風薫る5月になりました。近所の公園の藤もきれいに咲いています。
そして安ワイン道場は29年目に突入します。
4月に累積稽古本数は1万本を突破し、月間稽古本数は過去最高の95本でした。
これまでの最高は2024年9月の94本でしたから、それを1本上回りましたよ。
「師範!飲みすぎ!!」との声が聞こえてきそうですが、確かにその通りでございます。
あと、例年5月から「ディスクロージング・ダイエット」を始めるわけですが、
今年は暇に任せて4月からスポーツ・ジムに通っているので、体重なんて楽勝で落とせると思っていたわけですよ。
ところがどっこい、2時間を週3回くらいやっても全然変わりません。なので連休明けからまたスタートする予定です。
名称 | Chanter Y.A Amarillo 2023 シャンテ Y.A アマリージョ 2023 |
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生産者 | ダイヤモンド酒造 |
価格 | 1,848円 |
購入店 | RAKZAN広尾 |
本日の夕食は、カツオのタタキ風カルパッチョ、白菜と豚肉のミルフィーユ。
最近生のカツオが出てきたので、冷凍のカツオが安く買えます。
カツオって、冷凍でもそんなに品質が落ちないと思うのでお買い時だと思います。
そんな料理に合わせたのは、3月に広尾で焼肉を食べた際、
時間つぶしに寄ったお店で買った日本ワイン。マスカット・ベーリーAの名手「ダイヤモンド酒造」による甲州100%のワインです。
甲州種に顕著な香りがあると言われる和柑橘(河内晩柑)とも合わせてみました。
色は薄いレモン色で、ごく軽く濁りがあります。
香りは期待通りの和柑橘ですね。八朔、晩白柚、そんな香りがありますので、合わせた河内晩柑にも共通する感じです。
味わいは、甘さ控えめ酸味はそこそこ旨味しっかり。そして軽い苦味を感じます。
皮の要素がありそうなので、若干オレンジ的な醸し工程を経ているような気がします。
抜群に美味い!ってわけじゃないけど、しみじみと美味いです。日本ワインらしいですね。
甲州は変にプレミアムを付けようとせず、これくらいの雰囲気が合っている気がします。
小瓶保存した翌日、明るいうちから再稽古。 昨日同様和柑橘の香りはしっかりで、冷えていたこともあってよりシャープで甲州らしくなりました。冷やして美味しいワインですよ。
点数 | 77点 |
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改めて甲州の白と河内晩柑を合わせてみて、共通点があることを再確認しました。 甲州種のワインいろいろと、和柑橘いろいろ(酢橘、かぼす、ユズ、ザボン、晩白柚、河内晩柑、甘夏あたり)と合わせて、 ペアリング検証してみたいですね。
相鉄線の星川駅と天王町駅の間が高架化されて、踏切が無くなってとても良くなりました。
そのガード下に出来たのが星天qlayという一連の施設。
天王町寄りには最近、新しい飲食店がいろいろとオープンしました。
本日の夕食は師範代と二人だけなので、このあたりに食べに行ってみよう、ということになりましてございます。
師範代がまだ仕事をしているうちに、まずは師範一人で0次会。
向かったのは、一番最後にオープンしたTDM 1874 Breweryというビールの醸造所 兼 ビアバー。
十日市場の酒屋さんが始めたブルワリーということで、十日市場、下北沢に続いて3店目のようです。
写真右側が醸造所になっていて、左側がビアバー。結構大きなお店です。
12時から21時まで通しで営業されています。
まずはクラフトビールから。この日のタップは、オリジナルのビールが4種類とゲスト・ビールが3種類、そしてアサヒのスーパー・ドライが注ぎ方違いで2種類。
量も、1パイントだけでなくハーフもありました。
ここで頂いたのが、オリジナルのIPA (インディア・ペール・エール)、1パイントで1,350円(税込)。
色は薄めですが、フルーティな香りがしっかりで苦味もしっかり、美味しいIPAでした。
こちらのお店、ビールだけでなくグラスの日本酒やワインも複数用意されています。嬉しいじゃないですか。 もちろんワインを頂きますよ。この日開いていたワインは、スパークリングが1種類(クレマン・ド・ブルゴーニュ)、 白が2種類(ロワールのミュスカデとブルゴーニュのシャルドネ)、赤が3種(ブルゴーニュのパストゥグランとピエモンテのバルベーラと混醸)。 お値段は1杯600円~1,200円。その中から、いかにもなラベルの白を頂きました。
名称 | Bourgogne Chardonnay 2023 ブルゴーニュ・シャルドネ 2023 |
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生産者 | La Soeur Cadette ラ・スール・カデット |
価格 | 800円 (Glass) |
購入店 | TDM 1874 Brewery |
普段、自然派ワインを選ぶことはあまりないのですが、この日は白が飲みたくて、
そしてクレマン・ド・ブルゴーニュとミュスカデはおよそどんなワインか想像がついたので、
一番想像がつかないこのワインを選びました。
自然派は抜栓後の変化(劣化?)が気になるところですが、幸いこのボトルは開けてすぐだったようです。
色は薄めでやや麦わら色っぽい感じです。
香りは、グレープフルーツのような柑橘系の香りに、ほんのり自然派らしい石鹸香を感じます。
味わいは、酸味も甘味も控えめで、旨味がしっかりしています。バランスは悪くないと思います。
自然派感は控えめで、クリーン・ナチュラルといった感じでした。
美味しいんですけど、これを飲んでシャルドネとは言い当てられなそうというか、品種の個性を覆い隠している感じは否めませんね。
そういう部分はやはり自然派です。
点数 | 76点 |
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星天qlayには、このブルワリーの他にも、気軽にワインが飲めそうな店が数件ありました。 このあたりをハシゴ飲みするのも楽しそうですね。なんたって道場から近いから、帰りが楽です。
ビアバーで肝臓を温めた後、師範代と合流して向かったのが肉の佐藤 天王町店。
天王町駅のYBP側改札口を出てすぐのところにあります。
店内は、カウンターとテーブル席が20席くらい。あと屋外にも席があるみたいです。
天気の良い日は屋外で昼飲みも良さそうですね。
ビアバーでビールは飲んできたのですが、ここでもやはりとりあえずビール(中瓶) 649円を頂きます。
銘柄はスーパードライ。
生ビールもありましたが、やっぱり師範は瓶ビール派です。なんか落ち着くじゃないですか、手元に瓶があると。
ちなみに師範代はウーロン茶 308円を頼んでおられました。
飲まない人向けにノンアルも充実すると良いですね。
モツ焼きのお店なので、もちろん注文はモツからです。左から
・シロ 99円×2
・ガツ 99円×2
・テッポー 99円×2
安いんですけど、ちゃんと美味しいモツ焼きです。
これだけあって600円しないんですよ。ビールが無限に飲めますね。
こりゃ良い店見つけたわ。
ほかにもずらずらっと注文しております。奥から時計回りに
・ハツ 99円×2
・ねぎ白レバ 209円×2
・馬刺し 638円
・ホルモン刺し からし酢味噌 385円
・ポテトサラダ 352円
です。ややジャンクな味わいで美味いです。
それ以外にも、上タン(198円)、砂肝(176円×2)、ささみ梅しそ(176円×2)なんかも頂いております。
ビールの次は凍結レモンサワー 550円にスイッチしました。
ちなみにワインはありません。ハーフボトルとか置いてほしいなぁ。絶対注文するのになぁ。
このレモンサワー、ナカ 418円を追加注文することができます。
つまみをいろいろと。写真がレバーのから揚げ 308円で、 他にも串カツ(ソース) 165円、串カツ(味噌) 165円なども頂きました。 いくらでも酒が飲めますよ。
最後は、明太子飯 286円で〆ました。ちょっと想像と違うビジュアルで笑っちゃいましたが。
ちなみにお昼だと豚骨ラーメンがあるそうです。夜の提供はまだ準備ができていないそうでした。
そっちで〆たかったなぁ。
そんな感じの夫婦ディナー、お会計は6,330円でした。 安いなぁ。お酒のラインナップがもう少し充実してくれれば言うこと無いんですけど、 別のお酒は他の店で飲む、ということができそうな星天qlayでした。
■note 38本目。休肝日の朝に酒のことを書くのは切ない気分になります。
横浜の新名所「星天qlay」でビールとモツ焼き・・・TDM1874Brewery, 肉の佐藤
日曜に開けたアルパカが半分以上残っているので、今日はそれと比較して楽しめるワインをチョイス。
この2本の共通点、皆さんご存じでしょうか?
どちらも「VSPT(Viña San Pedro Tarapaca)グループのワイン」なんです。
今回調べてびっくりしたんですけど、VSPTグループ、南米の著名な安ワイン銘柄をたくさん持っているんですね。
その一部が以下です。
・Alpaca(左)
・Viña Tarapaca(右)
・Gato Negro
・Santa Helena
・Castillo de Molina
・Misiones de Rengo
・Graffigna
(VSPTグループのサイト)
コノ・スルを擁するコンチャ・イ・トロもそうですが、凄い規模ですね。
これが安さの秘密なんでしょうね。
名称 | Cosecha de Nalathua Merlot 2021 コセチャ・デ・ナルタワ メルロー 2021 |
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生産者 | VSPT (Viña San Pedro Tarapaca) VSPT(ヴィーニャ・サン・ペドロ・タラパカ) |
価格 | 548円 |
購入店 | オーケー みなとみらい店 |
というわけで、比較のために同じワイン生産グループの別銘柄をチョイスしました。
もちろん、ヴィンテージは2011年だし品種も別なので、善し悪しを決めるわけではありません。
合わせた料理は、豚ヒレカツ&チキンカツ&オニオンフライ、茄子と人参と新玉ねぎの揚げびたし、小松菜のお浸しであります。
色は、アルパカのカベメルよりもやや薄め、そして熟成からくるのであろう赤みを感じます。
香りは、青さのないベリー感、いかにもメルローです。ボルドー右岸と言われても分からないかも知れません。
味わいも、尖ったところのないバランス。シンプルではありますが、過不足無い香りと味わいです。
普通に美味しいワインです。でも、普通じゃないのはこれが税別だとワンコイン以下のお値段ということ。
生ブドウ感が全面に出たアルパカと違って、ちゃんとワインな感じがしますよ。
そのままスクリューキャップを戻して翌々日再稽古。やっぱり普通に美味いです。
ワインオタクとかじゃなきゃこれで十分な気がしてなりません。
更に小瓶保存して3日後再稽古。「チリのカベルネだってことはすぐ判るねぇ~」なんて独り言ちていましたが、メルローでしたね(恥)
点数 | 73点 |
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火曜日です。今週もディスクロージング・ダイエットの進捗をご報告します。
概ね目標に近いラインを辿ってはいますが、ちょっと停滞気味な感じはします(今朝時点で目標に0.1kg未達)。
それに、時々外れ値みたいにポコッと重い日があるのがイヤン!です。
例年だと、深酒デトックス後にポコッと軽くなる日があって、それ以降そのレベルを維持出来たりしたんだけど、
今年はあまり深酒する機会が無いのがダメなのかもです(多分違う)
ダイエットとは全く関係が無いのですが、道場のジューンベリーがたっぷり実を付けました。
それを求めて鳥たちが集まって食べて糞して去って行きます。
連中は良いよね、他人のモノとって食べても怒られないし、食べ過ぎても太らないし、糞の掃除もしないし。
。
鳥だけに食べさせるのもアレだし、今年は暇があるのでまたジャムを作りますかね。
本日付でネット上のバーチャルな存在「安ワイン道場師範」は28歳になりました。
バーチャルな割にはあちこちリアルに顔出しまくってますが。
下記の画像はツイッター(現X)のアカウント画像です。
そこで「今日は何を飲めばいいか」のアンケートを取ったところ、
シャンパーニュが圧倒的多数だったので、結果に従いシャンパーニュを開けることにしました。
せっかくなのでアンケートをとります(午後1時まで)
— 安ワイン道場師範 (@yasushihan) May 25, 2025
名称 | Montaubret Brut N.V. モントーブレ ブリュット N.V. |
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生産者 | CVCA (Chassenay d'Arce) CVCA (シャスネ・ダルス) |
価格 | 2,805円 |
購入店 | セイコーマート オンライン |
・・・というわけで安ワイン道場28回目のお誕生日、お祝いに開けたのは、
セイコーマートの通販、セールで買った「馬の骨シャンパーニュ」です。
税込み2,805円だったので安ワイン道場稽古範囲ですよ。
「安ワイン道場」ですから、記念日こそ破戒するわけには参りません。
ちなみに料理は、師範代謹製の豪州牛ローストビーフ、フルーツトマトとブロッコリーのサラダ、ガーリックライスです。
色はかなり赤みがあって、ピンク・グレープフルーツと普通のグレープフルーツの果汁を混ぜたような色合いです。
香りにはしっかりとベリーの雰囲気があります。情報が無いので多分ですけど、黒ブドウ比率が高いように思われます。
味わいは、ブリュットとしてはやや甘め。酸味もあまり鋭くなく、万人ウケするフレンドリーな味わいです。
"Champagne"と書かれたワインの凄いところは、どんなに知らない銘柄でも馬の骨でもちゃんと美味しいところです。
このシャンパーニュも間違いなく美味しい。北海道の方はぜひ買ってみてください・・・って皆さんもうご存じですよね。
小瓶保存して3日後再稽古。泡が抜けることを心配したけど、栓をしっかり締めると(暴発は怖いけど)、 詰め替え時に抜けた以外は大丈夫みたいです。香りや味わいに関しても、抜栓時同様の雰囲気が楽しめました。
点数 | 80点 |
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リンク |
Montaubret Brut NV 2,805円 |
名称 | Alpaca Cabernet Sauvignon / Merlot 2024 アルパカ カベルネ・ソーヴィニョン / メルロー 2024 |
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生産者 | Santa Helena (Viña San Pedro Tarapaca) サンタ・ヘレナ (ビーニャ・サン・ペドロ・タラパカ) |
価格 | 636円 |
購入店 | ドン・キホーテ MEGA狩場インター店 |
投票の結果は2位でしたが、やはり安ワイン者としてはこのワインを外すわけにはいきません!
ということで、散歩がてらに今日買ってきて今日抜栓したのがアルパカのカベルネ・メルロー。
いまここで白状しますが、師範はこのクラスはほとんど稽古していなくて、アルパカは人生3度目、
この銘柄は7年前以来2度目の稽古です。
色はかなりしっかりと濃い紫色です。外観からこの値段は想像できません。
香りは、ボリューム的には文句ないレベルで香ります。ただ、ワインというよりブドウの香りですね。
生ブドウを燻したような雰囲気に感じられます。
味わいも香りの印象に近くて、ブドウジュースにアルコールを足して燻香を付け足した感じ。
一昨日の廉価版イタリア赤と飲み比べましたが、全く別物な感じでした。
飲みごたえはあります。変に甘ったるかったりはしません。でも、なんだか知っているワインとは違う印象を禁じえませんでした。
今のアルパカはコレかぁ。
さすがに半分以上残ったし、飲み友だちから『2日目以降の方が美味しく感じました』というご報告も頂いたので、
月火の休肝日明けに再稽古したいと思います。
半分くらい残った分を、そのままスクリューキャップを戻してセラーに立てて保存して、3日後再稽古。 いくぶんまろやかになった感じはしますが、やっぱりブドウジュース感は強いですね。 アルパカが全部こうなのか、他の品種でも検証が必要かもです。
点数 | 69点 |
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そんな感じで安ワイン道場の28周年記念日を迎えました。
安ワイン道場師範としての人生の目標は「50周年記念日を迎えること」、あと22年、お付き合いのほどよろしくお願い申し上げます!
本日は、旧勤務先のワイン飲み仲間で持ち寄りワイン会。場所はメンバーの一人Ksさん宅。 参加者は、主催のKsさん夫妻、Ygさん夫妻、Ktさん、Ngさん、師範の7名。 そのうちKsさんとYgさんと師範は同じ日に早期退職しました。 いわゆる「楽しいプーさんたちの飲み会」でございます。
Ksさんからは『ベランダ・バーベキューします』とのことでしたが、 それだけじゃなくていろいろ料理を用意して頂いていました。写真右に写っているのがクスクスでございます。 グラスも一人3脚ずつ、至れり尽くせりです。
名称 | Louis Roederer Brut Nature "Starck" Blanc 2012 ルイ・ローデレール ブリュット・ナチュール "スタルク" ブラン 2012 |
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生産者 | Louis Roederer ルイ・ローデレール |
価格 | (Ktさんから) |
購入店 |
3人の退職祝いもかねて、ということで皆さん普段より気合の入ったワインを提供して頂いています。
まず1本目がこちら、会社に残った組のKtさんが持参されたルイ・ローデレールのヴィンテージ・シャンパーニュ。
この銘柄の2006年産は3年前に神戸で稽古させて頂いております。
まず外観から。色はかなりしっかりしたレモン色~黄金色くらいの色調です。ヴィンテージなりの熟成感があります。
香りは、まず感じるのがライムのようなフレッシュな柑橘香で、後からブリオッシュの香ばしさを感じます。
味わいはかなりドライです。ドザージュ無しのシャンパーニュらしい味わいです。
左脳が「これは良いシャンパーニュです」と教えてくれます。間違いなく美味しいシャンパーニュです。
ただ、音楽でいうところの「ドンシャリ」というか、高音部と低音部が目立って真ん中が抜けているような感じがしないでもありません。
比較した相手↓が悪かった、との話もあります。
点数 | 84点 |
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明るいうちからシャンパーニュで乾杯するプーさん男子3人と職のある女子4人。 本日はよろしくお願いします!
名称 | Dom Perignon Brut 2010 ドン・ペリニョン ブリュット 2010 |
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生産者 | Moet et Chandon モエ・エ・シャンドン |
価格 | (Ngさんから) |
購入店 |
会社に残る組のもう一人、Ngさんからはこんなワインを持参して頂きました。
泣く子も黙るドン・ペリニョンでございますわよ。
2010年ヴィンテージは初めて稽古します。自慢じゃないですけど、ドンペリと稽古するのは10回目、
過去に稽古したヴィンテージは1990, 1996, 1998, 1999, 2000, 2004, 2012が2回, P2の2003です。
外観は、前のルイ・ローデレールより薄い感じ見えましたが、泡立ちはこちらの方がはるかに立派です。
香りは・・・ほかに例えようがないくらい「ドンペリ香」を感じます。
敢えて例えると香ばしい焼き栗の香りかなぁ、あと焼きリンゴとバタースコッチ。香りのボリュームもとても立派です。
味わいは、かなりドライだったローデレールと比較するとずっとまろやかで、「まんまる」という言葉が頭に浮かびます。
このシャンパーニュはちょっと次元が違いますね。普通のシャンパーニュの延長線上にはなく、
どちらかというと泡の入った高級ブルゴーニュの白ワインと捉えた方が近いかも知れません。
素晴らしいワインを経験させて頂きました。
点数 | 91点 |
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料理がいろいろ用意されています。バーベキューコンロで焼かれたとうもろこしとか、 ピクルスとか、買い出し隊(女子2人+荷物持ちの師範)が購入してきた海老とトマトのサラダとか。 まるでレストランですわ。
名称 | Meursault "Racines Croisées" 2013 ムルソー "ラシーヌ・クロワゼ" 2013 |
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生産者 | Henri Pion アンリ・ピオン |
価格 | (Ygさんから) |
購入店 |
今回皆さんが持参したワイン(&Ksさんご提供のワイン)は、泡2本/白2本/赤3本という隙の無いラインナップです。
そのうちの白はフランスとカリフォルニアのシャルドネ、赤の2本もフランスとカリフォルニアのピノ・ノワール。
比較して飲むのにとても好都合な感じになっておりました。
その白の1本目が、Yjさんが持参されたムルソーです。
アンリ・ピオンのワインは7年前にACブルゴーニュのシャルドネと稽古しておりますが、
大変好印象だった記憶があります。
そしてこのワインもたいそう立派ですね。色はやや薄めの黄金色で、香りにはパッション・フルーツのような華やかな果実香と、
ほんのり樽のバニラを感じます。味わいは、酸味と甘味がしっかりしていて、さすがブルゴーニュです。
比較したのが↓のキスラーだったからか、あちらがムルソーでこちらはピュリニー・モンラッシェみたいな錯覚を覚えました。
樽を利かせ過ぎないモダンなムルソー、これも良いワインですね。
点数 | 85点 |
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更に料理がいろいろで、奥からビーツ、ナッツ、エビとマッシュルームとブロッコリーのアヒージョ、チョレギサラダです。 全部がちゃんと写るように撮れてなくてスミマセン。
名称 | Kistler "Trenton Roadhouse" Chardonnay 2010 キスラー "トレントン・ロードハウス" シャルドネ 2010 |
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生産者 | Kistler Vineyards キスラー・ヴィンヤーズ |
価格 | (Ksさんから) |
購入店 |
米国に赴任されていたKsさんは、多数の良いカリフォルニアワインを保有していたり個人輸入したりされています。
そしてこういう機会に放出して頂けるので大変ありがたいわけです。
今日出して頂いたのがこちらのキスラーですよ。こんなワイン、自分じゃ買えないです。
「"自分で買うのは"安ワイン道場」への名称変更が望まれています。
まず色が素敵です。パッツリとした黄金色で、これ絶対高いヤツ!って見た目をしています。
香りは、抜栓してすぐは冷えていたこともあってかやや閉じ気味でしたが、時間が経つとバンバン開いてきます。
まるで完熟パイナップルみたいな甘い果実の香りと、かなりしっかりしてはいるけど上品さを失わない樽香、
それらが混然一体となって香ります。
味わいは、前のムルソーと比べると酸は低めですが、旨味の塊があって噛めるように飲めます。
そんなに何度も稽古したわけではありませんが、キスラーにはキスラー以外ではあり得ない香りと味わいがありますね。
そりゃぁ人気が出るはずですわ。
点数 | 90点 |
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バーベキューコンロで焼いた焼芋なんかも頂きました。 片方がシルクスイートで片方が安納芋ということだったと思いますが、 ポンコツ舌の師範には違いが分からず、どちらもしっかり甘くてしっとりしたお芋さんでした。
名称 | Morey-Saint-Denis Premier Cru "Clos Baulet" 2018 モレ・サン・ドニ プルミエ・クリュ "クロ・ボーレ" 2018 |
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生産者 | Frédéric Magnien フレデリック・マニャン |
価格 | 6,864円 (スーパーセールで20% Off) |
購入店 | 銘醸ワイン専門 CAVE de L NAOTAKA |
さてさて師範が持参したワインがこちらです。
高騰するブルゴーニュにあって、比較的安価な値段での提供を続けられている「庶民の味方」のフレデリック・マニャン。
10,000円以下で買えるコート・ド・ニュイの1級畑、かなり貴重な存在になってきた感があります。
クロ・ボーレは特級クロ・デ・ランブレイの真下に位置する0.87haの非常に小さな畑らしいですよ。
外観は、「え?これがブルゴーニュのピノ・ノワールなの?」な濃い紫色。
2018年は暑い年だったので、それが反映されているような色合いです。
香りも、アメリカン・チェリーのようなベリー香がバンバン香って、良く熟したブドウが使われていることが想起されます。
味わいは、甘さそこそこ酸味しっかり渋味はカッチリ。確かにピノ・ノワール、そして確かに1級畑の風格を感じます。
思いのほか濃いワインで、まだ若い印象は否めませんでしたが、十分なポテンシャルは感じられました。
8,580円で今でも売られています(下記リンク)。熟成目当てで買っておいて損はないワインだと思いますよ。
点数 | 83点 |
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リンク |
Morey-Saint-Denis Premier Cru "Clos Baulet" 2018 [Frederic Magnien] 8,580円 |
Ksさんに塊肉をバーベキューコンロで焼いて頂いています。 薄切り肉じゃないところがアメリカンですね~。煙の匂いを嗅ぐとボルドー・ブレンドの赤やシラーズが飲みたくなりますよ。
そして、出来上がったバーベキューのうちの一つ、牛ヒレ肉のローストです。 Ksさん曰く『ちょっと焼き過ぎた』らしいですが、ヒレ肉自体が柔らかいので美味しく頂けました。
名称 | Occidental "Bodega Headlands Vineyard Cuvée Elizabeth" Pinot Noir 2011 オクシデンタル "ボデガ・ヘッドランズ・ヴィンヤード キュヴェ・エリザベス" ピノ・ノワール 2011 |
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生産者 | Occidental オクシデンタル |
価格 | (Ksさんから) |
購入店 |
ピノ・ノワールのもう1本がこちら、Ksさんに供出して頂いたオクシデンタルです。
キスラーのオーナーが始めたワイナリーとのこと。
オクシデンタルと稽古するのは2回目ですね(前回は5年前)。
今回はその時よりも古いヴィンテージ、果たしてどういう熟成をしているのかとても楽しみにしておりました。
外観は、前のブルゴーニュよりやや薄め、そしてエッジにレンガ色からオレンジのグラデーションが見えます。
確かに外観上からは熟成を感じます。
ところがどっこい香りはピュアっピュアなんですよ。
チェリーやキイチゴみたいなトーンの高い果実香が、これでもか!ってくらい香ります。
この香りの華やかさとボリュームは異次元ですね。
味わいは、キスラーのシャルドネとは大きく傾向が異なり、かなり酸味がしっかりしています。
ブルゴーニュだったらジュヴレ・シャンベルタンあたりの雰囲気です。
カリフォルニアのピノだから、もっと太くてドーン!ってワインを想像していましたが、
実際は繊細で華やか、冷涼感のある香りと味わいでした。いやー、凄いわ。
キスラーもオクシデンタルも、データとテクノロジーを駆使した間違いのない銘柄、という印象を強くしました。
点数 | 89点 |
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バーベキューコンロで焼かれたサーモンのローストです。こんなバーベキューもあるんですね。 『残ったら持って帰って』とのことでしたが、皆さんその場で美味しく頂いちゃいましたよ。
こちらは買い出し隊で持参したチーズ(ブリーとコンテ18ヵ月) コンテは師範が選びました。12ヵ月と18か月があったのですが、お値段の差は1.3倍程度だったので、 1.5倍熟成された18ヵ月の方がコストパフォーマンスが高いと思って選んだ旨をお伝えしたら、『なにその理系な考え!』と言われました。
名称 | Château du Tertre 2011 シャトー・デュ・テルトル 2011 |
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生産者 | Ch. du Tertre シャトー・デュ・テルトル |
価格 | (Ygさんから) |
購入店 |
〆のワインは、Ygさんが持参されたボルドーで、メドック5級格付けのシャトー・デュ・テルトル。
このシャトーのワインは道場初登場ですね。
3級のシャトー・ジスクールと同じオーナーになって品質向上しているシャトーのようです。
ジルクールの2003年産は、9年前に同じくYgさんに持参して頂いております
・・・と師範は記録係としての任務を果たしておりますぞ。
ヴィンテージは前のオクシデンタルと同じ2011年ですが、こちらはまだ外観から熟成はほとんど感じられない、
しっかりといた小豆色系の紫色です。
香りは、カシスにドライプルーンに焚火の消し炭、「ザ・ボルドー」な香りですね。
味わいは思いのほかまろやかで「さすがマルゴー」と言いたくなります。
やっぱりボルドーは外さないですわ。特に昨今の格付けクラスは極めて安定感があります。
値段は爆上げしても未だ博打の要素が強いブルゴーニュとは好対照ですな。今買うなら値上がり穏当なボルドーですよ
・・・と言いながらブルゴーニュ買っちゃうんですけどね。
点数 | 86点 |
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〆は焼きおにぎりです。日本人で良かった!と感じる味わいです。
そんなKsさん宅での持ち寄りワイン会、午後1時にスタートして終了は午後7時頃、一人1本のワインをのんびりゆっくり楽しめました。
料理や食材の値段はみんなで割って、参加費は一人5,000円でした。
順番的に次の開催は道場ですね。いつ以来かと調べたら、前回はもう15年も前なんですね。
そりゃみんな歳とるわ。
Ksさん宅で稽古したワインたち。
■note 37本目。「安ワイン道場」らしからぬ記事になっております。
高いワインは美味い!・・・友人宅で持ち寄りワイン会
金曜はスポーツジムがお休みなので、久しぶりに遠くまで散歩。目的地は、相鉄線鶴ヶ峰駅と二俣川駅の間にある
タカナシ乳業のバラ園。この時期一般公開されています。
バラ園、それほど広くはないのですが、とても丁寧に手入れがされているようで、
どの株も一斉に花開いています。入場無料、公開は週末の5月25日までみたいです。
バラの蜜を集めに、クマバチがいらっしゃってました。 クマバチ、体のサイズの割に羽が小さいのですが、 これでなぜ飛べるかは「本人が飛べると信じているから」と聞いたことがあります。 思い込みって大切ですね(きっと違う)
■note 36本目。写真のアーカイブとしても使っています。
工場敷地でバラ見放題・・・タカナシ乳業のバラ園公開
今日はいっぱい歩いたし(2万歩超え)、「花の金曜日」でもあるので早めの時間にプシュッ!といきます。無職ですけどね。
お久しぶりのサントリー・マスターズドリーム、外観はしっかりと濃い琥珀色で、泡のキメも細かく泡もちもしっかりしています。
香りは、正統派のビールらしい穀物の香りがしっかりで、味わいも正統派らしい濃さと苦さがあります。
ちゃんと美味しいんだけど・・・昔ほどのプレミアム感は感じられなくなっちゃいました。他のビールのレベルが上がってますからね~
名称 | Montepulciano d'Abruzzo "Bianchi" Selezione Organic 2023 モンテプルチアーノ・ダブルッツォ "ビアンキ" セレツィオーネ オーガニック 2023 |
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生産者 | Umani Ronchi ウマニ・ロンキ |
価格 | 655円 (単品価格:1,340円) |
購入店 | うきうきワインの玉手箱 |
本日は師範代が勤務先の業務で飲み会、長女は夕飯不要ということで、師範と次女の食卓。
用意したメニューは、レモン風味のプルコギ(味付けbyロピア)、チンゲン菜とモヤシのガーリック炒め、ちらし寿司(これもロピア)。
ワインは、あまり濃くなさそうな赤ををチョイス。
このワインは、今月初めにお店で稽古しています。
その検証をする意味でも日をおかずに稽古することにしました。
色は濃くなく薄くなく、このDOCとしては薄めに感じられるくらいの赤みのある紫色です。
香りは、ブラインドだったら「サンジョヴェーゼ?」と言うでしょうね。
南イタリアのモンテプルチアーノに想像する干したブドウのような凝縮感のある香りではなくて、
もっとシンプルな果実香、そしてイタリアらしい人懐っこさを感じます。
味わいは結構濃い感じ。若い割には甘味と渋味と酸味のバランスが取れています。
前回の印象と同じく、「シンプルながらちゃんと美味しい赤ワイン」です。
ただ、前回は「濃い系」と書いていましたが、そんなに濃くはないかな?
(単品の)価格相応の濃さだと思います。
小瓶で冷蔵庫に保存して翌々日再稽古、状態に変化は全くなくて、冷え冷えの状態でも果実香が楽しめます。 これ、下代はかなり安そうですし、ビストロとかトラットリアとか、気軽なお店のハウスワインに良いんじゃないっすかね~
点数 | 76点 |
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リンク |
うきうき厳選!驚異のフルボディ 極上赤ワイン6本セット 5,478円 Montepulciano d'Abruzzo Bianchi 2023 [Umani Ronchi] 1,340円 |
本日は、高校時代からの友人O氏にお誘い頂いて、久しぶりにブルーノート東京のライブへ。 予約はセカンドステージなので、その前に軽く食べて飲んでいきましょう、ということで向かったのが、 麻布台ヒルズの森JPタワー33階にあるHills House Member's Loungeという会員制ラウンジ。 このビルにお勤めの方の福利厚生施設的なレストランみたいですね。 師範は無職ですが潜入させて頂きました。
まずは生ビール 900円で乾杯。銘柄は東京クラフト ペールエールでした。 缶でも美味しい銘柄ですが、生だともっと良さが引き立ちますね。サントリーの良心です。
料理は、適当にO氏に選んで頂きました。
・パテドカンパーニュ ミクニスタイル 700円
・スペイン産生ハム ハモンセラーノ 700円
・海の幸と季節野菜のセビーチェ 1,000円
こちらの料理は、元「オテル・ドゥ・ミクニ」の三國シェフが監修しているそうで、
お値段手頃ながらちゃんと美味しゅうございました。
名称 | Dr. Loosen Riesling Dry 2023 ドクター・ローゼン リースリング・ドライ 2023 |
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生産者 | Loosen Bros ローゼン・ブラザース |
価格 | 4,000円 (お店価格) |
購入店 | Hills House Member's Lounge |
ボトルワインも結構種類があり、お値段も1本4,000円からと手頃です。
「まずは白だな」ということで、一番安い白に目を通すと、このリースリングと、
アルザスのジョンティ(ヒューゲル)あたりがピンと来ました。
ジョンティは間違いなく美味しいのですが、間違いないのを選ぶのもちょっと面白くないので、
リストには「リースリング トロッケン23」と書かれたこちらを選ばせて頂きました。
出されたのは、ドイツの名門「ドクター・ローゼン」のエントリー銘柄ですね。
色はかなり薄めのレモン色ですが、香りはちゃんとリースリングらしいユリの花とほんのりぺトロールが香ります。
味わいは、「トロッケン」「ドライ」と書かれている割にはちょっと甘め。
もちろん昔のドイツ産みたいな薄ら甘い感じではなくて、酸味を際立たせない程度の甘さで好感が持てます。
美味しいですね、このワイン。これがお店で税込み4,000円で飲めるのはありがたいな。
麻布台ヒルズに勤務していたら、この値段のワインを一通り制覇しちゃいそうです。
点数 | 78点 |
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ぴかイチの料理だったのがこちらです。
・牛ほほ肉 赤ワインソースのリガトーニ 2,000円
柔らかいほほ肉がゴロゴロ入っていて、大変満足感があります。
これは赤ワインもグラスで貰うべきだったかな。
飲み物追加で、O氏はナーリーヘッドの赤をグラス(1,100円)で飲まれてましたが、
師範は瀬戸内レモンサワー(500円)でした。最近レモンサワー、好きなんですよ。
そんな感じで、1時間半ほど滞在して、お会計はトータルで11,800円。 「軽く」のつもりが、結構ちゃんと飲んでちゃんと食べてこの値段はありがたいっすね。また寄らせて頂きます。
麻布から南青山まで、直線距離だと近いんだけど大回りで地下鉄を乗り継いで、お目当てのブルーノート東京に到着。 麻布台ヒルズからブルーノートまでの移動、都会人だったらタクシーを利用するところですかね。 師範もO氏も地方出身の田舎者なのでほっといてください。
本日お目当てのステージがこちら。
・MICHEL CAMILO TRIO featuring DAFNIS PRIETO & RICKY RODRIGUEZ
久しぶりのミシェル・カミロです。超絶技巧のピアノと息の有ったインタープレイを堪能させて頂きます。
ミュージックチャージは、12,800円でした。
昨今の円安と物価上昇を反映しているとは思うのですが、それでもハービー・メイスンとゴンサロ・ルバルカバのトリオ(11,000円)
より高いのはちょっとビックリです。ミシェル・カミロ、人気出ましたね~。
座席はアリーナ席、シートチャージは1,100円です。 舞台に向かって左側、ピアノの手が良く見える席でした。 ブルーノート東京、昔は良い席を確保するために早めに並んだりしたんですけど、 今は予約時点で席が割り当てられるシステムに変わってますね。
おなかはしっかりと満たされているので、おつまみはスウィンギンポテト 1,100円のみ。 これだけでもステージを楽しんでいる間、十分持ちますよ。
お酒も、ワインをボトルで注文したらステージの間じゅう楽しめます。 というわけで良い演奏を楽しみに乾杯!稽古したワインは↓です。
名称 | Bourgogne Pinot Noir "La Cadole" 2021 ブルゴーニュ ピノ・ノワール "ラ・カドール" 2021 |
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生産者 | Dom. de Rochebin ドメーヌ・ド・ロシュヴァン |
価格 | 8,500円 (お店価格) |
購入店 | ブルーノート東京 |
渡して頂いたワインリストには、赤白それぞれ10種類くらい、そしてシャンパーニュ(シャルル・エイドシック)が4種類書かれていました。
お値段は、ハウスワインが5,600円、その他のボトルは6,600円から3万円台。
概ね小売価格の3倍くらいの値付けのようです。
白は前の店で頂いたので、こちらでは赤を頂くことにして、そこそこお手頃なお値段だったブルゴーニュのピノ・ノワールを選ばせて頂きました。
照明が暗くてわかりづらくはあるのですが、色はACブルゴーニュとしてはかなり濃い感じの紫色だったと思います。
香りは、ブルゴーニュというよりニューワールド産のような、はっきりとしたベリーの香りと、ほんのりですが樽のバニラを感じます。
味わいも、色や香りの印象通り濃いめのバランス。やや渋味が固いのが残念ですが、ポテンシャルを感じる味わいでした。
ロシュバンのブルゴーニュ、普通のACブルは軽くて陰気な感じですが、この「ラ・カドール」はかなりしっかりしていますね。
これがお店で8,500円はまずまず良い選択だったと思います。
点数 | 79点 |
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ステージ終了後、改めて生ビール 1,650円を。ブルーノートエール セッションというオリジナルの生ビールみたいです。
1パイント550mlでしっかり楽しめました。
さてステージですが、結構なじみのある曲を6曲ほど演奏して頂きました。
ミシェル・カミロの力強い演奏はいまだ健在です。
そしてなにより凄いと思ったのは彼の若さと腕の筋肉です。
最近スポーツジムに行くので、体を鍛えている人をいろいろ見るのですが、あんな筋肉の方はそうそういません。
やっぱり鍛えているでしょうね。ライブ等があったら是非注目して見てください。
(ブルーノート東京のサイトから写真をリンク。「ボディービルダーかよ!」でしょ?)
さてここからはワインおたくな方向けの情報ですが、ブルーノート東京には大変立派なワインセラーがあり、 この写真はその一部です(画像クリックで拡大します)。 トイレに行く途中の通路にセラーはあって、誰でも拝見することができますので、ぜひチェックしてみてください。
ワインリストも、渡されるものとは別に、凄いリストが存在します。 DRCのロマネ・サン・ヴィヴァン 2009が118万円は「ウォー!」って感じですが、 その他は絶対額こそ高いけど、相対的にはそんなに高くない感じがします。 こちらもぜひクリックで拡大してご確認ください(拡大後、左上のアイコンをクリックすると更に拡大します)
■note 35本目。そういえば以前、ワイン飲み仲間でここに集まってイタリアワイン祭りやったなぁ。
ワインと楽しむMichel Camilo Trio・・・in ブルーノート東京
火曜日は週に一度のディスクロージング・ダイエットの報告日でございます。
今のところスタートは順調、良い感じに右肩下がりの状況を呈しております。
まぁ最初はボーナスがありますからね。ちなみに「摂取側を変えず」というプランは諦めて、
平日お昼の食事はおかずだけ、とかの低糖質に変えています。でも無理なダイエットはしていません。
体脂肪率の数値はあくまで参考値だけど、こんなにばらつくとねぇ。 筋肉を落とさずに体重を落としたいので、体脂肪率の方が減ってほしいんだけど。
ダイエットとは全く関係が無いのですが、道場のデンドロビウムが季節外れの花を咲かせました(通常は冬が開花期)。
かなり放置していたので数年咲かなかったのですが、この春から無職になったこともあり、
ちゃんと手入れするようになったらこの状態です。
花も自分の身体も、ちゃんと管理した方が良いですね。
本日は、夜にリモート宴会を予定しているので、ケガの無いよう肝臓のウォーミングアップを始動しております。
選んだのは、キリンが造るスプリングバレー シルクエール。
淡めの色合いで、香りには柑橘類の雰囲気があります。
悪くないけどあまりプレミアム感は無いんですよね。
白ビール系はガッツリ香り付けをしてくれた方が好みです。
名称 | La Maisonette Chardonnay 2020 ラ・メゾネット シャルドネ 2020 |
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生産者 | Dom. Drouhin Oregon ドメーヌ・ドルーアン・オレゴン |
価格 | 2,574円 (スーパーセールで40% Off) |
購入店 | 銘醸ワイン専門 CAVE de L NAOTAKA |
本日の夕食は師範代と二人だけ。メニューは、
アンガス牛バラ肉と人参&もやしのソテー、真鯛のカルパッチョ、ベーコンとほうれん草のバター炒め、キュウリとカニカマのサラダ。
ワインは、米国オレゴン州のシャルドネをチョイスしました。
食事の時間のあとリモート宴会まで持たせるために、しっかりしたワインが良かろうと考えた次第です
(あと、リモートにはCave de L.NAOTAKAの店長さんが参加されるので、そこのワインを選びたかった、というのも理由の一つです)
色は、かなりしっかりとしたレモン色、アシも長くてコレですよコレ!って感じです。
香りは、ブワーってほどのボリュームはありませんが、いかにも高級シャルドネな、蜂蜜レモンとアップルパイの香りが感じられます。
味わいは、意外と酸がしっかりしていて甘さ控えめ、冷涼系な感じです。そりゃそうだよね、カリフォルニアじゃなくてオレゴンだもんね。
さすが名門ドルーアンが造るシャルドネだけあって、抑制が効いていつつも必要な要素はちゃんと持っており、美味しく仕上がっています。
これが2,000円台で買えたのはラッキーでしたよ。
小瓶保存して抜栓から5日後再稽古。冷蔵庫から出してすぐのせいか、まるで芳香系品種のような沈丁花みたいな花の香りを感じます。 味わいも、だいぶ雰囲気が変わりました。ワイン自体が変化したというより、温度が低いと全く別の表情を見せるワイン、という感じです。
点数 | 83点 |
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リンク |
La Mesonette Chardonnay [Dom. Drouhin Oregon] 4,290円 |
今宵のリモート宴会のイベントはワインくじ開封の儀でございます。
銘醸ワイン専門 CAVE de L NAOTAKA
さんで四半期に一度くらいに行われている、3,980円で当たれば豪華なワインがゲット出来る、という商品を購入したメンバーに集まって貰いました。
今回の参加者は下記の皆さんです。
・中川梓さん(中の人:Cave de L.NAOTAKA店長)
・カツミさん
・鉄アレンさん
・ふつつかよいさん
・けんちこさん
・りんごすたさん
・りゅじめしさん
・とらゔぇるそさん
・とおるの安ワインさん
・米柱さん(買ってないけどオブザーバー参加)
・安ワイン道場師範
(コム兄さんはあいにく参加できず)
メンバーもほぼ揃ったところで、順番に箱を開けていきます。
まずは言い出しっぺの師範から。特賞や一等はブルゴーニュのピノ・ノワールなので、キャップシールが赤ければグッと期待が高まるわけですが
・・・黄色?
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残念ながら末等のアルバリーニョでした。でも、通常価格で5,500円もする高級アルバリーニョなんて飲んだこと無いので、
これはこれで嬉しい末等です。どこかワイン会みたいな席に持参することにしましょう。
順番に開けていって、やっぱり末等が一番多かったわけですが、それでも1等や3等も出たりして盛り上がりました。
中川店長さんもご参加頂きありがとうございました!ぜひ次回もやりましょう!
会の参加者や、翌朝までにハッシュタグ「#ワインくじ開封の儀」でバーチャル参加した皆さんの当選状況をまとめた図がこちらです。
概ね母集団の分布に従っている感はありますが、1等が出たのはナイスでしたね。次回はもっとサンプル数を集めたいと思います!
本日は、恵比寿のWINE MARKET PARTYにて行われた、
仙台にある秋保ワイナリーとのコラボイベントに参加しております。
ご一緒したのは、飲み友だちのMayumiさんと
ハッピーなつみさん。
いずれ劣らぬ呑兵衛勉強熱心なメンバーです。
イベントの内容はコチラです。
「栓違い」のソーヴィニョン・ブランと「フィルター&ノンフィルター」の甲州オレンジ飲み比べ!
・・・って栓が違うだけでワインが変わるんかい?というとてもマニアックな企画。
WINE MARKET PARTYの沼田店長が提案されたそうです。
企画する方もアレだけど、それに乗る方も変わり者だな(褒めてます)
そして、その企画に乗って醸造を担当されたのが我らのnagiさん。
裏話も含めて、1時間ていねいに説明して頂きました。
それでは、単に栓が違うだけの差を師範のポンコツ感覚器が感じ取れるのか、いってみましょ~!
名称 | Sauvignon Blanc (Screw Cap) 2024 ソーヴィニョン・ブラン (スクリューキャップ) 2024 |
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生産者 | Akiu Winery 秋保ワイナリー |
価格 | 4,180円 (参考価格:40ml 5種 2,200円) |
購入店 | WINE MARKET PARTY |
まず最初は、スクリューキャップのソーヴィニョン・ブランです。テクニカルな情報は下記です。
『山形県のソーヴィニョン・ブランを除梗し低圧プレス、20℃以下に設定した1,100~2,000Lのステンレスタンクで発酵し熟成』
この条件は3本とも全く同じとのことです。
まず外観ですが、気のせいとは思えないレベルでこのワインが一番黄色みがあったように思います(下に比較写真を張っています)
スクリューキャップって、コルクと比べてヘッドスペースに空気が多いので、一番酸化しているのかと思いましたが、
このワインはほぼ空気が無いようにピッチピチに詰めてあるので、そのせいではなさそうです。
タンクの上とか下とかの差なんですかね?
香りは一番ピュアな感じで、スッピンの青い柑橘類の香りと、この品種らしい草のような爽やかさを感じます。
味わいはドライではありますが、なんとなく一番甘味を感じるような気がしました。
結果的には、このスクリューキャップが一番フレッシュな感じで好印象でした。
でもめっちゃ僅差ですよ。比べなきゃわからないし、どれがどのグラスかわからなくされればもお手上げなレベルです。
点数 | 78点 |
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名称 | Sauvignon Blanc (DIAM5) 2024 ソーヴィニョン・ブラン (ディアム5) 2024 |
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生産者 | Akiu Winery 秋保ワイナリー |
価格 | 4,180円 (参考価格:40ml 5種 2,200円) |
購入店 | WINE MARKET PARTY |
2本目はDIAM5が使われています。 いまさら説明するのもアレですが、DIAMとは
『フランスのコルク栓メーカーであるDiam Bouchage社が製造するワイン用の高品質な圧縮コルク栓の商品名です。 DIAMの最大の特徴は、DIAMANTと呼ばれる特許技術を用いた洗浄工程です。 この技術では、二酸化炭素を超臨界流体という特殊な状態にして使用することで、 コルクに含まれるTCA(トリクロロアニソール)などの不純物を除去します。』
だそうです(Google Gemini調べ)
色は、スクリューキャップと天然コルクの中間くらいな気がします。
理屈と合わないので、色に関しては栓の影響ではなさそうですね。
香りには、ほんのわずかに木の香りがあります。
もしかすると、これまで樽香だと思っていた香りの一部は、コルク由来なのかも知れません。
味わいは、スクリューキャップと天然コルクの間ですが、位置的にはほぼ天然コルクと同じ感じだったと思います。
DIAMはパラフィンコーティングされているらしいのですが、それでもわずかに木の香りが付くんですね。
そして、TCAフリーを謳っているDIAMでもブショネがゼロではないとのこと。なるほど勉強になります。
点数 | 77点 |
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名称 | Sauvignon Blanc (Natural Cork) 2024 ソーヴィニョン・ブラン (天然コルク) 2024 |
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生産者 | Akiu Winery 秋保ワイナリー |
価格 | 4,180円 (参考価格:40ml 5種 2,200円) |
購入店 | WINE MARKET PARTY |
3本目は天然コルクです。ブショネの観点からは『無くなってほしい』とnagiさんが言う天然コルクですが、
それでもレストラン等では「天然コルクじゃないと・・・」という意見が多いそうです。
抜栓って、ある意味ソムリエさんの儀式みたいなものですからね。
綺麗に抜栓する所作にソムリエさんの価値を置く部分はあると思います。
さて天然コルクはどうだったかというと、香りに関してはDIAMとほぼ同じ、わずかに木の香りがする程度です。
味わいは、良く言えば複雑、悪く言えば雑味があるように感じました。単なる先入観の可能性もありますが。
これら3本、まずはちゃんと美味しいソーヴィニョン・ブランでした。
そして、ほんと僅差ではありますが、確かに違いはあるように感じました。
瓶詰されたのは2月とのことなので、これから先熟成が進むと違いが顕著になってくるのかも知れません。
点数 | 76点 |
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左から、「スクリューキャップ」「DIAM5」「天然コルク」です。 クリックで拡大して頂くとわかりますが、やっぱり左の方が色が濃いでしょ? スクリューキャップの金属から色が出るとは思えないので、やっぱり完全に条件を揃えるというのは難しいんだろうな、と感じましたよ。
名称 | Neo Trail Koshu 2024 ネオトレイル 甲州 2024 |
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生産者 | Akiu Winery 秋保ワイナリー |
価格 | 3,751円 (参考価格:40ml 5種 2,200円) |
購入店 | WINE MARKET PARTY |
次は品種が甲州のオレンジワインで、フィルターの有り無しを飲み比べます。テクニカルは下記です。
『山梨県産の甲州種をすべて除梗し優しくプレス、4,000Lのステンレスタンクで10日間醸し発酵し熟成』
ちなみに、昨年末nagiさんを道場にお招きした際にも頂いており、
ラベルは違いますが中身は同じものかも知れません。
外観はキレイに澄んだオレンジ色です。
甲州種は皮に薄い紫の色がある品種ですが、持ち込まれた葡萄はほぼ真っ白だったそうなので、
この色は皮由来ではなく醸造によって出されたものだと思います。
香りは、クリア・ナチュラルな感じの石鹸の香りと、甲州種らしい和柑橘の香りがしっかりあります。
味わいは、ソーヴィニョン・ブランより更にドライ、「酸っぱい」の一歩手前くらいの酸味を感じました。
あまり自然派感が強くなくて、これは好きな系のオレンジワインでした。甲州種ってオレンジに合うよね。
そしてやっぱり師範は不自然派だな。フィルター上等SO2もドンと来い!です。
点数 | 79点 |
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名称 | Neo Trail Kosyu Unfiltered 2024 ネオトレイル 甲州 無濾過 2024 |
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生産者 | Akiu Winery 秋保ワイナリー |
価格 | 3,751円 (参考価格:40ml 5種 2,200円) |
購入店 | WINE MARKET PARTY |
飲み比べの最後がこちら、同じ甲州種ですが、こちらはフィルターをかけずに瓶詰されたオレンジワインです。
ソーヴィニョン・ブランの栓違いはWINE MARKET PARTYさん専売とのことですが、
こちらの甲州は一般にも販売されるようです。
まず外観ですが、下に貼った写真でもわかると思いますが、明らかにこちらはオレンジ色が濃く、軽い濁りがあります。
香りは特に違いが無い感じで、こちらもレモン石鹸の香りですね。
口に含むと、こちらはわずかに炭酸のチリチリ感を感じます。nagiさん「再発酵ですか?」と聞いたら、
「乳酸の影響かもしれない(※)」とのこと。なるほど~。
チリチリ感含めて、こちらにはなんとなく雑然とした雰囲気があるので、やっぱり師範はクリアな自然派の方が好きだと感じました。
ただ、あくまで好みの問題、という違いだと思います。
後日nagiさんからコメントを頂き、『乳酸のニュアンスは無かったので乳酸菌ではなさそうです。 再発酵するワインでもないので、純粋に溶存していた二酸化炭素の影響かと思われます。』とのことでした。
点数 | 75点 |
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左側がフィルターあり、で右側がノンフィルターです。 これは違いがわかりやすいですね。
名称 | River Winds Rosé 2024 リヴァーウィンズ ロゼ 2024 |
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生産者 | Akiu Winery 秋保ワイナリー |
価格 | 440円 (40ml) |
購入店 | WINE MARKET PARTY |
飲み比べ以外に、+440円でもう一本ワインを用意して頂いてました。もちろんそちらも頂きます。
山形産のマスカット・ベーリーAで造られた甘口のロゼです。
アルコール度数が5%と表記されていますが、実際は7%くらいあるらしいです。
ドイツと違い、日本ではアルコール度数に関する表記はそれほど厳密さを求められないとのことでした。
そして、なんだかんだでこれが一番おいしく感じられました。
外観はとてもきれいな薄ピンク色で、香りにはマスカット・ベーリーAらしい苺のフルーツやココナッツっぽい雰囲気があって、
その香りと優しい甘さが良い感じにマッチしています。
やっぱり「甘いは正義」ですよ。特にドライなワインが続いたので、余計にそう感じられたのかも知れません。
Mayumiさんもなつみさんも気に入られたみたいで、イベント後に購入されていました。
点数 | 81点 |
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6種飲み比べの写真がこちら。これだけ楽しめて、醸造責任者のお話が聞けて、参加費は2,200円(+440円)。 大変お得で楽しいイベントでした。
稽古したワインたち
■note 32本目。こういうイベントを切り出してnoteにまとめるのは意味がある気がしています。
栓が違うだけでワインの味が変わるの?!・・・栓違い&フィルタ有無の飲み比べ @WINE MARKET PARTY
イベントが終わって、せっかく都内に出てきているんだから、どこかに飲みに行こうと考えておりました。 すると、飲み友だちでありpupuMARUCOというお店の中の人でもあるmishikaさんが 『雨の中昼飲みしましょ!!』と、客のいない店内写真と共にツイートされているのを発見。 これは行かねばなるまい!と使命感に燃えて伺いました。
お店に着いたのは午後1時半すぎ、確かに店内にお客さんはいらっしゃいませんでした。
ま、かなり雨が降ってましたからね。そういう日もあるでしょう。
このお店、過去に2回ほど2階のテーブル席は利用させて頂いているのですが、1階の立ち飲みカウンターを利用するのは初めてです。
お店の壁にはドリンクメニューがわかりやすく表示されていました。
最初に頂いたのは、とりあえず生ビール 500円です。銘柄は黒ラベルとのこと。 きっちり冷えてて美味しゅうございます。乾杯!
おつまみはポキとポテサラを頂きました。お昼ご飯代わりですが、これくらいあれば師範は十分です。 飲み物はレモンサワー 500円です。ここのレモンサワー、美味しいんですよ。
もちろん「安ワイン道場」ですからワインも頂きます。
グラスワインは、ワインサーバーから提供されるスタイルで、白と赤それぞれ3種類セットしてありました。
お値段は全て1杯500円です。
それでは、白と赤、1種類ずつ頂きます。
名称 | Ampakama Torrontes 2023 アンパカーマ トロンテス 2023 |
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生産者 | Casa Montes カーサ・モンテス |
価格 | 500円 (Glass) |
購入店 | pupuMARUCO |
白のラインナップは、米国のシャルドネ(ベリンジャー)と、ポルトガルのビーニョ・ベルデ、そしてアルゼンチン産のこのトロンテス。
mishikaさんと相談して、一番無難そうなこのトロンテスを選ばせて頂きました。道場初稽古の造り手です。
色は結構濃いめのレモン色でしたが、香りはどちらかというと弱め。それでも芳香系品種らしい花のような感じはあったように思います。
味わいは思いのほか酸味しっかり。色からしてもっと甘いのかと思いましたが、ちょっと意表を突かれた感じです。
「トロンテス=華やかで甘め」だと思っていましたが、このワインはかなりシリアスでドライです。
ラインナップ的にも、ドライ路線は横のビーニョ・ベルデだと思ったんですよね。
点数 | 72点 |
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名称 | Habla la Tierra 2021 アブラ・ラ・ティエラ 2021 |
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生産者 | Bodegas Habla ボデガス・アブラ |
価格 | 500円 (Glass) |
購入店 | pupuMARUCO |
赤のラインナップは、ボルドー産とポルトガル産、そしてこのスペイン産。
赤もmishikaさんと相談して、これが一番無難そうということで選ばせて頂きました。
こういう文字だけのそっけないラベル、もしかすると自然派?という危惧もありましたが、
mishikaさんがテイスティングされて「大丈夫」とのことだったので安心して頂きます。
外観はしっかりと濃い紫色です。品種はテンプラニージョとカベルネ・ソーヴィニョンとシラー、とのことだったと思います。
香りはスペイン産の赤らしく、熟したベリーに加えてちょっとヤニっぽさがあります。
味わいは、渋味も甘味も酸味もありますが、なんとなく全体にまだ固さが残っている印象がありました。
とはいえ、お店で500円のグラスワインとしては十分合格点なワインだと思いました。
今後、mishikaさんもワイン選びに加わる可能性があるとのことで、きっとここに南アフリカ産のワインが並ぶことでしょう。
点数 | 74点 |
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最後に焼酎(MUGY)のソーダ割り 600円なんかも頂いています。ワイン酵母を使った焼酎とのことでしたが、
麦焼酎なのに芋焼酎のような香りがありました。
結局1時間半近くおじゃまして、お会計は3,000円ちょっとでした。
家の近くにこんな立ち飲み屋さんがあれば良いなぁ、と思いましたよ。
■note 33本目。立ち飲みは「足腰タイマー」からアラートがあがるので安心です。
代々木八幡で楽しい立ち飲み・・・pupuMARUCO
せっかくなのでもう一軒行っちゃいます。 代々木八幡駅からは小田急線で1本のワインステーション+。 どちらも駅の目の前にあるので、雨が降っていても気にならないのが強みですねぇ~
・・・とはいえこちらも雨のせいか入店した時点ではお客さんは師範一人。
駅長と
マキさんを独占することができました。
明るいうちからグラスワイン、稽古して参ります!
名称 | Sutherland Elgin Valley Sauvignon Blanc 2023 サザーランド エルギン・ヴァレー ソーヴィニョン・ブラン 2023 |
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生産者 | Thelema Mountain Vineyards セレマ・マウンテン・ヴィンヤーズ |
価格 | 1,500円 (1.5 Glass) |
購入店 | ワインステーション+ |
一杯目、「美味しくてお手頃価格の白をお願いします」と注文させて頂きました。
このお店では特別に、かどうかは知りませんが、グラスワインの量を1.5倍にして頂いています(お値段は1.3倍くらい)。
というのも、種類をいろいろ飲んじゃうと更新が面倒ですからね。
駅長曰く『「少なめで」というお客さんは多いけど「多くして」という人は珍しい』そうです。
確かに、普通はいろいろ飲みたいよね。
さて最初に出して頂いたのは南アフリカのソーヴィニョン・ブランです。
イベントで日本のソーヴィニョン・ブランを頂いてきたので、良い検証になります。
外観は、この品種としてはしっかりめのレモン色です。
香りは、この品種に特徴的なハーブっぽい青さは控えめで、もう一方の特徴であるトロピカル・フルーツ感が強めです。
味わいも、キリっと尖った酸味は無くて、どちらかというと柔らかい印象、
お昼に稽古した日本のソーヴィニョン・ブランとは明らかに傾向が異なります。
『ほら美味しいでしょ?』と聞かれて「はい美味しいです」と答えざるを得ない、
万人ウケするソーヴィニョン・ブランだと思いました。こういうのを1.5倍量でたっぷり楽しむのが良いんですよ。
点数 | 81点 |
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料理は1品だけ注文していて、ヤングコーンの春巻き 1,200円です。 季節感があって良いですね。造って頂いたマキさん曰く『ヤングコーンは髭を楽しむ野菜です!』とのことで、 髭も一緒に巻いて揚げられています。確かに、より風味が増して美味しいんですよ。 だったら、と思って下に敷かれた皮も食べようとしましたが、さすがに固くてダメでした。これは飾りです。
名称 | Stellenrust "Old Bush Vine" Cinsaut 2021 ステレンラスト "オールド・ブッシュ・ヴァイン" サンソー 2021 |
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生産者 | Stellenrust Wines ステレンラスト・ワインズ |
価格 | 1,600円 (1.5 Glass) |
購入店 | ワインステーション+ |
次のワインは「軽めの赤で」とお願いしました。
すると駅長から『ではブラインドでお出しします。品種、産地、ヴィンテージを当ててください』と提案されました。
もちろん受けて立ちますよ。安ワイン道場師範、腐っても1万本以上稽古してきていますから、当たらないはずがありません。
まず外観から。やや薄めで、赤みのある紫色です。ははぁん、こりゃピノ・ノワールに違いないでしょう。
香りは、ピノ・ノワールにしてはちょっと野性味があるというか、グルナッシュのようなガリーグ的雰囲気を感じますが、
南アならそういうのもありでしょう。味わいも、ピノ・ノワールにしてはやや渋味が強めですが、南アなら(以下同文)
というわけで師範のファイナルアンサーは「ピノ・ノワール、ステレンボッシュ、2020年」でしたが、
正解は「サンソー、ステレンボッシュ、2021年」でした。
品種は置いといて、産地は正解/ヴィンテージはニアピンなので、ほぼ正解と言って良いのでは無いでしょうか!
点数 | 79点 |
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名称 | Kleine Zalze "Vineyard Selection" Pinotage 2020 クライン・ザルゼ "ヴィンヤード・セレクション" ピノタージュ 2020 |
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生産者 | Kleine Zalze クライン・ザルゼ |
価格 | 1,300円 (1.5 Glass) |
購入店 | ワインステーション+ |
さて気を取り直して赤をもう1種類頂きます。注文は「濃い赤でお願いします」です。
こちらも品種を隠してサーブして頂きました。
なんというか、こういう無邪気なプラインド・テイスティング、楽しいよね。
そしてそれなりに頭を使うから、こうやって後で文章にする際にも思い出しやすい気がします。
色は、黒に近い紫色でした。
香りは、間違いなくカベルネ・ソーヴィニョンだと思ったんだよな。カシスのような果実の香りがしっかりあって。
でも、よく考えればピーマンは居なかったかも知れません。
味わいは濃くて渋味がしっかりです。味わいの雰囲気からも間違いなくカベルネ・ソーヴィニョンだと思ったわけですよ。
正解はピノタージュでした。えぇ~、全然イメージ違うじゃん!です。
品種ってわかっているようでいてわからないわけですな。
特にピノタージュは、まるでロゼみたいな軽い物から、まるでコーヒーみたいな濃いものまでいろいろですからね。
点数 | 82点 |
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名称 | De Krans Cape Tawny Limited Release N.V. デ・クラン ケープ・トゥニー リミテッド・リリース N.V. |
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生産者 | De Krans デ・クラン |
価格 | 1,100円 (Glass) |
購入店 | ワインステーション+ |
当初は3杯でやめておくつもりだったんですが、なんとなく甘口のものが飲みたくなったわけですね。
そこで「甘口ワインをお願いします」と注文したところ、駅長がセラーをごそごそやっている間にマキさんから
『このポルトはいかがですか?』と提案して頂きました。甘けりゃなんでも良いんです、それでお願いします。
このワイン、飲んでいる時は全く普通にポルト(ポルトガル産)だと思っていたのですが、実際は南アフリカ産なんですね。
香りにはちょっとだけ若いルビーポルト的な青さがありますが、全体的にはカラメルやナッツの香りが支配的で、熟成感があります。
味わいは注文通りの甘口です。「甘いは正義」でございます。
最後の甘口で、きっちり仕上がらせて頂きました。やっぱり南アフリカのワインが売りのお店だけあって、ポルト的なワインも南アフリカ産でした。
統一感があって大変よろしゅうございます(最近はシャンパーニュも置いているみたいですが)
点数 | 80点 |
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午後5時くらいには、店内はステキ女子で満席になりました。駅長&マキさんに『師範は福の神だ』などと言われておりましたよ。
そんなワインステーション+さんでの一人飲み、お会計は7,000円弱でした。またフラッと伺いますね。
■note 34本目。ワイステさん、ずいぶんご無沙汰していたけど、やっぱり行くと落ち着きますね。
電車で行ける南アフリカ・・・豪徳寺「ワインステーション+」
本日ロピアで、アサヒのビールザ・ビタリストの6本セットを買いました。お値段税別1,020円也。 アサヒのビールをまとめ買いするのなんて、道場始まって以来かもしれません。 それくらい気に入りました。
このビール、しっかり苦くてしっかり余韻があって、なんとなくIPAっぽさがあります。
プレミアムじゃない、普通のビールの価格でこれを実現しているのはさすがだと思いますよ。
他にはサントリーのTokyo Craft IPAくらいじゃないかな?
アサヒビール、大学時代に一緒に演奏したサークルの後輩が勤めていたんですが、彼は数年前に早逝しました。
「ドライだけじゃなくて濃いビールも造ってよ」って半分冗談でお願いしていたんだけど、ちゃんと造ってくれましたね。
名称 | Lucia Selección Monastrell 2023 ルシーア セレクシオン モナストレル 2023 |
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生産者 | Bodegas Alceño ボデガス・アルセーニョ |
価格 | 1,208円 |
購入店 | オーケー みなとみらい店 |
本日のメニューは、夏らしい気候になったのとトマトやキュウリが安くなったので棒棒鶏。
副菜は、ロピアで買ってきたキャベツメンチカツと、棒棒鶏に使う鶏肉の茹で汁を出しにした玉子スープ。
ワインは、オシャレなラベルのスペイン産をチョイスしました。
この銘柄と一緒に買ったシャルドネとは稽古済みで、結構好印象でした。
色はしっかりと濃くて、若々しい紫色です。
香りも濃いですね。凝縮感のある熟したベリーの香りがガツン!と来ます。
味わいは、めっちゃ甘いです。糖度を図ると9.1、9を超えると道場では甘口ワインと認識しますので、これは赤の甘口です。
酸味は控えめなので、甘さがとても目立ちます。
決してバランスが良いとは言い難いけど、香りのボリュームは立派だし、「甘い=美味い」という原始的な嗜好にフックするので、
個人的には評価が高いです。でも、料理に合わせるには甘すぎるわな。
点数 | 77点 |
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久しぶりに2日連続休肝日明けの食前酒は、スプリング・ヴァレーの芳醇ラガー496。
先月のJAPANエール香と同じシリーズです。<
これ、缶に書かれているようなクラフトビールかどうかは置いといて、キリンらしいきっちり美味しいラガーです。
変な名前付けなくて「キリンラガー・プレミアム」で良いんじゃないっすかね?
名称 | Bourgogne Chardonnay 2023 ブルゴーニュ シャルドネ 2023 |
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生産者 | Louis Latour ルイ・ラトゥール |
価格 | 2,398円 |
購入店 | うきうきワインの玉手箱 |
本日は師範代が飲み会、長女次女は夕食の用意不要、ということでそれぞれの夕飯になりました。
師範が自分向けに用意したのは、カツオの叩きの和風カルパッチョ、レタスと春キャベツとトマトのシーザーサラダ。
後半は早く帰ってきた長女が作った焼きロメイン・レタスとベーコンのサラダです。
選んだワインは正統派のブルゴーニュ産シャルドネ。
この銘柄の2022年産とは、鎌倉のレストランで稽古済みで、そのインポーターはアサヒビールだったんだけど、
2023年産のこれはエノテカ。変更されたのかな?
色は、結構しっかりしたレモン色で、さすがブルゴーニュな感じですが、ワインのアシの長さはまぁ普通な感じです。
香りは、まるでシャブリなミネラル感。え?このACブル、南部ブルゴーニュの産だと思ってたけど北部なの?って困惑します。
味わいで顕著なのは、ブドウの皮をゴシゴシしごいたような苦味。なるほど~そう来たかぁ。
いわゆるブルゴーニュの白に期待するワインでは無く、もっと北の、シャブリに近いあたりの雰囲気を感じます。
地球温暖化で、ワインの産地がだんだん北に移動している、という話を聞きます。
このワインもかなり北っぽい雰囲気。でも現時点では熟度が足りないので、皮の要素を多めに引き出しました、って感じな気がしました。
小瓶保存した翌々日、雰囲気がかなり南下or軟化したというか、カリカリに尖った感じがいくらか和らいだ印象があります。 やっぱりブルゴーニュは飲みどきが難しいねぇ
点数 | 74点 |
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リンク |
Bourgogne Chardonnay 2023 [Louis Latour] 2,398円 |
毎年この時期恒例の身体データ捏造計画、目標は例年通り「人間ドックまでに60kg以下を達成」にしました。
それに向けて、無職の今年はスポーツジムに通い始めました。概ね週3回、1回で筋力トレーニング1時間とスイミング&水中歩行1時間。
これだけやれば体重なんて簡単に落ちるだろう、と楽観視していたわけですが・・・全然減らずにむしろ増えた
わけでございます。やっぱり情報公開しなきゃ体重は減らないと確信しました。
・・・というわけで、今年もディスクロージング・ダイエット始めます。
人間ドックの日程未定なので終了日未定ですが、
おおむね7月前半までの2ヵ月で4kg落とす、という例年より高いターゲットを設定しています。
今後毎週火曜に進捗をご報告します。達成できなければ笑ってください。
体脂肪率の数値は、体重計が古いので参考程度です。
こちらが、師範が週3回通っているメガロス横濱天王町。「横浜最大級」がうたい文句で、
たくさんのトレーニングマシンや25m×8コースのプール、
プールサイドにはジャグジーとミストサウナがあって、浴室にはサウナと水風呂・・・大変充実した設備です。
利用料金は、平日と土曜の日中(~16:30)のみという爺婆プランで月額8,880円。
これだけ投資して痩せないとはどういうことだ!?
本日は、次女の大学サークルのイベントで、浅草東洋館で日本舞踊を披露するとのこと。
それを見に、師範代と浅草まで繰り出しました。
浅草は人出の半分以上、というか大半が外国人みたいな感じでした。
昔、我々が東南アジアの街に遊びに行ったとき、その安さと気軽さにビックリしていた、
そういう感じがしましたよ。
浅草のことはよくわからないので、ツイッターで『浅草らしい美味しいお店』の情報を募ったところ、たくさんのご紹介を頂きました。 ありがとうございます! せっかくの情報なので、Googleマップにまとめております。浅草方面で美味しいお店が知りたくなった場合、 ぜひご活用下さい(画像クリックでマップに飛びます)
そんな大量の情報の中、3名の方からお薦め頂いたのがこちらの洋食 ヨシカミというお店。
実は師範はちゃんとした「洋食」というのを食べたことが無かったので、この店に決定させて頂きました。
普段は行列が出来るようなお店のようですが、午後4時前という伺ったタイミングが良かったのか、ほぼ待たずに入れました。
店内は、手前にはオープンキッチンとカウンター席+テーブル席、奥にテーブルが並んだダイニングがあります。
師範ら2人はカウンター席の一番端、調理する皆さんの動きがよく見える席に案内して頂きました。
それほど広くないキッチンにたくさんの料理人の方がいて、とても手際よく調理されていました。
焼き飯を炒めるフライパンの動きとか、見ていて感心するくらい洗練されていましたよ。
師範代と二人でシェアすべく、まずはサラダから。
・コンビネーションサラダ 1,100円
マヨネーズとビネガーで和えたレタスとセロリとキュウリ、その上に缶詰のアスパラやトマトなどが乗っています。
みるからに「昔ながらのサラダ」ですね。特に缶詰のホワイトアスパラガスは超久しぶりに食べたな。
師範の注文がこちらです。
・ビーフカツレツ 2,800円
関西では一般的と言われるビフカツ、初めて食べました。
牛ヒレ肉が使われていて、とても柔らかく頂けます。
デミグラスソースが濃厚で香りが強いので、黙って食べれば豚のヒレカツと思っちゃうかもです。
名称 | Rouge de France "Select" N.V. ルージュ・ド・フランス "セレクト" N.V. |
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生産者 | J.Moreau & Fils J.モロー&フィス |
価格 | 2,000円 (Half : お店価格) |
購入店 | 洋食 ヨシカミ |
安ワイン道場師範ですから、もちろんお飲み物はワインです。
グラスワイン(680円)もあったのですが、ここは優雅にボトルでいきましょう。
リストには「ハウスワイン ハーフボトル レッド/ホワイト」とありましたが、もちろんここは赤でしょう。
フルボトルだと、「ブルゴーニュ シャルドネ(白) ブルゴーニュ ピノ・ノワール(赤) ボルドー(赤)」があって、
デキャンタが2,900円、ボトルが5,600円でした。やっぱり洋食といったらフランス産なんですね。
さてこのワイン、ビールなんかと同じ温度の冷蔵ケースに入れられているようで、冷え冷えで出されました。
色は濃くなく薄くなくの紫色です。
香りは、冷えている割にはしっかりとベリーっぽい香りと、青畳っぽい南仏風の香りを感じます。
味わいは、渋味も甘味も酸味も控えめ。ただバランスは悪くなく、上手に小さくまとまっています。
洋食屋さんで出されるワインとして、必要な要素はちゃんと持っていると思います。
料理に対して、合う合わないで言えばニューワールド産の方が良さそうですけど、
やっぱりここの世界観には「ワインと言えばフランス産」の方が似合う気がします。
点数 | 70点 |
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師範代の注文はこちらです。
・タンシチュー 3,200円
とても柔らかく煮込まれた牛タンが、濃いめのシチューに入れられています。
デミグラスソースはビーフカツレツにかかっていたのとベースは共通な感じがしました。
大変濃厚なので、パンにつけて食べると絶品です。
そのパンがこちらです。
・トースト 350円
まぁトーストに350円というのはなかなか強気な価格設定だと思いますが、それも含めて洋食文化ということでしょう。
トータルのお会計は9,450円でした。 一品一品は決して安くないんですけど、税込みだしサービス料もかからないので、 しっかり食べてワインもハーフを飲んで2人で1万円以下ですから、食後感としてはリーズナブルに感じられました (飲食費の感覚がバブっている、という可能性もあります)
食後、舞台の開演までは時間があったので、散策しながら浅草寺にお参り。 浅草のこのあたり、開放的な飲み屋がたくさんあるので、大変楽しげですね。 師範代は和装関連のお店に興味を持ってました。
浅草寺で引いたおみくじの結果がこちら。なんと師範と師範代、まったく同じ番号でした。 そりゃ夫婦ですから、将来の運命が同じなのは道理かと。 凶の一つ上の「吉」、そして四苦八苦の四十九番、病気に気をつけながら暮らして参ります。
次女が日本舞踊を披露する会場がこちらの浅草東洋館。 最初右側の演芸ホールに入ろうとしたら「東洋館は右手のエレベーターです」と教えて頂きました。 田舎者はいろいろ勝手がわからんとです。
本日の舞台、主体は学生落語の発表会で、その色物として日本舞踊が組まれている、という仕立てです。 学生落語、初めてちゃんと聴きましたけど面白かったですよ。 あと、落研出身者とか、喋りがうまくて声が通るので、営業職とかコンサルに向くだろうな、なんて思いながら聴いておりました。
こちらが日本舞踊の発表。踊りの上手い上手くないは全く分からないのですが、よく頑張りました。
舞台の後、次女はおなかがすいていて、師範と師範代はそうでもなかったので、軽く天麩羅を食べに行くことにしました。 向かったのは、こちらもツイッターで教えて頂いた天麩羅 秋光というお店。花やしきの隣にあります。
店内は1階と2階に分かれていて、1階は調理場とカウンターとテーブル席、2階はテーブル席のみ。 我々は2階席に案内して頂きました。1階は外人さんでいっぱいでした。凄いなぁ、インバウンドの勢いは。
なにはともあれまずは瓶ビール(大) 800円を頂きます。
スーパードライもありましたがここはサッポロの赤星でしょう。大瓶なのも嬉しいですね。
ちなみに、ワインもグラスワインの他、日本ワイン(かみのやまメルロー)とかヴーヴクリコのボトルなんかもありました。
でもさすがにここからボトルワインを頼む元気はありませんでした。
3人の注文は以下です。
・師範:天丼 (ロ) 2,450円
・師範代:天丼 (イ) 1,840円
・次女:天丼すみれ 2,100円
家で揚げる天ぷらも美味しいのですが、やっぱりお店のものは香りの香ばしさが違います。
特に穴子は自宅じゃ揚げないっすよね。
浅草らしい夕食を食べることが出来てハッピー、そしてとてもおなかいっぱいになりました。
ちなみに、ご飯の量やタレをカスタマイズすることができます。今回は師範代みたいにご飯少なめしてもらうのが正解でした。
お会計は、天丼3つとビール1ホントで7,190円。そんな浅草を楽しんだ1日でした。
■note 31本目。あくまで「ツイッター(現X)」と書きたいお年頃です。
ツイッター(現X)で情報収集して浅草の名物料理を・・・「洋食 ヨシカミ」と「天麩羅 秋光」
本日のアペロは、最近発売されたヱビスの「マリアージュブラン」。こういう新商品を見かけるとつい買っちゃいます。
まんまとビールメーカーの戦略に乗せられています。
缶に「白ワインのような華やかな香り」とかかれているけど確かにその通り。
ゲヴュルツを使ったクリーンな自然派ワインの香りがしっかり感じられます。
300円近いお値段は手を出しづらいけど、一度は飲んでみる価値があるビールです。
名称 | Neipperg Collection Bordeaux 2014 ネイペルグ・コレクション ボルドー 2014 |
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生産者 | U.D.P.R (Ch. Canon la Gaffelière) U.D.P.R (シャトー・カノン・ラ・ガフリエール) |
価格 | 1,925円 (スーパーセールで50% Off) |
購入店 | 銘醸ワイン専門 CAVE de L NAOTAKA |
本日の夕食も師範代と二人だけ。最近こういう機会が増えてきました。子供たちもだんだん巣立っていくんですね。
そんな老後みたいな食卓ですが、メニューは豪州牛のステーキ。
副菜は大根ツナサラダ(w/半熟卵+ミニトマト)、海藻サラダ。まだまだ老け込むわけにはいきません。
選んだワインは、楽天スーパーセールで半額だったボルドーの赤。ネイペルグ伯爵の手によるワインですね。
品種はメルロー80%、カベルネ・ソーヴィニョン20%、ボルドー右岸的な品種構成です。
外観は、濃いめの紫色ではあるのですが、エッジにわずかにレンガ色が見えて、熟成が感じられます。
香りは、まずそのボリュームが素晴らしいです。スーパーレジェーロの特大ボルドーグラスに注いでも、
グラスのふちに鼻を近づけるだけでフワーっと香ってきます。ドライプルーンのような凝縮感のある果実の香りに、
ローズマリーのようなハーブ、焦がした木、なめし皮、キノコ。複雑で妖艶な香りが感じられます。
味わいは、抜栓してすぐの冷えた状態だとちょっと痩せた印象がありましたが、時間が経つとまとまりが出て来ました。
これは間違いなく「良いボルドー」です。
通常価格は3,000円を超えていますが、それでも買う価値アリです。
値段が安いのは「ACボルドー」という広域アペラシオンだからだと思われます。
名前に拘らない方には強くお勧めします。
小瓶保存した4日後再稽古・・・ていうか、小瓶保存の場合は詰め替えの際に空気に触れるリスクはありますが、
以降はほぼ密閉されているので、詰め替え後の日数はあまり関係ない気がしています。
色も香りも、抜栓当初と大きく違いはない感じがします。
味わいは、冷蔵庫保存のため冷えた状態だったので、抜栓してすぐの痩せた状態と同じように感じました。
酸化の要素より、飲む温度の方が味わいに大きな影響を与えるワインみたいですね。
点数 | 85点 |
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リンク | Neipperg Collection Bordeaux 2014 [Ch. Canon la Gaffeliere] 3,850円 |
2025/05/10現在、6本セット送料無料9,900円だと、1本あたり1,650円という破格値みたい。 特にボルドーがお好きな方とか、たくさん使うお店の方とか、こちらを買って損はないと思います。
個性的なラベル(でも中身はちゃんとしています)なお酒をいろいろリリースされている酒日向
さんのプレゼント企画に当選、可愛いシーズーが書かれたラベルの日本酒が送られてきました(写真右側)。
それを祝って、超久しぶりに日本酒の飲み比べを行いました。
左:澤屋まつもと 守破離 山田錦
開けたのはなんと昨年の年末、それ以来ちびちび飲みつつセラーに立てて保存していたのですが、
特に傷んだ感じはありません。やっぱり清酒は強い気がします。
右:もこもこシーズー さけ 純米大吟醸
今回頂いた日本酒がこちら。
優しい乳白色で、ほんのり柑橘系の雰囲気を感じる爽やかな香り、甘さと酸味がほどよい滑らかな味わい。
確かにシーズーみたいな日本酒でした。
商品へのリンク: もこもこシーズー さけ 純米大吟醸 [佐賀県 光武酒造場] 2,860円
名称 | Château Salauze 2020 シャトー・サルーズ 2020 |
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生産者 | Ch. Salauze シャトー・サルーズ |
価格 | 1,064円 (単品価格:2,178円) |
購入店 | うきうきワインの玉手箱 |
本日の夕食は、子供たちが不在で、師範代もちょっと遅くなるということで、師範ボッチ飯。
メニューは、トップバリューの冷凍餃子、イオンで買ってきたチキンサラダ。
そんなんで十分ですよ。
今月自宅稽古初のワインは、ボルドーを選んだつもりだったけど南仏ミネルヴォワ産でした。めっちゃボルドーっぽいラベルですね。
色は、しっかりと濃くて青みがあって、まるでボルドーです。
でも香りは全く異なります。品種はシラー/カリニャン/グルナッシュとのことで、
良く熟れた果実の香りに、南仏らしい黒コショウっぽい香りと、ツンッと刺すような刺激臭があります。
味わいは、見た目ほどの濃さは無くて、渋味は丸く酸味もほどほど、スマートな味わいです。
勝手に期待したボルドーっぽさは無くて、いかにも南仏な香りと、ちょっとあか抜けた味わいのワインでした。
普段飲み用の赤ワインは、これくらいで良いような気がします。
小瓶保存した翌日再稽古。その日に稽古したボルドーの赤と比較すると、 明らかに甘みがあって、明らかに香りは弱くて、明らかに荒っぽい味わいです。 やっぱり比較すると特徴が良く感じられますね。
点数 | 74点 |
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リンク |
うきうき厳選!驚異のフルボディ 極上赤ワイン6本セット 5,478円 Chateau Salauze 2020 2,178円 |
本日は、定例五反田会の第17回。お店は蕎麦五反という蕎麦居酒屋。
師範が上京した時の最初の職場最寄り駅が五反田です。
以前はどちらかというと風俗街のイメージがあった五反田ですが、西口側は再開発が進んで、
若者向きの店が増えてきたように思います。
こちらはそんな五反田駅の西口側にあるお店で、モダンな、というほどでもないけど小ぎれいな店内。
席数は34席、入口脇には立ち飲みスペースがあります。
今回の参加者は下記の皆さんです(登場順)
・とおるの安ワインさん(0次会から一番乗り)
・鉄アレンさん(五反田自体が初)
・安ワイン道場師範(プー)
・ななさん(家で記憶をなくす文豪)
・米柱さん(米の酒に開眼中)
・ayucowさん(後ろ髪)
・DHGさん(ワイン個人輸入でバトル中)
・Mayumiさん(しごでき副支部長)
・あいさん(クレオパトラは最後に登場)
集合時間は6時半ですが、6時過ぎには飲みたくてたまらないメンバーが集まって、お店の立ち飲みエリアで0次会。
リーダーとおる→鉄アレン→師範→ななの順で参加しました。
生ビール 640円は別会計です。席料とかかからないので、気楽に0次会できます。
立ち飲みエリアの横には、いろんな焼酎や日本酒の一升瓶が納められた冷蔵ケースがあり、その一部にワインも置かれています。 この冷蔵ケースで、ワインの部分の写真を撮る人って珍しいだろうな。
時刻はきっちり6時半、席に移って乾杯。 一人だけ既に飲んでいるみたいですが、ななさんが0次会で頼んだ分がまだ残っていたのでこうなりました。
今回は、料理が特選コースで3,400円、それに飲み放題1,800円をつけて頂いております。
最初のお通しは揚げそばです。個人的には、もう少し塩を振ってあった方が好き。
これだけでつまみになると思います。
先付けは4種盛りで、板わさ、枝豆、そば屋のポテサラ、スモークチーズでした。 ポテサラにはいぶりがっこが入っていて美味しゅうございました。 枝豆も、冷凍だと思うけど皮がズルっとせずナイス。他は普通です。
お料理続々登場で、揚げ出し豆腐も出されました。スライスした赤タマネギが良いアクセントだったと思います。
お次は厚焼き玉子。あまりにキレイで焼きムラの無いケーキのような外観、 これはこのお店で焼かれたんじゃないような気がします。味は普通に玉子焼きです。
ビールを2杯ほど頂いた後、「お蕎麦と言えば清酒」でしょう、ということで紀土 KID 純米吟醸を頂きました。 こういう銘柄が飲み放題に含まれているのは嬉しいですね。スッキリきれいな日本酒でした。 他にも〆張鶴 純米吟醸もありましたが、そちらより紀土の方が好みでした。
お刺身は〆鯖とイカ刺です。 〆鯖はおもいっきり酢で〆てあって、アニサキスの心配が全くないレベル ・・・ですが個人的にはもう少し生に近い方が好きです。
名称 | Gran Livenza Brut N.V. グラン・リベンサ ブルット N.V. |
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生産者 | Jaume Serra ハウメ・セッラ |
価格 | (飲み放題込み) |
購入店 | 蕎麦五反 |
「安ワイン道場師範」ですから、もちろんワインも頂くわけですよ。
飲み放題リストには、泡と白と赤、それぞれ1種類ずつ書かれていました。
その泡がこちら。本来はグラスでしか提供されないらしいのですが、『9人みんなで飲みますので』と伝えて、
ボトルごと持って来て頂きました。造り手は「安カバといえば」なハウメ・セッラですね。
ワイングラスではなく、水用のコップで頂きます。
色は・・・よくわかりませんが、薄めの麦わら色だったような気がします。
香りは弱めですが、ちゃんとカバ、ちゃんと瓶内二次発酵っぽい複雑みを感じます。
味わいはやや甘めですが、酸味もちゃんとあるので甘ったるくはありません。
安カバによくある金属を舐めるようなピリピリ感が無いのは良いのですが、それ以上でもない普通のカバです。
ななさんは『シャンパーニュの方が美味しい』とか言ってましたが、そんなん当たり前です。
点数 | 72点 |
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皆さんスパークリングで乾杯。 飲み放題なので本来はグラス交換制みたいですが、別途出して頂いたお店の方のご高配に感謝致します。
次の料理はししゃも焼き。鉄アレンさんが『魚卵は苦手』とのことで1匹師範が貰い受けました。 魚卵、確かにワインとは合わないですね。スパークリングとも全く合いません。日本酒だと大丈夫でした。
名称 | Primi Soli Trebbiano N.V. プリモ・ソリ トレッビアーノ N.V. |
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生産者 | Cielo e Terra チェーロ・エ・テッラ |
価格 | (飲み放題込み) |
購入店 | 蕎麦五反 |
スパークリングがアレだったので、皆さんは既にワインに対する興味を失いかけておりますが、
安ワイン道場師範たるものそういうわけには参りません。
グラスでしか提供されないので、ボトル写真はわざわざ冷蔵ケースに撮りにいきました。
師範にとっちゃこれも「稽古」ですから、そんじょそこらの連中とは安ワインに対する熱意が違います。
さてこのワイン、色はほぼ無色です。香りもほぼ無臭です。味わいもほぼ無味です。
安トレッビアーノって、こういうなんの香りも味もしないものがありますが、まさにこれがそうですね。
ネットにもほとんど情報の無い銘柄ですが、調べたところ造り手は「安イタリアといえば」のチェーロ・エ・テッラ。
どんだけ銘柄持ってんねん!って感じです。
積極的な不味さはないのですが、敢えて飲む価値は見いだせないワインです。
まだ白ワインを飲んでいない皆さんに、
「これはやめておいた方が良いと思います。日本酒を頂きましょう!」とアドバイスさせて頂きました。
一緒に飲んだななさんも同意見だったようです。
点数 | 65点 |
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この白ワイン、こうやって「匂わせ写真」を撮るとエモいですけどね。 中身は無味無臭のトレッビアーノであることを除けば。 ちなみにグラスの数があまり無いらしく、赤ワインがフルート型のグラスで出されたりしました。
料理は鴨ねぎ焼、ちゃんと蕎麦屋の文脈に沿ったメニューが出されていますが、 こういうのって温かい蕎麦に乗ってナンボ、という気もします。
結構皿数の多いコースです。次は天ぷら4種、天種は大海老、鱚、蓮根、しし唐だったと思います。 海老は確かに大きくて立派でした。揚げ方も上手です。 しし唐が↓の赤ワインに合う、と鉄アレンさんが言われていました。なるほどピーマン香のあるワインには合うかもです。
名称 | Primi Soli Sangiovese N.V. プリモ・ソリ サンジョヴェーゼ N.V. |
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生産者 | Cielo e Terra チェーロ・エ・テッラ |
価格 | (飲み放題込み) |
購入店 | 蕎麦五反 |
白はちょっと残念な内容でしたが、臆さず赤も頂きます。
中身はアレとして、飲み放題のワインをちゃんとボトルで用意して、銘柄をリストに書いているのは立派だと思います。
普通はジャグワインを箱からジャー、ですよね。残念ながらそっちの方が美味しい場合も多いですけどね。
色は、結構しっかりした紫色です。香りは、サンジョヴェーゼらしいスミレっぽい果実の香りに加えて、
どことなく黒糖のような甘い香りを感じます。この香りが物議を醸しておりましたが、
もしかすると流通過程にサウナ風呂があったのかも知れません。
味わいは、渋味そこそこで甘味や酸味も弱めですが、ネガティブな感じはありませんでした。
とりわけどうということのワインですが、居酒屋の飲み放題ワインだと思えば合格点を進呈することができます。
他のメンバーは1杯だけに留めておられましたが、師範はおかわりしましたよ。
点数 | 70点 |
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蕎麦と赤ワインが合うか、という問題・・・合わなくはないですが、合わせる必要も無いと思います。 あ、蕎麦自体は美味しかったですよ。さすが看板商品です。
最後にゆずシャーベットが出されてコースの終了です。
お会計は、料理のコースと飲み放題を合わせて5,200円。かなり割安感のある内容でした。
お酒は、ビールと日本酒で通して、最後に焼酎を頂くくらいが良いかも知れません。
■note 29本目。蕎麦屋ではやっぱり日本酒の方が良い、というお話です。
五反田で蕎麦&ワイン・・・蕎麦五反
五反田会恒例の「こさんじゅっぷん会」、要は二次会です。
お店は新時代 五反田西口店。昨年夏にも同様の経過で利用しています。
『この店に行こう!』とリーダーが言い出したら、即座に店に連絡して予約を取るMayumiさん、
この人は"しごできレディー"ですよ。
それでは乾杯。みなさん思い思いの飲み物を注文しております。 師範は抹茶割り、お値段は290円(税別)。 「抹茶割りを飲むと体内のアルコールがリセットされる」ということがメンバー間でまことしやかに言い伝えられていますが、 単なる思い込みだと思います。
料理は、このお店の名物伝串 大ピラミッド21本とか。 伝串は1本50円ですから、この量で1,050円(税別)ですよ。 米柱さんとななさん以外の7人が参加していましたが、 これ以外は梅水晶鬼おろし×2以外は頼んでいないくらい大ボリュームでした。
そんなこさんじゅっぷん会、お会計はトータルで10,000円ちょっと、一人あたりは1,500円。
大変お安くあがりました。
それでは皆様、また次回も書記役として参加しますので、よろしくお願いします。
この期間、九州に帰省しておりました。これから数日かけて順次更新して参ります。
九州帰省 2025春
5月7日:初日分を更新
5月8日:二日目分を更新
5月10日:三日目分を更新
5月11日:四日目分を更新して全編更新完了
本日の夕食は子供たちが不在なので、師範代と二人でご近所ディナー。 向かったのは、保土ヶ谷駅西口商店街にあるキクバルというイタリアン・バル。 最近ご近所情報に詳しくなった師範代が聞きつけてきたお店です。
店内は、4席のテーブルが4つと2席のテーブルが2つ、カウンターが4席。 そこをシェフとサービスの女性2人で回しておられます。 17:30に開店してすぐからお客さんが続々入ってこられて、なかなかの繁盛店だとお見受けしました。
最初のお通しはウフマヨ。カラスミの粉がかかっているのかな、濃厚な味わいでした。
名称 | Attuale Spumante Pas Dose N.V. アットゥアーレ スプマンテ パ・ドゼ N.V. |
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生産者 | Terre Cevico テッレ・チェヴィコ |
価格 | 700円 (Glass) |
購入店 | キクバル |
ワインリストには、泡が3種、白が9種、赤が8種。それ以外に、黒板におすすめワインが書かれていて、
この日は白1種、赤3種。全部で24種。この規模のお店としてはかなり品揃えは多い方だと思います。
そのうち1/3くらいがグラスで注文出来て、お値段はどれも1杯1,000円以下。
だったらグラスでいろいろ頂いた方が楽しいので、まずはスパークリングから頂きました。
キッチンで注がれて出されたのでボトルの写真は撮り忘れておりますが、
ご覧のようにかなり量たっぷり、まずそれだけでニッコリです。
中身は、色も香りも味わいも薄くていわゆる軽いスプマンテなのですが、
ビール代わりにはこれで十分ですよ。
後で調べたら、造り手は「イタリアで安い泡といえば」のテッレ・チェヴィコ、
インポーターは「イタリアの安ワインといえば」のモンテ物産でした。
強いなぁ、このタッグは。
点数 | 70点 |
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グラスワインの量が多めですが、料理の量も多めです。
・前菜盛り合わせ5種 1,900円
奥から時計回りに、自家製ジャンボン、マグロのカルパッチョ、スパニッシュオムレツ、アジのエスカベッシュ、
真ん中がいぶりがっこ入りポテトサラダです。
一人だったらこれで十分なツマミになるボリューム、そしてそれぞれに味付けがはっきりしていて酒の肴としてナイスです。
名称 | Santa Teresa Frascati Superiore 2023 サンタ・テレーザ フラスカーティ・スペリオーレ 2023 |
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生産者 | Fontana Candida フォンタナ・カンディーダ |
価格 | 800円 (Glass) |
購入店 | キクバル |
白は、お店の方に『香りの良い白はどれですか?』と相談したところ、
どちらもラツィオ州の白を2本提案して頂きました。
白は2杯くらい頂くつもりだったので、結局両方注文することにして、
まずは相対的に軽そうなフラスカーティからお願いしました。
色は、やや緑を感じる若いレモン色です。
香りのボリュームは弱めで、スッキリさわやかな柑橘系の香りが主体です。
味わいもスッキリ系ですね。甘さ控えめ、酸味は中程度、後味に軽い苦味が残ります。
フラスカーティって水のようなワインが多いと思っていましたが、
このワインは水よりは濃い感じで、食事に合わせるのにちょうど良いバランスだと思いました。
点数 | 75点 |
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想像より量の多い料理が続きます。
・鶏白レバーのレバ刺し風 1,100円
黒板のお薦めにあったので注文しました。
「レバ刺し風」と書かれていて、1,100円ですよ。普通は数切れくらいだと思うじゃないですか、
それがスキレット1杯分出されました。ごま油とニンニク醤油で頂く白レバー、これ1つでワイン1本飲めますよ。
名称 | Sospiro 2022 ソスピーロ 2022 |
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生産者 | Gaffino ガッフィーノ |
価格 | 900円 (Glass) |
購入店 | キクバル |
もう1本のお薦め白がこちら。ワインリストにはちゃんと品種が書かれていて、
こちらはマルヴァジア・ヴェルデらしいです。
注文したワインの大半はモンテ物産が輸入したものでしたが、
このワインだけ「Bello Tecchio (ベッロテッキョ)」という初見のインポーターでした。
色はやや緑を感じる若いレモン色、香りのボリュームは弱めでスッキリさわやかな柑橘系、
味わいは甘さ控えめ/酸味は中程度/後味に軽い苦味・・・って前のワインと全く同じことを書いております。
己の分析能力の低さにめまいがする思いです。
並べて飲めばそれなりに違いは分かったのかもしれませんが、続けて飲むと同じワインを飲んでいる感じでした。
これらは確かにどちらを薦めるか悩む2本ですね。
点数 | 75点 |
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今回、一番グッときた料理がこちら。
・牛カルビときのこのガーリックライス 1,200円
ステーキ屋で出されるパラパラしたガーリックライスじゃなくて、
リゾット風のガーリックライスです。
ややジャンキーな味わいながら、病みつきになる美味しさでした。
名称 | Villa di Mare Merlot N.V. ヴィッラ・ディ・マーレ メルロー N.V. |
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生産者 | MGM (Mondo del Vino) MGM (モンド・デル・ヴィーノ) |
価格 | 700円 (Glass) |
購入店 | キクバル |
赤も2種類くらい注文するつもりで、まずは軽そうな方から選ぶことしてシチリア産のメルローを。
ちなみにこのお店、スパークリング以外のグラスワインもかなり量がたっぷりで、多分120mlくらい注がれていると思います。
それを5杯頂いたら600ml、結構いい感じに出来上がっちゃいますよ。
色は、メルローらしくちゃんと濃い紫色です。
香りは「ザ・果実香!」ですね。メルローらしい黒系ベリーの香りがしっかりと感じられます。
白がどちらかというと香りおとなしめだったので、この香りのボリュームはちょっと嬉しくなりました。
味わいは、想像した通りやや軽めな感じ。でも軽すぎることなく普通に楽しめます。
北のメルローにありがちな湿った感じは無くて、南のメルローらしい明るく陽気な香りと味わいでした。
やっぱりシチリアのワインはハズさないっすよね。
点数 | 77点 |
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パスタも頂きます。
・イカと筍のペペロンチーノ ~マグロのカラスミがけ~ 1,500円
黒板には「ホタルイカ」と書かれていたのですが、ホタルイカは入荷が無かったみたいで、
『アオリイカかエビ、どちらかになります』とのことだったのでアオリイカを選びました。
パスタはプリップリのアルデンテ、このお店のシェフは上手ですね。
名称 | Rosso Conero "San Lorenzo" 2022 ロッソ・コーネロ "サン・ロレンツォ" 2022 |
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生産者 | Umani Ronchi ウマニ・ロンキ |
価格 | (Glass : 通常850円) |
購入店 | キクバル |
最後は濃そうな赤を頂く予定で、お薦めの黒板に品種が「モンテプルチアーノ」と書かれたワインを注文しました。
出されたワインの造り手は、安ワインの名手ウマニ・ロンキ。
この銘柄は22年前にも1999年産と稽古していますが、ラベルもボトルも全く変わっていますね。
色はしっかりと濃い紫色です。香りは・・・明らかに濡れた段ボールがいます。あちゃー、これはブショネだわ。
諦めて飲むかとも思ったんですが、師範代に『指摘した方が良い』と言われたので、お店の方に
「すみません、これブショネではないですか?」と怖れながら申し上げました。
お店の方は『ごめんなさい、確認していませんでした』ということで、同じ銘柄の別のボトルも開けられたのですが
『同じ感じで、いつものこのワインとは違います』とのこと。2本ともコルクが原因でブショネ、ということは考えづらいので、
ロットごとTCAに汚染されていたのかも知れません。
・・・というわけで、このワインは香りを嗅いだだけで飲んでいません。
2本目もブショネだったかはわかりませんが、同じものを再度出すリスクを避けられたのかも知れません。
点数 | --点 |
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赤ワインに合わせて肉料理も頂いております。
・山形豚肩ロースのグリル 2,200円
これまた大量です。そして、肉自体は美味しいのですが、個人的にはもう少し火をいれないくらいの焼き加減が好きです。
でも豚ですからね、しっかりと火が入っていないと嫌な方も多いでしょうから、一見さんにはそうするべきとも思います。
名称 | Montepulciano d'Abruzzo "Bianchi" Selezione Organic 2023 モンテプルチアーノ・ダブルッツォ "ビアンキ" セレツィオーネ オーガニック 2023 |
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生産者 | Umani Ronchi ウマニ・ロンキ |
価格 | 800円 (Glass) |
購入店 | キクバル |
前のワインがブショネだったので、代わりに提案して頂いたのがこちら。
造り手は同じウマニ・ロンキで、品種も同じモンテプルチアーノ。
産地が違って、サン・ロレンツォはマルケ州ですが、こちらのビアンキはアブルッツォ州です。
また、前のはコルクでしたが、こちらはスクリューキャップです。
外観は、前のワインと特に違いは無いように思います。
でも香りは違います。明らかに健全、ちゃんとベリーの香りと、イタリアらしい人懐っこさを感じる香りがあります。
味わいも、モンテプルチアーノ・ダブルッツォらしいしっかりとした濃さがあります。
シンプルながら、ちゃんと美味しい濃い系の赤ワインでホッとしました。
やっぱり天然コルクはリスクだよなぁ。
熟成ワインはわかりませんが、数年のうちに飲まれるようなワインはスクリューキャップで良いと思うのです。
点数 | 76点 |
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午後7時くらいには、カウンターを含めきっちり満席になりました。
近辺にはこういうお店は他にないですからね。
美味しくて量もしっかりしていますし、繁盛するのは必然だと思いました。
そんな感じの夫婦のディナー、お会計は12,800円でした。
たっぷり量のある料理とグラスワイン、目分量よりもかなり安く感じられましたよ。
■note 30本目。この店、noteにするの忘れてました。抜けがあると気になって仕方がない、めんどくさい性格です。
ご近所の繁盛イタリアン・・・保土ケ谷駅西口「キクバル」