それにしても先月は週末ごとによく雪が積もった。
「雪見酒」となるとワインはイマイチですな。そもそもお澗にするわけもいかないし、
なんとなく雰囲気としてシックリこないから。…とか言いながらやっぱりワイン飲んでたんだけど。
Cellier des Chartrons 1996 セリエール・デ・シャルトロン 1997 | Cellier des Chartrons セリエール・デ・シャルトロン | ||||||||||||||
Rouge 赤 | Bordeaux Superieur ボルドー・シューペリュール | Bordeaux (France) ボルドー (フランス) \757 | 2001/02/12
| 関内 サンタムール | カツミ商会
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初節句を祝うために一足早く師範代とプチ師範代は実家へ帰省。
というわけで師範一人の夕食は、残り物の生ハムと冷凍ピラフ。
なーんかダッサい単身赴任のおっさんみたいなメニューだなぁ、
学生時代の師範だったらもっとマトモなものを造ってたよなぁ、と、
おのれのオッサン化に若干嫌気が差したりして。
そういう超手抜き料理に合わせて選んだワインは安ボルドー。
安物とはいえ、ボトル等の外観面は結構しっかりしてます。 | で、抜栓して驚いたのはコルクのマトモさ。側面に造り手名入り、上下面に年号入り。 そういうワインって、1,000円以下ではあまり見ることが無いんで、 いやがおうにも期待が高まる、って感じ。 で、色はまぁ普通。値段相応にやや薄げな感じのする紫色。 でも香りは並みじゃない。消し炭みたいなイガラっぽさと、濃い果実のミッチリ感と、 ウォッシュチーズみたいな生臭さがあって、 およそこの値段のボルドーとは思えないような複雑さとかなりのボリュームを感じることができる。 味は流石に香りほどのインパクトはない。 「お騒がせしてスミマセーン!」と駆け足で通り過ぎていくような味。 とにかく香りは大したもんです。こういうのってボルドー以外では有り得ないと思う。 安ウマワインの産地は新世界/ボルドーは名前のみ、 みたいなことがマコトしやかに語られたりするけど、 少なくともこのワインを飲む限りは「安ウマワインの産地はボルドー」も真。 71点 | 自宅にて
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Cuvee Andrieu Merlot 1998 キュヴェ・アンドリュー メルロー 1998 | Cellier de la Comtesse セリエール・ド・ラ・コンテッス | ||||||||||||||
Rouge 赤 | Oc (VdP) オック (ヴァン・ド・ペイ) | Languedoc Roussillon (France) ラングドック・ルーション (フランス) \698 | 2001/02/04
| 酒奉行 保土ヶ谷店 | モトックス
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訳あって、本日の夕食はトンカツ/ピーマンとベーコンの炒め物/葱焼き/冷や奴/生ハムとセロリのサラダ/人参サラダ/ご飯という豪華版のお御馳走。
というわけで、ワインもそこそこ良いブツをチョイスしたい気分もあったんだけど、
なんだか「在庫の回転」ということを必要以上に考えちゃって、道場在庫で一番古いこのワインをチョイス。
「古い」っつったって1ヶ月に満たない期間しか在庫してないわけで、
そういった意味では非常に優れた在庫回転率で健全経営の道場。
(「自転車操業」という話もある) | で、このワイン、外観上は全くイケてない。ボルドータイプなのにずんぐり背の低く、底の凹みも少なく軽いボトルがまずやばげ。 ルノワールの絵なんかあしらっちゃってる無駄に豪華な感じのラベルも怪しさ助長。 で、飲んでみるとこれが予感的中。色は普通の南仏色、香りも普通の南仏メルローなんだけど、 とにかく味が平坦で酸っぱい。飲めば飲むほど悲しさがつのる味わい。 ダメワインではあります。でも、全体がダメなんじゃなくて、「なんとなく肝心なトコロがダメ」なダメさ。 やっぱり「ずしりと重い」「ラベルがシンプル」なワインが美味いんだよね、安い奴は。 49点 | 自宅にて
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Graham's Fine Ruby Port N.V. グラハムズ ファイン・ルビー・ポルト (ヴィンテージ無し) | W.&J. Graham W&J グラハム | ||||||||||||||
Fortified 酒精強化 | (Portugal) (ポルトガル) \1,380 | 2001/01/07
| やまや新宿店 | やまや
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久しぶりに家族で焼肉屋で食事をした後、飲み足りなくて飲んだのがこれ。
食後酒として1月頃に開けたんだけど、そのあまりのイケてなさにやっと飲み干したポルト。 | 色は真紫、それも青々としたもの。この時点でなんだか「食後酒」って感じじゃない。 香りも青い。青くてヤニ臭い。ボルトのブドウ品種って、グルナッシュとテンプラニーヨの親戚?って感じ。 樽香もあるにはあるんだけど、樫の木じゃなくて杉の木を想起させるもの。 味わいもバラバラ。甘味はもちろん強いんだけど、渋味がガンガンに生きてるし、 青っぽい味わいも健在で、およそ食後にゆったり、って酒じゃない雰囲気。 1ヶ月以上もほとんど品質が変わらないってのは凄いけど、これはちょっとねぇ。 ブランデーとかもそうだけど、やっぱりこの手のお酒はある程度お金かけないとだめなのかなぁ。 50点 | 自宅にて
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Domaine Boyar Chardonnay 1999 ドメーヌ・ボイヤール シャルドネ 1999 | Dom. Boyar ドメーヌ・ボイアール | ||||||||||||||
White 白 | Region de Shumen (Bulgaria) レジオン・ド・シュメン (ブルガリア) \582 | 2001/02/12
| 関内 サンタムール | カツミ商会
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天婦羅に合わせてチョイスしたのは、コストパフォーマンスが高いことで知られる造り手、ドメーヌ・ボイヤールのシャルドネ。
でも、師範は過去この造り手の赤を4本ほど飲んでるんだけど、あんまり良い思いをしていない。
というわけでこれは白。ブルガリアって、イメージ寒い地域っぽいんだけど、
アルコール度数13.5%は立派。 | 最初、冷蔵庫から出してすぐの時は、まぁ普通にシャルドネらしい白ワインの香りと、 特に目立ったところのない小さいけどバランス良くまとまった味わいを持ったワインだった。 でも、温度が上がってくると豹変。香りは蜜と花の香り、それと香ばしさがパァーっと出てきて、 味的にも「これってブルゴーニュの高級品?」って感じの凝縮感のある雰囲気に変化。 いやー驚いた。侮れない美味しさ。 下手なワインだと温度が上がると嫌な感じが強くなるんだけど、 このワインは全然そういうことが無くてまるで高級ワインのよう。 もちろんスケールは小さいし、苦味もあったりするんだけど、それでもこの値段だとはおよそ信じられない。 73点 | 自宅にて
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Hajosi Pinot Noir 1995 ハヨーシ ピノ・ノアール 1995 | Villa Stephen (Brilliant Holding Ltd.) ヴィッラ・ステフェン (ブリリアント・ホールディング社) | ||||||||||||||
Red 赤 | (Hungary) (ハンガリー) \738 | 2001/02/12
| 関内 サンタムール | 日本酒類販売
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甘口ワインの"トカイ"で有名なハンガリーだけど、
赤ワインだとピノ・ノアールがメジャーなのかな。
かなり以前に飲んだ赤もピノだったし。
お値段的には3桁のお手頃価格だけど"Barrel Aged"の文字もあったりして、
ちょっぴり期待させてくれる。 | 色的には特に特徴的な所は無くて、ピノ・ノアールとしてはやや濃い目で青めかなぁ、ってぐらいの色。 でも香りはメチャメチャ特徴的。とにかくスッゲー青臭い。 それも、若いカベルネにありがちな「ピーマンみたい」と表現される品のいい青臭さとか、 南仏の品種にありがちな新しい畳みたいなトボケた青臭さとは違って、 草っ原で転んだような、ほうれん草を生でかじったような、 まごうことなき青臭さ。 味もヘナヘナ。果実っぽさは全く消え失せてて、酸味が強くて年寄りくさい味。 実質的にはとっても年寄りなワインだろうな、と。 それが、なぜかツラの皮だけがピンピンに張ってて、 単なる年寄り臭さプラスして気色の悪さが加味されたような感じ。 結論を言うと全くイケてない。 38点 | 自宅にて
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Happy Valley Vinyards Shiraz Cabernet 1999 ハッピー・ヴァレー・ヴィンヤーズ シラーズ カベルネ 1999 | Beresford Wines ベアズフォード・ワインズ | ||||||||||||||
Red 赤 | South Eastern (Australia) サウス・イースタン (オーストラリア) \780 | 2001/02/04
| 酒奉行 保土ヶ谷店 | モトックス
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本日の夕食は師範代が作ったビーフシチュー。
師範が作るビーフシチューだと、ワインをボトル2/3とか使っちゃうんだけど、
師範代は(多分近日稽古日誌登場の)全くイケてないポルト酒をわずかに70cc。
でも、決して師範の贅沢シチューが美味いわけじゃない。
かえって師範のシチューって酸っぱかったね、って感じだったりして、
世の中贅沢すりゃ良いもんが出来るわけじゃない、ってのが難しいところですな。 | で、そういう料理だったんで、そこそこ重そうなワインをチョイス。 「ハッピー・ヴァレー」なんて、少なくとも名前的には怪しさ満点なんだけど、 ボトルのたたずまいとしては結構マトモ。コルクも、スベスベした秋田美人のお肌みたいで綺麗。 ワインの色は、新世界の1999年産にしては赤みが強い紫。 香りは、少なくともインクみたいな無駄に若い感じはない。 なんだかある種のハーブ(言い当てられないんだなぁ、これが)みたいな、涼やかだけどもちょいとコクのある香り。 味は、半分が甘味/残り半分を酸味と渋味で支配、といった感じで、 世に「飲みやすぅ~い、ミディアム・ボディかしら」なんて言われそうな按配。 というわけで、非常にとっかかり安くて万人受けの良さそうなワイン。 師範的にもかなりオッケー。 でも、喩えて言えば「新体操競技の美しさ/妖艶さ」といった感じで、 競技スペースから一歩たりともこっち側へ踏み込んでこないのね。それがちょっぴり残念。 71点 | 自宅にて
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Santenay 1er Cru "Gravieres" 1997 サントネー・プルミエ・クリュ "グラヴィエール" 1997 | Nicolas Potel ニコラ・ポテル | ||||||||||||||
Rouge 赤 | Santenay 1er Cru サントネー1級畑 | Bourgogne (France) ブルゴーニュ (フランス) \2,649 | 2001/02/12
| 関内 サンタムール | カツミ商会
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棚には2,730円と書かれてたんだけど、レジを通すと3,140円に。
当然「値付けが違ってませんか?」とクレーマーして棚に書かれた値段(と3%の会員割引)で購入。
と、安く買ったとは言え実際は"破戒"にあたるお値段のワインゆえ、心して稽古。 | 色はとっても綺麗。1997なんで熟成してるわけじゃ無いんだろうけど、 紫色に琥珀色を混ぜたような、なんとも気品溢れる色。 香りもいい感じ。アプリコットっぽい果実香とほのかな樽香がメイン。 あと湿布薬みたいな涼やかな香りもある。ただ、思ったよりもボリュームは控えめ。 味もそんな感じですな。バランスは悪くないし、何が足りないじゃないんだけど、 なんとなくこぢんまりした感じ。 美味いには美味いんだけど、やっぱスケールの小ささは否めないなぁ、と。 先日同じ所で買って飲んだサントネー1級畑と似た傾向。 これを土地の個性と見るべきか、タマタマなのか。 78点 | 自宅にて
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Rosso del Salento 1997 ロッソ・デル・サレント 1997 | Villa Rocca ヴィッラ・ロッカ | 写真無し | |||||||||||||
Rosso 赤 | (IGT) (インディカッツィオーネ・ジェオグラフィカ・ティピカ) | (Italia) (イタリア) (\1,200) | 2001/02/17
| にほんばし亭 秋葉原店 | サッポロビール
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本日はバンドの練習で秋葉原へ。
例によって、練習より力が入るのがそのあとの飲み会。
秋葉原のスタジオを使ったのは初めてだったんで、適当に入ったのが「にほんばし亭」という居酒屋。
総武線のガード下にある店なんだけど、比較的こギレイな感じ。
普通はあんまり居酒屋でワインなんて頼まないんだけど、
ここのは思いのほか安かったんで思わず注文。 | 持ってこられた時、キャップシールは剥がされてるし、 スクリューキャップだし、液面がかなり低いしで、 「こりゃ店でボトルに入れてるな」って疑惑満点。 ヤバいワインかと心配したけど、思いのほかマトモなワイン。 色は薄めではあるけど値段の割には濃いし、 香りも強くはないけど、このレベルのイタリア赤にありがちなペラッペラのヘロヘロでも無いし、 味も軽快。 もちろん大したワインじゃないけど、居酒屋で1,200円だったら全然文句の無いところ。 67点 | 「にほんばし亭 秋葉原店」にて
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Cotes du Rhone 1997 コート・デュ・ローヌ 1997 | E.Guigal E・ギガル | ||||||||||||||
Blanc 白 | Cotes du Rhone コート・デュ・ローヌ | Cotes du Rhone (France) コート・デュ・ローヌ (フランス) \1,000 | 2001/01/29
| 東急 港北店 | ラック・コーポレーション
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本日のワインは、師範のお気に入り、ギガルのACコート・デュ・ローヌ白。
一本1000円と安かったし、「1997の出来具合はいかがなものかな?」なんて気分で買ったんだけど、
実は1997は既に稽古済み。
というわけで、敢えて前回のコメントは読まず、1年半の歳月がワインを変えたかどうか、
あるいは道場の主張に一貫性があるのかどうか試すつもりで稽古。 | 色はまぁ普通か。黄色い折り込みチラシみたいな色。 香りは結構イケてます。傾向としては柑橘系なんだけどもうすこし甘くて、 アプリコットまでは行かないけどソルダムくらいの香り、って感じ。 味もなかなか。後味に香ばしさがある以外は特にどう、ってことは無いんだけど、 なによりまとまりとバランスが良い。 冷えた状態から常温まで全ての温度帯でイヤな感じがなくて、さすが!って感じ。 とにかく間違いなく安定した品質のワイン。 (答え合わせ気分で見た)以前の印象と比較しても「なるほど」って感じ。 熟成して香ばしさが増した分プラスアルファかな。 74点 | 自宅にて
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Cape Bay Pinotage 1999 ケープ・ベイ ピノタージュ 1999 | Cape Bay Wines ケープ・ベイ・ワインズ | ||||||||||||||
Red 赤 | (South Africa) (南アフリカ) \500 | 2001/01/07
| やまや新宿店 | やまや
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今日は世間では"バレンタインデー"らしいけど、特に信ずる宗教のない師範には無関係。
というわけで道場は通常モード、一本500円のお手頃ワインを。
このワイン、キャップシールも無いし、ラベルもあまり多くを語らないもので、
かなり質素な感じ。 | …だったんだけど、内容は「質素」とは良くも悪くも程遠い。 まず色が濃い。南米のカベルネとかみたいな、ドス青い濃さ。 香りも濃い。南仏系のトボけた香りとボジョレーのイチゴ風味を煮詰めたみたいな、 ストレートに迫力を感じる香り。 味も香り通り。とにかく青くて濃くてジャムっぽい。 一口目は「歴史的大発見!」と思うほどにコスト・パフォーマンスの高さを感じたんだけど、 残念ながら思いっきり飲み飽き。 半分も飲まないうちに「あんたの言いたいことはもうわかったよ~」と言いたくなるくらいクドく感じる。 500円とは誰も思わないであろう、非常に気合の入ったワイン。濃さ満点楽しさ十分。 でも、じゃぁまた買うかと言われるとねぇ。 昼間っから大勢でワイワイやるパーティとかあったら間違いなく候補だけどね。 71点 | 自宅にて
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Chardonnay 1998 シャルドネ 1998 | Celliers des Dauphins セリエール・デ・ドーファン | ||||||||||||||
Blanc 白 | Coteaux des Baronnies (VdP) コトー・デ・バロニーズ (ヴァン・ド・ペイ) | Cotes du Rhone (France) コート・デュ・ローヌ (フランス) \790 | 2000/12/25
| カーヴ・ド・リラックス | リラックス
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このワイン、実は以前にも飲んでいた。
それも同じヴィンテージ。で、イマイチだったらしい。その上150円も高く買ってしまった。
あらららー、って感じだけど、半年の違いで好転してないかと一縷の望みを託して。 | で、実際同じワインだとは全く思えないほどに変化。 まず色がかなり濃い。黄金糖の色みたいな赤みのある濃さ。 香り的にも、鼻で嗅ぐ香りはとくにどうってことは無いんだけど、口に含むととっても香ばしい。 大して樽なんて使ってないとは思うんだけど、それでも顕著に感じられるのはナッツみたいな香ばしさ。 味も、この歳のワインとはおよそ思えないほど老練な味。 別に不味くはないんだけど、 1年弱程度でこんなに熟成するなんておよそ信じ難い。 もしかすると(昨日の白同様)「劣化」という表現が当たってるのかもだけど、 そう言いきるほどの自信も無い。 65点 | 自宅にて
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ともあれお世話になりました。またよろしくであります。
場所は、ゴトー酒店から程近いとんかつ舘(やかた)という店。
とんかつの店なんだけど、肉の刺身がとっても充実。
(サービスの)野菜の煮モノ、牛タン刺、馬刺、レバー刺、モツ煮込み、糠漬け、揚げ物、おにぎりとかを食べたんだけど、
いやいやなかなかの美味でありました。
ビールを飲んだ後、後藤さんとこから持ち込みで飲んだワインが以下。
いやー飲んだ飲んだ。Gotofatherの出血大サービス、大変ありがとうございました。
披露宴・二次会でカパカパとビールやワインを飲んで、三次会は飛び込みの店で。
入ったのは、銀座コアの裏にある「銀座で二番目に古いビアレストラン」らしいゲルマニアという店。
ともあれ楽しゅうございました。末永くお幸せに。>T夫妻
by
師範
Bourgogne 1996
ブルゴーニュ 1996
Leroy
ルロワ
Blanc
白
Bourgogne
ブルゴーニュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\1,584 2001/01/07
やまや新宿店 やまや
ブルゴーニュを赤白一本ずつ持参。両方とも秀作年の1996年で名門ドコロの造り。
というわけで、白はルロワのACブルゴーニュ。
やまやの「ブルゴーニュ2割引」の時買ったんでこの価格。
コルクが思いのほか柔らかく、抜栓するとき折れかかったんで「もしかしたらヤバいかも」と心配したけど…
色は普通にレモン色。
香りはそんなに強くない。樽香とかはほとんど感じず、雰囲気としては涼やかで綺麗な香り。
味も、なにかがどう、ってことはあんまりなくて、バランス良く飲ませるタイプ。
後味に木の実みたいな香ばしい感じが残るあたりがルロアたる所以か。
そこそこ美味い。この値段なら特に文句無し。
でも、ちょっぴりだけブショネ(コルクの不具合で劣化したワイン)な気がするんだなぁ。
以前のコレにどっか似た感じで。
(74点) N氏宅にて
Beaune Bressandes 1996
ボーヌ・ブレッサンド 1996
Louis Jadot (Domaine des Heritiers Louis Jadot)
ルイ・ジャド (ドメーヌ・デゼリティエ・ルイ・ジャド)
Rouge
赤
Beaune 1er Cru
ボーヌ1級畑
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\2,784 2001/01/07
やまや新宿店 やまや
赤はルイ・ジャドのボーヌ一級畑。"Domaine des Heritiers Louis Jadot"との表記があるんで、
ネゴシアンものでは無くてジャドが代々所有してきた畑、ってことだったような。
これもやまやの2割引品。
色はかなり濃い。まだまだ全然熟成感の無いド紫。
で、香りが良いんだなぁ。樽香もあるんだけど、
それよりなにより木イチゴの香りがバンバンで、「あぁ高級品」って気分にさせてくれる。
味も悪くないんだけど、やっぱりまだまだ若い、って感じ。
梅干みたいな酸味、お茶のような渋味、それらがまだまだ固く閉じている。
時間が経ったら絶対に開いて益々美味くなるはず、と思ったけど、意に反してほとんど変化せず。ちょっぴり残念。
美味い。でもまだ若い。
そういった意味ではとっても高級な造りなんだろうなぁ。
「あと10年は持ちそう」とか、わかったようなことを言いたくなるワイン。
82点 N氏宅にて
10日(土)
本日は、学生時代の友人宅にて飲み会。
築地まで買い出しに行かれたという、なかなか気合の入った魚を使った手巻き寿司とか、
いろいろ出して頂いてありがとさんです。
Bourgogne "Renommee" 1989
ブルゴーニュ "ルノメ" 1989
Remoissenet Pere & Fils
ルモワスネ・ペール&フィス
Rouge
赤
Bourgogne
ブルゴーニュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\2,500 2001/01/29
東急 港北店 AMZ
師範が持参したのは、結構古いヴィンテージを出すことで有名なルモワスネのブルゴーニュ。
食事の前にチーズをつまみながら、って感じで。
案外濃くて、年代なりのオレンジがかった熟成感がある色。
香りも予想通り。朽ち木とかケモノとかっぽい、葡萄本来とは違う香りがちゃんと出ている。
味もまぁ予想通りか。パワフルさとかはなくて、バランスとまとまりがウリ、って感じの味。
想像通りであります。そこそこ美味い。
でも想像を超えて欲しかった、ってのが正直なトコロ。
ACブルゴーニュにそこまで求めるのは無理かも知れないけどね。
(73点) 友人宅にて
井筒ワイン 信州桔梗ヶ原 ナイヤガラ 1999
井筒ワイン
白
長野・桔梗ヶ原 (日本)
T氏より
家の主であるT氏に出して頂いたのは、国産の白。
生産量はあまり多くないらしく、割り当て制で販売されているという話だったような。
色は案外濃い目かも。1999年と若い割には麦ワラ色っぽい雰囲気なのは、品種の個性かな?
香りと味はモロにブドウ。生食用ブドウの皮目の部分っぽいというか、
香料のタップリ入ったブドウ味のガムというか、
「ブドウのお酒=ワイン」というのがストレートに感じられる雰囲気。
『辛口』と書かれているだけあって糖分はそんなに高くないと思うんだけど、
甘い香りがして味まで甘く感じられる。
とにかくフレッシュ、そういうワイン。
なかなか個性的だと思うし、結構楽しく頂けた。先日飲んだ北海道産もそうだけど、
国産ワインも案外面白いですな。
(70点) 友人宅にて
Medoc 1994
メドック 1994
J. Calvet
J・カルヴェ
Rouge
赤
Medoc
メドック
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
N氏より
サントリー
N氏が持参されたのは、ボルドーの大手造り手"カルヴェ"のメドック。
この飲み会自体はもともと1年以上前に「やろう」ってことになってて、
その時に買われたそうなんで1年以上も常温熟成?された、とのこと。
で、その熟成の効果でしょうか、果実味がすっかり抜けております。
骨格自体はちゃんとしたボルドーで、
消し炭のようなイガラっぽい感じがあるんだけど、
真ん中にあるべきブドウ本来の味わいがどっかへ行っちゃった感じ。
前の白が超ストレートにフルーティだったんで、余計にそう感じられたのかもだけど。
なんだか「木造家屋が火事になって焦げた柱だけが焼け残った」、
そういうイメージが頭に浮かんだ。
そもそもそういうワインなのか、常温保存がそうさせたのかはわからないけど。
(66点) 友人宅にて
9日(金)
本日は、Gotofatherこと後藤酒店にて打ち合わせの後、ちょっと会食。
のはずが結局8本(うちマグナム2本)も飲んだりして。
メンバーはGotofather, BACCHUSさん、マルゴーさん、へべれけさん、らんちゅうさん、azkimiさん、からすさん、ASAさん、師範の9人。
Alfred Gratien "Cuvee de Reserve" N.V. Magnum
アルフレッド・グラシアン "キュヴェ・ド・レゼルヴ" (ヴィンテージ無し) マグナム
Alfred Grarien
アルフレッド・グラシアン
Champagne
発泡
Champagne
シャンパーニュ
Champagne (France)
シャンパーニュ (フランス)
ゴトー酒店 ゴトー酒店
やっぱり最初はシャンパンであります。後藤さんお得意のアルフレッド・グラシアン "ゴトー・スペシャル・キュヴェ"、
それもマグナム・ボトルでたっぷりと…のはずだったんだけど、なぜか一回り(一杯ずつ)で空っぽに。
みんなどういう注ぎ方しとるんのか?状態。
やっぱり師範はこういうシャンパンが好き。リンゴみたいなプリッと溌剌とした香りがあって、
重すぎなくて軽快で。泡のキメ細かさもさすが。
やっぱりシャンパンは美味いっす。
ただ、いかにシャンパンといえども生ニンニクやおろしショウガを薬味にした肉の刺身が相手だと、
香りが霞むので要注意。
(80点) とんかつ舘にて
Bourgogne Aligote 1999
ブルゴーニュ・アリゴテ 1999
Francois Mikulski
フランソワ・ミクルスキ
Blanc
白
Bourgogne Aligote
ブルゴーニュ・アリゴテ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
ゴトー酒店 ゴトー酒店
白の一本目はブルゴーニュ・アリゴテ。
ずいぶん以前に1996を飲んだことのある
「フランソワ・ミクルスキ」という東欧系の造り手さんによるもの。
この造り手さんは非常に実直な青年だとか。
揚げ物屋さんであることと、刺身の薬味の香りが強いこともあって香りは苦戦。
しっかりグラスに鼻を突っ込んでかぐと、吟醸酒の香りのような、やわらかいフルーツっぽさがある。
味は固い。アリゴテにしては酸味は抑え目だとは思うけど、全体に非常にカタブツな感じ。
まーだまだ若い。
ゆっくり飲めばもっと違う面が見られたのかも知れないけど。
(70点) とんかつ舘にて
Sancerre 1998
サンセール 1999
Dom. La Mousierre (Alphonse Mellot)
ドメーヌ・ラ・ムーズィエール (アルフォンス・メロー)
Blanc
白
Sancerre
サンセール
Loire (France)
ロワール (フランス)
ゴトー酒店 ゴトー酒店
次なるは、以前すっごい赤を飲んで大オッケーだった造り手の白。
さすがにあの赤は特別仕立てなんで別格なんだろうけど、それでもやっぱり期待。
色は、前のアリゴテよりかなり黄色が強い感じ。
香りのボリュームもなかなか。熱帯の柑橘系フルーツみたいな、押し出しの強い香りがある。
味も香りの印象通りで、やや派手めの華やかさを伴った味。
主張がはっきりしていて、こういう席にふさわしいワインだなぁ、と。
レバー刺のタレであるゴマ油との相性はなかなかなものがありました。
(75点) とんかつ舘にて
Moulin A Vent 1999
ムーランナヴァン 1999
Dom. Gay-Coperet
ドメーヌ・ゲイ・コペレ
Rouge
赤
Moulin A Vent
ムーランナヴァン
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
ゴトー酒店 ゴトー酒店
ゴトー酒店では珍しくボジョレー。でも、後藤さん曰く『とにかくこのボジョレーは凄いから』とのこと。
いったいどう凄いんだろ、と興味津々で。
最初香りを嗅いだ時は、南仏の品種(グルナッシュとか)
にありがちな青臭さが目立つ以外は特に凄さは感じなくて、
味的にもボジョレーらしいイチゴっぽさがやや強くてジャムっぽいなぁ、程度だったんだけど、
時間が経ったら大化け。
カラメルみたいな樽香がバンバン出てくるし、味も甘味を伴ったまろやかな感じに変化するし、
なんだか高級ブルゴーニュみたいな雰囲気になった。
確かにこんなボジョレー飲んだこと無い。参りました。
(82点) とんかつ舘にて
Bourgogne Passetoutgrain 1997
ブルゴーニュ・パストゥグラン 1997
Emanuel Rouget
エマニュエル・ルジェ
Rouge
赤
Bourgogne Passetoutgrain
ブルゴーニュ・パストゥグラン
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
azkimiさんより
玉喜
azkimiさんが持参されたワインは、かのアンリ・ジャイエの後継、
エマニュエル・ルジェによるパストゥグラン。
先日飲んだアンリ・ジャイエご本人のパストゥグランとの違いも興味のあるところ。
…なんて書くとちっとも「安ワイン道場」的じゃないけど。
で、やっぱり似てるんだなぁ、アンリ・ジャイエのパストゥグランと。
とにかく綺麗で素直な印象のワインです。濃くない青紫色で、ガメイの雰囲気が強い香りで、
すんなりとした味で。
上のボジョレーと違って迫力とかは全然無いんだけどね。
パストゥグランはパストゥグラン、それを必要以上に飾ること無く造る、ってのがここの特徴なのかも。
ともあれazkimiさんありがとうございました。
(73点) とんかつ舘にて
Gevrey Chambertin "Cuvee Speciale" Magnum 1996
ジュヴレ・シャンベルタン "キュヴェ・スペシャル" マグナム 1996
Philippe Leclerc
フィリップ・ルクレール
Rouge
赤
Gevrey Chambertin
ジュヴレ・シャンベルタン
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
ゴトー酒店 ゴトー酒店
飲み足りずに、後藤さんとこから更に持ってこられたのがこれ。
ハクション大魔王型ボトルでおなじみ、ブルゴーニュの力自慢、
フィリップ・ルクレールのゴトー・スペシャル・キュヴェ。
で、師範は最初レ・ボン・バトンかと思ってました。
それにしちゃスッゲー美味いなぁ、やっぱりマグナム・ボトルの力なのかなぁ、
と思ってたら全然レベルが違ってジュヴレ・シャンベルタンでした。
と、「高級ワインには素人同然」の師範にさえ分かるほど、明らかなスゴさ。
トヨ~ンとした見た目、木苺やカラメル、機械油の雰囲気もある複雑な香り、
飲んでも飲んでも飽きない味わい。これぞブルゴーニュ!って感じ。
いやはや参りました。やっぱり美味いもんは美味い。
(90点) とんかつ舘にて
Alfred Gratien "Cuvee Paradis" Rose N.V.
アルフレッド・グラシアン キュヴェ・パラディ ロゼ (ヴィンテージ無し)
Alfred Gratien
アルフレッド・グラシアン
Chapmagne
発泡
Chapmagne
シャンパーニュ
Champagne (France)
シャンパーニュ (フランス)
ゴトー酒店 ゴトー酒店
後藤さんとこから追加投入のもう一本は、アルフレッド・グラシアンの最高級品「キュヴェ・パラディ」のロゼ。
酔っ払いにはもったいな過ぎるワインではあるんですが…
少なくともシャンパンに限っては、師範はやっぱり「安ワイン道場師範」であります。
最初に飲んだノーマル品(と言ってもスペシャル・キュヴェ)とこっち、
どっちが美味いかと聞かれれば、正直言ってノーマル品が好き。
もちろん、オレンジ色っぽい薄ピンク色は綺麗だし、香りのボリュームや複雑さもうわてだとは思うけど、
「酸が強すぎ」、この一点がどうしても気になるんだよなぁ。
…と言っても美味いことにはちがいないんだけどね。
(78点) とんかつ舘にて
Philipponnat "Le Reffet du Millenaire" N.V.?
フィリッポナ "ル・ルフレ・デュ・ミルネール" (ヴィンテージ無し(だっけ?))
Philipponnat
フィリッポナ
Chapmagne
発泡
Chapmagne
シャンパーニュ
Champagne (France)
シャンパーニュ (フランス)
ゴトー酒店
参加者も半分に減って、しみじみ?飲んだのがこのシャンパン。
グラスもビールを飲む小さなコップで、しみじみ感倍増して。
フィリッポナって、重いシャンパンの印象があるんだけど、
このシャンパンはさらに重さが強化されております。
味噌みたいなパンみたいなイースト香が強くて、シェリーみたいな熟成香もあって、
どっちかって言うと師範には苦手な雰囲気へシフト。
ただ、飲んでる局面が「食後酒としてチビチビ」なんで、
この重さも案外良いなぁ、なんて思えたり。
シャンパンもケース・バイ・ケースだなぁ、と。
食前にこのシャンパンは重過ぎると思うし、
食後に軽快シャンパンだと軽すぎるだろうし。
(78点) とんかつ舘にて
7日(水)
ふらのワイン オリビア 2000
ふらのワイン オリビア 2000
富良野市ぶどう果樹研究所
白
富良野 (日本)
叔母さんから
最近、師範がワインを良く飲むことが親戚中にバレております。
というわけで、このワインは師範代の実家で義理の叔母さんがくれたもの。
品種は"IRSAY OLIVER(イルシャイ・オリビア)"というものらしく、
師範が最も苦手とする「やや甘口」と表記されたワインであります。
というわけで、ちょっぴり意を決しての稽古。
色はほぼ無色。清酒の方がずーっと濃いと思うくらいの色。
香りが驚いた!。結構ちゃんとボリュームがあるし、雰囲気はまるでゲヴュルツトラミネール。
ライチみたいなマスカットみたいな、甘い感じの香りがしっかりある。
味も、思ったほどには甘くない。
もちろん薄っぺらで、糖分とアルコール分がじかに感じられる系ではあるんだけど、
後味がなんとなく吟醸酒的で、その面白味ゆえに意外と杯が進む。
ヘロヘロなワインを想像してたってことの反動もあると思うけど、
思ったよりイケるワイン。
師範代も「美味い」と言ってた。1,000円くらいだとすれば結構良いかも。
69点 自宅にて
6日(火)
Chateau Ducla 1999
シャトー・デュクラ 1999
Yvon Mau
イヴォン・モー
Blanc
白
Entre-Deux-Mers
アントル・ドゥー・メール
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
\800 2001/01/07
サンタムール 日本酒造販売
長崎の竹輪、生協の冷凍点心、ハム盛り合わせという前菜オンパレードな料理に合わせて選んだのが、
ボルドーの股間(2つの川が合わさる地区)であるEntre-Deux-Mers産の白。
イタリアのトンガったワインみたく背が高くてややくすんだグリーンのボトルで、
ボトルに"D"の文字が浮き彫りになってたりして結構高級感アリ。
…と、外観上はそうだったんだけど、コルクは屑コルクを集めたもの。いきなり見かけ倒し。
色は薄い。ボトルやキャップシールの色の印象からか、なんとなく金属的な色の感じがする。
かなり人の手に触れて変色した新500円玉みたいな色。
香りは弱い。あまり面白味は無くて、まぁ普通の安白ワインの香り。
だけども味は案外キツい。香りの印象そのままに、非常に金属的で鋭利な味わい。
ちょっとクールな(花形投手みたいな)感じであります。
ボトルの裏書きによると『グラスに広がる深いアロマ、果実味にあふれた豊かな味わいが、
どこまでも長い余韻を生み出します』だそうな。
少なくとも師範の印象とは全く一致しない。
61点 自宅にて
4日(日)
Chateau Beaumont 1997
シャトー・ボーモン 1997
Ch. Beaumont
シャトー・ボーモン
Rouge
赤
Haut-Medoc (Cru Bourgeois)
オー・メドック (ブルジョア級)
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
\1,680 2001/01/07
カーヴ・ド・リラックス サントリー
その昔、師範が「イケてる安ボルドーの代表格」だと思っていた(過去稽古例、門下生報告)このシャトー・ボーモンなんだけど、
少し前までは2,000円以下では買えないくらいの高値になってて敬遠状態。
でも、ボルドーの価格が下がったのの影響か、ようやく以前の値段に戻ってきたんで、久しぶりに稽古。
色は、これくらいのボルドーらしい暗い感じの紫。
で、香りと味なんだけど、抜栓してすぐは「えぇ?」っと思うくらい弱かった。
クンクン嗅いでやっと「あぁボルドー」と分かる香り。
素直って言えば素直なんだけど、口に含んでも消え入るような弱げな味。
抜栓してある程度時間が経つと、甘いカラメルのような樽香がほのかに感じられるようになって
若干開いてはくれたけど、2時間かけて飲んでも期待したレベルには達しなかった。
不味くはない(というかそこそこ美味い)けど、以前の印象とはかなりかけ離れている。
それが、収量を増やした(かどうかは知りませんが)ための品質低下か、
単にまだ若いだけなのか、師範にはわからない。
でも、以前の価格に戻るのってちょっと不自然だし、結果的にかなり期待を裏切ったことは確か。
70点 自宅にて
3日(土)
本日は、師範が学生時代の友人の結婚式。
ドイツの生ビールが陶器製のジョッキで飲めて、
ツマミもそこそこ美味くて、
ドイツ音楽の生演奏(ミュージックチャージが700円)あり、
と書けば良さげな店っぽいんだけど、
惜しむらくは雰囲気が『大独逸連邦共和国を愛する御老人方の集会所』。
その、あまりにアットホーム(というか常連さんの巣窟)な雰囲気にはちょっと馴染めなかったなぁ。
止せば良いのにワインも飲んで。
Silvaner Kabinett Trocken 1997
シルヴァネール・カビネット・トロッケン 1997
Eibelstadter Teufelstor
アイベルスタッドテール・トイフェルストール
Weiss
白
Franken (Kabinett)
フランケン (カビネット)
Franken (Deutsch)
フランケン (ドイツ)
(\5,000) 2001/02/03
ゲルマニア 大栄産業
新婦が「安ワイン道場」を良くご覧になられているということなんで、
「今日のことを記述せねばなるまい」と思い注文したのがこのワイン。
ドイツワインの知識は皆無に等しい師範だけど、
流石にフランケン・ワインは特異なボトル形状なんで分かるし、
あんまり甘いのは無いってことも知ってたんでチョイス。
色はちょっとレモン色が強い感じか。グラスがアルザス・グラスだったんで、
脚の色(グリーン)の印象が強いのかも。
香りは、アルザスやドイツの辛口ワインにありがちな、生ゴムみたいなウニィ~っとした香り。
味は予想通り甘くない。まろやかさとかは無くて、
金属を舐めるようなシャープな味。
まぁそんなもんでしょ、って感じのワイン。
でもこれで5,000円は高いなぁ。店売りでも3,800円くらいが妥当な気がする。
(67点) ドイツビアレストラン「ゲルマニア」にて
2日(金)
Coleccion Artal Chardonnay Macabeo 1999
コレクスィオン・アルタル シャルドネ マカベオ 1999
Mademosa Monistrol d'Anoia
マデモーサ・モニストロール・ダノイア
Blanco
白
Penedes
ペネデス
Penedes (Espana)
ペネデス (スペイン)
\500 2001/01/07
やまや新宿店 やまや
白の在庫比率削減計画第二弾、ということで鶏の手羽先揚げがメインなのに本日も白ワインを。
すりガラスのボトルにシャレたラベルで、なんだか国産ワインとかにありがちなデザイン。
ゆえにちょっとヤバイかも、って思ったけど、スペインの白なんてめったに飲まないし、
500円(2本よりどり1,000円)なら良いか、ってことで購入。
色は案外濃い目。同世代のワイン達に比べれば、ちょっとオトナな感じの色合い。
香りは弱い。なんとも特徴を言い当てることがむずかしい、普通の白ワインの香り。
味も香り通り。あくまで普通の辛口白ワイン。ちょっぴり酸味が強いのが個性と言えば個性かな。
というわけで、このワインの点数は60点としました。
この点数って、前回のワインと同じなんだけど、
前回のワインは「師範にとっては」の点数、今日のは「きっと誰もが」の点数。
先週末のワインより高得点なんだけど、
正直言ってあのワインより美味いとは思えない、って感じ。
というわけで、己の点付けは甚だエエ加減、ってことを再認識。
60点 自宅にて
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