2月になりました。今月は道場のリニューアルは特に無し。
やや息切れ、というかちょっとモチベーションが下がってます。
さて道場が軒を借りているプロバイダ、「ビッグローブ」がNECから身売りされることが決まったみたいです。
南無南無。
個人向けのISP事業は継続されるんですかね?
道場の場合、いわゆる「ブログ」と違って、ページの完全なミラーをローカルに持っているんで、
別のプロバイダへ引っ越すとしてもその作業自体はたいしたこと無いんだけど、
あちこちからリンクして頂いていたりするのが切れたり、
読者な皆さんにブックマークの変更をお願いしたりするのがイヤなんだよね。
できればこのまま買収先でも同じURLでページ維持できる方法で事業継続して頂きたいものです。
そしてプロバイダ関連でもうひとつ問題なのが、
そろそろ「個人ホームページ」で提供される容量を超えそうなこと。
デフォルトでは100MBまでなんですが、今現在使っているのが87MB、
昨今のペースだとあと1年くらいで100MBを超えちゃいそうです。
もちろん有償で追加することもできるんだけど、それが50MBで500円/月という、
昨今のクラウド・サービスなんかと比較するとあり得ないくらいの殿様設定。
画像データだけ別の所に置く、というのも手なんだけど、そうするとアップロードが面倒だしなぁ。
「そのうちデフォルトの容量増えるだろ」な~んて考えていたんだけど、
身売りされるような状況じゃぁそういうサービスの拡充は望めそうに無いしなぁ
・・・なんてことをつらつらと考えております。
ちなみに左写真は今朝(2月1日)の散歩で撮って来たランドマークタワー。
本文とは関係ありませんが、空と海のグラデーションがキレイだったので載せてみました。
名称 | Cono Sur Single Vineyard "Block No.18 El Recurso" Cabernet Sauvignon 2011 コノ・スル シングル・ヴィンヤード "ブロック No.18 エル・レクルソ" カベルネ・ソーヴィニョン 2011 |
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生産者 | Viña Cono Sur ビーニャ・コノ・スル |
価格 | \1,409 (単品価格:\1,554) |
購入店 | タカムラ ワインハウス |
大方このサイトをご覧の皆さんは既にご存知の事かも知れませんが、
あの「安ワイン者御用達銘柄」でお馴染みのコノ・スルから、
「シングル・ヴィンヤード・シリーズ」と言うのが発売されています。
品種は赤白合わせて全部で8種類、お値段はレゼルバ・シリーズよりもさらにお高めな1本1,500円前後という価格帯です。
今回、それら8本がまとまったセット(税送料込11,800円)を購入したので、
順番に稽古していきます。
あ、「順番に」と言っても毎日続けるのはキツイので、1本/週の頻度で。
今の予定では、これから8週間「毎週水曜はコノ・スルの日」にしようと考えています。
そしてまず一本目は、品種の世界標準たるカベルネ・ソーヴィニョンです。
この品種がこのセットの今後を占うには最適な一本と考えました。
ちなみに料理は豚ヒレカツやチキンカツ、タラの芽とサツマイモの天ぷら、
キャベツの千切りです。
さて抜栓。コルクの液体側にはほとんど色が付いていなくて、
最近打栓されたか、立てて保存されてたかだと思われます。
ワインの色は、向こうが見えないくらいしっかりと濃い真紫。
ネットリ感もあって濃そうな見た目です。
で、香りを嗅ぐと、思ったほどの派手さはなくて、ボリュームは中程度。
でも、要素的には複雑で、普通にカベルネ・ソーヴィニョンらしい濃い果実と青い茎、
そして樽熟を物語る甘香ばしいバニラの香りがします。
味は、甘くて酸っぱくて渋い、味わい要素のオンパレードです。
明らかに若いんですが、だからといって飲みづらいわけでもなく、
高級ワインの骨格を味わっているような感じです。
この造り手のヴァラエタルからレゼルバに向かうベクトル、
濃くて派手な方向にはっちゃけたワインかと思ったんですが、
実際にはポテンシャルは担保した上でややボルドーっぽい大人びた方向に軌道修正している感じです。
なんかハンマー投げの室伏選手が日本舞踊を教えているみたいな雰囲気。
さーて来週のこのシリーズは・・・当日の夕食次第ですが、
前日に何を飲むか公開して予告登板させますかね。
そうすると、もし同じワインをお持ちの方とは飲みながらメールでやりとりしたりして
「バーチャルワイン会」が出来るわけで。
そんなニーズがあるかどうかは全く不明ですが。
お約束の翌々日再稽古。 きっとパーッと盛大に開いているに違いないと思ったけど、 実際は抜栓当日とほとんど変化ありませんでした。なんたるカタブツ。
点数 | 76点 |
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リンク |
コノスル シングル・ヴィンヤード・シリーズ8本セット Cono Sur Single Vineyard "Block No.18 El Recurso" Cabernet Sauvignon 2011 |
ビールは、今のところお気に入りの「薫り華やぐヱビス」があるので、
特に浮気する必要は無いんだけど、
スーパーにアサヒ スーパードライ "ドライプレミアム"なるビールが売られていたので買ってみました。
値段は350ml1缶198円だったかな?
いわゆる普通のプレミアムビールよりお安い値段だったと思います。
色は、普通のスーパードライよりちょっと濃いめかな?
香りはほとんどしません。
味は、スーパードライの雰囲気を色濃く残していて、
よく寿司屋なんかに置いてあるビール
(寿司屋ってスーパードライしか無いところが多い印象)を彷彿とさせます。
普通のスーパードライにある金属を舐めるようなキンキンした感じは抑えられているのかな?
あまり普段飲まないので良く判りません。
あと、プレミアムなのに副原料に米、コーン、スターチが使われているようです。
というわけで、正直言ってあまりグッと来ない感じでした。
やっぱり今は「薫り華やぐヱビス」が安ワイン道場的にはイチオシです
・・・なんて書くとサッポロビールの廻し者みたいだけど、
普段の常飲ビールはサントリーです。
名称 | Bourgogne Pinot Noir Vieilles Vignes 2012 ブルゴーニュ ピノ・ノワール ヴィエイユ・ヴィーニュ 2012 |
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生産者 | Etienne Rodier エティエンヌ・ロディエ |
価格 | \1,300 |
購入店 | ヴェリタス |
夕方のまだ明るい時間から上記のビールを飲み始めた関係上、
夕食にはまだ早いけどワインを開けます。なんかそういう「勢い」ってあるじゃないですか。
そして選んだのがブルゴーニュのピノ・ノワール。
造り手の「エティエンヌ・ロディエ」、いったいどういう方なんですかね?
ショップのサイトにも情報はありません。
色は、濃さで言えば当然そんなに濃くは無くて、
ブルゴーニュのピノ・ノワールらしい赤みのある紫色です。
香りは、良い意味で正直「これがACブルゴーニュ?」です。
チェリーっぽい果実の香りに煙たいようなケモノっぽいような香りもプラスされていて、
コート・ド・ボーヌの村名、あるいは一級畑かなと見まがうような香りです。
味も、柔らかくて甘味があって、クラスを超えた高級感があります。
酸味が控えめなんでなんとなく南米のピノ・ノワールみたいな印象も受けますけどね。
いわゆる「安ACブルゴーニュ」とは明らかに一線を画す、
Vieilles Vignes(古樹)の名に恥じない凝縮感のある味わいでした。
これはコスト・パフォーマンス的にとてもナイス、
なかなか1,000円台前半のブルゴーニュでコレは出会えません
(2月24日時点で、セールで更に値下げされているみたい)
同じヴィンテージの白も買っています。そちらも楽しみ楽しみ。
・・・などと飲みながら感想を書いていたら、↓のようなことに。
点数 | 78点 |
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リンク | Bourgogne Pinot Noir Vieilles Vignes 2012 [Etienne Rodier] |
今日は午前中から次女が同級生の居るお隣のKさん宅に遊びに行っていて、
そのKさんから『夕食は外で一緒に焼肉でも食べに行きませんか?』とのお誘い。
それも良いよねということになり、飲んでる途中のワインに栓をして、
天王町駅前にある焼肉屋さかい 天王町店へ。
前回の訪問は1年半前です。
大人4人に子供4人(みんな女の子)、
隣り合った4人掛けのテーブル二つに大人と子供分かれて着席。
ちょっと前までだったら子供だけで火の前に座らせることなんて出来なかったよなぁ、
と成長を感じますな。
注文は、牛タン(写真奥:金網上)、カルビ(写真手前)、ハラミ、ホルモン、鶏せせり、
その他いろいろ。子供たちは子供たちでいろいろ勝手に注文。
牛タンは全くイケてませんでしたが、ハラミや鶏セセリはグッドでした。
焼肉って結構食べ方に各家庭流儀があるというか、大きくは
「食べるものを焼く & 皆同じものを食べる」派と、
「焼いた物を食べる & 皆思い思いのものを食べる」派に分かれると思います。
師範家の場合は前者。
焼いているモノ、焼き具合を管理して、家族が同期して食べるスタイルです。
そして、Kさん家も同じ感じのようでした。
だから何だ?って話ですが、流派の違う方と同席すると調子狂うんですよね。
そして飲み物は、最初はクーポンで飲める生ビールを頂いて、
やっぱりワインを注文します。
飲み物のリストには、イタリアの赤白1本2,100円が載っているだけ。
ところが、それとは別に"WINELIST"なるパウチされたメニューがあって、
それが↓コレです。
名称 | Carletti Sangiovese Merlot 2012 カルレッティ サンジョヴェーゼ メルロー 2012 |
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生産者 | Carletti カルレッティ |
価格 | \980 |
購入店 | 焼肉屋さかい 天王町店 |
その"WINELIST"なるシートに書かれていたのは、イタリアワインが3種類、
赤が確かプリミティーヴォ種のものと、このサンジョヴェーゼ&メルロー(白は眼中に無かったので覚えてません)。
そしてなにより素晴らしいのが、どれも1本980円(!)という破格のお値段。
このお店、家から近いしお手軽な値段で焼肉が食べられるのは良いんだけど、
ワインがつまらなかったので最近足が遠のいて別の店(ココ)に行くことが多かったわけです。
ところがこういうのがあると話は別です。
赤のどちらにしようか悩みましたが、
『メルローが良さそう』というKさんの提案を受け入れてコチラを注文と相成りました。
色は、とてもストレートな濃い紫色。
このクラス(小売500円くらい?)でこの色なら十分です。
香りも、弱めながらフルーツの香りがちゃんとして好印象。
少なくとも、激安赤にありがちな蒸れた雑巾っぽい感じが皆無なのがナイスです。
そして味は、甘酸っぱくて渋味は軽めでスムーズ。
悪く言えばブドウジュースにアルコールを入れただけな感じですが、
良く言えばブドウジュースのフレッシュさと酒ゆえのアルコール感を併せ持っています。
これはよろしいんじゃないでしょうか?
少なくとも今まで外食先で飲んだ1,000円以下のワインの中では傑出した出来栄えです
・・・って、外食先で1,000円以下で飲めることは殆どないのでサンプル激少ではありますが。
Kさんの評価は『飲めなくは無いね』とのこと。うーん手厳しい。
点数 | 75点 |
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年末に清酒を二本買ったので、
なかなか減らずに今に至り、ようやく在庫が少なくなったので次なる清酒を購入。
ゲットしたのは久保田 生原酒 吟醸、ミーハーでスミマセン。
製造年月は2014年1月、お値段は四合瓶で1,417円也です。
道場での久保田掲載は、碧寿、紅寿
に続いて3本目ですかね。
で、残っていた獺祭 純米大吟醸50と比較します。
色は・・・ほとんど一緒、どっちも無色です。
香りは、やっぱり獺祭の方がメロンっぽくて、強い吟醸香を感じます。
でも、久保田がダメかと言うとそういうこともなくて、
麹の香りがシュッとしていて、地味目ながらキレイな香りです。
味は、相対的に獺祭はスムーズ、久保田には強さを感じます。
その違いを明らかにしていきます。
まずアルコール分が獺祭16度に対して久保田19度、明らかに久保田の方が「強い」です。
そして糖度が獺祭10.2度に対して久保田12.6度、こちらも明らかに久保田の方が「甘い」です。
最後にpHが獺祭4.3に対して久保田が4.6、酸に関しては獺祭の方が「酸っぱい」ですかね。
こうやってみると、やっぱり獺祭はワインに近いバランスだと言えます。
師範がコッチに惹かれるのもうなずけます。
ただ、数値の差ほどの差が感じられないと言うか、
ちょっと目を離すとどっちがどっちか判らなくなってきます。
やっぱり師範は清酒に対する感受性が低いようです。
というわけで、獺祭vs久保田の勝負は獺祭が僅差で勝利だったわけですが、
昨今この造り手がテレビで特集されたこともあってか、ますます入手するのが面倒になってきました。
『だったら久保田を飲めば良いじゃない』と、マリー・アントワネットみたいなことを言ってしまいます。
そして本日の夜は、師範代は昨年の子供会役員で集まって宴会だそうな。
というわけで師範と長女&次女の夕食。
なにか作って食べても良かったんだけど、
先週師範が「寿司美味かったぞぉ!」と言っていたらしく、
子供らはそこに行きたい、と。
というわけで、保土ヶ谷の駅ビルにあるすし三崎丸 保土ヶ谷駅ビル店というところで外食。
京樽系列の店ですな。
店内は、カウンター12席にテーブルが18席という、狭い割にはそれなりのキャパ。
寿司屋と言っても腰を落ち着けて食べる様な感じでは無くて、
そこに、本日はひっきり無しに客が来て、本日はほぼ常に満席状態。
一貫95円のネタを88円にしているセールの影響もあるかもだけど、繁盛してますなぁ。
そして食べたのが以下です。
お刺身:刺身盛り合わせ"月":1,180円(左写真)
寿司(師範注文):アジ、炙りサバ、ツブ貝、ヒラアジ、モンゴイカ、真鯛、生サバ、コハダ、白魚、イカゲソ
寿司(長女次女注文):トロサーモン×2、ツブ貝、シメサバ、白魚×2、マグロ、赤貝、炙り真鯛×2、アジ、釜揚げシラス、カンパチ、真鯛
お通し:200円
漁師汁:280円
寿司はほぼ一貫88円のネタ中心に攻めてみましたが、結構ちゃんとしていたように思います。
左写真の刺身は、見た目は結構豪華なんだけど内容的には価格相応です。
そして、惜しむらくは注文してから出て来るまでの時間が長いのね。
だもんで酒の肴はショウガの甘酢漬けってことがしばしばで、
そんなに食べないうちに満腹感が来ちゃいました。
オペレーションの改善は、顧客満足度と収入と、両方に寄与するレベルにあると思われます。
そして飲み物が以下です。
生ビール:525円
清酒 北の誉 純米生:777円
角ハイボール:399円
残念ながらワインはありませんでした。
ビールも決して安くはありませんが、お約束で注文。
清酒はいわゆる「ハウス清酒」以外に冷酒が3種類、そのほかプレミアムな清酒が5種ほどありました。
その中から選んだのがコレ、北海道は小樽の北の誉 生。
昼に「セルフ試飲」した獺祭とか久保田と比べるとかなり残念な、
クリアではあるけどクリアであること以外に美点を探しづらい清酒でした。
そしてお会計は、大人一人子供二人のトータルで6,000円強。
(100円均一でない)回転寿司なんかと同じくらいの価格帯ですかね?
オペレーションが改善されたらまた伺おうかと思います。
名称 | In Vino Érotico 2008 イン・ヴィーノ・エロティコ 2008 |
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生産者 | Cers Portiragnes セール・ポルティラーニュ |
価格 | \1,240 (単品価格:\2,100) |
購入店 | ワインネット |
昨日は休肝日返上しておりますが今日も飲みます。
本日の夕食メニューは、師範母からの九州土産である馬刺、あとは牛肉と下仁田ネギと白菜のすき焼き風煮込み。
どう見ても和風な献立ですが、やっぱりワインを飲みます。
ええ、中華だろうが和食だろうがワインなんですよ。
そんでもって外飲み含めてここんとこ白ワインが続いたんで本日は赤、
「ハイクラス おもたせワイン 赤ワイン 6本セット」送料税込7,980円から南仏産を選びました。
"In Vino Érotico"という意味深な銘柄名なんで、
Googleのフランス語翻訳にかけたら「ヴィーノ エロ中」ですって。「エロ中」て(ポッ)。
・・・なんてな与太は置いといて、ワインはというと、
色は非常に濃い紫色です。
2008年ヴィンテージなんで、それなりに年月は経ているんだけど、
熟成感みたいなのは全く見て取れません。
香りは、グッと低いトーンの果実香に加えて、ちょっとチョコレートみたいな香ばしさがあります。
味は、多分これが熟成の効果なんだろうな、パワフルではありつつそんなに尖がった感じが無くて、
甘酸っぱくてギュギュッと芯の詰まった味わいです。
どこが「エロ中」なのかは判りませんが、
そもそもは力強さと荒っぽさがあったワインが、
周りをカンナがけしたみたくスベスベした感じになっていて、かなりイケてます。
単品価格2,100円は南仏のVdPとしてはそれなりだけど、
結構その価値あると見ました。
そして翌々日再稽古。 5年強前のワインではあるけど、中一日くらいでは全然ヘタってません。 印象も抜栓当日と同じで、とやや控えめだけどいろいろ要素のある香りと、ギュッと締まった味わいがあります。 結構日もちもするワインだと見ました。
点数 | 78点 |
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リンク |
ハイクラス おもたせワイン 赤ワイン 6本セット In Vino Érotico 2008 |
九州在住の師範母と師範伯母が伊豆方面へ旅行(河津桜を見に行くそうな)、
その前日に横浜で一泊するってんで食事会を設定。
師範母&師範伯母&師範代&次女&師範の5人。
長女は明日から期末試験と言う事で残念ながら欠席。
店は、やっぱり年寄りを接待するのであれば有名ドコロでしょう、
ということで中華街の老舗、聘珍樓横濱本店をチョイス。
三年前も師範母と家族でふらっと利用しています。
店の造りは・・・なんてことを改めて説明する必要も無いですね。
今回通された部屋は3階の個室。5人で使うには十分な広さがありましたが、
なんとなく殺風景なのは否めませんでした。
その点は一昨年利用した萬珍樓 本店の方が雰囲気あったかな。
たまたまかも知れませんし、
クソ高いコースを頼んだ時は凄い部屋だったんで、
客を見てるのかも知れませんが。
料理は、(デザートと点心以外は)みなで取り分けするスタイルで、
注文は以下。
前菜の盛り合わせ | \2,940 |
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クラゲの頭とキュウリの酢の物×2 | \1,920×2 |
回鍋肉 | \1,080 |
スズキの甘酢あんかけ | \2,310 |
海老と野菜の炒め物 | \2,100 |
小籠包×4 | \200×4 |
豚肉と玉子のスープ | \1,260 |
国産牛の香り焼き炒飯 | \2,830(左写真) |
フルーツ入りタピオカ | \680 |
バニラアイス | \300 |
ココナッツ団子 | \200 |
味はさすがの老舗らしく、どれもキチンと美味しく、そしてキチンと「そんじょそこらのじゃ無い感じ」を出してくれています。
特に、次女に大ヒットでお代わりまで注文した「クラゲの頭」とか、
過去食べたこと無い食感でした。で、クラゲの頭ってどこだ?
お値段に関しては、前菜の盛り合わせとか量の割にはビックリするくらい高値のものもある一方で、
回鍋肉なんてのはそこそこ穏当な価格。
全体にお高めなのは仕方が無いとして(そういう店を選んだわけですから)、
微妙な10円単位の端数も含めてなんだか不思議な値付けです。
名称 | Paul Dolan Mendocino County Sauvignon Blanc 2008 ポール・ドラン メンドシーノ・カウンティ ソーヴィニョン・ブラン 2008 |
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生産者 | Paul Dolan Vineyards ポール・ドラン・ヴィンヤーズ |
価格 | (\4,500) |
購入店 | 聘珍樓横濱本店 |
ビールは確か瓶ビール中瓶が800円くらいしたと思います。
以前だったらそれでも注文してたでしょうけど、
聘珍樓には結構立派な、そしてそんなに高くないワインリストがあることを知って以来、
最初からワインで臨みます。
ちなみにワインリストは「持ってきて下さい」と言わないとデフォルトでは出されません。
普通の飲み物メニューには、チリ産の赤と白、
どちらもグラスで800円/ボトルで3,600円だったかが書いてあるだけでした。
さてそのワインリストですが、泡白赤合わせて100種類くらいはあったと思います。
一番安いのが5,000円弱、高いのは・・・見てません。
というか5ケタの物は目に入ってきません。
全体の半分くらいが4ケタ/半分くらいが5ケタだったようです。
こういうリスト、Webサイトに載せてアピールすれば良いのにね。
更新するのは大変でしょうけど。
その中から白を選びます。
白にしたのは母/伯母も1杯くらいは飲むだろうし、
そういうお婆ちゃん達は赤より白だろうと考える孝行心からです。
チョイスしたのは、師範の最近のマイブーム品種であるソーヴィニョン・ブランで、
産地は米国カリフォルニア。お値段はリストの中では一番安いランクで4,500円。
ヴィンテージは2008年なので、多分結構長い間ストックされていたものと思われ、
若干状態に不安が無いでは無かったけど、
ちゃんとしたソムリエさんが管理しているらしいし、
ちょっと熟成したソーヴィニョン・ブランも面白いかなと思いコレにしました。
色は薄め、やっぱりわずかに熟成感があって、微妙にオレンジ色です。
香りは、若い頃は尖ったハーブやパイナップルがバンバンだっただろうと思われる気配が、
それなりに年月が経って丸く大人しくなりました、という感じ。
パワーはありませんが悪くない香りです。
味も、甘味と酸味がしっとりとまとまっていてよろしゅうございます。
伯母は『ちょっとだけしか飲まない』と言いつつ二杯目も注いでもらっていたので、
結構満足したんじゃないかと思われます。
帰ってから市価を調べたら、ヴィンテージは違うものの概ね2,500円くらいで売られているワインのようです。
こういう老舗のレストランで、市価の倍程度で飲めるんだったら十分アリです。
800円出して普通の瓶ビール飲むよりはるかに満足度は高いでしょう。
点数 | 78点 |
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本日は、本年初のバンドのリハ日。
新曲はSteps Aheadの"Islands"ってのを演り始めたんだけど、これが聴くと弾くとでは大違いの難しさ。
そして練習後はいつもの飲み会で、本日選んだ店はてけてけ 代々木店、
前回が9月だから5か月ぶりですな。
たしかビールが安かった印象のある店です。
入店したのはまだ午後6時前だったので、テーブル席に人がパラパラ、広めの座敷エリアには師範らのグループのみ。
その後はそれなりにお客さんが入って、最終的には3分の2くらいは埋まる感じでした。
料理の注文は、記憶している限りだと以下をズラズラっと。
料理名と値段はぐるなびのサイトを参照しました。世の中便利になったものですな。
焼き鶏の盛り合わせ(5本)×2 | \520×2 |
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塩つくね×4 | \209×4 |
やみつき鶏唐揚げ | \473 |
名物!鶏餃子 | \620 |
てけてけサラダ | \725(左写真) |
薫るポテサラ | \410 |
炙り軟骨葱まみれ | \410 |
おしんこ盛り合わせ | \473 |
牛スジとごろごろ野菜煮 | \515 |
鶏煮込みそば×2 | \578×2 |
どれもそれなりに美味いです。
ただ、見てわかるように鶏関連が大半なので、
バリエーションを持たせたチョイスにするのにやや苦労します。
そして、どれも単価はお手頃だけどそのかわり量も若干少なめ、という感じもしたり。
コストを下げてお得感を出すために店側もいろいろと苦労されているのでしょう。
料理とは別に、この店で特筆すべきは店員さんの動きの良さ。
呼び出しボタンを押すと飛ぶようにやってきます。
皆さん日本人なので意思の疎通も問題ありません。
名称 | Puente de Piedra (Blanco) [N.V.] プエンテ・デ・ピエドラ (白) [ヴィンテージ無し] |
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生産者 | COOP.NTRA SRA del Pilar コープ・NTRA・SRA・デル・ピラ |
価格 | (\1,985) |
購入店 | てけてけ代々木店 |
この店は、プレミアムモルツの中ジョッキと\473也と安いので、
まずはそれを2杯。そして次をどうするかというと、
やっぱり飲んだこと無いボトル・ワインがあればそれを頼んでしまうわけです。
確か以前も飲んだよな、ということでメンバーのスマホで検索、
そうすると赤と稽古してました。
結果は決して芳しいものではなかったわけですが、
安ワイン者たるモノ、その程度のことでひるんではいけません。
『白ワインのボトル、グラスは4つで!』と高らかに注文いたします。
例によってテーブルへ運ばれた時には、樹脂製のコルクが抜かれた状態でした。
「中を詰め替えた?」と疑う事は十分に可能ですが、
どうせ詰め替えるならこんな安ワインのボトルにはしないでしょう。
そして、白ですが保冷する道具は持ってきて頂けていません。
さっさと飲まないとぬるくなっちゃいますがな。
さて肝心の中身はというと・・・まぁ想像した通り、というかやや想像をネガティブな方に上回っておりました。
色が薄いのは良いとして、香りはほぼ無臭、深く嗅ぐと薄めた安ウィスキーの水割りのような匂いだけします。
味は、甘く無く酸っぱく無く、まるで水のようなんですが、
水にしてはちょっと変なクセがあったりして、どうにもなんとも、という感じです。
ヴィンテージも産地表記も無いビーノ・デ・メーサ、
そして一般的にスペイン産の安い白はイケてないことを考えるとこの結果は容易に想像されたわけですが、
ここまでとは・・・というのが正直な感想です。
メンバー誰も杯が進まないので、半分以上を自分で消化しました。
責任感の強い「安ワイン道場師範」であります。
点数 | 40点 |
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名称 | Almad'or Sauvignon Blanc 2012 アルマドール ソーヴィニョン・ブラン 2012 |
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生産者 | Viñedos y Bodegas El Castillo ヴィニェードス・イ・ボデガス・エル・カスティーヨ |
価格 | \788 (単品価格:\1,029) |
購入店 | 京橋ワイン |
昨日から今朝にかけての大雪で、また道場の近所は「雪国か!」ってくらいの30cmを超える積雪。
ご近所の皆さんで通路を確保するべく朝から雪かきです。
タマにやるのは面白いけど、二周連続はちょっとうんざりですな。
今週は写真撮る気にもなりません。
で、写真は撮りませんがワインクーラーの冷却材にはするわけで、
本日のワインは白をチョイスします。
選んだのは「特大感謝の厳選白ワイン大放出6本セット!!」送料税込5,229円からの一本で、
スペイン産のソーヴィニョン・ブラン。
最近、安い白ワインはシャルドネよりソーヴィニョン・ブランの方がアタリの確率が高いという傾向を感じております。
ちなみに料理はレンコンのきんぴらとか鶏手羽と軟骨の唐揚げとか塩麹鍋とか。
車が出せなくて買い出しに行けず今日もあるもん料理ですが、案外食卓は賑やかです。
さて抜栓。コルクは短い集成モノです。
グラスに注いで、色は結構照りのあるちゃんとしたレモン色。
ネットリ感もあって見ただけで合格な感じがしてきます。
香りは、ソーヴィニョン・ブランらしい、
それもフランス産のハーブっぽさと南米産のトロピカル・フルーツっぽさを足して二で割ったような、
中庸な感じでナイスです。
味は、まず最初に感じるわずかな炭酸のジリジリ感と、
後に続く酸味と軽い甘味がとてもフレッシュ。
後味の軽い苦味も余韻めいてて好印象です。
これまでスペイン産の安い白ってあまり良いイメージが無かったんだけど、これはアタリです。
ソーヴィニョン・ブランは南仏や南米でも良くアタリがあるんだけど、
これはそれら双方の良さを持っているあたりがポイントと思われます。
点数 | 78点 |
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リンク |
特大感謝の厳選白ワイン大放出6本セット!!、
Almad'or Sauvignon Blanc 2012 |
家でビール1缶とワイン1本飲んだ後、長女の習い事の送り迎えのために外出します。
習い事の時間は1時間半、その間の暇つぶしに、ってことで伺ったのが夏への扉というイタリアン・バー。
前回伺ったのがほぼ1年前ですな。
注文は、いつもの「おまかせワイン3杯とつまみで1,900円」というセット。
以前は1,700円だったので若干値上げされています。
大した差はないようにも思いますが、
1杯500円強だったのが1杯600円を超えるようになったわけで、
安ワイン者的には心理的障壁が若干高くなった感はあります。
名称 | Washington Hills Columbia Valley Sauvignon Blanc 2012 ワシントン・ヒルズ コロンビア・ヴァレー ソーヴィニョン・ブラン 2012 |
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生産者 | Washington Hills ワシントン・ヒルズ |
価格 | (\1,900/3杯) |
購入店 | 夏への扉 |
お店のマスターに、
『スペイン産のソーヴィニョン・ブランを家で飲んできたんでそれ以外でお願いします』
と注文。出して頂いたのがコレ、米国ワシントン州産のソーヴィニョン・ブランです。
「以前にお出ししたかも知れません」とのことでしたが、
確かに2年半前に2009年産を出して頂いています。
同じ品種で比較出来るように、という計らいでしょうが、
師範レベルだと目の前に並べて飲まないと差は判らなかったり。
ちなみに抜栓は2月13日とあるので、2日前ですな。
ボトルには半分ほど残っておりました。
色は、ソーヴィニョン・ブランらしく薄めの色合いだったような気がしますが、
よく覚えてません。
香りは、家で稽古したスペイン産のものと酷似していました。
やっぱり師範ごときでは記憶による比較は無理ですな。
味も、スッキリした酸味と柔らかい甘味があって、なかなかよろしゅうございました。
抜栓して2日経ってもまだ全然平気と言うか、
かえって開いて状態が良くなっていたのかも知れません。
同じニューワールド産と比較すると相対的に高く感じる米国産、
最近はあまり稽古してませんが、ニューワールドの中の古参?の風格がありました。
点数 | (76点) |
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名称 | Chateau Rocheyron 2006 シャトー・ロシェイロン 2012 |
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生産者 | Ch. Rocheyron シャトー・ロシェイロン |
価格 | (\1,900/3杯) |
購入店 | 夏への扉 |
2杯目に出して頂いたのがこれ、ボルドーはサンテミリオンのグラン・クリュ格付け、
ヴィンテージは2006年とプチ熟成の一杯。
使われているグラスは、小さくて厚みのある昔ながらのタイプ。
その点がとても残念なんだよなぁ。
大きいグラスを使うと場所を取ってしまうとは思いますけど、
なんかせっかくのワインがもったいない気がしてしまいます。
さてワインは、濃い小豆色という感じの色合いで、パワフルなボルドーらしさが感じられます。
香りも良いですねぇ。クラシカルなボルドーとモダンなボルドーのちょうど間ぐらいの感じで、
焦がした樽とカシスなんかのフルーツが良い感じに溶け合ってます。
味わいのバランスも良い感じ。
抜栓は前日のようですが、こちらも1日経って開いた状態なのかも知れません。
なかなか凄腕の造り手と見ました。知らない名前のシャトーだったんで、
帰ってからネットで「シャトー・ロシェイロン」で検索したら、
2010年ヴィンテージで全くラベル・デザインの違うワインが恐ろしく高い値付けで売られてました。
同名の別銘柄なのか、それとも近年になって評価がウナギ昇ったのかは判りませんが、
ちょいとビックリです。
点数 | (80点) |
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名称 | Errazuriz "Max Reserva" Carmenere 2011 エラスリス "マックス・レゼルバ" カルメネール 2011 |
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生産者 | Viña Errazuriz ビーニャ・エラスリス |
価格 | (\1,900/3杯) |
購入店 | 夏への扉 |
最後の一杯は、お店のマスターお薦めの赤で、チリはビーニャ・エラスリスのマックス・レゼルバ。
1年前にはシラーを出して頂いていて、今回の品種はカルメネール。
最近のチリ産って、赤だとカルメネールが一番力を入れて造っているような気がします。
やっぱり他の地域に無い個性を出そうとしているのかな。
同様に、アルゼンチンだと白のトロンテスあたりが注目株です。
さてワインはというと、まず香りを嗅いだ時点で「こいつタダモノではないな」感が伝わります。
まずミントっぽい雰囲気の香りがスコーン!と来て、
そのあとジャムっぽい煮詰めた果実の感じがジワジワと来ます。
口に含むと、香りの充実感と繋がりのよい濃さがブワーッと。
これはナイスです。
そんじょそこらの濃いチリ産とは違う、
プレミアム・ワインですよと言わんばかりの迫力のある香りと味わいでした。
ビール飲んでワイン1本飲んで、そのあとの3杯目、
十分以上にメートルの上がった師範は『美味い!美味い!!』と連発していたように思います。
点数 | (83点) |
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名称 | Bourgogne Pinot Noir 2011 ブルゴーニュ ピノ・ノワール 2011 |
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生産者 | Cave de Lugny カーヴ・ド・リュニー |
価格 | \930 (単品価格:\1,575) |
購入店 | ワインネット |
いやー、今日は参りました。
自分自身の判断ミスで、普通だったら1時間弱で帰りつけるはずの帰路に2時間半もかかっちゃいました。
一番まずかったのは、普段使わないバスを使おうとしたところ。
横浜駅西口の吹きっさらしのバス乗り場で1時間も待ってたのが堪えたなぁ。結局来ないし。
運行していないならその旨ネットなり何なりですぐに表示して欲しい・・・なんてのは現代人の贅沢な要求ですかね。
そして夕食のメニューは、スパイシー・チキン、ホルモンともやしとニラの炒め物。
青梗菜の中華スープ、ブロッコリーとトマトとチーチクのサラダ。
あとは食後に女性陣それぞれからのチョコレートがあったわけですが、
さすがにワインにチョコレートは合わせるつもりは無くて、
普通に飲みたいのを選んだのがこのACブルゴーニュ。
「ハイクラス おもたせワイン 赤ワイン 6本セット」送料税込7,980円からの一本です。
まず色ですが、これがいかにも安ACブルゴーニュといった感じのかな~り薄い赤紫色です。
香りもとても安ACブル的で、薄っすらとケモノっぽい香りがする以外は、
若いのに枯れたフルーツの香りがあるだけです。
これで味が色や香りの想像を裏切ってググッと来る存在感があれば良かったんだけど、
残念ながら味わいまでもが薄くて存在感のないモノでした。
正真正銘、看板に偽りの無いチャッキチャキな安ACブルゴーニュです。
イヤな感じも無い変わりに全く存在感がありません。
師範みたいに安ブルゴーニュ慣れした熟練者だとこれくらいは想定の範囲内なんだけど、
セットの表題通り「お持たせ」したワインがこれだったら結構ブルー入るかも。
ともかくまずは赤ワインなのに黄色のキャップシールってのは止めた方が良いと思います。
点数 | 68点 |
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リンク |
ハイクラス おもたせワイン 赤ワイン 6本セット Bourgogne Pinot Noir 2008 [Cave de Lugny] |
名称 | Faisan Reserva Privada Tannat Cabernet 2012 ファイサン レゼルバ・プリバーダ タナ/カベルネ 2012 |
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生産者 | Grupo Traversa グルポ・トラベルサ |
価格 | \643 |
購入店 | サンタムール |
今日の夕食メニューは骨付き鶏のモモ焼き、
子供のころから「おご馳走」と認識しているメニューです。
だって鶏モモって、一羽から2本しか取れない希少な部位ですからね。
確か値段は1本98円でしたが。
さてワインですが、今週は月曜火曜と本来の休肝日をブッチしちゃったわけだけど、
メニューがおご馳走だし、
そもそも水曜は飲んで良い日なんで飲んじゃいます(キリッ)。
さらに、今週金曜はバレンタインデー、
そういう日は新しいワインを開けたいわけなんで、
今日一日で飲み干せそうな、アルコール度数低めの赤をチョイスしましょう
・・・なんて言い訳をしつつ選んだのは、ウルグアイ産の赤ワイン。
南米はブラジルとアルゼンチンの間にある国ですが、ワインの産地としてはマイナーですね。
道場でも稽古するのはまだは6本目です。
色は普通に濃い紫色。このワインに使われているタナ種って、
確か「黒ワイン」と呼ばれるマディランに使われている品種だったと思うけど、
このワインは「黒」ってほど濃くはありません。
香りは、濃く締まった果実の香りに加えて香辛料(胡椒,ナツメグ,山椒)や革みたいな複雑な感じが加わって、
およそこの値段の南米産とは思えない雰囲気です。
味も、甘さや濃さに振った感じは無くて、まるでボルドー産みたいなバランス。
アルコール12.5%/糖度7.4/pH3.7という数値もボルドー的です。
多分、「ボルドーです」と言って出せばかなりの人でも騙されるはずです。
ラベルに"Reserva Privada"(=英語で言うところのプライベート・リザーヴ)なんて書かれてますけど、
「この値段でそれは無いでしょ」と思ってましたが、あながち嘘でもなさそうです。
産地のモンテビデオは大西洋岸で、およそチリやアルゼンチンのワイン産地からは遠い所にあるんだけど、
もしかして海沿いでボルドーに近い気候だったりするのかなぁ。
とりあえず結構イケてます。この値段なら十分合格です。
点数 | 75点 |
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名称 | Bourgogne Grand Ordinaire 2009 ブルゴーニュ グラン・ドルディネール 2009 |
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生産者 | Dom. de la Guinchule ドメーヌ・ド・ラ・ガンシュール |
価格 | \788 (単品価格:不明) |
購入店 | 京橋ワイン |
道場のテラスにはまだ雪が積もってます。そして今日も一日晴れなくて、
時折粉雪が舞う寒い一日。
こういう日はやっぱり鍋ですよね。ということで豚バラや鶏モモやマグロのスジを使った寄せ鍋が夕食メニューです。
そして今日も「ハッピー・マンデー法 改め チューズデー法」を適用して飲んじゃいまして、ワインは今日も白。
料理との相性以前に、積もった雪をワインクーラーに使いたいんですよ、子供みたいですが。
で、選んだのが京橋ワインの「特大感謝の厳選白ワイン大放出6本セット!!」送料税込5,229円からの一本で、
ブルゴーニュで一番低い格付けのグラン・オルディネール。
販売店のサイトによれば、品種はシャルドネ100%とのこと。
じゃぁなぜACブルゴーニュを名乗らないんだろ?
そのあたりの格付けの決め方はよく判ってません。
さて抜栓。色は薄めですが、レモン色というより稲ワラっぽい色に感じます。
香りはかなり弱めです。深く嗅ぐと、まるでシャブリみたいなミネラルっぽい香りだけ感じられます。
味も、ダイレクトなフルーツはすでに影をひそめていて、こちらもシャブリのような鉱物的な味わいがメインです。
ただシャブリと違うところは、酸があまりキリッとしていない点で、pHの測定値は3.7です。
だもんで、ややボケたような印象は否めません。
というわけで、
結果的には「そんじょそこらにある安ブルゴーニュ白が年月を経て更に縮こまってます」って感じでした。
ところがこのワインに対して、販売店のサイトでは
『林檎系のフルーティな香りに熟成から蜜のような甘みと柔らかい酸味が絶妙の調和!!
プイィ・フュッセを想わせる丸みのあるコクは驚異的なコスパ!!』
なんて書かれています。まぁ嗜好品ですから、どう感じるかは人それぞれですけど、
師範とは全く違う感覚器をお持ちの方かと。
同感するのは800円以下でブルゴーニュが飲めるという「コスパ」の部分だけですね。
点数 | 67点 |
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リンク | 特大感謝の厳選白ワイン大放出6本セット!! |
名称 | La Playa Sauvignon Blanc 2011 ラ・プラヤ ソーヴィニョン・ブラン 2011 |
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生産者 | Viña La Playa ビーニャ・ラ・プラヤ |
価格 | \736 |
購入店 | サンタムール |
本来月曜日は休肝日なわけですが、
明日は休日、「休前日特別措置」としてハッピーマンデー法を適用して、
今日は飲んじゃいます。自分に優しい師範です、ハイ。
さて夕食のメニューは、レトルト(鳥栖のミスター・ジョージ製)のハンバーグ、水菜と揚げの煮びたし、
トマトとベビーホタテのサラダ仕立て。あとは昨日の残りの唐揚げとか。
こういうメニューだと赤か白か悩むわけですが、本日は白にしました。
というのも、窓の外のウッドデッキには白い雪がまだ積もっているわけですよ。
それをワインクーラー用の冷却材として使いたいじゃないですか。
色は非常に薄いレモン色で、若さバリバリな感じがします。
香りは、チリとか南米のソーヴィニョン・ブランに期待する、
トロピカル・フルーツの香りがパーッとして勢いがあります。
樽香はありませんが、ハーブっぽい感じもあったりして、全体に楽しい感じです。
味も、結構甘さがありながら酸味もあって、バランスは悪くありません。
計って見ると糖度が6.7でpHが3.3、白としては極めて平均的で、
ニューワールド産としてはおとなしめなバランスであることを裏付ける数値です。
以前のチリ産白だと、酸が無くて浮ついた感じのワインが多かったけど、
最近は栽培&醸造技術が上がって来たのか、そういうヘンテコなバランスのワインは少なくなりました。
これも値段を考えれば大変コスト・パフォーマンスの高いワインです。
点数 | 73点 |
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昨日、関東地方は記録的な大雪に見舞われ、 一夜明けた今日もたっぷり雪が残っています。 道場の前のお宅の前には、左写真のような立派なかまくらが。 かまくらというより熊の巣穴と言った感じですが、 ウチの次女もここで遊ばせて貰ってました。 このクラスの雪の塊が作れるのはそうめったにあることじゃないんで、 良い思い出になったでしょう。 それにしても、平日じゃ無くて土日に降ってくれたのが幸いでした。 これが平日だったら交通機関のマヒ具合は大変だったでしょうね。
名称 | Bourgogne Pinot Noir 2011 ブルゴーニュ ピノ・ノワール 2011 |
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生産者 | R.P.F (R.Roux) R.P.F. (レジェ・ルー) |
価格 | \1,273 (単品価格:\1,480) |
購入店 | ドラジェ |
夕食のメニューは、鶏の唐揚げ、ナスとインゲンの素揚げ、黒胡麻豆腐。
今週末は車が出せなくて買い出しに行けてませんので、あるもん料理です。
そして、前日あれだけ飲んどいて今日もまた飲むか!って感じですが、
午前中こそ「今日はやめとこうかな」と思ったりもするんだけど、
夕方になるとやっぱり飲みたくなってしまうわけです。
それでも、若干前日のダメージは残っているわけで、
本日のワインは「癒し系」という観点でチョイスして、
軽そうなACブルゴーニュ赤にしました。
この銘柄は「ブルゴーニュ6本セット」送料税込8,379円からの最後の1本で、
過去にも2006年産とは稽古した(コレとコレ)ことのある銘柄です。
さて抜栓。コルクはDIAMです。
DIAM、刺しやすいしコルクを抜くのも楽なんだけど、
抜いたコルクからスクリューを抜くのがちょっと力が要ります。そのあたりはNOMACORCが一枚ウワテな気がします。
それはさておき、ワインの色はブルゴーニュとしては濃くなく薄くなくな赤紫色。
濁りも茶色っ気もなくて安心の色合いです。
香りは、プラムとかっぽいフルーツ香に加えて、山椒みたいなイガイガっとした木の香りを感じます。
味は、このクラスにしてはしっかりとした甘味があって、酸味も渋味も穏やかです。
数値的にはpHが3.5で標準的、糖度が7.0とACブルゴーニュとしてはやや高め、
感じた通りの内容です。
そして、味わいにも木を齧るようなイガイガ感があります。
バランスは悪くない、というか上手に甘味を残して、人懐っこいワインに仕上がってはいると思います。
ただ、香りと味のイガイガ感が画竜点睛を欠いているというか、
お里が知れちゃっている感じがして残念。
やっぱりこのグレードだと摘み方がヤッツケだったり選果がイマイチだったりするんですかね?
点数 | 72点 |
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リンク |
ブルゴーニュ6本セット Bourgogne Pinot Noir 2011 [R.P.F (R.Roux)] |
本日は、勤務先の飲み仲間Mtさん宅で飲み会。
Mtさんは師範なんかよりもずーっと昔からワインを飲んでいらして、
その古いストックは尋常じゃないようです。
そして、既に飲み頃を過ぎたであろう古いワインがゴロゴロしているということで、
いつもの飲み仲間でその在庫一掃に協力することになりました
・・・って早い話が希少ワインの振る舞い酒です。ありがたい話であります。
集まったのはMtさんご夫妻にYjさん/Fjさん/Ktさんに師範の計6名です
(残念ながら来る予定だったTbさんとNkさんはご欠席)。
料理は、各人の持ち寄り(左写真はYzさんからの生牡蛎、師範は「キルフェボン」のタルトを持参)
に加えてMtさん宅からもいろいろと、重ねてありがたい話であります。
参加者のうち二人の到着が遅れていたんで、
まずは乾杯前に頂いたのが恐ろしい色に変わり果てているミュスカデ(右写真)。
ヴィンテージは1993年とそれほど年寄りなわけでもないのに、
泥水みたいな色になっちゃってます。
飲んでみると・・・紹興酒に酢を入れたような感じ。
ここまで完全に逝っちゃってるワインは初めてでした。
名称 | Louis Roederer Brut Rosé 1991 ルイ・ローデレール ブリュット ロゼ 1991 |
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生産者 | Louis Roederer ルイ・ローデレール |
価格 | (Mtさんから) |
購入店 |
一本目からいきなり1991年産のシャンパーニュであります。
この銘柄&このヴィンテージは、今を去る事16年前にも稽古しています。
また、実は道場開設前、確か1996年にも飲んでいて、
その時に一緒に飲んだDRCのGrands Echezeaux 1991が、
師範をこの道に引きずり込むきっかけになったワインだったりします。
さて抜栓。コルクは、液面に振れていた部分が固く縮こまっています。
色は、ロゼというよりも薄いオレンジ色。以前の稽古でも「タマネギの皮とピンクの中間」とか書いているんで、
元からそんなにピンク色は強く無かったんでしょう。
泡は当然かなり弱くはなっているけど、それでもまだそれなりに泡立ちはあります。
香りは、いわゆる熟成シャンパーニュのそれで、
知ったようなことを言えば(以前の)クリュッグとかサロンみたいな感じ。
それでもまだリンゴっぽい甘い感じの香りが残っていますんで、
十分現役であるようです。
味は、甘さがほとんどなくて、旨味と酸味が中心。
以前はもっとふくよかな印象があったんですけどね。
というわけで、「まだまだ現役ではあるけど活動の場はシニア・リーグ」というポジションにあるシャンパーニュでした。
こういう雰囲気が好きな方もいるのは容易に想像されますが、
師範的にはせっかくならもっと若いうちに飲みたかった、って感じです。
点数 | (80点) |
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名称 | Château Magence 1990 シャトー・マジャンス 1990 |
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生産者 | Ch. Magence (Guillot de Suduiraut) シャトー・マジャンス (ギヨ・シュデュイロー) |
価格 | (Mtさんから) |
購入店 |
次は白で、産地はボルドーのグラーヴ、ヴィンテージは更に1年遡って1990年産。
師範が社会人になったヴィンテージですな(遠い目)。
んなことは置いといて、めったに飲まないよねぇ、ボルドーの白。
それも、ACボルドーとかアントル・ドゥ・メールとかだとまだ稽古の機会もあるけど、
グラーヴなんていうちゃんとした村の白はほんと久しぶり。
調べたところ、5,000本近い道場の稽古記録の中で、まだ8本目ですな。
さてワインはというと、
まず色は普通です。もちろん、熟成ワインらしいオレンジっぽさはあるにはあるんだけど、
まだ普通の範疇の濃いレモン色です。
香りは、樽とは違う、パイン材のような揮発性のある木の香りがします。
なんとなく涼しさを感じる香りですな。
味は、熟成によるシェリーやマディラみたいな雰囲気もありつつ、
まだまだフルーツの酸が生きている感じで、こちらも現役チックです。
そもそもはそんなに力の入ったワインというわけでも無かったんでしょうけど、
それでも結構熟成に対する体力があるあたりがちゃんとしたボルドー産、という気がしますな。
点数 | (75点) |
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名称 | Saint Romain 1985 サン・ロマン 1985 |
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生産者 | Moillard モワラール |
価格 | (Mtさんから) |
購入店 |
次もまた白で、モノはブルゴーニュでもマイナーなアペラシオンであるサン・ロマン、
ヴィンテージは更に5年遡って1985年産。
29年前のワインです。なんだかだんだん古いのに慣れて来ると言うか、マヒしてきます。
Mtさん的にも当然「このワインを熟成させよう!」と考えていたわけじゃ無さそうで、
知らぬ間にこんなに年月が経っちゃった、って感じのようです。
まず色ですが、ボトルの外から写している右写真でもなんとなく判るように、
あきらかなオレンジ色。前のボルドー産と比較しても、確実にこちらの方が濃い色です。
香りは、熟成感バリバリ、というか熟成感しかありません。
前のボルドー産はまだリンゴっぽいフルーツの香りがあったけど、
こちらはすっかり年寄りっぽくなっちゃってます。
味も、もう若さは微塵も残っていなくて、ほぼ完全にドライアウト。
まだちゃんとワインの体をなしてはいるし、珍しい飲み物でもあると思います。
でも積極的に飲みたいとは思わないレベルになっちゃってますね。
やっぱりブルゴーニュの村名クラスの白は、ここまで置いといちゃイケマセン、ってことでしょうか。
点数 | (69点) |
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名称 | Château La Fleur Cailleau 1990 シャトー・ラ・フルール・カイヨー 1990 |
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生産者 | Ch. La Fleur Cailleau (Paul Barre) シャトー・ラ・フルール・カイヨー (ポール・バール) |
価格 | (Mtさんから:\3,398) |
購入店 |
そしてここから赤で、まずは1990年産のボルドーはカノン・フロンサックのシャトー・ラ・フルール・カイヨー。
師範初稽古の造り手です。
ヴィンテージは、前の白と同じく1990年産。
ボルドーにとっては非常に良い年だったみたいですね、1990年って。
ボトルの首に値札が残っていて、3,398円だったようです・・・って人様からお出しされたワインの値段見るのはやめなさい←師範。
まず色ですが、かなりこげ茶色っぽい小豆色っぽくなってはいますが、
それでもまだベースは紫色です。
濃さもそれなりにあって、24年の月日を上手に乗り切ってきた感じがします。
香りは、奈良漬、黒豆、黒蜜といった、ほっこりとした感じの香りがします。
味は、パワフルとまではいかないけれども、それでもまだしっかりとした骨格があって、
これが熟成ワインであることを忘れる瞬間があります(後に続くワインとの相対差もありますが)。
おばぁちゃんよりかなり手前、脂ギッシュな熟女ってくらいの年齢感でしょうか。
このくらいまでだなぁ、師範が美味しいと思いつつ楽しめる熟成度合いは
(なんか例えが悪くてヤラシイ感じになっちゃっていますが)。
点数 | (80点) |
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名称 | Vosne-Romanee 1er Cru "Les Rouges" 1985 ヴォーヌ・ロマネ プルミエ・クリュ "レ・ルージュ" 1985 |
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生産者 | J.Jayer J(ジャクリーヌ)・ジャイエ |
価格 | (Mtさんから) |
購入店 |
次にお出し頂いた赤は、先ほどのブルゴーニュ白と同じく1985年産、そして畑はヴォーヌ・ロマネの一級畑。
そしてそして造り手は、かの有名なアンリ・ジャイエの親戚筋であるジャクリーヌ・ジャイエ。
これは正真正銘の希少ワインですな。というわけで師範大期待の一本だったわけですが・・・
色はかなり薄くなっていて、なんとなく濃い紅茶のような色合いになっています。
香りは、カラメルとアプリコットがプワーッと・・・来て欲しかったんだけどなぁ。
アプリコットはアプリコットでも、ドライフルーツ的な香りになっちゃってます。
味も、それなりに酸は感じますが、全体に構成がユルめ。
この歳まで頑張りきれなかった感じがあります。
そもそもはもっともっと華やかで、端正な感じを受けるワインだったようには感じます。
もしかすると、抜栓後時間を置いて飲めばもうちょっと開いたかも・・・いやその体力は無かったかな?
やっぱりボルドーに比べてブルゴーニュは熟成が難しい気がしますね。
「安ワイン者ごときが何を偉そうに」とお思いの向きもありましょうけど、
安ワイン者だからこそ言える正直な感想です。
点数 | (75点) |
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名称 | Château Fort de Vauban 1973 シャトー・フォール・ド・ヴォーバン 1973 |
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生産者 | Ch. Fort de Vauban (A. Noleau) シャトー・フォール・ド・ヴォーバン (A.ノロー) |
価格 | (Mtさんから) |
購入店 |
そして赤の3本目は、なんと今から40年近く前、1973年産のオー・メドック。
1973年なんて師範はまだ産まれてません・・・ってウソです。
調べたところ、
実は全く同じものと2年半前に稽古済み・・・って、
それもMtさんにお持ち頂いたものでした。
以前の稽古は出来て38年後、今回の稽古は出来て40年と半年後。
この2年半でどう変化したか・・・なんて判るわけもありませんが。
色は、ある意味想像通りのガーネット色。
前のブルゴーニュと比べるとちょっとだけ濃くて、
その前のカノン・フロンサックと比べるとかなり薄い、というレベルにあります。
香りは、紹興酒と紅茶と奈良漬ですね。
味は、角ばったところは一切なくて、そして口の中での存在感も薄くて、
見事にお年寄りの様相を呈しています。
若いワインの中で1本だけ飲む熟成ワインがコレだと、
それなりに珍しさもあって良い印象を受ける気もしますが、
これだけ熟成ワインがある中でのこの超熟成ワインは、
やっぱり「おたくは年寄りだね」と烙印を押さざるを得ない感じがしますな。
もうこのあとは静かに土に還っていくのみ、そういうワインでした。
点数 | (74点) |
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名称 | Château Raymond-Lafon 1989 シャトー・レイモン・ラフォン 1989 |
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生産者 | Ch. Raymond-Lafon (Famille Meslier) シャトー・レイモン・ラフォン (ファミーユ・メリエ) |
価格 | (Mtさんから) |
購入店 |
そして最後(のはずだったもの)はソーテルヌ。ハーフボトルです。
Mtさん曰く『ソーテルヌは美味しそうなんで買うけどなかなか飲む機会が無くて・・・』とのこと。
師範もその意見に賛成、というか人が集まった時じゃないとなかなか開けづらいっすよね。
それも、今回みたいに6人でハーフぐらいがちょうど良いかな・・・
と言いつつ昨年末は6人で1本半飲んじゃってますが。
色は、右写真でもお判りのように、とてもキレイな黄金色です。
もうこの色が見られるだけでもこのワインの価値があります(じゃぁ眺めときゃ良いじゃん、ですが)。
香りは、飴とセメダインの香りがパーッと来て、加えて古い本の匂いがします。
味は、甘い、以外は覚えてません。
世間で言われている通り、甘口ワインは熟成に対する耐性が強くて、1989年産くらいでは全然平気のようです。
ただ、これもやっぱり師範はもっと若い方が好きかな。
先月1週間かけて稽古した2000年産のソーテルヌの方が好みだったように感じます。
点数 | (82点) |
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名称 | Chateauneuf du Pape "Cuvée des Générations Gaston-Philippe" 1990 シャトーヌッフ・デュ・パプ "キュヴェ・デ・ジェネラスィオン・ガストン・フィリップ" 1990 |
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生産者 | Château de la Gardine シャトー・ド・ラ・ガルディーヌ |
価格 | (Mtさんから) |
購入店 |
で、デザートワインであるソーテルヌの後ですが、
さらに追加のワインを出してきて頂いちゃっています。
これまたお歳を召したワインで、1990年産のシャトーヌフ・デュ・パプ。
Mtさんによれば、グルナッシュの割合が高いワインなんだとか。
そういえば熟成したグルナッシュなんてあまり稽古した記憶がありませんな。
そしてワインの印象は、正直ここまで来ると細かいことはあまり覚えちゃいません。
ただ、このワインは他のと比べて抜群に若い感じがしました。
そんな20年以上も前のワインとは思えない、
しっかりとした骨格と肉付きがあって、
これなら普通に美味しいワインだなぁ、と感じた記憶があります。
やっぱり南仏のワインってのは強いんですかね?
追加で出されたワインでしたが、今回の赤の中では師範はこれが一番好印象でした。
シャトーヌフ・デュ・パプとか普段は全然稽古しないんだけど、
ちょっと見直してみる気がしましたよ。
点数 | (85点) |
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名称 | Gevrey-Chambertin 2001 ジュヴレ・シャンベルタン 2001 |
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生産者 | Camus Pere & Fils カミュ・ペール・エ・フィス |
価格 | (Mtさんから) |
購入店 |
そしてさらにもう一本追加。
このワインはブラインドで出されました・・・が、
うっかり造り手だけは見えちゃっていて、「カミュ」であることは判っていました。
『カミュといえばジュヴレ・シャンベルタン村の特級畑あたりでしょう、
そして飲んだ感じが微妙に若くも年寄りでもないし・・・』ということで、
シャルム・シャンベルタンの2000年と予想。
答えは、ヴィンテージ的にはほぼ近い2001年でしたが、格付けは村名のジュヴレ・シャンベルタン。
ま、「当たらずとも遠からず」といったところでしょう。
そしてワインは、カミュらしい薄い色合いに、
これまたカミュらしい薄い香りです。
他のワインと比べると10年以上も若いワインなんですが、
それをそうと感じさせないお年寄り感というか、なんだか柔らかくも小さくまとまった感じなんですな。
ここで2010年以降のチリ産とか出されると鼻や口や内蔵がビックリするところだったと思うけど、
良くも悪くも染み入るようなワインで、キレイなフェードアウトを決めてくれました。
点数 | (72点) |
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名称 | Château Blouin 2011 シャトー・ブルアン 2011 |
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生産者 | Ch. Blouin (Valbom-Nadal) シャトー・ブルアン (ヴァルボム・ナダル) |
価格 | \740 |
購入店 | ヴェリタス |
本日の夕食は、焼き餃子(冷食)、きんぴらごぼう、タコとワカメの酢の物、黒豚入り餅(冷食)と小松菜のスープ。
冷食比率が高い家庭です。
農薬を入れられたらイチコロです。
そして本日のワインは、ボルドー産の赤でヴィンテージは2011年。
ボルドーといえばご存知の通り、世界に冠たる名醸地のひとつなわけですが、
そこのワインが輸送費用に加えて関税/酒税/消費税を払ってなお740円なわけですわ。
セットの中の1本とかじゃなくて普通にこの値段。
純国産のフルボトルのワインで、この値段で買えるものってあるかなぁ。
輸入ワインを混ぜたものや、現地消費目的の気軽なものだったらあるだろうけど。
やぱりワインに関しては彼の地の歴史と文化の凄みを感じざるを得ません。
もちろん、それで美味くなければダメなわけですが、
美味い/不味い以前にこういう値段で売られている事実が凄いな、と思うわけです。
さて抜栓。コルクは屑集成でも樹脂でも無い、昔ながらのちゃんとしたコルクです。
色は、ボルドーとしては薄めかもね。でも、青さを感じる暗い紫色は、まぎれもなくボルドーの色です。
香りは、残念ながらボリューム弱め。
雰囲気は、いかにもボルドーらしいストイックな、果実っぽさを枯らしたドライフルーツと消し炭、
それに漬物樽のような生臭さを感じます。
味も、ボルドーらしいといえばそうなんだけど、受ける印象はかなりカタブツ。
甘く媚びる感じは一切なくて、渋味と酸味がメインで厳めしい感じです。
というわけで、さすがは名醸地、基本の「らしさ」は維持していながら、クオリティは値段に正直な部分があります。
でも、740円のボルドーと思えばそこそこ良く出来てますよ。
このワインを狙って買うなんて事は無いとしても、
ここのショップは8,400円以上買うと送料無料なんで、
「あとちょっと金額が足りない」なんて時に段ボールを埋めるアイテムにはなってくれると思います。
そして例によって半分残して翌々日再稽古。 安ワインではありますが、明らかに開いてくれてます。 香りのボリュームも増しているし、味わいも甘味が感じられるようになってます。 というわけで点数は2点プラス。ゆっくり飲んで吉なワインです。
点数 | 69(+2)点 |
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リンク | Ch. Blouin 2011 [Valbom-Nadal] |
本日は節分、というわけで夕食のメニューは恵方巻。
ちょっと前まではこういう「だれかが仕組んだ流行りモノ」ってのに拒否反応を示していた師範だけど、
最近は安易に受け入れてます。だってねぇ、子供たちが乗っかりたがるからね。
ま、そういうことでもなきゃ巻き寿司を買って食べることも無いんで、
たまには良い機会かと。
・・・と、流行りモノに対してなだらかな性格になりつつある師範ですが、
ボージョレ・ヌーヴォーには乗っかりません。
あれが「地元産のワインを皆で飲みましょう」ってなイベントだったら違ったと思いますがね。
そして、♪二月は豆まきで酒が飲めるぞ~♪なわけですが、
恵方巻も炒った大豆もそんなに酒が欲しくなるメニューではないので、
普段の月曜日通り休肝日としました。
そうしたら子供たちから「酔っ払ってない鬼はつまんない」と言われてしまいましたが。
つい先日、
「ハウス・ビールを何にしようか」なんて書いてましたが、
そういえば昨年超お気に入りだった限定ビール、薫り華やぐヱビスが今年も発売されているというのが、
門下生第四十四号「K氏殿」のサイト
に書かれていたんでした。
というわけで買ってきましたよ。
で、やっぱり美味いです。銘柄の名前の通り、香りが素晴らしい。
まるで白ワインのような香り・・・って、どんな白ワインかって話ですが、
ミュスカとかヴィオニエとかトロンテスとか、そういう華やか系の香りです。
値段を考えなければ、師範の一番のお気に入りのビールは「よなよなエール」なんですが、
このビールはそれに勝るとも劣らないくらい気に入ってます。
通年販売してくれないかなぁ。
名称 | Verdicchio dei Castelli di Jesi Classico "Albiano" 2012 ヴェルディッキオ・デイ・カステッリ・ディ・イエージ・クラッシコ "アルビアーノ" 2012 |
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生産者 | Marotti Campi マロッティ・カンピ |
価格 | \788 (単品価格:\1,134) |
購入店 | 京橋ワイン |
夕食のメニューは、昨日が肉満載だったので今日は魚メインで、
ブリの照り焼き、カツオのタタキ、ゴボウの甘辛煮、それに長女謹製の玉子&野菜スープ。
あと食後には師範代実家から届いたイチゴ(あまおう)。
メニューが魚メインとは言え案外赤でも白でも良さそうなメニューではあるけど、
ここはひとつ定石通りに白をチョイスして、イタリアはマルケ州産の白。
京橋ワインの「特大感謝の厳選白ワイン大放出6本セット!!」送料税込5,229円からの一本であります。
さて抜栓。コルクはNOMACORC、"Select 100"と書かれています。
年輪みたいな模様もあって、かなり見た目も本物のコルクに似て来てますな。
そしてワインの色は、薄いには薄いけどわずかにオレンジがかっている感じがします。
アルコール度数も13%と、このクラスの白にしては高めなので、
果皮が色づくまでしっかり熟してから収穫されたのでは、と想像されます。
香りは結構ボリュームがあります。レモンやグレープフルーツ的な酸が強めの柑橘類の香りに加えて、
ピーチっぽい甘く可愛らしい香りがして、なかなかよろしゅうございます。
味は、酸味や甘味もあるけど、それよりもコクが前面に出たタイプ。
後味に軽い苦味もあってアルコールもしっかり感じるので、
それなりに飲み応えがあります。
この手のイタリア産の白というと、軽快さだけがウリのカラッカラなワインも多いわけで、
稽古する前はこれも多分そういう系だろうと思ってたけど、
実際はそういうのとは違って結構しっかり系でした。
そして魚との相性もナイスでありました。
点数 | 75点 |
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リンク |
特大感謝の厳選白ワイン大放出6本セット!!、
Verdicchio dei Castelli di Jesi Classico "Albiano" 2012 [Marotti Campi] |
特に何かお祝いすることがあったわけでもないんですが、
ここんとこあまり外食してなかったってこともあって、本日の夕食は外食で焼肉。
店は、昨年11月にも行ったアリラン飯店 浅間町店。
ここは肉が美味しいこともさることながら、ボトルワインの種類が豊富だったのが再訪の理由。
世間の飲食店の皆様、こういう人間も居るんです。
だからワインは種類を揃えておいた方が良いかもです。
右写真は、この店の「離れ」となる個室の入り口。
店自体はいわゆる街場の焼肉屋だけど、この離れはなんだか高級焼肉店のような風情であります。
そして注文した料理が以下。
センマイ刺 | \900 |
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ハチノス刺 | \900 |
タン塩×2 | \1,800×2 |
カルビ×2 | \1,200×2 |
上ロース | \1,500 |
上ハラミ | \1,800(左写真) |
レバー | \900 |
ホルモン | \900 |
オリジナルビビンバ(大) | \900 |
冷麺(大) | \1,100 |
玉子スープ(小) | \300 |
ゆずシャーベット | \250 |
生チョコアイス | \300 |
・・・・値段違ってるかも |
カルビは、特上とか上とかのチョイスがあるけど、 師範らのチョイスはノーマル品。それでも十分に美味い、 というかこれ以上脂が入ると師範的には願い下げです。
飲み物は、ぐるなびのクーポンを使うとドリンク1杯無料なんで、 師範は生ビール \600、師範代と次女が黒ウーロン茶 \300、 長女がキリンレモン \300。結局1,500円分安くつきました。 一番お得なのは4人分全て生ビールを頼んで2,400円安くして、 ソフトドリンクは別途注文なんだろうけど、さすがにそういう勇気はありません。
名称 | Del Sur Cabernet Sauvignon 2013 デル・スール カベルネ・ソーヴィニョン 2013 |
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生産者 | Del Sur (Vicar S.A.) デル・スール (ビカール S.A.) |
価格 | (\1,800) |
購入店 | アリラン飯店 浅間町店 |
で、当然ながら生ビール一杯で満足する師範では無く、ワインも飲んじゃいます。
前述したように、この焼肉屋さんにはワインのラインナップが豊富、
泡1種類/白3種類/赤12種類の計16種類のワインがあります。
そして、本日のチョイスはその中から一番安いヤツで、ハウスワイン的に使われているチリ産。
グラスが1杯500円/カラフェが1,400円/ボトルが1,800円でした。
だったらボトルを選ぶよね、安ワイン者としては。
ちなみにこのワイン、品種とヴィンテージが異なる2012年産のカルメネールとはつい先日
稽古していて、
ワンコインで買えるワインであることは承知の上での注文です。
というのも、上記のカルメネールがおよそその値段とは思えないくらい充実していたのね。
そういうワインが店で1,800円なら決して高くないと考えた次第であります。
色は、およそそもそもが500円程度のワインとは思えない、
とてもしっかりした紫色。
香りも、カベルネ・ソーヴィニョンらしいピーマンみたいな青っぽさもありつつ、
黒い系の果実の香りもあって、それなりに満足できます。
味わいは、香りの印象からするとやや薄めではあるけど、
物足りないってほどでもなくて、スイスイと盃が進みます。
良いよねぇ、このワイン。自宅で飲んで500円、外で飲んで1,800円。
これが外で1,300円くらいだったら超ハッピーなんだけど、
絶対額1,800円で美味しい焼肉に合わせてワインが飲めたと思えば何の文句もありません。
点数 | 70点 |
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お会計は、トータルで16,000円超。 というわけでとりわけ安い焼肉屋というわけではないんだけど、 値段なりの満足度は十分あります。 まだ飲んでみたいワインがリストにあったんで、また近いうちに訪問するものと思われます。