新春恒例、今年もまた昨年一年を振り返りを総括を行った。 ちなみに昨年の総括はコチラ、二年前はコチラ。 老婆心ながら違うウィンドウで立ち上がるように設定したので、見比べて頂きたい(スマホの方はゴメン)
<後日更新予定>
今年も、ベストワインの選定に関しては、昨年同様価格帯別に最も高得点を得た銘柄を選ぶことにした。
選考対象となるのは、道場稽古場でマル1本稽古した3,000円以下のワイン129本。
栄えある2025年のベスト安ワインに選ばれたのは?
| 過去総括 |
|---|
| 2025年のトレンド(全体) |
| 2025年のトレンド(安ワイン) |
| 得点の分布・相関 |
| 2025年 価格帯別安ワインNo.1 |
本グラフが、道場を開設した2017年5月25日から、このレポートの作成開始直前の2026年1月12日までの稽古銘柄数の過去推移である。
2025年の稽古銘柄数は746本、そして稽古総数は10,551本となった。
惜しくも2024年の774本には及ばなかったものの歴代第二位、目を覆うばかりの右肩上がりである。安ワイン道場師範齢六十歳、肝臓は大丈夫か?
飲んだ酒の量を公表しておいて「師範は肝硬変で亡くなりました」じゃカッコ悪いぞ!
こんなぐちゃぐちゃなグラフ、意味あるんっすかね?と自分でも思いつつ、毎年恒例なので載せてみた。 なんとなく分かるのは、ずーっと月に20本~30本くらいで推移していたものが、ここ数年ピョンピョン跳ねてヤバいことになっている、ということくらいである。 落ち着け!師範。
こちらが、道場開設から2026年1月12日までに稽古したワインの出身地別のグラフである。
| 順位 | 国名 | 本数 | 昨年順位 | 増分 |
|---|---|---|---|---|
| →1位 | フランス | 3,926本 | 1位 | +162本 |
| (参考) | スパークリング | 1,579本 | (参考) | +172本 |
| →2位 | イタリア | 1,221本 | 2位 | +158本 |
| →3位 | チリ | 648本 | 3位 | +37本 |
| →4位 | 日本 | 632本 | 4位 | +64本 |
| →5位 | 米国 | 529本 | 5位 | +32本 |
| ↑6位 | 南アフリカ | 488本 | 7位 | +44本 |
| ↓7位 | スペイン | 480本 | 6位 | +32本 |
上位の順位には変動がないが、6位の南アフリカと7位のスペインに入れ替わりがあった。 あと、いよいよ日本がチリを抜く勢いである。正直言って安ワイン道場にそんな時代が来るとは思わなかった。 以前は国産ワインなんて値段の割には中身はイマイチ・・・なんて思っていたからね。 日本ワインの品質が上がったのはもちろんだけど、円が弱くなり相対的に賃金の安い国になったことも原因だろうなぁ。
こちらが2025年に高ワインを含めた746本をいつを稽古してきたかのグラフである。
突出して多い月、まず4月である。この月は35年勤めた勤務先を退職してプー太郎になった月なので、とにかく開放感からあちこちに飲みに行ったようである。
同様に多いのが9月。この月は翌月から再就職が決まっていたので、その前に開放感を味わっておこうと考え、
関西ワイン行脚やら何やら飲み会が多かった月であった。
要するに、退職した翌月と就職の前月が多いという、あまりにもわかりやすい理由のようである。
そして昨年の774本に及ばなかった一番の理由は、年末の12月に飲み会が少なかったことに起因すると思われる。そういうのにあまり誘われなくなっちゃったかな?
さて例年通り、稽古した種類も見ていきたい。
こちらが2025年に稽古した746銘柄を種類別に分けたグラフである
(数字は銘柄数、「*発泡」は微発泡を含み、「その他」に属するのは酒精強化やシードル)
昨年と比較してもあまり比率に変化は見られないが、長い目で見ると徐々に白の比率が上昇している。
そしてこのうちの半分以上はワイン会やら何やらで稽古しているので、自分の趣味を反映しているわけではない。
「ワインが好き」というと、良く『赤ですか?白ですか?』なんて聞かれるんだけど、赤とか白とかで好き嫌いは分かれないんだよね。
嗜好ではなく、単に「こういうのを飲みました」という事実の明示に過ぎない。
次は産地別の内訳を見ていきたい。
こちらが、2025年に稽古した746本を産地別に分けたグラフである。
例年通り、フランスとイタリアのみ主要地域を分けた。日本も、もう少し増えたら北海道/山梨/長野/それ以外と分ける予定。
昨年のグラフとぜひ見比べてながらご覧いただきたい。
全体に特に大きな変化は見られないが、ブルゴーニュは年々比率を下げている感は否めない。
2022年:12% → 2023年:11% → 2024年:9% → 2025年:7%
ブルゴーニュ、高くなったからねぇ。
畑が増やせない以上、需要増に対して供給を増やすわけにはいかないため、値段が上がるのは必然ではあるのが、なんとかならんっすかね?
少なくとも隣国のお金持ちがコーラで割って飲むのは止めて頂きたいものである。
ここまでは、外飲み&非安ワイン含めた全体的な傾向を述べてきたが、
次では道場にてマル一本稽古した「ガチ安ワイン」に的を絞ってデータを見ていきたい。
昨年同様、「安ワイン」のみのトレンドを明らかにするにあたり、集計する対象を下記に限定した。
・安ワイン道場稽古場にて稽古したもの(外飲みは含まない)
・フルボトルで税込み3,000円以下のもの(ハーフや缶、箱は含まない)
・点数記載があるもの
この条件で再集計した場合、2025年に道場で稽古したフルボトルの安ワインは
139本
となった。全体の約19%で、昨年よりも10本少ない。もはや「安ワイン道場」の看板を降ろさざるを得ない状況のようにも思えるが、
よく考えたら1997年から安ワインの定義を「3,000円以下」にしているからね。
この間に2度も消費税率がアップされたり、物価自体も上がっているから、ぼちぼち「安ワイン」の定義を見直さなければいけない時期かもしれない。
こちらが道場で稽古した安ワイン139本の種類別内訳である
(昨年の内訳はコチラ)。
比率、大きくは変わらないのだが、明らかにロゼが増えた(2024年:3本 → 2025年:10本)。
そして、なんとオレンジと稽古した(2024年:0本 → 2025年:2本)。
オレンジは置いといて、ロゼに関しては意図的に増やした印象がある。
だってほら、フランスでは白よりもロゼの方が消費量が多い、なんて言うじゃない?
師範もちょっと「フランスかぶれ」してみたいのよ。
なんて戯言は置いといて、安ワインの産地別傾向を見ていこう。
全体同様、安ワインも生産国と地域に分けてみたグラフがこちらである
(昨年のグラフはコチラ)。
この観点では、日本ワインが顕著に減った。日本ワイン、家飲みしているわけではないのね。
増えた方では、スペインとチリが増えた。ワイン全体の金額が上がっている昨今、やはり安ウマワインと言えばスペインとチリなのよね。
あと、シャンパーニュが入っているけれども、それってもしかすると2025年が最後かもしれない。
だってもう3,000円以下のシャンパーニュなんてほぼ見なくなったよね。そのうちブルゴーニュも消えるのかな。厳しい時代になりましたなぁ。
それでは、毎年恒例の得点の分布グラフである。 こちらは、比較対象があった方がわかりやすいので、2023年、2024年、2025年を並べて表示した。
2025年に稽古したワイン全体746本のうち、点数の無いもの(酔っぱらって点数化出来なかったもの)
を除いた725本の得点分布を示したグラフが最下段である。
全体の傾向としては、ちょっと低い側にシフトしたような感じがする。
あと、例年「丙午生まれ」のように特異に数が少なかった「79点」が、2025年ではそれほど目立たなくなった感はある。
ざっくり言えば、安ワイン道場の平均的な点数は70点台後半という傾向は毎年変わらないようだ。
そして道場で稽古した安ワイン139本だけを抜き出した得点分布が下段である(最上段は2023年の151本/中段は昨年の149本)。
ピークはあまり変わらないのだけれども、明らかに分散が減ったと言える傾向が見て取れる。
2025年に安ワインで一番多かった点数は77点なんだけれども、そんなに点数高かったっけ?
だいたい70点台前半あたりが最頻値であるような気がしていた。
多分だけど、7という数字が好きなんだろうね。
香りや味わいを別々に点数化して積み上げる方式ではなく、あくまで「師範の頭の中に浮かんだ数字(※)」を点数としているので、
どうしても数字自体の好き嫌いが出ちゃうのよね。
(※)まるで進次郎である。
分析の最後に、2025年の安ワインにおける価格対ポイントの散布図を見ていこう。
近似直線は赤の点線、これは師範が定規で書いたのではなく、エクセルさんが計算して引っ張ってくれたので、正しいと思われる。
それを式で表すと、
y(得点)=72.5 + x(価格)/333
となった。昨年より若干傾きが寝た=価格によるメリットが小さくなったことになる。
その結果、2025年時点の「良い安ワイン」の指標としては
1,000円で75点/2,500円で80点を超えたら合格
と考えて良いだろう。つまりは、(3桁ワインで無い限り)75点以下はイケてないワインということになる。
その昔、松本ちえこというアイドル歌手の「恋人試験」という歌に
『0点なんかじゃ許さない 100点とるひと大嫌い 知っているのに わざと間違える 65点のひとが好き(※)』
という歌詞があったが、安ワイン道場は「75点(以上)のワインが好き」ということになる。
(※)この歌詞に、いつも100点ばかり取っている師範は涙した。
さてそれでは肝心の「安ワインNo.1」決定の段に入る。今年も、昨年同様価格帯ごとのベストを決定することにした。
激安:~1,000円
やや安:1,001円~1,500円
ちょい安:1,501円~2,000円
ちょい高:2,001円~2,500円
やや高:2,501円~3,000円
の5つの価格帯それぞれで、最も高得点だったワイン(同点の場合は安い方)が入賞という、
忖度のしようが無いロジカルな選出方法である。
この手法を採用するようになって、師範個人もこのページを作るのが楽しみになった。
だって自分だって知りたいからね、どのワインが一番高得点を取ったのか、ってことを。
それでは張り切って参りましょ~!
以降、鋭意執筆中。