三重名古屋 2023

三重・名古屋

 家族で「この秋はどこかへ紅葉を見に行きたいなぁ」と話しておりました。 でもなかなかタイミングが合わず、行けそうになったのは11月も末。 さすがに標高の高いところの紅葉は終わっているよねぇ・・・ということで暖かそうなところで検討。 そんな折、今年の春には出雲大社に参拝したことを思い出し、 また師範代や次女はNHKの大河ドラマ「どうする家康」にハマっていることもあり・・・
『じゃぁ伊勢神宮で紅葉を楽しんで、名古屋城も行こう!』
ということになりました。あいにく長女は予定があるようで、今回の旅行には不参加です。

 ついでに、最終日はたまたま名古屋でリカマンフェスタなるイベントが開催されているため師範はそちらにも参加、 盛りだくさんの旅行となりました。

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目次

23日:鳥羽へ
24日:伊勢から名古屋へ
25日:名古屋滞在
25日番外編:リカマンワインフェスタ
総括
今回訪問した三重・名古屋の地図 横浜出発 鳥羽 伊勢 名古屋1 名古屋2

既掲載分は地図上の名前をクリックすると記事に飛びます(スマホはゴメン)


23日(木祝)

■横浜→名古屋→伊勢

のぞみ7号

 行きの新幹線は、新横浜7:09発のぞみ7号。 この時間の新幹線に乗るためには道場を6:00過ぎには出発しているわけですが、 今回の旅行は支度の早い3人なので大丈夫です。

東海道新幹線弁当とビール

 新幹線での朝ご飯は、東海道新幹線弁当 1,150円とサッポロ黒ラベル 249円。 本当はシウマイ弁当が食べたかったんだけど、売り切れていたのかまだ届いていなかったのか、ホームのキオスクにはありませんでした。 次善の策の新幹線弁当、朝飯に1,150円は高いと思ったけど、盛沢山の内容で美味しかったですよ。

近鉄アーバンライナー813号 外観

 名古屋駅へは定刻の8:27に到着。あのスピードでこの正確さ、やっぱり新幹線はすげぇな。

 名古屋から伊勢市の宇治山田まで利用したのは、近鉄名古屋駅8:50発アーバンライナー813号。 近鉄の電車に乗るの初めてな気がします。大阪方面へも出ているんですね。関西の電車はよぅわからんとです。

近鉄アーバンライナー813号 車内

 今回、一人320円のプチ課金して、1列3席のデラックスシートを予約しました。 師範の体内には微量の鉄分が含まれておりますので、こういう知らない路線の知らない車両はちょっとワクワクするわけですよ。

近鉄アーバンライナー813号 おつまみとビール

 こんな電車に乗ったらもちろんプレミアムモルツ 265円と海鮮スティック 168円ですよ。

 ・・・えーっと、今回はワインが登場するまでだいぶ時間がかかります。

近鉄アーバンライナー813号 運転席

 ホントはですね、1号車の前の方の席なので、こういう景色が見られると思っていたのですよ。 ところが名古屋から伊勢に向かう列車の1号車は最後尾、またデッキは仕切られていたので席からは見えませんでした。 景色が良い列車は「しまかぜ」とか言う列車らしいです。鉄分不足による調査不足ですね・・・ というか時間的にアーバンライナーしか選択肢がありませんでした。

■伊勢市到着

宇治山田駅

 定刻の10時14分に伊勢市駅の隣の宇治山田駅に到着。

 宇治山田駅にしたのはこっちの方がレンタカーの営業所に近かったからです。 結構大きな駅ですが、駅前は閑散としていて観光地感はあまりありません。

ニコニコレンタカー 伊勢岩淵店

 今回、伊勢周辺を廻るのに車を借りたのがニコニコレンタカー 伊勢岩淵店です。 ニコニコレンタカー、安いので良く使います。 自前の営業所を持たず、ここみたいにガソリンスタンドや、自動車整備工場なんかに窓口を設けるスタイルみたいですね。 駅からはちょっと離れた場所にあることが多いのが難点ですが、その分安く提供できるというビジネスモデルのようです。

■夫婦岩

二見興玉神社

 お昼までにはちょっと時間があったので、最初に向かったのが、伊勢湾沿いにある二見興玉神社というところ。 目的は、その神社の目の前の海にある夫婦岩。だってほら、11月22日は「良い夫婦の日」、今日はその翌日ですから。

夫婦岩

 しっかりと夫婦円満を祈願させて頂きました。

■四季の海鮮・魚々味

四季の海鮮・魚々味(ととみ)外観

 11時30分過ぎに神社を出て、お昼を食べに海沿いを走らせます(もちろん運転は師範代です) 向かったのは、鳥羽市に入ってすぐのところにある 四季の海鮮・魚々味(ととみ)というお店。やっぱりここは海鮮でしょう。 漁協直営のお店らしいです。

 到着したのがちょうどお昼時ということもあってか、10組くらいが待っていました。 でも、比較的回転が早かったので、1時間は待たずに入店できました。

(行列が苦手で、可能な限り飲食店は予約して出かける師範家にとってはかなり耐えた方です)

四季の海鮮・魚々味(ととみ)ととみ定食

注文したのは、3人ともととみ定食 1,850円。 このお刺身が素晴らしかったんですよ。待った甲斐がありました(写真クリックで拡大してください)
・奥側:真鯛、ワラサ、石鯛
・前側:オオニベ、コショウダイ、タカノハダイ
ワラサ以外は全て白身魚。それもゴリゴリに鮮度の良いヤツ。特にコショウダイと石鯛がゴリッゴリでした。 好きなんですよ、こういうお刺身。大満足です。

四季の海鮮・魚々味(ととみ)伊勢海老のお造り

伊勢に来たからには、ということでお約束のこちらも注文しています。
伊勢海老のお造り 2,950円
ま、お約束、ということですから。もちろん美味しかったのですが、やっぱり食べるとこ少ないよねぇ、伊勢海老。

四季の海鮮・魚々味(ととみ)お酒

当たり前のようにお酒も注文します。ビールもありましたがここは地酒でしょう。
義左衛門 純米吟醸 850円
地元三重(伊賀 青山)の蔵元のようです。 生魚に合うように選ばれているのか、水のようにスッキリと軽快なお酒でした。 そして日本酒は300mlという丁度良い量の瓶が一般的なのが良いですね。

 そんなお昼、お会計はトータルで9,350円でした。食べたいものが食べられて飲みたいものが飲めたので大満足です。

■鳥羽水族館

鳥羽水族館 外観

 次なる目的地は、鳥羽水族館。 好きなんですよ、動物園とか水族館とか。鳥羽水族館は飼育種類数日本一らしいので、ぜひ一度行きたかったんです。

(写真は帰りに撮ったので暗くなってます)

鳥羽水族館 水槽

 飼育種類数日本一というだけあって、たくさんの水槽にたくさんの魚が泳いでいます。 お昼に食べた、真鯛、石鯛、コショウダイ、タカノハダイなんかの実物を確認できたのはナイスでした。

鳥羽水族館 カワウソ

 こちらは確かカワウソの赤ちゃん。仲良くお昼寝しておられます。

鳥羽水族館 マナティ

 こちらはマナティです。ジュゴンもいました。ボディだけだと見分けはつかないですね。顔立ちはかなり違うんですけどね。

鳥羽水族館 ドクターフィッシュ

 次女は、小さなお子さんたちに混じってドクターフィッシュに興じておりました。 ドクターフィッシュ、角質の多い年長者が好みのようです。

鳥羽水族館 ペンギン

 最後に、ドヤ顔で泳ぐペンギンさんの写真を。ペンギンは動物園でも水族館でも人気者ですね。

■グランドエクシブ鳥羽(一日目)

グランドエクシブ鳥羽 外観

 今宵の宿は、グランドエクシブ鳥羽というところ。 会員制のホテルですが、例によって師範代の勤務先の契約保養所になっているので、会員でもないのに利用させて頂いております。

 敷地はとても広くて、門から建物まで結構な距離があります。 そんな敷地に、本館、アネックス、別邸がありますが、さすがに「別邸」ってやつは格が違うようで、保養所の対象にはなっていません。 今回は大浴場が近い、という理由で本館に宿泊しました。

グランドエクシブ鳥羽 ウェルカムドリンク

 チェックインを済ませたら、フロントの下のフロアにあるオールドデイズという喫茶室でウェルカムドリンクを頂きます。 アルコールが無いのは残念ですが(普通無いです)、コーヒーがネスプレッソなのはポイント高いです。 海を見ながら頂きました。

グランドエクシブ鳥羽 室内

 今回のお部屋がこちら。三人宿泊なので和洋室にしました。 やっぱり日本人は畳ですよ。

 ちなみにこの宿の滞在中、外国の方は一切見かけませんでした。 やっぱり会員制の宿なので、宿泊予約サイトとかには掲載されていないんでしょうね。

グランドエクシブ鳥羽 アネックス

 夕食は、施設内の循環バスを利用してアネックス棟へ向かいます。 バスに同乗した方はお子さん連れも居ましたが、良家のお坊ちゃんお嬢ちゃんという感じの方が多かった印象です。

 アネックスのフロントには、こんなクリスマス・デコレーションが施されていました。 いやぁ、良いですねぇ。やっぱりこういうのを見るとウキウキします。

グランドエクシブ鳥羽 海幸

 そして、今宵の夕食は生簀割烹 海幸という日本料理レストランです。

 フロアの中にドドン!と生け簀がありますが、魚は泳いでいなかったのかな?少なくとも網で掬うシーンは見られませんでした。 横の水槽にはサザエや伊勢海老、ハタなんかが泳いでいました。

グランドエクシブ鳥羽 海幸 膳菜

今回の注文は旬彩というスタンダードコースです。ちゃんとメニューが書かれたリストを頂きましたので、キッチリ書き写していきます。

一、膳菜
蟹味噌豆腐 かに菊花菊菜とろろあん
鰊甘露煮しろ菜お浸し 青味だいこん
粟麩 下宮奉納品 ちしゃ味噌
蛸柔らか煮 蓮根山椒煮
松前紅白膾 明太子ジュレ

こういうちょっとずついろいろ、酒が進みます(後述しますが飲んだのはワインです)

グランドエクシブ鳥羽 海幸 温物

一、温物
海幸お勧めの逸品
 磯の香り漂う至福のひととき
  玉葱蒸し 青のりスープ仕立
   ぶぶあられ

生クリームを使った茶わん蒸しみたいな料理です。 この一皿、師範代がいたくお気に入りでした。

グランドエクシブ鳥羽 海幸 造り

一、造り
海の恵に感謝して
 本鮪 天然車海老
 お炭付き鯛 勘八
 あしらい彩々
  千代口 ゆかすポン酢 垣崎醤油

お昼の刺身とは違って、ちょっと寝かせて旨味を引き出した白身魚です。これはこれで美味しい、 というかワインに合わせるんだったらこっちな気がします。

グランドエクシブ鳥羽 海幸 合肴

一、合肴
金目鯛赤飯蒸し
 蕪ごろごろ霙餡掛け

これはちょっと印象が弱かったかな? 金目鯛は、オーソドックスに薄めの味付けにした煮付けが一番美味しいような気がします。

Chablis 1er Cru Les Montmains 2021 [Dom. Vocoret & Fils]
名称Chablis 1er Cru "Les Montmains" 2021
シャブリ・プルミエ・クリュ "レ・モンマン" 2021
生産者Dom. Vocoret & Fils
ドメーヌ・ヴォコレ・エ・フィス
価格9,900円 (お店価格)
購入店グランドエクシブ鳥羽アネックス「海幸」

 ワインリストはかなり強気です。ボトルワインのラインナップは、 泡はシャンパーニュだけ、白はこれ、赤は北海道のピノ・ノワールだけでした。 どれも消費税とサービス料を加えると5桁です。 グラスワインもありましたが、やっぱり1本で通したくて選んだのがこちらの白です。 リストには「シャブリ 1級畑 モンマン」と書かれていて、造り手が不明だったのですが、 出されたのは一流ドコロのヴォコレ。ちょっと嬉しくなりました。

 色は、そこそこしっかりとしたレモン色。 香りは「ザ・シャブリ」、グレープフルーツのような柑橘香と、石灰岩をほおばったようなミネラル香がしっかり香ります。 味わいも「ザ・シャブリ」、甘さ控えめ酸味もそれほど強くなく、支配的なのはギュッと凝縮感のある旨味。笑っちゃうくらいシャブリです。

 さすがにこれはブラインドで出されても絶対当たる・・・多分当たると思う・・・当たるんじゃないかな、そういうワインですね。 状態も良くてゆっくり楽しめて、それなりの出費をした甲斐がありました。

点数82点
グランドエクシブ鳥羽 海幸 盛肴

一、盛肴
鮑と海鮮の彩り
 熟成ノルウェーサーモン柚庵焼
  吹き寄せ盛り

立体的で独創的な配置の料理ですが、これが美味しかったんですよ。 特に串揚げをこういう感じで出されると、お皿に接した部分が冷えたり油っぽくなったりしなくてナイスです。 特に鮑の天ぷらが美味しゅうございました。

グランドエクシブ鳥羽 海幸 お食事

一、お食事
伊勢神宮奉納米
 「伊勢ひかり」ご飯
 梅ちりめん添え
  赤出し 香の物

日本人ですから最後にご飯、落ち着きます。

グランドエクシブ鳥羽 海幸 バースデーケーキ

 今回、師範代がサプライズを仕込んでくれていて、次女の誕生日(11月27日)を祝うバースデーケーキが出されました。 このサプライズ、師範も知らなかったので、テーブルに届けられたときに「え?テーブル間違ってない?」と思っちゃいましたよ。

 まだ子供たちが幼い頃、長女の誕生日は夏休み期間中なので、こういう旅先でケーキをお願いすることが何度かありました。 それを次女がとても羨ましがっていたんですね。今回たまたま次女の誕生日が近かったので、 師範代がそれを叶えてあげたかったそうです。めっちゃ喜んでましたよ。

グランドエクシブ鳥羽 水菓子

一、初霜月の水菓子

こちらはリストに記載が無かったので書けませんが、パンナコッタとゼリー寄せと赤福的なお団子だったと思います。 ケーキも食べておなかいっぱい、美味しゅうございました。

 お会計はトータルで50,000円弱でした。タマの贅沢、アリですよね。

グランドエクシブ鳥羽 スパ&エステ テルメゾン

 夕食のあとは、スパ&エステ テルメゾンという温泉施設でお風呂を使います。 サウナがあって水風呂があって、飲酒後に入るのはリスクがあるのは承知の上でたっぷり整いました。

グランドエクシブ鳥羽 ライトアップ

 宿へ向かうアプローチには、こんな風にライトアップがなされています。 ロマンチックですね~、なんていう年齢でも無いのですが、やっぱりこういうのを見ると写真撮っちゃいますね。

グランドエクシブ鳥羽 キリン一番搾り

 最後は、部屋に戻ってキリン 一番搾り、宿へ向かう途中のコンビニで調達しておりました。 お風呂も入ってアルコールも入って、早めの時間からおやすみなさい、でした。


24日(金休)

■グランドエクシブ鳥羽(二日目)

グランドエクシブ鳥羽 朝

 おはようございます。晩秋の鳥羽は穏やかな朝を迎えております。

 この写真は、部屋の窓からの景色です。全室オーシャンビュー、目の前には鏡のように波静かな海。 建物自体はやや古めなのですが、リゾートらしい環境がとてもグッドです。

グランドエクシブ鳥羽 ビストロ ヴァーグ

 朝食は、本館の庭に面したところにあるビストロ ヴァーグというところでブッフェ形式。 メニューは和食洋食中華なんでもアリ。 いわゆる旅館のブッフェみたいに人だかりが出来ている感じは無くて快適です。

グランドエクシブ鳥羽 ステーキ

 そして「さすが鳥羽、松坂牛の本場のご近所!」とビックリしたのは、朝からステーキが焼かれていること。 サイコロステーキなので、良い部分を取った残りなんでしょうけど、肉質は確かで柔らかく美味しいステーキでした。

グランドエクシブ鳥羽 朝食ブッフェ

 こういうところだと、どうしても「全種類制覇」したくなるんですよね~、ということで無節操な師範チョイスのプレートがこちらです。 これと同じ量(別メニュー)をもう一度取りに行きました。ついつい食べ過ぎる、それが朝食ブッフェですねぇ。

グランドエクシブ鳥羽 ステーキの出前

 感心した点がもうひとつあって、ステーキの焼き上がりを待っていた次女に、ホテルの方が出来たものを届けてくれました。 それもお皿いっぱいに。朝から大量の牛ステーキ、ありがとうございます(家族で分け合って食べました)

グランドエクシブ鳥羽 プール

 このホテルには屋外プールがあります。さすがにこの時期は泳げないと思いますが、それでもきれいに掃除してあるのが良いですね。 夏は気持ちいいだろうな。

 そんなリゾートホテルでの一泊、利用料金は一人8,800円の宿泊費+150円の入湯税+2,904円の朝食、それに夕食代金をプラス。 そこから一人6,500円のクーポンを利用してトータルは65,000円強。 一人2万円ちょっとでこの贅沢が出来るんだったらよろしいのではないでしょうか。

■伊勢神宮 外宮

伊勢神宮 外宮 火除橋

 宿を出て最初に向かったのは、伊勢神宮 外宮(げくう)です。 到着時間は午前10時過ぎ、駐車場はそれなりに混んでいましたが、ほとんど並ばずに入れました。 駐車料金は無料、下宮は太っ腹ですね。

 こちらが正面入口、火除橋から見た鳥居。 こちらの鳥居はコンクリートじゃなくて全部木で出来ています。 立派な木材が調達できるのは、吉野熊野に近い地の利もあるんでしょう。

伊勢神宮 外宮 境内

 下宮は街中にありますが、境内は大木に囲まれて厳かな雰囲気が漂っております。 この日は暑くなく寒くなく、絶好の参拝日よりでした。

伊勢神宮 外宮 正宮

 こちらが正宮 豊受大神宮、天照大御神(あまてらすおおみかみ)のお食事を司る神であり、 衣食住を始め産業の守り神である豊受大御神(とようけのおおみかみ)が祀られているそうです。 安ワイン道場的にはお参りせねばならない神様のようです。

伊勢神宮 外宮 式年遷宮予定地

 伊勢神宮は20年に1度、社殿を造り替える「式年遷宮」で有名ですが、こちらが次回の建設予定地です。 現在の正宮は平成25年(2013年)に建て替えられたそうなので、次は2033年、10年後ですね。 そこまでは師範も頑張って元気でいたいものです。

伊勢神宮 外宮 神職

 境内では、神職の方々が古式ゆかしいお姿で祈祷やらを繰り広げておられました。 日本の神社界のTop of Top、これからも平和で繁栄した日本になりますよう、ご祈祷のほどよろしくお願いします。

■伊勢神宮 内宮

伊勢神宮 内宮 宇治橋

 下宮に参拝した後は、もちろん伊勢神宮 内宮(ないくう)もお参りします。 こちらは近くの駐車場はいっぱいで、かなり離れた五十鈴川沿いの市営駐車場に停めました。

 この写真は、内宮の入り口、五十鈴川にかかる宇治橋を内宮側から撮ったもの。 両脇の紅葉が良い感じに鳥居を彩っております。

伊勢神宮 内宮 御手洗場

 神社って、だいたい入口に手水舎があるわけですが、内宮は五十鈴川自体をお清めに使える「御手洗場」があります。 なんかやっぱりスケールが違いますな。

 参拝した時期がちょうど良くて、五十鈴川の両脇の木々は一部キレイに紅葉していました。 いやー、持ってるな、師範一家。

伊勢神宮 内宮 正宮

 そしてこちらが正宮 皇大神宮。 皇室の御祖伸であり、国民から総氏神のように崇められる天照大御神(あまてらすおおみかみ)が祀られているそうです。

 師範は、お賽銭として十円玉一枚を奉納して、世界平和をお願いしておきました。 10円でそれが実現出来たらものすごいレバレッジですね。よろしくお願いします。

伊勢神宮 御朱印

 師範代は、春の出雲大社訪問から、 大人のスタンプラリーこと「御朱印帳」を始めていまして、こちらでも下宮内宮で御朱印を頂いておりました。

 御朱印、下宮内宮の違いなのか書く人によってなのかわかりませんが、結構書体が違うんですね。 こうやって見開きに書いて頂くと違いが鮮明で面白うございます。

伊勢神宮 奉納されたお酒

 境内の外には、奉納された三重の酒樽が飾られていました。 これ全部三重県の酒蔵なんですね(いくつか同じものもあります)。 知っているのって、「而今」と「作」、それに「るみ子の酒」くらいかなぁ。 ほんと日本酒っていろんな蔵がありますねぇ。

おはらい町

 内宮参拝のあとは、門前町である「おはらい町」を散策します。

 門前にはこの「おはらい町」と「おかげ横丁」とあって、多くの人で賑わっておりました。 建物も統一感があるし(スターバックスも同じテイストです)、街づくりに成功した感じがしますね。

赤福

 お伊勢参りといえば、おみやげは「赤福」です。

 師範代と次女が購入したのは、普通の赤福8個入(900円)と白餅黒餅4個×2(1,100円)。 道場に帰宅後頂きましたが、やっぱりなんだかんだで美味いです。特に黒糖を使った黒餅が美味しかったっすよ。

奥野屋 外観

 師範代は無類のうどん好きですから、伊勢での昼食は「伊勢うどん」と決めておりました。 モノの特性上、どこで食べても大した違いは無いでしょう、ということで適当に選んだ店がこちら、 おはらい町の中ほどにある奥野屋というお店です。

 時間は12時30分頃、10組ほどが待っていましたが、所詮うどんですから、30分も待たずに入店できました。

奥野屋 伊勢うどん

師範と師範代と次女、注文はみんな同じでこちら、
伊勢うどん 550円×3
です。

非常に柔らかいうどんと聞いてはおりましたが、聞きしに勝るフワフワ&ブヨブヨ具合。 ここまで柔らかい麺類を食したのは初めてな気がします。 師範代は『これだけ柔らかいのに表面が溶けていないのが不思議』と言ってました。 なにごとも経験、これはこれで楽しめましたよ。

■伊勢→名古屋

近鉄アーバンライナー 7314号

 レンタカー屋さんに無事車を返して、伊勢市から名古屋までは近鉄宇治山田駅14:14発アーバンライナー7314号を利用しました。 行きと違って帰りは普通の指定席です。

 写真を見返して気づきましたが、行きのアーバンライナーとは車体が違うんですね。 行きのが"ネクスト(Next)"、こちらが"プラス(Plus)"らしいです。 どちらが新しいのかはわかりません。

伊勢ピルスナー

 当初の予定では、帰りの電車の中では持参したハーフボトルのワインと稽古する予定だったんですよ。 でも、駅のコンビニに寄ったらご当地っぽいビール、伊勢ピルスナーと目が合っちゃいました。 お値段は349円、クラフトビールとしては良心的なお値段です。

 そして改めて缶に記載された情報を読むと、製造は新潟のエチゴビールらしいです。 ま、よくある「地ビールと思ったら」トラップですね。

近鉄アーバンライナー 車内

 近鉄アーバンライナーの社内にはTVモニターが設置されていて、時々運転席からの映像が流されます。 これ、鉄っちゃんには嬉しいサービスですね。電車でGo!気分で見ていられますよ。

 そんな感じで定刻の15:37に列車は名古屋駅に到着。日本の電車は正確だな。

■スーパーホテルPremier名古屋桜通口

スーパーホテルPremier名古屋桜通口 外観

 名古屋での宿は、スーパーホテルPremier名古屋桜通口。 名古屋駅から歩ける距離で、大浴場があって、お値段手頃なところを選びました。

 このホテルグループ、環境に配慮することに重点を置かれているらしく、アメニティ等は必要な分だけもらうシステムです。 大抵の人は自分用のは持ってきているでしょうから、それで良いと思うんですよね。

スーパーホテルPremier名古屋桜通口 部屋

 お部屋がこちらです。今回、師範代と次女が同室、師範は別室の2部屋を使わせて頂きました。

 フロアは最上階の10階、狭いっちゃ狭い、普通のビジネスホテルのサイズです。 窓の外は隣のビルの壁、ってことはなくて、ちゃんと景色が拝めます。 都会の宿は泊まるだけなので、師範的にはこれで十分だったりします。

スーパーホテルPremier名古屋桜通口 ウェルカムバー

 嬉しい誤算だったのは、pm5:00~8:00までの間、ウェルカムバーが利用出来て、そこがアルコール含めて無料だったことです。 夕食の予約は6時から、結構駅から離れた場所にあるお店なので30分前には出なければならなくて、 僅か20分ほどの利用でしたけど、↓のワインに梅酒ロック、ジン(粋)のロックなんかを頂きました。

 欲を言えばビールが欲しかったな・・・でもそんなのがあれば居ついちゃいますよね。

スーパーホテルPremier名古屋桜通口 樽ワイン

 こちらが樽ワインです。ド常温の赤でした。

 中身はなんだろうな?もちろん箱で供給されるバルクワインだとは思いますが、 軽めでやや甘め、チリあたりの安ワインですかね?

 そんなワインでもニコニコ笑って楽しめるフトコロの深さが師範にはございます。

■あつた蓬莱軒 神宮店

あつた蓬莱軒 神宮店 外観

 夕食は、「ひつまぶし」の元祖と言われるあつた蓬莱軒。 本店は1ヶ月前でも予約でいっぱいでしたので、その近くにある神宮店を予約して伺いました。

 店は一階と二階にテーブルと個室があって、かなりのキャパがありそうですが、 それでも予約無しだと30分待ちだそうです。人気店ですねぇ~。

あつた蓬莱軒 神宮店 外観

 通された席は、1階の奥、窓に面した6人掛けのテーブルです。 沢山の人がお待ちなのに、3人で大きなテーブルを使わせて頂いて申し訳ありません。 でもやっぱりテーブルが広いと気持ちが良いですね。

 ちなみに道場の方針として、「鰻は家では食べず、ちゃんとした店でのみ食べてよい」としています。 絶滅危惧種である鰻を大切にしたい気持ちと、それでもやっぱり子供たちには鰻の美味しさを知っていて欲しいとう気持ちからそうしています。 最近、近畿大学が鰻の完全養殖に成功したというニュースを聞きましたが、ぜひ頑張って実用化に繋げて欲しいものです。

あつた蓬莱軒 神宮店 肝辛子味噌

料理はもちろん名物の「ひつまぶし」を頂くわけですが、その前におつまみとして2品ほど注文しております。
肝辛子味噌 650円
肝焼きはメジャーですが、辛子味噌で和えたものは初めて食べました。 独特の鰻の匂いはありますが、それが味噌でマイルドになっていて美味しゅうございます。

あつた蓬莱軒 神宮店 肝辛子味噌

もう一品はメジャーなコチラ。
肝焼き 650円
やっぱり肝は定番の調理法、甘辛く焼いた方が美味しいっすね。 ちなみにそれぞれ5個くらい肝が入っておりました。 このお店で捌く鰻の数でまかないきれるんですかね? スーパーなどで鰻の肝が売られているのはあまり見たことが無いので、 肝だけで流通しているのかも知れません。

Chateau Etang de Clombes Bicentenaire Vieilles Vignes 2019 [Ch. Etang de Clombes]
名称Chateau Etang de Clombes "Bicentenaire" Vieilles Vignes 2019
シャトー・エタン・ド・コロンブ "ビサントネール" ヴィエイユ・ヴィーニュ 2019
生産者Ch. Etang de Clombes
シャトー・エタン・ド・コロンブ
価格4,000円 (お店価格)
購入店あつた蓬莱軒 神宮店

 飲み物は「ビールと日本酒かねぇ」なんて考えておったわけですが、 リストにはちゃんとワインが載っているんですね。 普通のメニューの方にはハーフボトルが5種(シャンパーニュ、白2種、赤2種)、 フルボトルが6種(白2種、赤3種)。 それだけでも素晴らしいのに、「他にワインリストもございます」と書かれてて、 もう少し高級なラインナップが15種ほど書かれていました。 そしてお値段も結構良心的なんですよ。 もちろん当初の予定を変更して、フルボトルの中で一番安かった南仏産の赤をチョイスしました。

 外観は、非常に濃い紫色をしています。 香りは、南仏らしいツンッ来る尖った雰囲気のある果実香と、案外贅沢な樽の香ばしさを感じます。 味わいは、甘さと渋味がしっかりしていて、こちらもいかにも南仏。甘さがあるので、蒲焼の甘さに負けてません。

 抜染後時間が経つと、なんとなく奈良漬みたいな熟成香が感じられるようになります。 それが、付け合わせの奈良漬とばっちり合うからワインは面白んです。

 いや~、老舗の鰻屋さんでこれがボトルで4,000円、めっちゃアリ!ですよ。 リストの高い方には、名門造り手ヴァンサン・ドーヴィサの銘醸一級畑ヴァイヨンのワインが14,000円台で載っていました。 きっとオーナーの方はワイン好きなんだと思われます。

点数78点
あつた蓬莱軒 神宮店 ひつまぶし

いよいよ本命の登場です。
ひつまぶし 4,600円×3
お店の方の指導によれば、以下のような食べ方が推奨されているようです。
1,四等分し最初の四分の一はそのままで
2,次の四分の一は薬味を載せて
3,次の四分の一は出汁をかけてお茶漬け風に
4,最後の四分の一はお好みで
いや~、楽しいですね。公式推奨の「味変のエンタテイメント」ですよ。

あつた蓬莱軒 神宮店 ひつまぶし 2番目

 そして師範のお気に入りは、2番の薬味乗せスタイル。 お茶漬け風も良いけど、やっぱり鰻の美味しさと薬味のマリアージュをダイレクトに楽しめるのはこの方法でした。 そしてそれが一番赤ワインに合います。

 そんな感じのひつまぶし体験、お会計は3人分トータルで19,000円台でした。 「名物に旨いもの無し」はウソですね。名物は美味いです。

■スーパーホテルPremier名古屋桜通口(夜)

アサヒ THE DOUBLE

 お腹いっぱいになって宿に帰って参りました。このホテルには温泉大浴場があるとのことでしたが、 キャパはせいぜい6~8人くらい、「大浴場」というより「中浴場」ですね。 岐阜県から運んでいるらしいアルカリ温泉は、ヌルッとした肌触りでグッドでしたけどね。

 風呂上りにはビールも飲みたくて、ホテル近所のコンビニで買ったのがアサヒ THE DOUBLEというビール。 最近発売されたやつですね。お値段は224円です。

 アサヒというと、スーパードライに代表される「キリッと辛口」が多いイメージですが、 このビールはその印象を残しながらやや旨味側に振っているような気がします。 色もちょっと濃いめですね。師範的には好きな方向性です。

持ち帰った赤ワイン

 ビールの後には鰻のタレも飲んでおります・・・ってウソです赤ワインです。

 あつた蓬莱軒のお店の方に、残ったワインを持ち帰りたい旨伝えたところ、多分ワインを入れる袋が無かったんだと思いますが 『プラスチックの容器に移し替えて良いですか?』と言われて「もちろんオッケーです、お手数をお掛けします!」と伝えたところ、 こんな感じで渡して頂きました。イレギュラーな対応、ありがとうございました!

 というわけで、二日目もたっぷり飲んでおやすみなさい。


25日(土)

■スーパーホテルPremier名古屋桜通口(朝)

スーパーホテルPremier名古屋桜通口 窓からの景色

 おはようございます。こちらの写真はホテルの部屋の窓からの景色です。 名古屋は寒いけど今日もいい天気。今回の旅行は師範の人徳により天候に恵まれました。

 朝からも中浴場へひとっ風呂浴びに行って、午前7時40分過ぎにチェックアウト。 「チェックアウト」と書いていますが、この宿はその手続きが不要です。 部屋付けで課金される要素が何も無いからですね。 朝から行列に並んだりしなくていいのはとてもナイスです。

 そんな名古屋のお宿、楽天トラベル経由で予約して、3人2室で22,000円弱でした。 ホテル、高くなりましたね~。

■喫茶まつば

喫茶まつば 外観

 『名古屋に来たら朝はモーニング・サービスでしょう』と次女が言うので、 宿から歩いて向かったのは円頓寺商店街にある喫茶まつばというお店。開店は午前8時です。

 こちらのお店、『小倉トースト』発祥の店「満つ葉」の暖簾分けの店とのこと。 創業は昭和8年、現存する喫茶店の中では名古屋で一番古いそうです。

 そんなお店なので古式騒然としているかと思えば、店は明るくてキレイな感じ。 ご近所の常連さんと思しき方々で朝から賑わっていました。

喫茶まつば モーニング・サービス

名古屋のモーニング・サービス、基本はドリンクを注文すると小倉トーストと玉子が付いてくる、というものです。 郷に入れば郷に従え、というわけで師範の注文はこちら。
クラシックビターブレンド 450円
 + 小倉トーストとゆで卵
シンプルだけど美味しいですね。こういうの、休日の朝から散歩して、ちょっと休憩がてら食べるの最高だろうな。 師範が住む横浜でも展開してくれないかな。朝散歩がいつもヒマなんですよ。

■名古屋城

名古屋城と紅葉

 午前中の目的地は名古屋城。天気が良かったし、開門時間の9時までには時間があったのでぼちぼち歩いて向かいました。

 伊勢神宮と同じく、名古屋城内もあちこち紅葉していました。いやー、良い季節に来たなぁ。 ただ、昨日とちょっと違うのは気温が低いこと。長時間外に出ていると結構寒く感じる日でした。

名古屋城と紅葉

 最初に向かったのは、創建当時の技術を使って2018年に再建された本丸御殿。 尾張藩主の住居かつ藩の政庁として建てられた、日本を代表する書院造の建物らしいです。

 そしてこれが広いのね。「こんなに部屋、要りますか?」ってくらい沢山部屋があります。 さすがは天下の徳川家康によって建てられたお城の御殿でありますぞ。

名古屋城と紅葉

 本丸御殿、(工事中の部屋を除き)どの部屋もキレイに装飾が施されています。この部屋なんて金ピカです。 徳川さん、虎が好きだったんですかね?あちこちに虎の絵がありました。

 ただ、見て回るだけだと右脳に「凄ぇ~」って情報が伝わるだけで、左脳でその意味を理解することができないのよね。 その点、歴史を知る上でのエンターテイメント性という意味では熊本城 に軍配があがります(地元贔屓が入ってます)

名古屋城と紅葉

 天守閣は、1945年に再建されたコンクリート造りだそうですが、 耐震上の問題があるということで現在は閉館中。木造で再建する計画があるみたいですよ。

名古屋城と紅葉

 本丸御殿の裏側に、湯殿の説明付き見学コースがありました。 この写真がお風呂ですが、湯に浸かるのではなくサウナの形式だったそうです。 サウナ好きの師範も徳川の血が流れているのかな?(関係ないです)

名古屋城と紅葉

 二の丸広場では、ご当地アイドル?によるショーが行われておりました。

 最初に登場したのは、「徳川家康と服部半蔵忍者隊」というグループ。 なぜか徳川様はご不在のようでしたが、カッコイイ殺陣とウィットに富んだトークを楽しませて頂きました。

名古屋城と紅葉

 次なるグループは「名古屋おもてなし武将隊」。 この日のメンバーは、徳川家康と豊臣秀吉と前田慶次、あと足軽のお二人。こちらのショーも面白かったっすよ。

 こういうご当地アイドル、自治体が支援しているようで、一定の給料が出ているみたいです。 そういうの良いよね。これを足掛かりにメジャーになりたい若者にとって、安定が得られるのってありがたいと思うんですよ。

名古屋城と紅葉

 40分くらい屋外でショーを見ていますと、身体が冷え切っちゃいまして、向かったのは二の丸茶亭。 キレイに紅葉した庭園の前でお茶を頂きます。

名古屋城と紅葉

注文したのは3人とも同じ。
お抹茶セット 600円×3
お抹茶ってそんなに熱くないので(そりゃそうだ)、身体が温まるって感じではありませんでしたが、 なにか身体に入れるとホッとしますよ。紅葉を眺めながらのお抹茶、大変よろしゅうございました。

■きしめん亭

きしめん亭 外観

 お昼は「名古屋といえばきしめん」、ということできしめん屋を検索しました。 ところが、あまり名古屋城の近くにそういうお店って無いんですよね。 そこで「ここで良いや」と選んだのが、名古屋城内にあるきしめん亭という、そんまんまな名前のお店です。

 店内、というか半分くらいはオープンエアな座席です。 暖を取るには不向きですが、まぁそれもまた一興でしょう。

きしめん亭 きしめん

注文は以下です。
きしめん 800円×2(師範、師範代)
きつねきしめん 850円(次女)
普通のきしめんときつねきしめんの差は、揚げが1枚多く入っているのと、蒲鉾が1枚入っています。 まぁ観光地価格だなぁとは思いますが、案外これが美味しかったんですよ。 身体も温まりました。

名古屋城と紅葉

 最後に西の丸御蔵城宝館を見学しました。屋根にいる鯱が鎮座しておりまして、あぁ名古屋城だな、と思いましたよ(雑な感想)

 そんな感じの名古屋城見学を終えて、師範は家族と別行動、栄方面へ向かいます。

■リカマンワインフェスタ

名古屋東急ホテル 外観

 師範単身向かったのは、リカマンワインフェスタの会場である名古屋東急ホテル。 地下鉄栄駅から5分ほど歩いたところにあります。

 リカマンワインフェスタは、いわゆる有料の試飲会です。 1日4部制、1部は1時間30分で、参加費は1部4,000円(2部通しだと7,500円)。 普通の師範の金銭感覚だと、そんなお金を払って試飲会に参加することなんてないんです。 ただ、今回はたまたま時間の空いた午後にすっぽりハマるようにこの会があったため、 2部3部通しで参加してみることにした次第です。

リカマンワインフェスタ ヴェルサイユの間

 会場は、名古屋東急ホテルの3階にあるヴェルサイユの間。400坪もある広い会場に、なんと78ものブースが出展されています。 ちょっとこれは普通の試飲会とは規模が違いますね。

 この写真は、2部に入場してすぐだったのでまだ人が少ない状態ですが、 多い時はまっすぐ歩くのもままならない(※)くらいに人でいっぱいでした。

(※)「酔っぱらっていた」という話もあります。

リカマンワインフェスタ VIPエリア

 会場の一角には「VIP専用ラウンジ」なるスペースが設けられていて、そこでは着席して超高級ワインが試飲できるようです。 そしてそのVIPチケットはお値段なんと10万円!でもそれが早々に売り切れていたから、 世のワイン好きの酔狂さ加減には呆れるばかり(※)です。

(※)単なる負け惜しみです。

 ちなみに、この写真でカメラ目線を送ってくれているのが、奈良ワイン会主宰の えいじさん。 その対面の男性が、お友だちのMasashi Tobaさまです。 みなさんお金持ちね。

それでは、片っ端から手当たり次第に試飲していきます。

リカマンワインフェスタ D.Massin

🍷D.Massin
「とりあえずシャンパーニュ」でしょう、ということで最初は勝手知ったるドミニク・マサンのブース。 ここのシャンパーニュは安くても美味しいんですよね(過去の稽古結果)。 ベーシックな銘柄は3,000円、お買い得でした(後述するチケットを使えば良かった)

リカマンワインフェスタ Champagne Gammet

🍷Champagne Gammet
今回、シャンパーニュだけでも25のブースで試飲できます。
次に注いで貰ったのはシャンパーニュ・ガメ。 通常小売価格は1本10,000円以上するようなシャンパーニュをズラズラーッと試飲させて頂きました。美味しかったです(語彙力)

リカマンワインフェスタ ワインPRO

🍷ワインPRO
多くのシャンパーニュを頂いて、だいぶ心も肝臓も落ち着いてきましたので、お知り合いのブースに向かいます。

こちらは、お友だちの泉明宏さんが出展されている"ワインPRO"のブース。 泉さんには1年前の西日本遠征稽古の際に大変お世話になりました。 ソーテルヌを含めた甘口と、ブルゴーニュのワインを試飲させて頂きました。 シャトー・ラフォリ・ペイラゲはお勧めです。

リカマンワインフェスタ 乾杯

ここで、今回一緒に廻って頂くパートナー、「西のクレオパトラ」こと Harukaさんと合流しました。

正直申し上げますと、単なる試飲会に7,500円とか払って参加するなんて、 「安ワイン道場」の看板を掲げる師範としてはあり得ないわけですよ。 ところが、これが「試飲会」じゃなくて「飲み会」となると話は別です。 高級ワイン飲み放題の飲み会だったらアリ!ってなわけです。 それがステキな方だとご一緒できるとなれば尚更ですよ。

というわけでまずはHarukaさんと再開を祝して乾杯。 リモートでは時々ご一緒していますが、 リアルにお会いするのはこの時以来、1年半ぶりですね。

リカマンワインフェスタ H.BLIN

🍷H. BLIN
Harukaさんと合流したので、またシャンパーニュエリアに戻ります。

こちらは「アンリ・ブラン」のブース。 サービスされているのは、先日のディナーでご一緒した、 リカマンの才媛中川梓さん。 写真がボケちゃっててすみません。ワインはクッキリとボケの無い、しっかりした酸のシャンパーニュ。 こちらもベーシックな銘柄は3,000円という破格値で販売されていました。

リカマンワインフェスタ エイ・エム・ズィー

🍷エイ・エム・ズィー
その後もいろいろ試飲を続けたのですが、記憶も記録も定かでないのでサクッと飛ばして、こちらは インポーター「エイ・エム・ズィー」さんのブース。 社長の松田さんにはこの時お世話になっております。

試飲したのは、ピエール・ジモネとジュール・ラサール。やっぱりシャンパーニュは美味しいですよね(再度の語彙力)

リカマンワインフェスタ Encry

🍷Encry
シャンパーニュ「エンクリ」をテイスティングするHarukaさん。やっぱ美人は絵になりますわ・・・と大きめ写真で。

リカマンワインフェスタ Pierre Bouree

🍷Pierre Bouree
まだまだ試飲していないシャンパーニュはたくさんありますが、主催者のNAOTAKAさんから 『ピエール・ブレが人気で無くなりそうなので先に行った方が良い』というアドバイスを受けて、先に向かいました。

ピエール・ブレのブルゴーニュ・ピノ・ブーロ 2014、この時も稽古しましたがめちゃくちゃ美味しいですね。

リカマンワインフェスタ Lanson

🍷Lanson
またシャンパーニュ・エリアに戻ります。こちらはアサヒビールが輸入しているランソン。メジャーどころですね。 ベーシックな黒ラベル(と言って良いのかしら?アサヒなのに)でも十分美味い、 やっぱりシャンパーニュはシャンパーニュと名が付くだけで美味いです。

リカマンワインフェスタ Collard-Picard

🍷Collard-Picard
こちらはコラール・ピカール。 このあたりになってくるとだんだん記憶もいい加減になって参りまして、 また判断能力も衰えて参りまして、Harukaさんと「美味しいですね」『美味しいです!』としか言ってなかったように思います。 インポーターさんスミマセン!

リカマンワインフェスタ Doyard-Mahe

🍷Doyard-Mahé
ドヤール・マエのエクストラ・ブリュット2014を、生産者の方に注いで頂いているところ。

こういう試飲会、「骨なしチキン」な師範は、注いで頂くために生産者の方にグラスを差し出す時、緊張で震えちゃうんですよね。 それが、アルコールが入ってくると震えが止まります。「アル中かよ!(※)」です。

(※)休肝日は普通に取れているのでまだ大丈夫だと思っています。

リカマンワインフェスタ Tronte-Trois

🍷Tronte-Trois
「トロンテ・トロワ」は、主に小規模造り手のフランスワインを日本に紹介する現地のグループとのことです。

今回は、ドミニク・フルール、ドーヴェルニュ、G.X.クロシェという造り手のシャンパーニュを出展されていました。 さぁ果たして師範はどれを試飲したのか・・・覚えてません、スミマセン!

リカマンワインフェスタ Infinite Eight

🍷Infinite-Eight
こちらが、ナイト系御用達な感じのド派手なラベルが目立つインフィニット・エイトのブースです。

意地汚い師範のことですから、通常小売価格27,500円、会場特別価格12,000円の「エリクシール ブジー・グランクリュ ミレジメ 2010」 を試飲したんだと思います。きっと美味しかったんでしょう。

リカマンワインフェスタ Palmer

🍷Palmer
そんなオボロゲな記憶の中、きっちり美味しかった記憶があるのがこちらのパルメです。

特に素晴らしかったのが「アマゾーヌ・ド・パルメ」です。 偽造防止のために楕円形のボトルに詰められた特別なシャンパーニュ。 美味しいシャンパーニュの要素を全部集めた集大成のような香りと味わいでした。 通常価格27,500円のところ会場特別価格17,000円でのご提供、『1万円引き、めっちゃお買い得です!』とのことでしたが・・・ウチは安ワイン道場ですからねぇ。

リカマンワインフェスタ 日本酒類販売

🍷日本酒類販売
シャンパーニュはパルメでとどめを刺された感じがするので、スティルに切り替えます。

日本酒類販売のブースに合った「ノッテロッサ・フィアーノ」、販売価格は1,000円だったのですが、これが美味しかったんですよ。 安ワイン道場師範たるもの、高級シャンパーニュを飲みあさるのでなく、こういうのを試飲しなければイカン!と一瞬だけ思いました。

リカマンワインフェスタ フェルミエ

🍷フェルミエ
前半戦の最後は、新潟のフェルミエ。

NAOTAKAさんに『ここのアルバリーニョはぜひ試飲した方が良い』とのことでした。 が、師範は試飲したんだっけ?これが覚えていないんですよ。 販売価格は10,000円以上する高級ワイン、覚えてないとはどういうことよ!?って感じです。

リカマンワインフェスタ 田邉さん

以上で前半戦(第2部)は終了、一旦ホールの外に出ます。

この写真は、VIPエリアでサービスとワインの説明を担当されていた、 有名ソムリエの田邉 公一さん。 "VIP"と名の付くものには全く縁の無い師範は、今回ご挨拶することが叶わず盗撮でスミマセンですが、 またどこかでお会いすると思いますのでよろしくお願いします。

リカマンワインフェスタ シャトー・メルシャン

🍷シャトー・メルシャン
後半戦(第3部)の最初は、日本が世界に誇るワイナリーの「シャトー・メルシャン」。 ボトルにクリスマスの帽子が被せられていたり、演出もさすがです。

ここで試飲したのが「北信シャルドネ 2017」。やっぱり日本のシャルドネは美味しくなったよね。 特に、設備がしっかりした大手のワインだと、ブルゴーニュに遜色ないものが多い印象があります。

リカマンワインフェスタ 中川ワイン

🍷中川ワイン
アメリカも行っときましょう!ということで、カリフォルニアワインに強いインポーター「中川ワイン」のブースへ。

ここの「デコイ シャルドネ ソノマ・カウンティ」、店によっては3,000円以下で買えるワインですが、とても良く出来ていると思います。 ちなみにこの写真で試飲しているのが、3部からご一緒したアレンさん。 彼は1部2部はVIP席にいて、3部のチケットは別途購入したそうです。どんだけ酒好きなんだか。

あと、3部からはKC&おじおじさんもご一緒しました。

リカマンワインフェスタ 風土

🍷風土
お次は、ツイッターでもフォローさせて頂いていて、 一度だけリモートでお会いしたことがあるYUKI INOUEさんが 運営されているインポーター「風土」。 ここのスカッコというスパークリングが美味い旨いと大変評判なので試飲したかったのですが、残念ながら出展がありませんでした。 でも、代わりに頂いた「マミ イル・ボッジャレッロ」は大変美味しいワインでしたよ。

リカマンワインフェスタ どっちが高いでSHOW

🍷どっちが高いでSHOW
3部の途中で、「どっちが高いでSHOW」というイベントに参加しました(写真は2部のもの)。 2種類のワインをブラインドで試飲して、どちらが高いワインのかを当てるイベントです。

十分アルコールも入って気が大きくなっている師範ですから「そんなんハズすわけがない」と自信満々で参加した次第です。 Harukaさんも一緒に参加しました。

リカマンワインフェスタ NAOTAKAさん

こちらがステージ上から撮影した写真。

最前列でスマホカメラを構えているのが、今回の主催者の一人、リカマングループのインポーター「都光」の社長、 戸塚尚孝(NAOTAKA)さんです。 主催者でお忙しいにも関わらず、今回はいろいろとアドバイスやサポートをして頂きました。ありがとうございます!

リカマンの中の人とは、 お知り合いのNagisa.Tさんにもお会いすることができました。

リカマンワインフェスタ 比較

「どっちが高いでSHOW」で出題されたのは、 一回戦がロゼのスパークリング、二回戦が白、三回戦が赤でした。そしてその結果は・・・

なんと全問正解でした!パチパチパチ。ってか、わかりやすく「高級感がある方が高い」という比較だったと思います。 参加した人の半分くらいは3問とも正解だったんじゃないかな?Harukaさんも全問正解でした。

趣旨は異なりますが、 Wine Market Partyのパーティブラインドなんかと比較すると、遥かに簡単でしたよ。

リカマンワインフェスタ チケット

全問正解の商品は、こちらの3,000円分のチケット。ありがとうございます!

・・・なのですが、あろうことか師範は結局このチケットを一枚も使わずじまいでした。 というか、せっかく特別価格で売られているワインを一本も買っていないんです。 このチケットがあれば、あのシャンパーニュが手に入ったなぁ、などと悔やんでも後の祭りでした。トホホ。

リカマンワインフェスタ モンテ物産

🍷モンテ物産
ゲームの後もいろいろと試飲していたのですが、もうこの状態になると写真も記憶も適当で・・・ いくつか記憶に残っているところだけピックアップします。

 こちらが、イタリアワインに強いモンテ物産のブース。 この試飲会で3桁円のワインを出展していたところは他にはあまりなかったと思います。 ここは一番高くて1本1,300円・・・入場料が必要な一般向けの試飲会で、 こういう価格のワインはあまり皆さん試飲したがらないのかも知れません。 コルヴォ、安ワイン道場的には普通に美味しくて好きな銘柄です。

リカマンワインフェスタ 日欧商事

🍷日欧商事
最後の試飲は、こちらもイタリアワインに強い日欧商事。 スパークリングの「フェッラーリ」と、アパッシメントの「マァジ カンポフィオリン」を試飲させて頂きました。

 写真のタイムスタンプを見ると17:46・・・おかしいな、3部は17:30までだったはずなのにな。 時間過ぎまでお邪魔してしまいすみませんでした>リカマン関係者の皆様

リカマンワインフェスタ ツーショット

そしてこちらが、Harukaさんと師範のツーショット写真。 本日は長々とお付き合い、ありがとうございました。

ここまでに挙げた皆さん以外にも、下記の方々とお会いすることが出来ました。
と或る飯屋のSGZさん
こぎわいんさん
酔っぱらいですからポロポロと記憶が抜け落ちているものと思われます、 他にも『私もあいさつしたよ~』って方は教えて下さいね。

リカマンワインフェスタ 再度乾杯

この日は、結果的に50種類以上は試飲したと思います。それでも全体のほんの一部、凄い試飲会でした。

そして、いろんな方々にお会いできたおかげで、単なる試飲会を超えてとても楽しい大宴会になりました。 来年もきっとどこかで開催されるものと思います。ぜひお友だちを誘って参加されることをお勧めします。 特に、美女と一緒に参加すると、そこが「真のVIP席」になりますよ。

■世界の山ちゃん 則武店

世界の山ちゃん 則武店 外観

 予定より時間オーバーして、慌ててリカマンワインフェスタを出発。皆さんにちゃんとお別れのご挨拶ができなかったかもしれません。

 急いで名古屋駅方面へ戻り、家族と合流したのは世界の山ちゃん 則武店という居酒屋さん。 名古屋ローカルのジャンクなものも食べたかったんですよ。 本当は駅の東側とか、もっと近いところを予約したかったんだけど、1週間前でも満席でした。 則武店は駅の西側、酔っぱらいの師範は駅近傍で右往左往して、結果的に駅の東口からタクシーで向かいました。

世界の山ちゃん 則武店 鉄板肉ライス

若干遅刻してお店に着いたら、師範代と次女は既に食事を開始しておりました。 ほんとスミマセン。料理の注文もすべて彼女たちにお任せです。
鉄板肉ライス 858円
すみません、ほとんど覚えていませんが、名古屋らしい濃い味付けだったような気がします。

世界の山ちゃん 則武店 手羽先

こちらがこのお店のスペシャリテです。
・写真左奥:幻の手羽先 605円
・写真右奥:秘伝の黒手羽先 385円
・写真手前:みそ串カツ 319円
これを3人で2セットくらい食べたようなします・・・いかん、ほとんど覚えていないのね。

世界の山ちゃん 則武店 鉄板肉ライス

「いかん」原因はコレっすわ。
生大ジョッキ(プレモル) 858円
こんな状態なのに大ジョッキなんて飲むから・・・完全な酔っぱらいの出来上がりです。

ちなみに他の料理は
鶏皮ギョーザ×2、土手煮、山ちゃんコロッケ、台湾焼きそば、きゅうり漬けなんかを頼んでいて、 女子はソフトドリング×2を飲んで、トータルのお会計は9,000円弱でした。

■名古屋→横浜

のぞみ54号

 帰りの新幹線は、名古屋20:35発のぞみ54号。

 当初の計画では、ここでも持参したハーフボトルのワインなんか飲みながら旅の記憶を反芻する予定だったのですが ・・・乗ったらすぐに爆睡状態。でも家族と一緒だったおかげで無事に新横浜で降りることができましたとさ。

 そんなこんなで帰宅したのは午後11時を過ぎた頃。お疲れさまでした!>師範代&次女


総括

海幸 お造りとワイン

以上、三重名古屋二泊三日の家族旅行&番外編のリカマンワインフェスタの記録でした。 かかった費用は
・交通費:約90,000円
・宿泊費:約40,000円(ホテルの夕食別)
・飲食費:約100,000円(ホテルの夕食含)
・娯楽費:約20,000円(リカマンフェスタが7,500円)
合計で約250,000円でした。

 やっぱり名古屋含む中京地区は近いので、二泊三日で丸三日分楽しめますね。 特に今回は、水族館にお伊勢参りに名古屋城にリカマンフェスタ、見どころ呑みどころがいっぱいでした。

 また元気なうちにどこかへ出かけたいと思います。 その際は現地の情報や、お付き合い頂ける方を募集させて頂きたいと思いますので、よろしくお願いします!