉⇒青椒肉絲】→【残った皮⇒ナムル】→【その茹で汁⇒スープ】というパス回しです。
ワインは、「激安の殿堂」ドン・キホーテで買ったチリ産。
品種のカルメネールはチリだとよくあるけど、プティ・ヴェルドは珍しいですな。
ちなみにカベルネ・ソーヴィニョン/シラーの2014年産とは昨年稽古しております。
このワイン、税別398円ながら"D.O.Central Valley"と書かれているので原産地呼称の基準は満たしているようだし、
"Produced and bottled in Chile"とも書かれているんで瓶詰めしたのは現地。
それを船で運んで来て、酒税払って国内の流通に乗せた末端価格がこの値段だと、
ボトルの中身はいったいいくらなんだろ?と不思議に感じる一本。
色は、ニューワールドの若い赤に良くある、濃いには濃いけどまだ向こうが透ける程度の透明度はある紫色。
少なくとも「なんちゃって」な感じはしない、正統派な見た目です。
香りのボリュームは中程度で、濃い色の果実っぽいフルーツ感がメイン。
加えて、裏ラベルには「コーヒーやチョコレート」と書かれているけど、
樽由来のものとは違う焦げ感と香ばしさがあります。
味は、この価格帯とは思えない立派な渋味と、かなりしっかりした酸味。
ニューワールドらしい甘さもあるけど、惜しむらくはそれらを繋ぐ旨味が無いのでややバラバラ感はあります。
・・・と、真面目にテイスティングしちゃったりしてますが、なんせ400円だからね。
この価格帯でこのクオリティは間違いなく出色と言えるでしょう。
渋味が固いので、複数日に分けて飲んでも良いと思えますが、
そういうちゃんとしたワインがこの値段ってのは改めて「良い時代になったなぁ」です。
点数 | 74点 |
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本日は次女12歳の誕生日。 次女のリクエストに応えた夕食のメニューは、鶏の唐揚げ、"なんちゃって"アヒポキ(マグロとアボカドのゴマ油和え)、 生ハムとレタスと人参のサラダ、海藻サラダ、生湯葉、そして松茸(左写真)の塩焼きと松茸ごはん。 松茸は買ったんじゃなくて師範代の実家(もうやめちゃいましたが以前は八百屋さん)から次女の誕生日に合わせて送られてきたもの。 米国産の輸入物らしいけど、 自分で買って食べることなんてないからね。ありがたい話であります。
名称 | Marsannay "Vieilles Vignes" 2013 マルサネ "ヴィエイユ・ヴィーニュ" 2013 |
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生産者 | Dominique Laurent ドミニク・ローラン |
価格 | 2,678円 |
購入店 | ヴェリタス |
お祝いということでワインもちょっと良いヤツ(といっても稽古範囲内)を開けることにして、
チョイスしたのは名手ドミニク・ローランのマルサネ。
そもそも濃く強い系の造り手だし、
昨今の地球温暖化で、ブルゴーニュの中でも最北端のフィサンやマルサネあたりでも良い赤が造られている印象があるので、
かなりイケてるんじゃないかと期待しつつの抜栓です。
色は、ブルゴーニュのピノ・ノワール、それもマルサネとしてはかなり濃いめに感じられる赤紫色。
ここまでは期待通りです。
そして、香りのボリュームは立派なものです。ところが香りの傾向がちょっと変わってます。
梅やプラムのような果実香はお約束ですが、その横に醤油せんべいのような香ばしさを感じます。
あまり他では感じたことのない香りの系統です。
あと、温泉っぽい硫黄の匂いもあって、なんだか想像と大きく異なります。
味もかなり変わっていて、微妙な炭酸のチリチリ感を感じる点が一番の違和感。
基本的に酸味が主体でブルゴーニュらしい味わいではあるけど、なんとなくギスギスしていて飲んでて楽しさがありません。
抜栓後時間が経つと、炭酸は飛んで硫黄っぽさも無くなり、普通のブルゴーニュの雰囲気に近づきます。
いわゆる「開く」という変化が良い方向に作用してくれましたが、いかんせんスタート地点が低すぎます。
・・・というわけで、せっかくの誕生日ディナーを盛り上げてくれるワインにはなりませんでした。
決してマズいわけじゃないし、後半は良いブルゴーニュらしさが感じられるんだけど、
2,500円以上も投資した分のリターンは得られなかったと言えると思います。
やっぱりブルゴーニュは博打だなぁ。
点数 | 75点 |
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リンク | Marsannay "Vieilles Vignes" 2013 [Dominique Laurent] 2,678円 |
本日は、師範代と次女がみなとみらいのワールドポーターズに映画を見に行くというので、それの付き添い。
連中が映画を見ている間、師範は界隈を散歩。
横浜赤レンガ倉庫はすでにクリスマスの雰囲気、雪だるまが飾られておりました。
その散歩の際にワイン屋さんを5軒ハシゴして、3本ほどゲット。
このあたりはいつも休日の早朝に散歩しているんだけど、その時間帯だと店なんて開いてません。
やっぱり街は店が開いている時間の方が楽しいですな、と当たり前のことを実感しております。
名称 | Montes Alpha Cabernet Sauvignon 2013 モンテス・アルファ カベルネ・ソーヴィニョン 2013 |
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生産者 | Montes S.A. モンテス S.A. |
価格 | 1,620円 |
購入店 | エノテカ&ケーシーズ御殿場プレミアム・アウトレット店 |
本日の夕食は、みなとみらいに出来た「OKストア」で買ってきた豪州牛モモ肉を使ったローストビーフ、付け合わせはモヤシと豆苗。
あとは鶏砂肝のガーリックソテー、その固い部分は酢の物に、更には昨日の残りのクリームシチュー。
ワインは、先日御殿場のアウトレットに行った時に税別1,500円で調達してきた、
チリ産モンテス・アルファのカベルネ・ソーヴィニョン。なぜアウトレットなのかは外観からは判断付きません。
ちなみにこの銘柄とは直近2012年産と今年の6月に稽古済み。
「ハズさないワイン」の大定番、という印象があります。
色は非常に濃くて黒い紫色。さすがチリ、さすがモンテスの高級品という感じ。
香りは、一番顕著に感じるのがミントのような雰囲気。もちろんカシスのような凝縮感のある果実香や、
コーヒーやチョコレートのような樽由来の香ばしい感じもあるけど、ミントっぽさが前面に出ているのでなぜか豪州産のように感じます。
味は、たっぷりしたボディの厚みがあるのに当りが柔らかくてさすがです。
数値的には糖度が8.7もあってかなり高め、そしてpHは3.5で赤ワインとしては低め。
甘さと酸味で全体を引き締めつつ、しっかりした渋味もあって大変飲み応えがあります。
モンテスの看板銘柄、やっぱり立派なもんだな、と再認識。
これが税別一本1,500円というのは極めて高コスト・パフォーマンスだと言えます。
先々週あたりに解禁された薄ら渋くて酸っぱい飲み物が赤ワインだと思っている「ワイン情弱」な層の方々には是非こちらを試して頂きたい!
と思うところではありますが、そういう層の方々は安ワイン道場なんてご存じないので全く伝わらなくて残念。
点数 | 80点 |
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名称 | Moonlight Organics Shiraz 2015 ムーンライト・オーガニクス シラーズ 2015 |
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生産者 | Steller Organic Winery ステラ―・オーガニック・ワイナリー |
価格 | 950円 (単品価格 1,009円) |
購入店 | ワイン商人 ドゥアッシュ |
本日の夕食当番は師範で、メニューはチキン・クリームシチュー、レタスとミニトマトとブロッコリーのサラダ、
ハムカツ&メンチカツ・・・は買ったお惣菜。
クリームシチューは自分で作っておきながら、ワイン選びを悩むメニューです。
定石的にはしっかりした白か軽い赤、あるいはロゼあたりなのかな?
そういうのを一切無視して「飲みたいのを飲む」ことにして、
本日のワインは「南アフリカ強化期間」の一環で品種はシラーズ。
稽古の間が開いたけど「店長おまかせセット」からの3本目です。
色は、どちらかというと赤紫色に近い色合いで、シラーズといってもそんなに濃くはありません。
ここんとこ稽古している南アフリカ産の赤は結構そういう傾向ですが、
それは南アフリカだからなのか、安いヤツとばかり稽古しているからかは不明です。
香りのボリュームはやや弱め、でもベリー系のフルーツ香がちゃんとあって、弱いながら物足りなさはありません。
味は、渋味控えめで甘さがあって酸味ほどほど。
香り同様軽いながらも物足りなさは感じません。
良く言えば「軽くてスイスイ飲める赤」で、悪く言えば「軽いんでガブガブ飲まざるを得ない赤」。
1,000円の赤としては順当なクオリティですな。
ただ、このクラスでもチリだともっと濃さを押してくるものが多いんで、
「濃い=美味い」な価値観だとハズされるかも。そして、下手をするとフランジアやカルロ・ロッシにも近いように感じられたり。
あと、クリームシチューと赤ワインとの相性はやはり難しいものがありますな。
点数 | 70点 |
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リンク |
【送料無料】南アフリカワイン 店長おまかせ6本セット 6,600円 Moonlight Organics Shiraz 2015 1,009円 |
名称 | Aquilæ Chardonnay 2015 アクイレ シャルドネ 2015 |
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生産者 | CVA Canicatti CVA カニカッティ |
価格 | 1,323円 (単品価格 1,587円) |
購入店 | トスカニー イタリアワイン専門店 |
「インスタント減量作戦」遂行中、本日も近所の市民プールへ。泳いだ距離は昨日よりちょっと伸ばして1,100m。
子供らには『別に痩せなくても良いじゃん』と言われてますが、
別に父ちゃんは「引き締まったバディでモッテモテ」なんてのを狙っているんじゃないのだよ。
肝臓の数値を悪化させないため=酒をいつまでも美味しく飲むために体重コントロールしておるのだよ。
閑話休題、いきなり寒くなった本日の夕食は寄せ鍋。
ワインは、週末のリベンジということで、
同じく「イタリアワイン赤4本白2本セット」、税送料込み9,720円からの一本。
本日のチョイスはシチリア産のシャルドネでございます。
色は、かなりしっかりした黄色っぽさを感じる色合いで、なんとなく濃そうな見た目。
香りは残念ながら弱め。グラスの奥の方にリンゴのようなフルーティさと針葉樹のようなスッキリ・フレーバーを感じはするけど、
いかんせん弱くて残念な感じ。
そして味わいも弱いんだな、これが。
甘さ控えめ、酸味も控えめ。旨味だけがしっかりしていて寡黙な印象の味わいです。
販売店のサイトの説明では
『バナナやパイナップル、洋ナシの香り、まろやかな舌触りとしっかりとしたボディのある味わい』
とあるけど、正直言って洋ナシの香り以外はほとんどそういう雰囲気は感じられません。
まさかのニ連続ブショネ!?・・・かどうかは不明だけど、
これも若干「状態に難アリ」なワインのような気はします。
積極的にネガティブな要素があるわけでないので、つまんないだけで飲むのに大きな問題はないんだけど・・・
なんかツイてないなぁ。リベンジ失敗です。
点数 | (61点) |
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リンク |
11月のスペシャルワインセット赤4本白2本 9,720円 Aquilae Chardonnay 2015 [CVA Canicatti] 1,587円 |
今月頭の欧州出張以来どーも体重が増えがちで、本日現在平時の60kg前後から約1.0~1.5kg増しの状況。
大抵は「そのうち戻るさ」で済むわけだけど、どうも今回は高値安定、さらには腰回りの皮下脂肪の厚みが増したような感じ。
「こりゃちょっと手を打たねば」ということで、本日は帰宅途中で近くの市民プールに寄って1時間ほど泳いできました。
久しぶり泳ぐとたった1,000m程度でも疲れる疲れる。しかも足がツルし。
それでも勢い余って回数券を買ってしまいました。11枚綴りで3,000円也。
これがなくなる年末ごろまでには以前の体重に戻っているものと皮算用しています。
名称 | Kumala Pinotage / Shiraz 2014 クマラ ピノタージュ シラーズ 2014 |
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生産者 | Kumala クマラ |
価格 | 538円 |
購入店 | やまや洋光台店 |
そして火曜は本来休肝日ですが、本日は休前日ということもあり飲んじゃいます。
夕食のメニューは鶏肉の白麹焼きとか。
ワインは、「南アフリカ強化期間」継続中ということで、月初に稽古した白と同じ銘柄の赤、
そして7年前にも稽古済みのピノタージュ&シラーズ。
このワインにも「酸味料含有」の表記があります。
色は、「これって良いトコロのブルゴーニュ?」ってくらいの赤紫色、エッジにガーネットのグラデーションもあって、
若い南アフリカのワインのイメージとは大きく異なります。
香りのボリュームは結構しっかりしていて、甘酸っぱいプラムのようなフルーティさがダイレクトに感じられます。
味も、香りの印象通り甘酸っぱい。数値を測定すると、糖度の8.6は明らかに甘い。
でも、pHの4.1は決して酸っぱくない。要は渋みが弱いと赤ワインってのは甘酸っぱく感じる、ということだと思います。
赤なのに軽かったり、酸味料含有の違和感もあったり、
いろいろ難癖を付けたい部分はあったりもするけど、お値段ワンコインだからねぇ。
同価格帯のチリあたりと比較しても、そこそこ戦えていい確率で勝利する可能性を感じます。
そういった意味で、安ワイン者が次に注目すべき産地は南アフリカで間違いありません。
点数 | 71点 |
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本日は、9月に左手中指を骨折して以来、久しぶりのバンド練習。
場所は、いつもの代々木のスタジオが取れなかったので五反田で。
まだ指はちゃんと曲がらないんだけど、それでもまぁなんとかなるもんです。
KbのMz氏には「ギターソロが笑点のテーマソングのようだ」と言われても馬耳東風。それがジャパニーズ・ソウルだ!
・・・などといった言い逃れは置いといて、練習後は毎度の飲みながらの反省会。「反省」なんてしないっすけどね。
場所は、五反田駅西口側すぐのところにある串だおれ 五反田店というところ。
いわゆる雑居ビルの二階にあります。
注文は以下でございます(価格は全て税別)。
串カツ10本盛り合わせ | 980円(左写真手前) |
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ガッツリ肉食10種盛り | 1,280円(左写真奥) |
串揚げ(アジ) | 100円×4 |
串揚げ(キス) | 120円×4 |
串揚げ(帆立) | 180円×4 |
おでん(大根) | 100円 |
おでん(ちくわ) | 120円 |
おでん(こんにゃく) | 120円 |
おでん(がんも) | 140円 |
タコぶつ | 590円 |
もやしのナムル | 290円 |
鶏の唐揚げ | 390円 |
ニラ玉 | 390円 |
タラモサラダ | 490円 |
ソース焼きそば | 590円 |
飲み物は、まずは生ビール 390円をガブガブと。プレミアム・モルツがジョッキでこの値段なのはありがたいっす。
そして、「安ワイン道場師範」たるものワインとの稽古は欠かせません。
赤ワインと白ワインをグラスで同時に。お値段1杯390円でジョッキのビールと同価格。
アルコール類はサントリーが入れているみたいなんで、お約束のカルロ・ロッシかと思ったけど、
ああいう甘く媚びた感じじゃなくて単に薄いワイン。イタリアあたりかなぁ?タヴェルネッロ?
赤の方には澱が入っていたのも居酒屋のグラスワインとしては大変珍しい。珍しいだけで嬉しくはないけどね。
このワインが390円とは良い商売ですな。
ちなみにボジョレー・ヌーボーもありました。グラス1杯580円だったのが既に500円に値下げされていましたが、
偏屈モノな師範はご遠慮させて頂きました。
この他、ハイボール類とかいろいろ飲んで、お会計は4人分トータルで15,000円強。
串揚げは美味いです。ビールもグッド。
ジャンクな美味しさの串揚げをビールでカカーッと流し込むのがナイスな店ですな。
2時間弱でサクッと退散致しました。
本日の夕食は、次女が強力粉から作ったパンに、パストラミ・ビーフやスモーク・サーモンやトマトを挟んだものと、 師範代謹製のミート・ラザニアと野菜サラダ。 最近次女はパン作りにはまっています。 師範が小学六年生の頃は、パンが自分で作れるものだとはこれっぽっちも思わなかったな。
名称 | Guardengo 2014 グアルデンゴ 2014 |
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生産者 | Lucchetti ルッケッティ |
価格 | 1,764円 (単品価格 2,116円) |
購入店 | トスカニー イタリアワイン専門店 |
ワインは、イタリアワイン赤4本白2本セット・税送料込み9,720円からの一本。
このセットは、先日レストランで飲んで大変気に入ったワインを買う際に送料無料にすべく買ったものですが、
結構知らない銘柄が多くて、楽しみなセットではあります。
コルクをねじ込もうとするとボトルの中に沈んでいったので、注意深く抜栓。
液面に触れていた部分には黒い筋、コルクを嗅ぐと明らかに酢酸臭。ちょっと状態を疑いながら稽古開始。
色は、しっかりと濃い紫色。イタリア産にありがちな赤みはあまり感じず、ボルドーみたいな青くて暗い色合いです。
香りは極めて特徴的。オレンジの皮っぽいツンッとした酸を感じるフルーツ感に、イタリア産にありがちな青畳っぽさ、
そして湿布薬やマジックインキのようなちょっとケミカル系の香り。
あと、酒場の路地裏のようなアンモニア臭を感じる不衛生な雰囲気。正直あまり良い香りではありません。
ラクリマ種という品種に馴染みが無いので、本来こういう香りなのかは判りませんが、かなり異端の香りではあります。
味は、色や香りの印象からすると非常に軽い。糖度は7.4もあるんだけど甘さは感じず、酸味が中心の味わいです。
ヘンテコな香りの向こうっ側にフレッシュな感じは感じ取れるんだけど、やっぱりブショネじゃないっすかね?コレ。
初めて利用するショップの一本目がブショネとは、残念なことこの上なし。
ブショネ、天然コルクを使う限りある一定の割合で避けられないのは分かっているし、
変な強さのあるワインじゃ無いしだんだんその状態も薄らいでor慣れて来たけど、やっぱり悲しいっすねぇ。
ホントはもっと魅力的なワインだったんだろうなぁ、と。
点数 | (59点) |
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リンク |
11月のスペシャルワインセット赤4本白2本 9,720円 Guardengo 2014 [Lucchetti] 2,116円 |
名称 | Sierra Batuco Reserva Pinot Grigio 2016 シエラ・バトゥコ レセルバ ピノ・グリージョ 2016 |
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生産者 | Sierra Batuco (Invina Ltda.)
シエラ・バトゥコ (インビーナ・リミターダ) |
価格 | 568円 |
購入店 | コストコ ホールセール金沢シーサイド店 |
本日の夕食は、鶏手羽中の唐揚げ、肉じゃが、大学芋。
赤でも白でも、といったメニューだけど、ここんとこ赤が続いたので本日は白で。
また、ここんとこ道場稽古範囲でもちょっと上の価格帯が続いたので、
気を引き締める意味で「ほぼワンコイン」なお手軽価格帯のチリ産。
以前稽古したのは上のクラスの赤でしたが、これでも"Reserva"なんて書かれています。
ちなみにヴィンテージは2016年、なんとヌーヴォーじゃないですか!!!って、
南半球産なんで半年前ですけどね。
色は(右のボトル写真でもお分かりかもだけど)結構赤みを感じて、黄金色からわずかにオレンジがかった感じ。
香りのボリュームは弱め。柑橘類ではなくピーチやメロンといった甘い系のフルーツを想わせる香り。
味わいは、ほんのり甘くて旨味を感じ、酸味はかなり控えめ。
僅かに炭酸が残ったチリチリ感もあったりします。
二杯目くらいまでは「良いじゃん良いじゃん」だったんだけど、
三杯目くらいから急激に飲み飽きして杯が進みません。
そういうの多いよね、南米産のワインって。
この値段の割にはちゃんとしたワインだし、軽すぎたりするような残念感は全然無いんだけど、
なんとなく全体に押しつけがましさがあって一人飲みだとグッとこないワインです。
でもなぁ、この値段だからなぁ。ビストロとかのグラスワインにキッチリ冷やして使うんであれば十分アリだと思います。
グラスになみなみと180mlくらい、それが一杯400円だったら絶対大ウケします。
それでも原価率は30%台に収まりますし。
一杯分だけ残って翌日再稽古。色はオレンジというより薄ピンクの方が近いかも。 香りはちょっと増したかも知れません。やはりピーチ的な甘いフルーツ香です。 味は、ちょっと酸を感じるようになったかな?とにかく何のケアもしない翌日でも平気、 かえって好印象だったりするんで、グラスワイン用途にはナイスかと思われます。
点数 | 69(+1)点 |
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名称 | Moulin-a-Vent "Exclusive Selection" 2015 ムーラン・ナ・ヴァン "エクスクルーシヴ・セレクション" 2015 |
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生産者 | Dom. des Rosiers (Georges Dubœuf) ドメーヌ・デ・ロシエ (ジョルジュ・デュブッフ) |
価格 | (サントリーさんから:参考価格 2,812円 @amazon) |
購入店 |
明日はボージョレ・ヌーヴォーの解禁日だそうですが、
11月のページの先頭にも書いた主義主張により、
道場ではヌーヴォーを解禁日に飲むことは「積極的には」やりません(街角試飲くらいはしてくるかもです)。
というわけで本日のチョイスは「ボージョレ・非ヌーヴォー」、
2015年産のクリュ・ボージョレで、畑はムーラン・ナ・ヴァン。
これもサントリーさんから頂戴いたしました。
Amazon限定、「ボージョレの帝王」ジョルジュ・デュブッフが監修するワインで、限定1,300本とのことです。
いつもありがとうございます。
ちなみに本日の夕食の調理担当は師範で、
メニューは豪州牛肩ロースステーキ、モヤシ炒め、小松菜のお浸し、月見つくね(お惣菜)、海藻スープ(インスタント)。
豪州牛はなんとなくハラミ的な臭いのある肉だったんで(安かったんです)、焼肉のタレで甘辛く味付けしました。
さてワインですが、色は非常に濃い青紫色です。この色からブルゴーニュ地方ってのは想起しにくくて、
エッジまでビシッと紫色な感じからローヌとかラングドックあたりの南仏産っぽく感じる色あいです。
香りは、グジュッと潰れたイチゴみたいな熟れた果実香に、青畳っぽい乾いた青っぽさがプラス。
香りのボリュームは結構ありますが、やや野暮ったい感じが残念。
味は、口に含んですぐはスーッと入ってくるんだけど、その後に旺盛な渋味が幅を効かせます。
甘さはちゃんとあるんだけどとにかく渋味がしっかりで、かなりカタブツな印象です。
ポテンシャルは感じるんだけど、今飲んでも若すぎる感じは否めません。
前回稽古した2015年産のフルーリーもそうだったけど、
クリュ・ボージョレは1年程度じゃまだまだ固くて手強い感じがありますな。
もしかすると、ガメイ種を使ったこの地域のワインってのはそもそもそういう特性なのかも。
だから、『普通に造ったんじゃ美味しく飲めるまでの時間が掛かり在庫が増えてシャレにならん、
ここは若くても出荷できるヌーヴォーを出すべし』という生産者サイドの戦略あってのヌーヴォーなんじゃないかな?
だとすればそのビジネス・センスには脱帽です。
そして、「初物をありがたがる国民性」「本国より数時間早く飲める優越感」を刺激して、
遠く離れた日本にターゲットを置いたのが流通サイドの戦略があって、
それら二つ戦略が見事にハマった結果が今の『ボージョレ狂想曲』なんでしょうな。
点数 | 72点 |
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リンク | Moulin-A-Vent "Exclusive Selection" 2015 [Dom. des Rosiers (Georges Duboeuf)] 2,812円 |
道場のシンボルツリーのジューンベリー、 一週間見ない間にいきなり紅葉しておりました。 今年は黄色というより赤に近い色合い。毎年結構違います。 面白いものですな。
名称 | Savigny-les-Beaune 1er Cru "Les Serpentières" 2011 サヴィニー・レ・ボーヌ プルミエ・クリュ "レ・セルパンティエール" 2011 |
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生産者 | Maurice Ecard et Fils モーリス・エカール・エ・フィス |
価格 | 2,923円 (単品価格 3,758円) |
購入店 | 京橋ワイン |
本日の夕食は、豚ヒレカツ、鶏ササミの天ぷら、野菜(にんじん、カボチャ)の天ぷら、マカロニサラダ。
主食はワカメご飯。やっぱり美味いよね、揚げ物
そしてワインは、ブルゴーニュ4本セットからの最後の1本、セットの中では一番高級品だったサヴィニ・レ・ボーヌの一級畑をチョイス。
この銘柄は2008年に1998年産と稽古済み。
その時の印象は結構良かったみたいなんで、期待と共に抜栓します。
色は、薄めで澄んだ紫色。エッジにほんのりオレンジ色の雰囲気。
大変にキレイな色です。ブルゴーニュはこの色に代金の1/3くらいを取られている気がします。
香りも、ボリュームはまずまずで、ケモノっぽいエロティックな香りにプラムのようなキュッとした果実の香りが伴います。
味は、軽い甘味があって酸味しっかり、渋味は軽くてとてもスムーズ。若干スムーズ過ぎて飲んだ気がしないくらいかも。
酸味が苦手な人で無ければ、秋の夜長の食卓を彩るちょっと贅沢な一人飲み用のワインとしてバッチリだと思います。
ただ、「3,000円以上するのにこの酸っぱさ、この軽さはなんだ!」とご立腹される方もおられるでしょう。
そういう人にはお勧めしません。
軽くて酸っぱいワインは飽きるほど飲んできた、
生粋の安ワイン者かつブルゴーニュ好きという狭いターゲット層にはキッチリハマるワインだと思いますが。
点数 | 80点 |
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リンク |
厳選ブルゴーニュ赤ワイン4本セット 10,778円 Savigny-les-Beaune 1er Cru "Les Serpentieres" 2011 [Maurice Ecard et Fils] 3.758円 |
名称 | Stark-Condé "Vineyard Selection" Cabernet Sauvignon 2014 スターク・コンデ "ヴィンヤード・セレクション" カベルネ・ソーヴィニョン 2014 |
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生産者 | Stark-Condé Wines
スターク・コンデ・ワインズ |
価格 | 1,298円 |
購入店 | コストコ ホールセール金沢シーサイド店 |
本日の夕食は、豚ロース肉のソテー、水菜のおひたし、ヒジキの煮物。
ワインは、「注目度アップ継続中」の産地南アフリカのカベルネ・ソーヴィニョン。
この銘柄のシラーの2013年産とは、春に稽古済み。
その時は「若過ぎでしょ!」って感じだったんだけど、更に若いこのカベルネはどんな感じでしょうか、と。
色は、しっかりと濃い紫色で、グラスの向こうは透けません。
若いのでエッジまでシンプルに濃い色合いです。
香りは、ドカーン!と来るようなボリュームは無いけど、カシスやブルーベリーみたいな濃い色のフルーツ系の香りがします。
そして、このワインの良さは香りより味わいにあります。
渋味もあるけど柔らかで、甘さたっぷり(糖度8.0)で酸味もしっかり(ph3.2)で、全体にふくよかで厚みのある味わいです。
シラーに感じたような若くてガシガシな雰囲気はなくて、
ふくよかでたっぷりした味吟醸のワインです。今飲むならシラーより断然こっちですね。
ただ、終始同じ感じなんで若干の飲み飽きは禁じ得ません。
そこが軽微な残念ポイントではあるけど、
ある意味完成された感じで間違いなく万人受けするしお値段もお手頃なんで、
買って損したと感じる人は極めて少ないと思われます。
点数 | 79点 |
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先週日曜から本日まで、欧州(ロンドン、パリ)に行ってました。 おシゴトでの出張なんで道場の業務とは関係ないんですが、 いろいろ飲み喰いもしたんでその間の稽古日誌を鋭意執筆中。乞うご期待であります。
更新しました。
名称 | Andes Valley Merlot 2015 アンデス・ヴァレー メルロー 2015 |
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生産者 | (V-mark) (Vマーク) |
価格 | 368円 (Half) |
購入店 | 京急ストア 品川店 |
帰りの飛行機の到着時刻は午後4時前。
それから数時間前までワインとか飲んでいたんで、家でフルボトルを開ける元気はなく、
ビール一本空けた後ハーフボトルのこのワインをチョイス。
この銘柄の白は稽古していて、
値段の割には上出来だった気がしております。
色はかなりしっかりと濃い紫色で、この値段にありがちな「なんちゃって感」は感じられません。
香りもなるほど南米のメルローな、やさしいベリーっぽさと若干の青臭さが感じられます。
味も正直あまり文句を付けるポイントが無いなぁ。
それなりに濃くて、渋味は丸くて甘さしっかり酸味もあって、普通においしい赤ワインです。
この銘柄、日本航空のエコノミー用ワインに使って頂けませんかね?
「私鉄系スーパー共同企画のワイン」とのことなんで、生産量は十分にあるんだと思うし。
ともあれハーフボトルとはいえディープ・アンダー・ワンコインでこのパフォーマンスは結構頑張っていると思います。
点数 | 72点 |
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出張五日目、いよいよ今日は帰国日。
右写真がHoliday Inn Basingstokeの朝食ブッフェ。
肉類はいろいろあるんだけど野菜が無い、茶色い朝食です。
それでも別に飽きるわけではありませんでした。
種類に偏りはあるけど、それぞれはそれなりに美味しい朝食でしたね。
本日はロンドン市内でおシゴトのため、朝8時台の列車で移動。 列車は良いよね、渋滞が無くて。世の中、自家用車じゃなくてもっと列車を始めとした公共交通機関を発達させるべきですわ。 その点イギリスの列車は本数も多くて定時性も高くて優秀でした。
昼食は、ロンドンの南側のターミナル駅であるウオータールー駅のすぐ前にあるWahacaというメキシコ料理店で。
イギリス、特にロンドンって、どこの国の料理でも食べられて、お金を払えば美味しいものにありつけるけど、
自国の料理にメジャーなのが無いのがねぇ。帝国主義というかウィンブルドン現象というか、
他国から良いものを持ってくる&場所を提供して他の国にやらせる、という文化が根底にあるのかも知れません。
そんな下手の考えは置いといて、注文した料理は、WAHACA SELECTIONという二人前£23のセットと、
MEXICAN FEASTという二人前£36のセットを4人でシェア。左写真はその中のHuiltlacoche empanadas。
多分、ですけど。
メキシコ料理なんてめったに食べないので、これがメキシコ料理の中で美味いか不味いかは判断できませんが、
一番感じるのは「あるじゃんイギリスにも生野菜いろいろ」です。
それがあるだけでいきなりポイント高くなります。
でも、お値段的には実際はそんなに安くないんだな。料理だけで一人2,000円くらいかかっているわけで、
普通の庶民が普通に食べるランチではないのかも知れません。
午後3時ごろに今回の出張の目的がすべて終了。 お疲れさま&WrapUpということで、ウォータールー駅構内にあるNatural Kitchenというカフェでミーティング。 打ち上げ気分の師範はビールを頂かせて頂きます。銘柄はFrontier Craft Lagerだったような。 お値段は覚えてませんが、確か£5くらいだったと思います。 クラフトビールらしい、華やかな香りが楽しめるビールでした。
午後4時頃すべての予定が終了、ウォータールー駅から地下鉄でパディントン駅へ、 そしてヒースロー行き高速列車"Heathlow Express"で空港へ向かいました。 でも、ちゃんと調べたらウォータールーからだと地下鉄だけを使ってもヒースローまでそんなに時間は変わらないのね。 Zone4の地下鉄乗り放題券を持っていたので、コスト的にはそっちが安かったんだけど、 乗ったこと無い列車には乗ってみたい、という微量の鉄分を含む師範はこの列車に乗れてハッピーでした。
ロンドン・パディントン駅からヒースロー空港までたったの15分。
やっぱり「列車バンザイ」であります。
そんなわけで前回と違って、今回はヒースロー空港で若干時間の余裕があります。
そうなると「タダ酒は飲まないと気が済まない」師範としては、
カードに付帯するサービスで利用できるラウンジに足が向いてしまいます。
向かったのは、Heathrow No.1というラウンジ。
帰りの便のゲートからはちょっと離れてましたが、タダ酒の前にはそんなことはまったく気になりません。
このラウンジを探して歩いたこともあって、搭乗までの時間は20分程度。
そそくさとカウンターに向かい「白ワインを下さい」と伝えると、グラスになみなみと注いで出されました。
さすがに面倒で銘柄チェックまではしませんでしたが、雰囲気的にはニューワールドのシャルドネっぽい感じ。
こういう場所のグラスワインとしては適切な選択だと思います・・・と上から目線。
時間があまりないのでそそくさと白を飲み干し、次は「赤ワインを下さい」と注文。
多分スペイン、それもリオハのワインだったんじゃないかと思います。
カウンターの係員の様子を見ていると、実はグラスワインでも種類が選べたみたいです。
とはいっても流石に20分でグラスたっぷりのワインを2杯以上飲む元気はありませんでしたが。
ぼやぼやしていたら遠いゲートで"Now boarding"の表示、
ゆっくりする暇もなく「一杯引っ掛けた」くらいな感じで退散しました。
フライトは定刻、全員乗ってドアが閉まった後、トラブル発生ということで1時間くらい離陸待ち。
機長の説明によれば『本機をけん引する車のトラブル』とのことだったんだけど、師範にはそうは思えなかったね。
だって、30分以上ずーっとかなりの出力でエンジンを回したり、いろいろエンジン・チェックしていたのが明白だから。
多分エンジントラブルがあって修理して、OKを確認してから出発したんだと思うけど、
さすがにそれをそのまま伝えると乗客が動揺するんで上記のアナウンスになったんじゃないかと邪推します。
というわで定刻より1時間近く遅れて離陸。
機内サービスのワインは行きと同じなんで説明割愛させて頂きます。
今回の師範の席は27K、エコノミーですが結構前の方。
そしてこの席の素晴らしいポイントは、3列ではなく2列であること。
窓際シートでも結構楽に通路に出られます。
隣に座った見知らぬ人と「良い席でラッキーでしたね」と意気投合しておりました。
JALのB777-300に乗られるエコノミー&窓際派な方は是非ご利用下さい。
さて本日の機内食は、天ぷらの代わりにフライが乗った天丼的なもの。周りの副菜は美味いけど、このメインはイケません。
なぜこういうオリジナルな発想の料理を提供しようと考えるんですかね?普通で良いじゃん普通で、と思います。
飲み物も、さすがにイケてないワインを追加で飲むのもアレだったんで、ここはひとつチャレンジということで「日本酒を下さい」と注文。
銘柄は月桂冠の"Cup-Ace"というものでした。ガラスボトルの上部にプラスチック製のお猪口がついて、
一本180mlだから二合ですな。
中身はいわゆる普通酒だけど、チャレンジすることに価値があるわけです。
そんな感じで、ロンドン市内でビール飲んで、ヒースローのラウンジでたっぷりワイン×2、
機内サービスでミニボトルのワイン×2と二合の清酒。そりゃ眠くもなりますわ。Zzz..
2~3時間くらい寝たかな?帰りの便で見た映画は二本。一本は「二ツ星の料理人」という洋画、もう一本は「後妻業の女」という邦画。 正直なところ、行きに見た「シン・ゴジラ」や「君の名は。」みたいな荒唐無稽系より、 こういうリアリティのある映画の方が師範は好きです。 映画館の大スクリーンで見ると違った印象になるのかも知れませんが。
そうこうしておりますうちに日付は変わって11日、飛行機はシベリア上空を通過して日本海へ。 JALのエコノミーは、席間が広いし映画は見切れないほどあるし機内サービスは充実、 機内食も他よりはまともだと思われます。 ただ一点残念なのがワインがつまらない。「エコノミーのくせに」とお思いでしょうが、 同じ仕入れ値でもっと良い選択肢があるような気がしてなりません。 別に今の日本人に「フランス産が一流」と考えている人は少ないっすよ。 イギリスみたく、世界各国から良いトコ取りするフレキシブルさを持って欲しいものであります。
着陸の2時間前、軽食のサービス。ランチの時間なんで白ワインを頂きました。
文句は言いながらもやっぱりワインを飲んでしまうのが安ワイン者の悲しき性です。
着陸の少し前、雲の上に顔を出した富士山が見えました。日本に帰って来たぞー、であります。
出張四日目。本日は、ロンドンを離れて隣国フランスのパリまで日帰り出張in主張。 フライトは、ロンドン・ガトウィック空港8:10発パリ・シャルル・ド・ゴール空港行きeasyJet8323便。 師範的には初めてのLCC(格安航空会社)利用です。
「フライトの30分前には来い」ってことなんで、余裕を見て朝5時30分にタクシーでホテルを出発
・・・したんだけど、ガトウィック空港手前の高速出口で大渋滞。
空港内を延々ダッシュしてようやく間に合ったような状態。
やっぱり車は時間が読めないのでイカンよね。
東京のように基本的には電車で移動するスタイルの方が、
時間とエネルギーに無駄が無くて効率が良い社会だとつくづく感じます。
シャルル・ド・ゴールに着いた後、タクシーでパリ中心部の目的地へ。
ここでも結構な渋滞に捕まって時間をロス。
右写真のような道路が放射状に張り巡らされたパリの街並みも、ほとんど楽しむ余裕はありませんでした。
もったいないなぁ・・・ですが、目的はシゴトですからね。
パリ北駅付近の目的地に到着したのが午前11時30分過ぎ、朝から何も食べていない一行は、
とりあえず近くのビストロで腹ごなし。店はBistrot DELLACというところ。
12時開店のようで、まだ店は開店準備中でしたが、入店オッケーということで入れて頂きました。
ランチのメニューは、€11のセットと€16のセット。
€16の方はメイン+前菜orデザートで、内容がいろいろ選べたので皆そちらにしました。
ここで師範が選んだのは以下であります。
前菜 | トマトとパルメザンチーズのカルパッチョ | (右上写真) |
---|---|---|
メイン | サーロインステーキ | (左写真) |
前菜は、「カルパッチョ」なんて書かれていますが、その内容は冷やしトマトのサラダですな。 自宅でも作れそうなメニューではあります。 メインのサーロイン・ステーキは初日にも食べたわけですが、 やっぱりフランスはソースの国、単に焼いただけじゃなくてスパイシーなソースがかけられています。 ワインに合わせたら美味かっただろうなぁ・・・って昼ですけどね。 でも周りのビジネスマン的現地のお客さんは、ワインとかビールとか飲んでるわけですよ。良い国ですなぁ。
右写真は、午後のおシゴトの移動中、シャンゼリゼ通りを横切る際に見えたエッフェル塔。 この写真じゃ小さくて見えないよね。あはははぁ。
帰りのフライトは、パリ・シャルル・ド・ゴール空港19:30発ロンドン・ガトウィック空港行きeasyJet8326便。
シャルル・ド・ゴールへの道中も、パリの高速環状線で渋滞していて結構ギリギリ。
時間があれば免税店のワインくらい見かったんだけどなぁ。
ちなみにLCCのeasyJet、ロンドン―パリ間くらいの短距離飛行(45分)であれば、
席がどうとかサービスがどうとか気になりません。「空飛ぶシャトルバス」ですね。
ロンドン・ガトウィック空港に到着したのは午後8時前。
easyJetはゲートクローズする時間が早いため、搭乗する時はすごく急がされますが、定時性は高いですね。
これからホテルに帰って夕食、となるとかなり遅くなってしまうので、
夕食はガトウィック空港出発ロビーの端にあるThe Nicolas Culpeperというレストランで。
料理は、一人一皿をオーダーすることにして、師範のチョイスは
Culpaper Ale Battered Cod、いわゆるフィッシュ&チップスです。
お値段£11.95、せっかくロンドンなんだから一度は食べておかないとね。
内容は、写真の通り大量のポテトフライの上に、カラッと揚がった巨大なタラのフライ。
あとは焼かれたレモンに豆のピュレ、Homemadeらしいタルタルソース。
見事に黄緑色から薄茶色に色彩が統一されたお皿です(笑)。
肝心のタラのフライは、一口目は「おぉこれ美味いじゃん!」となります。
そして中盤に差し掛かるころ、「あれ、一部衣が生だけど」ということに気づきます。
更に最後には「さすがに飽きましてござる」となってしまいます。
ヴィネガーを貰って味を変えれば良かったんだけど、なんかそれすらも面倒な感じで。
さすがに皆さん空港のレストランでガッツリ飲む蛮勇もなく、
今宵は↓のワイン一本に留めました。
名称 | Altoritas Sauvignon Blanc 2016 アルトリタス ソーヴィニョン・ブラン 2016 |
---|---|
生産者 | Luis Felipe Edwards ルイス・フェリペ・エドワーズ |
価格 | (£16.95) |
購入店 | The Nicolas Culpeper |
空港併設のレストランだからといって案外侮れなくて、ワインは赤白5種類ずつくらいありました。
グラスとボトルの値段差が従量制に近いのはここでも同じです。
今回の出張で同行したメンバーと飲むワインは多分コレが最後、
と思うとハズすわけには参りません。
もし一人だったらイタリア産のピノ・グリージョを選んでいたと思うけど、
ゲヴュルツトラミネールと双璧を成す「素人ウケ品種」であるソーヴィニョン・ブランをチョイスしました。
産地はチリ、お値段£16.95はリストの中で最安値です・・・って、最安値チョイス率がとても高くなってしまっております。
色は普通に薄め、乱暴に言えば特段どうとういうことの無い色です。
でも香りはちょっとイイです。
狙い通りいかにもニューワールドのソーヴィニョン・ブランらしいパイナップル的なトロピカル・フルーツ香とハーブ香、
それにいわゆる「猫のオシッコ」的な感じもあって、同行者も「これはフルーティ」と言ってました。
味も、ニューワールドのソーヴィニョン・ブランらしい厚みがあって、
三人で1本でも物足りない感じはありません。
この値段だから、正直70点くらいのワインを想像していましたが、
結果的には72点と、予想を若干超えてくれました。
例えば日本の空港で、ボトルであっても2,000円程度でこういうワイン飲める店って無いですよね。
物価自体は日本も英国もそんなに違いません。
ただ、ワインが「日常皆さん飲んで楽しむもの」なのか、「暴利が貪れるラッキーな商材」なのかの違いではないかと。
日本の外食産業には「ちゃんとしたグラスでボトル2,000円強、グラス250mlで800円くらい、グラス125mlなら500円くらい」
で提供して欲しい、そうしないと結局定着しないと思います。
点数 | 72点 |
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食事の後、ガトウィック空港を出たのが21:00過ぎ。 さすがにこの時間だとタクシーも順調で、Basingstokeの宿に帰り着いたのは午後10時30分頃でした。 明日も早いし初日に買ったワインの残りもあるし、本日はビールを飲まずにご就寝、でありました。
欧州出張三日目。左写真が今朝の部屋からの眺め。 11月もまだ前半なのになんと霜が降りております。イギリス、寒いっす。
昨日分で書いたように、ここの朝食には(焼いたトマトとマッシュルーム以外)野菜が一切ないので、 その分を大量のフルーツで補います。 それにしてもこのフルーツの中でイギリス産の可能性があるのはリンゴくらいじゃ無いかな? あとはきっと輸入品。 英国の帝国主義の歴史は、実はビタミンの確保に端を発している・・・わけないか。
一日オシゴト終了。本日の夕食は、Basingstokeにあるピザ・ハウスPizza Expressにて。
現地駐在の方に予約して頂きました。訪問したのは出張者3名です。
店内は結構広くて、50人以上は入れるかも。
午後7時に入店した時点で結構席は埋まってました。
というか、イギリス人って日本人並みに夕食の時間が早い気がする。
だいたい午後6時台からスタートして8時頃には終了する人が多いような。
大陸側だともっとずっと遅いよね。
この店で注文した料理は以下。3人でシェアしました。
Doppio Dough Ball | £7.80 |
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Superfood Salad | £11.15 (上写真) |
Margerita | £8.60 (左写真手前) |
Romana Padana | £12.70 (左写真奥) |
"Doppio Dough Ball"ってのはちいさなお饅頭サイズのパン。
トマトソースorバジルソースorバターに付けて食べます。なかなかナイスでした。
あと、サラダも野菜たっぷりで美味しく、ピザも満足のいく内容。
「イギリスは食べ物がマズい」というのは過去の話になっているんでしょうか?
・・・あ、サンドイッチとかを適当に食べている昼飯はその説に該当してますが。
飲み物は、下記のワイン2本を3人でシェアしました。
名称 | Baglio Re Grillo / Chardonnay 2015 バーリオ・レ グリッロ/シャルドネ 2015 |
---|---|
生産者 | Cusumano クズマーノ |
価格 | (£15.55) |
購入店 | Pizza Express |
この店のワインリストは白が6種、赤が7種、ロゼが2種。
ここも高いヤツの一部を除いてグラスワインでのサービスがあります。
まずは白から、ってことで、師範のおメガネに叶ったのは、
一番安かったシチリア産のグリッロ&シャルドネか、
下から3番目のヴェネト産のピノ・グリージョ。
ここはひとつ店員さんに相談することにして、なんと店員さんのお薦めはニュージーランド産のソーヴィニョン・ブラン。
「イタリア料理なんでイタリア・ワインが飲みたいんです」と伝えたところ、
一番安いグリッロ・シャルドネを推薦されました。
お値段£15.55は日本円で2,200円程度、非常にリーズナブルです。
色は・・・どうだったっけ?
結構キラキラしてキレイだったように思います。
香りのボリュームは結構しっかりしていて、
いかにも南の島で育ったブドウです的な、甘い蜜の香りが楽しめます。
味も、甘味も酸味もしっかりしていて、飲み応えがあります。
3人でシェアしたので、スッと胃の腑に収まりました。
陽気なイタリアンに合わせるのにピッタリな雰囲気で、このワインはアタリです。
同行者の方も『これはあまり飲んだことが無い』という反応で、
師範的にはホッと胸をなでおろしたところです。
点数 | 76点 |
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名称 | Baglio Re Nello d'Avola / Shiraz 2015 バーリオ・レ ネッロ・ダヴォーラ/シラーズ 2015 |
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生産者 | Cusumano クズマーノ |
価格 | (£15.55) |
購入店 | Pizza Express |
赤も師範が選択。
白のシチリア産に気を良くして、二匹目のドジョウを狙ってまたシチリア産。
でも選択肢があって、一方はネロ・ダヴォラ&シラーズ、
もう一方はメルロー。
リストに説明があって、ネロ・ダヴォラ&シラーズの方は"Soft and medium-bodied ..."、メルローの方は"Big and bold, this full-bodied..."。
後者だとまだ固いってことだろうという気がしたし、
普段あまりワインを飲まれない方には軽めの方が良かろうと考えて、
これまたリストの一番上、最も安いヤツをチョイスしました。
色は、予想通りそれほど濃くはありません。中くらいのサイズのグラスでも向こうが透け、やや赤みを感じる紫色です。
香りは結構良い感じです。ボリュームもあるし、イタリアらしいスミレとか桜餅っぽさもあって、
更には樽熟を感じさせる香ばしい雰囲気もあります。
味も、予想した通りあまり重くなく、いい意味で軽くてスムーズな感じ。
若い赤の良さがダイレクトに伝わってきます。
ピザに合わせて気軽に楽しむにはもってこいのワインでした。
今回の出張ではこれまでどちらかというとニューワールド系を選んで来ましたが、
よく考えたら近郊ヨーロッパのワインの方が輸送のダメージが少なくて良いのかも。
白も赤も、こういうクオリティのワインがレストランで2,000円ちょっとで飲めるというのは正直羨ましいっすね。
点数 | 77点 |
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お支払いは、3人分トータルに多少のチップを加えて£80、日本円で10,000円強。
気軽な店でこの値段、物価は決して安くないなと感じる金額だけど、ワインが安く飲めたので個人的には満足感が高い店でした。
その後ホテルに帰って、また性懲りもなく裏のコンビニでビールを調達。
本日のチョイスはPUNK IPAという銘柄、いつもより少ない330mlで£1.99。
これが、いかにもIPA(インディア・ペール・エール)らしい苦味とフルーティな香りがあって、
量は少ないけど満足感の高いビールでした。
明日は朝が早いので夜11時頃にはご就寝。おやすみなさい。
欧州出張二日目。左写真が今回の宿であるHoliday Inn Basingstokeの外観。 郊外に建つ二階建ての普通のビジネスホテルです。 実は現地の方に薦められたホテルは別のところだったんだけど、あいにくそこは満室だったのでココに。 コンビニが近い以外は特に・・・という感じです。
ここのレストランで朝食を。フルーツはあるけど生野菜は一切ないというガチなイギリス仕様 ・・・てかこの国の人は生野菜を食べないのかね?昨日のイングリッシュ・パブでも無かったし。
一日おシゴトをした後、
本日の夕食はロンドンの郊外のOxfordという街にあるThaikunというタイ料理屋。
同行者4名で通りを何軒か見て回ったけど、一番繁盛してそうな店がここだったので、という理由でチョイス。
1階と地下にフロアがあってかなりのキャパがある店です。
飲み物は、「とりあえずビール」ってことでFounders Pale Aleという銘柄を。
缶ビール350mlで£4.0、日本円で560円くらいってのは決して安くないですな。
それでもキッチリ冷えている点はナイスです。
そのあたりはさすがアジア系の料理店、という気がします。
ここでは、まず皆で前菜盛り合わせ4人前£34(左写真)をシェア。
内容は、画面奥から水餃子、揚げ春巻、魚の練り物、牛肉の炒め物。
餃子や春巻がタイ料理だっけ?と不思議な気がしないではありませんが、
ビールのアテにちょっとずつってのは具合が良かった感じがします。
メインはそれぞれで。師範のチョイスはマッサマン・カレー with エビ、お値段£13.5。
スパイシーではあるけどかなり甘口、ココナッツの香りがしっかりしているカレー。
大きめのエビがゴロゴロ入っているのがナイスでした。
ビールの量が少なめだったこともあって、ここでは飲む人3人でシェアする形で↓のワインをボトルで注文しました。
名称 | Grand Cape Chenin Blanc 2016 グランド・ケープ シュナン・ブラン 2016 |
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生産者 | Grand Cape グランド・ケープ |
価格 | (£18.5) |
購入店 | Thaikhun |
ワインリストには、白が7種類、赤が7種類、ロゼが3種類。
それらすべてグラスワインでの選択が可能で、
料金も概ね量に比例(250mlだとボトル価格の1/3強、125mlだと1/4程度)しています。
昨日も書きましたが、このシステムは良いなぁ。絶対グラスワインが出るよね。
そんな中から、カレーに合わせるには白のシュナン・ブランでしょう、という神のお告げが降りてきましたので、
その声に従って注文。一番安かった品種不明の南アフリカ産が£16.95でしたが、
敢えてちょっと高い£18.5のこちらを選んだ次第です。
ちなみに同行者の一人は南アフリカに行ったことがあるとのこと。
凄く良いところだったらしいです。
色は・・・照明が暗いのでほどんど判りませんが薄めだったような。
香りは、ボリューム控えめで白い花のような穏やかな甘さを感じる香り。
ソーヴィニョン・ブランやシャルドネより、ヴィオニエとかトロンテスに近い感じがします。
味も、特段の個性は無く穏やかにスイスイと飲める感じ。
合わせた料理がカレーだったということもあってか、ちょっと弱い感じはしました。
この値段のワインに多くを望むのもアレですが、もう一声ガッツが欲しかったなぁ、と思います。
特に、同行者3人で飲むワインを師範が選んでいる手前、どうにも微妙なワインだと困っちゃうわけでございますのよ。
ちなみにこの店の前菜とワインをTwitterに上げて「別の品種にすればよかった」と書いたところ、
お店のアカウントから
"We have a Chenin/Colombard blend from Thailand by @MonsoonValleyUK.
Which pairs perfectly with our starter platters. We hope to see you again soon!"
とのコメントが。いやーSNSは凄くて怖いですな。変なこと書かなくて良かった。
点数 | 70点 |
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レストランのお支払いは4人分トータル+10%程度のチップで£130。
冷静に考えると前菜+カレー+ビール+ワイン程度でこの値段は安くは無いですな。
やっぱり英国は物価高いな。
その後列車で宿まで帰って来て、裏のコンビニで今宵のビールを買い足し。
ちょっと変わったビールが飲みたかったんで、そのまんまWheat Beerと書かれた小麦のビールをチョイスしました。
原産地はドイツ、500mlのお値段は£1.99なんで280円くらいです。
色は、ちょっと濁った淡い黄色で、いかにも小麦のビールといった感じです。
香りや味わいもシトラス系のフルーティさと小麦の香りがあって、こちらもいかにも小麦のビールな味わいです。
この後、昨日買った赤ワインをちょっとだけまた飲んでご就寝。
おやすみなさい。
本日から欧州方面へ出張に参ります。行先は英国をベースにしつつ日帰りでフランスであります。
行きのフライトは羽田空港11:30発ロンドン・ヒースロー行き日本航空JL43便。
羽田なんで道場からのアクセスは楽ちんですが、カードで使えるラウンジのアルコールが有料なのが玉にキズ
・・・って、フライト前は午前中なんでそこまでして飲む必要はないんですがね。
というわけでラウンジではおとなしくトマトジュースとコーヒーを。 コーヒーは「カフェ・モカ」ってのがあったのでそれを選んだんだけど、ほぼホットココアなモノが出てきました。 そしてこれが甘いの甘くないのって甘いの。いやー、参った。 どうもカフェ・モカとはコーヒーとココアを混ぜたものらしいですな。己の無知を恥じ入る次第でございます。
そんなこんなでほぼ定刻で出発。機材はB777-300。 左写真が離陸直後の窓からの景色。前方に翼が見えていることからもお分かりの通り、 思いっきり後部座席で毎度のエコノミー席でございます。 お隣は「クイーン・エリザベスで行く・・・」なツアー旅行の老夫婦。 良いなぁ、師範もそういうお年寄りになりたいところであります。
名称 | Yvon Mau Colombard Chardonnay 2015 イヴォン・モー コロンバール シャルドネ 2015 |
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生産者 | Yvon Mau イヴォン・モー |
価格 | \0 (187ml) |
購入店 | JAL43便機内 |
飛び立って1時間後くらいに飲み物のサービス。
例によって「白ワインと赤ワインを」とお願いします。
意地汚いようですが、どうせ飲むんだからキャビンアテンダントさんの手間を削減して差し上げよう、
というやさしさ溢れる行動だったりするわけですよ。
そして銘柄はいつもの"Yvon Mau"、4月に乗った時には2014年産だったのが2015年産になっております。
また、些細な違いですが、アルコール度数が11%だったものが10.5%と更に軽くなっております。
色は大変に薄め。アルコール度数同様エキス分も少なめなようで、たいそうさっぱりした外観です。
香りは、「鼻ではほとんど感じない」と言って差し支えないと思います。
口に含むと、若いシャルドネらしいといえばらしい淡い柑橘類の香りがします。
味は、甘さ控えめで酸味しっかり。非常に軽い味わいです。もうそれ以外言いようがありません。
基本的に香りも味も弱いコロンバールをベースに、白ワインとして成立させるためにシャルドネを使いました、って感じでしょうか。
よっぽど仕入れが安いんですかね?このワイン。
フランス産に拘らず、豪州やチリのワインを入れてくれればいいのになぁ、と毎度思うところであります。
点数 | 60点 |
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名称 | Yvon Mau Merlot 2014 イヴォン・モー メルロー 2014 |
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生産者 | Yvon Mau イヴォン・モー |
価格 | \0 (187ml) |
購入店 | JAL43便機内 |
赤は4月の時と全く同じで、南仏産のメルローです。
ま、エコノミーですから「タダでサービスされるだけマシ」と考えるべきなんでしょう。
ちなみに容器はペットボトルです。
既に内容は分かっているので、半ば消化試合的な気分で稽古致します。
色は結構しっかりした紫色です。
香りは白よりはちゃんと感じます。
ただ、メルローらしいといえばらしいんだけど、
どことなく埃にまみれた果実香って感じで、やや暗いイメージなのが残念なところ。
ただ、味わいは思ったより悪くないんですな。
半年の差で熟成感が出たのか、粗いっちゃ粗いんですがちょっとだけ柔らかさを感じます。
アフターも案外長くて、「へぇ~意外と頑張ってるじゃん」って気分にさせてくれます。
4月の時は赤が残念で白が相対的に好印象でしたが、
今回は逆で白より赤が好印象。もしかするとワイン自体の品質というより飲む順番なのかも(前回は赤が先でした)。
最初に飲む方は「えぇ?」と肩透かしを食らうけど、そこで低レベルなワインに鼻や舌が慣れて、
次のワインは「案外頑張っている」という評価になるという。
まぁいずれにせよニューワールド産への切り替えを強く望むところであります。
点数 | 65点 |
---|
ワインのミニボトル2本をほぼ飲み終えたくらいの時間で昼食のスタート。
メニューは、肉じゃがとハンバーグのチョイスがありましたが、ここはやっぱりハンバーグでしょう、と。
最近のJALのエコノミー機内食は悪くないですな。
特に日本発の便だと美味しい。別にエコノミーでも良いじゃん、と負け惜しみの一つも言いたくなります。
そしてワインは、印象の良かった赤を追加。食事のお供という意味では最低限のレベルは押さえていると思います。
食事の後は映画を楽しんでおります。 まず一本目は「シン・ゴジラ」。ものすごく話題になってたんでぜひ観たかったんだよね。 観た印象は「確かに面白い」。 特に、こういうことが日常に起こった場合の政治的な対応の難しさを伝えているかと思えば、 日常的な移動手段を武器にしたりする荒唐無稽な部分もあったり、 武器オタのみならず鉄オタにも訴える内容。 絶妙にリアルと娯楽を融合させていると思いましたですね。
もう一本見た映画がコレ、「君の名は。」これも話題になった作品ですね。 観た印象は「これも面白い」。 昔からマンガやアニメーションにはなんとなく乗り切れず、 トムとジェリーは好きだったけどそれ以降グッと来たアニメーションって「となりのトトロ」くらいしかない師範ですが、 これはちょっと良いと思いました。 でもタイトルがいかんな、「君の名は。」て。最後の「。」はどっかのアイドルグループかよ、と。 アニメとオタク臭がマリアージュし過ぎてます。
二本目の映画の途中、ブランデーを頂いて、映画は一時中断して睡眠モード。 強引に寝たいときにはブランデーに限ります。 そして、2時間くらい寝たかな?起きてしばらくしたら軽食(チーズパン)のサービス。 また赤ワインを1本頂きました。これでワインはフルボトル分飲んだことになります。
飛行機は順調にシベリア上空を通過。 それにしてもシベリア/ロシアって広いね。何の建物もない全く自然のままの原野が延々続くからね。
到着前の軽食は「エア吉野家」。 美味いですよ、普通に。吉野家なんて店で食べても500円もしないのに、 こういう風に空の上で出されるとなんか有難味があるのはなぜですかね?
飛行機はほぼ定刻の現地時間午後2時40分にロンドン・ヒースロー空港へ到着。
入国手続きに若干行列があった以外はほぼスムーズに事は運んで、
今回同行する他の2名とも合流し、
今宵の宿はロンドン郊外にあるBasingstokeという町のHoliday Inn Basingstoke。
左写真はその部屋ですが、いわゆる郊外のビジネスホテルですな。
この部屋で一泊15,000円くらい取られるんだから、イギリスは物価が高いよね。
加えて大変残念なことに、この部屋には冷蔵庫がありません。
不幸中の幸いで、ホテルの裏にガソリンスタンド併設のコンビニがあったので、
まずはそこでビールを買ってきてひと心地着きました。
銘柄は、Czech Imported Lagerと書かれています。
このコンビニ(The Co-operative)チェーンのプライベートブランドのようであります。
味は、麦の香りにちょっと強めの苦味で、いかにもラガーといった味わいでした。
初日の夕食は、現地駐在の方に予約して頂いたThe Portsmouth Armsというブリティシュ・パブ。
場所的には、Basingsotkeの中心からタクシーで10分くらい行った郊外にあります。同行者と3人で伺いました。
ここのシステムは、料理や飲み物をカウンターで注文した際に料金を支払う、いわゆるキャッシュ・オン・デリバリーです。
そしてイングリッシュ・パブってことで当然まずはビールで乾杯。
銘柄はBadgerというヤツらしいですが、
「前の人と同じのを」ってな感じで付和雷同に選んだので、よく覚えてなかったりします。
料理の注文は、サーロイン・ステーキ、8オンスで£14.95、グラムにして200g超が日本円にして2,000円強。 焼き加減は「ミディアム・レア」で注文。 要するにザックリ焼いた固い牛肉なわけですが、これはこれで赤身肉の味わいがあって悪くないです。 特に、↓で頼んだ赤ワインと合わせると絶妙だったりします。
名称 | Stony Vale Shiraz / Cabernet Sauvignon ストーニー・ヴァレ シラーズ/カベルネ・ソーヴィニョン |
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生産者 | Stony Vale ストーニー・ヴァレ |
価格 | £5.55 (250ml) |
購入店 | The Portsmouth Arms |
このお店、グラスワインも結構充実していて、赤白それぞれ10種類ずつくらいあったように思います。
そして、ほぼ満席のお客さんのうち、半分くらいはワインを飲んでいたような。
英国でパブというとビールかウィスキーなイメージがあるんですが、
実際はそうでも無いんですかね?
そして師範のチョイスは、オーストラリア産のシラーズ/カベルネ。
ボトルだと£14.5のものが、グラスに250mlで£5.55。グラスワインの値付けにかなりお得感を感じます。
日本の飲食店だとグラスは非常に割高な店が多いんだけど、
是非こういうところは見習って頂きたいところです。
「グラスワインが安い」→「グラスワインの注文がたくさん入る」→「商売になる」のだと思いますんでね。
さてこのワインはというと、色は非常に濃くて向こうは透けません。
香りは、シラーズやカベルネらしいギュッと締まった果実香に、甘く焦がした感じの樽香がしっかり乗っています。
果実の感じが強いので、シラーズにありがちな胡椒っぽさとかカベルネにありがちなピーマンっぽさはあまり感じません。
味も、色や香りの印象通りしっかりと濃い味わい。
一本飲み干すには難儀する系かも知れませんが、ビールの後に250mlだったらちょうど良い満足感が得られます。
こういうの良いなぁ。
前回ロンドンのパブでワインを飲んだ時もそう感じたけど、
「パブでワイン」ってのは結構当たり前で、数も出るんで回転が良いんだと思います。
そして250mlというたっぷりな量なのが何よりナイスです。
点数 | 75点 |
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そんな感じでお店を出たのが午後9時頃。 部屋でチョロッと寝酒でも頂こう、ということで、 ホテル裏のコンビニに行って買って来たのが↓のワインでございます。
名称 | Vanderburg "Specially Selected" Shiraz / Pinotage 2016 ヴァンデルバーグ "スペシャリー・セレクテッド" シラーズ/ピノタージュ 2016 |
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生産者 | PLB Wines PLBワインズ |
価格 | £4.49 |
購入店 | Co-operating Group Limited |
前述したように、部屋に冷蔵庫がないのでビールの買い置きができません。
しかし、よく考えたら「別にビールじゃなくても良いんじゃね?」です。
まだこの先4日もあるんだし、ワインをボトルで買っても毎日チビチビ飲んでりゃ飲み干すでしょう、
ということで買って来たのがこの南アフリカ産のワイン。
お値段の£4.49は日本円にして630円くらい。
ボトルの外観は結構高級感がありますが、このコンビニにあった南アフリカ産のワインの中では一番安かったヤツです。
こういうところでも「まずは安いのから」という安ワイン道場師範魂が抜けておりません。
色は、濃いには濃いんですが、↑のパブで飲んだ豪州産なんかと比べるとやや明るめ。
ピノタージュが入っているからそういう色になるのかも知れません。
香りは・・・残念ながらかなり弱め。あまりシラーズの感じはしないというか、
いわゆる「安い赤」にありがちな軽い果実香で、品種の個性はあまり感じられません。
味も、甘酸っぱいのは良いんですがどことなく没個性ですね。うーん、ハズしたか。
もうちょっとグッとくるヤツを期待したんだけどなぁ。
飲んだ量は1/3くらい、残り3日のうちに好転・・・は期待できないかなぁ。
「こういう時くらい良いヤツ買えよ」と己に猛省を促したいところでございます。
翌日、特に印象は変わりませんでした。
翌々日、ちょっと渋味が軽くなって甘酸っぱくなったような。でも大差ないレベルです。
翌々々日、さすがに開きすぎて甘さが気になるレベルになってきます。
このワインを頂く際には3日のうちに飲み干した方が良さそうです。
点数 | 68点 |
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そんな感じで長い初日が終了。お疲れ様でした。
本日の「昼下がりのビール」はキリン一番搾り 熊本づくり。
最近キリンが大量に出している各県の「XXづくり」シリーズのひとつです。
そのシリーズ自体にはあまり興味の無い師範ですが、
故郷熊本、そして一本買うと熊本に10円寄付されると聞くと買わないわけにはいきません。
こういう商品展開、上手いなぁと思いますな。
地元愛を喚起させるし、人によってはコンプリート欲も刺激されるだろうし。
それはそれとして、どういうビールかというと、まず色が特徴的。
缶には『火の国の"赤色"をイメージした・・・』とあるけど、なるほどと思います。
こういう色だと、エール系のフルーティな香りとか強めの苦味を期待するんだけど、
香りと味はいわゆる普通の一番搾りとそんなに違わない気がします。
せっかく熊本をイメージするなら、もっと「肥後もっこす」な変わり者の味や香りでも良かったんじゃないか、と思います。
名称 | Château Haut-Bernicot Sauvignon Blanc 2014 シャトー・オー・ベルニコ ソーヴィニョン・ブラン 2014 |
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生産者 | Ch. Haut-Bernicot (Monsieur DUME) シャトー・オー・ベルニコ (ムッシュ・デュム) |
価格 | 1,348円 (単品価格 1,490円) |
購入店 | ヴェリタス |
本日の夕食は手巻き寿司、寿司種はマグロ赤身、炙ったタチウオ、アイナメ、玉子焼き、カイワレ大根。
それ以外には大根ツナサラダと空芯菜のガーリック炒め。
ワインは、スッキリ系の白を狙ってボルドーのソーヴィニョン・ブラン。
8月に買った白ワイン6本セットからの一本ですが、
もうそのセットにはこのワインは含まれていません。
色は、非常に淡い黄緑色。粘性は低くサラリと水のような見た目です。
香りのボリュームは結構ご立派です。
いかにも北のソーヴィニョン・ブランらしい、グレープフルーツやライムのような酸を感じるフルーツの香りと、
ディルやミントのようなハーブの香りがしっかり感じられます。
口に含むと、香りの印象通り非常にキリリしていてシャープな味わい。
甘さはほとんどなくて(糖度6.2)酸味はしっかり(pH3.1)、加えて軽い苦味もあります。
決して「カネ掛けました」って造りじゃないんだけど、
シュッとしてシャープで和食なんかとも相性の良いソーヴィニョン・ブラン。
生魚相手でも結構イケます。
この品種はポジティブな意味で安ワインがお似合いかも。
変に濃くしたり樽かけたりせず、素のままの方が料理に合わせやすくて使い勝手が良いように思います。
もちろん、その「素」を出すにはテクニックが要るんでしょうけど。
点数 | 75点 |
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リンク |
超厳選!美味しいものだけフランス一周!白6本セット≪第106弾≫ 6,780円(現行セットには含まれず) Chateau Haut-Bernicot Sauvignon Blanc 2014 1,490円 |
名称 | Sangre de Toro Rosé 2014 サングレ・デ・トロ ロゼ 2014 |
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生産者 | Miguel Torres ミゲール・トーレス |
価格 | 540円 (Half) |
購入店 | エノテカ&ケーシーズ御殿場プレミアム・アウトレット店 |
前のソーヴィニョン・ブランを飲み始めたのが午後4時くらいだったんで、
夕食のメインに差し掛かるあたりでは飲み終わり。
缶ビール1缶飲んでワインをボトル1本飲んでいるんで、アルコール摂取量としては十分なはずだけど、
目の前の酒が無くなると強烈に寂しい気分になるのが酒飲みってもんです。
というわけで、禁断の「一人で二本」抜栓。
ただ、さすがにフルボトルを開ける勇気はないんで、
ハーフワインを開けました。
というわけで選んだのは先日御殿場のアウトレットに行った際買ってきた、
スペインの大手「ミゲール・トーレス」が造るロゼ。
1本1,000円以上のワインを買えばこの銘柄の赤・白・ロゼが税別500円で買えるってことだったんで、
「500円だったら安い!」と感じる師範の食指が動いて購入したワインです。
色は、ピンクというよりオレンジな感じの色合い。
香りのボリュームは結構しっかりしています。
イチゴっぽいフルーツ香は共通項だけど、加えて長女はチェリージャムの香り、
あと長女&次女とも「カスタードプリン」の香りがあると言います。
ただ、残念ながら味わいが薄っぺらいのよ。
アルコール感はあるんだけど、甘さも酸味も弱くてなんとなく浮ついている感じです。
あと、若干炭酸のジリジリ感もあったりして、ややガチャついた印象を受けます。
・・・というわけで、いろいろ言いたいことはあったりするわけですが、
ハーフの使い勝手の良さ、そして税別500円という値段は、多少のデメリットを埋めて余りあるものがあります。
客観的なコメントとしては、ロゼとしてはかなり赤に近い、カチッとした味わいのロゼだったように思います。
点数 | 70点 |
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いつもお世話になっているサントリーのCさんから、
「飲んでみてください」とクリュ・ボージョレ3本が送られてきました。ありがたいことであります。
内容は、2015年産のムーラン・ナ・ヴァンとフルーリー、そして2011年産のフルーリー。
『11月になるとヌーボー!ヌーボー!!ってヌーボーの話ばっかだけど、ボージョレにはヌーボー以外にもあるんだよ!
熟成したクリュ・ボージョレも美味いんだから、それを伝えなさい!』
というサントリーさんのご意思と曲解し(※)、
我が意を得たりという気分で謹んで稽古させて頂きます。
(※)真意はそうじゃないだろうことは理解してますが・・・そういうことにさせといてください。
そしてまずはフルーリーの現行ヴィンテージ2015年産とバック・ヴィンテージ2011年産を、 同時に開けて比較稽古とシャレ込んでみます。 写真左が2011年、右が2015年です。
名称 | Fleurie 2015 フルーリー 2015 |
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生産者 | Georges Dubœuf ジョルジュ・デュブッフ |
価格 | (サントリーさんから : 参考価格 2,532円 @amazon) |
購入店 |
ちなみに本日の料理は、豚バックリブのバーベキューソース、マグロとアボカドのサラダ、
豚肉と鶏レバーのテリーヌ、冷やしトマト、次女が小麦粉から作ったパン。
ボージョレに合わせるにはうってつけの料理であります。
色は、「やっぱりピノ・ノワールとガメイは違う品種なんだな」と感じる青みの強い紫色。
2015の方はまだエッジまでストレートな色調です。
香りは、洋風イチゴジャムのような果実香とヨーグルトのような乳酸っぽい香り、
それにバラのような花の香りがあるような気がします
("Fleurie"というクリュの名前から来る先入観があるのかも知れません)
味は、しっかりとした渋味と酸味があって、まだまだ若いワインのバランスです。
ただ、少なくともヌーヴォーのような軽さは無く、カチッとした骨格を感じる味わいです。
「フルーリー」という名前、そしてそれに見合った香り、
そういうメルヘンなワインを期待して口に含むとストイックで筋肉質な味わい。
現時点では「名は体を現さない」ワインですな。
このワインにとって1年程度の熟成期間だと、まだまだ若いということなのかも知れません。
それもあって、安ワイン者目線だと2,500円超の値段はちょっと厳しいなぁ、というのが正直なトコロです。
翌日、香りのボリュームは減ってしまいました。 特にフルーツっぽさが弱くなって鉄っぽさが前面に出てきています。 反面、初日の課題だった味わいの硬さはかなり改善されています。 総合的には「行って来い」で点数不変ですかね。
点数 | 73点 |
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リンク | Fleurie 2015 [Georges Duboeuf] 2,532円 |
上記のボトル込みの写真では判りづらかったんで、グラスだけの比較写真がコレ。 写真左側が2011年で右側が2015年。 この写真なら判りますかね、やはり2011年の方にはエッジにオレンジのグラデーションが見て取れます。
名称 | Fleurie 2011 フルーリー 2011 |
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生産者 | Georges Dubœuf ジョルジュ・デュブッフ |
価格 | (サントリーさんから : 参考価格 2,603円 @amazon) |
購入店 |
さてこちらが2011年。2015年と2011年の作柄がどうだったのか、
ヌーヴォーのキャッチコピーから推察してみます。
2015年:「記憶に残る素晴らしい出来栄え」
2011年:「近年の当たり年である2009年に匹敵する出来」
・・・どっちが良い年だったんだかちっともわかりませんな。
さて比較稽古開始。
色は、肉眼で見ると明らかにこちらの方がガーネットがかっています。
でも濃さ自体は同程度かやや薄いくらいかな。結局どっちも良年だったんですかね。
香りのボリューム的には若干こちらの方がおとなしめです。
ただ、要素はやや複雑。イチゴジャム香は同じでも、洋風のツンッとしたヤツじゃなくて、日本のモノのまろやかな香りです。
後は、ブルゴーニュ南部のワインによくある革っぽい雰囲気も出ています。
さらに、2015年同様に花の香り。2015年が紅バラだとすると2011年はピンクやイエローのピース種ですかね。
味は全く違います。
糖度とpHの数値的にはほとんど同じなんだけど、不思議なものです。
大きな違いは、こちらには全然硬さを感じません。
スーッと入って来て甘酸っぱい雰囲気が口の中に拡がります。
このまとまりの良さは、今が初期の熟成のピークなのかもしれません。
香りの弱さはちょっと残念ですが、トータルのまとまりの良さとスムーズさで、師範の軍配はこちらに上がります。
ボルドー同様、クリュ・ボージョレもある程度熟成させることによってその真価を発揮するカテゴリーなのかも知れないですね。
amazonではこのヴィンテージのものも売られているみたいです。
こっちはこの値段でも「買い」だと思います。
こちらは一日経つと正直ヘタるかと思ってたけど、実際は昨日同様の雰囲気を保ってます。 これだからワインは判らんし面白いんだよなぁ。2015年産は「行って来い」で点数不変だったんだけど、 こちらは「内容に変化が見られない」で点数不変です。
点数 | 78点 |
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リンク | Fleurie 2011 [Georges Duboeuf] 2,603円 |
そんな感じの初日の稽古。もちろん2本全ては飲みきれなくて、半分弱が残ってますので、 明日改めて稽古させて頂きます。
1日後の予測としては、2015年産の方は開いて好印象になって、2011年産の方はヘタって印象ダウンになると思ってたけど、 結果は想定外。やっぱワインは難しいわ。
名称 | Kumala Chardonnay / Semillon 2014 クマラ シャルドネ セミヨン 2014 |
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生産者 | Kumala クマラ |
価格 | 538円 |
購入店 | やまや洋光台店 |
本日の夕食当番は師範で、メニューは刺身(カツオ、マダイ、カンパチ、マダコ)、豚バラ大根w/ニンニクの芽、わかめスープ。
刺身はサクから切っただけ、豚バラ大根はCookDo、わかめスープは理研、他力本願な夕食の献立です。
ワインのチョイスは「南アフリカワイン稽古強化活動」の一環で、今回はその最底辺、税別498円のワインと稽古することに。
モノは、先日行った「やまや」で買ってきた南アの白で、品種はシャルドネとセミヨン。
裏ラベルには「酸化防止剤(亜硫酸塩、ビタミンC)、酸味料含有」の文字がありますが、
酸化防止剤は良いとして酸味料はねぇ。これが含まれていると書かれているワインで、あまり良い思いをしたことないんだよね。
それにしても「やまや」へは久しぶりに行ったわけですが、変わっちゃったなぁ、と。
昔はそれこそ「安ワイン者の聖地」といった感じで、
行くと手頃なワインがいっぱいでワクワクしたもんだけどね。
今でも新宿店や道玄坂店だったらそんな雰囲気があるんですかね?
閑話休題、ワインと稽古。色は、ボトル写真でも判るかもだけど、かなりしっかりした黄色からレモン色。
香りはかなり弱め。頑張って深く嗅ぐと、どちらかというとセミヨンの個性が強そうで、
なんとなくソーテルヌっぽいセメダイン的な雰囲気があります。
そして口に含むと樽香も感じたりするのが想像を超えています。
味も、なんとビックリ貴腐ワイン風味。
もちろん甘くは無いんだけど(糖度は6.8)、口腔内で感じる味わいはやっぱりソーテルヌっぽい。
かなり意表を突く雰囲気の味わいです。
香りの弱さは値段なりだけど、
一本500円でこの味わいはかなり、というか大変頑張っていると言えると思います。
南アフリカ、こういった価格帯のワインまでクオリティが高くなってきたとすれば、
チリ産同様に流行が一過性のものでは終わらないかもですね。
点数 | 72点 |
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