稽古日誌:2001年5月

先月のこの欄には保育園の方針批判めいたことを書いたが、 (その方針自体は未だに合点がいかないものの)保育園の保育士さん達の献身的な姿勢には頭が下がる想いである。 月額60,000円弱の保育料、あのサービスを考えると非常に安い。 取られ過ぎた税金をようやく取り返してる、って感じ。


翌月分


30日(水)

Domaine de Bellevue Viognier N.V.
ドメーヌ・ド・ベルヴュー ヴィオニエ (ビンテージ無し)
Herene Pera
エレーヌ・ペラ
Blanc
Cotes de Thongue (VdP)
コート・ド・トング (ヴァン・ド・ペィ)
Languedoc Roussillon (France)
ラングドック・ルーション (フランス)
\1,1802001/05/20 酒のアトリエ 吉祥片岡物産
夕食は銀ダラの西京焼き、選んだワインはちょいと珍しい品種であるヴィオニエ。 この造り手のワインは、メルロー好印象、 カベルネそこそこなんで、比較的期待して。 ヴィンテージ表記が無いのは気になるところだけど、13.5%のアルコール度数はご立派。
色はやや濃いめ。レモンよりはちょっと赤めで、オレンジよりはちょっと緑な黄色ぐあい。 香りはなかなかなもの。ブルゴーニュのそこそこ良いシャルドネと、 アルザスのリースリングをミックスしたような、 シッカリ感と華やかさが同居した香り。 味も、存在感という意味では問題なくて、かなり太めの味わいが楽しめるんだけど、いかんせん堅い。 酸味がギリリとしていて、スルスルとは杯が進まない雰囲気。
品質は高いと思う。だから飲んでて楽しいかと問われればちょっと疑問。 Manhattan Jazz Quintetの演奏は、上手いとは思うけどあまり楽しくない、 というのと似た感じかも。
69点自宅にて

29日(火)

Castel del Monte Rosso Riserva 1996
カステル・デル・モンテ ロッソ リゼルヴァ 1996
Cantina Cooperativa della Riforma Fondiaria
カンティーナ・クーペラティーヴァ・デッラ・リフォルマ・フォンディアリア
Rosso
Castel del Monte
カステル・デル・モンテ
Puglia (Italia)
プーリア (イタリア)
\1,4802001/05/03 カーヴ・ド・リラックスメモス
コロッケに合わせて選んだのは、スラリと背が高くシャレたボトルに入った、 イタリア半島のカカトにあたるプーリア州のワイン。 イタリア産の場合、背の高いボトルに入ったワインはあまりハズレないという印象がある。 それにしてもこのボトルは細長いなぁ。ブルゴーニュのボトルとかより5cm以上は長い。 アルザスのボトルよりもさらに長い。
色は濃い赤紫で、いかにもイタリアらしくて健全。 香りもイタリアっぽい。「モダンな造り方」とか裏のステッカーに書いてあるんで、 もう少し樽とかの感じが強いのかと思ったけど、実際樽はほとんど感じなくて、 汗臭いような酸っぱい感じが中心の香り。 味も、思ったよりは弱め。ボトルの外観からはガツンと濃いワインが想像されるんだけど、 実際はスラリと素直であまり強い存在感は感じられない。
良くも悪くも普通のイタリア産赤ワイン。飲んでて嫌になるような要素は全く無いんだけど、 欲を言えばもう一声ガッツがあれば良かったかなぁ、と。
68点自宅にて

27日(日)

Bourgogne "les Bons Batons" 1998
ブルゴーニュ "レ・ボン・バトン" 1998
Philippe Leclerc
フィリップ・ルクレール
Rouge
Bourgogne
ブルゴーニュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\1,7802001/05/03 カーヴ・ド・リラックスAMZ
本日のワインは、ガッツ溢れるワインを作ることで有名な造り手、 フィリップ・ルクレールのACブルゴーニュ"レ・ボン・バトン"。 このワインは1994,1995,1996と飲んできたんだけど、 一部の例外(多分劣化してた)を除いてかなり好印象。 意外なことに、買い値はこの1998が一番安い。 ボルドーに倣ってブルゴーニュも値段が下がってきたのかな?
色はいかにも若いブルゴーニュ風。若干青みを感じる紫色だけどやみくもに濃くはない、そういう色合い。 香りはさすが。まず特徴的なのは、やや甘い感じのカラメルみたいな樽香。 でも樽ばっかりじゃなくて、キチンと果実の香りもするあたりが名門どころ。 ボリュームも十分で、香りだけ嗅いだら5,000円のブルゴーニュに引けをとらない(と師範代も言っていた)。 味も結構イケている。ただ、特に目立ったバランスの悪さはないんだけど、 いかんせん若いのか渋みの具合がちょっとトゲっぽくて苦みっぽい雰囲気になっちゃってるし、 酸味が元気すぎて後味には酸味しか残らないって具合になってしまっているのは残念だけど。
…と、アラを探せば無くはないけど、とにかくこの値段としては十分合格。 全体の雰囲気としては、カリフォルニアとかのピノみたいに、贅沢な造りではあるけどやや荒々しさを感じるワイン。 ともあれACブルゴーニュというアペラシオンで、かつこの価格でこんだけパワフルなブルゴーニュが飲めることは 喜ぶべきことであると言わざるを得ない。
81点自宅にて

25日(金)

Cepages Syrah 1999
セパージュ シラー 1999
Robert Giraud
ロベール・ジロー
Rouge
Oc (VdP)
オック (ヴァン・ド・ペイ)
Languedoc Roussillon (France)
ラングドック・ルーション (フランス)
\8802001/05/05 横浜そごう日食
本日のワインは、デパートでの試飲販売モノ。 同銘柄のメルローとかいろいろ飲んだ中で、一番良い感じだと思ったんで購入。 以前の師範は、試飲しても大抵「ありがとうございました」 と丁重にお礼を述べて毅然たる態度でサヨウナラだったんだけど、 最近はめっきり弱くなって買っちゃう場合も多い。 それにしてもこのワインの売り子さんの姿勢はイマイチだったなぁ。 師範的には寛大なる心持ちで「じゃあこれ1本下さい」と言ったつもりだったんだけど、 売り子さんはすかさず『1本? お安くなってますから2本いかがでしょう?』と来やがった。 "ありがとうございます"じゃないか、普通は。 「コレコレ、相手を見てモノを言いなさい。師範はそんなに金持ちには見えんだろ!」って気分。
色は普通。この手のワインとしては若干薄目かも。ほんのわずかに炭酸を感じる。 香りのボリュームはまずまず、ややツンッとくる感じがなんとも南仏。 味も粗削り。酸味と野暮ったい渋味が中心で、田舎のワインそのまんまな感じ。
時間が経つと、香りの尖った感じが練れてきて、そこそこまとまりが感じられるようには変化したけど。
試飲の時はもう少し良さげな印象だったけど、飲んでみるとほぼ値段相応。 2本買わされなくて良かった、ってのが正直な気持ち。
66点自宅にて

23日(水)

Casal Colsi (Bianco) N.V.
カサールコルシ (白) (ヴィンテージ無し)
C.F.F.
C.F.F.
Bianco
(VdT)
(ヴィーノ・ダ・タボーラ)
Toscana (Italia)
トスカーナ (イタリア)
\4902001/05/03 カーヴ・ド・リラックスリラックス
前日のワインは半分残ってるんだけど、さすがにあのワインだけ、ってのはあまりにストイックすぎ。 というわけで、新たに白を開けて半分だけ飲んで、 ある程度メートルが上がったところで昨日のワイン(の炭酸飲料割り)にチェンジ、 という戦略を採ることに。 選んだのは激安系の白。はそこそこだったんで、 まぁ良いかも、って感じで。
色はほぼ無色に近い。 香りは比較的健全。青リンゴみたいな香りと生ゴムみたいな香りが同居。 味はちょっとイマイチ。酸味や甘味が突出してるわけではなく、結構厚みがあってそれ自体はオッケー。 でも、厚みの実態が、生木をかじっているようななんともいえず不思議な雰囲気で、 ちょっとなんだか怪しげな雰囲気を湛えている。
美味いわけじゃないけど不味いわけでもない。 でもなんだか心を許せない感じ。 前日飲んだワインの影響で疑心暗鬼になったのかも知れないけど。
翌日、「別に悪いとこ無いじゃん」って感じで2点プラス。
63(+2)点自宅にて

22日(火)

Terre degli Osci Sangiovese 1999
テッレ・デーリ・オッシ サンジョヴェーゼ 1999
Cantine Borgo di Colloredo
カンティネ・ボルゴ・ディ・コロレード
Rosso
(IGT)
(インディカツィオーネ・ジェオグラフィカ・ティピカ)
Molise (Italia)
モリーゼ (イタリア)
\6902001/05/03 カーヴ・ド・リラックスリラックス
今日は書きたいことがいっぱいあるんでいきなりワインの評価から。
色は非常に健全。この値段のイタリアワインとしては、やや濃いめで青めかな、といった色。 グラスの縁に気泡が立つくらい、ハッキリした微炭酸が見て取れる。 香りも思いのほかボリュームがある。ちょっと油粘土のようなモッサリした香りはあるものの、 これだけ香りがあれば700円のワインとしては良いほう。
…と、そこまでは良い調子に運んだんだけど、とにかく味がイケてません。 口に含んだ瞬間は「あ、イタリアもの」って雰囲気を感じるんだけど、 その後怒涛のごとく酸味が襲ってきます。 百戦錬磨の師範ゆえ、それだけならまだ耐えられます。 が、その後さらに襲ってくる猛烈な苦みがイケません。 青汁のCMじゃないけど『うーん、マズい!』、それ以外の言葉は浮かんで来ません。 さすがの師範も、このワインは飲めません。一口目は我慢して飲み込んで、 グラスに入った残りには氷を入れてゴクっと飲んで、 ボトルの残りは炭酸で割ってチューハイ風にしてようやく半分まで消費。 あとの半分は明日に残さざるを得ませんでした(明日どうやって飲むかが大問題)。
とにかく不味い。そのままで飲むのは不可能に近い。 こんなシロモノが商品としてまかり通るとは信じ難いんで、劣化していたのだと思いたい。 でも、万が一これが造り手の意図した姿だったとしたら、 師範にとってはカルト信者や男色家やスカトロ・マニアと同じくらい理解できない存在と言わざるを得ない。 辛うじて色や香りがマトモであったため下記点数を付与しているけど、 味だけでカウントすれば間違いなく"負の数"なワイン。
翌日、やっぱりダメ。単体では飲めない苦み。 でも、炭酸で割ると思いのほか飲める。 炭酸と苦みのコンビネーションを、ビールで慣らされてるからかもだけど。
11点自宅にて

20日(日)

Bourgogne Aligote 1999
ブルゴーニュ・アリゴテ 1999
Hubert Lignier
ユベール・リニエ
Blanc
Bourgogne Aligote
ブルゴーニュ・アリゴテ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\1,4802001/05/19 横浜君嶋屋ラック・コーポレーション
良い天気で気持ちいい気温の夕方、料理はモッツァレラ・トマトとかカツオのカルパッチョとかハマチの西京焼きとかの魚メニュー、 こういう時は問答無用で白を。 そこそこ軽快そうで、かつそこそこシッカリしてそうなワインってこれしか無かったんで、道場には珍しく前日買ったばっかりのワインをチョイス。 名門ユベール・リニエの安品種アリゴテ。
色は薄め。薄いながらも無色ってことはなくて、レモン色というよりは麦藁色という方が近い色合い。 香りも弱め。弱いながらもチーズみたいなちょっぴり動物的な香りがあったり、 高菜の古漬のようなクターッとした樽香があったりで、そこそこ楽しさが感じられる香り。 味も軽め。軽いには軽いんだけど、アリゴテにありがちな酸の突出した感じはなくて、 なんとなく後味が香ばしかったりして、料理のお相手としては十分な味わい。
さすがは名門造り手、安いアリゴテでもキッチリまとめている。 いわゆる高級ブルゴーニュを思いっきりミニチュアにしたような雰囲気。 飲み飽きするというようなことは全く無くて、約2時間あまりでコンスタントにスコスコ飲んで、 最後の一杯まで楽しく飲めた。こういうのって良いよね。
74点自宅にて

19日(土)

Corton-Languettes 1994
コルトン・ランゲット 1994
Dom. Michel Voarick
ドメーヌ・ミシェル・ヴォアリック
Rouge
Corton Languettes (Aloxe Corton Grand Cru)
コルトン・ランゲット (アロース・コルトン特級畑)
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\3,0002001/05/01 東急百貨店 港北店AMZ
本日の夕食は、ちょいと気取って合鴨のロースト。ワインも気取ってチョイスしたのがこれ。 ブルゴーニュの特級畑、そこそこ有名な造り手、デパートで購入、 そのくせ道場の戒律範囲内ギリギリに収まっているという、非常にお買い得だったワイン。 もちろん、ワインは飲んでみないとなんとも言えないんだけど、名前はバッチリなんで当然期待して。
色はかなり薄め。熟成が感じられるやや朱色がかった明るめの紫。 ブルゴーニュの1994だとこういう色もアリかとは思うけど、グラン・クリュとしてはちょっと頼りないんでないかい、って色。 香りに愕然。抜栓直後は、真面目な話セメダインの香りしかしなかった。 アルコールっぽい揮発性の涼しい香り以外、果実も無ければ樽も無い雰囲気。 味はなかなかなもの。迫力はないんだけど、とーっても躾が良いというか、 絶妙なバランスの紡錘系な味わいで、スーっと口に入ってきてフワーッと広がってポワンとした甘い雰囲気を残す。 特筆すべきは余韻の長さ。飲み込んだ後もかなり飲んでる雰囲気を持続出来る。
(良く、『このワインの余韻は何秒』とか、全くもって本人しか感じ得ない判断基準を あたかも信憑性があるかのごとく数値化しているのを見かけるけど、 それってハッキリ言って"脳味噌がキちゃってる"と言わざるを得ない。 スネをぶつけた時、『今のは"127イタイタレベル"だった』とか言う馬鹿者と何ら違いは無い)
…と、思わず話がそれちゃったけど、時間が経つとセメダイン香の他にケモノっぽい野生味を感じる香りが出て来はしたけど、 全体の印象を変える程ではない。
おとなしくて綺麗なブルゴーニュ。食事と一緒に飲むんだったら適応範囲は広いと思う。 でもグラン・クリュとしては思いっきり力不足に感じる。 3,000円としてもちょっと高くて、2,000円強が相応な値付けかも。
74点自宅にて

18日(金)

Cono Sur Cabernet Sauvignon Reserve 1999
コノ・スル カベルネ・ソーヴィニョン レセルブ 1999
Vina Cono Sur
ビーニャ・コノ・スル
Tinto

Chimbarongo/Rapel Valley (Chile)
チンバロンゴ/ラペル・バレー (チリ)
\9802001/04/21 東戸塚 西武スマイル
今日の稽古相手はチリの造り手コノ・スルのカベルネ・ソーヴィニョン。 この造り手のカベルネは、"20 Barrel"と書かれた上のランクのものとは既に稽古済みで、 かなりパワフルなワインだったって印象。 というわけで、若干格落ちするこのワインでも結構イケる、 っていうか、かえって一人飲みには良い感じなんじゃないかと想像して。
色は濃い。濃くて真っ青な紫色。 香りは、典型的なチリのカベルネといった風情の、 緑黄色野菜的な生臭さとカシス香とインク香と樽香が、隣り合いつつも別居している感じ。 味はかなり一本調子。とりわけ何かがダメなわけではなく、 濃くシッカリした味わいではあるんだけど、 一杯飲んだ時点でもう分かった気になるというか、飲み飽き感と単調さは禁じ得ない雰囲気。
裏書きに「フルボディ」と書いてある通り、シッカリしたワインではある。 1,000円以下であることを考えると十分納得の内容。 でも、まるでお茶なしで羊羹をまるまる一竿食べてしまったような、 楽しむというより挑むような気持ちになることを禁じ得ない。
70点自宅にて

16日(水)

Rheingau Riesling Dry 1999
ラインガウ リースリング ドライ 1999
J.Jung
J.ユング
Weiss
Rheingau (QbA)
ラインガウ (QbA)
Rheingau (Deutsch)
ラインガウ (ドイツ)
\9802001/05/03 カーヴ・ド・リラックスキリンシーグラム
本日の夕食はマグロのカマの香草焼き。チョイスしたのは大独逸国産のリースリング。 うすら甘いワインを不得手とする師範ゆえ、ドイツワインの登場回数は非常に少ない。 でも、このワインは"Dry"って書いてあるんでイケルかも、ってことで。 それにしても、ラベルに"Trocken"じゃなくて"Dry"と書くってことは、 輸出専用商品(ラベル)なのかな?
色は思ったよりしっかりしている。透明に近いものを想像していたけど、案外まともなレモン色。 香りはそこそこ。弱いながらもリースリングらしい揮発油とか有機溶剤系の華やかさがある。 でも、惜しむらくは味がダメダメ。雰囲気としては確かにドイツワインなんだけど、 それから甘味だけをゴッソリ抜きましたって感じの中途半端さ。 特に酸味が強めで、それを支えるべき他の要素が無いんで非常にアンバランスな味わい。
やっぱりドイツワインの甘さにはそれなりの理由があるのかも。 少なくとも甘く無いだけのドイツワインは、ウスラ甘いドイツワインに対して何らアドバンテージは感じられない。
55点自宅にて

15日(火)

Casal Colsi (Rosso) N.V.
カサールコルシ (赤) (ヴィンテージ無し)
C.F.F.
C.F.F.
Rosso
(VdT)
(ヴィーノ・ダ・タボーラ)
Toscana (Italia)
トスカーナ (イタリア)
\4902001/05/03 カーヴ・ド・リラックスリラックス
本日のチョイスは一本490円の激安ワイン。お店の宣伝文句によれば 「本来"キアンティ"の名で売れるワインだけど、 "キアンティ"って名前つけちゃうとあんまり売れないんで、造り手が敢えてVdTとして売っている」とのこと。 師範が見た限り、ボトル&ラベル&コルク、どれをとってもテーブル・ワイン(VdT : Vino da Tabola)に相応しい安っぽさだし、 そもそも極東の日本において490円という激安価格で売られていること自体、 造り手の「キアンティだと売れないからVdTに」という目論見は成功してないと思うんだけど。 DOCGを表示すると余計に税金がかかったりするのかな?
色はとっても薄め。ブルゴーニュのヘボいのより更に薄い。 香りも弱め。刺すような酸の香りがあるけど、まぁ無いより良いか、って程度。 味も軽い。ヘコヘコに軽い。でも、ちょっぴり甘さも感じられたりして、 なんとなく心地よい軽さ。嫌な刺々しさとかダラッとした感じはなくて、その点はちょっぴり好印象。
まさに「ガブ飲みワイン」の資質を備えている。 最初、常温で飲み始めたんだけど、こういうワインは冷して飲んだほうが美味いと思い、 冷却治具で冷したら予想通り良い感じになった。 とりわけ褒める点は見出せないけど、この値段ならガブ飲みアイテムとしては合格。
66点自宅にて

13日(日)

Quincy 1999
カンシー 1999
Philippe Portier
フィリップ・ポルティエ
Blanc
Quincy
カンシー
Loire (France)
ロワール (フランス)
\1,1802001/05/03 カーヴ・ド・リラックスリラックス
本日は母の日ゆえ、三食(朝:ホットケーキ,昼:カツ丼,夜:鯛の中華風サラダと舌平目の香草バター焼き)とも 男子たる師範がこしらえて。 …なーんて書くと料理を良くやる"ナイス・パパ"な師範のようだけど、実際はあんまりやらなくて、やった時だけ自慢げに書いている次第。 選んだワインは、先日初めて飲んで好印象のアペラシオンであるカンシーで、 このワイン自体も門下生から「良い感じ」との報告を受けたもの。
で、飲んでみてビックリ! いやはや良い感じです、このワイン。 もちろん、樽香バッチリ蜜香マッタリな高級白ワインとは全然違う雰囲気で、 基本的にはサッパリ系。品種はソーヴィニョン・ブランなのかな? 青リンゴのようなフレッシュな雰囲気と野バラのようなキューとな雰囲気のある香りは、 とにかく明るく楽しい気分にさせてくれるし、 かなり酸味が強めながらも凝縮感のある味わいは、これ自身が胃薬であるかのような爽快感をもたらしてくれる。 ちょっと酸味が金属的なのがタマに傷だけど。
そもそも甘くない白ワインに甘い師範ではあるけど、なかでもこれはイケてる感じ。 初夏の白ワインは、マッタリ系の高級ブルゴーニュ白よりかはこういうスッキリ系に限りますな。
74点自宅にて

12日(土)

Terra Nostra Niellucciu 1998
テッラ・ノストラ ニールチゥ 1998
Union des Vignerons Associes du Levant
ウニオン・デ・ヴィニェロン・アソシー・デュ・ルヴァン
Rouge
Corse
コルス
Corse (France)
コルス (フランス)
\9802001/05/03 カーヴ・ド・リラックスリラックス
地中海に浮かぶコルシカ島産のワイン。 裏書きによれば、"Niellucciu"ってのは、 イタリアのトスカーナとかで良く栽培されているサンジョヴェーゼと親戚のぶどう品種らしい。 だからかラベルもちょっとイタリア風。 2000年のパリ農業コンクールで金賞を取った旨のステッカーも貼ってある。
色はかなり暗め。サンジョヴェーゼって、もっと赤く明るい色じゃなかったっけ?。 香りは、最初樽香をフッと感じて、果実感も強くて良い感じ。 口に含むと、ちょっと油粘土のような、ややケミカルな雰囲気の香りを感じる。 味は、比較的酸が強めだけど、スルッと入ってくる感じがいかにもイタリアっぽい(イタリア・ワインじゃないけどね)。
そこそこ美味いけど、なんとなく掴みドコロの無さを感じて、ハテナマークが頭に残ったままだったな、と。 でも、軽さもほどほどで初夏にピッタリなワインではあるな、と。
69点自宅にて

9日(水)

Vistasur Merlot 2000
ビスタスール メルロー 2000
Vistamar Wines
ビスタマール・ワインズ
Tinto
Central Valley (Chile)
セントラル・ヴァレー (チリ)
\5002001/02/24 やまや渋谷店やまや
本来今日はワインは飲まないはずだったんだけど、 師範代が豚スペアリブの赤ワイン煮を作るってんで急遽抜擢。 このワインは、道場に控える稽古相手の中では最古参。 なんとなーく飲む機会が無くて今日に至ったもの。 500円のワインを後生大事に取っておくのも変な話だけど、 そういうこともあるんですわ、師範クラスの安ワイン者になると。
色はまぁ普通。500円でこの色だったらまずまずかな、って感じ。 香りはイタダケません。まず特徴的なのが蒸れた雑巾のような重く湿った香り。 血とか鉄みたいな赤茶けた香りもある。 味もなんとなくこちらも鉄っぽいし、酸味/渋味/甘味がそれぞれバラバラな感じ。
ダメダメって程じゃないけど、ポテンシャルは感じないし飲み飽きもする。 ずいぶん以前に飲んだ1997のカベルネもどぉってこと無かったんで、 やっぱりそういう造り手なのかも。
62点自宅にて

8日(火)

Cotes du Rhone 1999
コート・デュ・ローヌ 1999
Philippe d'Argenval
フィリップ・ダルジョンヴァル
Rouge
Cotes du Rhone
コート・デュ・ローヌ
Cotes du Rhone (France)
コート・デュ・ローヌ (フランス)
\5002001/04/08 やまや新宿店やまや
本日は2本よりどり1,000円、1本あたり500円のACコート・デュ・ローヌ。 500円と言っても、金色をふんだんに使った細かい絵柄のラベルはなかなか綺麗で安っぽくないし、 12.9%という微妙なアルコール度数もなんだか真面目風。 瓶自体の品質も悪く無さそう。
色はローヌにしては比較的薄め。でもまぁ値段を考えるそんなもんかな的色あい。 香りは、南部ローヌ地区っぽい新しい畳表のような、なんとなく青くてなんとなく爽快で、 ちょっとトボケたような香り。 味も南部ローヌ的。何が強い訳でもなく何が足りないわけでもないけど、 なんとなく焦点がボケたような感じ。 安ローヌらしいって言えばそう言えると思うんだけど、 別段「安ローヌ専」なわけじゃない師範にとって「ははぁぁそう来ましたか」程度。
いわゆる普通の安ローヌだと思う。 ただ、特に突っ込まれるような弱みはなくて、かつ特に美点はないけれども目立った欠点も無い、ってワイン。 500円だったら腹も立たないけど、1,000円だったらちょっと物足りないと感じるかも、って印象。
65点自宅にて

6日(日)

Palazzo del Principe Cabernet 1998
パラッツォ・デル・プリンシペ カベルネ 1998
Viticoltori Riuniti dei Colli Euganei
ヴィティコルトーリ・リウニティ・デイ・コッリ・ユーガネイ
Rouge
Colli Euganei
コッリ・ユーガネイ
Veneto (Italia)
ヴェネト (イタリア)
\6672001/04/08 やまや新宿店やまや
やまやでよく利用する、3本よりどり2,000円、一本あたり667円のワイン。 だけど、ボトルの外観がなんとなく高級感のあるものだし、 ずいぶん以前に同じ造り手のシャルドネと稽古した時 かなり好印象だったんで、 連休最後の日曜夜という比較的高級ワインを登場させる舞台で稽古。
色は結構濃いし、見た感じもトロッとしていて外観上は合格。 香りもまずまず。ボリュームは弱めながらも、 カベルネ・ソーヴィニョンらしいカシスのような香りと、 イタリアらしい汗臭くも人懐っこい香りが同居している。 味も悪くない。まずは渋味/酸味/甘味のバランスが良い。 このバランスを保っているのは、分不相応にすっきりした感じの甘味かな、と。 時間が経つと、この値段としては十分なくらいに柔らかく変化。
667円なのに1,000円以上のアタリなワインの風格。 連休最後の日曜の夜という、もしもハズレだったらブルーな気分が増大する大切な場で、 キッチリ心を和ませてくれた。
73点自宅にて

5日(土)

Chateau de Beaulieu 1992
シャトー・ド・ボーリュー 1992
Ch. de Beaulieu (Jean-Pierre Riviere)
シャトー・ド・ボーリュー (ジャン・ピエール・リヴィエール)
Rouge
Montagne-St-Emilion
モンターニュ・サンテミリオン
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
\1,4802001/04/08 カーヴ・ド・リラックスリラックス
本日の夕食もO氏夫妻と一緒に。
前日に高級ブルゴーニュを爆飲したんで、今日はワイン的には軽めに。 前日の残りの白を飲んだ後、チョイスしたのはこのワイン。 名も知れぬボルドーの赤なんだけど、そこそこ熟成感が感じられればオッケーかな、って程度の期待感で。
色は予想通り。そこそこ濃くて、エッジのあたりにははっきりと褐色がかった感じがあって、 間違いなく熟成が感じられる色。 香りもまずまず。ボルドーらしいイガラッぽさと、黒蜜のような重い甘さがある。 果実の華やかさは微塵も感じられない点はややマイナスポイント。 味はちょっとイマイチかも。右岸のボルドーらしいまろやかな感じではあるけど、 パワーという意味ではぺラッと薄くて、抜け殻のような味わい。
大したことないワインを、分不相応に熟成させました、って感じかなぁ。 不味くはないけど、やっぱり師範は若くてピチピチなやつが好き。
70点自宅にて

4日(金祝)

連休に暇していたO氏夫妻をお招きして拙宅で。

Kenwood "Yulupa" Cuvee Brut N.V.
ケンウッド "ヤルパ" キュヴェ・ブリュット (ヴィンテージ無し)
Kenwood Winery
ケンウッド・ワイナリー
Sparkling
発泡
California (USA)
カリフォルニア (アメリカ合衆国)
\1,5802001/04/15 酒奉行 保土ヶ谷店カリフォルニア・ワイン・トレーディング
久しぶりに天気も良いし、やっぱり一本目は泡モノで、ってことで。 師範の印象としては、"なんちゃってシャンパン"は新大陸産に限ると思ってます。 ヴァン・ムスーやカバやスプマンテやシャウムヴァインだと、どうしてもその土地の個性とか造り方が色濃く反映されてて、 (善し悪しは別として)シャンパンとは別モノな雰囲気が強く感じられるから。 その点カリフォルニアとかのは"忠実なシャンパンのコピー商品"的色合いが強いんでは無いかと。
…というわけで、値段の割には非常にシャンパン風の雰囲気が強いスパークリングでありました。 色も麦藁っぽくて、泡立ちもキメ細やかで、酸味と甘味のバランスも良い具合で。 シャンパンにありがちな、イーストっぽい香りは弱いんだけど、 師範はあんまりあの香りは好きじゃないんで、それはそれでオッケーだと。
飲み会の一杯目って、気持ちが浮き足立っててあんまりじっくり味わってる余裕がなかったりするんで、 こういう似非シャンパンは結構使えるアイテムであります。
75点自宅にて

Nuits Saint Georges 1998
ニュイ・サン・ジョルジュ 1998
Maison Ambroise (Bertrand Ambroise)
メゾン・アンブロワーズ (ベルトラン・アンブロワーズ)
Rouge
Nuits Saint Georges
ニュイ・サン・ジョルジュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\2,9802001/04/08 カーヴ・ド・リラックスリラックス
赤の一本目は師範のストックから。 アンブロワーズのワインは先日「コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ」と稽古して、 非常に好印象だったんで、それより格上のこのワインも期待して投入。 って言うか、O氏が持ち込まれた下のワインに少しでも対抗出来そうなワインって、 これしか無かった、って訳で。
色は非常に濃い。それも青い感じでまるでボルドーみたいな色。 香りは結構凄い。若く力のあるブルゴーニュの良さである、パーっと華やかな果実の香りが満載。 樽香もかなり感じて、高級ワインの香りそのもの。 ただ、味がちょっと残念。やっぱりさすがに若すぎたのか、ガシッと閉じた渋味があまりに頑固。 開かせようと思ってデキャンタ(っていうか他の空きビン)に移したり、 ずいぶん待ったりしたけどそれでも芯の堅さは取れなかった。
高いポテンシャルを持つワインだと思う。でも今飲むのはちょっともったいない。 セラーをお持ちの方は買って将来に備えよ、って感じのワインかも。
81点自宅にて

Charmes-Chambertin "Cuvee Speciale" 1996
シャルム・シャンベルタン "キュヴェ・スペシアル" 1996
Dominique Laurent
ドミニク・ローラン
Rouge
Charmes Chambertin (Gevrey Chambertin Grand Cru)
シャルム・シャンベルタン (ジュヴレ・シャンベルタン特級畑)
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
O氏持参 ヴァン・シュール・ヴァン マスモト
O氏夫妻が凄いワインを持って来てしまいました。 泣く子も黙る気鋭の造り手、ドミニク・ローランのグランクリュ、シャルム・シャンベルタン。 氏は、このワインを買ったがために保管場所に困って、家庭用ワインセラーまで買ってしまったらしい。 ドミニク・ローランの他のワインと3本セットで3万円だったとか。 このワイン1本で多分2万円弱、およそ飲み物750mlの値段とは思えないシロモノ。
抜栓直後、ちょっとビックリ。コルクはアクリルっぽい匂いがするし、 ワインの香りを嗅いでも湿った藁のような、ちょっと生臭い干し草のような香りしかしないし。 …と、不安に満ちたスタートだったんだけど、さすが名門ドコロのグランクリュ、 みるみる変化してギュッと凝縮した果実味とかカラメルのような甘い樽香とかがバンバン出てきました。 今回のブルゴーニュ3本、グラス2杯分くらいずつ残して最後に比較したんだけど、 抜栓後2時間以上経った時点ではまさに他を圧倒、堂々の風情。
やっぱりこういうワインは美味いなぁ。若いうちに飲んでも美味い。
91点自宅にて

Corton Les Renardes 1998
コルトン・レ・ルナルド 1998
Robert Gibourg
ロベール・ジブール
Rouge
Corton Les Renardes (Aloxe Corton Grand Cru)
コルトン・レ・ルナルド (アロース・コルトン特級畑)
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
O氏持参 ノアキャル日本
もう一本のブルゴーニュもO氏夫妻の持ち込み。 なんとこちらもグランクリュ。いやー、持つべき物は気前の良い友人であります。 こういうワイン達をご持参頂けるのであれば、師範はいつでも他流試合(3,000円以上のワインと稽古) に望む所存でございます。
色は、ボトルの外から見てもソレと分かるような、ブルゴーニュらしいやや薄めで赤みの強い色合い。 香りも、上の2本があまりに派手系だったためか、かなりおとなしいと感じる香り。 でも、味はなかなかイケてます。「本来ブルゴーニュとはこういうワインであります」といった感じの、 エレガントで素直な味わい。
相手が悪かったと思う。 こういう涼やかで華奢なワインは、飲み比べの席では印象が薄くなってしまって、もったいないことをしたのかなぁ、と。
77点自宅にて

Cono Sur Chardonnay Reserve 1999
コノ・スル シャルドネ レセルブ 1999
Vina Cono Sur
ビーニャ・コノ・スル
Blanco
Casablanca/Casablanca Valley (Chile)
カサブランカ/カサブランカ・バレー (チリ)
\9802001/04/21 東戸塚 西武スマイル
飲む人3人で5本目、明らかに飲み過ぎ領域へ突入。 こういう時に高級ワインを飲んでももったいないだけであることを、師範は過去の経験から熟知しております。 というわけで、インパクトは強そうだけどお値段は控えめのワインをチョイス。 なーんて、もともと高級品なんて既に無いんだけど。
まず色でインパクトあり。風邪薬を飲んでる時のお小水のような、まっ黄っ黄なレモン色。 香りと味は、いかにも力の入ったチリのシャルドネ。樽香がしっかりしてて、 甘味が強くてマッタリと濃くて。
さすがに全部は飲まずに翌日へ持ち越し。まぁ酔っ払いが食後にチビチビ、デザートワイン的な使い方としては結構ナイスチョイスだったんじゃないかな。
翌日残りを飲んで、印象はほぼ同じ。インパクトは強いけど、とにかくドッスンベッタリと濃い白。 一人で一本飲むのはちょっと厳しいかも。
70点自宅にて

3日(木祝)

Hardys "Stamp of Australia" Chardonnay Semillon 2000
ハーディーズ "スタンプ・オブ・オーストラリア" シャルドネ セミヨン 2000
Hardys
ハーディーズ
White

South Eastern (Australia)
サウス・イースタン (オーストラリア)
\6802001/04/21 東戸塚 西武明治屋
本日はオーストラリアの白。 "ハーディ"という造り手は、門下生の報告によれば 『南オーストラリア州では有名なワイナリーで「最も信頼できる良質のガブ飲みワイン」という評価を得ているらしい。』らしい。 その門下生から赤を推薦されており、 塩梅よく白を見つけたんで早速ゲットして稽古。
色はこのクラスとしてはちょっと濃い目。若いからかレモン色が強い濃さ。 香りもこのクラスとしてはちょっとしっかり目。セミヨンの雰囲気はよく判らないけど、 蜜とゴムが入り交じったようなシャルドネの雰囲気は強く感じられる。 味もなんだかシッカリ。師範はもっとサッパリ軽快系の方が好きなんだけど、 ちょっと気を抜くと(温度が上がると)露骨に甘味を感じるような味。 フランス産だとしたらボルドーと答えそうだから、味に関してはセミヨンの雰囲気が強いのかも。
ごちゃごちゃ書いてるけど、この値段のワインとしたらかなりいけている。 普通の食事に合わせて普通に出されたら誰も文句を言わないと思う。
70点自宅にて

1日(火)

Meridian Pinot Noir 1997
メリディアン ピノ・ノアール 1997
Meridian Vinyards
メリディアン・ヴィンヤーズ
Red
Santa Barbara County (USA)
サンタ・バーバラ・カウンティ (アメリカ合衆国)
\1,6802001/04/08 やまや新宿店やまや
初稽古の造り手なつもりで買ったけど、実は以前に貰い物のシャルドネと稽古済みで、奇しくも稽古日は5月1日。 内容を読み返すと、白なのに樽が強すぎて高級感を感じつつも印象自体はイマイチってことだったらしい。 でも、樽が強いのはピノ・ノアールだったらウェルカムなんで、かなり期待して稽古。
色はそこそこ濃い。ブルゴーニュで言えばニュイのプルミエクリュ程度の色でしょうか。 香りは、最初非常にアルコール感が強い。13.5%と高めのアルコール度数だけど、 それにしてもちょっとアルコールっぽいなぁと。それ以外は、赤いフルーツっぽい香りと生木の香り。 味は比較的良いバランス。酸味が主体ではあるけど、鋭さが無くて包み込む感じなのは流石って感じ。
美味いには美味い。でもブルゴーニュのピノ・ノアールとは似ても似つかない、 チャッキチャキのカリフォルニアン・ピノ・ノアール。 こういうのが欲しかったんでこれはこれで満足。
73点自宅にて

先月分

by 師範