9月です。今年の夏は長い梅雨の後にいきなりの猛暑、なかなかキツい夏でしたな。これからこんな気候が増えていくのかな?
さて左写真は道場のアイドル、ゴールデンハムスターの「しま」さんです。
とても人懐っこくて、エサをもらいに体の上にバンバン上って来て、両手(両前足か?)に持って食べる仕草がたまりません。
そしてこの夏は、暑さが苦手な彼女のために、道場の和室は24時間エアコンを入れっぱなし。
多分ご本人より電気代の方が高い事態になっております(笑)
でもそのおかげで、買ったワインを涼しい空間にちょろっと置いておくことができたりしましたよ。
まぁ生き物と違って、ワインなんて多少暖かいところに置いても平気だと思うけどね。
本日は、次女がある資格試験を受験するというので、その送り迎えのために揃って上京。
試験会場は青山学院大学青山キャンパス。良いところにありますねぇ~青学。
師範もこんなところで大学生活を送っていたら、きっと今みたいに「安ワイン道場師範」なんていう陰キャの元締めみたいなことはしていなくて、
もっと明るくハッピーなパリピ人生を歩んでいたかも知れません・・・ウソです無理です。
試験の受付開始は午前9時、その時間ピッタリに着きました。
そして試験の終了時間は未定。「昼食は持参せよ」とのことだったので、午後まではかかる見込み。
要するに師範に於かれましては半日時間が空いておるわけです。
何をして過ごすか・・・って、貧乏性の暇つぶしと言えば散歩(&酒屋巡り)と相場が決まっているわけでございます。
9時過ぎに青学キャンパスを出発、西麻布を通って広尾へと向かいます。
このあたりの高級感というか「住む世界が違う感」は凄いっすね。
特に広尾ガーデンヒルズ、なんですかこのマンション群の凄さは。
読者な方でここにお住まいの方がいらっしゃいましたら是非呼んで頂きたいところです。
右写真は地下鉄広尾駅そばのトラットリア。
この写真から日本だとは思わないですよね。まるでナポリあたりのカフェのようです・・・ってナポリには行ったことないけど。
ナポリを見ないと死ねないなぁ。
最初に向かった先は、有栖川公園の前にある「ナショナル麻布」というスーパーマーケット
(ホントに最初だったのはエノテカ本店だけど開店前でした)。
このお店、道場開設前からネット通販に手を出すまでは良く伺ってました。
昔はいろんな輸入ワインが置かれているスーパーなんて少なかったからねぇ。
お客の半分以上が外国人/POPも英語表記のみという店内に入ると、
「ハイソな都会に居るぞ~」という気分になったものです。
あの当時は、銀座のデパート群、虎ノ門のカーブ・ド・リラックス、渋谷のやまや、そしてこのナショナル麻布を車で回るのが週末の楽しみの一つでした。
昔は都会(の近く)に住むメリットがあったんだよね。今では日本全国どこでもネットでちょちょいと買えますが。
ここナショナル麻布で調達したのが、2013年産のカリフォルニア産ピノ・ノワール。
在庫処分的なセール対象になっていて、通常の30%offの1,890円。
こういうのを見つけて、案外美味かったり存外不味かったりするのが楽しいんだよな。
実物を見て買う楽しみの一つです。
ちなみに右写真を撮った場所は、スーパーの目の前にある有栖川公園。
日本的な雰囲気の公園に沢山のお金持ちそうな外国人親子、広尾の風景ですなぁ。
10時過ぎに広尾を出発し、外苑西通りを南下して恵比寿方面へ向かいます。 当初の目的は、恵比寿ガーデンプレイスにあるワインショップを訪問することだったんだけど、 11時前ではショップはまだ開店前、ウロウロしていたら「ヱビスビール記念館」と書かれたエントランスが目に入りました。 そういえば7月に銀座のサッポロ The Barを訪問した時に、 そこのサッポロ黒ラベルと同じように、ヱビスビールが美味しく飲める場所としてここが紹介されていたことを思い出しました。
開館と同時に館内に入って、ダメ元で「ヱビスツアー」に申し込んだら、なんとすんなり最初(11:10~)のツアーに参加することが出来ました。
参加費用は、ビール2種類試飲付きの方が500円、ビールを飲まない方はソフトドリンク付きで300円。もちろん500円の方をチョイスしました。
館内でのルールとしては、静止画はOKだけど動画の撮影はNGらしいです。
ステージなんかでは時々そういう設定もあるし、音楽やショーなら理由も判らないではないのですが、
この施設で動画だけNGなのはなぜなんですかね?まぁ師範は静止画が撮れればオッケーなので無問題ではありますが、
注ぐテクニックを盗まれるのが嫌なのかな?ってそんなことも無いか。
右写真がヱビスビールの最初のデザインを復刻した瓶。
説明の女性からヱビスにまつわるいろいろな豆知識をお聞きした中で、興味深かったものをいくつかご紹介。
・恵比寿駅や恵比寿の町名よりビールの名付けが先。駅名町名は商品名にちなんで名付けられたもの。
・当初のビールの栓はコルクだった。途中から王冠になったが、王冠のギザギザの数は万国共通21個。
・戦時中はブランド名を記したラベルは禁止され、「家庭用麦酒」「業務用麦酒」「特配用(※)麦酒」のみ。
(※)特配用=冠婚葬祭および兵役に向かう人を送る宴会用
見学のあとはお待ちかねの試飲タイム。ちゃんと着席してゆっくり飲めるところは銀座の「サッポロ The Bar」より良いかもです。
ここでは、ヱビスビール各銘柄の作り方の違いの説明や、飲み方に関するレクチャー、
缶ビールでも美味しい泡が出来る三度注ぎの実演などをして頂きました。
こんなに至れり尽くせりで500円ですよ、それが日曜にフラッと来て当日参加できるとは・・・ここは天国、いや極楽だわ。
この日の試飲で出されたヱビスビールは、ノーマルのヱビス(右写真)と琥珀ヱビスの2種類。 試飲と言ってもそれぞれ150mlくらいは入っていたと思います。
左写真が、今回のツアーを担当して頂いた女性。 淀みなく語られるトークと的確な注ぎのテクニックをお持ちの才媛でした。
「ヱビスビール記念館」を後にして、当初の目的だったワインショップへ。
ここにはWine Market Partyという広めのショップ(左写真左側)と、
La Vinéeといういかにも高級そうなショップ(左写真右側)が並んでいます。
後者の方は入店したらタダでは出られそうにない雰囲気だったので・・・というか単純に師範がチキンなので、
今回は前者の方を訪問させて頂きました。
店内には世界各地からのワインがずらり、1,000円以下ってのは少ないようですが、そこそこお手頃な価格のものも多いようです。
そして、今回師範の安ワインセンサーにピピッと来たのが「2本よりどり3,000円(税別)」のセール。
「お得感」という魔力にいとも簡単に負けてしまう安ワイン道場師範です。
そんな感じでここWine Market Partyで調達したのが、モンテプルチアーノ・ダブルッツォとシチリアの白。
確か前者が単品価格2,800円、後者が2,500円だったと思います。
それが2本で3,240円なら安いよね。いつまでのセールか確認し忘れましたけど、狙う価値ありだと思います。
ちなみに右写真を撮った場所は、泣く子も黙るフレンチの名店「ガストロノミー ジョエル・ロブション」の前。
師範はここ伺ったこと無いんですよ。どなたか「連れて行ったる!」という方は是非・・・なんて書くのはカッコ悪い年齢になってしまいましたな。
自腹で行けよ、と。
そうこうしているうちに次女から「面接が始まった」との連絡。渋谷に戻って、東急本店もチェックして(欲しい日本ワインは無かった)、
スタート地点の青山学院大に戻りましたとさ。
名称 | Cape Heights Chenin Blanc 2018 ケープ・ハイツ シュナン・ブラン 2018 |
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生産者 | Boutinot ブティノ |
価格 | 885円 |
購入店 | ワインブティックヴァンヴァン |
師範代はまだ九州の実家、長女は出身高校の学園祭に遊びに行ったので、本日の夕食は師範と次女の二人。
次女の夕飯は何が良いか聞いたところ「キムチ鍋が食べたい」のことなので、まだ昼はエアコンが必要な季節にも関わらず今シーズン初の鍋。
鍋種は、豚ロース、鶏手羽元、タラ、豆腐、白菜、ネギ、エノキ。シメにはうどん。
さすがにこの濃い味で雑炊にするのは憚られました。
そんな料理に合わせた、というか合わせるのは難しいと考えたので無難な線で選んだのが、
今年の春にも稽古した南アフリカのシュナン・ブラン。
ショップのサイトによれば「ステンレス・タンク醗酵、シューリー後ステンレス・タンク熟成」ということで、
樽熟はしていない白です。
色は薄めの麦わら色。粘性低めでサラリとしています。
香りは、ソーヴィニョン・ブランほどのトロピカルなピーチっぽさはなく、代わりにシャルドネの蜜入りリンゴっぽさを足した感じ。
インパクトは弱いもののバランスは良いと思います。
味わいは、甘さ控えめ酸味も控えめ、でも旨味と後味の軽い苦味があるので物足りなさ無くて、
普通にクイクイ楽しめる白ワインのバランスです。
買値900円以下であることを考えれば、コストパフォーマンスは十分高いと思います。
そして、シュナン・ブランの特徴がちょっと掴めた気がします。
雑に言うとソーヴィニョン・ブランとシャルドネの中間、華やかさほどほど凝縮感ほどほどのバランス重視な品種みたいですな。
もちろん、高級なレンジだと別の表情を見せるのかも知れませんけど。
点数 | 72点 |
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リンク |
Cape Heights Chenin Blanc 2018 [Boutinot Ltd] 885円 |
名称 | Dolcetto d'Alba 2015 ドルチェット・ダルバ 2015 |
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生産者 | Morando モランド |
価格 | 790円 |
購入店 | リカオー |
師範代はまだ実家に滞在しているので、朝昼晩とも食事当番は師範です。
本日の夕食は、こてっちゃんとキャベツの炒め物、鶏ハツのガーリックソテー、もやしとキュウリのナムル(次女作)、もずく酢。
まさに居酒屋メニューですな。
そういう料理に合わせたワインは、というか昨日ゴッツい赤をたくさん飲んだんで、今日は軽い赤が飲みたかったんですよ。
そこで選んだのは、なんと税込み790円という激安価格のドルチェット・ダルバ。
ショップのサイトによれば、「モランド社が造るドルチェットワインはボトリングされる前にほぼ完成させられた早熟タイプのワインです。」だそうです。
コルクは短いけどNOMACORCが使われています。意外とちゃんとしてるな、という印象です。
色は決して薄くは無くて、澄んだ静脈血のように暗い紫色が見て取れます。
香りに関しては、ボリュームは案外ご立派です。
グラスに鼻を近づけると、イタリアらしい汗臭いようなツンっとした果実香がフワッと香ります。
ただ、香りの内容的にはやや饐えた感じがあって、ちょっと老成しているようにも感じられます。
味わいは軽いっすね。酸味も甘味も渋味も弱い。でもまぁそういうのが飲みたかったんだよな。
客観的には、「安さのヒミツは内容にアリ」、でもそういうワインが飲みたい時もあるよね。
ただ、軽いだけならいいんだけど、ちょっとダメージを受けたっぽい雰囲気を感じるのが残念。
このクラスの2015年だとそんなもんなのかも知れませんけど。
点数 | 64点 |
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リンク |
Dolcetto d'Alba 2017 [Molando] 790円 |
突然の九州帰省、本日のフライトで師範と子供たちは帰りますが、師範代はまだ義母をサポートしていろいろ手続きがあるため残ります。
朝食は、2週間前の帰省の時と同じく博多やりうどん別邸 空港店。
今回はラーメンでも食べようかと思ったんだけど、朝9時30分では空いていませんでした。
左写真は、長女が注文した肉ごぼ天うどんと明太ごはんのセット、お値段1,180円也。
うどんとごはんに1,000円超て・・・と思わないでは無かったけど、ここはひとつ太っ腹な父ちゃんを見せとかないと、と判断した次第です。
食べた感想は、前回と同じく「落ち着く味だな」です。
帰りのフライトは、ANA248便、福岡10:15発羽田行。機材はでっかいB777-300です。
残念ながらスカイマークの「U21前日割」は満席で取れませんでした。
それでも「バリュー1F」というちょっと安いプランで買えて、3名分の飛行機代は90,870円。
航空運賃はいろいろありすぎてよぅわからんですな。
・・・という感じの、義父を送るための帰省。無条件に子供たちを可愛がってくれる人がいなくなる、それがなにより残念です。
飛行機は定刻より少し遅れて、12:20頃羽田に到着。 長女はそのまま学校へ行くということで、空港で昼食を取ることに。 伺ったのは、羽田空港第二ターミナル3階にあるGGG Caféというところ。 サラダとかがメインの、いかにもオシャレな女性が行きそうな店です。
オシャレが似合うかどうかは別にして、師範的にはカレーが食べたかったので、師範の注文はほうれん草と豆のキーマカレー プレート、
お値段税込みで1,274円也。カレーと十穀米の量はちょっぴり、野菜の量はたっぷり。見るからにヘルシーな一皿です。
肝心のお味の方も、結構美味しかったっすよ。まぁ1,274円に見合うかどうかはアレですが、空港って何食べても高いからね。
その点やっぱり行きに利用したうどん屋みたいなのがあると助かるな。
帰省から帰ってきて、駆け足で道場を更新、そして夕方からは毎年恒例のワイン会にでかけます。
今年のお店は、以前からとても良くして頂いている岡部さんがサービスを担当されている神楽坂のレストラン アロムというところ。
参加者も毎年恒例で下記のメンバーです。
光弘さん、
へんさん、
トビさん、
がぶさん、
柳沢さん、
磯子さん、
師範。
こちらのお店、インポーターでもあるヴィノラムが経営していて、店内の半分弱はワインセラーになっています。 そこからワインを選んで飲んでも良いみたい。最近こういう店が増えていますな。
今回の我々の席は、店の一番奥にあるガラス張りの半個室になっているところ。
結構スペースがあって、ワイングラスが大量に並べられておりました。でも実際はこれの何倍もグラスを使わせて頂いております。
やっぱりグラスは大事ですよね。ワインに合ったグラスを沢山使えると、それだけで気分が上がります。
名称 | Legras & Haas Grand Cru Blanc de Blancs Millésime 2008 ルグラ・エ・アス グラン・クリュ ブラン・ド・ブラン ミレジム 2008 |
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生産者 | Legras & Haas ルグラ・エ・アス |
価格 | (お店から) |
購入店 | レストラン アロム |
今回のシステムは、フルコースの料理とチーズ、それに最初のシャンパーニュと持ち込み料を合わせて12,000円でやって頂きました。
そしてこれがその料金に含んで頂いたシャンパーニュ。
あまり聞きなれない造り手ですが、以前はモエ・エ・シャンドンやヴーヴ・クリコにワインを卸していた造り手とのこと。
この銘柄はシャルドネからの一番搾りの果汁しか使わないブラン・ド・ブラン、2008年のヴィンテージ付き高級品です。
色は、ブラン・ド・ブランだけど熟成期間が長めだからか、そこそこしっかりした飴色に見えます。
そしてやっぱり泡のキメは超細かいですね。実際は何に由来するんですかね?泡の細かさって。
香りは、甘いリンゴのフルーツ香に浅漬けのような熟成感、あまりイーストっぽさは強くはありません。
口に含むと・・・まずアーモンドや栗のようなナッツの風味に驚かされます。
たっぷりの旨味と軽い苦味、なかなかどうしてしっかりとした味わいです。
やっぱりシャンパーニュは違うよなぁ。シャンパーニュだから違うのか、熟成期間長めの泡だとこういう傾向になるのかは判らないけど、
今のところ安心して熟成泡を味わうならシャンパーニュ一択だと思います。
点数 | 83点 |
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最初の料理は、フォアグラのフィナンシェの上にフォアグラのテリーヌ、コリンキーやアマランサスを載せてです。 フォアグラはやっぱり美味いですね。不健康なものほど美味いわけですよ、食物って。
名称 | Insieme Bianco 2018 インスィエーメ・ビアンコ 2018 |
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生産者 | Kindeli / Grape Republic キンデリ / グレープ・リパブリック |
価格 | (トビさんから) |
購入店 |
今回の持ち寄りラインナップ、結構バラツキがあって白はコレ一本しかありませんでした。
なので、料理とのバランスという意味ではちょっと難しかったと思います。
ってか皆さんワガママなんだから・・・もっとバランス考えましょうや。
そんな1本だけの白がコレ、とびさんにご持参頂いたニュージーランド産。
山形の「グレープ・リパブリック」というワイナリーが醸造に関わっているとのことだったような。
品種はソーヴィニョン・ブランとピノ・グリ、発酵はアンフォラ(開放型の壺)が使われているそうです。
色は、結構濁りのある薄オレンジ色。いかにも自然派ワインな外観です。
香りのボリュームはたいそう立派です。まるでナイアガラ種のようなストレートにブドウを感じる果実香があって、
その脇に結構な存在感で「厠臭」があります。
外観と香りがジュースっぽいので『甘めなのかな?』と思いつつ口に含むと、
予想に反して甘さを排したドライな仕上がり。そして軽い渋味があって、ブドウの皮を噛みしだいた時のような味わいが広がります。
香りにある「田舎の駅のトイレ」感は好き嫌いが分かれるところでしょう。
でも、なんとなく「ワインって本来こういうものだったんだろうね」という感じがするんですな。
そういうところにハマる人は多いと思います。師範的には「ハマりはしないが嫌いでもない」ニュートラルなスタンスです。
点数 | 72点 |
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2つめの料理は、広島風お好み焼き風のアミューズ。上に載っているのはマヨネーズじゃなくてサワークリームで、 鰹節じゃなくてベーコンを削ったもので・・・と非常に手が込んだ料理なんだけど、 惜しむらくはこれ一口で食べちゃったら「なんか複雑だな」で終わっちゃうのね。 その努力が食べ手に伝わらないというか。 遊び心のある一品だとは思いますけど。
名称 | Insieme Rosso 2018 インスィエーメ・ロッソ 2018 |
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生産者 | Kindeli / Grape Republic キンデリ / グレープ・リパブリック |
価格 | (トビさんから) |
購入店 |
トビさんには、同じ銘柄の赤も持参して頂いております。
こちらの品種はピノ・ノワールとゲヴュルツトラミネール(!)、
ピノ・ノワールの方はマセラシオン・カルボニックで発酵させたものと、
通常のステンレスタンクで全房発酵させたものが使われているそうです。
そして、そういう品種とか割合も毎年変わるんで、同じ銘柄でもヴィンテージが違うと全く別物のワインになるんだとか。
なかなか不思議な造り手です。
こちらもかなり濁りのある外観で、色の濃さは赤というよりロゼくらいですね。
香りは、潰したイチゴっぽいフルーツ香の脇に、やっぱりあります厠臭。
この香りは醸造上の失敗なんじゃなくて、この造り手が許容しているものであることを理解しました。
こちらも、イチゴジュースっぽい外観と香りの割には極めてドライな味わい。
ぎゅっと舌を絞るような酸味があって、見た目とは裏腹に硬派な味わいです。
この銘柄、白と赤の両方を頂くことが出来て大変参考になりました。
もし片方だけだったら『本来こういうワインを造りたかったわけじゃ無いんじゃないの?』なんて想像していたかもです。
自然派ワイン、こういうのもアリなんですね。勉強になりました。
点数 | 71点 |
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前菜の1皿目、スミマセンが写真撮る前にちょっと食べちゃったので、盛り付けが汚くなってしまっていますが、戻りガツオのアリオリソース、クレソンと洋ネギのフリットです。 最初、ぼんやり口にしたらマグロだと思っていました。そしたら皆さんが「キレイな味わいのカツオだねぇ」なんて言われているのを聴いて、 ようやく『そういえばカツオだった』と我に返りました。 それくらい雑味の無いカツオです。血合いのところを外してあるのも関係しているのかな? 焼津のなんとかという魚屋さん(名前失念)から仕入れているらしいですが、そこの下処理が上手いんですよ、という話にもなっておりました。
名称 | Côte de Nuits-Villages 2007 コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ 2007 |
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生産者 | Jayer-Gilles ジャイエ・ジル |
価格 | (磯子さんから) |
購入店 |
次の2本はブルゴーニュのピノ・ノワール対決です。
その一方がコレ、磯子さんにお持ち頂いた2007年のコート・ド・ニュイ・ヴィラージュ。
造り手は、その昔一斉を風靡したジャイエ・ジル。直近では二年前に2000年産と、
同じく磯子さんにご持参頂いて稽古しております。
いったいこの銘柄を何本持ってんだ?って話であります。
グラスに注がれた色を見てプチびっくりです。
黒っぽさのある紫色で、これがピノ・ノワールなの?って感じです。
でも香りはちゃんとピノ・ノワール、それも「良いヤツ」の香りです。
干しプルーンのような甘い果実香に熟成感のある奈良漬け香、当初強かったであろう樽香は香りの中に溶け込んでいます。
味わいは、まずピノっぽくない点として、渋味がしっかりしています。
甘味も酸味もありますが、全体にかっちりしていて正直「まだ若い」感じです。
2007年頃のジャイエ・ジルって、抽出強めだったのかな?
どちらかというと若めのワインが好きな師範にとっては、これくらいの熟成感が心地よかったりしますが、
人によっては「まだ飲み頃は先」と言うかも知れません。
点数 | 83点 |
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前菜の二皿目は、ホタテ貝のソテー 焼きナスとドライトマトのピューレ。 爽やかで大変美味しい一皿なんですが、今回やっぱりワインと料理の相性面では難しいですね。 それはお店側に責任は全くなくて、ひとえに持参したワインが赤ばっかりであることに起因していると思われます。 次からは師範は白を持って来るべし・・・と来年の自分への申し伝え事項。
名称 | Corton Grèves 2001 コルトン・グレーヴ 2001 |
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生産者 | Dom. Louis Jadot ドメーヌ・ルイ・ジャド |
価格 | 6,980円 |
購入店 | ヴェリタス |
ブルゴーニュ対決のもう一方は、師範が持参した特級コルトン・グレーヴ。
造り手は大手ルイ・ジャドだけど、「ドメーヌ・ルイ・ジャド」なのでネゴシアン物ではなくてドメーヌ(自社畑)物です。
ちなみにこのワインは、5年前に稽古して大変好印象だったので、
その時2本追加購入しました。その一本目は期待したほどではなかったのですが、
そろそろ飲んじゃわないと・・・ってことで持参した次第です。
色は、前のニュイ・ヴィラージュと比べるとこちらの方が若干薄めです。
普通、特級の方が広域より濃くて、ニュイ側よりボーヌ側の方が濃いイメージがありますが、この2本は逆ですね。
でも、エッジにキレイなオレンジ色のグラデーションが見えて、薄いなりにキレイな色合いではあります。
さて香りを嗅いでみたところ、もういきなり「これはグッド!」です。
アプリコットジャムのような甘い香りと、熟成ブルゴーニュにしばしば感じる「超高級セメダイン」の香りがパーッと来て、もうクラクラするくらいです。
口に含んでも高級感は一貫していて、渋味なんぞは完全に丸くなり、甘味と旨味と酸味が一体化してスーッと入ってきます。
これはよろしゅうございました。自分で持ってきたのを一番にするのは手前味噌感が酷いわけですが、
師範的には本日のナンバーワンはコレです。
当時の買値は7,000円弱だったけど、もうそんな値段じゃ当然買えないんだろうなぁ
(一応ショップへのリンクはまだ生きているみたい。当然売り切れですが。)
点数 | 90点 |
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リンク |
Corton Grèves 2001 [Dom. Louis Jadot] 6,980円 |
ここで、ゴッツいワインに行く前の小休止で、じゃが芋(キタアカリ)のポタージュ。 よく「スープもワインに合う」という方がおられますが、師範はどうも液体と液体を合わせるというのが苦手です。 もちろん、同時に口に含むわけじゃないんで、液体と液体でも問題ないはずなんだけど、 なんか固形物じゃないと感じが出ないというか・・・頭が固いんでしょうな。
名称 | Gigondas "Grand Grenache 66" 2010 ジゴンダス "グラン・グルナッシュ 66" 2010 |
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生産者 | Dom. Santa Duc (Gras Edmond & Fils) ドメーヌ・サンタ・デュック (グラ・エドモン・エ・フィス) |
価格 | (柳沢さんから) |
購入店 |
次なる赤は柳沢さんにお持ち頂いたジゴンダス、造り手は安旨ワインで有名な「ドメーヌ・サンタ・デュック」です。
このワイン、まず飲む前に身構えるのが、アルコール度数が15.5%もあること。
そんな数字、ワインでは初めて見ました。まるで清酒みたいなアルコール度数の高さです。
いったいどんな怪物なのか・・・と、おっかなびっくり稽古させて頂きました。
色は黒です。もうまさに黒。香りは、グルナッシュらしいグジュっとした甘い果実の香りがいっぱい。
樽香もしっかりしていそうなんだけど、果実の裏側に隠れています。
味わいは、濃くて強くて重いのですが、わずかに炭酸が残っているのね。
それが、なんとなく重さを和らげるというか、「濃いけど進む」状態を作ってくれています。
この残留炭酸、決して意図したものではないでしょうけど、結果的にはケガの功名でワインを和らげる効果があったように思います。
それにしても濃いワインだな。これ一人で一本飲み干せるのは相撲取りかラガーマンくらいだと思いますよ。
点数 | 80点 |
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メインの料理の一皿目は、サワラのソテー ジロール茸やカタバミ載せ。
サワラは皮目がカリッカリで大変香ばしく仕上がっています。ジロール茸はあまり特徴を掴めなかったな。
あと、カタバミってとても香りが強いのね。面白い組み合わせの料理です。
でも、これを↑ジゴンダスや↓コート・ド・ルーションの赤に合わせるのはやっぱり難しいよね。
名称 | Domaine de l'edre 2015 ドメーヌ・ド・レードル 2015 |
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生産者 | Dom. de l'edre (Jacques Catany & Pascal Dieunidou) ドメーヌ・ド・レードル (ジャック・カスタニー&パスカル・デューニドー) |
価格 | (へんさんから) |
購入店 |
ブルゴーニュ対決のあとは「濃い南仏」対決になっております。
へんさんが持参されたこちらのAOC「コート・デュ・ルーション・ヴィラージュ・トータヴェル」は道場初登場ですな。
裏ラベルによれば、品種はシラー/グルナッシュ・ノワール/カリニャンとのこと。
これにムールヴェドルあたりが入れば生粋の南仏ブレンドですな。
さて対決の結果はというと、色は同じく黒です、というかこちらが若い分、さらに黒々と黒い黒です。
香りのベースは前のワインと同じグジュっとした赤い果実の香りなんですが、前の前の特級ブルゴーニュに感じたようなセメダインっぽさがあるのがちょっと意外です。
味わいも前のワイン同様に重さどっしり。こちらもアルコール度数は15%もあります。
それに加えて、樽由来と思われるミルキーな風味もあって、濃いだけじゃない複雑さがありますね。
こちらも、一人で一本飲むのはしんどいワインかもしれません。
それでも、香りや味わいに「濃いだけじゃない」要素があって、いろいろ探し物をする感じで楽しめながら頂けます。
開けてから1週間くらいかけてチビチビ飲むってのが正しい飲み方なのかも知れません。
点数 | 85点 |
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メインの肉料理がコレ、子羊のロースト カブと春菊とマコモダケです。 これは間違いないな。↑のラングドックにもミルキーさが合うし、もちろん↓のマルゴーにも鉄板。 しかし熟成ボルドーと子羊の相性はハンパ無いな。 そう考えると、先々週のジンギスカン・ワイン会の時はボルドーを持参すべきだったかも。 なかなか難しいねぇ、相性問題。 やっぱりお店の方に選んで合わせて頂くのが一番無難だ、ってことでしょうな。
名称 | Château Kirvan 2004 シャトー・キルヴァン 2004 |
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生産者 | Ch. Kirvan (Schrüder & Schÿler) シャトー・キルヴァン (シュリュデール&シーラー) |
価格 | (光弘さんから) |
購入店 |
光弘さんにはいつも「師範が飲んだことない格付けボルドー」を持参して頂くわけですが、
今回のチョイスはマルゴー村から、メドック3級のシャトー・キルヴァンです。
いやー、いつもお気遣い頂きありがとうございます。
ってか、本来なら師範くらいの年齢の人間が、今の若い人たちにこういうことをしてあげるべきなんでしょうな。
ところが残念ながら師範はこんな在庫持ってないのよ。
ボルドーにしてもブルゴーニュしても、一流のワインはおいそれとは買えない値段になっちまいやがりましたからねぇ。
さて今回のワイン会、師範には珍しく最後までちゃんとメモを取っております。
それによれば、色はエッジまでびっしり紫で濃い色合い、香りは熟成ボルドーの良さがしっかり出ていて煮豆やカシスや木材の香り。
色や香りと比較すると、味わいはやや軽めに感じられます。
いや、前の2本があまりに暴走族だったので、普通のコレが軽く感じられたのかも知れません。
ともあれ、熟成ボルドーの良さが感じられる良いワインだったように思います。
ただ、貧相な師範の味覚嗅覚で判るのはそこまでだな。
このワインから、マルゴー村の個性だとか、ましてやシャトー・キルヴァンの個性なんてのを感じ取ることはちと無理です。
世の中それが判るようなことを言う人もいるけど「実は全部ウソなんじゃね?」と思いたくなるくらいです。
点数 | 84点 |
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デザートの前にチーズ(モンドールとエポワス)も頂いておりますが、案の定写真に撮り忘れております。
デザートはブドウのパフェ。「食べた」ということは覚えておりますが・・・まぁ7人で9本、仕方ないっすよねぇ。
名称 | Sogga père et fils "E1" Rosé 2016 ソガ・ペール・エ・フィス "E1" ロゼ 2016 |
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生産者 | 小布施ワイナリー |
価格 | (がぶさんから) |
購入店 |
最初のシャンパーニュ以外に、持ち寄りワインにも泡がありました。それがコレ、がぶさんが持参された日本ワイン、小布施ワイナリーのスパークリング・ロゼ。
がぶさん曰く「飲んでみたら甘くてびっくりした」とのこと。ラベルには"DEMI-SEC"と書かれています。
そういうことなら、というわけで、デザートに合わせて飲むことになった次第です。
ちなみにこのワイン、裏ラベルには小さな文字でびっしり「どういうワインか」が書かれています。
その内容がやや内輪向けな点はご愛敬として、師範は好きですよ、こういう丁寧な情報開示は。
それによれば、品種はシャルドネ&ソーヴィニョン・ブラン&アリカント&メルロなど、
瓶内二次発酵で、ルミアージュ、コルク打栓、ワイヤ掛け、シャンパンシュールなどは全て手動らしいです。
上のデザートの写真にもちょっと写っていますが、色はかなりしっかりとしたピンク色です。
泡立ちは弱めで、スパークリングというよりペティアンくらいの感じでしょうか。
香りは、やっぱり日本ワインに通底する独特の雰囲気がありますね。
品種にはマスカット・ベーリーAが書かれていないけど、まず一番に思い浮かぶのがそれなので、
品種というより土地の個性なのかも知れません。
味わいは、甘い!ってほど甘くはないです。そしてやや渋味が残っていたような・・・このあたりの記憶はあやふやです。
さすがに9本目なので記憶もおぼろげ、メモもいい加減なんですが、日本ワインらしさのある独特の泡だったように思います。
こういうのも好きな人は好きなんでしょうね。個性的で面白いワインだと思いましたよ。
点数 | 73点 |
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最後にエスプレッソをダブルで頂いて、本日の会は終了。左写真が飲んだワインたちの集合写真です。
ちなみに岡部さんがこの店で働かれるのは今日までで、今後は大崎の店の方に移られるそうです。
今回の持ち寄りワイン会、やはりちょっぴり悔やまれるのは、ワインが赤に偏り過ぎた、ってことですね。
料理には魚が多めだったので、白多めだったらもっと満足度が上がったかも。
でもまぁそういう細かけぇことは置いといて、皆でワイワイしゃべりながらワインを飲むのは楽しくて、
若干ブルー入っていた気持ちも明るくなりました。皆さんありがとうございます。また来年、よろしくお願いします。
突然の九州帰省の二日目。
朝食は仕出しの精進弁当だったんだけど、
非常にたくさんの食材が使われていて、過去最高に美味しい弁当。
青果店を営んでいて、人一倍料理への関心も技術もあった義父、お別れの朝にふさわしい食事でした。
お疲れさまでした、そしてありがとうございました。天から娘や孫たちを見守っていてください。
小さな壺に入った義父と一緒に師範代実家に帰ってきました。 その日のうちに初七日の法要を終えて精進あげ。ビールはアサヒのスーパードライです。 そして、やっぱり九州は白身魚が美味いです。 鮮度の違いもあるだろうけど、どちらかというと何を美味いとするかの文化の違いな気がします。
名称 | Quinta Las Cabras Chardonnay 2018 キンタ・ラス・カブラス シャルドネ 2018 |
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生産者 | VLR VLR |
価格 | 514円 |
購入店 | セブンイレブン 鳥栖本鳥栖町店 |
ビールだけじゃ寂しいな、ってことで近所へワインを調達に行きました。
最初、やや大きめのスーパーへ行ったんだけど、なぜだか冷えた白は全く無かったのね。泡はいくつもあったけど。
次善の策で向かったのは、昨日と同じくセブンイレブン(店舗自体は違います)。
こちらのコンビニにはちゃんと冷えた白がありました。コンビニの方が市場のニーズをつかんでいるような気がします。
そして、ここのコンビニで選んだのが、チリ産のシャルドネ。お値段は税込み514円のワンコイン。
この銘柄の赤とは昨年稽古しており、結構イケている印象があったので白もトライしてみた次第です。
色は、薄めではあるけど無色ってほどではなく、そこそこちゃんとした感じの白ワインの色です。
香りも、柑橘類やピーチぽいフルーツの香りと、シャルドネらしい蜜香。さすがに樽香まではありませんが、ボリューム的にも悪くない感じです。
味わいは、やや雑味があるというか飲みづらく感じる部分もあるんだけど、この日は飲む人4人、それくらいの量なら気になりません。
改めて考えると、決して都会とは言えない地方で、ふらっと買いに出たコンビニで、
たった500円ちょっとで、こんなワインが買える、便利な世の中になったものです。
その反面、個人店が残っていくのは厳しい時代だよなぁ、とも思います。
点数 | 70点 |
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中8日でまた九州へ向かいます。師範代は昨日のうちに発っているので、同行は師範と子供たちの3人です。
羽田空港での昼食は、丸亀製麺 羽田空港第二ターミナル店。
なんでもお高い空港のレストランにあって、こういうさっと食べられてお手軽価格の店はありがたいですな。
師範の注文はぶっかけ冷(小)とかしわ天。子供たちも似たようなものを注文して、
お値段は合計1,200円也。ありがたやありがたや。
フライトは、スカイマーク・エアラインズ 羽田13:45発福岡行015便。機材はB737-800、3列+3列の小さめジェット機です。
なぜスカイマークかというと、安かったから。特に子供たちの分が安い。前日から予約可能な「U21直前割」というやつだと、
片道14,890円という激安価格。もちろん通常価格でも23,590円で、大手の通常価格よりずいぶん安いですね。
ではサービスがボロボロかというとそういうこともなくて、ちゃんと無料でコーヒーとお菓子のサービスはあるし、席間のピッチも普通です。
大手にあるような無料WiFiなんてのはありませんが、電源のコンセントはあるし、2時間弱程度のフライトだと特に不満は感じませんね。
そうこうしているうちに福岡空港に定刻で到着。
スカイマークは定時運航率が国内ナンバーワンだそうです。
福岡空港からは、福岡市営地下鉄→JR九州と乗り継いで師範代実家のある鳥栖へ。
今回の帰省の理由は、9月24日未明に他界した義父をお送りするためです。
鳥栖駅に到着したのはちょうど17時ごろ。18時からお通夜が執り行われる斎場に直行しました。
お通夜の後の直会(なおらい)での食事は精進料理、飲み物はビールを頂きました。
銘柄はスーパードライ。なんだかスーパードライのモノトーンなラベルが弔事の席には合う気がしますな。
名称 | Wolf Blass "Vineyards Release" Shiraz 2018 ウルフ・ブラス "ヴィンヤーズ・リリース" シラーズ 2018 |
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生産者 | Wolf Blass ウルフ・ブラス |
価格 | 950円 |
購入店 | セブンイレブン 鳥栖田代大官町 |
義父は、お酒は全く飲まない(飲めない)けれども、華やかで賑やかなことが好きな人でした。
また、師範一家が帰省して師範代実家に逗留する時には、ワインが好きな師範のためだけに、いつも大量のワインが用意してありました。
本人は「ワインのことは全くわからん」と言いながら、適当に用意するんじゃなくてちゃんと「良いワイン」を探してくれていたように思います。
それに比べると全く安易な調達法ですが、斎場のそばにあったコンビニでこのワインを買いました。
銘柄は、セブン・アイ・グループ(イトーヨーカドーやセブンイレブン)で盛んに売られている、
海外のインポーターに依頼されたプライベートブランド。その中の一つのウルフ・ブラスの「ヴィンヤード・リリース」シリーズ、
品種はシラーズです。
たまに行くイトーヨーカドーでも見かけるし、ツイッターのタイムラインにもたまに登場するので気になっていた銘柄です。
色は・・・コップなんで良く判らないけど、濃そうではあります。
香りは、黒系果実の香りと胡椒っぽいスパイシーさがあって、なるほど豪州のシラーズといった感じです。
味わいはなんだか軽いんだよな。
色や香りがしっかりしている分だけ、味わいの軽さが気になってしまいます。
香りは結構良いんですよ。それに加えて味わいがしっかりしていれば「安旨ワイン発見!」だったんだけど、
ちょっと膝カックンしてしまいました。
やっぱり相当な量を造るとなるとこういうワインになっちゃうんですかね。悪くはないと思いますけどね。
点数 | 69点 |
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名称 | Georges XV N.V. ジョルジュ・キャーンズ (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | |
価格 | 439円 (単品価格:1,166円) |
購入店 | MyWineCLUB(マイワインクラブ) |
師範代は九州への帰省から夕方帰ってきました、というわけで本日の夕食当番は師範で、
今宵の献立は秋刀魚の塩焼き、刺身(ヒラメ、サーモン、イナダ)、水菜のお浸し、(師範代が買ってきた)鳥栖駅名物かしわめし。
こんなメニュー合わせるのは泡モノが無難、ということで夏の名残の安スパークリング。
「世界の選りすぐり辛口スパークリング9本セット」、税送料込み通常6,458円が20%offで5166円からの最後の1本。
造り手が書かれていないので、どこのどんなワインか不明です。
ただ、"Vin Mousseux Gazéifié"とあるので、炭酸ガスを後から注入したもののようです。
色はほぼ無色です。泡立ちも目で見る限りでは弱め。
香りは、コロンバールとかユニブランとかをベースにした安ワイン的な、甘酸っぱいブドウの香りがそのまんまな感じ。
味わいは、香りの印象通りストレートに甘酸っぱい感じです。ただ、言うほど甘くはないのね。だもんで食中酒としては結構いい線イケます。
安い泡、そのまんまな感じです。でも、別にこれでも良いじゃん的な雰囲気もあります。
なにより変に甘くないのが良いな。
あと、泡のキメの細かさは炭酸の発生方式とは無関係ですな。後付けの炭酸でもコーラなんかとは全然違うのよ。
多分泡のキメ感は、ガス圧と液体のエキス分に依存するような気がします。
点数 | 68点 |
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リンク |
【 特別 送料無料 】【ストッパー付】世界の選りすぐり辛口スパークリング9本セット 6,458円 Georges XV N.V. 1,166円 |
本日は、超久しぶりにバンドの練習。そして練習後にキーボードのMz氏宅を新居訪問するということで、
いつもとは違うスタジオ(川崎の「スタジオ八泉」というところ)を利用しました。
このスタジオ、なんだか高校生の頃に戻ったような感じだな。その割には値段は安くないけど。
普段全然練習しないもんだから、3時間ミッチリとベースを弾くと両手の指先が痛くなります。
いつも弾いていると指先が固くなって大丈夫になるんだけど、モノグサ者だからなぁ。
練習の後はMz氏宅の新居訪問。まだ小さいお子さんがいて大変でしょうに、Mz氏奥様にはいろいろと美味しい料理を作って頂きました。 左写真は、先日イタリアに出張に行かれてハンドキャリーされたパルミジャーノを削るMz氏。やっぱ本場のは美味い気がしましたよ。
まずは「とりあえずビール」で乾杯。リビングのテーブル脇にビール用の冷蔵庫があるのは新しいな。
あと、男の子が二人なので洗濯機2台体制というのも新しいです。
さてたっぷりビール(一番搾り500ml缶+ヱビス500ml缶+インドの青鬼350ml缶)を飲んだ後は、新築祝いに師範が持参したワインを頂きます。
名称 | Vosne-Romanée "Vieilles Vignes" 2016 ヴォーヌ・ロマネ "ヴィエイユ・ヴィーニュ" 2016 |
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生産者 | Frédéric Magnien フレデリック・マニャン |
価格 | 4,913円 (通常価格:8,413円) |
購入店 | うきうきワインの玉手箱 |
お祝いなんでちょっといいヤツを、でも「スタジオ行って買い物して・・・」という行動に付き合わせるので揺らされることは必至、
というわけで若くてしっかりしてそうなワインをチョイスしました。
モノは先日買った「うきうきワインの福袋 ピノ・ノワール3本 15,000円から」の一本。
村名ヴォーヌ・ロマネの2016年、「ヴィエイユ・ヴィーニュ」表記はありますが、たかが村名でも今や単品価格は8,000円以上もするのね。
高くなったなぁ、ブルゴーニュ。
色は、若いブルゴーニュとあって、まだ青さを感じる紫色です。
香りは良いですね。プラムのようなトーンの高い果実香と、革っぽい雰囲気が両方感じられます。
コート・ド・ニュイでも南の方にあるヴォーヌ・ロマネ村、というのが良く判ります・・・ってか判った気になります。
樽香もありますが、果実の香りを邪魔するほどではなく、ほのかにバニラを添える感じです。
味わいは、ブルゴーニュなのに渋味がしっかり感じられて、当然だけどやっぱりまだ固いね。
甘さも酸味もあるので、熟成させればもっといい感じに化けるでしょう。
造り手のフレデリック・マニャン、師範は結構好きです。平均的にクオリティが高いと感じます。
半面、畑のグレードが上がってもそんなに雰囲気が変わらない、という点はマニアな方には物足りないかも。
ぶっちゃけ廉価版のACブルゴーニュでも傾向はあまり変わらないので、「安いレンジがお得」な造り手だと思います。
点数 | 83点 |
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リンク |
Vosne Romanee Vieilles Vignes 2016 [Frederic Magnien] 8,413円 |
左写真は、Mz奥様お手製の「カマンベールチーズとトマトの肉巻き」。
なんというか、脳髄にダイレクトに訴えかける美味しさです。ありがとうございます!
この後、デザートとフルーツ(シャインマスカット)とコーヒーも頂いて、お開きになったのは午後6時過ぎ頃。
お子さんが小さいので早めに退散すべし、という理性が残っているうちで良かったヨカッタ。
名称 | Mâcon Azé 2015 マコン・アゼ 2015 |
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生産者 | La Cave d'Azé ラ・カーヴ・ダゼ |
価格 | 1,590円 |
購入店 | リカオー |
この三連休、師範代だけ実家に帰省しておりますので、本日の夕食は師範と子供たちの三人、調理担当は師範です。
とはいえ献立の半分以上は師範代が造り置いてくれたもの。
メニューは、サーモンの香草焼き(by師範)、レタスのサラダ(by師範)、ラタトゥイユ(by師範代)、大根の煮物(by師範代)、つくねの甘辛焼き(by師範代)、
主食はチーズパンです。
そんな料理に合わせたのは、しっかりした白が良さそうだと考えて南ブルゴーニュのシャルドネ。
南米産とも迷ったけど、ワールドカップのフランス対アルゼンチンでフランスが勝ったからね。
このワインは、門下生第百十二号 庶民のワイン研究所長がサイトで絶賛されていたもの。
安ワイン道場、買えるお薦めはゲットしていくスタイルです。
読者な方に於かれましては、
ぜひtwitterでも
facebookでもe-mailでも、
ご教示頂ければ幸いです。
さて稽古開始。グラスに注いで、まず色にビックリです。「ちょっと待って・・・コレ高級ブルゴーニュの色だよね?」です。
照りのある黄金色、アシも長くてまるでムルソーな外観です。
これで蜜入りリンゴのアップルパイの香りがバーン!と・・・くれば良かったんですが、香りのボリュームは控えめですね。
でもリンゴと蜜は確かにあって、ほんのりビスケットみたいな香ばしさもあるので、「高級ワインのミニチュア版」な香りです。
味わいは、甘さ控えめ、そしてマコンだからか酸味も控えめ、でも旨味はたっぷり。軽い苦味もあって、マコンらしい味わいです。
結果、複雑さと熟成感があって、とても良く出来たブルゴーニュ白です。
グラスに注いだ時点では「ほぼムルソーか!」と色めき立ったけど、さすがにそこまでではありませんでした。
でも、1,500円くらいでこの高級感はなかなかのものです。「大絶賛」の先入観無しに稽古していたら、師範が大絶賛してたかも。
点数 | 78点 |
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リンク |
Macon Aze 2015 [La Cave d'Aze] 1,590円 |
本日の夕食の時間は、長女がアルバイト、次女は運動会の打ち上げ、師範代は明日の帰省の準備、ということで夕飯は師範一人。
外で食べてくることも考えたけど、そういえば今日はラグビーワールドカップの開幕日、日本対ロシア戦があるじゃないですか。
ラグビーなんてルールも知らない「超々にわか」な師範だけど、これを機会に好きになるのもアリかな、と考えてホームシアター飲酒モードです。
ガッツリ試合を見てだいたい理解しました。ラグビー、要するに前に投げちゃダメで手に持って相手陣地にボールを持ち込めば良いのね。
細かいルールは判らないなりにも十分楽しめます。師範同様の「超々にわか」予備軍も是非楽しんでね。
(でもあのスクラムの意味は良く判らん)
名称 | Cantodoro Riserva 2014 カントドーロ・リゼルヴァ 2014 |
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生産者 | Feudo Arancio フェウド・アランチョ |
価格 | ((Nz先生から)) |
購入店 |
・・・というわけで、夕食メニューは全て師範が自分用にスーパーで買ってきたお惣菜で、餃子、鶏むね肉の中華風、メンチカツ、キノコのサラダ+大根と水菜のサラダ。
お値段は夕方割引もあって650円くらい。一人暮らしだと自炊しないってのは判るな。こんだけ並べたら絶対1,000円じゃ効かないからね。
そんな感じで、ラグビー・ワールドカップ観戦のお供に選んだのは、シチリアの安旨造り手「フェウド・アランチョ」のちょい高級版。
このワインは、自分で買ったんじゃなくて保育園OB会の時に先生から譲り受けたもの。
先生もワイン持ってきていたらしいんだけど、飲むチャンスが無かったんで師範がありがたく頂戴しました。
色は非常にしっかりとした黒に近い紫色。品種はネロ・ダーヴォラとカベルネ・ソーヴィニョンらしいです。
確かにそれだと黒くなりますね。
香りは、「え?これ南仏?」とラベルを見返しました。なんかとてもグルナッシュっぽいです。
ブルーベリージャムのような凝縮感のある果実の香りとリコリスのハーブ香、それにちょっと青い感じ。
イタリアの明るさはあまり感じず、しっとりと重い香りがちょっと意外です。
味は、かなり甘渋い感じ。なんかチョコレートっぽい味わいもグルナッシュみたい。
2014年産でそこそこ良い年齢だけど、舌に感じる年齢はかなり若い感じです。
シチリアの良さって、赤も白も明るめな感じで「あー地中海だねぇ」ってあたりにあると思うんだけど、
このワインはそういう明るさ/軽薄さとは異なるあるベクトル上にあります。
とは言えかなり品質の高さを感じるワインではあって、さすがはフェウド・アランチョですな。
点数 | 77点 |
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名称 | Baron de Lestac (Rouge) 2017 バロン・ド・レスタック (赤) 2017 |
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生産者 | Baron de Lestac バロン・ド・レスタック |
価格 | 880円 |
購入店 | 西友 大森店 |
週の真ん中水曜日、夕飯の料理当番は師範で、メニューは鶏モモ肉のソテー(バジルソース味、ピリ辛ガーリック味、どちらもスーパーで味付け済み)、
ビーフシチュー(昨日の残り)、チヂミ風ニラ玉、レタスとトマトと大根のサラダです。
ワインは、先日のバーチャルワイン会の比較対象として選んだ「バロン・ド・レスタック」の1ヴィンテージ若い2017年。
現行品はこっちなんで買ってみたけど、なんとなく飲みそびれて今に至ります。
まだ2016の記憶が残っているうちに稽古したかったけど、なんだかいろいろイベントがありましたからね。
栓はスクリューキャップでらくちんです。色は、ちゃんとボルドーらしい濃さがあります。
アルコール度数12.5%、粘性も低めだけどACボルドーはこのくらいに留めた方が良いんでしょう。
香りは・・・もうめっちゃタルっ樽です。裏ラベルには『赤い果実の風味と、贅沢な樽香とのバランスが絶妙』とありますが、
ある意味それには納得させられます。「ボルドーなのに赤系果実?」とか、「樽香強過ぎね?」とか思うところはありますが、
結果的に良い感じな香りに仕上がっているんですね。
味わいも、そりゃ格付けボルドーなんかと比べりゃ薄いし、酸味も弱いのでウムムと思うところはありますよ、でも3桁円だからなぁ。
2016年の時に感じた印象同様、やや造り込み過ぎな感じはします。
特に樽香なんて「これホントに樽由来なのかね?」だし、2016と2017の差なんて全然判んないというのが正直なところです。
それでも出来上がったワインは値段を考えると大変魅力的に感じられるので、安ワイン道場師範としては「アリ」と言わざるを得ません。
こういう派手なグリップと安定感が、スーパーの棚の定番選手たり得る要素なんだな。
点数 | 74点 |
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昨日も休肝日をパスして、今日もパスしてしまうわけですが・・・
本日は職場の同僚の女性が10月から半年休職して留学される(バイタリティあるなぁ)というので、その壮行会。
参加者は5名、いずれも飲める人です。
場所は旬鮮酒場 天狗 品川東口店というところ。予約も無しにフラッと入れました。
料理は、かつをのねぎだく土佐造り 990円(以下全て税別:左写真手前)とか、
ニュージーランドビーフの特選サイコロステーキ 490円(左写真奥)とか、
居酒屋メニューをいろいろと。
メニューに載っている写真と実物との違いは、まさに画像補正した女性の自撮り画像みたいなもので、
これも世の流れなのかな、などと諦念する感じはありました。
もちろんワインも飲んで↓おります。
名称 | Pratelli Montepulciano 2017 プラテッリ モンテプルチアーノ 2017 |
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生産者 | Monte Schiavo モンテ・スキャボ |
価格 | 1,790円 (税別) |
購入店 | 旬鮮酒場 天狗 品川東口店 |
ワインの前に、生ビール(サッポロ生 黒ラベル) 500円を2杯ほど頂いております。
そして、「安ワイン道場師範」としては、当然その後はワインをチェックするわけですが、
リストには意外とワインがいろいろ載っているんですな。
ハウスワインが白と赤、天狗特選ワインが白2、赤3、泡1、プレミアムワインが赤2。
『飲んでもボトル一本くらいかな』と考えて、安めな中から濃そうなヤツ狙いで、
ハウスワインのところにあったマルケ州のモンテプルチアーノ種をチョイスしました。
このワイン、ボトルが抜栓された状態で持って来られました。
もちろん、こんな大衆酒場でテーブル脇の抜栓を要求するのは野暮の極みというのは判っておりますが、
こういう提供形態だと中身を詰め替えても判らないよね。
色は、グラスが小さいので分かりづらいですが、濃くなく薄くなく、青くなく赤くなくな紫色だったと思います。
香りは結構ちゃんとしています。ブルーベリーっぽいフルーツの香りに、ちょっと動物的な感じとスミレの花みたいな香りがあって、
イタリア中部の赤ワインらしい雰囲気があります。
味は、軽いっちゃ軽いんですが、そこそこ渋味も甘味もあって、物足りない感じは受けません。
まずまずの内容で、居酒屋で2,000円以下という値段を考えれば合格点でしょう。
少なくとも、フランジアやカルロ・ロッシしか置いていない居酒屋よりは遥かに優秀です。
でも、この店も飲み放題コースだったらそういう「ハウスワイン以下の銘柄」が出されるんだろうな。
点数 | 72点 |
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名称 | Dominio de la Plana 2017 ドミニオ・デ・ラ・プラーナ 2017 |
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生産者 | Bodegas Luis Gurpegui Muga ボデガス・ルイス・グルペギ・ムガ |
価格 | 1,890円 (税別) |
購入店 | 旬鮮酒場 天狗 品川東口店 |
意外と皆さんサクサクとワインが捗って、「赤をもう一本」ということになりました。
他の選択肢は、「天狗特選ワイン」がヴェネト州の赤、キアンティ・クラシコ、安リオハ、
「プレミアム・ワイン」がブルネッロ・ディ・モンタルチーノとバローロ。
プレミアムでもボトル1本3,690円というのはちょっと魅力的だったけど、
グラスがショボいのでその価値を感じ取るのは難しいと判断して、次善の策で選んだのが安リオハ、ハウスワインより100円高い1,890円です。
色は・・・「これがリオハ?!」な薄さです。もうこの時点で策は失敗したことを悟ります。
香りは、ポジティブに捉えると「リオハにありがちなヤニっぽさが控えめ」、ネガティブだと「のみならず全部控えめ」。要は弱い香りです。
味も薄いんだなぁ。隣に座ってたHr氏が開口一番『薄!』というのを聞いて、「す、スマン」と心の中で謝罪しました。
やっぱりリオハは鬼門だな。もちろん良いワインもあるけどそうでないのも多い印象。
その点、地中海沿いのカタルーニャ、バレンシア、ムルシア地方の方がハズレが少ないよね。
少なくとも薄い赤ってのにはあまり遭遇しないから。
点数 | 64点 |
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お会計は、5人分トータルで20,000円ちょっとでした。 安居酒屋な印象があるチェーン店だけど、結局それほど安くはならないんだよな。 予約もせず突然訪問してスッと入れるメリットはあるけどね。
三連休最終日、本日のフライトで師範一家は帰ります。
師範代は早朝から義父のお見舞いに行ったので、師範が子供たちを引率して福岡空港まで。
朝ご飯をちゃんと食べさせる余裕など無かったため、福岡空港にてブランチ。
こういう時にはやっぱりうどんですよ、ということで新しくなった福岡空港の飲食フロアにある博多やりうどん別邸 空港店へ。
師範と師範代、そして次女の注文はごぼ天うどん(左写真)、お値段税込み700円也。長女は明太丸天うどん、お値段税込み750円也。
ごぼ天はカリっと揚がってごぼうの甘味が感じられます。
うどんはスベスベとしたモチ肌で柔らかく、一見コシが無さそうなんだけど芯に粘りがある、いかにも博多のうどんです。
出汁も穏やかな風味で、ほっと落ち着く味。讃岐うどんのようなエッジの効いたうどんも良いけど、
やっぱり九州出身の師範&師範代にとって落ち着く味はこっちだな。
帰りのフライトは、福岡発羽田行JAL310便。 ワインにも飲食にも全く関係ない情報だけど、こういうのを書いておくと「あぁ5月に帰省した時も同じ便だったな」 というのが判るわけです。だからどうって話じゃないですが、「安ワイン道場」は第一義的に自分専用備忘録ですから。 アーカイバーとしての使い勝手は、ツイッターやフェイスブックに遥かに勝ります。 コミュニケーション・ツールとしては遥かに劣りますけどね。
・・・ってな感じで、二泊三日の九州帰省から帰って参りました。
会いたい人、会わなければいけない人に会えて、有意義な帰省でしたよ。
ただ飛行機代高いよなぁ。家族4人で帰省するとDRCが買える勢いで経済貢献させられます。
そして、夕飯は師範代実家から持ち帰った冷凍のステーキ肉をシンプルに焼いたのとか、
同じく持ち帰った松茸を使った松茸ご飯とお吸い物(左写真)とか。
ステーキも松茸も美味いです・・・ってか語彙力無いな。
名称 | Kleine Zalze "Cellar Selection" Pinotage 2017 クライン・ザルゼ "セラー・セレクション" ピノタージュ 2017 |
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生産者 | Kleine Zalze Wines クライン・ザルゼ・ワインズ |
価格 | 1,510円 |
購入店 | 信濃屋 新橋店 |
道場に帰り着いたのは午後3時くらいだったかな?
この週末でワイン19本も稽古しているので、思いっきり更新作業が溜まっています。
荷物の片づけもそこそこに、そして最初はビールを片手に、後にこのワインを片手に「安ワイン道場」の執筆に勤しんでおりました。
選んだワインは南アフリカのピノタージュ、なんとなくこの品種が飲みたい気分だったんですね。
色はかなりしっかりした紫色で、エッジまでビシッと紫で若さを感じます。
香りは、この品種らしい人懐っこいプラムやチェリーのフルーツ感があって、樽の雰囲気も良い感じです。
一部のピノタージュにあるような、ハードローストの樽を使ったコーヒーっぽさはこのワインからは感じられず、ほんのりバニラ程度です。
味わいはかなり肉感的。甘さたっぷり渋味しっかり、やや酸に欠ける感じはしますが、バランスを崩すってほどでもありません。
特に凄いなにかがあるわけではありませんが、難しいこと考えずにチビチビ飲むのにちょうど良い赤のような気がします。
ただ、アルコール度数は14.5%もあるみたいなので、一気に飲み干すと酔っぱらっちゃうワインですね。
点数 | 75点 |
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リンク |
Kleine Zalze "Cellar Selection" Pinotage 2017 1,501円 |
三連休中日、今日も師範代と子供たちは義父のお見舞いに行ったけど、
師範は自分の母親の様子を見に熊本に向かいます。
今は九州新幹線があるので鳥栖→熊本なんてあという間ですな。
師範母の話をじっくり聞いた帰り、母が仮住まいしている最寄りバス停「下高野辺田(しもこうやべた)」から熊本駅まで30分歩きました。
今日の熊本は抜けるような青空・・・9月も半ばばってんたいぎゃ暑かばい。
・・・ハイ、健康オタクです。
そして、せっかく熊本まで足を延ばすのであれば、そこで会いたい人や食べたい料理、飲みたいワインがあるわけです。
というわけで、7月に横浜でご一緒した
熊本在住のツイッター友だちのくまべさん(ブログ)に相談したところ、
あれよあれよと言う間にワイン会を企画して頂けました。ありがたいことですなぁ。
お店は南熊本の「トレ・ステッレ」(ぐるなびのページ)、
参加したのは下記の方々と師範を含め6名です。
・くまべ ゆみさん
・filisさん
・TZKさん
・chat et vinさんと奥様
店内は入口側と奥側、ダイニングが2つに分かれています。それとカウンターを合わせたキャパは25人くらいですかね?
休日の昼間、その席がほぼ埋まるくらい繁盛していました。
そして、奥側のダイニングスペースの一番良いテーブルに、既にワイン会用のグラスがセッティングされていました。
グラスはすべてリーデルのものが使われています。なんかワクワクしますよね、この景色。
今回のワインのセレクションは、ワインエキスパートの資格をお持ちのくまべさんにすべてお任せしちゃいました。
そうしたら、セレクションのお任せどころかくまべさんのセラーからごっそり熊本ワインを持ってきて頂くことになっちゃいました。
オーナシェフの田尻さんからも「熊本ワインに合わせて熊本の食材を使ったイタリアンをお出しします」とのお言葉。こういうの嬉しすぎますよね。
名称 | ATSU Sparkling Niagara Dry 2016 アツ スパークリング ナイアガラ・ドライ 2016 |
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生産者 | 熊本ワイン |
価格 | (くまべさんから) |
購入店 |
1本目のスパークリングから5本目の赤まで、すべてくまべさんのセラーからお持ち込みされた熊本ワインが続きます。
そしてこの"ATSU(あつ)"という名前のスパークリング、品種はナイアガラ、瓶内二次発酵、若い醸造家が熱い思いで造った旨が裏ラベルに書かれています。
酸化防止剤が「亜流酸塩」と書かれているのはご愛敬、などということを話しておりました。
色は結構しっかりした飴色、瓶底には若干の澱があって後半は濁りが入ります。
くまべさんによれば結構長いことセラーに保管していたそうです。
泡立ちは弱めですね。強めのペティアンくらいでしょうか。
香りは、もうモロに生食用ブドウの香り。今でも八百屋でナイアガラは売られていますが、まんまその香り、
そして香りのボリュームは十分すぎるくらいです。
口に含むと、チリチリっとした軽い泡の刺激と甘味と酸味、そして結構旺盛な苦味を感じます。
すごくチャーミングな香りに硬派な味わい、「ツンデレ」の逆「デレツン」なスパークリングでした。
まだ発展途上感はあるけど、『若い醸造家の熱い思い』は十分感じられましたよ。
点数 | 75点 |
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最初に出して頂いたお皿は、生ハムやソーセージの盛り合わせ。 アミューズというには申し訳ないくらいのボリュームがあります。東京だとこれ一皿で1,000円取りますよ(やや誇張)。
名称 | 菊鹿シャルドネ 2015/2016 |
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生産者 | 熊本ワイン |
価格 | (くまべさんから) |
購入店 |
今回くまべさんにチョイスして頂いた白3本、全て熊本産「菊鹿シャルドネ」です。
あらかじめお伝えしていなかった師範が悪いのですが(TZKさんはよくご存じなのですが)、
師範ってば味覚が良くも悪くも鈍感なので、畑の違いとかそういうのって「ようわからん!」ってなることが多いんですね。
なので「全部一緒じゃん」と言わざるを得ない状況、それが一番怖いのね。
・・・ってな感じで試練の一本目は、2015年と2016年マルチヴィンテージのベーシックな銘柄。
ちなみに「樽熟成」の菊鹿シャルドネ2016とは昨年稽古していて大変好印象だったので、
もちろん楽しみではあったわけです。
色は、なんだか結構熟成したワインのような濃いめの色合いです。
香りは、ボリュームこそ小さめながら、非常にブルゴーニュ的な蜜入りリンゴの香りがあってビックリします。
「樽熟成」と書かれていないけど、それなりに樽香もあって、
「マコンあたりの『なんちゃてムルソー』的ですな」などと師範は申しておりました。
味わいは、日本ワインらしく旨味がベースで、それに軽い苦味。バランスも良くてとてもよろしゅうございます。
いや~、今ここで白状しちゃうわけですが、白3本の中で多分お値段的には一番安いであろうコレが師範には一番ヒットでした。
つくづく安い舌を持って幸せだな。現行品のお値段は税別2,650円とのこと。その価値は十分にあります。
でも、熊本ワインにお詳しいchat et vinさんによれば、「買ってすぐは味も香りも無いので少なくとも半年は忘れてください」とのことでした。
点数 | 86点 |
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二皿目は前菜の盛り合わせ。ブルスケッタ、自家製ポテトサラダ、人参シリシリ、鶏ハムの4品。 とても若くて初々しいサービスの青年に説明して頂けました。 なんかそういうの、それだけで目を細めてしまう年齢になってしまいましたなぁ(爺感)。
名称 | 菊鹿セレクション 五郎丸 吉里農園 シャルドネ樽発酵/シュール・リー 2014 |
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生産者 | 熊本ワイン |
価格 | (くまべさんから) |
購入店 |
そして鬼門の「菊鹿セレクション」畑違いの水平飲み比べ。
いやいやいやいや、そんなのね、絶対師範に違いが判るわけないんですってば
・・・と心の中では思いつつ表情には出さず、澄ました顔をしておりました。
さてその片方は「五郎丸 吉里農園」、標高300mの南斜面で垣根づくりの畑だそうです。
ちなみに「五郎丸」はラグビーのブーム以前からこの名前だそうで、
あの五郎丸ブームで一気に人気に火が付いたとか。世の中なにが起こるかわかりませんな。
それでは心の中で正座して稽古開始。色は、前のベーシックな菊鹿シャルドネより薄い感じがします。
ヴィンテージはこちらが前なのに、そういうこともあるですね。
香りは、いわゆる「樽ドネ」っぽい感じ、前の菊鹿シャルドネより「ガチでムルソー来たな」という印象を受けます。
裏ラベルには『カフェオレのような香り』とあって、オレの方はどうかと思いますがカフェはありますね。
味わいは、甘味と酸味、そして軽い苦味。このバランスは一貫しているように思えます。
ホントね、これ飲んで「日本ワインでしょ」って言える人は少ないと思います。
それくらいご立派、まったくエクスキューズの無い仕上がりです。
だからこそ、2014年なのにまだちょっと若い感じがしたのね。
でもそんなに取っておく人いるかねぇ、日本ワイン。
点数 | 83点 |
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本日のパスタは、天草産ワタリ蟹のスパゲッティーニかな?パスタの種類はよう判らんとです。 キッチリ芯のあるアルデンテで絶妙な茹で加減です。 そして、面白いことに↓のワインの裏ラベルには、合う食材として『渡り蟹、はまぐりなどの魚介類や、地鶏の炭火焼などにも・・』 なんて書かれているんですな。造り手推奨、合わないはずはありません。
名称 | 菊鹿セレクション 小伏野 平川農園 シャルドネ樽発酵/シュール・リー 2014 |
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生産者 | 熊本ワイン |
価格 | (くまべさんから) |
購入店 |
もう一方の菊鹿セレクションは、「小伏野 平川農園」です。
なんというか、師範の生まれ故郷熊本で、畑ごとの差を楽しめるようなワイン造りがされていること自体がとても興味深いんですわ。
日本ワインのマニアはともかく、普通一般の認識は「熊本でワイン?何ソレ」「どうせ巨峰とかの甘いヤツでしょ」だと思うんですよ。
そして多分熊本の人たちもほとんどは知らないでしょう。どんなにメディア等に取り上げられても、
一般の人に行き届く生産量が無ければ定着しないですよ。
「モノづくりは欲しい人にすぐに届けてこそ意味がある」、「品切れやバックオーダーは恥」という意識でいます。
その点、熊本ワインさんは量の拡大に積極的なようで、安ワイン道場としては応援したい造り手です。
閑話休題、ワインの感想を。
まず最初にお伝えしておきたいのは、「これだったら師範でも違いがわかるぞ!」という嬉しさです。
香りは、五郎丸がムルソーだとしたら、小伏野はピュリニー・モンラッシェです・・・いやシャサーニュ・モンラッシェかも。
その違いは判っていませんが。とにかくもっと涼しい高地で採れたブドウな感じがしたんですね。
味わいに関しては3本とも一貫した傾向で、甘味と酸味、そして軽い苦味です。
改めて裏ラベルを見ると、小伏野 平川農園は「標高350m、水はけの良い山の斜面」らしいです。
なので「より涼しい」な印象はあながち間違いでは無さそう。
こういうこと書かれていると、脳内で答え合わせが出来て嬉しいっすね。
日本ワインの狙いドコロは、こういう「細かい情報の開示」だと思っています。
上手くいったこともそうでなかったことも開示して、身近な存在としてファンになってもらう、それが良いんじゃ無いかなぁ。
点数 | 85点 |
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こんなワインに合わせて出して頂いた料理は、真鯛とサンマのポワレ・・・かしら。 サンマはさすがに違うとして、真鯛は熊本産だったのかしら・・・ちゃんと聞いてなくてすみません。
名称 | Muscat Bailey A Barrel Aged 2011 マスカットベリーA 樽熟成 2011 |
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生産者 | 熊本ワイン |
価格 | (くまべさんから) |
購入店 |
怒涛のシャルドネ3本稽古が終わって、ようやく心穏やかに赤を頂きます。
くまべさんが『どうしても師範に』と選んで頂いたのが、マスカット・ベーリーA(ラベル表記だとベリーA)の2011年。
このワインの2016年産は先日稽古していて、
そこで「渋味の感じがまだ若い。もう少し熟成させればビックリするようなワインになる気がします。」
なんて書いていたわけですよ。そこで熟成したヤツを持ってきて頂いたという寸法です。
いやーありがた過ぎます、ってか師範ってばモテキャラ?と勘違いしてしまいます。
では心して稽古開始。色は、諸外国の赤ワインに遜色ないしっかりとした紫色で、エンジにキレイなグラデーションが見て取れます
(ツイッター・アカウントをお持ちの方はコチラを参照)。
香りは、まず頭に浮かんだのは「香水の香り」です。どの香水か?なんて言われると困るんですが、とにかく香水の香りがします。
香水通のFilisさんも『香水の香りというのはよくわかる』と言われてました。
この品種にありがちなイチゴキャンディっぽさは控えめで、バニラな感じの樽香があって、まさしく本格派の香りがバンバン出てきます。
味わいは・・・どうだったっけ?香りの良さがあまりに印象的で、ほとんど覚えていないけど、香りの良さを邪魔しない良いバランスだったことは間違いないでしょう。
これね、小売価格は2,000円くらいのワインだと思うんです。でも凄い。古今東西のワイン全てをひっくるめてもめったに出会えないレベルのクオリティ。
別に師範が熊本出身だからとか、ワイン会をセッティングして頂いたリップサービスとか、
そういう贔屓目なステマをしているわけではありません(多少無意識にその成分はあるかもですが)。
それはこの場を共有して頂いた皆さんは納得して頂けると思います。いや~、これは凄かった。
点数 | 90点 |
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そんな恐るべきマスカット・ベーリーAに合わせたのは、天草産経産牛のフィレステーキ。 横に添えてあるマスタードが特別なヤツで・・・という話で盛り上がっておりましたが、 師範はこのワインの衝撃をどう文字にするか悩んでいて上の空でした。
名称 | Rosso di Montalcino 2015 ロッソ・ディ・モンタルチーノ 2015 |
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生産者 | Banfi バンフィ |
価格 | (Chat et Vinさんから) |
購入店 |
一応くまべさんに用意して頂いたワインは以上の5本、でもまだ飲めますよねぇ、ということで追加します。
その追加の一本目がコレ、イタリアの名門「バンフィ」のロッソ・ディ・モンタルチーノです。
このワインは、このお店の常連chat et vinさんがこのお店のセラーに預けておられたものとのこと。
良いなぁ、そういう関係。スペースの値段が高い都会じゃなかなか難しいんだろうな、と思いんます。
色は・・・どうだったっけ・・・ってかいつも後半はそうですな。
でもいつもと違うのは今回はメモが残っています。そこに唯一書かれた言葉は「チョコレートケーキ」。
なるほどそういうワインだったよね、と記憶の糸を手繰る手掛かりにはなりますな。
色も香りも味わいもしっかりと濃くて、樽の感じも香ばしいワインだったように思います。
っつーかね、郷里の皆さんと飲んでいるわけですよ。
優先順位は「人>ワイン」なのは仕方ありません。
ちなみにこのワイン、なんかのセールで1本1,000円台で入手されたとのこと。
であれば会話のお供にしてもバチは当たらんでしょう。
ともあれご提供ありがとうございました!>chat et vinさん
点数 | (78点) |
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名称 | Roccamora Nardò Rosso 2016 ロッカモラ ナルド・ロッソ 2016 |
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生産者 | Schola Sarmenti スコラ・サルメンティ |
価格 | (参考価格:700円くらい/glass) |
購入店 | トレ・ステッレ |
参加者6人ですけど、7本目のワインも開いちゃいます。
このワインは、トレ・ステッレのオーナーシェフが『ぜひ師範に稽古をつけて頂きたい』と言われていた銘柄とのこと。
どんな高級ワインを飲まされるのか・・・と身構えたけど、そもそも「安ワイン道場師範」ですから選ばれたワインもお手頃なクラスでした。
アホみたいに濃い赤ワインを造ることで有名なイタリアのプーリア州ですが、この"Nardo"というDOCと稽古するのは初めてです。
こういう初めて要素があるのは道場としてもうれしい限りです。
「師範に稽古つけて欲しい」と言われれば、そりゃ真面目に稽古すべきですよ。
でもね、ちゃんと印象を言葉にした記憶はあるんだけど、惜しむらくはメモ取ってないのね。
どなたか師範がこのワインにどんなこと言ってたか覚えてないですかね?みんな同じくらい飲んでたから無理か。
おぼろげな記憶を引き出すと、「やっぱプーリア州のネグロアマーロだよね」的なミッチリ濃いワインだったようには思います。
このワインをハウスワインにするのは、客層を考えると正解でしょう。
薄っぺらな安キアンティだと満足しないよね、肥後もっこすは。
点数 | (77点) |
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デザートは、ナッツ入りセミフレッドというものでした。 chat et vinさんの奥様が『このナッツが魅力的で・・・』という話をされていて、師範も首の骨が折れるくらい同感していたような気がします。 そう、「やっぱり美味しいですよねぇ、コレ」と言った後に「で、なんて名前でしたっけ、このデザート」と聞く気まずさ。 ホント師範は料理の名前覚えとらんとです。
そんな感じの熊本でのワイン会。お支払いは・・・いや書いて良いのかな・・・ワイン代含めて6,000円でした。
この値段でこんなコース、ちょっと頭おかしいことは読者な皆さんにはよくお分かりだと思います。
これ、多分くまべさんの大量出血大サービスと、その心意気に呼応した田尻オーナーと、快くセラーストックを出して頂いたchat et vinさんのご厚意によって成り立った値段だと思います。
皆様ご上京の折にはぜひご連絡ください。今回棚ボタに預かったTZKさんがいろいろアレンジしてくれると思います(とまた他力本願)
あー、ツイッター万歳だな。会いたい人に会いたい場所で会える。
熊本からの帰りの電車は、コスト・センシティブな師範に於かれましては、時間的に急ぐ必要が無ければお安い交通手段を選ぶわけで、
鈍行列車で鳥栖まで帰ります。お供は、「もっともーっとくまもっと」キャンペーンかなんかでタダでゲットしたキリンのグリーンラベル。
ただ、この似非ビールをゲットするために一旦改札を出たのね。だからお得だったのかどうかは不明です。
そんな熊本行の一日。さすがに夜はワインを飲まずにヱビスビール大瓶2本で済ませました・・・ってかこれは結構効いたな。
ビール侮れず。
三連休、病気で入院中の師範代父のお見舞いに九州へ向かいます。
行きのフライトは、羽田発福岡行JAL319便。午後1時15分の発なので、空港で弁当を買って待合スペースで食事。
空港のレストラン、高いからね。搭乗口前まで進んでいた方が安心だし。
買った「空弁」がコレ、鶏三昧というヤツ。お値段は税込み900円くらいだったかな?
「鶏そぼろと鶏照り重のお弁当」と書かれていますが、「三昧」というならもう一つ鶏要素が欲しいところですね。
煎り玉子も鳥だと言えば三昧ですが。
そして、若干残念、というか師範的にはかなり残念だったのは、ご飯が白米だったこと。
鶏の炊き込みご飯だと思うじゃないですか、普通。
そして飛行機は無事に飛んで、ほぼ定刻に福岡空港に到着。福岡空港、新しくなってますね。 いつもは地下鉄からJRで師範代実家へ向かうのですが、 本日は高速バスで師範代父が入院中の久留米の病院に向かいました。
名称 | Bourgogne Pinot Noir 2000 ブルゴーニュ ピノ・ノワール 2000 |
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生産者 | André Goichot アンドレ・ゴワショ |
価格 | (師範代父から) |
購入店 |
義父のお見舞いをした後、師範代の兄妹一家も師範代実家に集まっての夕食。
いとこたちが全員集まったのは初めてじゃないかな。その中で飲む人は、師範と義弟、それに大学で醸造学を学んでいる姪っ子。
料理は、師範代の妹さんが作ってくれた唐揚げやとんかつ、それにお寿司なんかあって豪華版です。
ワインは、入院前に義父が買っておいてくれたものを頂きます。
その一本目は、なんと2000年産のACブルゴーニュ。うちの長女と同い年ですね。
ちなみにこのワインは今年の春にも稽古しております。
色は、紫色というよりもエンジ色かな?かなり熟成の入った感じが見て取れます。
香りは、もう果実のフレッシュさは消え失せていて、ドライフルーツと紹興酒の雰囲気。
味わいも「ドライアウト」していると言って良いのかな。
もちろん飲めなくは無いですが、このワインの良さを拾える人はかなり手練れの者でしょう。
熟成ブルゴーニュの感じは味わえます。でも、このクラスのワインはもっと早めに飲むべきなんじゃないかなぁ。
通好みのアイテムとして一定の需要はあるのかも知れませんけど。
点数 | 65点 |
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名称 | Bourgogne Pinot Noir 2015 ブルゴーニュ ピノ・ノワール 2015 |
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生産者 | Louis Jadot ルイ・ジャド |
価格 | (師範代父から) |
購入店 |
用意して頂いていたもう一本もブルゴーニュ、年齢はグッと若くなって2015年産です。
このワインも5月の連休中に師範代実家で稽古したものと同じものですね。
造り手は安定の大手「ルイ・ジャド」、こちらは安心して頂けます。
色は、以前の印象通り、ACブルゴーニュとしてはかなり濃く青い紫色。
ブドウの出来が良かったんですかね?抽出が強いのかな?
香りは、熟したイチゴと革っぽさ、色も香りもなんとなく南仏のピノ・ノワールっぽい感じです。
味わいは、結構甘さがあって渋味もしっかり。こちらも南仏みたいだな。
地球温暖化の影響ってヤツですかね?ブルゴーニュにしてはかなり重さがあって、不思議な雰囲気です。
でも、相対的にはこっちの方が美味しく感じられましたよ。
姪っ子の評価もこちらの方が上でした。
点数 | 72点 |
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本日は、ツイッター関連のお知り合いで持ち寄りワイン会。
場所はJR恵比寿駅の西口から歩いて数分にあるえびすジンギスカン 海月(くらげ)というところ。
煙モウモウのジンギスカンでワイン会ってのもアレですが、まぁ細けぇこたぁ良いんだよ。
ツイッターでメンバー募集して、参加して頂いたのは下記の(師範含めて)9名です。
・Angeloさん(幹事)
・mashi-comさん(発起人)
・MAMIさん
・Ÿんさん
・アングラさん
・ミケさん
・Prof.Nonnderu.YAMAさん
・Ksさん
本日のコースは、ジンギスカンの食べ放題+飲み放題の2時間コース。お値段5,700円/人。
飲み放題付きなのにこのお店のお酒はほとんど飲まない、かつ持ち込み料を1,000円/本支払う、というお大尽な内容。
でもまぁ良いんです。日本経済の回復に貢献させて頂いております。
持ち込みワイン会なので、基本は各人が持ち込んだワインを皆で飲むわけですが、
「最初の一杯目くらいはビールをキューっといきたいよね」ってことで生ビールで乾杯。
飲み放題付きですから、1杯くらい飲まないと損した気がする、という貧乏人根性も働いております
・・・ってか、同じ貧乏人根性を共有している方が複数名いらっしゃったのは、
さすが「安ワイン道場師範」と飲みたい奇特な人種、って感じですな。
名称 | Colpasso Grillo N.V. コルパッソ グリッロ (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | Santa Tresa サンタ・トレーサ |
価格 | (Prof.Nonnderu.YAMAさんから) |
購入店 |
1本目はもちろんスパークリング、持参されたのは人間ドックの一人打ち上げにもお付き合い頂いたYAMAさん。
YAMAさんは今回2本も持参されています。このワインは、店に来る前に恵比寿駅ビルの君嶋屋で買ってこられたとのこと。
太くて高級感のあるボトルに入れられています。こういうボトル、見た目はイカすんだけどセラーには入れづらいんだよな。
本日は手酌にての進行、ということでめいめいが自分のグラスに注ぎます。
ちなみにこのお店、ワイングラスはありません。師範はダイソーの「うすグラス」を持参しております。安くて薄い脚無しグラスはこういう時に便利っすね。
色はごく薄めのレモン色、泡立ちも弱めに見えましたが、グラスがいつもと違うので定かではありません。
香りはいかにも地中海らしいレモンやライムの柑橘類をを感じる、キュッとした香りです。
味わいも、香りの雰囲気をそのまま味に移し替えたようなフレッシュ感。
レモンの皮目みたいな苦味もあるので、シチリア産のレモン・スパークリングみたいです。
こういう泡、よろしいんじゃないでしょうか。特に最初の一杯としてキューっと飲むのに大変好適です。
ただ、ジンギスカンに合うかというと・・・オリーブオイルやレモンを使った魚介類の料理の方が良かったでしょうね。
まぁそれは仕方が無いな。
点数 | 74点 |
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名称 | Gosset-Brabant "Gabriel" Grand Cru Brut 2008 ゴセ・ブラバン "ガブリエル" グラン・クリュ ブリュット 2008 |
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生産者 | Gosset-Brabant ゴセ・ブラバン |
価格 | (Yんさんから) |
購入店 |
本日は泡がもう1本ございます。こちらは、8月のデゴる会にも参加されたYんさんが持参されたもの。
これまた本日酒屋さんにて調達されたとのことでした。
モノは、シャンパーニュのいぶし銀の造り手「ゴセ・ブラバン」の高級品。
ヴィンテージは2008年、『師範が持参されるブルゴーニュに合わせました』なんて言ってくれてました。
グラスに注ぐと、色は明らかに前のシチリア産の泡より濃い色合いを呈してます。薄い赤銅色って感じですかね。
泡立ちは・・・やっぱり大きすぎるグラスだと判らんですね。
香りは、蜜、リンゴ、奈良漬、パンの耳。いかにも良いシャンパーニュらしい複雑さと、
金属(赤銅)のような硬質な雰囲気があります。
口に含むと、キメの細かい泡立ちとしっかりとした甘さと酸が感じられ、「やっぱシャンパーニュは一味違うな」と思わされます。
これは良いワインを飲ませて頂きました。でも、このシャンパーニュに関しても、
もう少しグラスとか温度とかが揃った環境で頂きたかったな。
そんなこと言ってもしょうがないんですけど、なんか「もったいないことしちゃったなぁ」感がありました。
点数 | 81点 |
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ところでこのお店のジンギスカン、じつに美味いっす! そんなにジンギスカンをいろいろ経験しているわけではないけど、過去最高に美味いジンギスカンでした。 まず塊のラム肉の質が素晴らしい。フレンチレストランで恭しく出される「骨付きラムのグリエでございます」なラム肉が、 食べ放題で次から次へと出されるし、それ以外の部位もそれぞれに美味いんだな。 もうもうと煙の立ち込める空気でワイン会ってどうよ?と思ったけど、この美味しさなら仕方ないところであります。
名称 | Toriivilla Imamura "Cuvée Yuka" 2004 鳥居平今村 "キュヴェ・ユカ" 2004 |
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生産者 | シャトー勝沼 |
価格 | (ミケさんから) |
購入店 |
普通だったら順番的に次は白に行くんだろうけど、一本とっても気になるワインがあったんです。
それがこのミケさんが前日に抜栓してお持ち頂いたもの。
まるでブラインド・テイスティング用みたいに、アルミホイルでぐるぐる巻きにされていて、中身が何かはご本人しか判りません。
「それ当てっこしようぜ~!」ってことになりました。
色は結構明るめの紫色で、それほど濃さは無く、エッジにはややオレンジのグラデーションが見えます。
香りは、古い蔵の中のようなしっとりした香り。もうここで師範は確信しちゃいましたよ、「これは日本ワインのメルローで間違いない」と。
ところが品種は2種類使われているとのこと、「であればメルローとサンジョヴェーゼでしょう」と宣言。
味わいは、やや軽めだけど渋味のカドが取れており、若干枯れた印象は受けますががほっこりもします。
答えは、『日本ワイン、品種はブラック・クイーンとマスカット・ベーリーA』でした。
まぁ日本ワインは当たったから合格でしょう。ヴィンテージはなんと2004年、それくらいになると品種の個性って取りづらくなるよね
・・・なんて言いつつ、ブラッククイーンなんて絶対当てられない自信があります。
点数 | 77点 |
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名称 | Solitude "Grande Cuvée" 2018 ソリチュード "グランド・キュヴェ" 2018 |
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生産者 | Hirakawa Winery 平川ワイナリー |
価格 | (Ksさんから) |
購入店 |
ここでようやく白、Ksさん(鍵アカウントなので伏字にしています)が持参された北海道は余市産のソーヴィニョン・ブラン。
この造り手のペティアンとは今年の1月に稽古済みで、かなり好印象でした。
結構評判が高くて入手が難しい造り手さんのようですが、こうやって飲ませて頂けるのはありがたい話であります。
色はほぼ無色。照明の具合もありますが、師範の老眼では色を見つけることはできないくらいです。
香りは、ブラインドで出されれば「良いロワールですな」と言ってしまいそうな、日本ワインじゃ無い感。
ハーブやグレープルーツの爽快な香りが結構なボリュームで香ります。
味わいは、甘さを排した硬派な仕上がりで、酸味と旨味がしっかりしています。
なかなか飲みごたえのある白です。
最近北海道では若い造り手さんがたくさん入植して、個性的なワインを造り始めている、という話をよく耳にしますが、
こういうワインを飲むと「確かにそうだな」と思いますな。
エクスキューズのない、立派に旧ワールドのワインなんかと勝負できるソーヴィニョン・ブランだと思いましたよ。
点数 | 78点 |
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ワイン以外にもお持ち込みがあって、これはmashi-comさんが持参されたぽたりぽたり きりんざんという清酒。 個性的なラベルの純米吟醸酒です。 ワイワイガヤガヤの中で飲んだので、あまり記憶は定かではありませんが、スッキリとした香りと味わいの清酒で、 ワインの箸休めとして飲むのにちょうどいい感じだったように思います。
名称 | Bourgogne 2013 ブルゴーニュ 2013 |
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生産者 | Maison Ambroise (Bertrand Ambroise) メゾン・アンブロワーズ (ベルトラン・アンブロワーズ) |
価格 | (Prof.Nonnderu.YAMAさんから) |
購入店 |
赤は、YAMAさんが持参されたこのワインと、師範が持参した↓のワインを一緒に抜栓して飲み比べしましょう、ということになりました。
YAMAさんの方は、安定の造り手「ベルトラン・アンブロワーズ」のACブルゴーニュ。
道場でもしばしば稽古していて(直近はこの2008年産)、
いつどのヴィンテージを飲んでも常に満足できるコスト・パフォーマンスを持っている印象があります。
色は、薄めではあるけど薄すぎない、そしてブルゴーニュにしてはやや青みを感じる紫色。
香りは、アメリカンチェリーの果実香にほのかに香ばしい樽香、いつも通り「ACブルゴーニュでこれは良いよね」な香りです。
味わいは、キュッとした酸がまだ若い印象を受けます。でもそれは、前の日本ワインの赤と後ろの1級に熟成感があったので、
相対的にそう感じたのかも知れません。
やっぱりハズさないな、このワイン。「ちょっとモダン」なブルゴーニュをお手軽に楽しむには非常に手堅い銘柄だと思います。
気軽にジンギスカンに合わせるにはこういうワインはナイスなチョイス。YAMA氏の慧眼、お見事であります。
点数 | 79点 |
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名称 | Nuits-Saint-Georges 1er Cru "Les Chaignots" Vieilles Vignes 2008 ニュイ・サン・ジョルジュ プルミエ・クリュ "レ・シェニョ" ヴィエイユ・ヴィーニュ 2008 |
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生産者 | Dominique Laurent ドミニク・ローラン |
価格 | 5,382円 |
購入店 | カーヴ・ド・リラックス |
ブルゴーニュ対決のもう一方の赤は、師範が持参したコレです。ガッツリ系の造りで有名なドミニク・ローランのニュイ・サン・ジョルジュ1級畑。
ジンギスカンなので、香りを楽しむなんて難しそうではあるんだけど、やっぱり1本くらいはブルゴーニュが飲みたいからね。
この造り手のワインなら大丈夫だろうと思いチョイスしました。
ちなみに買ったのは1年前、お値段は5,000円ちょっとだったので、そんなに高級品ってわけじゃありません。
色は、前のACブルゴーニュと同じく赤紫系ではあるけど、こちらの方がよりエッジが明るく、より照りがあるように感じます・・・照りは多分先入観です。
香りは「コレは高いピノ・ノワールだな」という香り。
アンズのコンポートのような果実の香りに、良い感じに溶け込んだビスケットのような樽香があって、香りのボリュームもジンギスカンに負けません。
味わいも、良い感じに熟成入っていて柔らかい感じになっています。美味いな、コレ。
そんなにスケールは大きくなくて、やや小ぢんまりしている感はありますが、
この造り手らしい華やかな感じがあって、今回のチョイスは成功だったな、と自画自賛。
皆さんのウケも良かったようですよ、お世辞でなければ。
点数 | 83点 |
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そもそもワイン会なんて想定していないお店なので、テーブルの上はカオス状態。 それでもワインクーラーは出していただけたし、出来る限りのサービスはして頂けたと思います。
名称 | Crozes-Hermitage 2013 クローズ・エルミタージュ 2013 |
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生産者 | Dom. des Lises ドメーヌ・デ・リズ |
価格 | (MAMIさんから) |
購入店 |
安ワイン道場って、意外とローヌを飲んでないんですな。
この日現在トータル本数6,772本稽古した中でローヌはこれが166本目、比率にして僅か2.5%程度。
そんな師範を感化する意味で、MAMIさんに持参して頂いたのがこのクローズ・エルミタージュ。
造り手の「ドメーヌ・デ・リズ」は、クローズ・エルミタージュの神様「アラン・グロイヨ」の息子、マキシム・グロイヨという方が運営されているそうです。
色は、非常にしっかりとした紫色で、グラスの内側を滴り落ちる部分もタラリと紫色です。
これは濃そうだな、と鼻を近づづけると、これまでとは異質の香りのボリューム。
ちょっとピノ・ノワールにも似た高めのトーンの果実香に、チョコレートのような甘香ばしさがあります。
いわゆるローヌにありがちな(というかありがちだと師範が思っている)青畳のようなすっトボケた香りはありませんん。
口に含むと、若いのに既に丸い味わい。重いけど重すぎす甘味と酸味と渋味のバランスが見事です。
いや~、ローヌの良いヤツってこんななのね。ちょっと見直したわ。
すっげー乱暴な例えだけど、ブルゴーニュの華やかさとボルドーのしっかり感を併せ持っているような感じ。
本日の一番でありました。
点数 | 85点 |
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名称 | Brunello di Montalcino 2013 ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ 2013 |
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生産者 | Kirkland Signature カークランド・シグネチャ |
価格 | (アングラさんから) |
購入店 |
濃いワインが続きます。そして師範の記憶もだんだんおぼろげになって参ります。
次なる赤は、アングラさんが持参されたブルネッロ・ディ・モンタルチーノ。
"Kirkland Signature"ってやつは、米国の大手スーパー「コストコ」のプライベート・ブランドですね。
ちなみに師範家は今現在コストコは退会中。また来年になったら入会予定です。
色は・・・多分前のクローズ・エルミタージュとあまり変わらない、しっかりと濃い紫色だったと思います。
香りもあまり覚えてないんだよなぁ、既にメモも取ってないし。イタリアらしいスミレっぽい香りがあったような気はしますけど。
味わいは、前後のワインと比べると相対的に軽めだったような・・・これも記憶が定かではありません。
今回は通常のワイン会と違って2時間コースなので、もう掻き込むように飲んじゃう必要があり、ちょっと勿体ないことをしたなぁ、と思います。
コストコに会員復帰したら改めて稽古しなおしますかね。
点数 | (??点) |
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左写真は、延々と焼かれる羊肉。今回YAMAさんが「肉奉行」役を買って出てくれたので、師範はほどよく焼けた美味しいラムを食べるだけ。 いやーありがたいありがたい・・・っていうか『書記役に専念します!』と宣言しておいて後半はメモを取っていないというテイタラク。すまんです。
名称 | Gioia del Colle Primitivo 2017 ジョイア・デル・コッレ プリミティーヴォ 2017 |
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生産者 | Fatalone ファタローネ |
価格 | (mashi-comさんから) |
購入店 |
またまた濃いワインが続きます・・・というのも、今回の持ち寄りワイン会、
mashi-comさんが「濃いワインがセラーから減らない」とツイートされていたのに対し、
『助太刀いたします』とお返ししたことに端を発するわけですね。
そこで、濃いワインに合いそうなジンギスカンの店になって・・・という流れなわけです。
さてこのワインの感想はというと・・・もうね、すっぽりと記憶が無いのよ。
プーリア州のプリミティーヴォらしく、ねっとりとジャムのような濃さがあったような気はします。
でもそれは後付けの記憶のような気もします。
だいたいこの手のワイン会だと、後半のワインはいつもこうなっちゃいますな。
前半飛ばし過ぎなんだな。
せっかくのワイン、申し訳ないです。さらに白状すると、クローズ・エルミタージュとこのワインはボトル写真すら撮り忘れています。
辛うじて最後にボトル全体写真を撮っていたんで、左写真はそれからの切り出しです・・・ってどうでも良いですね、そういうことは。
点数 | (??点) |
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名称 | Moscato d'Oro 2017 モスカート・ドーロ 2017 |
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生産者 | Robert Mondavi ロバート・モンダヴィ |
価格 | (Angeloさんから) |
購入店 |
シメのワインは、今回幹事役を買って出てくれた(というか幹事役を押し付けられた)Angeloさん持参のデザートワイン。
デザートワインも「自分ちのセラーにずっとある」筆頭カテゴリーですね。なかなか一人では開ける気にならないから。
そうと判っているのに、売られているときには何か美味そうで買っちゃうんだよなぁ。本能的に「甘さは正義」と感じてしまうんですかね。
このワインは結構覚えています。色はそんなに濃くない黄金色だったと思います。
香りは、まんまマスカットでした。セメダインっぽさは・・・あったかな?それはあまり覚えていません。
一番強く記憶に残っているのは、「酸味が弱いのが残念だなぁ」ということ。
ソーテルヌとかと比べると、明らかに酸味が不足しているように思えました。
・・・なんて書いてますが、本当かね?
濃い赤を連発で飲んだあとだったので酸を感じなかったのかも知れません。
ともあれ米国産のデザートワインなんてめったに飲めるもんじゃないので、貴重な体験をさせて頂きました。
点数 | 75点 |
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左写真が、今回飲んだワインたち。9人で10本、それに清酒1本。それを2時間で飲み干すと、だいたい参加者がどんな状態化は推して知るべし、です。
ともあれ皆さんありがとうございました。また機会がありましたらよろしくです!
・・・とお別れの挨拶をしてサクっと帰れば良かったのですが、やっぱり行っちゃうわけですよねぇ、二次会。 お店はYONA YONA Beer Worksというところ。師範も好きなブルワリー「ヤッホーブルーイング」のアンテナショップなのかな? 確かAngeloさんはジンギスカンの前の0次会でもココに来ていたような。
そしてここではビールを少々。左写真は、多分インドの青鬼です。でもよなよなエールの可能性もあります。
要するに全然覚えていないわけです。恥。
というわけで今度こそお疲れさまでした!
名称 | Louise Dubois "1885" Cabernet Sauvignon 2016 ルイーズ・デュボワ "1885" カベルネ・ソーヴィニョン 2016 |
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生産者 | Louise Dubois ルイーズ・デュボワ |
価格 | 690円 |
購入店 | リカオー |
本日の夕食当番は師範ですが、メニューは回鍋肉(by CookDo)、ラタトゥイユ(昨日の残り)、豆苗のガーリック炒めなので楽ちん楽ちん。
選んだワインは"Vin de France"格付けのカベルネ・ソーヴィニョン。
門下生第百十二号の「庶民のワイン研究所殿」が
高く評価しておられた銘柄の1つですが、
同じ銘柄で先月末稽古したシャルドネはやや残念な結果だったので、コイツでリベンジ狙いです。
さて抜栓。シャルドネと同様、ボトルは重量級だしコルクも天然コルクでお金かかってます。
色は、めっちゃ濃いってわけじゃないけど決して薄くない、立派な赤ワインらしい紫色をしています。
香りのボリュームも結構立派で、南仏のカベルネ・ソーヴィニョンらしいカシスやブルーベリーの果実香に、ピーマンや豆苗のような青い香りがあります
(裏ラベルに書かれた「バニラ」は感じません)。
味わいは重くなく軽くなく、アルコール度数も12%と昨今のワインにしては軽めなので、スイスイ入ります(裏ラベルに書かれた「フルボディ」は違うと思います)。
渋味がちょっとチリチリっとして、酸味もそれなりにあって甘味もある、味わいに何の不足感もありません。
言わば「すっぴんカベルネ」なワインですね。素直に収穫したブドウを素直に醸造した感じ。
ワンコイン+αの価格でこの内容は立派なものだと思われ、これはお薦めされる理由がバッチリ理解できます。
特に、本日のメニューの食材2種(ピーマンと豆苗)と香りが被るし、ラタトゥイユとも出身地的に相性が良かったからか、
大変美味し頂けましたよ。
点数 | 78点 |
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リンク |
Louise Dubois "1885" Cabernet Sauvignon 2016 690円 |
本日は、勤務先関連の講演会&懇親会に参加。
懇親会で出されたワインは、赤白ともサレント産。
どちらも「美味くは無いけど不味くも無い」感じでした。
・・・現場からは以上です。
懇親会で深酒するわけもないので、道場最寄り駅のそばにあるパスタ屋さん「夏への扉」で一人飲み直し(前回の訪問)
・・・ってか火曜は休肝日じゃなかったっけ?まぁ細けぇこたぁ良いんだよ。
このお店では、だいたいいつも「店主お薦めのグラス3杯とおつまみのセット」を注文しております。
お値段はちょっとずつ値上がりして、現在はセットで2,000円でございます(2016年からは不変)。
名称 | Casillero del Diablo "Reserva Privada" Sauvignon Blanc 2017 カッシェロ・デル・ディアブロ "レゼルバ・プリバーダ" ソーヴィニョン・ブラン 2017 |
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生産者 | Concha y Toro コンチャ・イ・トロ |
価格 | 740円 (Glass : 3グラスで2,000円) |
購入店 | 夏への扉 |
「おまかせ3杯」ですが、種類は指定ができます。
今回師範は『白・赤・赤でお願いします』と指定させて頂きました。
その一杯目の白に出して頂いたのが、チリの大手「コンチャ・イ・トロ」の高級版「カッシェロ・デル・ディアブロ」の更に高級版「レゼルバ・プリバーダ」。
黒地に金文字のラベルがいかにも高級っぽいですな。ちなみにこの銘柄のソーヴィニョン・ブランは初稽古です。
色は非常に薄くて無色に近い感じです。かなり早摘みしたのかな?
香りは、典型的なソーヴィニョン・ブランって感じで、ハーブの香りと、レモンやグレープフルーツの柑橘香がバンバン香ります。
樽香は少なくとも師範には感じられませんでした。
味わいも、スッキリしゃっきりソーヴィニョン・ブランです。甘さ控えめでキリリと硬派な味わいですな。
リマリ・バレーって、チリでも北の方にあるので暖かいのかと思っていたけど、
このワインからは涼しい地域のソーヴィニョン・ブランなイメージを受けます。
栽培や醸造の技術の向上で、品種の特徴を上手に引き出せるようになったんだろうなぁ、と思いましたよ。
でも、酸味料や安定剤(CMC)は入れて欲しくないなぁ。
点数 | 75点 |
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名称 | Aulente 2017 アウレンテ 2017 |
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生産者 | San Patrignano サン・パトりニャーノ |
価格 | 740円 (Glass : 3グラスで2,000円) |
購入店 | 夏への扉 |
2杯目に出して頂いたのは、イタリア産の赤。
エミリア・ロマーニャ州のIGTで、品種はサンジョヴェーゼ主体とのこと。
アルコール度数はなんと14.5%、高いねぇ。まるでプーリア州あたりの赤みたい。
裏ラベルには、醸造家リカルド・コタレッラ氏の推薦コメントが書かれているんだけど、
この人が造っているんですかね?
色はかなり濃い紫色。グラスは小ぶりのものですが、それでも向こうは透けません。
香りは、「やっぱりこれプーリア州のじゃね?」な感じのジャムっぽさ。
黒系果実のジャムにほんのりバニラ、なんとも甘そうな香りです。
口に含むと、想像通りしっかりと甘いのね。まる一本だったら飲み飽きしそうだけど、
グラスだとインパクトがあってナイスですな。
後で調べたら、カルディで税込み1,000円ちょっとで売られているワインのようです。
そりゃ安いね、濃いのが好きな方にはバッチリお薦めできます。
複数人で飲む席、煙モウモウのジンギスカンの席なんかにも良さそうです。
点数 | 77点 |
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名称 | Cháteau Mercian Aiakane 2016 シャトー・メルシャン 藍茜 2016 |
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生産者 | メルシャン |
価格 | ??円 (Glass : 3グラスで2,000円) |
購入店 | 夏への扉 |
3グラス目がこの日本ワイン、大手メルシャンの赤です。『重い赤→軽い赤って順番になってしまいますけど・・・』とのことでしたが、
そんなに繊細な味覚嗅覚は持ち合わせていないのでオッケーです。
ちなみにこのワインは門下生からご推薦頂いた銘柄で、今年の5月に稽古しております。
その時は「香りは良いけど味わいが軽い」と評価しております。
色は、前のワインと比べるとずいぶん明るい色合いです。
香りは、マスカット・ベーリーAのキャンディっぽさとメルローの湿っぽさ。
それに甘香ばしい樽香。やっぱり香りは立派です。
そして味わいもやっぱり軽いのね。アルコール度数は11.5%なのでまずボディが細身なのと、
渋味も酸味も弱いので全体に軽い感じです。
香りは立派なんだけどなぁ。
ボトル一本飲むんだったら味わいの軽さも気にならなくなる部分があるけど、
グラス一杯だけだとホントにアッと言う間に飲み干しちゃうので、
物足りなさを感じますな。
点数 | 72点 |
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名称 | Allan Scott "Generations" Marlborough Pinot Noir 2015 アラン・スコット "ジェネレーションズ" マールボロー ピノ・ノワール 2015 |
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生産者 | Allan Scott Wines and Estates アラン・スコット・ワインズ・アンド・エステーツ |
価格 | 890円 (Glass) |
購入店 | 夏への扉 |
もう一杯追加で頂きました。ニュージーランドのピノ・ノワールであります。
というのも、最初に『こういう珍しいワインがあります』とお薦めされた銘柄だったのね。
やっぱりそういうのって飲んでみたくなるじゃないですか。
「おまかせ3杯」に含めて頂ければ良かったんだけど、価格帯的に無理だったのかな?
色はピノ・ノワールらしい赤紫色で、前の藍茜と同じくらいの濃さでしょうか。
小ぶりのグラスだと余裕で透けます。
香りは期待以上です。非常にブルゴーニュ的、
それもピュアなフルーツ感のあるコート・ド・ニュイの1級くらいには匹敵しそうな香りのボリュームと内容です。
樽の効かせ方もしっかり目で、華やかさのあるピノ・ノワールが好きな師範にはどんぴしゃヒットします。
味わいも良いですね。酸味の背筋がシャンとしていて、甘味もあって、「良いピノ・ノワール」感満載です。
これは頼んでよかったな。明らかに頭2つ3つ抜けて本日のナンバーワンです。これがグラスで890円は他と比べても安いなぁ。
ただ、惜しむらくはグラスが小さいのね。この香りを満喫するには、やっぱりブルゴーニュタイプのグラスを使いたいよなぁ。
点数 | 83点 |
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というような一人打ち上げ。お値段は3,500円くらいでした。 今週は月曜火曜とも飲んじゃっているな。仕方ないけどな。
夜中に通過した強烈な台風15号の影響で、本日は首都圏の交通は完全にマヒ状態。
こんなグダグダの鉄道に突っ込むマゾッ気は師範には無いため、本日は早々にお休みと判断させて頂きました。
それにしてもキッツいヤツだったな、今回の台風。まるで九州に来る台風みたいでした。
月曜がお休みとなれば、「個人的ハッピーマンデー法」を適用するのが道場の流儀でして、
さらには突然の休みで特にやることも無いので昼間っから飲んじゃいます。
料理は「こてっちゃん」の野菜炒め。ツイッターで公式さんが絡んでくれたので、それに敬意を表して採用しました。
かなり多めのキャベツと炒めたけど、かなり味濃いっすねー。酒飲みの味方です。
もちろんビールも頂きます。本日のお相手は「ザ・プレミアム・モルツ "DEEP AROMA" 心和む熟成香」という、
セブンイレブン限定のビール。秋らしくしっかり濃くて美味しいっすよ、コレ。
若干お値段高め(税込み262円)なのが残念ですが、それでも数十円の話だからね。
ワインみたいに高級品になると何倍何十倍という世界から見れば、極めてリーズナブルに感じます。
名称 | Mâcon Villages "Fleur d'Azenay" 2015 マコン・ヴィラージュ "フルール・ダズネィ" 2015 |
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生産者 | Georges Blanc ジョルジュ・ブラン |
価格 | 1,758円 (単品価格:2,786円) |
購入店 | うきうきワインの玉手箱 |
夕食は、師範謹製の鶏唐揚げ、(以降は師範代謹製で)ナスとオクラの揚げびたし、中華風叩きキュウリ、大学芋。
ワインは、ここんとこ赤が続いたんで白を。そしてなんとなくカッチリして樽の効いてそうなワインが飲みたかったんで、ちょっと良いヤツをチョイス。
モノは、前回の「うきうきワインの玉手箱」の福袋、6本1万円からのマコン・ヴィラージュ。
造り手は、フランスで三ツ星レストランを経営しているらしいジョルジュ・ブランです。
さて抜栓。キャップシールは薄いプラスチック?で、剥がしにくくてちょっと萎えます。
コルクも、DIAM的な合成コルクであるのは良いとして、長さが45mmなので「熟成は考えて無さそうだな」な感じです。
そういう若干ネガティブなファースト・インプレッションを胸にグラスに注いだら、けっこう結構濃い目に感じるレモン色でグッと来ます。
「さすがブルゴーニュ!さすが三ツ星!!」と手のひらクルーです。
香りのボリュームは小さめだけど、蜜の香りを中心とした南のブルゴーニュらしい感じがなかなか良さげです。
味わいもいかにもマコネーのシャルドネな感じで、甘さも酸味も控えめだけど旨味たっぷり。
味吟醸なワインですな。
改めて値段を見返すと、単品価格の3,000円弱だとまぁ値段なりです。
でも、福袋のセット価格である1,000円台だと俄然お買い得感があります。
「コスパコスパとうるさいヤツ」ですが、今後ともよろしくお願い申し上げます。
点数 | 77点 |
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リンク |
Macon Villages "Fleur d'Azenay" 2015 [Georges Blanc] 2,786円 |
本日は、6月にも開催したバーチャルワイン会の第二弾 (リンク)。 皆で同時に同じワインを飲んで、好き放題ツイートし合う、というイベントです。 今回のお題は、「シャトー・モンペラ」で一躍有名になったボルドーの造り手「デスパーニュ家」によるファミリーマート限定銘柄の赤。 ヴィンテージは2016年を指定させて頂きましたが、店によっては2014や2015もあったとのご報告を受けております。 こうやって全国の情報を集めると、コンビニワインの流通事情が垣間見えたりして興味深いですな。
名称 | Despagne (Rouge) 2016 デスパーニュ (赤) 2016 |
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生産者 | Despagne デスパーニュ |
価格 | 1,196円 |
購入店 | ファミリーマート 田町東口店 |
ちなみに本日道場が用意したワインのアテは、まず土地の名産品として崎陽軒の「昔ながらのシウマイ」、そして師範の地元熊本から買ってきた「馬刺」、
あとは合鴨のローストをサラダ仕立てにしたものと、これまた土地の名産品である「岩井の胡麻油」を使った空心菜の炒め物。
ボルドーの赤に合わせるべき料理かと言われるとちょっとアレですが、チョコチョコ摘まめる料理が良いんですよ、こういう時は。
色は、普通にしっかりと濃い青紫色で、いかにもボルドーらしい感じ。
昨日のバロン・ド・レスタックと比べてもこちらの方が明らかに濃い色合いです。
「こりゃきっと「ミニ・モンペラ」的にミッチリしてそうだぞ」と期待しつつ香りを嗅ぐと・・・かなり弱いです(泣)。
当初使っていたグラスが大振りのものだったので、途中から小さいのに変えても香りの弱さは否めません。
それでも深く嗅ぐと、ボルドーらしい黒いベリーの果実香と、未熟果or茎由来と思われる青い感じ、そして強めに焦がした樽っぽさがほんのり感じられます。
そして味わいも軽いんだよな。ダメな軽さじゃないんだけど、なんかネットの向こうで首をかしげている人たちの姿が目に浮かぶうようで・・・
改めて1,200円のボルドーだということを考えると、万能選手で良く出来たワインだとは思います。
ただ、バーチャルワイン会の素材としては・・・なんて思う部分があったのは事実。
とはいえみんなで語り合うのに必ずしも「激しく美味い」必要は無いよね。
今後も軽い気持ちでバーチャルワイン会を開催したいと思います。
点数 | 72点 |
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名称 | Baron de Lestac (Rouge) 2016 バロン・ド・レスタック (赤) 2016 |
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生産者 | Baron de Lestac バロン・ド・レスタック |
価格 | 1,025円 |
購入店 | リカオー |
本日の夕食は、食前にビールと枝豆で始まって、ポークソテー、切り干し大根の煮物、ブロッコリーとトマトとヤングコーンのサラダ。
ワインは、非常にメジャーでどこのスーパーにも置いてある銘柄ながら最近良い評判を聞くことが多い「バロン・ド・レスタック」というボルドーの赤。
この銘柄とは2011年に2009年産と、2005年に2003年産と稽古しており、
2003年の方は結構好印象だったみたいです(2009年は参考にならず)
そして今日このワインを選んだ理由は、実は明日、ツイッター上で「バーチャルワイン会」というイベントを企画しているわけですよ。
そこで題材にしたワインと同じヴィンテージなので、一杯だけ取っておいて比較しよう、という魂胆です。
比較対象があったほうが理解しやすいからね。
さて抜栓。栓やスクリューキャップなので楽ちんです。お約束でリーデルのボルドーグラスに注いで色を確認。
結構しっかりした暗めの紫色で、確かにボルドーらしさを感じます。
香りは・・・「ちょっと待って!これが1,000円ちょっとなの?」な香りです。
ミチっと重めの果実香とかなり強めの樽香。まるで「ミシェル・ロラン氏プロデュース」の新進ボルドーみたいな香りです。
味わいも、香りに負けないくらい重めでしっかり感があります。
ただ、どこか薬品っぽい味わいがあるように感じられ、後半なんだか飲み飽きします。
裏ラベルを見ても「酸化防止剤(亜硫酸塩)」以外の添加物は書かれていないけど、なんかアカシアが入っているような雰囲気です。
先入観かも知れませんけど。
稽古前はちょっとバカにしていたというか、「まぁこんなもんだろ」と想像していたレベルがあるんですが、
それを遥かに超えてきました。
客観的に見れば、やや技巧的というかブドウの質を超えて造り込み過ぎな感じがしないでも無いですが、ワインは「美味いと感じさせてナンボ」ですよ。
これが日本全国津々浦々のスーパーで1,000円くらいで買えるのは凄いことだと思います。
翌日一杯だけ再稽古。「バーチャルワイン会」の素材と飲み比べると、笑っちゃうくらいこちらが派手。バニラバーニラ!です。 コレ、美味いのかなぁとちょっと疑問が涌いてきます。ホントに樽からの樽香なのかしら?昨日感じた違和感が増幅された感じです。
点数 | 76点 |
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リンク |
Baron de Lestac (Rouge) 2017 1,025円 |
名称 | Happy Dragon Pinotage / Shiraz 2016 ハッピー・ドラゴン ピノタージュ/シラーズ 2016 |
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生産者 | Cloof クルーフ |
価格 | 848円 (バーベキュー用に2本) |
購入店 | ヴェリタス?輸入直販ワイン専門店 |
2日連続で遊び倒した師範に於かれましては、本日は夕食の調理当番です。
メニューは、豚の生姜焼き、もやしのナムル、フカヒレスープ (by Knorr 最近駅前スーパーのテナントが変わってニチレイが買えなくなりました)、食後には黄桃。
選んだワインは、安易に濃いワインが飲みたくなって、選んだのは南アフリカのピノタージュ&シラーズ。
この銘柄は夏休みにバーベキューで稽古済みだけど、ちゃんと稽古して無かったので改めて、って感じです。
まず色はかなり濃いです。濁ってはいないけど、グラスに注げば全く向こうは透けません。その点は前回のコメントは怪しい感じですな。
香りは、ボリュームこそ中程度だけど、ミッチリした果実香と甘香ばしい樽香、それらが2016年産というそこそこの熟成期間を経て良い感じにまとまっています。
味わいも、渋味たっぷりだけどかなり柔らか、甘味もしっかり。コレ、だれが飲んでも美味いって言うヤツだよね。
「南アフリカの傾向とは」「ピノタージュの個性とは」なんて難しいことを言い出さなければ、間違いなく普通に美味しい赤ワインです。
3桁円でこの内容はすばらしいし、ホントこのCloofという造り手は外さない。
ここを発掘したヴェリタス(インポーターはワインプレスインターナショナル)も良い仕事してくれています。
今は楽天のスーパーセールで762円だって。その値段なら絶対買いです。
点数 | 78点 |
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リンク |
Happy Dragon Pinotage / Shiraz 2016 [Cloof] 848円 |
本日は、ツイッター友だちで「なんか最近よくお会いするなぁ」というTZKさんに誘われて、 軽く一杯飲みながら来週の相談をしましょう・・・ってことになりました。店は新橋にある熊本料理の店よかともというところ。 新橋駅の西南側にあるサラリーマン飲み屋街の中、路地沿いのビルの2階にあります。
このお店、ドアの造りやカウンターの具合がいかにも「元はスナック」な感じで昭和レトロ感が漂います。
そして、壁にはずらりと焼酎の瓶が並んでいます。焼酎好きにはたまらんでしょうな。
お値段も結構お手頃な感じがしましたよ。
でも、師範が飲んだ一杯目はビール(プレミアムモルツ中瓶)です。
生ビールもあったのかな?でも瓶の方が一気に無くならなくていいですな。
ビールを飲むグラスも、ちょっとワイングラス的な足のあるデザインでナイスです。
脚があるとゴクゴク飲まずに味わって飲む感じになりませんか!?・・・なりませんか。
料理は、揚げ玉のサクサク感が美味しいポテトサラダとか、キムチと韓国のりがたっぷり乗った韓流冷奴か、
個性的な取り合わせの鶏モツとセロリの炒め物とか、面白い工夫が凝らされた居酒屋メニューをいろいろと。
左写真は手前がハムのチーズ焼き(だったかな?)で奥が鶏のから揚げ。
ちょっとジャンクな味わいではあるけど、これがなかなかうまいんだな。
次なる飲み物は・・・やっぱり「安ワイン道場」ですから↓です。
名称 | Gevrey Chambertin "La Foutaille" 2010 ジュヴレ・シャンベルタン "ラ・フタイユ" 2010 |
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生産者 | Labouré-Roi ラブレ・ロワ |
価格 | (TZKさんより) |
購入店 |
このお店、2,500円で持ち込みが可能だそうです。というわけでTZKさんがお持ち込みされたのは、大手ネゴシアン「ラブレ・ロワ」のジュヴレ・シャンベルタン。
ラベルを見た瞬間、「ラブレ・ロワかよ」と思わなかったと言えばウソになります。
だって、この造り手のワインで良い思いをしたことが無いんだもん。
もちろんTZKさんもそのあたりを判った上で、ワンチャン期待で持参されたようです。
ちなみにグラスは、これまたTZKさん持参のリーデル・O(オー)のピノ・ノワール用、なにからなにまでお世話になります。
色は、ブルゴーニュらしい明るめの紫色だけど、2010年にしては若干熟成が進んだ感じでオレンジ色っぽくなっているように見えました。
香りは・・・ちょっとビックリしました。「やるじゃんラブレ・ロワ!」です。
プラムと紅茶と奈良漬けの香りがして、熟成した「イケてる」ブル赤の香りがちゃんとします。
更には味も悪くないんだな。甘味こそほとんど無いけど、渋味は穏やか酸味も柔らか旨味しっかりで、良いブルゴーニュを飲んでいる感バッチリです。
敢えて難点を探すと、ジュヴレ・シャンベルタンよりもっと南のボーヌあたりのようなユルい感じはあったけど、いやいやどうして美味しいブルゴーニュでしたよ。
「今飲んで熟成の山の狭い頂点にピッタリ照準があった感じだねぇ」などと話しておりました。
点数 | 82点 |
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そんな感じの軽い飲み会。お値段はワインの持ち込み料含めても8,000円いかなかったような。 熊本出身者が集まる中学時代のメンバーと飲むときに使いたいな、と思えるお店でしたよ。
新橋のお店を出る前の時点で時刻はまだ8時ごろだったかな。当然「もう一軒行きましょう」ってことになって、
この二人だと行き先は・・・やっぱり亀戸のシャンパーニュスタンド デゴルジュマン
(お店のアカウント)になってしまうわけですな。
お店に連絡して店主に確認したら「ガラガラです」とのこと。新橋からは道場とは反対方向ですが、既にアルコールが入っているのでそんなことは気になりません。
お店に到着したら、まだ開店してすぐのように「まっさら」な感じでした。まぁ木曜だからねぇ。
フラッと行って席があるのは、お客側としてはありがたい限りです。
名称 | Poilvert-Jacques Brut N.V. ポワルヴェール・ジャック ブリュット (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | Poilvert-Jacques ポワルヴェール・ジャック |
価格 | 680円 (Glass) |
購入店 | デゴルジュマン |
このお店ではいつも「シャンパーニュ3種飲み比べ」をお願いするんですが、
沢山種類を飲むとサイトの更新が面倒なんで、今日はやりませんでした・・・でも結局沢山飲むんですけどね。
ともあれ一杯目にお願いしたのは、このお店のハウス・シャンパーニュ、安ワイン者御用達のポワルヴェール・ジャックです。
このワインはほんの3週間前も稽古しているので、
印象に関してはその時と同じです。
やっぱり特徴的なのはリンゴの香りだな。
香りのボリュームもしっかりあるし、泡立ちもキメ細かくてボリュームたっぷり。
ボトルの小売価格は2,000円程度、なぜこのシャンパーニュがこんな安い値段で売られているのか不思議でなりません。
特に今回「やっぱり師範はこのシャンパーニュが好きだわ」感を強く感じたのには理由があって、
↓のワインをちょっとだけ味見させて頂いたんですな。
その上で、師範は高らかに「こちらに軍配!」と宣言させて頂きます。
点数 | 80点 |
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このお店、お安くシャンパーニュが楽しめるだけでなく、「週末シャンパーニュ」として、希少な銘柄が週替わりで頂けます。
今週のそれはボランジェからラグランダネとRDの2アイテム、どちらもヴィンテージは2002年。
お値段はグランダネが1杯2,500円、RDが1杯4,200円。
絶対額はアレですけど、そもそものお値段を知っていれば「安!」って感じだと思います。
そしてその2種類をTZKさんが注文されたんで、師範もちょっとだけご相伴に預からせて頂きました。
その結果・・・やっぱり師範はポワルヴェール・ジャックで良いわ。
もちろん違いは判るし、「こういうシャンパーニュが高いんだ」と頭では理解出来るんだけど、
好き嫌いで言えばもっとフレッシュな方が良いんだよな。
名称 | Glenelly "Glass Collection" Unoaked Chardonnay 2019 グレネリー "グラスコレクション" アンオークド・シャルドネ 2019 |
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生産者 | Glenelly グレネリー |
価格 | ?円 (Glass) |
購入店 | デゴルジュマン |
次は白をグラスで頂いたわけですが、さすがに3週間しか経っていないと、前回と内容が被るわけですな。
それでも「飲んでないものを」と探して頂いたのがコレ、南アフリカの名門造り手「グレネリー」のエントリークラス、
「グラス・コレクション」シリーズのシャルドネです。
1年前のヴィンテージである2018年とは春に稽古していますが、2019年はお初です。
色はかなり薄めのレモン色だったように思います。
香りは、あまり派手な感じは無くて、どちらかというと北の方のシャルドネな、シュッとしてスレンダーな雰囲気です。
味わいは、なぜかかなりの苦味を感じました。まるでソーヴィニョン・ブランみたいな味わいで、
2018年とはかなり感じが異なる印象を受けました。
天候の影響を受けるのか、造り方を試行錯誤されているのか、ヴィンテージごとにかなり性質が異なるようです。
それを面白みと取るか不安定要素と捉えるか・・・師範みたいに飲んで楽しむだけだったら前者ですけど、お店だったら後者かもですな。
個人的には2019より2018が好きでした。
点数 | 73点 |
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そんなヴィンテージの違いの話をしていたからでしょうか、店長が「ブラインドで比較してみてください」とこの2つを出して下さいました。 師範の答えは「品種はセミヨン、ソーテルヌで作られる辛口ワイン」とか答えたと思いますが、正解は南アフリカのソーヴィニョン・ブランでした。 もう200%違ってますな。 ヴィンテージは2017と2018だったんだけど、この2本も全然雰囲気が違うのよ。大変貴重な経験をさせて頂きました。
名称 | やまどり 舞う (ラブルスカ) 2018 2018 |
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生産者 | Cave d'Occi カーヴ・ドッチ |
価格 | ?円 (Glass) |
購入店 | デゴルジュマン |
このあたりからだったかな?以前も一緒に飲んだ大学生のmineさんが合流されたのは。
そしてもう一種類、店長からブラインドを挑まれました。いやー、楽しい楽しい。
まずグラスに注がれた色を見ると、ロゼよりちょっと濃い感じで、全体にオレンジ、それにちょっとピンクがかった色合いを感じます。
この時点で師範はピピン!と来ましたね、「これはオレンジ・ワインに違いない」と。
香りを嗅ぐと、かなり強烈に異質な感じを受けました。
言葉は悪いですが「田舎の駅のトイレの芳香剤」です。
ネコのオシッコ的な匂いの上に花のような甘やかな香りがあるんですが、それぞれば別の鼻の穴から香って来る感じです。
口に含むと、しっかりした酸と軽い渋味、うんうんそうだよね~間違いなくアレだよねぇ、と確信。
師範の答えは「北イタリアはフリウーリ産のオレンジ・ワイン」・・・蓋を開けると日本の赤でした・・・って判るかい!
僅かながら掠った部分はネコのオシッコですかね。品種がラブルスカ種らしいので。
面白いワインではあるし、造り手が試行錯誤するのは悪いことじゃないと思うけど、積極的に飲みたいとは思わないワインではありました。
点数 | 68点 |
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料理も、いつもはシャンピニオンのテリーヌを頂くんですが、今日は2軒目ということもあって、カツオの漬けを頂きました。
一軒目で飲んだのが赤ワインだったので、魚関係は頂かなかったからね。
そしてこの料理、トッピングのアクセントもあってなかなか美味しかったけど、
やっぱりシャンパーニュとの相性面ではいつものやつが上かもだな。
というわけでこのお店を初めて訪問される方には「シャンピニオンのテリーヌと3種飲み比べ」を強くお勧めします。
名称 | Piper-Heidsieck "Essentiel" Cuvée Brut N.V. パイパー・エイドシック "エッセンシエル" キュヴェ・ブリュット (ヴィンテージ無し) |
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生産者 | Piper-Heidsieck パイパー・エイドシック |
価格 | (TZKさんより) |
購入店 | デゴルジュマン |
そしてこれが、TZKさんがお持ち込みになったハーフのシャンパーニュで、銘柄はパイパー・エイドシックのエッセンシエル。
いつもゴチになります・・・ってか師範ってばそんなんばっかりだな。ホントに周囲に恵まれておりますよ。
ちなみにこの銘柄は2年前にも稽古してはおりますが、
今日と同じくかなりメートルが上がった状態での稽古だったので、どんな内容だったかはアルコールの霧の向こうでした。
そして今回もまた覚えていないことに関しては似たようなものではあるんですが、
なんとなく感じたのは「かなり濃くて熟成感のあるシャンパーニュだな」ということです。
もちろん2002年のボランジェほどではないですが、かなり「高いシャンパーニュ」の雰囲気があったような。
どういう出自のワインか聞き漏らしましたので、全くの勘違いかも知れませんけどね。
点数 | 81点 |
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名称 | Porcupine Ridge Syrah 2017 ポークパイン・リッジ シラー 2017 |
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生産者 | Boekenhoutskloof ブーケンハーツクルーフ |
価格 | ?円 (Glass) |
購入店 | デゴルジュマン |
で、「沢山飲むと更新が大変だ」とか言いながら、最後にまた赤を一杯頂いてしまうわけです。
飲んだのは、これまた南アフリカの名門「ブーケンハーツクルーフ」のお手軽銘柄であるポークパイン・リッジ。
同じ銘柄のカベルネ・ソーヴィニョン 2015とは以前に稽古しております。
ポークパインとは、ラベルに書かれているハリネズミのことらしいですよ。
そして、例によって最後のワインがどんな感じだったかってことは、完全にアルコールの霧の向こう側です。
特に今日はこんなにワインをガチ飲みするつもりじゃなかったから、メモも一切取っていません。
おぼろげながら覚えていることといえば、どことなく青い感じがあったかなぁ。いや勘違いかも・・・スミマセン。
これは要再稽古だな・・・と言いながらすぐ忘れちゃうんだよな。
世の中飲みたいワインが多すぎるのね。幸せなことに。
点数 | ??点 |
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気になるお会計は、料理は1品だけだったけど、これだけ飲んだのに3,000円台でした。
店長は小学校へ行って算数を勉強しなおした方が・・・ってかありがとうございました!
・・・というような感じの「♪ちょいと一杯のつもりで飲んで~♪」な飲み会。
TZKさんとはまた来週、よろしくお願いします。
本日は、DeNAベイスターズ vs 阪神タイガーズの試合を見るために横浜スタジアムへ。
「師範、野球なんて興味あるの?」って話ですが、実は小学生時代は少年野球部だったんですよ・・・今ではほぼ「興味なし」ですが。
「そんな師範がなぜベイスターズの試合を観戦?」なんですが、『横浜高島屋 開店60周年記念 横浜市民ご招待チケット』ってのが当たったのね。
師範と師範代、それぞれの名前で応募して、当選したのは師範だけ。
長女(この春までの高校生時代に野球部の応援に行ったりして若干野球に興味あり)と一緒に行きました。
指定された席は、最近新設された一塁側の上部にあるウイング席。すっごく高いのね、ココ。ビルの8階くらいかな。
球場全体が見渡せて眺めは良いんですが、当然選手は遠くて誰が誰やらです・・・
ってか「超にわか」なベイスターズファンなので、そもそも誰が誰やらですが。
さてさて、ここ横浜スタジアムで飲んだものは下記であります。
1杯目:レモンサワー 420円
まず目に付いた売り子さんから買いました。飲み物のラインナップが全然判ってなくて、みんな同じビールを売っていると思っていたのね。
なのでビールを買うつもりがレモンサワーでした。お値段420円也。最初にゴクゴクっと飲むんだったらこれでもオッケーです。
2杯目:ベイスターズ・ラガー 700円
落ち着いて売り子さんをチェックすると、皆さん銘柄が違うのね。見た限り、アサヒ・スーパードライ、キリン・一番搾り、サッポロ・ヱビス、
そしてこの球場オリジナルのベイスターズ・ラガーとベイスターズ・エールがありました。お値段はどれも700円。だったらこれ買うよね。
ちゃんと地ビールらしい香りの華やかさとフルーティさがありましたよ。
3杯目:ベイスターズ・エール 700円(左写真)
ラガーを飲んだらエールも、でしょう。これも美味しいね。ラガーとの違いはあまり判らなかったけど。
4杯目:ベイスターズ・ヴォヤージュ 800円
これは売り子さんから買ったんじゃなくて下記のショップで買ったもの。お値段は100円高くて1杯800円。
でもその100円の価値は十分あります。一層華やかでフルーティ。
「ベイスターズ・ビールなんてどうせ『球場プレミアム』を乗せているだけだろう」という当初の予想を裏切ってくれる、
ちゃんと美味しいビールでしたよ。
食べ物は、売り子さんから買えるのはアイスだけで、他はスタジアム内各所にあるショップまで買いに行く必要があります。
前述したようにウィング席は非常に高いところにあるので、あまり遠くのショップに行こうとは思わなくて、
結局ウィング席のすぐ下にある「ベイチキンレッグ」の店で調達しました。
ここで買ったものは下記の2つです。
1品目:スタ☆ポテ 600円(左写真上)
断面が星形に成形されたポテトフライです。味は・・・まぁポテトフライですからね、アタリもハズレもありません。
それなりに量があって嬉しいんだけど、600円だから量あって当然ですわな。
ちなみにディップを付けると200円増し・・・大きく出たなぁ。ってかだれもディップ付きでは頼んでいませんでした。
2品目:ベイチキンレッグ 700円(左写真下)
小ぶりな鶏もも肉のローストです。ガッツリ香辛料が使ってあって、ジャンクな味わいではあるけど結構美味いのね。
これが700円は高くないな。ウイング席に来たら食べるべし!です。
そんな感じのプロ野球観戦。試合の結果は、延長10回に主砲の筒香選手の2ランホームランでベイスターズの逆転勝利。
ホームランボールがこちらに向かってグイグイ飛んで来て大興奮、なんか凄く盛り上がって見ごたえのある試合でした。
白熱した試合だったので、終わったのは午後10時をだいぶ過ぎていました。
そもそもは関内の焼鳥屋かなんかで飲んで食べて帰ろうと考えていたけど、このあたりのお店って意外と閉店時間が早いのね。
そこで長女と相談した結果、道場最寄り駅まで帰って、入れそうな店にしよう、ということになりました。
で、道場最寄り駅もそんなに遅くまで開いている店があるわけでもなく(笑)、結局入ったのは安ファミレスの代名詞ガストです。
ここは深夜2時まで空いています。
ここで頼んだ料理は以下です(値段はすべて税抜)
グリルチキンと根菜のパワフルサラダ(L) | 798円 |
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チキテキ・ピリ辛スパイス焼き | 699円(左写真) |
ほうれん草ベーコン | 199円 |
ピリ辛肉味噌担々麺 | 699円 |
「チキン」とか「ピリ辛」が被っているあたりに、あまり頭を使っていないことが表れておりますな。 味は値段なりでした。
横浜スタジアムではワインは飲まなかったので(あったのかなぁ)、やっぱり「安ワイン道場師範」としてはワインを飲まざるを得ないわけです。
というわけで注文したのが下記。
デカンタワイン(赤・500ml):399円
品種はカベルネソーヴィニョンだそうです。
すっげー軽いけど、冷えていたからかそんなに甘ったるい感じもせず、まぁ500mlで399円ならアリだよね、です。
長女は、グリーンスムージーというのをクーポン見つけて100円で注文していました。
そんな感じの親子二人でファミレス飲み、お支払いは8%の消費税と10%の深夜料金が加算されてトータル3,500円くらいでした。
この週末、東京Jazzが開催されていることを法事で帰省した折に師範弟より聞いておりました
(彼は「チック・コリア・エレクトリック・バンド」を聴きに行くとのこと、そして現場でバッタリ)。
その時は『ふ~ん』って感じで聞き流し、半ば失念しておったわけですが、お知り合いの方がライブ聴きに行くとのツイートを見て、
師範も昨年同様、野外の無料ライヴを聴きに行くことにしましたよ。
会場は、昨年同様で代々木公園のけやき並木。午前中は用事があったので、午後のステージ3つを目当てに足を運びました。
2年目ってことで師範もいろいろ知恵が付いておりまして、ビールは近くのコンビニで調達した方が良いとか、
保冷剤や保冷ケースがあった方がビールがぬるくならなくて良いとか・・・ってビールの話ばっかですけどね。
さてさて肝心の演奏の方はというと、14:10からのステージはMaris Briezkalns Quintet(マリス・ブリーズカルンス・クインテット)という、 ラトビアからのグループ。熱い中にも北欧の冷たい風を感じるサウンドで、現地の民謡的なアレンジもあって、なかなか興味深い演奏。 特にピアニストが良かったな。名前とか全然聞き取れませんでしたが。
演奏のお供の1本目は、昨日も飲んだサントリーの「プレミアムモルツ 秋<香る>エール」。 だいたい1本目ってグイグイ飲んじゃうので、後悔の無いよう500mlにしました。このあたりも昨年より知恵が付いております。
15:25からのステージは日本のグループでしたが、入口に「撮影禁止」と張り出されていたので、 なんとなく興味が削がれて視聴エリア外に座ってのんびり聴いてました。 撮影禁止、もちろんグループそれぞれにお考えがあって良いと思うけど、 あまり今風じゃないというか、撮影して拡散してもらった方が良いんじゃないかと思うんだな。
そして2本目のお供は「ハイネケン」、今はキリンが造っているんですね。 なんか、ジャズのライヴといえばハイネケンの緑色なイメージがあるんだけど、どこかのライヴで冠スポンサーだったりしたかな?
あと1グループ、16:40からのステージはWojtek Mazolewski Quintet(ヴォイテク・マゾレフスキ・クインテット)、 こちらはポーランドからのグループです。 ちょっとフリー・ジャズのエッセンスが入ったプログレッシブ・ジャズで、見た目もサウンドも「カッコイイ」っすな。 ただ、日本の夏の野外ステージで黒ジャケットはちょっと無謀かもです。めっちゃ暑そうでした。
お供の3本目は安定の黒ラベル。狙ったわけじゃないですが、缶のモノトーンが衣装のモノトーンとシンクロしています。 ちなみにこのステージは、ツイッターでお知り合いのMAMIさんと聴いておりました。
会場を出た後、MAMIさんと「一杯だけ飲んで涼んでから帰りますか」ということに。
通りがかりで入った店はPronto 渋谷東武ホテル店。
そういえばプロントはお酒も飲めるんですね。
ライヴ会場でビールは3本飲んでいるので、ここではグラスワインを1杯。
確か銘柄はモンテプルチアーノ・ダブルッツォ、お値段は1杯380円でございます。
イタリアの赤らしいスミレのような香りがちゃんとして、量もそこそこあって悪くないと思いましたよ。
そんな感じの東京Jazz参加。 やっぱりこういう良い演奏に簡単に触れることが出来るのは都会(のそば)に住んでいる特権だな。 そして、知っているグループが知っている曲を演奏するのを聴くのも楽しいけど、 知らないグループが知らない曲を演奏するのを聴くのも楽しいものです。 どちらかというと後者が「安ワイン道場」的かも知れません。
名称 | Trésor du Sud Pinot Noir 2017 トレゾール・デュ・シュッド ピノ・ノワール 2017 |
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生産者 | Vignoble Roux ヴィニョーブル・ルー |
価格 | 948円 |
購入店 | ヴェリタス?輸入直販ワイン専門店 |
家に帰り着いたのは午後7時過ぎ。そこそこ飲んではいるけどやっぱり飲み足りないわけで、
軽めの赤を1本開けることにしました。
選んだのは、南仏ラングドックのピノ・ノワール。
こういうボトルに入っているとピノじゃないような気がしますね。
アルコール度数は12%と表記されているので、軽めであることは間違いなさそうです。
色は、ボルドーっぽいボトルから受ける印象とは裏腹に、普通にピノ・ノワールらしい明るめの赤紫色です。
香りは、誇張抜きで「ほぼ皆無」です。こんなに香りの少ないワインは超久しぶり、
プロントのグラス赤の方がよっぽど香ってました。
「でもこういうワインって味吟醸なことも多いんだよな」と期待しつつ口に含むと・・・ほぼ無味です。
なんやねんこのワイン!
抜栓当初の目的である「軽い赤」というニーズにはマッチしています。でもね、想像を超えて全てが軽いのよ。
やっぱりピノ・ノワールって難しい品種なんだな、と再認識しました。
じゃぁ飲んで損したかと言われればそういうことも無くて、何も考えずにスイスイ入っていくんですよ。
「ヘタレで美味くはないけど悪くはない」ワインですね。
点数 | 64点 |
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リンク |
Tresor du Sud Pinot Noir 2017 [Vignoble Roux] 948円 |