11月になりました。ようやく涼しくなって、公園のキバナコスモスも終わりかけ・・・って11月の挨拶じゃないよな。
世の中の天候、どうなっちゃったんですかね?
さてさて10月の稽古本数は56本でした。月初に「今月はちょっとおとなしめにします」とか書いておきながら、
まぁまぁの飛ばし具合でしたね。今月は多分さらに少なくなると思います。
試飲会には2回ほど参加する予定なのですが、「試飲は稽古に含めず」がモットーですから。
だって悲しくないですか?30mlとかの舐める程度の量しか口にしていないのに飲んだことに勘定するのって。
全く個人的な酒呑みの感覚かもですけど。
そんな11月、今月もよろしくお願いします。
名称 | Puente de la Vega "Cantos" 2020 プエンテ・デ・ラ・ベガ "カントス" 2020 |
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生産者 | Bodegas y Viñedos Venta la Vega ボデガス・イ・ヴィニェードス・ベンタ・ラ・ベガ |
価格 | 584円 (単品価格:965円) |
購入店 | ヴェリタス?輸入直販ワイン専門店 |
本日の夕食は、ホワイトグラタン、トマトとアボカドのグリーンサラダ、豆苗のスープ、主食はバゲットとチーズパン。
選んだワインは、ヴェリタスの「世界一周ワインの旅 6ヶ国飲み比べ赤6本セット」からスペイン産の赤。
通常価格でも3桁円、セットの割り戻し価格だとワンコイン+α、正真正銘の安ワイン。
でも、販売店の説明によれば
『樹齢20年のガルナッチャ・ティントレラ80%とシラー20%をブレンドし、フランス産オーク樽で3ヶ月熟成。』
らしいのですよ(ラベルには『50年』とも)
色は、スペインの赤としてはやや明るさのある紫色。粘性も低め、そのあたりは値段相応かもです。
香りは、スペインらしいツンッと刺激的なオレンジの皮のようなフルーツ香と、どことなく生肉や血っぽいワイルドな雰囲気を感じます。
味わいは、やや刺激的な渋味と酸味、それとは別のところに座っている甘味。
「ガルナッチャ」主体らしくちょっとガチャガチャした味わいです。
ちょっと雑な感じはしますが、言うて「Deep Under 3桁」ですからね。
同価格帯のワインと比べれば十分に本格派だと思います。
スペイン産の乱暴というかぶっきらぼうというかマドラス風な感じが苦手でなければ、
日頃の食卓はこれで十分という気もします。
小瓶保存した翌々日再稽古。誤解を恐れず言えば、ツンッとしたフルーツ香りと生肉っぽい香りが溶け合って、 どことなく腋臭みたいな感じになっちゃいました。香りの感じ方ってホントいろいろですよね。
点数 | 73点 |
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リンク |
【送料無料】 世界一周ワインの旅 6ヶ国飲み比べ赤6本セット 4,980円 Puente de la Vega "Cantos" 2020 965円 |
本日は次女の誕生日、ということで月曜は休肝日ですが「誕生日等特別措置法」を適用して飲んじゃいます。
お祝いの膳は、「はま寿司」で買ってきた寿司の盛り合わせ、「日本一」で買ってきた焼鳥いろいろ、レタスとトマトのサラダ、永谷園のお吸い物。
食後のケーキはキルフェボン。時間と手間を金で買うスタイルです。
名称 | Crémant de Bordeaux N.V. クレマン・ド・ボルドー N.V. |
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生産者 | Herman George エルマン・ジョルジュ |
価格 | 1,551円 (単品価格:2,618円) |
購入店 | 銘醸ワイン専門 CAVE de L NAOTAKA |
そんなお祝いの席に選んだワインは、「田邉公一氏厳選!鬼コスパ9本セット」から、クレマン・ド・ブルゴーニュ。
この銘柄は2年前に稽古済みですな。
品種はセミヨン53%, メルロー42%, カベルネ・フラン5%とのこと。ボルドーらしくシャルドネもピノ・ノワールも入ってません。
外観は、黒ブドウの要素が強めなのか、やや赤みのある色合いです。泡立ちは、シャンパーニュに遜色無いように感じます。
香りは、ストレートにリンゴや柑橘系のフルーツっぽい香りを感じます。イーストっぽさとかは無いので、熟成期間は短めと想像されます。
味わいは、甘さ控えめ酸味しっかりですが、酸っぱすぎることはなくて「ちょうどいい」バランスです。
「泡の出るのは七難隠す」が持論ですが、これもしっかり美味しいワインです。
複雑さや高級感を求めるシチュエーションではなく、「うぇ~いカンパ~イ」な席ならこれで十分です。
みんなボルドー飲もうぜ!
翌々日、あいにく小瓶を落として蓋が割れちゃって大半が流出、ほんの一口残った分と再稽古。 香りはやっぱりフレッシュフルーティ系、泡はほぼ抜けてほんのり苦みを感じます。こぼしちゃってもったいなかったなぁ。
点数 | 77点 |
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田邉公一氏厳選!鬼コスパワイン9本セット 19,800円 Cremant de Bordeaux N.V. [Herman George] 2,618円 |
昨日ご一緒した美しい方に『ビールの写真が上手ですね』と褒められたのでビールを飲みます(単純)
サントリー プレミアムモルツの「華やぐハラタウブランホップ」、
普通のプレモルとどう違うのかは分かりませんが軽めで美味しいです。今度飲み比べしてみます。
(ホップ名、「はらたいらに3000点!」と言いたくなりますね)
名称 | Bourgogne Pinot Noir 2018 ブルゴーニュ ピノ・ノワール 2018 |
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生産者 | Dom. Saint-Germain ドメーヌ・サン・ジェルマン |
価格 | 1,375円 |
購入店 | 文化堂 横浜高島店 |
いきなり寒くなったので、本日の夕食は寄せ鍋。鍋種は、豚の肩ロースとか鶏のモモ肉とか野菜とか。
冬は鍋という選択肢があるのが良いですね。準備は楽だし美味しいし、量の調整も簡単だし。
そんな料理に合わせたのは、ブルゴーニュとしては格安、1,000円台前半のピノ・ノワール。
シャルドネは先日稽古していて、若干状態に疑問があったんだけど、
果たしてこちらのピノ・ノワールはどうでしょうか!?と。
最初、"飲める金魚鉢"ことリーデルのスーパーレジェーロを使って稽古していましたが、
正直そのグラスには役不足だったので、ちょっと大きめの白ワイン用グラス(↑のビール飲んでいるやつ)に変えました。
色は明るめの赤紫色、ACブルゴーニュとしては標準的だと思います。
香りは、ボリューム控えめで樽感は無くて、純粋に赤いベリーの香りとほんのり革っぽさが香ります。
こちらも標準的ですね。
味わいは、ACブルのピノ・ノワールらしく軽めです。
歯や口や喉、どこにも引っかかることなくスイスイ飲めちゃいます。
暑い年2018年のブルゴーニュなので、もう少しジャムみたいな凝縮感があるかと思いましたが、
意外とシンプルでスムーズな香りと味わいでした。
そしてこのワインに関しては、あまり大きなグラスは使わない方が良さそうです。
小瓶保存して3日後。 香りはなんだか更におとなしくなっちゃいました。 熟成感もあって、奈良漬けとか黒糖みたいな香りを感じます。 やっぱり力弱めなブルゴーニュはさっさと飲み干すべきですね。
点数 | 75点 |
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11月23日から25日の二泊三日、師範と師範代と次女で三重県(鳥羽と伊勢)と愛知県(名古屋)まで家族旅行に行っておりました。 その記録は、別ページに順次記載して参ります。
11/26 : 初日をアップしました。
11/27 : 二日目をアップしました。
11/28 : 三日目含め全編をアップしました。
名称 | Muscadet Côtes de Grandlieu Sur Lie 2021 ミュスカデ・コート・ド・グランリュー シュール・リー 2021 |
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生産者 | Ch. Bagatelle (Dom. des Iles) シャトー・バガテル (ドメーヌ・デ・ジル) |
価格 | 929円 (単品価格:1,518円) |
購入店 | うきうきワインの玉手箱 |
本日の夕食当番は師範で、メニューはお刺身盛り合わせ(北海道産ヒラメ、宮城産ミズダコ、ノルウェー産サーモン)、
真タラのバター醤油ムニエル ワサビ菜ソテー添え、ワサビ菜のお浸し、ワサビ菜のサラダ、かき玉汁。ワサビ菜が安かったんですよ(3束100円)
そんなワサビ菜と魚がメインの食卓なので、選んだワインはフランス・ロワールのミュスカデ。
「うきうきワインの玉手箱」10本11,000円福袋に入っていたワインです。
サッパリした白が合うと思ったのでチョイスした次第でございます。
色はこの品種らしい薄めのレモン色です。
香は、抜栓したコルクを嗅いで「ん?」、グラスの注がれたワインを嗅いで「んんん?」となりました。
まるで甘酒のような麹の香りがするんですよ。
「これ日本酒か?」と思って口に含むと、ちゃんと白ワインらしい柑橘系と梨の香りを感じます。
味わいは、甘さ控えめで酸味はほどほど、旨味しっかり、なんだか既視感のある香味ですが・・・
これね、ブラインドだったら絶対「甲州!」って言うと思います。吟醸酒っぽいワインみたいな香りに和柑橘っぽい香り、穏やかな酸味と旨味。
なので、単体としてはどうってことないけど、刺身なんかには良い相性を見せてくれました。
福袋はこういう「想像しない出会い」が楽しいですね。11月22日21:00現在、またこの福袋が売られているようです(下記リンク参照)。
先日稽古したボルドーもきっと含まれていると思います。
出会いを楽しみたい安ワイン者にはお勧めです。
小瓶保存して4日後の日曜に再稽古。 抜栓当日はちょっと劣化を疑っていたんですが、今日時点ではそんな感じは受けません。 こんなミュスカデもあるんですね、ワインは多様性があって興味が尽きません。
点数 | 74点 |
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リンク |
Muscadet Cotes de Grandlieu Sur Lie 2021 [Ch. Bagatelle (Dom. des Iles)] 1,518円 【税送料込み】うきうき年末限定福袋うきうき福袋1万円de辛口赤・白ワイン10本セット 11,000円 |
本日のアペロは、キリンの一番搾り「限定醸造」の飲み比べ。
右の「やわらか仕立て」は、やや色が濃いめで麦芽の香りと旨味しっかりな味わい。
左の「とれたてホップ」は、やや色が薄めでハーブの香りと酸がシャープな味わい。
な~んて書いてますが、正直飲み比べなきゃ絶対違いはわかりません。どっちも普通に美味しいビールです。
名称 | Barbera d'Alba 2021 バルベーラ・ダルバ 2021 |
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生産者 | Burlotto ブルロット |
価格 | 2,970円 |
購入店 | エノテカ 丸の内店 |
本日の夕食メニューは、骨付き鶏モモ肉のグリル焼きとポトフ。
合わせたワインは、イタリアはピエモンテの赤。
実はこのワイン、エノテカさんの「ピエモンテのワインを買おう」のキャンペーン応募するために購入したもの。
買ったことを証明するためレシート番号を記載して応募するシステムでした。
こういう参入障壁の高い懸賞は当選確率が高い印象があるんだけど、あいにく当たらなかったみたいですね。
まぁ良いわ、ワインとしてもこの値段の価値があることを期待して稽古します。
色は、「貴様ボルドーか?!」ってくらい濃く青い紫色。
ピエモンテの主力品種であるネッビオーロよりもだいぶ濃い気がします。
香りは、イタリアらしい人懐っこさのある明るめのベリー香に、ちょっと落ち葉的なアーシーな雰囲気を感じます。
樽香は遠くにほんのり。大樽熟成な気がします。
味わいは、色の割には柔らかく、渋味たっぷりながら抵抗なく飲める感じ。甘味と酸味もちょうど良いバランスです。
凄い!ってなワインじゃないけど、なるほどピエモンテのワインだなぁ、と思わせる適度なフレンドリーさと適度な威厳を持っています。
もう少し熟成させた方が本領発揮するとは思いますが、今飲んでも十分楽しめるワインですよ。
小瓶保存した翌々日再稽古。一昨日ととくにお変わりなく、フレンドリーさと威厳を保った香味です。 改めて稽古すると、ピュアな果実の香りに心惹かれます。翌々日も美味しいワインですよ。
点数 | 77点 |
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本日稽古したワインが含まれるわけではありませんが、エノテカさんのこのイタリアワインのセットは良さげだと思います。 多分どれもハズさなくて、イタリアらしい美味しい赤が楽しめるはず。税送料込み13,200円、これからの季節にどうぞ!
本日は次女とお友だちのMちゃん&Mちゃんパパで早朝から釣りに行く約束をしておりました。
そこで午前4:30に起きたのは良いけど、寝ぼけ眼でロフトにモノを取りに行き梯子から転落。頭部を打って救急病院へ。
CTを撮った結果、内部に出血は無さそうで、今のところ特に目立った障害も無いので事なきを得た模様です。
皆さんも気を付けましょう。師範と同年代のお達者世代の方々は特に。
午前中は大事を取って様子見をして、なんともないことがわかったので午後から釣行。
行先は7月と同じ城ヶ島岸壁。前回同様の回遊魚を狙ったのですが・・・
結果はさんざん、ネンブツダイのオンパレードで終了しました。
それ以前に風が強くて釣りになりませんでした、とさ。
ほとんど内容の無い釣行記がコチラ。
まともな魚は釣れないことを確信した子供たちが、「"ざうお"に行こう」と言い出しました。 そうだよね、釣れない釣りは鬱憤が溜まるよね・・・というわけで一度帰宅してシャワーを浴びた後、 Mちゃんの妹Rちゃんもピックアップして5人で向かったのが、 釣船茶屋ざうお 綱島店。前回の訪問はもう8年も前なんですな。
店内には大きな生け簀があって、そこに泳ぐ魚を釣り上げて食べることができます。
釣り好きには夢のようなシステムですな。今回我々は二階席だったので生け簀からは遠かった(けれど眺めは良い)のですが、
生け簀わきの席で魚を見ながら食べる活き魚料理は格別でしょう。
子供たちが魚を釣ってくる間、大人はビールで乾杯します。 Mちゃんパパも瓶ビール派ということで、キリンのラガーで乾杯! 釣れなかったけど、今日は一日お疲れさまでした!
以前は大生け簀にマダイやシマアジがたくさん泳いでいて、それを餌で吊り上げるのが主だったのですが、 今は餌釣りは(あるけど)あまり喰ってくれず、ほとんどが三方に針の出たフックで引っ掛けるのが主体みたい。 それでも魚のプルプル感は伝わるので、ネンブツダイでは感じられなかった魚の反応を子供たちは楽しんでおりました。
魚を待つ間につまみも少々。
・シーザーサラダ(写真)
・タコの酢の物
・焼鳥盛り合わせ
いかにも居酒屋なメニューを楽しんでおります。注文はQRコードを自分のスマホに読み込んで発注するシステム。
最近はどこもIT化されてますなぁ。
いよいよ釣った魚の登場です。
・マダイの活き造り
締めてすぐの魚は、ゴリゴリの歯ごたえで大変美味しゅうございます。
九州出身の方であれば納得して頂けるものと考えております。一匹3,280円です。
半身はこちらに。
・マダイの塩焼き
焼いても美味いよね、マダイ。やっぱり魚の王様ですわ。
もう1匹、釣った魚の登場です。
・ヒラメの活き造り
マダイ以上のゴリッゴリ感。一匹3,880円ですが、わざわざ九州まで行かずともゴリゴリの魚を味わえるのであれば、
十分お安いと考えております。
瓶ビールを二人で4本ほど頂いて、やっぱりコチラです。
・白ワイン(カラフェ)
中身はフランジアです(メニューに書いてありました)。
フランジアも美味しくなったなぁ、というのが正直な印象。
以前みたいな甘ったるい感じは無くて、生魚に合わせても違和感ありませんでした。70点です。
子供たちはメロンソーダとかのソフトドリンクを一人2杯ずつ頼んでおりました。
他にも釣っております。
・アジフライ
鯵は1匹820円だったかな?こちらはさすがに割高感がありますが、
本日の釣行では鯵が釣りたかったので仕方ありません。鯵はフライ以外ももう一匹、
・鯵の唐揚げ
も頂きました。
更に釣っております。
・イサキの煮付け
イサキはもっとお高くて2,000円台だったような。
美味しいんですけど、このお店で狙うべきはヒラメ一択のような気がします。
ヒラメは、追加料金を支払って
・骨せんべい
にして頂きました。マダイのアラは味噌汁に。命を無駄にせず、全部頂きます。
そんなこんなの「リベンジ釣行」?、トータルのお会計は24,000円弱でした。
それなりにお値段掛かるのですが、美味しい&楽しいを一度に楽しめるお店として十分「アリ!」だと思います。
ちなみに、師範もMちゃんパパも飲んでいるので、帰りの運転は次女でした。頼りになります。
本日は、飲み友だちの皆さんとリモートワイン会、今回のお題は「ボルドー飲もうぜ!」。
ボルドーって、レストランとか飲まれる数が減っているらしいんですね。
確かにナチュラルワインが流行っている昨今、守旧派の象徴のようなボルドーにはあまり食指が動かないかも。
「でも飲むと美味しいよね」を広めるために、
微力ながらツイッターで #ボルドー飲もうぜ のハッシュタグをつけてツイートしております。
さて本日のリモート宴会用に師範代に用意して貰った料理は、豚ヒレカツ、茄子と里芋と豚肉の炒め物、
デザートは大学芋とラフランス。イモ類は次女の大学の友人(一人暮らし)に、実家から送られてきたものだそうです。
里芋は一人暮らしのヤングにはハードル高くないっすか?
名称 | Médoc Réserve Spéciale 2018 メドック レゼルヴ・スぺシアル 2018 |
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生産者 | Dom. Barons de Rothschild ドメーヌ・バロン・ド・ロートシルド |
価格 | 1,669円 (単品価格:2,728円) |
購入店 | うきうきワインの玉手箱 |
ボルドーの心臓部といえばやはりメドック、そしてボルドーの立役者と言えばロスチャイルド家でしょう、
ということで師範のチョイスがこちら。「うきうきワインの玉手箱」10本11,000円福袋から、単品価格は一番高かったワインをチョイス。
こういう銘醸地はきっと老舗が強いのよ、多分。
色は、濃いには濃いけどボルドーとしてはやや明るめに感じる色合い。きっちり清澄されているようで澄んだ紫色です。
香りは「ザ・ボルドー」ですね。みっちりとしたベリーの香りに焦がしの効いた木の香り、
わずかにミルキーな雰囲気もあって欲しい要素ちゃんと持っています。
味わいは、渋味しっかり酸味と甘味はそこそこ。ある種とっつきにくい感じではありますが、これぞボルドー!でもあります。
さすがメドック、さすがロスチャイルド家、「銘醸ボルドーの要素をコンパクトにまとめました」な感が伝わります。
3,000円以下であれば間違いなく推奨できるワインです。
点数 | 78点 |
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リンク |
Medoc Reserve Speciale 2018 [Dom. Barons de Rothschild] 2,728円 【税送料込み】うきうき年末限定福袋うきうき福袋1万円de辛口赤・白ワイン10本セット 11,000円 |
本日の酔狂なお友だちは下記の皆さんでした。
・mishikaさん(左手のネイルがボルドー)
・あいさん(東のクレオパトラ)
・コム兄さん(奈良の新米猟師)
・まささん(安心安全ワイン会主宰)
・安ワイン道場師範(当然最年長)
明日は早朝から釣りに行くので、師範は11時過ぎにドロンしました。またやりましょ~!
・・・というわけで更新も済ませておやすみなさい。
名称 | Darling Cellars Cabernet Sauvignon Merlot 2020 ダーリン・セラーズ カベルネ・ソーヴィニョン メルロー 2020 |
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生産者 | Darling Cellars ダーリン・セラーズ |
価格 | 544円 (単品価格:898円) |
購入店 | ヴェリタス?輸入直販ワイン専門店 |
二日連続休肝日明けは何を飲んでも美味しく感じられる日なので、ちょいとチャレンジします。
チョイスしたのは南アフリカの赤ですが、買値相当額はほぼワンコイン、
7年前に2015年産と稽古した時はイマイチだった銘柄のリベンジ。
7年も経てば腕を上げているでしょ、と期待して。
ちなみに料理は師範謹製、カナダ牛のガーリックステーキ(ロピアで味付け済)、
ツナとブロッコリーのサラダ、ベーコン&レタス&トマトのスープです。
色はしっかりと濃い紫色。およそ1,000円以下のワインとは思えません。
香りも、ちゃんとカベルネ、ちゃんとメルロー。熟したベリーとピーマン、樽っぽさはありませんが、
良く熟したブドウな感じが伝わります。
味わいも想像以上の充実感。渋味甘味酸味ぜんぶしっかり。渋味は測れないけど、糖度は8.7でpHは3.6、ちゃんと甘酸っぱいワインです。
いやー、7年の歳月はダテじゃない、このワインを飲んで「イマイチ」とか言うヤツは安ワイン者ではありません。
ちゃんと香ってちゃんと濃い味わい、ワンコインのワインにそれ以上を望むのは無理筋です。
南アフリカのワインって、1,000円台も後半以降じゃないと残念なイメージがあったけど、
この値段でコレだとチリの同価格帯に真っ向から対決できます。
小瓶保存した翌々日再稽古。変化したわけじゃないと思うんだけど、この日に開けたボルドーのメドック と比較するとやっぱり香りはおとなしくて単調ですね。味わいはあまさしっかりでフレンドリーなんですけどね。
点数 | 75点 |
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リンク |
【送料無料】 世界一周ワインの旅 6ヶ国飲み比べ赤6本セット 4,980円→5,980円 Darling Cellars Cabernet Sauvignon Merlot 2020 898円 |
本日は、家族に誘われてルピシア グラン・マルシェ 2023というイベントに参加しました。
ルピシアというショップが主催する、紅茶を中心としたお茶の一般向け試飲即売会です。最近試飲会づいているな。
会場はパシフィコ横浜。そこのホールDを借り切っての開催で、かなり大規模です。
会場内には、紅茶好きっぽいナチュラルメイクな女性たち(偏見?)で溢れかえっておりました。
このイベントでは、約100種類の紅茶やお茶、中国茶が無料で試飲できます。
紅茶に関しては全く素人の師範ですので、「へぇ~」「なるほど~」って感じで楽しんでおりました。
写真は、白ワイン風味のルイボスティー、名前は「コンスタンシア」。
確かにどことなくワイン(というか白ブドウ)の香りが感じられたんですが、
南アフリカのコンスタンシアと何か関係あるんですかね?
こちらは、フレーバード緑茶のコーナー。 「巨峰」「グレープフルーツ」「津軽リンゴ」「柚子」の香りづけがされています。 フレーバード・ティー(紅茶)は良く頂くんですが、緑茶はあまり経験がありません。 後から香りを付けることができるお茶の世界は自由で良いですね。 フレーバード・ワインってあまり聞かないもんな。
もちろん、フレーバード・ティー(紅茶)もいろいろと試飲できました。
いろんな香りの緑茶、紅茶、中国茶を試飲出来て、師範の香りの表現力も爆上げするはずです!(しないと思います)
ちなみに我が家の女性陣は、なんだかんだで5,000円分くらい紅茶その他を購入されていました。
参加費自体は無料なのですが、参加した方々がそれぞれこのくらい買うとすると、開催側も旨味のあるイベントなんでしょうね。
紅茶の試飲会のあとは、師範&師範代の結婚30周年記念、いわゆる「真珠婚式」を祝うために、
子供たちがフレンチに招待してくれました(30周年当日の様子はコチラ)。
お店は、長女の成人式の時にもランチで利用した、
パシフィコ横浜の中にあるダンゼロ(DANZERO)というフレンチレストランです。
前回はランチだったのですが、今回はディナー。雰囲気のある外観でしょ?
こんなレストランがパシフィコ横浜の海側にあること、イベントの参加者はほとんどご存じない気がします。
今回は、予約からコースの設定まで子供たちにして貰いました。
「結婚30周年のお祝い」ということが伝えられていたらしく、
ダイニングの一番奥、窓際で雰囲気の良いゆったりとしたテーブルを確保して頂いていました。
このお店、昼は外光たっぷりでカメラにやさしい光なのですが
(前回の料理写真をご参照下さい)、
夜は雰囲気のあるカクテル照明なので、カメラには難しい光です。
では結婚30周年を祝って乾杯!おめでとうございます。>自分たち
子供たちは水ですが、師範代はバラの香りのするノンアルコール・カクテル
・ローズロワイヤル 1,100円(税込サ別)
をお召し上がりでした。師範が頂いたワインは後述します。
アミューズは3品です。
・クリームチーズ
・豚のテリーヌ
・ミニトマトとバルサミコ酢
まず見た目が可愛らしいですね。デート需要とかが多そうなお店にふさわしいアミューズだと思います。
前菜も3品構成です。
・エビとマグロとアボカドのマリネ
・マグロのリエットとトンブリ
・グリーンサラダ
こちらも見た目に可愛らしい前菜です。「わーキレイ!」という女子の声が聞こえてきそうな感じですよ。
量も可愛らしいので、健啖家は「えーッ?」かも知れませんが。
お次は暖かいスープです。
・人参をベースにしたミックス野菜のポタージュ
ポタージュって、野菜単品で作られることが多い気がしますが、ミックスにすると深みが増しますね。
カボチャや蕪の風味もあったように思います。
魚料理がこちらです。
・スズキのポワレ 海老のソース
肉厚のスズキとソース・アメリケーヌ、定番の組み合わせらしくとても良い相性でした。
上に載せられた香草(イタリアン・パセリ、ディル、エディブル・フラワー、ブロッコリー・スプラウト)
も良いアクセントになっておりました。
肉料理は選択制でした。師範と次女はこちら。
・鴨のロースト リンゴとシナモンのソース
肉厚で皮はカリカリ、上手に火入れされた鴨です。
師範代と長女はシナモンの香りがあまり得意ではないということでもう一方(牛肉のロースト)を選択していましたが、
そちらも美味しゅうございましたよ。
ちなみに、写真右上に見える緑色の野菜が何か、家族で当てっこしていました。
師範は「ケール」、師範代は「蕪の葉」・・・答えは「プチヴェール(ケールと芽キャベツの交配品種)」だそうです。
当たらずとも遠からず、アブラナ科の植物ですね。こういうのを話し合える家族で良かったなぁ、としみじみ思いました。
名称 | Macon Villages Chardonnay 2021 マコン・ヴィラージュ シャルドネ 2021 |
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生産者 | Eugène Blanc (Cave de Lugny) ユジェーヌ・ブラン (カーヴ・ド・リュニー) |
価格 | 7,500円 (お店価格:税込サ別) |
購入店 | DANZERO |
ワインは、こういう料理を1本で通そうと考えて注文したマコン・ヴィラージュです。
このお店、グラスワインも充実しています(泡2種、白4種、赤4種くらい)。
お値段も手頃なのでペアリングで頂くことも考えましたが、そうするといちいちボトルを見せて貰いたくなるので、
ちょっと落ち着かないんですよね。更新も大変になるし。なのでボトルで注文しました。
ちなみにボトルワインは、グラスの倍くらいの数の選択肢がありました。
一番安いので6,000円くらいだったかな?ほとんどが10,000円以上、そこそこ強気のラインナップだと思いましたが、
記念日需要だとそのくらいが値頃感なのかもですね。
さてこのワイン、思いのほか「アタリ」でした。
色は光線の具合でちょっとわかりませんが(白いラベルが青紫に写ってますでしょ)、
香りはシャルドネらしい蜜っぽさとリンゴっぽさがしっかりと感じられます。
味わいも、甘味と酸味のバランスが良くて、凝縮感があります。
高級ワインとまではいかないまでも、とても良く出来たブルゴーニュのシャルドネです。
リストの中では下の方から2、3番目のお値段のワインなので、
正直それほど期待していなかったのですが、これは美味しゅうございました。
そしてなにより、「子供たちに奢ってもらうワインしか勝たん!」のですよ。
点数 | 80点 |
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デザートがこちら。
・洋ナシのケーキ
・洋ナシのジェラート
・洋ナシ(orリンゴ)のゼリー寄せ
デザートプレートにはお祝いの文字が書かれていました。
「で」のところが掠れているのは、「この文字がプリントされたお皿?」と思った師範が指で擦ったからです。
『そんなわけないでしょ!』と笑われる父ちゃんでした。
そんな真珠婚のお祝いディナー。 コース料理の値段は一人6,400円(税サ込)、それに飲み物代が加わってトータルは35,000円くらい。 それを「長女:次女=3:1」で負担してました。ありがとうね!>子供たち
関東地方、急に寒くなって一気に秋が深まった感じがします。こんな日の食前酒はビール一択です(いつもビール飲んでいる気もしますが)
この秋冬の限定醸造のプレミアムモルツ、裏ラベルに書かれたビール醸造家の加藤悠一氏の説明によれば、
『白ワインのような気品ある香り』で『フルーティな余韻』
らしいです。そう言われると確かにそんな気がします。
プレミアム・モルツとしては旨味と甘味を控えめにして、軽やか&華やかにした感じですね。
名称 | Chateau Subilaux 2020 シャトー・シュビロー 2020 |
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生産者 | Ch. Subilaux (EURL Subilaux) シャトー・シュビロー (EURL シュビロー) |
価格 | 870円 (4本セット:3,480円) |
購入店 | コストコ金沢シーサイド倉庫店 |
急に寒くなったので、本日の夕食はお鍋。鍋種は、豚肉と鶏肉、それに野菜。シンプルに参ります。
ワインは、コストコで買った「ボルドー高ポイント箱入り4本セット」3,480円からの2本目。
ジェームズ・サックリング 90pts.、品種構成は、メルロー72%, カベルネ・ソーヴィニョン12%, カベルネ・フラン11%, コー5%。
出ました「コー」!、マルベックのシノニムらしいですね。自然派界隈ではマルベックと言わずにコーと言うらしいですよ。
それでは稽古開始。色はとても濃い紫色です。およそ3桁円で買えたボルドーとは思えない外観です。
香りは、でっかいグラスで嗅ぐとやや弱め。特に果実の感じが弱めで、やや青っぽさを感じる、昔ながらのボルドーな雰囲気の香りです。
味わいは、甘さ控えめで渋味しっかり。測定すると糖度7.2でpH3.8なので甘く感じられそうですが、
実際はややカタブツな感じの味わいです。
古き良き若きボルドー、といった感じでしょうか。
フルーティさとかを求めない、ニューワールドに対して「おまえらとは違うんだぜ」感をヒシヒシと感じます。
ロバート・パーカー氏と違って、ジェームズ・サックリング氏はそういう点を重視されているのかも知れません。
翌日のお昼、糠漬けきゅうりに合わせて稽古。 やっぱりボルドーはこのクラスでもちょっと時間をかけたほうが柔らかくなって良い気がします。 きゅうりはワインに合わない食材の代表選手ですが(自分調べ)、 しっかりめの糠漬けにすると、発酵食品同士で良い感じに寄り添ってくれます。
点数 | 74点 |
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グラスは最初、月曜のリーデル・セミナーで頂いた
スーパーレジェーロ ボルドー・グラン・クリュで稽古していたのですが、どうも香りが散漫に感じられるので、
サイズの違うものを出して比較しました。
・(右)スーパーレジェーロ・ボルドー用:豊かな気持ちになりますが香りは散漫に。
・(中)ヴィノム・ボルドー用:手には重く感じられますが香りはしっかり取れます。
・(左)INAOのテイスティング用:分析するグラスであり楽しむグラスではないですね。
以上、素人の感想をご報告申し上げます。
本日は、毎年恒例、25年来の飲み仲間とのワイン会
(最初の飲み会はこの時、「BBS」とか用語からして懐かしい)。
前回の記録はコチラ。
今年も『21世紀枠』でお若い方をお誘いしたのですが、あいにく体調不良でご欠席となり、
「毎年恒例高齢の会」となってしまいました。
お店は、昨年同様の会員制レストラン。
行けない店を紹介しても双方にご迷惑でしょうから具体的な店名は伏せますが、
「ザ・東京」な街の静かな一角あります。
今年の参加者は下記の6名です。
・トビさん(幹事)
・へんさん
・光弘さん
・がぶさん
・磯子さん
・安ワイン道場師範
やっぱり若い人がいないとちょっと寂しいですね。
名称 | Hervé Malraud Extra Brut N.V. エルヴェ・マルロー エクストラ・ブリュット N.V. |
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生産者 | Hervé Malraud エルヴェ・マルロー |
価格 | (コースに込み) |
購入店 | (会員制レストラン) |
みなさん暇人オトナですから、開始時間の18:30にはきっちり集合。
この会は時間きっかりに始めちゃいますからね。
乾杯は、お店に用意して頂いたシャンパーニュです。
銘柄は、特徴的な赤と黒のラベルが印象的なエルヴェ・マルロー。2年前と同じ銘柄ですね。
インポーターはヴィノラムさんです。
外観は、色は薄めで泡立ちたっぷり。品種はシャルドネ50%, ピノ・ノワール35%, ピノ・ムニエ15%だそうです。
香りは、焼いたリンゴと軽めのブリオッシュ、熟成感というよりフレッシュさを感じる香りです。
味わいは、酸味しっかり甘さもあってバランス良い感じ。コクもあっていかにもシャンパーニュな味わいです。
やっぱり美味しいわ、シャンパーニュは。「シャンパーニュしか勝たん」は真理です。
某インポーターの中の人が、中学の職業体験で『セレブリティはシャンパーニュを飲む』と
講義されていましたが、
間違いないですね。
点数 | 82点 |
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なみなみと注がれたシャンパーニュ・グラスで乾杯!
最近、スパークリング・ワインも普通のワイングラスを使う例が多かったりもしますが、
やっぱりこういうグラスの方が気持ちが上がります。なんかパーティー感があるじゃないですか。
高齢者集団ですが。
アミューズは、このお店の昔からのスペシャリテです。
・ベーコン風味のクリームブリュレ
ガツンと美味しい一皿です。
キャラメリゼされた部分が甘くて濃い味わいなので、シャンパーニュくらいしっかりした味わいのものじゃないと負けちゃいますが、
「これから美味いもん喰うぞ!」感が高まります。
名称 | Château Mercian Niitsuru Chardonnay "Barrel Selection No.14019" 2017 シャトー・メルシャン 新鶴シャルドネ "樽選抜 No.14019" 2017 |
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生産者 | Ch. Mercian Katsunuma Winery シャトー・メルシャン 勝沼ワイナリー |
価格 | 4,800円 (200円オフ) |
購入店 | シャトー・メルシャン 勝沼ワイナリー |
白は、師範が持参した日本の大手メルシャンの勝沼ワイナリー限定銘柄。
6月にワイナリーを訪問した時にゲットしました。
お値段は、試飲すると貰える200円引のチケット使用して4,800円です。
「樽選抜」の意味は、アカシア樽で約16カ月間育成とのこと。
日本の大手ワイナリーって、樽の使い方が上手な印象があるので、
そこに興味があり購入したものです。
ちなみに今回、事前申告制でワインを持参したのですが、その中で(デザート用でない)白は師範が持参したこれ1本だけ。
あとは全部赤。もうホント、年寄りは空気読まないんだから。
外観は、やや濃いめのレモン色に感じます。そもそものブドウの色か、樽からの抽出された色素からはわかりません。
香りは、鼻で嗅ぐ分には普通のシャルドネで、ピンク・グレープフルーツのような柑橘香と青リンゴがほんのり香ります。
ところが、口に含むと樽香がブワッと来ますね、こういう樽の使い方は大好きです。
味わいは、「これが日本のシャルドネ?」なしっかり感。やや酸味にかける感じはありますが、甘味と旨味がたっぷりで高級感があります。
ブラインドだったら、間違いなく「シャサーニュ・モンラッシェかピュリニー・モンラッシェですな」と答えそうなワインです。
これで5,000円だったら十分に本家ブルゴーニュと勝負できます。やっぱり日本ワインはクオリティ上げてきたなぁ、とホントに思いますよ。
点数 | 86点 |
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前菜の一皿目がこちらです。
・ベルガモットの香るカニと根セロリのサラダ アンディーヴ、竹すみのチップ パウダーにしたオリーヴ
軽い食感で蟹の風味がフワッと漂う、優しい料理です。日本ワインのシャルドネにピッタリです。
そこに、国産のヴェルガモットの皮を擦って乗せると、一気にシチリア風の雰囲気になりますので、
フランスやイタリアの白ワインにも合うでしょう・・・なんて適当なこと言ってます。
そして、安ワイン道場師範、御年五十X歳、産まれて初めて実物のベルガモットを見て香りを嗅ぎました。 ホント、ベルガモットの香りがするんですよ、当たり前ですが。
名称 | Mélange Yone Farm Tomi Rouge Stardust Vineyards 2022 メランジュ ヨネファーム東御ルージュ スターダスト・ヴィンヤーズ 2022 |
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生産者 | Yone Farm Tomi ヨネファーム東御 (築地克己) |
価格 | (がぶさんから) |
購入店 |
がぶさんが持参されたのは、初めて聞くワイナリーの赤ワインで、品種はサンジョヴェーゼとのこと。
がぶさんの飲み仲間の方が長野で始めたワイナリーらしく、これがファーストヴィンテージらしいです。
日本のワイナリー、新しいところがどんどん増えていますね。
この先どれだけのワイナリーが残っていくのか・・・もちろん全部残るのが一番いいんでしょうけど。
追い風は、ブルゴーニュとかの目を覆いたくなる価格高騰かな?
あちらはもう飲み物の値段じゃなくなった銘柄多数ですからね。
さてこのワイン、外観はしっかりと濁りのある赤紫色です。見ただけで「自然派だろうなぁ」という想像が付きます。
香りは「やっぱり自然派」です。いつも例える高級石鹸の香りに、田舎のトイレに釣るしてあるサンポール(は皆さんに否定されました)、
それにオレンジの皮の香り。香りのボリュームはしっかりありますが、そこからサンジョヴェーゼの個性を拾うことはできません。
味わいは、酸味と旨味がしっかりで、酸味がお好きな方にはヒットする感じです。
今流行の「日本の小規模ワイナリーによる自然派ワイン」ですね。
ファーストヴィンテージということで、今後に期待したいところです。
あと、願わくば品種の情報をラベルに書いて頂くとありがたいです。
点数 | 76点 |
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前菜の二皿目がこちらです。
・秋刀魚と玉ねぎのロースト ごぼうとサンマの内蔵ソース マイクロ春菊
おしゃれサイト風に真上から撮ってみました。
サンマくらいしっかりした味わいの魚だと、赤ワインにも負けません
・・・ってかやっぱりもっと白ワインが欲しいよね、こういうコース料理だとね。
名称 | Nana-Tsu-Mori Pinot Noir 2020 ナナツモリ ピノ・ノワール 2020 |
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生産者 | Dom. Takahiko ドメーヌ・タカヒコ |
価格 | (とびさんから) |
購入店 |
今回の幹事を引き受けて頂いたとびさんが持参されたのは、
日本ワインの中で「瞬殺アイテムNo.1」と目されるドメーヌ・タカヒコのナナツモリ ピノ・ノワール。
この銘柄と稽古するのは実は4回目。
過去は2016年に2013年産と、
2020年に2014年産や2017年産と稽古しています。
いずれも人サマに飲ませて頂いたもので、自分で買ったものではありません。今回ももちろんそうでございます。
「争奪戦」って好きじゃないのよ、師範は。
色は、前の長野産と比べるとクリアですが、それでも若干の濁りはあります。
香りは、最初はこちらもやはり自然派っぽい雰囲気が濃厚で、前の長野産と似た雰囲気を感じました。
ただ、時間が経つと大きく変化して、寒冷地のピノ・ノワールらしい大石プラムのような果実香に、
この造り手らしい椎茸出汁の雰囲気を感じます。
味わいはこちらも酸味が中心。それを「若くてピチピチ」と捉えるか「枯れた味わい」と捉えるかで意見が分かれていました。
この造り手らしい独特の個性があって、確かに他に代えがたい魅力があるのはわかりますが、
現在の熱狂的な人気はちょっと・・・というのが正直な印象。
数が少ないから仕方がない、というのは理解できます。
一方で、「欲しい人がいたら届けるように努力するのがモノ造りというものでは?」とも思います。
点数 | 78点 |
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名称 | Morey Saint-Denis 2000 モレ・サン・ドニ 2000 |
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生産者 | Dom. Dujac ドメーヌ・デュジャック |
価格 | (磯子さんから) |
購入店 |
磯子さんが持参されたのは、いまや高根の花になってしまったドメーヌ・デュジャック。
この銘柄の1998年産とは、同じく磯子さんが2年前のこの会に持参されて稽古しております。
大変好印象だったみたいなので、この1本にも多大なる期待を寄せておりました。
まず外観ですが・・・誤解を恐れず言えば「泥水?」でした。
ピノ・ノワール、それも23年前のものとは思えない濃い色調に、全く向こうが透けない濁りがあります。
香りを嗅ぐと、まさに奈良漬です。奈良と言えば最近はワイン会の本場ですね。
奈良漬香は嫌いじゃなくて、熟成ピノ・ノワールには時々感じられるのですが、ここまでガッツリ香るのは初めての気がします。
味わいは、しっかりと濃い熟成ピノ・ノワールで、渋味と甘味と酸味が一体となって感じられます。
前回頂いた1998年は素晴らしく良かったのに・・・この状態はちょっと想定外でした。
だからブルゴーニュの古酒は難しいよね。
今更な話でありますが、こうなる前、10年くらい若いうちに飲みたかった感じです。
点数 | 77点 |
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魚料理がこちらです。
・目鯛のソテー 赤蕪とインゲン添え ブールブランソース
目鯛って、火が入りすぎるとパサつく感じになっちゃうのですが、これが絶妙な火入れでした。
そして、白ワインソースに赤ワインを合わせてます。白ワインが飲みて~!
でもね、持ってないのよ、白ワインを。高齢者は。
名称 | Finca Dofi 2017 フィンカ・ドフィ 2017 |
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生産者 | Alvaro Palacios アルバロ・パラシオス |
価格 | (へんさんから) |
購入店 |
主賓(というか遠方にお住まいなので彼の上京に合わせて毎年開催)のへんさんが持参されたのは、
スペインの高級ワイン「フィンカ・ドフィ」。
品種はガルナッチャとカリニャンです。
実はこのワイン、今年の4月に稽古しております。
その時はちょっと雑に飲んじゃったので、
改めてキッチリ稽古をつけていきます。
色は、濃さはしっかりですが濁りの無い、クリアで青みのある紫色です。ホッとする外観ですね。
香りは、しっかりお日さまを浴びたブドウが使われた感じの熟したベリー香と、それを包み込む柔らかな樽香を感じます。
味わいは、濃さしっかり重さしっかりですが、渋味が柔らかなので飲みづらさはありません。
スペインにありがちなやんちゃな感じが無くて、上手に美味しく造られていると思います。
ここまでの赤がかなり奇天烈な雰囲気だったので、こういうマトモなワインが出されるとホッとします。
なんというか、普段飲んでいる安ワインの延長線上にあって、ちゃんと美味しく造りました!って感じですよ。
点数 | 83点 |
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ごっつい赤ワインに合わせたメインの肉料理がこちらです。
・牛ランプのステーキ 赤ノイリーのソース 野菜のフリット
舞茸とか蓮根とか蕪の土っぽい感じと、ステーキの血の感じ、それが赤ワインにぴったり。
ボリュームもあって大変美味しゅうございました。
名称 | Château Margaux 1999 シャトー・マルゴー 1999 |
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生産者 | Ch. Margaux シャトー・マルゴー |
価格 | (光弘さんから) |
購入店 |
光弘さんにはいつも超弩級のボルドーを持参して頂いております。
今回はなんとボルドー5大シャトーの一つである「シャトー・マルゴー」、ヴィンテージは1999年。
ちなみに道場では、1999年に1981年産と、
2021年に2008年産と稽古しております。
生産年との間隔という意味では、今回が一番離れていて熟成期間が長いですね。
ちなみに、シャトー・マルゴーのサイトには、
ちゃんと1999ヴィンテージの情報が書かれています。
師範みたいな情報オタクにはありがたいですね。
外観は「えぇ?これが1999年?」な若々しさ、エッジにわずかにオレンジが見える程度で、しっかりした濃紫を呈しています。
香りは「こりゃ参りました!」です。ここまでのワインとは次元の違うボリュームです。
カシスリキュール、煮豆、焦げた木、ビスケット、土・・・いろんな香りが混然一体となって香ります。
味わいは、熟成のピークの少し手前にあるような充実感。渋味と甘味と酸味の各要素が溶け合って、まぁるい味わいに感じられます。
皆の意見は、『熟成させるんだったらブルゴーニュよりボルドーの方が安心』でした。
24年経っても全然平気、やっぱり高級ボルドーは熟成させてナンボ、です。
大変貴重な体験をさせて頂きました!
点数 | 92点 |
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チーズがこちらです。
・カマンベール エルヴ ミラベル
チーズまで含めて頂けるコース料理って珍しい&ありがたいですよね。
そして、こういう香りのチーズには白ワインが合うんだよな。
立派な赤を頂きながら、白ワインに浮気したい感じでした。
名称 | Hugel Riesling "Sélection de Grains Nobles" 1998 ヒューゲル リースリング "セレクシオン・ド・グラン・ノーブル" 1998 |
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生産者 | Hugel & Fils ヒューゲル&フィス |
価格 | (光弘さんから) |
購入店 |
光弘さんにはもう1本、甘口のハーフボトルを持参して頂いております。
アルザスの名門「ヒューゲル」の貴腐ワインですね。
ちなみに昨年は同じくヒューゲルの1998年産で、ピノ・グリの貴腐でした。
どちらも現地のワイナリーで購入されたもので、これが最後の1本ということだったと思います。
外観は、下のデザートの写真でもわかるように、とてもキレイなオレンジ色です。
香りはこれまた凄いのね。オレンジピール、干しあんず、キンモクセイ
・・・こちらもいろんな香りの要素が合わさってドーン!と香ってきます。
味わいは、甘酸っぱくて美味しいのよ。やっぱり「甘いは正義!」ですわ。
光弘さん、ボルドーとか極甘口とか、ちゃんと「寝かせた方が美味しい」ワインを保管しておられるところが超ナイスです。
今後ともよろしくお願い申し上げます!
点数 | 90点 |
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デザートがこちらです。
・洋ナシのコンポート チョコレートのパウダー
写真は、チョコレートのパウダーを乗せる前の姿です。
洋ナシ、美味しいよね。
和梨やリンゴは新鮮でシャッキシャキの状態が好きですが、洋ナシはちょっと緩くなったくらいが好きです。
ちなみにここまでの料理名で怪しい部分は、光弘さんとへんさんのサイトが更新されたら修正する予定です。
それと同時に、お二人の日誌へのリンクを貼ります。ワインの評価とか、だいぶ違っていると思うのできっと面白いですよ。
・光弘さんのサイト(11月10日分)
・へんさんのサイト(2023年11月10日分)
最後に
・お茶(エスプレッソ)とお菓子
を頂いてコース終了。ごちそうさまでした!
会費も昨年同様、「チーズまで含めたコース料理とシャンパーニュ1本+持ち込み料」含めて11,000円でやって頂きました。
昨今のレストラン価格の高騰からすると考えられないようなお得感です。
また来年もよろしくお願いいたします!
名称 | Bourgogne Chardonnay 2021 ブルゴーニュ シャルドネ 2021 |
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生産者 | Dom. Saint-Germain ドメーヌ・サン・ジェルマン |
価格 | 1,375円 |
購入店 | 文化堂 横浜高島店 |
本日の夕食は、銀鱈の煮付けとソーセージ入りニラ玉。
リーデルのセミナーから持ち帰ったグラスを使いたく、該当する品種で造られたワインを探したら、シャルドネがありました。
ワイン優先というよりグラス優先でチョイスしたのがこのACブルゴーニュです。
色は・・・グラスがいつものと違うのでよくわかりませんが、やや薄めで緑がかったレモン色のように見えます。
香りは、意外と「おぉ!」っとなります。グレープフルーツのような柑橘系の香りに、小松菜のようなベジタルな香りを感じます。あと、牡蠣殻のような磯っぽい匂いも。樽香は感じません。
味わいは、甘くなく酸っぱくなく中庸なバランス。スイスイ飲めるスムーズな味わいです。
野菜っぽい香りと磯っぽい香りが気になりはしますが、それなりに美味しいブルゴーニュ・シャルドネだとは思います。
余裕があればグラスを変えて検証したかったのですが、なんだか面倒くさくてね、1本のワインに使うグラスは基本1脚ですよ
(なのにアホほど持ってます)
小瓶保存した3日後再稽古。 やっぱり野菜っぽい香りと磯っぽい香りを感じます。これからシャルドネは予想しないタイプの香りです。 改めて稽古した結果、ちょっと状態に難アリな印象は拭えませんね。 ブショネじゃないと思うけど、ブレット?熱?・・・どういうタイプのダメージかは素人なので特定できませんが。
点数 | 73点 |
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二日連続で場違いな所へ向かいます。
今日は休暇を取得してお昼から、場所はパレスホテル東京、皇居の目の前に建つ高級ホテルですな。
本日ここで行われたのがフランチャコルタ協会主催の
「Franciacorta Day 2023」、そこに師範みたいな純粋一般人をお誘い頂きました。
このイベント、昨年も参加させて頂いております。
ヘッポコなレポートしか書いていないのですが、また呼んで頂けるとは心の広い協会さんです。
カチンコチンに緊張しつつホテルに到着、一階で迷子になってボーイさんに二階への上がり方を聞いて、
二階では間違って別のイベントの受付に突撃したりしつつ、ようやく本イベントの入り口に到着。
恭しい雰囲気が漂っております。
受け付けは簡単、QRコードを「ピッ!」とすれば完了するので、
『安ワイン道場師範です』などと恥ずかしい名前を名乗らずに済むのが助かります
(でもきっと受付側の画面にはその名前が表示されているとは思います)
そして、ですね。名札代わりに名刺を首からぶら下げるわけですよ・・・
出展する側にとっては、いったいどういう人物が試飲しに来たのか確認するためにもちろん必要だとは思いますが・・・とんだ羞恥プレイですわ。
骨なしチキンの師範に於きましては、デカいカメラを首からぶら下げて、終始この名札を隠していました。
でも、写真を撮るときには当然カメラを構えるからこの名札見えちゃうんですよね~(恥)
そんな個人的な話はどうでも良いので、このイベントの話を。
まずフランチャコルタ(Franciacorta)とは、イタリアのロンバルディア州東部のフランチャコルタ地域で、
瓶内二次発酵方式でつくられるスパークリングワインです
イタリアでは最上位の格付けである
D.O.C.G.(Denominazione di Origine Controllata e Garantita)の認定を受けている、
非常にありがたいスパークリングワインなわけです
(アスティみたいな安スパークリングもD.O.C.G.認定を受けていることはここでは伏せておきます)
今年の出展は、去年より増えてワイナリーの数は35社もあります。 参加される方もとても多くて、会場は結構な人混み状態。 こういうところでも骨なしチキン具合は発揮されるわけで、 「果たして私はこの中で人をかき分けて『テイスティングさせてください』と言えるだろうか?」 などと危惧しておりました。
なんて弱気なことを言っている場合ではございません。
お誘い頂いた以上、駄文であろうがご報告しないわけには参りませんので、
一滴残らず胃の腑に収める覚悟で試飲したいと思います!
・・・嘘です、35ワイナリー全部なんて全く無理なので、
各出展者のちょっとだけ手が空いてそうな瞬間を狙ってランダムにテイスティングさせて頂きました。
最初に試飲したのが、モトックスさんがインポーターのFerghettinaです。 なぜ最初に選んだのか・・・それは唯一お知り合いの方(中塚さん)が奮闘しておられたからです。 やっぱりほら、知っている方だと安心ですからね。
ここの特徴は、四角錐の独特な形状をしたボトルです。 この形だと、澱との接触が良くて風味が増すんだとか。特許を取られているそうですよ。 確かに風味が良かったです(いきなり語彙力不足)
次に試飲したのがメローネさんがインポーターのSan Cristoforoです。 日本で唯一、フランチャコルタ専門のインポーターさんとのことです。
どちらもシャルドネ100%、最低熟成期間30ヶ月ですが、 ノン・ドサートの方は瓶熟させずにすぐ出荷するとのこと。 確かにフレッシュな感じがしました。
3つめは岸本さんがインポーターのElisabetta Abramiです。 ここまでのインポーター3社、すべて大阪に本拠があるみたいです。
シャルドネ100%のサテンと、ピノ・ネロ100%のブラン・ド・ノワール。
ブラン・ド・ノワールの方はベリー感と熟成感、それに樽の雰囲気もあって大変美味しい好きな系統のフランチャコルタでした。
そして、どうでも良いですけど、イタリアなのに「ビアンコ・デ・ネロ」とは言わないんですね。
説明の方からは「脂を落とした焼鳥に合う」とのことでした。思い返すと、それって「アブラミ」にかけたジョークだったんですかね?
気付かずにスミマセン!
4つめは、酒類一般手広く商いされている飯田さんがインポーターのCastel Faglia - Monogramです。 こちらも本社所在地は大阪です。フランチャコルタは大阪が熱いっすね。
ブラン・ド・ブラン(こちらも「ビアンコ・デ・ビアンコ」とは言わないのね)の方は、 ピノ・ビアンコが入っているからか、ちょっと独特の薬草みたいな風味を感じました。 フランスだとピノ・ブラン種、シャンパーニュにはあまり使わないですよね。
5つめのインポーターはアプレヴ・トレーディングさん。 ワイナリーの名前はCantina Chiara Zilianiというところで、Conte di Provaglioはそこのブランド名のようです。
今回見渡した中で、希望小売価格が一番安かったのがこちらのワイナリー。 安いからと言って美味しくないわけじゃなく、ちゃんと美味しいんです。 そのあたりはシャンパーニュと同じく、地域ブランドを維持するために規格を厳しくされているだと思います。
6つめのインポーターはフードライナーさん。 このCa'del Boscoというワイナリーの、オレンジのフィルムに包まれたフランチャコルタは比較的よく見かけますよね。
特徴的なのは、ピノ・ビアンコがそれぞれちょっとずつ使われている点でしょうか。 説明用のパンフレットも無く、口頭でもあまり説明して頂けなかったので、そのあたりを知ることが出来ずに残念でした。
7つめのインポーターはイルミリオーネさん。 ワイナリーはLa Montina、こうしてみるとフランチャコルタってオレンジを基調にしたラベルデザインが多いので、 ハロウィンに良さそうですね(ホントはクリスマス市場を狙うべきでしょうけど、そこには「おシャン様」が居座っているから・・・)
珍しいドゥミ・セック(半辛口=やや甘口)のフランチャコルタがありました。 やっぱり「甘いは美味い」ですよ。 特に、こうやってキリッと辛口なスパークリングばかりを試飲していると、優しい甘さのワインが恋しくなります。 そういう風に環境に振られるようじゃテイスターとしては失格だと思いますが。
8つめのインポーターはテラヴェールさん。 こちらのインポーターからは3つほどワイナリーを手掛けられていて、 そのうちの1つがこのVilla Franciacorta、直訳すると「フランチャコルタ邸」ですね。
ロゼの方、オレンジの布に包まれて凄くオシャレなパッケージングがされているのですが、 名前が"Boké(ボケ)"なんですよね。柔らかくて美味しいんだけど (カメラ用語で「柔らかくて美しいボケ」とか言います。英語でも"Boke"です)、 日本じゃ売りづらいだろうなぁ、なんて余計な心配をしておりました。
9つめのインポーターはモンテ物産さん。イタリアに強いインポーターさんですね。 ここが出展されているワイナリーがMonte Rossa、直訳すると「赤い山」・・・って、訳す意味があるのか不明ですが。
ここの「カボション」というプレミアム銘柄は、昨年もテイスティングさせて頂いてとても美味しかったんですね。 なので今年もテイスティングしました。さすが10,000円オーバーのフランチャコルタは格が違います。 250Lのオーク樽6ヶ月熟成、その後36ヶ月以上の瓶内熟成はさすがの味わい、 思いっきり雑な例えをすると「泡入りのシャサーニュ・モンラッシェ」です。
10銘柄め、テイスティングした最後のインポーターは舶来葡萄酒商會さん。 初めて耳にする、なんともクラシックな名前のインポーターさん、 ワイナリーはBonfadiniです。
最後はやっぱりロゼと稽古したかったんですよ。 ピノ・ネロ100%のロゼで、しっかりベリーの感じが残っていて、最後を締めくくるにふさわしいフランチャコルタでした。
今年は、昨年を1つだけ上回る10のワイナリーで、20種のフランチャコルタをテイスティングさせて頂きました。 でもこれが精いっぱいだな。いちいちコメントを書こうなんて思わず、ただ気に入った銘柄を探すだけならいけるかもしれませんが、 師範はそういう役目じゃないからね。素人らしく、吐器を使わず、バケツにも戻さず、注いで頂いた分は全て胃の中に収めさせて頂きました。
そして、ワイン好きの間ではよく知られているフランチャコルタですが、まだまだ一般の方への浸透度は低いと思われます。
クリスマスのシャンパーニュや11月第三土曜日のボージョレ・ヌーヴォーみたいに、
なにかイベント的な日を作って盛り上げられないかなぁ、なんて妄想しておりました。
春から夏にかけて、冷たいスパークリングが美味しく感じられる頃、
ちょうど6月2日はイタリアの建国記念日らしいので、そこを「フランチャコルタの日」にするとかどうですかね?
以上、"Franciacorta Day 2023"のヘッポコ報告でした。
また来年もお声がけ頂ければ、恥ずかしい名刺をぶら下げに伺いたいと思います!
せっかくお江戸まで出てきたので、このまま帰るのはもったいない、ということで、
恵比寿に移動してWine Market Partyさんに伺いました。
目的はもちろんツイッターのワイン界隈で話題の「ブラインドテイスティング」に参加することです。
師範が参加するのは5月(この時)以来、半年ぶり二度目の挑戦です。
ここで同行して頂いたのは、
毎週ここでブラインドテイスティングに挑まれているヒマワインさん。
ド素人同士の「裾野対決」(c)ヒマワインさんです!
この日のヒマワインさんのブログは↓こちらです。
ブラインドテイスティング挑戦記【WEEK22】
ルールは下記です。
・参加費1,100円(税込)
・40ml×3種の提供
・「国」「品種」「年号」「アルコール度数」を当てる
・全問正解者には10,000ポイントプレゼント
前回は「当選確率64兆分の1の賭けに1,000円を投じてリターンが10,000円じゃぁ全くROIが成り立たない」などと負け惜しみを言っておりましたが、
今回はその64兆分の1を狙いに行きますよ!
今回の出題は白1種に赤2種です。まず1番の白から。
色はかなり淡い感じで、レモンというより桐みたいな白木っぽい色に感じます。
香りには柑橘系の雰囲気、それも黄緑色を連想させる若い柑橘類です。
味わいは、パリッとした酸味、そして旨味。この雰囲気はもしかして・・・
自信満々「こりゃ山梨ヌーボーの甲州だな!」ですよ。だって週末に稽古したのにそっくりだったんですもん。
そして甲州ヌーボー解禁日明け最初のブラインド、コンテクスト的にも間違いないところでしょう。
・国(地域) | :日本(山梨) |
・品種 | :甲州 |
・年号 | :2023年 |
・アルコール度数 | :12% |
次に2番目の赤ですよ。
今回の赤はどちらも色が薄いのが特徴的ですね。ただ、薄さの中にオレンジっぽさは感じられず、
単に紫色を薄めたみたいな色合いです。こういう薄さは、品種の特徴というより造り方に由来すると判断しました。
香りはイチゴジャムとココナッツ、味わいは軽くて渋味はほぼ無くて・・・
「なるほどこれも山梨ヌーボーか!2種類とも日本ワインとは、沼田店長攻めてきたな!」です。
もちろん品種はマスカット・ベーリーAでファイナルアンサーです。
・国(地域) | :日本(山梨) |
・品種 | :マスカット・ベーリーA |
・年号 | :2023年 |
・アルコール度数 | :12% |
3番目は困ったな、だって山梨ヌーボーの品種って2種類しかないもん。
こちらも薄めの紫色ではあるのですが、エッジにややオレンジ色が見て取れます。
熟成したピノ・ノワール的な色合いです。
香りはかなりエキゾチック。スパイスや香草、中国の薬草みたいな雰囲気が感じ取れます。
味わいは軽めでやや甘め・・・やっぱりピノ・ノワールかなぁ。
産地は全く分かりませんが、1番2番が簡単な問題だと思ったので、ここは難問と想定して産地はルーマニアにしました。
ヴィンテージとアルコール度数に根拠はありません。
・国(地域) | :ルーマニア(デアル・マーレ) |
・品種 | :ピノ・ノワール |
・年号 | :2020年 |
・アルコール度数 | :13% |
師範とヒマワインさんの解答用紙がコチラです(クリックで拡大します)。
結構アルコール入っているので、山梨の「梨」の字が間違ってたりして恥ずかしい。
それでは師範とヒマさんの答え合わせに参りましょ~。
(ボトルの画像は、翌日公開されたWine Market Partyさんの
インスタグラムから拝借しました)
本件「試飲」ではありますが、普通の試飲と異なり一所懸命に特徴を捉えようとしておりますので、「飲んだ」本数に含めております。
名称 | Mâcon Chaintré "Les Pierres Polies" 2021 マコン・シェントレ "レ・ピエール・ポリ" 2021 |
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生産者 | Dom. Barraud ドメーヌ・バロー |
価格 | (テイスティング3種1,100円) |
購入店 | Wine Market Party |
シャルドネかよ!
1番目、全く想定外のシャルドネで、産地は本家のブルゴーニュでした。
そして、この銘柄はずいぶん以前に2013年産稽古済みだったりするんですよ。
その時はもっと樽が利いていて、いかにもブルゴーニュな雰囲気だったのになぁ。
とにかく完敗です。ヒマさんは国とヴィンテージを当ててました。
・国: | 【正】フランス | 【師範】×日本 | 【ヒマ】〇フランス |
・品種: | 【正】シャルドネ | 【師範】×甲州 | 【ヒマ】×アリゴテ |
・年号: | 【正】2021年 | 【師範】×2023年 | 【ヒマ】〇2021年 |
・アルコール度数: | 【正】13.5% | 【師範】×12% | 【ヒマ】×12.5% |
点数 | (76点) |
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名称 | Bailey A nouveau 2023 勝沼 ベーリーA新酒 2023 |
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生産者 | 鳥居平今村醸造(シャトー勝沼) |
価格 | (テイスティング3種1,100円) |
購入店 | Wine Market Party |
師範パーフェクト達成!(ただし単品)
もうこれだけで今回は参加した甲斐あった、っちゅうもんです。
でも、もし白が甲州の新酒っぽいワインじゃ無かったら、これがマスカット・ベーリーAの新酒だと思い至ったか、怪しいものです。
ともあれ正解は正解、純粋に嬉しいですな。ヒマさんも手堅く産地と品種は当ててましたよ。
・国: | 【正】日本 | 【師範】〇日本 | 【ヒマ】〇日本 |
・品種: | 【正】マスカット・ベーリーA | 【師範】〇マスカット・ベーリーA | 【ヒマ】〇マスカット・ベーリーA |
・年号: | 【正】2023年 | 【師範】〇2023年 | 【ヒマ】×2022年 |
・アルコール度数: | 【正】12% | 【師範】〇12% | 【ヒマ】×11.5% |
点数 | (77点) |
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名称 | Alpha Estate Xinomavro Single Vineyard "Hedgehog" 2018 アルファ・エステート クシノマヴロ シングル・ヴィンヤード "ヘッジホッグ" 2018 |
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生産者 | Alpha Estate アルファ・エステート |
価格 | (テイスティング3種1,100円) |
購入店 | Wine Market Party |
"クシノマヴロ"ってなんですか?
難問が来るとは思ってましたが、ギリシャの固有品種クシノマヴロなんて思いつくわけないじゃないですか。
沼田店長の「絶対パーフェクトは出させないよ」といわんばかりの不敵な笑いが思い出されます。
でも、ワインとしてはかなり美味しいワインでした。
成績的には師範もヒマさんもパーフェクトに不正解(でもヴィンテージとアルコール度数はヒマさん惜しい)でしたけどね。
・国: | 【正】ギリシャ | 【師範】×ルーマニア | 【ヒマ】×ドイツ |
・品種: | 【正】クシノマヴロ | 【師範】×ピノ・ノワール | 【ヒマ】×シュペートブルグンダー |
・年号: | 【正】2018年 | 【師範】×2020年 | 【ヒマ】×2019年 |
・アルコール度数: | 【正】14% | 【師範】×13% | 【ヒマ】×13.5% |
点数 | (80点) |
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こちらが正解です
(この画像もWine Market Partyさんのインスタグラム
から拝借しました)
前回は12問中3問正解だったのですが、今回は正解4問でちょっとだけ成績を上げました。
この調子でいけば、あと8回後にはパーフェクト達成でしょう。
ヒマさんと師範の裾野決戦は4対4のドロー、またやりましょう!
この後、沼田店長のご厚意で、開いているボトルのテイスティングもさせて頂きました。
名称 | Alta Langa Blanc de Blancs Pas Dosé 2018 アルタ・ランガ ブラン・ド・ブラン パ・ドゼ 2018 |
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生産者 | Contratto コントラット |
価格 | |
購入店 | Wine Market Party |
『アルタ・ランガです』と言われて出されて、「それって何ですか?」と返すような輩がフランチャコルタの試飲会に行っていいんでしょうか?
って話ですよ。
フランチャコルタに並ぶもう一つのイタリア高級スパークリングなんですね。
師範がフランチャコルタいろいろ飲んできたんで、それを察して出して頂いたんでしょうに、
「は?」な顔をしているようじゃ師範失格であります。
そしてこのワイン、沼田店長に『どうですか?』と聞かれて「険しいですね」と答えたと思います。
かなり酸のしっかりしたスパークリングです。
シャルドネ100%でドザージュ無し、こういうのってシュワリスト(泡好き)たちは大好物なんでしょうけど、
師範にはちょっと享楽的でない感じがして、「いやいやもっと優しくしてくださいよ」って気持ちになってしまいます。
美味しいんですけどね、フランチャコルタもアルタ・ランガも美味しいっす。
点数 | (77点) |
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名称 | Barbaresco "Starderi" 2019 バルバレスコ "スタルデリ" 2019 |
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生産者 | La Spinetta ラ・スピネッタ |
価格 | |
購入店 | Wine Market Party |
次に出して頂いた赤は、泣く子も黙る造り手「スピネッタ」のバルバレスコ、いわゆる「赤サイ」です。
こんなのがひょいと出てくるから怖いです。
ラ・スピネッタ、ちなみに師範はバルベーラ・ダスティまでしか経験がありません。
それも今を去ること19年前。
一部では「高ワイン道場」なんて言われていますが、ホントは経験値低いんですよ。
そしてやっぱりこのワインは王者の風格だな。まさに「ワインの王」ですよ
・・・ってそれはバローロでバルバレスコは「ワインの女王」したっけ?まぁどっちでも良いや。
とにかく強い。ラベルに書かれたサイの如き強さです。
2019年じゃまだまだ全然若い感じ。あと10年以上待ちましょう、ってワインですね。
点数 | (85点) |
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名称 | Asti Spumante "De Miranda" 2017 アスティ・スプマンテ "デ・ミランダ" 2017 |
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生産者 | Contratto コントラット |
価格 | |
購入店 | Wine Market Party |
アルタ・ランガに「険しい」なんて言っちゃったためか、優しいスパークリングも出して頂きました。
アルタ・ランガと同じピエモンテのスパークリング、お手頃価格なものも多いアスティですね。
「なんでアスティがD.O.C.Gなのよ?」なんて話もあったりしますが、
まぁそういう細かいこだわりがないあたりがイタリアらしくて良いじゃないですか。
そしてこのスパークリング、アルコール度数が低くて(7%)、干しあんずの香りがして(byヒマさん)、
泡も優しくて、しっかり甘さがあって、スイスイ飲めちゃいます。
フランチャコルタを大量に飲んできてアルタ・ランガを飲んだ後に甘いアスティ、染みわたりましたよ。
やっぱり「甘いは美味い、甘いは正義」です。
点数 | (78点) |
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そんな感じの、「パーティプラインド裾野対決」とオマケのテイスティング、大変楽しませて頂きました。
ありがとうございました!>沼田店長。
来週からはひとまずヒマさんのテイスティング・ブログを見て
B2B2C (Blind to Blind to Conclusion) する、いつものスタイルで感性を鍛えます。
そしてまたリベンジに伺います。今度こそパーフェクト!
Wine Market Partyさんでブラインド決戦をした後、ヒマワインさんが
『駅の反対側でも同じコンセプトのブラインドが始まったので行きませんか』とお誘い頂き、ホイホイと向かったのがwine@(ワインアット)
さんというお店。アプリでワイン診断をすると、自分に合ったワインを選んでくれる、というコンセプトのお店みたいです。
店内は、シックで落ち着いた照明にゆったりした空間。+1,000円でBYOできるワインセラーもあります。
Wine Market Partyさんの後半から合流したワインステーション+の
駅長さん曰く
『恵比寿駅すぐの立地でこの広さ、どうやって利益を出しているのか不思議』だそうです。
ブラインドは、Wine Market Partyさんとほぼ同じコンセプト(「味わい分類」が追加されている点が異なります)。
「すわ!恵比寿ブラインド戦争勃発か!」って感じですが、
実際は沼田店長もこちらのお店に来られたりして、一緒に盛り上げましょう、という感じみたいでした。
酒販店とレストラン、業態が違いますからね。
それでは、Wine Market Partyと同様のスタイルで書いていきます。
こちらでの出題も白1種に赤2種です。まず1番の白から。
色は薄めです。無色に近いくらいですかね。
香りは、ハーブや芝生のようなグリーンな香りがしっかり感じられます。こりゃもう品種はアレでしょう。
味わいは甘さ控えめ、酸味そこそこ、旨味しっかり。品種の予想をより確固たるものにするバランスです。
こりゃ間違いなく品種はソーヴィニョン・ブランですね。産地は・・・涼しいところなイメージがあって、
昨日のセミナーで稽古したクラウディ・ベイに近い感じがしたので、ニュージーランドにしました。
・産地(国名) | :ニュージーランド |
・品種 | :ソーヴィニョン・ブラン |
・年号 | :2022年 |
・アルコール度数 | :13% |
・味わい分類 | :W01(爽やかフルーティ系) |
次は2番の赤です。
このお店のブラインド・コンテストは今回が第1回ということで、師範は「品種も国もメジャーどころから出される」と予想しました。
だってね、最初からクシノマヴロは出さないでしょう、普通。というわけで素直に「その国の代表品種」を狙っていきます。
とても濃い紫色で、ミチッとしたベリーの香りとほんのり黒胡椒、アルコールと甘さのあるしっかりした味わい・・・他には考えられません。
というわけで回答はオーストラリアのシラーズです。ヴィンテージは若めで2021年、アルコール度数は高めの14.5%と予想しました。
・産地(国名) | :オーストラリア |
・品種 | :シラーズ |
・年号 | :2021年 |
・アルコール度数 | :14.5% |
・味わい分類 | :R09(重厚&スパイス系) |
最後は3番目の赤です。
これはちょっと良くわからないというか、あまり典型的な要素を感じないワインだったので迷いました。
色は2番より薄めですが、傾向は似ています。香り・・・うーん、「赤ワインの香り」ですね。
味わいは2番より渋味は軽めで甘めです。
ヒマさんは『チリかな?』なんて言われてましたが、駅長は『いや、初回に安ワインの産地であるチリを出すはずがない』と深読み。
師範のファイナル・アンサーは「典型的な国と品種」という当初の予想に従って、
カリフォルニアのカベルネ・ソーヴィニョンにしました。だってほら、カリフォルニアの安いカベルネって薄いのもあるから。
・産地(国名) | :カリフォルニア |
・品種 | :カベルネ・ソーヴィニョン |
・年号 | :2020年 |
・アルコール度数 | :14% |
・味わい分類 | :R07(豊潤なまろやか系) |
解答用紙がコチラです(クリックで拡大します)。
だいぶアルコールが回っているようで、
カタカナが「ソーヴィニョン」だったか「ソービニョン」だったかわからなくなってます(恥)
それでは答え合わせと参ります!
ボトルの写真は、wine@さんのインスタグラム
から拝借しました。
名称 | Coteaux du Giennois "Champ Gibault" 2019 コトー・デュ・ジェノワ "シャン・ジボー" 2019 |
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生産者 | Florian Roblin フローリアン・ロブラン |
価格 | (テイスティング3種1,100円) |
購入店 | wine@ |
コトー・デュ・ジェノワってナニ?どこ?
いきなりマイナー・アペラシオンから来たんですね~。
道場9,000本近い稽古の中で初のアペラシオンです。
でも、品種とアルコール度数は当てたのでまぁ良しとしましょう。
「トロピカル・フルーツ感の無いソーヴィニョン・ブランはフランス!」と覚えておくべきですね。
師範とヒマさんの正誤表は以下です。
・国: | 【正】フランス | 【師範】×ニュージーランド | 【ヒマ】×ドイツ |
・品種: | 【正】ソーヴィニョン・ブラン | 【師範】〇ソーヴィニョン・ブラン | 【ヒマ】×リースリング |
・年号: | 【正】2021年 | 【師範】×2022年 | 【ヒマ】〇2021年 |
・アルコール度数: | 【正】13% | 【師範】〇13% | 【ヒマ】×12.5% |
・味わい分類: | 【正】W04(キレありシャープ系) | 【師範】×W01 | 【ヒマ】×W05 |
点数 | (75点) |
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名称 | The Lackey Shiraz 2019 ザ・ラッキー シラーズ 2019 |
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生産者 | Kilikanoon キリカヌーン |
価格 | (テイスティング3種1,100円) |
購入店 | wine@ |
惜しくもヴィンテージだけミス!
これはわかり易い、というか「典型的な国と品種」にピタッとはまった例ですね。
ヒマさんも結構いい線行ってます。
とっても雑で自分にしか伝わらなそうな判断基準ですが、
「黒コショウ=オーストラリアのシラーズ、白コショウ=フランス(ローヌ)のシラー」
という感じがしています。
・国: | 【正】オーストラリア | 【師範】オーストラリア | 【ヒマ】×フランス |
・品種: | 【正】シラーズ | 【師範】〇シラーズ | 【ヒマ】〇シラー |
・年号: | 【正】2019年 | 【師範】×2021年 | 【ヒマ】〇2019年 |
・アルコール度数: | 【正】14.5% | 【師範】〇14.5% | 【ヒマ】×13.5% |
・味わい分類: | 【正】R09(重厚&スパイス系) | 【師範】〇R09 | 【ヒマ】〇R09 |
点数 | (77点) |
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名称 | Cote de Brouilly "Les sept vignes" 2020 コート・ド・ブルイィ "レ・セット・ヴィーニュ" 2020 |
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生産者 | Ch. Thivin シャトー・ティヴァン |
価格 | (テイスティング3種1,100円) |
購入店 | wine@ |
ガメイ来たか!
これはコンテキスト・テイスティングするべきでした。
対岸のWine Market Partyの店長である沼田さんは「ガメイ大使」を名乗っておられるんですよ。
それに対するリスペクト&挑戦でガメイが出されることは、左脳で判断するべきでした。
ガメイとしてはかなり濃いタイプだったのも、判断を間違う原因となりました。
でも、wine@のインスタによれば、これが一番正解者が多かったみたいですね。
・国: | 【正】フランス | 【師範】×カリフォルニア | 【ヒマ】×チリ |
・品種: | 【正】ガメイ | 【師範】×カベルネ・ソーヴィニョン | 【ヒマ】×カベルネ・ソーヴィニョン |
・年号: | 【正】2020年 | 【師範】〇2020年 | 【ヒマ】〇2020年 |
・アルコール度数: | 【正】15.0% | 【師範】×14% | 【ヒマ】×14% |
・味わい分類: | 【正】R02(華やか&赤ベリー系) | 【師範】×R07 | 【ヒマ】×R04 |
点数 | (74点) |
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こちらが正解です(クリックで拡大します)
この画像も、wine@さんのインスタグラム
から拝借しました。
結果的には師範は15問中7問正解、ヒマワインさんが5問正解。師範の大勝利でございます、パチパチパチ~!
そしてブラインド・テイスティングが行われた翌日、このインスタグラムを見に行くと・・・
なんと師範は5位に入賞していました!(もっとパチパチパチ~!)
・・・というようなブラインドテイスティング。お会計は参加費用の1,100円です。
こちらのお店のセラーには、結構お手頃価格で面白そうなワインが並んでいるので、
今度はちゃんと飲みに伺いたいと思います!
ご予定のあるヒマワインさんとはwine@でお別れして、ワインステーション+の駅長と更に飲みに行きます。
向かったのは、四谷三丁目のワイン食堂Ruscello(ルシェッロ)さん。
このお店は、今年の2月にも訪問しています。
あの時と同様、今回もかなりメートルが上がった状態での訪問になります。いつも酔っぱらいでスミマセン。
まずは「とりあえずビールでしょう」ということで駅長とビールで乾杯。
銘柄はBREWDOG PUNK IPA、お値段は1,200円です。
このメーカーのIPAはやっぱり美味いよね。香りと味わいが濃いので、ゆっくり飲んで温度が上がっても不味くならないのがナイスです。
ここに限らず、アメリカのIPAは気合が入っていて美味しいものが多い気がします。
名称 | Jiasik Riesling Malvasia 2021 ヤシック リースリング マルヴァジア 2021 |
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生産者 | Borgo san Daniele ボルゴ・サン・ダニエーレ |
価格 | 1,300円 (Glass) |
購入店 | ワイン食堂Ruscello |
もちろんワインも頂きます。「まずは白をお願いします」ということで、
数本の候補を並べて頂きました。その数本が何だったか覚えていないのね。
そういう時は写真に残しておけばいいんだよ>自分。
で、候補の中でこの時一番飲みたい気分だったのが、リースリングとマルヴァジアを使ったヴェネチア・ジュリアの白です。
なんとなく華やかな白が飲みたかったのよ。たしか駅長も同じものを注文されていました。
結果、目論見通り華やかな白でした。リールリングの特徴が出た白い花のような香りで、やや甘めの味わい。
素直に美味しいと感じられるワインでしたよ。
点数 | (80点) |
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料理も注文しております。
・前菜盛り合わせ 1,500円
さぁて覚えているか、12時の方向から時計回りに書きますと・・・(自信があるものだけボールド体)
・クミン風味のキャロット・ラペ(これは凄く美味しかった)
・キノコの炒め物(かなぁ)
・ズッキーニのソテー
・ワカサギの南蛮漬(ワカサギじゃないかも)
・鶏ハム?(本気で忘れてる)
・モッツアレラ&ソーセージ
・トマトと生ハム(のような)
・中央:ラタトゥイユとかカポナータ的な
8問中3問正解ですかね?
それはそれとして、こういうの摘みながらワイン飲むのって至福ですよね。
名称 | Fresco di Nero Tempranillo Rosé 2021 フレスコ・ディ・ネーロ テンプラニーリョ・ロゼ 2021 |
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生産者 | Pietro Beconcini ピエトロ・ベコンチーニ |
価格 | 1,300円 (Glass) |
購入店 | ワイン食堂Ruscello |
白の次、駅長はオレンジを注文されていました。
オレンジはねぇ~、気力体力十分な時だと良いんだけど、この日は昼間っから飲みっぱなしだったので、
なんとなくそういう挑戦的なワインは避けたく思ったのよ。なので他の提案をお願いしました。
そこで薦めて頂いたのが、イタリアのトスカーナで造られているロゼ。品種はなんとテンプラニーリョです。
この品種を使ったイタリア産、初めてだと思います。
先日、ドイツのテンプラニーリョと稽古しましたが、
スペイン以外でも栽培されるようになったんですね。
色は、写真からもわかるようにかなり濃いピンク色、「どピンク」と言って良いくらいの色合いです。
香りは・・・スミマセン覚えていません。
味わいは、色の印象通り濃い感じだったか、あるいは色の印象に反して軽い感じだったかどちらかです
・・・ってそれじゃ情報量ゼロですな、重ねてスミマセン。
点数 | (??点) |
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こんな料理も頂いています。
・サルシッチャと有機ネギ&舞茸のソテー 800円
写真を拡大してもボケボケ、そんな状態で頂いていましたが、これは美味しかったですね。
サルシッチャの肉々しさはもちろんのこと、ネギが美味いんです。
坂本さん曰く『めっちゃ高いネギ使っています。これじゃないとダメなんです。』とのことでした。
名称 | Enira Reserva 2017 エニーラ レゼルヴァ 2017 |
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生産者 | Bessa Valley Winery ベッサ・ヴァレー・ワイナリー |
価格 | 1,200円 (Glass) |
購入店 | ワイン食堂Ruscello |
この期に及んで赤まで頂いています。
試飲会から通算すると、これが32種類目ですね。試飲会が30ml、ブラインドテイスティング(+おまけ)が40ml、ここが90mlとすると、
30×20 + 40×9 + 90×3 = 1,230ml、ボトル1本半以上のワインを摂取したことになります。
これが飲みすぎと言わずになんと言いましょうか!
・・・というわけであまり覚えちゃいないわけですが、
それでも記憶しているのは、とても濃い色合いと、
「やっぱりブルガリアはボルドーっぽいよね」というミッチリ果実の香り、
それにブルーベリーヨーグルトを想わせる味わいは覚えています。
これで完全に出来上がりました。それでも電車の時間を気にして、終電よりだいぶ前には店を後にした師範エライ!です。
点数 | (81点) |
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お店のカウンターにはリーデルのスーパーレジェーロが並んでいました(これも写真ボケてますが)。
実はマスターの坂本さん
とは前日のリーデル・セミナーでもお会いしていたんですね。
どこかでお見かけしたなぁ、とは思っていたのですが、その時はご挨拶しそびれました。
今後ともよろしくお願いします!
というような駅長とのサシ呑み、お会計はチャージ無しの税込みだったので、単純合計の7,300円でした。
(しっかし長い稽古日誌だなぁ)
本日は、リーデル社主催の「ゲオルグ・リーデル氏によるテイスティングセミナー」に参加。
会場は、六本木にあるザ・リッツ・カールトン東京。
大事なことなのでもう一度ボールド体で書きますが、ザ・リッツ・カールトン東京ですよ。
こんな高級ホテルには全く縁のない人生を送って参りました。
同様の人生を送って来た方が他にもおられまして、お互い迷える子羊にならないよう0次会で景気付けしていきましょう!
ということになりました。お相手は「令和の文豪」ななさんです。
0次会の場所に選んだのは、リッツ・カールトンの下、 東京ミッドタウンの1階にあるRIO BREWING & Co. BISTRO AND GARDENというクラフトビールの店です。 まず会場から近いですし、軽くビールを飲むも良し、グラスワインもいろいろありそうなのでワインを飲むも良し、 ということでこの店を予約して伺いました。
師範は「ワインも良いけどやっぱりビール」ということで、ADDLESCENCE(アドレセンス)というビールを注文。
お値段は"Grande"サイズで980円。
外観はほぼオレンジジュースですが、香りにも柑橘系の雰囲気がしっかりあって、大変美味しゅうございます。
奥に見えるのがお通しのパテ的な料理。
このお店、チャージ料は380円なのですが、ちゃんとこういうおつまみを出してくれるのがステキです。
そして乾杯。ななさんはリンデマンス・フランボワーズというビールをお召し上がりでした。
隣で飲んでてもフランボワーズの香りがして、こちらも美味しそうでしたよ。
・・・というような「匂わせ写真」をお互い撮ってツイートして遊んでいました。
こういう時、茶化しのリアクションを頂けると助かります。
だってガチだと思われると恥ずかしいじゃないですか(笑)
食べ物も1品だけ注文しております。それがこちら、鰹のたたき 秋茄子のピュレ、お値段820円。
恐ろしいまでにオシャレな場所にあるお店ですが、ビールも料理も比較的良心的な価格設定だと思います。
ちなみにグラスワインも580円~くらいでいろいろありましたが、
ワインを飲んじゃうと更新が大変なので今回はパスしました。
今回はカウンター席を予約したのですが、店の前にはテラスがあるので、
明るい時間であればテラスでワインやビールを頂くと、パリピの仲間入りをしたみたいで楽しそうです。
そんな感じの0次会、お会計は二人分で3,000円ちょっとでした。リーズナブルで使い勝手の良いお店だと思いますよ。
ビールで気持ちと肝臓を落ち着かせたところで、いよいよ本日の本丸「ザ・リッツ・カールトン東京」の2階、
グランドボールルームへ向かいます。
このホテル、東京ミッドタウンの中庭側からだと小さな入り口から迷路のような通路を通っていくんですね。
なんかこう、悪いコトをしに来た感がハンパ無いです。別にセミナーに参加するだけなんですよ、
私たち!と書いた紙を背中に貼りたいくらいです。
・・・ってな感じで自意識過剰になりつつ会場に到着。
受付開始直後の18:15くらいに着いたのですが、もう人でいっぱいでした。
ここにいる人たちみんな前のめりなワインオタクなんですな。
そしてそこには、同じく飲み仲間のayucowさんが、
まるでホテルの支配人みたいな感じで闊歩されておりました。
他にもミケさんとか
Nagisa.Tさんとかもお見えでしたよ。
会場前のテラスが解放されていたので、そこからの景色がコチラです。
何億万円もするようなタワーマンションがニョキニョキ生えていて、われわれ庶民とは縁のない世界が展開されているんでしょうね。
せいぜいグラスくらいはそういう方々と同じものを使って、貴族の気分を味わいたいものです。
今回発表された、「スーパーレジェーロ」というグラスのシリーズがこちらです。
今回のセミナーは、なんとお土産にこのシリーズのグラス4脚がお持ち帰りできるんですよ。
定価だと一脚7,700円が4つなのでトータル30,800円、なのにセミナーの参加費用は16,500円なんです。
めっちゃお得じゃないですか!
そして、お得はそれだけじゃなかったことが後程判明します。
午後6時50分、いよいよ入場です。
今回の参加者は200名、その人数×4、計800脚のでっかいグラスが並んだ姿は壮観です(ぜひクリックして拡大してご覧ください)
テーブル上には、グラス4脚と、テイスティングで頂くワインがセッティングされておりました。 テイスティングなので量はちょっぴりかなぁ、と思っていたのですが、なんのなんの、結構たっぷりの量がカップに注がれています。 司会の方によれば『全部飲み干すとボトル半分くらいの量があります』とのことでしたので、 1種類あたりは90ml程度だと想像されます。
量もさることながら、ビックリなのはその内容ですよ。
白はソーヴィニョン・ブランとシャルドネ、赤はピノ・ノワールとカベルネ・ソーヴィニョンが出されることは分かっていたんですが、
せいぜいACブルゴーニュクラスが出されるものだと思ってたら・・・どっひゃ~!です。
いよいよセミナーのスタートです。
今回説明して頂けるのは、リーデル家10代目当主「ゲオルグ・リーデル」氏。よろしくお願いします。
説明して頂いたことを極めてザックリ要約すると・・・
名称 | Cloudy Bay Sauvignon Blanc 2022 クラウディ・ベイ ソーヴィニョン・ブラン 2022 |
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生産者 | Cloudy Bay クラウディ・ベイ |
価格 | (セミナー代に含む:約90ml) |
購入店 | リーデル・テイスティングセミナー |
最初の品種はソーヴィニョン・ブラン、造り手はニュージーランドの有名ドコロ「クラウディ・ベイ」です。
このクラスだとまだ道場でも稽古経験があって、今年の3月に同じものと稽古しております。
まぁ典型的なソーヴィニョン・ブランと言えばやっぱりこれだよなぁ、という感じのチョイスですね。
まずはソーヴィニョン・ブラン用のグラスでテイスティングします。
香りは、いかにもソーヴィニョン・ブランな、ハーブの涼やかさとトロピカルフルーツの華やかさ。
ゲオルグ氏は『スパイシー、刈ったばかりの草、ライチ』と言われてました。
味わいは、やや甘みがあって酸味は穏やか。とても親しみやすいバランスだと思います。
やっぱり美味しいのね、このワイン。
どちらかというとはっきりした香味のワインなので、グラスで差なんて出ないと思いましたが、
このワインの比較が一番わかり易かったように思います。
点数 | 83点 |
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このソーヴィニョン・ブランを使って、グラスの違いを感じ取ります。比較対象にされたのはシャルドネ用のグラスです。
香りの感じ方は明らかに違います。シャルドネのグラスは、口の開きが大きいからか散漫な印象を受けます。
そこまではまぁこれまでの経験からも「そうだろうな」と思っていました。
ちょっとビックリだったのは味わいです。正直「グラスが違っても味わいが変わるわけがない」と思ってました。
だって、香りと違ってグラスと口が接する時間なんて一瞬じゃないですか。「口の中に液体が流れ込む際の違い」などと言われても、
そんなん嘘っぱちだと思ってたわけですよ。
でも、違って感じました。なんかシャルドネだと酸味が弱く苦味が強めに感じました。己の感覚に「ホントかいな?」です。
名称 | Far Niente Napa Valley Chardonnay 2021 ファー・ニエンテ ナパ・ヴァレー シャルドネ 2021 |
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生産者 | Far Niente ファー・ニエンテ |
価格 | (セミナー代に含む:約90ml) |
購入店 | リーデル・テイスティングセミナー |
次なるテイスティング・アイテムはシャルドネです。
カリフォルニアのワインに詳しくないので、「ふーん」ってな感じで見てましたが、
後で調べるとこれ、1本1万円以上する高級シャルドネなんですね。
だれだよACブルゴーニュクラスが出されるなんて考えていたのは!
こちらもまずはシャルドネ用のグラスでテイスティングします。
色は、前のソーヴィニョン・ブランより明らかに濃いレモン色です。
香りは「ザ・樽ドネ」ですね。いかにも古き良きカリフォルニアな感じの蜜とバニラの香りです。
ゲオルグ氏は『ソフト、フローラルの香り』なんて言われてましたが、そうかいな?です。
味わいは、樽の強さに呼応するような甘さとアルコール感。ドスン!と重い味わいです。
これまた典型的、いかにもカリフォルニアのシャルドネという感じのワインです。
そりゃまぁグラスのセミナーですからね。そういう銘柄を持ってくるのはさすがだと思いましたよ。
点数 | 82点 |
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シャルドネの比較対象は、ソーヴィニョン・ブラン用のグラスじゃなくてピノ・ノワール用のグラスです。
『レストランなどではしっかりしたシャルドネをピノ・ノワール用のグラスで出すでしょ、でもそれ違うのよ』
というのがゲオルグ氏の主張でした。
飲んでみると、確かにこれも大きなグラスだと香りの凝縮感がスポイルされたような印象を受けました。
ゲオルグ氏曰く『ハーモニーが失われ、フルーティさが減ってミネラル感が前に出てくる』らしいです。
そこまでの違いはわかりませんでしたけどね。
あと、このシャルドネをホワイトチョコと合わせたんですが、それだと明らかにシャルドネ用のグラスの方がワインが香ばしく感じて、
ピノ・ノワール用のグラスは酸っぱく感じました。なんだかちょっと魔法にかけられたような気分になりましたよ。
名称 | Charmes-Chambertin "Grand Cru" 2016 シャルム・シャンベルタン "グラン・クリュ" 2016 |
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生産者 | René Bouvier ルネ・ブーヴィエ |
価格 | (セミナー代に含む:約90ml) |
購入店 | リーデル・テイスティングセミナー |
今回のテイスティング用のワインで、一番ビックリしたのがコレです。
泣く子も黙るグラン・クリュ、シャルム・シャンベルタンですよ。
最初リストを目にした時、「ほー、やっぱりブルゴーニュあるのね」と思って軽く流しそうになって
「え!待って!!グラン・クリュ!!!」ってなりました。いや~、ありがたいありがたい。
そしてやっぱりグラン・クリュは美味いわけですよ。
まず香りが凄い。口を突いて出たのが「エロい!」です。
1リットル以上入る大きなグラスにも負けない香りのボリュームがあります。
木イチゴとカラメルが混然一体となって、なんとなく紅茶の雰囲気も連れながらブワーッと香ります。
味わいは、まだタンニンがしっかりしていて若さがあるのですが、グラスが大きいからかすぐに開いてきた感じです。
こんなワインが頂けるなんて、嬉しい誤算でありました。
だってね、グラン・クリュを200人分確保するって簡単なことじゃないと思うのですよ。
リーデル・ジャパンの代表の方(名前失念)グッジョブ!です。
点数 | 90点 |
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ピノ・ノワールの比較は、シャルドネ用のグラスを使うように指示されました。
この比較は、正直言って師範にはあまり違いがわからなかったな。
なんとなく香りの出方は違うんですが、どっちが良いとも悪いとも言えない感じでした。
味わいに関してはどちらも一緒。少なくとも師範のポンコツ味覚センサーでは違いは感じ取れませんでした。
でもゲオルグ氏は『シャルドネ用だとワインとグラスが離婚だ』なんて力説されるわけですよ。
本気でそう感じられているのか、いろんなグラスを売りたいマーケティング・トークか・・・まぁ両方でしょうけどね。
名称 | Beringer Knights Valley Cabernet Sauvignon 2019 ベリンジャー ナイツ・ヴァレー カベルネ・ソーヴィニョン 2019 |
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生産者 | Beringer ベリンジャー |
価格 | (セミナー代に含む:約90ml) |
購入店 | リーデル・テイスティングセミナー |
最後のテイスティング・アイテムは、米国ベリンジャー社のカベルネ・ソーヴィニョンです。
4種類のうちニューワールドが3種、フランスは1種。
やっぱり「品種」という部分にスポット当てると、ニューワールド産の方が特徴が良く出ていたりするでしょうね。
ゲオルグ氏の説明では、『ピノ・ノワール用は果皮が薄い黒ブドウに向いていて、カベルネ・ソーヴィニョン用は厚いブドウに向いている』
らしいです。それを参考に他の品種にも適用すれば良いんでしょうけど、惜しむらくは品種ごとの皮の厚みなんて知らないわけですよ。
さてテイスティング、色は真っ黒です。
香りは、リコリスとかユーカリとか、ちょっと涼しげで甘い香りが最初に感じられます。
深く嗅ぐと、黒いベリーの香りやバニラの香りが出てきます。このタイプのグラスだと「軽く嗅ぐ」と「深く嗅ぐ」で違いがあるんですね。
ボウルの中で重さの違う気体が層をなしているイメージです。
味わいは、典型的なカリ・カベで、甘くて渋くて重いワインです。
想像通り、しっかりしていて美味しいカリフォルニアのカベルネ・ソーヴィニョンです。
ちなみにこのワインは、ダークチョコに合わせるように指示されました。
美味しいけど、ホワイトチョコとシャルドネのような魔法は感じられませんでした。
点数 | 81点 |
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ゲオルグ氏、実演しながら説明して頂きました。
面白かったのは、「合う」より「合わない」を体験させる部分に主眼があったところです。
繊細な味覚嗅覚など持たない師範には「そんなに合わない?」と疑問な部分はありましたが、
「合う」を主張されるよりはわかりやすいんですね。
時折ジョークも交えながらの楽しいショーでしたよ。
そんな2時間弱。グラスが貰えて良いワインが飲めて興味深い話が聞ける、大変お得なセミナーでした!
来年以降も開催されたら、「迷わず参加すべし!」と太鼓判を押します!
セミナーの終了後、以前池袋の公園飲みでお会いしたぽんしゅ@tokyoさんが
挨拶に来られたので、お隣のななさんを紹介したところ、
『あぁ、あの乳首の!』
と、会心のご挨拶を頂きました。
そして今回のななさんのBlogはコチラ
になります。やっぱり文豪にはかなわん。
(※)プライバシーに配慮して、この写真だけはクリックしても拡大しません
セミナーが終了したのが午後9時頃、最近流行の「小30分(こさんじゅっぷん)だけ」飲みに行きますか!」ということで、 ななさん&ayucowさんにKC&おじおじさんも加わり4人で 豪徳寺のワインステーション+さんへ。
お店に着いたのはもう10時を過ぎておりました。豪徳寺から道場までは意外と遠いので、短期決戦ですね・・・ ということでいきなり↓のワインで乾杯しております。ayucowさんはビールです。
名称 | Olifantsberg Grenache Blanc 2021 オリファンツベルグ グルナッシュ・ブラン 2021 |
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生産者 | Olifantsberg オリファンツベルグ |
価格 | 1,250円 (Glass) |
購入店 | ワインステーション+ |
店主の駅長さんに、
「セミナーでソーヴィニョン・ブランとシャルドネは良いヤツを飲んできたのでそれ以外の白をお願い」と注文し、
出して頂いたのがこちら、品種はグルナッシュ・ブランです。
『グルナッシュ・ブランなんて珍しいでしょ?!』とのことでした。
グルナッシュ・ブラン、調べたら6月の持ち寄りワイン会で頂いておりました。
本日の4人、みんなその時のワイン会に参加したメンバーですね。でも誰も『あの時飲んだよ』とは言いだしませんでした。覚えてないっすよね。
色は、↑の乾杯写真でも少しわかるかな?結構しっかりめの黄色、リンゴが少し酸化したようなほんのり茶褐色にも感じられます。
香りもリンゴです。樽香は無くて、ストレートな果実の香りを感じます。
味わいは・・・どうでしたっけね?あまり覚えていません。
せっかくのグルナッシュ・ブランでしたが、その特徴を捉えきれないうちに飲み干してしまいました。
前回の稽古だと白い花やぺトロールなんて書いているので、今回の印象とは全然違うっぽいんですよね。
ブラインドで出されても絶対わからないヤツです。
点数 | 76点 |
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名称 | Ridgelands Sandstone Sauvignon Blanc 2020 リッジランズ サンドストーン ソーヴィニョン・ブラン 2020 |
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生産者 | Elgin Vintners エルギン・ヴィントナーズ |
価格 | 1,250円 (Glass) |
購入店 | ワインステーション+ |
4人の傍らには、お持ち帰りしたリーデルのグラス4種があるわけですよ。
だったらグラス比較をしない手は無いでしょう、ということでやおらソーヴィニョン・ブラン用のグラスを出して、
「ソーヴィニョン・ブランをください」とお願いしました。
さっきは「ソーヴィニョン・ブランは飲んできたからいらない」なんて言ってたのにね。
そしてこのソーヴィニョン・ブラン、いわゆる「トロピカルフルーツとハーブの香りで」という一般的な印象とはかなり異なる、
しっかりと樽の利いた香りを感じます。これだったらシャルドネ用にグラスが良かったかもですね。
味わいは・・・どうでしたっけね?あまり覚えていません。
前のグルナッシュ・ブランもこのソーヴィニョン・ブランも、グラス1杯1,250円ですから、
それなりにお高いワインなのだと思われます。
だったら樽が効いていた方が良いよね、ということですかね。
結構面白いソーヴィニョン・ブランでした。
点数 | 81点 |
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こんな風に、お店のガブリエル・グラスとリーデルのスーパーレジェーロとで飲み比べております。 違いがわかるかって?んな細けぇこたぁ良いんだよ。どっちも良いグラスですわ。
名称 | Focal Point Cinsault 2021 フォーカル・ポイント サンソー 2021 |
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生産者 | Laarman ラーマン |
価格 | 1,100円 (Glass) |
購入店 | ワインステーション+ |
次は赤でございます。写真のタイムスタンプを見ると、乾杯からここまでで50分弱、かなりのハイペースで飲んでますね。
これも「ピノ・ノワールとカベルネ・ソーヴィニョンは良いヤツを飲んできたので別のを」とお願いして、
サンソーを出して頂いたんだと思います。
色は結構濃いめだったですかね?グルナッシュ・ブラン同様、
サンソーもあまり単一で飲む機会がないので、特徴を掴みきれていません。
香りは、やや野性味を感じるような、いわゆる「セイボリー」と言われるような感じだったんじゃないかと。
味わいは・・・どうでしたっけね?あまり覚えていません。
"Focal Point"っていうくらいだから、ギュッと焦点の絞れた香りと味わいを狙ったワインなのかもしれませんが、
いかんせん飲み手の師範側が焦点が合わずにボケボケでした、という感じです。スミマセン。
点数 | 78点 |
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1品だけ注文した料理がコチラ。
・蕪とルッコラのサラダ 600円
やっぱりワインに合わせるのは野菜が万能ですわ。爽やかな香りと味わいでとても美味しゅうございました。
マキさんグッジョブです。
名称 | Saurwein OM Pinot Noir 2020 サワーヴァイン オム ピノ・ノワール 2020 |
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生産者 | Saurwein サワーヴァイン |
価格 | (ayucowさんから) |
購入店 | ワインステーション+ |
最後の1杯は「やっぱりピノ・ノワールのグラスを使いたい」ってことになって、
ピノ・ノワールを出して頂きました。
とても人気のある銘柄ということだったのですが、
お値段も結構な金額だったので躊躇していたところ、ayucowさんが出してくれてシェアしたんだったと思います(記憶が曖昧)
外観は、ピノ・ノワールらしく明るめの紫色です。
香りは、「ザ・高級ピノ」な香りがします。セミナーで飲んだシャルム・シャンベルタンにも負けないかも!なんて話をしていた覚えがあります。
ただ、まだ若い感じで若干炭酸のピリピリ感が残っていたので、開けて少々待った方が美味しく頂けるかも知れません。
やっぱり師範はピノ・ノワールが好きなんだろうね。
他はあまり覚えていないけど、このワインは結構記憶に残っているから。
自宅にも買おうかと思ってお値段を調べたら、アフリカーさんで8,000円もするのね
(リンク : Saurwein OM Pinot Noir 2020)
そりゃ美味しいはずだわ。
点数 | 86点 |
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ゲオルグ・リーデル氏の教え通り、ピノ・ノワールにはちゃんとピノ・ノワールのグラスを使っております。
味わいの差?んな細けぇこたぁ良いんだよ。というか酔っぱらいなのに割らなかったのは偉いです。
そんな二次会、お会計は5,000円ちょっとでした。
滞在1時間ちょっととしてはかなり売り上げに貢献させて頂いたと思います!
本日はお達者クラブ例会(リモートワイン会)。
スタート時間は午後8時、「そんな時間まで待っていられるか!」ということで、明るいうちからフライング抜栓。
今回の課題ワインはメルシャンの「藍茜」、たまたまヴィンテージ違いがあったので両方一度に開けました。
だってほら、リモート宴会の時は1本じゃ足りなくなるし、参加者には両方のヴィンテージの方がいるみたいだからね。
幹事役としての責任感ですよ。
右側が、一つ前のヴィンテージである2019年、左側が現行のノン・ヴィンテージ。 この2本、写真じゃわかりづらいけど色が全然違うんです。 香りも結構違うので、「同時に開けて良かったなぁ」です(詳細後述)
合わせた料理は師範代がふるさと納税の返礼品でゲットした蟹しゃぶです。
昨日開けた山梨ヌーボーの甲州も登場して頂きました。
蟹と赤ワインが合うか・・・細けぇこたぁ良いんですよ。
少なくとも邪魔をする感じはありませんでした。チリのカベルネ・ソーヴィニョンよりはきっと合うでしょう。
さぁてリモート宴会の準備します。
名称 | Chateau Mercian Aiakane 2019 シャトー・メルシャン 藍茜 2019 |
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生産者 | Mercian メルシャン |
価格 | 1,537円 |
購入店 | オーケー みなとみらい店 |
まずこちら、リリースが古い方の2019年産。
お値段は現行よりも若干安く設定されていたようです。
裏ラベルの説明よれば
『赤い果実の香りと、心地よい酸とやわらかなタンニンがバランスよく調査した味わいのシャトー・メルシャン藍茜は、
欧州系品種と日本固有品種を日常の食卓によく合うようブレンドし、
その味わいを日本の伝統的な色になぞらえ「藍茜」と名付けました。』
だそうです。
外観は、やや明るめの澄んだ紫色。アルコール度数が11.5%と低めなので、アシも短めです。
香りはイチゴキャンディとココナッツ、マスカット・ベーリーAの雰囲気を強く感じます。
その一方で、日本のメルロー的な蔵の中っぽい湿った果実香もありますね。
味わいは、ほんのり甘くて渋味は控えめ。こちらもマスカット・ベーリーA主体のワインに近い傾向だと思います。
師範は、マスカット・ベーリーAからはピノ・ノワールに近い印象を受けるんです。
なのでこれも「ルーマニアのピノ・ノワールです」と言って出されたら信じるかも(さすがにそれは無いか)。
1,500円というお値段だったらちょっとお得に感じる、軽いけれども存在感のある日本の赤、という印象です。
ちなみにこのワイン、皆さんファミリーマートで500mlのものを購入されていたのですが、
同じ2019年ヴィンテージでもアルコール度数に違いがありました(福岡、兵庫、青森は12%、首都圏は11.5%)
同ヴィンテージでもロット違いがあるんですね。
そういうのって、リモート宴会でもしないとわかんないですね。
小瓶保存して3日後再稽古。 さすがにやや酸味が強くなったように感じます。 師範の嗜好だと、このワインは抜栓当日に飲んでしまった方が良いように思われました。
点数 | 78点 |
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名称 | Chateau Mercian Aiakane N.V. シャトー・メルシャン 藍茜 N.V. |
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生産者 | Mercian メルシャン |
価格 | 1,759円 |
購入店 | ロピア権太坂店 |
もう一方が現行リリースのノン・ヴィンテージ。ヴィンテージ書かない方がやっぱり売りやすいんですかね?
オタク的にはちょっと物足りない気がするんですけどね。こちらも裏ラベルのコメントを転記します。
『赤い果実の香りと、心地よい酸と柔らかなタンニンの味わいを感じられるワインです。
ていねいに愛情を注ぎ育てられた日本産のブドウのみを使用、日本庭園のような調和を目指しバランスよくブレンドしました。』
とのこと。品種の説明がなくなってますね。
では相対的に書いていきます。
まず外観は、明らかにこちらの方が濃い紫色です。この色からピノ・ノワール感は無くて、
シラーとかネッビオーロとか、そういうのに近いと思います。アルコール度数も12%とちょっとだけ高めなので、
粘度も少し高め見えます。
香りは「ほとんどメルロー」です。2019に感じたイチゴとかココナッツはありません・・・いやイチゴはあるかも。
クランベリーのような果実の香りと、日本のメルローらしいおばあちゃんちの絨毯を感じます。
味わいは、2019よりも甘さ控えめで渋味しっかり。ポンコツ師範にもちゃんと違いがわかります。
この違い、1年(かな)のリリース時期の差だけではなく、明らかに造りを変えてきていると思われます。
国際派指向というか、(欧米の方が嫌うと言われる)イチゴキャンディっぽさを抑え込んでます。
旺盛なインバウンド需要を見越した変更だとすれば、さすが大手の判断だと唸らされますな。
好き嫌いでいえば能天気にわかり易い2019の方が好きでしたけど。
こちらも小瓶保存して3日後。 香りが少しおとなしくなって、ベーリーA感が強くなったかなぁ、と思いますが、大きな変化はありません。 特に強めの渋味は健在、案外タフなワインだと思います。
点数 | 77点 |
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8時にスタートした宴会も、お年寄りの集まりなので11時過ぎには終了。
結局師範は(100ml小瓶に残した分を除いて)2本とも飲み干してしまいました。
というような例会、今回の参加者は下記の皆さんでした。
・MOMOさん(介護役:今回の課題ワイン提案者)
・カツミさん(神戸在住なのに巨人ファン)
・MAMIさん(今回のワインは「アルコール度数低すぎ」らしい)
・アンディ松原さん(来年サイト開設25周年)
・徒然 わいんさん(次回の課題ワイン提案者)
・とらゔぇるそさん(ひらがなの「ゔ」は環境依存文字)
・Yuichi Satoさん(来年は遊びに来てください)
・安ワイン道場師範(男性最年少)
またよろしくお願いします。
フラッと横浜まで散歩に出たとき、「そういえば昨日の11月3日は山梨ヌーボーの解禁日だったな」と思い出し、
デパートなんかをチェックするもほとんど扱っていないですね。
オーストラリアのヌーヴォーは結構見かけましたが、南半球は半年前ですからね。
そんな中、かろうじて売られていたのは横浜そごうの地下にある「もとまちユニオン」と、
写真の「成城石井」。どちらも1銘柄しか置いていない寂しい状況でした。
ちなみに、その後買い物に向かったイオンスタイル天王町店のイオンリカーには、ちゃんとコーナーが設置されていました。
でも、通りすがりのお客さんの声を聞いていると『え?ボジョレー・ヌーボーは無いの?』だそうです。
まだそんな認知度なんですねぇ。
異国の新酒もいいけど、日本の収穫も祝いましょうや。今年は出来が良いらしいですぞ!
名称 | Gold Wine Koshu 2023 ゴールド甲州 2023 |
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生産者 | Aramaki Winery 新巻葡萄酒 |
価格 | 1,749円 (720ml) |
購入店 | 成城石井 ルミネ横浜店 |
というわけで、今日買ったばかりの山梨ヌーボーと稽古していきます。
旬のものですからね。
旅疲れがどうのとか、運んですぐはどうの(リュックの中で1時間揺られました)とかは全く気にしません。
造り手は新巻葡萄酒、葡萄の栽培から醸造まで一貫して管理する小規模なドメーヌ的な造り手とのことです。
外観は、軽く濁りを感じる薄レモン色。新酒らしくてナイスです。
香りは、ビックリするくらいちゃんと香ります。甲州種って、香り弱めな印象がありますがこのワインはそんなことありません。
甲州らしい、和柑橘がパリッと香って、どことなくゴマ油のようなニュアンスも感じます。
味わいは、甘さ皆無で酸味しっかり。でも旨味も結構あるので酸っぱい感じは受けません。
今年の夏はとても暑かったので、もっと糖分を残した甘さのあるワインに仕上げているかと思ったら、
そうでも無くて「ガチの辛口」でした。
早い時期に収穫したような酸味のしっかり感ですが、それでも香りがちゃんとしているのは立派です。
贔屓目抜きにコレは美味しいワインですよ。今年の甲州は期待できそうですぞ。
小瓶保存した翌日、香りがちょっとだけおとなしくなったかな?という感じはありますが、 ヘタッた感じはなく普通に楽しめます。やっぱり今年の山梨ヌーボー甲州は買いですよ!
点数 | 80点 |
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本日の夕食は、今シーズン最初で最後のテラスで焼肉。
焼肉にはビールですよ、というわけで先にワインを頂いて後からビールという組み立て。
一昨日の残り、小瓶保存のボルドーワインも頂きました。
順番なんてどうでも良いっすよ、飲みたいように飲む、それが一番です。
本日は1ヶ月半ぶりのバンドの練習日、スタジオはいつものStudio NOAH 恵比寿店。
今回の新曲は、YOASOBIというグループの「ミスター」という曲。
最近の曲は難しいっすね。特に途中で半音下げて後でまた半音戻すという構成が多いんですよ。
半音のスライドは、ギターやベースにとってはそれほど難しいことじゃ無いんだけど、
つい勘違いして半音ずれたポジションで弾いてしまいがちになります。そうすると間違いがバレバレ。
往年のシティポップの方が演奏するのは楽だけど、新しい曲を知るのは楽しみでもあります。
毎度の練習後の「反省しない反省会」は、サイゼリヤ 恵比寿駅東口店にて。
店に着いたのは午後4時頃だったんだけど、そんな時間でも3組待ち。
いつもここなんだけど、明るいうちから安くてしっかり酒が飲める店って、この界隈ではあまりなさそうなんだな。
他に良い店ご存じでしたら教えてください。
15分くらい待って入店、即生ビールで乾杯。 生ビールの番号は"BR01"です。もう座ってすぐに手が動くくらい覚えちゃってます。
そしてサイゼリヤで欠かせないメニューが柔らか青豆の温サラダ。こちらの記号は"AA25"です。 たっぷりの青豆に温泉卵と削ったチーズがたっぷり乗ってお値段税込み200円。 どこで利益が出ているのか不思議な一品です。
名称 | Bacaréto 2021 バカレト 2021 |
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生産者 | Pontemagno ポンテマーニョ |
価格 | 2,200円 (お店価格) |
購入店 | サイゼリヤ 恵比寿駅東口店 |
生ビールを2杯頂いて落ち着いたら、もちろんワインを注文します。
サイゼリヤの恵比寿駅東口店は「スペシャルワインがある店」なので、ワインリストが存在します。
載っているのは、スパークリングと白と赤がそれぞれ5種、甘口が1種の計16種類。
以前はもっとあったのですが(バローロなんかもありました)、
それでもファミレスでこれだけ揃っていれば文句を言う筋合いはありません。
お値段も、一番安いのはマグナムボトルで1,100円という破壊的な安さで、一番高くても2,600円という良心的価格設定です。
そんなリストから選んだのは、まずはマルケ州の白。
この銘柄はヴィンテージ違い(2020年)と2月に稽古しております。
好きなんですよ、この銘柄。
なぜ好きかと問われれば、やっぱり香りが華やかなんだな。
リストには『強いフルーティな香り。』と説明されていますが、まさにその通りなんですよ。
マスカットみたいな香りが、小さなプラスチック製のグラスからでもしっかり感じ取れます。
ヴェルディッキオって、もっとおとなしいイメージがありますが、ここのはいつも華やかです。
点数 | 79点 |
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ワインの銘柄は減る一方ですが、料理の方は新メニューが追加されていました。
「リブステーキ 1,000円」の代わりに登場したのがそれがコチラ、
ラムと野菜のグリル、お値段870円です。
アロスティチーニみたいな強い羊感はありませんが、ちゃんと美味しいっすね。師範はこっちの方が好きかもです。
名称 | Ranuccio Barbera 2018 ラヌッチョ バルベーラ 2018 |
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生産者 | Castelli del Duca カステッリ・デル・ドゥーカ |
価格 | 1,650円 (お店価格) |
購入店 | サイゼリヤ 恵比寿駅東口店 |
もちろん赤ワインも注文しております。
このワインも、同じものと3月に稽古しておりますな。
我ながら芸が無い、というか、「ラヌッチョ」という銘柄名を「ヌラッチョ」だと勘違いした人が以前いて、
その印象が強すぎてついこれを選んでしまいます。
そしてこのワイン、リストに『新鮮で若くさっぱりとした辛口』と書かれていますが、
「若く」の部分はちょっと違和感があります。というのも、ヴィンテージが2018年なんですよ。
それは昨年から同じです。
リストを作成した時には若かったかもですが、もうだいぶこなれた感じになっています。
で、「ヌラッチョ」だったらもっと濃いワインを想像してしまいますが、「ラヌッチョ」なので表記通りさっぱりした味わいです。
サイゼリヤの赤のお薦めは、ベーシックなハウスワインか、サリーチェ・サレンティーノ・リゼルバ(2,200円)ですよ。
点数 | 75点 |
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いろいろ飲み食いして、一人当たりのお値段は3,000円未満。 やっぱりこの安さで飲める店は他にないよなぁ、ということで毎度のサイゼリヤでありました。
先月のボルドーの会以来、
個人的に、というかツイッター的に盛り上がっているのが「#ボルドー飲もうぜ」のムーヴメント。
そこで先週末コストコで買ってきたのがこのボルドー4本セット。
金賞シールは無いけれど、箱入り娘だし、全部「グラン・ヴァン」って書いてあるし、
誰だかのポイント90点以上なので間違いないはず!(笑)
それにしてもボルドーって、金賞とかポイントとかのシール好きよね。
名称 | Château de Lyde 2020 シャトー・ド・リド 2020 |
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生産者 | Ch. de Lyde (SAS Gonfrier Fréres) シャトー・ド・リド (SAS ゴンフリエ・フレール) |
価格 | 870円 (4本セット:3,480円) |
購入店 | コストコ金沢シーサイド倉庫店 |
本日の夕食は子供たちは不在で師範代も帰りが遅く、師範のみなので簡単に。
メニューは牛パラとニンニクの芽の炒め物(スーパーで味付け済み焼くだけ)、いろいろサラダ(切っただけ)、シュウマイ(お惣菜)、
一人の夕食は適当で良いんですよ適当で。
木曜は本来休肝日ですが、例によって「休前日等特別措置法」を適用し休肝日返上させて頂きました。
選んだワインは、上記のセットからの1本目で、AOCはカディヤック・コート・ド・ボルドー。
2010年にAOC認定されたアペラシオンのようで、道場では初稽古になります。
品種はメルロー70%, カベルネ・ソーヴィニョン30%、ワイン・エンスージアスト91ポイントとのことです。
外観は、とても濃くて黒に近い紫色。粘性も高そうに見えます。
香りは、ボリュームこそ控えめだけど、ミチッと凝縮したベリーの香りと、ピーマンのような青さを感じる香りがあって、
いかにもメルローとカベルネ主体な雰囲気です。
味わいは、渋味がドドンとあってその脇に酸味と甘味。若いボルドーそのまんまな味わいです。
抜栓してすぐは典型的な若い右岸のボルドー、といった感じのワインだったのですが、時間が経つとグイグイ美味しくなります。
ビックリするのはこれが1,000円以下で買えたこと。
その倍はしてもおかしくないクオリティだと思います。やっぱりさすがコストコだなぁ、と唸らされますよ。
小瓶保存した翌々日再稽古。ビックリするくらいベリー感が前に出てきています。 やっぱりボルドーは時間を置いた方が良いよなぁ、という事実を再確認させて頂きました。
点数 | 78点 |
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