稽古日誌:2019年6月

タカナシ乳業横浜工場のバラ

 6月です。梅雨に突入します。「ディスクロージング・ダイエット」敢行中の身としては、 雨が多くて散歩できない日が多いのは地味に痛かったりします。

 左写真は先日訪問した「タカナシ乳業横浜工場」のバラ。 品種名は判りませんが、淡い緑色を呈した薄レモン色で、ワインだったら「vinho verde(緑ワイン)」みたいな色合いでしょうか ・・・なんてことを考えていたら疑問に思い当たりました。 「バラ」はフランス語でも「rose」ですよね? そこでなぜいろんな色があるバラの名前を、ピンクを意味する「rosé」に当てたんだろう?ということ。 昔のバラってピンク色しかなかったんですかね? そもそも赤ワインは赤じゃない(だいたい紫色)し白ワインも白くない(だいたい薄黄色)。 他にも黄ワイン、黒ワイン、オレンジ(アンバー)ワイン。色でワインを区別するのってちょっと無理があるんじゃないかと。

 ・・・と、頭のカタい年寄りが屁理屈をこねております。


30日(日)

マスターズドリーム 2種飲み比べ

 本日の食前酒は、ちょっと贅沢サントリーの「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム」の飲み比べ。 一方はノーマルのマスターズドリーム、もう一方は「山崎原酒樽熟成ブレンド」と書かれた黒いラベルの限定品。 ビールの樽熟成なんてめったに飲まない(初めて?)なので興味津々です。

 普通のマスターズドリームの方は、プレミアムモルツをより濃くした感じ。 香りはそんなに強くは無いけど、旨味と酸味と苦味が凝縮していて、飲み応えがあります。

 対する山崎原酒樽熟成ブレンドは、まず香りに樽香があるわけではありません。 口に含んでも、いわゆるワインに感じる樽感は無いですね。 というわけで香りに大きな差は無いんだけど、味わいはかなり違います。 普通の方にはある酸味が控えめで、その分甘味が感じられます。 アルコール度数も7%と高めなので(普通の方は5%)、よりしっかりした味わいです。

 バニラみたいな樽香バンバンのビールを期待したんだけど、そういうんじゃないみたいです。 裏ラベルには「木樽熟成由来の深く、長い余韻。」と書かれています。 木樽由来かどうかは不明ですが、余韻が長いってのはその通りですね。 「より濃い味」のマスターズドリームという感じです。

 しっかしビールは安いよね。こんな飲み比べしても700円くらいっすからね。

フジクレール マスカット・ベーリーA 樽熟成 2017 [フジッコワイナリー]
名称フジクレール マスカット・ベーリーA 樽熟成 2017
生産者フジッコワイナリー
価格2,160円 (720ml)
購入店フジッコワイナリー

 本日の夕食は、「師範代のふるさと納税シリーズ」で、鹿児島県肝付町の黒毛和牛のモツをガーリック炒め&味噌炒めにしたもの、 更には鹿児島県湧水町の鶏のタタキ。野菜はキュウリの韓国風と焼きトマト(どちらも昨日の焼鳥屋からのインスパイヤされたもの)です。 合わせたワインは、先日の勝沼ワイン巡り 2019の際に購入したマスカット・ベーリーA。 裏ラベルによれば『フレンチオークの小さな樽で静かに熟成させ』たらしいです。

 色は、日本ワインの赤にありがちな薄い色合いでは無くて、しっかりと濃い紫色。アシも長くて濃そうな見た目です。 香りのボリュームも立派なものです。 マスカット・ベーリーAらしいイチゴキャンディのような香りとココナッツのような香り、 それに樽由来の甘香ばしさが乗っています。 味わいは、香りの濃さに比べるとやはり軽め、甘味と渋味が弱めです。 でも物足りなさは無くて、「やや薄旨系」にカテゴライズできます。 飲まない師範代曰く『香りは素晴らしい。味わいは軽い。夏に冷やして飲むと良い赤ワイン。』だそうです。

 贔屓目無しに・・いや若干の贔屓目は入っているかもだけど、2,000円の価値は十分にあると思います。 マスカット・ベーリーAのキャンディ香が苦手で無ければ、間違いなくお薦めできます。 そこそこ大手のなので生産量も結構あるようです。安ワイン道場的にはやはりこういう「誰でも買える日本ワイン」を推していきたいな。

点数80点

29日(土)

 ディスクロージング・ダイエット八週目、ゴールまであと二週間弱。

 昨日多めにアルコールを摂取したのが奏功してか、今朝は59.0kgという今回最低の体重を記録。 当初の目標の「6月中には安定的に60kg以下」は実現出来たと見ていいでしょう。 体脂肪率の方は値が乱高下していますが、 誤差も大きいし絶対値も怪しい(こんなに低くないと思う)ので、参考程度にしかなりません。

 そして来週は、ちょっとこれまでと違うアプローチで体質改善に臨みます。吉と出ますか凶と出ますか。

ディスクロージング・ダイエット 八週目

 最終日の7月10日にはキッチリ59.5kg以下を成し遂げる予定です。

横浜FC 三ツ沢球技場 横浜FC 三ツ沢球技場 ワイン

 夕方から、師範と師範代と次女の三人(長女は塾講師のアルバイト)でサッカー観戦。 ニッパツ三ツ沢球技場で、FC横浜 対 ファンジアーノ岡山の試合。 普段全くサッカーなんて見ない、にわかもにわかな師範家がなぜ?って感じですが、 今日は年に1回の「保土ヶ谷区民Day」で、観戦が無料なんですな。 3年前にも同様にタダ観戦しております。 タダ大好きな師範家であります。

 三ツ沢球技場、ペットボトルの持ち込みはOKだけど瓶はNGなので、例によってワインをペットボトルに詰め替えて持参します。 ちなみに、会場内でビールを買うと一杯650円。 以前は缶ビールからカップに注ぐスタイルでしたが、今は生ビールの樽を背負って注ぐスタイルです。 笑顔の売り子さんに貢献することも考えたけど、さすがにそれだと飲み過ぎる気がしたのでやめておきました。 持ち込みワインは350mlにして、一杯はビールを頂く、というのがバランス良いかもです。

In Situ Vinyard Selection Reserva Carmenere 2016 [Vina San Esteban]
名称In Situ "Vinyard Selection" Reserva Carmenère 2016
イン・サイチュ "ヴィンヤード・セレクション" レゼルバ カルメネール 2016
生産者Viña San Esteban
ビーニャ・サン・エステバン
価格640円
購入店サミット横浜岡野店

 そして、持ち込み用に今回チョイスした銘柄はチリ産の赤。 こういう時に持ち込むのはだいたい安いニューワールド産ですね。 3年前4年前)も、似たような感じです。

 500mlのペットボトルに入れると250ml余るわけで、まずは持参前に一杯だけテイスティング。 色は、濃いには濃いけどやや赤みを感じる濃さ。カルメネールって、カベルネやメルローに比べて色は軽めね。 香りは結構立派です。チョコレートっぽい香ばしさに、アメリカンチェリーやカシスのようなフルーツ香。 あと、ユーカリオイルの香りもあって、なかなかのボリュームと複雑さのある香りです。 味わいは、渋味が柔らかく甘酸っぱいバランス。 やや頼りない感じは否めませんが、スーパーで3桁で売られるワインとしてはこういうバランスが求められているのでしょう。

 以上が、テイスティング時のコメントで、ここからがサッカー場で飲んだ後のコメントですが、 正直言って飲み飽きする系です。そして温度が上がるとボケます。 ただ、サッカー場でプラカップ、これで十分っすよ、という内なる声が聞こえては来ます。

 冷静に考えると、サッカー場で買う1杯のビールよりこのワイン1本の方が安いわけですからね。 良い時代になったものです。これからの季節、野外でバーベキューなんかのシチュエーションで、 冷やしてガブガブ飲むにはちょうど良いワインだと思いますよ。

点数69点
横浜FC 三ツ沢球技場 結果

 試合の結果は、5対1で横浜FCの勝利。おめでとうございます。 普段全くサッカーなんて見ない師範代も楽しんでおりました。 ファンになって、選手の個性とかがわかるようになるともっと楽しいんだろうな。 ワインもいろいろ個性が理解できるようになると楽しい、みたいにね。

やきとり たにむら 外観

 今回の試合後のお店も、前回同様浅間下にあるやきとり たにむら。 だいたいサッカーなんて全く興味の無い師範代がなぜ本日観戦したかと言うと、試合後のこのお店がお目当てだった、というわけです。

 このお店、食べログのクーポンを使うと「焼き鳥3本無料(ドリンクの注文が必要)」という太っ腹なサービスがあります。 そもそも3人のうち飲む人は師範だけなので、「ドリンクはソフトドリンクでも良いんですか?」と尋ねたら『どうぞどうぞ』と気持ちのいいお返事。 こういう対応だと「できるだけいっぱいお金使おう」という気にさせてくれますね。

やきとり たにむら 料理

 そして、このお店で絶対頼みたいのがコレ、「しろれば(白レバー)」なる串。一本180円。 ソフトなフォアグラですよ、コレ。 他にもつくね、皮、はつ、レバ、せせり、豚バラ、ねぎま、しいたけなど、 3人それぞれ食べたいものをガンガン注文させて頂きました。

 焼鳥以外にも、まる秘きゅうり、梅水晶、とりかわポン酢、お手製牛もつ煮込みを頂いて、 最後のご飯ものはとりまぶしにゅうめん、どれもたいそう美味しゅうございました。

やきとり たにむら お酒

 アルコールは、まず生ビール 540円を2杯ほど。 良く冷えたビールで、「あぁサッカー場で飲まなくて良かった」と独り言ちております。 そして、締めは清酒で、天青 1合650円。神奈川の蔵元「熊澤酒造」のお酒ですな。 すっきりしていて美味しい酒です。 ちなみにこのお店、ワインはありません、ってか無くて良いと思います。

 そんな感じの家族の夕食、お会計は8,000円いきませんでした。 クーポンが効いていることもあるけど、安いよねぇ。そして美味い。 横浜駅からはちょっと離れたところにあるけど、いつもお客さんがいっぱいで繁盛していることが理解できる店です。


28日(金)

銀座ライオン 品川インターシティ店 外観

 もう皆さん誰も気にしちゃいないと思いますが、本日は「プレミアムフライデー」だそうです。 師範も全く失念しておったところ、ツイッターでお知り合いの方が『今日はプレミアムフライデーなので銀座ライオンでヱビスビールが半額』 の情報をツイートしておられました。 それを見て、無性に飲みたくなったわけですよ、大ジョッキの生ビール。 というわけで、ちょっぴり早じまいして行って来ました、銀座ライオン 品川インターシティ店

 営業は午後5時からで、ヱビス半額は午後6時まで。この1時間が勝負です。 師範が入店したのは5時を10分過ぎた頃でしたが、それでもすでに2グループくらいが盛り上がり始めておられました。

銀座ライオン 品川インターシティ店 ビール

 着席するやいなや注文したのは、ヱビスビール 大ジョッキ、お値段通常税別990円が半額の495円也。 冷えたジョッキにこんもりとした泡という生ビールらしいスタイルで出して頂きました。

 色は、ヱビスに思い描く色合いよりちょっと薄めで黄色っぽいような気がしたけど、照明と外光のせいだと思われます。 味わいも、ヱビスに思い描く味わいより若干ドライで渋味が固めな気がしたけど、これは新鮮な生ビールゆえかもです。

 そんな感じでサクッと一杯飲んで終了。 お会計は、テーブルチャージもサービス料も不要、8%の消費税だけが加算された534円也。 この値段で美味しい生ビールを大ジョッキで頂ける、良きですな。 プレミアムフライデーのサービス、末永く続いて欲しいものであります・・・って今更ですが。

Pasos de Oro Brut Nature N.V. [Pasos de Oro]
名称Pasos de Oro Brut Nature N.V.
パソス・デ・オロ ブリュット・ナチュレ (ヴィンテージ無し)
生産者Pasos de Oro
パソス・デ・オロ
価格601円 (単品価格:1,598円)
購入店MyWineCLUB(マイワインクラブ)

 「こちとら肥後っ子でぃ、長っ尻はいけねえよ!」ってことで、ビール一杯だけ飲んで帰って来ました ・・・って実際はトイレの修理を依頼していたから帰らざるを得なかったわけですが。 閑話休題、夕食は、師範代が朝から造り置いてくれたトンテキ、グリーンサラダ、キャベツとウィンナーのスープ。 赤か白かで言えば赤なメニューですが、ショボい台風が通過した後にジメジメした空気を置いて行ってくれたので、 本日はシュワッと泡モノをチョイスしました。 モノは、「世界の選りすぐり辛口スパークリング9本セット」、税送料込み通常6,458円が20%offで5,166円で買えた激安セットから。 9本の中で唯一これだけが瓶内二次発酵です(笑)。 品種はマカベオが90%、チャレロが10%。 師範の苦手な「金属キンキン系」かも・・・身構えつつ稽古します。

 色は結構しっかりしたレモン色、泡立ちもシャンパーニュに遜色ない感じです。 香りも悪くないですね。ボリュームがあって、カサブランカのような甘い感じの花の香りとパンのようなイースト香があります。 味わいも、予想に反して金属っぽさはありません。 甘さは無くて酸味しっかりだけど、意外とまろやかでクリーミー。 後味に渋味は残りますが、ネガティブな印象はありません。

 やっぱりセットの筆頭として扱うだけあって、普通に3桁で飲めるスパークリングとはレベルが違います。 今回のセット、全部イマイチだったら辛いなぁと思ってたけど、3本目にしてこれはアタリ。 そういうギャンブル性があるから安ワインのセット探訪はやめられません。

点数76点

26日(水)

鼎泰豊(ディンタイフォン)横浜店 外観

 本日の夕食は、師範代がお友だちと食事会(横浜そごうの中にある「京鼎樓(ジンディンロウ)」という台湾料理店、昨年訪問)、 長女も遅くなるというので、次女と師範の二人だけ。 師範代が台湾料理店に行くんであれば我々もそうしましょう、ということで横浜高島屋の中にある鼎泰豊(ディンタイフォン)横浜店へ。 このお店は、次女と二人で台北旅行へ行った時に好印象だった台湾の店の系列です。

 あらかじめ決めた飲食店へ伺う場合、師範家では必ず予約します。 でもこのお店、「コース料理を注文する場合のみ予約可」とのこと。 点心メニューから好きなものを食べたかったので、今回は予約せずに伺いました。 入店したのは午後6時15分ごろ、その時間であれば並ばずに入れましたよ。

鼎泰豊(ディンタイフォン)横浜店 小籠包

 次女の到着を待つ間、まず↓のワインを注文して、ツマミとしてオーダーしたのが鶏肉の葱ソース 756円。 悪くないけど正直言えば自宅でも同じかそれ以上の味は出せると思います。

 そして次女も到着、やっぱり自宅じゃ無理なものと言えば小籠包っすよね、というわけで、 小籠包三種セット(豚肉、ホタテ、カニ味噌各2個) 1,252円と海鮮小籠包三種セット(ホタテ、ズワイ蟹、明太子各2個) 1,340円をオーダー。 やっぱり美味いっすね、ここの小籠包。薄い皮にとても上手にスープごと餡が包まれています。 ただ、それぞれの味の差はそんなに無いかも。 最初どれが何か説明を受けましたが、食べるときには判らなくなりました。

 その他に、大根餅 302円×2と青菜(空芯菜)の炒め物 864円も頂いております。

Woodbridge Pinot Noir 2017 [Robert Mondavi]
名称Woodbridge California Pinot Noir 2017
ウッドブリッジ カリフォルニア ピノ・ノワール 2017
生産者Robert Mondavi
ロバート・モンダヴィ
価格2,700円 (お店価格)
購入店鼎泰豊(ディンタイフォン) 横浜店

 点心だとまずビールを飲んで次は紹興酒、という流れが一番良さげなんだけど、 「安ワイン道場師範」としてはやっぱりワインを注文してしまうわけです。 このお店のリストには、白ワインが2種/赤ワインが2種書かれていて、 安い方(白はスペイン産、赤はコレ)はグラスで540円/ボトルで2,700円、高い方(白赤ともモンダヴィのツインオークス)がボトルで3,780円。 こういうお店としては比較的穏当な値付けですね。

 そして選んだのが安い方の赤でウッドブリッジのピノ・ノワールです。 なぜかっつーと、同じ銘柄のシャルドネを台北の老舗台湾料理店「青葉」で稽古していたから。 その時のお値段は日本円にして4,000円弱だったけど、ここ日本ではこの値段。小売だと1,000円以下だからね、 やっぱり「日本の輸入ワインは安い」と思いますよ。

 色は、ピノ・ノワールらしい薄めの赤紫色です。香りも、ピノ・ノワールらしいイチゴやプラムのようなフルーツ香に加えて、 やや人工的な感じの香ばしさが乗っています。これはいわゆる「樽フレーバー・アイテム」が使われているのかな? 先週の「バーチャルワイン会」で採り上げたコノ・スルなんかよりも更に化粧っぽいですね。 味わいはとても軽い感じ。そして結構甘めのバランスで、紹興酒に氷砂糖を入れて飲む層にはウケるような味わいです。

 先入観かも知れないけど、なんとなく香りも味も人工的な印象は否めません。 あと、軽い赤なのに常温だったのもポイントを下げている感じ。 スペインの白にしておけば良かったかなぁ・・・と後悔先に立たずですが、 まぁそんなこともありますな。 お店の良し悪し的な観点では、 居酒屋定番銘柄のフランジアやカルロロッシなんかを置くよりは良いと思いますし、グラスが大ぶりなのもナイスです。 もう少し冷えてればもっと良いですね。

点数67点
鼎泰豊(ディンタイフォン)横浜店 牛肉麺

追加でオーダーしたのが、もち米入り焼売 692円と牛肉麺(ニューローメン) 1,350円(左写真)。 もち米入り焼売は・・・焼売の形をした中華ちまき、といった感じ。肉々しい「いわゆる焼売」とはだいぶ違います。 牛肉麺は、八角の香りがしっかりあって、とてもジャンクな味わいで、 台湾で食べた牛肉麺が思い出されてナイスでした。

 そんな感じの、次女と二人のディナー、お会計はトータルで9,500円ほどでした。 ワインは安いけど、やっぱりトータルにすると台湾より高いよね、って当たり前か。

貢茶(ゴンチャ)横浜西口店 外観 貢茶(ゴンチャ)横浜西口店 タピオカミルクティー

 さらに台湾気分を満喫したい次女のリクエストで、食後に貢茶(ゴンチャ)横浜西口店へ。 最近流行の「タピオカミルクティー」が飲みたいそうです。 そういえば台北旅行に行った時も飲んだな。

 時間は午後8時を過ぎていたんだけど、お店の前はご覧のような行列。 タピオカ人気恐るべしですな。なんだかんだでゲットするまで15分くらいかかったと思います。

次女が買ったものを一口頂いた感想は、
「キメの細かい田んぼの泥を上手にかき混ぜ、そこに丁寧一粒ずつ外したウシガエルの卵を入れた感じ。」
たしかにこれは農耕民族たる日本人にはウケるわぁ・・・ってウソです、普通に美味いです。でもブームはそんなに長続きしないと思います。


23日(日)

プラム(大石早生)

 今年も大好きなプラムの季節がやって参りました。出始めはコレ、若々しい色合いの大石早生。

「甘いが正義」な昨今のフルーツ界にあって、一人気を吐く微妙な甘さ。 なんとなく安っすいブル・ピノを思わせる香りと味わい。 これからどんどん甘い品種が出てくるぞ~!という期待感を抱かせてくれます。

 ・・・って書くと『全然褒めてないじゃん』に見えるかもですが、 「そんなに美味しくは無いけど季節感がある」のってあるじゃないですか。いわゆる「はしり」です。 そして、フルーツもワインも、全部が全部美味くなくて良いのよ。

Chablis 2017 [William Febre]
名称Chablis 2017
シャブリ 2017
生産者William Febre
ウィリアム・フェーブル
価格1,418円 (単品価格:2,246円)
購入店うきうきワインの玉手箱

 本日の夕食の献立は、まずビールを飲みながら今年初の枝豆、そして真鯛の塩焼き、イワシの蒲焼き、 切り干し大根の煮物、チョレギサラダという海のもの中心のメニュー。そしてご飯は大葉とシラスのご飯。 こうなると日本ワインかなぁ、とも思ったけど、最近ちょっと日本ワインに肩入れし過ぎた感があるので、 海産物に合わせるのには定番なフランスのシャブリをチョイス。 先週届いた「6本1万円」の福袋からの一本。 この銘柄の2005年産とは、13年くらい前に稽古済みのようです。

 色は、いかにもシャブリらしい、緑色っぽさを感じるレモン色。 香りはもう「フレッシュ爆弾」です。ベースは柑橘類で、青リンゴのような香りも乗っていて、それがフワーッと香ります。 当然の如く、シャブリゆえ樽香は一切感じません。 味わいは、思ったほど酸味は強くなく、コクと旨味とミネラルが骨格をなすカチッとしたバランスです。 魚介類と合わせても全く違和感はありません。

 やっぱり老舗銘醸地の貫禄と言うか、ボトムクラスのACシャブリでもちゃんとシャブリらしさを身に纏っています。 派手さは無いけどしみじみ美味い。 そして、13年前もほとんど同じようなことを書いてますから、蔵が意図した結果の内容なのでしょう。 日本ワインの甲州が目指す方向はこっちだと思うな。 せっかく生産地と消費地が近いんだから、樽で熟成とかじゃなくてフレッシュさを売りにした方が良いと思います ・・・ってこのワインの話じゃなくなっているな。 このワインに話を戻すと、単品価格の2,000円台前半でも十分納得で、 買値相当額の1,400円くらいだととてもお買い得です。

点数78点

22日(土)

 ディスクロージング・ダイエット七週目。

 良く言えば「維持している」、悪く言えば「停滞している」状態っすね。 やっぱり同じ程度の負荷だとだんだん体重は落ちなくなるんですな。 じゃないといずれ体重ゼロになっちゃうからね。 まぁとりあえず今はこれで良いと思ってます。200~300gくらいの調整だったら最後数日でなんとかなるでしょう。

ディスクロージング・ダイエット 七週目

 前日の飲み過ぎは体重減には効きませんでした。

父の日のプレゼント

 昨日の「バーチャルワイン会」で稽古したワイン、それぞれ1/3ずつくらいしか残っていないので、 それだと心寂しい気がするのは酒飲みの悲しいサガです。

 ・・・というわけで、先週の父の日に次女から貰ったヤッホーブールイングのビールセットから、 父の日限定のアンバーエールと、定番のよなよなエールを頂くことに。 そしてせっかくなんで飲み比べていきます。

よなよなエールとアンバーエール

「お父さんありがとう」アンバーエール(左)
 しっかりと濃い琥珀色に細かい泡、焦がした香ばしさとマスカットのような香り。 ちょっと貝類の出汁っぽい味わいがあって、海産物と合わせて飲んでも良さそうです。 美味いっすね。お父さんじゃなくても飲んでほしい。

よなよなエール(右)
 ライチの香りに酸味と苦味、まぁいつもの飲みなれたペールエールですが、 ここんとこ賞味期限切れのを飲んでいたんで「やっぱりフレッシュな方が美味いな」と思うに至りました。 インドの青鬼や↑のアンバーエールも良いけど、毎日飲むならコレです。

 いやー、お父さんになって良かった。一周遅れの「父の日」を堪能しております。 そして本日のワインは昨日↓の残りをしみじみと(濃緑色で追記しています)。 どちらも普通にスクリューキャップして、セラーに立てて保存しました。


21日(金)

チリ対アルゼンチン 安マルベック対決

 ツイッターで、『ファミマで売られているコノ・スルの限定版マルベックがイケている』という情報をキャッチ、 折角なら同じワインを多くの人が同時に開けて、ツイッター上であれこれ言い合ったら楽しいんじゃ無いかと考え、 バーチャルワイン会を開催する運びとなりました。 昔っからネットでワイン情報を見ている方には懐かしい呼び名かもですね。まだインターネット接続がダイヤルアップ回線で、 「掲示板」とか「BBS」とか言われるところでチャットとかしていた時代、こういう名前のネット上イベントがあったりしたでしょ。 「ネット=バーチャル」だったんだよね、あの当時の認識は。

 閑話休題、このワイン会への参加方法は「Cono Sur "Bicicleta Limited Edition" Malbec 2017を買って飲み、ハッシュタグ #バーチャルワイン会 を付けてツイートする」 だけで、参加表明不要/どこから参加しても良し、という緩~い方式。それでも今現在(6/21 22:00)結構盛り上がっています。

 ちなみに道場でこのワインに合わせた料理は(料理まで合わせればもっとワイン会らしかったかも)、 豚ヒレ肉の照り焼き風ソテー、牛肉と新玉ねぎのトマト煮、きんぴらごぼう。普通のご家庭の夕食メニューです。

 翌日の夕食メニューは、ローストポーク、ラムのソテー、チャプチェ、キュウリとトマトのサラダです。 やっぱり普通のご家庭の夕食メニューですね。

Cono Sur Bicicleta Limited Edition Malbec 2017 [Vina Cono Sur]
名称Cono Sur "Bicicleta Limited Edition" Malbec 2017
コノ・スル "ビシクレタ リミテッド・エディション" マルベック 2017
生産者Viña Cono Sur
ビーニャ・コノ・スル
価格864円
購入店ファミリーマート横浜駅西口店

 これが今回の「バーチャルワイン会」の主題となるコノ・スルの"ビシクレタ リミテッド・エディション" マルベック 2017。 ファミリーマートで税込み864円で売られています。 参加者の皆さんからの情報によれば、店舗によってバラツキがありどこのファミマにでも置いてあるわけじゃないみたい。 お買い求めの際は、若干「宝探し」する気分で心に余裕を持ってお出かけください。

 さて20時になったので抜栓&乾杯! 色は想像通り濃いですね。エッジまでピシッと真紫、舌が染まりそうな色合いです。 香りは、最初にカベルネやメルローとは明らかに異なる、大石早生みたいなプラムっぽい雰囲気を感じます。 それだけだとピノなんだけど後からカシスっぽいベリー香や白コショウのスパイス香りが来るので、黒系果実の要素もたっぷりです。 あと、そんなに目立たないけどチョコレートみたいな樽香もありますね。 ところが味わいは見た目や香りほどの濃さは無くて、甘さ控えめで酸味のしっかりしたバランスです。 もちろん渋味もしっかりあるんだけど、甘味や酸味と一体化していないので重さとして伝わって来ない感じです。

 全体に固くてこなれてない感じはあるけど、3桁と思えば十分合格です。 でも、マルベックってこんなんだっけな?・・・という己の疑問に応えるべく、 もう一本アルゼンチン産のマルベック↓を用意しておったわけですよ。

 昨日の「バーチャルワイン会」で、師範がこのページを更新した後に出てきて皆さん納得だったキーワードは「化粧」っぽいということ。 改めてそれを意識して稽古すると、確かに白粉っぽいですね。時間が経つと飛ぶって書いていた方もいるけど、翌日でもしっかり感じられます。 ではネガティブかというとそういうこともなくて、師範は白粉の匂いは嫌いじゃないんだよね。 あと、味わいの固さが取れることを期待したけど、翌日になってもやっぱり固い感じは残ってます。 これなら毎日チビチビ一週間飲んでも変化無さそうですよ。

点数77点
Maipe Malbec 2018 [Chalana Wines]
名称Maipe Malbec 2018
マイぺ マルベック 2018
生産者Chakana Wines
チャカナ・ワインズ
価格1,069円
購入店カルディ ウィング高輪イースト店

 別にコノ・スルだけ稽古しても良かったのですが、 師範ってば味覚嗅覚がポンコツだから、単体で飲んでも上手いことコメント出来る自信がないわけですよ ・・・というわけで、コノ・スルと同価格帯(より若干上)で、マルベックの本場アルゼンチン産のワインをカルディで買って比較することにしました。 ヴィンテージが揃ってない(2017年と2018年)のが残念ですが、「まぁ細けぇこたぁ良いんだよ」の精神であります。

 色は、コノ・スルよりさらに濃い、というか透明度が低くて向こうが透けない感じがします。 なんとなく地酒感が強い外観ですね。 香りのボリュームはコノ・スルより若干控えめで、プラムっぽい雰囲気があるのは共通しています。 共通していないのは、グルナッシュみたいな青い感じのガスっぽい香りがあること。香り的にも地酒感があります。 味は、明らかにこちらが甘味がしっかりに感じます。ところ数値を測定すると糖度は7.6でこっちの方が低いのね。 こちらの方が若いのにどことなくこなれた感があることも含め、比較の結果はかなり意外です。

 総括すると、コノ・スルが国際市場を意識したであろう「田舎臭さ」を排除しているのに対して、 アルゼンチンのこちらは正に「地酒」。香りが青臭いけど甘さがしっかり(に感じる)。面白いなぁ。 まだまだマルベックは研究のしがいがありそうです。

 そしてこちらも翌日再稽古。香りのボリュームは、やっぱりコノ・スルよりかなり控えめ、そして更に小さくなってますね。 「開いた」というより「ヘタッた」感じです。 味わいの甘酸っぱさは昨日同様ですが、香りが弱いので「安い赤ワインを飲んでるなぁ」感は否めません。 このワインに関しては、開けた当日に飲み切った方がハッピーだと思われます。

点数73点
チリ対アルゼンチン 安マルベック対決

 やっぱり飲み比べは楽しいな。そして、人様の意見を聞きながら飲むのはもっと楽しい。 またそのうち同様のイベントを開催したいと思います。 ご興味がある方でツイッターやってない方は、アカウントだけでも取るのが良いと思いますよ。

(今回の #バーチャルワイン会のツイート)

 今日、改めて見返したら、ザックリ数えて約50名くらいの方が参加されていたみたいですね。 多数のご参加、ありがとうございます! これだけ大規模な「ワイン会」なのに、師範が見る限り全くモメ事みたいなことが起こってないのは、 ひとえに主催した「安ワイン道場師範」の人徳の致すところだと思います!


19日(水)

Condor Andino Sparkling Wine N.V. [EST. INV]
名称Condor Andino Sparkling Wine N.V.
コンドル・アンディーノ スパークリング・ワイン (ヴィンテージ無し)
生産者Andean Vineyards
アンデアン・ヴィンヤーズ
価格439円 (単品価格:1,166円)
購入店MyWineCLUB(マイワインクラブ)

 週末日曜の「勝沼ワイン巡り 2019」からこちら、まるで梅雨が明けたようないい天気の連続。 こういう日はサクサク泡モノを開けちゃいましょう、ということで選んだのは、 「世界の選りすぐり辛口スパークリング9本セット」税送料込み通常6,458円(20%offで5166円)からアルゼンチン産のスパークリング。 単価を割り戻して計算すると439円、ビールよりも安いくらいのスパークリングです。 品種はシャルドネとシュナン・ブランなので、いわゆる「ブラン・ド・ブラン」ですな。 合わせた料理も夏らしく、豚ロースの冷しゃぶ、メンチカツ(お惣菜)、野菜スープです。

 さて抜栓・・・なんだけど、このワイン、栓がイケてません。 フォイルが無くてむき出しなのは良いんだけど、材質が固い樹脂なのね。だから手が滑って全然抜けません。 特殊な治具を使い、栓が飛んで行かないようそろそろと抜いたんだけど、ガス圧は低くてそんな心配は不要でした。 スクリューを刺す栓は樹脂でもまぁ問題ないけど、スパークリングではやめて欲しいですね。

 気を取り直して稽古開始、色はほぼ無色に近いレモン色。泡立ちは(抜栓時に感じたのと同様)かなり弱めです。 でも香りは意外と立派。リンゴやレモンのようなストレートなフルーツ香りが、そこそこのボリュームで香ります。 味わいは軽い、そして苦い。まるで甲州の泡のよう。でも料理との相性は良いと思います。

 いやー、正直ね、栓に関してはこのコルクが抜ける一般のご家庭は無いじゃないかと思うくらいイケてないです。 その点はかなりのマイナスポイント。でも中身のワインはまぁ普通、ワンコイン以下だと思えば得した感がありはします。 とにかくこの季節、「泡は質より量」ですわ。ガンガンいきましょー。

点数68点

17日(月)

Goiya Shiraz Pinotage 2017 [Namaqua Wines]
名称Gôiya Shiraz Pinotage 2017
ゴヤ シラーズ ピノタージュ 2017
生産者Namaqua Wines
ナマクア・ワインズ
価格950円
購入店アフリカー

 本日師範は勤務先をお休みさせて頂いており、朝から「勝沼ワイン巡り 2019」の執筆活動にいそしんでおりました。 ワイナリー巡り、それ自体はとても楽しいんだけど、後で書くのが大変なんだなぁ。もちろん、誰に頼まれたわけでも無く好きで勝手に書いているんだけどね。

 そんな「一日中ワインのことを考えている」一日だったこと、そして「個人的ハッピーマンデー法」を適用して、月曜日だけどワインを飲むことに。 選んだのは南アフリカ産の赤。品種はシラーズとピノタージュ、3桁円のお手軽ワインです。

 ちなみに料理は、鶏手羽元のグリル焼き(カレー味とガーリック味)、回鍋肉(TopValuの合わせ調味料を使ってみました)、レタスととトマトのサラダ。 もちろん調理担当は勤務先を休んでいる師範であります。

 リーデルのボルドータイプ(ヴィノム)にそこそこの量注いでも向こうが透けるので、それほど色は濃くなさそうです。 でも粘性の高さは結構感じます。 香りは、なるほどシラーズなスパイシーさ。 もちろんベースはベリー系の果実香なんですが、シラーズ&南アフリカの共演で白コショウっぽいスパイス感をしっかり感じます。 味わいは、渋味控えめでかなり甘さを感じます。数値を計ると糖度は8.4もあるのでかなり「甘口」な赤ですね。

 いわゆる「飲みやすい」と言われるワインだと思いますね。 裏ラベルには『程よい渋みと柔らかくなめらかな味わい』と書かれていて、確かにその通りだと思います。 甘いのが苦手な漢気溢れる層にはウケないかもで、甘さにあまり抵抗のない師範にもちょっと過剰な甘さに感じますが、 一般ウケはしそうなワインだと思いますよ。この時期特に冷やしめで飲むことをお薦めします。

点数70点

16日(日)

勝沼ワイン巡り 2019

 梅雨の晴れ間で天気は快晴、勝沼ワイン巡りへ行って参りました。 勝沼、昨年みたいに一人で巡るのも良いけど、 詳しい方にアレンジして頂くと一層深みが出ますな。

 それではぼちぼち更新していきます。左写真をクリック!

2019年6月23日:全編更新完了
2019年6月20日:夜の懇親会&ワイン会を更新
2019年6月18日:午後に廻ったワイナリーを更新
2019年6月17日:午前中から昼食までを更新


15日(土)

 ディスクロージング・ダイエット六週目。

 人間ドックの期日まで3週間以上前ですが、いきなり目標達成してしまいました。パチパチパチパチ>自分。 とはいえここで気を緩めると上昇に転じる可能性もあるので、スイミングは継続して維持して参ります。 それにしてもやっぱり効きますよ、ディスクロージング・ダイエット。 基本的には「宣言して公開する」だけなんだけど、人間言ったことは実現しようとしますからね。 モチベーションが続かない人には強くお薦めします。

ディスクロージング・ダイエット 六週目

 早々に目標達成!あとは維持するだけ

Grand Chanmoris 樽熟成甲州 2015
名称Grand Chânmoris 樽熟成甲州 2015
グラン・シャンモリ 樽熟成甲州 2015
生産者Châmmoris Wine (Morita Koshu Winery)
盛田甲州ワイナリー
価格寄付金額:4本セット20,000円 (参考価格:1,836円 @amazon)
購入店山梨県山中湖村

 そして本日のワインは、明日の予習がてら勝沼産の甲州種。 2年前に寄付した山梨県山中湖村へのふるさと納税の返礼品として頂いたもので。山梨県甲州市勝沼町産甲州種100%。 この銘柄は同じものが2本入っていたので、1本目は1年半前に稽古済み。 その時は「10年くらい寝かせますか」なんて書いてますが、1年半しかガマンできませんでした。

 ちなみに本日の料理のメインは、大分県竹田市産天然アユの塩焼き。 アユ釣り名人の叔父が送ってくれたもの(昨年の冷凍)です。 こういう料理にはやっぱり日本ワインの甲州がしっくり来ると考えますよね。 前回の経験から、そんなに樽ッ樽じゃないことは判ってますし。

 さて抜栓。色は薄めのレモン色で、特に1年半の熟成の効果は見て取れません。 香りは・・・やっぱり弱いなぁ。ぐるぐるスワリングして深~く嗅ぐと、甲州らしい和柑橘の香りがあるのは判ります。 また、「樽熟成」なんだけど鼻では樽香は感じられません。 口に含むと、思いのほか熟成したシェリーっぽい雰囲気が感じられます。これは1年半での変化ですね。 味わいのバランスは、甘さはほぼ感じなくて酸味しっかり。糖度6.1/pH2.9という数値は1年半前とほぼ同じ(当たり前か) 旨味がしっかりなのも以前と同じで、そのおかげで単に酸っぱいワインでは無く、シャープなのに深みがあります。

 時間が経って温度が上がってくると、日本ワインらしい蔵の中のようなしっとりした香りが満ちて来るし、 熟成感のある茹で栗のような香りも出てきます。 香りのボリューム的にも物足りなさは無くなるので、抜栓してすぐ判断しちゃダメなタイプのワインですな。

 たった1年半だけど、結構熟成感が出ています。10年も待たなくて正解だったな。 トータルの印象として、やっぱり地味っちゃ地味ですよ。甲州という品種自体がそんなに派手なものでもないと思うし。 ただ、日本美人的な奥ゆかしさはは確かにあるのね。だから鮎の塩焼きとの相性はとても素晴らしいものでした。 価格に関しては、ちゃんとした日本ワインが1,000円台と言うのは結構奥ゆかしいんだけど、 それでもやっぱり割高感があるのは否めないよね。そこをなんとか1,000円台前半に!とお願いしたいところです。

点数74点

14日(金)

Finca el Rejoneo Brut N.V. [Finca el Rejoneo]
名称Finca el Rejoneo Brut N.V.
フィンカ・エル・レホネオ ブリュット (ヴィンテージ無し)
生産者Finca el Rejoneo (Bodegas Fernando Castro)
フィンカ・エル・レホネオ (ボデガス・フェルナンド・カストロ)
価格561円 (単品価格:1,490円)
購入店MyWineCLUB(マイワインクラブ)

 梅雨に入ってスッキリしない日も多いんですが、飲むワインぐらいはスカッと行きましょう、 ということで安いスパークリングのセットを購入。「世界の選りすぐり辛口スパークリング9本セット」、税送料込み通常6,458円が20%offで5166円でした。 そこからの1本目は、透明ボトルに入ったオシャレな外観のスペイン産。ブドウ品種はマカベオ100%とのこと。 造り手名が書かれていませんが(今回のセットはそれが多い)、銘柄名から察するに造り手はココと同じだと思うので、 スペインの安酒大手「フェルナンド・カストロ」ですかね。 ちなみに料理は、鶏モモ肉の香草焼き、ホウレン草のお浸し、キュウリとモヤシのナムルです。

 さて抜栓。ゆるゆると栓を抜くと、ガス圧の手ごたえが・・・無いんだなぁ。まずガスの弱さを手で感じます。 グラスに注いでも極細い泡が一筋上がって来るだけです。 色は、緑色っ気の無い白木のような色合い。外観的には弱っちい印象を受けます。 ところがね、香りのボリュームは結構立派なのよ。 甘いリンゴのようなフルーツ香にゴムの香り、安スパークリングにありがちな感じではありますが、 ネガティブな印象はありません。 口に含むと、見た目通りに泡は弱くて結構甘めのバランス。そして金属を舐めるようなビリビリっと来る苦味。 数値を測定してみると糖度は5.3しかなくて、かなり低いのね。判らんもんだなぁ、人間の感覚って。

 結果、チャッキチャキの安スパークリングっすね。アルコール度数も10%と低いので、ちょっと甘めのチューハイ感覚。 でも、見た目オシャレだしアルコール度数低いし、 こジャレたカフェバー風居酒屋みたいなお店で「こぼれスパークリング」なんかに使うにはうってつけじゃないですかねー ・・・というわけで、ワンコイン+αというお値段だとアリなスパークリングでありました。 単品価格の1,490円はちょっと無いです。

点数66点

12日(水)

Campo di Marzo Primitivo 2018 [Borgo Torre]
名称Campo di Marzo Primitivo 2018
カンポ・ディ・マルツォ プリミティーヴォ 2018
生産者Borgo Torre
ボルゴ・トッレ
価格540円
購入店カクヤス 保土ケ谷店

 週のまんなか水曜日、本日の夕食の調理担当は師範であります。 本日午後は勤務先から外出して横浜のみなとみらいに行く用事があったので、帰りにオーケーストアで調達して来た食材を中心に献立を組み立てました。 まず前菜が子持ちシシャモのフライ(お惣菜)、サラダがレタスとフルーツトマトのサラダ(切って盛るだけ)、 魚料理がカツオのたたき(切って盛るだけ)、メインがトンテキ(味付けはエバラの「豚蒲焼のタレ」+おろしにんにく)。 要するに「豪華に見える手抜きメニュー」です。

 そんな料理に合わせて選んだのがコレ、イタリアはプーリア産の赤。 お値段は税別500円ポッキリ。こういうのを見ると思わず買っちゃうんだよなぁ。 最近はネットショップで買うことも多いけど、 実店舗に行くとついフラフラっとこういう安ワインを買っちゃいます(今日もオーケーで買いました)。 安ワイン者の悲しい習性ですな。

 色は、キレイに澄んだ紫色ではあるけど、プーリアのプリミティーヴォにしちゃぁ薄いような気がします。 香りのボリュームはそこそこ立派です。結構酸っぱい感じの果実香と茎のような青さ、そしてほんのり汗くさいようなケモノ系の香りがあります。 味わいは、渋味はそれほど強くないけどちゃんとあって、あとは甘味と酸味。 この値段のワインとしては十分すぎるくらいしっかりした味わいです。

 やや単調なのは否めないけど、なんたって500円っすからね。 いわゆるワンコインなワイン連中と比較するとこちらが一枚も二枚もウワテです。 特に、デフォルトが濃くて甘いヤツなプーリア州なんで、この値段くらいに薄められてちょうど良い、って感じもあります。 ただ、なかなかレアなインポーターでもあるし、簡単に入手できそうではないのでお薦めもしづらいのが難点。 この値段で見かけたら、安ワイン者はマストバイなアイテムです。

点数75点

9日(日)

ヱビスビール飲み比べ

 スーパーへ行ったら、復刻特製ヱビスなるビールが売られておりました。1972年の製法を再現したものだそうです。 こういうのを見ると試さずにはいられないんですなぁ・・・というわけでヱビスビールと飲み比べ。

 色はどちらも同じ琥珀色です。写真では通常のが濃く見えますが、透過している色が違うので(画面外左手白い壁)そう見えるだけと思われます。 香りは、どちらも穀物の雰囲気があるビールらしい感じで、極めて似ています。敢えて差を見つけると、復刻版の方が若干華やかかなって程度です。 味わいは、復刻版の方が軽やかで、通常版の方が旨味しっかりです。 ただ、今回の比較でちょっとやらかしちゃったのは、双方の温度が違うこと(通常版は買ってきてすぐでした)。 温度違うとビールって全然表情変わるよね。復刻版が軽やかに感じられたのは温度が低かったからかもです。

 それにしても、今のヱビスの方が格段に美味いってわけじゃないのは確かです。 だとすれば、『この50年弱の間に造り手は何をしていたの?』って言いたくもなりますねぇ。 復刻版の発売は諸刃の剣かもです。

Meandro 2015 [F.OlazabalEFilhos]
名称Meandro 2015
メアンドロ 2015
生産者F.Olazabal & Filhos
F・オラザバル・エ・フィーロス
価格1,922円
購入店ヴェリタス?輸入直販ワイン専門店

 本日夕食は、師範代がふるさと納税でゲットした鹿児島県産和牛のホルモンを味噌焼き&ニンニク醤油焼き、ネギ塩ローストポーク、チョレギサラダ、焼きナス。 メインの料理がホルモンだったらワインは癖のありそうな赤でしょう、ということで選んだのがポルトガル産。 ショップのページによれば、造り手は
 『高い評価を受け大注目される「 ドゥロ・ボーイズ 」の1つ「キンタ・ド・ヴァラッド」と従妹関係にある「キンタ・ド・ヴァレ・ミャオ」』
らしいです。例によってパーカー御大が高得点を付けた蔵なんだとか。濃そうなワインであることは想像が付きます。 裏ラベルによれば、 品種はトゥリガ・フランカ40%/トゥリガ・ナシオナル35%/ティンタ・ロリス16%/ティンタ・バロッカ5%/アリカンテ・ブーシェ2%/ティンタ・アマレラ2%とのこと。 どれもあまり馴染みの無い品種です。

 色は、ほぼ向こうが透けないくらいに濃い紫色。青みの強い色合いは、まるで若い格付けボルドーのようです。 香りは、ミチッと充実した果実香に、ちょっとツンッと来る刺激香、そしてバタークッキーのような樽香。 なかなか高級感のある香りの複雑さ。ボルドーというよりアルゼンチンのプレミアムなマルベックっぽいかな。 味わいは、甘さしっかりで渋味も柔らかい。やや酸が控えめな感じもするけど、充実感のある味わいではあります。

 これまでポルトガルの赤ってあまり良い印象は無かったけど、これは立派ですね。 洗練された感じでは無いんですが、非常にしっかりした香りや味わいで、丁寧に造られたことが判ります。 1,000円台でこの内容はお買い得、 そして今は楽天スーパーセール期間中で師範が買った時より更に安くなっているみたいです(こういうのは地味に悔しい)

点数77点

8日(土)

 ディスクロージング・ダイエット五週目。

 ほとんど食べずに飲んでばかりの深酒デーだった木曜日が功を奏して、直近でガクンと体重が落ちました。 でもこれは一過性のものであることは過去の経験から判っております。アルコールの利尿作用で一時的に脱水状態になるんだろう、と踏んでいます。

 とはいえゴールまであと一ヵ月、いけそうな気がしてきましたよ。

ディスクロージング・ダイエット 五週目

 金曜朝にガクンと体重減。やっぱり酒はダイエットに効きますな。

Papillon Brut N.V. [Van Loeven]
名称Papillon Brut N.V.
パピヨン ブリュット (ヴィンテージ無し)
生産者Van Loveren
ファン・ラヴレン
価格828円
購入店コストコ 金沢シーサイド倉庫店

 本日の夕食は、松原商店街にある「オーシャン」という魚屋で買って来た魚を中心に、 真鯛の昆布締め、アン肝、メカブの酢の物、米国産牛サーロインの照り焼き、空芯菜のガーリック炒め。 魚メインなんで泡をチョイスして、ここんとこ泡はシャンパーニュばっかりだったので「安ワイン道場」の原点に回帰して3桁の安スパークリングをチョイス。 南アフリカ産の泡だけど、この銘柄は9年前にも稽古しております。

 泡立ちの感じは、シャンパーニュなんかとはだいぶ違います。 キメは細かいけどボリュームが弱めですね。 色合い的には、明らかに緑の色調が感じられ若々しい感じ。 香り・・・あはは、こりゃ面白い!です。 いわゆるシャンパーニュ的なスパークリングとはかなり方向性の異なる、ストレートなブドウの香り。 以前稽古したワインだと、ヴィリエラ・ジャスミンをスパークリングにしたような感じです。 味わいも、泡弱めでやや甘め。「飲み易~い」と女コドモに言われそうなスパークリングですな。

 さすがコストコだな。甘い香りに甘めの味わい、一般ウケすると思いますよ。 この判り易さはマスカットあたりが使われているのかなぁ、と思い造り手のサイトでチェックしたら、 品種構成はコロンバール80%にソーヴィニョン・ブラン20%らしいです。へぇ~。 全体に悪くは無いんだけど、泡が弱いのは一人飲み泡男にとってはやや残念なんだな。 9年前の稽古を見返してみても、同じような感じだったみたいです。 こういう泡と稽古をすると、やっぱりシャンパーニュというブランドの立派さを痛感します。

点数72点

7日(金)

Puy Saint Martin 2017 [Dom. Galevan]
名称Puy Saint Martin 2017
ピュイ・サン・マルタン 2017
生産者Dom. Galévan
ドメーヌ・ガレヴァン
価格1,232円 (単品価格:1,391円)
購入店ヴェリタス?輸入直販ワイン専門店

 昨日あれだけ飲んでおいて、やっぱり週末金曜日となるとワインを開けない訳には参りません。 料理は、師範代が朝から造り置きしておいてくれたもので、プルコギ、トマトとアボカドのサラダ、鶏ハム、オクラのポン酢和え。 ね、赤いワインを飲みたくなるメニューでしょ。 特に鶏ハムなんかをつまみながら録りためていた音楽ビデオ(今日はブラジル音楽でヤマンドゥ・コスタ)なんか見ながら飲むのは最高です。

 そんな、のんびりじっくりいきたい相手に選んだのが、南仏ヴォ―クルーズ産の赤。 「BIOワイン極上赤だけ5本セット」 税送料込み5,780円からで、品種はグルナッシュ、シラー、カベルネ・ソーヴィニョン。 カベルネがムールヴェドルだったら典型的な南仏ブレンド"GSM"ですな。 この写真じゃわからないですが、オサレな女性が描かれたラベルがカコイイです。

 さて抜栓、コルクは短めのDIAM的なヤツです。グラスに注いで外観チェック、色はかなりしっかりしたボルドー産っぽい紫色、 ネットリ感もあっていかにも強そうな外観です。 香りは「あぁ南仏~!」ですな。ムールヴェドルがカベルネ・ソーヴィニョンに代わっても隠し切れない南仏感。 熟したベリーに青畳、加えてオレンジの皮を摘んで油分をプシュッとさせたみたいな爽快感があります。 口に含むと、僅かにチリチリっとした炭酸を感じます。これ、ビオのワインにあるあるですね。 渋味はもちろんのこと甘さしっかりで酸味もあって、ちょっと田舎っぽいガサツさもあって、外観の通り「強い」ワインです。

 ビオとか聞くと、薄っぺらいワインを想像しがちだけど、このワインは濃くて強い。 「良く出来た南仏産」という括りで良いと思います。 ビオは手段であって結果では無い、というのを昨日のシャンパーニュもあって実感しました。 というわけで、スーパーセールで安くなっている今は買いだと思いますよ、このセット。

点数75点

6日(木)

デゴルジュマン 外観

 本日は、九州へ帰省した際にご一緒させて頂いた ぐぇすさんが上京されるということで一緒に飲むことに。 場所は、ゴールデンウィーク初日にも伺った、 亀戸にあるシャンパーニュスタンド デゴルジュマン(ツイッターのアカウント)。 ツイッターで「#デゴる」と書くと、ココで飲むことを意味するようです。

 左写真は、亀戸横丁の店内にあるこのお店と周りの雰囲気。ラーメン屋と飲み屋に挟まれた場所にポツンとあります。 普通、ここで毎夜毎夜一本数万円もするシャンパーニュがポンポン開いているとは思わないっすよね。 もちろん、師範の目当てはそういう高級シャンパーニュにあるのではなくて、 お安くいろいろ楽しめるところにあるわけですが。

デゴルジュマン 飲み比べセット

 その、「いろいろ楽しめる」のがコレ、シャンパーニュの3種飲み比べセット、お値段1,500円(税込み)。 一番安いベーシックなポワルヴェール・ジャック以外は定期的に内容が替えられているようで、新しいラインナップになっておりました。

 自慢じゃないですが、師範はスパークリング・ワインに対する感受性が低くて、 だいたい何でも美味しく感じるんだけど、あまり差が分からないのね。 特にスパークリングって自宅で複数本同時に開けたりすることってまず無いから、 こういうお店で飲み比べさせて頂けるのは大変ありがたいわけです。

 ・・・というわけで、ぐぇすさんの到着を待つ間、まずはこの飲み比べセットからスタートします。

Poilvert-aJacques Brut N.V. [Poilvert-Jacques]
名称Poilvert-Jacques Brut N.V.
ポワルヴェール・ジャック ブリュット (ヴィンテージ無し)
生産者Poilvert-Jacques
ポワルヴェール・ジャック
価格680円 (Glass /飲み比べ3種1,500円)
購入店デゴルジュマン

 ここのハウス・シャンパーニュ(と言って良いのかな?)、一番安くてグラス1杯680円で提供されているのがこのポワルヴェール・ジャックです。 前回も頂いていますし、 道場でも最近稽古しました(インポーターが違うのでラベルが異なります)。 安いのに熟成期間が長く(6年らしい)、飲み応えのあるシャンパーニュとして、「安ワイン道場御用達」の名を欲しいままにしている銘柄です。

 さて飲み比べて行きましょう。色は、この3種の中では一番赤みが強いように見えますが、その差は僅かです。 香りは・・・ちょっと過去の印象より弱いかなぁ。もっとリンゴの漬物的な香りがする銘柄だったと思うけど。 でも、口に含むとその熟成感は健在です。やっぱりしっかりした味わいが楽しめます。

 ちょっと自分の中で印象を美化し過ぎているのか、期待したほどではなかった気がします。 またシャンパーニュの場合、同じ銘柄でもブレンドされた原酒のヴィンテージやデゴルジュマンの日付が違うと印象が変わる、 ってことはありそうですな。

点数(78点)
Louis Nicaise Premier Cru Brut Reserve N.V. [Louis Nicaise]
名称Louis Nicaise Premier Cru Brut Réserve N.V.
ルイ・ニケーズ プルミエ・クリュ ブリュット・レゼルヴ (ヴィンテージ無し)
生産者Louis Nicaise
ルイ・ニケーズ
価格980円 (Glass /飲み比べ3種1,500円)
購入店デゴルジュマン

 2種類目がこのルイ・ニケーズ、道場初登場であります。 小規模なRM(レコルタン・マニピュラン:栽培もする醸造家)の造り手で、品種はシャルドネ40%/ピノ・ノワール30%/ピノ・ムニエ30%。 「プルミエ・クリュ」なので一級畑のブドウのみが使われているようですが、 シャンパーニュにおいてはこの「一級」表記はそれほど有り難がるものでも無いような気がしています。 小規模な造り手なので、持っている畑が一級に属する村にある、ということなのでしょう。

 色は、この3種の中では一番薄いようにも見えますが、ちょっとよくわからないですね。 香りは、前のポワルヴェール・ジャック同様いまひとつ香ってきません。 そしてイーストもブリオッシュもあまり感じないので、熟成期間は短いのかもです。 味わいは、香りの印象を裏付けるようにフレッシュなフルーツ感がメインです。 これはこれで美味しいけど、シャンパーニュに期待する方向性とはちょっと違うなぁ感がありました。

 品種構成的に白ブドウ比率が高めなのがフレッシュ感の要因かも。 あるいは、ボトルを見るとまだ開けたてのようなので、いわゆる「まだ開いてない」状態だったかもです。 ボトル1本をゆっくり飲めばまた印象は変わったのかな? なかなかグラス一杯で判断するってのは難しいですね。

点数(76点)
Gosset Grande Reserve Brut N.V. [Gosset]
名称Gosset Grande Reserve Brut N.V.
ゴッセ グランド・レゼルヴ ブリュット (ヴィンテージ無し)
生産者Gosset
ゴッセ
価格1,300円 (Glass /飲み比べ3種1,500円)
購入店デゴルジュマン

 3種類目がこのゴッセ、こちらは大規模なNM(ネゴシアン・マニピュラン:買付ブドウによる醸造家)ですね。 ゴッセのワインは過去6度ほど稽古していますが、酸が強めということ以外、あまりコレといった印象はありません。 とはいえ、いかんせん稽古したのが昔の話(同じグレードのコレは20年前)なので、 今は違っていることもあるわけで、大昔の記憶を引きずり出しつつ謹んで稽古させて頂きました。

 色は前のルイ・ニケーズとほぼ同じ、かなり薄めのレモン色です。 香りに関しては、今回の3種の中でこれが一番しっかりしていたような。 ボトルの中の残量は一番少なかったので「開いていた」可能性もあります。 味わいは、過去の印象通り明確に酸の強さを感じます。 酸っぱいってほどではありませんが、カチッと硬派な味わいですね。

 丸みを帯びた独特のボトルにペンダントのような赤いラベル、 外観から受ける印象はとても女性的な雰囲気のシャンパーニュなんだけど、 飲むと結構オトコっぽい感じです ・・・とかなんとか絞り出して書いてますが、今回の3種はとても似てたなぁ。 グラスマーカーが無ければ判らなくなるくらいの差でしたよ。

点数(77点)
デゴルジュマン シャンピニオンのテリーヌ

 このお店の料理で、まず頼むことにしているのがコレ、シャンピニオンのテリーヌ(700円)です。 その理由は、
 ・キノコの香りがシャンパーニュに合う(気がする)
 ・ちびちび食べればなかなか無くならない
 ・お値段が700円とお手頃
という感じですね。 岩塩が粗く振られているようで、ところどころキュッとしょっぱい部分があるのも変化があってナイスです。

Leclerc Briant Reserve Brut N.V. [Leclerc Briant]
名称Leclerc Briant Réserve Brut N.V.
ルクレール・ブリアン レゼルヴ・ブリュット (ヴィンテージ無し)
生産者Leclerc Briant
ルクレール・ブリアン
価格8,500円 (お店価格)
購入店デゴルジュマン

 ぐぇすさんも到着、さて本腰を入れて飲みますか、ということで本日はボトルでシャンパーニュを注文。 デゴ店長に「安くて美味しいシャンパーニュのお薦めをお願いします」と聞いたところ、 選択肢として見せて頂いたのがこのルクレール・ブリアンとべレッシュ&フィス(あとでグラスで頂いてます)。 ルクレール・ブリアンは今人気上昇中の「ガチなビオ系」造り手だとか。 表ラベルにヴィンテージは書かれていませんが、裏には"Harvest 2014"と書かれているので、単一年のヴィンテージ・シャンパーニュと言えるのかな? 品種はピノ・ノワール40%/ピノ・ムニエ40%/シャルドネ20%、ドサージュは4g/lと少な目で、デゴルジュは2018年の5月のようです。

 さて一人1本シャンパーニュ、大名にでもなった気分で稽古します。 色は、黒ブドウ比率が高い割に濃さはありません。ブラン・ド・ブランと言われれば「そうでしょうね」と答えそうです。 しかし香りにはしっかりとピノ系の雰囲気があるんだな。 イチゴやチェリーのような、赤い果実の香りがパーッと香ってとってもキュート。 味わいもキュートっすね。明るく華やか、スイスイ飲めます。

 いわゆる高級シャンパーニュ的なパンの耳の香ばしさとか高菜の古漬け感は無いんだけど、 ストレートにブドウの雰囲気を感じられるシャンパーニュです。 ビオだからフルーティってことでもないんだろうけど、 余計なストレスをかけない造りって部分は納得がいくような気がしましたよ。

 ちなみにこのワイン、同席したぐぇすさんと、 後から合流されたAngeloさんにも1杯ずつお裾分けしました。 なのでフルに1本飲み干したわけではありません(と飲み過ぎの言い訳)

点数84点
デゴルジュマン 国産ハマグリ出汁とハタのお椀 ウニとアオサを加えて

 次の料理は、「本日のおすすめ」のボードから国産ハマグリ出汁とハタのお椀 ウニとアオサを加えて(980円)を。 今ここで高らかに白状しますが、師範は「汁物は酒の肴にならん」と思っております。 でも、デゴ店長はこのお椀がお薦めとおっしゃる。 ならば、己の感覚が間違いである可能性も否定できないと考え、注文しました。

 結果・・・やっぱり汁物は酒の肴には向かないと思うのよ。 単体としてはとても美味しいお椀だし、中に入っているハタとかウニなどの固形物は良いんだけど、 汁と酒、液体と液体はどうも合わせるのが難しい気がしましたな。

Warwick The White Lady Chardonnay 2016 [Warwick]
名称Warwick "The White Lady" Chardonnay 2016
ワーウィック "ザ・ホワイト・レディ" シャルドネ 2016
生産者Warwick
ワーウィック
価格950円
購入店デゴルジュマン

 ちびちび飲んでいたボトルのシャンパーニュもあっという間に飲み終わり。 そもそも「沢山グラスで飲むと更新がめんどくさい」からボトルでお願いしたのに、 ここでまたグラスワインを頂いてしまうわけです。 注文したのは、南アフリカの「ワーウィック」という造り手のシャルドネ。 ツイッターでグラスワインのリストを見て気になっていたわけですよ。

 木村硝子の大ぶりのグラス(「サヴァ」かな?)に入れて出して頂きました。 このお店はグラスがどれも立派なのもポイント高いです。 色は、結構しっかりとしていて、外観からも濃そうな感じが伝わります。 香りは、最初は温度が低かったからか、鼻で嗅ぐ分にはそんなに強い印象はありませんでした。 でも、口に含むと香り爆発です。いわゆる「樽ドネ」系ですが、 樽だけじゃない蜂蜜のような雰囲気もあって、高級感バリバリです。 味わいは・・・どうだっけ?香りの印象が強すぎて覚えてませんが、 香りの高級感を阻害しない良いバランスだったんだろうと思います。

 やっぱり南アフリカのワインは立派だな。 「一流造り手のムルソーです」と言われれば騙される・・・かも。 ってか正直自信ないです。マル一本分飲んだあとだからねぇ。

点数(82点)
Bereche & Fils Brut Reserve N.V. [Bereche & Fils]
名称Bérêche & Fils Brut Réserve N.V.
ベレシュ&フィス ブリュット・レゼルヴ (ヴィンテージ無し)
生産者Bérêche & Fils
ベレシュ&フィス
価格1,400円
購入店デゴルジュマン

 詳しくは覚えておりませんが、他のお客様がこのワインをグラスで所望されたのかな? ボトルのシャンパーニュを選んだ際、注文しなかった方の銘柄がこれだったので、 どういうワインだったのか大変気になったわけですよ・・・というわけで、この期に及んで更にグラスで注文させて頂きました。

 で、覚えているのは「ルクレール・ブリアンを選んで正解だったな」ということだけ。 細かいことは全く覚えちゃいないですが、とりわけ特徴は無いけど、普通に美味しいシャンパーニュだったように思います。

 裏ラベルによれば、デゴルジュの日付は2018年10月、ドサージュは7g。醸造には樽を使ってシュールリー製法を採っているようです ・・・と、そういうことしか書くことが無いくらい、どんな内容だったか覚えてないんですな。面目ない。

点数(??点)
MAN Cellar Select Cabernet Sauvignon 2017 [MAN Vintners]
名称MAN "Cellar Select" Cabernet Sauvignon 2017
マン "セラー・セレクト" カベルネ・ソーヴィニョン 2017
生産者MAN Vintners
マン・ヴァントナーズ
価格600円
購入店デゴルジュマン

 おいおい、まだ飲んでるよ・・・ってことで最後に赤を。 これまた南アフリカの産で、道場でもしばしば稽古している「マン」という造り手のワイン。 店主曰く『インポーターのマスダさんのところで一番売れているワインってことで買ったんだけど・・・』とイマイチ浮かないご様子。 よろしい、師範がキッチリ稽古を付けさせて頂きましょう!って酔っ払いのくせに。

 色は、南アフリカのこの品種としてはやや薄め、大ぶりのグラスでも向こうが透けるくらいの色合いでした。 香りのボリュームは結構しっかりしてます。カベルネか?と言われるとどうだろう?あまり青っぽさは無かった気がします。 味わいも、フルーツっぽさが前面に出たやや甘酸っぱいバランスで、人懐っこい感じだったように思います。

 いわゆる「飲み易い赤」なんだと思いましたよ。 それが、南アフリカ・ガチ勢にウケるかというと、ちょっと軟派な気はしますけどね。 特に、グラスの赤の選択肢としてピノ・ノワールとカベルネ・ソーヴィニョンを置くのであれば、 カベルネはもう少ししっかり系のにした方がバランス良いかも知れません・・・なぁんて酔っ払いだったくせに。

点数(74点)
デゴルジュマン 店内

 そんな感じのデゴルジュマンでのプチ豪遊、お会計は14,000円ちょっとでした(※)。絶対額はアレですが、こんだけ飲んだことを考えると相対的には「安い」です。

 しっかし食べてないね、自分。水も飲んでないし、そりゃ酔っ払うわ。 それに、亀戸から道場への帰宅だと、錦糸町で総武線快速に乗れば楽々座れるからねぇ~というわけで大船まで乗り過ごし。 でも今回はカメラ無くさなかったしケガともしなかったから合格!

(※)
実はわざわざお会計票を付けて頂いてものを持ち帰っておりました・・・ということでお会計は14,630円。 そしてグラスワインのお値段も追記しました。


5日(水)

Crudo Catarratto Zibibbo 2017 [Mare Magnum]
名称Crudo Catarratto Zibibbo 2017
クルード カタラット ズィビッボ 2017
生産者Mare Magnum
マーレ・マンニュム
価格1,105円 (単品価格:1,771円)
購入店うきうきワインの玉手箱

 本日の夕食は、師範代が会社の飲み会ということで不在、師範と子供たちだけなので手抜きを極めます ・・・というわけでメニューは、海鮮ちらし寿司(京樽で買ってきた)、春巻き&ピーマン肉詰めフライ(スーパーで買って来た)、冷やしトマト(切るだけ) 永谷園のお吸い物(お湯入れるだけ)。要は「何も作らない」夕食。あー楽ちん楽ちん。

 合わせたワインはというと、「うきうきワインの福袋 赤3本・白3本 10,800円(税送料込み)」から、 福袋の中では単価が一番安かったイタリアはシチリア産の白。 ラベルにリアルなタコの絵が描かれています。 品種は、カタラットとズィビッボ。カタラットは知ってますがズィビッボは初耳です。 声に出して言いたい品種名ですね、『ズィビッボ!』。

 色は薄めのレモン色、ちょっと緑の色調を感じるくらいの若い色合いです。 香りのボリュームはなかなか立派です。雰囲気としてはトロンテスやヴィオニエに近い、ストレートに花のような甘く華やかな香りを感じます。 口に含むとちょっとゴムのような雰囲気があって、バランス的には甘さがメインに据えられています。 ただ、酸味もしっかりあるので、甘ったるい感じはありません。 なんとなくリースリングのような味わいなんで、改めて香りを嗅ぐと灯油っぽい雰囲気があるようにも思えます。

 シチリア島の白と言うと、果実味があるけど軽めのバランスで、というのを想像します。 それに対してこの白は、果実味はあるし軽くない、結構しっかりしたワインです。 香りの華やかさはカタラット由来な気がするけど、味わいのシッカリ感はズィビッボの個性なのかも。 海鮮ちらしとの相性は置いといて(揚げ物とはバッチリ)、なかなか興味深いワインです。

 うきうきワインのこの福袋、ちょうど楽天のスーパーセール期間中なので、現在も売られています(下記リンク参照)。 もちろんこのワインが含まれているわけじゃないでしょうけど、 こういうサプライズな出会いがあって面白いなぁと思うので 師範も今回また1セット買い足しました。

前回のセットの内容:ツイート

点数74点

2日(日)

ジューンベリーの木

 今年もジューンベリーがたっぷり実りました!ということでジューンベリージャムを造ります。 昨年はジュースにしたので、2年ぶりのジャム造りです。

ジューンベリーの実  今年の収穫量はほぼ1kg。道場も建立から12年、 シンボルツリーのジューンベリーも結構な大木になったので、脚立を使わず手の届く範囲だけでもこれだけ取れます。

 上の方に残る大半は、道場に遊びに来る小鳥たちへ。メジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ。 食べて行かれるのはどうぞご自由に、なんですが、ウッドデッキの上にフンを落としていくのはやめてください。

ジューンベリー・ジャムの下準備  収獲した実は、軽く水で洗ってキッチンペーパーの上に広げ、軽く水気を切ります。

 「洗う」っつったって力を入れると実が潰れるのですすぐ程度、「水気を切る」 っつってもどうせ煮て水気を飛ばすんだから意味は無いかも。なんか惰性でやっている作業です。

ジューンベリー・ジャムのレシピ  1kgの実を鍋に入れ、レモン3個分のレモン汁(約140ml)と砂糖150gを加えて火にかけます。

 誰にとがめられるわけでもないので、ガッツリ補糖と補酸をします。やっぱり糖分がないと保存が効かないからね。そして糖に対応する酸も必要ですのよ。

ジューンベリー・ジャム造り  1時間弱で煮詰めは終了。 このままだと種たっぷりで口当たりが悪いので、味噌濾しで粗く濾過、清澄は行いません(笑)。それを熱湯消毒した広口瓶に瓶詰していきます。

 この作業が結構大変なんだな。あらゆるものが赤紫色に染まるので洗い物も大変です。 似た果実の構成を持つブルーベリージャムとかどうしているんですかね?

ジューンベリージャム  そして完成。出来上がったのがこの2瓶分。内側に垂れて汚いのは見なかったことにしてください。

 結論としては、「手間を考えたらジャムは買った方が安い」です(爆)。 ただ、貧乏性なので生っている実を見るとほっとけないのよねぇ~。

ジューンベリーの搾りかす  完成品の脇には、大量の搾りかすが残ります。これが甘酸っぱくて、捨てるのがとても勿体ない感じ。 そりゃマールとか造りたくなるよねぇ。

 ・・・ということで、今年のジューンベリー・ジャム作りは完了でございます。

Pierre Darcys Brut N.V. [Paul Laurent]
名称Pierre Darcys Brut N.V.
ピエール・ダルシー ブリュット (ヴィンテージ無し)
生産者Paul Laurent
ポール・ローラン
価格1,466円 (単品価格:4,622円)
購入店MyWineCLUB(マイワインクラブ)

 本日の夕食は、師範代実家から送られてきた佐賀牛のステーキを大根おろしの和風ソースで。 あとはタコとトマトとブロッコリーのサラダ、ホタルイカの酢味噌和え、おかひじきの胡麻和え、ガーリックライス。 ワインは、「金賞受賞シャンパーニュ5本セット」9,999円を2,000円引きクーポン使って税込み8,639円から。 ここんとこ毎週シャンパーニュ飲んでるな。「もしかして師範ってばブルジョワ?」って感じです。

 色は薄め。熟成期間はそんなに長くなさそうです。でも泡立ちのキメの細かさはさすがシャンパーニュですね。 香りは、フレッシュなリンゴのような爽やか系の果実香が主体。わずかにピノ系統のラズベリー的な香りもあります。 味わいもフレッシュ重視ですな。軽い苦味があって、それがちょっとカバやスプマンテの「似非シャンパーニュ感」を想起させてしまいますが、 そもそもこの値段だからね。十分っすよ十分。

 ・・・というわけで、これは!というシャンパーニュではないんだけど、 癖が無くスッキリした香りと味わいなんで、日常使いにちょうど良いと思います ・・・ってかシャンパーニュを「日常使い」か。師範も偉くなったもんだな。

 ちなみにこのセット、一時期販売停止されていましたが、また売り出されております。 残念ながら1,000円値段がアップしてますが、それでも安いです。 そしてもうすぐ楽天のスーパーセール、多分割引クーポンとかが出されるでしょう。 下記リンクをクリック!クリック!!(して頂けると師範が喜びます)

点数77点
キール・ロワイヤル  せっかくなんで、ジューンベリー・ジャムの搾りかすを自然滴下させたジューンベリー・シロップを加えた「なんちゃってキール・ロワイヤル」も作りました。 これはこれで美味いよ。甘味が2割増して、ベリー感が倍増して、食前酒にこんなん出されたらコロッといっちゃいます。 ただ、ここまでフルーティだと、なんだか「アセロラ缶チューハイ」みたいに思えるんだな。 安っぽい味覚でスミマセン。

 ・・・ってなシロウト評価は置いといて、こんな風にシャンパーニュを乱暴に使えるのも、 1本2,000円というお手軽価格だからだよな。 こういうシャンパーニュ、どんどん増えてきて欲しいよね。EPAっすからね。


1日(土)

 「ディスクロージング・ダイエット」開始して約一ヵ月が過ぎました。

 今週前半にググーッと体重が落ちて、内部目標にしていた
  5月末で平均61kg以下/6月末で平均60kg以下
が辛うじてクリアできている感じです。でもかなり数値が凸凹するんだなぁ。 体重の増減は結局『摂取カロリーと消費カロリーの差』でしかないと信じているだけど、 短期的に見れば必ずしもたくさん食べたから増えるわけでもたくさん運動したから減るわけでもないのね。 体内の水分量と食物残渣量が影響しているのでしょう。 アルコールを多く摂取した翌朝は、身体が脱水傾向にあるので体重は低めに出ることが判っています(酒で痩せるわけではありません)

Disclosing Dietのグラフ (2019/06/01)

ダイエット4週目、全9週半の予定なので半分弱が過ぎました。

 というわけで結果的に最初の一ヵ月は順調に推移したわけだけど、厳しいのはこれからだな。 当然「減りしろ」が少なくなるわけだからね。 無駄なカロリー摂取を減らして出来る限り身体を動かす、を実行していくしかないな。

ええとこ 代々木店 内観

 本日は、約1カ月ぶりのバンドの練習日。師範はベーシストとして参加しております。 楽器の種類はアレとして、やっぱり皆で音を合わせるのは楽しいな。 なんか普段使わない脳の部分を使っている気がします。

 そして、普段から使っている肝臓の部分を使うのが練習後の飲み会です。 本日の反省会会場は、代々木駅東口側にあるお好み焼き屋ええとこ 代々木店。 前回の訪問が昨年11月なので、約半年ぶりの訪問です。

ええとこ 代々木店 プレミアムモルツ

 乾杯は、日本人たるもの「とりあえずビール」です。 ここのビールはプレミアムモルツなのでポイント高いです。 お値段も一杯500円くらい(詳細失念)だったと思います。

 で、ビールを健全な状態で写真に撮るのって難しいな。 だって飲んじゃうよね。 もちろん2杯目も頼んだんでそれを撮れば良いんだけど、それじゃ気持ちの高ぶりが写りませんから。

ええとこ 代々木店 お好み焼き

 左写真は、山芋とろろお好み焼、お値段900円也。 これが、「鹿児島のかるかんかよ!」ってくらいフワッフワ。 ダイエット中ですが、糖質の美味しさをタップリ堪能んしました。

ええとこ 代々木店 ワイン

 ビールに飽きたらワインです。 この店のランナップは、カルロ・ロッシの赤白と、オーストラリアの「レッド・ブリッジ」の赤白。 カルロ・ロッシは居酒屋の定番だけど、敢えて飲みたくはない銘柄のナンバー2です(ナンバー1はフランジア)。 なので、お店の方に「レッド・ブリッジの白を下さい」とお願いしましたが、あいにく『カルロ・ロッシしかありません』とのこと。 仕方ねぇなってことで「じゃあ赤のレッド・ブリッジを」とお願いしたところ、「確認して来ます」との回答があった後 「赤はありました」と持って来られました。

 それでですよ。香りを嗅いだら、色も濃くないし、ほぼ無臭なんですよ。この時点で師範の脳内には「もしかしてカルロ・ロッシじゃね?」が渦巻きます。 「あーやられたかも」と思いつつ口に含むと、しっかりした渋味が感じられ、「あ、ゴメン、これはカルロ・ロッシでは無いわ」と。 よくよく考えれば、だまして低クラスのワインを出す邪念があるのであれば、そもそも「品切れです」なんて言わないよね。 疑ってゴメンよ>店員さん。 でも、抜栓後かなり時間は経ってそうだったな。香りが完全に出尽くしてましたから。

ええとこ 代々木店 メガ ハイボール

 ワインはそうそうに切り上げて、角メガ・ハイボール、お値段680円也を三杯ほど。 ジョッキはデカいですが、その大半が氷なんでそれほど酔いません・・・っていうかこのジョッキに濃いハイボールがなみなみだったらあっという間に沈没しているな。

 ・・・という感じの飲み会。お会計は一人5,000円強でした。それではまた来月お会いしましょう。