ワインには全然関係ないけど・・・ 左写真は、道場のテラスで使っている折り畳み椅子。 普段は玄関脇に畳んで収納していて、天気のいい週末はテラスに出します。 手前が、この道場に引っ越した際、港北のIKEA で6脚購入したもの。お値段は1,900円/1脚。 コレがね、正直言って不良品だったわけです。 折り畳み式なのに、開閉にものすごく力が必要で、挙句の果てにはヒンジの部分から折れてしまいました。 それが1脚だけなら個別不良なんだけど、6脚買ったうち3脚がその症状でダメになったから、 明らかに傾向不良。 で、3脚じゃ足りない、でもIKEAに行っても同じタイプはもう売られてない、 ってことで新たに買い足したのが奥側。ネットで2脚セット×2の4脚分購入 (ショップへのリンク: 【ガーデン】白木材チェアー2脚セット)、お値段は1,628円/1脚。 ややデザインが野暮ったく(木部に出るビス/座面のR)、 微妙に骨格が細く、脚先の処理がいい加減(ビニールチューブに挿してあるだけ)である以外は、 これで十分な感じ。開閉もスムーズだしね。 これ、そもそもはIKEAのオリジナル・デザインで、 ネットで買ったのはそれをマネしたコピー商品ということだったらアレだけど・・・ シンプルなデザインで値段もお手頃なIKEAの商品、品質面も頑張って欲しいものです。 |
Pangolin Shiraz 2007 パンゴリン シラーズ 2007 | Pangolin パンゴリン | |||
Red 赤 | Coastal (South Africa) コースタル (南アフリカ) | |||
\850 | 2009/10/19 | カーヴ・ド・リラックス | リラックス | |
心配したプチプチ師範代の熱もおかげさまで下がったけど、
本日は(師範の朝散歩以外)あまり外出せず家でゴロゴロ。
種を取り終えたオクラやアサガオを撤去して、替わりに小松菜の種を撒きました。
2年前の種だけど、発芽してくれるかな? というわけで夕食は、昨日の朝散歩のついでにハナマサで買ってきた牛バラ肉を使ったカレー。 ルーはハウスバーモンドカレー甘口、昨日から仕込んでおります。 料理がカレーなら、ワインは単調でも良いから強いヤツってことで、 南アフリカ産のシラーズを。 同じヴィンテージのカベルネ・ソーヴィニョンとは先日稽古済み、 シラーズだったらずいぶん以前に2002年産と稽古済み。 色は若々しい紫色だけど、ブルゴーニュ・グラスに通常量注いで向こうが見える程度の濃さ。 香りは、ややぶっきらぼうに感じられる熟したプラムと葉っぱの香り。 それも想像したほどには強くなく、樽(なのかな?)の煙たいような香りが目立ってくる。 味も、色や香りの印象に同じく、想像したほどには濃くなくて、 どちらかといえばスムーズ系。 渋味と甘味がそれぞれ行儀良く座っております。 カベルネ・ソーヴィニョンに比べればちょっと寸詰まりな印象はあるけど、 それでもこの値段だからね。 紫色のラベルもなんだかオシャレだし、 年末やクリスマスのホーム・パーティなんかで、 能書き垂れずに普通に出すんだったらこれで十分だと思われます (でもカベルネの方がより良いかも)。 | ||||
73点 | 道場にて |
「年末までに体重落とそう大作戦」で、今朝はみなとみらい方面まで。
朝6時前に出発、目的地でひと休みしたりハナマサによったりして帰ってきたのは8時過ぎ、
2時間強14,000歩の散歩。
右写真は、みなとみらいの日本丸。ザ・ヨコハマ~!って感じでございます。 さてさて今朝の計量の結果は、体重65.9kg、体脂肪率17.1%。 先週より1kg減。まぁこれは何かした結果ってわけじゃなくて、 朝飯前の運動後(おトイレ後)の極小点の数値なんで、実情はそんなに減って無いかと。 とりあえず年末までの目標は、この極小点数値で64kg台を目指しましょう ・・・って低い目標だなぁ。 その後、また横浜へ(今度は電車で)出たり、買い物したりで本日の総歩数は24,000歩。 明日は天気が悪くなるみたいなんで、こんだけ歩くのは難しいかなぁ。 |
Chateau Lilian Ladouys 2001 シャトー・リリアン・ラドゥイ 2001 | Ch. Lilian Ladouys シャトー・リリアン・ラドゥイ | |||
Rouge 赤 | Saint-Estephe (Cru Bourgeois) サンテステフ (ブルジョワ級) | Bordeaux (France) ボルドー (フランス) | ||
\1,980 | 2009/10/19 | カーヴ・ド・リラックス | ファインズ | |
昨日の夕食時点では元気だったプチプチ師範代が夜から突然の発熱。
朝から病院に連れて行ったら、インフルエンザの可能性濃厚らしいけど、今日は土曜なんで検査できず。
そんなこんなで師範代はプチプチにつきっきりなんで、夕食の調理担当は師範とプチ師範代、
作った料理はコロッケ。
師範が作るコロッケは肉たっぷりで見た目は「メンチカツ?」な感じで美味いのよ。
それはいいとして、ワインはボルドーはサンテステフのブルジョワ級、シャトー・リリアン・ラドゥイ。
このワインは大昔(10年前)に稽古済み。 色は、そこそこ熟成感はあるけど、まだ紫っぽさの強い小豆色。 香りはとてもナイス。ドライフルーツの香りにミルクっぽい雰囲気があって、 柔らかく熟成したボルドーらしい香りがミッチリ。 味は、最初口にした時には「軽ぅ~」と思ったけど、 時間が経つと開いてきてバランスの良い味わいに変化。 やっぱりいい感じに年月を経たボルドーはいい感じだなぁ、と。 全体的にスケール小さめではあるけど、ボルドーらしい均整の取れた香りと味わいは、 そんじょそこらのニュー・カマーには真似できないんじゃないかと。 そこそこの値段するけど、それ相応以上のパフォーマンスを十分感じます。 | ||||
77点 | 道場にて |
Philippe Lamarliere "Grand Reserve" Brut N.V. フィリップ・ラマリエール "グランド・レゼルヴ" ブリュット (ヴィンテージ無し) | Philippe Lamarliere (Tribaut-Schloesser) フィリップ・ラマリエール (トリボー・シュローセール) | ||||||
Champagne 発泡 | Champagne シャンパーニュ | Champagne (France) シャンパーニュ (フランス) | |||||
\1,990 | 2009/11/17 | ノムリエ ザ・ネット | 徳岡 | ||||
本日はプチプチ師範代5歳の誕生日。
料理は本人のリクエストにお応えして、おでん、卵かけご飯、シャンメリーであります。
おでん、一般にワインには厳しいんだけど、
今日はお祝い&相手を選ばないワインとして、シャンパーニュをチョイス。
選んだのは、正真正銘のシャンパーニュが税込み2,000円以下の一本。
たぶん日本で買えるシャンパーニュとしては底値に近いと思うけど、
販売店のサイトでは別段コレを前面に押し出すようなことはされてなくて、
普通に売られているのね(「残りX本」の表記も無いし)。
そのあたりがちょっと心配だけど、
もしコレがマトモなシャンパーニュだったら、
これからの季節、安ワイン者の皆様にイチオシできるなぁ、との期待を胸に。 色は、やや薄めだけど普通にキレイなシャンペン・ゴールド。 泡立ちもシャンパーニュらしくとうとうと立ち昇ります。 香りは、ボリュームこそ弱めながらリンゴやイーストや飴の香りがあって、 ちゃんとちゃんとシャンパーニュの香り。 味も、どちらかというと酸が強めでスッキリ系ではあるけど、 後味にはコクと熟成感もあってまさにシャンパーニュの味わい。 やや小ぶりではあるけど、ちゃんとちゃんとシャンパーニュであります。 これが2,000円以下は間違いなくお買い得。 なんで販売店は「楽天最安値シャンパーニュ!」とか言って売り出さないのかね? ともあれこの年末年始、安ワイン者御用達のシャンパーニュとしてお勧めできるワインです。
ショップへのリンク:
Philippe Lamarliere "Grand Reserve" Brut N.V.
78点 | 道場にて
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Les Tannes "Tradition" Sauvignon Blanc 2008 レ・タンヌ "トラディスイオン" ソーヴィニョン・ブラン 2008 | Ch. de Conas (Jean Claude Mas) シャトー・ド・コナ (ジャン・クロード・マス) | ||||||
Blanc 白 | Oc (VdP) オック (ヴァン・ド・ペイ) | Languedoc Roussillon (France) ラングドック・ルーション (フランス) | |||||
\1,029 | 2009/10/22 | ワイン&Wine | モトックス | ||||
本日の夕食は、サバやアジのミリン干し、ほうれん草のおひたし、たらこ竹輪など。
そんなジャパニーズ・ドメスティック・フードの時にわざわざワインを飲まんでも、
とも思いますが、師範という職業柄しかたがありません。
で、選んだワインは、南仏のソーヴィニョン・ブラン。
造り手のジャン・クロード・マスは、安ワイン者にとっては避けて通れないマス一族の一人。
って、もちろん避けて通っても良いんだけど、このジャン・クロード・マスの他、
ドメーヌ・ポール・マスにミシェル・マス、
その他いろんなブランドに手を出している集団なんで案外避けるのは難しいし、
そもそも結構美味いワインを造る一族でもあるんで敢えて避ける必要は無いわけであります。 色は薄め。ちょっと緑色がかっているようにも感じるフレッシュな色合い。 香りは、「これぞソーヴィニョン・ブラン」な、草っぽさと桃やパインみたいなフルーツっぽさ。 マス一族のワインは樽香の強いものがけっこうあるけど、このワインには樽香は感じません。 味は、色の印象とはちがってかなりしっかりしている。 一番顕著なのは苦味かな?でも、イヤな感じは無くて、 香りの草っぽさとつながりの良い、レタスなんかを噛んだ時のような爽やか系の苦味。 とてもソーヴィニョン・ブランらしくて、それもロワールと南仏の両方の良さを持っている感じで、 1,000円でコレなら十分合格でしょう。やっぱ避けて通れないね、マス一族。 ちなみに干物との相性は、決して相乗効果を生みはしないんだけど、 特にケンカするわけでもありませんでした。
ショップへのリンク:
Le Tannes "Tradition" Sauvignon Blanc 2008 [Jean Claude Mas]
76点 | 道場にて
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Bourgogne Pinot Noir "Clos Saint-German Vieilles Vignes" 2007 ブルゴーニュ ピノ・ノワール "クロ・サン・ジェルマン ヴィエイユ・ヴィーニュ" 2007 | Dom. de Rochebin ドメーヌ・ド・ロシュバン | |||
Rouge 赤 | Bourgogne ブルゴーニュ | Bourgogne (France) ブルゴーニュ (フランス) | ||
\1,974 | 2009/10/22 | ワイン&Wine | 飯田 | |
本日朝は釣りに行ったんだけど、
残念ながらお土産無し。
朝5時から昼12時まで、7時間もやってたけど釣果無し、その分運動になれば良いんだけど万歩計が示した歩数はたったの4,000歩強。
堤防からの投げ釣りは「痩せるスポーツ」としてはちょっと負荷が低すぎるようです(肩とかは思いっきりこるんだけど)。 さて夕食は鍋で水炊き。鍋種は、鶏のブツ切り、豚肩ロース、タラのすり身、鶏とゴボウのすり身、その他野菜モロモロ。 こういうメニューだと間違いなく軽めの赤がベストフィットなんで、迷うことなくワインはACブルゴーニュ赤であります。 色は、ACブルゴーニュとしては思ったより濃い。2007年産だとまだ若いと思うけど、 ピノ・ノワールらしく青さは無くてピュア赤紫。 香りはちょっとビックリです。まるで村名、ヘタな一級と同じくらいの鮮やかな果実香。 ボリュームはそれほどでもなく、樽もほとんど感じないけど、ピーンと張り詰めたようなトーンの高い果実香がなんとも良い感じ。 味は、ある意味想定通りのスカッとした軽さ。 評論家的なワインの良し悪しで言えばイマイチかもだけど、 今日はこういうしみじみ美味いワインが飲みたかったんで師範的にはとてもナイス。 なんか最近のACブルゴーニュって、ヴィンテージによらず造り手によらず、 薄くても背筋がシャンとしていて楽しめるワインが多い気がします。 もちろん2,000円近い金銭を支出しているわけで、そんだけ出せばチリ産なんかだとプレミアム品が買えちゃったりするわけだけど、 そういうのとは別の世界を築き上げている感じがさすがですな。 |
暴飲暴食をすることが自明となっている年末年始を前に、
自堕落な生活をしている師範の体重はすでに過去マックスに近い値・・・正直に告白すると69.9kg(間違えた、66.9kgだった)を示しております。 「こりゃいかん!」ってことで、休日朝の散歩を再開、本日は基本に立ち返って、 横浜駅方面をグルーッと回ってくる、のんびり2時間コース。 朝6時10分に家を出て、横浜駅近辺で一休み、その後24時間営業の「ハナマサ」を冷やかして、 道場帰着は朝8時前。右写真は、帰る前に道場近所で撮影した横浜中心部(天気が悪く、家に着く前に雨が降り出しました)。 その他、プチ師範代の習い事に付き合ってまた電車で横浜へ行ったり、 釣り道具と餌を買いに行ったり、買出しに東戸塚のショッピングモールに行ったりで、 本日の総歩数は21,000歩強。毎日これくらい歩ければ良いんだけどね。 ともあれ毎週ココに体重を書いていくことで、自分に無言のプレッシャーをかけていくことにしましょう。 |
さて夕食の買出しに、大変久しぶりに東戸塚のショッピングモールへ行ったら、 西武の地下の魚屋でマグロの解体ショーに遭遇。 マグロ自体は小さめだったんだけど人だかり、かなり売れ行きも好調な様子。 でも、目玉と内臓とその周りは誰も買わずに残っておりました。 お値段を聞くと500円也、初めてのチャレンジだけど、目玉好きの子供達のためにも買っちゃおう、ってことで購入。 左写真はそのうちの1個の目玉。 これが2個と周りの肉もあって、500円は安いでしょう。 そういえば昔はカマなんてのもほぼ捨て値で売られてたんだけど、 最近は皆さんその美味しさを覚えたみたいで高くなっちゃいましたからね。 |
Riesling "Unplagged" Kabinett Trocken 2007 リースリング "アンプラグド" カビネット トロッケン 2007 | Weingut Tesch ヴァイングート・テッシュ | |||
Weiss 白 | Nahe (Kabinett) ナーエ (カビネット) | Nahe (Deutsch) ナーエ (ドイツ) | ||
\1,293 (単品価格:\1,659) | 2009/09/23 | ヴェリタス | ワインプレスインターナショナル | |
そんなこんなで、夕食のメニューはマグロの目玉の煮付け、
ヤリイカとブロッコリーの炒め物、ベーコンとキノコの炒め物、かき玉汁。
ワインは当然白、ってことで、「ドイツ辛口白、激うま軍団4本セット」からの最後の1本をチョイス。
このセットの中で、通常の販売価格は一番安いヤツです。
メニューがメニューなんで、あんまり果実味とかを期待せず、ってことでこのチョイスだったわけであります。 色はかなり薄め、清酒にちょっと白木っぽい色が加わったような色合い。 アルコール度数が11.5%と低く、グラスの内側を伝って落ちる「脚」も少なめ。 香りは、これぞリースリング、な灯油香(カッコつけて言うと「ペトロール」か)。 それ以外はクチナシとかユリみたいな白っぽい花の香りが少し。 味は非常にシンプルで軽い。「辛口」というより「薄口」、まるで水のように口腔から喉を滑り落ちて行きます。 とにかくリースリングらしい香りで、とにかく軽い。 夕食のメニューにはこういうワインで良かったとは思う。 でも、ワイン単体の評価としてはちょっとどうかな、って感じ。 "Unplagged"って、アコースティックな楽器を使った編曲に使われる言葉だと思うけど、 "Unplagged" = "力の抜けた"ということかな?単に力を抜くだけじゃちょいと違うよな、と思っちゃいますな。 というわけで今回のセットを総括すると、基本的に玉石混淆ではあるけど、 そもそもドイツ産の辛口リースリングだけも玉やら石やらがあるってのが判るのが楽しいし、 かつ玉は結構光ってるし石もまぁまぁなんで試してみる価値はあるかも、です。 |
Beaujolais Nouveau 2009 ボージョレ・ヌーヴォー 2009 | Bouchard Aine & Fils ブシャール・エイネ・エ・フィス | |||
Rouge 赤 | Beaujolais ボージョレ | Bourgogne (France) ブルゴーニュ(フランス) | ||
(師範代勤務先から) | アサヒビール | |||
はい、ボージョレ・ヌーヴォーであります。
そもそも師範は日本でのボージョレ・ヌーヴォーの解禁騒ぎに対しては冷めてて、
航空運賃と販促費が思いっきり載っててコスト・パフォーマンスの低いヌーヴォーを買って飲もうとは思いません。
じゃぁなんであるのかというと、
師範代の勤務先が取引先に買わされたらしいのね、
それで「要る人は持って帰って」ということになったらしい。
それだったら貰っちゃってください、と。
だって師範がヌーヴォー買わないのはコスト・パフォーマンスが低いからであって、
貰う/飲ませて頂くのはやぶさかではないわけであります・・・って誰に言い訳してるんだか。
ちなみに造り手は、ブルゴーニュの大手ネゴシアン「ブシャール・エイネ」で、
勤務先が購入したお値段は一本1,980円だったとのこと。
さらにちなみに料理はロールキャベツとスパゲティのコンソメ仕立て。
そもそものメニュー予定はホッケの干物焼きだったらしいけど、相手が赤ワインってことで師範代が気を遣ってくれた次第。
偉いぞ師範代!それでこそ炊き出し担当!! 白ワイン同様飲む前に冷しちゃった状態で抜栓。 色は、決して濃くはないけど、まるで着色料のようにストレートな紫色。 ファンタグレープの色を濃くした感じ、って感じ。 香りは、温度が低いこともあってかボリュームおとなしめ。 深く嗅ぐと、ポジティブにはイチゴジャムみたいな熟れて煮詰めた果実香、 ネガティブには食べ終わって放置したバナナの皮っぽい蒸れた感じもある。 味は軽い。およそ赤ワインとは思えないくらい軽い。 濃いリンゴジュースに若干の渋味を足して、甘味をゴソッと抜いたような味わい。 2009年のボージョレ・ヌーボーって、非常に出来が良いって噂なんだけど、 このワインに関してはそんなプレミアム感は無かったり。 ただ、職場の近所のこジャレた総菜屋(DEAN & DELUCA)でチョロッと試飲したヤツは、 もっと蒸れ蒸れ香が強くてもっと果実味が強かったんで、銘柄によると思います。 さらに「銘柄による」という意味では、2,000円弱するらしいこのワインだったらこんな点数だけど、 今年話題である1,000円以下のペットボトル・ヌーヴォーがこれと同等の品質を持っていたら、 それなりにコスト・パフォーマンスもあって飲む価値アリだと思います。 | ||||
69点 | 道場にて |
Pangolin Cabernet Sauvignon 2007 パンゴリン カベルネ・ソーヴィニョン 2007 | Pangolin パンゴリン | |||
Red 赤 | Coastal (South Africa) コースタル (南アフリカ) | |||
\850 | 2009/10/19 | カーヴ・ド・リラックス | リラックス | |
本日の夕食は、鶏手羽中の唐揚げ。師範家の唐揚げは、
師範代が作る場合は醤油とニンニクベースのタレに軽く漬けこんで
片栗粉ベースの衣を付けて揚げた和風な唐揚げで、
師範が作る場合は「日清の唐揚げ粉」をまぶして揚げただけのジャリジャリ感のある唐揚げです。
で、どっちが美味いかっつったらそりゃ前者ですな。
だったら自分もその作り方を覚えりゃいんだけど、たまには「ジャリジャリ唐揚げ」も食べたくなったりするんで。
ちなみに本日は師範代ご謹製の和風唐揚げであります。 さてさてワインは赤で、リラックス直輸入、良く出来た安ワインの印象が強いパンゴリンであります。 この品種カベルネ・ソーヴィニョンとはずいぶん以前に2002年産と稽古済みだけど、 品種の違いってあまり感じない銘柄だったような記憶もあります。 色はそれなりに濃い。南半球のカベルネ・ソーヴィニョンの標準的な濃さ。 でも、向こうが見えない、って程じゃない。 香りは、この師範をして「確かにカベルネ・ソーヴィニョンよのう」と気づかせる、 典型的にして十分なボリュームの香り。 それに加えてちょっと煙たいような樽香があったりして、 この値段とは思えない充実した香りのパフォーマンス。 その代わり、味わいは比較的ストレートというか単調というか、 やや飲み飽き感はあるけど、甘すぎないし酸味もあるし、味わいの要素的にはそれなりにナイスなバランス。 やっぱり大したもんだな、パンゴリン。 6年ぶりに飲んでも全くハズしてなくて、以前より品種の個性が際立っていて、 これが850円ってのはやっぱり凄いな、と。 デパートなんかでも良く見かけるしネットでも売られているし、 入手の容易さという面でも安ワイン者向き。 | ||||
76点 | 道場にて |
Kendall-Jackson "Vintner's Reserve" Riesling 2007 ケンダル・ジャクソン "ヴァントナーズ・リザーヴ" リースリング 2007 | Kendall-Jackson ケンダル・ジャクソン | |||
White 白 | California (USA) カリフォルニア (アメリカ合衆国) | |||
\1,382 (単品価格:\3,045) | 2009/08/26 | エノテカ・シャトー蔵出しワイン | エノテカ | |
本日の夕食は、ブリカマの塩焼き、酢牡蛎、タコの刺身、豚肉と水菜の炒め物、大豆とひじきの煮物(缶詰)。
どっちかというと白が合いそうなメニュー、というか、
ブリカマがある時点で赤はちょっと難しいメニューであります。
ほんでもって本日のワインは、カリフォルニア産のリースリング。
買値相当額である1,382円はセット価格を本数で単純に割っただけなんで不当に安く表示されているけど、
実際の単品価格はなんと稽古範囲をオーバーしているシロモノ。
そりゃ期待しないわけには参りません。 色は、ちょっとレモン色が濃いかな、ってくらいで、特に特徴は無し。 香りは、とっても甘そうなフルーツの香り。 裏ラベルには「アプリコット、ピーチ、洋ナシ、ジャスミン」なんて名前が書かれている。 なるほどねぇ、確かにそんな感じの香りがありますな(手抜き)。 味はというと、幸い香りの印象ほどには甘くないけど、でも「辛口」って感じじゃ無いな。 「中口」くらいでしょうか。食事と合わせるより、単体とか軽いツマミと飲むほうが良さそうなタイプ。 それなりにしっかりした感じはあるけど、3,000円といわれるとちょっと「うーん」ですな。 というのも、こういう感じのリースリングだったら、オーストラリア産とかであれば1,000円台からあるような気がするから。 |
前述のごとくワインは、最初の泡以外はすべて持ち込みで。
飲む人6人で8本、ちょうど良い酒量であります。
by
師範
お店は、2004年にも利用させて頂いた、
Au Gout du Jour Merveille(オー・グゥ・デュ・ジュール メルヴェイユ)。
東京駅から程近い場所、日本橋高島屋のそばという便利な立地。
師範代も6月ごろ勤務先同期の会合でランチに利用させて頂いたりしております
(師範は子供らと留守番しておりましたんで道場に記載はありませんが)。
利用形態は、コース料理と最初の泡とサービス料なんかも含めて一人1万円ポッキリ。
いつもお世話になっております。
さて、本日の料理の内容は以下。
ここんとこフレンチなんて年に2回くらいしか食べてないんで、
相対的にここの料理がどうか、ってことはわからないけど、
とりあえず美味いね、フレンチ。
やっぱり手のかかった料理ってのは良いなぁ、と。
そりゃ寿司も美味しいし焼肉も良いんだけど、こういう料理には「文化」っちゅうもんを感じます。
Joseph Perrier "Cuvee Royale" Brut N.V.
ジョセフ・ペリエ "キュヴェ・ロワイヤル" ブリュット (ヴィンテージ無し)
Joseph Perrier
ジョセフ・ペリエ
Champagne
発泡
Champagne
シャンパーニュ
Champagne (France)
シャンパーニュ (フランス)
(コースに込み)
Jalux
一本目のシャンパーニュは、お店に出して頂いたもの。
「ジョセフ・ペリエ」という造り手だけど、師範は初稽古。
ローラン・ペリエと親戚関係だったりするのかしら?なんて思いながら頂いておったわけです。
色はかなり薄め、でも泡立ちはシャンパーニュらしくしっかりしたもの。
香りが結構特徴的で、注がれているうちからなんとなく梅酒みたいな香りが漂ってきます。
で、自分に注がれた分を嗅ぐと、そんなに梅っぽいわけじゃないのが不思議だけど。
味は、どちらかというとスッキリ系かな。それなりに熟成感はあるけど、コッテリとかクターッて感じじゃないです。
料理を邪魔しない(同様にサポートもしない)、一杯目にキュッと飲む泡モノにふさわしいシャンパーニュ。
小売価格はおいくらくらいなんだろうね?4,000円台前半と見ましたが。
(78点) 「オー・グゥ・デュ・ジュール メルヴェイユ」にて
Nikolaihof "Vom Stein" Riesling Smaragd 2006
ニコライホフ "フォン・シュタイン" リースリング スマラクト 2006
Nikolaihof
ニコライホフ
Weiss
白
Wachau
ヴァッハウ
Wachau (Austria)
ヴァッハウ (オーストリア)
(へんさんより)
ファインズ
主賓のへんさんにお持ちいただいたのは、オーストリア産のリースリング。
なんでも、例によってロバート・パーカー氏が高得点を付けた蔵で、
いわゆる「ヴィオディナミ」(オカルト風味の自然農法)によって造られているワインだとか。
このワイン、持ってきたへんさん自身どんなワインか素性がわからず、
もしかするといわゆるドイツ産みたいに甘口かも?なんて危惧があったわけですが、
へんさんがテイスティングして開口一発「うん、辛口!」だって。
松竹梅や大関のCMじゃないんですから・・・まぁそんなメンバーです。
さてワインはというと、色は普通に薄い色合い。
香りは、スッキリとトーンの高い白い花っぽい香りで、
リースリングというよりセミヨンとか、そういう系の雰囲気。
ある意味、2年前に稽古した、ジェラール・シュレールの
ゲヴュルツトラミネールにも通じるような、ちょっと貴腐みたいな感じを受ける香り。
味は、へんさんのご発声に間違いはなく確かに辛口。
甘味控えめ、酸味はそこそこ、それらをギュッとまとめるコクがあって、
非常に厚みのある香り。
なるほどねぇ~、オーストリアではこういうワインができるんですか、と感心するワイン。
ドイツとは違う、かといってアルザスとも違う、独自のリースリングな雰囲気で大変面白く、かつ美味しいワイン。
(83点) 「オー・グゥ・デュ・ジュール メルヴェイユ」にて
Bourgueil "Jour de Soif" 2007
ブルグイユ "ジュール・ド・ソワフ" 2007
Gauthier Pierre et Rodolphe
ゴーティエ・ピエール・エ・ロドルフ
Rouge
赤
Bourgueil
ブルグイユ
Loire (France)
ロワール (フランス)
(トビさんより)
野村ユニソン
本来は白を登場させる順番だけど、
本日もう一本の白を持ってくる予定のさとなおさんが若干遅刻。
というわけで、トビさんにお持ちいただいたのは、ロワール産の赤を先に開けることに。
品種はカベルネ・フラン100%とのこと。そういやトビさんが持ってくるワインって、
ここ数年カベルネ・フランだよね。
色は結構明るめの紫。
香りは、葉とか茎とかを一緒に醸造したような、ちょっと荒っぽい感じと、
カベルネ・フランらしいホコリっぽさが同居した香り。
あと、ある種の病院の中のような、薬草っぽい雰囲気も感じられたり。
味は、口に含んですぐは香り同様やや荒っぽい渋味があるんだけど、
その後に残る甘い余韻はなかなか好印象。
トビさんは「こりゃ典型的安ワインの雰囲気です」なんて卑下されてたけど、
なんのなんの、ホントの安ワインを舐めちゃいけませんぜ。
ホントの安ワインってのはね、もっと香りなんか無くて(あって雑巾臭)、
味ももっとウヘェって感じなんですよ。
というわけで師範の評価的には「まずまず」であります。
(75点) 「オー・グゥ・デュ・ジュール メルヴェイユ」にて
Sancerre "Les Culs de Beaujeu" 2001
サンセール "レ・キュル・ド・ボージュ" 2001
Francois Cotat
フランソワ・コタ
Blanc
白
Sancerre
サンセール
Loire (France)
ロワール (フランス)
(さとなおさんより)
ル・テロワール
そうこうしているうちにさとなおさんが参加。
これで今回の参加者全員が揃いました。
さとなおさんにお持ちいただいたのは、サンセールの名門「フランソワ・コタ」が造る白。
それこそ持って来られてすぐ、あまり冷やす間もないうちの登場。
色は、先ほどのオーストリア産同様、かなり薄め。
香りは、なるほどサンセール、なるほどソーヴィニョン・ブランな、
ハーブみたいな草っぽい香りがビシバシバンバン。
ほんのわずかに熟成感もあって、ほんのちょっぴりシェリーやマデラみたいな雰囲気も探せば見つけられる。
味は、とっかかりは柔らかいけど、飲み込むと意外とカタブツ。
小さな立方体が複数重なって構成されているような、
整然とした中にも厳格な主張が感じられる味わい。
ともあれ8年も経った白とは思えないしっかり感とフレッシュさにびっくり。
こういう感じはニューワールド産とかじゃなかなか出せないでしょうね。
涼しくキレイに年齢を重ねたワイン、って感じで。
(80点) 「オー・グゥ・デュ・ジュール メルヴェイユ」にて
Barbera d'Asti "Ai Suma" 1997
バルベーラ・ダスティ "アイ・スーマ" 1997
Braida
ブライダ
Rosso
赤
Barbera d'Asti
バルベーラ・ダスティ
Piemonte (Italia)
ピエモンテ (イタリア)
(磯子さんより)
フードライナー
磯子さんにお持ちいただいたのは、「バルベーラ扱いの名手」らしいブライダという造り手の、
最上級銘柄アイ・スーマ・・・なんて書くと知ってたみたいだけど、
当然後から調べました。っていうか、イタリアは深くて広くて、知らないことばかりであります。
色は、さすがに12年も前のワインらしく、レンガ色というか濃オレンジ色というかアズキ色というか、
明らかに若いワインとは違った色合い。
澱もけっこうあったんでしょう、当日持参ということでかなり濁っております。
香りは、まず圧倒されるのがそのボリューム。
奈良漬とブドウをグジュッと混ぜた香りが、グラスの上に香りの柱が見えるような勢いでブワーッと。
味は、いかにも熟成ワインって感じで渋味はこなれていてほのかな甘味が前面に。
ちょっと置いとくとすぐ酸っぱくなってしまいそうな危うい感じもあります。
磯子さんちのセラーでずっと寝てたワインらしいけど、
今飲んで、こういう席で飲んで正解だったと思います。
注いですぐのパフォーマンスは、あらん限りの生命の火を燃やした、ってな勢いで、
ほんとに熟成のピークって感じでしたから。
(87点) 「オー・グゥ・デュ・ジュール メルヴェイユ」にて
Corton Bressandes 2001
コルトン・ブレッサンド 2001
La Pousse d'Or (Dom. Patrick Landanger)
ラ・プス・ドール (ドメーヌ・パトリック・ランダンジェ)
Rouge
赤
Corton Bressandes (Corton Grand Cru)
コルトン・ブレッサンド (コルトン特級畑)
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\7,119 2009/06/03
ヴェリタス
ラック・コーポレーション
師範の持参はこれ、プス・ドールの特級、コルトン・ブレッサンド。
この銘柄は、今年になってココとココで稽古済み。
同じワインを1年間に3本も飲むなんて初、
飲んだことあるワインを追加で買うこと自体めずらしいけど、それくらい気に入ったワイン。
もともとは別のワインを持っていくつもりだったんだけど、
皆さんの持参ラインナップを見ると変化球が多いんで、
ここはひとつ師範は思いっきり安牌で直球勝負しようかな、と考えた次第。
で、やっぱり美味いです、コレ。
ボリュームとかパワーとか、
そういう要素だと前のバルベーラ・ダスティとか後ろのボルドーとかよりおとなしめだったりするんだけど、
なんといってもキレイな酸を中心としたまとまりと、軽く熟成を経た妖艶さが良い感じ。
どちらかというと派手なワインを造る造り手だと思うけど、
2001年くらいだとその派手さが落ち着いてきていてちょうど良いんですわ。
やっぱね、一本くらいブルゴーニュが無きゃだめですよ、こういう席には。
というわけで、個人的にはもうさすがにビックリ感はないわけだけど、
それでも美味いもんは美味い。
Chateau de Fieuzal 1999
シャトー・ド・フューザル 1999
Ch. de Fieusal
シャトー・ド・フューザル
Rouge
赤
Pessac Leognan
ぺサック・レオニャン
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
(光弘さんより)
国分
光弘さんには、毎度「師範が飲んだこと無いボルドー」をお持ち頂いております。
でも、さすがに飲み頃のワインで師範未稽古のものって今回が最後なんだって。
というわけで次回からは、「師範が飲んだこと無いボルドー」に替わって「一級ボルドー」
シリーズでお願いします・・・なんてね。
盗人猛々しいとはこのことであります。
さてワインはというと、色は先般のバルベーラ・ダスティに似た感じで、
赤黒い静脈血のような紫色。
香りは、キタキタキターッって感じの熟成ボルドー香。
煮豆と奈良漬とカシス・リキュール、それらを混ぜたような香りがいかにもです。
といっても、実際に煮豆と奈良漬とカシス・リキュールを混ぜてもこの香りにはならんと思いますが。
味は、飲み口スムーズで後からパワフル、そういう感じも典型的な良いボルドーかと。
やっぱね、こういうのを飲むとボルドーは熟成させてナンボだと思うわけですよ。
お値段は聞いてないけど、光弘さんの雰囲気から想像すると多分もともとの買値はそんなにしてないんじゃないかな?
それが熟成させるとこういうワインに化けるわけですからね。
メモに書いていたヴィンテージ、99と書いたつもりが94と見間違えていました。
ってか超アバウト。
(85点) 「オー・グゥ・デュ・ジュール メルヴェイユ」にて
Chateau Branaire Ducru 1996
シャトー・ブラネール・デュクリュ 1996
Ch. Branaire Ducru
シャトー・ブラネール・デュクリュ
Rouge
赤
Saint-Julien (4e GCC)
サン・ジュリアン (メドック4級)
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
(光弘さんより)
エノテカ
光弘さんにお持ち頂いたもう一本も、「師範が飲んだこと無いボルドー」シリーズです。
でも、師範は「コレ飲んだことあるような・・・」と思ったわけですな。
そして家に帰って調べたら確かに飲んだこと無い。
デュクリュ・ボーカイユと勘違いしたのかな・・・なんてこと書いてると、
全く「安ワイン道場」らしくないわけでありますが。
このワインは、前のド・フューザルと比較しながら飲んだわけだけど、
相対的にこちらのほうがまだ若々しくて元気。
特に、梅とかプラムみたいな、一般的にピノ・ノワールに感じるような鋭さのある果実香が特徴的。
味は・・・どうだっけ??? メモして無いんで忘れちゃってますが、
なんか飲んでて無くなるのが名残惜しい気がしたのは鮮明に覚えております。
今回のボルドー対決はこっちの方に軍配かなぁ・・・なーんて、
人様にお持ち頂いたワインを勝手に対決させちゃいけません。
ともあれ大変おいしゅうございました。次からは一級ボルドーシリーズでお願いします(しつこい)。
(88点) 「オー・グゥ・デュ・ジュール メルヴェイユ」にて
本日は食後酒無し、ってのがちょっと寂しかったかな。
ま、この値段でやって頂いているんであまり多くは望めないところではありますが。
ともあれ皆様お疲れ様でした。また飲みましょ。
11日(水)
Chateau Moulin du Haut Plantier 2001
シャトー・ムーラン・デュ・オー・プランティエ 2001
Ch. Moulin du Haut Plantier
シャトー・ムーラン・デュ・オー・プランティエ
Rouge
赤
Bordeaux
ボルドー
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
\500 (Half) 2009/09/07
QUEEN'S ISETAN 品川店
山信商事
本日は中京方面へ出張、帰りの新幹線でビールをグビッと。
列車待ちの間に500mlを一本、新幹線の中で500mlを一本。
今回はワインは飲みませんでした。稽古したことある銘柄しか無かったからね。
さて明日は休肝日だし、明後日の金曜も次の土曜も外飲みの予定なんで、
フルボトル1本開けて余らせるわけにもいかず。
そういう時に重宝するのがハーフボトルであります。
このワイン、一本500円の安ACボルドーなのに、ヴィンテージは2001年産とかなり古め。
ただでさえ熟成が早いと言われるハーフボトルなんで、かなりヤバいだろうなぁ、と思いつつ抜栓。
色は、ボルドーとしてはちょっと薄めかもだけど、
少なくとも退色したような感じはなくて、若いワインと変わりない紫色。
香りは、バランス的にはやや酸っぽさが勝っていて、
それなりに熟成感はあるのかな、という感じ。
味は、思いのほかしっかり。というか、渋味はこなれていてもほんのり甘味が残っていて、
なんだか高級ワインの熟成しかけの姿みたい・・・というと褒めすぎかな?
少なくともヘタレた感じは無いです。
ある意味「怖いもの見たさ」みたいな気持ちもあったんだけど、
ふたを開けて見ると至極真っ当なワイン。
とりわけどうということは無いけど、この値段でハーフが買えるのは使い勝手が良うございます。
70点 道場にて
8日(日)
Bourgogne Pinot Noir 2004
ブルゴーニュ ピノ・ノワール 2004
Dom. Michel Caillot
ドメーヌ・ミシェル・カイヨ
Rouge
赤
Bourgogne
ブルゴーニュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\1,426 (単品価格:\1,869) 2009/09/11
ヴェリタス
ワインプレスインターナショナル
本日の夕食はテラスで焼き鳥。
今日はまだ暖かかったけど、そろそろ夕食を屋外で食べるのは厳しい季節になってきました。
さてさてワインは、焼き鳥と言えばブルゴーニュ赤。
このヴィンテージのこの銘柄は、ピッタリちょうど2年前に稽古済みと思ってたけど、
なぜだかドメーヌ名とラベルが違っていて、細かいところではアルコール度数表記も2年前のは12.5%で今回のは12%。
実は違うワインなのかしら?
色は、ブルゴーニュらしい薄めの、でも2004年産のACブルゴーニュとしてはややしっかりした赤紫色。
香りは、このクラスとしてはかなりイケてる系で、
ゴムや革みたいなケモノっぽさに加えてトーンの高いフルーツ香がちゃんと香って、
ブルゴーニュに期待する香りがバッチリ。
ま、味はその分やや出がらしというか、薄めで軽くてスムーズという以外にはとりわけ感想もないけど。
同じワインか別のワインかは判然としないけど、
少なくとも2年前に飲んだものよりずいぶん好印象。
缶ビールのあと夕方4時ごろからチビチビ飲み始めて、サザエさんの頃には飲み終わり。
7日(土)
道場生垣のヒイラギモクセイも開花終了。
そろそろ背も伸びすぎてうっとうしくなってきたんで、師範自ら剪定に挑戦することに。
左が剪定前、右が剪定後。
剪定ばさみだけで揃えていった割には結構良い感じに角刈りができてるでしょ?
厳密にみると、写真奥から手前に微妙に高さが下がっているんだけど、
新芽が出てくれば全く気にならないレベルかと。
また、ある程度太めの幹をすいたんで、うっとうしさもかなり解消、テラスが明るくなりました
・・・と、おもいっきり自画自賛。
朝の園芸作業のあと、プチ師範代が通う小学校でのフェスティバルに参加。
フェスティバルっつっても、要は各学年の父母会とか近所の団体さんとかが模擬店を出して、
10円とか100円とかで遊んだり飲み食い出来たりする、アットホームなイベント。
写真はお餅(きなこ餅とあんころ餅のセットで100円)に並ぶ長蛇の列。
つきたてのお餅はおいしゅうございますからね。
Gewurztraminer 2005
ゲヴュルツトラミネール 2005
Dom. Mersiol
ドメーヌ・メルシオル
Blanc
白
Alsace Gewurztraminer
アルザス・ゲヴュルツトラミネール
Alsace (France)
アルザス (フランス)
\1,680 2009/10/19
カーヴ・ド・リラックス
豊通食料
そんなこんなでお疲れさまの一日。
夕食のメニューは、アジのタタキにマダイの塩焼き、ニンジンとナスの素揚げ。
ちなみにマダイは一匹580円、安くなったもんです。
さらにちなみに、師範が買ったやつじゃない、もう一回り小さかった一匹380円の「真鯛」と書かれた魚は、
明らかにチダイでした。尾びれに黒い縁取りがなくて、エラブタの上部が赤かったからね
・・・と、付け焼刃の真鯛鑑定眼を持つ師範であります。
閑話休題、本日のワインはアルザス産のゲヴュルツトラミネール。
そもそもはもっと高い値段だったものを、セールでこの値段に下げて売られてました。
そういうものには目が無い(そして往々にして失敗する)師範であります。
さて抜栓。色は、レモン色に黄金糖色を足したような、かなりしっかりした、かつとてもキレイな色合い。
こういう色を見ると、普通の安ワインじゃねえな、と思います。
香りは、とにかくライチ、それに加えて蜂蜜、貴腐っぽい香りまでも。
ボリュームもたっぷりでゲヴュルツっぽさがバリバリ全開。
この香りは凄いです。こんな値段のワインで得られるのはかなり稀有です。
香りだけならまるで以前稽古したコレです。
でも味がちょっと、いやかなり残念。甘味が目立つのはまぁ仕方ないというか、
そういう方向性もアリだと思うけど、酸味が弱くてダレた印象なのがいけません。
色と香りだけならこの値段ではあり得ないクオリティのゲヴュルツ。
ただ味がねぇ。一杯だけとかだったら「こりゃ凄ぇ!」という印象で終われそうなんだけど、
一本飲むとちょっとクドさが気になります。
とはいえ、品質に問題があってセールに出されていたわけじゃなさそうであります。
77点 道場にて
6日(金)
Fiddlers Creek Chardonnay 2008
フィドラーズ・クリーク シャルドネ 2008
Blue Pyrenees Estate
ブルー・ピレニーズ・エステート
White
白
(Australia)
(オーストラリア)
\1,050 2009/10/19
カーヴ・ド・リラックス
リラックス
本日の夕食は魚介のグラタン、
ワインの選択に悩む料理の一つであります。
本日は「熱い感じがしそうな白が良かろう」ということで、
オーストラリア産のシャルドネをチョイス
(「熱い」は温度が高いっていう意味じゃないです)。
この銘柄の赤は先日稽古していて、
それなりに充実した内容だったような気がするので、
この白もまず問題ないでしょう、と。
さて抜栓。色はかなり薄め。ネットリ感もなくて、サラリとした印象。
香りは、シャルドネらしい、というか普通に白ワインらしい、
ブドウ由来のストレートな果実香のみ。
少なくとも樽香は感じません。
味は、なんだかとても寒い地方で造られたようなスッキリ感。
改めてアルコール度数を見ると12%と低め、やっぱりなんだか寒い地方の産みたいな感じ。
余韻も短めで、スッキリサッパリな白ワインという印象。
こういう系の白ワインって、キライじゃ無いんです。
でも今日は「熱い」ワインが飲みたかったからなぁ。
あつあつのグラタンに対してはちょっと違和感のある飲み口でした。
68点 道場にて
4日(水)
Heritage N.V.
エリタージュ (ヴィンテージ無し)
Dom. Santa Duc (Yves GRAS)
ドメーヌ・サンタ・デュック (イヴ・グラ)
Rouge
赤
(VdT)
(ヴァン・ド・ターブル)
Cotes du Rhone (France)
コート・デュ・ローヌ (フランス)
\926 2009/10/22
ワイン&Wine
稲葉
今週は月火がお休みで、本来休肝日を取るはずだった日が働肝日に。
ならばということで、今日を休肝日にすれば良さそうなものだけど、
やっぱり飲んじゃいます。「休みの日は休肝日を返上して良い」と自分でルールを決めた以上、
ケジメが大切・・・なんてこと言ってるからγ-GTPが下がらないわけですが。
そんな葛藤もありつつ、選んだワインは「南フランス&オーストラリア赤ワインのみ5本セット」税・送料込み\5,229からの一本で、
6年前に稽古したことのある南仏産。
ちなみに料理はすき焼きです。そりゃ飲まざるをえんですわな。
色はかなり濃いめ、特にヴァン・ド・ターブルだと思えば相対的に非常にしっかりした色合い。
香りは、ローヌらしいトボケた感じの果実香に、オレンジ・ピールのような甘苦い感じの香りがプラス。
ボリュームもそこそこあって、なかなかの雰囲気。
味も香り同様なかなかで、分別をわきまえた渋味、ほのかな甘味、意外としっかりした酸味、
それらがけっこう良い感じに構成されています。
裏ラベルによれば「史上最強のヴァン・ド・ターブル」とのこと。
史上最強かどうかは置いとくとして、確かにクオリティの高いヴァン・ド・ターブルであることは間違いないかと。
前回稽古した時に感じたような、変な荒っぽさも無くて、
純粋にそこそこ良くできたローヌの雰囲気。
アルコール度数は14%と書かれているんだけど、
アルコールが目立つ感じはなく、抜栓後2時間も経たずに飲み終えられたことも、
「良いワイン」感を増幅しています。
75点 道場にて
3日(火祝)
Riesling Trocken 2007
リースリング トロッケン 2007
Weingut Wittmann
ヴァイングート・ヴィットマン
Weiss
白
Rheinhessen (QbA)
ラインヘッセン (クー・べー・アー)
Rheinhessen (Deutsch)
ラインヘッセン (ドイツ)
\1,538 (単品価格:\1,974) 2009/09/23
ヴェリタス
ワインプレスインターナショナル
個人的四連休の最終日。やっぱりこれくらい休みがあると、けっこういろんなことが出来ますな。
さて夕食の料理のメインは、師範が釣ってきたイイダコとマダイの煮付け。
でもそれだけじゃちょっと寂しいってんで、てんぷら(エビ、ナス、オクラ、ニンジン、ピーマン、サツマイモ)をプラス
・・・って、量的にどっちが本当のメインかは一目瞭然なんですが。
そんなメニューにワインは、ドイツワインのセットからの3本目。
セットの4本は全てリースリングでトロッケンなんで、
ドイツワインにはほぼ童貞な師範には差分が良くわかりませんが。
さて抜栓、打栓はスクリューキャップ。ヨーロッパでも実用重視なドイツあたりから浸透してきたのかな、って感じ。
ワインの色は、薄めではあるけどきちんとレモン色が見て取れる鮮やかな色合い。
香りは、柑橘系のフルーツ香と清冽な花の香りがキュキューンと。
良いですねぇ、この香り。ちょっとソーヴィニョン・ブランみたいな青いハーブみたいな香りもあったり。
味は、酸味とコクががっぷり四つ。
なんかドイツらしくないというか、
寒い地方であることを全く感じさせないボディの太さが良い意味で意外。
なかなかどうして素晴らしいワインです。
今回のセットの中では今のところコレが一番図抜けているというか、
ドイツの殻を突き破って吹っ切れている感じ。
このワイン、ロバート・パーカー氏がご推薦の蔵で、
「辰巳琢郎のワイン番組」でもリストに選ばれていたような。
確かにいわゆるドイツのイメージを覆すワインです。
2日(月)
本日は、プチ師範代が通う小学校が先週土曜の代休でお休み。
それに便乗して師範も勤務先を休んで、ついでにプチプチ師範代も保育園を休ませて、
かねてから懸案であった横浜アンパンマンこどもミュージアムへ行くことに
(師範代は通常通り出社)。
土日祝日は混んでるからね、こういう日でもないとなかなか行こうって気にならないもんです。
で、内容的には要するにアンパンマンのいろいろなキャラがあちこちに、
という以外とりわけ何があるわけじゃなく、
大人も子供も一人1,000円の入館料はなかなかどうして高い利益率を確保できる商品であるようで、
さらにはプチプチ師範代よりももっと小さいお子さん向けの施設ではあるんだけど、
まぁこれで懸案事項の一つが解決されました。
お昼は、施設内のショップ「ジャムおじさんのパン工場」で買った菓子パンなんかを。
それが1個300円とかするのね。
そんな値段のパンが飛ぶように売れているのを見ると、
我が国の景気は既に回復したんじゃないか?という気分になります。
もちろんウチは「食べられるだけにしなさい」とセーブ、我が家の景気回復はまだまだ先、
というかホントに回復するのか?
dA Merlot 2008
ディー・エー メルロー 2008
Dom. Astruc Winery
ドメーヌ・アストラック・ワイナリー
Rouge
赤
Oc (VdP)
(ヴァン・ド・ペイ)
Languedoc Roussillon (France)
ラングドック・ルーション (フランス)
\926 2009/10/22
ワイン&Wine
スマイル
さてさて本日の夕食調理担当は師範。
いろいろ面倒なんで、というか師範自身が食べたくなってメニューはお好み焼き。
今日は、クレープ状に焼いた生地の上に千切りキャベツ/豚バラ/エビを乗せて、
ヤキソバの上にひっくり返して、さらに軽く焼いた卵の上に乗せて・・・という広島風で。
こういうジャンクなメニューだと、シンプルで甘めのワインが良いと考えて選んだのがコレ。
「南フランス&オーストラリア赤ワインのみ5本セット」税・送料込み\5,229からの南仏産。
色は、ぴっちり紫色。でも濃くて向こうが見えないってんじゃなくて、
光にかざすとちゃんと透けて見える濃さ。
香りは、メルローっぽい濃い果実香に、枝や葉っぱを一緒に醸造したような青っぽさがいっぱい。
樽香もあるけど、それより青さのほうが目立ちます。
味は、甘味も酸味も渋味もありはするけど、いかんせんガチャガチャな感じ。
まだ熟成前の状態なのか、そもそも荒っぽい醸造をされたのか、
判断は難しいけど現状のパフォーマンスはその程度。
1,000円のワインと思えばまぁこんなもんだろうけど、
この価格帯では珍しいヘビーボトルだし、
(南仏の安旨名手で有名な)"Jean Claude Mas"のサインがあるから、
もう少し上のパフォーマンスを期待したんだけど・・・
結果的には「そこそこ良く出来た南仏」です。
濃さはあるけど雑味もあって、まぁそれなり。
69点 道場にて
1日(日)
Chateau des Rochers 2003
シャトー・デ・ロシェール 2003
Ch. des Rochers (Vignobles Rousseau)
シャトー・デ・ロシェール (ヴィニョーブル・ルソー)
Rouge
赤
Lussac Saint-Emilion
リュサック・サンテミリオン
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
\1,997 (単品価格:\2,604) 2009/09/11
ヴェリタス
ワインプレスインターナショナル
本日の夕食は、豪州牛の和風ステーキ、カボチャと鶏ひき肉の煮物、レタスとトマトのサラダ。
ワインは、ヴェリタスの「職人蔵ブルゴーニュ+極上ボルドーセット」からの一本で、
ボルドーはリュサック・サンテミリオン産。品種はメルロー100%らしい。
この地域は、シャトー・リオナとか、シャトー・バルブ・ブランシュとか、
結構好きなワインが多かったりするので、結構期待して抜栓。
色は、かなりしっかりとした小豆色っぽい紫。ちょっとだけ熟成しかけ、という感じ。
香りはとてもよろしゅうございます。まず最初に感じるのはミルキーな雰囲気で、
その向こうに熟した果実。こちらも良い感じに熟成しかけ。
味は、香りのボリュームに比べるとちょっとスレンダー。
痩せてるというほどでもないけど、少なくともパワフルではありません。
抜栓後時間が経つと、さすがはボルドー、
じわじわと開いてきて味わいにもしっかりした感じが出てきます。
きちんと正統派、なかなかどうしてちゃんとしたボルドー。
こういうワインが実質2,000円以下で買えるのはお値打ち
(今調べたらもうセットの対象からは外されちゃってるけど)。
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