最新稽古


14日(水)

Baron Maxime Plaisir No.3 Merlot 2024 [Baron Maxime]
名称Baron Maxime "Plaisir No.3" Merlot 2024
バロン・マキシム "プラジール No.3" メルロー 2024
生産者Baron Maxime
バロン・マキシム
価格798円
購入店コストコ金沢シーサイド倉庫店

 本日も師範代と師範二人だけの食卓。メニューは、鶏手羽先のグリル焼き(カレー味とニンニク味)、竹輪のチーズ焼き、大根とキュウリとツナのサラダ。 選んだワインは、先日再入会したコストコで買ってきた南仏産の赤を。 お値段798円の安ワインなんだけど、「"m"の文字の後ろに王冠が現れたらもっと冷やせ!」を教えてくれるハイテク仕様のラベルが使われています。

 色は、南仏のボルドー品種らしくしっかりと濃く青い紫色。 香りは、まるでヴェネト州のメルローのような、軽めで赤めのベリーを感じる雰囲気。やや青さを感じるのもメルロー的。 味わいは、最初は渋々で固い感じがしたけど、料理と一緒に頂きながら時間が経つと、普通に楽しめる赤ワインという印象に変化。

 フランスのテーブルワインらしい、存在感はありつつも食事の邪魔をしない、食中酒にふさわしいワインっすね。 こんなんで良いんっすよ。美味過ぎない、もちろん高すぎない、そういうのが普段飲みに求められる資質だと思います。

点数73点

12日(月祝)

Oranjeboom Lager

本日の食前酒は、オーケーで買ってきたオランジェブーム(オレンジブーン)という缶ビール。オランダのビールかと思ったら原産国はフランスと書かれています。

名前の通りオレンジの香りや味わいがする・・・こともなく普通にラガーですね。南国のビールみたいな軽さと、後に残る甘さがあります。

KWV Classic Collection Cabernet Sauvignon 2023 [KWV]
名称KWV "Classic Collection" Cabernet Sauvignon 2023
KWV "クラシック・コレクション" カベルネ・ソーヴィニョン 2023
生産者KWV
KWV
価格693円 (単品価格:1,430円)
購入店amazon

 本日の夕食メニューは、豚ヒレカツ&チキンカツ、ケールのサラダ、主食は鏡開きしたお餅の磯辺巻、それにアゴ出汁とトロロのお吸い物。 稽古相手に選んだワインは、「みんな大好き日本人の国民的ワイン」KWVのカベルネ・ソーヴィニョン。 amazonの「南アフリカワイン(KWV)品種飲み比べ赤白6本セット」、送料込み4,160円からの1本だけど、 昔は南アフリカのワインと言えばKWV一択だったよね。あとはネダバーグくらいだったかな?

 外観は、この品種らしくしっかりと濃く青さのある紫色。 香りは、ブルーベリー、ピーマン、焼けた木、典型的なカベルネ・ソーヴィニョンの香りです。 南アにありがちな焦げタイヤの匂いはほとんどありません。 味わいは、甘くて渋くて酸味は緩め。ちょっと後味に苦味を感じて、ややガチャガチャした印象を受けます。

 とはいえ買値相当額は700円以下だからね。常にこの値段で買えるんだったら、安ワインの雄「コノ・スル」を凌駕できる可能性があると思うのですよ。 老舗インポーターの国分さん、頑張ってください!


 小瓶保存した翌々日再稽古。南仏のメルローと比較すると、明らかにこちらはカベルネで明らかにニューワールド。わかりやすいよね。 特に変化は無く、ちゃんと美味しい赤ワインでした。

点数76点

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2025年稽古総括


2025年に稽古した安ワイン

新春恒例、今年もまた昨年一年を振り返りを総括を行った。 ちなみに昨年の総括はコチラ、二年前はコチラ。 老婆心ながら違うウィンドウで立ち上がるように設定したので、見比べて頂きたい(スマホの方はゴメン)

<後日更新予定>
今年も、ベストワインの選定に関しては、昨年同様価格帯別に最も高得点を得た銘柄を選ぶことにした。 選考対象となるのは、道場稽古場でマル1本稽古した3,000円以下のワイン129本。 栄えある2025年のベスト安ワインに選ばれたのは?


目次

過去総括
2025年のトレンド(全体)
2025年のトレンド(安ワイン)
得点の分布・相関
2025年 価格帯別安ワインNo.1

過去総括

■道場開設からこれまでの推移

稽古銘柄数過去推移(1997~2025)

本グラフが、道場を開設した2017年5月25日から、このレポートの作成開始直前の2026年1月12日までの稽古銘柄数の過去推移である。 2025年の稽古銘柄数は746本、そして稽古総数は10,551本となった。

惜しくも2024年の774本には及ばなかったものの歴代第二位、目を覆うばかりの右肩上がりである。安ワイン道場師範齢六十歳、肝臓は大丈夫か? 飲んだ酒の量を公表しておいて「師範は肝硬変で亡くなりました」じゃカッコ悪いぞ!

■稽古銘柄数の年間傾向

稽古銘柄数過去推移(月次変化)

こんなぐちゃぐちゃなグラフ、意味あるんっすかね?と自分でも思いつつ、毎年恒例なので載せてみた。 なんとなく分かるのは、ずーっと月に20本~30本くらいで推移していたものが、ここ数年ピョンピョン跳ねてヤバいことになっている、ということくらいである。 落ち着け!師範

■過去全てのワインの出身地

稽古したワインの出身地

こちらが、道場開設から2026年1月12日までに稽古したワインの出身地別のグラフである。

順位国名本数昨年順位増分
→1位フランス3,926本1位+162本
(参考)スパークリング1,579本(参考)+172本
→2位イタリア1,221本2位+158本
→3位チリ648本3位+37本
→4位日本632本4位+64本
→5位米国529本5位+32本
↑6位南アフリカ488本7位+44本
↓7位スペイン480本6位+32本

上位の順位には変動がないが、6位の南アフリカと7位のスペインに入れ替わりがあった。 あと、いよいよ日本がチリを抜く勢いである。正直言って安ワイン道場にそんな時代が来るとは思わなかった。 以前は国産ワインなんて値段の割には中身はイマイチ・・・なんて思っていたからね。 日本ワインの品質が上がったのはもちろんだけど、円が弱くなり相対的に賃金の安い国になったことも原因だろうなぁ。


2025年のトレンド(全体)

■2025年:稽古銘柄数の月別推移

2025年の月別稽古銘柄数

こちらが2025年に高ワインを含めた746本をいつを稽古してきたかのグラフである。

突出して多い月、まず4月である。この月は35年勤めた勤務先を退職してプー太郎になった月なので、とにかく開放感からあちこちに飲みに行ったようである。 同様に多いのが9月。この月は翌月から再就職が決まっていたので、その前に開放感を味わっておこうと考え、 関西ワイン行脚やら何やら飲み会が多かった月であった。 要するに、退職した翌月と就職の前月が多いという、あまりにもわかりやすい理由のようである。

そして昨年の774本に及ばなかった一番の理由は、年末の12月に飲み会が少なかったことに起因すると思われる。そういうのにあまり誘われなくなっちゃったかな?

さて例年通り、稽古した種類も見ていきたい。

■2025年:稽古銘柄の種別内訳

2025年の種別内訳

こちらが2025年に稽古した746銘柄を種類別に分けたグラフである (数字は銘柄数、「*発泡」は微発泡を含み、「その他」に属するのは酒精強化やシードル)

昨年と比較してもあまり比率に変化は見られないが、長い目で見ると徐々に白の比率が上昇している。 そしてこのうちの半分以上はワイン会やら何やらで稽古しているので、自分の趣味を反映しているわけではない。 「ワインが好き」というと、良く『赤ですか?白ですか?』なんて聞かれるんだけど、赤とか白とかで好き嫌いは分かれないんだよね。 嗜好ではなく、単に「こういうのを飲みました」という事実の明示に過ぎない。

次は産地別の内訳を見ていきたい。

■2025年:稽古銘柄の生産国・地域別内訳

2025年の国別内訳

 こちらが、2025年に稽古した746本を産地別に分けたグラフである。 例年通り、フランスとイタリアのみ主要地域を分けた。日本も、もう少し増えたら北海道/山梨/長野/それ以外と分ける予定。 昨年のグラフとぜひ見比べてながらご覧いただきたい。

全体に特に大きな変化は見られないが、ブルゴーニュは年々比率を下げている感は否めない。
2022年:12% → 2023年:11% → 2024年:9% → 2025年:7%
ブルゴーニュ、高くなったからねぇ。 畑が増やせない以上、需要増に対して供給を増やすわけにはいかないため、値段が上がるのは必然ではあるのが、なんとかならんっすかね? 少なくとも隣国のお金持ちがコーラで割って飲むのは止めて頂きたいものである。

ここまでは、外飲み&非安ワイン含めた全体的な傾向を述べてきたが、 次では道場にてマル一本稽古した「ガチ安ワイン」に的を絞ってデータを見ていきたい。


2025年のトレンド(安ワイン)

昨年同様、「安ワイン」のみのトレンドを明らかにするにあたり、集計する対象を下記に限定した。

安ワイン道場稽古場にて稽古したもの(外飲みは含まない)
フルボトルで税込み3,000円以下のもの(ハーフや缶、箱は含まない)
点数記載があるもの

この条件で再集計した場合、2025年に道場で稽古したフルボトルの安ワインは
  139本
となった。全体の約19%で、昨年よりも10本少ない。もはや「安ワイン道場」の看板を降ろさざるを得ない状況のようにも思えるが、 よく考えたら1997年から安ワインの定義を「3,000円以下」にしているからね。 この間に2度も消費税率がアップされたり、物価自体も上がっているから、ぼちぼち「安ワイン」の定義を見直さなければいけない時期かもしれない。

■2025年:安ワインの種別内訳

2025年の安ワイン:種別内訳

こちらが道場で稽古した安ワイン139本の種類別内訳である (昨年の内訳はコチラ)。

比率、大きくは変わらないのだが、明らかにロゼが増えた(2024年:3本 → 2025年:10本)。 そして、なんとオレンジと稽古した(2024年:0本 → 2025年:2本)。 オレンジは置いといて、ロゼに関しては意図的に増やした印象がある。 だってほら、フランスでは白よりもロゼの方が消費量が多い、なんて言うじゃない? 師範もちょっと「フランスかぶれ」してみたいのよ。

なんて戯言は置いといて、安ワインの産地別傾向を見ていこう。

■2025年:安ワインの生産国・地域別内訳

2025年の安ワイン:国・地域別内訳

全体同様、安ワインも生産国と地域に分けてみたグラフがこちらである (昨年のグラフはコチラ)。

この観点では、日本ワインが顕著に減った。日本ワイン、家飲みしているわけではないのね。 増えた方では、スペインとチリが増えた。ワイン全体の金額が上がっている昨今、やはり安ウマワインと言えばスペインとチリなのよね。

あと、シャンパーニュが入っているけれども、それってもしかすると2025年が最後かもしれない。 だってもう3,000円以下のシャンパーニュなんてほぼ見なくなったよね。そのうちブルゴーニュも消えるのかな。厳しい時代になりましたなぁ。


得点の分布・相関

それでは、毎年恒例の得点の分布グラフである。 こちらは、比較対象があった方がわかりやすいので、2023年、2024年、2025年を並べて表示した。

■2025年:得点分布(全体)

2023年稽古したワインの得点分布 2024年稽古したワインの得点分布 2025年稽古したワインの得点分布

2025年に稽古したワイン全体746本のうち、点数の無いもの(酔っぱらって点数化出来なかったもの) を除いた725本の得点分布を示したグラフが最下段である。
全体の傾向としては、ちょっと低い側にシフトしたような感じがする。 あと、例年「丙午生まれ」のように特異に数が少なかった「79点」が、2025年ではそれほど目立たなくなった感はある。 ざっくり言えば、安ワイン道場の平均的な点数は70点台後半という傾向は毎年変わらないようだ。

■2025年:得点分布(安ワイン)

2023年稽古した安ワインの得点分布 2024年稽古した安ワインの得点分布 2025年稽古した安ワインの得点分布

そして道場で稽古した安ワイン139本だけを抜き出した得点分布が下段である(最上段は2023年の151本/中段は昨年の149本)。

ピークはあまり変わらないのだけれども、明らかに分散が減ったと言える傾向が見て取れる。 2025年に安ワインで一番多かった点数は77点なんだけれども、そんなに点数高かったっけ? だいたい70点台前半あたりが最頻値であるような気がしていた。 多分だけど、7という数字が好きなんだろうね。 香りや味わいを別々に点数化して積み上げる方式ではなく、あくまで「師範の頭の中に浮かんだ数字(※)」を点数としているので、 どうしても数字自体の好き嫌いが出ちゃうのよね。

(※)まるで進次郎である。

■2025年:安ワイン価格と点数の相関

2025年稽古した安ワインの価格対ポイント散布図

分析の最後に、2025年の安ワインにおける価格対ポイントの散布図を見ていこう。 近似直線は赤の点線、これは師範が定規で書いたのではなく、エクセルさんが計算して引っ張ってくれたので、正しいと思われる。 それを式で表すと、
 y(得点)=72.5 + x(価格)/333
となった。昨年より若干傾きが寝た=価格によるメリットが小さくなったことになる。 その結果、2025年時点の「良い安ワイン」の指標としては
1,000円で75点/2,500円で80点を超えたら合格
と考えて良いだろう。つまりは、(3桁ワインで無い限り)75点以下はイケてないワインということになる。 その昔、松本ちえこというアイドル歌手の「恋人試験」という歌に
0点なんかじゃ許さない 100点とるひと大嫌い 知っているのに わざと間違える 65点のひとが好き(※)
という歌詞があったが、安ワイン道場は「75点(以上)のワインが好き」ということになる。

(※)この歌詞に、いつも100点ばかり取っている師範は涙した。


さてそれでは肝心の「安ワインNo.1」決定の段に入る。今年も、昨年同様価格帯ごとのベストを決定することにした。
激安:~1,000円
やや安:1,001円~1,500円
ちょい安:1,501円~2,000円
ちょい高:2,001円~2,500円
やや高:2,501円~3,000円
の5つの価格帯それぞれで、最も高得点だったワイン(同点の場合は安い方)が入賞という、 忖度のしようが無いロジカルな選出方法である。

この手法を採用するようになって、師範個人もこのページを作るのが楽しみになった。 だって自分だって知りたいからね、どのワインが一番高得点を取ったのか、ってことを。 それでは張り切って参りましょ~!


2025年 価格帯別安ワインNo.1


以降、鋭意執筆中。


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