あっという間に12月、ということは端的に申し上げて来月は1月になります(小泉進次郎氏風に)
今日12月2日時点で、道場掲載本数は7,262本。結構な本数なので「一人ビッグデータだ!」などとウソぶいていたのですが、
そんな道場の掲載データをマイニングしてくれるサイトが登場しました。
素人によるワインのコスパ分析 (by 03410氏)
「掘っても掘ってもゴミしか出てこない」なんてことになるのを危惧しておりますが、
上手くいけば「安ワイン道場的ヴィンテージチャート」とか「産地ごとのコストパフォーマンスの変遷」とかが見えれば良いなぁ、と。
完全に他力本願ではありますが、大きく期待しております。
これまで飲んできた「田酒 純米吟醸 白麹仕込」が無くなるので、お正月用に買った「紀土 無量山 純米吟醸」を大晦日から抜栓。
このお酒、"International Wine Challenge 2020"のsake部門で一等賞らしい。田酒に比べると香りや味わいが柔らかで、なんだかお餅を飲んでいるかのよう。
正直一等賞な理由はわかりかねるけど、ワインと異なるキャラクターがウケたのかな?
ワインの品評会でワインっぽい清酒ってウケなさそうだよね。
名称 | Chateau de Fieuzal 2013 シャトー・ド・フューザル 2013 |
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生産者 | Ch. de Fieuzal (Famille QUINN) シャトー・ド・フューザル (ファミーユ・カイン) |
価格 | 2,490円 (単品価格:4,378円) |
購入店 | うきうきワインの玉手箱 |
大晦日、紅白のお供はこのワインに決定。とっても難しい年だったらしい(シャトー・ラグランジュのセミナーの記録をご参照下さい)2013年グラーヴののグラン・クリュ・クラッセ。吉と出るか凶と出るか・・・
ちなみにこのワインは「うきうきワインの福袋 赤3本白3本 15,000円(税別)」からの1本。
ぶどう品種はカベルネ・ソーヴィニヨン65%/メルロー30%/カベルネ・フラン5%とのこと。
この銘柄とは1999年産と稽古済み、結構好印象だった模様。
合わせた料理は、天ぷら(海老とか鶏とか野菜とか)です。
さて抜栓。コルクにはシャトー名やヴィンテージが書かれていて、液面部分は濃い紫色で酒石がキラキラ。
色はとてもしっかりした濃い紫色で、エッジがわずかにレンガ色。美味しいボルドーをダイレクトに想起される色合いです。
香りはとても素晴らしいのよ。長女曰く『ラムレーズンの香りでクリームチーズに合いそう』らしいです。
黒系果実と煮豆、そしてまだ明らかに樽由来とわかる焦がした木の香ばしさ。香りのボリュームも立派なものです。
この香りに呼応する味わいがあれば・・・なんだけど、そうは問屋が卸さんのですな。
渋味ガッツリで酸味もしっかり、相対的に甘さ控えめ。なんだかガチガチなんですわ。
それも、若さゆえのガチガチじゃなくて、痩せている感じのガチガチさ。「こりゃ開かないかもなぁ」と思いつつチビチビ飲みました。
抜栓後2時間、開いたっちゃ開いたかなぁ、って感じです。というか、香りが閉じている場合だと時間が経てば如実に開くんだけど、
味わいが固いのは抜栓後時間を経たくらいじゃ変化しないのかもね。
香りは良いんだけどなぁ。味わいにふくよかさが無い、やはりこれがこのヴィンテージの特徴なのかも。
とはいえ普段飲んでいるクラスと比べると別格の美味しさですよ。
こういうワインに出会える「うきうきワインの福袋」、買う価値ありですよ。
点数 | 82点 |
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リンク |
Chateau de Fieuzal 2013 4,378円 うきうきワインの福袋 15,000円コース 16,500円 |
年末作業も一応本日が最終日、風呂と屋上の大掃除をやり遂げます。
ワイングラスも風呂場の鏡も曇っているのはキライ・・・というわけで風呂場の大掃除の必需品がコレ、「うろこ落し職人」と「磨き職人」のセット。
これまで使った中では、これが一番確実に効果が得られると思います。
ガラス表面の撥水性が無くなる感じなので、お風呂の時に湯気で曇っても、水を掛ければキレイな映りが得られます。
研磨剤入っているようなのでクリスタルガラスには使えないと思いますけど。
Amazonへのリンク;技・職人魂 ウロコ落し職人 業務用 鏡の水垢落としセット 3,675円
大掃除の完了打ち上げ、ということで家族3人ではま寿司 横浜岡野店へ。
前回伺ったのが6月だから、約半年ぶり。
ちなみに長女は本日もアルバイトで欠席です。
18:30の予約だったけど案内されたのは10分くらい過ぎた頃、年末ということでかなりお客さんは多かったようです。
店内はこのご時世に満席、加えて持ち帰りのお客さんも多かったみたいですね。
寿司屋といえばとりあえずビールです。もちろん生ビールもありましたけど、師範の注文は同じ値段の瓶ビール、税別480円。
スーパードライはあまり得意ではない銘柄ですが、寿司屋だったら許せるんですな。こういうキリッとサッパリしたビールが合う気がします。
ちなみにこのビールを頂きながらの前半戦の寿司は、マダイ(左写真)、ブリ、水ダコ、ツブ貝、カリフォルニアロール、ナンコツ唐揚げなど。
ネタ的には特に悪くないんだけど、切り方や盛り付け方は「雑」の極致でした。忙しかったんでしょうね。
ビールを飲み終えて注文したのが、
奥飛騨 特別本醸造 生貯蔵酒、300mlでお値段税別780円です。
このお店の300ml冷酒はちょいちょい銘柄が変わるんですけど、今回のは結構アタリでした。
若干の酒臭さはありつつも、キリッと淡麗な感じで、生魚に合わせるにはちょうどいい感じだったと思います。
そしてこの清酒を頂きながらの後半戦は、本マグロ中トロ(下写真)、アジ、イワシ、
アンコウの天ぷら握り、ノドグロの炙り、真イカです。
アンコウの天ぷらが美味しかったな。握りじゃなくて普通に天ぷらで食べたいところでした。
右写真が、本日このお店のお薦めメニューだったら本マグロの中トロ。
写真は立派だったんですよ、でもレーンに載って登場した寿司はこんな感じの「超お上品サイズ」でした。
でもまぁ1貫150円の本マグロ中トロっつたらこのサイズしか出せないよね。
写真を現実に合わせるか、写真に合わせて一貫300円にした方が良いと思います。
そんな家族(-1)で3人の夕食、お会計は5,000円ちょっとでした。安いなぁ。
飲食店はもっと取って良いと思うんだな。寿司の姿カタチは置いといて、満足感的には家族で8,000円くらいありましたよ。
本日の年末作業は、朝から道場の窓の拭き掃除。無駄に窓がデカくて多いので、年末の一大イベントです。
今年は、二階とその上の大窓の拭き掃除は断念しました。その理由は、
とても大変な割に効果が見えづらく、労多くして益少ないからです。
イイやろ窓がちょっとくらい汚れたって。そもそも年に一回しかやらないんだし・・・
昨日のアルコールが若干体内に残っていてしんどかった、というのもありますがそれはナイショです。
名称 | Pinot Noir Loron 2018 ピノ・ノワール ロロン 2018 |
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生産者 | Loron & Fils ロロン&フィス |
価格 | 1,419円 |
購入店 | ワインショップ ドラジェ |
前日に浴びるほどアルコールを摂取したので(ワインの後にもチューハイとか飲んでました)、今日は若干肝臓がお疲れ気味。
なので比較的軽めで、スイスイ入りそうなワインは無いかな~と稽古待ちのリストを眺めていると、ちょうど良いのがあるじゃないですか。
このワインは、門下生にお薦め頂いたVin de France格付けのピノ・ノワール。
造り手はあの「ルイ・ジャド」を買収したところらしいですよ。これならまずハズすことは無いだろう、と自信満々で抜栓したのですが・・・
コルクを抜いた時点で悪い予感が走ります。いかにも安そうな組成の荒いコルクで、液面に触れていた部分に2本の黒い筋が見えます。
こういうコルクはヤバいんだよね。グラスに注ぐと、色は健全です。やや濃いめの赤紫で、ブルゴーニュだったらコート・ド・ボーヌの村名クラスな感じです。
でも、香りがイケません。グラスのボウルに鼻を突っ込んでグイグイ嗅いでも、ほぼ何の香りもしないんです。
「あー、こりゃダメかもなぁ」と落胆しつつ口に含むと、口腔内に広がるカルキっぽい雰囲気。これは間違いなくブショネでしょう。
味わい自体は甘さがあって酸味は控えめ、結構良く出来たワインだったような気がしますし、
抜栓後時間が経つとだいぶ改善しては来るんですけどね。
・・・というわけで稽古は大変残念な結果に終わりました。
積極的なマズさがあるわけではないので、ほぼ1本飲み切れそうですが(これを書いている現在は抜栓後1.5H経過)、
この価格帯ならスクリューキャップにしてくれれば良いのに、と思います。
ま、年内に厄落としが出来たと考えましょう。そしてせっかくのお薦めがこの結果ではあまりに残念なので、これはリベンジしなきゃです。
点数 | (58点) |
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リンク |
Pinot Noir Loron 2018 [Loron & Fils] 1,419円 |
本日の年末作業は、久しぶりにギターのお手入れ。
新型コロナ感染拡大の影響でバンド活動は休止中だし、そもそもギタリストじゃ無くてベーシストに転向しているので、ギター触るのはホントに久しぶり。
左写真がそのギターで、1984年製のIbanez LR-10、御年36歳だけど未だ新品同様。
やっぱり楽器は良いモノを買うべきだな。大学1年生の若き師範にはかなりの出費だったけど「でかした!」と言いたい。
それに比べて、20年前に良いワインを買っておかなかった師範には「いくじなし!」と言いたい。
そして本日は、ツイッターのお知り合いとリモート宴会。
「ヴェンタンニ」というワインをカルディで買ったメンバーが4名集まりました。
参加者は以下の紳士淑女です。
・mashi_comさん
・カツミさん
・Yuichi Satoさん
・安ワイン道場師範
その前に食前酒で入念にアップします。選んだのは一昨日の「ジューシーIPA」と一緒に買った「ガツんとIPA」。
コレ、ふざけた名前と缶デザインなのに中身は本気のIPA、かなり美味いのよ。インドの青鬼とかなり似ているイメージなので、近いうちに飲み比べてみたい感じ。
Alc.7%、飲み手は適度に温まりました。
名称 | Ventanni 2016 ヴェンタンニ 2016 |
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生産者 | San Patrignano サン・パトリニャーノ |
価格 | 2,455円 |
購入店 |
これが今回の課題ワインです。リカルド・コッタレラ氏が監修している福祉施設も兼ねたワイナリー「サン・パトリニャーノ」で造られる、
サンジョヴェーゼ100%のワイン。本来は5,000円くらいするワインですが、カルディの半額セール&2本で10%オフなので1本税込み2,455円で買えました。
コタレッラ氏関連の銘柄、毎年クリスマス前の時期にカルディで安売りされるので要チェックですよ。
色は、サンジョヴェーゼにしてはかなり濃いめです。エミリア・ロマーニャ州って暖かいんですかね?イタリアはよくわからんのです。
香りは、スミレのような(人によれば青畳のような)香りがして、こちらはいかにもサンジョヴェーゼですな。樽っぽさはあまり感じませんね。
味わいは、しっかりとした甘さがあって酸味は控えめ。安キアンティみたいな酸っぱい赤じゃなくて、どちらかというともっと南のプリミティーヴォみたいな感じです。
濃さがあって甘さと人懐っこさもあって、わかりやすく美味しいワインだと思います。
飲み会のネタとしては正しいチョイスでしたよ。
でもこれが、半額じゃなくて元値の5,000円近い価格だったらちょっと考えるところです。
点数 | 78点 |
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6時30分に始まった宴会は、結局時間延長につぐ延長で結局11時近くまで。皆さんお疲れさまでした。 ちなみに道場の宴会会場はロフトの屋根裏部屋なので、こんな雑然としたところで飲んでます。
本日の年末作業は洗車。この作業には高圧洗浄機を使います。
通常のホースでやるよりずいぶん早いし、水の使用量も少なくて済む感じがします。
やっぱり一家に一台ケルヒャーですな・・・なわけ無いんですよ。
だって年に数回しか使わないからね。
こういうものこそ、ご近所で1台をシェアして使えればいいのになぁ、と思います。
あと、ケルヒャーの電源ケーブルとかホースってかなり固くて難儀するんですが、
こういう時に音楽関係者であれば誰でも知っている「八の字巻き」にすると、
次に使う時に絡まらずにグッドですよ。
名称 | Mt. Difficulty "Lowburn Valley" McFelin Ridge Chardonnay 2017 マウント・ディフィカルティ "ロウバーン・ヴァレー" マクフェラン・リッジ シャルドネ 2017 |
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生産者 | Mt. Difficulty Wines マウント・ディフィカルティ・ワインズ |
価格 | 3,083円 (単品価格:5,000円) |
購入店 | AUTHORITY select |
実は今朝、散歩の途中で路上にどなたかのスマートフォンが落ちているのを発見、最寄りの交番に届けました。
拾得物を届けた経験のある人なら判ると思いますけど、拾ったものを届けるのって書類作成やら何やらで時間が掛かるんですよ。
特に交番に人がいない場合は警察官の到着を待ったりもするので、30分くらいはかかりました。
見過ごすことも出来たのに、これはもう「徳を積んだ」と言っても良いでしょう。
なので「今日は美味しいワインを開けよう!」と心に決めました。
というわけで、久しぶりに「破戒」、3,000円を超えるワインを開けちゃいます。
選んだのは、ツイッター友だちのTokyoWineGirlさんお気に入りの造り手、
マウント・ディフィカルティのシャルドネ。ワイナリーまで行かれたそうですよ。
このワイン、お値段は通常5,000円ですが、「3本よりどり税込み10,000円」で買ったので買値相当額は3,000円強。
合わせた料理は寄せ鍋です。
色は普通の濃さの黄金色ですが、なんとなく照りがあるというか、輝いている気がします。多分先入観だろうとは思いますけど。
香りは・・・「おぃおぃ、こんなワインをソロ飲みの時に開けちゃったよ・・・」とプチ後悔するくらい凄いボリュームで香ります。
黄桃のような甘い感じのフルーツに、全体を包み込むような樽由来のナッツやバニラの感じ。これはまるでムルソーですよ・・・って安易に言いたくなる香りです。
これで味わいが甘ったるかったりすると「樽ドネ乙!」なんですが、甘さ控えめで酸味があってキュッとしまった味わいなんですな。
味わいに関してはムルソーというよりピュリニー・モンラッシェみたいな感じです。
いや~、これは美味いです。寄せ鍋との相性がどうかとか、そんなことはどうでも良くなります。
敢えてネガティブな見方をすると、まだ若いからか妖艶な感じは無くてあくまで健全、ピチピチギャルです。
でもこんなワインが3,000円強とかちょっと無いですよ。現地で飲んだら更に極楽だろうな、羨まし過ぎるわ。
点数 | 87点 |
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リンク |
ワインよりどり3本1万円(全50種) 10,000円 Mt. Difficuly "Lowburn Valley" McFelin Ridge Chardonnay 2017 5,000円 |
本日は特に年末らしい作業をすることなく、食材や日用品の買い出しとか。 あ、ちょっとだけ年末らしいのは風呂場のシャワーホースを交換しました。 シャワーヘッドを受ける部分が特殊(INAX製)なので、合うシャワーホースが無いのが悩み。 これまで使ってきたのは差し込みが浅くて、水を出すと飛び跳ねて外れちゃうのよ。 今回のはやや改善するけど、それでもちょっと隙間があって残念な感じ。 こういう部分は標準規格にして欲しいなぁ。
コレは道場のトイレの取っ手。なぜか「スキーをする雪ダルマ」に見えて仕方がないんだよねぇ。いや別にそう見えても困りはしないけどね。 困るってほどじゃないけど若干残念なのは、内側から鍵を掛けるとドアが開かないこと。 「当たり前じゃん!」ではあるんだけど、内側から取っ手を操作したら連動して鍵が開くような仕組みにしてくれた方が、万が一の時は安心だよね。
そんなノンビリした年末の一日。本日の食前酒は、ドラッグストアで見かけた「HOPPING ジューシー IPA」というビール。造っているのはDHCビール。
怪しげな見た目の割に税別298円でちょっとプレミアム価格。
そしてコレがめっちゃフルーティ。マンゴーのようなフルーツの香りと白ビールっぽい華やかさ。
IPAにしちゃ軽いけどこれはこれで美味いね。
名称 | Château Malagar 2010 シャトー・マラガール 2010 |
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生産者 | Ch. Malagar (François Mauriac) シャトー・マラガール (フランソワ・モーリアック) |
価格 | 913円 (単品価格:1,958円) |
購入店 | ワインショップ ドラジェ |
本日の夕食は、久しぶりに師範代がシェフを担当されて、照り焼きハンバーグ、フルーツトマト、大根ツナサラダ。
ワインは「【スーパーSALE限定半額】プレミアム 家飲み ワイン 9本 セット」税送料込み10,890円から、2010年産のボルドーを。
品種はメルロー カベルネ・ソーヴィニヨン カベルネ・フランのボルドーブレンド。
ボルドー久しぶりじゃね?と思って過去を振り返ると、なんと8月に稽古して以来だから4ヵ月ぶり。最近偏ってますなぁ、安ワイン道場。
さて抜栓。コルクはシャトー名とヴィンテージの入ったDIAM5。"5"なのに10年普通に持ってますな。液面に触れていた部分はしっかり紫色に染まってます。
リーデルのボルドーグラスに注いで色を確認、いわゆる小豆色っぽい濃紫色です。10年熟成のボルドーらしい色ですよ。
香りのボリュームはそんなに大きく無いですが、煮豆のような香りにラズベリージャムのような凝縮したフルーツ香、薄っすらとバニラやミルクが香るのは樽の名残りでしょうか。
なかなか複雑で楽しい香りです。
これで味わいがドライアウトしていたら残念だなぁと思いつつ口に含むと、まだ大丈夫なレベルです。
渋味も甘味も酸味さえも既に控えめで重たさは無いですけど、いかにも熟成ボルドーらしい口腔内でウニーッと横に広がるような味わいがあって、
それなりに楽しめる状態を維持しています。
全体に枯れ気配ではあるんだけど、まだ大丈夫ですね。もちろんこの判断は人それぞれで、「まだ若い」という人もいるでしょう。
熟成ワイン好きにはかなりヒットすると思いますよ。
でも師範はやっぱり果実味がボン!キュッ!ボン!と張っている状態の方が好きなのかな。つくづく「安いカラダ」に仕上がっていると思います。
点数 | 77点 |
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リンク |
プレミアム 家飲み ワイン 9本 セット 第7弾 21,780円 Chateau Malagar 2010 1,958円 |
本日の年末恒例行事は、今年撮影したビデオ1年分をギュッと圧縮するビデオ編集作業。 子供たちが小さい頃は1時間以上にもなっていたんだけど、今年は30分に満たない尺です。あまり出歩かなかったからね。 やることは、「カット編集+タイトルやコメント挿入+BGM挿入+効果追加」、結構な工数が掛かる作業なので面倒ではあるだけど、 子供たちはHDDレコーダーに入れた昔のビデオを頻繁に見て楽しんでいます。もちろん複数のディスクに焼いてバックアップも取っています。 最近はスマホで撮って終わり、って人も多いと思うけど、自分が居なくなった後はどう残すつもりなんでしょうね? 撮りっぱなしのグダグダ動画でも、死後にきちんと編集して残してくれるAIが出て来れば良いですけどね。
名称 | Pickled Fish Sauvignon Blanc 2019 ピックルド・フィッシュ ソーヴィニョン・ブラン 2019 |
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生産者 | Asara Wine Estates アサラ・ワイン・エステーツ |
価格 | 1,014円 |
購入店 | ワインブティックヴァンヴァン |
本日の夕食は師範代も長女も不在、次女と師範の二人だけ。
なので、ちょっと手抜きして買ってきたお寿司をメインにして、あとは水菜のお浸しと永谷園の松茸の味お吸い物。
そんな料理に合いそうなワインは、軽いスパークリングか軽い白でしょう、ということで選んだのは南アフリカのソーヴィニョン・ブラン。
「ピックルド・フィッシュ」という名前も生魚と酢飯に合いそうじゃないですか。
色は非常に薄く、そして緑っぽさを感じるレモン色。
香りはいかにもソーヴィニョン・ブラン、それもロワールとかニュージーランドみたいに寒い地域の雰囲気。
グレープフルーツみたいな柑橘香と春菊のようなハーブ香がパーッと香ります。
味わいは、甘さ控えめキリリと酸味、そして後味に軽い苦味。シンプルだけどソーヴィニョン・ブランらしさは全開であります。
同じソーヴィニョン・ブランでも、チリだともう少しトロピカルな厚ぼったさがあるし、ニュージーランドはもう少し投資が必要、
絶妙にいいとこ突いていると思います。
寿司との相性もほぼ問題無しですが、イクラだけはイケません。舌を絞るような収斂性が強調されて、すごくカタブツなワインに化けます。
危惧された「生臭みが協調される」ということはありませんでした。
点数 | 76点 |
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Pickled Fish Sauvignon Blanc 2019 [Asara Wine Estates] 1,014円 |
本日から師範は年末休暇、そしてクリスマスイヴなので、敬虔な無宗教徒の師範はチキンを焼きます。 丸鶏に塩コショウを塗り込む作業、なんとなく赤ちゃんの沐浴が思い出されて、オーブンに入れる時に心がキュッとなりますな。 今年のローストチキンは、 フェイスブック友だちの宮さんのレシピ を参考に、「外はパリッと/中はシットリ」を目指します。
丸鶏は2.2kgのビッグサイズ、ガスオーブン250℃で23分(焦げ色を見ながら調整)、一旦休ませて150℃で45分。 外はパリッと&中はシットリが実現できました。特に胸肉がジューシーで美味い。お腹に詰めた野菜が排泄物風なのはご勘弁です。
名称 | Dom Marcial Brut N.V. ドン・マルシアル ブリュット (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | Dom Marcial (SARL Lepicier) ドン・マルシアル (SARL レピシエ) |
価格 | 2,068円 |
購入店 | 肉のハナマサ 西横浜店 |
敬虔な安ワイン者の師範ですので、クリスマスイヴにはシャンパーニュを開けます。
ツイッターで「今年もハナマサでシャンパーニュが安売り中」という情報をゲット、昨日速攻で買ってきた銘柄です。
料理は、ローストチキン、マダイのカルパッチョ、オリーブ入りソーセージ、グリーンサラダ、コーンポタージュスープ、ブール・アンジュのパンいろいろです。
色は普通に薄めの麦わら色。泡立ちはさすがシャンパーニュですな、グラスの内側からコンコンと滝のごとく湧きあがります(グラスをちゃんと洗え!って話でもあります)。
香りは、リンゴのような甘いフルーツ香とほんのりパンの耳、嘘偽り無いシャンパーニュらしさのある香りです。
味わいも、若干酸が弱い感じもあるけれど、マッタリした柔らかさはさすがシャンパーニュですな。
熟成感はあまり無いんだけど、そんじょそこらのスパークリングと比較しても明らかに柔らかな雰囲気を出しているのはさすがです。
シャンパーニュの「徹底した地域ブランディング」の凄みを感じますな。
特筆すべきポジティブ・ポイントは無いんだけど、同時にネガティブなポイントもありません。
居酒屋さんとかがハナマサで買って、店売り1本5,000円以下で出されればお客は喜ぶよね。
点数 | 78点 |
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名称 | Silver Zweigeltrebe 2016 シルバー ツヴァイゲルトレーベ 2016 |
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生産者 | Edel Wein エーデルワイン |
価格 | 寄付金額:67,000円 (参考価格:2,860円(720ml)) |
購入店 | 岩手県花巻市 |
スチャラカ師範に於きましては、本日をもちまして渡世の業務は終了、明日から年末休暇に入ります。
今日から金曜までの料理当番も師範が買って出て、今日の夕食のメニューは豚ロースカツ、セブンイレブンの冷凍焼鳥チーズ焼き、菜花のおひたし、玉子&ワカメスープ。
なんとなく日本ワインな気分だったので、岩手県花巻市へのふるさと納税の返礼品として頂いたワインをチョイス。
品種はツヴァイゲルトレーベです。あまり得意じゃない印象があるんだよな、この品種には。
色はしっかりと濃い紫色ですけど、師範のこの品種に持つイメージ「ガチで暗い青紫」って感じではありません。
香りは、北のワインらしい冷凍ブルーベリーのような冷たい感じの果実香と、樽由来か種由来か不明だけど、おこげご飯のような香ばしさがあります。
こういう色や香りなのでガッツリした味わいを想像して口に含むと、「あれっ?」って感じでハシゴを外されます。
軽いってわけじゃなんだけど、なんとなく表層的なんですよ。渋味はあるけど酸味が弱いので、奥行きが無い感じ。
コレ、もっと寝かせても改善する感じはしないんだよなぁ。
カベルネ・ソーヴィニョンの時は「このシリーズ良いかも!」だったんですけど、
上位銘柄のラタイはグッと来なかったわけで、これはこのワインがどうこうというより、
師範が北方系の赤品種に馴染みが無くて理解できていない感じはします。でも、そういう人って結構多い気もします。
残る「シルバー」シリーズはメルローの畑違い2本。そこは期待しましょう。
点数 | 70点 |
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リンク |
【ふるさと納税】国際ワインコンクール受賞セット2019(720mlx6本)エーデルワイン 寄付金額 67,000円 エーデルワイン シルバー ツヴァイゲルトレーベ 2016 2,860円 (@楽天 エーデルワイン) |
本日は、亀戸の泡大将にお誘い頂いて、五反田の「kitchen g3」にて会食会。
参加者は師範含めて4名の少人数です。
・泡大将さん(幹事)
・柳田由香さん(お久しぶり!)
・TKさん(鍵アカウント)
・安ワイン道場師範
もちろん店主はぐっさんです。
早く飲みたくてしょうがないメンバーが多いようで、開始時間は17:30なのに17:00過ぎには3名が集合。
「とりあえずビール」ということで頂いたのがコレ。
・反射炉ビヤ 伊豆のマンゴーシェイクIPA 1,200円
伊豆韮山で造られているクラフトビールです。
IPAって、フルーティな香りがあって楽しいビールだけど、これはそのIPAにガチなマンゴーのピュレが加えられています。
そりゃもう3倍くらいフルーティですな。ビールというよりビール・ベースのカクテルみたいですよ。
名称 | Alfred Gratien Grand Cru Blanc de Blancs 2009 アルフレッド・グラシアン グラン・クリュ ブラン・ド・ブラン 2009 |
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生産者 | Alfred Gratien アルフレッド・グラシアン |
価格 | 16,000円 (お店価格) |
購入店 | kitchen g3 |
4人目の参加者柳田さんから『30分ほど遅れます』との連絡があり、「それじゃ先に始めてますか」ということで1本目のワインを。
選択はもちろん泡大将にお任せして、最初はどこだかのロゼ・シャンパーニュをお願いされたんだけどあいにく売り切れ。
次なる候補として指名されたのが、アルフレッド・グラシアンのヴィンテージ(2009年)付きブラン・ド・ブラン。
この造り手のシャンパーニュは2000年頃ゴトー酒店のスペシャル・キュヴェを良く飲んでいたんですが、ここんとこご無沙汰。
一番近いのでもう13年も前ですよ。
色は、ブラン・ド・ブランらしい赤み少なめの麦わら色です。
香りは、まずそのボリュームに圧倒されます。グラスはジャンシス・ロビンソンのものだったんですが、カラメルと焼リンゴの香りがブワッ!と来ます。
特徴的なのは樽由来の香ばしさですね。
味わいは、ブラインドだったら「黒ブドウ主体ですね」と言っちゃうであろうシッカリ感。これは間違いなく美味しいヤツです。
やっぱり師範は樽熟したシャンパーニュが好きなんだな。
熟成加減もちょうど良くて、しみじみ美味いと思いましたよ。
お値段の方もなかなか立派ですが、十分その価値はあると思いました。
TKさんと『こりゃ次のワインのハードルが上がりましたなぁ』などと話しておりました。
点数 | 90点 |
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結局メンバーが揃ったのは当初の開始予定時間から1時間過ぎた頃。そこでようやく乾杯です。
遅くなってすみません>ぐっさん
料理の一皿目は、アンコウとスッポンのスープ、ブッラータチーズを入れて、レモングラスの香り付け(写真無し)です。
香りと味わいの複雑さが尋常じゃないですね。スッポンは若干の生臭みがある感じでしたが、強いレモングラスの香りがそれを上手くマスキングしてくれていました。
名称 | Crozes-Hermitage (Blanc) 2016 クローズ・エルミタージュ (ブラン) 2016 |
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生産者 | E.Guigal E.ギガル |
価格 | 5,500円 (お店価格) |
購入店 | kitchen g3 |
次なる白は、ワインスクールの元校長先生である柳田さんに選択をお願いしました。
選択肢に挙げられたのは、マルセル・ダイスのアルザスと、ギガルのクローズ・エルミタージュ。
どちらも5,000円ちょいのお手頃価格。
クローズ・エルミタージュの白ってほとんど稽古した記憶が無かったので(調べたら15年前に一度だけ)、
こちらをお願いしました。
グラスはリーデルの新シリーズ「ワインウイングス」を使わせて頂きました。底面が広くて、グラス自体がデキャンタみたいな感じですよ。
そんな大ぶりグラスなので、最初香りを嗅いだ時は「あれ?弱いんじゃない?」と思いました。ボウル部分の容量が大きいので、香りがすぐには満たされて無かったんでしょうね。
グラスの中で時間が経つと、デキャンタ効果もあってかどんどん香りが出て来ます。
どこか山椒のような和風のスパイスを思わせるシャープな香りと、青いオレンジのような柑橘香ですね。
味わいは、がっしりした骨格が感じられるタイプです。メモには「ストラクチャー!」なんて書いています。
品種はルーサンヌとマルサンヌでしたっけ?あまりなじみのない品種やAOCのワインと出会えるのが、こういう会の良さですね。
サクっと早めに飲み終えちゃいましたが、一人でジックリだともっと好印象だったかも知れません。
点数 | 77点 |
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ぐっさん渾身の魚料理がコレです。
ヘダイとボラの白子のポワレ、ローズマリーやアブサンの香り
写真だとなんだか鰻丼みたいにみえちゃってスミマセン。
こちらもとても香りが複雑ですよ。ボリュームもあって食べ応えのある一皿でした。
魚料理の後に出して頂いたのが、フランという西洋風の茶碗蒸し的な一皿。 こちらもスープのベースに生ハムが使われていたり、ブルーチーズ(フルムダンベール)が使われていたりで、香りや味わいの奥行きが凄いですね。
名称 | Chianti Classico Riserva "Vigna del Sorbo" 1988 キアンティ・クラッシコ・リゼルバ "ヴィーニャ・デル・ソルボ" 1988 |
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生産者 | Fontodi フォントディ |
価格 | |
購入店 | TKさんから |
このワインは、ぐっさんのお店のリストからではなく、TKさんがお持ち込みされたもの。
ヴィンテージはなんと1988年、30年以上前のキアンティ・クラッシコです。
でも、ラベルはキレイだし、コルクもそこまで古い感じでは無かったので、後年の蔵出しだろう、という話でした。
色は、エッジの部分にオレンジからレンガ色のグラデーションが見えますが、まだまだコアの部分はしっかりした濃い紫色です。
香りは・・・もう参りました!って感じです。とにかくボリュームが凄いんですね。
黒糖のような甘げな香りがコンコンと湧きあがって来ます。
味わいも、柔らかくて甘さや酸味があっていい具合なのですが、なんといってもこの香りを楽しみたいので、飲むのが惜しくなる感じです。
キアンティって、あまりしっかりしたワインのイメージがないというか、どちらかというと薄いワインが多い印象(※)なので、
こんなに長熟可能だとは思っていませんでした。サンジョヴェーゼって凄いっすね、見直しました。
貴重な体験をありがとうです!>TKさん
(※) 安ワイン者の個人的な見解です。
点数 | 92点 |
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肉料理の前に出して頂いたのがこの盛り合わせ、左写真左から生姜漬け、黒毛和牛のコンビーフ、黒毛和牛のジャーキー。
ジャーキーで赤身の肉々しさを楽しんで、コンビーフで脂を味わって生姜でサッパリ。これだけでワインが進みます。
そして、ぐっさんと言えば肉料理ですよ。
讃岐牛 内モモ肉のロースト
こちらも味付けにシェリー酒やレモン、シナモンなんかが使われていて、下には焼いたリンゴが敷かれていて、
かなりのボリュームですが最後まで飽きずに肉の美味しさを満喫できました。
名称 | Bourgogne 2008 ブルゴーニュ 2008 |
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生産者 | Sérafin Père & Fils セラファン・ペール&フィス |
価格 | 8,000円 (お店価格) |
購入店 | kitchen g3 |
あとはグラスワインにしましょうか~なんて話も出ていましたが、筋金入りの呑兵衛が集まっているわけですから、やっぱりもう一本注文することになりました。
最初は師範に選択を任されましたが、どうしても知っているワインを選びそうになってしまうわけですね(目についたのが南アフリカのグレネリーの赤)。
それじゃやっぱり面白くないと思い、泡大将に選択をバトンタッチ。選ばれたのは、2008年産のACブルゴーニュ、造り手はセラファン、お値段は8,000円。
いや~、自分じゃ選ばないですよ、8,000円のACブルなんて。調べたらセラファンのACブルと稽古するのは実に20年ぶり。
その時から既に結構なお値段だったみたいです。
グラスに注がれた色を見てまずビックリ、黒くて濃いです。「これがACブルゴーニュなの?」って感じです。
香りも、およそこのグレードのワインの香りじゃ無いですね。そして12年も前のワインなのに、未だに赤いフルーツが若々しく香ります。
味わいも、ある意味ピノ・ノワールとは思えないようなしっかり具合。
ややエレガントさに欠ける感じもあって、これ絶対ブラインドとかじゃ当たらないヤツです。
2008年、よほど良い年だったのかと調べましたが、そういうわけでも無かったみたいです。
やっぱりブルゴーニュは「造り手」ですなぁ。ブルゴーニュに限らずそうなのかも知れませんが。
点数 | 82点 |
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肉料理の後に出して頂いたのが・・・なんて書けば良いんですかね?「超複雑で高級な猫まんま」でしょうか?
スミマセン、師範の語彙では表現できません。でも美味しかったです!
最後にデザート、リンゴのタルト アイスクリーム添えを頂きました。こちらも美味しゅうございました(ってか語彙力以前に正直あまり覚えて無かったり)。
左写真が、このお店のワインセラー(の一部)。一部屋丸ごとセラーになっています。ワイン好きの憧れですね。
そんな感じの会食会。一人8,000円の料理と、いろいろ飲んだビールやワインを含めて、お会計は一人20,000円でした。
なかなか集まって会食会をするのも憚られるような昨今ですが、好きな店には是非頑張って貰いたい、と心から願っております。
今晩もリモート宴会なので早めにウォーミングアップ、飲んだのは「プレモル<香る>エール 摘みたてホップ初摘み2020」。
普通の<香る>エールとどう違うのかとかいう小難しい問題は置いといて(ってか良くわからんのです)、
この時期の外飲みはグラスが汗かかないしぬるくもならないのでナイスです。
もっと寒くなるとさすがに出たくなくなりますけどね。
名称 | Kuju-Winery Muscat Bailey A 2018 久住ワイナリー マスカットベリーA 2018 |
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生産者 | Kuju-Winery 久住ワイナリー |
価格 | 1,859円 (寄付金額:5本セット40,000円 720ml) |
購入店 | 大分県竹田市 |
夕食のメニューは、師範代謹製鶏の唐揚げ、ナスの揚げびたし、ウマヅラハギの刺身、タコとブロッコリーのサラダ、大学芋。
ワインは、料理との相性面と、リモート宴会との相性面(九州の大学時代の部活OB/OGの会)を考えて、
ふるさと納税でゲットした九州は大分産のマスカット・ベーリーAをチョイス
(ラベルには「ベーリーA」ではなく「ベリーA」と書かれていますので、銘柄表記はそれに倣っています)。
色は、かなりしっかりとした濃さのある赤紫色。色だけだったら高級ブルゴーニュっぽいですね。
でも香りは高級ブルとは全く傾向の異なる、いかにもタコにも「マスカット・ベーリーA」でござい!って雰囲気です。
イチゴキャンティのような甘い香りと、ココナッツ・オイルのような香ばしさ。
グルグルとスワリングすると、香水のような雰囲気も出て来ます。
味わいは、渋味はこの品種にしてはあるほうで、甘さもそこそこあって酸味は控えめ。
ラベルには「ベリーAをメインに山葡萄系品種くしふるの夢を少量ブレンド」「山葡萄由来の旨味とコクが特徴」と書かれていますが、
ベーリーAにしてはタンニンを感じるのがこの補助品種由来なのかな?
香りのボリュームはあるし、味わいも親しみやすく(ユルいとも言えるかも)、マスカット・ベーリーAの品種の個性が良く出たワインだと思います。
鶏の唐揚げと合わせましたが、良く似たところで大分名物の「とり天」なんかだとバッチリ来そうです。
ウマヅラハギの刺身ともケンカしない包容力がありましたよ。
九州人の地元判官贔屓も加味した上でお薦めです。
点数 | 74点 |
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リンク |
【ふるさと納税】 久住ワイナリー 赤ワイン 白ワイン 辛口 5本セット 寄付金額 40,000円 |
名称 | Montfaucon "Les Gardettes" 2015 モンフォコン "レ・ガルデット" 2015 |
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生産者 | Dom. de Montfaucon ドメーヌ・ド・モンフォコン |
価格 | 1,067円 |
購入店 | カーヴ・ド・リラックス |
本日の夕食は、カナダ産牛肩ロースの和風サイコロステーキ。
であればワインはしっかりめの赤でしょう、ということでチョイスしたのが南仏産のこの銘柄。
虎ノ門のカーヴドリラックスに伺った際、在庫処分の箱に入れられていたのでサルベージしました。
銘柄に聞き覚えがあって過去の稽古を調べたら、なんと12年ぶり3回目の稽古ですな。もちろんヴィンテージは違います。
リンクをクリックすると開く古い記録はスマホでは読みづらくてスミマセン。なんとかしなきゃと思ってからもう7年近く放置しています。
色は、濃いけど清澄度の高い、キレイな紫色です。5年経ってますけど、エッジまで同じトーンですね。
香りは、ツンツンする感じの果実香と、青畳のようなトボケた青っぽさがブワッと来る、いかにも南仏な感じの香り。
ちなみに品種はグルナッシュ、サンソー、カリニャン、シラーだそうです。
味わいは、渋味と酸味があって骨格はしっかりしています。ただ、なんとなくコアが無いような印象を受けます。
糖度は7.3なので別に甘味に欠けるわけじゃ無いので、もしかすると「飲み頃を過ぎた」感じなのかな?と思ってました。
抜栓後時間が経つと、味わいの真ん中が凹んだ感じもだんだん回復して、普通にしっかりした赤ワインに変化しました。
これ「過ぎた」ワインじゃなくて「若い」ワインが辿る経過だよね。
香りにお味わいにもやや荒っぽさはあります。でも1,000円だからね、漱石一枚でこのパフォーマンスはかなりお買い得でした。
Vin de France格付けで在庫処分品だったという先入観が邪魔をしたけど、明らかに「まだ若い」ポジションにあるワインです。
点数 | 76点 |
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名称 | Burlesque "Old Vine" Zinfandel 2018 バーレスク "オールド・ヴァイン" ジンファンデル 2018 |
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生産者 | Boutinot America ブティノ・アメリカ |
価格 | 1,015円 (単品価格:2,178円) |
購入店 | ワインショップ ドラジェ |
本日は職場のメンバーのリモート送別会。送られるのは、この春に留学から帰られた後、
職場では一度もお会いせずに(一度飲みには行きました)異動することになったFさん。
送別会がリモート言うのはなんとも味気ないものですな。
そんな会のお供として選んだのは、先日の楽天スーパーセールで購入した「【スーパーSALE限定半額】プレミアム 家飲み ワイン 9本 セット」
税送料込み10,890円からの1本で、カリフォルニア産のジンファンデル。
道場の「一人宴会会場」は屋根裏部屋なので、ツマミが無くなっても単体でいけそうなワインをチョイスしました。
色は、濃いには濃いけど向こうはキッチリ透けます。ジンファンデルって大粒なのかな?こういう色のワインが多いですね。
香りのボリュームは控えめですが、干しプラムのような甘げな果実の香りに消し炭のような煙たい感じがあって、そこそこ複雑な感じです。
味わいは、ひとまず「甘い!」です。糖度は8.8ありますからね。
渋味や酸味は少な目ですが、若干の炭酸のチリチリがあるのでファンタグレープっぽくもあります。
こういうワインは冷えてた方が好印象なので、瓶を包むタイプの保冷剤(「ラピッドアイス」的なモノ)で冷やして稽古していました。
どうってことないワインですが、今回みたいな「ソロ飲み」にも良いし、甘い味付けのバーベキューソースなんかに合わせたら良さそうです。
点数 | 72点 |
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リンク |
プレミアム 家飲み ワイン 9本 セット 第7弾 21,780円 Burlesque Zinfandel 2018 [Boutinot America] 2,178円 |
名称 | White Chocolate Moose Viognier 2019 ホワイト・チョコレート・ムース ヴィオニエ 2019 |
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生産者 | (Les Producteurs Réunis à Cébazan) (セバザン生産者組合) |
価格 | 990円 |
購入店 | カルディ 横浜ベイクオーター店 |
本日の夕食当番は師範でございます。メニューは、太刀魚のバター焼き、とろ卵豚キャベツ、焼きブロッコリーとトマトのサラダ、BLTスープ。
CookDoの合わせ調味料を使った「とろ卵豚キャベツ」は、豚がメインながら「海鮮うま塩炒め」と書かれているので、多数決で白ワインとなりました。
選んだのは、カルディで買った南仏のヴィオニエ。「ホワイト・チョコレート・ムース」なんて名前なので、お手頃価格だけどコッテリ系だろうと思った次第です。
色は、ホワイトチョコみたいな乳白色・・・をしているはずもなく、普通に薄めの麦わら色。
香りは弱めです。グラスのボウルに鼻を突っ込んでクンクン嗅ぐと、ヴィオニエらしいクチナシや沈丁花みたいな花の香りがします。
鼻で嗅ぐ分には樽っぽさはありません。
味わいは、やや甘めで苦味があって、酸味は控えめ。名前から受ける印象の先入観からか、なんとなくトロリとした舌ざわりを感じます。
南仏のヴィオニエらしいヴィオニエが、1,000円以下で買えるってのはかなり「アリ」だと思います。
惜しむらくは酸が弱めなので、温度が上がるとダレた感じになっちゃうのね。
あと、良くも悪くも「ホワイト・チョコレート・ムース」って名前を付けるほどのお菓子感はありません。
点数 | 73点 |
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名称 | Aransat (Orange Wine) 2018 アランサット (オレンジ・ワイン) 2018 |
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生産者 | Borgo Savaian ボルゴ・サヴァイアン |
価格 | 1,562円 |
購入店 | ワインショップ ドラジェ |
「一人で勝手に比較テイスティング」のワインが明るいうちに終了してしまいましたので、夕飯のお供には別のワインを開けます。
本日の夕食は、シャルキュトリー盛り合わせ(ガローニ・プロシュート、ビラーニ・コッパ、ビラーニ・ミラノ)、
ペンネリガーテ・グラタン、シーフードのマリネ、トマトとクリームチーズのサラダ、主食はブール・アンジュのバゲット等。
なんとなくイタリアの風を感じるメニューなので、ワインもイタリア産、フリウリのオレンジワインをチョイスしました。
オレンジワイン、これまで数回稽古していますが、道場稽古場で一人一本マルマル稽古を付けるのは初めてかもです。
色は、そんなに「ガチでオレンジ!」って感じではありません。自然派にありがちな濁りも無くて、若いソーテルヌくらいの色合いって感じですが、
ソーテルヌとの違いは粘性がさほど高くないところです。
香りのボリュームは弱めです。やや自然派チックなアンモニア臭はありますが、そんなに強いものではなくて、
基本的にはアプリコットみたいなフルーツの香りと、アールグレイのようなフレーバー・ティーの香りがします。
味わいは、「甘:渋:酸:旨=2:1:1:1」くらいのバランス。
渋味の要素を感じるので、白ワインでも赤ワインでもない、オレンジワインらしさがちゃんとあるように思えます。
印象としては「オレンジワイン入門編」といった感じでしょうか。
個人的には、田舎の無人駅のトイレ感バリバリの「ガチなオレンジワイン」よりこれくらいの方が親しみやすく感じますが、
じゃあ赤や白より何が良いのか?と問われると返答に窮します。
「飲めば美味しいだけど使いドコロが判らない」という、日本におけるロゼワインの立場と同じ位置にポジショニングされてしまう感じはあります。
点数 | 74点 |
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リンク |
Aransat Orange Wine 2018 [Borgo Savaian] 1,562円 |
最近ツイッター関連のネタばかりで恐縮ですが・・・
先月、ソムリエコンクールで優勝経験のある田邉さんが、
ツイッター上で『プロフィールを見ておすすめワインをセレクトします』という面白い試みをされていました。
師範の場合、プロフィールには
「安ワイン道場の師範です。リツイートは「共感」の意を表しています。」
としか書いていないわけですよ。それでいったいどんなワインを提案して頂けるのか大変興味があったわけですが、
リツイートしたその日のうちにこんなご提案を頂きました。
師範はご存知かもしれませんが、チリのレイダヴァレーのピノノワール
— 田邉 公一🍷tasting note (@tanabe_duvin) November 15, 2020
ドメーヌ デ グラスをおすすめしたいです🍷
マグロやウナギにも合わせたい赤ワインです😊 pic.twitter.com/Gy3OKSq57f
いやービックリしましたね。何が凄いってまず道場で未稽古の銘柄です。知っている銘柄をお薦めされてもつまんないですからね。 そして、ニューワールドのピノという師範の好物な領域だし、お値段2,000円弱という「誰かに背中を押されないと買わない」銘柄なのも的を射ています。 ご提案に敬意を表して、この銘柄のみならず同ワイナリーのピノの廉価版と高級版、合わせて3本をゲットしました。 松竹梅ある中でなぜ「竹」がお薦めされたのか、その真意を探ろうという魂胆です。
その3種がコチラ。左から
・エステート 2019:廉価版(1,216円)
・レイダ 2018:ご推薦の銘柄(1,870円)
・アンテュ 2017:高級版(2,618円)
この3本を、金土日の3日間かけて稽古をつけていきます。
ちなみに、師範自らご用意させて頂いた初日の料理は、
お薦めに従いマグロの中華風カルパッチョ、回鍋肉、ふかひれスープ(byニチレイ)、レタスとトマトとペッパービーフのサラダです。
それでは張り切って稽古スタート!
12日:二日目の結果を追記しました。合わせた料理はすき焼きです。
13日:三日目の結果を追記しました。料理は無しで食前酒です。
名称 | Domaine de Gras "Estate" Pinot Noir 2019 ドメーヌ・デ・グラス "エステート" ピノ・ノワール 2019 |
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生産者 | Dom. de Gras (Viña Mont Gras) ドメーヌ・デ・グラス (ビーニャ・モント・グラス) |
価格 | 1,216円 |
購入店 | 酒類の総合専門店 フェリシティー |
まずこちらが廉価版の「エステート」、ヴィンテージは一番若い2019年産です。廉価版といっても税込み価格は1,200円強なので、
エントリークラスとしてはそれなりの値段ではあります。
畑の所在は一か所ではなく、セントラル・バレーやレイダ・バレーの複数の場所みたいですね。
ショップのサイトには『ステンレスタンクを使用し低温から徐々に温度を上げて醗酵。』と書かれているので、
木樽熟成はさせていないものと思われます。
色は、3種の中では一番薄めの赤紫。澄んだ色合いで純粋にキレイです。
香りは、チリ産のピノ・ノワールらしい熟し切ったイチゴ、それもちょっと打って傷んだ部分のような香り。香りのボリュームはそんなに強くはありません。
味わいは、色や香りの印象通り、やや軽めで薄い感じ。酸味は弱くて(pHは4.1)、かといってそんなに甘いわけでもなく(糖度7.2)、全体に小ぶりな印象です。
ピノ・ノワールらしさは表現されていると思います。でも全体にスケールが小さいのね。
正直チリのエントリークラスは1,000円以下でももっとしっかりしたワインがあったりするから、
この値段で勝負するのはやや分が悪い気はします・・・というのが初日の印象です。
そのままスクリューキャップを戻して、屋外に一晩置いて、翌日はグラスを替えて再稽古。 香りは、昨日とは打って替わってボリュームが出て来ました。ただ、このゴムっぽい雰囲気は好き嫌いが分かれるかも。 味わいの軽さは昨日とあまり変わりありませんね。香りが増した分+2点です。
底の方に一杯分だけ残したものと三日目に稽古。 香り、落ちました。香りのボリュームは低→中→低の放物線を描きますな。 味わいは最後まで軽いままで終わりました。合掌。
点数 | 69(+2)点 |
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リンク |
Domaine de Gras "Estate" Pinot Noir 2019 1,216円 |
名称 | Domaine de Gras "Leyda" Reserva Pinot Noir 2018 ドメーヌ・デ・グラス "レイダ"レゼルバ ピノ・ノワール 2018 |
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生産者 | Dom. de Gras (Viña Mont Gras) ドメーヌ・デ・グラス (ビーニャ・モント・グラス) |
価格 | 1,870円 |
購入店 | 酒類の総合専門店 フェリシティー |
こちらが田邉ソムリエからお薦め頂いたワイン「レイダ」です。畑はレイダ・バレーのみ、ヴィンテージは2018年、アルコール度数はエステートより0.5%高い13.5%。
こちらもショップに書かれた情報を転記すると
『10日間の低温マセラシオン後、14~28℃で醗酵。全体の10%のみフレンチオーク樽で約8ヶ月熟成。』
だそうです。
色は、3種の中ではちょうど中間ですね。外観的にもちゃんとランク分けが出来ている感じです。
香りはかなりガラッと違います。イチゴはイチゴでも、イチゴジャムの雰囲気。
フレッシュなだけでなく、やや煮詰めたような甘さを感じる香りです。樽香はほとんど感じません。
味わいのバランスはエステートと似ていますが、渋味がやや強くなって甘味と酸味もボリュームが増した(糖度7.4/pH3.8)ように感じます。
なるほどねぇ、チリワインにありがちな「むやみに強い」感じはしなくて、スムーズでいい塩梅に仕上がっていると思います。
ソムリエ視点だと、これくらいのボリューム感の方が料理に合わせやすい、というのもあるんだろうな。なんだかとてもシックリ来ましたよ。
当初の予定では、1/3ずつ三日に分けて稽古する予定だったけど、どう見ても3本とも半分強しか残っていません。今日飲み干さないようにしないとな。 さてワインの変化は、香りに関しては昨日と同じように思えて、ボリューム的にはエステートに追いつかれた感もあります。 味わいも特に変化は無くて、やっぱりエステートよりこちらの方が随分厚みがあります。 「変化しない」というのも、レストランのグラスワイン用途に向いてそうですね。
こちらも3日目の稽古はグラス一杯分だけ。 さすがに香りのボリュームはちょっと大人しくなりましたが、イチゴジャムっぽい感じはまだ健在です。 味わいも、特に変化は無いように思います。安定感のあるワインでしたよ。
点数 | 78点 |
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リンク |
Domaine de Gras "Reyda" Reserva Pinot Noir 2018 1,870円 |
名称 | Domaine de Gras "Antu" Pinot Noir 2017 ドメーヌ・デ・グラス "アンテュ" ピノ・ノワール 2017 |
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生産者 | Dom. de Gras (Viña Mont Gras) ドメーヌ・デ・グラス (ビーニャ・モント・グラス) |
価格 | 2,618円 |
購入店 | 酒類の総合専門店 フェリシティー |
3種類目の高級品がこの「アンテュ」です。チリ産で3,000円近いレンジは、モンテス・アルファよりも高くて、コノ・スルのシングルヴィンヤードあたりと肩を並べる価格帯ですな。
畑はレイダの単一畑の中でも厳選された区画で、ブルゴーニュのグランクリュ並みの低収量(40hl/ha)とのこと。
ヴィンテージは2017年、アルコール度数はレイダよりさらに高い14%。
こちらもテクニカルを転記すると、『5日間の低温マセラシオン後、8~10℃で醗酵。その後フレンチオーク樽(新樽20%・225L・500L)で12ヶ月熟成。』
だそうです。
色は、確実にこれだけ濃い紫色を呈していて、外観だけだとピノ・ノワールとは思わないんじゃないか、ってくらい。
粘性もこれが一番高いのが見て取れます。
香りは・・・アッハー!なカラメル香。明らかに樽の要素が前面に出ていて、そしてシラーズみたいなスパイスっぽい香りも感じます。
味わいは、香りほどの強い存在感は無くて、レイダと似たバランス。糖度は7.9と明らかに高めですが、pHは3.8でレイダと同じです。
美味いっちゃ美味いですよ、コレ。ただやや「やりすぎ」感は禁じ得ないかなぁ。ピノらしさが飛んじゃっている感じです。
ワイン会のビックリアイテムとかだとピッタリ来そうですが、一人で飲むにはやや重すぎるかも。
ただ、こういうワインは日を置けば化けるんだよね~というところを期待しております。
3本の中で一番変化の幅が大きかったのがコチラです。 外観こそ変わりませんが、香りのボリュームも複雑さも他2本とは段違いです。 昨日のスパイスっぽさは残しつつ、花屋さんのようなフローラルな香りがしっかり感じられます。 味わいも、陰干し葡萄を使ったようなしっかり感と軽い熟成感。昨日のコメントを見返すとまるで別モノなんですが、 これは「変化した」というより今日のパフォーマンスが本来の姿なのかも。+3点を献上します。
こちらも三日目は一杯だけ。しかしねぇ~ちょっと飲み過ぎじゃないですかね?昨日と一昨日の師範さん! 香りのボリュームは前の2本と比べるとずっと健在で、なんとなく樽熟したベーリーAみたいなココナッツの雰囲気が出て来ました。 味わいは更に熟成感が増して、10年くらい経ったポマールみたいな感じです。 変化を楽しむならこの銘柄ですね。
点数 | 77(+3)点 |
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リンク |
Domaine de Gras "Antu" Pinot Noir 2017 2,618円 |
そんな感じの、足掛け三日の「「一人で勝手に比較テイスティング」企画、個人的には大変楽しめました。
・エステート 2019:競合犇めく1Kチリでは存在感が出しづらいかなぁ。
・レイダ 2018:レストラン等で使いやすい安定した内容。お薦めに納得。
・アンテュ 2017:相手(人 and 料理)を選ぶけど、ハマればグッド。
って感じですかねぇ。以上、よろしゅうお願いしときま~す。
先月、ドイツ産のピノ・ノワールと稽古した結果をご覧になったNagiさん
(ドイツのワイナリーで醸造責任者をされているツイッターのお知り合い)が、
『ぜひ飲んでみたい』とのことだったので、「帰国されたらお渡ししますのでご連絡を」とお伝えしました。
そうしたら、意外とその帰国タイミングが早くて、話はトントン拍子に進んで飲み会開催。
こういう時に会場としてお願いしやすいのは、
最近やけにお会いする頻度が高い泡大将がオーナー兼ワンオペ店長をされている、
亀戸の「シャンパーニュスタンド デゴルジュマン」です。
そんな、「醸造家のお話をゆる~く聞きながら安シュペートブルグンダーを味わう会」と名付けた酔狂な会に、
気持ち良く参加を表明して頂いたのは下記の心優しい皆様です。
・Nagiさん(ゲスト)とそのブログ
・ヒマワインさんとそのブログ記事Update!
・KOZEさんとそのブログ記事Update!
・徒然わいんさんとそのブログ記事Update!
・MAMIさん
・TZKさん
・泡大将さん(店長)
・安ワイン道場師範(幹事)とそのブログ・・・じゃないけど
なんだか「ブロガーイベント」みたいな集まりになりました。
名称 | Poilvert-Jacques Brut N.V. ポワルヴェール・ジャック ブリュット (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | Poilvert-Jacques ポワルヴェール・ジャック |
価格 | 680円 (Glass/飲み比べ3種1,800円) |
購入店 | デゴルジュマン |
会のスタート時間は19時だったのですが、二日の休肝日明けだった師範は飲みたくてしょうがないので、スタートの30分前に到着。
そうしたらNagiさんも既に来ておられて、ご挨拶などしておりました。ツイッターで日々の言動などを拝見しているので、なんだか初対面な気がしませんな。
早めに着いたのでウォーミングアップ、ということでまずはいつもの「シャンパーニュ3種飲み比べ」から。
ハーフサイズ3杯1,800円でシャンパーニュが飲み比べできる、このお店の魅力の一つです。
1種類目は、毎度おなじみポワルヴェール・ジャック。インポーターはダイセイワールド、
もちろん前回も稽古しております。
いつも同じコメントを書くのもアレではありますが、やっぱり美味いな、このシャンパーニュ。
シャンパーニュらしいリンゴとハチミツに適度な熟成感のある香り、黒ブドウが多めらしいしっかりした味わい。
「別にこれでいいじゃん」といつも思いますね。
税別2,000円で買える&あちこちで見かけるシャンパーニュですが、間違いない美味しさで師範のお気に入り銘柄です。
『安くたくさん出していますがなにか問題ありますでしょうか?』と瓶の中から声が聞こえるようです。
ワインに、特別なストーリーや希少性を求める向きには合わないかも知れませんが。
点数 | 81点 |
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名称 | Charlier & Fils "Carte Blanche" Brut N.V. シャルリエ&フィス "カルト・ブランシュ" ブリュット (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | Charlier & Fils シャルリエ&フィス |
価格 | 1,300円 (Glass/飲み比べ3種1,800円) |
購入店 | デゴルジュマン |
2種類目は、3月にも稽古したシャルリエのカルト・ブランシュ。
インポーターはヴァンパッシオンですね~。
裏ラベルにはちゃんとテクニカルな情報が書かれていまして、ドザージュは7.8g/L、瓶詰めは2016年4月、デゴルジュマンされたのは2020年4月とのこと。
なので熟成期間は4年、ということですね。
外観は、特に前のポワルヴェール・ジャックと変わりありません。香りを嗅ぐと、相対的には弱めに感じました。
「あー、やっぱり師範の身体には安いのがお似合いか?」と思いつつ口に含むと、これがビックリのベリーとカラメルの香り。
泡大将曰く、このベリーっぽさは『ムニエの比率が高いからでしょう』とのこと。なるほどねぇ。
前回は樽の要素に心を持って行かれたのですが、今回は樽よりもベリーに心惹かれました。
明らかに他のシャンパーニュとは傾向が異なって、これなら師範にも違いがわかります。
大変美味しゅうございました。
点数 | 84点 |
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名称 | Le Brun Servenay "Grand Cru" Vieilles Vignes Extra Brut 2008 ル・ブリュン・セルヴネィ "グラン・クリュ" ヴィエイユ・ヴィーニュ エクストラ・ブリュット 2008 |
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生産者 | Brun Servenay ブリュン・セルヴネィ |
価格 | 1,500円 (Glass/飲み比べ3種1,800円) |
購入店 | デゴルジュマン |
3種類目がコレ、なんとヴィンテージ・シャンパーニュです。
これまで3種飲み比べにヴィンテージ付きのものが含まれていたことは無いんじゃないかな?
今月はお得感が高めですよ>読者な皆様。インポーターはフィラディスです。
外観は、これだけブラン・ド・ブラン(シャルドネ100%)だからか、色が薄めに感じました。
香りのボリュームはこれが一番ですね、熟成期間の長さが感じられるマッタリとした香りがグラスの中からコンコンと湧き出て来ます。
口に含むと、かなり強めの酸味があってキリッとした味わい。甘くない梅酒があるじゃないですか、ああいうタイトで存在感のある味わいです。
これまた美味しいシャンパーニュだな。
Nagiさんも『酸味が好みなので3種の中ではこれが一番好きです』と言われていました。
師範的には前のシャルリエと甲乙つけがたい感じでしたが、他人様の意見に流されやすいタイプなのでコチラに1ポイント上乗せです。
点数 | 85点 |
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名称 | Thierry Houry "Grand Cru" Blanc de Blancs N.V. ティエリー・ウーリ― "グラン・クリュ" ブラン・ド・ブラン (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | Thierry Houry ティエリー・ウーリ― |
価格 | 1,200円 (Glass) |
購入店 | デゴルジュマン |
3種飲み比べを終了したあたりでスタート時間、概ねメンバーも揃ったところで乾杯です。
で、師範の手元には既に飲み干したグラスしかない、ということでグラスのシャンパーニュを注文。
周りを見渡すと、MAMIさんが『コレ美味しい』といって飲んでおられるし、徒然ワインさんもこのワインを注文されている
・・・というわけで師範も付和雷同的に注文したのがこのティエリー・ウーリ―です。
こちらもインポーターはフィラディスですな。
ボトルの最後の1杯でしたが、泡は十分保っています。
香りを嗅ぐと・・・なんとなくチーズのような動物的な雰囲気があります。
赤ワインだとそういうのもありますが、シャンパーニュでは珍しいような。
味わいも、どこか芋焼酎のような、良く言えばコクのある、悪く言えばクセのある味わい。
スッキリした透明ボトルから受けるのとはかなり印象の異なる味わいです。
後で調べてみると、このワインは7月にも稽古していて、その時もあまりピンと来なかったみたい
・・・ってか、たった4か月前ですわ。それくらい覚えておこうよ>自分
点数 | 75点 |
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今回は、大将に料理お任せでお願いしております。その一皿目がコレ。
ブラッターチーズとイチゴ
『みなさん最初はシャンパーニュを召し上がると思って』とのことでしたが、もちろん召し上がりますよ。
そして、↑のティエリー・ウーリ―に感じたチーズっぽさが、ブラッターチーズのおかげで良い感じにマスクされて、
「なるほど相性とはこういうことなんだな」と思いましたですよ。
名称 | Nana-Tsu-Mori Pinot Noir 2014 ナナツモリ ピノ・ノワール 2014 |
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生産者 | Dom. Takahiko ドメーヌ・タカヒコ |
価格 | |
購入店 | (徒然わいんさんから) |
そもそもは「安シュペートブルグンダー飲み比べの会」だったわけですが、
お誘いした徒然わいんさんから『なかなか一人では開けられない日本のピノ・ノワールを持って行きます』と申し出て頂きました。
それも、マニア垂涎の「ドメーヌ・タカヒコ」と「ボー・ペイサージュ」ですよ。
なんだか会の格付けがグッと上がった感じがします。
そのうちの1本目が2014年産のナナツモリ。この銘柄の2017年産は9月にも稽古していて、
その時はブラインドだったんだけど全員が正解という、個性の際立った銘柄と認識しております。
色は薄めの赤紫で、やや濁りがあります。当日の持ち込みなので濁りはしょうがないですね。
ちなみに澱が舞っているからってそれを味覚で検知する能力は師範には無いので、見た目以外は無問題です。
香りは、「あー、やっぱりドメーヌ・タカヒコだなぁ」と感じるカツオ出汁の雰囲気。
もちろんプラムっぽいフルーツの香りもありますが、相対的には控えめです。
味わいは、ほんのり甘さがあって渋味と酸味はそこそこ。バランスは悪く無いですし、余韻も結構あります。
Nagiさん曰く『かなり収穫を遅らせているのだろう』とのこと。そういうことまでわかるのね、醸造家の方は。
造り手の個性なのか、ラベルを飲んでいるのか、やっぱり「ドメーヌ・タカヒコのワインだなぁ」と感じますね。
全体に小ぶりな印象ながら、美味しいワインではあると思います。ただ、一瞬で売り切れるほど人気が出る理由は師範にはわかりません。
点数 | 79点 |
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名称 | Tsugane Pinot Noir 2011 津金 ピノ・ノワール 2011 |
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生産者 | Beau Paysage (Eishi Okamoto) ボー・ペイサージュ (岡本英史) |
価格 | |
購入店 | (徒然わいんさんから) |
徒然わいんさんが持参されたもう1本がコチラ、これまた大人気で瞬殺アイテムな造り手である「ボー・ペイサージュ」のピノ・ノワール。
このワインが売られている情報を聞きつけて、わざわざ遠方まで買いに行かれたワインだとか。
なんだか入手するのにかなりの労力が強いられるみたいですね、ここのワイン。
過去には2014年のラ・モンターニュと2000年のメルローと稽古しておりますが、
もちろんどちらも師範が購入したものではありません。
色は、前のナナツモリと違って濁りはありません。ややオレンジがかったエッジに、熟成期間の長さが伺えます。
香りは、ちっちゃなフルーツの香りと、日本のメルローによくある古い蔵の中のような湿っぽい香り。
MAMIさんは「アセロラの香り」と言われていましたが、なるほどです。
味わいは、渋味甘味酸味の全部が控えめで、こちらも日本のメルローのような青い茎っぽさを感じます。
Nagiさん曰く『かなり収穫が早い、そして茎っぽさはその状態での全房発酵由来だろう』とのこと。更になるほど~。
『品種が変わっても造り手の個性って強く出るんですねぇ』って話でした。
これ飲んでピノ・ノワールだと答えられる人は相当な日本ワイン通だな。
ともあれ大変貴重な経験になりました。ありがとうございます!>徒然わいんさん
点数 | 75点 |
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二皿目の料理がコチラです。
乳飲み仔牛のタンと低温調理した鴨
「乳飲み仔牛のタン」ってものを初めて頂きましたが、美味いねぇ~コレ。
タン先のキメ細かさとタン元の柔らかさが両立している感じです。
それにしてもまだ赤ちゃんの仔牛を締めて食べちゃうんだよな。
美味しいものとは罪深きもの、ありがたく頂戴致します。
味わいが繊細な日本のピノとの相性もバッチリでした。
名称 | Klaus Kaiser Pinot-Noir 2018 クラウス・カイザー ピノ・ノワール 2018 |
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生産者 | Klaus Kaiser (Josef Drathen) クラウス・カイザー (ジョセフ・ドラセン) |
価格 | 990円 |
購入店 | カルディ 横浜ジョイナス店 |
そして本題の「安シュペートブルグンダー飲み比べ」です。
まず最初に、今回の会のきっかけとなったカルディの990円のシュペートブルグンダー。
ラベルには"Pinot-Noir"と書かれているし、ボトルの形もブルゴーニュに擬態しております。
ドイツ国内では売られていない銘柄とのことです。
こうやって比較して飲むと真実が見えてくるというか・・・前回稽古した際にはそこそこ好印象だったんですよ、
でも定評ある日本のピノの後に頂くと、明らかに深みと余韻が足りないのね。ストン!と落ちる感じがします。
Nagiさん曰く『これは熱抽出でしょう』とのこと。
熱抽出って初めて聞きましたが、60℃くらいの温度にして絞ることで、短時間にタンニン含めた様々な要素を取り出せる手法、とのこと。
師範は、この独特の軽さの原因を「マセラシオン・カルボニックかな?」と思っていましたが、どうもそうではないらしいです。ホントいろいろ勉強になります。
・・・というわけで、前回よりもややポイントは下げちゃいましたが、依然として990円だったらお買い得ではあると思います。
ただ、徒然わいんさんもTZKさんも最後までこのワインを飲み干さなかった、という事実はお伝えしておかねばなりますまい。人によってはダメみたいです。
点数 | 73点 |
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名称 | König Blauer Spätburgunder Trocken 2017 ケーニッヒ ブラウアー・シュペートブルグンダー トロッケン 2017 |
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生産者 | Weinbau P.&P. König ヴァインバウ・P.&P.ケーニッヒ |
価格 | |
購入店 | Nagiさんから |
ここからはNagiさんがはるばるドイツより持参されたワインが3本続きます。
『どれも10€前後で、安さの理由が異なる3本を選びました』とのことです。
いやー、「安ワイン道場」のことを良く判っていらっしゃる、ありがたい話です。
その1本目がコレ、ラインガウの中でも下流域にあるアスマンハウゼン産。ドイツでは珍しく赤で有名な村だそうです。
広域ではなく村名なのに安い理由は、『造り手がおじいちゃんで設備の更新とかをあまりしていないから』とのこと。
そういう情報、ラベルやサイトなんかからは絶対わからないですよね、現地の方と飲む醍醐味であります。
色は、前の日本のピノと比べると明らかに若々しく、濃い赤紫色です。
香りは、アメリカンチェリーのようなフレッシュなベリーの香りがシュッと香ります。ホント「シュッと!」ですよ。
味わいは、雑味が無くてピュアで透き通った感じ。口腔内からそのまま体内に沁み込んでいくような、そんな味わいです。
造り手がおじいちゃんという先入観があったからか、もっと老獪なワインを想像したけど、ワインはピュアっピュアでした。
なるほどこれがドイツのシュペートブルグンダーなのね。1,000円台でこれなら万々歳だわ。
点数 | 80点 |
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ドイツのシュペートブルグンダーのタイミングで出して頂いた料理がコチラ。
猪のハンバーグ
粗挽きで、肉々しさを感じるハンバーグです。
臭みも無くて大変美味しく頂きました。
ピノ・ノワールと合わせても良いですが、シラーなんかに合わせるともっと本領発揮しそうではありましたね。
名称 | Arndt F.Werner Spätburgunder Trocken 2018 アルント・F・ヴェルナー シュペートブルグンダー トロッケン 2018 |
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生産者 | Weingut Arndt F.Werner ヴァイングート・アルント・F・ヴェルナー |
価格 | |
購入店 | Nagiさんから |
2本目がコチラ、ライン川を挟んでラインガウの対岸、南側に位置するラインヘッセン産のシュペートブルグンダーです。
こちらが安い理由は『小樽を使わず大樽を使うから』とのこと。
ラベルの肩に金賞受賞のステッカーがありますが、『この手のコンクールはあちこちで開かれているからあまり重視しなくて良い』とのこと。
やたら「金賞受賞!」を謳うショップに聞かせてあげたいです。
色は、前のラインガウ産よりもさらに濃い紫色。
2018年はドイツでも40℃を超える気温を記録した暑い年だったそうで、その影響もありそうです。
アルコール度数は13.5%もありますし。
香りは、前のがチェリーだったとすればコチラはイチゴ。同じベリーでも少し熟した感じと言うか、ブルゴーニュで言えばニュイとボーヌみたいな違いです。
口に含むと、軽い炭酸のチリチリ感があって、アルコール度数が高い分ボリュームを感じます。一方で、やや重たい雰囲気でもあります。
この2本で判ったようなことを言うのは甚だ早計だとは思いますが、「ラインガウ=北のピノ、ラインヘッセン=南のピノ」と認識しました。
これまでドイツのピノは「全て北のピノ」としか考えていませんでしたので、師範のドイツに対する理解の解像度が一段階上がった感があります。
点数 | 78点 |
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名称 | Shelter Winery Spätburgunder Trocken 2018 シェルター・ワイナリー シュペートブルグンダー トロッケン 2018 |
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生産者 | Shelter Winery シェルター・ワイナリー |
価格 | |
購入店 | Nagiさんから |
3本目がコチラ、ドイツ産には珍しく(なのかな?)ブルゴーニュタイプのボトルに入ったシュペートブルグンダーです。
造り手の名前も"Shelter Winery"とドイツ語っぽく無かったりします。
産地は、これらの中では一番南のバーデン。そういえば若かりし頃、バーデンバーデンのサウナに行ったことがあります。
いやー、あれはカルチャーショックだったなぁ(どうでもいい)
こちらのワインが安い理由は『上級ワインに使った後の2年目以降の樽が使われているから』とのこと。
そもそも「樽熟成Xヵ月、新樽比率Y%」とか言っても、いろいろカラクリがあるそうで、そのあたりの話も大変興味深いものがありました。
色は・・・あいにくちゃんと記録も記憶もしていませんが、やはり「ドイツの赤」の一般的な印象とは異なる、しっかりとした濃さがあったように思います。
香りは、これブルゴーニュって言われれば信じちゃうよな、という感じ。チェリーやイチゴの香りに、2年目以降とはいえちゃんと樽の香りを感じます。
味わいもブルゴーニュですよ、コレ。それも、1,000円台のうっすいヤツじゃ無くて、村名クラスのちょいと良いヤツな感じです。
これが10€前後なのはホント羨ましいですな。もちろん現地の価格だからなんでしょうけど、
じゃぁ日本ワインがこの日本で1000円台前半だとどんなワインが買えるかと考えると、残念な気持ちになるのを禁じ得ません。
良いなぁドイツ!
点数 | 82点 |
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パスタも出して頂いています。
ポルチーニと鴨のタリアテッレ
大将は、ワイン注いで料理も作ってグラスも洗って拭きあげて・・・を同時にやっているんですな。
それにちょこちょこワインの味見もしながら。ご立派ですよ。
そして、今回はグラスと大量に使うということで、わざわざグラスのセットを持参して頂いたTZKさんにも心から感謝でございます。
名称 | Paul Cluver "Estate" Pinot Noir 2018 ポール・クルーヴァー "エステート" ピノ・ノワール 2018 |
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生産者 | Paul Cluver ポール・クルーヴァー |
価格 | |
購入店 | KOZEさんから |
予定のワインは以上で終了だったのですが、追加でこの1本をKOZEさんから提供して頂きました。ありがたい話でございます。
銘柄は、みんな大好き南アフリカのポール・クルーヴァー。
まぁKOZEさんといえば南アフリカ、南アフリカと言えばKOZEさんですからね。
で、やっぱり美味いわ、このワイン。
旧ワールド(ブルゴーニュ)のピノ・ノワールの良さと、ニューワールド(カリフォルニアとか)のピノ・ノワールの良さを併せ持った感じ。
Nagiさんによれば、『冷涼な地域の畑で、収穫は早め、樽のローストは軽めだろう』とのことです。
もうなんと言うか、見えている世界が違うんだろうな。
個人的には、今回のワインの中で一番ヒットだったのは南アフリカのコレだった、という何とも言えないオチが付いてしまったわけですが、
実際にそうだったんだからしかたありません。これも現地価格だと1,000円台なんだよね、良いなぁ南アフリカ!(コロッと趣旨替え)
点数 | 86点 |
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デザートも頂きました。
生チョコレートとオクシタニアルのスイーツ
オクシタニアルさん、最近ツイッターのワイン界隈で話題ですな。
アフリカーさんの近くにあるみたいなんで一度足を運ばなきゃです。
右写真が、今回稽古したピノ・ノワール(シュペートブルグンダー)たち。
ピノ・ノワールなのにブルゴーニュが1本も無い、というハードコアなワイン会でした。
ワイン会初参加のヒマワインさんに於かれましては、こんな「言いたい放題」の会が一般的だと思われませんよう。
普通のワイン会はもっと穏やかで上品ですよ、きっと。知らんけど。
そんな感じのワイン会、新型コロナウィルスの感染拡大に配慮して午後10時前にはキッチリ解散と相成りました。
ちなみに今回の会費は、料理と持ち込み代含めて一人6,000円or7,000円。それに追加のグラスワインは各自負担、という感じでした。
機会があればまたよろしくお願いします!>皆様
名称 | Coldstream Hills Yarra Valley Pinot Noir 2018 コールドストリーム・ヒルズ ヤラ・ヴァレー ピノ・ノワール 2018 |
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生産者 | Coldstream Hills コールドストリーム・ヒルズ |
価格 | 1,740円 (単品価格:3,828円) |
購入店 | 銘醸ワイン専門 CAVE de L NAOTAKA |
本日の夕食は、豚スペアリブのオーヴン焼き、トマトのチーズ焼き、バターナッツかぼちゃのスープ、切り昆布の酢の物。
ワインは、夏のセールで半額だった時に買った「厳選ちょっと良い赤ワイン3本セット」からの3本目で、
師範お気に入りの銘柄「コールドストリーム・ヒルズ」のピノ・ノワール。
直近の稽古は3年前の2016年産です。
まだ明るいうちから飲み始めて、ジックリ楽しんで参ります。
外観は、ピノ・ノワールとしてはかなりしっかりした赤紫色。ブルゴーニュだったら1級以上って感じですかね。
香りは、「コレです、コレ!コレ!!」です。アメリカンチェリーの果実香と、高級な革製品のようなケモノ感、そしてやんわりと香ばしいバニラ香。イイ香りですねぇ。
味わいは、良く言えばとてもスムーズ、悪く言えばちょっと掴みドコロが無い感じ。
ニューワールドらしく甘さしっかりで酸味は控えめ、それを渋味が取り囲んでいるみたいな雰囲気です。
こういうワインこそ時間をかけて吉なんですよ。
・・・ってなわけで、すぐに無くなると悲しすぎるので、間にビール・タイムを挟んで時間稼ぎさせて頂きました。
抜栓後1時間半経過して2杯目、カラメルっぽい甘香ばしさが出て来ましたよ。でも味わいはまだちょっとそっけない感じ。もう少し待ちましょう。
佳境は抜栓後2時間半を過ぎてから。タンニンが柔らかく変化して、ダイレクトに甘さと旨味を感じられるようになります。
美味いなぁ、コレ。こんなのが買値相当額1,000円台で買えたのは現代の奇跡ですよ。
でも、あと数年置いておいた方が良かったかも・・・という、贅沢な「やっちまった感」もほのかに頭をよぎります。
とはいえやっぱり美味いな、コールドストリーム・ヒルズのピノ・ノワール。
ストック用含め、お安くなった時は是非ゲットしたい銘柄です。
コレを購入した"Cave de L.NAOTAKA"という楽天のショップ、いろんなワインが時々「えぇ!」ってくらい安く売られることがあるので要チェックです。
今も楽天スーパーセール期間中なので、かなりお安いアイテムが出てますよ。↑↓のリンクをクリック!クリック!!(師範が喜びます)
点数 | 83点 |
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リンク |
Coldstream Hills Yarra Valley Pinot Noir 2018 3,828円 NAOTAKA厳選ちょっと良い赤ワイン3本セット 13,156円 (今はこのワインは含まれていません) |
本日は師範代の生誕記念日なので、家族でご近所フレンチのジャンティエス・コマチでディナー。
前回伺ったのがホワイトデーの時だから約半年ぶり。
師範家としては比較的間を開けずに再訪、果敢に経済を廻しております。
やっぱり近所の良い店は無くなって欲しくないですからね。
・・・と、やや上から目線で店内に入ると、ゆったりと席が配置された広めのフロアはほぼ満席。
お客さんは比較的年配の方とか、師範家みたいに家族で訪問って感じの方が多いですね。
地域にしっかり根付いている感じで嬉しくなります。
このお店、食べログのクーポンを使うと「ファーストドリンク無料」のサービスがあります。
選べるのは、ビール、白ワイン、赤ワイン、ソフトドリンク。
スパークリングワインが無いのは残念ですが、タダならビールも美味しいです。
ちなみに長女は白ワイン、師範代と次女はジンジャーエールで乾杯しました。
長女の白ワインをちょっと味見しましたが、品種はシャルドネかな?ハウスワインも結構美味しかったっすよ。
まずはアミューズから。
サル海老のフリット、ドライマッシュルームとクリームチーズ
海老は、川海老の唐揚げ的な感じです。マッシュルームとクリームチーズの組み合わせは良いですね。
コレは真似したいな。
そして、写真の明るさとホワイトバランスの設定がバッチリ決まったので、ちょっと嬉しかったりします。
名称 | Vouvray "Excellence" Brut N.V. ヴーヴレイ "エクセレンス" ブリュット (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | C.Greffe C.グレフ |
価格 | 1,250円 (Glass) |
購入店 | ジャンティエス・コマチ |
ここのワインリストには、グラスが泡1種/白3種/赤3種、ボトルが全部で50種類くらい載っています。
フランスだけでなくイタリアやニューワールドまで幅広いラインナップで、ボトルのお値段は概ね5,000円~10,000円くらいのお手頃価格のものが多い感じです。
ですが、今回も前回同様グラスでペアリングして頂くことにしました。
やっぱりその方が楽しいんだよね。更新は大変になりますが。
まずアミューズに合わせて出して頂いたのがこのスパークリング、ロワールのヴーヴレイです。品種はシュナン・ブランですね。
マダム曰く『乾杯でこれを召し上がって、美味しいのでボトルで注文される方も多いんですよ』とのこと。
確かに高級感のある美味しそうなボトル外観ですよ。
色は薄めの麦わら色、外観の泡立ちは弱めで、口に含んでもやっぱり泡は弱い感じでした。
満席に近いお客さんが入っているので、抜栓して日が経っているってことは無さそうですから、そもそもこういう感じなんだと想像されます。
香りもややおとなしめで、「ちょっと残念かなぁ」と思って口に含むと、味わいはなかなかしっかりしているのね。
柑橘系のキリッとした酸味と、後味に渋味とも苦味とも取れるコクがあって、なるほどこれは好きな人も多そうな味わいです。
このお店、お昼はご近所のマダムがたくさん利用されているので、スパークリングはあまり泡の強くないものが好まれるのかも知れません。
だってほら、泡が強いとゲップが出るじゃないですか・・・って話はフランスの宮廷での晩餐会でクープ型グラスが使われる理由だったような気がします。
点数 | 73点 |
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次は前菜です。
鮮魚のサラダ仕立て
もっとまともな料理名を教えて頂いたと思いますが・・・料理の語彙が無くてスミマセン。
魚は、マダイ、ヒラメ、ホタテ、マダコとかが使われていて、野菜も種類たくさんでした。
良く「一日30品目食べるべし」なんて言いますが、この皿だけでその半分は摂れそうですよ。
名称 | Cheverny "Delaille" 2019 シュヴルニー "ドレイユ" 2019 |
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生産者 | Dom. Du Salvard ドメーヌ・デュ・サルヴァ |
価格 | 1,050円 (Glass) |
購入店 | ジャンティエス・コマチ |
鮮魚に合わせて出して頂いたワインが、これまたフランスはロワール産のシュヴェルニー、リストの説明には品種が「ソーヴィニョン・ブラン、シャルドネ」と書かれています。
ちなみにこの銘柄とは、前回の訪問で2018年産と稽古しておりますな。
このお店の定番白といった感じでしょうか。
色はとても薄めで、無色に近いくらいのレモン色です。
でも香りは立派です。なるほどロワールのソーヴィニョン・ブランな、ハーブのような涼し気な香りがしっかり感じられます。
味わいもとてもスッキリですね。「軽い」というより「軽快」といった感じです・・・って伝わらないだろうな、この表現じゃ。
なんだかんだ美味しいっすよ、これ。レストランで定番化するのも頷ける、品種や産地の特性がとても良く出たワインだと思います。
生魚とハーブっぽい野菜が使われたお皿に合わせるのは間違いないところです。
点数 | 77点 |
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このパンはガーリックトーストです。 バターがたっぷり浸み込んで、とても美味しいこのお店のスペシャリテです。 でも、美味しいからって出されて数分で全部平らげちゃう女性陣ってどうなんでしょう? まぁ他人に迷惑をかけなければ、それぞれ好きなように食べれば良いんですけどね。
こちらのお店はパスタも出されるので、「フランス料理」に分類して良いのか悩むところです。
イチョウガニのクリームパスタ
カニの身がたっぷり、そして見た目よりボリュームがあって満足感が得られます。
フレンチって、前半の前菜くらいまでの間、ちょっとお腹が空いた状態が続くじゃないですか。
この店はパスタが出されるので、いったんお腹が落ち着く感じがナイスです。
名称 | Saint Clair Riesling 2015 セイント・クレア リースリング 2015 |
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生産者 | Saint Clair Family Estate セイント・クレア・ファミリー・エステート |
価格 | 980円 (Glass) |
購入店 | ジャンティエス・コマチ |
マダム曰く『カニに甘味がありますので、リースリングが合うと思います』とのことで、このニュージーランド産のリースリングを出して頂きました。
このお店のマダムは凄く快活な感じで、とても気持ちよくサービスを受けられます。
一本目で「ボトルの写真を撮らせて下さい」とお願いしたら、それ以降必ず撮影用に新品のボトルを持ってきてくれます。
そういうところが嬉しいんだよな。
そしてこのリースリングですが、色はこれまた薄めですね。色から品種を探るのは無理っすよね。
香りは、いかにもリースリングらしい灯油のようなぺトロール香があります。
この香り、必ずしもリースリングの個性というわけでは無く、どちらかというと醸造上の不具合(ってほどでも無いんでしょうけど)によるものと最近聞きました。
味わいは、確かに甘さはありますが、よくある「甘いリースリング」とは違って、どちらかというとドライ寄りな感じです。
改めてボトルを確認すると、ヴィンテージが2015年なんですね。
敢えて寝かせてから出荷したのか、そうなっちゃったのか判りませんが、師範の嗜好的にはもっとフレッシュなうちに飲んだ方が良かったんじゃないか、
と思える感じはありました。
点数 | 72点 |
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メインの魚料理がコチラです。
サワラのポワレ
テーブルに料理を出した時点で、家族で「魚が何か当てよう」ってことになって、みんなの意見は「スズキ?」でした。
結果は大ハズレでサワラでした。確かにここまで大きいスズキはあまり無いよね。
サワラって、ちょっと火を通し過ぎるとパサつく魚ですが、この料理はそんなことなくてシットリ美味しいサワラでしたよ。
名称 | Richard Hamilton "Almond Grove" Chardonnay 2018 リチャード・ハミルトン "アーモンド・グローヴ" シャルドネ 2018 |
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生産者 | Leconfield Wines レコンフィールド・ワインズ |
価格 | 1,150円 (Glass) |
購入店 | ジャンティエス・コマチ |
しっかりした味わいの魚料理には、やはりしっかりした味わいの白であるシャルドネでしょう、ということで出して頂いたのが、このオーストラリア産のシャルドネです。
この銘柄は、前回の訪問の際に2017年産と稽古しております。
このお店の定番白は、すっきり系がロワールのシュヴェルニー、しっかり系がオーストラリアのシャルドネ、後は時によって入れ替え、という感じなのかも知れません。
色は、前の2種類と比べるとやはりやや濃いめのレモン色が見て取れます。
香りは、軽めの樽香とシャルドネらしい蜜香があって、ボリュームもしっかりしています。
味わいも想像を裏切らないしっかり感です。
もちろん、そんなに高級なワインじゃないでしょうから、それ以上の何かがある感じでは無いですけれど。
結局、グラスワインの白は3種とも頂くことになりました。
ソーヴィニョン・ブランとリースリングとシャルドネ、さすがはレストラン、全方位に対応できるようなラインナップになっておりますなぁ、と感心しました。
点数 | 75点 |
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メインの肉料理がコチラです。
蝦夷鹿のロースト
そもそも、予約前に師範代に何が食べたいか確認したら『ジビエが食べたい』とか言うわけですよ。
でも、ご近所でジビエが食べられる店なんてそうそう無いんですな。関内の方にジビエが売りのイタリアンがあるみたいですけど、
この日は予約でいっぱいでした。
そんな師範代の『ジビエ食べたい欲』を、運良くガッチリ満足させてくれる肉料理でしたよ。
鉄っぽさが感じられるような赤身肉で、鹿の獣害が聞かれる昨今、是非食べて応援したいところです。
名称 | Odfjell "Armador" Merlot 2019 オッドフェル "アルマドール" メルロー 2019 |
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生産者 | Odfjell Vineyards オッドフェル・ヴィンヤーズ |
価格 | 1,050円 (Glass) |
購入店 | ジャンティエス・コマチ |
『鹿にはメルローが合います』といって出して頂いたのが、このチリ産のメルローです。
師範生活23年、だいたいの銘柄は知っているような気になっておりますが、この銘柄は初めて見ました。
このお店、インポーターはピーロート・ジャパンのものが多いみたいですね。
あまり小売店には出回らないインポーターなんで、知らない銘柄が多いのも頷けます。
さてさてこのワイン、だいぶ記憶も怪しくなっては来ていますが、色はガッツリと濃くて全く向こうが透けない感じでした。
香りも、なるほど鹿肉に合わせると良い感じの重めの果実香。
特に、ソースに赤ワインが使われているので、さらに相性の橋渡しがある感じです。
味わいもガッツリ系ですね。アルコール度数は14%、ハイ、良い感じに酔っ払いの出来上がりです。
というわけで、やや記憶はあやふやですがしっかりと美味しい赤でした。
グラスワインの他の選択肢は、チリ産のピノ・ノワールとアルゼンチン産のカベルネ・ソーヴィニョンがありました。
牛や豚だったらカベルネ、鳥だったらピノ・ノワールかな?こちらも全方位対応が考えられたリストだと思いましたね。
点数 | 78点 |
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最後にデザートを。
チョコレートのムースとかいろいろ
スミマセン、あまり内容覚えてません。でもとてもおいしかったです(語彙力)
この他、「インスタグラムに投稿すると生チョコをサービス」というのがあったので、師範代アカウントで投稿してゲットしました。
シャンパーニュが練り込まれた生チョコ、オトナな味わいでとてもナイスでしたよ。
願わくば、インスタだけじゃなくてツイッターもアリにして欲しいところです。
師範代にはバースデープレート付きで出して頂きました。いくつになっても誕生日は嬉しいものみたいです。
そんな感じの誕生日ディナー、料理が6,200円×4、サービス料が500円×4、ワインが5杯で5,480円、それに消費税がかかってトータルのお会計は35,000円強でした。
やっぱり良いなぁ、このお店。末永く続いて欲しいと願っております。
本日の食前酒は、サントリーの「プレミアムモルツ 摘みたてホップ 初摘み 2020」。缶には
『チェコ・ザーツ産"初摘みホップ"をいち早く空輸し、特別に仕込んだこの時期だけのプレモルです』と書かれています。今年は空輸するのも大変だったろうな。
飲んだ感じは、普通のプレモルより苦味少なく軽い感じかな?
ホップの新しさを謳うビールは、先月もキリンの一番搾りを飲んでいますが、
ホップの鮮度の差なのか醸造上の工夫の差なのか、よう判らんとです。
名称 | Chablis 2018 シャブリ 2018 |
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生産者 | J.Moreau & Fils J・モロ―&フィス |
価格 | 1,746円 (単品価格:3,069円) |
購入店 | うきうきワインの玉手箱 |
本日の夕食は師範がお当番で、
メニューは刺身(天然ヒラメ、スズキ、マグロ、太刀魚の炙り)、焼き魚(銀ヒラスとトラウトサーモンの西京漬け)、水菜のお浸し、切り昆布のポン酢ゴマ油。
ワインは、夏の楽天スーパーセールで買った「うきうきワインの福袋 赤白6本 15,000円(税別)」からのシャブリ。
そういえば今日からまたスーパーセールですな。
この福袋(いわゆる「うき袋」)、お得感もワクワク感もあって楽しいのでお勧めです。中にはハズレもありますが、それもまた福袋の楽しみ、ということで。
色は、キラキラした薄めの黄金色。「キラキラした」は個人の感想です。
香りのボリュームは弱めだけど、シャブリらしい体育倉庫のようなミネラルの香りと、ライムのような柑橘香がキチンと香ります。
味わいもシャブリらしいですね。甘さは極力排した仕上がりで、思いのほか酸味も控えめ、骨格を成しているのは旨味。
香りは別にして、味わいのバランスは日本ワインの典型的な甲州みたいな感じです。
コレ、単体で飲んでも正直つまんないワインだと思います。単品価格の税込み3,000円以上出すのはちょっと・・・です。
なので福袋の埋め草アイテムになったような気がします。
ただ、刺身や焼き魚に合わせると、変に甘かったりフルーツ感が強すぎたりしない分、良いお供になってくれました。
そんな意味でも立ち位置は甲州に近いかな~。
点数 | 75点 |
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リンク |
うきうきスーパーセール限定福袋 1万5千円de高級辛口赤・白ワイン6本セット 16,500円(もちろん福袋なのでこのワインが含まれる保証はありません。ってか入ってなければラッキーかも) Chablis 2018 [J.Moreau & Fils] 3,069円 |
岩手県花巻市へのふるさと納税の返礼品「訳ありりんご」が届きました。
「訳あり」といっても見た目にちょっと難があるかな?ってくらいで味はバッチリ甘いリンゴです。
道場の、というか師範の方針として、ふるさと納税する際には、ワインだけを返礼品に指定するのではなく、
家族で楽しめる食べ物も一緒に頼むようにしています。それが隠れ蓑となってよろしい家庭円満の秘訣です。
リンク:
【ふるさと納税】岩手県花巻産 イーハトーヴ訳ありりんご5kgセット 寄付金額 10,000円
ちなみに、一緒に指定した返礼品は下記の2点です。
リンク:
【ふるさと納税】白金豚(プラチナポーク)100%メンチカツ10個入 寄付金額 5,000円
リンク:
【ふるさと納税】エーデルワイン 国際ワインコンクール2020受賞6本セット 寄付金額 67,000円
「隠れ蓑」の金額の割には、隠す対象がデカすぎることはこの際忘れてしまいましょう。
名称 | Vinha Maria Tinto 2017 ビーニャ・マリア ティント 2017 |
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生産者 | Vinha Maria (Global Wines) ビーニャ・マリア (グローバル・ワインズ) |
価格 | 588円 (単品価格:898円) |
購入店 | ヴェリタス 輸入直販ワイン専門店 |
本日の夕食当番は師範で、メインは上にも書いた岩手県花巻市へのふるさと納税返礼品で頂いた白金豚(プラチナポーク)のメンチカツ、
加えて「どうせ揚げ物するなら」ということで、エビフライ、ナスとインゲンとニンジンの揚げびたし、それに健康を意識してチョレギサラダ。
余り物でBLTスープ。
最近野菜が安いっすよね。テレビ等では『飲食店の需要が減っているから』が理由の一つとして挙げられているけど、
外食するのと家で食べるのとで野菜の摂取量って変わりますかね?
(同じであれば)「飲食店では廃棄する量が多い」ってことになると思うんだけど、正しいですか?それともインバウンド需要減?
エビデンスを示して欲しいですな。
閑話休題、料理のメインが揚げた豚だと、ここはやっぱりポルトガル産の赤でしょう・・・って特に根拠はありませんが。
この銘柄は、つい先日ツイッターでフォローしている方が飲んでおられたので、俄然興味が湧いて本日の登場となりました。
色は、3桁ワインとしてはかなりしっかりと来い紫色。品種は何なんですかね?ポルトガルなんで聞いてもわかんないんでしょうけど。
香りは、そのまま嗅ぐとかなりストレートに甘酸っぱいベリーの香りが感じられ、スワリングするとミルキーな感じとかバニラ(産地はわかりません)の香りが感じられます。
味わいは、色や味わいから受ける印象よりかなり軽め。ボージョレ・ヌーヴォーみたいな渋味控えめでフレッシュな味わいです。
フォローしている方は『冷やしてゴクゴク飲むべし』と言われてましたが、確かにそういうワインですね。
もしかするとマセラシオン・カルボニックなのかな?香りのボリュームはそこそこあるし、値段的にも日常の食卓に登場させるのにちょうど良い感じですよ。
ちなみに、ショップのサイトには『フランス産オーク樽で6ヵ月熟成したフルボディの赤』と書かれていますが、
これを「フルボディ」って言っちゃうか・・・って感じです。
点数 | 71点 |
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Vinha Maria Tinto 2017 898円(12/4~12/10は807円) 選び放題!オリジナル6本セット 6,290円 |