最近気づいた。
この道場は「2000年対応」していない。いやはや全くもって不覚であった。
と言っても、別に2000年になったら見られなくなるとか言うような派手なミスじゃなくて、
ただ単に購入日(とファイル名)
が西暦の下2桁で表示しているんで2000年だと"00"となってなんとなくミットモ無いって程度だけど。
でもなんだか気になるんだよなぁ。思い切って全部修正するか!ってそれも大変だし。
今月からリストを小変更、ワインの輸入業者も明示するようにしました。
凡例
Tramontane Syrah '97 トラモンターヌ・シラー '97 | Maurel Vedeau モーレル・ヴドー | |||
Rouge 赤 | Oc (VdP) オック (ヴァン・ドゥ・ペイ) | Languedoc & Roussillon (France) ラングドック・エ・ルーション (フランス) | ||
\900 | 99/04/11 | 酒のアトリエ 吉祥 | よつや | |
本日師範はお休みだけど師範代はご出勤。というわけで夕食は師範が作ることに。
調理技術に乏しい師範は、やっぱり煮込み料理とかが得意なんで、本日の夕食はカレー。
正直言って、カレーみたいに味も香りも強い食事に合うワインなんて無いと思うし、
なんだかもったい気はするんだけど、肉を煮込むのにはやっぱり赤ワインが欲しいので、
ちょっと可哀相なんだけど選ばれたワインがこれ。南仏のシラー。 そんなに濃くはないけど若く青々しい紫。値段なりのサラッとした雰囲気。 香りはやや弱めだけど、シラーらしい畳のような、"スパイシー"と言われそうな香り。 味は甘い。甘味>苦味>渋味>酸味の順番って感じで、甘さをひときわ感じる。 ここまで甘いと、普通は師範にはToo Muchなんだけど、今日の相手はカレー、 まずまず良いパートナーとなっておりました。 確かにワインは「適材適所」だと感じさせられた一本。 カレーには、高級ワインなんかよりコレのほうがきっと合うと思う。 とはいえやっぱり甘すぎではあるけど。 本日、とある酒屋さんに正体がバレてしまいました。 勝手なこと書きっぱなしですけど、笑い飛ばしてやって下さい。>店主殿 | ||||
67点 | 自宅にて |
Edenhope Shiraz Cabernet Sauvignon Merlot '96 イーデンホープ シラーズ カベルネ・ソーヴィニョン メルロー '96 | St Peters Winery セント・ピーターズ・ワイナリー | |||
Red 赤 | Riverina Region (Australia) リヴェリナ・リージョン (オーストラリア) | |||
\1,180 | 99/03/17 | 酒奉行保土ヶ谷店 | --- | |
オーストラリアで著名な品種シラーズと、
ボルドーの主要品種カベルネ・ソーヴィニョンとメルローを使ったワイン。
混ぜりゃ良い、ってもんじゃないんだろうけど。 色は思ったより薄い、っていうか赤い。縁のほうはオレンジっぽくて、 なんだか熟成したイタリアとかみたいな色。 香りも全く予想外。濃いベリー香を想像してたんだけど、ブルゴーニュみたいなイタリアみたいな、 酸っぱい感じの汗臭いような香りが主体。 味も更に予想外。一番目立つのが酸味。なぁんかとっても年寄りなワインから複雑さを抜いたような、 そんな感じの味わい。 時間が経つと、そこそこマトモにはなってきたけど。 多分劣化してるんだと思う。でもその劣化の具合が絶妙というか、 熟成と紙一重というか。決して美味くはないんだけれども。 | ||||
49点 | 自宅にて |
このお店、ワインはなかなかハズレの無いラインナップだし、
頼みやすい値段のものが多いのは嬉しいけど、あと2割くらい安ければさらに嬉しいなぁ、って感じ。
そんな感じの飲み会でありました。はい。
で結局、トビウオさん持参のBeringerのPortとか、私は飲んだんでしょうか?
なんだかひどく酔っ払ってしまって申し訳わけないっす。
【業務連絡】「門下生第十号」勇太郎氏へ:お勧めのワイン、売り切れでした。
その後打ち上げってことで赤坂見附駅そばのこジャレた居酒屋(店名失念)へ。
友人宅に戻って下のワインを。
そういえばCaliterraのChardonnayも頂いた。感謝感謝。
で、友人一人を連れて自宅(とご近所宅)に帰って飲んだワインが以下。
by
師範
Verdicchio dei Castelli di Jesi Classico Riserva "Plenio" '95
ヴェルディッキオ・デイ・カステッリ・ディ・イエジ・クラッシコ・リゼルバ "プレニオ" '95
Umani Ronchi
ウマニ・ロンキ
写真無し
Bianco
白
Verdicchio dei Castelli di Jesi Classico Riserva
ヴェルディッキオ・デイ・カステッリ・ディ・イエジ・クラッシコ・リゼルバ
Marche (Italia)
マルケ (イタリア)
--- 99/04/27
ワインバー"スッラ・タボーラ" ---
まずは白ってことでかぎさんがチョイス。なんだか頼むもの頼むものことごとく品切れで、
ようやくあったのがこれだったような。
それにしても長い名前だなぁ、「ヴェルディッキオ・デイ・カステッリ・ディ・イエジ・クラッシコ・リゼルバ」。
書き留めてたから良かったものの、酔っ払いには絶対覚えられん。
で、印象は、イヤミなほどではないけどちょっと樽が強めで、
高級感を前面に押し出したタイプのワインだったような…。
話に夢中で、覚えているのはその程度。
(70点) 銀座ワインバー"スッラ・タボーラ"にて
Sodole '96
ソドレ '96
Guicciardini Strozzi
グゥイッチャルディーニ・ストロッジ
写真無し
Rosso
赤
(IGT)
(インディカツィオーネ・ジオグラフィカ・ティピカ)
Toscana (Italia)
トスカーナ (イタリア)
--- 99/04/27
ワインバー"スッラ・タボーラ" ---
次は赤。師範にはまるっきり見ず知らずのワイン、見ず知らずの造り手。
イタリアは奥が深いですなぁ。
で、お味のほうは、なかなか良かったとは思うんですよ。
あいにく香りや味自体はほとんど記憶してないんだけど、
隣にいたたねもりさんが『おいしいですよね、これ』と何度も力説してて、
師範も「そうだなぁ」と納得してたのを記憶しているから。
(75点) 銀座ワインバー"スッラ・タボーラ"にて
…というわけで、皆様お疲れ様でした。
25日(日)
Savigny-les-Beaune 1er Cru "Aux Vergelesses" '95
サヴィニー・レ・ボーヌ プルミエ・クリュ "オー・ヴェルジュレッス" '95
Simon Bize & Fils
シモン・ビーズ・エ・フィス
Rouge
赤
Savigny-les-Beaune 1er Cru
サヴィニー・レ・ボーヌ 一級
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\5,000 99/03/27
ゴトー酒店 ゴトー酒店
特になんかおめでたいことがあった、ってわけじゃないけど、
なんとなく本日の夕食は小ジャレた内容(パンとかチーズとかパテとか)だったんで、
タマには家で高級ワインも良いかなぁと思い、3,000円以上で"破戒"の一本を飲んじゃうことに。
ラベルには"Goto Special Cuvee"と書かれ、また"フィルタがけ無し"とか"新樽"の言葉もあり。
実はこのワインは、二年前に'93を飲んだんだけど、
数人で飲んだんであっという間だったし、
店主曰く『ブルゴーニュに"濃さ"を求めてはいけない。
ブルゴーニュはエレガントさが命。このワインをゆっくり飲むとそれが感じられる。』
ということだったんで、リターンマッチの意味も含めて稽古。
…って、正直言うと飲んだこと忘れてたのね、買う時。
色は、ボトルの外から見ても分かるほど薄い色で、
グラスに注ぐと"濃いロゼ"なくらい薄い色合い。それでもグラデーションというか、
芯の方は濃朱で端のほうはオレンジな感じで、ちょっと熟成したワイン的な色合いではある。
香りはOK。若くないブルゴーニュにありがちな、ゴムというか革というかそういう感じの香りが強い。
味も、最初はとってもOK。
非常に穏やかで、口に入ってくる時は水みたいにスルッと入ってきて、
酸味や渋味のほかやや甘味も感じさせるナカナカ芸達者な感じ。
ところが、グラスの中で時間を置くと、香りのほうはますますお盛んになるんだけど、
味が極度に酸っぱくなる。そんなに年寄りってわけじゃないけど、
そういった変化って熟成したワインっぽいなぁって感じ。
印象自体は前回同様「やや軽めだがきっちりブルゴーニュ」といった雰囲気。
確かにエレガントさという意味では秀逸で、
ブルゴーニュファンにはたまらない雰囲気だとは思うんだけど、
「これが一番!」と思えるほど師範は枯れてないのね。
80点 自宅にて
24日(土)
Riesling '97
リースリング '97
Cellier de la Weiss
セリエール・ドゥ・ラ・ヴァイス
Blanc
白
Alsace Riesling
アルザス・リースリング
Alsace (France)
アルザス (フランス)
\980 99/04/07
"La Cave de Vin やまや" 渋谷店 やまや
なんだか飲み会が続いたので久しぶりの自宅ワイン。
アルザスワインは師範お気に入りなんだけど、昔は1,000円以下でなんか買えなかったよなぁ、
良い時代になったもんだ、なんて思いつつ。
造り手の"Cellier de la Weiss"って、
フランス語とドイツ語の重箱読みで「白の貯蔵庫」ってな意味なんですかね?
いかにもアルザスらしいって感じだけども。
かなり薄い黄色で、香りもとっても薄い。アルザスらしい"華やかな"って感じがあんまりない。
味わいは酸味が中心。別に酸味が嫌いなわけじゃないけど、なんとなくただ酸っぱいだけなのね、
このワイン。
うーん、なんだかアルザスっぽくないワイン。
アルザスって、コケるやつは甘いほうにコケるんだけど、これは酸っぱいほうにコケてる。
60点 自宅にて
21日(水)
本日は、職場に新しく参加したメンバーの歓迎会ということで、職場のメンバー8人で飲み会。
半分自分の趣味もあって「ワインの飲める店にでも行くか!」ってことで選んだのが虎ノ門の
"メランジュ"というお店。
今日は座敷を使えたんで、畳に座ってワインが飲めてなかなかグッド。
頼んだワインが以下。
Morton Brut N.V.
モートン・ブリュット (ヴィンテージ無し)
Morton Estate Winery
モートン・エステート・ワイナリー
Sparkling
発泡
(New Zealand)
(ニュージーランド)
(\4,500) 99/04/21
虎ノ門「メランジュ」 ヴィレッジ・セラーズ
やっぱり最初は泡でしょう、ってことで。このワインが一番安かったし、
ニュージーランドの泡なんて飲んだことが無いので迷わずチョイス。
見た目の泡立ちは結構あるけど、口に含むとそうでもないのはグラスになんか仕掛けがあるのかな?
色的には薄めで、香りも弱めで、味わいも軽め。
師範の好きなスッキリ系ではあるけど、ちょっとスッキリし過ぎというか、
万人に嫌われたくないがため個性を押し殺してしまってような感じ。
スタートとしてはこれで十分ではあるんだけど、もう少し"艶めかしさ"みたいな感じがあれば良いのに。
(69点) 虎ノ門"メランジュ"にて
Gewurztraminer '95
ゲヴュルツトラミナー '95
J. Ziegler
J・ツィーグラー
Blanc
白
Alsace Gewurztraminer
アルザス・ゲヴュルツトラミナー
Alsace (France)
アルザス (フランス)
(\4,300) 99/04/21
虎ノ門「メランジュ」 大榮産業
私のほかにもアルザスファンであるI氏がいたんで、白は迷わずアルザスへ。
以前もここでアルザスのゲヴュルツを飲んで、
なかなか好印象だったし。
色はちょっと濃い感じかなぁ。
香りは、それほどボリュームは感じないもののゲヴュルツ特有のライチの香りが中心。
(ここで"ライチとはなんぞや"って話題で盛り上がったり)
アルザスのゲヴュルツって、下手をするとなんだか甘々なワインもあったりするけど、
このワインはそうでもなくて、やや太目の印象ながらきっちりとアルザスらしさを出していた感じ。
アルザスワインって一般に分かりやすいんで、とっても使いやすいですね。
(74点) 虎ノ門"メランジュ"にて
Montepulciano d'Abruzzo '97
モンテプルツィアーノ・ダブルッツォ '97
Barone Cornaccia
バローネ・コルナッキア
Rosso
赤
Montepulciano d'Abruzzo
モンテプルツィアーノ・ダブルッツォ
Abruzzo (Italy)
アブルッツォ (イタリア)
(\3,700?) 99/04/21
虎ノ門「メランジュ」 稲葉
当然まだまだ飲めそうだったんで、まずはイタリアの赤からチョイス。
メンバーに「樽の香りは好かん」というK氏がいたこともあって、
ストレートに葡萄を感じられそうなワインを。
このワイン、別のランクのものを経験済み。
その時の印象はナカナカだったんで安心して。
…というわけで、まぁ予想通りのワインではありました。
このDOCらしいけどイタリアらしくはない濃い色合いで、
ちょっと桜餅を思わせるような雰囲気の香りで、
酸味がちだけど、それが「酸っぱい」って感じじゃなくて「明るい」って感じの味わいで。
モンテプルツィアーノ・ダブルッツォ、
イタリアには珍しくDOC内でのばらつきが少なくて結構好印象なことが多い。
でもこのワインにさえ「樽くさい」って言うK氏、それは違うと思うぞ。
(72点) 虎ノ門"メランジュ"にて
Ladoix '93
ラドワ '93
Chevalier Pere & Fils
シュヴァリエ・ペール・エ・フィス
Rouge
赤
Ladoi Serrigny
ラドワ・セリニー
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
(\7,300) 99/04/21
虎ノ門「メランジュ」 JAL Wine
自称「あんまり酒に強くない」というI氏の意見もあり、本日のメインはここに持ってきました。
お店の方に『10,000円未満で美味いブルゴーニュを』とお願いして、選んで頂いたのがこれ。
恥かしながらラドワってのがどこのアペラシオンか師範は知らなかったんだけど、
どうもボーヌ地区の入り口あたりらしいですな。
で、このワインの印象的には「極めて真っ当なブルゴーニュ」といった感じ。
それほど強くないけど、木苺っぽい香りと革っぽい香りがあって。
味わいも、全くパワフルではないけど洗練された感じ。
一人一杯のこういう席では弱いというか、脅かしの少ないワインでは有るけど、
なかなか高品質な感じは受けた。
素人衆(って師範もだけど)にもそこそこ評価されていたと思う。
(77点) 虎ノ門"メランジュ"にて
Marques de Grignon Reserva '93
マルケス・デ・グリニョン リセルバ '93
Marques de Grinon
マルケス・デ・グリニョン
Tinto
赤
Rioja
リオハ
Rioja (Spain)
リオハ (スペイン)
(\4,300?) 99/04/21
虎ノ門「メランジュ」 稲葉
当初の企画的には、ここでボルドーあたりを行こうかなぁなんて考えてたけど、
適当な価格(って言うかお手頃な価格)で良さげなボルドーが見当たらず、
かつまだ飲みそうだったんで『なんちゃってボルドー』というか、コストセーブというか、
そういった意味で選んだのがこのワイン。
マルケス・デ・グリニョンは、ヴィンテージは違うものの師範的には
過去好印象だったりするし。
…だけれども、ちょっとこれはまだまだかなぁ、ってのが正直な印象。
テンプラニーヨ特有の田舎臭さというかヤニ臭さというか金属臭さというか、
なんとなく洗練されていない感じが表に出ちゃってて、期待したような"熟成したまろやかさ"
が得られなくて残念。
悪くは無いし、このレベルをボルドーで得るのはちょっと難しいとは思うんだけど…
もう数年寝かせたほうが良さげな感じ。
(72点) 虎ノ門"メランジュ"にて
Glass Mountain Merlot '96
グラス・マウンテン メルロー '96
Markham Vinyards
マーカム・ヴィンヤーズ
Red
赤
Napa (USA)
ナパ (アメリカ合衆国)
(\4,300?) 99/04/21
虎ノ門「メランジュ」 メルシャン
最後のワインは、マーカムが作っててカリフォルニアで安ウマと評判のワインを。
なんだかストレートなワインが飲みたくなったってのもあるし。
想像通りのストレートなカリフォルニア・メルロー。
なんとなく埃っぽいような、古い蔵の中のような香りがして、
味は単純かつ甘苦い雰囲気で。
香りも味も弱くはないんで、物足りない感じってのは無くて良いけど。
ある意味"付け足し"的なワインだったんで、あんまり期待はしてなかったけど、
、もう少し樽の甘い香りがあれば良かったかなぁ。
(70点) 虎ノ門"メランジュ"にて
あと、食事のほうもなかなか凝ってて楽しげではあるけど、
惜しむらくは量がすくないのね。あと2割くらい増やしてくれればさらに嬉しいなぁ。
…といった感じの飲み会でした。
20日(火)
本日も先月と同じく、仕事上つきあいのある会社と飲み会。
参加者の人種的には、日本人、インド人、アメリカ人、ベルギー人、イギリス(ウェールズ)人、フランス人、
ハンガリー人と更に多岐に渡って。
行ったお店は恵比寿ガーデンプレイス内のドイツ風ビヤホール「フェストブロイ」。
この店も生演奏あり。デキシーランドジャズだったんだけど、驚くほど上手い演奏者。
特にバンジョーの人なんて、弦楽器をたしなむ安師範的には驚愕のテクニック。
外人さんも喜んでおりました。
もちろんビールも飲んだけど、当然のごとくワインも頂くことに。
値段の詳細は覚えてないけど、なんだかユーロ建てで買うという変ったシステムで、
どれも3,000円以下程度だったと思う。
Louis Chatel N.V.
ルイ・シャテル (ヴィンテージ無し)
D.L.
D.L.
写真無し
Rouge
赤
Oc (VdP)
オック (ヴァン・ドゥ・ペイ)
Languedoc & Roussillon (France)
ラングドック・エ・ルーション (フランス)
--- 99/04/20
恵比寿ガーデンプレイス内「フェスト・ブロイ」 サッポロビール
フランス人のSさんのチョイスでこれを。
とりあえず一人一杯程度だし、かつ冷えてしまってるんであんまり詳しいことは分からないけど、
香りはまずまずの雰囲気だけど味わい的には薄っぺらだったような。
裏書きには「カベルネ・ソーヴィニョンとメルロー」なんて書いてあったけど、
師範にはグルナッシュとかムルヴドールみたいな南仏系品種の雰囲気が強く感じられた。
腹も立たんが喜びもしないワイン。
(63点) 恵比寿ガーデンプレイス内「フェスト・ブロイ」にて
Ch. Valrose '96
シャトー・ヴァルローズ '96
Ch. Valrose (Cordier)
シャトー・ヴァルローズ (コーディア)
写真無し
Rouge
赤
Bordeaux Superieur
ボルドー・シューペリュール
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
--- 99/04/20
恵比寿ガーデンプレイス内「フェスト・ブロイ」 サッポロビール
フランス人のSさんに敬意を表して、まともそうなボルドーワインを(と言っても安ワインだけど)。
師範は白もイキたいなぁって気分だったけど、Sさん曰く
「赤と白を交互に飲むのはよろしくない」とのことだったんで。
やっぱずいぶん違います、前のワインとは。
さすがにまろやかさなんてものはないけど、やや樽を感じて、それとなく高級感アリ。
Sさんも「やっぱこっちがエエわ」と申されてました。
「Cordier」ってのは超大手のネゴシアンだと思うけど、やっぱり安心感がありますね、こういう席では。
(70点) 恵比寿ガーデンプレイス内「フェスト・ブロイ」にて
Marques de Riscal Reserva '94
マルケス・デ・リスカル "レセルバ" '94
Marques de Riscal
マルケス・デ・リスカル
写真無し
Tinto
赤
Rioja
リオハ
Rioja (Spain)
リオハ (スペイン)
--- 99/04/20
恵比寿ガーデンプレイス内「フェスト・ブロイ」 サッポロビール
これは師範がチョイスしたワイン。ラインナップの中では最も強そうで、
そこそこのボルドーを飲んだ後に好印象を選られるのはやっぱりこういうワインかなぁと思って。
で、結果は思い通り。予想通りの迫力をもったワイン。樽香もタンニンも酸味もそこそこ強くて、
カリフォルニアに本拠地があるため
普段はカリフォルニアワインを飲んでる彼らにとってもなかなかナイスなワインだったと思う。
最近師範もちょっと知恵がついてまいりました。
(73点) 恵比寿ガーデンプレイス内「フェスト・ブロイ」にて
Chainti "Il Palagio" '97
キャンティ "イル・パラッジョ" '97
So. vi. So.
So.vi.So.
写真無し
Rosso
赤
Chianti
キアンティ
Toscana (Italia)
トスカーナ (イタリア)
--- 99/04/20
恵比寿ガーデンプレイス内「フェスト・ブロイ」 サッポロビール
上のワインと同時に、間違ったかなんかで注文されたのがこのワイン。
師範的にはダメだと思うのね、この流れのなかで安キアンティは。
で、結果は予想通り。差が付き過ぎです、上のワインと。
もちろんそんなに悪いワインじゃないけど、軽快さは薄っぺらさに感じられるし、
酸味も過度な印象を残してしまう。
こういうワインは最初のうちに出すべきだなぁと再認識。
(60点) 恵比寿ガーデンプレイス内「フェスト・ブロイ」にて
17日(土)
本日は、かぎさん宅にて持ち寄りワイン会。
参加者はかぎさん、
トビウオさん、
藤井さん、
TAKさん、磯子さん、のへさん、安師範の7人。
テーマは『参加者のだれも飲んだことないワイン』ってことで。
Bonet-Varry Brut N.V.
ボネ・ヴァリー ブリュット (ヴィンテージ無し)
Bonet-Varry
ボネ・ヴァリー
Champagne
発泡
Champagne
シャンパーニュ
Champagne (France)
シャンパーニュ (フランス)
--- ---
師範持参(C社Sさんよりの頂き物) ---
最初の泡は師範が持参。仕事上付き合いのあるカリフォルニア在住C社のSさんからの頂き物。
彼の友人がフランス在住で、その方からの頂き物らしい。
"頂き物連鎖"で世界を一周しているワイン。
で、このシャンパーニュは非常に小さなメゾンのものらしく、
日本で見かけることはまず無いだろうと思い持参。"Premier Cru"なんて書いてある。
まず色が濃い目。黒葡萄が多そうな雰囲気。
香りは蜜入りリンゴっぽくって、なかなか好きな雰囲気。
味も濃い。酸味がギュッと締ってて、後味に苦味を感じる。
すっきりさっぱり系ではなく、グッと重い系のシャンパーニュ。
まずまずですかな。
(75点) かぎさん宅にて
Hill-Smith Estate Chardonnay '94
ヒル・スミス・エステート シャルドネ '94
Hill-Smith Estate
ヒル・スミス・エステート
White
白
Eden Valley (Australia)
エデン・ヴァレー (オーストラリア)
--- ---
藤井さん持参 ヴィレッジ セラーズ
最初の白は藤井さん持参のもの。やっぱり春だからか、
意外と白ワイン比率の高いワイン会で、これを始めとして3本もあった。
品種も全部違っててなかなかグッド。
かなり濃い色合い。香りは物凄い樽香。口に含んでも感じるのは樽、樽、樽。
葡萄の風味は案外すっきりしているんで、余計に樽を強く感じる。
まるでスコッチ ウィスキーみたい。
とにかく"樽"な印象のワイン。樽香が好きな方にはお勧め。
(65点) かぎさん宅にて
Selene Sauvignon Blanc '97
セレーヌ ソーヴィニョン・ブラン '97
Selene
セレーヌ
White
白
Carneros (USA)
カーネロス (アメリカ合衆国)
--- ---
のへさん持参 クラモチ コーポレーション
2本目の白は、のへさん持参のもの。
「なんとかという著名な造り手がなんとかかんとか…」、というご説明を頂いたけど、
残念ながら安師範には理解不能でありました。ごめんなさい。
前のワインに比べると、色はとっても淡い。
香りは柑橘系の香りが中心。「ソーヴィニョン・ブランらしいトロピカル・フルーツの香りが…」
なんて皆さんおっしゃってました。なるほど。
味わいはボリュームたっぷり。甘いわけじゃないけどとっても濃い。
もう少し酸味があればなお良いのに、って感じ。
なかなか高級感のある白でした。
(75点) かぎさん宅にて
Alsace Sylvaner "Vieilles Vignes" '89
シルヴァナー "ヴィエイユ・ヴィーニュ" '89
Dom. Ostertag
ドメーヌ・オステルターグ
White
白
Alsace Sylvaner
アルザス・シルヴァナー
Alsace (France)
アルザス (フランス)
--- ---
藤井さん持参 ミツミ
3本目の白は、またまた藤井さん持参。
89年のアルザス、
それもリースリングやゲヴュルツじゃなくてシルヴァナーなんてとっても珍しいと思う。
黄緑色って感じの色合い。
香りは、弱めながらもリースリングみたいな揮発油系の華やかな香り。
味は非常に繊細。前の2本が「ドッカーンと主張」するワインだったためか、
なんだかおとなしげな感じ。ちょっと盛りを過ぎちゃったのかもだけど。
印象に残りにくいワインではあったけど、一本飲むとすればこういうのの方がきっと楽しいんだろうね。
(72点) かぎさん宅にて
Clos Milan '94
クロ・ミラン '94
Henri Milan
アンリ・ミラン
Rouge
赤
Les Baux-de-Provence
レ・ボー・ドゥ・プロヴァンス
Provence (France)
プロヴァンス (フランス)
--- ---
かぎさんより ヴァンローブ
赤の1本目はかぎさんご提供。セパージュは、グルナッシュ80%/シラー20%ってことらしい。
このワインの説明が書かれた紙を見せて頂いたけど…
フランス語なんて読めませんがな。英語だって怪しいのに。
まずまず濃い色合い(っていうか、この後滅茶苦茶濃いのが続くんで相対的に)で、
エッジにややオレンジがかった感じがある。
香りのボリュームは十分で、雰囲気はとっても青畳。いかにも南仏。
(南仏が畳の産地ってわけではない)
ちょっと甘酸っぱい感じの味わい。
師範が感じる南仏の雰囲気ってグルナッシュの個性なのかな、ってことが分かった気がする。
(70点) かぎさん宅にて
Podere il Bosco '95
ポデレ・イル・ボスコ '95
Fattoria di Manzano
ファットリア・ディ・マンヅァーノ
Rosso
赤
???
???
Toscana (Italia)
トスカーナ (イタリア)
--- ---
磯子さんより ---
赤の2本目は磯子さんご提供。イタリアへご旅行に行かれた際買われたとのこと。
品種はシラー。イタリアのシラーは(多分)本道場初。
若そうなんで1時間くらい前からデキャンタージュされておりました。
醤油みたいにとっても濃い青紫。イタリアの赤って赤紫なイメージがあるけど、
やっぱり品種が違うと色も違うんですなぁ。
香りは、やっぱりシラーらしく"すっトボケた"香り。
でもどこかイタリアなんだなぁ。"どこ"ってのは全く言い表せないけど。
デキャンタージュのおかげかあんまり固さは感じなくて、比較的スルッと飲めた。
なかなか面白いワインでありました。
77点 かぎさん宅にて
Balnaves of Coonawarra Cabernet Sauvignon '96
バルネイブス・オブ・コーナワラ カベルネ・ソーヴィニョン '96
Balnaves
バルネイブス
Red
赤
(Austoralia)
(オーストラリア)
--- ---
TAKさん持参 ???
赤の3本目はTAKさんご提供。
オーストラリア産で、なんだかえらい賞をとったワインらしい。
このワインもデキャンタージュ。
それにしてもデキャンタが2つもあるなんて凄ぇなぁ、かぎさん宅。
色はとにかく濃い。真っ黒。
'96なんでそんなに年月が経ってるわけじゃないのにコルクの裏も真っ黒。
香りは、注ぎたてだとカシスっぽい香りがバンバン。
TAKさんは「胡椒の香りだ」なんて言われてましたけど、
確かにそう言われればそんな感じもある。
特に注いで時間が経つとそっち系の香りが主体になる感じ。
とにかく濃いワイン。賞を取るのもうなずける。
(80点) かぎさん宅にて
Ceps Centenaires La Meme '96
セプ・サントネール・ラ・メメ '96
Dom. Gramenon
ドメーヌ・グラムノン
Rouge
赤
Cotes du Rhone
コート・デュ・ローヌ
Cotes du Rhone (France)
コート・デュ・ローヌ(フランス)
--- ---
かぎさんより ミレジム
ここからは、かぎさんの在庫をイナゴのごとく襲うことに。
まずはローヌのグラムノン。
グラムノンはローヌの中では好きな造り手。
キャップシールが封蝋のワインって、恥かしながら師範は初めて飲むような…
で、このワイン、美味いっす。
トボケた雰囲気も、極めればこの領域に行き着くのか、って感じで、
かなり個性的ながら迫力のある香りと味わい。
ちょっと炭酸っぽいのと、
なんとなくイチゴジャムっぽい甘さを感じるあたりがグラムノンの雰囲気だなぁ。
いやはや嬉しいワインでありました。
(83点) かぎさん宅にて
Corton Clos des Meix '89
コルトン・クロ・デ・メ '89
Comte Senand
コント・スナン
Rouge
赤
Corton Clos des Meix (Grand Cru)
コルトン・クロ・デ・メ (特級畑)
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ(フランス)
--- ---
かぎさんより プランタン
いよいよブルゴーニュの特級畑、コルトン。それも'89というちょうど飲み頃かつ良い年のもの。
大期待の一本。
…だったんだけど、セラーから出されてすぐだったんで、ちょっと冷え過ぎっぽくて残念。
かなり飲み過ぎ状態にあったんで、その冷たさが気持ち良くてゴクゴクと飲んでしまった。
うーん、もったいなかったなぁ。
(78点) かぎさん宅にて
Mas Montel "Cuvee Jericho" '96
マス・モンテル "キュヴェ・ジェリコ" '96
???
???
写真無し
Rouge
赤
Oc (Vin de Pays)
オック (ヴァン・ドゥ・ペイ)
Languedoc & Roussillon (France)
ラングドック・エ・ルーション(フランス)
--- ---
かぎさんより ---
かぎさんは下のコルトンを持ってこられたんだけど、
さっきみたいに冷え過ぎだともったいないんで、室温に馴染ませる間飲んだのがこのワイン。
ってことまでは覚えております。んが、どういうワインだったかほとんど記憶にございません。
(??点) かぎさん宅にて
Colton '78?
コルトン '78?
???
???
写真無し
Rouge
赤
Colton (Grand Cru)
コルトン (特級畑)
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ(フランス)
--- ---
かぎさんより ---
ブルゴーニュの特級畑、それも70年代なんてワインを出して頂き、本当にありがとうございます。
…このワインに関してもほとんど記憶にございません。
「やっぱり70年代だと色が薄いなぁ」ということを断片的に覚えている程度で…
いやそれは前のコルトンだったか…はぁ…
(??点) かぎさん宅にて
16日(金)
Ch. Haut-Goujon '93
シャトー・オー・グジョン '93
Ch. Haut-Goujon (H.Garde)
シャトー・オー・グジョン (H.ガルド)
Rouge
赤
Lalande de Pomerol
ラランド・ドゥ・ポムロール
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
\1,680 99/04/07
"La Cave de Vin やまや" 渋谷店 やまや
門下生お気に入りワイン大会の最終回(早いなぁ)、
本日は「門下生第八号」トビウオさん絶賛のボルドー。
人様お薦めワインの場合、飲む前から多くを期待しちゃってることもしばしばなんで、
出来るだけ平常心で稽古に望もうと。
外観上はかなり澱があるけど、舞うような澱じゃなくて固まりなんでデキャンタはしないことに。
色が濃くて、粘性も高くて、高級ボルドーの雰囲気満載。
香りもなかなか。それほど強くはないけど、
高級ボルドーを感じさせる埃っぽさ・青臭さ・インクっぽさが織り成すなんとも不思議な雰囲気。
味は素晴らしい。濃さ申し分なし、バランス申し分なし。こんなワインが2,000円以下で買えるなんて、
不思議な気がするくらいの高級感。
『あっぱれトビウオ!』と高らかに宣言したくなるほど高品質なワイン。
これが2,000円以下なのは信じられないくらい。
さぁ「安ワイン道場ファン」の皆のモノ、早速買いに走るが良い!
82点 自宅にて
13日(火)
Terralis Sangiovese '97
テラリス・サンジョヴェーゼ '97
Vina Patagonia
ビーニャ・パタゴニア
Red
赤
(Algentina)
(アルゼンチン)
\590 99/04/07
"La Cave de Vin やまや" 渋谷店 やまや
門下生お気に入りワインをゲットしに、先日「"La Cave de Vin" やまや渋谷店」へ。
渋谷店、師範にとって近いのは良いけど、品数は新宿店よりかなり少な目かなぁ。
新宿店同様、駅からは遠いし。
というわけで、
まずは「門下生第五号」光弘さんお気に入りの激安アルゼンチンものから稽古。
アルコール度数13%でちょっと高めでなかなか期待出来そう。澱もちょっとある。
で、栓がコルクじゃなくて黒い樹脂みたいなものってのには驚いた。
そういえば光弘さんとこにそう書いてあったかな?
かなり濃い色合いでますます期待。香りもなかなか。サンジョヴェーゼなんでイタリアっぽいかなぁ、
なんて思ったけど、イタリア:南米=1:4くらいで、マルベックみたいな南米品種の感じが強い。
で、味。甘すぎ。ちょっと師範にはToo Muchな甘さ。渋味も弱くて苦味みたいな感じだし。
値段以上のポテンシャルはあると思うんだけど、味がねぇ。
まぁ嗜好の違いかボトル差か、ってとこですかね。
56点 自宅にて
11日(日)
Trebbiano Ravenna "Tavernello" N.V.
トレッビアーノ・ラヴェンナ "タヴェルネッロ" (ヴィンテージ無し)
Caviro
カヴィロ
Bianco
白
(IGT)
(インディカッツィオーネ・ジオグラフィカ・ティピカ)
Emilia-Romagna (Italia)
エミリア・ロマーニャ (イタリア)
\580 99/03/17
酒奉行保土ヶ谷店 サントリー
このワイン、ラベルが気に入ってつい買ってしまったもの。「気に入った」と言っても、
決して高級感のあるようなラベルじゃないんだけど、なんだかとっても"イタリアーノ"な雰囲気で、
つい買ってしまいたくなるポップなデザインだったため。
今日の夕飯は、石鯛の刺身、太刀魚の塩焼き、ホルモン炒め、南瓜の煮物、トマトのバルサミコサラダ
という全く統一性のないメニューだったため「これしかない」と思い投入。
色はほぼ無色に近い黄色。香りはほぼ無臭に近い柑橘系の香り、
味はほぼ無味に近いアルコール味。ってわけでメッチャメチャ軽い白。
別に不味くはないけど、万が一にも"迫力"なんてのは感じない味わい。
まぁそんなもんかな、と想像はしていたけど、ここまで徹底しているとは。
55点 自宅にて
10日(土)
本日は、バンドメンバーの結婚披露パーティ。場所は赤坂の"Live House GRAFFITI"。
下手糞な演奏とかしながらだったんで
ほとんど飲み食い出来無かったんだけど、
飲み放題の白ワインにちょっとだけ口をつけたりしたら、凡そ飲む気にはならないシロモノ。
料理はそこそこっぽかったけどね。
もうビールは飲んでたんで、まぁワインでも飲みましょ、ってことで飲んだのが下の2種。
Santa Carolina Cabernet Sauvignon '97?
サンタ・カロリーナ カベルネ・ソーヴィニョン '97?
Santa Carolina
サンタ・カロリーナ
写真無し
Tinto
赤
(Chile)
(チリ)
(\2,000) 99/04/10
(赤坂見附の居酒屋) サントリー
赤が飲みたかったんで最初から赤で。選んだのはチリのサンタ・カロリーナ。
サントリーから仕入れてるらしく、他にはカリフォルニアのフェッツァーとかもあったけど、
まぁ一番安いので良いや、ってことで。
白ワインやビール同様の保管場所であったらしく、最初はかなり冷えておりました。
それでも案外イケる。ちょっと甘味があるんで、冷やしても良いなぁって感じ。
ってわけで同じのを2本飲んだ。
元々お安いワインではあるけど、お店で2,000円なら文句無いところ。
(68点) 赤坂見附の居酒屋にて
Santa Carolina Sauvignon Blanc '97?
サンタ・カロリーナ ソーヴィニョン・ブラン '97?
Santa Carolina
サンタ・カロリーナ
写真無し
Blanco
白
(Chile)
(チリ)
(\2,000) 99/04/10
(赤坂見附の居酒屋) サントリー
赤を飲み飽きたんで今度は白で。こういうワイワイガヤガヤと賑やかに飲む席では安いが一番、
ってことでこちらもサンタ・カロリーナ。
ま、あんまり覚えてない(酔っ払ってるってんじゃなくて、記憶しようとしていない)んだけど、
なんとなく甘い香りで、ちょっと太い感じで、まぁ柑橘系の雰囲気もあって、
ってなワインだったような…。
ガブガブとこっちも2本飲んでしまったけど、まぁそういうのもアリでしょう。
(67点) 赤坂見附の居酒屋にて
7日(水)
Bourgogne Hautes Cotes de Nuits '96
ブルゴーニュ・オート・コート・ドゥ・ニュイ '96
Michael GROS
ミシェル・グロ
Rouge
赤
Bourgogne Hautes Cotes de Nuits
ブルゴーニュ・オート・コート・ドゥ・ニュイ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\2,500 99/03/27
ゴトー酒店 日合商事
師範は、このミシェル・グロのオート・コート・ドゥ・ニュイは過去にも良く買っている。
('92とか'93とか)
総じて弱めながらまとまりが良い印象。が、である。ゴトー酒店の店主曰く
『このワインは、これ以前のヴィンテージは特にどう、ということは無かった。
が、この'96はまるで違う。まず物凄い澱がある。
個人的にはこの澱と酸味に違和感を感じるんだけど、
なかなか面白いし、好きなお客さんも多いみたいなんで是非試してみて。』
とのこと。じゃぁ試してみましょ。
確かに澱満載なんで、ガラにも無くデキャンタージュすることに。
でも、あまりに細かい澱ゆえ本体に混じってきてあんまり意味無し。(単に下手クソってか)
色はモノ凄い。ボルドーも真っ青(「ボルドーは青みが強い」って意味じゃないけど)
な濃さ。オート・コートなんかで得られる色じゃないっす。
香りも凄い。ボリューム抜群、"ウニィー"って感じの革みたいな香りがバンバン。
もちろん樽香もあるし、若いブルゴーニュの楽しさである木苺香もドンドン。
味もなかなか。店主の言うような「酸味の違和感」ってのはあまり感じず、
どっちかってぇと甘味を感じるようなまろやかな雰囲気で、下支えの酸味と渋味といった感じ。
時間が経つと、革香より木苺香が強くなったりする変化も楽しめた。
とにかく分不相応に凄いワインでありました。敢えて欠点を探すとすれば、
ちょっと味わいに"太さ"を欠く感じはあるけどね。それでも凄いことに変りはない。
ともあれ『見つけたら買うべし』であります。
81点 自宅にて
6日(火)
Domaine des Lions "Cabernet-Syrah" '97
ドメーヌ・デ・リオン "カベルネ・シラー" '97
Les Domaines Viennet
レ・ドメーヌ・ヴィアネ
Rouge
赤
Oc (VdP)
オック (ヴァン・ドゥ・ペイ)
Languedoc & Roussillon (France)
ラングドック・エ・ルーション (フランス)
\880 99/03/17
酒奉行 保土ヶ谷店 (株)アペックス
ラベルにライオンの絵が書かれた、
カベルネとシラーというちょっと珍しいタイプの混醸による南仏のワイン。
ま、正直言って「ヒットの予感は皆無」なワインなんで、あんまり期待せずに稽古。
…というマイナス側の期待を裏切り、そこそこOKなワインでありました。
香りは、弱めながら「なるほどカベルネとシラー」な雰囲気だし、
味わいも甘味/渋味/酸味、それぞれどれが突出するでもなくこじんまりと"三兄弟"だし。
最初は甘味が強いかなぁなんて思ったけどね。
別に推薦するようなワインじゃないけど、個人的にはそこそこ満足であります。
その証拠に1時間で1本飲んでしまった。
70点 自宅にて
4日(日)
本日は友人宅近所の公園でお花見。
結構広い公園なんだけどなんだか穴場らしく、
毎回の花が咲く桜の林の一角を我々で独占。しっとりと花を愛でながらビール
(Kirin 「Heartland」)や清酒二種
(師範持参の「鶴の江 辛口」と友人持参の「雄町」とか書いてあるやつ)
を楽しんでおりました。あぁ日本人よのう。
Gunderloch Riesling Trocken '96
グンダーロッホ・リースリング・トロッケン '96
Weingut Gunderloch
ヴァイングート・グンダーロッホ
Weis
白
Rheinhessen (QbA)
ラインヘッセン (QbA)
Rheinhessen (Deuche)
ラインヘッセン (ドイツ)
\990 99/03/10
成城石井横浜ルミネ店 成城石井
花見しながらのワインだとやっぱり華やか系の白でしょうと考え、
ドイツワインで辛口(Trocken)のものを持参。
まぁ花見しながらは飲まなかったんだけど。
この"グンダーロッホ"なる造り手は結構ガッツがあるという情報を耳にし、
それが1,000円以下でTrockenだったので速攻ゲットしたもの。
やっぱり良いですね、リースリングの香りは。とっても華やかであります。
1,000円以下とは思えない香りの立ち昇りかた。
味もなかなか。ギュッと締った感じの酸味で、甘味は控えめで。
ちょっと固い/酸っぱすぎる感じはあるけど、まぁそれでも楽しくはある。
アルザスみたいなドイツ産リースリング。1,000円以下では出色。
大独逸国もこういうワインいっぱい作ってくれれば良いのに。
(74点) 友人宅にて
Villa Girardi '96
ヴィッラ・ジラルディ '96
???
???
写真無し
Rosso
赤
Valpolicella Classico Superiore
ヴァルポリッチェラ・クラッシコ・スペリオーレ
Veneto (Italia)
ヴェネト (イタリア)
友人より 成城石井
昼間っからシコタマ飲んでるにもかかわらず、なんだか飲み足りなくて開けて貰ったワイン。
『葡萄品種はなんだい?』って聞かれても師範ごときでは答えられません。
まぁ酔っ払いなんであんまり詳しいことは覚えてないけど、
いわゆる若のみタイプのイタリアっぽいというか、青臭いようなトボケたような香りと、
軽快で人懐っこい味わい。概ね想像通りの雰囲気。
まぁ酔っ払いには十分でございます。ありがとね。
(68点) 友人宅にて
3日(土)
本日は友人の結婚披露宴。
場所は以前も行った事があるレストラン"半蔵屋"。
レストランウェディングって、なかなか料理も美味しいし、なによりワインがまともなのが嬉しい。
出されたワインは以下。
ともあれ楽しゅうございました。お幸せに。
あ、宴の途中で「シャンパン・カクテル・サーヴィス」ってのがありました。
新郎新婦が6リットルのボトル(なんて言うんでしたっけ?)のシャンパンを、
各テーブルのリキュールとイチゴの入ったカラフェに注いで回るってやつ。
確かにイチゴとシャンパンって合うし、カシスリキュールだったんで
キール・ロワイヤルになってなかなか良かったんだけど、
正直言ってもったいない。そのまんま飲ませて頂戴。
Ch. Lacaussade Saint Martin "Trois Moulins" '96
シャトー・ラコーセード・サン・マルタン "トロア・ムーラン" '96
Jacques Chardat Vigneron
ジャック・シャルダ・ヴィニェロン
Rouge
赤
Premieres Cotes de Blaye
プルミエール・コート・ドゥ・ブライェ
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
\1,780 98/12/28
酒のアトリエ 吉祥 大倉商事
披露宴で飲んだのが軽いワインだった
(まぁ昼だし、ああいう席だし、それが普通の選択なのかもだけど)
ので、どっしり重いワインが飲みたくなりこいつをチョイス。
なんだか、ムートンで醸造に携わっている三人が、
「自分達でワインを造ろう」ってことでやってるシャトーらしい。
ボトルの高級感は凄いものがある。普通のボトルの倍は重いね。
造り手の意気込みが感じられる、ってもんです。
で、ワインの内容的にも謳い文句やボトルに負けないなかなか素晴らしいもの。
香りのボリュームとか複雑さは下手な格付けシャトーも真似出来ないって感じ。
味わいは、香りと比べるとやや軽いけど、
「ペラッペラ」って雰囲気じゃなくて「スムーズな」って雰囲気。
いやー、なかなか高品質。確か通常の売り値は2,000円を超えてたけど、
それでも十分その価値はある。
(80点) 自宅/ご近所宅にて
Bourgogne '96
ブルゴーニュ '96
Domaine Lejeune
ドメーヌ・ルジューヌ
Rouge
赤
Bourgogne
ブルゴーニュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\2,400 99/03/17
横浜君嶋屋 三共化学研究所
上のボルドーがアタリ。ご近所宅へ(1/3)くらいを持参することにして、
もう一本ブルゴーニュを開けることに。
この"ルジューヌ"っていう造り手さん、あんまり聞かないんだけど
昨年レストランで同じACブルゴーニュの白'93を飲んで、「タダならぬ造り手」との印象を持った。
ただのブルゴーニュで2,400円はちょい高めだけど、きっとそれだけの価値はあると思い購入。
うーん、思ったほどでもないかなぁ。
ブルゴーニュらしい木苺っぽい香りはバンバンだけど、その他があんまり強くない。
もっと強めの樽香で甘い香りを想像していたけど。
味も決して悪くはないんだけど、なんかこうまろやかさに欠けるというか、
ちょっとストレートすぎる感じ。
相手が悪かったか、あるいはまだ若かったか。結構高品質ではあると思うけど、
友人とかご近所さんにはあまりウケませんでした。
(74点) 自宅/ご近所宅にて
2日(金)
Ch. Mercian Superieur '95
シャトー・メルシャン・シューペリュール '95
メルシャン株式会社
メルシャン株式会社
赤
赤
勝沼 (日本)
勝沼 (日本)
\2,500 98/11/13
ぶどうの丘 (メルシャン)
このワインは、昨年の秋に勝沼へ行った際、
50種ほどもあった赤ワインの中で最もイケる、と思って購入してきたもの。
現地でしか買えないワインがいっぱいある中、
どこでも買えるこのワインを買うのって若干寂しくもあったけど、
でも正直ベースではこれが一番美味かったんで。
で、このワイン、コルクの質は最悪。指で簡単につぶれる"ぶよぶよ"コルク。
お陰で、スクリューを刺している時に沈んじゃうし、途中で折れるし、
抜くのに大変な作業を強いられる。乞う改善。
とはいえこのワイン、色は思いっきり濃くて、粘性も十分でとっても高級感ある外観。
香りもOK。まるっきりボルドー風。
ボリュームも十分だし、バニラっぽい樽香もあって非常に楽しめるもの。
味もOKっす。凝縮感のある濃さで、酸味/渋味/甘味のバランスも取れてて。
敢えて苦言を呈するとすれば、
ちょっと刺のある渋味で「ホンワカ」した気分になれないってのは残念だけど。
極めて高品質な国産ワイン。師範はこれを超える国産赤を飲んだことが無い。
「国産ワインなんて…」と思ってる人には是非飲んで欲しい。下手なボルドーや、
濃いだけの新大陸と違って、ちゃんとストーリーを感じるワイン。
2,500円という価格、額としては決して安くはないけど品質から考えれば決して高くない。
80点 自宅にて
先月分へ